JP5402888B2 - 車両用装置組み付け構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用装置組み付け構造に関する。
従来のインストルメントパネルに設けられる車両用装置の組み付け構造を、図13に示す。図13に示す従来例は、車両用装置としてカーナビゲーション装置のディスプレイ200がインストルメントパネル210に設けられたものである。前記インストルメントパネル210は、図はしないが前記インストルメントパネル210の下部を構成するインパネロアと、上部を構成するインパネアッパー212とからなる。
前記ディスプレイ200は、図示しないディスプレイ本体とディスプレイ本体の下部及び周囲を覆うように形成されたケース部220を備えている。前記ケース部220は、前記インパネロアに対して着脱自在に取付けられている。近年はこのように前記インパネロアに対して、予め車両用装置が組み付けられるロアモジュール構成が採用されている。前記ディスプレイ本体は、インパネアッパー212に設けられた開口214を介して車室空間に臨むように配置されている。
又、インパネアッパー212の開口214には、環状のベゼル230が図13に示すように嵌合されている。ベゼル230は、下面に設けられた複数の突起232が前記ケース部220の側部から突出した突片222の係り止め孔224に対し着脱自在に貫通することにより、取り付けられている。又、ベゼル230の下部外面は、図13に示すようにインパネアッパー212の開口214縁部の上面に設けられた段部216の立ち上がり面218に対して接するようにして配置されている。
特許文献1は、クラスタハウジングの開口部に弾性変形可能なアームが設けられるとともに前記アームの先端に第1爪が形成されている。又、特許文献1には、ベゼルに前記第1爪に係止する係止部が形成されるとともに、前記係止部と第1爪との係止が離脱防止のための第2爪を設けた構成が開示されている。このように構成されていることにより、タッピングスクリュウーを設けないで、容易に短時間でベゼルをクラスタハウジグに着脱できる利点がある。
特開平11−278102号公報
ところで、上記のようにロアモジュール構成の場合、ベゼル230とインパネアッパー212の建付け合わせが難しい問題があった。このため、従来は、インパネロアに対するディスプレイ200との高さ方向の組み付け誤差が生じた場合、例えば、ディスプレイ200の上面高さが設計値よりも高い場合、インパネアッパー212の段部216の立ち上がり面218の高さでその誤差を吸収する「せぎり合わせ」とする必要があった。このため、従来は、前述の「せぎり合わせ」のために、薄いベゼルを採用することができない問題がある。
又、水平方向のずれが生じた場合においても、段部216上面で移動させる必要があり、ずれの程度が大きいと、段部216上面が外部から見えてしまう問題があった。
なお、特許文献1で開示されているクラスタハウジングは、インパネアッパーに相当する構成であって、同クラスタハウジングに対して車両用装置であるメータと前記ベゼルが共に取り付けられている構成となっているため、本願の課題は生じない構成である。
本発明の目的は、「せぎり合わせ」をする必要がなく、薄いベゼルを使用することができるとともに、前記ベゼルとインパネアッパーとの建付け確保を行うことができる車両用装置組み付け構造を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、インストルメントパネルの下部を構成するインパネロアに対して取付けられた車両用装置が、前記インストルメントパネルの上部を構成するインパネアッパーの開口から臨むように配置され、枠状のベゼルが前記開口の周縁部表面を覆うように当接配置されるとともに前記車両用装置に対して取付けられた車両用装置組み付け構造において、前記車両用装置には、前記開口の周縁部の裏面に当接する当接部が設けられ、前記ベゼルが前記車両用装置に取り付けされた際、前記ベゼルのインパネアッパーの周縁を覆うように当接配置された部位と前記当接部により前記インパネアッパーを挟み込みすることを特徴とする車両用装置組み付け構造を要旨としている。
