JP5401833B2 - 調光装置 - Google Patents

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Description

本発明は、サイリスタを用いて位相制御する位相制御回路を備えた調光装置に関する。
半導体スイッチ素子を用いた位相制御調光装置を用いて白熱灯負荷を調光する調光装置において、白熱灯のフィラメントの冷えた状態のときに通電を開始すると、大きな突入電流が流れる。そこで、通電開始時には電源トランスを介在させて降圧した電圧を印加することで突入電流を低く抑えるとともに、タイマ回路によって電源切り換えのためのリレーを制御して、突入電流が流れなくなってから電源トランスを切り離すようにした構成が知られている(特許文献1参照。)。
一方、調光装置の出力コンセントをスタジオなどで用いる機器の電源として使用する場合、位相制御回路出力をリレーにより直電源出力モードに切り換えて電源を供給することが行われている。
特開2000−223286号公報
上述の位相制御調光装置では、電源トランスを用いるので、装置が大型化するとともにコスト高になるという問題がある。
調光装置をリレーにより直電源出力モードに切り換える場合、当該リレーがONする時に突入電流によってリレー接点が溶着することがあった。また、リレーをOFFする時にアークなどによりリレー接点が溶着することもあった。
上述の問題の対策のためには定格の大きなリレーを使用する必要があった。
本発明は、調光出力モードと直電源出力モードとを切り換え可能にするとともに、上記モードを切り換えるリレーの定格を小さくできる調光装置を提供することを目的とする。
第1の発明の調光装置は、交流電源ラインに挿入されて負荷に供給する交流電圧を位相制御するサイリスタを備えた位相制御回路と;位相制御回路の出力電流を監視する電流センサと;位相制御回路に並列的に接続されて交流電圧をON、OFFするリレーと;位相制御回路を作動させて位相制御出力を負荷に給電する調光出力モードと位相制御回路を介さないで直接交流電源電圧を出力して負荷に給電する直電源出力モードとを切り換え可能に制御するとともに、直電源出力モードにおいて、出力を開始するときには交流電源電圧のゼロクロスのタイミングで位相制御回路のサイリスタをONさせ、電流センサが監視した位相制御回路の出力電流が、負荷の突入電流を流した後に低下して交流電圧の半サイクルの出力電流のピーク値がリレーの許容電流値に到達したときの電流値からなる所定値以下のときにリレーをONさせて交流電源電圧を出力し、出力を停止するときには、リレーをOFFさせてから位相制御回路のサイリスタをOFFさせる制御手段と;を具備していることを特徴としている。
本発明は以下の態様を許容する。なお、最初に第1の発明を中心に説明するが、その他の発明に対しても可能であれば適用される。
位相制御回路は、交流電源ラインに接続しているとともに、位相制御スイッチ素子としてのサイリスタを備えていて、交流電源電圧を位相制御して出力することにより、調光出力モードに対応させることができる。本発明において、位相制御のための回路構成は、特段限定されないので、既知のこの種回路を適宜採用することができる。典型的には、一対のサイリスタを逆並列接続した構成およびダイオードブリッジの対向接続点にサイリスタを接続した構成などを選択的に用いることができる。サイリスタとしては、SCRなどの3端子サイリスタやSSRなどの2端子サイリスタを用いることができる。
電流センサは、位相制御回路の出力電流を監視する手段であるが、具体的な手段は特段限定されない。例えば、電流変成器、電流検出用抵抗器、半導体電流検出器などを適宜用いることができる。また、電流センサの挿入位置は、位相制御回路の出力電流を監視可能であれば特定の回路位置に限定されない。例えば、位相制御回路の出力電流のみが流れる位置でもよいし、全ての負荷電流が流れる位置であってもよい。
そうして、電流センサからの監視出力は、後述する制御手段に制御入力して、電流出力に応じて所要の制御動作を制御手段に行わせる。なお、全ての負荷電流が流れる位置に電流センサを挿入していれば、直電源出力モード時にも負荷電流を監視して過電流保護などの所望の制御を行うことが可能になる。
リレーは、位相制御回路に並列的に接続していて、位相制御回路をバイパスすることにより、位相制御回路を経由することなしに交流電圧を直接調光装置から出力する直電源出力モードための電路を形成する。したがって、リレーは、位相制御回路にのみ並列接続するだけでなく、位相制御回路を含んでいれば他の回路要素、例えばリアクタなどを含む直列回路に並列接続することを許容する。
