JP5402039B2 - シャッター駆動制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、シャッター駆動制御装置に関し、特に、複数のスイッチを備えた操作パネルから送信される複数のオンオフ信号によって操作されるシャッターの駆動制御装置に関し、中でも、シャッター設置開口部の高さに対応するH寸を参照しながらシャッター駆動用モータを開閉制御する制御回路部(コントローラ)と、前記制御回路部に前記シャッター操作に関する指令を送信する操作パネルと、を有する、シャッター駆動制御装置に関する。
特許文献1には、シャッターカーテンを巻き取る電動ローラの軸内に、開閉されるシャッターの上下位置を初期設定するためのリミットスイッチを配置した機構が開示されている。
特許文献2には、モータ駆動されるシャッター装置において、シャッターカーテン巻き取り用の回転軸にエンコーダが付設され、モータ制御部は、エンコーダ出力に基づいて、該回転軸の回転状態を検出することによりシャッターの開閉状態を検知する機構が開示されている。
特許文献3には、モータ駆動されるスリットタイプのシャッター装置において、シャッターカーテンの上方全開領域から下方着地領域までの物理的変化量を機械的に検出し、モータ制御部は、この検出された情報に基づいてスリットを閉じきるまでに要する物理的変化量を算出するシャッター装置が開示されている。
特許文献4には、モータ駆動されるシャッター装置において、シャッター開閉時、モータ制御部が、動作中のモータに印加されている負荷を自動学習し、この学習結果に基づいて、障害物検知のために設定される閾値を自動更新する、シャッター装置が開示されている。
特許文献5には、設置済みの電動シャッターにおいて、電動シャッターの電源投入直後、或いは電動シャッターのリセットスイッチを押すことにより、シャッター制御部が、通常開閉モードから各種タイマ設定モードへ移行する、シャッター装置が開示されている。
特許文献6には、電動シャッターを開閉する指令を送信するリモートコントローラを備え、設定時間外は、このリモートコントローラからの指令を拒否するシャッター装置が開示されている。
特許文献7には、シャッター開閉操作を許可する人を限定するための認証機能を有する電動シャッター装置において、認証データの登録を、特別に別途設けられた登録スイッチ、消去スイッチ、動作モードスイッチを操作して行うシャッター装置が開示されている。
特許文献8には、シャッター装置のHA(ホームオートメーション)端子に、別途、パーソナルコンピュータを接続して、シャッター制御情報を読み出すシャッター装置が開示されている。
特開2000−96962号公報(図2、段落0013〜0015) 特開平11−148814号公報(段落0012〜0013) 特開2002−339674号公報(段落0045〜0052) 特開2005−42485号公報(段落0008〜0010) 特開2001−40968号公報(段落0012) 特開平6−248861号公報(段落0014) 特開2007−162327号公報(図3、段落0045) 特開2005−90080号公報(段落0048)
特許文献1〜3の装置によれば、施工現場やシャッター製造工場において、シャッター実機を完成させた状態で、シャッター開閉の動作を行い、下限位置等を登録する施工手順が必要となる。この結果、登録に要する工程が、現場施工や工場出荷のリードタイムにそのまま乗ってしまい、施工や出荷が遅れるというという問題が発生する。
特に、工場で登録を行う場合には、シャッター装置を現場を模擬した開口に取り付けた後、登録を行い、登録後、出荷のためのシャッター装置を解体するという手間がかかる。また、全体の製造ラインの間に登録用のラインを組み込むため、登録用のラインを構築する上での自由度が低い。
特に、施工現場で施工業者に登録を実行させる場合には、施工業者の作業量が増加し、又、施工業者に登録作業に関する教育を行う必要があるため、教育に関するコストも増大するという問題がある。
特許文献4の装置によれば、シャッター実機を施工してから実際に開閉動作して、自動学習を行うため、施工現場に余分に負荷がかかる。
特許文献5の装置によれば、登録モードに移行するため、シャッター実機が必要であり、又タイマ設定時間の登録には、シャッター実機の施工が必要となる。
特許文献6には、シャッターの開閉に必要な物理量の登録に関する開示はない。
