JP5403052B2 - 内部標準物質を用いた測定方法 - Google Patents
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Description
「(1)アニオン基をその分子内に3個以上有する化合物、及び、該化合物のアニオン基の1〜3個がカチオン基に置換された化合物の組合せ、或いは、(2)カチオン基をその分子内に3個以上有する化合物、及び、該化合物のカチオン基の1〜3個がアニオン基に置換された化合物の組合せを内部標準物質として用いて、測定対象物質のピークを同定することを特徴とする、キャピラリー電気泳動法による測定対象物質の測定方法」に関する。
本発明に係るアニオン基含有化合物としては、その分子内にアニオン基を通常3〜10個有するものであり、5〜8個を有するものが好ましく、5〜6個を有するものがより好ましく、5個を有するものが特に好ましい。上記のような化合物は、マイナスからプラス方向に電気泳動させた場合、泳動速度が速くなるため、通常何れの測定対象物質よりも早い時間にピークが検出され、有用な内部標準物質として用いることができる。上記アニオン基としては、例えば、−HPO4 -、−NO3 -、−ClO4 -、−COO-、−SO3 -が挙げられるが、中でも−COO-、−SO3 -が好ましい。−COO-は、反応性が高いため、カチオン基を導入するのに適しており、−SO3 -は、蛍光強度を高めることができるので、上記本発明に係るアニオン基含有化合物を蛍光検出する際には該基を有していることが好ましい。なお、上記アニオン基の具体例は、電気泳動時(泳動溶液に溶解されている時)にアニオン基になるものであればよく、水素イオンと結合した酸や、アルカリ金属塩(例えばリチウム塩、ナトリウム塩、カリウム塩、ルビジウム塩)、アンモニウム塩、有機アンモニウム塩(例えばトリメチルアンモニウム塩、トリエチルアンモニウム塩、トリプロピルアンモニウム塩)等の塩であってもよい。
R7〜R10は夫々独立して、アルキル基、アルキニル基、アリール基、アルコキシ基、アリールオキシ基、アルキルスルホニル基、アリールスルホニル基、置換アミノ基、−COO-、−SO3 -、ハロゲン原子、水素原子、水酸基、シアノ基若しくはニトロ基を表し、
R11は、水素原子、アルキル基、アルキニル基若しくはアリール基を表し、
nは0〜3の整数を表す。
但し、R1〜R11のうち3個の基は−COO-、−SO3 -であるか、或いはこれらを置換基として有する基である。]
が挙げられる。上記一般式[1]で示される化合物又はその塩は、635nm付近に励起波長を有する蛍光物質であり、また、キャピラリー電気泳動で泳動した場合ピーク形状がシャープとなるものであり、蛍光検出によるキャピラリー電気泳動測定において特に有用な内部標準物質となる。
上記一般式[1]は、例えば国際公開公報WO2007/114398号公報記載の方法に準じて適宜合成される。
本発明に係るカチオン基導入化合物は、本発明に係るアニオン基含有化合物と骨格は同じでそのアニオン基の1〜3個、好ましくは1〜2個をカチオン基に置換したものであり、これにより、マイナスからプラス方向に電気泳動させた場合、本発明に係るアニオン基含有化合物より泳動時間を遅らせることが可能となる。即ち、測定対象物質の泳動時間に応じてアニオン基1〜3個をカチオン基に置換した化合物と本発明に係るアニオン基含有化合物と本発明に係るカチオン基導入化合物とを適宜組み合わせて内部標準物質として用いた場合、測定対象物質のピークを2つの内部標準物質のピークの間に位置させることが可能となる。
ピリジニオ基、ピペリジニオ基、N-メチルピペリジニウム基、N-エチルピペリジニウム基、N-n-プロピルピペリジニウム基、N-イソプロピペルピリジニウム基等が挙げられるが、中でもジエチルアンモニウム基、ジメチルアンモニウム基が好ましく、ジメチルアンモニウム基が好ましい。
R7’〜R10’は夫々独立して、アルキル基、アルキニル基、アリール基、アルコキシ基、アリールオキシ基、アルキルスルホニル基、アリールスルホニル基、置換アミノ基、−COO-、−SO3 -、ハロゲン原子、水素原子、水酸基、シアノ基若しくはニトロ基を表し、
R11’は、水素原子、アルキル基、アルキニル基若しくはアリール基を表し、nは0〜3の整数を表す。
但し、R1’〜R6’のうち少なくとも1つは一般式[101]で示される基を置換基として有するアルキル基である。〕が挙げられる。
R8a'は、−SO3 -を表し、R11a'はアルキル基を表し、mは前記に同じ。
但し、R1’〜R6’のうち少なくとも1つは一般式[101]で示される基を置換基として有するアルキル基である。)で示されるものが好ましい。
一般式[10]及び[11]に於いて、R17’で示されるアルキル基としては、直鎖状、分枝状或いは環状の何れでもよく、通常炭素数1〜10、好ましくは1〜3のものが挙げられ、具体的には、例えばメチル基、エチル基、n-プロピル基、イソプロピル基、n-ブチル基、イソブチル基、sec-ブチル基、tert-ブチル基、n-ペンチル基、イソペンチル基、sec-ペンチル基、tert-ペンチル基、ネオペンチル基、n-ヘキシル基、イソヘキシル基、sec-ヘキシル基、tert-ヘキシル基、ネオヘキシル基、n-ヘプチル基、イソヘプチル基、sec-ヘプチル基、tert-ヘプチル基、ネオヘプチル基、n-オクチル基、イソオクチル基、sec-オクチル基、tert-オクチル基、ネオオクチル基、n-ノニル基、イソノニル基、sec-ノニル基、tert-ノニル基、ネオノニル基、n-デシル基、イソデシル基、sec-デシル基、tert-デシル基、ネオデシル基、シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、シクロヘプチル基、シクロオクチル基、シクロノニル基、シクロデシル基等が挙げられる。
尚、一般式[22]で示される化合物は、一般式[1’]で示される化合物のうち、R1’が一般式[2]で示される基を置換基として有するアルキル基(即ち、−T12−COOR12基に相当)である場合の化合物に相当する。
一般式[16]に於いて、Xで示されるハロゲン原子としては、例えばフッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子等が挙げられる。
即ち、一般式[18]で示されるジケトン化合物とヒドラジンを、適当な溶媒(例えばメタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、ブタノール、エチレングリコール等のアルコール類等)中、60〜100℃で1〜4時間脱水反応させ、一般式[26]で示される4H−ピラゾール化合物が得られる(例えばAdv. Heterocycle. Chem. Vol.34. 53~78. 1983等)。
本発明に係るカチオン基含有化合物としては、その分子中にカチオン基を通常3〜10個有するものであり、5〜8個を有するものが好ましく、5〜6個を有するものがより好ましい。上記のような化合物は、プラスからマイナス方向に電気泳動させた場合、泳動速度が速くなるため、何れの測定対象物質よりも早い時間にピークが検出され、有用な内部標準物質として用いることができる。上記カチオン基としては、例えば、ジメチルアンモニウムイオン、ジエチルアンモニウムイオン、トリメチルアンモニウムイオン等のアンモニウムイオン等が挙げられる。
本発明に係るアニオン基導入化合物は、本発明に係るカチオン基含有化合物と骨格は同じでそのカチオン基の1〜3個をアニオン基に置換したものであり、これにより、プラスからマイナス方向に電気泳動させた場合、本発明に係るカチオン基含有化合物より泳動時間を遅らせることが可能となる。即ち、測定対象物質の泳動時間に応じてカチオン基1〜3個をアニオン基に置換することにより、本発明に係るカチオン基含有化合物と本発明に係るアニオン基導入化合物とを組み合わせて内部標準物質として用いた場合、測定対象物質のピークを2つの内部標準物質のピークの間に位置させることが可能となる。
