JP5407431B2 - 通信システム、通信装置、電源制御回路、電源制御方法、プログラム及び記録媒体 - Google Patents

通信システム、通信装置、電源制御回路、電源制御方法、プログラム及び記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、通信システム、通信装置、電源制御回路、電源制御方法、プログラム及び記録媒体に関する。
有線/無線から成るネットワークを介してデータ通信を行う機能を有するデータ通信装置がある。このデータ通信装置は、外部装置と接続するインタフェース回路を有する。該外部装置から入力されたデータは、ネットワークを介して他のデータ通信装置(対向装置)に送信される。
ここで、近年、携帯情報処理装置(ノート型PC(Personal Computer)等のポータブルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistant)、携帯電話等)が普及している。これらは、データ通信機能を備えるため幅広く使用されている。このような携帯情報処理装置は、可動性を促進するために、通常、バッテリ形態等の内蔵電源システムが設けられている。例えばポータブルコンピュータは、内蔵電源システムとして比較的小型のリチウム・イオン電池を利用することにより、適度に長い期間自立動作が可能となっている。
携帯情報処理装置は、より長く自立動作出来ることが望まれ、様々な省電力技術が提案されている。例えば、ネットワークを介して外部装置と接続するインタフェース回路に関する省電力技術が提案されている(特許文献1参照)。ポータブルコンピュータのユーザは、内蔵ネットワークインタフェースカード(NIC)及びネットワーク接続を使用してネットワーク上のデータを使用することが出来る。しかしながら、NICは著しくエネルギーを消費するため、内蔵電源を使用して利用可能な自立動作の期間に対して相当の影響を与える可能性がある。また、インターネット接続を利用していない時は、NICは使用されず、ネットワークインフラストラクチャに接続する必要はないが、エネルギー消費されている。そこで、特許文献1記載のネットワークインタフェース電源管理のシステムは、外部回路の物理的な接続を検出するためのセンサと、センサに結合され、該センサからの信号の機能として電源管理制御信号を供給するインフラストラクチャ接続検出回路と、を有する。
また、電力消費に関する他の分野では、無線データ通信機能を有する無線データ通信印刷装置において、印字データの受信にて自動的にプリンタの電源操作を制御出来ても、無線データ通信の搬送波のレベルを監視するために少なくとも無線データ通信制御は常に電源を供給し動作させておく必要があり、省電力対策が十分で無いという問題があった。そこで、無線搬送波から電源制御回路の電力を取得するとともにメイン電源のオン制御も併せて実行することでプリンタの自動パワーオンを可能とする消費電力の少ない無線データ通信印刷装置が提案されている(特許文献2参照)。
特開2006−059349号公報 特開2007−072767号公報
しかしながら、上記のような技術には、以下の問題点がある。特許文献1記載の発明は、外部回路の物理的な接続を検出し、ネットワークに物理的に結合している場合はネットワーク インタフェース回路を起動する電源管理システムであるが、該電源管理システムは、ネットワークを介した接続先である対向装置の接続状況までも監視するシステムではない。そのため、ケーブルが物理的に接続しているときは対向装置の通信状況に関わらず、ネットワークインタフェースに常に電力が供給される。
また、特許文献2記載の発明は、無線データ通信を行う装置間において、無線搬送波から電源制御回路の電力を取得するが、接続先である対向装置と他の装置間との接続状況まで想定したものではない。
すなわち、外部装置から入力されたデータを、ネットワークを介して対向装置に送信する通信装置から構成されるシステムにおいて、通信装置が対向装置と送受信できると、外部装置との通信可否に関わらず、ネットワークインタフェース回路に常に電力が供給される。そのため、かかる電力は無駄なものとなってしまうという問題が生じる。
図9は、上述した通信システムの課題を説明するための図である。図9に示すシステムにおいて、通信装置6と外部装置8の間が接続されていて、通信装置7と外部装置9の間で接続断が発生しているとき、外部装置8と外部装置9の間で信号の伝送を行うことができない。しかしながら、上述したような技術では、対向装置(通信装置6の対向装置は通信装置7であり、通信装置7の対向装置は通信装置6である)と外部装置間との接続状況を考慮しないため、通信装置のインタフェース回路に常に電力が供給され、電力の無駄が生じ、消費電力低減効果が十分とは言えない。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、インタフェース回路への電源制御において、対向装置の接続状況も考慮することで消費電力低減効果をさらに上げる通信システム、通信装置、電源制御回路、電源制御方法、プログラム及び記録媒体を提供することを目的とする。
