JP2012049710A - 画像処理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】誤送信を防止することができる画像処理システムを提供する。
【解決手段】通信部133は、通信ネットワークを介して複合機との間の通信処理を行う。通信部133は、印刷データの送信先を識別する宛先Noを複合機へ送出する。また、通信部133は、印刷データを複合機へ出力する。プリンタドライバ部13は、記憶部134に記憶した宛先Noの設定時点と、複合機に記憶したアドレス帳の更新時点とを比較し、宛先Noの設定後にアドレス帳が更新されている場合、宛先Noに対応する送信先が変更されている可能性があるとして、宛先Noに対応する送信先を表示部14に表示してユーザに確認を促す。
【選択図】図2

Description

画像データを所要の送信先へ送信する複数の画像処理装置と、該画像処理装置へ画像データを出力する情報処理装置とを備える画像処理システムに関する。
スキャナ機能、プリンタ機能、ファックス機能及びScan to E-mail機能などを備えたマルチファンクションプリンタ(以下、「MFP」とも称する)などの複合機には、電話帳(アドレス帳)を記憶するものがある。また、このような複合機は、LANなどの通信ネットワークを介してパーソナルコンピュータ(以下、「PC」とも称する)に接続されている。そして、パーソナルコンピュータのアプリケーションから文書の印刷指示を行った場合、複合機で文書の印刷が行われるとともに、複合機から所望の宛先(送信先)へ文書のデータが送信される。
具体的には、ユーザは、複合機が記憶するアドレス帳をパーソナルコンピュータで取得して表示し、アドレス帳の宛先(送信先)に対応する「宛先No」を指定(登録)して、印刷データを複合機へ送信する。複合機は、印刷データに基づいて印刷を実行するとともに、宛先Noに対応する宛先へ印刷データを送信する(例えば、FAX送信、電子メール送信など)。パーソナルコンピュータでは、一旦宛先Noを登録しておけば、それ以降、ユーザは、宛先を指定することなく同じ宛先へ印刷データを複合機経由で送信することができる。
このような、通信ネットワーク上のパーソナルコンピュータと複合機との間でアドレス帳を共有する技術が開示されている(特許文献1参照)。
また、通信ネットワークを介して、複合機が記憶するアドレス帳を用いて、パーソナルコンピュータからの指示で複合機での印刷と複合機経由のファックス送信とを行うファクシミリ通信システムが開示されている(特許文献2参照)。
特開2002−41250号公報 特開2005−26774号公報
しかしながら、複合機に記憶されているアドレス帳は、他のユーザが編集(追加、削除、変更など)することができるので、ユーザの知らない間に複合機に記憶したアドレス帳が変更される場合がある。例えば、ユーザがパーソナルコンピュータに宛先Noを登録した後に、別のユーザによって複合機に記憶したアドレス帳が変更された場合、宛先Noに対応する宛先が変更になったときには、ユーザが予め登録した宛先Noのままで印刷実行を行うと、データが間違った宛先へ送信されるという問題がある。
また、通信ネットワーク上で複合機が変更され(例えば、IPアドレスが異なる複合機同士を入れ替えた場合)、パーソナルコンピュータからの印刷データの出力先が変更になった場合、変更先の複合機に記憶したアドレス帳の宛先Noに対応する宛先へ印刷データが間違って送信されてしまうという問題もある。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであり、誤送信を防止することができる画像処理システムを提供することを目的とする。
本発明に係る画像処理システムは、画像データを所要の送信先へ送信する画像処理装置と、該画像処理装置へ画像データを出力する情報処理装置とを備える画像処理システムにおいて、前記情報処理装置は、画像データの送信先を識別する識別符号を前記画像処理装置へ送出する送出手段を備え、前記画像処理装置は、画像データの送信先と該送信先を識別する識別符号とを対応付けて記憶する送信先記憶手段と、前記送出手段により送出された識別符号に対応する送信先を前記情報処理装置へ返信する返信手段と、前記送出手段で送出した識別符号に対応する送信先へ画像データを送信する送信手段とを備え、前記情報処理装置は、画像データを前記画像処理装置へ出力する前に、前記返信手段により返信された送信先を表示する表示手段をさらに備えることを特徴とする。
本発明に係る画像処理システムは、前記送信先記憶手段は、送信先が記憶された記憶時点を記憶してあり、前記返信手段は、前記記憶時点を返信するようにしてあり、前記情報処理装置は、前記識別符号の設定時点を記憶する識別符号記憶手段と、前記設定時点と前記記憶時点とを比較する比較手段とを備え、前記表示手段は、前記記憶時点が設定時点より新しい場合、送信先を表示するように構成してあることを特徴とする。
本発明に係る画像処理システムは、前記画像処理装置を複数備え、前記情報処理装置は、画像データの出力先が変更されたか否かを判定する変更判定手段を備え、前記送出手段は、前記変更判定手段で出力先が変更されたと判定した場合、変更された出力先の画像処理装置へ識別符号を送出するようにしてあり、前記表示手段は、前記変更された出力先の画像処理装置の返信手段により返信された送信先を表示するように構成してあることを特徴とする。
本発明に係る画像処理システムは、前記情報処理装置は、画像データの出力先を特定する特定情報を予め登録する登録手段と、画像データを出力する際に、出力先を特定する特定情報を取得する取得手段とを備え、前記変更判定手段は、前記取得手段で取得した特定情報と前記登録手段で登録した特定情報が異なる場合、出力先が変更されたと判定するように構成してあることを特徴とする。
本発明に係る画像処理システムは、前記情報処理装置は、前記表示手段で表示した送信先に応じて、画像データの送信の可否を受け付ける受付手段を備えることを特徴とする。
本発明に係る画像処理システムは、前記情報処理装置は、前記受付手段で送信可を受け付けた場合、画像データを前記画像処理装置へ出力する出力手段を備えることを特徴とする。
本発明にあっては、情報処理装置は、画像データの送信先(例えば、宛先)を識別する識別符号(例えば、宛先Noなど)を画像処理装置へ送出する。画像処理装置は、画像データの送信先と当該送信先を識別する識別符号とを対応付けて記憶しておく。例えば、宛先Noと宛先などが記録されたアドレス帳を記憶しておく。画像処理装置は、情報処理装置により送出された識別符号に対応する送信先を情報処理装置へ返信する。情報処理装置は、画像データを画像処理装置へ出力する前に、返信された送信先を表示する。また、画像処理装置は、情報処理装置から画像データを取得した場合、情報処理装置が送出した識別符号に対応する送信先へ画像データを送信する。すなわち、情報処理装置は、画像データを画像処理装置へ送信する前に、送信先を識別する識別符号を画像処理装置へ送出し、識別符号に対応する送信先を画像処理装置から取得して表示する。これにより、画像データを送信先へ送信する前に、識別符号に対応する現在の送信先を確認することができ、ユーザの誤送信を防止することができる。
本発明にあっては、画像処理装置は、送信先が記憶された記憶時点を記憶してある。すなわち、送信先が変更された場合、当該変更の時点を記憶してある。画像処理装置は、送信先を返信する際に記憶時点を情報処理装置へ返信する。情報処理装置は、識別符号の設定時点を記憶しておき、記憶した設定時点と返信された記憶時点とを比較する。そして、情報処理装置は、記憶時点が設定時点より新しい場合、すなわち、情報処理装置で識別情報を記憶した後に、画像処理装置の送信先の変更があった場合、送信先を表示する。これにより、画像データを出力する都度、送信先を表示させる必要がなく、画像処理装置の送信先に変更があった場合のみ送信先を表示させるので、ユーザが送信先を確認して設定する手間が省け、ユーザの利便性向上を図りつつ誤送信を防止することができる。
本発明にあっては、複数の画像処理装置を備え、情報処理装置は、画像データの出力先が変更されたか否かを判定し、出力先が変更されたと判定した場合、変更された出力先の画像処理装置へ識別符号を送出する。情報処理装置は、変更された出力先の画像処理装置により返信された送信先を表示する。すなわち、画像処理装置は、それぞれ異なるアドレス帳(例えば、宛先Noと宛先など)を記憶しているので、仮に同じ識別符号(宛先No)であっても画像処理装置が異なれば同じ送信先であるとは限らない。出力先が変更された場合に、変更された出力先の画像処理装置の送信先を取得して表示するので、誤送信を防止することができる。また、画像データを出力する都度、送信先を表示させる必要がなく、出力先が変更された場合のみ送信先を表示させるので、ユーザが送信先を確認して設定する手間が省け、ユーザの利便性向上を図ることができる。