本発明の測定方法は、上記の如き本発明に係る、(1)アニオン基含有化合物とカチオン基導入化合物との組合せ、及び、(2)カチオン基含有化合物とアニオン基導入化合物との組合せを内部標準物質として用いる方法であるが(以下、上記化合物の組合せを総称して本発明に係る内部標準物質として略記する場合がある)、本発明に係るアニオン基含有化合物と本発明に係るカチオン基導入化合物の組合せを用いるのが好ましい。なお、上記組合せを内部標準物質とするのであれば、上記組合せに更に内部標準物質を1種以上加えてもよい。即ち、例えば、本発明に係るアニオン基含有化合物1種と本発明に係るカチオン基導入化合物2種の組み合わせ、本発明に係るアニオン基含有化合物2種と本発明に係るカチオン基導入化合物1種の組み合わせ、本発明に係るカチオン基含有化合物2種と本発明に係るアニオン基導入化合物1種の組み合わせ、本発明に係るカチオン基含有化合物1種と本発明に係るアニオン基導入化合物2種の組み合わせ等を内部標準物質として用いてもよい。
〔化合物2の合成〕
N,N-ジメチルホルムアミド(DMF)(80ml)中に、エチル-2-メチルアセトアセテート(1)(25.0g、0.173mol)、1,3−プロパンスルトン(23.3g、0.190mol)及び水素化ナトリウム(8.5g、0.208mol)を添加し、90℃で終夜攪拌反応を行った。反応終了後、溶媒を減圧留去し、水(200ml)、ジエチルエーテル(200ml)を加え2回洗浄を行った。その後水層部分を減圧留去し、化合物2を得た(42.1g、収率91%)。
化合物2(40.5g、0.152mol)を濃塩酸(60ml)中、100℃で3時間攪拌反応を行った。反応終了後、溶媒を減圧留去し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液:メタノール)を用いて精製し、化合物3を得た(16.6g、収率56%)。
化合物3(10.0g、0.051mol)及び化合物4(12.9g、0.066mol)を酢酸(50ml)中、120℃で4時間加熱還流を行った。反応終了後、溶媒を減圧留去し、逆相カラムクロマトグラフィー(溶出液:水)を用いて精製し、化合物5を得た(11.5g、収率65%)。
物性データ:IR(KBr) (cm-1):3450, 1196
化合物5(11.5g、0.033mol)を水(50ml)及びエタノール(50ml)中に溶解し、室温下で4時間攪拌反応を行った。反応終了後、溶媒を減圧留去し、逆相カラムクロマトグラフィー(溶出液:水)を用いて精製し、化合物6を得た(10.3g、収率80%)。
物性データ:Mass(nega=346)
IR(KBr) (cm-1):3444, 1193
化合物6(10.0g、0.026mol)及び6−ブロモヘキサン酸(9.97g、0.052mol)を1,2−ジクロロベンゼン(100ml)中に溶解し、120℃で終夜攪拌反応を行った。反応終了後、溶媒を減圧留去し、酢酸エチルを用いて3回洗浄し、化合物(7)を得た(11.5g、収率89%)。
物性データ:Mass(nega=460)
IR(KBr) (cm-1):3446, 1723, 1194
化合物7(1.5g、2.967mmol)及びマロン酸アルデヒドアニリド塩酸塩(0.77g、2.967mmol)を無水酢酸(20ml)中に溶解し、120℃で1時間攪拌反応を行った。反応終了後、溶媒を減圧留去し、逆相カラムクロマトグラフィー(溶出液:10%アセトニトリル水溶液)を用いて精製し、インドレニン化合物8を得た(0.18g、収率10%)。 物性データ:Mass(nega:posi=631:633)
IR(KBr) (cm-1):3443, 1716, 1574, 1465, 1189
〔化合物10の合成〕