特許文献7の装置によれば、認証データの登録には、特別に別途設けられた登録スイッチ等が必要である。
特許文献8のHAシステムを利用する装置によれば、HAシステムが付加されていないシャッター装置には適用できず、又シャッター制御情報の読み出しには、パーソナルコンピュータが必要としている。なお、HAシステム自体、全てのシャッター装置に付加されているわけではない。
本発明の目的は、シャッターの開閉に必要な物理量を、制御回路部がシャッターの駆動源に接続されていない状態、更には、シャッターに接続されていない状態であっても、簡単に登録することができるシャッター制御装置を提供することである。
本発明は、第1の視点において、シャッターの開閉に関する物理量を参照しながら駆動源を介して該シャッターの動作を制御する制御回路部と、操作者の操作に従って、前記シャッターに“開く”及び“閉じる”を少なくとも含む複数の指令を前記制御回路部にそれぞれ送信自在な一又は複数のスイッチを備えた操作部と、を有する、シャッター駆動制御装置であって、前記操作部は、前記シャッターの操作に使用される前記複数のスイッチを全押した状態で前記制御回路部と前記操作部とに電源を投入することに応じて、前記物理量の登録モードへの移行を指示する第1のトリガ及び前記物理量を二進数化した数値データを送信自在であり、前記制御回路部は、前記第1のトリガに従って前記物理量を登録するモードに移行すると共に、前記操作部から入力される前記物理量を示す前記数値データを前記オンオフ操作に従って二進数のデータ列として登録する、シャッター駆動制御装置を提供する。
(1)本発明によれば、シャッターの動作に必要な物理量を、特別な装置を用いることなく、例えば、シャッター装置実機用の操作パネル(操作部)やリモートコントローラ(操作部)を用いて、容易に登録することができる。よって、本発明によれば、物理量の登録に関するコストアップが発生しない。
(2)本発明によれば、シャッターの動作に必要な物理量の登録時、シャッター装置実機を施工したり、シャッターを開閉したりする必要がない。すなわち、操作部と制御回路部、好ましくは、操作パネルと制御基板があれば、シャッターの動作に必要な物理量を登録することができる。これによって、施工時間又はシャッター製造ラインのリードタイムが短縮される。
(3)本発明によるシャッターの動作に必要な物理量の登録によれば、操作部と制御回路部があればよく、シャッターや駆動源であるモータを必須としないため、シャッター製造ライン上で登録を行う必要はなくなり、シャッター製造ラインの自由度が向上する。
(4)本発明によるシャッターの動作に必要な物理量の登録によれば、操作部と制御回路部があればよく、シャッターや駆動源であるモータを必須としないため、施工現場で登録を行う必要がなくなり、施工業者の作業量が低減でき、施工業者に登録に関する教育を行うために要するコストが削減できる。
(5)本発明によれば、登録した物理量を、制御回路部(制御基板)から記憶素子(メモリ)を取り出して専用の読出機械を用いたりすることなく、好ましくは、シャッター装置実機用の操作パネルやリモートコントローラを用いて、容易に読み出すことができる。よって、本発明によれば、物理量の読み出しに関するコストアップが発生しない。このように、本発明によれば、読み出しに関しても、登録の場合と同様の効果が達成される。
(6)本発明によれば、組み付け工程やメンテナンス時にも、必要なデータをリアルタイムに読み出すことができるため、迅速な対応が可能になる。
(A)は、本発明の実施例1に係るシャッター駆動制御装置の基本構成を説明する図であり、(B)は、(A)に示した操作パネルの詳細を示す図である。 図1に示した操作パネルと制御回路部の接続関係を説明する図である。 本発明の実施例1に係るシャッター駆動制御装置の登録モードを説明するためのタイミングチャートである。 本発明の実施例4に係るシャッター駆動制御装置の読み出しモードを説明するためのタイミングチャートである。 本発明の実施例5に係るシャッター駆動制御装置の読み出しモードを説明するためのタイミングチャートである。 本発明の実施例7(参考例)に係るシャッター駆動制御装置において、操作パネルのシミュレータと制御回路部の接続関係を説明する図である。