本発明にあっては、情報処理装置は、画像データの出力先を特定する特定情報(例えば、IPアドレスなど)を登録する登録手段と、画像データを出力する際に、出力先を特定する特定情報(例えば、IPアドレス)を取得する取得手段とを備える。情報処理装置は、取得した特定情報と予め登録した特定情報が異なる場合、出力先が変更されたと判定する。これにより、確実に出力先の変更を把握することができる。
本発明にあっては、情報処理装置は、表示した送信先に応じて、画像データの送信の可否を受け付ける受付手段を備える。例えば、ユーザは、表示された送信先が正しい場合には、画像データの印刷を実行することにより、画像データを所定の送信先へ送信することができる。また、表示された送信先が正しくない場合には、印刷の実行を中止すること、あるいは正しい送信先の設定を行うことができ、画像データの誤送信を確実に防止することができる。
本発明にあっては、情報処理装置は、送信可を受け付けた場合、画像データを画像処理装置へ出力する。これにより、画像データの誤送信を確実に防止することができる。
本発明によれば、画像データを送信先へ送信する前に、識別符号に対応する現在の送信先を確認することができ、ユーザの誤送信を防止することができる。
本実施の形態の画像処理システムの構成の一例を示す模式図である。 本実施の形態のパーソナルコンピュータの構成の一例を示すブロック図である。 本実施の形態の複合機の構成の一例を示すブロック図である。 本実施の形態の複合機が記憶するアドレス帳の一例を示す説明図である。 本実施の形態のパーソナルコンピュータによる宛先の設定時の表示画面の一例を示す説明図である。 本実施の形態のパーソナルコンピュータの記憶部に記憶された設定登録情報の一例を示す説明図である。 本実施の形態の複合機の更新されたアドレス帳の一例を示す説明図である。 宛先Noに対応する送信先の確認を促す表示画面の一例を示す説明図である。 出力先が異なる別の複合機が記憶するアドレス帳の一例を示す説明図である。 出力先が変更された場合の宛先Noに対応する送信先の確認を促す表示画面の一例を示す説明図である。 本実施の形態のパーソナルコンピュータの処理手順を示すフローチャートである。
以下、本発明を実施の形態を示す図面に基づいて説明する。図1は本実施の形態の画像処理システムの構成の一例を示す模式図である。画像処理システムは、ユーザが使用する情報処理装置としてのパーソナルコンピュータ100、画像処理装置としての複合機(MFP、マルチファンクションプリンタ)200、201などを備える。パーソナルコンピュータ100と複合機200、201は、LANなどの通信ネットワークに接続されている。なお、図1に例示するパーソナルコンピュータ100、複合機200、201の数は一例であって、図1の例に限定されるものではない。例えば、複合機は1台であってもよい。
ユーザは、パーソナルコンピュータ100を操作することにより、文書又は画像など印刷データ(画像データ)を複合機200へ出力する。複合機200は、取得した印刷データを処理して文書又は画像の印刷を行うとともに、取得した印刷データをユーザが指定する宛先(送信先)へ送信(FAX送信又は電子メール送信)する。
図2は本実施の形態のパーソナルコンピュータ100の構成の一例を示すブロック図である。パーソナルコンピュータ100は、オペレーティングシステム部10、文書又は画像などを作成するとともに印刷実行を行うことができるアプリケーション11、オペレーティングシステム部10に備えられるスプーラ12、プリンタドライバ部13、表示部14などを備える。また、プリンタドライバ13は、印刷データ生成部131、ユーザインタフェース部132、通信部133、記憶部134などを備える。
スプーラ12は、複合機200に対して印刷要求を効率良く行うため、プリンタドライバ部13からの印刷要求を一時的に保持する。
