JP5407141B2 - 自動車用ワイヤハーネス - Google Patents
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Description
近時、環境対策の一環として自動車の燃費向上が図られており、ワイヤハーネスの軽量化も強く求められている。
ワイヤハーネス軽量化の一つとして、ワイヤハーネスを構成する電線自体を軽量化する観点より、本出願人は、導体材料を前記銅系材料より比重の軽いアルミニウム系金属に置き換える提案を行っている。
ワイヤハーネスで構成する回路は電源回路(小電流電源回路、大電流電源回路を含む)、信号回路、アース回路からなり、これらの回路用の電線は、電源線、信号線、アース線となる。通常、ワイヤハーネスを構成する電線は信号回路用若しくは小電流電源回路用の電線の比率が80%以上を占め、近時、自動車の電子化が促進され、多数の電子制御ユニットが搭載されている関係から、ワイヤハーネスに占める信号回路用若しくは小電流電源回路用の電線が95%以上、さらには、全てが信号回路用若しくは小電流電源回路用の電線からなる場合が増加している。
かつ、該信号回路用若しくは小電流電源回路用の電線は銅電線で導体断面積が0.35mm2以上1.25mm2以下の所謂細物電線が用いられている。
なお、自動車用ワイヤハーネスで用いる電線の導体断面積のサイズ(mm2)は、JASO規格で、〔0.3〕、〔0.5〕、〔0.85〕、〔1.25〕、〔2〕、〔3〕、〔5〕,〔8〕,〔10〕、〔12〕、〔15〕、〔20〕,〔30〕となっており、1サイズアップの増加断面積は一定ではない。ISO規格も同様に増加面積は一定ではない。自動車に用いられる電線サイズ構成は、JASO、ISOの電線サイズから最適なサイズを選択していることがあり、必ずしもいずれかの規格で統一されているわけではない。
かつ、電線の絶縁被覆層の厚さも、JASO規格やISO規格に対応させて数段階毎に増加させる必要がある。よって、前記のように、アルミニウム電線の導体断面積が、絶縁被覆層の厚さを増大させる境界の断面積を越えると、絶縁被覆層の厚さも大となる。この点からも電線サイズが増大すると共に、絶縁被覆層の厚さ増大分だけ重量も増加することになる。
一般に、自動車内のワイヤハーネス配索経路は銅電線を前提として設計されており、かつ、周辺の車載機器もそれを前提として設計されているため、銅電線をアルミニウム電線に置換してワイヤハーネスの外径が増大すると、ワイヤハーネスの配索スペースを確保することが困難となる。特に、近時、自動車内には各種電装品の急増によりワイヤハーネスの配索スペースも規制され、外径が増大したワイヤハーネスの配索がスペース的に出来なくなる場合もある。
さらに、ワイヤハーネスの外径が増大すると、ワイヤハーネスが扱いにくいものとなり車両への組み付け性能も悪化する。
前記ワイヤハーネスを構成する電線のうち、導体を銅若しくは銅合金とした場合に導体断面積が0.35mm 2 〜1.25mm 2 となる範囲内の電線は、導体がアルミニウム若しくはアルミニウム合金からなるアルミニウム電線で構成し、
前記ワイヤハーネスを構成する電線のうち、導体を銅若しくは銅合金とした場合に導体断面積が1.25mm 2 を越えて8mm 2 未満の電線は、導体が銅若しくは銅合金からなる銅電線で構成していることを特徴とする自動車用ワイヤハーネスを提供している。
前記ワイヤハーネスを構成する電線のうち、導体を前記銅若しくは銅合金とした場合に導体断面積が1.25mm2を越えて8mm2未満の電線は、前記アルミニウム電線より大きな許容電流の電流電源回路用(以下、中電流電源回路用と称す)およびアース回路用の電線であり、これらの電線は導体が銅若しくは銅合金からなる銅電線で構成している。
