JP5395032B2 - 光パケット伝送装置および制御装置 - Google Patents

光パケット伝送装置および制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5395032B2
JP5395032B2 JP2010247124A JP2010247124A JP5395032B2 JP 5395032 B2 JP5395032 B2 JP 5395032B2 JP 2010247124 A JP2010247124 A JP 2010247124A JP 2010247124 A JP2010247124 A JP 2010247124A JP 5395032 B2 JP5395032 B2 JP 5395032B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical packet
optical
packet
wavelength selective
selective switch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010247124A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012100132A (ja
Inventor
達彦 齋藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Telecom Networks Ltd
Original Assignee
Fujitsu Telecom Networks Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Telecom Networks Ltd filed Critical Fujitsu Telecom Networks Ltd
Priority to JP2010247124A priority Critical patent/JP5395032B2/ja
Publication of JP2012100132A publication Critical patent/JP2012100132A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5395032B2 publication Critical patent/JP5395032B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Optical Communication System (AREA)

Description

本発明は、光パケット信号の伝送を行う光パケット伝送装置に関する。
従来、高速・大容量通信需要の増加に伴い、光信号を多重化し伝送が可能である波長分割多重通信(WDM:Wavelength Division Multiplexing)を用いた伝送システムが利用されている。
WDM伝送システムにおいて用いられる装置として、ROADM(Reconfigurable Add/Drop Multiplexer)装置がある。ROADM装置は、波長多重された光信号(WDM信号)から任意の波長の光信号を分岐でき、また、任意の波長の光信号をWDM信号に挿入できる。ROADM装置を用いることにより、光信号を電気信号に変換せずに自由に挿入・分岐できるので、超高速の伝送速度を保ったまま、柔軟にネットワークの構成を変更できる(ROADM装置については、例えば特許文献1参照)。
ROADM装置においては、波長選択スイッチ(WSS:Wavelength Selective Switch)が用いられる。WSSは、WDM信号から任意波長の光信号を挿入・分岐する機能や、任意波長の光信号を選択して、任意の出力ポートへ出力する1対多接続機能を行う。
図1は、ROADM装置において用いられるWSS装置を示す。図1に示すWSS装置100は、N個の入力信号を合波して1つのWDM信号として出力する機能を有する。WSS装置100は、入力パワーモニタ用のフォトダイオード101と、N入力×1出力のWSSモジュール102と、光分岐用の光カプラ103と、WSSモジュール102からの出力における各波長の時間平均パワーをモニタする光チャネルモニタ(OCM:Optical Channel Monitor)104と、WSSモジュール102を制御するためのALC部105とを備える。
WSSモジュール102は、入力されたN個の信号から任意の波長の信号を取り出し、1つのWDM信号として出力することができる。WSSモジュール102は、例えば、回折格子等の分光デバイスと、MEMS(Micro Electro Mechanical System)ミラーなどの波長単位で光信号を切替可能な光スイッチングデバイスと、光ファイバと各種光デバイスを結合するレンズ等の光学系とにより構成される。WSSモジュール102においては、N個の入力ポートから入力された各光信号は、回折格子により各波長へ分離された後、各波長に対して一つずつ用意されたMEMSミラーに入射する。そして、MEMSミラーにより反射された各波長の光信号は、回折格子により合波され、出力ポートから出力される。ここで、WSSモジュール102においては、ミラー角度の制御により、波長ごとに出力ポートに出力される光の減衰量を調整できる(VOA(Variable Optical Attenuator)機能)。なお、WSSモジュール102において、光の入力と出力を逆方向にすれば、WDM信号から任意の波長を取り出し、任意の出力ポートに出力させることができる。
WSS装置100において、VOA機能を実現するためのミラー角度の調整は、ALC部105により行われる。ALC部105は、WSSモジュール102に対して、OCM104によりモニタされた各波長の時間平均パワーに基づいて波長ごとにALC(Auto Level Control)による減衰量制御を行っている。図2は、WSS装置100における減衰量調整を説明するための図である。図2に示すように、OCM104によるモニタ値Aが目標レベルよりも高い場合、ALC部105はミラー角度を調整して減衰量を増加させ、モニタ値が目標レベルとなるよう調整する。また、OCM104によるモニタ値Bが目標レベルよりも低い場合、ALC部105はミラー角度を調整して減衰量を増加させ、モニタ値が目標レベルとなるよう調整する。
特開2009−152903号公報
ところで、近年加速度的に増大するIPトラフィックに対応するために、1GEther(1 Gigabit Ethernet(登録商標))、10GEther(10 Gigabit Ethernet)などの光パケット信号を、電気信号には変換せずに、光信号のままスイッチングして送り出す光パケットスイッチングが提案されている。光パケットスイッチングを用いて光パケット単位での方路切り替えを行うことにより、伝送路の帯域利用効率を向上することができる。
上述したようなROADM装置において、光パケット信号を伝送しようとした場合、以下のような問題点が生じる。
図3は、図1に示すWSS装置100に光パケット信号が入力された場合に、OCM104により検出されるモニタ値を説明するための図である。光パケット信号ではなく、SDH(Synchronous Digital Hierarchy)信号のような連続信号であれば、常時マーク率が50%となるよう制御されているため、OCM104により検出されるモニタ値は、一定である。従って、モニタ値に基づいて減衰量を調整していれば、光信号のピークパワーは一定に保つことができる。
これに対し、Ether等の光パケット信号の場合、パケット毎にパケット長が変わるので、光信号が存在する時間帯と、存在しない時間帯とがある。本明細書では、光パケット数を表す指標として、「パケット密度」を定義する。光パケット密度は、パケット長/パケット間隔で定義される。図3には、パケット密度が高い場合と、低い場合と、その中間の場合とが図示されている。それぞれの場合において、光パケット信号のピークパワーは同じである。しかしながら、OCM104にてモニタされる値は、WSSモジュール102からの出力の時間平均パワーであるため、パケット密度に依存する。すなわち、パケット密度が高い場合には、モニタ値は高くなるが、パケット密度が低い場合には、モニタ値は低くなる。このように、光パケット信号の場合、OCM104によるモニタ値がパケット密度によって異なってくるので、モニタ値が目標レベルに近づくよう減衰量を調整したとしても、WSS装置100から出力される各波長の光パケット信号のピークパワーは一定にならない。光パケット信号のピークパワーが一定でないと、光パケット信号の受信部では正常にクロックおよびデータ抽出を行うことが困難になる。また、光アンプ部等を通過する際、雑音増加となり信号品質の悪化原因となるおそれがある。
光パケットごとに光ピークパワーを検出できるOCMを用いれば上記の問題は解決できるが、例えば10Gbpsの光パケットごとにピークパワーを検出するためには、サブnsオーダで反応できるOCMを用いる必要がある。このようなOCMを用いることは現実的ではなく、現状では、実際にROADM装置において用いることのできるのは、μs〜msオーダで反応できるOCMである。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、光パケット信号を伝送する光パケット伝送装置において、WSS装置から出力される光パケット信号のピークパワーを安定化させる技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の光パケット伝送装置は、波長単位で光パケット信号の挿入又は分岐が可能な波長選択スイッチであって、光パケット信号の減衰量を調整可能な波長選択スイッチと、波長選択スイッチに対して、パケット密度を可変して光パケット信号を送信可能な光パケット送信部と、波長選択スイッチから出力される光パケット信号の時間平均パワーをモニタするモニタ部と、当該光パケット伝送装置の制御を行う制御部とを備える。制御部は、当該光パケット伝送装置の立ち上げ時において、光パケット送信部にパケット密度が所定値に固定された光パケット信号を送信させ、該パケット密度に基づいてモニタ部によりモニタされた該時間平均パワーを光パケット信号のピークパワーを換算し、該換算したピークパワーに基づいて波長選択スイッチにおける光パケット信号の減衰量を制御する。
光パケット送信部は、送信パケット数をカウントするパケットカウンタを備えてもよい。制御部は、定期的にパケットカウンタからのパケット数情報に基づいてパケット密度を算出し、算出したパケット密度に基づいてモニタ部でモニタされた時間平均パワーをピークパワーへの換算し、該換算したピークパワーに基づいて波長選択スイッチにおける光パケット信号の減衰量を制御してもよい。
本発明の別の態様もまた、光パケット伝送装置である。この装置は、波長単位で光パケット信号の挿入又は分岐が可能な波長選択スイッチであって、光パケット信号の減衰量を調整可能な波長選択スイッチと、波長選択スイッチに対して光パケット信号をするとともに、送信パケット数をカウントするパケットカウンタを備える光パケット送信部と、波長選択スイッチから出力される光パケット信号の時間平均パワーをモニタするモニタ部と、当該光パケット伝送装置の制御を行う制御部とを備える。制御部は、定期的にパケットカウンタからのパケット数情報に基づいてパケット密度を算出し、算出したパケット密度に基づいてモニタ部でモニタされた時間平均パワーをピークパワーへの換算し、該換算したピークパワーに基づいて波長選択スイッチにおける光パケット信号の減衰量を制御する。
本発明のさらに別の態様は、制御装置である。この装置は、波長単位で光パケット信号の挿入又は分岐が可能な波長選択スイッチであって、光パケット信号の減衰量を調整可能な波長選択スイッチと、波長選択スイッチに対して、パケット密度を可変して光パケット信号を送信可能な光パケット送信部と、波長選択スイッチから出力される光パケット信号の時間平均パワーをモニタするモニタ部とを備える光パケット伝送装置の制御装置である。この制御装置は、光パケット伝送装置の立ち上げ時において、光パケット送信部にパケット密度が所定値に固定された光パケット信号を送信させ、該パケット密度に基づいてモニタ部によりモニタされた該時間平均パワーを光パケット信号のピークパワーを換算し、該換算したピークパワーに基づいて波長選択スイッチにおける光パケット信号の減衰量を制御する。
上記の制御装置は、定期的に前記光パケット送信部からのパケット数情報に基づいてパケット密度を算出し、算出したパケット密度に基づいて前記モニタ部でモニタされた時間平均パワーをピークパワーへの換算し、該換算したピークパワーに基づいて前記波長選択スイッチにおける光パケット信号の減衰量を制御してもよい。
本発明のさらに別の態様もまた、制御装置である。この装置は、波長単位で光パケット信号の挿入又は分岐が可能な波長選択スイッチであって、光パケット信号の減衰量を調整可能な波長選択スイッチと、波長選択スイッチに対して光パケット信号をするとともに、送信パケット数をカウントするパケットカウンタを備える光パケット送信部と、波長選択スイッチから出力される光パケット信号の時間平均パワーをモニタするモニタ部とを備える光パケット伝送装置の制御装置である。この制御装置は、定期的にパケットカウンタからのパケット数情報に基づいてパケット密度を算出し、算出したパケット密度に基づいてモニタ部でモニタされた時間平均パワーをピークパワーへの換算し、該換算したピークパワーに基づいて波長選択スイッチにおける光パケット信号の減衰量を制御する。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を装置、方法、システム、プログラム、プログラムを格納した記録媒体などの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、光パケット信号を伝送する光パケット伝送装置において、WSS装置から出力される光パケット信号のピークパワーを安定化させることができる。
ROADM装置において用いられるWSS装置を示す図である。 WSS装置における減衰量調整を説明するための図である。 図1に示すWSS装置に光パケット信号が入力された場合に、OCMにより検出されるモニタ値を説明するための図である。 本発明の実施形態に係る光パケット伝送装置を示す図である。 本実施形態に係る光パケット伝送装置の立ち上げ時の処理フローを示す図である。 挿入用WSS装置にて検出されるモニタ値を示す図である。 ピークパワー換算表の一例を示す図である。 ピークパワーに基づいた減衰量の調整方法を説明するための図である。 光パケット伝送装置の変形例を示す図である。 変形例に係る光パケット伝送装置における減衰量調整の処理フローを示す図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態について説明する。
図4は、本発明の実施形態に係る光パケット伝送装置10を示す。図4に示すように、光パケット伝送装置10は、ROADM装置12と、N×Nの光スイッチ部14と、光パケット送信部16と、光パケット受信部18と、制御部20と、光スイッチ部14の前段および後段に設けられた光アンプ部22および24とを備える。
図4に示すように、ROADM装置12は、のN×1の挿入用WSS装置26と、1×Nの分岐用WSS装置28とを備える。挿入用WSS装置26と、分岐用WSS装置28との間は、光アンプ30および32を介して光ファイバ34により接続されている。挿入用WSS装置26および分岐用WSS装置28は、それぞれ、図1にて説明したWSS装置100と同様に、波長ごとに減衰量を調整できるVOA機能を有するWSSモジュールと、WSSモジュール出力の波長ごとの時間平均パワーをモニタする光チャネルモニタ(OCM)と、WSSモジュールに対して、OCMによりモニタされた各波長の時間平均パワーに基づいて波長ごとにALCによる減衰量制御を行うALC部とを備える。
図4に示すように、光スイッチ部14の1つの出力ポートは、光アンプ部24を介してROADM装置12の挿入用WSS装置26の1つの入力ポートに接続されている。また、光スイッチ部14の1つの出力ポートは、光パケット受信部18に接続されている。また、光スイッチ部14の1つの入力ポートは、光アンプ部22を介して光パケット送信部16に接続されている。
制御部20は、光パケット伝送装置10全体の動作を制御するものであり、ROADM装置12の挿入用WSS装置26および分岐用WSS装置28、光パケット送信部16、光スイッチ部14等に配線されている。
図5は、本実施形態に係る光パケット伝送装置10の立ち上げ時の処理フローを示す。光パケット伝送装置10の立ち上げ時において、制御部20は、まず、光パケット送信部16に対し、パケット密度を所定値に固定した光パケット信号を送信するよう指示する(S10)。このパケット密度の所定値とは、通常のインターネットトラフィック相当で、さらに光アンプ部22および24と光パケット受信部18とで安定動作の行えるパケット密度である。この所定値は、実験やシミュレーションにより適宜最適な値に設定される。また、インターネットトラフィックは、時間帯によっても変わるので、光パケット伝送装置10を立ち上げる時間帯に応じて変えてもよい。
次に、制御部20は、光パケット送信部16から送信された光パケット信号を用いて、光スイッチ部14並びに光アンプ部22および24のレベル調整を行う(S12)。
次に、制御部20は、光パケット送信部16からの光パケット信号をROADM装置12の挿入用WSS装置26に入力させる。この際、制御部20は、光パケット信号が挿入用WSS装置26に入力するよう光スイッチ部14のスイッチングを行う。挿入用WSS装置26内部では、図1にて説明したように、ALC部により、各波長の時間平均パワーに基づいて波長ごとにALCによる減衰量制御が行われる。従って、挿入用WSS装置26のOCMは、ALCによる減衰量制御後の挿入用WSS装置26の出力の時間平均パワーを検出する。このモニタ値は制御部20に送られる(S14)。
図6は、挿入用WSS装置26にて検出されるモニタ値を示す。図6に示すように、挿入用WSS装置26に入力される光パケット信号は、パケット密度が固定されているので、モニタ値は一定である。
次に、制御部20は、挿入用WSS装置26により検出されたモニタ値(光パケット信号の時間平均パワー)を、光パケット信号のピークパワーに換算する(S16)。制御部20は、パケット密度と時間平均パワーのピークパワー換算表を予め有しており、この換算表を基にモニタ値をピークパワーに換算する。下記の(1)式は、時間平均パワーと、パケット密度と、ピークパワーとの関係を示す。(1)式において、Ptspはピークパワーを表し、E.Rは消光比を表す。
時間平均パワー=
10log((10Ptsp/10−10(Ptsp-E.R)/10)×(1/2)×(パケット密度)+(10(Ptsp-E.R)))・・・(1)
図7は、ピークパワー換算表の一例を示す。このピークパワー換算表は、消光比が15dBのときの例である。図7の見方であるが、例えば、パケット密度が20%で時間平均パワーが−8.9dBmの場合、ピークパワーは0dBmとなる。また、例えばパケット密度が100%で時間平均パワーが−4.9dBmの場合、ピークパワーは−2.0dBmとなる。なお、パケット密度が100%とは、連続信号の場合である。
次に、制御部20は、換算したピークパワーに基づいて、挿入用WSS装置26のWSSモジュールで各波長の減衰量を調整する(S18)。具体的な調整方法を以下に説明する。
図8は、ピークパワーに基づいた減衰量の調整方法を説明するための図である。図8に示すモニタ値は、ALCが行われた後にOCMによりモニタされた値である。制御部20は、挿入用WSS装置26のOCMからのモニタ値をピークパワーに換算した後、換算したピークパワーと時間平均パワーとの差分を求める。そして、その差分を、既にALC部により決定された減衰量に加算し、新たな減衰量とする。制御部20は、挿入用WSS装置26のVOA機能を用いて、設定された新たな減衰量となるようWSSモジュールを調整する。これにより、換算したピークパワーと時間平均パワーとの差分をモニタ値から減衰させた光パワーが、最終的な挿入用WSS装置26の出力パワーとしてモニタされる。WSSモジュールの減衰量は、例えばMEMSミラーの角度を調整することにより調整できる。
減衰量調整後、制御部20は、時間平均パワーを用いたALCによる挿入用WSS装置26の出力パワー変動を防ぐために、挿入用WSS装置26のALC機能をオフする(S20)。従って、これ以降に挿入用WSS装置26に入力される光パケット信号については、固定の減衰量が適用される。
以上のような制御を光パケット伝送装置10の立ち上げ時に行うことで、光パケット伝送装置10の運用時において、光パケット信号のピークパワーに基づいた減衰量調整が可能となる。光パケット信号のパケット密度に依存しないので、挿入用WSS装置26からは、ピークパワーが所望のレベルで一定となった光パケット信号が出力される。光パケット信号のピークパワーが安定化することにより、光パケット受信部は、クロックおよびデータ抽出を正常に行うことが可能となる。また、光アンプ部を通過する光パケット信号のピークパワーが安定化することにより、光アンプ部での雑音が抑制され、信号品質の悪化を防ぐことができる。
なお、上記の説明では、挿入用WSS装置26での減衰量調整について説明したが、分岐用WSS装置28に対しても同様の減衰量調整を行うことができる。
図9は、光パケット伝送装置の変形例を示す。図9に示す光パケット伝送装置10においては、図4と同様又は対応する構成要素については同一の符号を付し、対応する説明は適宜省略する。
上述の光パケット伝送装置においては、パケット密度を固定して、WSS装置における減衰量を調整したが、装置立ち上げ後は、伝送される光パケット信号の密度はリアルタイムに変化している。上述の実施形態では、減衰量調整を終えた後に、WSS装置のALC機能をオフされているので、定期的にWSS装置での減衰量調整を行うことが好ましい。この定期的な減衰量調整を行うために、本変形例では、光パケット送信部16にパケットカウンタ36を設けた。制御部20は、このパケットカウンタによりカウントされたパケット数情報を用いてパケット密度を算出し、算出したパケット密度とモニタした時間平均パワーからピークパワーへの換算を行い、該換算ピークパワーに基づいて、減衰量調整を行う。
図10は、変形例に係る光パケット伝送装置における減衰量調整の処理フローを示す。まず、制御部20は、所定の期間ごとに、光パケット送信部16のパケットカウンタ36に対して、送信パケット数をカウントするよう指示を出す。指示を受けたパケットカウンタ36は、送信パケットをカウントし、カウント値を制御部20に通知する(S30)。
次に、制御部20は、ある一定時間のパケット数から、パケット密度を算出する(S32)。その後、制御部20は、挿入用WSS装置26のOCMによりモニタされた各波長の時間平均パワーを受信する(S34)。
次に、制御部20は、算出したパケット密度に基づいて、挿入用WSS装置26からの時間平均パワーをピークパワーに換算する(S36)。その後、制御部20は、換算したピークパワーに基づいて、挿入用WSS装置26のWSSモジュールで各波長の減衰量を調整する(S38)。なお、本フローでは、挿入用WSS装置26での減衰量調整について説明したが、分岐用WSS装置28に対しても同様の減衰量調整を行うことができる。
本変形例に係る光パケット伝送装置10によれば、WSS装置のALC機能をオフした後でも、パケット密度に合った減衰量に調整することが可能となる。
図10に示す本変形例の処理フローは、装置立ち上げ時に図5に示す処理フローを行った後に、定期的に行われるものであるが、必ずしも図5に示す処理フローの後に行われなくてもよい。すなわち、装置立ち上げ時から、図10に示す処理フローが実行されてもよい。
以上、本発明を実施の形態をもとに説明した。この実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せによりいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
10 光パケット伝送装置、 12 ROADM装置、 14 光スイッチ部、 16 光パケット送信部、 18 光パケット受信部、 20 制御部、26 挿入用WSS装置、 28 分岐用WSS装置、 36 パケットカウンタ。

Claims (6)

  1. 光パケット信号を伝送する光パケット伝送装置において、
    波長単位で光パケット信号の挿入又は分岐が可能な波長選択スイッチであって、光パケット信号の減衰量を調整可能な波長選択スイッチと、
    前記波長選択スイッチに対して、パケット密度を可変して光パケット信号を送信可能な光パケット送信部と、
    前記波長選択スイッチから出力される光パケット信号の時間平均パワーをモニタするモニタ部と、
    当該光パケット伝送装置の制御を行う制御部と、を備え、
    前記制御部は、当該光パケット伝送装置の立ち上げ時において、前記光パケット送信部にパケット密度が所定値に固定された光パケット信号を送信させ、該パケット密度に基づいて前記モニタ部によりモニタされた該時間平均パワーを光パケット信号のピークパワーを換算し、該換算したピークパワーに基づいて前記波長選択スイッチにおける光パケット信号の減衰量を制御することを特徴とする光パケット伝送装置。
  2. 前記光パケット送信部は、送信パケット数をカウントするパケットカウンタを備え、
    前記制御部は、定期的に前記パケットカウンタからのパケット数情報に基づいてパケット密度を算出し、算出したパケット密度に基づいて前記モニタ部でモニタされた時間平均パワーをピークパワーへの換算し、該換算したピークパワーに基づいて前記波長選択スイッチにおける光パケット信号の減衰量を制御することを特徴とする請求項1に記載の光パケット伝送装置。
  3. 光パケット信号を伝送する光パケット伝送装置において、
    波長単位で光パケット信号の挿入又は分岐が可能な波長選択スイッチであって、光パケット信号の減衰量を調整可能な波長選択スイッチと、
    前記波長選択スイッチに対して光パケット信号をするとともに、送信パケット数をカウントするパケットカウンタを備える光パケット送信部と、
    前記波長選択スイッチから出力される光パケット信号の時間平均パワーをモニタするモニタ部と、
    当該光パケット伝送装置の制御を行う制御部と、を備え、
    前記制御部は、定期的に前記パケットカウンタからのパケット数情報に基づいてパケット密度を算出し、算出したパケット密度に基づいて前記モニタ部でモニタされた時間平均パワーをピークパワーへの換算し、該換算したピークパワーに基づいて前記波長選択スイッチにおける光パケット信号の減衰量を制御することを特徴とする光パケット伝送装置。
  4. 波長単位で光パケット信号の挿入又は分岐が可能な波長選択スイッチであって、光パケット信号の減衰量を調整可能な波長選択スイッチと、
    前記波長選択スイッチに対して、パケット密度を可変して光パケット信号を送信可能な光パケット送信部と、
    前記波長選択スイッチから出力される光パケット信号の時間平均パワーをモニタするモニタ部と、
    を備える光パケット伝送装置の制御装置において、
    前記光パケット伝送装置の立ち上げ時において、前記光パケット送信部にパケット密度が所定値に固定された光パケット信号を送信させ、該パケット密度に基づいて前記モニタ部によりモニタされた該時間平均パワーを光パケット信号のピークパワーを換算し、該換算したピークパワーに基づいて前記波長選択スイッチにおける光パケット信号の減衰量を制御することを特徴とする制御装置。
  5. 定期的に前記光パケット送信部からのパケット数情報に基づいてパケット密度を算出し、算出したパケット密度に基づいて前記モニタ部でモニタされた時間平均パワーをピークパワーへの換算し、該換算したピークパワーに基づいて前記波長選択スイッチにおける光パケット信号の減衰量を制御することを特徴とする請求項4に記載の制御装置。
  6. 波長単位で光パケット信号の挿入又は分岐が可能な波長選択スイッチであって、光パケット信号の減衰量を調整可能な波長選択スイッチと、
    前記波長選択スイッチに対して光パケット信号をするとともに、送信パケット数をカウントするパケットカウンタを備える光パケット送信部と、
    前記波長選択スイッチから出力される光パケット信号の時間平均パワーをモニタするモニタ部と、
    を備える光パケット伝送装置の制御装置において、
    定期的に前記パケットカウンタからのパケット数情報に基づいてパケット密度を算出し、算出したパケット密度に基づいて前記モニタ部でモニタされた時間平均パワーをピークパワーへの換算し、該換算したピークパワーに基づいて前記波長選択スイッチにおける光パケット信号の減衰量を制御することを特徴とする制御装置。
JP2010247124A 2010-11-04 2010-11-04 光パケット伝送装置および制御装置 Expired - Fee Related JP5395032B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010247124A JP5395032B2 (ja) 2010-11-04 2010-11-04 光パケット伝送装置および制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010247124A JP5395032B2 (ja) 2010-11-04 2010-11-04 光パケット伝送装置および制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012100132A JP2012100132A (ja) 2012-05-24
JP5395032B2 true JP5395032B2 (ja) 2014-01-22

Family

ID=46391546

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010247124A Expired - Fee Related JP5395032B2 (ja) 2010-11-04 2010-11-04 光パケット伝送装置および制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5395032B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6040583B2 (ja) * 2012-06-14 2016-12-07 富士通株式会社 光伝送装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4915449B2 (ja) * 2007-03-19 2012-04-11 富士通株式会社 光伝送装置
JP5303248B2 (ja) * 2008-11-20 2013-10-02 Kddi株式会社 光バースト信号収容光挿入分離装置および光バースト信号収容光挿入分離方法
JP5446944B2 (ja) * 2010-01-29 2014-03-19 富士通株式会社 光ネットワークおよびその制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2012100132A (ja) 2012-05-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6512232B2 (ja) 光送受信器および光送受信方法
JP5863172B2 (ja) 光受信装置
US8818190B2 (en) Optical transport system and optical node
US20160050021A1 (en) Optical power equalization method and apparatus
US20080267631A1 (en) Systems and methods for a multiple-input, multiple-output controller in a reconfigurable optical network
JP2011160162A (ja) 光ネットワークおよびその制御方法
EP2765717B1 (en) Method for capacity expansion and commissioning of wavelength multiplexing optical network, and controller
KR20120064616A (ko) 광 전송 장치 및 광 전송 시스템
JP2008136011A (ja) 光スイッチおよび光クロスコネクト装置
US9577781B2 (en) Optical transmission apparatus and optical transmission control method
Shiraiwa et al. High-speed wavelength resource reconfiguration system concurrently establishing/removing multiwavelength signals
WO2022042378A1 (zh) 光信号控制方法及装置、光传输节点和光传输系统
JP2008503886A (ja) 波長分割多重(wdm)光分波器
US9124382B2 (en) Transmission device, transmission system, and method for adjusting passband
JP5395032B2 (ja) 光パケット伝送装置および制御装置
JP6481314B2 (ja) 光伝送装置および光伝送システム
US7065297B2 (en) Optical transmission system
JP5023021B2 (ja) 光分岐挿入多重化装置、及び光レベル調整方法
JP5807897B2 (ja) 光パケット・光パス統合ネットワークにおける光信号受信ノードシステム及びその構成方法
US9077475B2 (en) Optical packet switching system and method for controlling the peak power
JP5617510B2 (ja) 光ノード及び光通信方法
JP5251661B2 (ja) 光アンプ装置とその制御方法、光伝送システム
JP2000174730A (ja) 波長多重光伝送装置
JP2010074678A (ja) 光伝送装置、及び光伝送ネットワークシステム
EP2552037B1 (en) Synchronisation equipment and associated method

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130109

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131015

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131017

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees