JP5396883B2 - 発電装置 - Google Patents

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Description

本発明は、振動変位に応じて圧電発電する発電装置に関する。
振動エネルギーを有効に利用して発電する技術が各種開発されている。例えば特許文献1には、浮力材内部に圧電膜を設けたマット状の可撓性発電装置浮体を波浪海面に浮揚係止し、海面の波浪により可撓性発電装置浮体が変形することで、それに応じて圧電膜がピエゾ効果により圧電発電する装置が開示されている。
特開平6−336716号公報
上記特許文献1に開示の発電装置は、単に波浪の上下変位を用いて圧電発電するだけなので、3軸成分(前後方向、左右方向および上下方向)の振動変位をそれぞれ利用した効率的な圧電圧電を行うことが出来ない、という問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、3軸成分(前後方向、左右方向および上下方向)の振動変位をそれぞれ利用した効率的な圧電発電を行うことができる発電装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、容器状の筐体内部に錘体を懸架する複数の圧電素子モジュールが、当該筐体に加えられる3軸成分の振動に応じた撓み変化を生じて圧電発電する第1の圧電発電手段と、前記錘体の内部に設けられた複数の圧電素子モジュールが、当該錘体の動きに応じた撓み変化を生じて圧電発電する第2の圧電発電手段とを具備し、前記第1の圧電発電手段は、一端側が筐体の上部枠体各縁に支持固定され、他端側が錘体の上部各縁に可動自在に係止され、逆U字状に湾曲した形で筐体内部に錘体を懸架する複数の圧電素子モジュールを備えることを特徴とする。
上記請求項1に従属する請求項記載の発明では、前記第2の圧電発電手段は、容器状の錘体の内部に複数の圧電素子モジュールと作動流体とを備え、錘体の動きに応じて作動流体が各圧電素子モジュールに撓み変化を与えることを特徴とする。
また上記目的を達成するため、請求項に記載の発明では、容器状の筐体内部に錘体を懸架する複数の圧電素子モジュールが、当該筐体に加えられる3軸成分の振動に応じた撓み変化を生じて圧電発電する第1の圧電発電手段と、前記錘体の内部に設けられた複数の圧電素子モジュールが、当該錘体の動きに応じた撓み変化を生じて圧電発電する第2の圧電発電手段とを具備し、前記第2の圧電発電手段は、少なくとも、錘体の内部底面の対角線上に対向配置される第1〜第4の圧電素子モジュールと、錘体の内壁側面周囲に所定の撓みを与えて貼設される第5の圧電素子モジュールとを備えることを特徴とする。
上記請求項に従属する請求項に記載の発明では、前記第1〜第4の圧電素子モジュールは、基端側が錘体の内部底面に支持固定され、先端側近傍にバランスウェイトを備えた長方形状を為して立設されることを特徴とする。
本発明では、3軸成分(前後方向、左右方向および上下方向)の振動変位をそれぞれ利用した効率的な圧電発電を行うことができる。
実施の一形態による発電装置の全体構造を示す上面および断面図である。 圧電素子モジュール30a〜30dの形状および取り付け構造を示す断面図である。 第1圧電発電ユニット(圧電素子モジュール30a〜30d)の発電原理を説明するための図である。 第1圧電発電ユニット(圧電素子モジュール30a〜30d)の発電原理を説明するための図である。 第1圧電発電ユニット(圧電素子モジュール30a〜30d)の発電原理を説明するための図である。 第1圧電発電ユニット(圧電素子モジュール30a〜30d)の発電原理を説明するための図である。 錘体20の内部構造を示す断面図である。 第2圧電発電ユニット(圧電素子モジュール50a〜50e)の発電原理を説明するための図である。 第2圧電発電ユニット(圧電素子モジュール50a〜50e)の発電原理を説明するための図である。 第2圧電発電ユニット(圧電素子モジュール50a〜50e)の発電原理を説明するための図である。 第2圧電発電ユニット(圧電素子モジュール50a〜50e)の発電原理を説明するための図である。 