印刷データ生成部131は、文書又は画像など印刷する頁に関しての文字又は図形などの配置を指定する。また、印刷データ生成部131は、記憶部134に記憶されている識別符号としての宛先Noを複合機200へ出力する印刷データに付加する。
ユーザインタフェース部132は、表示部14に表示する表示画面を作成する。なお、表示画面の詳細は後述する。
通信部133は、通信ネットワークを介して複合機200との間の通信処理を行う。通信部133は、印刷データ(画像データ)の送信先(宛先)を識別する識別符号としての宛先Noを複合機200へ送出する送出手段としての機能を有する。また、通信部133は、印刷データを複合機200へ出力する出力手段としての機能を有する。
記憶部134は、宛先Noに対応付けて、印刷データの出力先を特定する特定情報としてのIPアドレスを登録する登録手段としての機能を有する。また、記憶部134は、宛先No(識別符号)が設定された設定時点を記憶する識別符号記憶手段としての機能を有する。記憶部134は、宛先No、IPアドレス、設定日時などの情報を含む設定登録情報を記憶する。
表示部14は、印刷データの送信先(宛先)を表示する表示手段としての機能を有する。また、表示部14は、操作ボタン等を備え、表示した表示画面の内容に応じてユーザが行う操作(例えば、印刷データの送信の可否など)を受け付ける受付手段としての機能を有する。
プリンタドライバ部13は、印刷データを複合機200へ出力する際に、出力先を特定する特定情報としてのIPアドレスをオペレーティングシステム部10から取得する取得手段として機能する。すなわち、オペレーティングシステム部10には、出力先の複合機200のIPアドレスが設定されている。
プリンタドライバ部13は、印刷データの出力先が変更されたか否かを判定する変更判定手段の機能を有する。具体的には、プリンタドライバ部13は、オペレーティングシステム部10に設定された出力先のIPアドレスと、記憶部134に記憶したIPアドレスとが異なる場合、出力先が変更されたと判定する。
また、プリンタドライバ部13は、記憶部134に記憶した宛先Noの設定時点と、後述する複合機200に記憶したアドレス帳の更新時点(印刷データの宛先が記憶された記憶時点)とを比較する比較手段としての機能を有する。
図3は本実施の形態の複合機200の構成の一例を示すブロック図である。なお、複合機201も複合機200と同様の構成を有する。複合機200は、複合機全体を制御する制御部20、印刷データ処理部21、FAX送信部22、電子メール送信部23、通信部24、記憶部25などを備える。
印刷データ処理部21は、パーソナルコンピュータ100から出力された印刷データを解析して印刷処理を行う。また、印刷データ処理部21は、印刷データに付加された宛先No(識別符号)を取得する。
FAX送信部22は、宛先Noに対応する宛先(送信先)へ印刷データ(画像データ)を送信する送信手段としての機能を有する。すなわち、FAX送信部22は、パーソナルコンピュータ100から出力された印刷データをFAXデータに変換し、宛先Noに対応する宛先(FAX番号)へ電話回線網(不図示)を介して送信する。
電子メール送信部23は、宛先Noに対応する宛先(送信先)へ印刷データ(画像データ)を送信する送信手段としての機能を有する。すなわち、電子メール送信部23は、パーソナルコンピュータ100から出力された印刷データを文書ファイル又は画像ファイルなどに変換し、宛先Noに対応する宛先(電子メールアドレス)へ添付ファイルとして送信する。
通信部24は、通信ネットワークを介してパーソナルコンピュータ100との間の通信処理を行う。通信部24は、パーソナルコンピュータ100から送出された宛先No(識別符号)に対応する宛先(送信先)をアドレス帳から取り出し、パーソナルコンピュータ100へ返信する返信手段の機能を有する。具体的には、通信部24は、パーソナルコンピュータ100から宛先Noが送出された場合(送信先に関する情報の要求があった場合)、記憶部134に記憶されたアドレス帳(アドレス情報)をSOAP(Simple Object Access Protocol)を用いてパーソナルコンピュータ100へ返信する。
記憶部134は、印刷データの送信先(FAX送信先、電子メール送信先)と、当該送信先を識別する識別符号としての宛先Noとを対応付けたアドレス帳(アドレス情報)を記憶する送信先記憶手段の機能を有する。また、記憶部134は、アドレス帳の更新時点、すなわち、送信先が記憶された記憶時点を記憶する。
