JP5399991B2 - データ送信装置およびデータ送信システム - Google Patents

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Description

本発明は、外部にデータを送信することができるデータ送信装置に関する。
従来、外部にデータを送信することができるデータ送信装置として、データの宛先の間違いを防止するために、宛先の確認者によって宛先の確認を実行させるデータ送信装置が知られている(例えば、特許文献1、2参照。)。これらのデータ送信装置は、宛先の確認者の認証が成功したときに、データの送信を可能にしている。
特開2007−235437号公報 特開2006−253959号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたデータ送信装置は、装置に登録されている者であれば誰でも確認者として振る舞うことができるので、宛先の確認の信頼性が低いという問題がある。
また、特許文献2に記載されたデータ送信装置は、データの送信者のそれぞれに対応して宛先の確認者が個別に登録される必要があるので、宛先の確認の利便性が低いという問題がある。
そこで、本発明は、宛先の確認の信頼性および利便性を従来より向上することができるデータ送信装置を提供することを目的とする。
本発明のデータ送信装置は、データの送信を行うデータ送信手段と、前記データの宛先の確認に必要な権限の条件である確認条件を記憶する確認条件記憶手段と、前記宛先の確認者の認証を行う確認者認証手段と、前記確認者の権限である確認者権限を記憶する確認者権限記憶手段とを備えており、前記データ送信手段は、前記確認者認証手段による認証が成功した前記確認者に対して前記確認者権限記憶手段によって記憶されている前記確認者権限が、前記確認条件記憶手段によって記憶されている前記確認条件を満たしているとき、前記送信を行うことを特徴とする。
この構成により、本発明のデータ送信装置は、確認者が宛先を確認するときに確認者の確認者権限が確認条件を満たしている必要があるので、宛先の確認の信頼性を従来より向上することができる。また、本発明のデータ送信装置は、データの送信者のそれぞれに対応して宛先の確認者が個別に登録される必要がないので、宛先の確認の利便性を従来より向上することができる。
また、本発明のデータ送信装置は、前記確認条件記憶手段によって記憶されている前記確認条件を変更する確認条件変更手段を備えていても良い。
この構成により、本発明のデータ送信装置は、宛先の確認に必要な権限の条件である確認条件が変更されることによって、確認者を一度に複数人変更することができるので、利便性を更に向上することができる。
また、本発明のデータ送信装置は、前記確認の省略に必要な権限の条件である省略条件を記憶する省略条件記憶手段と、前記データの送信者の認証を行う送信者認証手段と、前記送信者の権限である送信者権限を記憶する送信者権限記憶手段とを備えており、前記データ送信手段は、前記送信者認証手段による認証が成功した前記送信者に対して前記送信者権限記憶手段によって記憶されている前記送信者権限が、前記省略条件記憶手段によって記憶されている前記省略条件を満たしているとき、前記確認を省略して前記送信を行っても良い。
この構成により、本発明のデータ送信装置は、送信者権限が省略条件を満たしている送信者に対して宛先の確認を省略して送信を行うので、全ての送信者に対して宛先の確認を行う構成と比較して、利便性を向上することができる。
また、本発明のデータ送信装置の前記確認条件は、前記宛先に対して設定されていても良い。
この構成により、本発明のデータ送信装置は、データの宛先の確認に必要な権限を宛先毎に異ならせることができる。
また、本発明のデータ送信装置は、前記宛先が登録される宛先登録手段を備えており、前記データ送信手段は、前記宛先登録手段に登録されている前記宛先のうち前記確認条件が設定されていない前記宛先に対して前記送信を行うとき、前記確認を省略して前記送信を行っても良い。
この構成により、本発明のデータ送信装置は、宛先の確認が必要ない宛先に対してデータを送信するとき、宛先の確認を省略して送信を行うことができるので、全ての宛先に対して宛先の確認を行う構成と比較して、利便性を向上することができる。
また、本発明のデータ送信システムは、データの送信を行うデータ送信手段を備えているデータ送信装置と、前記データ送信装置の外部に設置されている外部装置とを備えているデータ送信システムであって、前記データ送信システムは、前記データの宛先の確認者の認証を行う確認者認証手段を備えており、前記データ送信装置は、前記宛先の確認に必要な権限の条件である確認条件を記憶する確認条件記憶手段を備えており、前記外部装置は、前記確認者の権限である確認者権限を記憶する確認者権限記憶手段を備えており、前記データ送信手段は、前記確認者認証手段による認証が成功した前記確認者に対して前記確認者権限記憶手段によって記憶されている前記確認者権限が、前記確認条件記憶手段によって記憶されている前記確認条件を満たしているとき、前記送信を行うことを特徴とする。
この構成により、本発明のデータ送信システムは、確認者が宛先を確認するときに確認者の確認者権限が確認条件を満たしている必要があるので、宛先の確認の信頼性を従来より向上することができる。また、本発明のデータ送信システムは、データの送信者のそれぞれに対応して宛先の確認者が個別に登録される必要がないので、宛先の確認の利便性を従来より向上することができる。
本発明のデータ送信装置は、宛先の確認の信頼性および利便性を従来より向上することができる。
本発明の第1の実施の形態に係るデータ送信システムのブロック図である。 図1に示すMFPのブロック図である。 図2に示す省略条件および確認条件を示す図である。 図1に示すサーバのブロック図である。 図4に示す利用者情報を示す図である。 図1に示すMFPのデータ送信時の動作のフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係るMFPのブロック図である。 図7に示す省略条件および確認条件を示す図である。 図7に示すMFPのデータ送信時の動作のフローチャートである。 図7に示す省略条件および確認条件の図8に示す例とは異なる例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
(第1の実施の形態)
まず、本実施の形態に係るデータ送信システムの構成について説明する。
