JP5404582B2 - 空気調和機 - Google Patents

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本発明は、室内機が待機状態のときに室外機への給電を遮断する待機電力低減装置を備えた空気調和機に関するものである。
従来の空気調和機においては、待機状態移行時に、室外機の制御部が開閉手段を制御してインバーターへの電源供給を遮断し、室内機の制御部は、切替リレーを制御して室外機の電源回路への給電を遮断して、室外機の待機電力の低減を図っている(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−54065号公報
前述した従来の空気調和機では、室内機から室外機の通電を制御するための切替リレーが設けられているが、室外機に複数台の室内機が接続されている場合には、室内機の台数分の切替リレーが必要となる。その場合、その分コスト高となり、回路構成が複雑になるという課題がある。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、第1の目的は、室内機と室外機の回路構成をそのままとし、待機電力低減装置を室外機に組み入れることができる空気調和機を得るものである。
また、第2の目的は、複数台の室内機が接続されていても待機電力低減装置の構成を全て変更することなく、また、各種の空気調和機に対応できる汎用性と構成の簡単な待機電力低減装置を備えた空気調和機を得るものである。
本発明に係る空気調和機は、1台あるいは2台以上の室内機と、電源が接続される第1の端子、及び第1の端子に電源線を介して接続された室内機の給電用の第2の端子を有する室外機と、室内機及び室外機の待機状態における消費電力を低減する待機電力低減装置とを備え、待機電力低減装置は、電源線のうち一方の電線に挿入された第1のシャント抵抗を有する室内機電流検出手段と、第1の端子と室外機の電気品の間に挿入された常開の第1の接点部を有する第1のリレー、第1の接点部に直列に接続された第2のシャント抵抗、及び第1の接点部と並列に接続された常開の第2の接点部を有する自己保持用リレーが設けられた電源制御手段とを備え、第1のリレーは、第1のシャント抵抗に流れる電流から生成される電圧が第2の所定値以上のときに第1の接点部をオンし、自己保持用リレーは、第1の接点部がオンしたときに第2のシャント抵抗に流れる電流から生成される電圧が第3の所定値以上になったときに第2の接点部をオンする。
本発明によれば、室内機電流検出手段により検出された電流が第1の所定値以上のときに室外機の電気品に給電するようにしている。これにより、室内機が待機中の場合には、室外機に給電されないため、空気調和機の待機電力を低減できる。
また、室外機内の電源線に待機電力低減装置を組み入れる構成とし、しかも待機電力低減装置の構成が簡単であるため、コスト面でも従来の技術と比べ安価な空気調和機を提供できる。
実施の形態1に係る空気調和機の室内機を示すブロック回路図である。 実施の形態1に係る空気調和機の室外機を示すブロック回路図である。 実施の形態2に係る空気調和機の室外機を示すブロック回路図である。 実施の形態3に係る空気調和機の室外機を示すブロック回路図である。 実施の形態4に係る空気調和機の室外機を示すブロック回路図である。 図5に示す短絡リレーをオフするときの室外機マイコン回路の動作を示すフローチャートである。 実施の形態5に係る空気調和機の室外機を示すブロック回路図である。 実施の形態6に係る空気調和機の室外機を示すブロック回路図である。
実施の形態1.
