JP5396712B2 - 分散剤、及びそれを用いた顔料組成物並びに顔料分散体 - Google Patents
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- BALAPPLYFOEYOS-UHFFFAOYSA-N CCC(CC(C)(C1=CC23C)C(O4)=O)(C1=CC2(C)C(C(O1)=O)=C3C1=O)C4=O Chemical compound CCC(CC(C)(C1=CC23C)C(O4)=O)(C1=CC2(C)C(C(O1)=O)=C3C1=O)C4=O BALAPPLYFOEYOS-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
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Description
テトラカルボン酸無水物(d)中の酸無水物基と、を水酸基過剰で反応させてなる水酸基含有化合物(m)中の水酸基と、
1つのイソシアネート基を有する化合物(e)中のイソシアネート基と、を反応させてなる分散剤に関する。
テトラカルボン酸無水物(d)中の酸無水物基と、を水酸基過剰で反応させてなる水酸基含有化合物(n)中の水酸基と、
1つのイソシアネート基を有する化合物(e)中のイソシアネート基と、を反応させてなる分散剤に関する。
テトラカルボン酸無水物(d)及びトリカルボン酸無水物(g)中の酸無水物基と、を水酸基過剰で反応させてなる水酸基含有化合物(o)中の水酸基と、
1つのイソシアネート基を有する化合物(e)中のイソシアネート基と、を反応させてなる分散剤に関する。
テトラカルボン酸無水物(d)及びトリカルボン酸無水物(g)中の酸無水物基と、を水酸基過剰で反応させてなる水酸基含有化合物(p)中の水酸基と、
1つのイソシアネート基を有する化合物(e)中のイソシアネート基と、を反応させてなる分散剤に関する。
1つのイソシアネート基を有する化合物(e)中のイソシアネート基と、を反応させてなる分散剤に関する。
1つのイソシアネート基を有する化合物(e)中のイソシアネート基と、を反応させてなる分散剤に関する。
1つのイソシアネート基を有する化合物(e)中のイソシアネート基と、を反応させてなる分散剤に関する。
1つのイソシアネート基を有する化合物(e)中のイソシアネート基と、を反応させてなる分散剤に関する。
と、コア部分X1を有するテトラカルボン酸無水物とは、水酸基過剰の条件下で反応を行う。このときの反応式を下記反応工程式(4)に示す。下記反応工程式(4)において、nは繰り返し単位数である。
フェニル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、フェノキシエチル(メタ)アクリレート、フェノキシジエチレングリコール(メタ)アクリレート等の芳香族(メタ)アクリレート類;
テトラヒドロフルフリール(メタ)アクリレート等の複素環式(メタ)アクリレート類;
メトキシポリプロピレングリコール(メタ)アクリレート、エトキシポリエチレングリコール(メタ)アクリレート等のアルコキシポリアルキレングリコール(メタ)アクリレート類;
(メタ)アクリルアミド、N,N−ジメチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジエチル(メタ)アクリルアミド、N−イソプロピル(メタ)アクリルアミド、ダイアセトン(メタ)アクリルアミド、アクリロイルモルホリン等の(N置換型)(メタ)アクリルアミド類;
N,N−ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、N,N−ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート等のアミノ基含有(メタ)アクリレート類;
(メタ)アクリロニトリル等のニトリル類があげられる。