第2圧電発電ユニット(圧電素子モジュール50a〜50e)の発電原理を説明するための図である。 回路部80の構成を示すブロック図である。 錘体20の圧電素子モジュール50a〜50dの配置の一例を示す断面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1は実施の一形態による発電装置の全体構造を示す上面および断面図である。この図に示す発電装置は、後述する圧電素子モジュール30a〜30dから構成される第1圧電発電ユニットと、後述する圧電素子モジュール50a〜50eから構成される第2圧電発電ユニットとを備えて3軸成分(前後方向、左右方向および上下方向)の振動変位に応じて圧電発電する。
一つの圧電素子モジュール30は、可撓性を有する屈曲自在な基材に圧電素子(例えばプラスチックPVDF)を一体形成した構造を有する。こうした構造の圧電素子モジュール30a〜30dは、図1の断面図に図示するように、逆U字状に湾曲した形で容器形状のケーシング10の内部に錘体20を懸架する。圧電素子モジュール30a〜30dは、図2(b)に図示するように、基端側に電極(不図示)を有し、他端側に貫通孔THが穿設される長方形状を為している。なお、錘体20は、後述する圧電素子モジュール50a〜50eから構成される第2圧電発電ユニットを備える。
図2(a)に図示するように、圧電素子モジュール30a〜30dの基端側の電極(不図示)は、ケーシング10の上部枠体各縁に支持固定され、他端側は上記の貫通孔THを介して締結部40によって錘体20の上部各縁に可動自在に係止される。すなわち、貫通孔THに貫装される締結部40の締結ピン(不図示)が当該貫通孔THの左端又は右端に内接するまでのストローク範囲で圧電素子モジュール30a〜30dの基端側は錘体20の上部各縁に沿って左右方向へ可動自在となっている。このような圧電素子モジュール30a〜30dから構成される第1圧電発電ユニットは、ケーシング10に加わる振動変位に応じて圧電発電する。以下では、図3〜図6を参照して第1圧電発電ユニットの発電原理について説明する。
<低周波で振幅の大きい振動変位が左右方向/前後方向に加えられた場合>
図3(a)は、ケーシング10に左方向(−X方向)の振動変位が加えられた状態を示す図である。低周波で振幅の大きい振動変位によってケーシング10が左方向(−X方向)に変位すると、錘体20は相対的に右方向(+X方向)へ移動する。この為、圧電素子モジュール30aの撓みが減る一方で圧電素子モジュール30bの撓みが増す。これにより、圧電素子モジュール30a〜30bでは、撓み変化に応じたピエゾ効果に基づく起電力を発生する。なお、圧電素子モジュール30c〜30dでは、錘体20の上部各縁に対して可動自在なので、撓み変化が無く起電力を発生しない。
図3(b)は、ケーシング10に右方向(+X方向)の振動変位が加えられた状態を示す図である。この場合には、ケーシング10が右方向(+X方向)に変位するので、錘体20は相対的に左方向(−X方向)へ移動する結果、圧電素子モジュール30aの撓みが増す一方で圧電素子モジュール30bの撓みが減り、こうした撓み変化に応じて圧電素子モジュール30a〜30bが起電力を発生する。この場合も圧電素子モジュール30c〜30dは撓み変化が無く起電力を発生しない。
図4(a)は、ケーシング10に前方向(−Y方向)の振動変位が加えられた状態を示す図である。この場合には、ケーシング10が前方向(−Y方向)に変位するので、錘体20は相対的に後方向(+Y方向)へ移動する結果、圧電素子モジュール30dの撓みが増す一方で圧電素子モジュール30cの撓みが減り、こうした撓み変化に応じて圧電素子モジュール30c〜30dが起電力を発生する。圧電素子モジュール30a〜30bは撓み変化が無く起電力を発生しない。
図4(b)は、ケーシング10に後方向(+Y方向)の振動変位が加えられた状態を示す図である。この場合には、ケーシング10が後方向(+Y方向)に変位するから錘体20は相対的に前方向(−Y方向)へ移動する結果、圧電素子モジュール30cの撓みが増す一方で圧電素子モジュール30dの撓みが減り、こうした撓み変化に応じて圧電素子モジュール30c〜30dが起電力を発生する。圧電素子モジュール30a〜30bは撓み変化が無く起電力を発生しない。
