JP5400717B2 - 合成樹脂用安定化剤、該安定化剤を含有する合成樹脂組成物および樹脂部材 - Google Patents
合成樹脂用安定化剤、該安定化剤を含有する合成樹脂組成物および樹脂部材 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5400717B2 JP5400717B2 JP2010149790A JP2010149790A JP5400717B2 JP 5400717 B2 JP5400717 B2 JP 5400717B2 JP 2010149790 A JP2010149790 A JP 2010149790A JP 2010149790 A JP2010149790 A JP 2010149790A JP 5400717 B2 JP5400717 B2 JP 5400717B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- substituent
- carbon atoms
- synthetic resin
- stabilizer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 0 CC(*)(C=C1)C=CC(S2)=C1NC2=Nc1nc2ccccc2[o]1 Chemical compound CC(*)(C=C1)C=CC(S2)=C1NC2=Nc1nc2ccccc2[o]1 0.000 description 2
Landscapes
- Thiazole And Isothizaole Compounds (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
しかしながら、合成樹脂は主に光や熱の作用により経時的に物性変化や外観変化(着色)などの劣化を生ずることが知られている。そこで、この劣化を防止し、樹脂の耐久性を向上させることを目的として、種々の安定化剤が考案・使用されている。例えば、フェノール系酸化防止剤、リン系酸化防止剤、イオウ系酸化防止剤などの酸化防止剤、ヒンダードアミン系光安定剤(Hinderd Amine Light Stabilizer:HALS)、ベンゾフェノン系紫外線吸収剤、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤などの紫外線吸収剤などである。
Y1、Y2、Y3またはY4に帰属されるNR5のR5は、炭素数1〜8のアルキル基または置換基を有してもよい炭素数6〜15のアリール基である。尚、Y1、Y2、Y3およびY4のうち少なくとも2つがNR5で表される場合、これらNR5のR5はそれぞれ互いに独立した置換基を示す。
また、Z1およびZ2はそれぞれ互いに独立して、窒素原子、CHまたはCR6であり、Z1またはZ2に帰属されるCR6のR6は、置換基を有していてもよい炭素数1〜8のアルキル基、置換基を有していてもよい炭素数6〜15のアリール基、置換基を有していてもよい炭素数4〜12のヘテロアリール基、置換基を有していてもよい炭素数5〜12のヘテロアラルキル基または炭素数7〜15のアラルキル基を示す。尚、Z1およびZ2がともにCR6で表される場合、これらCR6のR6はそれぞれ互いに独立した置換基を示す。
R1、R2、R3およびR4の各々は、存在しないか、あるいは存在する場合は、1つのベンゼン環の6個の炭素原子のうち5員環と共有された2個の炭素原子を除いた4個の炭素原子に結合する4個の水素原子のうち1ないし4個を置換することができ、4個のベンゼン環の水素原子を置換した置換基の全てはそれぞれ互いに独立して、置換基を有していてもよい炭素数1〜8のアルキル基、ヒドロキシル基、カルボキシル基、炭素数1〜4のアルコキシ基、ハロゲノ基、置換基を有していてもよい炭素数1〜16のアルキルアミノスルホニル基、置換基を有していてもよいモルホリノスルホニル基、置換基を有していてもよいピペリジノスルホニル基、置換基を有していてもよいピロリジノスルホニル基、置換基を有していてもよいチオモルホリノスルホニル基または置換基を有していてもよいピペラジノスルホニル基であり、Mは金属原子を示す。)
で表される、合成樹脂用の安定化剤。
項2.式(1)における金属原子Mが、コバルト原子、ニッケル原子、亜鉛原子、または銅原子である項1に記載の合成樹脂用の安定化剤。
項3.前記項1または2に記載の合成樹脂用安定化剤のうち少なくとも1種類と、少なくとも1種類の合成樹脂を含有することを特徴とする合成樹脂組成物。
項4.前記合成樹脂が、アクリル酸系樹脂、エポキシ系樹脂およびポリカーボネート系樹脂からなる群から選択される少なくとも1種である、項3に記載の合成樹脂組成物。
項5.項3または4に記載の合成樹脂組成物から得られる樹脂部材。
本発明は、式(1):