ピロメリット酸無水物、エチレングリコールジ無水トリメリット酸エステル、プロピレングリコールジ無水トリメリット酸エステル、ブチレングリコールジ無水トリメリット酸エステル、3,3’,4,4’−ベンゾフェノンテトラカルボン酸無水物、3,3’,4,4’−ビフェニルスルホンテトラカルボン酸無水物、1,4,5,8−ナフタレンテトラカルボン酸無水物、2,3,6,7−ナフタレンテトラカルボン酸無水物、3,3’,4,4’−ビフェニルエーテルテトラカルボン酸無水物、3,3’,4,4’−ジメチルジフェニルシランテトラカルボン酸無水物、3,3’,4,4’−テトラフェニルシランテトラカルボン酸無水物、1,2,3,4−フランテトラカルボン酸無水物、4,4’−ビス(3,4−ジカルボキシフェノキシ)ジフェニルスルフィド無水物、4,4’−ビス(3,4−ジカルボキシフェノキシ)ジフェニルスルホン無水物、4,4’−ビス(3,4−ジカルボキシフェノキシ)ジフェニルプロパン無水物、3,3’,4,4’−パーフルオロイソプロピリデンジフタル酸無水物、3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸無水物、ビス(フタル酸)フェニルホスフィンオキサイド無水物、p−フェニレン−ビス(トリフェニルフタル酸)無水物、m−フェニレン−ビス(トリフェニルフタル酸)無水物、ビス(トリフェニルフタル酸)−4,4’−ジフェニルエーテル無水物、ビス(トリフェニルフタル酸)−4,4’−ジフェニルメタン無水物、9,9−ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)フルオレン酸無水物、9,9−ビス[4−(3,4−ジカルボキシフェノキシ)フェニル]フルオレン酸無水物、3,4−ジカルボキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−1−ナフタレンコハク酸無水物、3,4−ジカルボキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−6−メチル−1−ナフタレンコハク酸無水物、などの芳香族テトラカルボン酸無水物が挙げられる。
(2)ポリオキシエチレングリコール、ポリオキシプロピレングリコール、ポリオキシエチレンポリオキシテトラメチレングリコール、ポリオキシプロピレンポリオキシテトラメチレングリコールもしくは、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンポリオキシテトラメチレングリコールの如き、各種のポリエーテルグリコール類;
(3)上記した各種の多価アルコール類もしくはポリエーテルグリコール類と、エチレンオキシド、プロピレンオキシド、テトラヒドロフラン、エチルグリシジルエーテル、プロピルグリシジルエーテル、ブチルグリシジルエーテル、フェニルグリシジルエーテルまたはアリルグリシジルエーテルの如き各種の(環状)エーテル結合含有化合物との開環重合によって得られる変性ポリエーテルポリオール類;
(4)上記した各種の多価アルコール類もしくはポリエーテルグリコール類の1種以上と、多価カルボン酸類との共縮合によって得られるポリエステルポリオール類であって、多価カルボン酸類が、コハク酸、アジピン酸、セバシン酸、アゼライン酸、フタル酸、テトラヒドロフタル酸、ヘキサヒドロフタル酸、マレイン酸、フマル酸、シトラコン酸、イタコン酸、グルタコン酸、1,2,5−ヘキサントリカルボン酸、1,4−シクロヘキサンヒカルボン酸、1,2,4−ベンゼントリカルボン酸、1,2,5−ベンゼントリカルボン酸、1,2,4−シクロヘキサトリカルボン酸または2,5,7−ナフタレントリカルボン酸などで特に代表されるものを用いて得られるポリエステルポリオール類;
(5)上記した各種の多価アルコール類もしくはポリエーテルグリコール類の1種以上と、ε−カプロラクトン、δ−バレロラクトンもしくは3−メチル−δ−バレロラクトンの如き各種のラクトン類との重縮合反応によって得られるラクトン系ポリエステルポリオール類、あるいは、上記した各種の多価アルコール類もしくはポリエーテルグリコール類と、多価カルボン酸類と、各種のラクトン類との重縮合反応によって得られるラクトン変性ポリエステルポリオール類;
(6)ビスフェノールA型エポキシ化合物、水添ビスフェノールA型エポキシ化合物、一価及び/又は多価アルコール類のグリシジルエーテル、あるいは、一塩基酸及び/又は多塩基酸類のグリシジルエステルの如き各種のエポキシ化合物を、ポリエステルポリオールの合成時に、1種以上併用して得られるエポキシ変性ポリエステルポリオール類;
