JP5400171B2 - 認識用撮像装置及びその制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、画像内の対象物を認識する認識用撮像装置及びその制御方法に関する。
近年、デジタルカメラの高機能化には目を見張るものがある。最近では、不特定人物の顔の認識、又は特定人物の顔を認識する機能を有するデジタルカメラが普及している。また、デジタルカメラのスルー画像において、移動している顔に対して時間的に連続な認識をすることで、撮影画像上の顔を追跡することが可能になってきている。このように、デジタルカメラに対して、更に高機能化が図られている。
このような顔の認識技術において、顔の解像度とSN(Signal/Noise)比とが認識精度に大きく関わることが知られている。例えば、顔の解像度が不足した場合、又は、顔のSN比が悪い場合、顔の特徴が不鮮明になり認識精度が下がってしまう。このような顔の解像度及びSN比はカメラで撮影された状況で決まる。つまり、カメラの調整パラメータが認識精度に大きな影響を与える。
従来の顔認識技術として、顔を認識しやすいようにカメラの調整パラメータを制御する技術が開示されている。例えば、特許文献1では、撮影された画像データの品質を判定した結果を用いて、カメラの合焦調整、露出調整、照明調整、及びズーム調整などを行う技術が紹介されている。また、特許文献2では顔の認識結果に基づいてカメラの調整パラメータを制御している。この技術は、顔の位置、大きさ、及び向き等でカメラの絞りを制御するものである。具体的には、この技術は、顔が大きい場合は絞り開度を開き、その逆では絞り開度を絞っている。
特開2007−94535号公報 特開2008−233470号公報 特開2006−350645号公報
ところで、デジタルカメラ等で人物の顔を認識する場合、入力画像において認識対象である顔が時間的に動くため、顔認識に適した被写界深度(ピントの合う領域)が時間的に変化することが考えられる。そのため、特許文献1のように直前に撮影された画像データに適した合焦位置調整及び絞り調整を行うと、顔が被写界深度外に出る可能性が高くなる。このように被写界深度外に顔が出た場合、ボケの影響で顔の解像度が低下してしまう。これにより、時間的に連続な認識ができなくなることにより顔追跡に失敗する可能性が高くなる。
また、認識に必要な光量が足りない場合に特許文献1のように照明調整を常に作動させることができるとは限らない。例えば、フラッシュ禁止の場所では照明調整をすることができない。また、照明調整を作動させると消費電力が多くなってしまう課題もある。また、特許文献2のように絞りを調整した場合、小さな顔では絞り開度を絞るため、顔に当たる光量が不足して認識精度が下がってしまうという課題もある。
そこで本発明は、時間的に連続な認識を安定して行える認識用撮像装置及びその制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一形態に係る認識用撮像装置は、対象物を撮像することにより順次複数の画像を生成する撮像部と、前記複数の画像の各々において、当該画像内で対象物が撮像されている領域である対象物領域を認識する対象物認識部と、前記複数の画像間において前記対象物領域を追跡する追跡部とを有する認識用撮像装置であって、前記対象物領域の面積を算出する面積算出部と、前記面積が第1閾値未満の場合、前記撮像部における露出時間を第1露出時間に設定し、前記面積が前記第1閾値以上の場合、前記露出時間を前記第1露出時間より長い第2露出時間に設定する露出制御部とを備える。
この構成によれば、本発明の一形態に係る認識用撮像装置は、対象物領域の面積が十分に大きい場合には、露出時間を長くする。これにより、対象物領域の入光量を増加できる。ここで、露出時間を長くすると、対象物領域においてブレが起こりやすくなる。しかしながら、対象物領域の面積が十分に大きい場合には、ブレが増加しても対象物認識処理及び対象物追跡処理に必要な解像度を確保できるので、対象物認識処理及び対象物追跡処理に与える悪影響は少ない。一方で、入光量が増加することにより、対象物領域のSN比が上がるので、対象物認識処理及び対象物追跡処理の精度が増加する。
さらに、本発明の一形態に係る認識用撮像装置は、対象物領域の面積が十分に大きい場合には、入光量を増やしておくことで、入光量が時間的に減少した場合でも、対象物認識処理に必要な入光量を確保しやすくできる。
さらに、本発明の一形態に係る認識用撮像装置は、対象物領域の面積が小さい場合には、露出時間を短くする。これにより、対象物領域におけるブレが低減されるので、対象物認識処理及び対象物追跡処理の精度が向上される。また、本発明の一形態に係る認識用撮像装置は、フラッシュ等の照明調整を行わなくてもよいので、フラッシュ禁止の場所でも入光量を増加できるとともに、消費電力を低減できる。
このように、本発明の一形態に係る認識用撮像装置は、時間的に連続な認識を安定して行える。
また、前記認識用撮像装置は、さらに、前記対象物領域の移動速度を算出する移動速度算出部を備え、前記露出制御部は、さらに、前記移動速度が第2閾値未満の場合、前記露出時間を第3露出時間に設定し、前記移動速度が前記第2閾値以上の場合、前記露出時間を前記第3露出時間より短い第4露出時間に設定してもよい。
この構成によれば、本発明の一形態に係る認識用撮像装置は、対象物領域の移動速度が速い場合には、露出時間を短くする。これにより、対象物領域においてブレが起こりにくくなるので、対象物領域の解像度が上がる。よって、対象物認識処理及び対象物追跡処理の精度が向上される。
さらに、本発明の一形態に係る認識用撮像装置は、対象物領域の移動速度が遅い場合、露出時間を長くする。これにより、対象物領域の入光量を増加させることができる。ここで、移動速度が遅い場合には、露出時間を長くしても対象物認識処理に必要な解像度を確保できるので、対象物認識処理及び対象物追跡処理に与える悪影響は少ない。一方で、入光量が増加することにより、対象物認識処理及び対象物追跡処理の精度を向上できる。
また、前記認識用撮像装置は、さらに、前記対象物領域における入光量を算出する入光量算出部を備え、前記露出制御部は、前記面積に比例し、かつ、前記入光量に比例する認識用入光量が第3閾値以上の場合、前記撮像部における露出時間を第5露出時間に設定し、前記認識用入光量が前記第3閾値未満の場合、前記露出時間を前記第5露出時間より長い第6露出時間に設定してもよい。
この構成によれば、本発明の一形態に係る認識用撮像装置は、認識用入光量が少ない場合に、露出時間を長くする。これにより、対象物領域の入光量を増加できる。
さらに、本発明の一形態に係る認識用撮像装置は、認識用入光量が十分に多い場合には、露出時間を短くする。これにより、対象物領域におけるブレが低減されるので、対象物認識処理及び対象物追跡処理の精度が向上される。
また、前記露出制御部は、前記面積に比例し、かつ、前記対象物領域におけるブレ量に反比例する認識用解像度が第4閾値未満の場合、前記露出時間を前記第1露出時間に設定し、前記認識用解像度が前記第4閾値以上の場合、前記露出時間を前記第2露出時間に設定してもよい。
この構成によれば、本発明の一形態に係る認識用撮像装置は、ブレ量を考慮した認識用解像度を用いることで、より精度よく露出時間を制御できる。
また、本発明の一形態に係る認識用撮像装置は、対象物を撮像することにより順次複数の画像を生成する撮像部と、前記複数の画像の各々において、当該画像内で対象物が撮像されている領域である対象物領域を認識する対象物認識部と、前記複数の画像間において前記対象物領域を追跡する追跡部とを有する認識用撮像装置であって、前記対象物領域の面積を算出する面積算出部と、前記面積が第1閾値未満の場合、当該認識用撮像装置の合焦位置を第1位置に設定し、前記面積が前記第1閾値以上の場合、前記合焦位置を、前記第1位置より前記対象物から離れた第2位置に設定する合焦位置制御部とを備えてもよい。