図4は本実施の形態の複合機200が記憶するアドレス帳の一例を示す説明図である。アドレス帳(アドレス情報)は、記憶部25に記憶され、宛先No、送信モード、宛先氏名、アドレス、アドレス帳の更新日時などの欄から構成されている。宛先氏名及びアドレスが、識別符号としての宛先Noに対応する送信先である。図4に示すように、宛先Noが1の場合、送信モードはFAX送信であり、送信先は、AさんのFAX番号ということになる。他の宛先Noについても同様である。また、アドレス帳の更新日時は、2010年5月17日の12時10分20秒であり、アドレス帳のいずれかの情報(例えば、送信先)が更新(記憶)された時点を示す。
図5は本実施の形態のパーソナルコンピュータ100による宛先の設定時の表示画面の一例を示す説明図である。宛先の設定は、例えば、パーソナルコンピュータ100の記憶部134に宛先Noが記憶(設定)されていない場合(例えば、初期設定時など)、あるいはパーソナルコンピュータ100が宛先Noの確認をユーザに促す場合(例えば、複合機200のアドレス帳が更新された場合、印刷データの出力先の複合機が変更された場合)などに行われる。なお、ユーザが宛先Noの変更要求を行った場合にも宛先の設定が行われる。
まず、初期設定時について説明する。記憶部134に宛先Noが記憶されていない場合、ユーザインタフェース部132は、複合機200のアドレス帳に基づいて、図5に示す宛先設定画面を表示する。例えば、ユーザが宛先No2を設定した場合、宛先No2が記憶部134に記憶される。
図5の例において、「データ送信を行う」にチェックを付した場合には、宛先Noの登録とともに、登録した宛先Noに対応する送信先へ印刷データが送信される。
図6は本実施の形態のパーソナルコンピュータ100の記憶部134に記憶された設定登録情報の一例を示す説明図である。設定登録情報は、ユーザが設定した宛先No、出力ポートに繋がる複合機200のIPアドレス、宛先Noを設定した設定日時などの情報を含む。
ユーザがパーソナルコンピュータ100のアプリケーション11を起動して文書作成、画像処理などの処理を行って印刷を実行した場合、印刷データ(画像データ)が複合機200へ出力される。複合機200は、印刷データを取得し、文書又は画像の印刷を行う。
また、ユーザが印刷を実行する際に宛先Noを指定した場合、記憶部134に記憶された宛先No2が印刷データに付加されて複合機200へ出力される。複合機200は、印刷データを取得し、文書又は画像の印刷を行うとともに、宛先No2に対応する宛先へ印刷データを送信(FAX送信)する。一旦、宛先Noを設定した後は、ユーザは宛先を入力する必要がなく、複合機200は設定された宛先Noに対応する送信先へ印刷データを送信する。
次に、複合機200のアドレス帳が更新された場合について説明する。ユーザが宛先Noを指定した場合、パーソナルコンピュータ100(通信部133)は、宛先Noを複合機200へ送出する。複合機200は、パーソナルコンピュータ100により送出された宛先Noに対応する送信先、アドレス帳の更新日時(送信先の記憶時点)をパーソナルコンピュータ100へ返信する。パーソナルコンピュータ100(プリンタドライバ部13)は、設定登録情報の設定日時とアドレス帳の更新日時とを比較して、アドレス帳の更新日時の方が設定登録情報の設定日時より新しい場合、送信先を表示部14に表示する。
図7は本実施の形態の複合機200の更新されたアドレス帳の一例を示す説明図である。図7の例は、アドレス帳が、2010年6月10日の10時30分15秒に更新されたことを示す。更新される前の図4の例と対比すると、宛先No3の送信先(宛先)が、Cさん(電子メール送信)からDさん(電子メール送信)へ変更されている。
プリンタドライバ部13は、図7のアドレス帳の更新日時が2010年6月10日の10時30分15秒であり、図6の設定登録情報の設定日時である2010年5月30日の9時5分10秒よりも新しいので、設定登録情報の設定後にアドレス帳が更新されており、宛先No2に対応する送信先が変更されている可能性があるとして、宛先No2に対応する送信先を表示部14に表示してユーザに確認を促す。