回路別にみると、信号回路用若しくは小電流電源回路用の電線として前記細物電線が用いられ、中電流電源回路用、大電流電源回路用およびアース回路用として前記中物電線および太物電線が用いられている。
自動車に配索されるワイヤハーネスでは信号回路等の増加により、該信号回路用若しくは小電流電源回路用の細物電線の比率が80%以上、さらには95%以上を占める場合が多い。
なお、導体断面積〔mm2〕は、電線の絶縁被覆層に内接する導体の断面積であり、導体が複数の素線が束ねられて構成される場合には、その総断面積である。
銅電線とアルミニウム電線の導体断面積が同一断面積であると、導体を銅系金属とするよりアルミニウム系金属とした場合は軽量化を図ることができる。しかしながら、アルミニウム系金属として導体断面積を1サイズアップまたは2サイズアップ図る必要があり、同一許容電流量とする断面積の小さい銅系の導体とする場合と比較して、電線サイズによっては軽量化の効果が小さくなり、逆に電線外径が増大する欠点が生じる。
また、導体を被覆する絶縁被覆層の厚さは導体断面積の厚さに応じて段階的に変えることがJASO規格やISO規格で規定されており、銅電線をアルミニウム電線に置換した場合に、導体断面積が絶縁被覆層の厚さを変化させる境界点を越えた場合には、電線外径の増加率が増大する。
一方、中電流電源回路用およびアース回路用の電線としては、銅系導体断面積で1.25mm2を越え8mm2未満となる中物電線が多いため、該これらの中電流電源回路用およびアース回路の電線は銅電線としている。
よって、電源回路用、アース回路用、信号回路用の電線が混在するワイヤハーネスでは、銅電線からなる中電流電源回路用電線およびアース回路用電線と、アルミニウム電線からなる信号回路用電線と小電流電源回路用電線とでワイヤハーネスを構成している。
また、ワイヤハーネスを信号回路用若しくは小電流電源回路用の電線のみで構成する場合は、ワイヤハーネスの電線は全てアルミニウム電線としている。
なお、例えば、導体断面積が0.35mm2〜0.5mm2で許容電流値が数mA(微電流)〜11A程度である信号回路用の電線であれば、銅電線からアルミニウム電線への置換には導体断面積を0.35mm2若しくは0.5mm2にしておけばよいため、サイズアップをする必要が無くなる。
即ち、アルミニウム導体の導体断面積は0.35mm2〜1.5mm2の範囲とすることができる。
銅電線とアルミニウム電線とのサイズ別単位質量〔g/m〕と、銅電線をアルミニウム電線に置換した際の軽量効果〔g/m〕とは、後述するグラフに示すように、銅電線と同一の許容電流量を確保するために、アルミニウム電線を少なくとも1サイズアップして太くなっても、軽量効果は確保することができ、サイズによっては3サイズアップして太くなっても、軽量効果を有する場合もある。
特に、銅電線で、導体断面積が8mm2以上の太物サイズになる程、銅電線をアルミニウム電線に置換した場合の単位長さ当たりの軽量効果は大きい。よって、前記のように、銅電線で導体断面積が8mm2以上となる大電流電源回路用の電線の場合は、アルミニウム電線に置換すると、軽量効果を大きくすることができる。
さらに、導体断面積が8mm2以上となる太物電線からなる電源線は、ワイヤハーネス中には1本程度のごく少数本が含まれるだけであるため、該太物電線をアルミニウム電線に置換して、電線外径が増大してもワイヤハーネス全体の外径としてみると、その影響は非常に少ない一方、該太物電線をアルミニウム電線に置換することによる軽量化効果は大きい。
これは、導体断面積が1.25mm2を越えて8mm2未満となる場合は、導体を銅系材料よりアルミニウム系材料に代えたことによる軽量化効果は確保できず、かつ、絶縁被覆層の厚さが大となり電線の外径サイズが増大する問題が生じることによる。