また、本発明において、リレーの具体的な構成は特段限定されない。例えば、電磁リレーや電子リレーなどであってもよい。
制御手段は、調光装置を調光出力モードおよび直電源出力モードのいずれにも切り換え可能に制御する手段である。調光出力モードは、位相制御回路を作動させて負荷に供給する電流を位相制御して照明負荷を調光制御する場合に用いる動作モードである。これに対して、直電源出力モードは、位相制御回路を介さないで直接交流電源電圧を出力する動作モードである。そして、例えばムービングライトなどと称される遠隔制御される演出用の可動式照明装置などの電源として調光装置を用いる場合に用いることができる。
制御手段は、直電源出力モードのときに以下の制御を行う。
1.直電源出力を開始する場合
(1)最初に、位相制御回路のサイリスタを交流電源電圧のゼロクロスタイミングでONさせる。
(2)次に、電流センサが監視した位相制御回路の出力電流が後述する所定値以下ときにリレーをONさせる。このとき、リレーには突入電流は流れないから、電流定格の比較的小さな小形のリレーを用いることができる。なお、リレーをONさせるタイミングは、位相制御回路の出力電流の交流電圧の半サイクルのピーク値が後述する所定値以下であれば、図2,4および5に示し、かつ後述するように所定値になった瞬間より遅れたゼロクロスであってもよい。
そうして、交流電源電圧が調光装置から直接出力されて直電源出力モードになる。なお、上記において、所定値とは、負荷の突入電流を流した後に出力電流が低下して交流電圧の半サイクルにおける電流のピーク値がリレーの許容電流値に到達したときの電流値であ。また、調光装置が直電源出力モードで作動しているとき、位相制御回路のサイリスタは、OFF状態であってもよいし、直電源出力開始時からON状態を継続していてもよい。いずれの場合であっても、リレーがONしているので、交流電源電圧が直接出力される。
2.直電源出力を停止する場合
(1)最初に、リレーをOFFさせる。なお、位相制御回路のサイリスタがOFF状態であるときにはリレーをOFFさせる前に位相制御回路のサイリスタをON状態にしておく。そうして、リレーのOFF時には位相制御回路のサイリスタがON状態であるから、リレー接点がアークを引くようなことはない。
(2)次に、位相制御回路のサイリスタをOFFさせる。位相制御回路のサイリスタがOFFする場合、そのサイリスタが交流電圧のゼロクロスでOFFするように構成しておくのが好ましい。
また、制御手段は、調光出力モードのときには次の制御を行う。すなわち、リレーをOFFさせ、位相制御回路のサイリスタに位相制御信号を供給して位相制御動作を行わせる。
さらに、制御手段は、マイコンおよびDSP(ディジタルシグナルプロセッサ)などのディジタルデバイスを主体として構成するのが好適である。なお、上述の各種制御を行うためには、ディジタルデバイスからの制御出力をD/Aコンバータを経由して制御信号を得ることができる。
その他の構成として、所望により例えばリアクタを位相制御回路に直列接続して位相制御回路およびリアクタの直列回路に並列にリレーを接続することができる。リアクタは、サイリスタのONによるdV/dtの大きな電圧立ち上がりに伴う負荷電流の立ち上がりを緩やかにして雑音発生を抑制する。なお、リアクタおよび位相制御回路の直列回路に対してリレーを並列接続することができる。
第2の発明は、位相制御回路、電流センサ、リアクタ、第1および第2のリレー、ならびに制御手段を具備している。なお、位相制御回路および電流センサは、第1の発明と構成が同じである。第1のリレーは、第1の発明におけるリレーと構成が同じである。制御手段は、調光出力モードおよび直電源出力モードとを切り換え可能に制御する点は第1の発明と同じである。そうして、第2の発明は、リアクタを位相制御回路に直列接続する場合において、第1のリレーをONする際のリアクタのインピーダンスの影響をなくすようにした構成である。すなわち、第2の発明においては、リアクタに第2のリレーを並列接続し、さらに直電源出力モードにおいて、出力を開始するときには制御手段をして最初に第2のリレーをONさせてリアクタを短絡しておいてから、第1の発明におけるシーケンスと同様に位相制御回路のサイリスタをONさせて突入電流を流して、その出力電流が所定値以下のときに位相制御回路に並列接続するリレー(この態様においては、第2のリレーとの区別を容易にするため、以下第1のリレーという。)をONさせる。
