JP5400976B1 - タービン機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】水流の向きが変化する条件下においても、水流のエネルギーを回転エネルギーに変換することができるタービン機構を提供する。
【解決手段】タービン機構4Aは、回転軸10と、回転軸10に対して点対称となるように配された対のスイングブレード30と、対のスイングブレード30が一体となって回転軸10を中心に回転するように、対のスイングブレード30及び回転軸10を連結する回転板20と、を備える。スイングブレード30は、流体の流れ方向に対して起立した起立姿勢、及び前記流体の流れ方向に沿う伏せ姿勢の間で搖動自在となるように設けられる。スイングブレード30は、流体との衝突により伏せ姿勢への揚力を生む伏せ揚力発生面と、伏せ揚力発生面の反対側に設けられ、流体との衝突により起立姿勢への揚力を生む起立揚力発生面と、を有する。
【選択図】図2

Description

本発明はタービン機構に関する。
昨今のエネルギー事情や環境保護の観点から、再生可能エネルギーを用いた発電方式が着目されている。中でも、再生可能エネルギーを用いた発電方式として、太陽光発電、風力発電や潮力発電等が着目されている。潮力発電としては、例えば、特許文献1に記載のものが知られている。
特許文献1に記載の潮力発電装置は、水中に設定された回転軌道上に配されたタービン翼を介して、水流のエネルギーを回転エネルギーに変換するタービン機構を備える。そして、このタービン機構は、タービン翼の姿勢を規制するための規制部材を用いて、タービン翼が水流に沿って移動する場合には水流に対して直交の姿勢に、タービン翼が水流と反対側に向かって移動する場合には水流に対して平行な姿勢となるように、タービン翼の姿勢を切り替える。
特開2003−13834号公報
しかしながら、特許文献1に記載のタービン機構では、水流の向きに応じてタービン翼の回転軌道を設定する必要があるため、水流が一定方向に維持されている条件下においては効果が発揮されるものの、水流が変化する条件下においてはほとんど効果が発揮されない。
本発明は、斯かる実情に鑑み、水流の向きが変化する条件下においても、水流のエネルギーを回転エネルギーに変換することができるタービン機構を提供しようとするものである。
本発明は、流体の運動エネルギーを回転エネルギーに変換するタービン機構であって、 自身の軸線を中心に回転自在な回転軸と、前記回転軸の軸線に対して点対称となるように配された対のスイングブレードと、前記対のスイングブレードが一体となって前記回転軸の軸線を中心に回転するように、前記対のスイングブレード及び前記回転軸を連結する連結機構と、を備え、一のスイングブレード及び他のスイングブレードは、それぞれ、前記回転軸周りに配されたブレード軸を中心にして、前記流体の流れ方向に対して起立した起立姿勢、及び前記流体の流れ方向に沿う伏せ姿勢の間で遷移自在となるように設けられるとともに、前記伏せ姿勢のまま前記ブレード軸側から自身の先端側に向かって流れる流体と衝突した場合に、前記伏せ姿勢への揚力を生む伏せ揚力発生面と、前記伏せ揚力発生面の反対側に設けられ、前記伏せ姿勢のまま前記先端側から前記ブレード軸側に向かって流れる流体と衝突した場合に、前記起立姿勢への揚力を生む起立揚力発生面と、を有し、前記流体が一の方向へ流れる条件下では、前記対のスイングブレードのうちいずれか一方の前記伏せ揚力発生面への当該流体の衝突によって、当該スイングブレードには、前記伏せ姿勢への揚力が生じるとともに、他方の前記起立揚力発生面への当該流体の衝突によって、当該スイングブレードには、前記起立姿勢への揚力が生じ、前記伏せ姿勢の前記スイングブレードにおいて、前記起立揚力発生面は前記伏せ揚力発生面より前記連結機構側に位置し、前記スイングブレードが前記伏せ姿勢の場合において前記ブレード軸側から前記先端部側へ向かって流れる流体の流れベクトルを第1流れベクトルと定義した際、前記第1流れベクトルと前記伏せ揚力発生面の法線ベクトルとがなす角の角度は、前記スイングブレードが前記伏せ姿勢及び前記起立姿勢の場合の双方において、前記先端部側から前記ブレード軸側に向かって小さくなることを特徴とする。