この構成によれば、本発明の一形態に係る認識用撮像装置は、対象物領域の面積が十分に大きい場合、合焦位置を対象物認識距離から遠くに設定することで認識可能な被写界深度を広げることができる。このように、対象物領域の面積が十分に大きい場合には、被写界深度を広げておくことで、対象物が急に移動した場合でも、対象物認識処理に必要な解像度を確保しやすくできる。
さらに、発明の本発明の一形態に係る認識用撮像装置は、対象物領域の解像度が不十分である場合、合焦位置を対象物認識距離の近くに設定する。これにより、本発明の一形態に係る認識用撮像装置は、対象物領域の解像度を高くできる。
このように、本発明の一形態に係る認識用撮像装置は、対象物領域の面積に応じて合焦位置を変更することで、時間的に連続な認識を安定して行える。
また、前記合焦位置制御部は、前記面積に比例し、かつ、前記対象物領域におけるボケ量に反比例する認識用解像度が第2閾値未満の場合、前記合焦位置を前記第1位置に設定し、前記認識用解像度が前記第2閾値以上の場合、前記合焦位置を前記第2位置に設定してもよい。
この構成によれば、本発明の一形態に係る認識用撮像装置は、ボケ量を考慮した認識用解像度を用いることで、より精度よく合焦位置を制御できる。
また、本発明の一形態に係る認識用撮像装置は、対象物を撮像することにより順次複数の画像を生成する撮像部と、前記複数の画像の各々において、当該画像内で対象物が撮像されている領域である対象物領域を認識する対象物認識部と、前記複数の画像間において前記対象物領域を追跡算出する追跡部とを有する認識用撮像装置であって、前記対象物領域の面積を算出する面積算出部と、前記面積が第1閾値未満の場合、絞り値を第1絞り値に設定し、前記面積が前記第1閾値以上の場合、前記絞り値を前記第1絞り値より大きい第2絞り値に設定する絞り制御部とを備えてもよい。
この構成によれば、本発明の一形態に係る認識用撮像装置は、対象物領域の面積が十分に大きい場合、絞り値を大きくする。ここで、対象物領域の面積が十分に大きい場合、各画素におけるノイズが平均化されるのでノイズの影響が少なくなる。よって、対象物領域の各画素の信号量が相対的に大きくなるので、絞り値を大きくしても、認識に必要とされる光量が確保できる。このように、本発明の一形態に係る認識用撮像装置は、認識に必要な光量を確保しつつ、認識範囲を広げることができる。また、被写界深度を広げておくことで、対象物が急に移動した場合でも、対象物認識処理に必要な解像度を確保しやすくできる。
さらに、本発明の一形態に係る認識用撮像装置は、対象物領域の面積が小さい場合、絞り値を小さくする。ここで、対象物領域の面積が少ない場合、ノイズの影響が大きくなる。これに対して、本発明の一形態に係る認識用撮像装置は、このような場合に、絞り値を小さくすることにより、認識に必要とされる光量を確保できる。また、本発明の一形態に係る認識用撮像装置は、フラッシュ等の照明調整を行わなくてもよいので、フラッシュ禁止の場所でも光量を確保できるとともに、消費電力を低減できる。
また、前記認識用撮像装置は、さらに、前記対象物領域における入光量を算出する入光量算出部を備え、前記絞り制御部は、さらに、前記入光量が第2閾値未満の場合、絞り値を第3絞り値に設定し、前記入光量が前記第2閾値以上の場合、前記絞り値を前記第3絞り値より大きい第4絞り値に設定してもよい。
この構成によれば、本発明の一形態に係る認識用撮像装置は、入光量が十分に多い場合、絞り値を大きくする。ここで、入光量が十分に多い場合、対象物領域の各画素の信号量が大きくなるので、絞り値を大きくしても、認識に必要とされる光量が確保できる。このように、本発明の一形態に係る認識用撮像装置は、認識に必要な光量を確保しつつ、認識範囲を広げることができる。また、入光量が十分に多い場合には、被写界深度を広げておくことで、対象物が急に移動した場合でも、対象物認識処理に必要な解像度を確保しやすくできる。
さらに、本発明の一形態に係る認識用撮像装置は、入光量が少ない場合、絞り値を小さくすることで、認識に必要とされる光量を確保できる。
また、前記絞り制御部は、前記面積に比例し、かつ、前記入光量に比例する認識用入光量が第3閾値未満の場合、前記絞り値を前記第1絞り値に設定し、前記認識用入光量が前記第2閾値以上の場合、前記絞り値を前記第2絞り値に設定してもよい。
この構成によれば、本発明の一形態に係る認識用撮像装置は、面積を考慮した認識用入光量を用いることで、より精度よく絞り値を制御できる。
なお、本発明は、このような認識用撮像装置として実現できるだけでなく、認識用撮像装置に含まれる特徴的な手段をステップとする認識用撮像装置の制御方法として実現したり、そのような特徴的なステップをコンピュータに実行させるプログラムとして実現したりすることもできる。そして、そのようなプログラムは、CD−ROM等の非一時的なコンピュータ読み取り可能な記録媒体、及びインターネット等の伝送媒体を介して流通させることができるのは言うまでもない。
さらに、本発明は、このような認識用撮像装置の機能の一部又は全てを実現する半導体集積回路(LSI)として実現したり、このような認識用撮像装置を備えるカメラとして実現したりできる。
本発明によれば、時間的に連続な認識を安定して行える認識用撮像装置及びその制御方法を提供できる。
図1は、本発明の実施の形態1に係る認識用撮像装置のブロック図である。 図2は、本発明の実施の形態1に係る認識用撮像装置の詳細なブロック図である。 図3は、本発明の実施の形態1に係る顔追跡処理のフローチャートである。 図4は、本発明の実施の形態1に係る認識用撮像装置による、顔領域の面積に応じたシャッタースピード制御処理のフローチャートである。 図5は、本発明の実施の形態1に係る認識用撮像装置による、顔領域の移動速度に応じたシャッタースピード制御処理のフローチャートである。 図6は、本発明の実施の形態1に係る認識用撮像装置による、顔領域の入光量に応じたシャッタースピード制御処理のフローチャートである。 図7は、本発明の実施の形態1に係る認識用撮像装置による、顔領域の面積及び入光量に応じたシャッタースピード制御処理のフローチャートである。 図8は、本発明の実施の形態2に係る認識用撮像装置のブロック図である。 図9は、本発明の実施の形態2に係る認識用撮像装置の詳細なブロック図である。 図10は、本発明の実施の形態2に係る認識用撮像装置による合焦位置制御処理のフローチャートである。 図11は、本発明の実施の形態2に係る、過焦点距離と被写界深度との関係を示す図である。 図12は、本発明の実施の形態3に係る認識用撮像装置のブロック図である。 図13は、本発明の実施の形態3に係る認識用撮像装置の詳細なブロック図である。 図14は、本発明の実施の形態3に係る認識用撮像装置による、顔領域の面積に応じた絞り値制御処理のフローチャートである。 図15は、本発明の実施の形態3に係る認識用撮像装置による、顔領域の入光量に応じた絞り値制御処理のフローチャートである。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1に係る認識用撮像装置は、顔領域の面積、移動速度及び入光量に応じて、シャッタースピードを変更する。具体的には、本発明の実施の形態1に係る認識用撮像装置は、顔領域の面積が大きい場合、シャッタースピードを遅くする。
これにより、本発明の実施の形態1に係る認識用撮像装置は、顔認識を安定して行える。以下、本発明の実施の形態1について図面を参照しながら説明する。
まず、本発明の実施の形態1に係る認識用撮像装置100の構成を説明する。
図1は、本発明の実施の形態1に係る認識用撮像装置100のブロック図である。
図1に示す認識用撮像装置100は、例えば、デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ、ネットワークカメラ、又はセキュリティカメラである。この認識用撮像装置100は、撮像部101と、露出制御部102と、顔認識部105と、顔追跡部106と、面積算出部109とを備える。
撮像部101は、撮像光学系による被写体像を受光して電気信号を生成する。言い換えると、撮像部101は、対象物を撮像することにより順次複数の画像を生成する。
顔認識部105は、本発明の対象物認識部に相当する。この顔認識部105は、撮像部101で生成された複数の画像の各々に対して、当該画像内で対象物が撮像されている領域である対象物領域を認識する。
顔追跡部106は、本発明の追跡部に相当する。この顔追跡部106は、撮像部101で生成された複数の画像間において対象物領域を追跡する。
面積算出部109は、対象物領域の面積を算出する。
露出制御部102は、対象物領域の面積が面積閾値(第1閾値)未満の場合、撮像部101における露出時間を第1露出時間に設定し、対象物領域の面積が面積閾値以上の場合、撮像部101における露出時間を第1露出時間より長い第2露出時間に設定する。
図2は、認識用撮像装置100の詳細な構成を示すブロック図である。図2に示すように、認識用撮像装置100は、さらに、顔認識結果記憶部107と、移動速度算出部108と、入光量算出部110とを備える。
撮像部101は、レンズ112と、レンズ112の合焦位置等を変更するレンズ駆動装置113と、レンズ112を通過する光量を調整する絞り装置114と、撮像素子116の露出時間を調整するシャッター装置115と、レンズ112により結像された像を電気信号に変換する撮像素子116と、撮像素子116により生成された電気信号(アナログ信号)をデジタル信号に変換するAD変換器117とを備える。また、認識用撮像装置100は、AD変換器117によって生成されたデジタル信号に対してゲイン補正、ガンマ補正、色変換、及び拡大縮小等の信号処理を行うことにより、後述する顔認識部105で用いられる入力画像120を毎フレーム作成する。
露出制御部102は、撮像部101のシャッター装置115におけるシャッタースピードを制御する。シャッタースピードを遅くすると、撮像素子116に光が当たる露出時間が長くなる。これにより、被写体の電気信号が多く得られるので、入力画像の入光量が多くなる。また、シャッタースピードを速くすると、撮像素子116に光が当たる露出時間が短くなる。これにより、被写体の電気信号が少なくなるので、入力画像の入光量が少なくなる。
顔認識部105は、撮像部101により生成された入力画像120を用いて、入力画像120上にある顔領域を認識する。顔認識部105は、生成した顔認識結果121を1フレームごとに顔認識結果記憶部107に記憶する。一般的に認識対象としては、不特定人物の顔領域、又は特定人物の顔領域が想定される。不特定人物の顔領域の認識は、一般的な顔の特徴を含んだ画像領域を認識する。詳細な認識アルゴリズムは特許文献3等で公開されているAdaBoostアルゴリズムを用い、顔向き毎に専用の顔向きを検出する識別器を構成することで実現する。しかし、不特定人物の顔領域の認識方法はこのアルゴリズムに限ったものではない。また、特定人物の顔領域の認識は、不特定人物の顔領域における詳細な顔特徴情報と顔認識結果記憶部107において登録されている特定人物の顔特徴情報123との整合性を判定することで個人を特定する。
一般的に顔認識では入力画像120をある一定のサイズにリサイズした認識用画像に対して認識が行われる。例えば、不特定人物の顔領域の認識では、特許文献2に記載のように、入力画像を縮小した認識用画像を用いて顔を認識している。また、特許文献1では、認識された不特定人物の顔領域に対して、目検出を行い両目の間隔が所定値になるようにリサイズした認識用画像を用いて特定人物の顔領域の認識を行っている。一般的に特定人物の顔領域の認識は、不特定人物の顔領域の認識より詳細な特徴情報を用いるため、不特定人物の顔領域の認識より高い解像度が求められる。
顔追跡部106は、顔認識結果記憶部107が保持している過去の顔認識結果121に基づいて、連続する入力画像120(フレーム)間で顔を追跡する。例えば、顔追跡に用いられる顔認識結果121は、入力画像120上の顔領域の中心座標等である。一度認識された顔は、次フレームでは、前フレームで認識された位置の近傍で認識される。このように顔追跡部106は、認識位置の連続性を用いて顔追跡処理を実現する。図3は、顔追跡部106による顔追跡処理のフローチャートである。
図3における顔追跡処理において、まず、顔追跡部106は、現フレームで認識された顔領域の中心座標近傍において、1フレーム前にラベルが付与された顔領域が存在したか否を判定する(S101)。
1フレーム前にラベルが付与された顔領域が存在していた場合(S101でYes)、顔追跡部106は、現フレームで認識された顔領域に、1フレーム前の顔領域に付与されていたラベルと同じラベルを付与する(S102)。
一方、1フレーム前にラベルが付与された顔領域が存在していない場合(S101でNo)、顔追跡部106は、これまでに認識された顔とは異なる固有のラベルを現フレームで認識された顔領域に付与する(S103)。
なお、ここでの説明では、位置の連続性を用いた追跡方法を用いる場合を述べたが、色を用いた追跡方法を用いてもよい。また追跡対象の顔が複数あった場合、顔追跡部106は、カメラの調整パラメータを制御する顔のラベルを選択する。選択方法としては、顔認識部105において登録されている特定人物が認識されているならば、その顔のラベルを選択する。他にも特許文献2等で開示されているように認識された顔のサイズ及び位置などによって制御する顔を選択してもよい。また、顔追跡部106は、生成した顔追跡結果122を1フレームごとに顔認識結果記憶部107に記憶する。
顔認識結果記憶部107は、顔認識部105で生成された顔認識結果121と、顔追跡部106で生成された顔追跡結果122とを1フレーム毎に保持する。ここで、顔認識結果121は、入力画像上の顔領域の座標、顔領域の縦横の画素数、及び登録されている特定人物の認識状況等である。また、顔追跡結果122は、顔領域を区別するためのラベル、及びカメラ制御対象のラベル等である。また、顔認識結果記憶部107は、顔認識部105による特定人物の認識で用いられる特定人物の顔の詳細情報である顔特徴情報123を保持する。また、認識用撮像装置100は、顔認識結果記憶部107に1フレームごとにデータが蓄積された結果、メモリ容量が限界に達した場合、最も古いデータから消去することで常に最新の履歴を参照することができる。
移動速度算出部108は、顔認識結果記憶部107に保持されている顔認識結果121と顔追跡結果122とを用いて、カメラ制御対象のラベルの顔における移動速度を算出する。具体的には、移動速度算出部108は、現フレームと1フレーム前とにおいて同じラベルを持つ顔において1フレーム前の顔領域の中心座標から現フレームの顔領域の中心座標までの移動画素数を算出する。そして移動速度算出部108は、算出した移動画素数に基づいて、平面方向の移動速度を算出する。また、移動速度算出部108は、現フレームと1フレーム前とにおいて同じラベルを持つ顔に対して、1フレーム前の顔領域における縦横の画素数と現フレームの顔領域における縦横の画素数との差分を算出する。そして移動速度算出部108は、算出した差分に基づいて、深さ方向の移動速度を計算する。ただし、移動速度の求め方はこれらの方法に限ったものではない。
面積算出部109は、顔認識結果記憶部107に保持されている顔認識結果121と顔追跡結果122とに基づいて、カメラ制御対象のラベルの顔における顔領域の面積を求める。面積としては認識用画像の顔の解像度(以下、認識用解像度)、又は入力画像120上における顔の画素数が考えられる。ここで認識用解像度とは、画像における画素の密度であり、この値が大きいほど顔の特徴が鮮明になる。例えば、この認識用解像度は、顔領域の面積(画素数)に比例し、かつ、顔領域におけるブレ量(又はボケ量)に反比例する値である。具体的には、認識用解像度としては、認識用画像領域のAF評価値(コントラスト量に応じた値)等を用いることができる。または、認識解像度は、入力画像120上の顔領域のAF評価値を認識用画像の面積で正規化した値でもよい。ただし、顔領域における面積の求め方はこの方法に限ったものではない。
入光量算出部110では、顔認識結果記憶部107に保持されている顔認識結果121と顔追跡結果122とに基づいて、カメラ制御対象のラベルの顔領域における入光量を算出する。具体的には、入光量算出部110は、認識用画像の顔領域に含まれる複数の画素の輝度値の平均値、又は入力画像120上の顔領域に含まれる複数の画素の輝度値の平均値を算出し、算出した平均値を用いて入光量を算出する。また、入光量算出部110は、ゲイン又はガンマ補正等の輝度補正が入力画像120に施されている場合は、それらの補正の逆補正を入力画像120に行い、逆補正を行ったあとの画像を用いて入光量を算出する。ただし、顔領域における入光量の求め方はこの方法に限ったものではない。
露出制御部102は、移動速度算出部108、面積算出部109及び入光量算出部110で算出された、顔領域の面積、移動速度及び入光量を用いて、シャッタースピードを決定する。
以下に、露出制御部102が、移動速度算出部108、面積算出部109及び入光量算出部110で生成された情報を用いてシャッタースピードを算出する方法を述べる。また、前提条件として、処理対象の顔は顔追跡されている(1フレーム前の顔の履歴がある)カメラ制御対象の顔とする。
まず、露出制御部102による顔領域の面積に基づく、シャッタースピードの制御処理について説明する。図4は、顔領域の面積に基づく、シャッタースピードの制御処理のフローチャートである。
また、例えば、図4〜図7の各々に示す一連の処理は、1フレームごとに行われる。なお、図4〜図7の各々に示す一連の処理は、予め定められた複数フレームごとに行なわれてもよい。
まず、面積算出部109は、処理対象の顔領域の面積を算出する。ここでは面積は認識用画像におけるAF評価値とする(S201)。
次に、露出制御部102は、顔領域の面積が面積閾値(認識に十分な面積)に達しているかどうかを判定する(S202)。なお、認識方法によって面積閾値は変わる。例えば、特定人物の顔認識における面積閾値は、不特定人物の顔認識における面積閾値より高い。
顔領域の面積が面積閾値以上の場合(S202でYes)、露出制御部102は、撮像部101のシャッタースピードを、現在のシャッタースピードより遅いシャッタースピードに設定する(S203)。言い換えると、露出制御部102は、撮像部101の露出時間を、現在の露出時間より長い露出時間に設定する。ここで、露出制御部102は、現在の顔領域の面積と現在のシャッタースピードとの関係から、認識用解像度が解像度閾値を下回らないシャッタースピードの上限値を算出する。そして、露出制御部102は、シャッタースピードを算出した上限値以下の値に設定する。
このように、顔領域の面積が十分に大きい場合には、露出制御部102は、撮像部101の露出時間を長くする。これにより、顔領域の入光量を増加できる。ここで、露出時間を長くすると、顔領域においてブレが起こりやすくなる。しかしながら、顔領域の面積が十分に大きい場合には、ブレが増加しても顔認識処理に必要な解像度を確保できるので、顔認識処理及び顔追跡処理に与える悪影響は少ない。一方で、入光量が増加することにより、顔領域のSN比が上がるので、顔認識処理及び顔追跡処理の精度が増加する。
また、顔領域の面積が十分に大きい場合には、入光量を増やしておくことで、入光量が時間的に減少した場合でも、顔認識処理に必要な入光量を確保しやすくできる。
一方、顔領域の面積が面積閾値未満の場合(S202でNo)、露出制御部102は、撮像部101のシャッタースピードを、現在のシャッタースピードより速いシャッタースピードに設定する(S204)。言い換えると、露出制御部102は、撮像部101の露出時間を、現在の露出時間より長い露出時間に設定する。
このように、顔領域の面積が小さい場合には、露出制御部102は、撮像部101の露出時間を短くする。これにより、顔領域におけるブレが低減されるので、顔認識処理及び顔追跡処理の精度が向上される。
なお、露出制御部102は、ステップS203及びS204において、予め定められた固定値分だけ、シャッタースピードを増加又は減少させてもよいし、顔領域の面積に応じてシャッタースピードの変化量を変更してもよい。例えば、ステップS203において、露出制御部102は、顔領域の面積が大きいほど、より遅いシャッタースピードを設定してもよい。同様に、ステップS204において、露出制御部102は、顔領域の面積が小さいほど、より速いシャッタースピードを設定してもよい。
また、露出制御部102は、ステップS204において、少なくともステップS203で設定されるシャッタースピードより速いシャッタースピードを設定すればよい。言い換えると、露出制御部102は、ステップS204において、撮像部101の露出時間を、ステップS203で設定される露出時間より長い露出時間に設定すればよい。
また、ここでは一つの閾値を用いて、シャッタースピードを変更する例を述べたが、複数の閾値を用いてもよい。例えば、露出制御部102は、顔領域の面積が第1面積閾値以上の場合にシャッタースピードを遅くし、顔領域の面積が、第1面積閾値より小さい第2面積閾値未満の場合にシャッタースピードを速くし、顔領域の面積が第1面積閾値と第2面積閾値との間の場合にシャッタースピードを変更しなくてもよい。また、露出制御部102は、顔領域の面積と複数の面積閾値との大小に応じて、シャッタースピードの変化量を変更してもよい。
次に、露出制御部102による顔領域の移動速度に基づく、シャッタースピードの制御処理について説明する。図5は、顔領域の移動速度に基づく、シャッタースピードの制御処理のフローチャートである。なお、以下では、同様の処理に対しては同様の符号を付し、説明を省略する場合がある。
まず、移動速度算出部108は、処理対象の顔の平面方向の移動速度を算出する(S211)。
次に、露出制御部102は、顔領域の移動速度が速度閾値以上であるか否かを判定する(S212)。
顔領域の移動速度が速度閾値未満の場合(S212でNo)、露出制御部102は、撮像部101のシャッタースピードを、現在のシャッタースピードより遅いシャッタースピードに設定する(S203)。
これにより、顔領域の入光量を増加させることができる。ここで、移動速度が遅い場合には、露出時間を長くしても顔認識処理に必要な解像度を確保できるので、顔認識処理及び顔追跡処理に与える悪影響は少ない。一方で、入光量が増加することにより、顔認識処理及び顔追跡処理の精度を向上できる。
一方、顔領域の移動速度が速度閾値以上の場合(S212でYes)、露出制御部102は、撮像部101のシャッタースピードを、現在のシャッタースピードより速いシャッタースピードに設定する(S204)。
このように、顔領域の移動速度が大きい場合には、露出制御部102は、撮像部101の露出時間を短くする。シャッタースピードを速くすることで、顔領域においてブレが起こりにくくなるので、顔領域の解像度が上がる。これにより、顔認識処理及び顔追跡処理の精度が向上される。
なお、露出制御部102は、ステップS203及びS204において、予め定められた固定値分だけ、シャッタースピードを増加又は減少させてもよいし、顔領域の移動速度に応じてシャッタースピードの変化量を変更してもよい。例えば、ステップS203において、露出制御部102は、顔領域の移動速度が遅いほど、より遅いシャッタースピードを設定してもよい。同様に、ステップS204において、露出制御部102は、顔領域の移動速度が速いほど、より速いシャッタースピードを設定してもよい。
また、露出制御部102は、ステップS204において、少なくともステップS203で設定されるシャッタースピードより速いシャッタースピードを設定すればよい。言い換えると、露出制御部102は、ステップS204において、撮像部101の露出時間を、ステップS203で設定される露出時間より長い露出時間に設定すればよい。