で表される合成樹脂用の安定化剤、該安定化剤のうち少なくとも1種類を含有する合成樹脂組成物、および該組成物より得られる樹脂部材を提供するものである。
尚、Y1、Y2、Y3、Y4のうち少なくとも2つがNR5で表される場合、これらNR5のR5はそれぞれ互いに独立した置換基を示す。
4−アセトアミドベンジル基、3−アミノベンジル基、4−アミノベンジル基、3−メトキシベンジル基、2−メトキシフェネチル基、4−(n−ペンチルオキシ)ベンジル基、2−アリルオキシフェネチル基、5−アリル−2−ヒドロキシ−3−メトキシベンジル基、4−フェニルベンジル基、2−ブロモベンジル基、3−フェネチル基、4−ブロモベンジル基、2−クロロベンジル基、3−クロロベンジル基、4−クロロベンジル基、6−ブロモ−2−ヒドロキシベンジル基、5−ブロモ−3−ニトロ−2−ヒドロキシフェネチル基、4−(n−ブチル)ベンジル基、3−ブロモ−5−メトキシ−4−ヒドロキシベンジル基、4−ベンジルオキシベンジル基、6−ブロモ−3−メトキシ−2−ヒドロキシベンジル基、(1−ブロモ−2−ナフチル)−n−プロピル基、2−ベンジルオキシベンジル基、3,5−ビストリフルオロメチルフェネチル基、4−tert−ブチルベンジル基、5−ブロモ−2−フルオロベンジル基、3−ブロモ−4−メトキシベンジル基、5−ブロモ−2−メトキシベンジル基、3−ブロモ−5−クロロ−2−ヒドロキシベンジル基、4−ブロモ−2−フルオロベンジル基、2−ブロモ−4,5−ジメトキシフェネチル基、3,4−エチレンジオキシベンジル基、3−ブロモ−4−フルオロフェネチル基、6−ブロモ−3,4−メチレンジオキシベンジル基、3−ブロモ−4−ヒドロキシベンジル基、2−ブロモ−5−フルオロフェネチル基、4−シアノベンジル基、4−トリフルオロベンジル基、4−(4−クロロフェノキシ)フェネチル基、4−(N,N−ジエチルアミノ)ベンジル基、3,4−ジアセトキシベンジル基、4−(N,N−ジフェニルアミノ)ベンジル基、4−[N−(4,4−ジオキソチオモルホリノ)]ベンジル基、4−(N−ピロリジノ)ベンジル基、3−(2−ヒドロキシエトキシ)ベンジル基、4−(2−ヒドロキシエトキシ)フェネチル基、4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルベンジル基、(6−ヒドロキシ−2−ナフチル)−n−プロピル基、4−イソプロピルベンジル基、4−イソブチルベンジル基等のアラルキル基が挙げられる。
尚、Z1およびZ2がともにCR6で表される場合、これらCR6のR6はそれぞれ互いに独立した置換基を示す。
以下、式(2)で表される配位子の製造方法を一部説明する。
i) 下記式(3):式(2)においてY1=Y2=S,Z1=Nの場合
すなわち、エチルシアノアセテートと、2−アミノ−チオフェノールまたは2−アミノ−置換チオフェノールを混合し、窒素雰囲気下において120℃で2時間反応させることで、エチル−2−ベンゾチアゾリルアセテートまたはエチル−2−(置換ベンゾチアゾリル)アセテートを合成することができる。
v)で得られたビス(2−ベンゾオキサゾリル)メタンまたはビス[2−(置換ベンゾオキサゾリル)]メタン、または
vi)で得られたビス(2−ベンゾチアゾリル)メタンまたはビス[2−(置換ベンゾチアゾリル)]メタン、または
vii)で得られたビス[2−(N−置換)ベンゾイミダゾリル]メタンまたはビス[2−(N−置換)(置換ベンゾイミダゾリル)]メタンと、
酢酸および酢酸ナトリウムを混合し、ここに4−ピリジンカルボキシアルデヒドを添加し反応させた後に、パラジウムカーボン等を用いて還元することで、
v)で得られた化合物からは、対応する4−[β,β−ビス(2−ベンゾオキサゾリル)エチル]ピリジンまたは4−[β,β−ビス{2−(置換ベンゾオキサゾリル)}エチル]ピリジンを、
vi)で得られた化合物からは、対応する4−[β,β−ビス(2−ベンゾチアゾリル)エチル]ピリジンまたは4−[β,β−ビス{2−(置換ベンゾチアゾリル)}エチル]ピリジンを、
vii)で得られた化合物からは、対応する4−[β,β−ビス{2−(N−置換)ベンゾイミダゾリル}エチル]ピリジンまたは4−[β,β−ビス{2−(N−置換)(置換ベンゾイミダゾリル)エチル]ピリジンを合成することができる。
i)で得られた2,2’−イミノビスベンゾチアゾールまたは2,2’−イミノビス(置換ベンゾチアゾール)をクロロスルホン酸に添加し、混合物を一晩攪拌する。さらに塩化チオニルを添加し、50℃で1時間攪拌する。室温まで冷却後、混合物を氷の上に注ぎ、吸引ろ過する。濾取した固形物を残った氷と一緒に一級または二級アミンと攪拌することで対応する2,2’−イミノビス(置換ベンゾチアゾール)を合成することができる。