請求項2の発明は、請求項1において、前記インパネアッパーの開口の周縁部から前記車両用装置に向かって複数の第1突起部が突出されて、前記開口の周縁部の裏面が、前記複数の第1突起部の裏面とし、前記当接部は、前記車両用装置の周縁部から前記第1突起部の裏面に対して当接するようにそれぞれ突出された複数の第2突起部に設けられていることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項2において、前記車両用装置は、前記インパネロアに対して着脱自在に取付けられ、前記ベゼルは、前記車両用装置に対して取り外し可能に取付けられ、前記開口は、前記ベゼルが前記車両用装置から取り外され、かつ前記車両用装置が前記インパネロアとの取付けが解除された状態において、前記第1突起部と第2突起部の当接部との当接が解除する方向に移動可能な大きさを有すると共に、前記第1突起部と第2突起部との当接が解除された際に、前記車両用装置が抜け出し可能な大きさに形成されていることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1乃至請求項3のうちいずれか1項において、前記車両用装置がナビディスプレイであることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、「せぎり合わせ」をする必要がなく、薄いベゼルを使用することができるとともに、前記ベゼルとインパネアッパーとの建付け確保を行うことができる車両用装置組み付け構造を提供できる。
請求項2の発明によれば、インパネアッパーの開口の周縁部と、車両用装置の周縁部とにそれぞれ第1突起部と第2突起部とが設けられて、ベゼルのインパネアッパーの周縁を覆うように当接配置された部位と第2突起部により前記インパネアッパーを挟み込みすることができる。
請求項3の発明によれば、ベゼルを取り外し、かつ車両用装置をインパネロアとの取付けを解除した状態では、車両用装置を移動して、第1突起部と第2突起部との当接を解除すると、車両用装置を開口から取り出すことができる。この結果、インパネアッパーをインパネロアから取り外すことなく車両用装置の交換、メンテナンスを行うことが可能となる。
請求項4の発明によれば、車両用装置をナビディスプレイとすることにより、ナビディスプレイの組み付け構造において、請求項1乃至請求項3の効果を容易に実現できる。
(a)は一実施形態のインストルメントパネルの略全体を表す斜視図、(b)はインパネアッパーの斜視図。 ナビディスプレイの斜め上方から見た斜視図。 インパネアッパーの開口の斜視図。 ベゼルの斜視図。 ナビディスプレイの斜め下方から見た斜視図。 開口の要部斜視図。 (a)は図6のA−A断面図、(b)は図6のB−B断面図、(c)は係止爪の正面図。 図6のC−C断面図。 ナビディスプレイの取り外し方を説明するための斜視図。 ナビディスプレイの取り外し方を説明するための斜視図。 ナビディスプレイの取り外し方を説明するための斜視図。 ナビディスプレイの取り外し方を説明するための説明図。 従来の車両用装置の取付構造の要部断面図。
(実施形態)
本発明の車両用装置組み付け構造をナビディスプレイの組み付け構造に具体化した一実施形態を図1〜図12を参照して説明する。
図1(a)に示すように、インストルメントパネル10(以下、単にインパネ10という)は自動車の車室内の前部に車幅方向に沿って設置されている。インパネ10は、図1(a)に示すように各種計器類、空調装置の操作部、オーディオ、及びナビディスプレイ20等が組付けられる。本実施形態の車両用装置組み付け構造は、ナビディスプレイ20の組み付け構造が特徴的であるため、車両用装置としてのナビディスプレイ20の取付構造を中心に説明する。
インパネ10は、インパネ10の下部を構成するインパネロア12(図1(a)、図11参照)と、インパネロア12に取付けされてインパネ10の上部を構成するインパネアッパー13とからなる。
図11に示すようにインパネロア12の車幅方向の中央には、ナビディスプレイ20を取付けるための、取付部30が設けられている。取付部30は図11に示すように車体の前後方向に延びる一対のアーム31の前端間と、前後方向の中央部間にそれぞれ架け渡した架橋部32,33が設けられている。アーム31の前端間に架け渡した架橋部32には、前後方向に貫通した貫通孔34,35が形成されている。
前記取付部30には、ナビディスプレイ20が取付けられている。
(ナビディスプレイ20の取付状態の詳細説明)
図1(a)、図2、図5及び図8に示すように、ナビディスプレイ20は、ディスプレイ本体21とケース部26とを備えている。
