JP5402246B2 - 燃料電池システム及び燃料電池車 - Google Patents

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Description

本発明は、燃料電池と、燃料電池に空気を供給するエアコンプレッサと、空調装置とを備える燃料電池システム及び燃料電池車に関する。
従来から燃料ガスである、水素を含む水素ガスと、酸化ガスである空気との電気化学反応により発電する燃料電池である、燃料電池スタックを有する燃料電池システムが考えられている。このような燃料電池では、アノード側電極に水素ガスを供給すると共に、カソード側電極に空気を供給する。これにより、水素ガス及び空気が電気化学反応に供されて、起電力を発生する。また、燃料電池システムは、燃料電池に空気を供給するエアコンプレッサを備え、エアコンプレッサにより空気を圧縮している。
このような燃料電池システムは、例えば車両に搭載して、燃料電池の発電電力を車輪駆動用の走行用モータに供給することが考えられる。この場合、燃料電池は、走行用モータの電力源として使用される。
また、燃料電池を搭載する車両では、空調装置を搭載している。空調装置は、冷媒コンプレッサと、室内熱交換器と、室外熱交換器と、膨張弁とを含む空調循環経路に冷媒を循環させている。冷房時には、冷媒コンプレッサで圧縮された冷媒が、冷媒コンプレッサから室外熱交換器に送られ、室外熱交換器で空気との熱交換により凝縮液化し、膨張弁を通過後、室内熱交換器に送られることで室内熱交換器で空気との熱交換により気化する。この気化により室内熱交換器を通過する空気が冷却され、冷却された空気を室内に吹き出させることが可能となる。
特許文献1には、燃料電池に空気を供給するエアコンプレッサを備える燃料電池システムであって、エアコンプレッサからの供給空気の少なくとも一部を暖房ユニット内に導く空調用配管を備える燃料電池システムが記載されている。
特開2008−123697号公報
上記のような空調装置及び燃料電池を搭載する燃料電池車では、冷媒コンプレッサとエアコンプレッサとが車体に設置される。ただし、これら2個のコンプレッサは、互いに回転時に振動するため、車体への振動を抑制するため、離れて配置することが行われる。この場合には、2個のコンプレッサを別々に設置する必要があり、車体への取付作業が増えるとともに、マウント等の取付部がそれぞれのコンプレッサで必要となるため、部品点数が増える原因となる。また、それぞれのコンプレッサで振動を抑制するための考慮をする必要がある。例えば、それぞれのコンプレッサに重量の大きい部品を取り付けて振動を抑制することが考えられる。例えば、走行用モータにコンプレッサを取り付けて設置することが考えられる。走行用モータは通常重量が大きく、かつ、ゴムマウントで車体に取り付けられるため、走行用モータにコンプレッサを取り付ける構成は、振動抑制の面から効果がある可能性はある。ただし、インホイールモータと呼ばれる、タイヤの内側に走行用モータを配置する構成を採用する場合にはこのような手段を採用することが困難になり、車両の形式が制限される。このため、走行用モータにコンプレッサを取り付けることなく、コンプレッサの振動を抑制する構造の実現が求められる。また、振動抑制のためだけに重量の大きい無駄な部品をコンプレッサに取り付けることはシステム全体が大型化する要因となる。
また、エアコンプレッサを駆動するモータの冷却のために冷却水を流す等、冷媒コンプレッサと別の冷却構造を採用する場合、冷却構造が複雑になり、空調装置を備える燃料電池システム全体の構造が大型化する。また、エアコンプレッサを冷却しない場合、高回転化が困難になり、出力を確保するため、大型になりやすい。この面からも、燃料電池システムが大型化する要因となる。
このため、空調装置を備える構成において、燃料電池システムを小型化するとともに、各コンプレッサの振動を有効に抑制することが望まれている。これに対して、特許文献1には、このような課題を解決できる構造は開示されていない。
本発明の目的は、燃料電池システム及び燃料電池車において、空調装置を備える構成において、小型化するとともに、各コンプレッサの振動を有効に抑制することである。
本発明に係る燃料電池システムは、燃料電池と、燃料電池に空気を供給するエアコンプレッサと、冷媒コンプレッサを含む空調用循環経路に空調用冷媒を循環させる空調装置とを備え、エアコンプレッサは、2個のロータが設けられた2本の回転軸が平行に配置されている、2軸式の容積圧縮式であり、内部にモータ部を収容するエアコンプレッサハウジングと、エアコンプレッサハウジングに設けられ、空調用冷媒を流す内部冷媒流路とを含み、冷媒コンプレッサは、エアコンプレッサハウジングと一体化された冷媒コンプレッサハウジングを含み、冷媒コンプレッサの回転軸は、エアコンプレッサを構成する2本の回転軸と平行であって、2本の回転軸を含む第1仮想平面上の2本の回転軸間を通り、第1仮想平面に対し直交する第2仮想平面上に配置されていることを特徴とする燃料電池システムである。
本発明に係る燃料電池システムによれば、冷媒コンプレッサは、エアコンプレッサハウジングと一体化された冷媒コンプレッサハウジングを含むため、空調装置を備える構成において、冷媒コンプレッサ及びエアコンプレッサの振動抑制を図れる。また、エアコンプレッサハウジングは、空調用循環経路を循環する空調用冷媒を流す内部冷媒流路を含むため、エアコンプレッサに、特別の冷却装置を設ける必要がなく、空調用循環経路を流れる空調用冷媒によりエアコンプレッサを冷却できる。このため、エアコンプレッサを有効に冷却でき、エアコンプレッサを大型化することなく出力を高くできる。また、エアコンプレッサに特別の冷却装置を設ける必要がなくなるため、部品を少なくできるとともに、燃料電池システムの小型化を図れる。また、各コンプレッサの振動抑制のためだけに重量の大きな無駄な部品を設ける必要がなくなる。また、エアコンプレッサ及び冷媒コンプレッサを車体等の設置部分に設置するマウントにおいて、各コンプレッサの回転方向に応じて、エアコンプレッサ用及び冷媒コンプレッサ用のそれぞれで振動抑制のために設定されるロール軸を近づけやすくする、または一致しやすくして、マウントの設計の容易化を図れる。また、冷媒コンプレッサとエアコンプレッサとを一体に結合することにより構成する構造のさらなる小型化を図れる。
また、本発明に係る燃料電池システムにおいて、好ましくは、エアコンプレッサは、圧縮された空気を吐出する吐出ポートを含み、冷媒コンプレッサは、エアコンプレッサハウジングに対し吐出ポートと反対側に配置されている。
上記の構成によれば、吐出ポートに接続する配管の取り回しを容易にでき、かつ、冷媒コンプレッサとエアコンプレッサとを一体に結合することにより構成する構造のさらなる小型化を図れる。