前記スイングブレードが前記伏せ姿勢の場合において前記先端部側から前記ブレード軸側の方向へ向かって流れる流体の流れベクトルを第2流れベクトルと定義した際、前記第2流れベクトルと前記起立揚力発生面の法線ベクトルとがなす角の角度は、記スイングブレードが前記伏せ姿勢及び前記起立姿勢の場合の双方において、前記ブレード軸側から前記先端部側に向かって小さくなることが好ましい。
また、本発明は、流体の運動エネルギーを回転エネルギーに変換するタービン機構であって、自身の軸線を中心に回転自在な回転軸と、前記回転軸の軸線に対して点対称となるように配された対のスイングブレードと、前記対のスイングブレードが一体となって前記回転軸の軸線を中心に回転するように、前記対のスイングブレード及び前記回転軸を連結する連結機構と、を備え、一のスイングブレード及び他のスイングブレードは、それぞれ、前記回転軸周りに配されたブレード軸を中心にして、前記流体の流れ方向に対して起立した起立姿勢、及び前記流体の流れ方向に沿う伏せ姿勢の間で遷移自在となるように設けられるとともに、前記伏せ姿勢のまま前記ブレード軸側から自身の先端側に向かって流れる流体と衝突した場合に、前記伏せ姿勢への揚力を生む伏せ揚力発生面と、前記伏せ揚力発生面の反対側に設けられ、前記伏せ姿勢のまま前記先端側から前記ブレード軸側に向かって流れる流体と衝突した場合に、前記起立姿勢への揚力を生む起立揚力発生面と、を有し、前記流体が一の方向へ流れる条件下では、前記対のスイングブレードのうちいずれか一方の前記伏せ揚力発生面への当該流体の衝突によって、当該スイングブレードには、前記伏せ姿勢への揚力が生じるとともに、他方の前記起立揚力発生面への当該流体の衝突によって、当該スイングブレードには、前記起立姿勢への揚力が生じ、前記伏せ姿勢の前記スイングブレードにおいて、前記起立揚力発生面は前記伏せ揚力発生面より前記連結機構側に位置し、前記スイングブレードが前記伏せ姿勢の場合において前記先端部側から前記ブレード軸側の方向へ向かって流れる流体の流れベクトルを第2流れベクトルと定義した際、前記第2流れベクトルと前記起立揚力発生面の法線ベクトルとがなす角の角度は、前記スイングブレードが前記伏せ姿勢及び前記起立姿勢の場合の双方において、前記ブレード軸側から前記先端部側に向かって小さくなることを特徴とする。


本発明によれば、水流の向きが変化する条件下においても、水流のエネルギーを回転エネルギーに変換することができる。
発電システムの概要を示す構成図である。 タービン機構の概要を示す斜視図である。 起立姿勢と伏せ姿勢との間で遷移自在なスイングブレードの概要を示す側面図である。 起立姿勢と伏せ姿勢との間で遷移自在なスイングブレードの概要を示す側面図である。 水流の流れ方向と、伏せ揚力発生面の法線ベクトルとがなす角の角度を示すスイングブレードの側面図である。 水流の流れ方向と、起立揚力発生面の法線ベクトルとがなす角の角度を示すスイングブレードの側面図である。 タービン機構の概要を示す斜視図である。 タービン機構の概要を示す斜視図である。 タービン機構の概要を示す斜視図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。
図1に示すように、発電システム2は、潮力のエネルギーから電力をつくる潮力発電装置4と、潮力発電装置4が生んだ電力の変換を行う変電装置5と、変電装置5によって変換された電力を貯める蓄電池6と、蓄電池6にたまった電力を送電用電力へ変換するための変圧装置7と、を備える。この発電システム2によれば、送電線を介して、潮力発電装置4がつくった電力を各ユーザ8に供給することができる。また、潮力発電装置4は、水流のエネルギーを回転エネルギーへ変換するタービン機構4Aと、タービン機構4Aによって発生した回転エネルギーを用いて発電するジェネレータ4Bとを備える。
次に、タービン機構4Aの詳細について説明する。
