JP5399931B2 - 表示パネル支持装置 - Google Patents

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Description

本発明は液晶テレビやプラズマテレビ等の平面状の表示パネルを支持する装置に関する。
例えば特許文献1には表示パネル支持装置が開示されている。この表示パネル支持装置は、表示パネルが取り付けられる可動部材がパンタグラフ機構を介して固定部材に連結されている。このためパンタグラフ機構を伸長・収縮することで可動部材を固定部材に対して前後動させ、表示パネルを前方に突出させたり、後方に控えた位置に配置したりできる。
特開2006−308903号公報
ところで特許文献1の表示パネル支持装置は、可動部材が平行状態を保ったまま前後動するものであって、表示パネルを所望の向きに変更できない。
これを改善するには例えば可動部材をパンタグラフ機構に対して回動自在に連結することが考えられる。しかし、このようにすると可動部材が意図せずに回動し、この可動部材(又はこれに取り付けられた表示パネル)と固定部材との間に人や物が挟まれることが懸念される。特に可動部材が勢いよく回動した場合には、可動部材(又はこれに取り付けられた表示パネル)と固定部材との間に人や物が強く挟まれる恐れがあり、安全性が高くなく、また表示パネル装置や挟まれた物が破損等する恐れもある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、可動部材を回動して表示パネルを所望の向きに変更できることに加えて、回動する可動部材と固定部材との間に人や物が強く挟まれることを防止できる表示パネル支持装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために本発明の表示パネル支持装置は以下の構成を有する。鉛直な被固定面に沿って固定される固定部材5と、前面側に表示パネル3が取り付けられる可動部材6とを備える。固定部材5と可動部材6とを連結すると共に可動部材6を固定部材5に近接した後退位置から前方に出た前進位置に至るまで非回動状態で移動自在とする連結支持部材7を備える。可動部材6が前記前進位置で回動自在となる。可動部材6の前記前進位置における回動動作を緩和する緩衝手段を備える。連結支持部材7は、中間部で交差し且つ相互に縦軸回りに回動自在に連結される第一アーム16a及び第二アーム16bを備える。第一アーム16aは一端部が固定部材5に縦軸回りに回動自在に連結されると共に他端部が可動部材6に縦軸回りに回動自在で且つ横方向にスライド自在に連結される。第二アーム16bは一端部が可動部材6に縦軸回りに回動自在に連結されると共に他端部が固定部材5に縦軸回りに回動自在で且つ横方向にスライド自在に連結される。可動部材6に前記第一アーム16aの他端部のスライド方向を規制するガイド部21が設けられる。ガイド部21は、可動部材6が前記後退位置から前進位置までの間で非回動状態で前後動するよう前記第一アーム16aの他端部のスライド方向を規制する回動規制部23を有する。ガイド部21は、前進位置にある可動部材6が第二アーム16bの可動部材6に連結された一端部を中心に回動するよう第一アーム16aの他端部のスライド方向を規制する回動許容部25を有する。可動部材6に、前記第一アーム16aの他端部の回動許容部25に規制されながら行われるスライド動作を緩和するショックアブソーバー30が設けられる。ショックアブソーバー30で前記緩衝手段が構成される。
この構成を有する表示パネル支持装置は、前進位置にある可動部材6を回動して可動部材6に取付けられた表示パネル3を所望の向きに向けることができる。また可動部材6が前後動する際は、可動部材が回動して可動部材6(又は表示パネル3)が周囲の人や物に衝突したり、可動部材6(又は表示パネル3)と固定部材5(又は被固定面)との間に人や物が挟まれたりすることを防止できる。さらには、緩衝手段により可動部材6の前進位置における回動動作を緩和するので、回動する可動部材6(又は表示パネル3)と固定部材5(又は被固定面)との間に、人や物が強く挟まれることを防止できる。