また、本発明に係る燃料電池システムにおいて、好ましくは、冷媒コンプレッサは、エアコンプレッサの上側に配置されている。
上記の構成によれば、燃料電池車等に搭載する場合のように水が外部からかかりやすい状況で使用する場合でも、エアコン冷媒コンプレッサのモータ部と電力線との接続部を上側の水没しにくい高さ位置に設定しやすくでき、接続部周辺部に設定する防水構造の防水基準を緩和でき、防水機構の簡略化を図れる。
また、本発明に係る燃料電池システムにおいて、好ましくは、エアコンプレッサは、空気圧縮部の回転軸の軸方向片側に、回転軸の直交方向において空気圧縮部に対し片側に偏って配置されたモータ部を含み、冷媒コンプレッサは、空気圧縮部の回転軸の軸方向片側に、回転軸の直交方向において空気圧縮部に関してエアコンプレッサのモータ部と反対側に、エアコンプレッサのモータ部に隣り合うように配置されている。
上記の構成によれば、エアコンプレッサの空気圧縮部が大型化し、かつ、空気圧縮部の片側で、モータ部から外れた空間にデッドスペースが生じやすい場合でも、このデッドスペースに冷媒コンプレッサの少なくとも一部を配置することで、空間を有効活用しやすくできる。すなわち、デッドスペースを少なくできる。
また、本発明に係る燃料電池システムにおいて、好ましくは、エアコンプレッサ駆動用のインバータ回路と、冷媒コンプレッサ駆動用のインバータ回路とが共通の基板上に搭載されている。
上記の構成によれば、部品の共通化を図れる。
また、本発明に係る燃料電池システムにおいて、好ましくは、エアコンプレッサのモータ部の温度を検出する温度検出部と、冷房要求を指示可能な冷房指示部と、冷房指示部からの冷房要求に応じて空調装置を駆動させる空調制御部とを備え、空調制御部は、冷房指示部による冷房要求がない場合で、かつ、エアコンプレッサのモータ部の温度が閾値を超えたと判定された場合に、空調装置を駆動させるエアコンプレッサ冷却用空調駆動手段を有する。
上記の構成によれば、冷房指示部によるユーザからの冷房要求がない場合でも、エアコンプレッサのモータ部の温度が高くなる場合に、空調装置を駆動させ、低温の冷媒をエアコンプレッサハウジングの内部冷媒流路に送ることができる。このため、エアコンプレッサの過度な温度上昇を有効に防止できる。
また、本発明に係る燃料電池システムにおいて、好ましくは、暖房要求を指示可能な暖房指示部と、暖房指示部からの暖房要求に応じて空調循環経路を循環する冷媒を、冷房時とは逆方向に循環させることにより、冷媒を温度上昇させ、冷媒と熱交換する室内流入空気を温度上昇させる空調制御部とを備え、空調制御部は、暖房指示部による暖房要求があると判定された場合に、エアコンプレッサの発熱量を増大させる発熱量増大手段を有する。
上記の構成によれば、別のヒータ部を設定することなく、廃熱の少ない燃料電池システムを構成するエアコンプレッサの発熱を利用して、より有効に暖房運転を行うことができる。
また、本発明に係る燃料電池システムにおいて、好ましくは、発熱量増大手段は、暖房指示部による暖房要求があると判定された場合に、エアコンプレッサのモータ部の駆動に使用する、モータトルクとモータ電流進角との関係を表すマップを、通常駆動モードから低効率モードに変更するマップ変更手段を有する。
また、本発明に係る燃料電池システムにおいて、好ましくは、発熱量増大手段は、暖房指示部による暖房要求があると判定された場合に、燃料電池に供給する空気の背圧を上昇させる背圧上昇手段を有する。
また、本発明に係る燃料電池車は、上記のいずれかの燃料電池システムを搭載し、車体において、冷媒コンプレッサと一体化されたエアコンプレッサ設置されていることを特徴とする燃料電池車である。
本発明に係る燃料電池システム及び燃料電池車によれば、空調装置を備える構成において、小型化するとともに、各コンプレッサの振動を有効に抑制することができる。
本発明に係る第1の実施の形態の燃料電池車の基本構成図である。 第1の実施の形態の燃料電池システムの基本構成図である。 第1の実施の形態において、冷房運転時の冷媒循環方向を示す図である。 第1の実施の形態において、暖房運転時の冷媒循環方向を示す図である。 図2に示す燃料電池システムを構成する、2種コンプレッサ結合体を一部切断して示す略図である。 図5を右方から左方に見た略図である。 図5の2種コンプレッサ結合体を構成するエアコンプレッサ(ACP)の略断面図である。 図7のエアコンプレッサの略斜視図である。 図5の2種コンプレッサ結合体を構成するエアコン冷媒コンプレッサ(ACN)の略斜視図である。 一部を省略して示す図9のA−A略断面図である。 エアコン冷媒コンプレッサ及びエアコンプレッサの冷却経路の別例を示す構成図である。 本発明に係る第2の実施の形態において、2種コンプレッサ結合体を示す略図である。 エアコンプレッサの別例を示す略断面図である。 本発明に係る第3の実施の形態を構成する空調制御部の構成を示す図である。 第3の実施の形態において、ユーザによる冷房要求がない場合のエアコンプレッサ冷却制御方法を説明するためのフローチャートである。 本発明に係る第4の実施の形態を構成する空調制御部の構成を示す図である。 第4の実施の形態において、ユーザによる暖房要求がある場合のエアコンプレッサ運転制御方法を説明するためのフローチャートである。 第4の実施の形態において、エアコンプレッサのモータ部を運転する場合に使用する電流進角と、モータトルクとの関係を表すマップを示す図である。
[第1の発明の実施の形態]
以下において、図面を用いて本発明に係る第1の実施の形態につき詳細に説明する。図1から図7は、第1の実施の形態を示している。図1は、本発明に係る第1の実施の形態の燃料電池車の基本構成図である。図1に示すように、燃料電池車10は、燃料電池システム12を搭載している。燃料電池システム12は、燃料電池である燃料電池スタック(FC)13を含む。燃料電池車10は、前側(図1の左側)に燃料電池スタック13と、蓄電部であり二次電池であるバッテリ14とを搭載している。燃料電池スタック13とバッテリ14とを接続し、燃料電池スタック13で発電した電力をバッテリ14に供給することにより、バッテリ14を充電する。バッテリ14及び燃料電池スタック13と、車両の左右方向(図1の上下方向)両側に設けた車両の駆動源である、2個の走行用モータ16とを、図示しない昇圧コンバータやインバータを介して接続し、バッテリ14または燃料電池スタック13からの電力を、車輪18を駆動する各走行用モータ16に供給可能としている。なお、燃料電池スタック13と各走行用モータ16とを接続せず、燃料電池スタック13からはバッテリ14を介して各走行用モータ16に電力を供給することもできる。