また、ここでは一つの閾値を用いて、シャッタースピードを変更する例を述べたが、複数の閾値を用いてもよい。例えば、露出制御部102は、顔領域の移動速度が第1速度閾値以上の場合にシャッタースピードを速くし、顔領域の移動速度が、第1速度閾値より小さい第2速度閾値未満の場合にシャッタースピードを遅くし、顔領域の移動速度が第1速度閾値と第2速度閾値との間の場合にシャッタースピードを変更しなくてもよい。また、露出制御部102は、顔領域の移動速度と複数の速度閾値との大小に応じて、シャッタースピードの変化量を変更してもよい。
次に、露出制御部102による顔領域の入光量に基づく、シャッタースピードの制御処理について説明する。図6は、顔領域の入光量に基づく、シャッタースピードの制御処理のフローチャートである。
まず、入光量算出部110は、処理対象の顔領域の入光量を算出する(S221)。ここでは、入光量は認識用画像の顔領域に含まれる複数の画素の輝度値の平均値とする。
次に、露出制御部102は、顔領域の入光量が入光量閾値(認識に十分な入光量)に達しているかどうかを判定する(S222)。ここで、認識方法によって入光量閾値は変わる。例えば、特定人物の顔認識における入光量閾値は、不特定人物の顔認識における入光量閾値とより高い。また、露出制御部102は、この判定に用いる入光量として、入光量算出部110で算出された入光量そのものを用いてもよいし、面積算出部109で算出された面積に比例し、かつ、入光量算出部110で算出された入光量に比例する認識用入光量を算出し、当該認識用入光量と、入光量閾値とを比較してもよい。
顔領域の入光量が入光量閾値未満の場合(S222でNo)、露出制御部102は、撮像部101のシャッタースピードを、現在のシャッタースピードより遅いシャッタースピードに設定する(S203)。
このように、顔領域の入光量が入光量閾値未満の場合には、露出制御部102は、撮像部101の露出時間を遅くすることで、入光量を増加できる。これにより、顔領域のSN比が上がるので、顔認識処理及び顔追跡処理の精度が向上される。
一方、顔領域の入光量が入光量以上の場合(S222でYes)、露出制御部102は、撮像部101のシャッタースピードを、現在のシャッタースピードより速いシャッタースピードに設定する(S204)。ここで、露出制御部102は、現在の顔の入光量と現在のシャッタースピードとの関係から、入光量閾値を下回らないシャッタースピードの下限値を算出する。そして、露出制御部102は、シャッタースピードを算出した下限値以上の値に設定する。
このように、顔領域の入光量が十分に多い場合には、露出制御部102は、撮像部101の露出時間を短くする。これにより、顔認識処理に必要な入光量を確保しつつ顔領域のブレを低減できる。
また、顔領域の入光量が十分に大きい場合には、シャッタースピードを速くしておくことで、対象物の移動速度が急に増加した場合でも、ブレを抑えることができるので、顔認識処理に必要な解像度を確保しやすくできる。
なお、露出制御部102は、ステップS203及びS204において、予め定められた固定値分だけ、シャッタースピードを増加又は減少させてもよいし、顔領域の入光量に応じてシャッタースピードの変化量を変更してもよい。例えば、ステップS203において、露出制御部102は、顔領域の入光量が少ないほど、より遅いシャッタースピードを設定してもよい。同様に、ステップS204において、露出制御部102は、顔領域の入光量が多いほど、より速いシャッタースピードを設定してもよい。
また、露出制御部102は、ステップS204において、少なくともステップS203で設定されるシャッタースピードより速いシャッタースピードを設定すればよい。言い換えると、露出制御部102は、ステップS204において、撮像部101の露出時間を、ステップS203で設定される露出時間より長い露出時間に設定すればよい。
また、ここでは一つの閾値を用いて、シャッタースピードを変更する例を述べたが、複数の閾値を用いてもよい。例えば、露出制御部102は、顔領域の入光量が第1入光量閾値以上の場合にシャッタースピードを速くし、顔領域の入光量が、第1入光量閾値より小さい第2入光量値未満の場合にシャッタースピードを遅くし、顔領域の入光量が第1入光量閾値と第2入光量閾値との間の場合にシャッタースピードを変更しなくてもよい。また、露出制御部102は、顔領域の入光量と複数の入光量閾値との大小に応じて、シャッタースピードの変化量を変更してもよい。
また、上記説明では、顔領域の面積、移動速度及び入光量の各々に応じて処理を行う例を述べたが、これらを組み合わせてもよい。つまり、露出制御部102は、顔領域の面積、移動速度及び入光量のうち少なくとも一つに応じて、シャッタースピードを変更すればよい。
図7は、露出制御部102によるシャッタースピードの制御処理の変形例のフローチャートである。
図7に示すように、顔領域の入光量が入光量閾値未満であり、かつ、顔領域の面積が面積閾値以上の場合(S231でYes)に、露出制御部102は、撮像部101のシャッタースピードを、現在のシャッタースピードより遅いシャッタースピードに設定してもよい(S203)。
また、顔領域の入光量が入光量閾値以上であり、かつ、顔領域の面積が面積閾値未満の場合(S232でYes)に、露出制御部102は、撮像部101のシャッタースピードを、現在のシャッタースピードより速いシャッタースピードに設定してもよい(S204)。
また、上記以外の場合(S231でNo、かつ、S232でNo)、露出制御部102は、シャッタースピードを変更しない。
なお、上述した図4〜図7における、ステップS203及びS204において、露出制御部102は、顔領域の面積、移動速度及び入光量のうち少なくとも一つの値に応じて、シャッタースピードの変更量を変更してもよい。なお、具体的な変更量の制御方法は、上述した説明と同様であればよい。
このように、本発明の実施の形態1に係る認識用撮像装置100は、顔領域の面積、移動速度及び入光量に応じてシャッタースピードを増減することで、顔認識処理に必要な顔の解像度、及びSN比を向上できる。これにより、認識用撮像装置100は、時間的に連続な認識を安定して行える。
なお、上記説明では、露出制御部102は、シャッタースピードを変更することで露出時間を変更しているが、これ以外の方法で露出時間を変更してもよい。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2に係る認識用撮像装置は、顔領域の面積に応じて、当該認識用撮像装置の合焦位置を変更する。具体的には、本発明の実施の形態2に係る認識用撮像装置は、顔領域の面積が大きい場合、合焦位置を顔から遠くに設定する。
これにより、本発明の実施の形態2に係る認識用撮像装置は、顔認識を安定して行える。
なお、以下では、実施の形態1との相違点を主に説明し、重複する説明は省略する。また、各図において、同様の要素には同一の符号を付している。
図8は、本発明の実施の形態2に係る認識用撮像装置100Aのブロック図である。
図8に示す認識用撮像装置100Aは、実施の形態1に係る認識用撮像装置100の構成に対して、露出制御部102の代わりに合焦位置制御部103を備える。
また、図9は、認識用撮像装置100Aの詳細な構成を示すブロック図である。
合焦位置制御部103は、撮像部101のレンズ駆動装置113における合焦位置を制御する。合焦位置が対象物に近ければ、対象物にピントが合っている状態になるので、入力画像における対象物の解像度が上がる。一方、合焦位置が対象物から遠ければ、対象物にピントが合っていない状態になるので、入力画像における対象物の解像度が下がる。
具体的には、合焦位置制御部103は、顔領域の面積が面積閾値未満の場合、合焦位置を第1位置に設定し、顔領域の面積が面積閾値以上の場合、合焦位置を、第1位置より対象物から離れた第2位置に設定する。
図10は、認識用撮像装置100Aによる合焦位置の制御処理のフローチャートである。また、処理対象の顔はカメラ制御対象の顔とする。
また、例えば、図10に示す一連の処理は、1フレームごとに行われる。なお、図10に示す一連の処理は、予め定められた複数フレームごとに行なわれてもよい。
図10に示すように、まず、面積算出部109は、処理対象の顔領域の面積を算出する(S201)。ここでは、面積は認識用画像におけるAF評価値とする。
次に、合焦位置制御部103は、顔領域の面積が面積閾値に達しているかどうかを判定する(S202)。
顔領域の面積が面積閾値を超えている場合(S202でYes)、合焦位置制御部103は、現在の合焦位置より、合焦位置が顔の位置からより遠くなるように合焦位置を設定する(S303)。
一方、顔領域の面積が面積閾値を超えていないと判定した場合(S202でNo)、合焦位置制御部103は、現在の合焦位置より、合焦位置が顔の位置に近くなるように合焦位置を設定する(S304)。
なお、合焦位置制御部103は、ステップS304において、少なくともステップS303で設定される位置より、顔に近い位置に合焦位置を設定すればよい。
また、ここでは一つの閾値を用いて、合焦位置を変更する例を述べたが、複数の閾値を用いてもよい。例えば、合焦位置制御部103は、顔領域の面積が第1面積閾値以上の場合に合焦位置を顔から離し、顔領域の面積が、第1面積閾値より小さい第2面積値未満の場合に合焦位置を顔に近づけ、顔領域の面積が第1面積閾値と第2面積閾値との間の場合に合焦位置を変更しなくてもよい。また、合焦位置制御部103は、顔領域の面積と複数の面積閾値との大小に応じて、合焦位置の変化量を変更してもよい。
ステップS303及びステップS304における合焦位置の位置算出方法について図11を用いて詳細に説明する。まず顔の面積を考慮しない一般的な合焦位置の制御方法を、図11(a)を用いて説明する。
まず、被写界深度について詳細に説明する。一般的に被写界深度は以下の(式1)、(式2)及び(式3)で求められる。ここで、DNは被写界深度の前端であり、DFは被写界深度の後端である。また、全体の被写界深度はDFとDNとを合わせたものである。また、sは合焦位置であり、Hは過焦点距離(無限遠が被写界深度の後端ぎりぎりに入るような合焦位置)であり、Nは絞り値であり、cは許容錯乱円の直径(許容されるボケの直径)であり、fはレンズの焦点距離である。
H=f/(c×N)・・・(式1)
={s×(H−f)}/(H+s−2f)・・・(式2)
={s×(H−f)}/(H−s)・・・(式3)
以下では、ボケ量が1pixel以内に収まる許容錯乱円の直径をcとして、顔が認識されている距離Sに合焦位置を制御した場合の被写界深度をW0とする。
図11(a)に示すように合焦位置Sが過焦点距離H0より手前にある場合、被写界深度の後端が有限の位置になる。ここで、合焦位置制御部103は、顔領域の面積を考慮して、合焦位置がSの場合において顔の認識が可能な解像度を確保できる被写界深度W1を求める。例として認識対象の顔の面積が認識に必要な面積の縦横2倍あった場合を仮定する。このような場合、認識に必要とされる許容錯乱円の直径を2cまで拡大しても認識に必要な解像度を満たすことができる。
よって、許容錯乱円の直径を2cとして再設定する過焦点距離をH1とした場合、合焦位置制御部103は、式(1)を用いてH1=H0/2を算出する。つまり、過焦点距離H1は過焦点距離H0よりも手前に位置することになる。具体的には、図11(b)に示すように過焦点距離H1が合焦位置Sよりも手前にある場合、被写界深度W1の後端は無限遠になる。また、被写界深度W1の前端も被写界深度W0に比べて手前になる。このように、顔領域の面積が広いほど認識可能な被写界深度W1は広くなる。
さらに、合焦位置制御部103は、過焦点距離H1が顔認識距離Sの手前にある場合、図11(c)に示すように過焦点距離H1の位置に合焦位置を設定する。これにより、更に認識可能な被写界深度W2を広くすることができる。このように、合焦位置制御部103は、顔領域の面積に応じて合焦位置を適切に制御することで認識可能な被写界深度を広げることができる。
つまり、顔領域の面積が十分に大きい場合、合焦位置制御部103は、ステップS303で、合焦位置を顔認識距離から遠くに設定することで認識可能な被写界深度を広げる。このように、顔領域の面積が十分に大きい場合には、被写界深度を広げておくことで、対象物が急に移動した場合でも、顔認識処理に必要な解像度を確保しやすくできる。
また、顔領域の面積が不十分である場合、合焦位置制御部103は、ステップS304で、合焦位置を顔認識距離の近くに設定する。これにより、合焦位置制御部103は、顔領域の解像度を高くできる。
このように、本発明の実施の形態2に係る認識用撮像装置100Aは、顔領域の面積に応じて合焦位置を変更することで、時間的に連続な認識を安定して行える。
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3に係る認識用撮像装置は、顔領域の面積及び入光量に応じて、絞り値を変更する。具体的には、本発明の実施の形態3に係る認識用撮像装置は、顔領域の面積が大きい場合、絞り値を大きくする。
これにより、本発明の実施の形態3に係る認識用撮像装置は、顔認識を安定して行える。
なお、以下では、実施の形態1及び2との相違点を主に説明し、重複する説明は省略する。また、各図において、同様の要素には同一の符号を付している。
図12は、本発明の実施の形態3に係る認識用撮像装置100Bのブロック図である。
図12に示す認識用撮像装置100Bは、実施の形態1に係る認識用撮像装置100の構成に対して、露出制御部102の代わりに絞り制御部104を備える。
また、図13は、認識用撮像装置100Bの詳細な構成を示すブロック図である。
絞り制御部104は、撮像部101の絞り装置114における絞り値を制御する。絞り値を小さくすると、レンズ112を通過する光量が多くなるので対象物の電気信号が多く得られる。これにより、入力画像の入光量が多くなる。また、被写界深度が浅く(ピントの合う領域が狭く)なる。一方、絞り値を大きくすると、レンズを通過する光量が少なくなるので、被写体の電気信号が少なくなる。これにより、入力画像の入光量が少なくなる。また、被写界深度が深く(ピントの合う領域が広く)なる。
具体的には、絞り制御部104は、顔領域の面積が面積閾値未満の場合、絞り値を第1絞り値に設定し、顔領域の面積が面積閾値以上の場合、絞り値を第1絞り値より大きい第2絞り値に設定する。
以下に、絞り制御部104が、面積算出部109及び入光量算出部110により生成さされた情報を用いて絞り値を算出する方法を述べる。また、処理対象の顔はカメラ制御対象の顔とする。
まず、絞り制御部104による顔領域の面積に基づく、絞り値の制御処理について説明する。図14は、顔領域の面積に基づく、絞り値の制御処理のフローチャートである。
また、例えば、図14及び図15の各々に示す一連の処理は、1フレームごとに行われる。なお、図14及び図15の各々に示す一連の処理は、予め定められた複数フレームごとに行なわれてもよい。
図14に示すように、まず、面積算出部109は、処理対象の顔領域の面積を算出する(S201)。ここで、面積は入力画像における顔領域の画素数とする。
次に、絞り制御部104は、顔領域の面積が面積閾値に達しているかどうかを判定する(S202)。
顔領域の面積が面積閾値を超えている場合(S202でYes)、絞り制御部104は、現在の絞り値より大きい絞り値を設定する(S403)。
ここで、絞り値が大きければ大きいほど被写界深度は深くなるため、認識範囲を広げることができる。
また、入力画像上の顔領域の画素数が多い場合、認識用画像のサイズに縮小する際に各画素におけるノイズが平均化されるのでノイズの影響が少なくなる。よって、顔領域の各画素の信号量が相対的に大きくなるので、絞り値を大きくしても、認識に必要とされる光量が確保できる。このように、絞り制御部104は、認識に必要な光量を確保しつつ、認識範囲を広げることができる。また、被写界深度を広げておくことで、対象物が急に移動した場合でも、顔認識処理に必要な解像度を確保しやすくできる。
また、絞り制御部104は、入光量閾値近くになるまで絞り値を大きくすることが望ましい。つまり、絞り制御部104は、面積が大きいほど絞り値を大きくする。
