JP5395905B2 - 抗炎症化合物 - Google Patents

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Description

本発明は、ビフェニルイミダゾール化合物、ビフェニルイミダゾール化合物の製造方法、ビフェニルイミダゾール化合物およびその医薬上許容される塩、溶媒和物およびプロドラッグの使用、ビフェニルイミダゾール化合物を含有する医薬組成物、ならびに生体における炎症の軽減におけるビフェニルイミダゾール化合物および組成物の使用に関する。本発明はまた、副作用が実質的に軽減された化合物、および炎症治療を必要とする人に本発明のビフェニルイミダゾール化合物の有効量を投与することによる炎症の治療方法に関する。
本発明は、詳しくは、一般式(I)および(II):
Figure 0005395905
で示される化合物およびその医薬上許容される塩、溶媒和物およびプロドラッグ、かかる化合物の製造方法、化合物を含有する医薬組成物、それらの調製方法、ならびに生体における炎症の治療におけるかかる化合物および組成物の使用に関する。
炎症は、細胞の損傷および血管組織に対する反応を発現する身体の複雑な常同的反応である。プロスタグランジンは、炎症、疼痛および発熱の症状の主要原因である。非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)は、プロスタグランジンの生合成を阻害することによって作用する(非特許文献1)。プロスタグランジンは、酸性脂質のカスケード全体にわたって前駆体としての役割を果たすアラキドン酸を用いて生合成される。一般にシクロオキシゲナーゼ(COX)経路と称されるアラキドン酸からのプロスタグランジンの形成のための生合成は、多酵素複合体、COX−1およびCOX−2によって触媒される。該反応は、2つの段階で進行する。第1段階で基質アラキドン酸をプロスタグランジンエンドペルオキシド(PGG2およびPGH2)に変換し、第2段階でPGG2およびPGH2を転位させて、PGD2、PGE2およびPGI2のような種々のプロスタグランジンを形成する。NSAIDは、シクロオキシゲナーゼ工程を阻害し、プロスタグランジンエンドペルオキシド(PGG2およびPGH2)およびトロンボキサンA2ならびに他のプロスタグランジンの形成を防止し、その結果、炎症の徴候および症状を軽減する(非特許文献2)。
これらの薬物の慢性使用は、胃腸刺激症状(粘膜損傷、出血)のような副作用および腎レベルでの副作用に関連し、それによって、それらの治療可能性を制限している。選択的COX−2阻害剤としてより安全なNSAIDの開発が課題である。いくつかの公知の選択的COX−2阻害剤としては、セレコキシブ(非特許文献3)、ロフェコキシブ(非特許文献4)、バルデコキシブ(非特許文献5)、パレコキシブNa(非特許文献6)およびエトリコキシブ(非特許文献7)がある。
しかしながら、選択的COX−2阻害剤のいくつかは、慣用のNSAIDのものと類似の浮腫、高血圧のような副作用、および血栓症の危険性の増加の可能性を示す(非特許文献8)。NSAIDの胃腸安全性がこのクラスの薬物の使用に対する主な限界である。それらの心血管有害作用についての懸念が高まっている。本発明は、様々なタイプの疼痛および炎症性障害の治療に有用な新規NSAID化合物の創製、副作用が実質的に軽減されたこれらの化合物の製造方法を対象とする。
特許文献1および特許文献2は、その主クレームにおいてベンズアミド化合物を教示しており、ホメオスタシスの調節のため、ならびに再狭窄および炎症のようなトロンビンによって誘発される血管系における血栓形成および他の病理過程の予防および治療のためのその使用を教示している。該化合物は、必須の構造成分としてベンズアミドを有する。
特許文献3は、免疫抑制剤、抗アレルギー剤、またはイムノグロブリンE生産の抑制剤として使用される、パラ位に様々な置換基を有する新規三環式化合物を教示している。
特許文献4には、アンジオテンシンII阻害剤としての一連のイミダゾールビフェニル化合物が記載されており、動脈性高血圧、心不全、腎不全の治療における使用、血管形成術後の狭窄再発の予防における使用、ある種の胃腸障害および婦人科障害の治療における使用、特に子宮レベルでの弛緩作用のための使用を記載している。この発明の最重要点は、降圧剤としてのイミダゾールビフェニルの使用である。
特許文献5および特許文献6は、鈴木カップリングの使用および虚血性症状の治療における化合物の使用を開示することによってイミダゾールビフェニル誘導体の新規製造方法を教示している。
特許文献7は、アンジオテンシンII阻害剤としてのF18置換イミダゾールビフェニル化合物を教示している。
特許文献8は、虚血性症状により引き起こされる病気の治療または予防のため、および呼吸ドライブ障害の治療用薬剤の製造のためのイミダゾール化合物の使用イミダゾール化合物の使用を教示している。この発明の最重要点は、スルホニルシアナミド側鎖によるビフェニルスルホニル置換を伴う5員複素環をもつ化合物である。
特許文献9は、イミダゾールビフェニルスルホニルシアナミド化合物を製造するための中間体としてのイミダゾールビフェニルスルホニルアミド化合物の使用を教示している。
特許文献10、特許文献11および特許文献12は、ビフェニル誘導体のテトラゾリル化合物の製造方法を教示している。
特許文献13および特許文献14は、それぞれ、鎮痛薬としてのアンジオテンシンIIアンタゴニスト活性を有する複素環化合物、例えば、ロサルタン、カンデサルタンの使用、および炎症性疾患を治療するための腫瘍壊死因子−α(TNF−α)活性の阻害方法を記載している。