例えば、Polyhedron 2006,25,2363−2374やJ.Org.Chem.2002,67,5753−5772に記載されている方法に従って、前記のi) 〜viii)の製造方法に基づいて得られた配位子と、金属ハロゲン化物、金属硫酸塩、金属酢酸塩、金属硝酸塩等の金属塩とを反応させることによって対応する金属錯体を合成することができる。すなわち前記のi) 〜ix)の製造方法に基づいて得られた配位子と、式(1)中のMに対応する金属の酢酸塩を、メタノール、エタノール、水、N,N−ジメチルホルムアミド(DMF)等の溶媒中で反応させることにより合成することができる。
本発明における合成樹脂組成物は、式(1)で表される少なくとも1種類の合成樹脂用安定化剤を含有し、さらに、少なくとも1種類の合成樹脂、および/または合成樹脂の前駆体としての重合性モノマーを含むことを特徴とする。さらに、必要に応じて少なくとも1種類の溶媒を含有してもよい。
例えば、合成樹脂用安定化剤、および合成樹脂(、および/または樹脂材料の前駆体としての重合性モノマー)を溶媒に溶解させて使用する場合には、特に混合の手順に関して制限を受けることはなく、いかなる順序で各成分を混合してもよい。尚、溶媒として重合性モノマーを使用する場合にも同様にして混合することができる。
尚、アクリル酸系樹脂は、(メタ)アクリル酸や(メタ)アクリル酸エステルをモノポリマーとし、これを重合して得られるホモポリマーおよびコポリマーを示す。例えば、ポリ(メタ)アクリル酸エステル系樹脂や、(メタ)アクリル酸エステル共重合体などである。(メタ)アクリルは、メタクリルおよびアクリルを示す。
常温で固体の酸無水物、例えば、無水フタル酸、テトラヒドロ無水フタル酸、ヘキサヒドロ無水フタル酸等の酸無水物を使用する場合には、常温で液状の酸無水物に溶解させ、常温で液状の混合物として使用することが操作上好ましい。
前記のごとき合成樹脂組成物からは、従来公知の成形、固化方法により樹脂部材を得ることができる。
成形方法としては、例えば、射出成形法、押出成形法、真空成形法、圧縮成形法、積層成形法、トランスファー成形法等が挙げられる。樹脂部材の形態としては、シート、プレート、フィルム等が挙げられるが、特に限定されるものではない。
また、本発明の合成樹脂組成物を塗膜化して樹脂部材とする場合には、樹脂部材は、基材上に合成樹脂組成物を塗布または積層した形態、またはその基材を有しない積層体形態のいずれの形態でもよい。
基材の材質は、特に限定されるものではなく、用途に応じて適宜選択し、使用することができ、例えば、ガラス、金属板、セラミックス等の無機系基材や、合成樹脂等の有機系基材が挙げられる。基材の形状は、所望によりフィルムでもボードでも良く、特に限定されない。
基材への積層に際して、本願の合成樹脂組成物以外の組成物を積層してもよく、また、積層体の剥離のため基材に予めフッ素系樹脂、シリコーン樹脂等の剥離性組成物をコーティングしてもよい。
かくして、基材上に合成樹脂組成物を塗布または積層する、あるいは所望により基材から合成樹脂組成物を含む積層体を剥離することにより、該樹脂組成物から樹脂部材が得られる。
以下に実施例および比較例を挙げ、本発明を具体的に説明するが、本発明は、これら実施例によって何ら限定されるものではない。
フェノール18.8g(0.2モル)を50℃まで加熱し溶融させ、ここに2−アミノベンゾチアゾール45.1g(0.3モル)を加えた後、さらに180℃まで加熱し、20時間保温した。その後、反応液を80℃まで冷却し、エタノール60gを滴下し、さらに1時間保温した。その後、室温まで冷却し、析出物を濾別し、エタノールで洗浄後、乾燥し、配位子として白色の2,2’−イミノビスベンゾチアゾール32.1gを得た。収率は2−アミノベンゾチアゾールに対して75.5%であった。
合成例1で得られた2,2’−イミノビスベンゾチアゾール10g(0.035モル)をクロロスルホン酸70.1g(0.602モル)に添加し、混合物を室温で18時間攪拌した。さらに塩化チオニル10g(0.084モル)を添加し50℃で1時間攪拌した。室温まで冷却後、この混合物を400gの氷の上に注ぎ、吸引ろ過した。濾取した固形物を残った氷と一緒にジイソブチルアミン13.1g(0.101モル)と即座に攪拌した。室温まで暖めた後、約1mLの50重量%強度の水酸化ナトリウム溶液によって混合物をアルカリ性にした。固体を吸引ろ過し、水で洗浄後、乾燥することで薄黄色の2,2’−イミノビス[6−(N,N−ジイソブチルアミノスルホニル)ベンゾチアゾール]18.6gを得た。収率は2,2’−イミノビスベンゾチアゾールに対して80.0%であった。
合成例1で得られた2,2’−イミノビスベンゾチアゾール28.3g(0.1モル)を温メタノール2250g(60℃)に溶解させ、ここに酢酸銅・1水和物10.0g(0.05モル)を温メタノール400gに溶解させた溶液を滴下した。生じた析出物を濾別し、メタノールで洗浄後、乾燥し、灰緑色の銅錯体24.8gを得た。収率は2,2’−イミノビスベンゾチアゾールに対して78.9%であった。
合成例3において酢酸銅・1水和物10.0g(0.05モル)に代えて、酢酸ニッケル・4水和物12.4g(0.05モル)を用いた以外は合成例3と同様にして、赤紫色のニッケル錯体23.5gを得た。収率は2,2’−イミノビスベンゾチアゾールに対して75.4%であった。
合成例3において酢酸銅・1水和物10.0g(0.05モル)に代えて、酢酸コバルト・4水和物12.5g(0.05モル)を用いた以外は合成例3と同様にして、橙色のコバルト錯体28.5gを得た。収率は2,2’−イミノビスベンゾチアゾールに対して91.4%であった。
合成例3において酢酸銅・1水和物10.0g(0.05モル)に代えて、酢酸亜鉛・2水和物11.0g(0.05モル)を用いた以外は合成例3と同様にして、白色の亜鉛錯体28.4gを得た。収率は2,2’−イミノビスベンゾチアゾールに対して90.1%であった。
合成例2で得られた2,2’−イミノビス[6−(N,N−ジイソブチルアミノスルホニル)ベンゾチアゾール]4.00g(0.006モル)を温DMF24g(70℃)に溶解させ、ここに酢酸ニッケル・4水和物0.75g(0.003モル)を添加した。この混合物を70℃で1時間攪拌し、室温まで冷却した後メタノール20gを滴下した。生じた析出物を濾別し、メタノールで洗浄後、乾燥し、黄緑色のニッケル錯体3.58gを得た。収率は2,2’−イミノビス[6−(N,N−ジイソブチルアミノスルホニル)ベンゾチアゾール]に対して85.9%であった。
合成例7において酢酸ニッケル・4水和物0.75g(0.003モル)に代えて、酢酸コバルト・4水和物0.75g(0.003モル)を用いた以外は合成例7と同様にして、黄色のコバルト錯体4.17gを得た。収率は2,2’−イミノビス[6−(N,N−ジイソブチルアミノスルホニル)ベンゾチアゾール]に対して89.3%であった。
(実施例1)
3,4−エポキシシクロヘキシルメチル−3,4−エポキシシクロヘキサンカルボキシレート(ダイセル化学工業株式会社製, セロキサイド2021P, エポキシ当量130)100.0重量部、ヘキサヒドロ無水フタル酸およびメチルヘキサヒドロ無水フタル酸の混合物(新日本理化株式会社製, リカシッドMH−700)125.0重量部、テトラフェニルホスホニウムブロミド1.0重量部、合成例3で得られた銅錯体0.1重量部を混合した。得られたエポキシ樹脂組成物中の溶存ガスを真空にて脱気した後、熱風乾燥機内にて110℃2時間の前硬化、次いで180℃2時間の後硬化を行い、エポキシ樹脂硬化物を得た。このエポキシ樹脂硬化物を、後記の方法(光変色性および熱変色性)により評価を行った。結果を第1表および第2表に示す。
実施例1において銅錯体0.1重量部に代えて、合成例4で得られたニッケル錯体0.1重量部を用いた以外は実施例1と同様にしてエポキシ樹脂硬化物を得た。このエポキシ樹脂硬化物を、後記の方法により評価を行った。結果を第1表および第2表に示す。
実施例1において銅錯体0.1重量部に代えて、合成例5で得られたコバルト錯体0.1重量部を用いた以外は実施例1と同様にしてエポキシ樹脂硬化物を得た。このエポキシ樹脂硬化物を、後記の方法により評価を行った。結果を第1表および第2表に示す。
ビスフェノールAをグリシジルエーテル化した化合物(ジャパンエポキシレジン株式会社製, jER828, エポキシ当量184)100.0重量部、ヘキサヒドロ無水フタル酸およびメチルヘキサヒドロ無水フタル酸の混合物(新日本理化株式会社製, リカシッドMH−700)86.0重量部、2−エチル−4−メチルイミダゾール0.5重量部、合成例3で得られた銅錯体0.1重量部を混合した。得られたエポキシ樹脂組成物中の溶存ガスを真空にて脱気した後、熱風乾燥機内にて100℃6時間の前硬化、次いで150℃4時間の後硬化を行い、エポキシ樹脂硬化物を得た。このエポキシ樹脂硬化物を、後記の方法により評価を行った。結果を第3表および第4表に示す。
実施例4において銅錯体0.1重量部に代えて、合成例4で得られたニッケル錯体0.1重量部を用いた以外は実施例4と同様にしてエポキシ樹脂硬化物を得た。このエポキシ樹脂硬化物を、後記の方法により評価を行った。結果を第3表および第4表に示す。
実施例5においてニッケル錯体0.1重量部に代えて、0.2重量部を用いた以外は実施例4と同様にしてエポキシ樹脂硬化物を得た。このエポキシ樹脂硬化物を、後記の方法により評価を行った。結果を第3表および第4表に示す。
実施例4において銅錯体0.1重量部に代えて、合成例5で得られたコバルト錯体0.1重量部を用いた以外は実施例4と同様にしてエポキシ樹脂硬化物を得た。このエポキシ樹脂硬化物を、後記の方法により評価を行った。結果を第3表および第4表に示す。