図1は実施の形態1に係る空気調和機の室内機を示すブロック回路図、図2は実施の形態1に係る空気調和機の室外機を示すブロック回路図である。なお、本実施の形態の空気調和機は、冷房運転のみの冷専機種用である。
図1、2において、本実施の形態の空気調和機は、複数台の室内機1と、各室内機1とそれぞれ接続配線23を介して接続された1台の室外機20とで構成されている。その接続配線23は、室外機20から各室内機1に電源を供給するためと、室外機20と各室内機1との間で行われる通信データを送受するための電線で、その一端が各室内機1の室内機端子台2(第2の端子)に接続され、他端が室外機20の接続端子台22に接続されている。その接続は、室内機端子台2と接続端子台22の各端子に付された同名のラベル同士が繋がるようになされている。
複数の室内機1には、室内機端子台2のS1端子とS2端子に接続されたノイズフィルター3と、ノイズフィルター3の出力側に設けられた室内機電源回路4と、室内機電源回路4と接続された室内機マイコン回路5と、室内外通信回路10とが設けられている。その室内外通信回路10は、室内機マイコン回路5からのパラレルデータをシリアルデータに変換し、室内機端子台2のS3端子から接続配線23を介して室外機20に送信する。また、室内外通信回路10は、室外機20からのシリアルデータが受信されたときにはパラレルデータに変換し、室内機マイコン回路5に入力して信号解析を行わせる。
また、複数の室内機1には、室内機ファンモーター7と、風向を可変するベーンモーター8と、アクチュエータ駆動回路6とが備えられている。アクチュエータ駆動回路6は、室内機マイコン回路5からの制御信号に基づいて室内機ファンモーター7やベーンモーター8を駆動する。さらに、複数の室内機1には、室内温度検出用のサーミスタである温度センサー15と、ワイヤレスリモコン11からの光信号を受信し、電気信号に変換する受光器9と、受光器9からの電気信号を室内機マイコン回路5に入力するリモコン通信回路12と、運転状態等を表示する表示器13と、表示器13を表示させるための表示駆動回路14とが設けられている。
前述の室外機20には、図2に示すように、商用電源16と接続される電源端子台21と、室内機1の台数に応じて設けられた複数の接続端子台22が設けられている。電源端子台21(L1端子、N端子)と接続端子台22(S1端子、S2端子)、及び接続端子台22(S1端子、S2端子)同士は、渡り配線された電源線24によって接続されている。なお、電源端子台21のPE端子にはアース線が接続されている。
また、室外機20には、電源端子台21(第1の端子)のL1、N端子と接続された室外機電気品40と、電源端子台21と室外機電気品40との間に挿入された待機電力低減装置41とが備えられている。室外機電気品40として、ノイズフィルター25と、突入電流制限抵抗27と、突入電流制限抵抗27に並列に接続された短絡リレー26と、入力電流を検出する電流検出回路28と、室外機電源回路29と、平滑コンデンサ30と、インバータ回路31と、インバータ回路31の出力側に設けられた圧縮機32と、室外機マイコン回路33と、本機20のアクチュエータである電磁弁36、LEV37(電子膨張弁)及び室外機ファンモーター38と、アクチュエータ駆動回路35とを備えている。インバータ回路31は、室外機マイコン回路33からの駆動信号に基づいて圧縮機32を駆動する。アクチュエータ駆動回路35は、室外機マイコン回路33からの制御信号に基づいて電磁弁36やLEV37、室外機ファンモーター38を駆動する。
また、室外機電気品40として、接続端子台22のS3端子と接続された室内外通信回路34と、冷媒などの温度を検出する複数のサーミスタを有するセンサー回路39とを備えている。室内外通信回路34は、各室内機1にそれぞれ設けられている。その室内外通信回路34は、室外機マイコン回路33からのパラレルデータをシリアルデータに変換し、接続端子台22のS3端子から接続配線23を介して室内機1に送信する。また、室内外通信回路34は、室内機1からのシリアルデータが受信されたときにはパラレルデータに変換し、室外機マイコン回路33に入力して信号解析を行わせる。
待機電力低減装置41は、室内機電流検出回路46と、室外機電気品40の電源をオン/オフする電源スイッチ43を有する電源制御回路47とで構成されている。室内機電流検出回路46は、電源端子台21のL1端子と接続端子台22のS1端子を接続する電源線24に挿入され、その電源線24を介して各室内機1に流れる電流を検出する。電源制御回路47は、室内機電流検出回路46により検出された電流が第1の所定値以上のときには電源スイッチ43をオンする。室内機電流検出回路46により検出された電流が第1の所定値以上となるときは、例えば、複数の室内機1のうち何れか1台の室内機1の室内機ファンモーターが駆動したときである。