驚くべきことに、一連の新規ビフェニルイミダゾール化合物、特に、式(I)および式(II)で示される置換ビフェニルイミダゾール化合物が優れた抗炎症特性を示し、生体、動物およびヒトにおける炎症の治療および予防において有用性を有することが観察されている。また、本発明の化合物を合成して、本発明の化合物を使用する動機を当業者に与えるような従来技術は全くない。
特許文献1および特許文献2は、抗炎症剤としてのビフェニルイミダゾール化合物の使用を教示していない。
特許文献3は、ビフェニルイミダゾール化合物およびニトロ置換イミダゾール化合物のような本発明のビフェニル化合物を開示していない。
特許文献4は、一連のビフェニルイミダゾール化合物を教示しているが、構造的に異なっており、かつ、抗炎症用途を有する本発明の化合物を具体的には記載していない。
特許文献5および特許文献6は、ビフェニルイミダゾール誘導体の新規製造方法を教示しているが、本発明の化合物に詳細に言及していない。
特許文献7は、F18置換ビフェニルイミダゾール化合物を教示しているが、抗炎症用途のための本発明の化合物の使用を教示していない。
特許文献8は、本発明の化合物を教示しておらず、また、特許文献8は、抗炎症用途のためのイミダゾール化合物の使用も教示していない。
特許文献9は、ニトロイミダゾール化合物に関するが、本発明のニトロイミダゾール置換化合物を教示しておらず、ニトロイミダゾール化合物の抗炎症用途のための使用も教示していない。
特許文献10、特許文献11および特許文献12は、テトラゾリル化合物を教示しているのであって、本発明のニトロイミダゾール化合物について記載していない。
特許文献13は、本発明の対象であるビフェニル化合物を教示していない。
従来技術は、本発明の化合物群を具体的に教示しておらず、また、本発明の化合物を製造する動機もこれらの化合物を抗炎症用途のために使用する動機も当業者に与えない。従来技術は、本発明の式Iおよび式IIで示される化合物からの組成物の製剤化に関する教示を欠いている。従来技術は、抗炎症用途のための式Iおよび式IIで示される化合物を含有する組成物の使用について記載していない。
国際公開第2002/079145号 国際公開第01/19788号 国際公開第99/38829号 欧州特許出願公開第465368号 米国特許第5391732号 米国特許第5527919号 特開平09−165378号 欧州特許出願公開第855392号 米国特許第6369236号 国際公開第2005/051928号 国際公開第2005/051929号 国際公開第2007/054965号 米国特許出願公開第20040097565号 米国特許第6833381号
D.F.Steiner and J.L.Clark, Proc. Natl. Acad. Sci., U.S.A., 60, 622 (1968) K. Brune, M. Glatt. And P Graf, Gen Pharmacology. 7, 28 (1976) J. Med. Chem. 1997, 40(9), 1347-1365 Bioorg. Med. Chem. Lett. 1999, 9, 1773-1778 J. Med. Chem. 2000, 43(5), 775-777 J. Med. Chem. 2000, 43(9), 1661-1663 J. Pharmacology. Exp. Ther. 2002, 296 (2), 558-566 N. Eng. J. Med. 2000, 343:1520-1528
発明の目的
本発明の主な目的は、式(I)および式(II)で示されるビフェニルイミダゾール化合物を提供することである。
本発明の別の目的は、式(I)および式(II)で示されるビフェニルイミダゾール化合物の製造方法を提供することである。
本発明のさらに別の目的は、式(I)および式(II)で示されるビフェニルイミダゾール化合物を含む組成物を提供することである。
本発明の別の目的は、式(I)および式(II)で示されるビフェニルイミダゾール化合物を含む組成物の調製方法を提供することである。
本発明の別の目的は、炎症性障害を治療するための、式(I)および式(II)で示されるビフェニルイミダゾール化合物、ならびに式(I)および式(II)で示されるビフェニルイミダゾール化合物を含む組成物を提供することである。
本発明のさらに別の目的は、式(I)および式(II)で示されるビフェニルイミダゾール化合物、式(I)および式(II)で示されるビフェニルイミダゾール化合物の製造方法、式(I)および式(II)で示されるビフェニルイミダゾール化合物を含む組成物、式(I)および式(II)で示されるビフェニルイミダゾール化合物を含む組成物の調製方法、ならびに生体における炎症を治療するための式(I)および式(II)で示される化合物およびその組成物の使用を提供することである。
本発明のさらなる目的は、抗炎症効果を有し、さらに、既知のNSAIDによって示される胃腸刺激、潰瘍発生のような副作用が実質的に軽減された式(I)および式(II)で示されるビフェニルイミダゾール化合物を提供することである。
本発明の別の目的は、炎症媒介疾患の治療を必要とする生体に式(I)または式(II)で示される化合物またはその塩または溶媒和物またはプロドラッグの有効量を投与することによる炎症媒介疾患の治療方法を提供することである。
発明の概要
本発明は、
i)炎症を治療するための式(I):
Figure 0005395905
[式中、
R1は、1つ以上の、H、−NO2、R4、−O−(CH2)n−R4(ここで、n=0〜5)、−NH2、−SO2NH2、−NHSO2−R4、ハロ、−COOH、アシル、−CN、置換されていてもよいアミン、−SO2NHR4であり;