(7)ポリエステルポリアミドポリオール、ポリカーボネートポリオール、ポリブタジエンポリオール、ポリペンタジエンポリオール、ひまし油、ひまし油誘導体、水添ひまし油、水添ひまし油誘導体、水酸基含有アクリル系共重合体、水酸基含有含フッ素化合物又は水酸基含有シリコン樹脂などが挙げられる。
2−メタクリロイルオキシエチルイソシアネート、2−アクリロイルオキシエチルイソシアネート、1,1−ビス(アクリロイルオキシメチル)エチルイソシアネートなどの光硬化性部位を有するイソシアネート化合物が挙げられる。
R3は、−SO2−、−CO−、−CH2NHCOCH2−、−CH2−又は直接結合を表す。
R4、R5は、−SO2−、−CO−、−CH2NHCOCH2−、−CH2−又は直接結合を表す。
式(12)−COCl
式(13)−CH2NHCOCH2Cl
式(14)−CH2Cl
ガス導入管、温度計、コンデンサー、攪拌機を備えた反応容器に、PGMAc250部を入れ、容器に窒素ガスを注入しながら80℃に加熱して、同温度でメチルメタクリレート80.0部、2−ヒドロキシエチルメタクリレート20.0部、及び2,2'−アゾビスイソブチロニトリル4.0部の混合物を1時間かけて滴下することにより重合反応を行った。滴下終了後、更に80℃で3時間反応させた後、2,2'−アゾビスイソブチロニトリル1.0部をPGMAc50部に溶解させたものを添加し、更に80℃で1時間反応を続けた。その後、2−メタクリロイルオキシエチルイソシアネート23.8部を添加し、更に80℃で6時間反応を行い、ワニス用樹脂を得た。PGMAcを添加して固形分を20%に調整した。ワニス用樹脂の重量平均分子量は、約24000であった。
ガス導入管、温度計、コンデンサー、攪拌機を備えた反応容器に、n−ブチルメタクリレート372部、ベンジルメタクリレート372部、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(PGMAc)1236部を仕込み、窒素ガスで置換した。反応容器内を80℃に加熱して、1−チオグリセロール80部、2,2’−アゾビスイソブチロニトリル0.75部を添加し、12時間反応した(第一工程)。固形分測定により95%が反応したことを確認した。次に、ピロメリット酸無水物130部、PGMAc195部、触媒として1,8−ジアザビシクロ−[5.4.0]−7−ウンデセン1.0部(1000ppm)を投入し、120℃で7時間反応させた(第二工程)。酸価の測定で98%以上の酸無水物がハーフエステル化していることを確認した。最後に、2−メタクリロイルオキシエチルイソシアネート(MOI)46部、PGMAc69部を仕込み、IRにてイソシアネート基に基づく2270cm-1のピークの消失を確認するまで反応を行った(第三工程)。ピーク消失の確認後、反応溶液を冷却して、PGMAcで固形分調整することにより固形分40%の分散剤溶液(D1)を得た。
表1に記載した原料と仕込み量を用いた以外は実施例1と同様にして合成を行い、固形分40%の分散剤溶液(D2〜D4)を得た。
BzMA:ベンジルメタクリレート
EA:エチルアクリレート
MAA:メタクリル酸
PGMAc:プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート
PMA:ピロメリット酸二無水物
BPDA:3,3’,4,4’−ビフェニルエーテルテトラカルボン酸無水物
TMA:トリメリット酸無水物
1,6−HD:1,6−ヘキサンジオール
MOI:2−メタクリロイルオキシエチルイソシアネート
ガス導入管、温度計、コンデンサー、攪拌機を備えた反応容器に、1−チオグリセロール80部、ピロメリット酸無水物145部、PGMAc338部、触媒として1,8−ジアザビシクロ−[5.4.0]−7−ウンデセン0.2部(1000ppm)を仕込み、窒素ガスで置換した後、120℃で5時間反応させた(第一工程)。酸価の測定で98%以上の酸無水物がハーフエステル化していることを確認した。次に、n−ブチルメタクリレート370部、ベンジルメタクリレート370部、PGMAc1110部を仕込み、反応容器内を80℃に加熱して、2,2’−アゾビスイソブチロニトリル0.75部を添加し、12時間反応した(第二工程)。固形分測定により95%が反応したことを確認した。最後に、2−メタクリロイルオキシエチルイソシアネート(MOI)35部、PGMAc52部を仕込み、IRにてイソシアネート基に基づく2270cm-1のピークの消失を確認するまで反応を行った(第三工程)。ピーク消失の確認後、反応溶液を冷却して、PGMAcで固形分調整することにより固形分40%の分散剤溶液(D5)を得た。
表2に記載した原料と仕込み量を用いた以外は実施例5と同様にして合成を行い、固形分40%の分散剤溶液(D6〜D8)を得た。
ガス導入管、温度計、コンデンサー、攪拌機を備えた反応容器に、n−ブチルメタクリレート433部、ベンジルメタクリレート433部、PGMAc1370部を仕込み、窒素ガスで置換した。反応容器内を80℃に加熱して、1‐チオグリセロール47部、2,2’−アゾビスイソブチロニトリル0.75部を添加して反応を開始し、12時間反応した。固形分測定により95%が反応したことを確認した。次に、キシリレンジイソシアネート60部、PGMAc90部、触媒としてジブチル錫ジラウリレート1.0部を添加し、IRにてイソシアネート基に基づく2270cm-1のピークの消失を確認するまで反応を行った。最後に、MOI27部、PGMAc41部を添加し、IRにてイソシアネート基に基づく2270cm-1のピークの消失を確認するまで反応を行った。ピーク消失を確認後、反応溶液を冷却して、PGMAcで固形分調整することにより固形分40%の分散剤溶液(D9)を得た。
撹拌機、還流冷却管、ガス導入管、温度計、滴下ロートを備えた4口フラスコに、シクロヘキサノン75部、ネオペンチルグリコール17.8部、無水ピロメリット酸31.9部を仕込み、150〜160℃に昇温し、窒素ガス雰囲気下、5時間反応を行った。樹脂酸価が334以下になった時点で冷却し、ε−カプロラクトン249.7部、テトラブチルチタネート0.6部を加え、150℃で5時間攪拌を行った。加熱残分が76%以上になった時点で冷却して、シクロヘキサノンで固形分調整することにより固形分40%の分散剤溶液(D10)を得た。
ガス導入管、温度計、コンデンサー、攪拌機を備えた反応容器に、PGMAc1374部を仕込み、反応容器内を80℃に加熱して、窒素ガスで置換した。n−ブチルメタクリレート430部、ベンジルメタクリレート430部、2−ヒドロキシエチルメタクリレート56部、2,2’−アゾビスイソブチロニトリル0.75部の混合物を反応容器内に2時間かけて滴下した。更に反応を5時間行い、固形分測定により95%が反応したことを確認した。次に、ピロメリット酸無水物75部、PGMAc113部、触媒として1,8−ジアザビシクロ−[5.4.0]−7−ウンデセン1.0部(1000ppm)を投入し、120℃で7時間反応させた。酸価の測定で98%以上の酸無水物がハーフエステル化していることを確認した。最後に、ステアリルイソシアネート9部、PGMAc14部を仕込み、IRにてイソシアネート基に基づく2270cm-1のピークの消失を確認するまで反応を行った。ピーク消失の確認後、反応溶液を冷却して、PGMAcで固形分調整することにより固形分40%の分散剤溶液(D11)を得た。
下記表3に示す割合で、顔料(C.I.Pigment Blue 15:6)、実施例1にて合成した固形分40%の分散剤溶液(D1)、塩基性基を有する顔料誘導体48、及びPGAMcを配合し、0.8mmφガラスビーズ100部を加えスキャンデックスで3時間分散し、銅フタロシアニン顔料組成物を作製した。
下記表3に示す割合で配合し、実施例8と同様にして顔料組成物を得た。
下記表4に示す割合で、顔料(C.I.Pigment Blue 15:6)、実施例1にて合成した固形分40%の分散剤溶液(D1)、塩基性基を有する顔料誘導体48、製造例1で合成した固形分20%のワニス(溶液)、及びPGAMcを配合し、0.8mmφガラスビーズ100部を加えスキャンデックスで3時間分散し、銅フタロシアニン分散体を作製した。
下記表4に示す割合で配合し、実施例16と同様にして顔料分散体を得た。
本発明の顔料組成物及び顔料分散体の性能を評価するために、得られた顔料組成物及び顔料分散体の粘度をB型粘度計(25℃、回転速度100rpm)で測定し、初期粘度、及び経時安定性を評価した。(粘度は低いほど良好。) 初期粘度は分散後1日室温で放置後に測定、経時粘度は1週間40℃に放置後に測定を行った。初期粘度に対する経時粘度の変化率が±10%以内の時は、経時安定性は○、±10%〜±20%の時は△、±20%の範囲外の時は×とした。
DEDG:ジエチレングリコールジエチルエーテル
青用誘導体:フタロシアニン顔料誘導体(誘導体48)
紫用誘導体:ジオキザジン系顔料誘導体(誘導体49)
赤用誘導体:アントラキノン誘導体(誘導体4)
黄用誘導体:トリアジン誘導体(誘導体44)
Claims (16)
- 分子内に2つの水酸基と1つのチオール基とを有する化合物(a)の存在下に、エチレン性不飽和単量体(b)をラジカル重合してなる、片末端領域に化合物(a)に由来する2つの水酸基を有するビニル重合体(c)中の水酸基と、
テトラカルボン酸無水物(d)中の酸無水物基と、を水酸基過剰で反応させてなる水酸基含有化合物(m)中の水酸基と、
1つのイソシアネート基を有する化合物(e)中のイソシアネート基と、を反応させてなる分散剤であって、
分散剤の重量平均分子量が、2,000〜100,000であり、
エチレン性不飽和単量体(b)が、下記一般式(3)で表わされる単量体を含むことを特徴とする分散剤。
一般式(3)
[一般式(3)において、R 2 は、炭素原子数1〜4の直鎖状もしくは分岐状のアルキル基、又は炭素数6〜15の脂環式のアルキル基である。] - 分子内に2つの水酸基と1つのチオール基とを有する化合物(a)の存在下に、エチレン性不飽和単量体(b)をラジカル重合してなる、片末端領域に化合物(a)に由来する2つの水酸基を有するビニル重合体(c)及び前記ビニル重合体(c)以外の水酸基を有する化合物(f)中の水酸基と、
テトラカルボン酸無水物(d)中の酸無水物基と、を水酸基過剰で反応させてなる水酸基含有化合物(n)中の水酸基と、
1つのイソシアネート基を有する化合物(e)中のイソシアネート基と、を反応させてなる分散剤であって、
分散剤の重量平均分子量が、2,000〜100,000であり、
エチレン性不飽和単量体(b)が、下記一般式(3)で表わされる単量体を含むことを特徴とする分散剤。
一般式(3)
- 分子内に2つの水酸基と1つのチオール基とを有する化合物(a)の存在下に、エチレン性不飽和単量体(b)をラジカル重合してなる、片末端領域に化合物(a)に由来する2つの水酸基を有するビニル重合体(c)中の水酸基と、
テトラカルボン酸無水物(d)及びトリカルボン酸無水物(g)中の酸無水物基と、を水酸基過剰で反応させてなる水酸基含有化合物(o)中の水酸基と、
1つのイソシアネート基を有する化合物(e)中のイソシアネート基と、を反応させてなる分散剤であって、
分散剤の重量平均分子量が、2,000〜100,000であり、
エチレン性不飽和単量体(b)が、下記一般式(3)で表わされる単量体を含むことを特徴とする分散剤。
一般式(3)
- 分子内に2つの水酸基と1つのチオール基とを有する化合物(a)の存在下に、エチレン性不飽和単量体(b)をラジカル重合してなる、片末端領域に化合物(a)に由来する2つの水酸基を有するビニル重合体(c)及び前記ビニル重合体(c)以外の水酸基を有する化合物(f)中の水酸基と、
テトラカルボン酸無水物(d)及びトリカルボン酸無水物(g)中の酸無水物基と、を水酸基過剰で反応させてなる水酸基含有化合物(p)中の水酸基と、
1つのイソシアネート基を有する化合物(e)中のイソシアネート基と、を反応させてなる分散剤であって、
分散剤の重量平均分子量が、2,000〜100,000であり、
エチレン性不飽和単量体(b)が、下記一般式(3)で表わされる単量体を含むことを特徴とする分散剤。
一般式(3)
- 分子内に2つの水酸基と1つのチオール基とを有する化合物(a)中の水酸基と、テトラカルボン酸無水物(d)中の酸無水物基と、を水酸基過剰で反応させて生成される化合物(h)の存在下に、エチレン性不飽和単量体(b)をラジカル重合してなる水酸基含有化合物(q)中の水酸基と、
1つのイソシアネート基を有する化合物(e)中のイソシアネート基と、を反応させてなる分散剤であって、
分散剤の重量平均分子量が、2,000〜100,000であり、
エチレン性不飽和単量体(b)が、下記一般式(3)で表わされる単量体を含むことを特徴とする分散剤。
一般式(3)
- 分子内に2つの水酸基と1つのチオール基とを有する化合物(a)及びチオール基を有さない水酸基含有化合物(i)中の水酸基と、テトラカルボン酸無水物(d)中の酸無水物基と、を水酸基過剰で反応させて生成される化合物(j)の存在下に、エチレン性不飽和単量体(b)をラジカル重合してなる水酸基含有化合物(r)中の水酸基と、
1つのイソシアネート基を有する化合物(e)中のイソシアネート基と、を反応させてなる分散剤であって、
分散剤の重量平均分子量が、2,000〜100,000であり、
エチレン性不飽和単量体(b)が、下記一般式(3)で表わされる単量体を含むことを特徴とする分散剤。
一般式(3)
- 分子内に2つの水酸基と1つのチオール基とを有する化合物(a)中の水酸基と、テトラカルボン酸無水物(d)中の酸無水物基及びトリカルボン酸無水物(g)中の酸無水物基と、を水酸基過剰で反応させて生成される化合物(k)の存在下に、エチレン性不飽和単量体(b)をラジカル重合してなる水酸基含有化合物(s)中の水酸基と、
1つのイソシアネート基を有する化合物(e)中のイソシアネート基と、を反応させてなる分散剤であって、
分散剤の重量平均分子量が、2,000〜100,000であり、
エチレン性不飽和単量体(b)が、下記一般式(3)で表わされる単量体を含むことを特徴とする分散剤。
一般式(3)
- 分子内に2つの水酸基と1つのチオール基とを有する化合物(a)及びチオール基を有さない水酸基含有化合物(i)中の水酸基と、テトラカルボン酸無水物(d)中の酸無水物基及びトリカルボン酸無水物(g)中の酸無水物基と、を水酸基過剰で反応させて生成される化合物(l)の存在下に、エチレン性不飽和単量体(b)をラジカル重合してなる水酸基含有化合物(t)中の水酸基と、
1つのイソシアネート基を有する化合物(e)中のイソシアネート基と、を反応させてなる分散剤であって、
分散剤の重量平均分子量が、2,000〜100,000であり、
分子内に2つの水酸基と1つのチオール基とを有する化合物(a)が、1−メルカプト−1,1−メタンジオール、1−メルカプト−1,1−エタンジオール、3−メルカプト−1,2−プロパンジオール、2−メルカプト−1,2−プロパンジオール、2−メルカプト−2−メチル−1,3−プロパンジオール、2−メルカプト−2−エチル−1,3−プロパンジオール、1−メルカプト−2,2−プロパンジオール、2−メルカプトエチル−2−メチル−1,3−プロパンジオール、および2−メルカプトエチル−2−エチル−1,3−プロパンジオールからなる群より選ばれる少なくとも1種を含み、
エチレン性不飽和単量体(b)が、下記一般式(3)で表わされる単量体を含み、
テトラカルボン酸無水物(d)が、芳香族テトラカルボン酸無水物を含み、
1つのイソシアネート基を有する化合物(e)が、ステアリルイソシアネート、2,6−ジメチルフェニルイソシアネート、3−クロロフェニルイソシアネート、4−トルエンスルホニルイソシアネート、2−メタクリロイルオキシエチルイソシアネート、2−アクリロイルオキシエチルイソシアネート、および1,1−ビス(アクリロイルオキシメチル)エチルイソシアネートからなる群より選ばれる少なくとも1種を含むことを特徴とする分散剤。
一般式(3)
- 酸価が5〜200mgKOH/gである請求項1〜8いずれか記載の分散剤。
- エチレン性不飽和単量体(b)をラジカル重合してなるビニル重合体部分の重量平均分子量が、1,000〜50,000である請求項1〜10いずれか記載の分散剤。
- 1つのイソシアネート基を有する化合物(e)が、光硬化性部位を有することを特徴とする請求項1〜11いずれか記載の分散剤。
- 1つのイソシアネート基を有する化合物(e)が、2−メタクリロイルオキシエチルイソシアネート、2−アクリロイルオキシエチルイソシアネート、又は1,1−ビス(アクリロイルオキシメチル)エチルイソシアネートのいずれかであることを特徴とする請求項1〜12いずれか記載の分散剤。
- 請求項1〜13いずれか記載の分散剤と、顔料とを含有する顔料組成物。
- 更に、塩基性基を有する顔料誘導体、塩基性基を有するアントラキノン誘導体、塩基性基を有するアクリドン誘導体、及び塩基性基を有するトリアジン誘導体からなる群から選ばれる塩基性誘導体の少なくとも一種を含有する請求項14記載の顔料組成物。
- 請求項14又は15記載の顔料組成物をワニスに分散させてなる顔料分散体。
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