図2に示すように、タービン機構4Aは、自身の軸線(以下、回転軸線と称する)RXを中心に回転自在な回転軸10と、回転軸10に固定された円形状の回転板20と、回転軸線RXに対して点対称となるように配された対のスイングブレード30と、回転板20に設けられたスイングブレード30を搖動させるための搖動機構40と、を備える。回転軸10の一端には、ジェネレータ4B(図1参照)が接続される。回転板20は、回転軸10に軸着されるため、回転軸10の回転と共に、回転軸線RXを中心に回転する。スイングブレード30は、搖動機構40を介して、回転板20に取り付けられる。このため、対のスイングブレード30は、回転軸10の回転に追従して、互いが一体となって回転軸10の軸線RXを中心に回転する。
搖動機構40は、自身の軸線(以下、ブレード軸線と称する)BXを中心に回転自在なブレード軸41と、ブレード軸41の両側を回転自在に支持する軸支持対42と、を備える。
軸支持対42は、それぞれ、回転板20の載置面20Mに対して起立した姿勢で固定される。軸支持対42は、ブレード軸41が挿入可能な支持対側軸挿入孔をそれぞれ有する。スイングブレード30は、ブレード軸41が挿入されるブレード側挿入孔を基部30Bに有する。こうして、支持対側軸挿入孔とブレード側挿入孔とへブレード軸41を挿入することにより、軸支持対42は、ブレード軸線BXを中心に回転自在となるようにスイングブレード30を支持することができる。なお、軸支持対42によって支持された場合のブレード軸線BXは、回転軸線RXを中心とする場合の径方向へ延びる。
搖動機構40は、さらに、抜け止め具45を備える。抜け止め具45は、軸支持対42によって回転自在に支持されたブレード軸41の両端に装着される。抜け止め具45により、ブレード軸41が軸支持対42から脱落せずにすむ。
次に、スイングブレード30の詳細について説明する。
図3〜4に示すように、前述のとおり、スイングブレード30は、搖動機構40によって、載置面20Mに対して起立した姿勢(以下、起立姿勢と称する)と、載置面20Mに対して伏せた姿勢(以下、伏せ姿勢と称する)と、の間で切り替え自在となる。ここで、起立姿勢は、図3、4の二点鎖線部分に相当し、伏せ姿勢は、図3、4の実線部分に相当する。
スイングブレード30は、基部30Bと、先端部30Sと、基部30Bから先端部30Sまでの間に形成された中間部30Cとを備える。なお、中間部30Cは、所定の方向へ延び、その厚みは、基部30Bから先端部30Sに向かうにしたがって薄くなることが好ましい。また、伏せ姿勢のスイングブレード30において、先端部30Sは、基部30Bから離れるにしたがって載置面20Mから離れるように形成されることが好ましい。さらに、そして、伏せ姿勢のスイングブレード30のうち載置面20Mと正対する側には、起立揚力発生面30Kが形成され、起立揚力発生面30Kの反対側には、伏せ揚力発生面30Hが形成される。起立揚力発生面30K及び伏せ揚力発生面30Hは、それぞれ、中間部30Cから先端部30Sにかけて形成される。
図5に示すように、スイングブレード30が伏せ姿勢の場合においてブレード軸41側から先端部30S側へ向かって流れる流体の流れベクトルを流れベクトルVL1と定義した際、流れベクトルVL1と伏せ揚力発生面30Hの法線ベクトルN1とがなす角の角度θ1は、スイングブレード30が伏せ姿勢及び起立姿勢の場合の双方において、先端部30S側からブレード軸41側に向かって小さくなる。ここで、上述の角度θ1は、紙面からみたときに、流れベクトルVL1から時計回り側に形成される角の角度である。
また、スイングブレード30が伏せ姿勢の場合、伏せ揚力発生面30Hと載置面20Mとの間隔CLは、基部30B側から先端部30S側に向かうに従って広くなることが好ましい。
図6に示すように、スイングブレード30が伏せ姿勢の場合においてスイングブレード30の先端部30S側からブレード軸41側の方向へ向かって流れる流体の流れベクトルを流れベクトルVL2と定義した際、流れベクトルVL2と起立揚力発生面30Kの法線ベクトルN2とがなす角の角度θ2は、スイングブレード30が伏せ姿勢及び起立姿勢の場合の双方において、ブレード軸41側から先端部30S側に向かって小さくなる。ここで、上述の角度θ2は、紙面からみたときに、流れベクトルVL2から時計回り側に形成される角の角度である。