R2は、H、−O−(CH2)n−R4(ここで、n=0〜5)、−NO2、−SO2NH2、−NHSO2−R4、−CN、−COOH、ハロ、置換されていてもよいアミン、R4、シクロアルキル基、アルキルチオ、アシル、置換もしくは非置換複素環基、アルコキシカルボニル、アリールオキシ、アリールオキシカルボニル、または置換もしくは非置換アミドであり;
R4は、置換または非置換アルキルである]
で示される化合物およびそれらの医薬上許容される塩、溶媒和物またはプロドラッグ;および
式(II):
Figure 0005395905
[式中、
R5は、1つ以上の、H、ハロ、NO2、R4、アルコキシカルボニル、−O−(CH2)n−R4(ここで、nは、0〜5である)、−COOH、−SO2NH2、−NHSO2−R4、アリール、シクロアルキル、ベンジルまたは置換ベンジル(フェニル環上で、少なくとも1つのハロゲン、CN、−(CH2)m−R7(ここで、mは、0〜5である)、−(CH2)p−OC(O)R4(ここで、pは、1〜5である)、置換されていてもよいアミンで置換されていてもよい)であり;
R6は、1つ以上の、CN、H、ハロ、NO2、R4、−NH2、アルコキシカルボニル、−O−(CH2)n−R4(ここで、nは、0〜5である)、−COOH、−SO2NH2、−NHSO2−R4、SO2−NH−R4、アリール、置換もしくは非置換複素環基、−CH2COOH、−CH2COOR4、−SO3H、−PO3H、置換もしくは非置換アミド、−CH2−R7、−CONH−R7(ここで、R7は、置換もしくは非置換複素環基である)であり;
R4は、置換または非置換アルキルである]
で示される化合物、
ならびに
ii)化合物(I)および化合物(II)の製造方法;および
iii)化合物(I)および化合物(II)を含む組成物;および
iv)化合物(I)および化合物(II)を含む組成物の調製方法;および
v)抗炎症用途のための、化合物(I)および化合物(II)、化合物(I)および化合物(II)の組成物の使用
を記載する。
本発明の化合物は、ジクロフェナク、セレコキシブおよびトルフェナム酸のような既知のNSAIDの化合物よりも優れている。
発明の詳細な説明
本発明によると、式(I)および式(II)で示される化合物、式(I)および式(II)で示される化合物の製造方法、式(I)および式(II)で示される化合物を含む組成物、式(I)および式(II)で示される化合物を含む組成物の調製方法、生体における炎症の治療のための、式(I)および式(II)で示される化合物、式(I)および式(II)で示される化合物を含む組成物の使用を提供する。
驚くべきことに、上記式(I)および式(II)で示される化合物が優れた抗炎症活性を有すること、および既知のNSAIDによって示される胃腸刺激、潰瘍発生のような副作用の実質的な軽減を示すことが見出された。
本明細書に記載の化合物の各記号の定義を以下に説明する:
上記式において、
用語Hは、水素原子である。NO2は、ニトロ基である。NH2は、アミノ基である。SO2NH2は、スルホンアミドを表す。SO2−NH−R4は、R4が本明細書に記載されるとおりである置換スルホンアミドである。
CNは、シアノである。ハロまたはハロゲンは、Cl、Br、F、Iを表す。COOHは、カルボキシ基を意味する。非置換アルキルは、メチル、エチル、プロピル、n−ブチル、1−メチルエチル、2−メチルプロピル、1,1−ジメチルエチル、n−ペンチル、ジメチルプロピル、n−ヘキシル、2−メチルペンチル、3−メチルペンチルなどのようなC1-6炭素原子を有する直鎖および分枝鎖飽和炭化水素基を意味する。
置換アルキルは、ハロ、カルボキシ、シクロアルキル、アリール、ニトロ、シクロアルケニル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アラルコキシカルボニル、アルキル、アラルキルのような1つ以上の同一または異なる置換基で置換されているアルキル基を意味し、例示的な基としては、メチル、トリフルオロメチル、アシル、カルボキシメチル、メトキシカルボニルエチル、ベンジルオキシカルボニルメチルが挙げられる。O−(CH2)n−R4(ここで、n=0〜5)は、R4が本明細書に記載されるとおりであるアルコキシであり、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシなどが挙げられる。
−NHSO2−R4は、メチルスルホニルアミノ、エチルスルホニルアミノ、イソプロピルスルホニルアミノ、n−プロピルスルホニルアミノのようなアルキルスルホニルアミノである。
アシルは、−C(O)Hまたはアルキル−COを意味し、例示的な基としては、ホルミル、アセチル、プロパノイルおよびブタノイルが挙げられる。
置換されていてもよいアミンは、メチルアミン、エチルアミン、ジメチルアミン、ジエチルアミン、フェニルアミン、ナフチルアミン、ベンジルアミン、ジフェニルアミンのような、アミンまたはアルキルアミンまたはアリールアミンである。
シクロアルキルは、約C3〜C10炭素原子、好ましくは、C5〜C10炭素原子の非芳香環系を意味し、例示的な基としては、シクロペンチル、シクロヘキシルおよびシクロヘプチルが挙げられる。アルキルチオは、アルキル−S基(ここで、アルキル基は本明細書で定義されているとおりである)を意味し、例示的なアルキルチオ基としては、メチルチオ、エチルチオおよびイソプロピルチオが挙げられる。
置換または非置換複素環基としては、窒素原子、硫黄原子および酸素原子から選択される1つ以上のヘテロ原子を含有する5〜7員飽和環が挙げられ、例示的には、ピペリジノ、モルホリノ、ピロリジノが挙げられる。また、炭素原子に加えて、窒素原子、硫黄原子および酸素原子から選択される1つ以上のヘテロ原子を含有する5〜10員芳香環が挙げられ、例示的には、チエニル、ピリジル、インドリル、キノリル、イソキノリル、イミダゾール、テトラゾールが挙げられる。
置換複素環は、ハロ、カルボキシ、シクロアルキル、アリール、ニトロ、シクロアルケニル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アラルコキシカルボニル、アルキル、アラルキルのような同一または異なる1つ以上の置換基で置換されている複素環基を意味し、例示的な基としては、メチル、トリフルオロメチル、アシル、カルボキシメチル、メトキシカルボニルエチル、ベンジルオキシカルボニルメチルが挙げられる。アルコキシカルボニルは、−COOR4(ここで、R4は、本明細書で定義されているとおりである)を意味し、例示的には、メトキシカルボニル、エトキシカルボニルおよびプロポキシカルボニルが挙げられる。
アリールオキシは、アリール−O−基(ここで、アリール基はフェニル、ナフチルである)を意味し、例示的には、フェノキシ、2−ナフチルオキシが挙げられる。
アリールオキシカルボニルは、アリール−O−C(O)−基を意味し、例示的なアリールオキシカルボニル基としては、フェノキシカルボニルおよびナフチルオキシカルボニルが挙げられる。
置換または非置換アミドは、−CONH−R4(ここで、R4は、本明細書で定義されるとおりである)および−CONH−R7(ここで、R7は、本明細書で定義されるとおりである)、−(CH2)p−OC(O)R4(ここで、pは1〜5であり、R4は、本明細書で定義されるとおりである)である。
−SO3Hは、スルホン酸である。−PO3Hは、リン酸である。−CH2COOR4(ここで、R4は本明細書で定義されるとおりである)。
本明細書で使用する場合、医薬上許容される塩という用語は、式(I)および式(II)で示される化合物で示される化合物の塩をいう。典型的な医薬上許容される塩は、本発明の化合物と医薬上許容される有機または無機の酸または塩基との反応によって製造されるこれらの塩を含む。このような塩は、酸付加塩および塩基付加塩として知られている。
酸付加塩の形成に使用される酸は、塩酸、臭化水素酸、硫酸、リン酸など無機酸、およびp−トルエンスルホン酸、メタンスルホン酸、シュウ酸、コハク酸、クエン酸、安息香酸、酢酸などの有機酸である。
このような医薬上許容される塩の例は、硫酸塩、ピロ硫酸塩、重硫酸塩、亜硫酸塩、重亜硫酸塩、リン酸塩、リン酸一水素塩、リン酸二水素塩、ピロリン酸塩、臭化物、酢酸塩、プロピオン酸塩、アクリル酸塩、ギ酸塩、シュウ酸塩、マロン酸塩、コハク酸塩、酒石酸塩、メタンスルホン酸塩、プロパンスルホン酸塩、ナフタレン−1−スルホン酸塩、ナフタレン−2−スルホン酸塩、マンデル酸塩、メシル酸塩などである。
塩基付加塩は、アンモニウムまたはアルカリまたはアルカリ土類金属の水酸化物、炭酸塩、重炭酸塩などの無機塩基から誘導されるものを含む。このような医薬上許容される塩の例は、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化アンモニウム、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、水酸化カルシウム、炭酸カルシウムなどである。
溶媒和物なる用語は、水、エタノールおよびイソプロパノールのような溶媒と組み合わせた化合物の存在を含む。本発明は、また、式(I)および式(II)で示される化合物で示される化合物の医薬上許容される溶媒和物を使用する方法を包含する。
本発明の別の態様によると、炎症媒介疾患の治療を必要とする生体に式(I)または式(II)で示される化合物またはその塩または溶媒和物またはプロドラッグの有効量を投与することによる、炎症媒介疾患の治療方法が提供される。
かくして、本発明の別の態様によると、胃腸刺激、潰瘍発生のような副作用の軽減を伴う炎症治療における使用のための組成物の製造における式(I)または式(II)で示される化合物または塩または溶媒和物またはプロドラッグの使用が提供される。本化合物は、この方法で使用するための医薬組成物として好適に製剤化される。
錠剤のような固体投与剤形は、式(I)または式(II)で示される化合物を、希釈剤、流動促進剤、滑沢剤、安定剤のような好適な賦形剤と一緒に乾式または湿式造粒し、次いで、圧縮し、所望によりコーティングすることにより調製される。式(I)または式(II)で示される化合物の錠剤は、即時放出性または持続放出性剤形で提供され得る。
式(I)または式(II)で示される化合物は、好適な賦形剤を含むかまたは含まずに式(I)または式(II)で示される化合物をカプセルに充填することによってカプセル剤形で製剤化され得る。
式(I)または式(II)で示される化合物は、水、グリセリン、生理学的に許容されるアルコールのような好適な溶媒中にて懸濁化、溶解、乳化、溶媒和することによって液体組成物で製剤化され得る。成分に依存して、該液体は、内服用または外用として使用され得る。
式(I)または式(II)で示される化合物は、外用として、または坐剤もしくはペッサリー剤の剤形で、半固体組成物で製剤化され得る。外用は、式(I)または式(II)で示される化合物を水性、非水性の塩基または油性塩基中に取り込むことによって製剤化され得る。式(I)または式(II)で示される化合物を取り込んでクリーム剤、ローション剤、雪状のもの、リップスティックとして一般に知られている組成物を調製するために、既知の非グリース状塩基を使用することもできる。
本発明の組成物は、経口用、局所用、吸入による投与用、ガス注入による投与用、または非経口投与用に好適な形態であり得る。
本発明の組成物は、当該技術分野で周知の慣用の医薬賦形剤を使用して慣用の方法によって得ることができる。
単回投与剤形を調製するために1つ以上の賦形剤と合わせられる活性成分の量は治療される宿主およびヒトへの特定の投与経路によって必ず異なり、概して、例えば、活性成分0.001mg〜5gおよび組成物の全重量の約5から98パーセントまで様々であり得る適当な好都合な量の賦形剤を含有する。
本発明の化合物またはその塩は、本明細書に例示される方法によって製造され得る。かかる方法を以下の代表的なスキームにて例示する(該スキーム中、可変の基は、特に明記しない限り本明細書で定義した意味のいずれかを有する)。官能基は、慣用の方法を使用して保護および脱保護され得る。官能基の保護および脱保護は、T. W. Greene and P. G. M. Wuts, “Protective Groups in Organic Synthesis”, Fourth Edition, John Wiley & Sons, New York, 2007を参照することができる。
下記実施例は例示目的であり、本発明の範囲を制限するものではない。以下の非限定的な実施例において、特に明記しない限り、
蒸発は、真空下でのロータリー式蒸発によって行われ、後処理は、乾燥剤のような残留固体を濾過により除去した後に行われた。
中間体ならびに式(I)および式(II)で示される化合物で示される化合物の最終生成物の構造は、核磁気共鳴(NMR)および質量スペクトル技術および赤外(IR)によって確認した。中間体は、慣用的に特徴付けられ、純度は、薄層クロマトグラフィー(TLC)、高速液体クロマトグラフィー(HPLC)、赤外(IR)またはNMRによって評価された。
スキームI
式(I)で示される化合物の製造
Figure 0005395905
化合物Aの一般的な製造方法
還流冷却器、撹拌器および塩化カルシウムガードチューブを装備した250mlのアセンブリーに四塩化炭素中の等モル量の4'−メチル−2−シアノビフェニルおよびN−ブロモスクシンイミドを入れた。該反応混合物に0.3モル当量の過酸化ベンゾイルを添加した。該反応混合物を12時間還流させ、反応進行をTLCによりモニターした。反応完了後、反応混合物を濾過した。濾液を真空下にて蒸留させた。半固体の残留物を回収し、アセトン:ヘキサン混合物から再結晶させた。
化合物Bの一般的な製造方法
等モル量の4−ブロモメチル−ビフェニル−2−カルボニトリル(A)およびナトリウムメトキシドを入れ、次いで、メタノール中の等モル量の置換イミダゾールを添加し、還流した。反応完了後、反応混合物を濾過し、母液を冷水に加えた。固体残留物を濾過し、冷水で洗浄し、エタノールから再結晶した。得られた化合物は化合物Bである。
化合物Cの一般的な製造方法
メタノール(25ml)中の化合物B 0.025モルを入れた後、過酸化水素0.675モルを加え、撹拌した。反応混合物に水酸化カリウム0.05モルを添加した。発熱を制御した。反応根混合物をゆっくりと還流させた。反応完了後、反応混合物をそのまま使用した。反応混合物を水で処理し、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、蒸発乾固させた。粗生成物を次工程で使用した。
化合物Dの一般的な製造方法
化合物C 0.012モルおよび次亜臭素酸ナトリウム0.3モル溶液を入れ、0〜5℃で撹拌した。反応混合物に水酸化ナトリウム2.9gを添加し、70℃に加熱した。反応の進行をTLCによりモニターリングした。反応完了後、反応混合物を濾過した。固体を塩化メチレンから再結晶した。
式(I)で示される化合物の一般的な製造方法
ジメチルホルムアミド25ml中の化合物D 0.0065モルジメチルを入れた。該反応混合物に銅0.00195モルを添加し、次いで、炭酸カリウム0.0065モルを添加した。この混合物に、飽和または不飽和フェニルハロ化合物0.0065モルを添加し、還流した。反応完了後、反応混合物を濾過した。濾液を冷水に添加した。固体残留物を濾過し、メタノールから再結晶した。
スキームIa
Figure 0005395905
等モル量の式(I)(式中、R1はアルキル基である)で示される化合物および四塩化炭素中のN−ブロモスクシンイミドを入れ、次いで、0.3モル当量の過酸化ベンゾイルを加えた。反応混合物を還流した。反応の進行をTLCによってモニターした。反応完了後、反応混合物を濾過した。濾液を真空下にて濃縮した。半固体残留物を回収した。該生成物は式(I)(式中、R1はブロモアルキル基である)で示される化合物である。
スキームIB
Figure 0005395905
水25mlに水酸化ナトリウム0.11モルを含有する溶液中の式(I)(式中、R1は、ブロモアルキルである)で示される化合物0.0073モルを加えた。該反応混合物を15分間撹拌し、50℃に加熱した。反応の進行をTLCによってモニターした。反応完了後、反応混合物を濾過した。固体残留物を回収し、アセトンから再結晶した。得られた固体は、式(I)(式中、R1はヒドロキシアルキル基である)で示される化合物である。
実施例:
実施例1
(a)4'−ブロモメチル−ビフェニル−2−カルボニトリル(A)
Figure 0005395905
融点: 116〜118℃。
IR(KBr)cm-1: 3000、2880、2260、550。
1H NMR δppm(CDCl3): 7.12〜7.62(8H)、4.52(2H)。
(b)4'−(2−メチル−イミダゾール−1−イルメチル)−ビフェニル−2−カルボニトリル(B)
Figure 0005395905
融点: 164〜166℃
IR(KBrペレット)cm-1: 3153、2874、2274。
(c)4'−(2−メチルイミダゾール−1−イルメチル)−ビフェニル−2−カルボン酸アミド(C)
Figure 0005395905
融点: 181〜182℃
IR(KBrペレット)cm-1: 3365、3059、1680、1410。
(d)4'−(2−メチルイミダゾール−1−イルメチル)−ビフェニル−2−イルアミン(D)
Figure 0005395905
融点: 123〜126℃
IR(KBrペレット)cm-1: 3410、3059、1430。
(e)(4−メトキシフェニル)−[4'−(2−メチルイミダゾール−1−イルメチル)−ビフェニル−2−イル]−アミン
Figure 0005395905
還流冷却器、撹拌器および塩化カルシウムガードチューブを装備した100mlのアセンブリーにジメチルホルムアミド25ml中の4'−(2−メチルイミダゾール−1−イルメチル)−ビフェニル−2−イルアミン0.0065モルを入れた。該反応混合物に銅0.00195モルを添加し、次いで、炭酸カリウム0.0065モルを添加した。この混合物に4−メトキシブロモベンゼン0.0065モルを添加し、140℃に8〜10時間加熱した。反応完了後、反応混合物を濾過した。濾液を冷水に添加した。固体残留物を濾過し、メタノールから再結晶した。
融点: 127〜132℃
IR(KBrペレット)cm-1: 3343、3086、2993。
(f)[4'−(2−ブロモメチルイミダゾール−1−イルメチル)−ビフェニル−2−イル]−(4−メトキシフェニル)−アミン
Figure 0005395905
性質: 油状化合物
IR(KBrペレット)cm-1: 3357、2993、2930、712。
(g){1−[2'−(4−メトキシフェニルアミノ)−ビフェニル−4−イルメチル]−1H−イミダゾール−2−イル}−メタノール
Figure 0005395905
融点: 89〜92℃
IR(KBrペレット)cm-1: 3410、3383、2979。
1H NMR(CDCl3)(δppm): 6.650−7.862(12H)、8.358(1H)、8.381(1H)、4.759(2H)、4.218(2H)、3.487(3H)、3.831(1H)、2.319(1H)。
実施例2
(a)4'−(2−メチル−4−ニトロ−イミダゾール−1−イルメチル)−ビフェニル−2−カルボニトリル(B)
Figure 0005395905
融点: 113〜116℃
IR(KBrペレット)cm-1: 3020、2220、1410。
(b)4'−(2−メチル−4−ニトロイミダゾール−1−イルメチル)−ビフェニル−2−カルボキシアミド(C)
Figure 0005395905
性質: 油状化合物
(c)4'−(2−メチル−4−ニトロイミダゾール−1−イルメチル)−ビフェニル−2−イルアミン(D)
Figure 0005395905
融点: 201〜203℃
(d)4−[4'−(2−メチル−4−ニトロ−イミダゾール−1−イルメチル)−ビフェニル−2−イルアミノ]−ベンゼンスルホンアミド
Figure 0005395905
融点: 171〜173℃
IR(KBrペレット)cm-1: 3443、3314、3020、1456。
1H NMR(DMSO−d6)(δppm): 7.112−7.877(12H)、8.063(1H)、4.679(2H)、3.857(2H)、3.319(1H)、2.334(3H)。
(e)[4'−(2−ブロモメチル−4−ニトロイミダゾール−1−イルメチル)−ビフェニル−2−イル](4−スルホンアミドフェニル)−アミン
Figure 0005395905
性質: 油状化合物
IR(KBrペレット)cm-1: 3323、3250、1468、690。
(g)4−[4'−(2−ヒドロキシメチル−4−ニトロ−イミダゾール−1−イルメチル)−ビフェニル−2−イルアミノ]−ベンゼンスルホンアミド
Figure 0005395905
融点: 154〜155℃
IR(KBrペレット)cm-1: 3453、3389、3246、3022、1468。
1H NMR(DMSO−d6)(δppm): 6.524−7.502(12H)、7.850(1H)、4.784(2H)、4.234(2H)、3.782(2H)、3.174(1H)、2.392(1H)。
Figure 0005395905
式(II)で示される化合物についての一般的な方法
スキームII
Figure 0005395905
還流冷却器、撹拌器および塩化カルシウムガードチューブを装備した250mlのアセンブリーに等モル量の適当に置換された4−ブロモメチルビフェニル化合物(A)およびナトリウムメトキシドを入れ、次いで、メタノール中の等モル量の対応する置換イミダゾールを添加した。該反応混合物を還流した。反応完了後、濾過した。濾液を冷水に添加した。固体残留物を濾過し、冷水で洗浄し、エタノールから再結晶した。
スキームIII
Figure 0005395905
メタノール50ml中の1モル濃度の式(II)(式中、R6はCOOHである)で示される化合物を入れた。該反応混合物に14モル濃度の水酸化カリウムを添加した。反応混合物を還流した。反応完了後、反応混合物を濾過した。次いで、濾液を冷水に添加した。固体残留物を濾過し、冷水で洗浄し、エタノールから再結晶した。
スキームIV
Figure 0005395905
塩化メチレン中の式II(式中、R6はCOOHである)で示される化合物1モル、および触媒量のDMFを加えた。反応混合物を15℃に冷却し、塩化チオニル(3モル当量)を徐々に添加した。反応混合物を加熱還流し、反応の完了についてチェックした。反応混合物を10℃に冷却し、所望のアルコールを徐々に添加した。該反応混合物を室温で1時間撹拌した。反応混合物を二塩化メチレンで処理し、水、5%重炭酸ナトリウム溶液で洗浄し、再度、水で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、蒸発乾固させた。粗生成物をメタノールから結晶化した。
スキームV
Figure 0005395905
等モル濃度の式(II)(式中、R6はCNである)で示される化合物およびアジ化ナトリウム、ならびにDMF中触媒量の塩化アンモニウムを入れた。該反応混合物を還流した。反応完了後、反応混合物を濾過した。濾液を冷水に添加した。固体残留物を濾過し、冷水で洗浄し、カラムクロマトグラフィーによって精製した。
実施例:
実施例3
(a)4'−ブロモメチル−ビフェニル−2−カルボニトリル(A)
Figure 0005395905
融点:116〜118℃。
IR(KBr)cm-1: 3000、2880、2260、550。
1H NMR δppm(CDCl3): 7.12〜7.62(8H)、4.52(2H)。
(b)4'−(5−ブロモ−2−メチル−4−ニトロ−イミダゾール−1−イルメチル)−ビフェニル−2−カルボニトリル
Figure 0005395905
融点: 158〜162℃
IR(KBrペレット)cm-1: 3050、2250、1550、1340、775。
1H NMR(CDCl3)(δppm): 7.970−7.277(8H)、5.473(2H)、2.428(3H)。
(c)4'−(5−ブロモ−2−メチル−4−ニトロ−イミダゾール−1−イルメチル)−ビフェニル−2−カルボン酸
Figure 0005395905
融点: 222〜225℃
IR(KBrペレット)cm-1: 3100、3025、1720、1535、1350、831
1H NMR:(CDCl3)(δppm): 12.806(1H)、7.738−7.197(8H)、5.400(2H)、2.396(3H)。
実施例4
Figure 0005395905
還流冷却器、撹拌器および塩化カルシウムガードチューブを装備した250mlのアセンブリーにメタノール100ml中の4'−(4−ニトロ−イミダゾール−1−イルメチル)−ビフェニル−2−カルボニトリル0.01モルを入れた。該反応混合物に水酸化カリウム0.14モルを添加した。反応混合物を60℃〜65℃の温度に10〜12時間加熱した。反応完了後、反応混合物を濾過した。次いで、濾液を冷水に添加した。固体残留物を濾過し、冷水で洗浄し、エタノールから再結晶した。
融点: 202〜204℃。
IR(KBr)cm-1: 3000、2960、2880、2700、1710、1332。
1H NMR δppm(CDCl3): 11(1H)、7.99(1H)、7.12〜7.66(10H)、4.62(2H)。
実施例5
Figure 0005395905
還流冷却器、撹拌器および塩化カルシウムガードチューブを装備した250mlのアセンブリーにジメチルホルムアミド中の等モル濃度の4'−(4−ニトロ−イミダゾール−1−イルメチル)−ビフェニル−2−カルボニトリルおよびアジ化ナトリウム、ならびに触媒量の塩化アンモニウムを入れた。該反応混合物を135〜140℃に14〜16時間加熱した。反応完了後、反応混合物を濾過した。濾液を冷水に添加した。固体残留物を濾過し、冷水で洗浄し、カラムクロマトグラフィーによって精製した。
融点: 189〜192℃
IR(KBrペレット)cm-1: 3310、2960、1710、1351。
1H NMR δppm(CDCl3): 8.1(1H)、7.99(1H)、7.12〜7.66(9H)、5.01(2H)。
Figure 0005395905
Figure 0005395905
生物学的評価:
生物学的活性試験:
動物
体重175〜200gの雄性Wistarラットおよび体重20〜25gのSwissアルビノマウスを動物養護施設で飼育した。該動物に標準実験飼料および水道水を与えた。特に明記しない限り、以下に記載する全ての実験において、各グループのサンプル数は少なくとも6であった。
薬物
ジクロフェナクナトリウム、トルフェナム酸およびセレコキシブは市販品であった。
統計的分析
全てのデータは、平均±SEMで表される。データ群は、一元配置分散分析に次いでダネット多重比較検定を使用して比較した。関連した確率(P値)が5%未満の場合に有意であるとみなした。
酢酸誘発苦悶に対する鎮痛作用
マウスの腹膜腔に刺激物質、すなわち、酢酸を注射することにより疼痛を誘発した。動物は、種々のグループの動物で見られた苦悶と言われる特徴的なストレッチング行動、すなわち、腹部の収縮、胴の回転および後肢の伸びを伴って反応した。対照グループのマウス(1グループにつきn=6)にビヒクル(1%w/vカルボキシメチルセルロース(CMC)、0.5ml経口投与)を投与した。試験グループのマウス(1グループにつきn=6)には試験分子を10mg/kgで経口投与した。
参照鎮痛薬としてジクロフェナクナトリウムおよびトルフェナム酸(10mg/kg)を使用した。試験分子投与の1時間後、0.1ml/100gの0.6%v/v酢酸溶液を各試験マウスに腹腔内注射した。酢酸投与から10分以内に生じた苦悶の数を計数し、記録した。結果を苦悶の阻害パーセンテージで表した。
インビボスクリーニング法、ラットのカラゲニン誘発足浮腫モデル
試験前の16時間、雄性Wistarラット(120〜140g)を絶食させた。ラットにおけるカラゲニン誘発足浮腫試験によって抗炎症活性を評価した。比較のための標準薬物として10mg/kgのジクロフェナクナトリウム、トルフェナム酸およびセレコキシブを投与した。試験分子を10mg/kgの投与量で投与した。分子を0.25%カルボキシメチルセルロース(CMC)に懸濁し、カラゲニン注射の2時間前に10ml/kgの容量で経口投与した。右後足のより平らな面への生理食塩水中1%のλ−カラゲニン50μLの皮内注射によって、ラットにおいて足浮腫を誘発した。プロチスモメーター(Ugo-Basile、イタリア)を使用して、注射した足の体積を1時間ごとに4時間測定した。足浮腫をビヒクル対照グループと比較し、阻害パーセンテージを算出した。
急性経口毒性研究
体重20〜25gのどちらかの性の健康なアルビノマウス成体に、経済協力開発帰機構(OECD)2001によって提案されたガイドライン(AOT No.425)に従って急性毒性実験研究を行った。48時間の間、致死性または死亡についての行動学的プロファイル、神経学的プロファイルおよび自律神経プロファイルについて2時間連続して観察した。この研究から得られた結果に基づいて、致死用量(LD50)を算出した。
急性薬物投与に対するラットにおける急性胃潰瘍発生効果の評価
1グループ6匹の体重120〜140gの雄性Wisterラットのグループを、水を自由に摂取させながら24時間絶食させた。絶食動物に100mg/kgの試験化合物および標準化合物(ジクロフェナクナトリウム、トルフェナム酸およびセレコキシブ)を経口投与し、5時間後、該ラットを胃損傷のブラインド評価のために屠殺した。全ての出血性病変の長さ(ミリメートル)を測定し、これらの数値を合計することによって各胃についての「胃ダメージスコア」を算出した。ダメージをスコア化した後、次なる組織学的評価のために各胃の体部分の試料を中性緩衝ホルマリン中に固定した。
Figure 0005395905
Figure 0005395905
組成物およびそれらの調製方法の例
1)カプセル剤の例
化合物名 量
4'−(4−ニトロ−イミダゾール−1−イルメチル)−
ビフェニル−2−カルボン酸 10mg
0.5よりも大きいかさ密度を有する4'−(4−ニトロ−イミダゾール−1−イルメチル)−ビフェニル−2−カルボン酸粉末0.01gを取り、ふるいにかけた。サイズ0のカプセル中に充填した。該カプセルは投与用である。カプセル中に充填された化合物の量が50mg〜100mgの範囲内である場合、より小さいサイズのカプセルを使用することができる。一の実施態様では、化合物の粉末を希釈剤と混合し、次いで、カプセルに充填する。これは、より大きいサイズのカプセルを要する。希釈剤ラクトースの量を変えることによって、異なるサイズのカプセルを使用することができる。これを以下の例によって説明する:
(1)本発明の化合物 10mg
(2)ラクトース 400mg
(3)コーンスターチ 12mg
(4)ステアリン酸マグネシウム 1mg
2)錠剤組成物の例
(1)本発明の化合物 50mg
(2)ラクトース 200mg
錠剤1個につき化合物50mgを提供するように化合物を直接圧縮可能な賦形剤と混合するという当業者に知られている直接圧縮技術を使用して化合物の錠剤を調製する。錠剤の重さは、個々の要求に応じて調節することができる。
錠剤組成物の別の調製方法は、好適な賦形剤の乾燥混合、次いで、当業者に知られている慣用方法による湿式造粒、任意の乾燥サイジング、滑沢剤処理および圧縮を含む。圧縮錠剤は、所望により、フィルムコーティング、糖衣の公知技術でコーティングされる。これらの工程は、活性化合物0.02〜2000mgを有する錠剤を提供するように行われる。

Claims (6)

  1. ’−(2−メチル−5−ニトロ−イミダゾール−1−イルメチル)−ビフェニル−2−カルボニトリル
    ’−(5−ブロモ−2−メチル−4−ニトロ−イミダゾール−1−イルメチル)−ビフェニル−2−カルボニトリル
    ’−(5−ニトロ−イミダゾール−1−イルメチル)−ビフェニル−2−カルボン酸;
    5−[4’−(5−ニトロ−イミダゾール−1−イルメチル)−ビフェニル−2−イル]−1H−テトラゾール
    ’−(4−ニトロ−2−メチル−イミダゾール−1−イルメチル)−ビフェニル−2−カルボン酸;
    4’−(5−ブロモ−2−メチル−4−ニトロ−イミダゾール−1−イルメチル)−ビフェニル−2−カルボン酸;
    4’−(4−ニトロ−イミダゾール−1−イルメチル)−ビフェニル−2−カルボン酸メチルエステル;
    5−[4’−(2−メチル−5−ニトロ−イミダゾール−1−イルメチル)−ビフェニル−2−イル]−1H−テトラゾール;
    4’−(4−ニトロ−イミダゾール−1−イルメチル)−ビフェニル−2−カルボニトリル;
    4’−(5−ニトロ−イミダゾール−1−イルメチル)−ビフェニル−2−カルボニトリル;
    4’−(4−ニトロ−イミダゾール−1−イルメチル)−ビフェニル−2−カルボン酸;もしくは
    5−[4’−(4−ニトロ−イミダゾール−1−イルメチル)−ビフェニル−2−イル]−1H−テトラゾールである、ビフェニルイミダゾール化合物またはその塩
  2. 請求項1に記載の少なくとも1つのビフェニルイミダゾール化合物またはその塩および少なくとも1つの薬学上許容される賦形剤を含む医薬組成物。
  3. 体投与剤形または液体投与剤形または半固体投与剤形である、請求項2に記載の組成物。
  4. 内服用または外用である、請求項2に記載の組成物。
  5. 生体における炎症の治療に使用するための、請求項2に記載の組成物
  6. フェニルイミダゾール化合物0.001mg〜5gの範囲で存在する、請求項2に記載の組成物。
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