また、この構成を有する表示パネル支持装置において可動部材6が前進するには、第一アーム16aの可動部材6側の端部を横方向にスライドさせながら固定部材5側の端部を中心に前方に回動する。同時に第二アーム16bの固定部材5側の端部を横方向にスライドさせながら可動部材6側の端部を中心に後方に回動する。また、可動部材6を後退させるにはこの逆の動作をさせる。そしてこのように可動部材6が前後動するときには、回動規制部23により第一アーム16aの可動部材6側の端部のスライド方向を規制して可動部材6の回動を防止する。また可動部材6が前進位置にあるときには、回動許容部25により第一アーム16aの可動部材6側の端部のスライド方向を規制して、可動部材6の回動を許容する。すなわち第一アーム16aの可動部材6側の端部のスライド方向を規制するガイド部21により、可動部材6を前後移動時において非回動状態とし且つ前進位置において回動自在とすることができる。またショックアブソーバー30により、回動許容部25による規制のもと行われる第一アーム16aの可動部材6側の端部のスライド動作を緩和することで、可動部材6の前進位置における回動動作を緩和できる。
本発明にあっては、緩衝手段により可動部材の前進位置における回動動作を緩和する。このため回動する可動部材(又は表示パネル)と固定部材(又は被固定面)との間に人や物が強く挟まれることを防止でき、安全性を高め、また破損等が生じることも防止できる。
本発明の実施形態を示し、可動部材を前進位置に配置して前方に向けたときの表示パネル支持装置の前側からの斜視図である。 同上の表示パネル支持装置の後側からの斜視図である。 同上の表示パネル支持装置の平面図である。 連結支持部材の分解斜視図である。 施工状態の表示パネル支持装置を示し、可動部材を後退位置に配置した状態を示す平面図である。 施工状態の表示パネル支持装置を示し、可動部材を後退位置と前進位置との中間部に配置した状態を示す平面図である。 施工状態の表示パネル支持装置を示し、前進位置に配置した可動部材を回動した状態を示す平面図である。 ショックアブソーバーを示す断面図である。 ショックアブソーバー及びスライド部材の動作状態を示す平面図であり、(a)は可動部材が後退したときの状態、(b)は可動部材が前方を向いて前進位置にあるときの状態、(c)は可動部材が前進位置において回動したときの状態を表している。 可動部材が後退位置にあるときの状態を示す平面図である。
以下、添付図面に基づいて本発明の実施形態につき説明する。なお、以下では壁面2に取り付けられた表示パネル支持装置1から見て室内側の方向を前方と定義して説明する。すなわち、図1のF、B、L、及びRで示す方向を、順に前方、後方、左方、右方とする。
図1〜図9に示す本実施形態の表示パネル支持装置1は、鉛直な被固定面となる部屋の壁面2に沿って取り付けられ、表示パネル3を前後動可能に支持する。表示パネル支持装置1で支持される表示パネル3としては、液晶テレビやプラズマテレビ、コンピュータのディスプレイ等の薄型で平面状のものが挙げられる。
表示パネル支持装置1は、背面が鉛直な壁面2に沿って固定される固定部材5と、前面側に表示パネル3が取り付けられる可動部材6と、固定部材5と可動部材6とを連結する連結支持部材7とを備えている。なお以下の可動部材6についての説明で用いる方向は、特に記載する場合を除き図3のように可動部材6を壁面2と平行にした状態を基準とする。
図2のように可動部材6は、上下左右の金属製の枠材8を矩形状に枠組みしてなり、表示パネル3は左右の枠材8に形成された係止孔9に前方から引掛けることで可動部材6に取り付けられる。可動部材6の上下の枠材8には、背面の左右方向の中央部に軸受け10が夫々設けられている。可動部材6の上の枠材8の背面には、枠材8の背面に沿って左右に長いスライド機構部11が設けられている。
固定部材5は壁面2に沿って固定される正面視略矩形状の金属製のプレートによって構成されている。固定部材5には複数の取付用孔12が穿設され、これら取付用孔12に前方からビスからなる固着具(図示せず)を挿通して壁面2にねじ込むことで、固定部材5は壁面2に固定される。図1のように固定部材5の前面において左右方向の中央部の上下には軸受け13が設けられ、固定部材5の前面において両軸受け13よりも左方の上下には、左右に長いガイドレール15が設けられている。