ケース部26は、断面円弧状に形成された底壁22と、同底壁22の左右両端に対して連結された板状の左右両側壁23,24、及び前記左右両側壁23,24間に連結されるとともに前記底壁22に連結されて上方に向かうように延出された前壁25とを有し、上方と後方が開放されている。
ディスプレイ本体21は、前記ケース部26の左右両側壁23,24に対して、図1(a)、図2、図5及び図8に示すように表示画面が下方に向く倒伏位置と、図9に示すように表示画面が後方を向く起立位置間を回動自在に支持されている。
図8に示すように、後部側の底壁22には、立ち上がり部位を介して平坦部22aが連結して形成されている。
前壁25、底壁22及び平坦部22aの外面には、同外面に沿うように配置された金属板22bが一体に固定されている。金属板22bの後端は、図8に示すように前記架橋部33上に載置されている。
又、金属板22bの後端は、前記平坦部22aよりも後方へ延出されて、平坦部22aにより覆われない露出面22cとされている。前記露出面22cには、図10に示すように、スクリューネジ或いはビス等からなる複数の締め付け部材27が貫通されて、前記架橋部33に対して着脱自在に螺合されている。この結果、ナビディスプレイ20は、取付部30に対して、着脱自在に取付けされている。
左右両側壁23,24の後端下部間は、図9に示すように、連結壁28にて連結されている。連結壁28は、図8に示すように前記立ち上がり部位、及び平坦部22aの一部を覆うように配置されるとともに図8に示すように後方に延出されている。
図8〜図10に示すように連結壁28において、前記露出面22cの上方は、左右方向に延出された操作孔28aが形成されている。操作孔28aには、蓋部材29が取り外し可能に嵌合されている。
又、図5、図8に示すように、前壁25の上部には、金属板22bを介して取付板36が取付固定されている。取付板36の前面には、左右一対の係止爪41,42が前方へ突出されている。係止爪41,42は、架橋部32の貫通孔34,35に対して取り外し可能に弾性的に貫通係止されている。なお、図8では、係止爪41が貫通孔35に貫通係止されているところが図示されている。
ナビディスプレイ20は、上述のようにしてインパネロア12の取付部30に着脱自在に取り付けられていることにより、インパネアッパー13に設けられた開口14に臨むよう配置されている。又、開口14は、ナビディスプレイ20が取付部30から取り外された際に、ナビディスプレイ20が開口14を介して車室内に抜け出し可能な大きさに形成されている。本実施形態では、開口14は四角形状をなすが、形状は限定するものではない。図3に示すように本実施形態の開口14は、周縁部としての前側縁部14a,左右両側縁部14b,14c及び後側縁部14dを有する。
(ナビディスプレイ20側の説明)
図2、図6に示すように、ケース部26の左右側壁23,24の上端には、前後方向において、互いに離間した複数の突片43〜46が突出している。本実施形態では、各側壁に設けられた突片は2個としているが、各側壁に設ける突片の個数は限定するものではない。突片43〜46は第2突起部に相当する。
各突片43〜46において、前部側には図2に示すように、当接部としての当接座面55〜58が上方を向くよう設けられている。又、図2、図6、図8、図9に示すように、ケース部26の左右両側壁23,24の後端の下部には、前記連結壁28から立ち上がる壁面部28b(図8参照)を介してステップ59,60が設けられている。ステップ59,60の左右両上面には、当接部としての当接座面61,62がそれぞれ設けられている。
又、図3、図6に示すように、開口14の左右両側縁部14b,14cには、複数の突起部63〜68がナビディスプレイ20側に向かって突出されている。突起部63〜68は第1突起部に相当する。
各突起部63〜68の裏面は、ナビディスプレイ20が取付部30に取付られている状態(以下、取付状態という)で、前記当接座面55,56,61,57,58,62と当接されている。
又、前記ナビディスプレイ20が取付部30との取付が解除された状態では、前記取付状態から、後方へ向かって移動可能となっており、ナビディスプレイ20を後方へ移動した際には、各突起部63〜68の裏面から、各当接座面55,56,61,57,58,62との当接が解除される。すなわち、左側縁部14bの各突起部63〜65と、当接座面55,56,61とは、ナビディスプレイ20の前記取付状態では、同時に当接する配置関係となっている。又、開口14の大きさは、ナビディスプレイ20が取付部30との取付が解除された状態では、前記取付状態から、後方へ向かって移動可能な大きさに形成されている。