図1は、本実施の形態に係るデータ送信システム10のブロック図である。
図1に示すように、データ送信システム10は、本発明のデータ送信装置としてのMFP(Multifunction Peripheral)20と、MFP20の外部に設置されている本発明の外部装置としてのサーバ30とを備えている。MFP20およびサーバ30は、LAN(Local Area Network)などのネットワーク11を介して互いに接続されている。MFP20は、データ送信システム10に複数台備えられている。以下においては、理解を容易にするために、データ送信システム10に備えられている複数台のMFP20のうちの1台についてのみ説明する。
図2は、MFP20のブロック図である。
図2に示すように、MFP20は、MFP20全体を制御する制御部21と、種々の情報を記憶する記憶部22と、種々の情報を表示する表示部23と、利用者によって種々の操作が入力される操作部24と、原稿を読み込んで画像データを生成する読込デバイスであるスキャナ部25と、用紙に印刷を実行するプリンタ部26と、図示していない外部のファクシミリ装置と公衆電話回線などの通信回線を介してFAX通信を行うためのFAX通信部27と、サーバ30とネットワーク11を介して通信を行うためのネットワーク通信部28とを備えている。
制御部21は、CPU(Central Processing Unit)と、プログラムおよび各種のデータを予め記憶しているROM(Read Only Memory)と、CPUの作業領域として用いられるRAM(Random Access Memory)とを備えている。CPUは、ROMに記憶されているプログラムを実行することによって制御部21を動作させる演算処理装置である。RAMは、CPUによってプログラムが実行されるときにプログラムや各種のデータを一時的に記憶するようになっている。
制御部21は、CPUがプログラムを実行することによって、記憶部22によって記憶されているアドレス帳22aを変更するアドレス帳変更部21aと、記憶部22によって記憶されている実行設定22bを変更する実行設定変更部21bと、記憶部22によって記憶されている省略条件22cを変更する省略条件変更部21cと、記憶部22によって記憶されている確認条件22dを変更する本発明の確認条件変更手段としての確認条件変更部21dと、データの送信を行う本発明のデータ送信手段としてのデータ送信部21eとして機能するようになっている。
記憶部22は、例えばHDD(Hard Disk Drive)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)、フラッシュメモリなどの記憶デバイスである。記憶部22は、データの宛先を予め登録しておくためのアドレス帳22aと、データの宛先の確認を実行するか否かの設定である実行設定22bと、データの宛先の確認の省略に必要な権限の条件である省略条件22cと、データの宛先の確認に必要な権限の条件である確認条件22dとを記憶している。このように、記憶部22は、省略条件22cを記憶するようになっており、本発明の省略条件記憶手段を構成している。また、記憶部22は、確認条件22dを記憶するようになっており、本発明の確認条件記憶手段を構成している。
図3は、省略条件22cおよび確認条件22dを示す図である。
図3に示す例では、省略条件22cは、後述する送信者権限32d(図5参照。)がレベル5以上という条件であり、確認条件22dは、後述する確認者権限32e(図5参照。)がレベル4以上という条件である。ここで、レベルは、本実施の形態において、数字が大きいほど上である。例えば、レベル1、レベル2、レベル3は、レベル4以上という条件を満たさないし、レベル5以上という条件も満たさない。レベル4は、レベル4以上という条件を満たすが、レベル5以上という条件を満たさない。レベル5は、レベル4以上という条件を満たすし、レベル5以上という条件も満たす。
図2に示す表示部23は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)などの表示デバイスである。
操作部24は、例えば、表示部23とともにタッチパネルを形成するボタンなどの入力デバイスである。
プリンタ部26は、例えば、外部のファクシミリ装置からFAX通信部27を介してFAX受信されたFAXのジョブを印刷する印刷デバイスである。
FAX通信部27は、例えば、スキャナ部25によって生成された画像データを外部のファクシミリ装置にFAX送信したり、プリンタ部26で印刷されるための画像データを外部のファクシミリ装置からFAX受信したりする。
図4は、サーバ30のブロック図である。
図4に示すように、サーバ30は、サーバ30全体を制御する制御部31と、種々の情報を記憶する記憶部32と、種々の情報を表示する表示部33と、利用者によって種々の操作が入力される操作部34と、MFP20とネットワーク11を介して通信を行うためのネットワーク通信部35とを備えている。サーバ30は、PC(Personal Computer)などの情報処理装置である。
制御部31は、CPUと、プログラムおよび各種のデータを予め記憶しているROMと、CPUの作業領域として用いられるRAMとを備えている。CPUは、ROMに記憶されているプログラムを実行することによって制御部31を動作させる演算処理装置である。RAMは、CPUによってプログラムが実行されるときにプログラムや各種のデータを一時的に記憶するようになっている。
制御部31は、CPUがプログラムを実行することによって、データの送信者の認証を行う本発明の送信者認証手段としての送信者認証部31aと、データの宛先の確認者の認証を行う本発明の確認者認証手段としての確認者認証部31bとして機能するようになっている。
記憶部32は、例えばHDDなどの記憶デバイスである。記憶部32は、MFP20の利用者の情報である利用者情報32aを記憶している。
図5は、利用者情報32aを示す図である。
図5に示すように、利用者情報32aは、ID32bと、パスワード32cと、データの送信者の権限である送信者権限32dと、データの宛先の確認者の権限である確認者権限32eとを利用者毎に分類している情報である。図5において、各行の情報が各利用者の情報である。このように、記憶部32は、送信者権限32dを記憶するようになっており、本発明の送信者権限記憶手段を構成している。また、記憶部32は、確認者権限32eを記憶するようになっており、本発明の確認者権限記憶手段を構成している。