連結支持部材7は、可動部材6を固定部材5に沿って近接した後退位置から前方に出た前進位置までの範囲を移動自在となるように支持する。連結支持部材7は、第一アーム16a及び第二アーム16bの中間部同士を上下に長い連結軸17で縦軸回りに回動自在に連結してなり、平面視でX字状をなす。
図4のように第一アーム16aは、上下に離間した横長で平行な二本のアーム材18と、二本のアーム材18の両端部同士を連結する回動縦軸19を有し、上下のアーム材18の中間部には連結軸17が回動自在に挿通されている。第一アーム16aの固定部材5側の回動縦軸19(以下、回動縦軸19aと記載する)の上下両端部は、アーム材18から突出している。これらアーム材18の上下両端部は、固定部材5の対応する軸受け13の夫々に縦軸回りに回動自在に支持されている。第一アーム16aの可動部材6側の回動縦軸19の上端部は上のアーム材18よりも上方に突出し、該回動縦軸19の上端部は図2に示される棒状の操作レバー20の下端部に連結されている。
操作レバー20の上部は可動部材6よりも上方に突出している。操作レバー20の下部は、スライド機構部11に挿入されてスライド機構部11に対して横方向にスライド自在となっている。すなわち、第一アーム16aの可動部材6側の端部に設けられた操作レバー20が、可動部材6に対して縦軸回りに回動自在で且つ横方向にスライド自在に連結される連結部分となっている。
スライド機構部11の上面部は、操作レバー20のスライド方向を規制するガイド部21を構成している。図3のようにガイド部21にはガイド孔22が穿設され、操作レバー20はガイド孔22に挿通されてガイド孔22の縁部によってスライド方向が規制される。
ガイド孔22は、左右に長い直線状孔22aと、直線状孔22aの右側端部(回動縦軸27a側の端部)に接続されて平面視で左方に向かって凸となる円弧状の円弧状孔22bとからなる。円弧状孔22bは弧の長さ方向の中間部が直線状孔22aに接続され、ガイド孔22は右側端部で前後に分岐した孔となっている。ガイド部21の直線状孔22aの縁部で回動規制部23が構成され、円弧状孔22bの縁部で回動許容部25が構成されている。
図4のように第二アーム16bは、横長のアーム材26と、アーム材26の両端部に設けた回動縦軸27を備えている。アーム材26の中間部は、第一アーム16aの上下のアーム材18の中間部の間に位置し、同部には連結軸17が縦軸回りに回動自在に挿通され、連結軸17によって両アーム16a、16bが連結されている。
第二アーム16bの可動部材6側の回動縦軸27(以下、回動縦軸27aと記載する)の上下両端部はアーム材26よりも突出し、これら回動縦軸27aの上下両端部は対応する軸受け10の夫々に縦軸回りに回動自在に支持されている。前記円弧状孔22bは平面視で回動縦軸27aを中心とする円弧状に形成されている。
第二アーム16bの固定部材5側の回動縦軸27の上下両端部もアーム材18より突出し、これら回動縦軸27の上下両端部には、縦軸回りに回転自在のローラー28が設けられている。
各ローラー28は、図1のように固定部材5の対応するガイドレール15に左右方向に移動自在に収納されている。すなわち本実施形態では、第二アーム16bの固定部材5側の端部に設けられたローラー28が、固定部材5に対して縦軸回りに回動自在で且つ横方向にスライド自在に連結される連結部分となる。図示は省略するが、固定部材5には、各ローラー28の左右のスライド範囲を所定の範囲に制限するためのストッパーが設けられている。
可動部材6は、固定部材5に沿って近接した図5に示す後退位置から図1〜図3に示す前方に出た前進位置までの範囲で移動自在となっている。さらに可動部材6は、前記前進位置において図7のように回動縦軸27aを中心に縦軸回りに回動自在となっている。
図5のように可動部材6が壁面2に最も近づいた後退位置にあるときには、ガイドレール15に沿ってスライドする各ローラー28はそのスライド範囲における左側端部に配置される。また、ガイド部21に沿ってスライドする操作レバー20が回動規制部23の左側端部に配置される。これにより連結支持部材7は両アーム16a、16bが壁面2に沿って近接した収縮状態となり、可動部材6の前面及びこれに取り付けられた表示パネル3の前面が壁面2と直交する前方を向く。