DMF(100ml)中、3−メチル−2,4−ペンタンジオン(化合物9)(15.0g、0.13mol)、1,3−プロパンスルトン(16.1g、0.13mol)及び水素化ナトリウム(5.0g、0.208mol)を用いて、50℃で16時間攪拌反応を行った。反応終了後、1N水酸化ナトリウムで中和し、溶媒を減圧留去し、水(200ml)及びジエチルエーテル(200ml)を加え2回洗浄を行った。その後水層部分を減圧留去し、ピラゾール化合物10を得た(32.2g、収率96%)。
物性データ:IR(KBr) (cm-1):3474, 1695, 1665, 1191
化合物10(10.0g、0.042mol)及びヒドラジン一水和物(2.1g、0.042mol)をエタノール(EtOH)(150ml)中に溶解し、80℃で3時間攪拌反応を行った。反応終了後、溶媒を減圧留去し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液:メタノール/クロロホルム=1/1)を用いて精製し、化合物11を得た(9.0g、収率92%)。
物性データ:IR(KBr) (cm-1):3421, 1195
化合物11(4.8g、0.019mol)及び1,3−プロパンスルトン(2.5g、0.02mol)をジメチルアセトアミド(30ml)中に溶解し、140℃で4時間攪拌を行った。反応終了後、酢酸エチル(200ml)を加え、析出した結晶を濾過し、ピラゾール化合物(12)を得た(5.3g、収率76%)。
物性データ:Mass(nega=352)
IR(KBr) (cm-1):3446, 1194
物性データ:Mass(nega=850)
化合物(13)の蛍光特性を以下に示す。
実験例1で得られた化合物13(13mg、0.015mmol)をDMF(0.6ml)中に溶解し、2−スクシンイミド−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムテトラフルオロボレート(TSTU)(46mg)及びN−エチルジイソプロピルアミン((i-Pr)2NEt)(600μl)を加え、室温で1時間攪拌を行った。反応終了後、酢酸エチル(15ml)を加えて晶析させた後、遠心分離により、化合物14を得た(13mg、収率90%)。
物性データ:Mass(nega=947)
上記化合物14(7mg)をDMF(0.5mL)に溶解し、N,N-ジメチルアミノエチルアミン(10mg)、トリエチルアミン(Et3N)(2μl)を添加した後、3時間攪拌を行った。反応終了後、溶媒を減圧留去し、分取逆相カラムを用いて精製することで化合物15を得た(3.2mg)。なお、該化合物15は、内部標準物質2として以下の実施例で用いた。
物性データ:Mass(nega=933)
化合物(15)の蛍光特性を以下に示す。
〔分析物(抗原)〕
α−フェトプロテイン(AFP)(和光純薬工業(株)製)
図1に示した手順に従って、DNAが結合した抗AFP抗体Fab'フラグメントを調製した。
即ち、先ず、常法により5’末端にNH2基が導入された250bpのDNA断片を精製し(精製末端アミノ化DNA)、次いで、このDNA断片に導入されたNH2基とスルホサクシニミジル 4-(p-マレイミドフェニル)ブチレイト(Sulfo-SMPB)リンカー(スクシンイミド基とマレイミド基を有するリンカー、ピアス社製)のスクシンイミド基とを常法により反応させた後、ゲル濾過処理を行い、未反応リンカーを除去して、リンカーが結合した250bpDNA断片を得た。得られたリンカー結合250bpDNA断片と、予め抗AFP抗体WA1(和光純薬工業(株)製)を用いて常法に従い調製した抗AFP抗体WA1Fab’フラグメントとを反応させた。得られた反応物を、夫々DEAEカラムを用いて精製し、250bpDNA断片が結合した抗AFP抗体WA1Fab’フラグメント(250bpDNA標識抗体)を調製した。