<低周波で振幅の大きい振動変位が上下方向に加えられた場合>
加振されていない状態では、図5(a)に図示する通り、圧電素子モジュール30a〜30dは、逆U字状に湾曲した形でケーシング10の内部に錘体20を懸架している。この状態でケーシング10に上方向(+Z方向)の振動変位が加えられた場合には、図5(b)に図示するように、ケーシング10が上方向(+Z方向)に変位する為、錘体20は相対的に下降する。
これにより、圧電素子モジュール30a〜30dの各撓みが変化し、それに応じて圧電素子モジュール30a〜30dが各々起電力を発生する。これに対し、ケーシング10に下方向(−Z方向)の振動変位が加えられると、図5(c)に図示するように、ケーシング10が下方向(−Z方向)に変位する為、錘体20は相対的に上昇する結果、圧電素子モジュール30a〜30dの各撓みが変化し、それに応じて圧電素子モジュール30a〜30dが各々起電力を発生する。
<高周波で振幅の小さい振動変位が左右方向(前後方向)に加えられた場合>
加振されていない状態では、図6(a)に図示する通り、圧電素子モジュール30a〜30dは、逆U字状に湾曲した形でケーシング10の内部に錘体20を懸架しているが、この状態からケーシング10が小刻みに左右方向に揺すられる場合、つまり高周波で振幅の小さい振動変位が左右方向に加えられると、図6(b)、(c)に図示する通り、錘体20は傾斜しながら左方または右方へ変位する。
例えばケーシング10が左方向に揺すられると、図6(b)に図示するように、錘体20は右方向(+X方向)に傾ぎながら変位する。この結果、圧電素子モジュール30aの撓みが減る一方で圧電素子モジュール30bの撓みが増し、この撓み変化に応じて圧電素子モジュール30a〜30bが起電力を発生する。なお、圧電素子モジュール30c〜30dでは、錘体20の上部各縁に対して可動自在なので、撓み変化が無く起電力を発生しない。
一方、例えばケーシング10が右方向に揺すられると、図6(c)に図示するように、錘体20は左方向(−X方向)に傾ぎながら変位する。この場合、圧電素子モジュール30aの撓みが増す一方で圧電素子モジュール30bの撓みが減り、この撓み変化に応じて圧電素子モジュール30a〜30bが起電力を発生する。なお、圧電素子モジュール30c〜30dでは、錘体20の上部各縁に対して可動自在なので、撓み変化が無く起電力を発生しない。
図示していないが、ケーシング10が小刻みに前後方向に揺すられる場合も上述と同様でる。すなわち、ケーシング10が後方向に揺すられると、錘体20は前方向(+Y方向)に傾ぎながら変位する為、圧電素子モジュール30cの撓みが減る一方で圧電素子モジュール30dの撓みが増し、この撓み変化に応じて圧電素子モジュール30c〜30dが起電力を発生する。
一方、ケーシング10が前方向に揺すられると、錘体20は後方向(−Y方向)に傾ぎながら変位する為、圧電素子モジュール30dの撓みが増す一方で圧電素子モジュール30cの撓みが減り、この撓み変化に応じて圧電素子モジュール30c〜30dが起電力を発生する。なお、圧電素子モジュール30a〜30bでは、錘体20の上部各縁に対して可動自在なので、撓み変化が無く起電力を発生しない。
次に、図7を参照して錘体20の内部構造を説明する。図7は錘体20の内部構造を示す断面図である。この図に示すように、略立方容器状の錘体20は、その内部に圧電素子モジュール50a〜50eから構成される第2圧電発電ユニットと作動流体70とを備える。錘体20の内部に配設される圧電素子モジュール50a〜50eは、上述した第1圧電発電ユニットの圧電素子モジュール30a〜30dと同様、可撓性を有する屈曲自在な基材に圧電素子(例えばプラスチックPVDF)を一体形成した構造を有し、撓み変化に応じたピエゾ効果に基づく起電力を発生する。