実施例7においてコバルト錯体0.1重量部に代えて、0.2重量部を用いた以外は実施例4と同様にしてエポキシ樹脂硬化物を得た。このエポキシ樹脂硬化物を、後記の方法により評価を行った。結果を第3表および第4表に示す。
実施例4において銅錯体0.1重量部に代えて、合成例6で得られた亜鉛錯体0.1重量部を用いた以外は実施例4と同様にしてエポキシ樹脂硬化物を得た。このエポキシ樹脂硬化物を、後記の方法により評価を行った。結果を第3表および第4表に示す。
3,4−エポキシシクロヘキシルメチル−3,4−エポキシシクロヘキサンカルボキシレート(ダイセル化学工業株式会社製, セロキサイド2021P, エポキシ当量130)100.0重量部、ヘキサヒドロ無水フタル酸およびメチルヘキサヒドロ無水フタル酸の混合物(新日本理化株式会社製, リカシッドMH−700)125.0重量部、テトラフェニルホスホニウムブロミド1.0重量部を混合した。得られたエポキシ樹脂組成物中の溶存ガスを真空にて脱気した後、熱風乾燥機内にて110℃2時間の前硬化、次いで180℃2時間の後硬化を行い、エポキシ樹脂硬化物を得た。このエポキシ樹脂硬化物を、後記の方法により評価を行った。結果を第1表および第2表に示す。
ビスフェノールAをグリシジルエーテル化した化合物(ジャパンエポキシレジン株式会社製, jER828, エポキシ当量184)100.0重量部、ヘキサヒドロ無水フタル酸およびメチルヘキサヒドロ無水フタル酸の混合物(新日本理化株式会社製, リカシッドMH−700)86.0重量部、2−エチル−4−メチルイミダゾール0.5重量部を混合した。得られたエポキシ樹脂組成物中の溶存ガスを真空にて脱気した後、熱風乾燥機内にて100℃6時間の前硬化、次いで150℃4時間の後硬化を行い、エポキシ樹脂硬化物を得た。このエポキシ樹脂硬化物を、後記の方法により評価を行った。結果を第3表および第4表に示す。
前記実施例および比較例により得られた厚み約3mmのシート状の各硬化物に、長時間に渡り光および熱を与え、一般的に樹脂の耐光性、耐熱性ならびに透明性の評価に採用される黄色度を指標として、光変色性および熱変色性、すなわち、安定化剤の安定化効果につき検討した。
黄色度(YI)は、JIS K7103に従って、シートの三刺激値(X,Y,Z)を分光光度計を用いて透過法で求めた後、下記の式により、光照射または加熱前後の黄色度およびその黄色度の変化(ΔYI)を算出した。
ΔYI=YIt−YI0
YIt :光照射または加熱後の黄色度
YI0 :光照射または加熱前の黄色度
得られた各硬化物の前記シートを、スガ試験機株式会社製キセノンウェザーメーターの試験炉内に設置し、放射照度60W/m2の光を42日間照射した。照射前および照射後の硬化物について、分光光度計(株式会社日立ハイテクノロジーズ製)にて黄色度を測定し、黄色度の変化を求めた。
得られた各硬化物の前記シートをエスペック株式会社製小型環境試験機の試験炉内に設置し、120℃の条件下で14日間加熱した。加熱前および加熱後の硬化物について、分光光度計(株式会社日立ハイテクノロジーズ製)にて黄色度を測定し、黄色度の変化を求めた。
(実施例10)
ポリカーボネート樹脂(帝人化成株式会社製, パンライト L1225)100.0重量部と合成例7で得られたニッケル錯体0.2重量部、およびクロロホルム1650.0重量部を混合した。得られたポリカーボネート樹脂組成物をバーコーター(日本シーダース株式会社製)を用いてポリエチレンテレフタレート基材上に塗布し、その後、室温下、窒素雰囲気下において3分間予備乾燥させた後に、80℃で3分間乾燥した。その後、基材を取り除き、ポリカーボネート樹脂薄膜を得た。尚、コーティング膜の膜厚は5μmであった。
このポリカーボネート樹脂薄膜を後記の光透過性の測定方法により評価を行った。結果を第5表に示す。
実施例10において銅錯体0.2重量部に代えて、合成例8で得られたコバルト錯体0.2重量部を用いた以外は実施例10と同様にしてポリカーボネート樹脂薄膜を得た。このポリカーボネート樹脂薄膜を後記の方法により評価を行った。結果を第5表に示す。
ポリカーボネート樹脂(帝人化成株式会社製, パンライト L1225)100.0重量部とクロロホルム1650.0重量部を混合した。得られたポリカーボネート樹脂組成物をバーコーター(日本シーダース株式会社製)を用いてポリエチレンテレフタレート基材上に塗布し、その後、室温下、窒素雰囲気下において3分間予備乾燥させた後に、80℃で3分間乾燥した。その後、基材を取り除き、ポリカーボネート樹脂薄膜を得た。尚、コーティング膜の膜厚は5μmであった。
このポリカーボネート樹脂薄膜を後記の方法により評価を行った。結果を第5表に示す。
得られた各樹脂薄膜を、スガ試験機株式会社製キセノンウェザーメーターの試験炉内に設置し、放射照度60W/m2の光を21日間照射した。照射前および照射後の硬化物について、265nmにおける光線透過率(%)を分光光度計(株式会社日立ハイテクノロジーズ製)にて測定し、以下の式により光線透過率保持率(%)を求めた。