前記のように構成された空気調和機においては、室外機20が停止状態のときには待機電力低減装置41の電源スイッチ43がオフ状態であるため、商用電源16が室外機20の電源端子台21に接続されていても室外機電気品40には給電されず、電力が消費されない状態となっている。一方、各室内機1は、室外機20との間の接続配線23を介して商用電源16が印加されている。この状態においては、室内機マイコン回路5は、表示器13には何も表示せず、また、室内外通信回路10を用いての通信もなく、ワイヤレスリモコン11からの信号待ち状態、即ち待機状態となっている。この場合、異常表示とはならないように、室内機マイコン回路5にプログラムが組まれている。
ワイヤレスリモコン11からの冷房運転の信号が受光器9及びリモコン通信回路12を介して室内機マイコン回路5に入力されると、室内機マイコン回路5は、アクチュエータ駆動回路6に制御信号を出力して室内機ファンモーター7を駆動させる。この時、室内機電流検出回路46によって検出される電流が上昇していくので、電源制御回路47は、その電流が第1の所定値以上になったときに電源スイッチ43をオンし、室外機電気品40に給電する。
室外機電気品40に電源が印加された場合、まず、平滑コンデンサ30に充電電流が流れるので、突入電流制限抵抗27によって突入電流が低減される。室外機電源回路29が室外機マイコン回路33の動作可能電圧になったときには、室外機マイコン回路33は、平滑コンデンサ30の充電が収まった時点で、突入電流制限抵抗27の短絡リレー26をオンし、室内外通信回路34に室内機1からの信号が受信されたか否かを判定する。室外機マイコン回路33は、室内機1からの信号を検知したときには、その内容に応じて、冷房運転に必要なLEV37の開度を設定する制御信号や、電磁弁36をオンする制御信号などをアクチュエータ駆動回路35に出力する。そして、室外機マイコン回路33は、インバータ回路31に駆動信号を出力して圧縮機32を駆動させ、冷房運転を実行する。
以上のように実施の形態1においては、電源線24に流れる電流を検出し、その検出電流が第1の所定値以上のときに電源スイッチ43をオンする待機電力低減装置41を設けている。このように、待機電力低減装置41の回路構成が簡単であり、しかも電源線24に待機電力低減装置41を組み入れる構成としているので、コスト面でも従来の技術と比べ安価な空気調和機を提供できる。
また、室内機1の全てが待機状態になっているときには電源スイッチ43をオフ状態にして室外機20への給電を遮断しているので、空気調和機の待機電力を低減できる。
実施の形態2.
実施の形態2は、待機電力低減装置41の内部構成について、より具体的に示したものである。
図3は実施の形態2に係る空気調和機の室外機を示すブロック回路図である。なお、室外機及び室内機の構成は、実施の形態1と同様であるため同じ符号を付し、実施の形態1と異なる待機電力低減装置のみについて説明する。
実施の形態2の空気調和機は、実施の形態1と同様に冷房運転のみの冷専機種用である。その空気調和機の室外機20に設けられた待機電力低減装置41は、室内機電流検出手段である室内機電流検出用のシャント抵抗42(第1のシャント抵抗)と、電源制御手段であるリレー43(第1のリレー)とから構成されている。
シャント抵抗42は、電源端子台21のL1端子と接続端子台22のS1端子を接続する電源線24に挿入され、その電源線24を介して各室内機1に流れる電流を検出する。リレー43は、コイル部43aがシャント抵抗42に並列に接続され、常開の接点部43b(第1の接点部)が電源端子台21のL1端子と室外機電気品40のノイズフィルター25の間に挿入されている。リレー43のコイル部43aは、複数の室内機1のうち何れか1台の室内機1の室内機ファンモーター7が駆動されたときに適切に動作する感動電圧(第2の所定値)が選択されている。
本実施の形態においては、各室内機1が待機状態のときにはリレー43の接点部43bがオフ状態となっている。これは、シャント抵抗42に流れる電流により発生するシャント抵抗42の両端電圧がコイル部43aの感動電圧より低いからである。例えば1台の室内機1の室内機ファンモーター7が駆動した場合には、シャント抵抗42に流れる電流が上昇する。これに伴って、シャント抵抗42の両端電圧が高くなり、その両端電圧がコイル部43aの感動電圧以上になったときには、コイル部43aの励磁作用により常開の接点部43bがオンし、室外機電気品40に電源が印加される。
以上のように実施の形態2によれば、1台の室内機1の室内機ファンモーター7が駆動したときに室外機20に給電されるように、シャント抵抗42とリレー43とで待機電力低減装置41を構成している。このように、待機電力低減装置41の回路構成が簡単であり、しかも電源線24に待機電力低減装置41を組み入れる構成としているので、コスト面でも従来の技術と比べ安価な空気調和機を提供できる。
また、室内機1の全てが待機状態になっているときにはリレー43の接点部43bがオフ状態になっているので、空気調和機の待機電力を低減できる。
また、シャント抵抗42の抵抗値を変えることで、各種の空気調和機に対応でき、汎用性のある待機電力低減装置41を提供できる。
実施の形態3.