そうして、直電源出力モードとしての交流電源電圧を出力することができる。第2の発明においては、第1のリレーをONするまでの間、第2のリレーをONさせておくので、第1のリレーをONする際のリアクタのインピーダンスの影響をなくすことができる。なお、直電源出力モード中、位相制御回路のサイリスタおよび第2のリレーはOFF状態およびON状態のいずれにしておいてもよい。
次に、出力を停止するときには、前述の第1の発明におけるのと同様のシーケンスにする。
第3の発明は、第2の発明と同様に位相制御回路、電流センサ、リアクタ、第1および第2のリレー、ならびに制御手段を具備している。なお、位相制御回路および電流センサは、第1および第2の発明と構成が同じである。第1のリレーは、第1の発明におけるリレーと構成が同じである。制御手段は、調光出力モードおよび直電源出力モードとを切り換え可能に制御する点は第1および第2の発明と同じである。そうして、第3の発明は、リアクタを位相制御回路に直列接続する場合において、直電源出力モードを停止する際にもリアクタのインピーダンスの影響をなくすようにした構成である。すなわち、第3の発明においては、リアクタを位相制御回路に直列接続する構成であって、第2の発明におけるのと同様にリアクタに第2のリレーを並列接続し、さらに直電源出力モードにおいて、出力を開始するときには制御手段をして最初に第2のリレーをONさせてリアクタを短絡しておいてから、第1の発明におけるシーケンスと同様に位相制御回路のサイリスタをONさせ、その出力電流が所定値以下になったときに位相制御回路に並列接続する第1のリレーをONさせる。この点において、第3の発明は第2の発明と同様である。
次に、直電源出力モードにおいて、その出力を停止する際には、予め第2のリレーおよび位相制御回路のサイリスタをON状態にしておく。したがって、直電源出力モード中、第2のリレーおよび位相制御回路のいずれか一方または両方をOFFさせている場合には、直電源モード停止に先立ってOFF状態をON状態に転換させればよい。上記の準備ができたら、第1のリレーをOFFさせ、次に位相制御回路をゼロクロスでOFFさせる。そして、最後に第2のリレーをOFFさせる。
そうして、直電源出力モードを停止する際に、第1のリレーがOFFするときには、位相制御回路のサイリスタがON状態であるから、アークを引くことがなくなり、第1のリレーを保護することができる。最後に、第2のリレーをOFFするときには位相制御回路のサイリスタが既にOFFしているので、第2のリレーも保護される。第2のリレーをOFFさせることにより、リアクトルが交流電源ラインに直列に挿入される。以上の動作を終了の後、直電源出力モードを停止することができる。
第1の発明においては、サイリスタを備えた位相制御回路にリレーを並列的に接続し、直電源出力モードにおいて、制御手段が出力を開始するときには交流電源電圧のゼロクロスのタイミングで位相制御回路のサイリスタをONさせることにより、電流センサが監視した位相制御回路の出力電流が負荷の突入電流を流した後に低下して交流電圧の半サイクルのピーク値がリレーの許容電流値からなる電流値である所定値以下になったときにリレーをONさせて交流電源電圧を直接出力して直電源出力モードにすることができるとともに、直電源出力を停止するときには、リレーをOFFさせてから位相制御回路のサイリスタをOFFさせるので、調光出力モードから直電源出力モードに切り換える回路構成が簡単であるとともに、比較的小さな電流定格のリレーを使用して直電源出力モードへの切り換えが可能で、しかも比較的安価で小形の調光装置を提供することができる。
第2の発明においては、位相制御回路に直列にリアクタを接続する場合に、リアクタに並列に第2のリレーを接続して、直電源出力モードにする際に位相制御回路に並列する第1のリレーをONする以前に第2のリレーをONさせておくことにより、第1の発明の効果に加えて、第1のリレーをONするまでの間においてリアクタのインピーダンスが回路に影響しないようにすることができる。
第3の発明においては、位相制御回路に直列にリアクタを接続する場合に、リアクタに並列に第2のリレーを接続して、直電源出力モードにする際に位相制御回路に並列する第1のリレーをONする以前に第2のリレーをONさせておくとともに、直電源出力モードを停止する際に予め位相制御回路のサイリスタおよび第2のリレーをONしておいてから第1のリレーをOFF状態にし、次に位相制御回路のサイリスタをOFFし、最後に第2のリレーをOFFすることにより、第1および第2の発明の効果に加えて、直電源出力モードを停止する際に第1および第2のリレーを保護することができる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態を説明する。