なお、燃料電池車10に走行用モータ16を1個のみ設けて、走行用モータ16と2個の車輪18を駆動する図示しない車軸とを、クラッチ機構を含む動力伝達機構を介して動力の伝達可能に結合することもできる。この場合には、バッテリ14から1個の走行用モータ16に電力を供給可能とする。なお、本発明に係る燃料電池車は、このような構成に限定するものではなく、燃料電池を搭載し、燃料電池から走行用モータまたは蓄電部に電力を供給可能としているものであればよい。また、本発明の燃料電池システムは、車両に搭載して使用するものに限定するものではなく、他の用途に使用することもできる。
次に、燃料電池システム12について説明する。図2に示すように、燃料電池システム12は、燃料電池スタック13と、制御部20と、空調装置(エアコン)22とを備える。燃料電池スタック13は複数の燃料電池セルを備え、複数の燃料電池セルは、積層している。
各燃料電池セルの詳細図は省略するが、例えば、電解質膜をアノード電極とカソード電極とにより狭持して成る膜−アセンブリと、その両側のセパレータとを備えたものとする。アノード電極には燃料ガスであり、水素含有ガスである水素ガスを供給可能とし、カソード側電極には酸化ガスである空気を供給可能としている。各燃料電池セルでは、水素と空気とが電気化学反応を起こすことにより発電し、起電力を発生する。燃料電池スタック13で発電した電力は図示しない外部回路を通じて取り出し、バッテリ14や走行用モータ16(図1)等の負荷に供給する。
燃料電池システム12は、空気を燃料電池スタック13に供給するための酸化ガス供給流路24と、燃料電池スタック13から電気化学反応に供された後の空気であり、酸化ガス系ガスである空気オフガスを排出するための酸化ガス系排出流路26と、水素ガスを燃料電池スタック13に供給するための燃料ガス供給流路28と、燃料電池スタック13から電気化学反応に供された後の水素ガスであり、燃料ガス系ガスである水素オフガスを排出するための燃料ガス系排出流路30と、燃料ガス循環流路32とを備える。酸化ガス供給流路24の上流部にエアコンプレッサ(ACP)34を設けている。そして、エアコンプレッサ34により加圧された空気が、加湿器36で加湿された後、燃料電池スタック13のカソード電極側の内部流路に供給されるようにしている。すなわち、エアコンプレッサ34は、燃料電池スタック13に空気を供給する。エアコンプレッサ34は、ポンプ部38と、モータ部40とを含み、モータ部40の駆動により、ポンプ部38が駆動され、モータ部40の駆動は制御部20により制御される。
燃料電池スタック13に設けられたカソード電極側の内部流路に供給され、各燃料電池セルで電気化学反応に供された後の空気オフガスは、燃料電池スタック13から酸化ガス系排出流路26を通じて排出された後、圧力制御弁42及び加湿器36を通過してから大気に排出される。加湿器36では、燃料電池スタック13から排出された後の空気オフガスから得た水分を、燃料電池スタック13に供給される前の空気に与えて、この空気を加湿する。
燃料ガス供給流路28の上流部に、図示しない水素ガス供給源を設けている。水素ガス供給源から燃料ガス供給弁44を介して燃料電池スタック13に水素ガスが供給されるようにしている。
燃料電池スタック13に設けられたアノード電極側の内部流路に供給され、電気化学反応に供された後の水素オフガスは、燃料電池スタック13から燃料ガス系排出流路30を通じて排出される。燃料ガス循環流路32は、水素ポンプ46により燃料電池スタック13から排出された、未反応の水素ガスを含む水素オフガスを、燃料ガス供給流路28に戻し、燃料電池スタック13に還流させる。
燃料ガス系排出流路30を通じて下流側に送られる水素オフガスは、図示しない気液分離器または燃料ガス系排出流路30に接続された排気排水流路48に設けられたパージ弁50及び図示しない希釈器を介して外部に排出される。
エアコンプレッサ34、圧力制御弁42、水素ポンプ46、燃料ガス供給弁44、パージ弁50は、それぞれ制御部20に接続している。制御部20は、ECUと呼ばれるもので、エアコンプレッサ34及び水素ポンプ46の駆動と、圧力制御弁42、燃料ガス供給弁44及びパージ弁50の開度とを制御する。
制御部20には、燃料電池システム12のイグニッションスイッチとして機能する図示しない起動スイッチが接続されており、起動スイッチからオン状態に対応する発電開始信号、すなわち燃料電池起動指令信号を受け取ることを条件に、発電開始処理が実行され、オフ状態に対応する発電停止信号を受け取ることを条件に、発電運転停止処理が実行される。すなわち、制御部20は、燃料電池スタック13の発電を制御する。制御部20は、CPU、メモリ等を有するマイクロコンピュータを含む。
また、空調装置22は、エアコン冷媒コンプレッサ(ACN)52と、室外熱交換器54と、膨張弁56と、室内熱交換器58と、四方弁60とを含む空調循環経路61と、空調制御部59とを備える。空調装置22は、空調循環経路61に冷媒を循環させ、室内熱交換器58の内部を流れる冷媒と、室内熱交換器58の外側を通過する空気とを熱交換させることにより、車室内に吹き出す空気を温度低下または温度上昇させ、車室内を所望の温度に調節する。すなわち、空調装置22は、冷房装置としても暖房装置としても使用可能である。また、室外熱交換器54は、車室外の空気と室外熱交換器54の内部を流れる冷媒とを熱交換させる。また、空調循環経路61において、室内熱交換器58とエアコン冷媒コンプレッサ52との間、及び、エアコン冷媒コンプレッサ52と室外熱交換器54との間に、共通の電気式の四方弁60を設けている。四方弁60は、内部の冷媒流路の接続を切り替え可能とし、図3に示すように、エアコン冷媒コンプレッサ52の吐出ポートP1と室外熱交換器54の冷媒入口P2との間を接続し、かつ、エアコン冷媒コンプレッサ52の吸入ポートP3と室内熱交換器58の冷媒出口P4との間を接続するか、または、図4に示すように、エアコン冷媒コンプレッサ52の吐出ポートP1と室内熱交換器58の冷媒入口P4との間を接続し、かつ、エアコン冷媒コンプレッサ52の吸入ポートP3と室外熱交換器54の冷媒出口P2との間を接続するかを切り替え可能とする。
そして、このように四方弁60により、空調循環経路61を循環する冷媒の循環方向が切り替えられることにより、暖房運転と冷房運転とが切り替えられる。図2に示す、空調装置22は、冷房要求を指示可能な冷房指示部と、暖房要求を指示可能な暖房指示部とを有する指示手段である空調スイッチ(図示せず)を備える。ユーザによる空調スイッチの操作を表す信号は、空調制御部59に入力される。ユーザにより空調スイッチの操作により、冷房と暖房とが切り替えられる。すなわち、空調制御部59が冷房要求があるか暖房要求があるかを判定することに応じて、空調制御部59からの出力信号により四方弁60の切り替えが制御される。空調制御部59は、制御部20の一部により構成することもできる。
