JP5396996B2 - 溶融めっき鋼板の製造方法 - Google Patents

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本発明は、溶融めっき鋼板の製造に関するもので、特に、めっき鋼板の端部表面にエッジオーバーコートが生成するのを抑制して溶融めっきする方法に関する。
溶融めっき鋼板を製造する際、図1(A)に示すように、溶融めっき浴3より引き上げられた鋼板4の表面に、ワイピングノズル1からガスを吹き付けて、過剰のめっき金属を払拭して付着量の調整を行っているが、その際、エッジオーバーコートなどの欠陥が発生することが知られている。
エッジオーバーコートは、鋼板最端部において、鋼板表裏のワイピングノズル1からの噴射ガス流どうしが干渉し、鋼板端部近傍のワイピングガスによるめっき金属の払拭能力、すなわちワイピング力が低下し、鋼板端部近傍のめっき量がその他の部位に比べ過多となる現象であり、従来ワイピングノズルの端部側の上方に補助ノズルを設置してエッジオーバーコートを防止する技術が提案されている。
例えば、特許文献1には、ワイピングノズルからの吹付気体の鋼帯両端部衝突位置に、上部から補助ノズルからの気体を吹付けること、および、厚目付の場合には、補助ノズルの気体吹付圧をワイピングノズルよりも高圧にすることが示されている。
特許文献2には、ワイピングノズルの上方の端部に設置した補助ノズルから、ワイピングノズルの9〜11倍の圧力で加熱気体を吹き付けることが示されている。
特許文献3には、金属ストリップの端縁から幅方向中央へ30〜170mmの領域において、ワイピングノズルの上方に配置した補助ノズルから、ワイピングノズルの先端部に向けて、ワイピングノズルの噴射圧力以上の圧力で気体を吹きつけることが示されている。
しかし、上記のようにワイピングノズルから離れた上方に補助ノズルを配置してワイピングした場合、めっき鋼板とワイピングノズルの距離の変化にともなってワイピングノズルの噴射ガスと補助ノズルの噴射ガスが干渉し、必ずしもエッジオーバーコートの発生を防止できない場合があり、特に、めっきの目付け量が多い場合にはその傾向が顕著である。
また特許文献2のような方法においては、操業中の溶融メッキ浴の浴温度の変動にともない、噴射ガス温度と噴射ガス吹き付け部位の鋼帯の温度をそれぞれ監視・管理する必要が生じるため設備規模が大規模になるという問題もある。
特開昭48−42931号公報 特公昭55−41295号公報 特開平10−265930号公報
そこで、本発明は、溶融めっき浴より引き上げられた鋼板の表面に、ワイピングノズル及び補助ノズルからガスを吹き付けて、過剰のめっき金属を払拭して付着量の調整を行う際、エッジオーバーコートの発生を効果的に抑制できる方法を提供することを課題とする。
本発明は、ワイピングノズルと補助ノズルの位置やそれぞれのノズルからの吹出しガス流速について検討した結果、ワイピングノズルからガスの吹出しにともなって発生する2次流を利用することにより、ワイピングノズルからのガスが鋼板に衝突する際の衝突ガス圧を効果的にアップすることができることを見出したことに基づくものであり、以下の記載の事項を要旨とするものである。
(1)鋼板表面にワイピングノズルからガスを吹き付けてめっきの付着量を制御する溶融めっき鋼板の製造方法において、
ワイピングノズルの端部上側の傾斜面に補助ノズルを設置し、ワイピングノズルの傾斜面の先端から補助ノズルの先端位置までの長さLを15〜60mmとし、ワイピングノズルから吹出すガスの流速をV1、補助ノズルから吹出すガスの流速をV2としたとき、流速V1が50〜200Nm/sとなり、かつ、V2/V1が0.2〜0.85となるようにそれぞれのノズルからガスを吹出すことを特徴とする溶融めっき鋼板の製造方法。
(2)ワイピングノズル先端と鋼板との間の距離が5〜30mmとなるようにワイピングノズルを設置したことを特徴とする(1)に記載の溶融めっき鋼板の製造方法。
本発明によれば、既存の装置を用いてエッジオーバーコートの発生を効果的に抑制して溶融めっきすることができる。