WA1抗体とは異なるAFPのエピトープを認識する抗AFP抗体WA2(和光純薬工業(株)製)を常法により処理して抗AFP抗体WA2Fab’フラグメントとし、当該フラグメントのアミノ基に、常法により蛍光物質HiLyte647(AnaSpec社製)を導入して、HiLyte647標識抗AFP抗体WA2Fab’フラグメント(蛍光標識抗体)を調製した。
実験例1及び2で得た内部標準物質1及び2を用いた。
図2に示すレイアウトを有するキャピラリーチップを、マイクロ化学チップの技術と応用 北森武彦ほか 2004年出版(丸善株式会社)に記載の方法に従い、以下のように作成した。
即ち、石英基板上に成膜したSi上にフォトレジスト膜を成膜した。このフォトレジストに図2に示すキャピラリデザイン(レイアウト)を有するマスクを用いて露光し、現像を行った。現像によりフォトレジストが除かれた部分のSiをスパッタによって除去した後、フッ化水素溶液を用いてウエットエッチングを行って石英基板にキャピラリチャンネル溝(細管)を作製した。石英基板上に残るフォトレジスト及びSi膜を除去した後、当該石英基板と液だめのための穴(ウェル)を有するカバープレートとをHF接合法によって張り合わせてキャピラリーチップを作製した。
尚、図2中、TBはトレーリングバッファー導入用ウェル、LB1及びLB2はリーディングバッファー導入用ウェルを、Sは泳動用試料導入用ウェルを、R1は試液(250bpDNA標識抗体含有溶液)導入用ウェルを、W1、W2及びW3は、ドレイン用ウェルをそれぞれ示す。
(1)リーディングバッファー
ポリジメチルアクリルアミド (pDMA)を0.6 % (w/v)、グリセロールを3 % (w/v)、NaClを75mM, 牛血清アルブミン(BSA)を0.01 %及びLCAを4 mg/ml 含有する75mM Tris-HClバッファー(pH 7.5)を、リーディングバッファーとした。
pDMAを0.6 %(w/v)、グリセロールを3% (w/v)、BSA を0.01%及びHEPESを125mM 含有する75mM Trisバッファーをトレーリングバッファーとした。
ポリジメチルアクリルアミド (pDMA)を0.6 % (w/v)、グリセロールを3 % (w/v)、NaClを75mM、BSAを0.01 %及びMESを3.6mM含有する75mM Tris-HClバッファー(pH 7.5)を、サンプルバッファーとし、100pMのAFPを含む血清 1μL、1μM 蛍光標識抗体及び1nM 内部標準物質11μL、サンプルバッファー 8μLを0.5mLチューブで混合し、10μLの反応液を調製した。
反応液は氷上に静置させ、約30分抗原抗体反応させ、蛍光標識抗体−AFP免疫複合体を形成させた。尚、蛍光標識抗体の最終濃度は、100nMである。
得られた、免疫複合体含有反応液を泳動用試料とした。
100nM 250bpDNA標識抗体及び1nM 内部標準物質2を含有するリーディングバッファー(50mM Cl−イオン含有)を試液とした。
a)泳動用試料及び試液の導入
図2のSウェル(泳動用試料導入用ウェル)に泳動用試料(蛍光標識抗体−AFP免疫複合体含有溶液) 10μL、R1ウェル(試液導入用ウェル)に試液(DNA標識抗体含有溶液) 10μL、LB1ウェル及びLB2ウェルにリーディングバッファー 10μL、TBウェルにトレーリングバッファー 10μLをそれぞれ滴下し、W1(ドレイン用ウェル)−W2(ドレイン用ウェル)−W3(ドレイン用ウェル)間に 30秒間、-5psiの圧力を印加して、泳動用試料、試液及びリーディングバッファー、トレーリングバッファーをチャネルに導入した。キャピラリー内の泳動用試料と試液の配置関係を、図3に模式的に示す。尚、図3中、斜線部分は泳動用試料の配置部分を、また、点部分は試液の配置部分をそれぞれ示す。
図3のTBウェル−LB1ウェル間に、3000Vの電圧を印加して、30℃で、試液中の250bpDNA標識抗体を泳動用試料中の蛍光標識抗体−AFP免疫複合体と接触させて、蛍光標識抗体−AFP−250bpDNA標識抗体の免疫複合体を形成させ、これを等速電気泳動(ITP)で濃縮した。
尚、反応時間は約100秒(250bpDNA標識抗体が電気泳動試料のゾーン(斜線ゾーン)を通り抜ける時間として)であった。LB2まで等速電気泳動されて、免疫複合体がLB2を通り抜けたことを電圧の変化で判断して、陰電極をTBからLB2に切り替えて、
さらに検出部分(LB2チャネルクロス部分から2cmのキャピラリー部分)で、蛍光標識抗体−AFP−250bpDNA標識抗体の免疫複合体のピークが検出されるまでキャピラリーゲル電気泳動(CGE)を行った。
尚、検出は、635nmレーザー励起によりLB2チャネルクロス部分から2cmのキャピラリー部分の蛍光強度を蛍光顕微鏡(BX-50;KSオリンパス(株)製)により経時的に測定することによって行った。
図4に、泳動用試料を用いた場合の電気泳動像(エレクトロフェログラム)を示す。尚、図4において、縦軸は蛍光強度を、横軸はリテンションタイムをそれぞれ示す。
上記結果より、本発明に係る内部標準物質1及び2を用いて上記の如く電気泳動を行うと、内部標準物質両者のピークの間に測定対象とするAFP-L1とAFP-L3のピークが現れるようになり、両者のピークを容易に同定できることが判った。
〔分析物(抗原)〕
Poser JW, Price PA. J Biol Chem. 1979 Jan 25;254(2):431-6に記載の方法より、PIVK IIを調整した。
抗AFP抗体WA1Fab’フラグメントの代わりにPIVKA II Fab’フラグメントを用いた以外は実施例1と同様に調製し、抗PIVKA II抗体Fab’フラグメント(250bpDNA標識抗体)を得た。
抗プロトロンビン抗体を常法により調製、処理して抗プロトロンビン抗体Fab’フラグメントとし、当該フラグメントのアミノ基に、常法により蛍光物質HiLyte647(AnaSpec社製)を導入して、HiLyte647標識抗プロトロンビン抗体Fab’フラグメント(蛍光標識抗体)を調製した。
実験例1及び2で得た内部標準物質1及び2を用いた。
〔キャピラリーチップ〕
実施例1と同じものを用いた。
(1)リーディングバッファー
実施例1と同じものを用いた。
(2)トレーリングバッファー
実施例1と同じものを用いた。
(3)泳動用試料
ポリジメチルアクリルアミド (pDMA)を0.6 % (w/v)、グリセロールを3 % (w/v)、NaClを75mM、BSAを0.01 %及びMESを3.6mM含有する75mM Tris-HClバッファー(pH 7.5)を、サンプルバッファーとし、100pMのPIVKA IIを含む血清 1μL、1μM 蛍光標識抗体及び1.4nM 内部標準物質1 5μL、サンプルバッファー 8μLを0.5mLチューブで混合し、反応液を調製した。
反応液は氷上に静置させ、約30分抗原抗体反応させ、蛍光標識抗体−PIVKA II免疫複合体を形成させた。尚、蛍光標識抗体の最終濃度は、100nMである。
得られた、免疫複合体含有反応液を泳動用試料とした。
(4)試液(250bpDNA標識抗体含有溶液)
200nM 250bpDNA標識抗体及び140pM内部標準物質2を含有するリーディングバッファー(50mM Cl−イオン含有)を試液とした。
(5)電気泳動手順
実施例1と同じ方法で、泳動用試料及び試液を導入し、ITPで濃縮後、CGEを行い、635nmレーザー励起によりLB2チャネルクロス部分から2cmのキャピラリー部分の蛍光強度を蛍光顕微鏡(BX-50;KSオリンパス(株)製)により経時的に測定した。
図5に、泳動用試料を用いた場合の電気泳動像(電気泳動エレクトロフェログラム)を示す。尚、図5において、縦軸は蛍光強度を、横軸はリテンションタイムをそれぞれ示す。
Claims (5)