後退位置にある可動部材6を前進位置に移動するには、操作レバー20を掴んで、この操作レバー20を回動規制部23によりガイドしつつ直線状孔22aの右側に向かってスライドし、円弧状孔22bに至らせる。このようにすると、連結軸17で互いに連結された第一アーム16a及び第二アーム16bのうち、第一アーム16aが回動縦軸19aを中心にして前方に回動する。同時に第二アーム16bが回動縦軸27aを中心にして後方に回動すると共に、第二アーム16bに設けられた各ローラー28がガイドレール15に沿って右方にスライドしてそのスライド範囲における右側端部に配置される。この結果、連結支持部材7は図3のように伸長し、可動部材6が後端位置での正面視のまま、すなわち前面を壁面2に直交する前方に向けたまま、非回動状態で前進して前進位置に配置される。
このように可動部材6が前進位置に配置されると、操作レバー20は円弧状孔22bの弧長さ方向の中間部に至り、円弧状孔22bに沿って前後両側に移動可能となる。これによって可動部材6は、図7のように回動縦軸27aを中心に回動することが可能になる。図7は可動部材6を平面視で最大限左回りで回動させたときの状態を示している。なお、図7の二点鎖線は、可動部材6を平面視で最大限右回りで回動させたときの表示パネル3を示している。
例えば前進位置にある可動部材6を回動縦軸27aを中心に平面視で左回りで回動させると、操作レバー20は回動許容部25にガイドされて円弧状孔22bの後側に向かってスライドする。そして操作レバー20は、図7のように可動部材6を平面視で最大限左回りで回動させた状態で円弧状孔22bの後端部に配置される。
逆に可動部材6を回動縦軸27aを中心に平面視で右回りで回動させると、操作レバー20は回動許容部25にガイドされて円弧状孔22bの前側に向かってスライドする。そして操作レバー20は、可動部材6を平面視で最大限右回りで回動させた状態で円弧状孔22bの前端部に配置される。なお、前進位置における可動部材6の回動範囲は、円弧状孔22bを所定の長さとすることにより、表示パネル3や可動部材6が壁面2に衝突しないよう設定されている。
前進位置に配置された可動部材6を後退位置に移動するには、まず図3のように可動部材6の前面を前方に向けて操作レバー20を円弧状孔22bの弧長さ方向の中間部に配置する。次に操作レバー20を回動規制部23によりガイドしつつ直線状孔22bの左側に向かって移動し、直線状孔22bの左側端部に至らせる。すると、第一アーム16aが回動縦軸19aを中心にして後方に回動すると共に、第二アーム16bが回動縦軸27aを中心にして前方に回動する。同時に各ローラー28がガイドレール15に沿って左方にスライドしてそのスライド範囲における左側端部に配置される。この結果、連結支持部材7は図5のように収縮して、可動部材6が前方を向いたまま非回動状態で後退し、可動部材6が後退位置に配置される。
ここで表示パネル支持装置1は、可動部材6の前進位置における回動動作を緩和する緩衝手段を備えている。緩衝手段は、可動部材6に設けられたエア式のショックアブソーバー30で構成されている。
図9のようにショックアブソーバー30はスライド機構部11に設けられ、操作レバー20の前記回動許容部25に規制されつつ行われるスライド動作を緩和する。
図8のようにショックアブソーバー30は、蛇腹状で膨張収縮在の空気袋31と、空気袋31に設けられた排出部32を備えている。
空気袋31は、図9のようにその膨張・圧縮方向を左右方向と平行にしてスライド機構部11の右側端部に内装され、平面視で円弧状孔22bの右側方に配置されている。空気袋31のスライド機構部11に対して固定される端部と反対側の端部である左側端部には、後述のスライド部材35に押圧される押圧部34が設けられている。
排出部32は空気袋31の右側端部に設けられ、スライド機構部11の右側面から突出する。排出部32には空気袋31内の空気を排出するための小径のオリフィス33(図8参照)が設けられている。
