JP5402816B2 - 車両用電源装置 - Google Patents

車両用電源装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5402816B2
JP5402816B2 JP2010101698A JP2010101698A JP5402816B2 JP 5402816 B2 JP5402816 B2 JP 5402816B2 JP 2010101698 A JP2010101698 A JP 2010101698A JP 2010101698 A JP2010101698 A JP 2010101698A JP 5402816 B2 JP5402816 B2 JP 5402816B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power
power conversion
power supply
vehicle
supply device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2010101698A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011234470A (ja
Inventor
章 坂本
和良 大林
淳之 蛭間
正人 水越
淳 石井
充 藤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2010101698A priority Critical patent/JP5402816B2/ja
Publication of JP2011234470A publication Critical patent/JP2011234470A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5402816B2 publication Critical patent/JP5402816B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/70Energy storage systems for electromobility, e.g. batteries
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/72Electric energy management in electromobility

Landscapes

  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)

Description

本発明は、車両の外部の電源装置に接続される授受電口を介して前記外部の電源装置との間で電力の授受を行なう車両用電源装置に関する。
この種の電源装置としては、例えば下記特許文献1に見られるように、車両の駆動輪にモータジェネレータが付与する動力を制御すべく操作される走行用のインバータを用いて、外部の商用電源から供給される電力を車両内のバッテリに充電するものも提案されている。
特開2007−318970号公報
ところで、上記走行用のインバータは、高い信頼性が要求されるが故に要求される機能安全レベルが高い。このため、通常、車両に要求される走行可能な総時間に渡ってその動作が保証されることが特に強く求められる。一方、外部の商用電源から供給される電力の充電には通常長時間を要する。このため、車両に要求される走行可能な総時間を固定した場合、充電機能を搭載する車両では、搭載しない車両と比較して、走行用のインバータに要求される耐久性能が過大となるおそれがある。このように、外部の電源装置との間で電力の授受を行なうに際し、要求される機能安全レベルの高い電力変換回路を利用し続ける場合には、その劣化が促進されることが懸念される。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、車載負荷に接続される電力変換回路を流用して前記外部の電源装置との間で電力の授受を行ないつつも、要求される機能安全レベルの高い電力変換回路の劣化を極力抑制することのできる車両用電源装置を提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段、およびその作用効果について記載する。
請求項1記載の発明は、車両の外部の電源装置に接続される授受電口を介して前記外部の電源装置との間で電力の授受を行なう車両用電源装置において、前記車両は、蓄電手段と、該蓄電手段の電力を変換して車載負荷に出力する複数の電力変換回路とを備え、前記外部の電源装置との間で電力の授受を行なう際に前記複数の電力変換回路のうち要求される機能安全レベルの低いものを前記授受電口に接続することで前記機能安全レベルの低いものを前記電力の授受に優先的に利用する選択手段を備えることを特徴とする。
上記発明では、要求される機能安全レベルが低いものが優先的に利用されるため、車載負荷に接続される電力変換回路を流用して外部の電源装置との間で電力の授受を行ないつつも、要求される機能安全レベルが高い電力変換回路の劣化を極力抑制することができる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記複数の電力変換回路のうちの少なくとも2つを前記授受電口に接続する電力授受用電気経路を更に備え、前記選択手段は、前記授受電口および前記電力授受用電気経路を介して前記外部の電源装置との間で電力の授受を行なう場合、前記少なくとも2つの電力変換回路のうち要求される機能安全レベルの低いものを優先的に利用することを特徴とする。
上記発明では、車載負荷を駆動するための少なくとも2つの電力変換回路を外部の電源装置との電力の授受に利用できるため、外部の電源装置との電力の授受に際しての扱う電力量の最大値を大きくしたり、様々な要求要素を満たす上で適切な電力変換回路を選択したりすることができる。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明において、前記選択手段は、前記外部の電源装置との間で授受される電力量に基づき、前記利用する電力変換回路を1つとするか2以上とするかを選択をすることを特徴とする。
上記発明では、電力変換回路を1つ用いる場合よりも2つ用いる場合の方が授受される電力量を大きくすることができる。また、一般に、電力変換回路の入力電圧に対する出力電圧の比によって定量化される効率は、入力電力に依存して変化する。このため、用いる電力変換回路の数を変更することで、電力変換回路を電力利用効率の大きい領域で使用することも可能となる。
請求項4記載の発明は、請求項3記載の発明において、前記少なくとも2つの電力変換回路の入力電力と出力電力との関係を示す関係情報を記憶する記憶手段と、前記選択手段によって2以上の電力変換回路が用いられる旨選択される場合、前記関係情報に基づき、前記2以上の電力変換回路のうちの少なくとも2つの入力電力総量に対する出力電力総量の比が最大となるように前記2以上の電力変換回路のそれぞれに対する電力指令値を設定する最大効率制御手段とを更に備えることを特徴とする。
上記発明では、最大効率制御手段を備えることで、授受される電力の利用効率を高めることができる。
請求項5記載の発明は、請求項2〜4のいずれか1項に記載の発明において、前記少なくとも2つの電力変換回路は、前記車両の内部空間の状態を調節するための電子機器に接続される空間状態調節用電力変換回路と、それ以外の電力変換回路とを備え、前記選択手段は、前記少なくとも2つの電力変換回路の中で前記空間状態調節用電力変換回路に要求される機能安全レベルが最も低いとして前記空間状態調節用電力変換回路を優先的に利用することを特徴とする。
車両の内部空間の状態を調節するための電子機器は、通常、車両の走行性や安全性にはさほど影響を与えず、車室内の快適性に影響を与えるものである。このため、こうした電子機器を駆動するための空間状態調節用電力変換回路が電力の授受によって消耗するとしても、それは、要求される機能安全レベルが高い機器の劣化の促進を意味しない。上記発明では、この点に鑑み、空間状態調節用電力変換回路を優先利用した。
請求項6記載の発明は、請求項5記載の発明において、前記複数の電力変換回路は、車載主機としての回転機に接続される主機用電力変換回路を備え、前記主機用電力変換回路を介して前記主機としての回転機に電力を供給する蓄電手段と前記空間状態調節用電力変換回路を介して前記状態を調節するための電子機器に電力を供給するための蓄電手段とが同一の蓄電手段であることを特徴とする。
走行用電力変換回路の入力端子に接続される蓄電手段は、走行用回転機との間で直接的に電力の授受を行なうものであるため、その容量が大きい。このため、蓄電手段と外部の電源装置との間で電力の授受を行なう場合、車両内の他の蓄電手段を用いる場合と比較して、蓄電手段からの放電電力や蓄電手段への充電電力を大きくすることができる。
請求項7記載の発明は、請求項6記載の発明において、前記少なくとも2つの電力変換回路は、前記主機用電力変換回路を備えることを特徴とする。
請求項8記載の発明は、請求項2〜7のいずれか1項に記載の発明において、前記少なくとも2つの電力変換回路は、前記車両の操舵角を変更する力を付与するための操舵用回転機に接続される操舵用電力変換回路と、前記車両の内部空間の状態を調節するための電子機器に接続される空間状態調節用電力変換回路とを備え、前記選択手段は、前記空間状態調節用電力変換回路に要求される機能安全レベルの方が前記操舵用電力変換回路に要求される機能安全レベルよりも低いとして前記空間状態調節用電力変換回路を優先的に利用することを特徴とする。
一実施形態にかかるシステム構成図。 同実施形態にかかる電力変換回路の回路構成を示す回路図。 同実施形態にかかる充電処理を示す回路図。 同実施形態にかかるインバータの選択利用のための機能を示すブロック図。 同実施形態にかかる車両の充電処理の手順を示す流れ図。 同実施形態にかかる電力消費量の最小化処理を示す図。
以下、本発明にかかる車両用電源装置をパラレルハイブリッド車に適用した一実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図示される高電圧バッテリ10は、車載高電圧システムを構成するものであり、その端子電圧が高圧(例えば百V以上)となるものである。高電圧バッテリ10には、負荷として、主機ユニット20、電動パワーステアリングユニット30、電動ファンユニット40、および空調ユニット50が接続されている。詳しくは、高電圧バッテリ10の一方の端子(ここでは、正極を例示)には、リレーRMを介して負荷が接続されており、他方の端子(ここでは、負極を例示)には、高抵抗側リレーRMHおよび抵抗体12と低抵抗側リレーRMLとの並列接続体を介して負荷が接続されている。
上記主機ユニット20は、車載主機としてのモータジェネレータ(MG)と、インバータ(IV)と、電子制御装置(ECU)とを備えてモータジェネレータの制御量を制御するための制御システムである。なお、主機としてのモータジェネレータの回転軸の一方の端部には、内燃機関18の出力軸(クランク軸)が直結されており、他方の端部には、変速装置14を介して駆動輪16が機械的に連結されている。
同様に、電動パワーステアリングユニット30は、ユーザの操舵角の変位をアシストするためのモータジェネレータ(MG)と、インバータ(IV)と、電子制御装置(ECU)とを備えてモータジェネレータの制御量を制御するための制御システムである。また、電動ファンユニット40は、内燃機関18の冷却水を冷却するためのファンを回転させるモータジェネレータ(MG)と、インバータ(IV)と、電子制御装置(ECU)とを備えてモータジェネレータの制御量を制御するための制御システムである。さらに、空調ユニット50は、圧縮機に回転エネルギを付与するためのモータジェネレータ(MG)と、インバータ(IV)と、電子制御装置(ECU)とを備えてモータジェネレータの制御量を制御するための制御システムである。
車両制御ECU60は、上記主機ユニット20や、内燃機関18、変速装置14等を操作することで、車両の運転を制御する電子制御装置である。一方、充電制御装置70は、電圧センサ13によって検出される高電圧バッテリ10の電圧等に基づく高電圧バッテリ10の充電量の制御等、車両内の電力制御を行なう電子制御装置である。なお、これら車両制御ECU60や充電制御装置70は、車載高電圧システムから絶縁された車載低電圧システムを構成しており、端子電圧が低い(例えば数V〜十数V)低電圧バッテリ62を直接の電源とする。この低電圧バッテリ62は、高電圧バッテリ10の電圧を降圧するDCDCコンバータ64の出力電圧が印加されることで、高電圧バッテリ10を電力供給源とするものである。ちなみに、図1では、高電圧システムを2点鎖線で囲ってある。ただし、主機ユニット20、電動パワーステアリングユニット30、電動ファンユニット40、および空調ユニット50のECUについては、低電圧システム内に搭載することが望ましい。