溶融めっきの概略を説明するための図であり、(A)は全体図、(B)はワイピングのノズル構造を示す。 補助ノズルを設置したワイピングノズルからの主ガス流の流れを説明するための図であり、(A)は補助ノズルをワイピングノズルの先端に近く配置した場合、(B)は離れて配置した場合を示す。 ワイピングノズルからの主ガス流の流れを説明するための図であり、(A)は平面ノズル(90°ノズル)の場合、(B)は鋭角ノズルの場合を示す。 ノズル先端角度が鋭角のワイピングノズルと平面のワイピングノズルを用いてガスを鋼板に吹き付けた際の、吹出しガスのガス流速と衝突圧の関係を示す図である。 ワイピングノズル、補助ノズルからガスを鋼板に吹き付けた際の衝突ガス圧を測定する方法を説明するための図であり、(A)は、測定装置の概要を示し、(B)は、測定記録された衝突ガス圧の一例を示す。 ワイピングノズルから吹出すガスの流速をV1、補助ノズルから吹出すガスの流速をV2としたとき、V1とV2/V1の変化に対するエッジオーバーコート発生の関係を示した図である。 ワイピングノズルの傾斜面の先端からの補助ノズルの先端位置までの長さLとワイピングノズルから吹出すガスの流速V1と補助ノズルから吹出すガスの流速V2の比V2/V1の変化に対するエッジオーバーコート発生の関係を示した図である。
以下、添付の図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
連続溶融めっきラインでは、図1に示すように鋼板4をめっき浴3内に浸漬したのち、上方に引き上げる過程において、めっき浴の鋼板出側に配置した一対のワイピングノズル1から吹出しされたガスを鋼板に吹き付けることによって、鋼板4の表裏面に付着した過剰のめっき金属を払拭し、めっきの付着量を制御する。
その際、ワイピングノズル1のみでは、前述のように、鋼板端部近傍のめっき量がその他の部位に比べ過多となるエッジオーバーコートが起きる。そこで、ワイピングノズルの端部上側の傾斜面上に補助ノズル2を設置して、エッジオーバーコートの発生を抑制している。
しかし、より多くのめっき金属を払拭するために補助ノズルからのガス量を単に増やしても、十分にエッジオーバーコートを抑制できないことがあった。
従来のガスワイピング方法では、補助ノズル2からの補助ガス流6を増加させた場合、図2(A)に示すように、補助ガス流6がワイピングノズル1からの主ガス流5と干渉し、主ガス流5のワイピング力が低下し、鋼板端部が目付け量過多となり、エッジオーバーコートが発生して、鋼板端部が盛り上がるものと考えられる。
そこで、本発明者は、ワイピングノズルからの衝突ガス圧を効果的にアップすることができる、ワイピングノズル1と補助ノズル2の位置やそれぞれのノズルからの吹出しガス流速について検討した。
本発明者は、まず、ワイピングノズル1のノズル先端の角度が25°、45°、60°の鋭角ノズル(25°ノズル、45°ノズル、60°ノズル)と平面ノズル(90°ノズル)を用い、種々の吹出し流速でガスを鋼板に吹き付けた際の、鋼板への衝突ガス圧を測定して、吹出しガス流速と吹出しガスの衝突ガス圧との関係を求めた。
図5(A)に、測定に使用した装置の概要を示す。この装置では、ワイピングノズル1と補助ノズル2から、流量計10、11を介して種々の流量でガスを模擬鋼板12に吹き付け、模擬鋼板12の裏側に埋め込んだ圧力センサー13によって、ガスの衝突ガス圧を検出し、その値を圧力変換器14を介して記録計15に記録するようになっており、測定では、模擬鋼板12をワイピングノズル1に対し高さ方向垂直に一定速度で移動させながら、衝突ガス圧を記録し、その最大値をそのガス流速における衝突圧力とする。図5(B)に圧力センサーの出力の一例を示す。
上記4種のノズルについて、ワイピングノズル1からの吹出しガス流速を変化させた場合の測定結果を、図4に示す。
図4には、ワイピングガス流速が同じでも、鋼板への吹出しガスの衝突ガス圧はノズル先端の角度が25°、45°、60°の鋭角ノズルの方が平面ノズル(90°ノズル)に比べ高いこと、および、吹出しガス流速が50Nm/s以上の流速で、鋭角ノズルと平面ノズルで衝突ガス圧の差が開き始めることが示されている。
平面ノズルの衝突ガス圧に比べ鋭角ノズルによる衝突ガス圧が高くなることは、次のように考えられる。
鋭角ノズルは、図1(B)に示すように、外表面が先端に向かって厚みが減少する方向の傾斜面となっており、先端にスリット状のワイピングガスの吹出し口8が形成されている。このようなワイピングノズル1からワイピングガスを吹出した際に、ワイピングガスの吹出しにともない、ワイピングノズル1の傾斜外表面に沿って、ワイピングガスと同方向の随伴ガス流(2次ガス流)が発生することが予想される。
図3(A)と(B)に、ワイピングノズルの先端角度の差異による2次ガス流の発生の概要を図示した。
ワイピングノズル1の外表面が先端に向かって厚みが減少する鋭角ノズルは、図3(B)のように、ワイピングガスの吹出しにともない、ワイピングノズル1の傾斜外表面に沿って、ワイピングガスと同方向の2次ガス流7が発生するが、図3(A)の平面ノズルの場合は2次ガス流が発生しにくい状態にある。この2次ガス流の発生の差が、図4に示す衝突ガス圧の差として表れるものと考えられる。