一方、顔領域の面積が面積閾値を超えていない場合(S202でNo)、絞り制御部104は、現在の絞り値より小さい絞り値を設定する(S404)。また、絞り制御部104は、顔領域の面積が小さいほど絞り値を小さくする。
また、入力画像上の顔領域の画素数が少ない場合、認識用画像のサイズに縮小する際にノイズが平均化されにくくなるので、ノイズの影響が大きくなる。これに対して、絞り制御部104は、このような場合に、絞り値を小さくすることにより、認識に必要とされる光量を確保できる。
また、絞り制御部104は、ステップS404において、少なくともステップS403で設定される絞り値より小さい絞り値を設定すればよい。
また、ここでは一つの閾値を用いて、絞り値を変更する例を述べたが、複数の閾値を用いてもよい。例えば、絞り制御部104は、顔領域の面積が第1面積閾値以上の場合に絞り値を大きくし、顔領域の面積が、第1面積閾値より小さい第2面積値未満の場合に絞り値を小さくし、顔領域の面積が第1面積閾値と第2面積閾値との間の場合に絞り値を変更しなくてもよい。また、絞り制御部104は、顔領域の面積と複数の面積閾値との大小に応じて、絞り値の変化量を変更してもよい。
次に、絞り制御部104による顔領域の入光量に基づく、絞り値の制御処理について説明する。図15は、顔領域の入光量に基づく、絞り値の制御処理のフローチャートである。
図15に示すように、まず、入光量算出部110は、処理対象の顔領域の入光量を算出する(S221)。ここで、入光量は入力画像の顔領域に含まれる複数の画素の輝度値の平均値とする。
次に、絞り制御部104は、顔領域における入光量が入光量閾値に達しているかどうかを判定する(S222)。
顔領域の入光量が入光量閾値を超えている場合(S222でYes)、絞り制御部104は、現在の絞り値より大きい絞り値を設定する(S403)。
ここで、絞り値が大きければ大きいほど被写界深度は深くなるため、認識範囲を広げることができる。よって、絞り制御部104は、入光量閾値近くになるまで絞り値を大きくすることが望ましい。つまり、絞り制御部104は、入光量が大きいほど絞り値を大きくする。
例えば、入力画像上の顔領域の入光量が大きい場合、撮像部101において発生するノイズの量に比べ、顔領域の各画素の信号量が大きくなる。よって、絞り値を大きくしても、認識に必要とされる光量が確保できる。このように、絞り制御部104は、認識に必要な光量を確保しつつ、認識範囲を広げることができる。このように、被写界深度を広げておくことで、対象物が急に移動した場合でも、顔認識処理に必要な解像度を確保しやすくできる。
一方、顔領域の入光量が入光量閾値を超えていない場合(S222でNo)、絞り制御部104は、現在の絞り値より小さい絞り値を設定する(S404)。絞り値が小さければ小さいほど、認識範囲を狭めるため、入光量閾値近くになるまで絞り値を大きくすることが望ましい。つまり、絞り制御部104は、入光量が小さいほど絞り値を小さくする。
例えば、入力画像上の顔領域の入光量が小さい場合、撮像部101において発生するノイズの量に比べ、顔領域の各画素の信号量が小さくなる。よって、絞り制御部104は、絞り値を小さくすることで、認識に必要とされる光量を確保できる。
また、絞り制御部104は、ステップS404において、少なくともステップS403で設定される絞り値より小さい絞り値を設定すればよい。
また、ここでは一つの閾値を用いて、絞り値を変更する例を述べたが、複数の閾値を用いてもよい。例えば、絞り制御部104は、顔領域の入光量が第1入光量閾値以上の場合に絞り値を大きくし、顔領域の入光量が、第1入光量閾値より小さい第2入光量値未満の場合に絞り値を小さくし、顔領域の入光量が第1入光量閾値と第2入光量閾値との間の場合に絞り値を変更しなくてもよい。また、絞り制御部104は、顔領域の入光量と複数の入光量閾値との大小に応じて、絞り値の変化量を変更してもよい。
以上より、本発明の実施の形態3に係る認識用撮像装置100Bは、顔領域の面積及び入光量に応じて絞り値を制御することで、認識に必要とされる光量を確保しつつ、認識が可能となる被写界深度をできるだけ深くすることができる。よって、認識用撮像装置100Bは、より安定した認識が可能になる。
また、上記説明では、顔領域の面積及び入光量の各々に応じて処理を行う例を述べたが、これらを組み合わせてもよい。つまり、絞り制御部104は、顔領域の面積及び入光量のうち少なくとも一つに応じて、絞り値を変更すればよい。
また、上述した図14及び図15における、ステップS403及びS404において、絞り制御部104は、顔領域の面積及び入光量のうち少なくとも一つの値に応じて、絞り値の変更量を変更してもよい。なお、具体的な変更量の制御方法は、上述した説明と同様であればよい。
以上、本発明の実施の形態に係る認識用撮像装置について説明したが、本発明は、この実施の形態に限定されるものではない。
例えば、上記実施の形態では、顔を認識する場合を例に説明したが、本発明は、画像内の任意の対象物を認識する場合にも適用できる。
また、上記実施の形態1〜実施の形態3において、露出時間、合焦位置及び絞り値を制御する例を個別に説明したが、これらを組み合わせたものも本発明に含まれる。つまり、本発明に係る認識撮像装置は、上述した露出制御部102、合焦位置制御部103及び絞り制御部104のうち2以上を備えてもよい。
例えば、図7に示す処理において、シャッタースピードを変更しない場合(S231でNoかつS232でNo)に、合焦位置又は絞り値を変更してもよい。
また、この場合、露出時間、合焦位置及び絞り値に用いる面積閾値は、それぞれ異なってもよい。同様に、露出時間、合焦位置及び絞り値に用いる速度閾値も、それぞれ異なってもよいし、露出時間、合焦位置及び絞り値に用いる入光量閾値も、それぞれ異なってもよい。
また、上記実施の形態に係る認識用撮像装置に含まれる各処理部は典型的には集積回路であるLSIとして実現される。これらは個別に1チップ化されてもよいし、一部又は全てを含むように1チップ化されてもよい。
また、集積回路化はLSIに限るものではなく、専用回路又は汎用プロセッサで実現してもよい。LSI製造後にプログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)、又はLSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサを利用してもよい。
また、本発明の実施の形態に係る、認識用撮像装置の機能の一部又は全てを、CPU等のプロセッサがプログラムを実行することにより実現してもよい。
例えば、上記認識用撮像装置100、100A及び100Bに含まれる処理部のうち、撮像部101以外の機能を、CPU等のプロセッサがプログラムを実行することにより実現できる。
さらに、本発明は上記プログラムであってもよいし、上記プログラムが記録された非一時的なコンピュータ読み取り可能な記録媒体であってもよい。また、上記プログラムは、インターネット等の伝送媒体を介して流通させることができるのは言うまでもない。
また、上記実施の形態1〜3に係る、認識用撮像装置、及びその変形例の機能のうち少なくとも一部を組み合わせてもよい。
また、上記で用いた数字は、全て本発明を具体的に説明するために例示するものであり、本発明は例示された数字に制限されない。
また、上記のステップが実行される順序は、本発明を具体的に説明するために例示するためのものであり、上記以外の順序であってもよい。また、上記ステップの一部が、他のステップと同時(並列)に実行されてもよい。
例えば、図7に示す処理では、ステップS201及びS221の順序は任意の順序でよい。また、ステップS231及びS232の順序は任意の順序でよい。
更に、本発明の主旨を逸脱しない限り、上記実施の形態に対して当業者が思いつく範囲内の変更を施した各種変形例も本発明に含まれる。