上記充電制御装置70は、住宅等の外部の電源装置から供給される電力(商用電源の電力等)を高電圧バッテリ10に充電する制御等、外部の電源装置との間での電力の授受を、主機ユニット20や、電動パワーステアリングユニット30、電動ファンユニット40、および空調ユニット50の備えるインバータを操作することで行なう機能を有する。ここで、主機ユニット20や、電動パワーステアリングユニット30、電動ファンユニット40、空調ユニット50の備えるインバータと、車両の外部の電源装置とは、プラグPGを介して電気的に接続される。本実施形態では、このプラグPGとして、車両および外部の電源装置のいずれからも切り離し可能な、車両内と車両外とを電気的に接続するインターフェースを想定している。ただし、このプラグPGを車両の一部(車両に対して着脱不可能)としたり、外部の電源装置の一部(外部の電源装置に対して着脱不可能)としてもよい。
図2に、上記主機ユニット20、電動パワーステアリングユニット30、電動ファンユニット40、空調ユニット50等の一部を備える電力変換回路の構成を示す。
図示されるように、主機ユニット20の備える主機用インバータIV1、電動パワーステアリングユニット30の備えるパワステ用インバータIV2、電動ファンユニット40の備えるファン用インバータIV3、および空調ユニット50の備える空調用インバータIV4は、いずれも高電位側のスイッチング素子Swpと低電位側のスイッチング素子Swnとの直列接続体を3対備えている。また、高電位側のスイッチング素子Swpには逆並列にフリーホイールダイオードFdpが接続されており、低電位側のスイッチング素子Swnには逆並列にフリーホイールダイオードFdnが接続されている。なお、図2では、スイッチング素子Swp,Swnとして、絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)を例示した。
ここで、主機用インバータIV1の入力端子にはコンデンサ22が接続されており、出力端子には、主機用モータジェネレータ24が接続されている。また、パワステ用インバータIV2の入力端子にはコンデンサ32が接続されており、出力端子には、パワステ用モータジェネレータ34が接続されている。また、ファン用インバータIV3の入力端子にはコンデンサ42が接続されており、出力端子には、ファン用モータジェネレータ44が接続されている。さらに、空調用インバータIV4の入力端子にはコンデンサ52が接続されており、出力端子には、空調用モータジェネレータ54が接続されている。
上記主機用インバータIV1の定格出力Rot1は、パワステ用インバータIV2の定格出力Rot2、ファン用インバータIV3の定格出力Rot3、空調用インバータIV4の定格出力Rot4のいずれよりも大きく設定されている。
上記主機用インバータIV1,パワステ用インバータIV2、ファン用インバータIV3および空調用インバータIV4の出力端子のそれぞれは、電力授受用電気経路CLを介して互いに並列接続され、車両の外部との電気的な接続を司る授受電口(コネクタC1)に接続されている。このコネクタC1には、プラグPGが接続可能である。プラグPGの他方の端部は、商用電源等の供給装置としての住宅内の電源PSと外部との接続を司る授受電口(コネクタC2)に接続される。上記プラグPGは、フィルタ80を備えている。なお、本実施形態では、フィルタ80としてLC回路を例示している。また、図2では、電源PSとして、単相電源を例示しているが、本実施形態における車両自体は3相電源への対応も可能な設定を想定しているため、コネクタC1は、3つの端子を備えている。なお、電力授受用電気経路CLのそれぞれには、エネルギを蓄える充電用リアクトルLが設けられている。
上記主機用インバータIV1の出力端子および電力授受用電気経路CLの接続点のそれぞれと主機用モータジェネレータ24との間には、この間を電気的に開閉する負荷用リレーRDが設けられている。また、上記パワステ用インバータIV2の出力端子および電力授受用電気経路CLの接続点のそれぞれとパワステ用モータジェネレータ34との間には、この間を電気的に開閉する負荷用リレーRDが設けられている。また、上記ファン用インバータIV3の出力端子および電力授受用電気経路CLの接続点のそれぞれとファン用モータジェネレータ44との間には、この間を電気的に開閉する負荷用リレーRDが設けられている。さらに、上記空調用インバータIV4の出力端子および電力授受用電気経路CLの接続点のそれぞれと空調用モータジェネレータ54との間には、この間を電気的に開閉する負荷用リレーRDが設けられている。ここで、負荷用リレーRDは、外部の電源装置と車両との間で電力の授受がなされる際にこの電力が上記主機用モータジェネレータ24や、パワステ用モータジェネレータ34、ファン用モータジェネレータ44、空調用モータジェネレータ54に流れ込むことを阻止するためのものである。
一方、電力授受用電気経路CLには、主機用インバータIV1の出力端子との間を開閉する電力授受用リレーRCが設けられている。また、電力授受用電気経路CLには、パワステ用インバータIV2の出力端子との間を開閉する電力授受用リレーRCが設けられている。さらに、電力授受用電気経路CLには、ファン用インバータIV3の出力端子との間を開閉する電力授受用リレーRCが設けられている。加えて、電力授受用電気経路CLには、空調用インバータIV4の出力端子との間を開閉する電力授受用リレーRCが設けられている。ここで、電力授受用リレーRCは、主機用インバータIV1や、パワステ用インバータIV2,ファン用インバータIV3、空調用インバータIV4が外部の電源装置との間で電力の授受を行なうことができる態勢が整っていない場合に、外部の電源装置とこれらインバータとが電気的に接続される事態を回避するためのものである。
なお、負荷用リレーRDや電力授受用リレーRCの上述した目的は、充電制御装置70によって適宜、負荷用リレーRDや電力授受用リレーRCを開閉操作することで達成される。
コネクタC1の3つの端子のうちの1つと残りの2つのそれぞれとの間には、この間の電位差を検出する電圧センサ82,84が設けられている。上記充電制御装置70は、電圧センサ82,84の出力等に基づき、電源PSから供給される電力を高電圧バッテリ10に充電する制御を行なう。