さらに、ナビディスプレイ20が前記取付状態から後方へ移動して、当接関係が解除された非取付状態では、突起部63・64間、突起部64・65間、及び突起部65と後側縁部14d間に、当接座面55を有する突片43、当接座面56を有する突片44、及び当接座面61を有するステップ59がそれぞれ位置するようにされている。当接座面61を有するステップ59の端部は、左側壁23から左方へ突出されており、第2突起部に相当する。
又、右側縁部14cの各突起部66〜68と、当接座面57,58,62とは、ナビディスプレイ20の前記取付状態では、同時に当接する配置関係となっている。さらに、ナビディスプレイ20が前記取付状態から後方へ移動して、当接関係が解除された非取付状態では、突起部63・67間、突起部67・68間、及び突起部68と後側縁部14d間に、当接座面57を有する突片45、当接座面58を有する突片46、及び当接座面62を有するステップ60がそれぞれ位置するようにされている。当接座面62を有するステップ60の端部は、右側壁24から右方へ突出されており、第2突起部に相当する。
図2に示すように、ケース部26の取付板36の上端には、複数の当接座面70〜72が互いに左右方向において離間し、かつ上方に面するよう配置されている。本実施形態では、当接座面70〜72の個数は3個としているが、個数は3個に限定するものではない。又、図3に示すように、開口14の前側縁部14aには、複数の突起部74〜76がナビディスプレイ20側に向かって、すなわち、後方へ突出されている。
各突起部74〜76の裏面は、ナビディスプレイ20が取付部30に取付られている状態(以下、取付状態という)で、前記当接座面70〜72と当接されている。さらに、ナビディスプレイ20が前記取付状態から後方へ移動して、当接関係が解除された非取付状態では、各各突起部74〜76から当接座面70〜72が離間可能である。
(ベゼル15の取付状態の説明)
図2、図6に示すように、ナビディスプレイ20のケース部26において、前記突片43,44の先端には、それぞれ取付孔43a,44aが上下方向に貫通して形成されている。取付孔43a,44aは、当接座面55、56から後方側寄り位置に設けられている。又、図2、図5に示すように、ナビディスプレイ20のケース部26において、前記突片45,46の先端には、それぞれ取付孔45a,46aが上下方向に貫通して形成されている。取付孔45a,46aは、当接座面57,58から後方側寄り位置に設けられている。
又、図2及び図8に示すように、取付板36の上部には、後方に向かって突出した突部47が設けられている。突部47には、左右方向において互いに離間した取付孔47a〜51aが上下方向に貫通して形成されている。本実施形態では、取付孔47a〜51aの数は5個としているが個数は限定するものではない。
又、図3に示すように、インパネアッパー13において、開口14の後側縁部14dの下方には左右方向に離間した複数の支持部52〜54が形成されている。本実施形態では、支持部52〜54の数は3個としているが個数は限定するものではない。各支持部52〜54には、取付孔52a〜54aが上下方向に貫通して形成されている。
(ベゼルの取付状態の説明)
開口14には、枠状をなすベゼル15が嵌合して配置されている。本実施形態では、ベゼル15は、図4に示すように開口14の形状に合うように前枠15a,左枠15b,右枠15c及び後枠15dとから、合成樹脂により四角枠状に形成されている。ベゼル15は、前記合成樹脂により形成されることにより、弾性変形可能である。開口14に対してベゼル15が嵌合して配置された状態では、図8に示すように、ベゼル15における前枠15aの前部側下面は、開口14の前側縁部14aの上面に接して配置されている。又、ベゼル15の後枠15dの前部側縁部は、ステップ60の上面に接して配置されるとともに、後部側縁部は開口14の後側縁部14dの上面に接して配置されている。
上記のようにベゼル15が開口14に嵌合して配置された状態では、図7(a)、(b)に示すように前記ベゼル15の右枠15cの内縁部はケース部26の右側壁24の上端に当接している。又、図示はしないが、前記ベゼル15の左枠15bの内縁部も同様にケース部26の左側壁23の上端に当接している。
ベゼル15の前枠15a,左枠15b,右枠15c及び後枠15dの下面には、図4に示すように係止爪16〜19が下方に突出されている。そして、ベゼル15が、開口14に対する取付状態では、前記係止爪16〜19が前記取付孔47a〜51a、取付孔43a〜46a、取付孔52a〜54aに対して取り外し可能に貫通して係止されている(図7(b)、図8参照)。
前記係止爪16〜19が前記取付孔47a〜51a、取付孔43a〜46a、取付孔52a〜54aに対して貫通係止される際、ベゼル15の各枠は、その弾性に抗してインパネアッパー13の開口14に対して嵌合される。
各係止爪16〜18は、共通であるため、図7(b)、図7(c)を参照して、係止爪17について説明する。
同図に示すように係止爪17は、基端から先端に延びる突片17aと、突片17aの幅方向において基端から先端に延びる一対の側壁17bと、両側壁17b間において突片17aが突出する方向に延びる一対の長孔17cと、一対の長孔17c間において、側壁17bが形成された面とは反対側の面に設けられた山形の突部17dを備える。係止爪17は、突片44の取付孔44aを、突部17dを支える基部側の板部の弾性に抗してa貫通すると、前記板部が弾性的に変形して、突部17dを取付孔44aを通過させ、通過後には、前記板部の弾性により復帰して図7(b)に示すように取付孔44aの周縁に係止する。この係止により、係止爪17が突片44に保持される。又、係止爪17を取付孔44aから抜くときには、前記板部の弾性に抗して取付孔44aに対して貫通させるときとは反対方向に係止爪17(すなわち、ベゼル15)を引けば抜き出し可能である。
又、係止爪41,42も、前記係止爪17と同様の構成であるため、図8に示す係止爪42では、側壁17bに相当する側壁、及び突部17dに相当する突部にはそれぞれ42b,42dを付す。
(実施形態の作用)
上記のように構成されたナビディスプレイの組み付け構造の作用を説明する。
上記のように、ナビディスプレイ20が取付部30に対して取付状態にあり、ベゼル15が開口14に対して嵌合されている状態では、係止爪16〜19が取付孔47a〜51a、取付孔43a〜46a、取付孔52a〜54aに貫通係止されている。
この状態は、ベゼル15の外周縁である前枠15aでは、前部側下面が開口14の前側縁部14aの上面に接しているとともに、ケース部26の当接座面70〜72が各突起部74〜76の下面に当接された状態である。すなわち、突起部74〜76は、ベゼル15の前枠15aとナビディスプレイ20のケース部26の前部で挟み込まれた状態である。
又、ベゼル15の外周縁である左枠15bでは、下面が開口14の左側縁部14bの上面に接しているとともに、ケース部26の当接座面55,56,61,が各突起部63〜65の下面に当接された状態である。すなわち、突起部63〜65は、ベゼル15の左枠15bとナビディスプレイ20のケース部26の左側壁23で挟み込まれた状態である。
又、ベゼル15の外周縁である右枠15cでは、下面が開口14の右側縁部14cの上面に接しているとともに、ケース部26の当接座面57,58,62が各突起部66〜68の下面に当接された状態である。すなわち、突起部66〜68は、ベゼル15の右枠15cとナビディスプレイ20のケース部26の右側壁24で挟み込まれた状態である。
従って、ナビディスプレイ20が取付部30に対して組み付けされた際に、ナビディスプレイ20が上方へ設計値よりも上又は下に位置した場合であっても、その設計値との組み付け誤差は、ベゼル15の弾性変形、或いは、突起部63〜68、74〜76の弾性変形により吸収される。
上記のようにナビディスプレイ20が組み付けされている状態(取付状態)から、例えば、ナビディスプレイ20をメンテナンスのため、或いは交換のために取付部30から取り外す場合を説明する。
まず、ベゼル15を開口14から取り外す。この場合は、ベゼル15の係止爪16〜19を取付孔43a〜54aから抜き出すことにより行われる。この後、ナビディスプレイ20のディスプレイ本体21を図9に示すように表示画面が後方を向く起立位置に回転させる。
次に、図10に示すように蓋部材29を操作孔28aから取り外す。この後、操作孔28a内の締め付け部材27を取り外す。この後、ナビディスプレイ20を後方(図12のP矢印方向)へ移動させる。このとき、ケース部26の係止爪42(図8参照)を架橋部32の貫通孔35から抜き出す。このとき、図12に示すように、各突起部63〜68、74〜76から、当接座面55,56,61,57,58,62が後方へ離間し、非取付状態とする(図12の一点鎖線で示す状態)。この非取付状態から、図12に示すようにQで示す斜め後ろ上方へナビディスプレイ20を開口14から抜き出す。