本実施の形態は、冷暖房運転が可能な空気調和機において室内機が待機状態であるときの室外機の待機電力を低減するようにしたものである。
図4は実施の形態3に係る空気調和機の室外機を示すブロック回路図である。なお、室内機と室外機の構成については、実施の形態1と同様であるため同じ符号を付し、実施の形態1、2と異なる待機電力低減装置のみについて説明する。
室外機20に設けられた待機電力低減装置41は、室内機電流検出手段であるシャント抵抗42(第1のシャント抵抗)と、電源制御手段を構成するリレー43(第1のリレー)と、シャント抵抗44(第2のシャント抵抗)と、自己保持用リレー45とからなっている。
シャント抵抗42は、電源端子台21のL1端子と接続端子台22のS1端子を接続する電源線24に挿入され、その電源線24を介して各室内機1に流れる電流を検出する。リレー43は、コイル部43aがシャント抵抗42に並列に接続され、常開の接点部43b(第1の接点部)が電源端子台21のL1端子と室外機電気品40のノイズフィルター25の間に設けられている。リレー43のコイル部43aは、前述したように、複数の室内機1のうち何れか1台の室内機1の室内機ファンモーター7が駆動されたときに適切に動作する感動電圧(第2の所定値)が選択されている。
シャント抵抗44は、室外機電流検出用で、電源端子台21のL1端子とリレー43の接点部43bの間に挿入されている。自己保持用リレー45は、コイル部45aがシャント抵抗44に並列に接続され、常開接点部45bがリレー43の接点部43bに並列に接続されている。自己保持用リレー45のコイル部45aの感動電圧(第3の所定値)は、前述したリレー43のコイル部43aの感動電圧より高い。
本実施の形態においては、冷房運転時には、リレー43の接点部43bがオンし、室外機20が運転を開始したときには、室外機電流検出用のシャント抵抗44に電圧が発生するため、自己保持用リレー45aの接点部45bがオンする。この状態は、全ての室内機1が停止することにより、シャント抵抗42に流れる電流が小さくなって、リレー43の接点部43bがオフしても、室外機20の電磁弁36、LEV37などのアクチュエータや圧縮機32の電流が流れていれば自己保持用リレー45aの接点部45bのオン状態が継続される。これは、室内機1からの停止信号が室内外通信回路34を介して室外機マイコン回路33に入力されても、その室外機マイコン回路33の制御により、アクチュエータや圧縮機32を直ぐには駆動停止せずに、動作させることがあるからである。
また、暖房運転時の霜取運転の場合には、全ての室内機1が停止したとしても、自己保持用のリレー45aの接点部45bがオン状態を保持しているため、室外機電気品40への給電は維持され、霜取り運転が可能となる。
以上のように実施の形態3によれば、2つのシャント抵抗42、44と2つのリレー43、45とで待機電力低減装置41を構成しているので、待機電力低減装置41の回路構成が簡単であり、しかも電源線24に待機電力低減装置41を組み入れる構成としているので、コスト面でも従来の技術と比べ安価な空気調和機を提供できる。
また、室内機1の全てが待機状態になっているときにはリレー43、45の接点部43b、45bがオフ状態になるので、空気調和機の待機電力を低減できる。
さらに、室外機電流検出用のシャント抵抗44により、室外機の動作中には、電源がオフしないように、自己保持しているため、室内機1が待機中になってから、タイムラグを持って室外機20の電源をオフすることが可能である。このことにより、待機電力低減装置41を既存の室内機1、室外機20に対して、追加して配線をすることができ、既存の空気調和機に対して何も変更する必要がないので、汎用性のある待機電力低減装置41を提供できる。
実施の形態4.