図3に、本実施形態にかかる充電制御の態様を示す。なお、図3では、空調用インバータIV4を用いて単相電源から電力が供給される場合を例にとって説明する。
図3(a)および図3(b)は、W相の電位よりもV相の電位の方が高い場合を例示している。この場合、図3(a)に示されるように、V相の低電位側のスイッチング素子Swnをオン状態とすることで、電源PS、充電用リアクトルL、V相のスイッチング素子Swn、W相のフリーホイールダイオードFdn、および充電用リアクトルLを備えるループ回路を電流が流れ、充電用リアクトルLにエネルギが蓄積される。その後、図3(b)に示されるように、V相のスイッチング素子Swnをオフ操作することで、電源PS、充電用リアクトルL、V相のフリーホイールダイオードFdp、コンデンサ52、W相のフリーホイールダイオードFdn、および充電用リアクトルLを備えるループ回路を電流が流れ、コンデンサ52が充電され、ひいてはこれに並列接続される高電圧バッテリ10が充電される。
一方、図3(c)および図3(d)は、V相の電位よりもW相の電位の方が高い場合を例示している。この場合、図3(c)に示されるように、W相の低電位側のスイッチング素子Swnをオン状態とすることで、電源PS、充電用リアクトルL、W相のスイッチング素子Swn、V相のフリーホイールダイオードFdn、および充電用リアクトルLを備えるループ回路を電流が流れ、充電用リアクトルLにエネルギが蓄積される。その後、図3(d)に示すように、W相のスイッチング素子Swnをオフ操作することで、電源PS、充電用リアクトルL、W相のフリーホイールダイオードFdp、コンデンサ52、V相のフリーホイールダイオードFdn、および充電用リアクトルLを備えるループ回路を電流が流れ、コンデンサ52が充電され、ひいてはこれに並列接続される高電圧バッテリ10が充電される。
本実施形態では、外部の電源装置との電力の授受に際して、主機用インバータIV1,パワステ用インバータIV2、ファン用インバータIV3,および空調用インバータIV4の中から使用するものを適宜選択する。以下、この選択処理について詳述する。
図4に、上記選択処理を行なうための構成を示す。
図示されるように、主機ユニット20、電動パワーステアリングユニット30、電動ファンユニット40、および空調ユニット50のそれぞれの備えるECUは、次の情報やデータを有している。
まず第1に、それぞれの備えるインバータが外部の電源装置との電力の授受に利用可能か否かを示すフラグ(利用可能フラグ)を有している。第2に、入力電力に対する出力電力の比である効率に関する情報を有している。第3に、それぞれの備えるインバータに要求される機能安全レベルのカテゴリを示すカテゴリレベル情報を有している。ここで、利用可能レベルは、インバータの使用状況や温度等に基づき設定される。すなわち、例えば空調要求がある場合には、空調用インバータIV4は利用可能ではないとされる。また例えば、主機用インバータIV1の温度が過度に高い場合には、主機用インバータIV1は利用可能ではないとされる。また、上記要求される機能安全レベルは、異常が生じることを回避する要求が強いほど高いものであり、レベルBが最高となっている。図では、主機用インバータIV1とパワステ用インバータIV2との機能安全レベルがレベルBで最高となっている。これは、主機用インバータIV1とパワステ用インバータIV2とが、車両の変位にかかわる電子機器を駆動するものであることに鑑みたものである。これに対し、ファン用インバータIV3や空調用インバータIV4は、車両の内部空間の状態(温度)を調節するための電子機器を駆動するものであるため、これに対して要求される機能安全レベルは、車両の変位にかかわる電子機器を駆動するものよりも低いレベルAに設定される。
充電制御装置70は、上記各ECUの有する上記データや情報に基づき、外部の電源装置との電力の授受に際して、主機用インバータIV1,パワステ用インバータIV2、ファン用インバータIV3,および空調用インバータIV4の中から1又は複数のインバータを選択して操作する処理を行なう。なお、上記効率に関する情報等がECU側に記憶されているのは、充電制御装置70に汎用性を持たせるためである。すなわち、こうした設定によれば、主機用インバータIV1,パワステ用インバータIV2、ファン用インバータIV3,および空調用インバータIV4の少なくとも1つの仕様が変更されたとしても、充電制御装置70を変更することなく上記選択に関する処理を行なうことが可能となる。
図5に、本実施形態において外部の電源装置から供給される電力を高電圧バッテリ10に充電する際の処理の手順を示す。この処理は、充電制御装置70によって、例えば所定周期で繰り返し実行される。
この一連の処理では、まずステップS10において、給電指令量を取り込む。給電指令量は、高電圧バッテリ10の状態等に基づき設定されるものである。すなわち、例えば高電圧バッテリ10が満充電に近づくことで充電電力を低下させる要求がある場合には、給電指令量は、充電初期よりも後期において低下される。なお、充電初期においては、供給可能な最大電力程度を給電指令量としたい場合には、コネクタC1に接続される外部の電源が、単相電源か3相電源かに応じて、またコネクタC1に印加される電圧の実効値に応じて給電指令量を設定してもよい。これは、例えば日本国における商用電源の場合、通常、単相100V電源の供給可能電力(1.5kW)よりも単相200V電源の供給可能電力(3kW)の方が大きいこと等に鑑みたものである。
続くステップS12においては、利用可能フラグとカテゴリレベル情報を取得する。そして、ステップS14では、利用可能なインバータに、機能安全レベルがレベルAであるものがあるか否かを判断する。この処理は、機能安全レベルの低いものを優先的に利用するためのものである。そして、ステップS14において肯定判断される場合、ステップS16において、レベルAの利用可能なインバータの効率情報を取得する。そして、ステップS18では、レベルAの利用可能なインバータの最大出力の合計が給電指令量以上となるか否かを判断する。この処理は、レベルAの利用可能なインバータのみを用いて給電指令量を賄うことができるか否かを判断するためのものである。
そしてステップS18において肯定判断される場合、ステップS20において、レベルAのインバータのそれぞれに対し、出力電力の指令値を割り振る。ここで、出力電力の指令値は、図6に示すように、各インバータの入力電力の総量に対する出力電力の総量の比を最大化するように設定する。図6では、空調用インバータIV4の出力電力X1とファン用インバータIV3の出力電力X2との和が給電指令量となるもののうち、そのときの空調用インバータIV4の入力電力f1(X1)とファン用インバータIV3の入力電力f2(X2)との和が最小となるもの(出力電力P1,P2)が選択されることが示されている。ちなみに、出力電力P1,P2のいずれか一方がゼロとなることもありうる。
一方、先の図5のステップS18において否定判断される場合、ステップS22において、レベルAの各インバータの出力電力の指令値をそれぞれの最大出力に設定する。続くステップS24では、上記ステップS10において設定された給電指令量から、ステップS22によって設定された指令値の合計を減算した残り(不足分)を、給電指令量として再設定する。
上記ステップS24の処理が完了する場合や、上記ステップS14において否定判断される場合には、ステップS26に移行する。ステップS26においては、利用可能なインバータにレベルBのものがあるか否かを判断する。そしてステップS26において肯定判断される場合、ステップS28において、レベルBの利用可能なインバータの効率情報を取得する。続くステップS30では、レベルBの利用可能なインバータの最大出力の合計が給電指令量以上となるか否かを判断する。この処理は、給電指令量を賄うことができるか否かを判断するためのものである。そしてステップS30において肯定判断される場合、ステップS32において、レベルBの利用可能なインバータのそれぞれに対し、出力電力の指令値を割り振る。ここでは、レベルBの利用可能なインバータの入力電力の総量に対する出力電力の総量の比を最大化するように設定する。この処理は、上記ステップS20と同様の処理である。
一方、ステップS26、S30において否定判断される場合には、ステップS34においてエラーを出力する。この処理は、例えば、給電指令量を設定する手段に、給電指令量を満たすことができない旨を出力する処理とすればよい。これにより、給電指令量を設定する手段によって、給電指令量を再設定することができる。なお、例えばユーザの要求によって給電指令量が設定される場合、給電指令量を満たすことができない旨を車両の外部に通知してもよい。
上記ステップS20、S32、S34の処理が完了する場合、この一連の処理を一旦終了する。
以上詳述した本実施形態によれば、以下の効果が得られるようになる。
(1)外部の電源装置との間で電力の授受を行なう場合、主機用インバータIV1,パワステ用インバータIV2,ファン用インバータIV3,空調用インバータIV4のうち要求される機能安全レベルの低いものを優先的に利用した。これにより、車載負荷を駆動するためのインバータを流用して外部の電源装置との間で電力の授受を行ないつつも、要求される機能安全レベルが高いインバータの劣化を極力抑制することができる。
(2)主機用インバータIV1,パワステ用インバータIV2,ファン用インバータIV3,空調用インバータIV4を電力授受用電気経路CLを介してコネクタC1に接続して且つ、外部の電源装置との間で電力の授受を行なうに際し、これらのうち利用可能なものの中から機能安全レベルの低いものを優先的に利用した。これにより、外部の電源装置との電力の授受に利用可能なインバータの最大数が複数であるため、外部の電源装置との電力の授受に際しての扱う電力量の最大値を大きくしたり、様々な要求要素を満たす上で適切なインバータを選択したりすることができる。
(3)車両の内部空間の状態を調節するための電子機器に接続される空間状態調節用電力変換回路(ファン用インバータIV3、空調用インバータIV4)に要求される機能安全レベルが最も低いとした。これにより、外部の電源装置との電力の授受に起因して車両の変位にかかわる回転機(主機用モータジェネレータ24、パワステ用モータジェネレータ34)の劣化が促進される事態を好適に抑制することができる。
(4)主機用インバータIV1,パワステ用インバータIV2,ファン用インバータIV3,および空調用インバータIV4のそれぞれの入力端子に共通に高電圧バッテリ10を接続した。このようにこれらインバータの直接の電源を車両内で最も容量の大きい高電圧バッテリ10とすることで、外部の電源装置との間で電力の授受を行なうに際し、放電電力や充電電力を大きくすることができる。
(5)利用可能なレベルAのインバータが複数ある場合、これらの入力電力総量に対する出力電力総量の比が最大となるように出力指令値を設定した。これにより、電力の利用効率を高めることができる。
(その他の実施形態)
なお、上記実施形態は、以下のように変更して実施してもよい。
<外部との電力授受用のインバータに接続される負荷の種類と機能安全レベルについて>
機能安全レベルの定義としては、主機ユニット20のインバータと電動パワーステアリングユニット30のインバータとを同一とするものに限らない。例えば主機ユニット20のインバータの機能安全レベルの方が電動パワーステアリングユニット30のインバータよりも機能安全レベルが高いとしてもよい。こうした設定は、パワステ用モータジェネレータ34のアシストがない状態での操舵角の操作がユーザの操舵操作に際してのフィーリングを損なうのみで操舵操作自体に支障がない場合等に特に有効である。
外部との電力授受用のインバータとしては、上記実施形態で例示したものに限らない。例えば、車載操舵角を変位させるための回転機に接続されるインバータとして、パワステ用インバータIV2に代えて、例えばステアリングバイワイヤシステムに搭載される回転機のインバータを用いてもよい。
また、本発明をシリーズハイブリッド車に適用する場合、内燃機関の動力を用いて発電するための回転機に接続されるインバータを用いてもよい。この場合であっても、機能安全レベルは、車両の内部空間の状態を調節するための電子機器に接続される電力変換回路よりは機能安全レベルが高いとすることが望ましい。
さらに、空調用インバータIV4の機能安全レベルよりもファン用インバータIV3の機能安全レベルの方が高いとしてもよい。これは、ファン用モータジェネレータ44が内燃機関18の温度を間接的に調節するためのものであるため、車両の駆動力の生成に間接的にかかわる回転機であるのに対し、空調用モータジェネレータ54は、車室内の快適性を向上させるためのものに過ぎないためである。なお、空調用インバータIV4に限らず、車室内の快適性を向上させる電子機器を駆動するための電力変換回路に要求される機能安全レベルが最も低く設定されることが望ましい。
<選択手段について>
選択手段としては、先の図5において例示したロジックを有して構成されるものに限らない。例えば先の図1に示したシステムにおいて、空調用インバータIV4とファン用インバータIV3とに要求される機能安全レベルが低いとして、これらのみを電力授受用電気経路CLを介して授受電口(コネクタC1)に接続してもよい。これは、主機用インバータIV1やパワステ用インバータIV2を外部の電源装置との電力の授受に用いることが物理的に不可能な設定である。
<最大効率制御手段について>
最大効率制御手段としては、機能安全レベルが同一であるものが複数ある場合にこれらの入力電力総量に対する出力電力総量の比を最大化するものに限らない。例えば、電力の授受に用いる電力変換回路に機能安全レベルの相違するものが含まれる場合、それらの入力電力総量に対する出力電力総量の比を最大化するものであってもよい。
<電力変換回路について>
電力変換回路としては、3相回転機に接続される3相インバータ等、直流電源の電力を交流電力に変換する直流交流変換回路に限らない。例えばブラシ付DCモータに接続されるものであってもよい。これは、通常、ブラシ付DCモータの各端子のそれぞれを直流電源の正極に接続する高電位側のスイッチング素子および負極に接続する低電位側のスイッチング素子を備えている。ただし、こうした電力変換回路は、通常、ブラシ付DCモータの各端子のそれぞれに接続される高電位側のスイッチング素子と低電位側のスイッチング素子とが1つずつとなる。このため、3相入力に対応する場合には、ブラシ付DCモータの各端子のそれぞれに接続される高電位側のスイッチング素子と低電位側のスイッチング素子を複数とするなどすることが望ましい。
また、その出力端子が回転機に接続されるものにも限らない。例えば、高電圧バッテリ10に並列接続される高電位側のスイッチング素子および低電位側のスイッチング素子と、これらスイッチング素子の接続点がリアクトルを介してコンデンサに接続される降圧コンバータであってもよい。この場合、リアクトルとコンデンサとの間に電力授受用電気経路CLを接続することで、充電処理のためにリアクトルを別途設ける必要が生じない。
さらに、電力変換回路としては、車載低電圧システムから絶縁された車載高電圧システムを構成するものに限らない。例えば車載低電圧システムを構成する電力変換回路であってもよい。ただし、通常、低電圧バッテリ62の容量が小さいため、外部から車両への充電電力供給量が所定値以上となる場合、充電処理中に、低電圧バッテリ62の電圧を昇圧して高電圧バッテリ10に印加するコンバータを駆動して高電圧バッテリ10に充電電力を供給するようにすることが望ましい。
なお、電力変換回路を構成するスイッチング素子としては、IGBTに限らず、例えば電界効果トランジスタ等であってもよい。
<電力変換回路の利用手法について>
外部の電源装置との電力の授受のための電力変換回路の利用手法としては、1の授受電口(コネクタC1)に接続される電力授受用電気経路CLの全てを1の電力変換回路に接続するものに限らない。例えば上記特許文献1に例示されているように、一対のインバータのそれぞれに接続される3相回転機の中性点のそれぞれにコネクタC1の各別の端子が接続されるものであってもよい。なお、この場合、電力授受用電気経路が3相回転機のコイルを備える構成となる。
<電力授受用開閉器について>
電力授受用開閉器としては、電力授受用電気経路CLのそれぞれに対応して設けられる3つの電力授受用リレーRCに限らない。例えば、電力授受用電気経路CLが単相のみを想定して2つの電気経路のみを備える構成において、これら2つの経路のいずれか一方に対応する経路に接続される電力授受用リレーRCのみを設けるようにしてもよい。この場合であっても、電力授受用リレーRCの開操作によって、電力授受用電気経路CLと空調用インバータIV4等の負荷との間を開ループ状態とすることはできる。
<負荷用開閉器について>
負荷用開閉器としては、電力授受用電気経路CLのそれぞれに対応して設けられる3つの負荷用リレーRDに限らない。例えば、電力授受用電気経路CLが単相のみを想定して2つの電気経路のみを備える構成において、これら2つの経路のいずれか一方に対応する経路を開閉する負荷用リレーRDのみを設けるようにしてもよい。
また、負荷用開閉器を設けなくてもよい。この場合、充電用リアクトルLに代えて、負荷のリアクトル(例えば空調用モータジェネレータ54のリアクトル)を用いて充電処理を行ってもよい。
<そのほか>
・充電用リアクトルLを、電力授受用電気経路CLの全てに設ける代わりに、例えば、いずれか2つの経路または1つの経路に設けてもよい。
・授受電口(コネクタC1)の数を1個ではなく、複数とし、これらに各別の負荷用電力変換回路を接続してもよい。
・1組の電力授受用電気経路CLの全てに1の電力変換回路を接続する場合のこの負荷用電力変換回路の数としては、4個に限らず、2個、3個または5個以上であってもよい。もっとも、授受電口(コネクタC1)の数が複数となるなら、1の授受電口に接続される1組の電力授受用電気経路CLの全てに接続される電力変換回路の数を1つとしてもよい。
・先の図2等において、高電圧バッテリ10と主機用インバータIV1との間に昇圧コンバータを介在させてもよい。
・車両としては、パラレルハイブリッド車に限らず、例えばシリーズハイブリッド車やパラレル・シリーズハイブリッド車等であってもよい。もっともハイブリッド車に限らず、例えば車載主機として回転機のみを備える電気自動車等であってもよい。
・電力の授受としては、外部の電源装置から車両への電力の供給に限らず、車両から外部の電源装置への電力の供給であってもよい。
・車両制御ECU60による高電圧バッテリ10の充放電制御としては、その両端の電圧に基づき行われるものに限らない。例えば、高電圧バッテリ10が電池セルの直列接続体としての組電池であるなら、所定個数ずつの電池セルの状態の各検出値に基づき高電圧バッテリ10の充放電制御を行ってもよい。
10…高電圧バッテリ、24…主機用モータジェネレータ(走行用回転機の一実施形態)、IV1…主機用インバータ(走行用電力変換回路の一実施形態)、IV4…空調用インバータ(補機用電力変換回路の一実施形態)、RC…電力授受用リレー(電力授受用開閉器の一実施形態)、RD…補機用リレー(補機用開閉器の一実施形態)、CL…電力授受用電気経路、C1…コネクタ(授受電口の一実施形態)。

Claims (8)

  1. 車両の外部の電源装置に接続される授受電口を介して前記外部の電源装置との間で電力の授受を行なう車両用電源装置において、
    前記車両は、蓄電手段と、該蓄電手段の電力を変換して車載負荷に出力する複数の電力変換回路とを備え、
    前記外部の電源装置との間で電力の授受を行なう際に前記複数の電力変換回路のうち要求される機能安全レベルの低いものを前記授受電口に接続することで前記機能安全レベルの低いものを前記電力の授受に優先的に利用する選択手段を備えることを特徴とする車両用電源装置。
  2. 前記複数の電力変換回路のうちの少なくとも2つを前記授受電口に接続する電力授受用電気経路を更に備え、
    前記選択手段は、前記授受電口および前記電力授受用電気経路を介して前記外部の電源装置との間で電力の授受を行なう場合、前記少なくとも2つの電力変換回路のうち要求される機能安全レベルの低いものを優先的に利用することを特徴とする請求項1記載の車両用電源装置。
  3. 前記選択手段は、前記外部の電源装置との間で授受される電力量に基づき、前記利用する電力変換回路を1つとするか2以上とするかを選択をすることを特徴とする請求項2記載の車両用電源装置。
  4. 前記少なくとも2つの電力変換回路の入力電力と出力電力との関係を示す関係情報を記憶する記憶手段と、
    前記選択手段によって2以上の電力変換回路が用いられる旨選択される場合、前記関係情報に基づき、前記2以上の電力変換回路のうちの少なくとも2つの入力電力総量に対する出力電力総量の比が最大となるように前記2以上の電力変換回路のそれぞれに対する電力指令値を設定する最大効率制御手段とを更に備えることを特徴とする請求項3記載の車両用電源装置。
  5. 前記少なくとも2つの電力変換回路は、前記車両の内部空間の状態を調節するための電子機器に接続される空間状態調節用電力変換回路と、それ以外の電力変換回路とを備え、
    前記選択手段は、前記少なくとも2つの電力変換回路の中で前記空間状態調節用電力変換回路に要求される機能安全レベルが最も低いとして前記空間状態調節用電力変換回路を優先的に利用することを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載の車両用電源装置。
  6. 前記複数の電力変換回路は、車載主機としての回転機に接続される主機用電力変換回路を備え、
    前記主機用電力変換回路を介して前記主機としての回転機に電力を供給する蓄電手段と前記空間状態調節用電力変換回路を介して前記状態を調節するための電子機器に電力を供給するための蓄電手段とが同一の蓄電手段であることを特徴とする請求項5記載の車両用電源装置。
  7. 前記少なくとも2つの電力変換回路は、前記主機用電力変換回路を備えることを特徴とする請求項6記載の車両用電源装置。
  8. 前記少なくとも2つの電力変換回路は、前記車両の操舵角を変更する力を付与するための操舵用回転機に接続される操舵用電力変換回路と、前記車両の内部空間の状態を調節するための電子機器に接続される空間状態調節用電力変換回路とを備え、
    前記選択手段は、前記空間状態調節用電力変換回路に要求される機能安全レベルの方が前記操舵用電力変換回路に要求される機能安全レベルよりも低いとして前記空間状態調節用電力変換回路を優先的に利用することを特徴とする請求項2〜7のいずれか1項に記載の車両用電源装置。
JP2010101698A 2010-04-27 2010-04-27 車両用電源装置 Active JP5402816B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010101698A JP5402816B2 (ja) 2010-04-27 2010-04-27 車両用電源装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010101698A JP5402816B2 (ja) 2010-04-27 2010-04-27 車両用電源装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011234470A JP2011234470A (ja) 2011-11-17
JP5402816B2 true JP5402816B2 (ja) 2014-01-29