本発明の好ましい実施の形態において、前記操作部は、実機の操作パネルであって、前記数値データの所定幅毎に、前記一又は複数のスイッチの所定のオンオフ操作に応じて生成される信号を第2のトリガとして挿入して送信し、前記制御回路部は、前記第2のトリガに従って、前記操作部から入力される前記分割された前記数値データを合成して前記物理量を登録する。
本発明の好ましい実施の形態において、前記操作部は、実機の操作パネル上に設置される前記一又は複数のスイッチを模擬する機能を備えたシミュレータであって、前記制御回路部は、前記シミュレータからの入力に基づいて前記物理量を登録する。この形態によれば、制御回路部(制御基板)の製造ラインにおいて、そのチェック用に使用される、実機の操作パネルを模擬したリレースイッチボックス等、或いは、数値入力ボタン、数値データ表示器、登録又は読出用のトリガを送信するボタンを備えたシミュレータボックスを用いて、登録を行うことができる。
本発明の好ましい実施の形態において、前記操作部は、前記シャッターを操作するための前記一又は複数のスイッチに加えて、該シャッターの動作状況を示すための表示器を備え、前記操作部は、前記一又は複数のスイッチのオンオフ操作に応じて、登録された前記物理量を読み出すモードへの移行を指令する第3のトリガを送信自在であり、前記制御回路部は、前記第3のトリガに従って前記物理量を読み出すモードに移行すると共に、登録された前記物理量を示す前記数値データを前記操作部に送信し、前記操作部は、前記制御回路部から入力された前記数値データに基づいて、前記表示器のオンオフにより、登録されている前記物理量を表示する。この形態によれば、登録と同様に、操作部と制御回路部のみを用いて、登録された物理量の確認を行うことができる。
本発明の好ましい実施の形態において、前記操作部は、前記シミュレータであって、登録されている前記物理量を示す表示器を備え、前記シミュレータは、登録されている前記物理量を読み出すモードへの移行を指令自在であり、前記制御回路部は、前記指令に従って前記物理量を読み出すモードに移行すると共に、登録された前記物理量を示す前記数値データを前記シミュレータに送信し、前記シミュレータは、前記制御回路部から入力された前記数値データに基づいて、前記表示器に登録されている前記物理量を表示する。
シャッターの開閉に関する物理量には、シャッターH寸(シャッター開口部の高さ方向寸法に対応する寸法)、シャッターの上限・下限位置、シャッターに印加される負荷、シャッター開閉時間、挟み込み検知のような安全動作のための情報、温度や電源電圧にどの外界の変化に対応するための情報、施工地域、例えば、緯度・経度、方角、方位、現在の年月日、気温・天気などが例示される。
本発明のシャッター駆動制御装置は、前記制御回路部からの制御信号により駆動される前記駆動源を含んでもよい。
以下、図面を参照して、本発明の一実施例を説明する。図1(A)は、本発明の実施例1に係るシャッター駆動制御装置の基本構成を説明する図であり、図1(B)は、図1(A)に示した操作パネルの詳細を示す図である。
図1(A)を参照すると、本発明の実施例1に係るシャッター駆動制御装置は、基本構成として、シャッター(ブラインドシャッター)1の開閉に関する物理量(H寸など)を参照しながら駆動源であるモータ2を介してシャッター1の動作を制御する制御回路部3と、操作者の操作ないし意思に従って、シャッター1に“開く”及び“閉じる”を少なくとも含む複数の指令を制御回路部3にそれぞれ送信自在な一又は複数のスイッチを備えた操作パネル(操作部)4と、を有している。
シャッター1は、開閉動作と、そのスラットが回動することによりブラインド動作をすることができる。また、シャッター1は、通常の開閉モードに加えて、シャッター1を閉止状態でロックする防犯モード、スラット同士の間に隙間を設けた状態でシャッター1をロックする防犯通風モードを行うことができる。モータ2は、その回転に伴いシャッター1を巻き取り、シャッター1を開閉させる。制御回路部3は、モータ2と操作パネル4の間に接続されている。
操作パネル4は、施工後は、シャッター1から離間した操作し易い場所に設置される。なお、操作パネル4の代わりに、リモートコントローラを用いてもよい。また、操作パネル4及び制御回路部3は、シャッター1ないしモータ2と異なる工場或いは製造ラインで製造し、施工現場において全体をアセンブリすることができる。