このように、ワイヤハーネスを構成する電線を回路別にアルミニウム電線と銅電線とを使いわけて用いることで、ワイヤハーネスの外径増大を抑制しながらワイヤハーネスの軽量化を達成することができる。
本発明のワイヤハーネスは、図1(A)に示すように、導体断面積が相違する導体11を絶縁被覆層12で被覆してなる電線10を数十本〜数百本集束したワイヤハーネスW/Hからなり、該ワイヤハーネスW/Hが自動車に配索されるインストゥルメントパネルハーネス、フロアハーネス、エンジンルームハーネス、ルーフハーネス、ドアハーネス等からなる。
なお、図1(B)に示すワイヤハーネスW/Hでは、説明を容易とするために、4本のアルミニウム電線10A0、10A1、10A2、10A3と、2本の銅電線10B1、10B2との6本の電線で示しているが、実際には、前記のように、少なくとも10本以上〜数百本の電線からなり、信号回路用若しくは小電流電源回路用のアルミニウム電線からなる細物電線がワイヤハーネスの電線総本数のうち、80%を占めている。
この点から、ワイヤハーネスの90%近くを占める信号回路用若しくは小電流電源回路用の細物電線を銅電線からアルミニウム電線に置換して軽量化すると、ワイヤハーネス全体の軽量化が促進されることとなる。
ここで「信号回路用の電線」とは、例えば導体断面積が0.35〜0.5mm2で許容電流範囲が数mA(微電流)〜11Aである電線を想定している。
「小電流電源回路用の電線」とは、例えば導体断面積が0.5〜1.25mm2で許容電流範囲が11A〜19Aである電線を想定している。
「大電流電源回路用の電線」とは、例えば、導体断面積が8mm2以上で許容電流範囲が66A以上である電線を想定している。
前記小電流電源用の電線と大電流電源回路用の電線の間で、例えば、導体断面積が1.25mm 2 を越えて8mm 2 未満の電線は「中電流電源回路用およびアース回路用の電線」と称する。
これらは、銅電線における導体断面積および許容電流範囲を示している。
銅系導体をアルミニウム系導体に置換した場合には、導体断面積を1サイズアップまたは2サイズアップする必要がある場合がある。
図1(B)中において、アルミニウム電線10A0は信号回路用の電線であり、銅系導体断面積で0.35mm2の電線を0.35mm2のままアルミニウム電線に置換したもので、サイズアップ無しの構成になっている。アルミニウム電線10A1は信号回路用の電線以外の小電流電源回路用の電線(数mA〜11Aの電流値に適用される電線)であり、銅系導体断面積で0.35mm2の電線をアルミニウム電線に置換したもので、アルミニウム系導体断面積を1サイズアップの0.5mm2としている。アルミニウム電線10A2は銅系導体断面線で1.25mm2の電線をアルミニウム電線に置換したもので、アルミニウム系導体断面積を1サイズアップの1.5mm2としている。アルミニウム電線10A3は銅系導体断面積で8mm2の電線をアルミニウム電線に置換したもので、アルミニウム系導体断面積を2サイズアップの12mm2としている。
一方、前記中物電線で中電流電源回路用およびアース回路用となり、銅系導体断面積が1.25mm2を越えて8mm2未満の電線を銅電線10Bとしている。図1(B)において、銅電線10B1の導体断面積は2mm2、10B2では5mm2である。
これらの電線では、導体断面積が2mm2未満(1.5mm2まで)は絶縁被覆層の厚さを2mm、導体断面積が2mm2以上3mm2以下は絶縁被覆層の厚さを0.35mm、導体断面積が3mm2超える場合には絶縁被覆層の厚さを0.7mmにしている。
該図3(A)に示すように、導体断面積が0.35mm2〜1.25mm2をアルミニウム電線に置換した場合の電線外径の増大率は5%に押さえることができるが、1.25mm2を越えると、外径増加率が急上昇する。