※ 光線透過率保持率(%)
=(促進耐光性試験前の光線透過率/促進耐光性試験後の光線透過率)×100
(実施例12)
トリプロピレングリコールジアクリラート100.0重量部と合成例3で得られた銅錯体0.1重量部、2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)0.5重量部を混合した。得られたアクリル重合性モノマー組成物中の溶存ガスを真空にて脱気した後、熱風乾燥機内にて40℃で2時間保持し、80℃まで4時間で昇温後、80℃で1時間保持することによりアクリル樹脂硬化物を得た。
このアクリル樹脂硬化物を後記の方法により評価を行った。結果を第6表に示す。
実施例12において銅錯体0.1重量部に代えて、合成例4で得られたニッケル錯体0.1重量部を用いた以外は実施例12と同様にしてアクリル樹脂硬化物を得た。このアクリル樹脂硬化物を後記の方法により評価を行った。結果を第6表に示す。
実施例12において銅錯体0.1重量部に代えて、合成例5で得られたコバルト錯体0.1重量部を用いた以外は実施例12と同様にしてアクリル樹脂硬化物を得た。このアクリル樹脂硬化物を後記の方法により評価を行った。結果を第6表に示す。
トリプロピレングリコールジアクリラート100.0重量部と、2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)0.5重量部を混合した。得られたアクリル重合性モノマー組成物中の溶存ガスを真空にて脱気した後、熱風乾燥機内にて40℃で2時間保持し、80℃まで4時間で昇温後、80℃で1時間保持することによりアクリル樹脂硬化物を得た。
このアクリル樹脂硬化物を後記の方法により評価を行った。結果を第6表に示す。
前記実施例により得られた厚み約3mmのシート状の各硬化物に、長時間に渡り光を与え、一般的に樹脂の耐光性ならびに透明性の評価に採用される黄色度を指標として、光変色性、すなわち、安定化剤の安定化効果につき検討した。
黄色度(YI)は、JIS K7103に従って、シートの三刺激値(X,Y,Z)を分光光度計を用いて透過法で求めた後、下記の式により、光照射または加熱前後の黄色度およびその黄色度の変化(ΔYI)を算出した。
ΔYI=YIt−YI0
YIt :光照射後の黄色度
YI0 :光照射前の黄色度
得られた各樹脂薄膜を、スガ試験機株式会社製キセノンウェザーメーターの試験炉内に設置し、放射照度60W/m2の光を42日間照射した。照射前および照射後の硬化物について、分光光度計(株式会社日立ハイテクノロジーズ製)にて黄色度を測定し、黄色度の変化を求めた。
Claims (5)
- 式(1):
(式中、Y1、Y2、Y3およびY4はそれぞれ互いに独立して、NH、NR5、酸素原子または硫黄原子であり、
Y1、Y2、Y3またはY4に帰属されるNR5のR5は、炭素数1〜8のアルキル基または置換基を有してもよい炭素数6〜15のアリール基である。尚、Y1、Y2、Y3およびY4のうち少なくとも2つがNR5で表される場合、これらNR5のR5はそれぞれ互いに独立した置換基を示す。
また、Z1およびZ2はそれぞれ互いに独立して、窒素原子、CHまたはCR6であり、Z1またはZ2に帰属されるCR6のR6は、置換基を有していてもよい炭素数1〜8のアルキル基、置換基を有していてもよい炭素数6〜15のアリール基、置換基を有していてもよい炭素数4〜12のヘテロアリール基、置換基を有していてもよい炭素数5〜12のヘテロアラルキル基または炭素数7〜15のアラルキル基を示す。尚、Z1およびZ2がともにCR6で表される場合、これらCR6のR6はそれぞれ互いに独立した置換基を示す。
R1、R2、R3およびR4の各々は、存在しないか、あるいは存在する場合は、1つのベンゼン環の6個の炭素原子のうち5員環と共有された2個の炭素原子を除いた4個の炭素原子に結合する4個の水素原子のうち1ないし4個を置換することができ、4個のベンゼン環の水素原子を置換した置換基の全てはそれぞれ互いに独立して、置換基を有していてもよい炭素数1〜8のアルキル基、ヒドロキシル基、カルボキシル基、炭素数1〜4のアルコキシ基、ハロゲノ基、置換基を有していてもよい炭素数1〜16のアルキルアミノスルホニル基、置換基を有していてもよいモルホリノスルホニル基、置換基を有していてもよいピペリジノスルホニル基、置換基を有していてもよいピロリジノスルホニル基、置換基を有していてもよいチオモルホリノスルホニル基または置換基を有していてもよいピペラジノスルホニル基であり、Mは金属原子を示す。)
で表される、合成樹脂用の安定化剤。 - 式(1)における金属原子Mが、コバルト原子、ニッケル原子、亜鉛原子、または銅原子である請求項1に記載の合成樹脂用の安定化剤。