- 下記一般式[1]で示される化合物又はその塩と下記一般式[1’]で示される化合物又はその塩との組合せを内部標準物質として用いて、測定対象物質のピークを同定することを特徴とする、キャピラリー電気泳動法による測定対象物質の測定方法;
〔式中、R 1 〜R 6 は夫々独立して、アミド結合を有していてもよい、−COO - 又は−SO 3 - を置換基として有する又は無置換のアルキル基を表し、
R 7 〜R 10 は夫々独立して、アルキル基、アルキニル基、アリール基、アルコキシ基、アリールオキシ基、アルキルスルホニル基、アリールスルホニル基、置換アミノ基、−COO - 、−SO 3 - 、ハロゲン原子、水素原子、水酸基、シアノ基若しくはニトロ基を表し、
R 11 は、水素原子、アルキル基、アルキニル基若しくはアリール基を表し、nは0〜3の整数を表す。
但し、R 1 〜R 11 のうち少なくとも3個の基は−COO - 、−SO 3 - であるか、或いはこれらを置換基として有する基である。〕;
〔式中、R 1’ 〜R 6’ は夫々独立して、一般式[101]
(式中、R 101 〜R 104 は夫々独立して水素原子又は炭素数1〜3のアルキル基を表し、mは2〜6の整数を表す。また、R 102 〜R 104 のうちの2〜3個の基とそれらが結合する窒素原子とでヘテロ環状アンモニウムカチオンを形成していてもよい。)で示される基を置換基として有するアルキル基、或いは、アミド結合を有していてもよい、−COO - 又は−SO 3 - を置換基として有する若しくは無置換アルキル基を表し、
R 7’ 〜R 10’ は夫々独立して、アルキル基、アルキニル基、アリール基、アルコキシ基、アリールオキシ基、アルキルスルホニル基、アリールスルホニル基、置換アミノ基、−COO - 、−SO 3 - 、ハロゲン原子、水素原子、水酸基、シアノ基若しくはニトロ基を表し、
R 11’ は、水素原子、アルキル基、アルキニル基若しくはアリール基を表し、nは0〜3の整数を表す。
但し、R 1’ 〜R 6’ のうち少なくとも1つは一般式[101]で示される基を置換基として有するアルキル基である。〕。 - 一般式[1]で示される化合物は、R1〜R6が夫々独立して、−COO-又は−SO3 -を置換基として有する又は無置換のアルキル基を表し、
R7〜R10が夫々独立して、−COO-、−SO3 -又は水素原子を表し、
R11がアルキル基を表すものであり、
一般式[1’]で示される化合物は、R1’〜R6’が夫々独立して、一般式[101]
(式中、R101〜R104は上記と同じ。)で示される基を置換基として有するアルキル基、或いは、−COO-又は−SO3 -を置換基として有する又は無置換のアルキル基を表し、R7’〜R10’が夫々独立して、−COO-、−SO3 -又は水素原子を表し、
R11’がアルキル基を表すものである、請求項1記載の測定方法。 - R1及びR2が夫々独立して、−COO-又は−SO3 -を置換基として有するアルキル基であり、R3及びR4の何れか一方が、−COO-又は−SO3 -を置換基として有するアルキル基であり、他方が、無置換のアルキル基であり、R5及びR6の何れか一方が、−COO-又は−SO3 -を置換基として有するアルキル基であり、他方が、無置換のアルキル基である、請求項2記載の測定方法。
- R1’及びR2’は、一方が−COO-又は−SO3 -を置換基として有するアルキル基であり、他方が、一般式[101]で示される基を置換基として有するアルキル基であり、R3’及びR4’の何れか一方が、−COO-又は−SO3 -を置換基として有するアルキル基であり、他方が、無置換のアルキル基であるあり、R5’及びR6’の何れか一方が、−COO-又は−SO3 -を置換基として有するアルキル基であり、他方が、無置換のアルキル基である、請求項2記載の測定方法。
- 測定対象物質がAFP、PIVKAIIである、請求項1〜4記載の測定方法。
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