図1および図2は、第1の発明の位相制御装置を実施するための一形態としての調光装置を示し、図1は回路図、図2は直電源出力モードにおける各部のタイミングチャートである。本形態において、調光装置は、位相制御回路1、リアクタ2、電流センサ3、リレー4および制御手段5を具備し、入力端が交流電源6に接続して、調光出力モードおよび直電源出力モードのいずれかを所望に応じて切り換えて負荷7を付勢するように構成されている。なお、負荷7には、調光出力モード時に主として照明負荷、例えば白熱電球が用いられる。また、直電源出力モード時には、前述の演出用の可動式照明装置など多様な負荷を接続することができる。
位相制御回路1は、交流電源6から負荷5に至る交流電源ライン8に挿入されており、サイリスタを備えている。サイリスタは、その一対1a、1bが逆並列接続されている。また、サイリスタ1a、1bとしてSCRが用いられている。
リアクタ2は、位相制御回路1とその出力端側において直列接続されている。
電流センサ3は、交流電源ライン8に流れる少なくとも位相制御回路1の出力電流を監視し、その検出データを後述する制御手段5に制御入力する手段である。そして、本形態においては電流変成器が交流電源ライン8に挿入されている。
リレー4は、その接点が位相制御回路1に対して並列的に接続されている。本形態においては、位相制御回路1およびリアクタ2の直列回路に対して並列接続されている。そして、後述する制御手段5によってリレー4のON、OFFが制御される。
制御手段5は、マイコンを主体として構成されており、調光出力モードおよび直電源出力モードを切り換えるとともに、それぞれのモードに応じた所要の制御を行う。また、制御手段5は、交流電源6から直流を得て付勢されるとともに、電流センサ3で監視された位相制御回路1の出力電流の検出信号が制御入力され、所要の制御のために演算を行って各種制御信号を発生して位相制御回路1およびリレー4を制御する。
以下、図2を参照して制御動作を説明する。なお、図において、(a)は調光装置の出力電圧波形、(b)は負荷電流波形、(c)は位相制御回路1のサイリスタのゲート信号、(d)はリレーの制御信号である。
直電源出力モードにより負荷7に通電する際に、制御手段5は、最初に時点t1で位相制御回路1のサイリスタ1a、1bに(c)に示すゲート信号を供給してこれをONさせる。なお、サイリスタ1a、1bは、図2の(b)に示すように位相制御されないので交流全波が導通状態とされている。その結果、(a)に示す出力電圧が位相制御回路1から負荷7に印加される。このとき、(b)に示す負荷電流が突入電流になっても、その突入電流は位相制御回路1を通過する。そうして、電流センサ3が監視する負荷電流が、負荷の突入電流を流した後に低下して交流電圧の半サイクルのピーク値がリレーの許容電流値に到達したときの電流値からなる所定値Ia以下ときに、制御手段5は、時点t2でリレー4に(d)に示す制御信号を供給してこれをONさせる。その結果、位相制御回路1が短絡されるので、負荷電流は、リレー4を経由して負荷7に流れるようになり、直電源出力モードへの切り換えが完了する。
次に、直電源出力モードを停止する際には、制御手段5は、最初にリレー4に対する(d)に示す制御信号の供給を時点t3で停止してこれをOFFさせる。これにより負荷電流は、リレー4経由から位相制御回路1の出力電流に切り換わる。次に、時点t4で位相制御回路1のサイリスタ1a、1b対する(c)に示すゲート信号の供給を停止してこれをOFFさせる。その結果、位相制御回路1がゼロクロスでOFFするので、(a)に示す出力電圧が消失し、これに伴い(b)に示す負荷電流が遮断されて直電源出力モードが停止する。
調光出力モードにより負荷7を調光する際に、制御手段5は、リレー4をOFFさせ、位相制御回路1のサイリスタ1a、1bに所要に位相制御されたゲート信号を供給して位相制御を行わせる。
図3および図4は、第2の発明の位相制御装置を実施するための一形態としての調光装置を示し、図3は回路図、図4は直電源出力モードにおける各部のタイミングチャートである。なお、図1および図2と同一部分には同一符号を付して説明は省略する。