加えて、図1(B)を参照すると、操作パネル4は、シャッター1の開閉動作に関する“あける”SW4a、“とまる”SW4b及び“しめる”SW4cと、シャッター1のブラインド動作に関する、“ひらく”SW4d及び“とじる”SW4eと、並びに防犯・通風モードSW4fと、シャッター1の動作中に点灯しそれ以外では消灯する動作中ランプ4gと、防犯モードないし防犯通風モード設定時に点灯しそれ以外では消灯する防犯モードランプ4hと、を有している。SW4a〜4fは、オンオフスイッチであって、オンオフ操作に応じて二進数化された信号を出力する。動作中ランプ4g及び防犯モードランプ4hは、オンオフランプである。
操作パネル4は、シャッター1の操作に使用される複数のスイッチSW4a〜4fのオンオフ操作に応じて、物理量の登録モードへの移行を指示する第1のトリガ信号41及び前記物理量を二進数化した数値データ信号42を送信自在であり、特に、数値データ信号42が分割される場合には、数値データ信号42の所定幅毎に、所定のスイッチSW4a〜4fの所定のオンオフ操作に応じて生成される信号を第2のトリガ信号43として挿入して送信する。制御回路部3は、第1のトリガ信号41に従って物理量を登録する登録モード32(図2参照)に移行すると共に、操作パネル4から入力される前記物理量を示す数値データ信号42を前記オンオフ操作に基づいて二進数のデータ列として登録することができる。また、制御回路部3は、後述するように、操作パネル4から入力される第3のトリガ信号44に従って、すなわち、所定のスイッチSW4a〜4fのオンオフ操作に従って、登録された前記物理量を読み出すモードへの移行を指令する第3のトリガ信号44に従って、物理量を読み出す読出モード33に移行することができる。
図2は、図1に示した操作パネルと制御回路部の接続関係を説明する図である。図2を参照すると、制御回路部3は、マイクロコンピュータ3aと、操作パネル4のSW4a〜4fとマイクロコンピュータ3aの間に接続された入力処理部3bと、操作パネル4のランプ4g,4hとマイクロコンピュータ3aの間に接続された出力処理部3cと、マイクロコンピュータ3aに接続され物理量(H寸等)を登録及び読み出し自在なメモリ3dと、マイクロコンピュータ3aとモータ2の間に接続されてモータ2に制御信号を出力しモータ2の回転数を検出する不図示のセンサからの信号が入力自在なモータ制御用出力処理部3eと、を有している。
マイクロコンピュータ3aには、通常は、シャッター1の開閉動作等を実行する通常モード31を実行し、第1のトリガ信号41に従って登録モード32を実行し、第2のトリガ信号43に従って、操作パネル4から入力される分割された数値データ信号42を合成して前記物理量を登録し、第3のトリガ信号44に応じて読出モード33を実行するようプログラミングが搭載されている。
図3は、本発明の実施例1に係るシャッター駆動制御装置の登録モードを説明するためのタイミングチャートである。ここでは、シャッターの物理量として、“3000”(十進数)のH寸を登録する場合の動作を説明する。なお、“3000”(十進数)のH寸は、モータ2に付設され、モータ2の回転数を検出するエンコーダのパルス信号に換算した値を、さらに二進数化した値“0000 1011 1011 1000”で、メモリ3dに登録される。SW4a〜4fは、第1のトリガ信号41の出力のために使用され、SW4a,4c〜4eは、数値データ信号42の出力のために使用される。数値データ信号42の送信時、SW4aは“bit0”(最下位ビット)、SW4cは“bit1”、SW4dは“bit2”、SW4eは“bit3”(最上位ビット)を示すオンオフ信号を出力し、SW4bはビット間の区切りを示す信号を出力する。とまるSW4bは、四つに分割されて送信される数値データ信号42の一ビット幅毎に、そのオンオフ操作に応じて生成される信号を第2のトリガ信号43として送信する。
図2及び図3を参照すると、操作者が、全スイッチSW4a〜4fを全押した状態で、制御回路部3と操作パネル4に電源を投入すると、SW4a〜4fからはいずれもオン信号(第1のトリガ信号41)が出力される。マイクロコンピュータ3aは、これらのオン信号を所定時間受信すると、通常モード31から登録モード32に移行する。マイクロコンピュータ3aは、登録モード32に移行すると、ランプ4g,4hを共に所定時間点灯させるようオン信号を返信する。ランプ4g,4hが点灯すると、操作者は全スイッチSW4a〜4fをオフし、ランプ4g,4hが消灯したことを確認し、次の「2.データ登録操作」に移行する。このように、誤操作により不要な出力が出されないよう、登録モード32に移行する条件は、厳しく設定されている。また、「全スイッチSW4a〜4fをオフ」にもタイムリミットを設けている。タイムリミットを設けていない場合には、「全スイッチSW4a〜4fをオフ」が長時間継続された場合、「全スイッチオン」は通常のシャッターシステムでは、使われない特殊な操作なため、「全スイッチオン」の長時間継続は、「故障」又はいたずら操作の可能性が高いと判断できからである。このような状態では、入力されるデータの信頼性は低いため、登録モード32へ入ることは好ましくない。
次に、操作者は、SW4a〜4eを用いて、物理量を示す数値データ信号42及び第2のトリガ信号43を以下の手順でマイクロコンピュータ3aに送信する。
(bit0)
SW4a−オフ、SW4c−オフ、SW4d−オフ、SW4e−オフ。
(bit0の確定)
SW4a,4c〜4eの状態を維持したまま、SW4bを一度オンした後オフ。
(bit1)
SW4a−オン、SW4c−オン、SW4d−オフ、SW4e−オン。
(bit1の確定)
SW4a,4c〜4eの状態を維持したまま、SW4bを一度オンした後オフ。
(bit2)
SW4a−オン、SW4c−オン、SW4d−オフ、SW4e−オン。
(bit2の確定)
SW4a,4c〜4eの状態を維持したまま、SW4bを一度オンした後オフ。
(bit3)
SW4a−オフ、SW4c−オフ、SW4d−オフ、SW4e−オン。
(bit3の確定)
SW4a,4c〜4eの状態を維持したまま、SW4bを一度オンした後オフ。
マイクロコンピュータ3aは、以上のように送信された“0000 1011 1011 1000”を、メモリ3dに登録し、H寸に関する物理量の登録が完了される。
なお、登録モード32の実行中、規定外の操作、例えば、数値データ信号42の入力時、防犯・通風モードSW4fがオンされた場合には、登録モード32を直ちに終了し、通常モード(開閉モード)31に移行する。
また、本実施例では、“3000”(十進数)のデータを登録するため、16桁(16bit=int型)のデータを用いたが、データに応じて桁数の上限は自在である。また、防犯・通風モードSW4fも、物理量に関するデータの入力に用いれば、一回の操作で、5桁のデータを入力できるため、例えば、32桁のデータを入力する場合には、操作回数を減少させ、工程のリードタイムを短縮できる。また、誤動作防止のため、各操作の間には、タイムリミットを設け、タイムアップすると、登録モード32を直ちに終了し、通常の開閉モード31に移行する。
H寸以外のシャッター動作に関する物理量、例えば、モータ2の負荷値を登録する場合は、図3に示した“1.データ登録モード移行操作”において、「ランプ点灯確認後SW4a〜4fをオフにする」操作に代えて、「ランプ点灯確認後SW4a〜4f離す、さらに、防犯・通風モードSW4f以外のSW4a〜4eをオフにする」操作を行い、モータ2の負荷値登録を示す別のトリガ信号をマイクロコンピュータ3aに送信する。以下のデータ入力は、実施例1のH寸の場合と同様である。
ブラインドシャッターではない、シャッター1の場合、操作パネル4には、図1(B)等に示したSW4a〜4fにおいて、シャッター開閉動作に関するSW4a〜4cのみがある。この場合、図3に示した「2.データ登録操作」において、SW4aをbit0用、SW4bをbit1用、SW4cをデータ確定用のスイッチとすればよい。実施例1では、16桁の数値を入力するため、「2.データ登録操作」において4回の工程を繰り返したが、本実施例では、8回の工程を繰り返せばよい。
図4は、本発明の実施例4に係るシャッター駆動制御装置の読み出しモードを説明するためのタイミングチャートである。ここでは、シャッターの物理量として、実施例1で登録された“3000”(十進数)すなわち“0000 1011 1011 1000”(二進数)のH寸を読み出す場合の動作を説明する。
図2及び図4を参照すると、操作者が、あけるSW4aを除くスイッチSW4b〜4fを押した状態で、制御回路部3と操作パネル4に電源を投入すると、SW4b〜4fからはいずれもオン信号(第3のトリガ信号44)が出力される。マイクロコンピュータ3aは、これらのオン信号を所定時間受信すると、通常モード31から読出モード33に移行する。マイクロコンピュータ3aは、読出モード33に移行すると、ランプ4g,4hを共に所定時間点灯させるようオン信号を返信する。ランプ4g,4hが点灯すると、操作者は全スイッチSW4b〜4fをオフし、ランプ4g,4hが消灯したことを確認する。このように、誤操作により不要な出力が出されないよう、読出モード33に移行する条件は厳しく設定されている。