本発明は、認識用撮像装置及びその制御方法に適用できる。また、本発明は、認識用撮像装置を備える、デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ、ネットワークカメラ、及びセキュリティカメラ等のカメラに適用できる。
100、100A、100B 認識用撮像装置
101 撮像部
102 露出制御部
103 合焦位置制御部
104 絞り制御部
105 顔認識部
106 顔追跡部
107 顔認識結果記憶部
108 移動速度算出部
109 面積算出部
110 入光量算出部
112 レンズ
113 レンズ駆動装置
114 絞り装置
115 シャッター装置
116 撮像素子
117 AD変換器
120 入力画像
121 顔認識結果
122 顔追跡結果
123 顔特徴情報

Claims (18)

  1. 対象物を撮像することにより順次複数の画像を生成する撮像部と、
    前記複数の画像の各々において、当該画像内で対象物が撮像されている領域である対象物領域を認識する対象物認識部と、
    前記複数の画像間において前記対象物領域を追跡する追跡部とを有する認識用撮像装置であって、
    前記対象物領域の面積を算出する面積算出部と、
    前記面積が第1閾値未満の場合、前記撮像部における露出時間を第1露出時間に設定し、前記面積が前記第1閾値以上の場合、前記露出時間を前記第1露出時間より長い第2露出時間に設定する露出制御部とを備える
    認識用撮像装置。
  2. 前記認識用撮像装置は、さらに、
    前記対象物領域の移動速度を算出する移動速度算出部を備え、
    前記露出制御部は、さらに、前記移動速度が第2閾値未満の場合、前記露出時間を第3露出時間に設定し、前記移動速度が前記第2閾値以上の場合、前記露出時間を前記第3露出時間より短い第4露出時間に設定する
    請求項1に記載の認識用撮像装置。
  3. 前記認識用撮像装置は、さらに、
    前記対象物領域における入光量を算出する入光量算出部を備え、
    前記露出制御部は、前記面積に比例し、かつ、前記入光量に比例する認識用入光量が第3閾値以上の場合、前記撮像部における露出時間を第5露出時間に設定し、前記認識用入光量が前記第3閾値未満の場合、前記露出時間を前記第5露出時間より長い第6露出時間に設定する
    請求項1に記載の認識用撮像装置。
  4. 前記露出制御部は、前記面積に比例し、かつ、前記対象物領域におけるブレ量に反比例する認識用解像度が第4閾値未満の場合、前記露出時間を前記第1露出時間に設定し、前記認識用解像度が前記第4閾値以上の場合、前記露出時間を前記第2露出時間に設定する
    請求項1に記載の認識用撮像装置。
  5. 対象物を撮像することにより順次複数の画像を生成する撮像部と、
    前記複数の画像の各々において、当該画像内で対象物が撮像されている領域である対象物領域を認識する対象物認識部と、
    前記複数の画像間において前記対象物領域を追跡する追跡部とを有する認識用撮像装置であって、
    前記対象物領域の面積を算出する面積算出部と、
    前記面積が第1閾値未満の場合、当該認識用撮像装置の合焦位置を第1位置に設定し、前記面積が前記第1閾値以上の場合、前記合焦位置を、前記第1位置より前記対象物から離れた第2位置に設定する合焦位置制御部とを備える
    認識用撮像装置。
  6. 前記合焦位置制御部は、前記面積に比例し、かつ、前記対象物領域におけるボケ量に反比例する認識用解像度が第2閾値未満の場合、前記合焦位置を前記第1位置に設定し、前記認識用解像度が前記第2閾値以上の場合、前記合焦位置を前記第2位置に設定する
    請求項5に記載の認識用撮像装置。
  7. 対象物を撮像することにより順次複数の画像を生成する撮像部と、
    前記複数の画像の各々において、当該画像内で対象物が撮像されている領域である対象物領域を認識する対象物認識部と、
    前記複数の画像間において前記対象物領域を追跡算出する追跡部とを有する認識用撮像装置であって、
    前記対象物領域の面積を算出する面積算出部と、
    前記面積が第1閾値未満の場合、絞り値を第1絞り値に設定し、前記面積が前記第1閾値以上の場合、前記絞り値を前記第1絞り値より大きい第2絞り値に設定する絞り制御部とを備える
    認識用撮像装置。
  8. 前記認識用撮像装置は、さらに、
    前記対象物領域における入光量を算出する入光量算出部を備え、
    前記絞り制御部は、さらに、前記入光量が第2閾値未満の場合、絞り値を第3絞り値に設定し、前記入光量が前記第2閾値以上の場合、前記絞り値を前記第3絞り値より大きい第4絞り値に設定する
    請求項7に記載の認識用撮像装置。
  9. 前記絞り制御部は、前記面積に比例し、かつ、前記入光量に比例する認識用入光量が第3閾値未満の場合、前記絞り値を前記第1絞り値に設定し、前記認識用入光量が前記第2閾値以上の場合、前記絞り値を前記第2絞り値に設定する
    請求項8に記載の認識用撮像装置。
  10. 対象物を撮像することにより順次複数の画像を生成する撮像部を備える認識用撮像装置の制御方法であって、
    前記複数の画像の各々において、当該画像内で対象物が撮像されている領域である対象物領域を認識する対象物認識ステップと、
    前記複数の画像間において前記対象物領域を追跡する追跡ステップと、
    前記対象物領域の面積を算出する面積算出ステップと、
    前記面積が第1閾値未満の場合、前記撮像部における露出時間を第1露出時間に設定し、前記面積が前記第1閾値以上の場合、前記露出時間を前記第1露出時間より長い第2露出時間に設定する露出制御ステップとを含む
    認識用撮像装置の制御方法。
  11. 対象物を撮像することにより順次複数の画像を生成する撮像部を備える認識用撮像装置の制御方法であって、
    前記複数の画像の各々において、当該画像内で対象物が撮像されている領域である対象物領域を認識する対象物認識ステップと、
    前記複数の画像間において前記対象物領域を追跡する追跡ステップと、
    前記対象物領域の面積を算出する面積算出ステップと、
    前記面積が第1閾値未満の場合、前記認識用撮像装置の合焦位置を第1位置に設定し、前記面積が前記第1閾値以上の場合、前記合焦位置を、前記第1位置より前記対象物から離れた第2位置に設定する合焦位置制御ステップとを含む
    認識用撮像装置の制御方法。
  12. 対象物を撮像することにより順次複数の画像を生成する撮像部を備える認識用撮像装置の制御方法であって、
    前記複数の画像の各々において、当該画像内で対象物が撮像されている領域である対象物領域を認識する対象物認識ステップと、
    前記複数の画像間において前記対象物領域を追跡する追跡ステップと、
    前記対象物領域の面積を算出する面積算出ステップと、
    前記面積が第1閾値未満の場合、絞り値を第1絞り値に設定し、前記面積が前記第1閾値以上の場合、前記絞り値を前記第1絞り値より大きい第2絞り値に設定する絞り制御ステップとを含む
    認識用撮像装置の制御方法。
  13. 請求項10記載の認識用撮像装置の制御方法をコンピュータに実行させるための
    プログラム。
  14. 請求項11記載の認識用撮像装置の制御方法をコンピュータに実行させるための
    プログラム。
  15. 請求項12記載の認識用撮像装置の制御方法をコンピュータに実行させるための
    プログラム。
  16. 請求項1記載の前記撮像部と、前記対象物認識部と、前記追跡部と、前記面積算出部と、前記露出制御部とを備える
    半導体集積回路。
  17. 請求項5記載の前記撮像部と、前記対象物認識部と、前記追跡部と、前記面積算出部と、前記合焦位置制御部とを備える
    半導体集積回路。
  18. 請求項7記載の前記撮像部と、前記対象物認識部と、前記追跡部と、前記面積算出部と、前記絞り制御部とを備える
    半導体集積回路。
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