本形態は、図3に示すように第2のリレー9をリアクタ2に並列接続していて、かつ制御手段5が第2のリレー9を以下図4を参照して説明する所定のタイミングで動作させるように制御している点で、図1および図2に示す形態と異なる。なお、符号4は、第1のリレーと称して第2のリレー9と区別しやすくする。
次に、図4を参照して制御動作を説明する。
直電源出力モードにより負荷7に通電する際に、制御手段5は、最初に時点t01で(e)に示すように第2のリレー9に対して制御信号を供給して、第2のリレー9をONさせる。これによりリアクタ2は短絡状態となり、そのインピーダンスが直電源出力回路に影響しなくなる。
次に、位相制御回路1のサイリスタ1a、1bに(c)に示すゲート信号を供給してこれをONさせる。その結果、(a)に示す出力電圧が位相制御回路1から負荷7に印加される。このとき、(b)に示す負荷電流が突入電流になっても、その突入電流は位相制御回路1を通過する。そうして、電流センサ3が監視する位相制御回路1の出力電流が所定値Ia以下になったときに、制御手段5は、時点t2で第1のリレー4に(d)に示す制御信号を供給してこれをONさせる。さらにその後、制御手段5は、(e)に示すように時点t02で第2のリレー9に対する制御信号を停止して、第2のリレー9をOFFさせる。これにより、直電源出力モードへの切り換えが完了する。
次に、直電源出力モードを停止する際には、制御手段5は、最初に第1のリレー4に対する(d)に示す制御信号の供給を時点t3で停止してこれをOFFさせる。次に、時点t4で位相制御回路1のサイリスタ1a、1bに(c)に示すゲート信号の供給を停止してこれをOFFさせる。その結果、位相制御回路1がゼロクロスでOFFするので、(a)に示す出力電圧が消失し、これに伴い(b)に示す負荷電流が遮断されて直電源出力モードが停止する。
調光出力モードにより負荷7を調光する際に、制御手段5は、第1のリレー4および第2のリレー9をOFFさせ、位相制御回路1のサイリスタ1a、1bに所要に位相制御されたゲート信号を供給して位相制御を行わせる。
図5は、第3の発明の位相制御装置を実施するための一形態としての調光装置の直電源出力モードにおける各部のタイミングチャートである。なお、本形態において、回路図は、図3に示す第2の発明における一形態のと同様である。また、図4と同一部分には同一符号を付して説明は省略する。
次に、図3および図5を参照して制御動作を説明する。
直電源出力モードにより負荷7に通電する際に、制御手段5は、最初に時点t01で(e)に示すように第2のリレー9に対して制御信号を供給して、第2のリレー9をONさせる。これによりリアクタ2は短絡状態となり、そのインピーダンスが直電源出力回路に影響しなくなる。
次に、位相制御回路1のサイリスタ1a、1bに(c)に示すゲート信号を時点t1で供給してこれをONさせる。その結果、(a)に示す出力電圧が位相制御回路1から負荷7に印加される。このとき、(b)に示す負荷電流が突入電流になっても、その突入電流は位相制御回路1を通過する。そうして、電流センサ3が監視する負荷電流が所定値Ia(−Ia)以下になったときに、制御手段5は、時点t2で第1のリレー4に(d)に示す制御信号を供給してこれをONさせる。これにより、直電源出力モードへの切り換えが完了するので、交流電圧を直電源出力することができる。なお、本形態においては、直電源出力モード中、位相制御回路1および第2のリレー9は、(c)および(e)に示すように制御されているため、ON状態に維持されている。
直電源出力モードを停止する際には、制御手段5は、最初に第1のリレー4に対する(d)に示す制御信号の供給を時点t3で停止してこれをOFFさせる。次に、時点t4で位相制御回路1に(c)に示すゲート信号の供給を停止してこれをゼロクロスでOFFさせる。最後に、第2のリレー9を(e)に示すように時点t5でOFF状態に切り換えると、直電源出力モードが停止する。これにより、(a)に示す出力電圧が消失し、これに伴い(b)に示す負荷電流が遮断されて直電源出力モードが停止する。
そうして、リレー9は、OFFする際に上記のように既に負荷電流が遮断されているので、直電源出力モードを停止する際にもリアクタ2のインピーダンスの影響がなくなり、保護される。
調光出力モードにより負荷7を調光する際に、制御手段5は、第1のリレー4および第2のリレー9をOFFさせ、位相制御回路1に所要に位相制御されたゲート信号を供給して位相制御を行わせる。