図3に示すように、冷房時には、室内熱交換器58から供給される高温のガス状冷媒がエアコン冷媒コンプレッサ52で圧縮され、室外熱交換器54を通過することにより、凝縮液化し液状冷媒となる。液状冷媒は、膨張弁56を通過した後、室内熱交換器58を通過することにより、室内熱交換器58を通過する空気と熱交換して、蒸発し、気化する。このとき、室内熱交換器58を通過する空気は温度低下して、室内に冷風を吹き出させることができる。
一方、図4に示すように、暖房時には、室内熱交換器58から膨張弁56を介して送られる低温の液状冷媒は、室外熱交換器54を通過することにより蒸発し、気化し、ガス状冷媒となる。ガス状冷媒は、エアコン冷媒コンプレッサ52で圧縮され、室内熱交換器58を通過することにより、室内熱交換器58を通過する空気と熱交換することにより凝縮され、液化する。このとき、室内熱交換器58を通過する空気は温度上昇して、室内に温風を吹き出させることができる。
図2に示すように、エアコン冷媒コンプレッサ52は、ポンプ部62と、モータ部64とを含み、モータ部64の駆動により、ポンプ部62が駆動され、モータ部64の駆動は空調制御部59により制御される。また、図3、図4では図示を省略したが、本実施の形態では、図2に示すように、空調循環経路61において、四方弁60とエアコン冷媒コンプレッサ52との間を流れる冷媒を、エアコン冷媒コンプレッサ52を構成するモータ部64と、エアコンプレッサ34を構成するモータ部40とにも通過させている。具体的には、次に詳しく説明するように、各モータ部40,64を構成するハウジングに内部冷媒流路を設け、内部冷媒流路を流れる冷媒により、各モータ部40,64を冷却している。
すなわち、図5、図6に示すように、本実施の形態では、エアコン冷媒コンプレッサ52とエアコンプレッサ34とを一体化させて、2種コンプレッサ結合体66を構成し、燃料電池車10(図1)の車体に2種コンプレッサ結合体66を、いずれかのコンプレッサ52(または34)と車体との間に設ける図示しないゴムマウント等のマウントを介して結合している。次に、図5から図10を用いて、2種コンプレッサ結合体66の構造を詳しく説明する。
図5、図6に示すように、2種コンプレッサ結合体66は、エアコンプレッサ34と、エアコン冷媒コンプレッサ52とを、ブラケット68を介して一体結合している。図7に示すように、エアコンプレッサ34は、エアコンプレッサハウジング70と、エアコンプレッサハウジング70内部に設けたモータ部40及び空気圧縮部であるポンプ部38とを含む。ポンプ部38は、2軸式で2葉式の容積圧縮式であるルーツ型である。エアコンプレッサハウジング70は、内側にモータ部40を設ける第1ハウジング72と、内側にポンプ部38を設ける第2ハウジング74とを結合している。
モータ部40を構成する回転軸76は、第1ハウジング72に回転可能に支持し、ポンプ部38を構成する駆動軸78に結合している。駆動軸78は、第2ハウジング74内に回転可能に支持し、駆動軸78に駆動ロータ80を設けている。また、第2ハウジング74内に設けた従動軸82に従動ロータ84を設け、従動ロータ84と駆動ロータ80とを対向させている。また、駆動軸78と従動軸82とに、それぞれ歯車86を固定し、両歯車86を噛合させている。駆動軸78と従動軸82とは平行に配置している。これにより、両ロータ80,84を同期回転可能としている。また、第1ハウジング72の内部に内部冷媒流路88を設け、四方弁60(図2等)から送られる冷媒を流し、エアコン冷媒コンプレッサ52(図5、図6)のポンプ部62(図2)に向け送り出し可能としている。なお、内部冷媒流路88は、図示の例では、エアコンプレッサハウジング70の一部のみに設けているが、エアコンプレッサハウジング70の周方向複数個所や、全周にわたって設けてもよい。また、内部冷媒流路88は、第1ハウジング72だけでなく第2ハウジング74に設けてもよい。また、第1ハウジング72内周面に内部冷媒流路88を通じさせ、内部冷媒流路88内の冷媒がモータ部40を構成するロータ部の周辺部等を通過するようにしてもよい。駆動ロータ80と従動ロータ84と第2ハウジング74の内部空間とにより、ポンプ部38を構成している。
第2ハウジング74の軸方向一端部に設けられた吸入ポートP5を通じてポンプ部38に送られた空気は、ポンプ部38の内部空間で圧縮されてから、第2ハウジング74の下端部に設けられた吐出ポートP6(図5、図8)を通じて吐出される。なお、図5では、吸入ポートP5の断面内側部分を斜格子部で表している(図8も同様)。また、図5、図6に示すように、第1ハウジング72の上側にインバータ部92を搭載している。インバータ部92は、内部にエアコンプレッサ34のモータ部40(図7)を駆動するためのインバータ回路(図示せず)と、インバータ回路を搭載した基板(図示せず)とを含む。インバータ回路の配線は、図示しないコネクタ部を介して制御部20(図2)及びバッテリ14(図1)に接続する。
一方、図5、図6に示すように、エアコン冷媒コンプレッサ52は、エアコンプレッサ34の上側で、第2ハウジング74の上側に結合している。このために、図示の例では、第2ハウジング74にねじ止め等より固定したブラケット68に、エアコン冷媒コンプレッサ52を構成する冷媒コンプレッサハウジング94を、ねじ止め等により結合固定して、両ハウジング94,74を一体化させている。
図8に示すように、エアコンプレッサ34を構成する第2ハウジング74は、駆動ロータ80(図7)側の円筒部と、従動ロータ84(図7)側の円筒部とを一部が重なって結合されたような形状を有する。このため、第2ハウジング74において、両円筒部の上面中間部に対応する部分に谷部96が設けられている。本実施の形態では、図5に示すように、この谷部96にエアコン冷媒コンプレッサ52の下端部を挿入するように、冷媒コンプレッサハウジング94を配置している。冷媒コンプレッサハウジング94の上側にインバータ部98を搭載している。
図9、図10に示すように、エアコン冷媒コンプレッサ52は、スクロール型であり、冷媒コンプレッサハウジング94の内部にモータ部64と、ポンプ部62とを設けている。モータ部64を構成する回転軸100に、この回転軸100に対し偏心する偏心軸102を結合し、偏心軸102に可動スクロール部104を結合している。可動スクロール部104は、冷媒コンプレッサハウジング94に固定された固定スクロール部106に偏心運動可能に対向させている。可動スクロール部104及び固定スクロール部106と、両スクロール部104,106が配置された、冷媒コンプレッサハウジング94の内部空間とによりポンプ部62を構成している。冷媒コンプレッサハウジング94に設けられた吸入ポートP3からポンプ部62内に送られた冷媒は、可動スクロール部104の偏心運動により圧縮された後、ハウジング94内の吐出室108及び吐出ポートP1を通じて、四方弁60(図2)側へ送られる。