図4に示す表示部33は、例えばLCDなどの表示デバイスである。
操作部34は、例えばマウス、キーボードなどの入力デバイスである。
次に、MFP20の動作について説明する。
MFP20の利用者は、記憶部22に記憶されているアドレス帳22aの変更を操作部34を介してMFP20に指示することができる。MFP20の制御部21のアドレス帳変更部21aは、アドレス帳22aの変更が利用者から指示されると、記憶部22に記憶されているアドレス帳22aを利用者の指示に従って変更する。
また、MFP20の利用者は、記憶部22に記憶されている実行設定22bの変更を操作部34を介してMFP20に指示することができる。MFP20の制御部21の実行設定変更部21bは、実行設定22bの変更が利用者から指示されると、記憶部22に記憶されている実行設定22bを利用者の指示に従って変更する。
また、MFP20の利用者は、記憶部22に記憶されている省略条件22cの変更を操作部34を介してMFP20に指示することができる。MFP20の制御部21の省略条件変更部21cは、省略条件22cの変更が利用者から指示されると、記憶部22に記憶されている省略条件22cを利用者の指示に従って変更する。
また、MFP20の利用者は、記憶部22に記憶されている確認条件22dの変更を操作部34を介してMFP20に指示することができる。MFP20の制御部21の確認条件変更部21dは、確認条件22dの変更が利用者から指示されると、記憶部22に記憶されている確認条件22dを利用者の指示に従って変更する。
図6は、MFP20のデータ送信時の動作のフローチャートである。
図6に示すように、MFP20の制御部21のデータ送信部21eは、送信者のIDおよびパスワードの入力欄を表示部23に表示させて、送信者のIDおよびパスワードの入力を受け付ける(S101)。したがって、MFP20にデータ送信を行わせることを希望している送信者は、操作部24を介して自身のIDおよびパスワードを入力することができる。
次いで、データ送信部21eは、送信者によってS101において入力されたIDおよびパスワードをネットワーク11を介してサーバ30に送信し、送信者の認証が成功したか否かをサーバ30からの返信に基づいて判断する(S102)。ここで、サーバ30の制御部31の送信者認証部31aは、MFP20から送信者のIDおよびパスワードを受信すると、MFP20から受信した送信者のIDおよびパスワードの組み合わせが、記憶部32に記憶されている利用者情報32aのID32bおよびパスワード32cの組み合わせに存在するか否かを判断し、存在する場合には認証が成功した旨をネットワーク11を介してMFP20に返信し、存在しない場合には認証が失敗した旨をネットワーク11を介してMFP20に返信する。また、送信者認証部31aは、認証が成功した旨をネットワーク11を介してMFP20に返信する際、その送信者の送信者権限32dも併せて返信する。
データ送信部21eは、送信者の認証が失敗したとS102において判断すると、再びS101の処理に戻る。
一方、データ送信部21eは、送信者の認証が成功したとS102において判断すると、宛先の入力欄を表示部23に表示させて、宛先の入力を受け付ける(S103)。したがって、送信者は、操作部24を介して宛先を入力することができる。宛先の入力は、IPアドレス、電子メールアドレス、FAX番号などの宛先を直接入力するようになっていても良いし、記憶部22に記憶されているアドレス帳22aから選択して入力するようになっていても良い。なお、データ送信部21eは、送信者によって宛先が入力されたとき、利用者によって宛先が変更されるか、データ送信が終了するまで、送信者によって入力された宛先を表示部23に表示し続けるようになっている。
次いで、データ送信部21eは、データの宛先の確認を実行するか否かを記憶部22に記憶されている実行設定22bに基づいて判断する(S104)。
データ送信部21eは、データの宛先の確認を実行しないとS104において判断すると、S103において入力された宛先にデータを送信し(S105)、図6に示す処理を終了する。例えば、データ送信部21eは、ネットワーク11を介した送信を行う場合には、スキャナ部25で原稿から読み取らせた画像データや、PCなどの外部の情報処理装置から受信した電子データを電子メールなどの送信データとして、S103において入力された宛先にネットワーク通信部28を介して送信する。また、データ送信部21eは、FAX送信を行う場合には、スキャナ部25で原稿から読み取らせた画像データや、PCなどの外部の情報処理装置から受信した電子データをファクシミリデータとして、S103において入力された宛先にFAX通信部27によって送信する。
一方、データ送信部21eは、データの宛先の確認を実行するとS104において判断すると、データの宛先の確認を省略するか否かを記憶部22に記憶されている省略条件22cに基づいて判断する(S106)。ここで、データ送信部21eは、サーバ30からS102において受信した送信者の送信者権限32dが記憶部22に記憶されている省略条件22cを満たしているとき、宛先の確認を省略すると判断し、サーバ30からS102において受信した送信者の送信者権限32dが記憶部22に記憶されている省略条件22cを満たしてないとき、宛先の確認を省略しないと判断する。
データ送信部21eは、データの宛先の確認を省略するとS106において判断すると、S103において入力された宛先にデータを送信し(S105)、図6に示す処理を終了する。
一方、データ送信部21eは、データの宛先の確認を省略しないとS106において判断すると、確認者のIDおよびパスワードの入力欄を表示部23に表示させて、確認者のIDおよびパスワードの入力を受け付ける(S107)。したがって、宛先の確認者は、表示部23に表示されている宛先が間違っていないことを確認したとき、操作部24を介して自身のIDおよびパスワードを入力することができる。
次いで、データ送信部21eは、送信者および確認者が同一人物であるか否かを判断する(S108)。ここで、データ送信部21eは、送信者によってS101において入力されたIDと、確認者によってS107において入力されたIDとが同一であるとき、送信者および確認者が同一人物であると判断し、送信者によってS101において入力されたIDと、確認者によってS107において入力されたIDとが同一ではないとき、送信者および確認者が同一人物ではないと判断する。