また、スイングブレード30が伏せ姿勢の場合、起立揚力発生面30Kと載置面20Mとの間隔CLは、先端部30S側から基部30B側に向かうに従って狭くなることが好ましい。
図3に戻って、さらに、タービン機構4Aは、スイングブレード30に設けられた起立ストッパ50Kと、スイングブレード30に設けられた伏せストッパ50Hとを備える。起立ストッパ50Kは、スイングブレード30が起立姿勢となった場合に、回転板20と係合する。これにより、起立ストッパ50Kは、スイングブレード30を起立姿勢のまま維持することができる。伏せストッパ50Hは、スイングブレード30が伏せ姿勢となった場合に、回転板20と係合する。これにより、伏せストッパ50Hは、スイングブレード30を伏せ姿勢のまま維持することができる。
次に、タービン機構4Aの作用について説明する。
タービン機構4Aを水中に配すると、図2に示すように、所定方向に流れる水流は、対に配されたスイングブレード30のそれぞれに向かって流れる。この結果、一のスイングブレード30においては、当該水流の流れ方向はベクトルVL1となる(図5参照)。そして、ベクトルVL1の水流は伏せ揚力発生面30Hに衝突するため、当該スイングブレード30が伏せ姿勢及び起立姿勢であるかに関わらず、当該スイングブレード30には、伏せ姿勢となるような揚力が発生する結果、スイングブレード30は伏せ姿勢となる(図2、3参照)。
また、他のスイングブレード30においては、当該水流の流れ方向は、ベクトルVL2となる(図6参照)。そして、ベクトルVL2の水流は起立揚力発生面30Kに衝突するため、当該スイングブレード30が伏せ姿勢及び起立姿勢であるかに関わらず、当該スイングブレード30には起立姿勢となるような揚力が発生する結果、スイングブレード30は起立姿勢となる(図2、4参照)。
このように、回転軸10を基準にして点対称に配された対のスイングブレード30は、水流との衝突によって、一方が起立姿勢となり、他方が伏せ姿勢となる。起立姿勢のスイングブレード30は、水流との衝突により、水流の運動エネルギーから回転軸10周りの回転エネルギーへ変換できる。一方、伏せ姿勢のスイングブレード30は、水流に沿うような姿勢であるため、水流に対する抵抗力は小さい。このため、起立姿勢のスイングブレード30が生み出した回転エネルギーによって、回転軸10周りに回転板20を回転させることができる。
また、図7に示すように、水流の向きが逆向きとなった場合には、起立姿勢のスイングブレード30は、伏せ揚力発生面30Hと衝突する結果、伏せ姿勢となる一方、伏せ姿勢のスイングブレード30は、起立揚力発生面30Kと衝突する結果、起立姿勢となる。このため、起立姿勢のスイングブレード30が生み出した回転エネルギーによって、回転板20を、回転軸10周りに回転させることができる。
このように、回転軸10に対して点対称に配された対のスイングブレード30は、片側の面に伏せ揚力発生面30Hを、反対側の面に起立揚力発生面30Kを備えるため、水流の向きが変わった場合であっても、水流との衝突によって、一方が起立姿勢となり、他方が伏せ姿勢となった状態を維持できる。結果、水流の向きが変わった場合であっても、水流の運動エネルギーから回転軸10周りの回転エネルギーを変換することができる。また、タービン機構4Aでは、スイングブレード30が水流の向きに従って、起立姿勢及び伏せ姿勢の間で切り替わるため、特許文献1に記載のようなタービン翼の姿勢を規制する規制部材が不要である。したがって、タービン機構4Aによれば、従来にくらべ、構造がシンプルとなる。結果、製造が容易となり、安価に製造することができる。
また、スイングブレード30が伏せ姿勢の場合、起立揚力発生面30Kと載置面20Mとの間隔CL(図6参照)は、先端部30S側から基部30B側に向かうに従って狭いため、先端部30S側から基部30B側に向って流れる水流が、伏せ姿勢のスイングブレード30の起立揚力発生面30Kと衝突することによって、起立姿勢への揚力としてより大きなものを得ることができる。
同様に、スイングブレード30が伏せ姿勢の場合、伏せ揚力発生面30Hと載置面20Mとの間隔CL(図5参照)は、基部30B側から先端部30S側に向かうに従って広くなるため、基部30B側から先端部30S側に向って流れる水流が、伏せ姿勢のスイングブレード30の伏せ揚力発生面30Hと衝突することによって、伏せ姿勢への揚力としてより大きなものを得ることができる。
また、スイングブレード30が伏せ姿勢である場合に、スイングブレード30と載置面20Mとの間には、水流が流通可能な空間が確保されていると、伏せ姿勢のスイングブレード30と回転板20との間における水流がスムーズになる結果、伏せ姿勢のスイングブレード30にて発生する抵抗が小さくなる。そこで、伏せ姿勢係合部材としての伏せストッパ50Hを、スイングブレード30の幅方向(図3の紙面方向)の全体に設けるのではなく、スイングブレード30の幅方向の一部分(例えば、幅方向の端部や、中途部)のみに伏せストッパ50Hを設けることが好ましい。
なお、伏せ姿勢係合部材としての伏せストッパ50Hは省略してもよい。伏せストッパ50Hは省略した場合、載置面20Mが伏せ姿勢係合部材として、機能する。
上記実施形態では、1対のスイングブレード30を設けたが、本発明はこれに限られず、複数対のスイングブレード30を設けてもよく、例えば、2対のスイングブレード30を設けてもよい(図8参照)。さらに、回転軸10周りにおけるスイングブレード30の形成ピッチは、それぞれ等しいことがより好ましく、例えば、4等分(ピッチ角度:90°)、6等分(ピッチ角度:60°)、8等分(ピッチ角度:45°)としてもよい。さらに、タービン機構4Aが静止状態から回転状態へ遷移する際のエネルギー効率より、スイングブレード30の形成ピッチは、6等分(ピッチ角度:60°)、8等分(ピッチ角度:45°)であることがより好ましい。これにより、あらゆる方向に流れる水流の運動エネルギーから回転エネルギーを確実に取り出すことができる。
上記実施形態では、ブレード軸41が延びる方向は、回転軸線RXを中心とする場合の径方向へ延びたが、本発明はこれに限られず、径方向と交差する方向でもよい。また、ブレード軸41が延びる方向は、載置面20Mに対して平行の方向に限られず、載置面20Mに対して交差する方向でもよい。
上記実施形態では、スイングブレード30と回転軸10との連結機構として、回転板20を用いたが、本発明はこれに限られず、回転板20の代わりに1つまたは2以上の回転バー70を用いてもよい(図9参照)。
また、連結機構として、回転板20の代わりに、円柱状の回転柱を設けてよい。この場合、対となるスイングブレード30が設けられる載置面としては、回転柱の底面と周面とのうちいずれを採用してもよい。
なお、スイングブレード30の起立姿勢は、載置面20Mに対して起立した姿勢としたが、本発明はこれに限られず、水流の流れ方向に対して起立した姿勢であればよい。また、スイングブレード30の伏せ姿勢は、載置面20Mに対して伏せた姿勢としたが、本発明はこれに限られず、水流の流れ方向に対して沿うような姿勢であればよい。
尚、本発明は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
2 発電システム
4 潮力発電装置
4A タービン機構
4B ジェネレータ
10 回転軸
20 回転板
20M 載置面
30 スイングブレード
30B 基部
30C 中間部
30H 揚力発生面
30K 起立揚力発生面
30S 先端部
40 搖動機構
41 ブレード軸
42 軸支持対
45 抜け止め具
50H ストッパ
50K 起立ストッパ
70 回転バー
BX ブレード軸線
N1、N2 法線ベクトル
RX 回転軸線
θ1、θ2 角度

Claims (3)

  1. 流体の運動エネルギーを回転エネルギーに変換するタービン機構であって、
    自身の軸線を中心に回転自在な回転軸と、
    前記回転軸の軸線に対して点対称となるように配された対のスイングブレードと、
    前記対のスイングブレードが一体となって前記回転軸の軸線を中心に回転するように、前記対のスイングブレード及び前記回転軸を連結する連結機構と、を備え、
    一のスイングブレード及び他のスイングブレードは、それぞれ、前記回転軸周りに配されたブレード軸を中心にして、前記流体の流れ方向に対して起立した起立姿勢、及び前記流体の流れ方向に沿う伏せ姿勢の間で遷移自在となるように設けられるとともに、
    前記伏せ姿勢のまま前記ブレード軸側から自身の先端側に向かって流れる流体と衝突した場合に、前記伏せ姿勢への揚力を生む伏せ揚力発生面と、
    前記伏せ揚力発生面の反対側に設けられ、前記伏せ姿勢のまま前記先端側から前記ブレード軸側に向かって流れる流体と衝突した場合に、前記起立姿勢への揚力を生む起立揚力発生面と、を有し、
    前記流体が一の方向へ流れる条件下では、前記対のスイングブレードのうちいずれか一方の前記伏せ揚力発生面への当該流体の衝突によって、当該スイングブレードには、前記伏せ姿勢への揚力が生じるとともに、他方の前記起立揚力発生面への当該流体の衝突によって、当該スイングブレードには、前記起立姿勢への揚力が生じ
    前記伏せ姿勢の前記スイングブレードにおいて、前記起立揚力発生面は前記伏せ揚力発生面より前記連結機構側に位置し、
    前記スイングブレードが前記伏せ姿勢の場合において前記ブレード軸側から前記先端部側へ向かって流れる流体の流れベクトルを第1流れベクトルと定義した際、
    前記第1流れベクトルと前記伏せ揚力発生面の法線ベクトルとがなす角の角度は、前記スイングブレードが前記伏せ姿勢及び前記起立姿勢の場合の双方において、前記先端部側から前記ブレード軸側に向かって小さくなることを特徴とするタービン機構。
  2. 前記スイングブレードが前記伏せ姿勢の場合において前記先端部側から前記ブレード軸側の方向へ向かって流れる流体の流れベクトルを第2流れベクトルと定義した際、
    前記第2流れベクトルと前記起立揚力発生面の法線ベクトルとがなす角の角度は、前記スイングブレードが前記伏せ姿勢及び前記起立姿勢の場合の双方において、前記ブレード軸側から前記先端部側に向かって小さくなることを特徴とする請求項1記載のタービン機構。
  3. 流体の運動エネルギーを回転エネルギーに変換するタービン機構であって、
    自身の軸線を中心に回転自在な回転軸と、
    前記回転軸の軸線に対して点対称となるように配された対のスイングブレードと、
    前記対のスイングブレードが一体となって前記回転軸の軸線を中心に回転するように、前記対のスイングブレード及び前記回転軸を連結する連結機構と、を備え、
    一のスイングブレード及び他のスイングブレードは、それぞれ、前記回転軸周りに配されたブレード軸を中心にして、前記流体の流れ方向に対して起立した起立姿勢、及び前記流体の流れ方向に沿う伏せ姿勢の間で遷移自在となるように設けられるとともに、
    前記伏せ姿勢のまま前記ブレード軸側から自身の先端側に向かって流れる流体と衝突した場合に、前記伏せ姿勢への揚力を生む伏せ揚力発生面と、
    前記伏せ揚力発生面の反対側に設けられ、前記伏せ姿勢のまま前記先端側から前記ブレード軸側に向かって流れる流体と衝突した場合に、前記起立姿勢への揚力を生む起立揚力発生面と、を有し、
    前記流体が一の方向へ流れる条件下では、前記対のスイングブレードのうちいずれか一方の前記伏せ揚力発生面への当該流体の衝突によって、当該スイングブレードには、前記伏せ姿勢への揚力が生じるとともに、他方の前記起立揚力発生面への当該流体の衝突によって、当該スイングブレードには、前記起立姿勢への揚力が生じ
    前記伏せ姿勢の前記スイングブレードにおいて、前記起立揚力発生面は前記伏せ揚力発生面より前記連結機構側に位置し、
    前記スイングブレードが前記伏せ姿勢の場合において前記先端部側から前記ブレード軸側の方向へ向かって流れる流体の流れベクトルを第2流れベクトルと定義した際、
    前記第2流れベクトルと前記起立揚力発生面の法線ベクトルとがなす角の角度は、前記スイングブレードが前記伏せ姿勢及び前記起立姿勢の場合の双方において、前記ブレード軸側から前記先端部側に向かって小さくなることを特徴とするタービン機構。
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