このようにしてナビディスプレイ20を、インパネアッパー13の開口14から取り外した後、メンテナンスが終了したナビディスプレイ20又は、新品のナビディスプレイ20を前記と逆の手順で、組み付けする。
本実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1) 本実施形態のナビディスプレイの組み付け構造では、ナビディスプレイ20(車両用装置)には、インパネアッパー13の開口14の周縁部の裏面に当接する当接座面55〜58,61,62(当接部)が設けられている。又、ベゼル15がナビディスプレイ20に取り付けされた際、ベゼル15のインパネアッパー13の周縁を覆うように当接配置された部位と当接座面55〜58,61,62(当接部)によりインパネアッパー13を挟み込みする。
この結果、本実施形態によれば、「せぎり合わせ」をする必要がなく、薄いベゼルを使用することができる。さらに、本実施形態によれば、ベゼル15とインパネアッパー13との建付け確保を行うことができる。
(2) 本実施形態のナビディスプレイの組み付け構造では、インパネアッパー13の開口14の周縁部からナビディスプレイ20に向かって複数の突起部63〜68(第1突起部)が突出されて、開口14の周縁部の裏面を、突起部63〜68の裏面としている。又、当接座面55〜58,61,62(当接部)は、ナビディスプレイ20の周縁部に相当する左側壁23,右側壁24から、突起部63〜68(第1突起部)の裏面に対して当接するようにそれぞれ突出された複数の突片43〜46、及びステップ59,61の端部(第2突起部)に設けられている。
この結果、本実施形態によれば、ベゼル15のインパネアッパー13の周縁を覆うように当接配置された部位と突片43〜46、及びステップ59,61の端部(第2突起部)によりインパネアッパー13を挟み込みすることができる。
(3) 本実施形態のナビディスプレイの組み付け構造では、ナビディスプレイ20はインパネロア12に対して着脱自在に取付けられている。そして、ベゼル15は、ナビディスプレイ20に対して取り外し可能に取り付けされている。又、インパネアッパー13の開口14は、ベゼル15がナビディスプレイ20から取り外され、かつナビディスプレイ20がインパネロア12との取付けが解除された状態において、突起部63〜68(第1突起部)と突片43〜46、及びステップ59,61の端部(第2突起部)の当接座面55〜58,61,62(当接部)との当接が解除する方向に移動可能な大きさを有する。又、開口14は、突起部63〜68(第1突起部)と突片43〜46、及びステップ59,61の端部(第2突起部)との当接が解除された際に、ナビディスプレイ20が抜け出し可能な大きさに形成されている。
この結果、本実施形態によれば、ベゼル15を取り外し、かつナビディスプレイ20をインパネロア12との取付けを解除した状態では、ナビディスプレイ20を後方へ移動して、突起部63〜68(第1突起部)と突片43〜46、及びステップ59,61の端部(第2突起部)との当接を解除すると、ナビディスプレイ20を開口14から取り出すことができる。このため、インパネアッパー13をインパネロア12から取り外すことなくナビディスプレイ20の交換、又はメンテナンスを行うことが可能となる。
なお、本実施形態は以下のように変更してもよい。
・ 前記実施形態では、取付孔43a,44a、45a,46aは、当接座面55〜58から後方側寄り位置に設けたが、取付孔43a,44a、45a,46aを当接座面55〜58から前方側寄り位置に設けても良い。この場合は、突起部63,64,66,67を前記実施形態よりも前寄り部位に設ければよい。
このように構成しても、ナビディスプレイ20を取り外す際、取付状態から非取付状態となる迄の移動距離は延びるが、前記実施形態と同様の効果を実現することができる。
・ 前記実施形態では、ベゼル15の前枠15a、左枠15b、及び右枠15cと、ナビディスプレイ20のケース部26とにより、インパネアッパー13を挟み込むようにした。
すなわち、前記実施形態では、ナビディスプレイ20を取り外し可能な構成で説明したが、ナビディスプレイ20以外の車両用装置において、交換又はメンテナンスか必要でない車両用装置の場合は、取り外し可能な構成とする必要はない。