本実施の形態は、室外機マイコン回路によってしか室外機電気品の電源を切ることができないようにしたものである。
図5は実施の形態4に係る空気調和機の室外機を示すブロック回路図である。なお、室内機と室外機の構成については、実施の形態1と同様であるため同じ符号を付し、実施の形態1、2、3と異なる待機電力低減装置と室外機マイコン回路について説明する。
室外機20に設けられた待機電力低減装置41は、室内機電流検出手段であるシャント抵抗42(第1のシャント抵抗)と、電源制御手段であるリレー43(第1のリレー)とからなっている。
シャント抵抗42は、電源端子台21のL1端子と接続端子台22のS1端子を接続する電源線24に挿入され、その電源線24を介して各室内機1に流れる電流を検出する。リレー43は、コイル部43aがシャント抵抗42に並列に接続され、常開の接点部43b(第1の接点部)が短絡リレー26と並列になるようにノイズフィルター25と突入電流制限抵抗27の間に挿入されている。リレー43のコイル部43aは、前述したように、複数の室内機1のうち何れか1台の室内機1の室内機ファンモーター7が駆動されたときに適切に動作する感動電圧(第2の所定値)が選択されている。
本実施の形態においては、何れか1台の室内機1の室内機ファンモーター7の駆動により、シャント抵抗42の両端電圧がリレー43の感動電圧以上になると、リレー43の接点部43bがオンする。その時、直ちに突入電流制限抵抗27に電流が流れ、ある程度の時間(所定時間)後に短絡リレー26がオンする。その短絡リレー26のオンは、室外機マイコン回路33の制御によるものである。この状態になった後は、全ての室内機1が停止しても室外機20の電源は切れることがない。
ここで、室外機20の電源を切るときの室外機マイコン回路33の動作について図6を用いて説明する。
図6は図5に示す短絡リレーをオフするときの室外機マイコン回路の動作を示すフローチャートである。
室外機マイコン回路33は、S1〜S3を順次に処理した後、全ての室内機1が待機中の状態であるか否かを判定する(S4)。室外機マイコン回路33は、全ての室内機1が待機中でないとき、つまり、全ての室内機1からの停止信号が入力されていないときにはS2に戻って通信データの読み込みに入る。また、室外機マイコン回路33は、その停止信号の入力を検知したときには全ての室内機1が待機中であると判定して、室外機20のアクチュエータ36、37、38が不動作の状態か否かを判定する(S5)。
室外機マイコン回路33は、アクチュエータ36、37、38の何れかが動作しているときにはS2に戻るが、そのアクチュエータ36、37、38が不動作の状態であることを検知したときにはS6に移行する。室外機マイコン回路33は、S6に移行したときには突入電流制限抵抗27の短絡リレー26をオフし、S2に戻る。この場合、室外機20の平滑コンデンサ30の残った電荷により、しばらくの間、室外機マイコン回路33が動作しているが、やがて電圧が低下していく。この状態で、室外機20には、通電されていないため、待機電力は消費されなくなる。
以上のように実施の形態4によれば、リレー43の接点部43bの接続箇所をノイズフィルター25と突入電流制限抵抗27の間に設け、室外機マイコン回路33の制御プログラムを変更することで、実施の形態3で実施していた室外機電流検出用のシャント抵抗44や自己保持用リレー45が不要となり、同様な機能を呈するため、より安価に待機電力低減装置を構成することができる。
実施の形態5.