また、エアコン冷媒コンプレッサ52を構成するモータ部64の回転軸100は、図5から図7に示すエアコンプレッサ34を構成するモータ部40の回転軸76と平行に配置している。また、各回転軸100,76と、エアコンプレッサ34を構成する駆動軸78及び従動軸82と、エアコン冷媒コンプレッサ52を構成する偏心軸102とを平行に配置している。また、図5に示すように、エアコン冷媒コンプレッサ52を構成するモータ部64の回転軸100の軸L1は、エアコンプレッサ34を構成する駆動軸78の軸L2及び従動軸82の軸L3を含む第1仮想平面Q1上の軸L2及び軸L3の間を通り、第1仮想平面Q1に対し直交する第2仮想平面Q2上に配置している。また、エアコン冷媒コンプレッサ52は、第2ハウジング74に対し吐出ポートP6と反対側、すなわちエアコンプレッサ34の上側に配置している。
また、図10に示すように、冷媒コンプレッサハウジング94の、モータ部64の周辺部に位置する部分の内部に内部冷媒流路110を設け、四方弁60(図2)から送られる冷媒を流し、エアコン冷媒コンプレッサ52のポンプ部62の吸入ポートP3に向け冷媒を送り出している。なお、内部冷媒流路110は、図示の例では、冷媒コンプレッサハウジング94の周方向一部のみを流れるようにしているが、冷媒コンプレッサハウジング94の周方向複数個所や、全周にわたって流れるようにしてもよい。また、図示のように、内部冷媒流路110の出口と、吸入ポートP3とをハウジング94外部に設けた管112により接続する構成に限定するものではなく、内部冷媒流路110から直接、ポンプ部62内部空間に冷媒が送られるようにしてもよい。また、冷媒コンプレッサハウジング94内周面に内部冷媒流路110を通じさせ、内部冷媒流路110内の冷媒がモータ部64を構成するロータ部の周辺部等を通過するようにしてもよい。
また、図9に示すように、エアコン冷媒コンプレッサ52の上側に搭載するインバータ部98は、内部にエアコン冷媒コンプレッサ52のモータ部64を駆動するためのインバータ回路(図示せず)と、インバータ回路を搭載した基板(図示せず)とを含む。インバータ回路の配線は、インバータ部98の上側に設けたコネクタ部114を介して空調制御部59(図2)及びバッテリ14(図1)に接続する。
上記のように構成する燃料電池システム12及び燃料電池車10によれば、エアコン冷媒コンプレッサ52は、エアコンプレッサハウジング70と一体化された冷媒コンプレッサハウジング94を含むため、それぞれ回転部分を有し、振動体であるエアコン冷媒コンプレッサ52及びエアコンプレッサ34において、互いの振動を相手コンプレッサ34(または52)の重量により抑制でき、2種コンプレッサ結合体66全体の振動抑制を図れ、燃料電池車10の低振動及び低騒音を図る上で(NV特性上)有利になる。
また、エアコンプレッサハウジング70は、空調循環経路61を循環する冷媒を流す内部冷媒流路88を含むため、エアコンプレッサ34に、特別の冷却装置を設ける必要がなく、空調循環経路61を流れる冷媒によりエアコンプレッサ34を冷却できる。このため、エアコンプレッサ34を有効に冷却でき、エアコンプレッサ34を大型化することなく出力を高くできる。また、エアコンプレッサ34に特別の冷却装置を設ける必要がなくなるため、部品を少なくできるとともに、燃料電池システム12の小型化を図れる。また、各コンプレッサ34,52の振動抑制のためだけに重量の大きな無駄な部品を設ける必要がなくなる。また、エアコンプレッサ34とエアコン冷媒コンプレッサ52とを設置する車体等、設置部分に装着するための取付部であるマウントの共通化を図れ、部品点数の削減と、取付作業の容易化を図れる。また、車体への振動の入力点を減らすことができるため、この面からも燃料電池車10の低振動及び低騒音を図る上で(NV特性上)有利になる。このため、空調装置22を備える構成において、小型化するとともに、各コンプレッサ34、52の振動を有効に抑制することができる。
また、エアコン冷媒コンプレッサ52の回転軸100は、エアコンプレッサ34の回転軸76と平行に配置されている。このため、エアコンプレッサ34及びエアコン冷媒コンプレッサ52を車体に設置するマウントにおいて、各コンプレッサ34,52の回転方向に応じて、エアコンプレッサ34用及びエアコン冷媒コンプレッサ52用のそれぞれで振動抑制のために設定されるロール軸を近づけやすくする、または一致しやすくして、マウントの設計の容易化を図れる。
また、エアコンプレッサ34は、駆動ロータ80及び従動ロータ84が設けられた駆動軸78及び従動軸82が平行に配置されている、2軸式の容積圧縮式であり、エアコン冷媒コンプレッサ52の回転軸100は、エアコンプレッサ34を構成する駆動軸78及び従動軸82を含む第1仮想平面Q1上の駆動軸78及び従動軸82の間を通り、第1仮想平面Q1に対し直交する第2仮想平面Q2上に配置している。このため、2種コンプレッサ結合体66のさらなる小型化を図れる。
また、エアコンプレッサ34は、圧縮された空気を吐出する吐出ポートP6を含み、エアコン冷媒コンプレッサ52は、エアコンプレッサハウジング70に対し吐出ポートP6と反対側に配置している。このため、吐出ポートP6に接続する配管の取り回しを容易にでき、かつ、2種コンプレッサ結合体66のさらなる小型化を図れる。
また、エアコン冷媒コンプレッサ52は、エアコンプレッサ34の上側に配置されている。このため、燃料電池車10に搭載する場合のように水がかかりやすい状況で使用する場合でも、エアコン冷媒コンプレッサ52のモータ部64と電力線との接続部を上側の水没しにくい高さ位置に設定しやすくでき、接続部周辺部に設定する防水構造の防水基準を緩和でき、防水機構の簡略化を図れる。なお、この接続部の防水構造が十分でない場合でも、車両の走行性能上は問題が生じない。
図11は、エアコン冷媒コンプレッサ52及びエアコンプレッサ34の冷却経路の別例を示す構成図である。なお、図示の例では、四方弁60の図示を省略している。図11に示す例では、室内熱交換器58から送り出されたガス状冷媒を、各モータ部40,64に供給する前に、エアコン冷媒コンプレッサ52のモータ部64を駆動するインバータ部98にガス状冷媒を通過させ、インバータ部98を冷却している。例えば、インバータ部98を構成し、インバータ回路を収容するハウジング(図示せず)内にガス状冷媒を通過させている。これによれば、エアコン冷媒コンプレッサ52を、より高出力で駆動でき、しかもインバータ部98だけに冷媒を流す冷却構造を設けずに済む。