本発明に係る通信システムは、外部装置と、対向装置と、前記外部装置及び前記対向装置に接続され、前記外部装置から受信するデータを前記対向装置に送信する通信装置と、を備える通信システムであって、前記通信装置は、前記外部装置と前記通信装置とが接続断状態である場合、又は前記対向装置に接続する他の外部装置と前記対向装置とが接続断状態である場合に、前記外部装置に前記通信装置を接続する接続手段への電力供給を停止することを特徴とする。
本発明に係る通信装置は、外部装置から受信するデータを対向装置に送信する通信装置であって、前記外部装置に前記通信装置を接続する接続部と、前記外部装置との接続断を検出する検出部と、前記対向装置に接続する他の外部装置と前記対向装置との接続断を示す接続断アラームを受信する受信部と、前記接続部に電力を供給する電源部と、前記接続断を検出した場合、または前記接続断アラームを受信した場合に、前記接続部への電力供給を停止するように電源部を制御する制御部と、を備えることを特徴とする。
本発明に係る電源制御回路は、外部装置から受信するデータを対向装置に送信する通信装置の電源制御回路であって、前記外部装置との接続断を示す接続断信号、または前記対向装置に接続する他の外部装置と前記対向装置との接続断を示す接続断アラームを入力する入力回路と、前記通信装置の電源部を制御する制御信号を出力する出力回路と、前記接続断信号または接続断アラームに基づいて、前記外部装置に前記通信装置を接続する接続手段への電力供給を停止する制御信号を出力するように前記出力回路を制御する制御回路と、を備えることを特徴とする。
本発明に係る電源制御方法は、外部装置から受信するデータを対向装置に送信する通信装置の電源制御方法であって、前記外部装置との接続断を検出した場合、または前記対向装置に接続する他の外部装置と前記対向装置との接続断を示す接続断アラームを受信した場合に、前記外部装置に前記通信装置を接続する接続部に電力を供給する電源部に対し、前記電力の供給を停止するよう制御するステップを備えることを特徴とする。
本発明に係る電源制御プログラムは、外部装置から受信するデータを対向装置に送信する通信装置の電源制御プログラムであって、前記外部装置との接続断を検出した場合、または前記対向装置に接続する他の外部装置と前記対向装置との接続断を示す接続断アラームを受信した場合に、前記外部装置に前記通信装置を接続する接続部に電力を供給する電源部に対し、前記電力の供給を停止するよう制御するステップを備えることを特徴とする。
本発明に係る記録媒体は、上記本発明に係る電源制御プログラムの処理を記録するコンピュータ読取り可能な記録媒体である。
本発明によれば、インタフェース回路への電源制御において、対向装置の接続状況も考慮することで消費電力低減効果をさらに上げる通信システム、通信装置、電源制御回路、電源制御方法、プログラム及び記録媒体を提供することが出来る。
本発明の実施形態に係る通信システムの構成図である。 本発明の実施形態に係る通信装置1の構成図である。 本発明の実施形態に係る電源制御回路50の構成図である。 本発明の実施形態に係る通信装置から成る電源制御システムの全体構成図である。 本発明の実施形態に係る送信無線フレーム106、および受信無線フレーム108の構成図である。 本発明の実施形態の動作処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る通信装置60の構成図である。 本発明の実施形態に係る通信装置70の構成図である。 関連する通信システムの課題を説明するための図である。
以下に、本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に述べる実施形態は、本発明の好適な実施形態であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
本発明の実施形態に係る通信システムは、外部装置4と、対向局側の通信装置(以下、対向装置とも称す)2と、外部装置4及び対向装置2に接続され、外部装置4から受信するデータを対向装置2に送信する通信装置1と、を備える通信システムである。かかる通信システムの構成図を図1に示す。通信装置1は、外部装置4と通信装置1とが接続断状態である場合、又は対向装置2に接続する他の外部装置5と対向装置2とが接続断状態である場合に、外部装置4に通信装置1を接続する接続手段への電力供給を停止することが出来る。
また、本発明の実施形態に係る通信装置1は、外部装置4から受信するデータを対向装置2に送信する通信装置である。かかる通信装置1の構成図を図2に示す。通信装置1は、外部装置4に通信装置1を接続する接続部41と、外部装置4との接続断を検出する検出部42と、対向装置2に接続する他の外部装置5と対向装置2との接続断を示す接続断アラームを受信する受信部(図示せず)と、接続部41に電力を供給する電源部44と、接続断を検出した場合、または接続断アラームを受信した場合に、接続部41への電力供給を停止するように電源部44を制御する制御部43と、を備える。
本発明の実施形態に係る電源制御回路は、外部装置4から受信するデータを対向装置2に送信する通信装置の電源制御回路である。かかる電源制御回路の構成図を図3に示す。電源制御回路50は、外部装置4との接続断を示す接続断信号、または対向装置2に接続する他の外部装置5と対向装置2との接続断を示す接続断アラームを入力する入力回路51と、通信装置1の電源部44を制御する制御信号を出力する出力回路53と、接続断信号または接続断アラームに基づいて、外部装置4に通信装置1を接続する接続部41への電力供給を停止する制御信号を出力するように出力回路53を制御する制御回路52と、を備える。
以上のように、通信を行っている対向装置と他の外部装置間の接続状況も考慮して接続部41への電源供給の制御を行い、消費電力を低減することを特徴の一つとする。
次に、本実施形態に係る通信システムについて詳述する。以下に説明する実施形態においては、上記図2を用いて説明した通信装置1の検出部42は接続断監視回路11、接続部41はインタフェース回路12、制御部43は電源制御回路13、電源部44は電源回路14である。
(構成)
図4は、本実施形態に係る通信装置から成る通信システムの全体構成図である。本実施形態に係る電源制御システムは、通信装置1と通信装置2とが、伝送路3を介して通信する。伝送路3は有線/無線を問わず、ネットワークの用途に応じてデータ転送を行う。以下の説明では無線伝送路の場合を例として説明する。
通信装置1及び通信装置2は同様の構成を有し、対向している。通信装置1は外部装置4と接続し、通信装置2は外部装置5と接続し、各外部装置はベースバンド信号を伝送する。各通信装置は、接続する外部装置から入力された信号を対向する通信装置に伝送する。
通信装置1は、接続断監視回路11と、インタフェース回路12と、電源制御回路13と、電源回路14と、多重回路151と、抽出回路152と、から構成される。
対向局側の通信装置2も通信装置1と同様の構成である。具体的には、接続断監視回路21と、インタフェース回路22と、電源制御回路23と、電源回路24と、多重回路251と、抽出回路252と、から構成される。
以下に、通信装置1が備える構成の機能の詳細を説明する。なお対向する通信装置2の構成も、同様の機能を有する。
インタフェース回路12は、ベースバンド入力信号101を終端し、送信無線フレーム106に信号を多重するための無線多重信号102を生成する。また、受信無線フレーム108より抽出された無線抽出信号109からベースバンド出力信号110を生成し、外部装置4へ出力する。一般にインタフェース回路には高集積IC(Integrated Circuit)が用いられ、消費電力が多い。
ここで、送信無線フレーム106、および受信無線フレーム108の構成を図5に示す。無線フレームは、制御用の信号を多重する領域であるオーバーヘッド302と、外部装置1から入力したベースバンド入力信号101を多重する領域であるペイロード301から構成される。
接続断監視回路11は、通信装置1と外部装置4との間における接続断発生、接続復旧発生を検出する。具体的には、接続断監視回路11はベースバンド入力信号101を監視し、通信装置1が外部装置4と物理的に切断された場合に、接続断の発生を検出する。ここでは、外部装置4と通信装置1との間の接続は有線を想定しているが有線に限られず無線であっても良い。「物理的な接続断」とは、例えば通信装置1において外部装置4と通信装置1とを接続するケーブルが抜けた状態が想定される。なお、本発明は物理的な接続断に限られず、論理的な接続断を検出することも可能である。論理的な接続断については後述する。
接続断監視回路11は、接続断の発生を検出した場合、接続断アラーム103を生成して電源制御回路13へ出力するとともに、生成した接続断アラーム103を、多重回路151を介して通信装置2に伝送する。接続断アラームは出力され続け、また、対向局である通信装置2に伝送され続ける。なお、伝送された接続断アラーム103は、対向局接続断アラーム207として通信装置2の電源制御回路23に入力される。
接続断監視回路11は、インタフェース回路12が外部装置4と物理的な接続が再開された場合には、接続断アラームの生成、出力等を停止する。
なお、本発明は、外部装置4と通信装置1との間の接続が無線の場合にも適用可能である。その場合は外部装置4から入力信号が送られていないことを検知して「接続断発生の検出」を行う。この場合、接続断監視回路が定期的に入力信号を監視し、監視周期は入力信号のフレーム周期に依存しても良い。
多重回路151は、接続断アラーム103を送信無線フレーム106のオーバーヘッド302に多重するとともに、無線多重信号102を送信無線フレーム106のペイロード301に多重し、無線伝送路3を介して対向している通信装置2へ出力する。
抽出回路152は、通信装置2から送信された受信無線フレーム108を受信する。受信無線フレーム108のペイロード301から無線抽出信号102を抽出・生成し、インタフェース回路12へ出力するとともに、受信無線フレーム108のオーバーヘッド302から対向局接続断アラーム107を抽出・生成し、電源制御回路13へ出力する。
ここで、対向局接続断アラーム107とは、通信装置2の接続断監視回路21が外部装置5とインタフェース回路22との接続断を検出した場合に生成した接続断アラーム203が、多重回路251を介して通信装置1の電源制御回路13に対向局接続断アラーム107として出力されたものである。
電源制御回路13は、接続断アラーム103または対向局接続断アラーム107のどちらか一方でも検出すると、電力供給停止信号104を生成し、電源回路14へ出力する。電源供給停止信号104は電源断制御を行っている間、常に出力し続ける。接続断アラーム103と、対向局接続断アラーム107が、いずれも検出されないときは、電力供給停止信号104の出力を停止する。
電源回路14は、インタフェース回路12へ電力105の供給を行う回路である。電力供給停止信号104を監視し、電力供給停止信号104を検出したとき、インタフェース回路12への電力105の供給停止を行う。電力供給停止信号104が検出されないときは、インタフェース回路12へ電力105を供給する。インタフェース回路12への給電がなされると、外部装置4とインタフェース回路12間の通信が可能となる。
なお、本実施形態では電力供給停止信号104は出力され続け、電力供給停止信号104の出力が停止された場合に、電源回路14はインタフェース回路12への電力供給を再開しているが、本発明は接続状態に応じた電源供給制御ができれば良いため、電源供給停止信号のON/OFFに代わって他の信号を用いても良い。例えば、接続断アラーム103や対向局接続断アラーム107が検出された場合は電力供給停止信号を出力し、その後検出されなくなった場合は電力供給再開信号を出力しても良い。この場合は、電力供給停止信号を出力し続けなくとも良い。
以上、通信装置1におけるインタフェース回路12への電力供給に関する処理を、無線伝送路3を介して対向している通信装置2でも実施することで、通信装置1若しくは通信装置2のどちらか一方でも外部装置との接続が切断された場合には、双方の通信装置のインタフェース回路への電力供給を停止することが可能となり、システム全体としての消費電力低減を図ることができる。
(動作処理)
次に本実施形態の動作処理について説明する。図6は、本実施形態の動作処理を示すフローチャートである。通信装置1の接続断監視回路11は、通信装置1と外部装置4が物理的に接続しているか監視する(ステップS1)。通信装置1が外部装置4と接続されていないこと検出した場合(ステップS2/Yes)、接続断アラーム103を生成し、電源制御回路13及び多重回路151へ出力する(ステップS3)。
通信装置1と外部装置4が物理的に接続されている場合、接続断監視回路11は、接続断アラーム103の出力を行わない。また、接続断アラーム103が出力中の時に、通信装置1と外部装置4が物理的に接続されたことを検出したときは、接続断アラーム103の出力停止を行う。
一方、抽出回路152は、通信装置2が送信した受信無線フレーム108から、対向局接続断アラーム107を抽出し、電源制御回路13へ出力する(ステップS4)。対向局接続断アラーム107は、通信装置2の接続断アラーム203と同一の信号である。これにより、通信装置1の電源制御回路13は、対向する通信装置1、2両方の外部装置との接続状況を監視することが可能となる。
電源制御回路13は、接続断アラーム103と対向局接続断アラーム107を監視する。接続断アラーム103と対向局接続断アラーム107のいずれか一方でも検出された場合(ステップS5/Yes)、電源制御回路13は電力供給停止信号104を生成し、電源回路14へ出力する(ステップS6)。電源回路14は、電力供給停止信号104を監視し、電力供給停止信号104が検出されたときは、インタフェース回路12への電力105の供給を停止する(ステップS7)。
なお、電力供給停止信号104の生成・出力は、接続断アラーム103だけ検出された場合でも、対向局接続断アラーム107だけが検出された場合でも、接続断アラーム103と対向局接続断アラーム107の両方が検出された場合でも同様に出力する。また、接続断アラーム103と対向局接続断アラーム107の組み合わせが遷移しても、電源制御回路13は電力供給停止信号104を生成し、電源回路14へ出力し続ける。例えば、対向局接続断アラーム107のみが検出された場合から、接続断アラーム103と対向局接続断アラーム107の両方が検出されるように変化した場合でも電力供給停止信号104の出力は維持される。
接続断アラーム103と対向局接続断アラーム107のいずれも検出されなくなると(ステップS8/Yes)、電源制御回路13は電力供給停止信号104の出力を停止する(ステップS9)。
電源回路14は、電力供給停止信号104が検出されない場合はインタフェース回路12へ電力105を供給する(ステップS10)。従って、一度外部装置4と通信装置1との接続断が発生し、インタフェース回路12への電力供給が停止した状態となっても(ステップS7)、再び2つの通信装置の両方で外部装置4または外部装置5との接続が確立した場合は、自動的にインタフェース回路12への電力供給が再開され(ステップS10)、外部装置4から入力されるベースバンド入力信号101およびベースバンド出力信号110の送受信が可能となる。
以上説明したように、本実施形態によれば、無線伝送路を介して対向する通信装置が、自装置の接続断を検出する機能と、接続断情報を対向する通信装置に送信する機能を持つため、それぞれの通信装置が自局と対向局の接続状態を監視することができる。従って、無線伝送路3を介して対向している両方の通信装置の外部装置との接続状況を参照し、自局において外部装置との接続断が発生したとき、インタフェース回路への電力供給を停止するとともに、対向局において外部装置との接続断が発生したときでも自局のインタフェース回路への電力供給を停止するため、無線伝送が不可能な場合の消費電力を低減することが可能となり、システム全体の消費電力を低減する効果を得ることができる。
さらに、インタフェース回路12、22への電力供給が停止されたあとでも、外部装置4、5と物理的に接続が再び検出され、無線伝送可能な状態になった場合には、インタフェース回路12、22への電力供給を再開することができる。
〔論理的な接続断〕
上述した実施形態においては、外部装置4と通信装置1との間の接続断は、「物理的な接続断」が想定されている。本発明は物理的な接続断に限られず、論理的な接続断を検出することも可能である。以下に、論理的な接続断について説明する。
《1.通信装置と対向装置間の設定のミスマッチにより信号の伝送が出来ない場合》
図7は、本実施形態に係る通信装置60の構成図である。
(1)通信装置60が備える多重部65は、通信装置60の設定を、対向装置2へ送信する信号のオーバーヘッドに多重する。
(2)多重されたオーバーヘッドが、対向装置2に送信される。
(3)対向装置2から、対向装置2の設定が多重されたオーバーヘッドを受信する。
(4)通信装置60の抽出部が、このオーバーヘッドから対向装置2の設定を抽出する。
(5)抽出部66は、この設定を比較部67に出力する。
(6)比較部67は、通信装置60と対向装置2との設定を比較する。
(7)比較した結果、設定の一部または全部が相違する場合、比較部67は制御部63に比較結果を出力する。
(8)制御部63は、入力した比較結果に基づいて電源部を制御する。
なお、上記(7)で相違する場合に限らず、全ての場合に比較結果を制御部に出力し、制御部63が「相違するかどうかどうかの判断」を行っても良い。
ここで、通信装置の設定とは、
・無線側の伝送容量、
・外部装置側のインタフェース情報(通信装置1側の外部機器との接続がEthernet(登録商標)で、対向装置2側の外部機器がE1/T1/STM-1/OC-3の場合等、
が考え得る。
《2.通信装置と対向装置間でのBAR(ビットエラーレート)劣化し、通信装置と対向装置間の伝送が不可能になった場合》
図8は、本実施形態に係る通信装置70の構成図である。
(1)通信装置70のBAR検出部は、通信装置70および対向装置2間のBAR値を検出する。
(2)BAR検出部76は、検出したBAR値が所定の閾値以上となっていないかどうか比較する。
(3)比較した結果、所定の閾値以上となっている場合、制御信号を制御部73に出力する。
(4)制御部73は、制御信号に基づいて、電源部74を制御する。
なお、上記(3)では、閾値を超える場合に制御信号を出力しているが、全ての場合に制御信号を出力し、制御部73に判断させることも可能である。
なお、上記いずれの実施形態も入出力系統が1系統であるが、本発明はこれに限定されず、複数の入出力インタフェースを備える通信装置に適用することが出来る。