- 請求項1または2に記載の合成樹脂用安定化剤のうち少なくとも1種類と、少なくとも1種類の合成樹脂を含有することを特徴とする合成樹脂組成物であって、
合成樹脂用安定化剤の添加量が、合成樹脂100重量部に対して0.001〜15重量部である合成樹脂組成物。 - 前記合成樹脂が、アクリル酸系樹脂、エポキシ系樹脂およびポリカーボネート系樹脂からなる群から選択される少なくとも1種である、請求項3に記載の合成樹脂組成物。
- 請求項3または4に記載の合成樹脂組成物から得られる樹脂部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010149790A JP5400717B2 (ja) | 2010-06-30 | 2010-06-30 | 合成樹脂用安定化剤、該安定化剤を含有する合成樹脂組成物および樹脂部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010149790A JP5400717B2 (ja) | 2010-06-30 | 2010-06-30 | 合成樹脂用安定化剤、該安定化剤を含有する合成樹脂組成物および樹脂部材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012012476A JP2012012476A (ja) | 2012-01-19 |
JP5400717B2 true JP5400717B2 (ja) | 2014-01-29 |
Family
ID=45599298
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010149790A Active JP5400717B2 (ja) | 2010-06-30 | 2010-06-30 | 合成樹脂用安定化剤、該安定化剤を含有する合成樹脂組成物および樹脂部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5400717B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012008318A1 (ja) * | 2010-07-13 | 2012-01-19 | 住友精化株式会社 | 有機色素安定化剤、該有機色素安定化剤と有機色素を含有する光吸収部材用組成物、およびこれを用いた光吸収部材 |
JP6147224B2 (ja) * | 2013-07-01 | 2017-06-14 | 富士フイルム株式会社 | 着色硬化性組成物、これを用いた硬化膜、カラーフィルタ、カラーフィルタの製造方法、固体撮像素子、液晶表示装置、および有機el表示装置 |
CN105916898A (zh) | 2014-01-14 | 2016-08-31 | 株式会社可乐丽 | 共聚物及成型体 |
US11052645B2 (en) | 2016-02-15 | 2021-07-06 | Kuraray Co., Ltd. | Thermoplastic resin film, its manufacturing method, and laminated body |
CN110036047B (zh) | 2016-12-27 | 2021-01-05 | 株式会社可乐丽 | 甲基丙烯酸类共聚物和成型体 |
EP3581609B1 (en) | 2017-02-07 | 2023-08-02 | Kuraray Co., Ltd. | Acrylic resin biaxially stretched film and method for manufacturing the same |
EP4130058A4 (en) | 2020-03-24 | 2024-05-08 | Kuraray Co | METHACRYL COPOLYMER, COMPOSITION, MOLDED BODY, METHOD FOR PRODUCING A FILM OR A SHEET AND LAYERED PRODUCT |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006523553A (ja) * | 2003-03-03 | 2006-10-19 | チバ スペシャルティ ケミカルズ ホールディング インコーポレーテッド | 高度の記録密度を有する光学記録材料類 |
JP2005074852A (ja) * | 2003-09-01 | 2005-03-24 | Mitsui Chemicals Inc | モノメチン錯化合物を用いる光記録媒体 |
-
2010