スライド機構部11には、回動許容部25の規制のもとスライドする操作レバー20の動作を左右方向に変換するためのスライド部材35が内装され、スライド部材35は左右方向にのみスライド自在となっている。図9、10のようにスライド部材35には、平面視で長手方向の中間部が両端部よりも右側方に位置するように屈曲したV字状の孔36が穿設され、この孔36には操作レバー20の下部が挿通されている。
可動部材6が図3や図6のように前方を向いているとき、操作レバー20の孔36に挿入された部分(以下、挿入部分20aと記載する)は、図9(b)のようにV字状の孔36の屈曲部37に位置する。操作レバー20がガイド部21の回動規制部23に沿ってスライドしているとき、すなわち可動部材6の前進時や後退時には、操作レバー20の挿入部分20aにてスライド部材35が左右方向に押圧される。これによってスライド部材35は操作レバー20に追随して操作レバー20と共に左右方向にスライドする。
前進位置にある可動部材6が平面視で壁面2に対する傾斜角度が大きくなる方向に回動する際、操作レバー20の挿入部分20aは、スライド部材35の孔36の縁部に沿って屈曲部37から離れる方向に移動する。またこの際にスライド部材35を押圧してスライド部材35を右側方に移動させる。
逆に前進位置にある可動部材6が平面視で壁面2に対する傾斜角度が小さくなる方向に回動する際には、操作レバー20の挿入部分20aは、スライド部材35の孔36の縁部に沿って屈曲部37に近づく方向に移動する。またこの際にスライド部材35を押圧してスライド部材35を左側方に移動させる。
可動部材6が後退位置から前進位置に移動して、操作レバー20が円弧状孔22bの弧長さ方向の中間部に配置されると、図9(b)のようにスライド部材35が左側から膨張状態にあるショックアブソーバー30の押圧部34に当接する。
この状態から可動部材6が平面視で右回りや左回りに回動すると、前述のようにスライド部材35が操作レバー20の挿入部分20aにて押圧されて右側方に移動する。このとき右側方に移動するスライド部材35にて、ショックアブソーバー30の押圧部34が右側方に押し込まれて空気袋31が図9(c)の矢印aに示す方向に圧縮され、これにより空気袋31内の空気がオリフィス33を介して排出される。
ショックアブソーバー30は空気袋31が圧縮される速度が速い程、空気袋31内の空気がオリフィス33を通過する際に生じる圧力損失が増す。このため可動部材6の前進位置における回動速度が遅い場合には、可動部材6をほとんど抵抗なく回動できる。逆に可動部材6の回動速度が速い場合には、可動部材6を回動する際に大きな抵抗が生じ、この結果、可動部材6の回動速度が抑えられる。このショックアブソーバー30による可動部材6の回動動作の緩和は、勿論、可動部材6を壁面2に対して傾けた状態から壁面2に対する傾斜角度が大きくなる方向に回動する場合にも生じる。従って前進位置にある可動部材6が壁面2に対する傾斜角度が大きくなる方向に勢いよく回動することが防止される。
逆に前進位置にある可動部材6が壁面2に対する傾斜角度が小さくなる方向に回動すると、前述のようにスライド部材35が操作レバー20の挿入部分20aにて押圧されて左に移動する。このときはショックアブソーバー30の抵抗を受けないので、可動部材6を前方を向く状態までスムーズに回動できる。またこのとき空気袋31は自己保形力により図9(c)の矢印bに示すスライド部材35方向に膨張する。従って再び前進位置にある可動部材6が壁面2に対する傾斜角度が大きくなる方向に回動された場合にも、前述同様ショックアブソーバー30により可動部材6の回動動作を緩和できる。
以上説明した表示パネル支持装置1は、前進位置にある可動部材6を縦軸回りに回動して可動部材6に取付けられた表示パネル3を所望の向きに向けることができる。また可動部材6は非回動状態で前後動するため、可動部材6の前進時や後退時において、可動部材6が回動して可動部材6(又は表示パネル3)が周囲の人や物に衝突したり、可動部材6(又は表示パネル3)と固定部材5(又は壁面2)との間に人や物が挟まれたりすることを防止できる。
さらには、緩衝手段により可動部材6の前進位置における回動動作を緩和するため、勢いよく回動する可動部材6(又は表示パネル3)と固定部材5(又は壁面2)との間に人や物が強く挟まれることを防止できる。
また、緩衝手段を構成するショックアブソーバー30は、前進位置にある可動部材6が勢いよく回動する場合にのみ大きな抵抗が生じさせる。このため想定される通常の回動速度以下で可動部材6を回動する際にはスムーズに可動部材6を回動して所望の向きに変更できる。
さらにショックアブソーバー30の抵抗を生じさせる媒体は空気であるため、この媒体としてオイルや特殊ガス等を用いる場合と比較して、緩衝手段の機構を簡易なものにできる。また媒体の漏れに対する安全性も高い。
なお本実施形態では、緩衝手段による抵抗が可動部材6が壁面2に対する傾斜角度が大きくなる方向に回動された場合にのみ生じるようにした。しかし、前記緩衝手段による抵抗は可動部材6が壁面2に対する傾斜角度が小さくなる方向に回動された場合にも生じるようにしても構わない。この場合の機構については、例えば可動部材6が前進位置に移動したときにスライド部材35が空気袋31に着脱自在連結され、可動部材6が前進位置から後退するときに前記連結が外れるようにし、可動部材6が壁面2に対する傾斜角度が小さくなる方向に回動された場合にスライド部材35に連結された空気袋31が膨張するようにすること等が考えられる。
また圧縮された空気袋31は自己保形力により弾性復帰するようにしたが、空気袋31を膨張する方向に付勢するばね等の付勢手段を設けて、空気袋31をより早く膨張状態に復帰させるようにしてもよい。
また本実施形態の被固定面は部屋の壁面2であるが、壁面2に沿って設けられてテレビのラックに用いられる家具の前面等であってもよい。また固定部材5を壁面2の平坦な鉛直面に沿わせた状態で固定したが、例えば壁面2に前方に開口する凹所を形成し、固定部材5を前記凹所に収納した状態で壁面2に固定してもよい。また可動部材6をその前進時及び後退時において回動不能にする手段や、前進位置において回動可能とする手段としてはガイド部21に限定されるものではない。また前進位置において所望の向きに向けられた可動部材6の回動を規制する回動規制手段を設けてもよい。また、連結支持部材7も上記のものに限定されるものではなく、その他適宜設計変更可能である。
1 表示パネル支持装置
3 表示パネル
5 固定部材
6 可動部材
7 連結支持部材
16a 第一アーム
16b 第二アーム
21 ガイド部
25 回動許容部
30 ショックアブソーバー

Claims (1)

  1. 鉛直な被固定面に沿って固定される固定部材と、前面側に表示パネルが取り付けられる可動部材と、固定部材と可動部材とを連結すると共に可動部材を固定部材に近接した後退位置から前方に出た前進位置に至るまで非回動状態で移動自在とする連結支持部材とを備え、可動部材が前記前進位置で回動自在とされ、可動部材の前記前進位置における回動動作を緩和する緩衝手段を備え、前記連結支持部材は、中間部で交差し且つ相互に縦軸回りに回動自在に連結される第一アーム及び第二アームを備え、第一アームは一端部が固定部材に縦軸回りに回動自在に連結されると共に他端部が可動部材に縦軸回りに回動自在で且つ横方向にスライド自在に連結され、第二アームは一端部が可動部材に縦軸回りに回動自在に連結されると共に他端部が固定部材に縦軸回りに回動自在で且つ横方向にスライド自在に連結され、可動部材に前記第一アームの他端部のスライド方向を規制するガイド部が設けられ、該ガイド部は、可動部材が前記後退位置から前進位置までの間で非回動状態で前後動するよう前記第一アームの他端部のスライド方向を規制する回動規制部と、前記前進位置にある可動部材が前記第二アームの可動部材に連結された一端部を中心に回動するよう前記第一アームの他端部のスライド方向を規制する回動許容部とを有し、可動部材に、前記第一アームの他端部の回動許容部に規制されながら行われるスライド動作を緩和するショックアブソーバーが設けられ、該ショックアブソーバーで前記緩衝手段が構成されたことを特徴とする表示パネル支持装置
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