なお、図11にかっこ内で示すように、室内熱交換器58から送り出されたガス状冷媒を、エアコン冷媒コンプレッサ52駆動用のインバータ部98に供給する経路から、冷媒流路116を分岐させ、この分岐させた冷媒流路116を通じて、エアコンプレッサ34のモータ部40を駆動するインバータ部92に冷媒を供給することもできる。インバータ部92に供給された冷媒は、エアコンプレッサ34のモータ部40の内部冷媒流路88(図7)に供給した後、エアコン冷媒コンプレッサ52のポンプ部62に供給する。これにより、両モータ部40,64を駆動するインバータ部92,98に冷媒を供給し、インバータ部92,98を冷却できる。
また、図11に、矢印Bで示すように、エアコン冷媒コンプレッサ52のモータ部64を駆動するインバータ部98に冷媒を供給した後、エアコンプレッサ34のモータ部40を駆動するインバータ部92に冷媒を供給し、その後、エアコンプレッサ34のモータ部40の内部冷媒流路88(図7)に冷媒を供給することもできる。いずれにしても、インバータ部92,98への冷媒の供給後に、インバータ部92,98よりも温度が上昇しやすいモータ部40,64に冷媒を供給することで、冷却効率を向上させることができる。このように、冷媒流路に対し各インバータ部92,98を直列に配置することも、並列に配置することもできる。
なお、本実施の形態では、エアコンプレッサハウジング70と、冷媒コンプレッサハウジング94とをブラケット68を介して結合しているが、両ハウジング70,94をブラケットを介さずに、ボルト等の締結手段により直接に結合することもできる。また、両ハウジング70,94の一部または全部を共通の共用ハウジング部材により構成し、両ハウジング70,94同士を一体に構成することもできる。また、エアコンプレッサ34のポンプ部38周囲に設ける第2ハウジング74は、図5に示すような2個の円筒部を結合させたような構造に限定するものではなく、例えば、断面略長円形や、断面矩形等とすることもできる。
また、本実施の形態では、空調装置22を構成する冷媒流路の冷媒の流れ方向を変更することで暖房、冷房を切り替え可能としている。ただし、このような構造に限定するものではなく、例えば、冷媒流路の冷媒流れ方向を変更することなく、別に燃料電池スタック等の熱源を利用して暖房するヒータ部を設けることもできる。また、四方弁60を設けることで冷媒の流れ方向を変更可能としているが、他の弁、例えば三方弁と、電磁弁とを用いて冷媒の流れ方向を変更可能とすることもできる。また、エアコンプレッサ34を正回転、逆回転変換可能な構造とし、冷媒の流れ方向を変更可能とすることもできる。
[第2の発明の実施の形態]
図12は、本発明に係る第2の実施の形態において、2種コンプレッサ結合体66を示す略図である。本実施の形態では、上記の第1の実施の形態において、エアコンプレッサ34を構成するポンプ部38の軸方向片側(図12の右側)に、エアコンプレッサ34のモータ部40と、エアコン冷媒コンプレッサ52とを隣り合うように配置している。すなわち、エアコンプレッサ34は、空気圧縮部であるポンプ部38の駆動軸78の軸方向片側(図12の右側)に、駆動軸78の直交方向においてポンプ部38に対し片側(図12の下側)に偏って配置されたモータ部40を含む。また、エアコンプレッサ34の駆動軸78の軸方向片側(図12の右側)に、駆動軸78の直交方向においてポンプ部38に関してエアコンプレッサ34のモータ部40と反対側(図12の上側)に、モータ部40に少なくとも一部が隣り合うように、エアコン冷媒コンプレッサ52を配置している。エアコン冷媒コンプレッサ52の体格は、エアコンプレッサ34の体格に比べて小さい。
また、エアコンプレッサ34駆動用のインバータ部92を構成するインバータ回路118と、エアコン冷媒コンプレッサ52駆動用のインバータ部98を構成するインバータ回路120とを、共通のハウジング122内に配置した単一の基板124上に搭載している。このため、部品の共通化を図れる。各インバータ回路118,120に接続した電力線は、コネクタ126を通じて外部の電力線(図示せず)に接続可能としている。なお、インバータ部92,98を構成するインバータ回路を別のハウジング内に設けた別の基板上に配置することもできる。
このような本実施の形態によれば、エアコンプレッサ34は、駆動軸78の軸方向片側に、駆動軸78の直交方向においてポンプ部38に対し片側に偏って配置されたモータ部40を含み、エアコンプレッサ34の駆動軸78の軸方向片側に、駆動軸78の直交方向においてポンプ部38に関してエアコンプレッサ34のモータ部40と反対側に、エアコンプレッサ34のモータ部40に隣り合うように、エアコン冷媒コンプレッサ52を配置している。このため、本実施の形態のように、エアコンプレッサ34が2軸式で2葉式のルーツ型であるように、エアコンプレッサ34のポンプ部38が大型化し、かつ、ポンプ部38の片側で、モータ部40から外れた空間にデッドスペースが生じやすい場合でも、このデッドスペースにエアコン冷媒コンプレッサ52の少なくとも一部を配置することで、空間を有効活用しやすくできる。すなわち、デッドスペースを少なくできる。その他の構成及び作用については、上記の第1の実施の形態と同様である。
なお、上記の各実施の形態において、エアコンプレッサ34の構造は、2葉式ルーツ型に限定するものではなく、3葉式等とすることもできる。また、エアコンプレッサ34はルーツ型以外とすることもできる。図13は、エアコンプレッサ34の別例を示している。エアコンプレッサ34は、2軸式のスクリュー型であるポンプ部38を備える。ポンプ部38は、モータ部40により駆動する駆動スクリュー部128と、従動スクリュー部130とを対向配置し、両スクリュー部128,130を同期回転可能としている。ポンプ部38及びモータ部40は、エアコンプレッサハウジング70の内側に設けている。このようなスクリュー型のエアコンプレッサ34に、上記の各実施の形態の構造を適用することもできる。
また、エアコンプレッサ34は、上記以外に1軸式のスクロール型や、モータ部により駆動する羽根部を設けたタービン型とすることもできる。また、エアコン冷媒コンプレッサ52も上記のようなスクロール型に限定するものではなく、例えば往復ピストン型や、斜板式、容量可変式等とすることもできる。
[第3の発明の実施の形態]
図14は、本発明に係る第3の実施の形態を構成する空調制御部の構成を示す図である。図15は、第3の実施の形態において、ユーザによる冷房要求がない場合のエアコンプレッサ冷却制御方法を説明するためのフローチャートである。図14に示すように、本実施の形態の燃料電池システムは、空調制御部59と、エアコンプレッサ34のモータ部40(図2参照)の温度を検出する温度検出部であるモータ温度センサ132とを備える。空調制御部59は、エアコンプレッサ冷却用空調駆動手段である空調駆動手段134を有する。空調制御部59に、冷房要求を指示可能な冷房指示部と、暖房要求を指示可能な暖房指示部とを有する指示手段である空調スイッチ136を接続している。空調スイッチ136は、冷房指示部のみを有することもできる。
空調制御部59は、空調スイッチ136の操作による冷房要求に応じて空調装置22(図2参照)を、冷房運転させるように駆動する。また、空調駆動手段134は、空調スイッチ136による冷房要求がない場合で、かつ、エアコンプレッサ34のモータ部40の温度が閾値を超えたと判定された場合に、空調装置22を駆動させる。次に、図15のフローチャートを用いて、ユーザによる冷房要求がない場合のエアコンプレッサ34の冷却制御方法を説明する。なお、以下の説明において、図14または図1から図10に示した要素と同等部分の要素には同一符号を付して説明する。
まず空調駆動手段134は、空調スイッチ136による冷房要求があるか否かを判定し(S10)、冷房要求がある、すなわち冷房スイッチがオンと判定されるとステップS12に移行する。S12では、モータ温度センサ132の検出信号から、エアコンプレッサ34のモータ部40の温度が予め設定した閾値を超えたか否かを判定する。モータ部40の温度が閾値を超えたと判定された場合には、空調駆動手段は、エアコン冷媒コンプレッサ52のモータ部64の最低回転数を、エアコンプレッサ34のモータ部40冷却用の、予め設定した回転数N1に設定する(S14)。次いで、空調駆動手段134は、エアコン冷媒コンプレッサ52のモータ部64を、設定回転数N1で運転開始し、空調装置22を冷房運転させる(空調装置22を駆動させる)(S16)。そして、空調駆動手段134が、モータ温度センサ132の検出信号から、エアコンプレッサ34のモータ部40の温度が閾値以下となったと判定した場合(S18)には、エアコン冷媒コンプレッサ52の運転を停止させ(S20)、再びステップS12またはS10に戻る。
このような本実施の形態の場合、空調スイッチ136によるユーザからの冷房要求がない場合でも、エアコンプレッサ34のモータ部40の温度が高くなる場合に、空調装置22を冷房運転させ、低温の冷媒をエアコンプレッサハウジング70の内部冷媒流路88に送ることができる。このため、エアコンプレッサ34の過度な温度上昇を有効に防止できる。その他の構成及び作用については、上記の第1の実施の形態または第2の実施の形態と同様である。なお、冷房要求がない場合には、図示しないダクト内に配置する室内熱交換器58に空気を流すために設けるファンを駆動せず、室内に冷風が吹き付けるのを防止することもできる。
[第4の発明の実施の形態]
図16は、本発明に係る第4の実施の形態を構成する空調制御部の構成を示す図である。図17は、第4の実施の形態において、ユーザによる暖房要求がある場合のエアコンプレッサ運転制御方法を説明するためのフローチャートである。図16に示すように、本実施の形態の燃料電池システムは、空調制御部59と、エアコンプレッサ34のモータ部40(図2参照)の温度を検出する温度検出部であるモータ温度センサ132と、エアコン冷媒コンプレッサ52(図2参照)側である空調装置22(図2参照)側の基準温度を検出する空調側温度センサ138とを備える。空調側温度センサ138は、例えば、エアコン冷媒コンプレッサ52の冷媒出口付近等、空調循環経路61(図2等参照)の内部を流れる冷媒の温度を検出可能な部分に設ける。
空調制御部59は、発熱量増大手段140を有する。空調制御部59に、冷房要求を指示可能な冷房指示部と、暖房要求を指示可能な暖房指示部とを有する指示手段である空調スイッチ136を接続している。空調スイッチ136は、暖房指示部のみを有することもできる。発熱量増大手段140は、空調スイッチ136の操作による暖房要求があると判定された場合に、エアコンプレッサ34の発熱量を増大させる。このため、例えば、発熱量増大手段140は、マップ変更手段142または背圧上昇手段144を有する。マップ変更手段142は、空調スイッチ136による暖房要求がある、すなわち暖房スイッチがオンと判定された場合に、エアコンプレッサ34のモータ部40(図2参照)の駆動に使用する、モータトルクとモータ電流進角との関係を表すマップを、通常駆動モードから低効率モードに変更する。また、背圧上昇手段144は、空調スイッチ136による暖房要求があると判定された場合に、燃料電池スタック13(図2参照)に供給する空気の背圧を上昇させる。また、発熱量増大手段140は、マップ変更手段142と背圧上昇手段144との両方を有するとしてもよい。次に、図17のフローチャートを用いて、ユーザによる暖房要求がある場合のエアコンプレッサ34の運転制御方法を説明する。なお、以下の説明において、図16または図1から図10に示した要素と同等部分の要素には同一符号を付して説明する。
まず発熱量増大手段140は、空調スイッチ136による暖房要求があるか否かを判定し(S30)、暖房要求があると判定されるとステップS32に移行する。S32では、空調装置22を暖房運転させるとともに、空調側温度センサ138の検出信号から得られる、空調装置22のある基準部の冷媒の温度と、エアコン冷媒コンプレッサ52の回転数等とから、空調装置22側の発生熱量が予め設定した閾値未満、すなわち発熱量が不足しているか否かを判定する(S32)。発熱量増大手段140により発熱量が不足していると判定された場合には、発熱量増大手段140は、エアコンプレッサ34のモータ部40の温度が予め設定した第2閾値未満の低温であるか否かを判定する(S34)。そして、発熱量増大手段140によりモータ部40の温度が第2閾値未満と判定された場合には、発熱量増大手段140は、マップ変更手段142により、エアコンプレッサ34のモータ部40の駆動に使用する、モータトルクとモータ電流進角との関係を表すマップを、通常駆動モードから低効率モードに変更させるか、または、背圧上昇手段144により、燃料電池スタック13に供給する空気の背圧を上昇させる(S36)。例えば、マップ変更手段142を使用する場合、図18に示すようなマップを用いて、モータ運転点を変更する。
図18は、エアコンプレッサ34のモータ部40を運転する場合に使用する電流進角と、モータトルクとの関係を表すマップを示す図である。電流進角は、モータ部40において、ロータの磁極部がステータの磁極部に最も近づくタイミングよりもステータの磁極部を構成する各相コイルに交流電流を流すタイミングを早くする程度を表す電気角、すなわち位相角である。図18に示す曲線は、ある一定電流での電流進角とトルクとの関係を表している。このように電流進角に応じてトルクは変化し、ある電流進角αでトルクが最大になるため、通常はこの適切な電流進角αでモータ部40を駆動させる、通常駆動モードを実行する。
これに対して、マップ変更手段142により低効率モードでモータ部40を運転する場合には、例えば電流進角βまたはγでモータ部40を駆動するように、マップを変更する。マップはすべての電流値に対応して変更する。このような電流進角β、γでは、トルクが抑えられ、低効率となるため、モータ部40の発熱量が増大する。
一方、背圧上昇手段144を使用する場合には、図2を参照して示すように、酸化ガス系排出流路26に設ける圧力制御弁42の開度を絞り、エアコンプレッサ34の背圧を上昇させることにより、エアコンプレッサ34のモータ部40の回転抵抗を増大させて発熱量を増大させる。
次いで、発熱量増大手段140により、暖房停止要求がある、または空調装置22側の発生熱量が予め設定した閾値以上であると判定された場合(S38)には、エアコンプレッサ34のモータ部40を運転停止させるか、または、通常運転させる、すなわち、エアコンプレッサ34の背圧を通常値に戻し、電流進角とトルクとの関係を表すマップを、通常運転モードに戻し(S40)、ステップS30に戻る。また、ステップS32で、空調装置22側の発生熱量が予め設定した閾値未満ではない場合、または、ステップS34で、エアコンプレッサ34のモータ部40の温度が第2閾値未満ではない場合も、ステップS30に戻る。
このような本実施の形態では、空調制御部59は、暖房指示部による暖房要求があると判定された場合に、エアコンプレッサ34の発熱量を増大させる発熱量増大手段140を有するので、別のヒータ部を設定することなく、廃熱の少ない燃料電池システム12を構成するエアコンプレッサ34の発熱を利用して、より有効に暖房運転を行うことができる。その他の構成及び作用は、上記の第1の実施の形態または第2の実施の形態と同様である。なお、ステップS32の熱量不足か否かを判定せず、また、ステップS34のモータ部40の温度が第2閾値未満か否かを判定せず、暖房要求があると判定された場合に、エアコンプレッサ34の発熱量を増大させることもできる。
10 燃料電池車、12 燃料電池スタック、13 燃料電池スタック、14 バッテリ、16 走行用モータ、18 車輪、20 制御部、22 空調装置(エアコン)、24 酸化ガス供給流路、26 酸化ガス系排出流路、28 燃料ガス供給流路、30 燃料ガス系排出流路、32 燃料ガス循環流路、34 エアコンプレッサ(ACP)、36 加湿器、38 ポンプ部、40 モータ部、42 圧力制御弁、44 燃料ガス供給弁、46 水素ポンプ、48 排気排水流路、50 パージ弁、52 エアコン冷媒コンプレッサ(ACN)、54 室外熱交換器、56 膨張弁、58 室内熱交換器、59 空調制御部、60 四方弁、61 空調循環経路、62 ポンプ部、64 モータ部、66 2種コンプレッサ結合体、68 ブラケット、70 エアコンプレッサハウジング、72 第1ハウジング、74 第2ハウジング、76 回転軸、78 駆動軸、80 駆動ロータ、82 従動軸、84 従動ロータ、86 歯車、88 内部冷媒流路、92 インバータ部、94 冷媒コンプレッサハウジング、96 谷部、98 インバータ部、100 回転軸、102 偏心軸、104 可動スクロール部、106 固定スクロール部、108 吐出室、110 内部冷媒流路、112 管、114 コネクタ部、116 冷媒流路、118,120 インバータ回路、122 ハウジング、124 基板、126 コネクタ、128 駆動スクリュー部、130 従動スクリュー部、132 モータ温度センサ、134 空調駆動手段、136 空調スイッチ、138 空調側温度センサ、140 発熱量増大手段、142 マップ変更手段、144 背圧上昇手段。

Claims (8)

  1. 燃料電池と、
    燃料電池に空気を供給するエアコンプレッサと、
    冷媒コンプレッサを含む空調用循環経路に空調用冷媒を循環させる空調装置とを備え、
    エアコンプレッサは、2個のロータが設けられた2本の回転軸が平行に配置されている、2軸式の容積圧縮式であり、内部にモータ部を収容するエアコンプレッサハウジングと、エアコンプレッサハウジングに設けられ、空調用冷媒を流す内部冷媒流路とを含み、
    冷媒コンプレッサは、エアコンプレッサハウジングと一体化された冷媒コンプレッサハウジングを含み、
    冷媒コンプレッサの回転軸は、エアコンプレッサを構成する2本の回転軸と平行であって、2本の回転軸を含む第1仮想平面上の2本の回転軸間を通り、第1仮想平面に対し直交する第2仮想平面上に配置されていることを特徴とする燃料電池システム。
  2. 請求項1に記載の燃料電池システムにおいて、
    エアコンプレッサは、圧縮された空気を吐出する吐出ポートを含み、
    冷媒コンプレッサは、エアコンプレッサハウジングに対し吐出ポートと反対側に配置されていることを特徴とする燃料電池システム。
  3. 請求項2に記載の燃料電池システムにおいて、
    冷媒コンプレッサは、エアコンプレッサの上側に配置されていることを特徴とする燃料電池システム。
  4. 請求項1−3のいずれか1に記載の燃料電池システムにおいて、
    エアコンプレッサのモータ部の温度を検出する温度検出部と、
    冷房要求を指示可能な冷房指示部と、
    冷房指示部からの冷房要求に応じて空調装置を駆動させる空調制御部とを備え、
    空調制御部は、冷房指示部による冷房要求がない場合で、かつ、エアコンプレッサのモータ部の温度が閾値を超えたと判定された場合に、空調装置を駆動させるエアコンプレッサ冷却用空調駆動手段を有することを特徴とする燃料電池システム。
  5. 請求項1−3のいずれか1に記載の燃料電池システムにおいて、
    暖房要求を指示可能な暖房指示部と、
    暖房指示部からの暖房要求に応じて空調循環経路を循環する冷媒を、冷房時とは逆方向に循環させることにより、冷媒を温度上昇させ、冷媒と熱交換する室内流入空気を温度上昇させる空調制御部とを備え、
    空調制御部は、暖房指示部による暖房要求があると判定された場合に、エアコンプレッサの発熱量を増大させる発熱量増大手段を有することを特徴とする燃料電池システム。
  6. 請求項5に記載の燃料電池システムにおいて、
    発熱量増大手段は、暖房指示部による暖房要求があると判定された場合に、エアコンプレッサのモータ部の駆動に使用する、モータトルクとモータ電流進角との関係を表すマップを、通常駆動モードから低効率モードに変更するマップ変更手段を有することを特徴とする燃料電池システム。
  7. 請求項5に記載の燃料電池システムにおいて、
    発熱量増大手段は、暖房指示部による暖房要求があると判定された場合に、燃料電池に供給する空気の背圧を上昇させる背圧上昇手段を有することを特徴とする燃料電池システム。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか1に記載の燃料電池システムを搭載し、
    車体において、冷媒コンプレッサと一体化されたエアコンプレッサ設置されていることを特徴とする燃料電池車。
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