- 2010-06-30 JP JP2010149790A patent/JP5400717B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2012012476A (ja) | 2012-01-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5400717B2 (ja) | 合成樹脂用安定化剤、該安定化剤を含有する合成樹脂組成物および樹脂部材 | |
KR101725471B1 (ko) | 신규 설폰산 유도체 화합물 및 신규 나프탈산 유도체 화합물 | |
CN105916837A (zh) | 新型β-肟酯芴化合物、包含其的光聚合引发剂和光致抗蚀剂组合物 | |
JP5687210B2 (ja) | 紫外線吸収部材用組成物およびこれを用いた紫外線吸収部材 | |
JP5356828B2 (ja) | 光塩基発生剤及び光硬化性樹脂組成物 | |
US20110112266A1 (en) | Curable copolymer and curable resin composition | |
BRPI0717583A2 (pt) | Formulações contendo benzoxazina polimerizáveis / curáveis em baixa temperatura. | |
US8975349B2 (en) | Cationically polymerizable resin composition and cured object obtained therefrom | |
JP2017179330A (ja) | エネルギー感受性組成物、硬化物及び硬化物の製造方法 | |
CN104423157B (zh) | 固化性组合物 | |
KR102348286B1 (ko) | 착색 감광성 조성물, 그것에 따라 얻어지는 착색 경화물, 표시 소자 및 착색 경화물의 제조 방법 | |
JP2009516689A (ja) | 蛍光増白剤、それの調製方法、蛍光増白剤の組成物、ならびにそれらの調製方法および使用 | |
JP6327408B1 (ja) | (メタ)アクリル系組成物、それを含む塗料および硬化体 | |
JPWO2018117138A1 (ja) | 水溶性組成物、パターン形成剤、これらを用いた硬化物の製造方法および硬化物 | |
JP5687274B2 (ja) | 有機色素安定化剤、該有機色素安定化剤と有機色素を含有する光吸収部材用組成物、およびこれを用いた光吸収部材 | |
KR101611935B1 (ko) | 투명 플라스틱 기판용 수지 조성물 | |
JP6600972B2 (ja) | オリゴフルオレンエポキシ樹脂、エポキシ樹脂組成物、及びその硬化物 | |
JP2013181991A (ja) | 光硬化型樹脂組成物及びそれを用いたパターン形成された基材の製造方法、並びに該基材を備える電子部品 | |
JP3923812B2 (ja) | 着色難燃樹脂組成物の製造方法 | |
JP5550136B2 (ja) | 青紫色半導体レーザー用感光性組成物 | |
TW200306458A (en) | New acid generator and thin film composition containing the same | |
EP1954764A2 (en) | Benzopyran colorants, method of manufacture, and method of use | |
JP2014025029A (ja) | ポリエーテルスルホン樹脂用安定化剤、該安定化剤を含有するポリエーテルスルホン樹脂組成物および樹脂部材 | |
WO2022075324A1 (ja) | 硬化性化合物製品 | |
JP2014198699A (ja) | アントラキノン系化合物、及び光硬化性樹脂組成物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20121218 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130701 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130709 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130821 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20131022 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20131025 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5400717 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |