JP5395624B2 - 自動車のリア・シートに用いるバックル落込み防止構造 - Google Patents

自動車のリア・シートに用いるバックル落込み防止構造 Download PDF

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Description

この発明は、自動車のリア・シートに用いるバックル落込み防止構造に関する。
自動車のリア・シートでは、衝突、転倒事故の際、シート・ベルトを着用することによってシートに乗員を拘束して乗員の車外放出を防止し、さらに、過度の減速度を受けないように乗員の運動エネルギーを吸収しながら室内構造物との衝撃を緩和あるいは回避するためにシート・ベルト装置が装備される。
そのシート・ベルト装置は、タング・プレート付きショルダー・ベルト、バックル付きアンカー・ベルト、およびシート・ベルト・リトラクターなどで構成され、そのアンカー・ベルトは先端にバックルを取り付け、そして、アンカーで根元端をボディ・フロアあるいはクッション・フレームに取り付けられ、そして、そのバックルがリア・シート・クッションの着座面の後方箇所に開口されたバックル納まりスリットにはめ込まれて保持されるかあるいはリア・シート・バックの背もたれ面の下方箇所に備えられた保持具に取り外し可能にはめ込まれるのが一般である。
そのバックルが、そのリア・シート・クッションのそのバックル納まりスリットにはめ込まれて保持される場合、そのバックルは長手方向に伸縮性を有する所定の幅のバンドを長手方向の中間で折り返して曲げ、そして、両バンド端、すなわち、両バンド付け根で表皮に縫い付けられた折り返し曲げされたバンドに通されてそれの折返し部に引っ掛けられて保持されるので、そのバックルは上から押されると、そのバンドが伸びてそのスリットの下部に落ち込み、隠れてしまう不具合を生じ、そのために落込み防止手段が必要になってコストが嵩む。
特開2009−67235公報
この発明の課題は、簡単な構成でバックルをはめ込み易く、抜け止めできてそのバックルが上から押されてもシート・クッションのバックル納まりスリットの内部に落ち込まれずに適正な納まり状態でそのスリットにそのバックルを保持でき、そして、落込み防止手段も省けるところの自動車のリア・シートに用いるバックル落込み防止構造を提供するところにある。
自動車のリア・シートに用いるバックル落ち込み防止構造は、ひもが長さ方向に極めて伸びの少ない細長いひも材からなり、このひも材は、折り返し曲げされ、リア・シート・クッションの着座面の適宜の箇所に開口されるバックル納まりスリットの開口に収納し、前記ひも材の両側の上端末を表皮に縫い付け、前記ひも材の下部側を180度水平方向に回転させて環状のバックル係合用孔部を形成し、このバックル係合用孔部内にバックル付きアンカー・ベルトのバックルを通し、前記バックル納まりスリットの開口に収納した前記バックル係合用孔部を形成するひも材に、前記バックル付きアンカー・ベルトのバックルを係合保持する。
この発明では、簡単な構成のひもでバックルをはめ込み易く、抜け止めできてそのバックルの脱落を防止でき、そのバックルが上から押されてもシート・クッションのバックル納まりスリットの下部へ落ち込まずに常に適正な納まり状態でそのスリットにそのバックルを保持でき、そして、落込み防止手段が省かれ、また、乗員が着座する際、そのバックルがそのひもの付け根と一緒に沈み込むので、違和感が防止される。
この発明の自動車のリア・シートに用いるバックル落込み防止構造の具体例を備えるところの乗用車のリア・シートを概略的に示した斜視図である。 この発明の自動車のリア・シートに用いるバックル落込み防止構造の具体例を組付け状態で部分的に示した斜視図である。 図1の3−3線に沿って示した断面図である。 この発明の自動車のリア・シートに用いるバックル落込み防止構造の具体例の組付けを示した斜視図である。
この発明の自動車のリア・シートに用いるバックル落込み防止構造は、ひもが、長さ方向に非伸縮性を有するように長さ方向に極めて伸びの少ない細長いひも材からなり、そして、折り返し曲げされ、リア・シート・クッションの着座面の適宜の箇所に開口されるバックル納まりスリットの開口において、両ひも端末で表皮に縫い付けられ、そして、バックル付きアンカー・ベルトのそのバックルを通し、ひねるようにしてそのアンカー・ベルトをそのスリットに通してそのスリットにそのバックルを適正な納まり状態に保持する。
以下、特定されて図示された具体例に基づいて、この発明の自動車のリア・シートに用いるバックル落込み防止構造を説明するに、図1ないし図4は、乗用車のリア・シート20に活用されるところのこの発明の自動車のリア・シートに用いるバックル落込み防止構造の具体例10を示し、そのリア・シート20は、その乗用車のフロアに据え付けられるリア・シート・クッション21および左右のサイド・ブラケット(図示せず)でそのリア・シート・クッション21に支持されるリア・シート・バック22からベンチ・シートに組み立てられ、そして、そのリア・シート・クッション21には、左右のバックル納まりスリット27、28およびセンター・バックル納まりスリット29が着座面26の後方箇所に開口され、また、そのリア・シート・バック22には、左右のヘッドレスト31、32が取り付けられている。
さらに、このリア・シート20は、左のシート・ベルト装置40、右のシート・ベルト装置(図示せず)、およびセンター・シート・ベルト装置(図示せず)を備える。
その左のシート・ベルト装置40は、タング・プレート付きショルダー・ベルト(図示せず)、バックル付きアンカー・ベルト41、およびシート・ベルト・リトラクター(図示せず)などで構成され、そして、そのアンカー・ベルト41は、先端にバックル44を取り付け、そして、そのアンカー・プレート45で根元端43をそのリア・シート・クッション21に取り付ける。
そのバックル落込み防止構造10は、ひも11が長さ方向に極めて伸びの少ない細長いひも材からなり、そして、長さ方向の中間で折り曲げされ、そのリア・シート・クッション21のその着座面26の後方箇所に開口されるそのバックル納まりスリット27の開口30において、両ひも端末12、13で表皮25に縫い付けられる。
そのひも11は、そのスリット27においてその両ひも端末12、13をその開口長さ方向に所定の間隔を置き、そして、その両ひも端末12、13をその表皮25に縫い付けてU字状に取り付けられる。
このひも11は、長さ方向に非伸縮性を有するように布、革などからなる細長いひも材を用いて作られる。
このバックル落込み防止構造10を活用するそのリア・シート20において、23はリア・シート・クッション・フレーム、そして、24はリア・シート・クッション・パッドである。
したがって、このバックル落ち込み防止構造10では、そのバックル付きアンカー・ベルト41が、リア・シート・クッション・フレーム23に取り付けられる際に、バックル付きアンカー・ベルト41に組み付けられる。そのバックル付きアンカー・ベルト41が最初に図4に示されたようにバックル44をひも11の上から通し、次に、ひも11をひねるようにして、ひも11の下部側を180度水平方向に回転させて環状のバックル係合用孔部を形成し、そのひも11の外側からスリット27にアンカー・ベルト41を通す。
そうすると、図2および図3に示されたように、バックル44を取り付けたアンカー・ベルト41のその先端42がひねられたひも11である環状のバックル係合用孔部の折り返し部分で締め付けられるようになり、負荷が上からそのバックル44に掛かってもバックル44が環状のバックル係合用孔部を形成するひも11で締め付けられてスリット27の下部に落ち込まず、スリット27から脱落されず、適正な納まり状態でスリット27に保持される。アンカー・ベルト41の根本端43がアンカー・プレート45でリア・シート・クッション21のリア・シート・クッション・フレーム23にボルトーナット46,47で締め付けられ、アンカー・ベルト41は、リア・シート・クッション・フレーム23に取り付けられる。






そのように、そのバックル付きアンカー・ベルト41の取付け時に組み付けられるこのバックル落込み防止構造10では、そのバックル付きアンカー・ベルト41のそのバックル44は、負荷が上から掛ってもそのスリット27の下部へ落ち込まれず、そのスリット27から脱落されずに適正な納まり状態にそのひも11でそのスリット27に保持され、そして、簡単な構成でそのバックル44がはめ込み易く抜け止めでき、そのバックル44の脱落が防止できてそのシート・ベルト装置40の着脱が簡単で容易になり、そして、乗員が着座する際、そのバックル44がそのひも11の付け根と一緒に沈み込むので、違和感が防止され、そのようにして落込み防止手段も省かれてコスト低減が図られる。
先に図面を参照して説明されたところのこの発明の特定された具体例から明らかであるように、この発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者にとって、この発明の内容は、その発明の性質(nature)および本質(substance)に由来し、そして、それらを内在させると客観的に認められる別の態様に容易に具体化される。勿論、この発明の内容は、その発明の課題に相応し(be commensurate with)、そして、その発明の成立に必須である。
上述から理解されるように、この発明の自動車のリア・シートに用いるバックル落込み防止構造は、ひもが、長さ方向に極めて伸びの少ない細長いひも材からなり、そして、折り返し曲げされ、リア・シート・クッションの着座面の適宜の箇所に開口されるバックル納まりスリットの開口において、両ひも端末で表皮に縫い付けられ、そして、バックル付きアンカー・ベルトのそのバックルを通し、ひねるようにしてそのアンカー・ベルトをそのスリットに通してそのスリットにそのバックルを保持するので、この発明の自動車のリア・シートに用いるバックル落込み防止構造では、そのバックルが、簡単な構成のそのひもでははめ込み易く、抜け止めされ、そのバックルの脱落が防止されて適正な納まり状態でそのバックル納まりスリットに保持され、また、負荷がそのバックルに上から掛る際、そのアンカー・ベルトの先端部分がそのひもでさらに締め付けられてそのバックルが、そのスリットの下部へ落ち込まれず、そのスリットから脱落されずに常に適正な納まり状態でそのスリットに保持され、そして、シート・ベルト装置が簡単で着脱可能になり、乗員が着座する際、そのバックルがそのひもの付け根と一緒に沈み込んで違和感が防止され、そしてそのようにして落込み防止手段も省かれてコストが低減され、その結果、自動車のリア・シートにとって非常に有用で実用的である。
10 バックル落込み防止構造
11 ひも
12 ひも端末
13 ひも端末
20 リア・シート
21 リア・シート・クッション
22 リア・シート・バック
23 リア・シート・クッション・フレーム
24 リア・シート・クッション・パッド
25 表皮
26 着座面
27 左のバックル納まりスリット
28 右のバックル納まりスリット
29 センター・バックル納まりスリット
30 開口
31 左のヘッドレスト
32 右のヘッドレスト
40 左のシート・ベルト装置
41 バックル付きアンカー・ベルト
42 先端
43 根元端
44 バックル
45 アンカー・プレート

Claims (1)

  1. ひもが長さ方向に極めて伸びの少ない細長いひも材からなり、このひも材は、折り返し曲げされ、リア・シート・クッションの着座面の適宜の箇所に開口されるバックル納まりスリットの開口に収納し、前記ひも材の両側の上端末を表皮に縫い付け、前記ひも材の下部側を180度水平方向に回転させて環状のバックル係合用孔部を形成し、このバックル係合用孔部内にバックル付きアンカー・ベルトのバックルを通し、前記バックル納まりスリットの開口に収納した前記バックル係合用孔部を形成するひも材に、前記バックル付きアンカー・ベルトのバックルを係合保持するところの自動車のリア・シートに用いるバックル落ち込み防止構造。
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