JP2008059112A - 電源制御システム - Google Patents
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Abstract
【課題】
PoE(Power over Ethernet)技術を用いて、ノートPCなどのモバイル装置の駆動時間を確保する電源制御を行う電源制御システムを提供することにある。
【解決手段】
PoE受電回路3は、イーサネット(R)を介して供給されるPoEを受ける。電源制御回路5は、PoE受電回路3がPoE給電を受けているか否かを判断し、PoE給電を受けている場合は、電源制御回路5は、PoE受電回路3からのPoE給電と、PC1に含まれるバッテリ2からの給電の両方を利用して、PC1の駆動(動作)を行う。
【選択図】 図1
PoE(Power over Ethernet)技術を用いて、ノートPCなどのモバイル装置の駆動時間を確保する電源制御を行う電源制御システムを提供することにある。
【解決手段】
PoE受電回路3は、イーサネット(R)を介して供給されるPoEを受ける。電源制御回路5は、PoE受電回路3がPoE給電を受けているか否かを判断し、PoE給電を受けている場合は、電源制御回路5は、PoE受電回路3からのPoE給電と、PC1に含まれるバッテリ2からの給電の両方を利用して、PC1の駆動(動作)を行う。
【選択図】 図1
Description
本発明は、コンピュータなどの計算機を利用したイーサネット(R)通信において、PoE(Power over Ethernet)を適用した電源制御システムに関する。
近年、モバイルコンピューティングの広まりにより、モバイル装置が様々な場面/用途で使われつつあり、ノートPCに代表されるモバイル装置はとりわけ普及している。そうした装置には、可搬性に見合った重量やサイズから、バッテリの大きさおよび容量が決まることが多い。
一方、イーサネット経由の電源供給方法として、PoE技術がある。PoEは、一般的なRJ45コネクタを使用することから、汎用的な電源供給方法として期待されている。PoEに関する電源供給技術については、特許文献1に記載されている。
ノートPCに代表されるモバイル装置は、その消費電力の大きさと、バッテリ容量の限界により、バッテリ駆動時間の問題がしばしば指摘されている。一方、PoEの電源供給能力は最大で15ワット程度と低く、それゆえにPoEで駆動できる装置が制限されてしまい、PoEそのものがなかなか普及しない原因となっている。
本発明の目的は、PoEを用いてコンピュータのバッテリの駆動時間を確保する電源制御を行う電源制御システムを提供することにある。
上記目的を達成するために本発明は、計算機に電源を供給するバッテリと、計算機が接続されたイーサネットを介して供給されるPoE(Power over Ethernet)を受けるPoE受電部と、PoE受電部からのPoE給電とバッテリからの給電とを利用して、計算機に電源を供給する制御を行う電源制御部とを備える構成を採用した。
本発明によれば、コンピュータの駆動に必要な電力を確保できるとともに、コンピュータのバッテリの駆動時間を長くすることができる。
図1は、本発明の一実施形態である電源制御システムとして、パーソナルコンピュータ(PC)の構成図を示す。PC1は、バッテリ(例えば内蔵バッテリ)2と、PoE受電回路3と、AC受電回路4と、電源制御回路5と、バッテリ充電回路6と、RJ45コネクタ7と、ACコネクタ8と、マザーボード9を含む。
バッテリ2は、バッテリ充電回路6によって充電され、電源制御回路5の制御により、マザーボード9に対して給電する。PoE受電回路3は、RJ45コネクタ7からの信号からDC48Vの電力を抽出する。PoE受電回路の仕様はIEEE802.3af標準に準拠する。AC受電回路4は、ACコネクタ8から給電されるAC電力を、PC内部用のDC48V電力に変換する。電源制御回路5は、バッテリ2、PoE受電回路3、及びAC受電回路4に接続され、いずれかから供給される電力を選択して、マザーボード9に対して給電する制御を行う。また、PoE受電回路3、AC受電回路4のいずれかを選択して、バッテリ充電回路6を制御することで、バッテリ2を充電する。バッテリ充電回路6は、電源制御回路5の制御によって、バッテリ2を充電する。マザーボード9は、CPU、メモリ、周辺回路、各種IOインタフェース回路など一般的なコンピュータの回路である。UTP(Unshielded Twist Pair)ケーブル21は、イーサネット通信用のケーブルであり、ACケーブル31はAC電源接続用のケーブルである。
PC1は、UTPケーブル21を介してPoE給電を受けるとともに、ACケーブル31を介して一般的な家庭用電源から給電を受ける。UTPケーブル21はRJ45コネクタ7に接続され、ACケーブル31はACコネクタ8に接続される。
次に、図1と図2を参照して、本発明の動作を説明する。
まず、電源制御回路5は、AC受電回路4からの信号入力によりAC給電があるかないかを判断する(ステップ101)。AC給電がない場合は(ステップ101:No)、次に、電源制御回路5は、PoE受電回路3からの入力によりPoE給電があるかいなかを判断する(ステップ102)。PoE給電がある場合は(ステップ102:Yes)、次に、電源制御回路5は、マザーボード9が動作しているか検知する(ステップ103)。マザーボード9が動作している場合は(ステップ103:Yes)、電源制御回路5は、バッテリ2とPoE受電回路3からの給電の両方を用いて、マザーボード9に対して給電を行う。ステップ103でマザーボード9が動作していない場合は(ステップ103:No)、電源制御回路5は、バッテリ2を充電する(ステップ107)。具体的には、電源制御回路5は、バッテリ充電回路6を駆動して、PoE受電回路3から供給される電力を、バッテリ2の充電に利用する。
ACケーブル31から電源が供給されている場合は(ステップ101:Yes)、PoE受電回路3からの受電は必要とせず、PC1を駆動する場合(マザーボード9が動作している場合)でも(ステップ105:Yes)、電源制御回路5は、ACケーブル31からの給電を用いる(ステップ106)。ステップ105において、マザーボードが動作してない場合は(ステップ105:No)、電源制御回路5は、ACケーブル31からの給電を用いて、バッテリ2を充電する(ステップ107)。
なお、ACケーブル31から給電がなく(ステップ101:No)、PoE給電もない場合(ステップ102:No)は、電源制御回路5は、マザーボード9が動作しているか否かを判断し(ステップ108)、マザーボード9が動作している場合は、電源制御回路5は、バッテリ2からマザーボード9に給電し(ステップ109)、マザーボード9が動作していない場合は、マザーボード9に対する給電は必要ないので、電源制御回路5は動作せず(ステップ110)、終了する。つまり、マザーボード9が動作していないので、バッテリ2から電源を供給する必要がなく、また、外部から電源を供給されていないので、バッテリ2を充電することもないという意味である。
つまり、PC1を駆動(またはマザーボード9を動作)する電源の使用優先順位は、AC給電、PoE給電、バッテリ給電の順であり、優先順位が最上位のAC電源から給電がある場合は、下位のPoEから給電があるか否かにかかわらず、最上位のものからの給電を利用してPCを駆動する。また、最上位であるAC給電がない場合で、PoE給電がある場合は、PoE給電及びバッテリの両方を用いてPC1を駆動(マザーボード9を動作)することにより、PC1(マザーボード9)に対して十分な電源を供給することができる。
また、バッテリ2を充電する場合も、より優先順位が上位(つまりAC給電)から電源が供給されている場合は、優先順位が下位(つまりPoE給電)からの電源が供給されているか否かにかかわらず、AC給電によりバッテリ2を充電する。AC給電がなく、PoE給電がある場合は、PoE給電により、バッテリ2を充電する。
これにより、外部電源を有効に使用することになり、バッテリ2からの給電を最小限に抑えることができる。また、AC給電がなくても、PoE給電がある場合は、PoEとバッテリの両方からの給電を利用することで、PCの駆動に必要な電源を確保することができる。
例えば、消費電力が45WのノートPCに電源を供給する場合、PoEからの15Wの給電を利用することによって、PoE給電を適用しない場合はバッテリ2が45W必要であったのに対して、PoE給電を適用した場合はバッテリ2を30Wに低減でき、このノートPCのバッテリ駆動時間を1.5倍にのばすことができるという効果がある。また、PoE給電を利用することにより、PoEポートからのバッテリ2の充電も可能になる。従って、PoEポートの用途を広げ、その普及にも貢献することができる。
1:PC、2:バッテリ、3:PoE受電回路、4:AC受電回路、5:電源制御回路、6:バッテリ充電回路、7:RJ45コネクタ、8:ACコネクタ、9:マザーボード
Claims (2)
- 計算機の電源制御システムにおいて、
前記計算機に電源を供給するバッテリと、
前記計算機が接続されたイーサネットを介して供給されるPoE(Power over Ethernet)を受けるPoE受電部と、
該PoE受電部からのPoE給電と前記バッテリからの給電とを利用して、前記計算機に電源を供給する制御を行う電源制御部とを備えることを特徴とする電源制御システム。 - 計算機の電源制御システムにおいて、
前記計算機に電源を供給するバッテリと、
前記計算機が接続されたイーサネットを介して供給されるPoE(Power over Ethernet)を受けるPoE受電部と、
前記PoE受電部がPoEを受けている場合であって、前記計算機が動作していない場合は、前記PoE受電部からのPoE給電を利用して前記バッテリの充電を行う電源制御部を備えることを特徴とする請求項1記載の電源制御システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006233041A JP2008059112A (ja) | 2006-08-30 | 2006-08-30 | 電源制御システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006233041A JP2008059112A (ja) | 2006-08-30 | 2006-08-30 | 電源制御システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2008059112A true JP2008059112A (ja) | 2008-03-13 |
Family
ID=39241798
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006233041A Pending JP2008059112A (ja) | 2006-08-30 | 2006-08-30 | 電源制御システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008059112A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009260407A (ja) * | 2008-04-11 | 2009-11-05 | Mitsubishi Electric Corp | 受給電装置 |
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-
2006
- 2006-08-30 JP JP2006233041A patent/JP2008059112A/ja active Pending
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