該図3(B)より、導体断面積が0.35mm2では10%程度軽減しおり、アルミニウム電線への置換により重量低減効果が認められる。これは導体断面積が0.35mm2の電線では特定の電線(例えば、微電流よりも大きな電流が流れるエアバッグ回路用の電線)を除き、導体断面積が0.35mm2のアルミニウム電線に置換されているため、銅系導体の電線と比較して軽量効果が著しいためである。
図4のグラフにおいて、横軸はアルミニウム電線に置換前の銅電線の銅系導体の断面積を示す。該銅電線と同一許容電流量となるアルミニウム電線に置換する場合、アルミニウム系導体の断面積を1サイズアップまたは2サイズアップする場合がある。
置換した場合の1本当たりのアルミニウム電線の断面積(アルミニウム導体の断面積+絶縁被覆断面積)から、アルミニウム電線への置換前の銅電線の断面積を差し引いた、増加した断面積(mm2)を縦軸に示す。
図4中において、銅電線をアルミニウム電線に1サイズアップした場合を−◆−で示し、2サイズアップした場合を−■−で示す。
なお、1サイズアップでも、導体断面積によって上げ幅が相違するため、断面増加の絶対値は一定ではない。
一方、置換前の銅電線の導体断面積が1.25mm2を越えて5mm2までの中物電線ではアルミニウム電線へ置換した場合に増加する断面積は増大する。さらに、5mm2を越える太物電線では8mm2〜10mm2の間では、一旦、断面積の増大は抑制されるが、全体的に断面積は増加していく。
図5中において、銅電線をアルミニウム電線に1サイズアップした場合を−◆−で示し、2サイズアップした場合を−■−で示す。
なお、導体に被覆する絶縁被覆層の厚さは、JASO規格に基づいて、例えば、2mm2未満までは絶縁被覆層の厚さは0.2mm、2mm2以上3mm2未満までの中物電線では0.35mm、3.0mm2を越える太物電線では0.7mmとしてもよい。
前記のように、細物電線から中物電線に変わる境界の導体断面積が1.5mm2を越えると、絶縁被覆厚さが0.35mmとなり、その分、電線の外径増大率が急激に増大し、かつ、絶縁被覆層の厚さ増大により電線の単位長さ当たりの重量も増加することとなる。
導体断面積が0.35mm2〜1.25mm2の細物電線では、アルミニウム電線に置換した場合は、前記図4に示すように、電線断面積の増加は少なく、かつ、前記のように、軽量効果があるため、本実施形態では、細物電線は銅電線をアルミニウム電線に置換している。特に、ワイヤハーネスに占める細物電線の割合は図2に示すように90%前後であるため、1本の電線の軽量化効果が低くとも、ワイヤハーネス全体でみると、重量低減効果が大きくなる。
また、銅電線の導体断面積が1.5〜5mm2の場合、アルミニウム電線を2サイズアップして置換すると、銅電線よりも単位長さあたりの重量が増加している。即ち、銅電線の導体断面積が1.5〜5mm2の場合は軽量効果はなく、重量が増加する。
このように、軽量効果が無い点と、前記図3に示す銅導体をアルミニウム導体とする場合の導体断面積の増大率が大きい点より、導体断面積が1.25mm2を越えて8mm2未満で電線は銅電線としている。
該太物電線では、前記図3に示すように、外径増大率は増加するが、該太物電線は図2に示すように、ワイヤハーネスに占める電線の内の3%以下であるため、該太物電線の外径増大がワイヤハーネス全体の外径に与える影響は軽微である。
よって、重量低減率が高い点より、導体断面積が8mm2を越える太物電線はアルミニウム電線としている。
図6のグラフにおいて、横軸はアルミニウム電線に置換前の銅電線の導体断面積、左縦軸に銅電線をアルミニウム電線に置換した場合のワイヤハーネスの電線重量、右縦軸に銅電線をアルミニウム電線に置換した場合におけるワイヤハーネスの外径を示す。なお、置換したアルミニウム電線は、銅電線のサイズに対して1サイズアップしたものと2サイズアップしたものとが混在している。