ワイピングノズルからの吹出しガスの鋼板への衝突ガス圧は、めっき金属の払拭能力すなわちワイピング力と関係があり、めっき目付量に極めて大きな影響を及ぼす。
本発明者は、この実験により、2次ガス流を効果的に利用することができれば、ワイピングノズルが鋼板に衝突する際のガス圧を高めることができ、エッジオーバーコートが解消できるのではないかと考えた。
次に、2次ガス流を有効に利用するための、補助ノズルの条件について検討した。
ワイピングノズルの端部上側の傾斜面に補助ノズルを配置し、ワイピングノズルの吹出しガス流の流速V1と補助ノズルの吹出しガス流の流速V2、及び、ワイピングノズルの傾斜面の先端からの補助ノズルの先端位置までの長さL(図6参照)を種々変化させて、鋼板にガス流を衝突させる試験を行うとともに、実めっきによるエッジオーバーコートの評価も行った。
実めっき試験では、上記Lを40mmとして補助ノズルを設置し、鋼板からワイピングノズル先端までの吹き付け距離を15mmとし、ワイピングノズルの吹出しガス流の流速V1と補助ノズルの吹出しガス流の流速V2を変化させた条件で試験を行い、鋼板端部の目付量と中央部の目付量の差を測定した。
そして、鋼板端部の方が中央部に対し目付量が片面4g/m2以上付着した場合は、鋼板を巻き取るときに巻き取り部の鋼板端部が盛上り、エッジオーバートの発生として●、目付量差が片面4g/m2未満であれば巻き取り部の鋼板端部の盛り上がりがなく○として評価した結果を、V1に対するV2の比V2/V1で整理し図6に示す。
図6より、吹出しガス流の流速V1が50〜200Nm/sの条件で、係数V2/V1が0.2〜0.85の範囲でエッジオーバーコートが発生しないことが認められた。
さらに、ワイピングノズルの端部上側の傾斜面にある補助ノズルのワイピングノズルの傾斜面の先端からの補助ノズルの先端位置までの長さLを種々変化させて試験を行なった。結果を図7に示す。
図7より、ワイピングノズルの傾斜面の先端からの補助ノズルの先端位置までの長さLが15〜60mmの範囲でエッジオーバーコートが発生しないことが認められた。
これは、図2(B)に示すように、ノズルの傾斜面に適当なスペースを作ることで、2次ガス流7が発生しやすくなるとともに、補助ガス流6を2次ガス流7に巻き込みやすくなるためと考えられる。
本発明は、上記の検討結果に基づきなされたものであり、以下、本発明についてさらに説明する。
本発明では、ワイピングノズルの端部側に補助ノズルを設置してエッジオーバーコートを防止する。その際に、ワイピングノズルからのワイピングガスの吹出しに伴って発生する2次ガス流を利用して、エッジオーバーコートを防止する。
2次流を利用するために、ワイピングノズルを、めっき鋼板との間の距離が5〜30mmとなるように設置する。距離を5mm以上とするのは、溶融めっき浴から引き上げられる被めっき鋼板とワイピングノズルの接触による設備ならびに品質トラブルを防止し安定した連続操業を維持するためで、30mm以下とするのは、それ以上では、必要な衝突圧力を得るためのワイピングガスの吹出し圧力が過大となるためである。
また、ワイピングノズルからのガスの吹出し流速V1を50〜200Nm/sとする。50Nm/s以上とするのは、上記のように2次流の発生に必要なためであり、200Nm/s以下とするのは、それ以上ではワイピングガスの吹出し圧力が過大となるためである。
ワイピングノズルから吹出すガスの流速をV1、補助ノズルから吹出すガスの流速をV2としたとき、係数V2/V1の値の範囲を0.2〜0.85とする。
この係数が、0.2を下回る場合では、補助ガス流のガス圧が弱く、補助ノズルを設けても、十分にワイピングノズルからの主ガス流の衝突圧力を向上させる効果を得ることができない。また、0.85を上回る範囲では、補助ガス流のガス圧が強すぎ、補助ノズルを後退して設けても、主ガス流と干渉して、主ガス流の衝突圧力を低下させる。
2次ガス流を有効に利用するためには、補助ノズルの先端位置とワイピングノズル先端位置との間に2次ガス流が流れる空間が必要であり、ワイピングノズルの端部上側の傾斜面にある補助ノズルのワイピングノズルの傾斜面の先端からの補助ノズルの先端位置までの長さLを15〜60mmの範囲に補助ノズルを設置するのが好ましい。