錘体20の底面の対角線上に対向配置される圧電素子モジュール50a〜50dは、底面の支持固定される基端B側に電極(不図示)を有し、先端側近傍に2つのバランスウェイト60を備えた長方形状を為して立設される。圧電素子モジュール50eは、錘体20の内壁側面周囲に所定の撓みを与えて貼設される。作動流体70は、錘体20が傾斜した場合に、圧電素子モジュール50a〜50eに撓み変化を生じさせる役割を担うものであり、例えばシリコンオイルなど所定以上の粘性を有する流体(液体)であることが望ましい。
次に、図8〜図12を参照して第2圧電発電ユニットの発電原理について説明する。例えば、図8に図示するように、ケーシング10が左方向に揺すられて錘体20が右方向(+X方向)に傾斜したとすると、図9(a)に図示するように、その傾斜により作動流体70が右側に流れ、左側の液面が低下する一方、右側の液面が上昇する。左側の液面が低下すると、圧電素子モジュール50a、50dでは、浮力減少により先端側近傍に配設される2つのバランスウェイト60の影響が支配的になる為に先端側が下向きに垂れるように撓み、この撓み変化に応じて圧電素子モジュール50a、50dが起電力を発生する。
また、錘体20の傾斜により作動流体70が右側に流れると、その流圧により内壁右側面の圧電素子モジュール50eが撓みが減少し、一方、内壁左側面の圧電素子モジュール50eでは、右側に流れる作動流体70に引っ張られる為に撓みが増す。こうした撓み変化に応じて圧電素子モジュール50eが起電力を発生する。圧電素子モジュール50b、50cでは、撓み変化が無く起電力を発生しない。
これに対し、図10に図示するように、ケーシング10が右方向に揺すられて錘体20が左方向(−X方向)に傾斜したとすると、図11(a)に図示するように、その傾斜により作動流体70が左側に流れ、右側の液面が低下する一方、左側の液面が上昇する。右側の液面が低下すると、圧電素子モジュール50b、50cでは、浮力減少により先端側近傍に配設される2つのバランスウェイト60の影響が支配的になる為に先端側が下向きに垂れるように撓み、この撓み変化に応じて圧電素子モジュール50b、50cが起電力を発生する。
また、錘体20の傾斜により作動流体70が左側に流れると、その流圧により内壁左側面の圧電素子モジュール50eが撓みが減少し、一方、内壁右側面の圧電素子モジュール50eでは、左側に流れる作動流体70に引っ張られる為に撓みが増す。こうした撓み変化に応じて圧電素子モジュール50eが起電力を発生する。圧電素子モジュール50a、50bでは、撓み変化が無く起電力を発生しない。
次に、図12を参照して錘体20が上下方向に揺すられた場合の、圧電素子モジュール50a〜50dの発電原理について説明する。上述したように、圧電素子モジュール50a〜50dの各先端部近傍には2つのバランスウェイト60が配設される。この為、上下方向への振動変位が加えられていない場合には、図12(a)に図示するように、厳密には若干先端が重力方向に傾いだ形となっている。
そして、錘体20が上方変位すると、その変位の加速度に対応した重力方向の力がバランスウェイト60に加えられる結果、圧電素子モジュール50a〜50dでは撓みが増し、この撓み変化に応じた起電力を発生する。一方、錘体20が下方変位する場合には、その変位の加速度に対応した反重力方向の力がバランスウェイト60に加えられる結果、圧電素子モジュール50a〜50dでは撓みが減り、この撓み変化に応じた起電力を発生する。なお、錘体20が上下方向に揺すられた場合には、圧電素子モジュール50eに撓み変化が生じないので、起電力は発生しない。
次に、図13を参照して回路部80の構成について説明する。上述した第1圧電発電ユニット(圧電素子モジュール30a〜30d)が発生する起電力と、第2圧電発電ユニット(圧電素子モジュール50a〜50e)が発生する起電力とは、図示していないが、ケーシング10の構造壁内部に設けられる回路部80に供給される。回路部80は、全波整流回路81、蓄電回路82および出力回路83を備える。なお、第2圧電発電ユニット(圧電素子モジュール50a〜50e)が発生する起電力は、錘体20の構造壁内部からケーシング10の構造壁内部に至る配線経路(不図示)を介して回路部80に入力される。
全波整流回路81は、第1圧電発電ユニット(圧電素子モジュール30a〜30d)が発生する起電力と、第2圧電発電ユニット(圧電素子モジュール50a〜50e)が発生する起電力とを全波整流して蓄電回路82に供給する。蓄電回路82は、全波整流回路81の出力を蓄電するキャパシタを備える。出力回路83は、蓄電回路82に蓄電された電荷に基づき所定電圧に昇圧した出力電圧OUTを発生する。
以上説明したように、本実施形態では、容器状を為すケーシング10の内部に錘体20を懸架する圧電素子モジュール30a〜30dが、ケーシング10に加えられる3軸成分(前後、左右および上下)の振動に応じた撓み変化を生じて圧電発電する第1の圧電発電ユニットと、錘体20の内部に設けられた圧電素子モジュール50a〜50eが、当該錘体20の動きに応じた撓み変化を生じて圧電発電する第2の圧電発電ユニットとを有するので、3軸成分(前後方向、左右方向および上下方向)の振動変位をそれぞれ利用した効率的な圧電発電を行うことができる。
また、本実施形態では、一端側がケーシング10の上部枠体各縁に支持固定され、他端側が錘体20の上部各縁に可動自在に係止され、逆U字状に湾曲した形でケーシング10の内部に錘体20を懸架する圧電素子モジュール30a〜30dを備えるので、3軸成分(前後方向、左右方向および上下方向)の振動変位をそれぞれ利用した効率的な圧電発電が可能になる。
さらに、本実施形態では、略立方容器状の錘体20の内部に圧電素子モジュール50a〜50eと作動流体70とを備え、錘体20の動きに応じて作動流体70が各圧電素子モジュール50a〜50eに撓み変化を与えるので、3軸成分(前後方向、左右方向および上下方向)の振動変位をそれぞれ利用した効率的な圧電発電が可能になる。
なお、上述した実施形態では、圧電素子モジュール50a〜50dを錘体20の底面の対角線上に対向配置する一例について言及したが、これに限らず、例えば図14に図示するように、圧電素子モジュール50a〜50dをそれぞれ錘体20の底面の各辺に直交するよう十字状に配置する態様であっても構わない。
10 ケーシング
20 錘体
30a〜30d 圧電素子モジュール(第1圧電発電ユニット)
40 締結部
50a〜50e 圧電素子モジュール(第2圧電発電ユニット)
60 バランスウェイト
70 作動流体
80 回路部

Claims (4)

  1. 容器状の筐体内部に錘体を懸架する複数の圧電素子モジュールが、当該筐体に加えられる3軸成分の振動に応じた撓み変化を生じて圧電発電する第1の圧電発電手段と、
    前記錘体の内部に設けられた複数の圧電素子モジュールが、当該錘体の動きに応じた撓み変化を生じて圧電発電する第2の圧電発電手段と
    を具備し
    前記第1の圧電発電手段は、一端側が筐体の上部枠体各縁に支持固定され、他端側が錘体の上部各縁に可動自在に係止され、逆U字状に湾曲した形で筐体内部に錘体を懸架する複数の圧電素子モジュールを備えることを特徴とする発電装置。
  2. 前記第2の圧電発電手段は、容器状の錘体の内部に複数の圧電素子モジュールと作動流体とを備え、錘体の動きに応じて作動流体が各圧電素子モジュールに撓み変化を与えることを特徴とする請求項1記載の発電装置。
  3. 容器状の筐体内部に錘体を懸架する複数の圧電素子モジュールが、当該筐体に加えられる3軸成分の振動に応じた撓み変化を生じて圧電発電する第1の圧電発電手段と、
    前記錘体の内部に設けられた複数の圧電素子モジュールが、当該錘体の動きに応じた撓み変化を生じて圧電発電する第2の圧電発電手段と
    を具備し、
    前記第2の圧電発電手段は、少なくとも、錘体の内部底面の対角線上に対向配置される第1〜第4の圧電素子モジュールと、錘体の内壁側面周囲に所定の撓みを与えて貼設される第5の圧電素子モジュールとを備えることを特徴とする発電装置。
  4. 前記第1〜第4の圧電素子モジュールは、基端側が錘体の内部底面に支持固定され、先端側近傍にバランスウェイトを備えた長方形状を為して立設されることを特徴とする請求項記載の発電装置。
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