なお、ワイヤハーネスを構成する電線群は、全電線を同一長さとして結束しているものではないため、長さ方向において各部の断面積、外径は同一ではないが、表1に示すワイヤハーネスでは長さ方向における中央部の径はφ24.6mmである。
この結果から、銅系導体断面積が1.25mm2を越える中物電線に属するものは、銅電線のままとしていることが好ましいことが確認できる。
一方、0.5mm2以下の細物電線の電線本数は479本で、総数543本中の88%を占めており、これをアルミニウム電線に置換することにより、ワイヤハーネスの電線重量の低減率が大きくなっている。この結果から、ワイヤハーネスを構成する電線群中の80%以上を占める細物電線をアルミニウム電線に置換する効果が大きいことを確認できる。
このように、銅電線で導体断面積が0.35mm2〜1.25mm2の範囲の電線はアルミニウム電線とし、導体断面積が1.25mm2を越えて8mm2未満の電線は銅電線とすると、ワイヤハーネス全体として見た場合の重量減少と外径増大の抑制とをバランス良く図ることができる。
第二実施形態のワイヤハーネスは、全て信号回路用若しくは小電流電源回路用の電線のみからなるワイヤハーネスであって、該ワイヤハーネスの電線は、全てアルミニウム電線とした細物電線10Aから形成している。
近時、自動車には多数の電子制御ユニットが搭載され、これら電子制御ユニットに接続される信号線は細物電線からなり、信号回路用の電線のみからなるワイヤハーネスもある。
かつ、ワイヤハーネスを構成する全ての電線をアルミニウム電線とすると、ワイヤハーネスのリサイクル時に、鉄鋼材への銅材混入が防止でき、リサイクル鉄鋼材の品質向上を図ることができる。
10A アルミニウム電線
10B 銅電線
11 導体
12 絶縁被覆層
W/H ワイヤハーネス
Claims (5)
- 導体断面積が相違する導体を、該導体断面積に対応して厚さを相違させた絶縁被覆層で被覆している電線を、複数本集束して形成している自動車用のワイヤハーネスであって、 前記ワイヤハーネスを構成する電線のうち、導体を銅若しくは銅合金とした場合に導体断面積が0.35mm 2 〜1.25mm 2 となる範囲内の電線は、導体がアルミニウム若しくはアルミニウム合金からなるアルミニウム電線で構成し、
前記ワイヤハーネスを構成する電線のうち、導体を銅若しくは銅合金とした場合に導体断面積が1.25mm 2 を越えて8mm 2 未満の電線は、導体が銅若しくは銅合金からなる銅電線で構成していることを特徴とする自動車用ワイヤハーネス。 - 前記アルミニウム電線は、信号回路用電線若しくは小電流電源回路用の電線であり、
前記銅電線は前記小電流電源回路用の電線より許容電流が大きい電源回路用もしくはアース回路用の電線である請求項1に記載の自動車用ワイヤハーネス。 - 前記アルミニウム電線は、前記アルミニウム若しくはアルミニウム合金からなる導体の断面積が0.35mm2〜1.5mm2であり、該アルミニウム導体を被覆する絶縁被覆層の厚さは0.2mmである請求項1または請求項2に記載の自動車用ワイヤハーネス。
- さらに、導体を銅若しくは銅合金とした場合に導体断面積が8mm2以上となる大電流電源回路用の電線は、前記アルミニウム電線としている請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の自動車用ワイヤハーネス。
- ワイヤハーネスを構成する電線群のうち、信号回路用若しくは小電流電源回路用のアルミニウム電線の比率が80%以上である請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の自動車用ワイヤハーネス。
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