第1の発明の位相制御装置を実施するための一形態としての調光装置の回路図 同じく直電源出力モードにおける各部のタイミングチャート 第2の発明の位相制御装置を実施するための一形態としての調光装置の回路図 同じく直電源出力モードにおける各部のタイミングチャート 第3の発明の位相制御装置を実施するための一形態としての調光装置の直電源出力モードにおける各部のタイミングチャート
符号の説明
1…位相制御回路、1a、1b…サイリスタ、2…リアクタ、3…電流センサ、4…リレー、5…制御手段、6…交流電源、7…負荷、8…交流電源ライン

Claims (3)

  1. 交流電源ラインに挿入されて負荷に供給する交流電圧を位相制御するサイリスタを備えた位相制御回路と;
    位相制御回路の出力電流を監視する電流センサと;
    位相制御回路に並列的に接続されて交流電圧をON、OFFするリレーと;
    位相制御回路を作動させて位相制御出力を負荷に給電する調光出力モードと位相制御回路を介さないで直接交流電源電圧を出力して負荷に給電する直電源出力モードとを切り換え可能に制御するとともに、直電源出力モードにおいて、出力を開始するときには交流電源電圧のゼロクロスのタイミングで位相制御回路のサイリスタをONさせ、電流センサが監視した位相制御回路の出力電流が、負荷の突入電流を流した後に低下して交流電圧の半サイクルの出力電流のピーク値がリレーの許容電流値に到達したときの電流値からなる所定値以下のときにリレーをONさせて交流電源電圧を出力し、出力を停止するときには、リレーをOFFさせてから位相制御回路のサイリスタをOFFさせる制御手段と;
    を具備していることを特徴とする調光装置。
  2. 交流電源ラインに挿入されて負荷に供給する交流電圧を位相制御するサイリスタを備えた位相制御回路と;
    位相制御回路の出力電流を監視する電流センサと;
    交流電源ラインに挿入されて位相制御回路と直列接続したリアクタと;
    位相制御回路およびリアクタの直列回路に並列的に接続されて交流電圧をON、OFFする第1のリレーと;
    リアクタに対して並列接続された第2のリレーと;
    位相制御回路を作動させて位相制御出力を負荷に給電する調光出力モードと位相制御回路を介さないで直接交流電源電圧を出力して負荷に給電する直電源出力モードとを切り換え可能に制御するとともに、直電源出力モードにおいて、出力を開始するときには第2のリレーをONさせた後に、交流電源電圧のゼロクロスのタイミングで位相制御回路のサイリスタをONさせ、電流センサが監視した位相制御回路の出力電流が、負荷の突入電流を流した後に低下して交流電圧の半サイクルの出力電流のピーク値がリレーの許容電流値に到達したときの電流値からなる所定値以下のときに第1のリレーをONさせた後に第2のリレーをOFFさせて交流電源電圧を出力し、出力を停止するときには、第1のリレーをOFFさせてから位相制御回路のサイリスタをOFFさせる制御手段と;
    を具備していることを特徴とする調光装置。
  3. 交流電源ラインに挿入されて負荷に供給する交流電圧を位相制御するサイリスタを備えた位相制御回路と;
    位相制御回路の出力電流を監視する電流センサと;
    交流電源ラインに挿入されて位相制御回路と直列接続したリアクタと;
    位相制御回路およびリアクタの直列回路に並列的に接続されて交流電圧をON、OFFする第1のリレーと;
    リアクタに対して並列接続された第2のリレーと;
    位相制御回路を作動させて位相制御出力を負荷に給電する調光出力モードと位相制御回路を介さないで直接交流電源電圧を出力して負荷に給電する直電源出力モードとを切り換え可能に制御するとともに、直電源出力モードにおいて、出力を開始するときには第2のリレーをONさせた後に、交流電源電圧のゼロクロスのタイミングで位相制御回路のサイリスタをONさせ、電流センサが監視した位相制御回路の出力電流が、負荷の突入電流を流した後に低下して交流電圧の半サイクルの出力電流のピーク値がリレーの許容電流値に到達したときの電流値からなる所定値以下のときに第1のリレーをONさせて交流電源電圧を出力し、出力を停止するときには、第2のリレーがONしている状態で第1のリレーをOFFさせてから位相制御回路のサイリスタをOFFさせ、その後第2のリレーをOFFさせる制御手段と;
    を具備していることを特徴とする調光装置。
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