Family

ID=45323210

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010101698A Active JP5402816B2 (ja) 2010-04-27 2010-04-27 車両用電源装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5402816B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9796287B2 (en) 2011-12-31 2017-10-24 Shenzhen Byd Auto R&D Company Limited Electric vehicle and discharging apparatus thereof
JP5929596B2 (ja) * 2012-07-31 2016-06-08 株式会社デンソー モータ駆動装置

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05130712A (ja) * 1991-10-21 1993-05-25 Hitachi Ltd 電気自動車制御装置
JP2007097341A (ja) * 2005-09-29 2007-04-12 Toyota Motor Corp 充電制御装置および電動車両
JP2007195336A (ja) * 2006-01-19 2007-08-02 Toyota Motor Corp 車両の電源装置
JP4332861B2 (ja) * 2008-01-16 2009-09-16 トヨタ自動車株式会社 車両の充電制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011234470A (ja) 2011-11-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN110190658B (zh) 使用牵引驱动部件的车载dc充电电路
JP6832751B2 (ja) 電荷移動管理方法および電荷移動装置
US8659182B2 (en) Power supply system and electric powered vehicle including power supply system, and method for controlling power supply system
US7456602B2 (en) System and method of commonly controlling power converters
CN108282081B (zh) 驱动单元、车辆和用于驱动单元的控制方法
US8515605B2 (en) On-vehicle equipment control system and vehicle
CN105098868B (zh) 双电源系统以及电动车
US8937400B2 (en) Power supply apparatus for vehicle
JP5713102B2 (ja) 車両の電源装置
US10836264B2 (en) Drive system
US20090115251A1 (en) Charging Device, Electric-Powered Vehicle, and Charging System
US20120222441A1 (en) Heat Cycle System for Mobile Object
US20110187183A1 (en) Power supply apparatus for vehicle
JP2010130877A (ja) 車両用バッテリー制御装置、車両用バッテリーシステム、および車両用バッテリー制御方法
JP5234050B2 (ja) 車両用電源装置
JP2001037247A (ja) 電源装置、この電源装置を備えた機器およびモータ駆動装置並びに電動車輌
JP2009296820A (ja) 二次電池の充電制御装置および充電制御方法ならびに電動車両
WO2011155014A1 (ja) 車両の電力制御装置および車両の電力制御方法
JP5968697B2 (ja) 車両用電源装置
JP5560877B2 (ja) 車両用充電装置
CN116438734A (zh) 交通工具电气系统
JP5402816B2 (ja) 車両用電源装置
EP2073364B1 (en) Method of driving DC/DC converter and DC/DC converter
JP2009042157A (ja) 電動車両、蓄電装置の劣化検出方法、およびその劣化検出方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体
JP5234051B2 (ja) 車両用電源装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120531

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130920

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131001

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131014

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5402816

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250