図8は宛先Noに対応する送信先の確認を促す表示画面の一例を示す説明図である。図7に示す更新されたアドレス帳の宛先No2に対応する送信先は、Bさんであるので、図8では、BさんにFAX送信する旨の確認を促す文言が表示されている。
これにより、印刷データ(画像データ)を複合機200へ出力する都度、送信先を表示させる必要がなく、複合機200に記憶されたアドレス帳(例えば、送信先)に変更があった場合のみ送信先を表示させるので、ユーザが送信先を確認して設定する手間が省け、ユーザの利便性向上を図りつつ誤送信を防止することができる。
また、図8に示すように、プリンタドライバ部13は、印刷データを複合機200へ出力する前に、送信先を表示するとともに、表示した送信先に応じて、印刷データの送信の可否を受け付ける。例えば、ユーザは、表示された送信先が正しい場合には、印刷データの送信許可を実行することにより、複合機200は、印刷データを宛先Noに対応する送信先へ送信することができる。また、表示された送信先が正しくない場合には、印刷の実行を中止すること、あるいは正しい送信先の設定を行うことができ、印刷データを送信先へ送信する前に現在の送信先を確認することができ、印刷データの誤送信を確実に防止することができる。
次に、印刷データの出力先が変更された場合について説明する。プリンタドライバ部13は、印刷データの出力先が変更されたか否かを判定し、出力先が変更されたと判定した場合、変更された出力先の複合機(例えば、複合機201)へ記憶部134に記憶してある宛先Noを送出する。より具体的には、プリンタドライバ部13は、記憶部134に記憶したIPアドレスとオペレーティングシステム部10に設定されたIPアドレスとを比較し、両方のIPアドレスが異なる場合、記憶部134に記憶した宛先Noを、オペレーティングシステム部10に設定されたIPアドレスに対応する複合機(例えば、複合機201)へ送出する。これにより、確実に出力先の変更を把握することができる。
プリンタドライバ部13は、変更された出力先の複合機201より返信された送信先を表示する。
図9は出力先が異なる別の複合機201が記憶するアドレス帳の一例を示す説明図である。図9に示すように、宛先No1の送信先はDさんであり、宛先No2の送信先はEさんであり、宛先No3の送信先はCさんであり、宛先No4の送信先はAさんである。出力先が変更になる前の複合機200のアドレス帳(図4参照)では、宛先No2の送信先がBさんであるのに対して、変更された出力先の複合機201のアドレス帳では、宛先No2の送信先はEさんである。
図10は出力先が変更された場合の宛先Noに対応する送信先の確認を促す表示画面の一例を示す説明図である。変更された出力先の複合機201のアドレス帳において宛先No2に対応する送信先はEさんであるので、図10では、EさんにFAX送信する旨の確認を促す文言が表示されている。
すなわち、複合機200、201は、それぞれ異なるアドレス帳(例えば、宛先Noと宛先など)を記憶しているので、仮に同じ宛先Noであっても複合機が異なれば同じ送信先であるとは限らない。出力先が変更された場合、変更された出力先の複合機201の送信先を取得して表示するので、誤送信を防止することができる。また、印刷データを出力する都度、送信先を表示させる必要がなく、出力先の画像処理装置が変更された場合のみ送信先を表示させるので、ユーザが送信先を確認して設定する手間が省け、ユーザの利便性向上を図ることができる。
図11は本実施の形態のパーソナルコンピュータ100の処理手順を示すフローチャートである。プリンタドライバ部13は、アプリケーション上で印刷実行を受け付けたか否かを判定し(S11)、印刷実行を受け付けていない場合(S11でNO)、ステップS11の処理を続ける。
印刷実行を受け付けた場合(S11でYES)、プリンタドライバ部13は、宛先Noの指定があるか否かを判定する(S12)。なお、宛先Noが設定登録情報として既に記憶されている場合、印刷データの送信を指定することにより宛先Noの指定とすることもできる。宛先Noの指定がある場合(S12でYES)、プリンタドライバ部13は、IPアドレスを参照することにより、印刷データ(画像データ)の出力先が変更されているか否かを判定する(S13)。
出力先の変更がない場合(S13でNO)、プリンタドライバ部13は、IPアドレスで特定される複合機(例えば、複合機200)からアドレス帳の更新日時と宛先Noに対応する送信先を取得し(S14)、宛先No設定後にアドレス帳が更新されているか否かを判定する(S15)。
宛先No設定後にアドレス帳が更新されている場合(S15でYES)、プリンタドライバ部13は、複合機200から取得したアドレス帳を参照して、宛先Noに対応する送信先を表示する(S16)。出力先が変更された場合(S13でYES)、プリンタドライバ部13は、変更された出力先の複合機(例えば、複合機201)から宛先Noに対応する送信先を取得し(S17)、ステップS16の処理を行う。
プリンタドライバ部13は、印刷データの送信許可を受け付けたか否かを判定し(S18)、送信許可を受け付けた場合(S18でYES)、印刷データを複合機へ出力し(S19)、処理を終了する。送信許可を受け付けなかった場合(S18でNO)、ステップS19の処理を行うことなく処理を終了する。また、宛先Noの指定がない場合(S12でNO)、あるいは、宛先Noの設定後にアドレス帳の更新がされていない場合(S15でNO)、プリンタドライバ部13は、送信先を表示することなく、ステップS19の処理を行う。
上述の実施の形態では、パーソナルコンピュータ100を例示して説明したが、情報処理装置は、パーソナルコンピュータ100に限定されるものではなく、アプリケーションと文書又は画像を印刷するために印刷データを出力するものであれば、携帯することが可能な携帯端末装置であってもよい。
図11で例示した各処理手順を示すプログラムコードをRAMにロードしてCPUで実行させることにより、本実施の形態の情報処理装置をプログラムコードにより実現することができる。
すなわち、コンピュータに実行させるためのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)を記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に、上記した処理手順(例えば、図11)を記録することもできる。この結果、上述の印刷制御方法の処理を行うプログラムを記録した記録媒体を持ち運び自在に提供することができる。
なお、本実施の形態では、この記録媒体としては、マイクロコンピュータで処理が行われるためのメモリ(不図示)、例えば、ROMのようなプログラムメディアであってもよく、図示しない外部記憶装置としてのプログラム読取装置が設けられ、そこに記録媒体を挿入することで読み取り可能なプログラムメディアであってもよい。
いずれの場合においても、格納されているプログラムコードはマイクロプロセッサがアクセスして実行させる構成であってもよいし、プログラムコードを読み出し、読み出されたプログラムコードは、マイクロコンピュータの図示されていないプログラム記憶エリアにダウンロードされて、そのプログラムコードが実行される方式であってもよい。この場合、ダウンロード用のコンピュータプログラムは予め本体装置に格納されているものとする。
ここで、上記プログラムメディアは、本体と分離可能に構成される記録媒体であり、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フレキシブルディスクやハードディスク等の磁気ディスク並びにCD−ROM/MO/MD/DVD等の光ディスクのディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)、フラッシュROM等による半導体メモリを含めた固定的にプログラムコードを担持する媒体であってもよい。
また、本実施の形態においては、インターネットを含む通信ネットワークを接続可能なシステム構成であることから、通信ネットワークからプログラムコードをダウンロードするように流動的にプログラムを担持する媒体であってもよい。なお、このように通信ネットワークからプログラムコードをダウンロードする場合には、そのダウンロード用のコンピュータプログラムは予め本体装置に格納しておくか、あるいは別の記録媒体からインストールされるものであってもよい。なお、本発明は、上記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。
100 パーソナルコンピュータ(情報処理装置)
10 オペレーティングシステム部
11 アプリケーション
13 プリンタドライバ部(変更判定手段、取得手段、比較手段)
131 印刷データ生成部
132 ユーザインタフェース部
133 通信部(送出手段、出力手段)
134 記憶部(識別符号記憶手段、登録手段)
14 表示部(表示手段、受付手段)
200、201 複合機(画像処理装置)
20 制御部
21 印刷データ処理部
22 FAX送信部(送信手段)
23 電子メール送信部(送信手段)
24 通信部(返信手段)
25 記憶部

Claims (6)

  1. 画像データを所要の送信先へ送信する画像処理装置と、該画像処理装置へ画像データを出力する情報処理装置とを備える画像処理システムにおいて、
    前記情報処理装置は、
    画像データの送信先を識別する識別符号を前記画像処理装置へ送出する送出手段を備え、
    前記画像処理装置は、
    画像データの送信先と該送信先を識別する識別符号とを対応付けて記憶する送信先記憶手段と、
    前記送出手段により送出された識別符号に対応する送信先を前記情報処理装置へ返信する返信手段と、
    前記送出手段で送出した識別符号に対応する送信先へ画像データを送信する送信手段と
    を備え、
    前記情報処理装置は、
    画像データを前記画像処理装置へ出力する前に、前記返信手段により返信された送信先を表示する表示手段をさらに備えることを特徴とする画像処理システム。
  2. 前記送信先記憶手段は、
    送信先が記憶された記憶時点を記憶してあり、
    前記返信手段は、
    前記記憶時点を返信するようにしてあり、
    前記情報処理装置は、
    前記識別符号の設定時点を記憶する識別符号記憶手段と、
    前記設定時点と前記記憶時点とを比較する比較手段と
    を備え、
    前記表示手段は、
    前記記憶時点が設定時点より新しい場合、送信先を表示するように構成してあることを特徴とする請求項1に記載の画像処理システム。
  3. 前記画像処理装置を複数備え、
    前記情報処理装置は、
    画像データの出力先が変更されたか否かを判定する変更判定手段を備え、
    前記送出手段は、
    前記変更判定手段で出力先が変更されたと判定した場合、変更された出力先の画像処理装置へ識別符号を送出するようにしてあり、
    前記表示手段は、
    前記変更された出力先の画像処理装置の返信手段により返信された送信先を表示するように構成してあることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像処理システム。
  4. 前記情報処理装置は、
    画像データの出力先を特定する特定情報を予め登録する登録手段と、
    画像データを出力する際に、出力先を特定する特定情報を取得する取得手段と
    を備え、
    前記変更判定手段は、
    前記取得手段で取得した特定情報と前記登録手段で登録した特定情報が異なる場合、出力先が変更されたと判定するように構成してあることを特徴とする請求項3に記載の画像処理システム。
  5. 前記情報処理装置は、
    前記表示手段で表示した送信先に応じて、画像データの送信の可否を受け付ける受付手段を備えることを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の画像処理システム。
  6. 前記情報処理装置は、
    前記受付手段で送信可を受け付けた場合、画像データを前記画像処理装置へ出力する出力手段を備えることを特徴とする請求項5に記載の画像処理システム。



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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015037268A (ja) * 2013-08-14 2015-02-23 富士ゼロックス株式会社 情報送信装置およびプログラム
JP2015127941A (ja) * 2013-11-26 2015-07-09 コニカミノルタ株式会社 システム、電子機器、および制御プログラム

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