この場合は、ベゼル15の後枠15dと、車両用装置の後部側に、当接部としての当接座面を設けて、該当接座面とインパネアッパー13の開口14における後部側の下面とで当接させ、ベゼル15と車両用装置とにより挟み込むようにしてもよい。
車両用装置としては、前記実施形態のナビディスプレイ20以外に、車速、エンジン回転数、或いは水温等の各種計器を含むメータ装置、ヒータコントロール装置、オーディオ装置等を挙げることができる。
・ 前記実施形態では、ベゼル15は四角枠状に形成されているが、四角枠状に限定されるものではない、開口14の形状、或いは車両用装置の外形形状に合わせて、円形枠状にしたり、楕円枠状等の他の枠形状に形成してもよい。
・ 前記実施形態では、第1突起部としての突起部63〜68を設けたが、ナビディスプレイ20を、開口14を介して、取り外ししない場合は、第1突起部としての突起部63〜68を省略してもよい。この場合は、この場合は、例えば、ナビディスプレイ20の突片43〜46、及びステップ59,61の端部(第2突起部)の当接座面55〜58,61,62(当接部)を、開口14の前側縁部14a,左右両側縁部14b,14c,後側縁部14dの裏面に当接させればよい。
・ 又、前記実施形態では、第2突起部として、突片43〜46、及びステップ59,61の端部を左側壁23,右側壁24から突出するようにしたが、ナビディスプレイ20を、開口14を介して、取り外ししない場合は、突片43〜46を省略するとともに、ステップ59,61の端部を左側壁23,右側壁24から突出しないようにしてもよい。
この場合、ナビディスプレイ20のケース部26に当接座面を設けて、第1突起部としての突起部63〜68の裏面に当接するように構成する。
10…インストルメントパネル(インパネ)、12…インパネロア、
13…インパネアッパー、14…開口、14a…前側縁部(周縁部)、
14b…左側縁部(周縁部)、14c…右側縁部(周縁部)、
14d…後側縁部(周縁部)、15…ベゼル、
16〜19…係止爪、
20…ナビディスプレイ(車両用装置)、21…ディスプレイ本体、
43〜46…突片(第2突起部)、55〜58…当接座面(当接部)、
61,62…当接座面(当接部)、63〜68…突起部(第1突起部)、
70〜72…当接座面(当接部)。

Claims (4)

  1. インストルメントパネルの下部を構成するインパネロアに対して取付けられた車両用装置が、前記インストルメントパネルの上部を構成するインパネアッパーの開口から臨むように配置され、枠状のベゼルが前記開口の周縁部表面を覆うように当接配置されるとともに前記車両用装置に対して取付けられた車両用装置組み付け構造において、
    前記車両用装置には、前記開口の周縁部の裏面に当接する当接部が設けられ、
    前記ベゼルが前記車両用装置に取り付けされた際、前記ベゼルのインパネアッパーの周縁を覆うように当接配置された部位と前記当接部により前記インパネアッパーを挟み込みすることを特徴とする車両用装置組み付け構造。
  2. 前記インパネアッパーの開口の周縁部から前記車両用装置に向かって複数の第1突起部が突出されて、前記開口の周縁部の裏面が、前記複数の第1突起部の裏面とし、
    前記当接部は、前記車両用装置の周縁部から前記第1突起部の裏面に対して当接するようにそれぞれ突出された複数の第2突起部に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の車両用装置組み付け構造。
  3. 前記車両用装置は、前記インパネロアに対して着脱自在に取付けられ、
    前記ベゼルは、前記車両用装置に対して取り外し可能に取付けられ、
    前記開口は、前記ベゼルが前記車両用装置から取り外され、かつ前記車両用装置が前記インパネロアとの取付けが解除された状態において、前記第1突起部と第2突起部の当接部との当接が解除する方向に移動可能な大きさを有すると共に、前記第1突起部と第2突起部との当接が解除された際に、前記車両用装置が抜け出し可能な大きさに形成されていることを特徴とする請求項2に記載の車両用装置組み付け構造。
  4. 前記車両用装置がナビディスプレイであることを特徴とする請求項1乃至請求項3のうちいずれか1項に記載の車両用装置組み付け構造。
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