前述した実施の形態1〜4では、1台の室内機の室内機ファンモータ7が駆動したときの電流がシャント抵抗42に流れたときに室外機20に給電するようにしたが、本実施の形態は、それほど大きくない電流がシャント抵抗42に流れたときに室外機20に電源を印加するようにしたものである。
図7は実施の形態5に係る空気調和機の室外機を示すブロック回路図である。なお、室内機と室外機の構成については、実施の形態1と同様であるため同じ符号を付し、実施の形態1〜4と異なる待機電力低減装置のみについて説明する。
室外機20に設けられた待機電力低減装置41は、図7に示すように、室内機電流検出手段であるシャント抵抗42(第3のシャント抵抗)と、電源制御手段を構成する計装アンプ回路49、比較回路50、リレー駆動回路53及びリレー43(第3のリレー)と、電源回路48とからなっている。
シャント抵抗42は、前述したように、電源端子台21のL1端子と接続端子台22のS1端子を接続する電源線24に挿入され、その電源線24を介して各室内機1に流れる電流を検出する。計装アンプ回路49は、シャント抵抗42の両端に接続され、シャント抵抗42により検出された電流に相当する電圧VB を検出する。比較回路50は、抵抗51,52により基準電圧VA を生成する分圧回路を有し、計装アンプ回路49からの電圧VB が基準電圧VA 以上のときに信号を出力する。計装アンプ回路49の電圧VB が基準電圧VA 以上になる場合は、例えば、複数の室内機1のうち何れか1台の室内機1の室内機マイコン回路5が動作したときである。
リレー駆動回路53は、比較回路50からの信号が入力されたときにリレー43のコイル部43aに電圧を印加させる。リレー43は、コイル部43aが電源回路48とリレー駆動回路53の間に挿入され、常開の接点部43b(第3の接点部)が電源端子台21のL1端子とノイズフィルター25の間に挿入されている。リレー43のコイル部43aは、リレー駆動回路53により感動電圧が印加されたときに接点部43bをオンし、室外機20の室外機電気品40に電源を供給する。電源回路48は、商用電源16が印加されており、計装アンプ回路49、比較回路50及びリレー駆動回路53に必要な電圧を生成する。
以上のように実施の形態5によれば、計装アンプ回路49によりシャント抵抗42に流れる電流に相当する電圧VB が検出され、その電圧VB が比較回路50の基準電圧VA 以上のときにリレー43のコイル部43aを動作させてその接点部43bをオンさせるようにしている。このように、シャント抵抗42の両端電圧により直接にリレー43が動作しない構成となっているため、室内機マイコン回路5の動作電圧でもリレー43を動作させてその接点部43bをオンさせることが可能である。
また、計装アンプ回路49により検出される電圧VB は、比較回路50の基準電圧VA の抵抗値により決定されるため、室内機1が変わったとしても、その抵抗値の組み合わせを変えるだけでよく、汎用性のある待機電力低減装置を提供できる。
実施の形態6.
図8は実施の形態6に係る空気調和機の室外機を示すブロック回路図である。なお、室内機と室外機の構成については、実施の形態1と同様であるため同じ符号を付し、実施の形態1〜5と異なる待機電力低減装置のみについて説明する。
室外機20に設けられた待機電力低減装置41は、図8に示すように、室内機電流検出手段である電流トランス54と、電源制御手段を構成する増幅回路56、積分回路57、リレー駆動回路53及びリレー43(第4のリレー)とからなっている。
電流トランス54は、一次側が電源端子台21のL1端子と接続端子台22のS1端子を接続する電源線24に挿入され、二次側には保護用ツェナーダイオード55が接続され、その電源線24を介して各室内機1に流れる電流を電圧に変換する。変換された電圧は、保護用ツェナーダイオード55によって、ツェナー電圧以上にならない。つまり、ノイズなどの突入電流による動作不具合に強い構成となっている。
増幅回路56は、電流トランス54により変換された電圧を増幅する。積分回路57は、増幅された電圧を安定化し、リレー43のコイル部43aの感動電圧まで上げる。積分回路57の出力電圧がコイル部43aの感動電圧になる場合は、前述したように、複数の室内機1のうち何れか1台の室内機1の室内機マイコン回路5が動作したときである。
リレー43は、コイル部43aが電源回路48とリレー駆動回路53の間に挿入され、常開の接点部43b(第4の接点部)が電源端子台21のL1端子とノイズフィルター25の間に挿入されている。リレー43のコイル部43aは、積分回路57からの感動電圧が印加されたときに接点部43bをオンし、室外機20の室外機電気品40に電源を供給する。電源回路48は、商用電源16が印加されており、増幅回路56及びリレー駆動回路53に必要な電圧を生成する。