次に、操作者は、読出モード33において、データ出力開始を指令する第4のトリガ信号45を制御回路部3に送信するため、さらに、防犯・通風モードSW4fをオンすると、第4のトリガ信号45が入力されたマイクロコンピュータ3aは、メモリ3dから登録されているH寸に関する物理量“0000 1011 1011 1000”(二数進数)を読み出して操作パネル4に送信ないし出力する。
動作中ランプ4gは、点灯によりデータ「1」を示し、防犯モードランプ4hは点灯によりデータ「0」を示すよう設定されている。したがって、動作中ランプ4g及び防犯モードランプ4hは、図4に示す順序で点滅して、“0000 1011 1011 1000”を表示する。
なお、読出モード33の実行中、規定外の操作、例えば、防犯・通風モードSW4f以外のSWがオンされた場合には、読出モード33を直ちに終了し、通常モード(開閉)31に移行し、不必要なデータの出力を防止する。
また、誤動作防止のため、各操作の間には、タイムリミットを設け、タイムアップすると、読出モード33を直ちに終了し、通常モード31に移行する。
H寸以外のシャッター動作に関する物理量、例えば、モータ2の負荷値を読み出す場合は、図4に示した“2.データ表示”の前のトリガ操作において、「防犯・通風モードSW4fのオン操作」に代えて、「ブラインドひらくSW4dをオンする操作」を行い、モータ2の負荷値の読み出しを示す別のトリガ信号をマイクロコンピュータ3aに送信する。
実施例4では、二個のランプ4g,4hを用いて、ランプ4g,4hの点滅によるデータ表示方法を説明したが、本実施例では、一個のランプ4gを用いたデータ表示方法を説明する。所定時間、例えば、二単位時間毎に、ランプ点灯でデータ「0」を表示し、ランプ消灯でデータ「1」を表示する。
図5は、本発明の実施例6に係るシャッター制御装置の読み出しモードを説明するためのタイミングチャートである。図4に示す「1.データ読出モード移行操作」終了後、防犯・通風モードSW4fがオンされると、これを第4のトリガ信号45として、マイクロコンピュータ3aは、メモリ3dから登録されているH寸に関する物理量“0000 1011 1011 1000”(二進数)を読み出して、順番に、操作パネル4に所定の数値データ信号42を送信する。
まず、ランプ4gは、開始タイミング合わせのため、1単位時間毎に4回点滅する。続いて、ランプ4gは、データが「0」の場合は、2単位時間消灯し、データが「1」の場合は、2単位時間点灯することにより、順番に、H寸に関する物理量“0000 1011 1011 1000”(二進数)を表示する。その後、ランプ4gは、終了タイミング確認のため、1単位時間毎に4回点滅する。
実施例1〜6においては、実機の操作パネル(リモートコントローラを含む)を用いて、シャッター装置に関する物理量の登録又は読出を説明したが、参考例である本実施例7では、操作パネル上に設置される一又は複数のスイッチを模擬する機能を備えたシミュレータを用いて、工場のライン上などで登録又は読出をすることができる。図6は、本発明の実施例7に係るシャッター駆動制御装置において、操作パネルのシミュレータと制御回路部の接続関係を説明する図である。
図6を参照すると、シミュレータ5は、数値データ信号を出力する数値入力ボタン5a、数値データ表示器5b、登録用のトリガ信号を出力する登録ボタン5c、読出用のトリガ信号を送信する読出ボタン5dを備えている。登録時、利用者は、登録ボタン5cをオンし、所定の数値入力ボタン5aを操作して、制御回路部3に二進数化された所定の数値データ信号を入力させる。また、読出時、利用者は、読出ボタン5dをオンすると、制御回路部からは、登録済みの二進数化された数値データ信号が制御回路部3から出力されてシミュレータ5に入力され、数値データ表示器5bは物理量を示す数値データを表示する。
本発明は、モータ等の駆動源を有するシャッター装置、自動シャッター装置、インテリジェンスな制御を行うシャッター装置に好適に利用される。
1 シャッター(ブラインドシャッター)
2 モータ(駆動源)
3 制御回路部(制御基板)
3a マイクロコンピュータ
3b 入力処理部
3c 出力処理部
3d メモリ
3e モータ制御用出力処理部
4 操作パネル(操作部)
4a あけるSW
4b とまるSW
4c しめるSW
4d ブラインドひらくSW
4e ブラインドとじるSW
4f 防犯・通風モードSW
4g 動作中ランプ
4h 防犯モードランプ
5 シミュレータ
5a 数値入力ボタン(数値入力スイッチ)
5b 数値データ表示器
5c 登録ボタン(登録スイッチ)
5d 読出ボタン(読出スイッチ)
31 通常モード(開閉手段)
32 登録モード(登録手段)
33 読出モード(読出手段)
41 第1のトリガ信号(登録モード移行用)
42 数値データ信号
43 第2のトリガ信号(分割データ用)
44 第3のトリガ信号(読出モード移行用)
45 第4のトリガ信号(読出した数値データ信号出力開始用)

Claims (6)

  1. シャッターの開閉に関する物理量を参照しながら駆動源を介して該シャッターの動作を制御する制御回路部と、操作者の操作に従って、前記シャッターに“開く”及び“閉じる”を少なくとも含む複数の指令を前記制御回路部にそれぞれ送信自在な一又は複数のスイッチを備えた操作部と、を有する、シャッター駆動制御装置であって、
    前記操作部は、前記シャッターの操作に使用される前記複数のスイッチを全押した状態で前記制御回路部と前記操作部とに電源を投入することに応じて、前記物理量の登録モードへの移行を指示する第1のトリガ及び前記物理量を二進数化した数値データを送信自在であり、
    前記制御回路部は、前記第1のトリガに従って前記物理量を登録するモードに移行すると共に、前記操作部から入力される前記物理量を示す前記数値データを前記オンオフ操作に従って二進数のデータ列として登録する、
    ことを特徴とするシャッター駆動制御装置。
  2. 前記操作部は、実機の操作パネルであって、前記数値データの所定幅毎に、前記一又は複数のスイッチの所定のオンオフ操作に応じて生成される信号を第2のトリガとして挿入して送信し、
    前記制御回路部は、前記第2のトリガに従って、前記操作部から入力される前記分割された前記数値データを合成して前記物理量を登録する、
    ことを特徴とする請求項1記載のシャッター駆動制御装置。
  3. 前記操作部は、実機の操作パネル上に設置される前記一又は複数のスイッチを模擬する機能を備えたシミュレータであって、
    前記制御回路部は、前記シミュレータからの入力に基づいて前記物理量を登録する、
    ことを特徴とする請求項1記載のシャッター駆動制御装置。
  4. 前記操作部は、前記シャッターを操作するための前記一又は複数のスイッチに加えて、該シャッターの動作状況を示すための表示器を備え、
    前記操作部は、前記一又は複数のスイッチのオンオフ操作に応じて、登録された前記物理量を読み出すモードへの移行を指令する第3のトリガを送信自在であり、
    前記制御回路部は、前記第3のトリガに従って前記物理量を読み出すモードに移行すると共に、登録された前記物理量を示す前記数値データを前記操作部に送信し、
    前記操作部は、前記制御回路部から入力された前記数値データに基づいて、前記表示器のオンオフにより、登録されている前記物理量を表示する、
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一記載のシャッター駆動制御装置。
  5. 前記操作部は、前記シミュレータであって、登録されている前記物理量を示す表示器を備え、
    前記シミュレータは、登録されている前記物理量を読み出すモードへの移行を指令自在であり、
    前記制御回路部は、前記指令に従って前記物理量を読み出すモードに移行すると共に、登録された前記物理量を示す前記数値データを前記シミュレータに送信し、
    前記シミュレータは、前記制御回路部から入力された前記数値データに基づいて、前記表示器に登録されている前記物理量を表示する、
    ことを特徴とする請求項3記載のシャッター駆動制御装置。
  6. 前記制御回路部からの制御信号により駆動される前記駆動源を含むことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一記載のシャッター駆動制御装置。
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