なお、図6のフローチャートに示す処理を、CPUが実行するためのプログラムは本発明によるプログラムを構成する。このプログラムを記録する記録媒体としては、半導体記憶部や光学的及び/又は磁気的な記憶部等を用いることができる。このようなプログラム及び記録媒体を、前述した各実施形態とは異なる構成のシステム等で用い、そこのCPUで上記プログラムを実行させることにより、本発明と実質的に同じ効果を得ることができる。
以上、本発明を好適な実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
1、60、70 通信装置
2 通信装置(対向装置)
3 伝送路
4、5 外部装置
12、22 インタフェース回路
11、21 接続断監視回路
13、23 電源制御回路
14、24 電源回路
41 接続部
42、62、72 検出部
43、63、73 制御部
44、64、74 電源部
51 入力回路
52 制御回路
53 出力回路
61、71 インタフェース
65 多重部
66、75 抽出部
67 比較部
76 BAR検出部
151、251 多重回路
152、252 抽出回路

Claims (7)

  1. 外部装置と、対向装置と、前記外部装置及び前記対向装置に接続され、前記外部装置から受信するデータを前記対向装置に送信する通信装置と、を備える通信システムであって、
    前記通信装置は、前記外部装置と前記通信装置とが接続断状態である場合、又は前記対向装置に接続する他の外部装置と前記対向装置とが接続断状態である場合に、前記外部装置に前記通信装置を接続する接続手段への電力供給を停止することを特徴とする通信システム。
  2. 請求項1に記載の通信システムであって、
    前記通信装置は、
    前記外部装置に前記通信装置を接続する接続部と、
    前記外部装置との接続断を検出する検出部と、
    前記対向装置に接続する他の外部装置と前記対向装置との接続断の発生が前記対向装置によって検出される場合に、前記対向装置が送信する、接続断アラームを受信する受信部と、
    前記接続部に電力を供給する電源部と、
    前記接続断を検出した場合、または前記接続断アラームを受信した場合に、前記接続部への電力供給を停止するように電源部を制御する制御部と、
    を備えることを特徴とする、
    通信システム。
  3. 外部装置から受信するデータを対向装置に送信する通信装置であって、
    前記外部装置に前記通信装置を接続する接続部と、
    前記外部装置との接続断を検出する検出部と、
    前記対向装置に接続する他の外部装置と前記対向装置との接続断の発生が前記対向装置によって検出される場合に、前記対向装置が送信する、接続断アラームを受信する受信部と、
    前記接続部に電力を供給する電源部と、
    前記接続断を検出した場合、または前記接続断アラームを受信した場合に、前記接続部への電力供給を停止するように電源部を制御する制御部と、
    を備えることを特徴とする通信装置。
  4. 外部装置から受信するデータを対向装置に送信する通信装置の電源制御回路であって、
    前記外部装置との接続断を示す接続断信号、または前記対向装置に接続する他の外部装置と前記対向装置との接続断の発生が前記対向装置によって検出される場合に、前記対向装置が送信する、接続断アラームを入力する入力回路と、
    前記通信装置の電源部を制御する制御信号を出力する出力回路と、
    前記接続断信号または接続断アラームに基づいて、前記外部装置に前記通信装置を接続する接続手段への電力供給を停止する制御信号を出力するように前記出力回路を制御する制御回路と、
    を備えることを特徴とする電源制御回路。
  5. 外部装置から受信するデータを対向装置に送信する通信装置の電源制御方法であって、
    前記外部装置との接続断を検出した場合、または前記対向装置に接続する他の外部装置と前記対向装置との接続断の発生が前記対向装置によって検出される場合に、前記対向装置が送信する、接続断アラームを受信した場合に、前記外部装置に前記通信装置を接続する接続部に電力を供給する電源部に対し、前記電力の供給を停止するよう制御するステップを備えることを特徴とする電源制御方法。
  6. 外部装置から受信するデータを対向装置に送信する通信装置の電源制御プログラムであって、
    前記外部装置との接続断を検出した場合、または前記対向装置に接続する他の外部装置と前記対向装置との接続断の発生が前記対向装置によって検出される場合に、前記対向装置が送信する、接続断アラームを受信した場合に、前記外部装置に前記通信装置を接続する接続部に電力を供給する電源部に対し、前記電力の供給を停止するよう制御するステップを備えることを特徴とする電源制御プログラム。
  7. 請求項記載の電源制御プログラムの処理を記録するコンピュータ読取り可能な記録媒体。
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