以上のように実施の形態6によれば、室内機1に流れる電流を電流トランス54により電圧に変換し、それをリレー43の感動電圧まで増幅するようにしている。これにより、電流の流れにより発熱するシャント抵抗が不要となり、室内機1に流れる電流のノイズ電流等による急激な変動に対して、誤動作し難い構成となっている。
また、室内機1が変わったとしても、積分回路57の回路定数を変えて、リレー43の感動電圧になるように調整するだけでよく、汎用性のある待機電力低減装置を提供できる。
なお、実施の形態1〜6では、室外機20の室外機電気品40は、複数台の室内機1を1台の室外機20で動作させるマルチ型の空気調和機の代表的な構成であるが、室内機1を1台としてもよい。1台の室内機1の場合には、室外機20の室内外通信回路34や接続端子台22が1つとなる。
1 室内機、2 室内機端子台、3 ノイズフィルター、4 室内機電源回路、5 室内機マイコン回路、6 アクチュエータ駆動回路、7 室内機ファンモーター、8 ベーンモーター、9 受光器、10 室内外通信回路、11 ワイヤレスリモコン、12 リモコン通信回路、13 表示器、14 表示駆動回路、15 温度センサー、16 商用電源、20 室外機、21 電源端子台、22 接続端子台、23 接続配線、24 電源線、25 ノイズフィルター、26 短絡リレー、27 突入電流制限抵抗、28 電流検出回路、29 室外機電源回路、30 平滑コンデンサ、31 インバータ回路、32 圧縮機、33 室外機マイコン回路、34 室内外通信回路、35 アクチュエータ駆動回路、36 電磁弁、37 LEV、38 室外機ファンモーター、39 センサー回路、40 室外機電気品、41 待機電力低減装置、42 室内機電流検出用のシャント抵抗、43 リレー、43a リレーのコイル部、43b リレーの接点部、44 室外機電流検出用のシャント抵抗、45 自己保持用リレー、45a 自己保持用リレーのコイル部、45b 自己保持用リレーの接点部、46 室内機電流検出回路、47 電源制御回路、48 電源回路、49 計装アンプ回路、50 比較回路、51,52 抵抗、53 リレー駆動回路、54 電流トランス、55 ツェナーダイオード、56 増幅回路、57 積分回路。

Claims (2)

  1. 1台あるいは2台以上の室内機と、
    電源が接続される第1の端子、及び前記第1の端子に電源線を介して接続された前記室内機の給電用の第2の端子を有する室外機と、
    前記室内機及び前記室外機の待機状態における消費電力を低減する待機電力低減装置とを備え、
    前記待機電力低減装置は、前記電源線のうち一方の電線に挿入された第1のシャント抵抗を有する室内機電流検出手段と、前記第1の端子と前記室外機の電気品の間に挿入された常開の第1の接点部を有する第1のリレー、前記第1の接点部に直列に接続された第2のシャント抵抗、及び前記第1の接点部と並列に接続された常開の第2の接点部を有する自己保持用リレーが設けられた電源制御手段とを備え
    前記第1のリレーは、前記第1のシャント抵抗に流れる電流から生成される電圧が第2の所定値以上のときに前記第1の接点部をオンし、
    前記自己保持用リレーは、前記第1の接点部がオンしたときに前記第2のシャント抵抗に流れる電流から生成される電圧が第3の所定値以上になったときに前記第2の接点部をオンすることを特徴とする空気調和機。
  2. 1台あるいは2台以上の室内機と、
    電源が接続される第1の端子、及び前記第1の端子に電源線を介して接続された前記室内機の給電用の第2の端子を有する室外機と、
    前記室内機及び前記室外機の待機状態における消費電力を低減する待機電力低減装置とを備え、
    前記待機電力低減装置は、前記電源線のうち一方の電線に挿入された第1のシャント抵抗を有する室内機電流検出手段と、前記第1の端子と前記室外機の電気品の間に挿入された常開の第1の接点部を有し、前記第1のシャント抵抗に流れる電流から生成される電圧が第2の所定値以上のときに前記第1の接点部をオンする第1のリレーが設けられた電源制御手段とを備え、
    前記室外機は、前記電気品として、前記第1の接点部に直列に接続され該第1の接点部のオンにより前記電源が供給されたときの突入電流を制限する突入電流制限抵抗と、該突入電流制限抵抗及び前記第1の接点部と並列に接続された常開接点部を有する短絡リレーと、制御部とを有し、
    前記制御部は、前記第1の接点部がオンされてから所定時間後に、前記短絡リレーを動作させて常開接点部をオンし、前記第1の接点部のオフにより前記電源が遮断されたときには所定の条件を満たしたときに前記短絡リレーの接点部をオフ状態にすることを特徴とする空気調和機。
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