データ送信部21eは、送信者および確認者が同一人物であるとS108において判断すると、再びS103の処理に戻る。宛先の確認は、送信者とは別の人物によって行われることによって信頼性が高まるからである。
一方、データ送信部21eは、送信者および確認者が同一人物ではないとS108において判断すると、確認者によってS107において入力されたIDおよびパスワードをネットワーク11を介してサーバ30に送信し、確認者の認証が成功したか否かをサーバ30からの返信に基づいて判断する(S109)。ここで、サーバ30の制御部31の確認者認証部31bは、MFP20から確認者のIDおよびパスワードを受信すると、MFP20から受信した確認者のIDおよびパスワードの組み合わせが、記憶部32に記憶されている利用者情報32aのID32bおよびパスワード32cの組み合わせに存在するか否かを判断し、存在する場合には認証が成功した旨をネットワーク11を介してMFP20に返信し、存在しない場合には認証が失敗した旨をネットワーク11を介してMFP20に返信する。また、確認者認証部31bは、認証が成功した旨をネットワーク11を介してMFP20に返信する際、その確認者の確認者権限32eも併せて返信する。
データ送信部21eは、確認者の認証が失敗したとS109において判断すると、再びS103の処理に戻る。
一方、データ送信部21eは、確認者の認証が成功したとS109において判断すると、サーバ30からS109において受信した確認者の確認者権限32eが記憶部22に記憶されている確認条件22dを満たしているか否かを判断する(S110)。
データ送信部21eは、確認者権限32eが確認条件22dを満たしていないとS110において判断すると、再びS103の処理に戻る。
一方、データ送信部21eは、確認者権限32eが確認条件22dを満たしているとS110において判断すると、S103において入力された宛先にデータを送信し(S105)、図6に示す処理を終了する。
例えば、図5に示すID32bが「AAA」の人物が送信者である場合、送信者権限32dの「レベル5」が省略条件22cの「レベル5以上」(図3参照。)を満たすので(S106でYES)、データ送信部21eは、宛先の確認(S107〜S110)を省略してデータの送信を行う(S105)ことができる。
図5に示すID32bが「BBB」の人物が送信者である場合、送信者権限32dの「レベル4」が省略条件22cの「レベル5以上」を満たさないので(S106でNO)、データ送信部21eは、宛先の確認を行う必要がある。ここで、図5に示すID32bが「CCC」の人物が確認者である場合、確認者権限32eの「レベル3」が確認条件22dの「レベル4以上」(図3参照。)を満たさないので(S110でNO)、データ送信部21eは、データの送信を行う(S105)ことができない。一方、図5に示すID32bが「AAA」の人物が確認者である場合、確認者権限32eの「レベル4」が確認条件22dの「レベル4以上」を満たすので(S110でYES)、データ送信部21eは、データの送信を行う(S105)ことができる。
以上に説明したように、MFP20のデータ送信部21eは、サーバ30の確認者認証部31bによる認証が成功した(S109でYES)確認者に対してサーバ30の記憶部32によって記憶されている確認者権限32eが、記憶部22によって記憶されている確認条件22dを満たしているとき(S110でYES)、データの送信を行う(S105)ようになっている。したがって、MFP20は、確認者が宛先を確認するときに確認者の確認者権限32eが確認条件22dを満たしている必要があるので、宛先の確認の信頼性を従来より向上することができる。また、MFP20は、データの送信者のそれぞれに対応して宛先の確認者が個別に登録される必要がないので、宛先の確認の利便性を従来より向上することができる。
また、MFP20のデータ送信部21eは、サーバ30の送信者認証部31aによる認証が成功した(S102でYES)送信者に対してサーバ30の記憶部32によって記憶されている送信者権限32dが、記憶部22によって記憶されている省略条件22cを満たしているとき(S106でYES)、宛先の確認(S107〜S110)を省略してデータの送信を行う(S105)ようになっている。したがって、MFP20は、全ての送信者に対して宛先の確認を行う構成と比較して、利便性を向上することができる。
また、MFP20の省略条件変更部21cは、記憶部22によって記憶されている省略条件22cを変更するようになっている。したがって、MFP20は、省略条件22cが変更されることによって、確認を省略することができる送信者を一度に複数人変更することができるので、利便性を更に向上することができる。なお、確認を省略することができる送信者の変更は、利用者毎に送信者権限32dを変更することによっても変更することができる。
また、MFP20の確認条件変更部21dは、記憶部22によって記憶されている確認条件22dを変更するようになっている。したがって、MFP20は、宛先の確認に必要な権限の条件である確認条件22dが変更されることによって、確認者を一度に複数人変更することができるので、利便性を更に向上することができる。なお、確認者の変更は、利用者毎に確認者権限32eを変更することによっても変更することができる。
なお、データ送信システム10は、本実施の形態においてIDおよびパスワードによる認証を行うようになっているが、他の方法による認証を行うようになっていても良い。例えば、データ送信システム10は、IC(Integrated Circuit)カードによる認証を行うようになっていても良いし、生体認証を行うようになっていても良い。
また、データ送信システム10は、本実施の形態において省略条件22c、確認条件22d、送信者権限32d、確認者権限32eがレベルを表す数値によって規定されているが、他の方法によって規定されるようになっていても良い。例えば、データ送信システム10は、部長、課長のような役職によって省略条件22c、確認条件22d、送信者権限32d、確認者権限32eが規定されるようになっていても良い。
また、データ送信システム10は、本実施の形態において省略条件22cと、確認条件22dとを別々に備えるようになっているが、省略条件22cと、確認条件22dとを兼ねる1つの条件を備えるようになっていても良い。同様に、データ送信システム10は、本実施の形態において送信者権限32dと、確認者権限32eとを別々に備えるようになっているが、送信者権限32dと、確認者権限32eとを兼ねる1つの権限を備えるようになっていても良い。
また、データ送信システム10は、利用者情報32aがサーバ30の記憶部32に記憶されているので、サーバ30の記憶部32に記憶されている利用者情報32aを変更するだけで、複数台のMFP20の動作を一度に変更することができる。
なお、データ送信システム10は、利用者情報32aの一部または全部を、サーバ30の記憶部32ではなく、MFP20の記憶部22に記憶するようになっていても良い。記憶部22は、送信者権限32dを記憶するようになっている場合、本発明の送信者権限記憶手段を構成することになる。また、記憶部22は、確認者権限32eを記憶するようになっている場合、本発明の確認者権限記憶手段を構成することになる。
また、データ送信システム10は、送信者や確認者の認証を、サーバ30の制御部31ではなく、MFP20の制御部21によって行うようになっていても良い。制御部21は、データの送信者の認証を行うようになっている場合、本発明の送信者認証手段を構成することになる。また、制御部21は、データの宛先の確認者の認証を行うようになっている場合、本発明の確認者認証手段を構成することになる。
MFP20は、利用者情報32aの全部を記憶部22に記憶するようになっており、送信者や確認者の認証を制御部21によって行うようになっている場合、サーバ30と通信する必要がなく、単独で図6に示す動作を行うことができる。
(第2の実施の形態)
まず、本実施の形態に係るデータ送信システムの構成について説明する。
本実施の形態に係るデータ送信システムの構成のうち、第1の実施の形態に係るデータ送信システム10(図1参照。)の構成と同様な構成については、データ送信システム10の構成と同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
図7は、本実施の形態に係るMFP120のブロック図である。
本実施の形態に係るデータ送信システムの構成は、本発明のデータ送信装置としてのMFP120をデータ送信システム10(図1参照。)がMFP20(図2参照。)に代えて備えた構成と同様である。
図7に示すように、MFP120の構成は、本発明の宛先登録手段としてのアドレス帳22aに登録されている宛先に対して設定されている省略条件122aおよび確認条件122bを、MFP20(図2参照。)が省略条件22c(図2参照。)および確認条件22d(図2参照。)に代えて記憶部22に記憶している構成と同様である。
図8は、省略条件122aおよび確認条件122bを示す図である。
図8に示す例では、宛先「aaa」に対して、省略条件122aは、送信者権限32d(図5参照。)がレベル5以上という条件であり、確認条件122bは、確認者権限32e(図5参照。)がレベル4以上という条件である。宛先「bbb」に対して、省略条件122aは、送信者権限32dがレベル4以上という条件であり、確認条件122bは、確認者権限32eがレベル3以上という条件である。宛先「ccc」に対して、省略条件122aは、送信者権限32dがレベル5以上という条件であり、確認条件122bは、確認者権限32eがレベル3以上という条件である。ここで、レベルは、本実施の形態においても、数字が大きいほど上である。例えば、レベル1、レベル2は、レベル3以上、レベル4以上、レベル5以上という条件を満たさない。レベル3は、レベル3以上という条件を満たすが、レベル4以上、レベル5以上という条件を満たさない。レベル4は、レベル3以上、レベル4以上という条件を満たすが、レベル5以上という条件を満たさない。レベル5は、レベル3以上、レベル4以上、レベル5以上という条件を満たす。
次に、MFP120の動作について説明する。
MFP120の利用者は、記憶部22に記憶されているアドレス帳22aの変更を操作部34を介してMFP120に指示することができる。MFP120の制御部21のアドレス帳変更部21aは、アドレス帳22aの変更が利用者から指示されると、記憶部22に記憶されているアドレス帳22aを利用者の指示に従って変更する。
また、MFP120の利用者は、記憶部22に記憶されている実行設定22bの変更を操作部34を介してMFP120に指示することができる。MFP120の制御部21の実行設定変更部21bは、実行設定22bの変更が利用者から指示されると、記憶部22に記憶されている実行設定22bを利用者の指示に従って変更する。
また、MFP120の利用者は、記憶部22に記憶されている省略条件122aの変更を操作部34を介してMFP120に指示することができる。MFP120の制御部21の省略条件変更部21cは、省略条件122aの変更が利用者から指示されると、記憶部22に記憶されている省略条件122aを利用者の指示に従って変更する。
また、MFP120の利用者は、記憶部22に記憶されている確認条件122bの変更を操作部34を介してMFP120に指示することができる。MFP120の制御部21の確認条件変更部21dは、確認条件122bの変更が利用者から指示されると、記憶部22に記憶されている確認条件122bを利用者の指示に従って変更する。
図9は、MFP120のデータ送信時の動作のフローチャートである。
図9に示すように、MFP120の制御部21のデータ送信部21eは、送信者のIDおよびパスワードの入力欄を表示部23に表示させて、送信者のIDおよびパスワードの入力を受け付ける(S201)。したがって、MFP120にデータ送信を行わせることを希望している送信者は、操作部24を介して自身のIDおよびパスワードを入力することができる。
次いで、データ送信部21eは、送信者によってS201において入力されたIDおよびパスワードをネットワーク11を介してサーバ30に送信し、送信者の認証が成功したか否かをサーバ30からの返信に基づいて判断する(S202)。ここで、サーバ30の制御部31の送信者認証部31aは、MFP120から送信者のIDおよびパスワードを受信すると、MFP120から受信した送信者のIDおよびパスワードの組み合わせが、記憶部32に記憶されている利用者情報32aのID32bおよびパスワード32cの組み合わせに存在するか否かを判断し、存在する場合には認証が成功した旨をネットワーク11を介してMFP120に返信し、存在しない場合には認証が失敗した旨をネットワーク11を介してMFP120に返信する。また、送信者認証部31aは、認証が成功した旨をネットワーク11を介してMFP120に返信する際、その送信者の送信者権限32dも併せて返信する。
データ送信部21eは、送信者の認証が失敗したとS202において判断すると、再びS201の処理に戻る。
一方、データ送信部21eは、送信者の認証が成功したとS202において判断すると、宛先の入力欄を表示部23に表示させて、宛先の入力を受け付ける(S203)。したがって、送信者は、操作部24を介して宛先を入力することができる。宛先の入力は、IPアドレス、電子メールアドレス、FAX番号などの宛先を直接入力するようになっていても良いし、記憶部22に記憶されているアドレス帳22aから選択して入力するようになっていても良い。なお、データ送信部21eは、送信者によって宛先が入力されたとき、利用者によって宛先が変更されるか、データ送信が終了するまで、送信者によって入力された宛先を表示部23に表示し続けるようになっている。
次いで、データ送信部21eは、データの宛先の確認を実行するか否かを記憶部22に記憶されている実行設定22bに基づいて判断する(S204)。
データ送信部21eは、データの宛先の確認を実行しないとS204において判断すると、S203において入力された宛先にデータを送信し(S205)、図9に示す処理を終了する。例えば、データ送信部21eは、ネットワーク11を介した送信を行う場合には、スキャナ部25で原稿から読み取らせた画像データや、PCなどの外部の情報処理装置から受信した電子データを電子メールなどの送信データとして、S203において入力された宛先にネットワーク通信部28を介して送信する。また、データ送信部21eは、FAX送信を行う場合には、スキャナ部25で原稿から読み取らせた画像データや、PCなどの外部の情報処理装置から受信した電子データをファクシミリデータとして、S203において入力された宛先にFAX通信部27によって送信する。
一方、データ送信部21eは、データの宛先の確認を実行するとS204において判断すると、S203において入力された宛先に対する省略条件122aおよび確認条件122bを記憶部22から取得し(S206)、S203において入力された宛先に対して確認条件122bが設定されているか否かを判断する(S207)。ここで、データ送信部21eは、宛先に対する確認条件122bがS206において取得できたとき、宛先に対して確認条件122bが設定されていると判断し、宛先に対する確認条件122bがS206において取得できなかったとき、宛先に対して確認条件122bが設定されていないと判断する。
データ送信部21eは、宛先に対して確認条件122bが設定されていないとS207において判断すると、アドレス帳22aに登録されている宛先であるか否かを判断する(S208)。そして、データ送信部21eは、アドレス帳22aに登録されている宛先であるとS208において判断すると、S203において入力された宛先にデータを送信し(S205)、図9に示す処理を終了する。
一方、データ送信部21eは、宛先に対して確認条件122bが設定されているとS207において判断するか、アドレス帳22aに登録されている宛先ではないとS208において判断すると、データの宛先の確認を省略するか否かをS206において取得した省略条件122aに基づいて判断する(S209)。ここで、データ送信部21eは、サーバ30からS202において受信した送信者の送信者権限32dがS206において取得した省略条件122aを満たしているとき、宛先の確認を省略すると判断し、サーバ30からS202において受信した送信者の送信者権限32dがS206において取得した省略条件122aを満たしてないときや、宛先に対する省略条件122aがS206において取得できなかったとき、宛先の確認を省略しないと判断する。
データ送信部21eは、データの宛先の確認を省略するとS209において判断すると、S203において入力された宛先にデータを送信し(S205)、図9に示す処理を終了する。
一方、データ送信部21eは、データの宛先の確認を省略しないとS209において判断すると、確認者のIDおよびパスワードの入力欄を表示部23に表示させて、確認者のIDおよびパスワードの入力を受け付ける(S210)。したがって、宛先の確認者は、表示部23に表示されている宛先が間違っていないことを確認したとき、操作部24を介して自身のIDおよびパスワードを入力することができる。
次いで、データ送信部21eは、送信者および確認者が同一人物であるか否かを判断する(S211)。ここで、データ送信部21eは、送信者によってS201において入力されたIDと、確認者によってS210において入力されたIDとが同一であるとき、送信者および確認者が同一人物であると判断し、送信者によってS201において入力されたIDと、確認者によってS210において入力されたIDとが同一ではないとき、送信者および確認者が同一人物ではないと判断する。
データ送信部21eは、送信者および確認者が同一人物であるとS211において判断すると、再びS203の処理に戻る。宛先の確認は、送信者とは別の人物によって行われることによって信頼性が高まるからである。
一方、データ送信部21eは、送信者および確認者が同一人物ではないとS211において判断すると、確認者によってS210において入力されたIDおよびパスワードをネットワーク11を介してサーバ30に送信し、確認者の認証が成功したか否かをサーバ30からの返信に基づいて判断する(S212)。ここで、サーバ30の制御部31の確認者認証部31bは、MFP120から確認者のIDおよびパスワードを受信すると、MFP120から受信した確認者のIDおよびパスワードの組み合わせが、記憶部32に記憶されている利用者情報32aのID32bおよびパスワード32cの組み合わせに存在するか否かを判断し、存在する場合には認証が成功した旨をネットワーク11を介してMFP120に返信し、存在しない場合には認証が失敗した旨をネットワーク11を介してMFP120に返信する。また、確認者認証部31bは、認証が成功した旨をネットワーク11を介してMFP120に返信する際、その確認者の確認者権限32eも併せて返信する。
データ送信部21eは、確認者の認証が失敗したとS212において判断すると、再びS203の処理に戻る。
一方、データ送信部21eは、確認者の認証が成功したとS212において判断すると、サーバ30からS212において受信した確認者の確認者権限32eがS206において取得した確認条件122bを満たしているか否かを判断する(S213)。なお、アドレス帳22aに登録されている宛先ではないとS208において判断されている場合には、宛先に対して確認条件122bが設定されていないとS207において判断されているが、データ送信部21eは、このような確認条件122bが設定されていない宛先に対して、例えば「レベル3以上」などの所定の確認条件122bを適用してS213を実行するようになっている。
データ送信部21eは、確認者権限32eが確認条件122bを満たしていないとS213において判断すると、再びS203の処理に戻る。
一方、データ送信部21eは、確認者権限32eが確認条件122bを満たしているとS213において判断すると、S203において入力された宛先にデータを送信し(S205)、図9に示す処理を終了する。
例えば、図5に示すID32bが「AAA」の人物が送信者でありデータの宛先が「aaa」である場合、送信者権限32dの「レベル5」が省略条件122aの「レベル5以上」(図8参照。)を満たすので(S209でYES)、データ送信部21eは、宛先の確認(S210〜S213)を省略してデータの送信を行う(S205)ことができる。
図5に示すID32bが「BBB」の人物が送信者でありデータの宛先が「aaa」である場合、送信者権限32dの「レベル4」が省略条件122aの「レベル5以上」を満たさないので(S209でNO)、データ送信部21eは、宛先の確認を行う必要がある。ここで、図5に示すID32bが「CCC」の人物が確認者である場合、確認者権限32eの「レベル3」が確認条件122bの「レベル4以上」(図8参照。)を満たさないので(S213でNO)、データ送信部21eは、データの送信を行う(S205)ことができない。一方、図5に示すID32bが「AAA」の人物が確認者である場合、確認者権限32eの「レベル4」が確認条件122bの「レベル4以上」を満たすので(S213でYES)、データ送信部21eは、データの送信を行う(S205)ことができる。
また、データの宛先がアドレス帳22aに登録されているが図8に示す確認条件122bに設定されていない場合、データ送信部21eは、宛先に対して確認条件122bが設定されていないとS207において判断し、アドレス帳22aに登録されている宛先であるとS208において判断し、宛先の確認(S210〜S213)を省略してデータの送信を行う(S205)ことができる。
以上に説明したように、MFP120のデータ送信部21eは、サーバ30の確認者認証部31bによる認証が成功した(S212でYES)確認者に対してサーバ30の記憶部32によって記憶されている確認者権限32eが、記憶部22によって記憶されている確認条件122bを満たしているとき(S213でYES)、データの送信を行う(S205)ようになっている。したがって、MFP120は、確認者が宛先を確認するときに確認者の確認者権限32eが確認条件122bを満たしている必要があるので、宛先の確認の信頼性を従来より向上することができる。また、MFP120は、データの送信者のそれぞれに対応して宛先の確認者が個別に登録される必要がないので、宛先の確認の利便性を従来より向上することができる。
また、MFP120のデータ送信部21eは、サーバ30の送信者認証部31aによる認証が成功した(S202でYES)送信者に対してサーバ30の記憶部32によって記憶されている送信者権限32dが、記憶部22によって記憶されている省略条件122aを満たしているとき(S209でYES)、宛先の確認(S210〜S213)を省略してデータの送信を行う(S205)ようになっている。したがって、MFP120は、全ての送信者に対して宛先の確認を行う構成と比較して、利便性を向上することができる。
また、MFP120の省略条件変更部21cは、記憶部22によって記憶されている省略条件122aを変更するようになっている。したがって、MFP120は、省略条件122aが変更されることによって、確認を省略することができる送信者を一度に複数人変更することができるので、利便性を更に向上することができる。なお、確認を省略することができる送信者の変更は、利用者毎に送信者権限32dを変更することによっても変更することができる。
また、MFP120の確認条件変更部21dは、記憶部22によって記憶されている確認条件122bを変更するようになっている。したがって、MFP120は、宛先の確認に必要な権限の条件である確認条件122bが変更されることによって、確認者を一度に複数人変更することができるので、利便性を更に向上することができる。なお、確認者の変更は、利用者毎に確認者権限32eを変更することによっても変更することができる。
また、MFP120は、確認条件122bが宛先に対して設定されているので、データの宛先の確認に必要な権限を宛先毎に異ならせることができる。
また、MFP120は、省略条件122aも宛先に対して設定されているので、データの宛先の確認の省略に必要な権限を宛先毎に異ならせることができる。
また、MFP120は、アドレス帳22aに登録されている宛先のうち確認条件122bが設定されていない宛先に対してデータの送信を行うとき(S207でNO、S208でYES)、宛先の確認(S210〜S213)を省略して送信を行う(S205)ので、例えば送信者と宛先とが同一会社内の人間であるときなど、宛先の確認が必要ない宛先に対してデータを送信するときに、宛先の確認を省略して送信を行うことができる。したがって、MFP120は、全ての宛先に対して宛先の確認を行う構成と比較して、利便性を向上することができる。
ここで、省略条件122aおよび確認条件122bは、図10に示すように、個別に設定されていない宛先に対しても設定されるようになっていても良い。図10において、「アドレス帳に登録されている他の宛先」は、アドレス帳22aに登録されている宛先のうち、利用者によって省略条件122aおよび確認条件122bが個別に設定されていない宛先である。「直接入力される宛先」は、利用者によってアドレス帳22aから選択される宛先ではなく、データの送信の度に、操作部24からMFP120に直接入力される宛先のことである。「ネットワークFAXの宛先」は、利用者によってアドレス帳22aから選択される宛先ではなく、利用者がMFP120の外部の装置からMFP120にFAXを送信させるときに外部の装置からMFP120に入力される宛先である。
なお、データ送信システム10は、本実施の形態においてIDおよびパスワードによる認証を行うようになっているが、他の方法による認証を行うようになっていても良い。例えば、データ送信システム10は、ICカードによる認証を行うようになっていても良いし、生体認証を行うようになっていても良い。
また、データ送信システム10は、本実施の形態において省略条件122a、確認条件122b、送信者権限32d、確認者権限32eがレベルを表す数値によって規定されているが、他の方法によって規定されるようになっていても良い。例えば、データ送信システム10は、部長、課長のような役職によって省略条件122a、確認条件122b、送信者権限32d、確認者権限32eが規定されるようになっていても良い。
また、データ送信システム10は、本実施の形態において省略条件122aと、確認条件122bとを別々に備えるようになっているが、省略条件122aと、確認条件122bとを兼ねる1つの条件を備えるようになっていても良い。同様に、データ送信システム10は、本実施の形態において送信者権限32dと、確認者権限32eとを別々に備えるようになっているが、送信者権限32dと、確認者権限32eとを兼ねる1つの権限を備えるようになっていても良い。
また、データ送信システム10は、利用者情報32aがサーバ30の記憶部32に記憶されているので、サーバ30の記憶部32に記憶されている利用者情報32aを変更するだけで、複数台のMFP120の動作を一度に変更することができる。
なお、データ送信システム10は、利用者情報32aの一部または全部を、サーバ30の記憶部32ではなく、MFP120の記憶部22に記憶するようになっていても良い。記憶部22は、送信者権限32dを記憶するようになっている場合、本発明の送信者権限記憶手段を構成することになる。また、記憶部22は、確認者権限32eを記憶するようになっている場合、本発明の確認者権限記憶手段を構成することになる。
また、データ送信システム10は、送信者や確認者の認証を、サーバ30の制御部31ではなく、MFP120の制御部21によって行うようになっていても良い。制御部21は、データの送信者の認証を行うようになっている場合、本発明の送信者認証手段を構成することになる。また、制御部21は、データの宛先の確認者の認証を行うようになっている場合、本発明の確認者認証手段を構成することになる。
MFP120は、利用者情報32aの全部を記憶部22に記憶するようになっており、送信者や確認者の認証を制御部21によって行うようになっている場合、サーバ30と通信する必要がなく、単独で図9に示す動作を行うことができる。
本発明のデータ送信装置は、上述した各実施の形態においてMFPであるが、データを送信可能な装置であれば、ファクシミリ装置など、MFP以外のデータ送信装置であっても良い。
10 データ送信システム
20 MFP(データ送信装置)
21d 確認条件変更部(確認条件変更手段)
21e データ送信部(データ送信手段)
22 記憶部(確認条件記憶手段、省略条件記憶手段)
22a アドレス帳(宛先登録手段)
22c 省略条件
22d 確認条件
30 サーバ(外部装置)
31a 送信者認証部(送信者認証手段)
31b 確認者認証部(確認者認証手段)
32 記憶部(確認者権限記憶手段、送信者権限記憶手段)
32d 送信者権限
32e 確認者権限
120 MFP(データ送信装置)
122a 省略条件
122b 確認条件

Claims (5)

  1. データの送信を行うデータ送信手段と、前記データの宛先の確認に必要な権限の条件である確認条件を記憶する確認条件記憶手段と、前記宛先の確認者の認証を行う確認者認証手段と、前記確認者の権限である確認者権限を記憶する確認者権限記憶手段と、前記確認の省略に必要な権限の条件である省略条件を記憶する省略条件記憶手段と、前記データの送信者の認証を行う送信者認証手段と、前記送信者の権限である送信者権限を記憶する送信者権限記憶手段とを備えており、
    前記データ送信手段は、前記送信者認証手段による認証が成功した前記送信者に対して前記送信者権限記憶手段によって記憶されている前記送信者権限が、前記省略条件記憶手段によって記憶されている前記省略条件を満たしているとき、前記確認を省略して前記送信を行い、
    前記データ送信手段は、前記確認者認証手段による認証が成功した前記確認者に対して前記確認者権限記憶手段によって記憶されている前記確認者権限が、前記確認条件記憶手段によって記憶されている前記確認条件を満たしているとき、前記送信を行うことを特徴とするデータ送信装置。
  2. 前記確認条件記憶手段によって記憶されている前記確認条件を変更する確認条件変更手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載のデータ送信装置。
  3. 前記確認条件は、前記宛先に対して設定されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のデータ送信装置。
  4. 前記宛先が登録される宛先登録手段を備えており、
    前記データ送信手段は、前記宛先登録手段に登録されている前記宛先のうち前記確認条件が設定されていない前記宛先に対して前記送信を行うとき、前記確認を省略して前記送信を行うことを特徴とする請求項3に記載のデータ送信装置。
  5. データの送信を行うデータ送信手段を備えているデータ送信装置と、前記データ送信装置の外部に設置されている外部装置とを備えているデータ送信システムであって、
    前記データ送信システムは、前記データの宛先の確認者の認証を行う確認者認証手段と、前記データの送信者の認証を行う送信者認証手段とを備えており、
    前記データ送信装置は、前記宛先の確認に必要な権限の条件である確認条件を記憶する確認条件記憶手段と、前記確認の省略に必要な権限の条件である省略条件を記憶する省略条件記憶手段とを備えており、
    前記外部装置は、前記確認者の権限である確認者権限を記憶する確認者権限記憶手段と、前記送信者の権限である送信者権限を記憶する送信者権限記憶手段とを備えており、
    前記データ送信手段は、前記送信者認証手段による認証が成功した前記送信者に対して前記送信者権限記憶手段によって記憶されている前記送信者権限が、前記省略条件記憶手段によって記憶されている前記省略条件を満たしているとき、前記確認を省略して前記送信を行い、
    前記データ送信手段は、前記確認者認証手段による認証が成功した前記確認者に対して前記確認者権限記憶手段によって記憶されている前記確認者権限が、前記確認条件記憶手段によって記憶されている前記確認条件を満たしているとき、前記送信を行うことを特徴とするデータ送信システム。
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