Lが15mmよりも短くなると補助ノズル先端がメインノズル先端に近づきすぎて補助ノズルからの吹出した補助ガス流がワイピングノズルから吹出す主ガス流に干渉して主ガ主ガス流の衝突圧力を低下させる。また、Lが60mmより大きくなると、補助ノズルが後退しすぎ、補助ガス流が弱くなるため好ましくない。
Lが15〜60mmの範囲では補助ノズルから吹出した補助ガス流が補助ノズルの先端位置とワイピングノズル先端位置との間で発生する2次ガス流に取り込まれさらにそのガスがワイピングノズルから吹出した主ガス流に取り込まれ鋼板とワイピングノズルの吹き付け距離の変化に影響されず2次ガス流を有効に利用できる。
以上のような条件で、溶融めっき後の鋼板に対してワイピングを行うことにより、エッジオーバーコートの発生を抑制してめっき付着量の調整を行うことができる。
以下、実施例により、本発明の実施可能性及び効果についてさらに説明する。
(実施例1)
厚さ1mm板巾1200mmの冷延鋼板を準備し、無酸化炉タイプの連続溶融めっきラインを使用して、加熱、焼鈍、溶融Znめっきを行ってめっき鋼板を製造した。溶融めっきでは、めっき浴に2秒浸漬後、窒素ガスワイピングでめっき付着量を片面45g/m2に調整した。
ワイピングは、先端角度25°と45°の鋭角ノズルを用い、ワイピングノズルとめっき鋼板との距離5〜30mm、補助ノズル位置(L)を40mmとして、表1〜4に示す吹出し流速で実施した。
なお、表1、2は、先端角度25°のワイピングノズルを用いた場合、表3、4は、先端角度45°のワイピングノズルを用いた場合であり、各表において、Pメインはワイピングノズルのガス圧力、P補助は補助ノズルのガス圧力、V1はワイピングノズルから吹出すガスの流速、V2は補助ノズルから吹出すガスの流速をそれぞれ表す。
ワイピング後の、鋼板端部の目付量と中央部の目付量の差を測定し、鋼板端部の目付量が、中央部の目付量に対し片面4g/m2以上多く付着していた場合は、鋼板を巻き取るときに巻き取り部の鋼板端部の盛上りが生じ、エッジオーバートの発生ありとして、「オーバーコート」と評価し、目付量差が片面4g/m2未満であれば、巻き取り部の鋼板端部の盛り上がりがなく、エッジオーバートの発生なしとして「良好」と評価した。
結果を、表1〜4に示す。本発明の範囲内の条件の場合はいずれも、評価が良好であり、エッジオーバーコートの発生が抑制されていた。
Figure 0005396996
Figure 0005396996
Figure 0005396996
Figure 0005396996
(実施例2)
実施例1において、ワイピングを、先端角度25°、45°の鋭角ノズルを用い、ワイピングノズルとめっき鋼板との距離15mm、ワイピングノズルから吹出すガスの流速V1と補助ノズルから吹出すガスの流速V2の比V2/V1を0.2〜0.85、補助ノズル位置Lを10〜80mmとして、先端角度25°のワイピングノズルを用いた場合を表5に、また、先端角度45°のワイピングノズルを用いた場合を表6にそれぞれ示す吹出し流速で実施した。
結果を実施例1と同様に評価し、表5,6に示す。本発明の範囲内の条件の場合はいずれも、評価が良好であり、エッジオーバーコートの発生が抑制されていた。
Figure 0005396996
Figure 0005396996
本発明は、従来の溶融めっき鋼板の製造設備を大きく改変することなく容易に実施できるものであり、かつ実施したことにより大きな効果も期待できるため、大きな産業上の利用可能性を有する。
1 ワイピングノズル
2 補助ノズル
3 溶融めっき浴
4 鋼板
5 主ガス流
6 補助ガス流
7 2次ガス流
8 ガス吹出口
9 ノズルヘッダー
10、11 流量計
12 摸疑鋼板
13 圧力センサー
14 圧力変換器
15 記録計

Claims (2)

  1. 鋼板表面にワイピングノズルからガスを吹き付けてめっきの付着量を制御する溶融めっき鋼板の製造方法において、
    ワイピングノズルの端部上側の傾斜面に補助ノズルを設置し、ワイピングノズルの傾斜面の先端から補助ノズルの先端位置までの長さLを15〜60mmとし、ワイピングノズルから吹出すガスの流速をV1、補助ノズルから吹出すガスの流速をV2としたとき、流速V1が50〜200Nm/sとなり、かつ、V2/V1が0.2〜0.85となるようにそれぞれのノズルからガスを吹出すことを特徴とする溶融めっき鋼板の製造方法。
  2. ワイピングノズル先端と鋼板との間の距離が5〜30mmとなるようにワイピングノズルを設置したことを特徴とする請求項1に記載の溶融めっき鋼板の製造方法。
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