以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。本発明に係る景品交換装置であるカードユニット20及び各台計数機19は、図1に示すように、遊技機(パチンコ機10)に対応して設けられ、当該遊技機での遊技により獲得した獲得遊技媒体数(持玉数)を含み遊技者が所有する所有遊技媒体数(所有玉数=持玉数+貯玉数)と、該遊技者が希望する景品とを交換するための処理を行うものであり、特に所有遊技媒体数が予約を希望する景品の交換遊技媒体数(交換玉数)に達しているか否かに拘わらず、該予約を希望する景品の選択を受け付け、所有遊技媒体数が該選択された景品の交換遊技媒体数に達したことを条件として、当該景品の予約を確定する予約確定操作を受け付け、該予約確定操作を受け付けたことを条件として、予約確定操作を受け付けた景品の交換遊技媒体数を所有遊技媒体数から減算する減算処理と、予約確定操作を受け付けた景品を遊技者に提供するための景品提供処理とを行うことを特徴とするものである。
ここで説明の便宜上、この景品交換装置を含む景品交換システム1で主に行われる処理について、図35を参照して説明する。この景品交換システム1では、まず遊技場に設けられるカードユニット20において、所有遊技媒体数により交換可能な複数の景品として、遊技場において遊技者に提供される景品である場内景品(即ち遊技場が仕入れて景品交換カウンタに陳列されている景品)と、配送により遊技者に提供される景品である配送景品とが表示され、該表示される景品の中から予約を希望する景品の選択を遊技者から受け付けると、配送景品が選択された場合には、当該配送景品を特定可能な景品特定情報(景品ID)を含む予約要求をセンタ景品管理装置70に送信し、場内景品が選択された場合には、当該場内景品を特定可能な景品特定情報を含む予約要求を場内景品管理装置63に送信する、景品予約処理(S31)が行われる。次にセンタ景品管理装置70又は場内景品管理装置63において、該予約要求に対応する予約を識別可能な予約識別情報(予約ID)に対応付けて該予約要求に含まれる景品特定情報を登録する予約内容登録処理(S32,S32a)が行われる。
次にカードユニット20において、前記予約確定操作を遊技者から受け付けると、該予約確定操作を受け付けた景品の交換遊技媒体数を当該遊技者の所有遊技媒体数から減算すると共に、配送景品の予約確定操作を受け付けた場合には、当該配送景品の景品特定情報に対応する予約識別情報を含む予約確定要求をセンタ景品管理装置70に送信し、場内景品の予約確定操作を受け付けた場合には、当該場内景品の景品特定情報に対応する予約識別情報を含む予約確定要求を場内景品管理装置63に送信する、予約確定処理(S33)が行われる。そしてセンタ景品管理装置70において、該予約確定要求に含まれる予約識別情報に対応付けて登録された景品特定情報から特定される配送景品を遊技者に配送するための配送情報を登録する配送情報登録処理(S34)が行われ、また場内景品管理装置63において、該予約確定要求に含まれる予約識別情報に対応付けて登録された景品特定情報から特定される場内景品を遊技者に提供するための確定フラグ登録処理(S34a)が行われる。
また減算処理端末であるPOS端末40において、予約確定操作を行う景品の交換遊技媒体数を当該遊技者の所有遊技媒体数から減算する減算処理(S41)を行った後に、予約確定端末50において、当該景品について予約確定操作を受け付けると、配送景品の予約確定操作を受け付けた場合には、当該配送景品の景品特定情報に対応する予約識別情報を含む予約確定要求をセンタ景品管理装置70に送信し、場内景品の予約確定操作を受け付けた場合には、当該場内景品の景品特定情報に対応する予約識別情報を含む予約確定要求を場内景品管理装置63に送信する、予約確定処理(S42)が行われる。そしてセンタ景品管理装置70において、該予約確定要求に含まれる予約識別情報に対応付けて登録された景品特定情報から特定される配送景品を遊技者に配送するための配送情報を登録する配送情報登録処理(S43)が行われ、また場内景品管理装置63において、該予約確定要求に含まれる予約識別情報に対応付けて登録された景品特定情報から特定される場内景品を遊技者に提供するための確定フラグ登録処理及び提供済フラグ登録処理(S43a)が行われる。
以下においては、遊技機が、パチンコ玉を遊技媒体とするパチンコ機10である例について説明する。ここで該遊技機を備える遊技場は、パチンコ玉を貸与する貸与単価とパチンコ玉を景品と交換する交換単価とが同一(いわゆる等価交換)の営業を行うと共に、該貸与単価及び交換単価が2種類の営業(即ち貸与単価及び交換単価が4円である営業と、貸与単価及び交換単価が1円である営業)を行うものとする。
即ち各遊技場には、図示しないが、貸与単価及び交換単価が4円の営業を行う4円営業フロアと、貸与単価及び交換単価が1円の営業を行う1円営業フロアとが設けられている。この4円営業フロアには、パチンコ玉1個あたり4円で貸与する共に交換単価が4円であるとして景品を表示する4円用カードユニット20が設けられている。また1円営業フロアには、パチンコ玉1個あたり1円で貸与する共に交換単価が1円であるとして景品を表示する1円用カードユニット20が設けられている。これら4円用カードユニット20及び1円用カードユニット20は、自己の貸与単価及び交換単価(以下、単に「交換単価」と称する。)を記憶している。
このように、各営業フロア毎に異なるカードユニット20を設けているのは、仮に各営業フロアで共通のカードユニット20とすると、後述する図29のD129に示すように、交換玉数から景品を検索する際に分かりづらくなる(即ち4円営業フロアで交換単価を1円とする交換玉数に基づく検索画面が表示されると、遊技者が混乱する)からである。ただし4円用カードユニット20と1円用カードユニット20とを区別しない場合には、単にカードユニット20と称する。
なおPOS端末40,予約確定端末50,後述する残額管理装置60,会員管理装置61,計数値管理装置62,及び場内景品管理装置63は、4円営業と1円営業に共通である。また、複数の遊技場の各々に設けられている構成要素は同じであるため、以下においては、遊技場Aに設けられている構成要素について説明する。また、以下においては、データベースを「DB」,リーダ/ライタを「R/W」,ステップSを「S」と略記する。さらに各フローチャートにおいて、待機状態で予め設定された所定時間が経過した場合には、該待機状態を解除して、当該フローチャートに示す処理を終了するものとする。
また景品交換システム1には、(1)いたずらの予約を排除するために設定する上限値の設定方法及び該上限値に基づく上限値判定処理の方法と、(2)センタ景品管理装置70からカードユニット20に対する景品情報の送信及び該カードユニット20における重複景品排除処理の方法と、(3)カードユニット20における予約停止景品の表示方法と、(4)減算処理端末及び予約確定端末の構成並びに作用と、(5)センタ景品管理装置70における在庫数の管理方法及び判定方法とがそれぞれ異なる、第1実施形態と第2実施形態とが含まれる。以下においては、まず第1実施形態について説明し、次に第2実施形態について第1実施形態と異なる点についてのみ説明し、最後に変形例について説明する。
[1.第1実施形態に係る景品交換システム1]
まず、図1〜図34を参照して、第1実施形態に係る景品交換システム1の構成について説明する。この景品交換システム1は、図1に示すように、複数の遊技場(ここでは遊技場A,B,C)の各々において、パチンコ機10に対応して設けられるカードユニット20及び各台計数機19からなる景品交換装置を少なくとも備えている。このカードユニット20は、各遊技場に設けられている残額管理装置60,会員管理装置61,計数値管理装置62,及び場内景品管理装置63と通信可能であると共に、後述する会員カード2,景品交換カード3,及びビジタカード4を発行するカード会社が運営する機関である景品センタに設けられているセンタ景品管理装置70とルータ64及び図示しないインターネットを介して通信可能である。また各遊技場には、会員管理装置61,計数値管理装置62,及び場内景品管理装置63と通信可能なPOS端末40が設けられていると共に、センタ景品管理装置70とルータ64及び図示しないインターネットを介して通信可能な予約確定端末50が設けられている。
センタ景品管理装置70は、前記景品センタと提携している複数の景品提供業者(ここでは景品提供業者X,Y)の各々に設けられている配送管理装置80と通信可能である。ここで各景品提供業者は、景品を配送する配送元を一又は複数備えており、本例では景品提供業者Xが秋田倉庫及び埼玉倉庫,景品提供業者Yが東京倉庫を、景品の配送元として備えている。なお、以下においては、配送元を表記する際に、「倉庫」の文字を省略する場合がある。また各景品提供業者に設けられている配送管理装置80は同じであるため、以下においては、景品提供業者Xに設けられている配送管理装置80について説明する。
この景品交換システム1では、図18(b)に示すように、会員カード2,景品交換カード3,及びビジタカード4が使用され、また計数レシート5,配送レシート6,及び提供レシート7が発行される。
会員カード2は、遊技場において会員登録を行った遊技者である会員遊技者に対して発行(例えば遊技場の景品交換カウンタで遊技者に手渡し)される記録媒体であり、当該会員カード2を個々に識別可能であると共に当該会員遊技者を個々に識別可能な情報である会員IDが、内蔵されたICチップ及び表示されたバーコードに予め記録されている。この会員カード2がカードユニット20のカードR/W23で受け付けられると、図1に示すように、ICチップに記録されている会員IDに対応付けて残額管理装置60で管理されている残額を使用した玉貸処理が可能となり、また該会員IDに対応付けて会員管理装置61で管理されている貯玉額に相当する貯玉数を使用した貯玉再プレイ処理が可能となる。
景品交換カード3は、遊技場において自己の配送先情報(氏名,郵便番号,住所,及び電話番号)を登録しようとする遊技者である景品会員遊技者に対して発行(例えば遊技場の景品交換カウンタで遊技者に手渡し)される記録媒体であり、当該景品交換カード3を個々に識別可能であると共に当該景品会員遊技者を個々に識別可能な情報である景品会員IDが、内蔵されたICチップに予め記録されている。この景品交換カード3がカードユニット20のカードR/W23で受け付けられると、図1に示すように、ICチップに記録されている景品会員IDに対応付けて残額管理装置60で管理されている残額を使用した玉貸処理が可能となる。
これら会員カード2及び景品交換カード3のICチップには、カードユニット20において前記景品予約処理(図35のS31)が行われると、予約内容として、当該予約の予約IDと、予約景品の景品ID,優先順位,景品名,交換単価,交換玉数,及び予約個数とが記録される(図22のS125)。ここで優先順位は、遊技者が予約の確定を希望する順位であり、本例では景品が選択された順に、自動的に高い優先順位とされる。なお優先順位は、図28のD123に示す画面に表示される「優先順位変更」ボタンを操作することにより、変更可能である。
このようにして、あるカードユニット20において一又は複数の予約内容が記録された会員カード2又は景品交換カード3が、他のカードユニット20において受け付けられると、図31のD141に示すように、該会員カード2又は景品交換カード3に記録されている予約内容に基づいて、各予約景品の優先順位,景品名,交換玉数,及び予約個数が表示され、所有玉数が各予約景品の交換玉数に達したことを条件として、当該予約景品に対応する「確定」ボタンが表示されて、該「確定」ボタンの操作により、当該予約景品についての予約確定操作を、遊技者から受付可能となる。即ち会員遊技者及び景品会員遊技者については、景品の予約状態を引き継ぐことができて、あるカードユニット20において行った予約を、他のカードユニット20において確定することができる。
また、あるカードユニット20において一又は複数の予約内容が記録された会員カード2又は景品交換カード3が、予約確定端末50において受け付けられると、図34のD157に示すように、該会員カード2又は景品交換カード3に記録されている予約内容に基づいて、各予約景品の優先順位,景品名,交換玉数,及び予約個数と、各予約景品に対応する「確定」ボタンが表示されて、該「確定」ボタンの操作により、当該予約景品についての予約確定操作を、遊技場の店員から受付可能となる。即ち会員遊技者及び景品会員遊技者については、景品の予約状態を引き継ぐことができて、あるカードユニット20において行った予約を、予約確定端末50において確定することができる。
ビジタカード4は、遊技場において前記会員遊技者又は前記景品会員遊技者以外の遊技者であるビジタ遊技者に対して発行(本例ではカードユニット20から発行)される記録媒体であり、該記録媒体を個々に識別可能な情報であるカードIDが、内蔵されたICチップに予め記録されている。このビジタカード4は、ビジタ遊技者が、カードユニット20に紙幣を挿入した後に、後述するカード返却ボタン16又は遊技終了ボタンの操作を行ったときに、前記挿入した紙幣額である残額が零でないこと条件として、該カードユニット20から発行される(図20のS64)。このビジタカード4がカードユニット20のカードR/W23で受け付けられると、図1に示すように、ICチップに記録されているカードIDに対応付けて残額管理装置60で管理されている残額を使用した玉貸処理が可能となる。なおビジタカード4のICチップには、カードユニット20において前記景品予約処理(図35のS31)が行われても、予約内容は記録されない。即ちビジタ遊技者については、景品の予約状態を引き継ぐことができない。
これら会員カード2,景品交換カード3,及びビジタカード4(以下、単に「カード」と総称する。)は、長方形状を呈するプラスチック製の薄板における所定の部位に、記録領域が形成されてなるものであり、会員カード2は、不揮発性のEEPROMを備える非接触式のICチップと、バーコードとを記録領域として備えており、景品交換カード3及びビジタカード4は、不揮発性のEEPROMを備える非接触式のICチップを記録領域として備えている。また、これらカードは、各カードが発行された遊技場でのみ使用可能である。
計数レシート5は、図18(b)に示すように、パチンコ機10での遊技により遊技者が獲得した獲得玉数である持玉数を計数した各台計数機19に対応するカードユニット20のレシートプリンタ25により、紙に印刷されて遊技者に対して発行される記録媒体であり、図2に示すように、遊技場名と、当該計数レシート5を個々に識別可能な計数IDと、当該計数レシート5が発行された計数日時と、カードユニット20について予め設定されている交換単価(4円又は1円)と、当該計数レシート5の発行時にカードユニット20の制御部22のRAMで記憶している持玉数である計数値と、少なくとも計数ID及び計数値を示す計数バーコード5aとが記録されている。ここで計数IDは、カードユニット20において生成され、当該カードユニット20の台番号を示す記号及び数字(例えばP001)と、該カードユニット20から計数レシート5が発行される毎にカウントアップされる4桁の数字とからなる。
配送レシート6は、図18(b)に示すように、前記配送景品について前記予約確定処理(図35のS33)を行ったカードユニット20のレシートプリンタ25,及び図33に示すように、前記配送景品について予約確定処理(図35のS42)を行った予約確定端末50の配送レシートプリンタ56により、紙に印刷されて遊技者に対して発行される記録媒体であり、図3(a)に示すように、遊技場名と、当該予約確定処理に対応する前記配送情報登録処理(図35のS34,S43)を識別可能であると共に景品の配送元,配送先,及び配送希望日時が同一である景品の分類を識別可能な分類識別情報である予約確定IDと、当該配送情報登録処理の対象となった一又は複数の予約の各々についての予約ID,景品ID,景品名,交換単価,交換玉数,及び配送個数(即ち当該分類識別情報に対応する景品の景品情報)と、景品を自宅に配送するか遊技場に配送するかを示す配送区分と、景品を自宅に配送する場合の配送先情報である当該遊技者の氏名,郵便番号,住所,及び電話番号と、配送希望日時と、景品の配送状況を問い合わせるための問い合わせ先(ここでは景品センタと、当該景品を提供する景品提供業者である景品提供業者X)の電話番号とが記録される。本例では、景品の配送元,配送先,及び配送希望日時が同一である景品の分類について、1つの予約確定ID(分類識別情報)が割り当てられ、該割り当てられた予約確定IDに対応付けて当該予約確定IDに対応する景品の景品情報が視認可能に記録された(即ち配送元,配送先,及び配送希望日時が同一である複数種類の景品に対して1枚の)配送レシート6が発行される。
提供レシート7は、図18(b)に示すように、前記場内景品について前記予約確定処理(図35のS33)を行ったカードユニット20のレシートプリンタ25により、紙に印刷されて遊技者に対して発行される記録媒体であり、図3(b)に示すように、遊技場名と、当該予約確定処理の対象となった一又は複数の予約の各々についての予約ID,景品ID,景品名,交換単価,交換玉数,予約個数,及び予約IDを示す予約IDバーコード7aとが記録される。
この提供レシート7の発行を受けた遊技者は、該提供レシート7を景品交換カウンタに持参し、該景品交換カウンタに設けられるPOS端末40のバーコードリーダ45により該提供レシート7の予約IDバーコード7aが読み取られ(図35のS45)、場内景品管理装置63の予約・確定情報DB(図17(c))において、該読み取った予約IDバーコード7aが示す予約IDに対応付けて提供済フラグ1が登録されると(図35のS46a)、当該予約IDに対応付けて管理している景品IDの場内景品の提供を受けることができる。
なお前記場内景品について予約確定端末50で予約確定処理(図35のS42)が行われた場合には、その場で場内景品を提供するため、遊技者に対して提供レシート7は発行されず、この場合の遊技者は、場内景品管理装置63の予約・確定情報DB(図17(c))において、当該予約確定処理の対象となった予約IDに対応付けて確定フラグ1及び提供済フラグ1が登録されると(図35のS43a)、当該予約IDに対応付けて管理している景品IDの場内景品の提供を受けることができる。
以下、図1に示す各構成要素について説明する。まず配送管理装置80について説明する。配送管理装置80は、図示しないが、通信部,制御部,ディスプレイ,入力装置,及びハードディスク等を有するコンピュータ(サーバ)であり、当該配送管理装置80が設けられる景品提供業者が配送により遊技者に提供する配送景品に関する情報を管理するものである。ここで記憶手段であるハードディスクでは、図5に示す景品情報DB,及び景品パッケージDBと、図6に示す配送情報DB,及び請求情報DBとを記憶している。
図5(a)に示す景品情報DBでは、当該景品提供業者が提供する複数の配送景品の各々について、各景品に関する景品情報として、各景品を特定可能な景品特定情報である景品IDに対応付けて、各景品の種別を示す大区分及び小区分と、各景品の景品名と、各景品の詳細情報と、各景品の価格と、各景品の在庫数と、各景品の配送元を示す配送元情報とが記憶される。ここで大区分及び小区分は、各景品を分類するための分類区分の一例であって、景品交換システム1において予め定められているものである。また配送元情報は、配送元を示す情報であって、ここでは配送元の倉庫の名称が記憶される。
この配送管理装置80では、オペレータの操作により、各景品について、景品IDが付与されると共に、当該景品が種別毎に振り分けられると、景品情報DBにおいて、該付与された景品IDと、振り分けられた種別を示す大区分及び小区分と、景品名,詳細情報,価格,在庫数,及び配送元とが、景品情報として登録される。
また配送管理装置80では、遊技場の営業終了後において、景品が追加されると、オペレータの操作により、該追加された個数が景品情報DBにおける当該景品の在庫数に加算され、また景品が配送されると、自動的に、該配送された個数が景品情報DBにおける当該景品の在庫数から減算される。なお在庫数が十分に多い景品については、当該景品の在庫数がNULLと登録されて、景品の追加や配送が行われても、在庫数の加算や減算は行われない。
この景品情報DBで記憶されている景品情報は、センタ景品管理装置70に送信されて(図35のS01)、該センタ景品管理装置70の図10に示す景品情報DBで記憶される(同S02)。
また景品情報DBで記憶されている景品情報は、在庫数情報としてセンタ景品管理装置70に送信されて(図35のS11)、該センタ景品管理装置70の景品情報DBが更新される(同S12)。この在庫数情報は、所定期間毎に送信され、ここでは遊技場の営業開始前に1日1回(即ち24時間毎に)送信される。また在庫数情報は、新たに追加された景品と在庫数が変更された景品の景品情報についてのみ送信され、これにより、在庫数情報を送信する配送管理装置80の負荷,及び在庫数情報を受信するセンタ景品管理装置70の負荷が軽減されるようになっている。
また配送管理装置80では、遊技場の営業中において、ある景品の在庫数に不測の変動(例えば当該景品の破損や入荷停止による在庫数の減少)が生じたときに、オペレータの操作により、景品情報DBにおける当該景品の在庫数を変更することができる。具体的には、配送管理装置80において、オペレータの操作により、在庫数変更モードが起動されると、図4(a)に示すように、まずD01の画面がディスプレイに表示される。このD01では、在庫数を変更する景品の景品ID又は景品名の入力欄が表示されると共に、該景品を大区分及び小区分から検索するための「区分検索」ボタンが表示される。
このD01で、オペレータが入力装置を操作して、在庫数を変更する景品の景品ID又は景品名を入力して、図示しない決定ボタンを操作すると、景品情報DBで記憶している景品情報の中から、該入力された景品ID又は景品名に合致する景品の景品情報が抽出されて、D02の画面がディスプレイに表示される。またD01で、オペレータが入力装置を操作して、「区分検索」ボタンを操作すると、大区分及び小区分の入力欄がディスプレイに表示され、在庫数を変更する景品の大区分及び小区分を入力して決定ボタンを操作すると、景品情報DBで記憶している景品情報の中から、該入力された大区分及び小区分に合致する景品の景品情報が抽出されて、該抽出された景品情報が景品リストとしてディスプレイに表示され、該景品リストから在庫数を変更する景品を選択すると、D02に示す画面がディスプレイに表示される。このD02では、景品情報DBで記憶している景品情報の中から抽出された、在庫数を変更する景品の景品ID,景品名,及び在庫数が表示されると共に、変更後の在庫数の入力欄が表示される。なお変更後の在庫数は、設定されている在庫数よりも減少した数であっても増加した数であっても良い。
このD02で、オペレータが入力装置を操作して、変更後の在庫数を入力して、図示しない決定ボタンを操作することにより、在庫数の変更を受け付けると(図35のS61)、景品情報DBにおいて、当該景品IDに対応付けて記憶されている在庫数(即ち設定されている在庫数)が、該入力された変更後の在庫数に変更され(同S62)、該景品IDと変更後の在庫数とを含む在庫数変更情報がセンタ景品管理装置70に送信されて(同S63)、該センタ景品管理装置70において在庫数変更処理が行われる(同S64)。
図5(b)に示す景品パッケージDBでは、当該景品提供業者が提供する所定数の景品を含み、該景品提供業者が設定した景品パッケージの各々について、各景品パッケージに関する景品パッケージ情報として、各景品パッケージを個々に識別可能な景品パッケージIDに対応付けて、各景品パッケージについて設定された大区分,小区分,及び景品パッケージ名と、各景品パッケージに含まれる景品の景品IDと、当該景品パッケージがパッケージ景品表示処理の対象となる景品パッケージであるか否かを示すパッケージ景品表示フラグとが記憶される。ここで「パッケージ景品表示処理」とは、カードユニット20において、図28のD124に示すように、景品パッケージの各々に対応するパッケージメニュー(ここでは「アイスクリームフェア」)が選択されたことに基づいて、図29のD130又はD130’に示すように、該選択されたパッケージメニューに対応する景品パッケージに含まれる景品を表示する処理である。このパッケージ景品表示フラグが1であれば、当該景品パッケージがパッケージ景品表示処理の対象となる景品パッケージとして設定されている旨を示し、パッケージ景品表示フラグが0であれば、当該景品パッケージがパッケージ景品表示処理の対象となる景品パッケージとして設定されていない旨を示す。
この配送管理装置80では、オペレータの操作により、景品パッケージが設定されて、景品パッケージDBにおいて、該設定された景品パッケージの景品パッケージ情報が登録される。具体的には、配送管理装置80において、オペレータの操作により、景品パッケージ設定モードが起動されると、図4(b)に示すように、D03の画面がディスプレイに表示される。このD03では、予め設定されている大区分及び小区分のプルダウンメニューが表示されると共に、設定する景品パッケージ名の入力欄と、パッケージ景品表示処理の対象となる景品パッケージである旨を設定するためのチェックボックスとが設けられている。このD03において、景品パッケージ名は必須の設定項目であるが、大区分及び小区分は任意の設定項目である。
このD03で、オペレータが入力装置を操作して、景品パッケージに含める景品の大区分及び小区分の両方を設定するか(D03を参照)、大区分のみを設定するか、あるいは両方を設定しないで(D03’を参照)、景品パッケージ名を入力し、かつチェックボックスにチェックをするか(D03を参照)、あるいはチェックをしないで(D03’を参照)、図示しない決定ボタンを操作すると、D04(又はD04’)の画面がディスプレイに表示される。このD04(又はD04’)では、図5(a)に示す景品情報DBで記憶している景品情報の中から、大区分及び小区分の両方が設定された場合には、該大区分及び小区分に合致する景品の景品情報が抽出され(D04を参照)、大区分のみが設定された場合には、該大区分に合致する景品の景品情報が抽出され、両方が設定されなかった場合には、すべての景品の景品情報が抽出され(D04’を参照)、該抽出された景品情報のうち、景品ID,景品名,詳細情報,及び価格が、景品リストとして表示される。
このD04(又はD04’)で、オペレータが入力装置を操作して、景品パッケージに含める複数の景品をクリックして選択し、図示しない決定ボタンを操作すると、該選択された複数の景品を含む景品パッケージが設定され、該景品パッケージを個々に識別可能な景品パッケージIDが生成されて、図5(b)に示す景品パッケージDBで登録される。従って、景品パッケージとしては、該景品パッケージに含まれる景品が同一の大区分及び小区分に属するもの(ここでは景品パッケージIDがPX−001の水産物A,PX−101のタバコA,及びPX−501のアイスクリームフェア)や、該景品パッケージに含まれる景品が同一の大区分に属するが小区分は異なるもの(ここでは景品パッケージIDがPX−011のオススメ食品A)や、該景品パッケージに含まれる景品が異なる大区分に属するもの(ここでは景品パッケージIDがPX−201の得々景品A,及びPX−502の夏期限定フェア)のいずれかが、設定されて登録される。なお各景品パッケージに含まれる景品の数は任意であり、景品パッケージ毎に異なっていても良い。
また景品パッケージDBにおいて、前記D03(又はD03’)でチェックボックスがチェックされた場合には、パッケージ景品表示フラグ1(即ち当該景品パッケージがパッケージ景品表示処理の対象となる景品パッケージである旨)が登録され、チェックされなかった場合には、パッケージ景品表示フラグ0(即ち当該景品パッケージがパッケージ景品表示処理の対象となる景品パッケージでない旨)が登録される。
この景品パッケージDBで記憶されている景品パッケージ情報も、センタ景品管理装置70に送信されて(図35のS01)、該センタ景品管理装置70の図11に示す景品パッケージDBで記憶される(同S02)。
図6(a)に示す配送情報DBでは、各遊技場毎のデータテーブルが設けられており、各データテーブルでは、前記予約確定処理(図35のS33,S42)に対応する前記配送情報登録処理(同S34,S43)を識別可能であると共に景品の配送元,配送先,及び配送希望日時が同一である景品の分類を識別可能な前記分類識別情報である予約確定IDに対応付けて、該配送情報登録処理に関する配送情報として、後述する図16に示す配送情報DBと略同様の情報(即ち予約ID,景品ID,景品名,交換単価,交換玉数,配送個数,配送元,配送区分,配送先情報,及び配送希望日時)が記憶されると共に、それに加えて、配送開始日時,配送完了日時,及び当該配送情報を図6(b)に示す請求情報DBで記録したか否かを示す請求済フラグが記憶される。ここで請求済フラグが1であれば、当該配送情報を請求情報DBで記憶した旨を示し、請求済フラグが0であれば、当該配送情報を請求情報DBで記憶していない旨を示す。この配送情報DBでは、遊技場の営業終了後においてセンタ景品管理装置70から送信されてくる配送情報(図35のS71)を受信すると、該配送情報が登録され(同S73)、景品の配送が行われると配送開始日時が登録され、景品の配送が完了すると配送完了日時が登録される。
図6(b)に示す請求情報DBでは、各遊技場毎のデータテーブルが設けられており、各データテーブルでは、配送が完了した景品について、前記予約確定IDに対応付けて、請求情報として、予約ID,景品ID,景品名,交換単価,交換玉数,配送個数,配送元,配送区分,配送先情報,配送完了日時,及び請求額が記憶される。ここで各予約IDに対応する請求額は、各予約IDに対応する交換単価と交換玉数と配送個数とを乗じて算出される。この請求情報DBで記憶している所定期間(例えば1ヶ月)分の請求情報を取り纏めて、景品提供業者から各遊技場に対して、合計請求額の請求が行われる。
次にセンタ景品管理装置70について説明する。センタ景品管理装置70は、図1に示すように接続される通信部71,制御部72,ディスプレイ73,入力装置74,及びハードディスク75等を有するコンピュータ(サーバ)であり、複数の景品提供業者から提供され、カードユニット20に表示される複数の配送景品に関する情報を管理するものであると共に、配送景品を遊技者に配送するための配送処理である配送情報登録処理を行うものである。
通信部71は、配送管理装置80と通信可能に接続され、センタ景品管理装置70と配送管理装置80との間における通信を司るものである。また通信部71は、インターネット(図示外)及びルータ64を介して、カードユニット20の後述する場外通信部21c,及び予約確定端末50の後述する通信部51と通信可能に接続され、センタ景品管理装置70と、個々のIPアドレスにより特定される各カードユニット20及び予約確定端末50との間における通信を司るものである。
制御部72は、CPU,RAM,ROM等を備えており、ROM及びハードディスク75に記憶されている処理プログラムがRAMを作業領域としてCPUで実行されることにより、センタ景品管理装置70に備えられる各構成要素の動作を制御して各種の処理を行うものである。
ここで図35に示すように、通信部71は、配送管理装置80から送信されてくる前記景品情報を受信し(S01)、制御部72は、該受信した景品情報を図10に示す景品情報DBに登録する処理を行う(S02)。即ち、この制御部72及び景品情報DBは、各景品の在庫数を登録する在庫数登録手段として機能するものである。
この景品情報DBでは、図10に示すように、各景品提供業者毎のデータテーブルが設けられており、各データテーブルでは、当該景品提供業者が提供する複数の配送景品の各々について、各景品に関する景品情報として、図5(a)に示す景品情報DBと同様に、景品IDに対応付けて、大区分,小区分,景品名,詳細情報,価格,在庫数,及び配送元が記憶されると共に、それに加えて、当該景品が後述する予約停止景品受付手段(ディスプレイ73及び入力装置74)にて指定を受け付けた予約停止景品であるか否かを示す予約停止フラグと、当該景品が表示手段(カードユニット20のディスプレイ24)にて優先的に表示する景品である優先表示景品であるか否かを示す優先表示フラグと、当該景品の価格に相当する交換遊技媒体数である交換玉数と、当該景品がカードユニット20に表示される表示景品(即ち選択された景品パッケージに含まれる景品)であるか否かを各遊技場毎に示す表示フラグと、当該景品がカードユニット20で選択不能な選択不能景品であるか否かを各遊技場毎に示す選択不能フラグとが記憶される。
ここで配送元情報は、図5(a)に示す景品情報DBと同様に、配送元を示す情報であって、ここでは配送元の倉庫の名称が記憶される。即ち、この制御部72及び景品情報DBは、複数の景品の各々について配送元を示す配送元情報を管理する配送元管理手段として機能するものである。また交換玉数は、後述する景品変更手段(通信部71,ディスプレイ73及び入力装置74)における変更の受付前にカードユニット20に表示されていた景品の交換玉数を特定可能な既表示景品価値情報の一例である。即ちセンタ景品管理装置70は、該既表示景品価値情報を管理するものである。また交換玉数は、大区分及び小区分と同様に、各景品を分類するための分類区分の一例である。即ち、この制御部72及び景品情報DBは、複数の景品の各々について、各景品を分類するための分類区分(大区分,小区分,交換玉数)を設定する分類区分設定手段として機能するものである。この交換玉数としては、交換単価が4円である場合の交換玉数(即ち価格を交換単価4円で除した値)と、交換単価が1円である場合の交換玉数(即ち価格を交換単価1円で除した値)とが記憶される。
また景品情報DBにおいて、予約停止フラグが1であれば、当該景品が予約停止景品である旨を示し、予約停止フラグが0であれば、当該景品が予約停止景品でない旨を示す。また優先表示フラグが1であれば、当該景品が優先表示景品である旨を示し、優先表示フラグが0であれば、当該景品が優先表示フラグでない旨を示す。また表示フラグが1であれば、当該景品が表示景品である旨を示し、表示フラグが0であれば、当該景品が表示景品でない旨を示す。また選択不能フラグが1であれば、当該景品が選択不能景品である旨を示し、選択不能フラグが0であれば、当該景品が選択不能景品でない旨を示す。
また通信部71は、配送管理装置80から送信されてくる前記景品パッケージ情報を受信し(S01)、制御部72は、該受信した景品パッケージ情報を図11に示す景品パッケージDBに登録する処理を行う(S02)。即ち、この制御部72及び景品パッケージDBは、所定数の景品が含まれる景品パッケージを複数設定する景品パッケージ設定手段として機能するものであり、ここでは前記複数の景品提供業者のうちの少なくとも一部の景品提供業者について、各景品提供業者毎に景品パッケージを設定する。
この景品パッケージDBでは、図11に示すように、各景品提供業者毎のデータテーブルが設けられており、各データテーブルでは、当該景品提供業者が提供する所定数の景品を含む景品パッケージの各々について、景品パッケージ情報として、図5(b)に示す景品パッケージDBと同様に、景品パッケージIDに対応付けて、大区分,小区分,景品パッケージ名,景品ID,及びパッケージ景品表示フラグが記憶されると共に、それに加えて、当該景品パッケージが選択されているか否かを各遊技場毎に示す景品パッケージ選択フラグとが記憶される。この景品パッケージ選択フラグが1であれば、当該景品パッケージが当該遊技場で選択されている旨を示し、景品パッケージ選択フラグが0であれば、当該景品パッケージが当該遊技場で選択されていない旨を示す。
ディスプレイ73は、各種の情報を表示する表示デバイスであって、例えば液晶ディスプレイであり、入力装置74は、各種の情報の入力を受け付ける入力デバイスであって、例えばキーボードやマウスである。
このディスプレイ73及び入力装置74も前記景品パッケージ設定手段として機能するものである。即ち、本実施形態では、配送管理装置80及びセンタ景品管理装置70のいずれにおいても、景品パッケージを設定することができる。このセンタ景品管理装置70においては、オペレータの操作により、景品パッケージ設定モードが起動されると、図7(a)に示すように、まずD11aの画面がディスプレイ73に表示される。このD11aでは、図10に示す景品情報DBで記憶している景品提供業者のプルダウンメニューと、予め設定されている大区分及び小区分のプルダウンメニューが表示されると共に、設定する景品パッケージ名の入力欄と、パッケージ景品表示処理の対象となる景品パッケージである旨を設定するためのチェックボックスとが設けられている。このD11aにおいて、景品提供業者及び景品パッケージ名は必須の設定項目であるが、大区分及び小区分は任意の設定項目である。
このD11aで、オペレータが入力装置74を操作して、景品パッケージに含める景品を提供する景品提供業者を設定し、景品パッケージに含める景品の大区分及び小区分の両方を設定するか、大区分のみを設定するか、あるいは両方を設定しないで、景品パッケージ名を入力し、かつチェックボックスにチェックをするか、あるいはチェックをしないで、図示しない決定ボタンを操作すると、D11bの画面がディスプレイ73に表示される。このD11bでは、図10に示す景品情報DBで記憶している景品情報の中から、大区分及び小区分の両方が設定された場合には、該大区分及び小区分に合致する景品の景品情報が抽出され、大区分のみが設定された場合には、該大区分に合致する景品の景品情報が抽出され、両方が設定されなかった場合には、すべての景品の景品情報が抽出され、該抽出された景品情報のうち、景品ID,景品名,詳細情報,及び価格が、景品リストとして表示される。
このD11bで、オペレータが入力装置74を操作して、景品パッケージに含める複数の景品をクリックして選択し、図示しない決定ボタンを操作すると、該選択された複数の景品を含む景品パッケージが設定され、該景品パッケージを個々に識別可能な景品パッケージIDが生成されて、図11に示す景品パッケージDBで登録される。なお各景品パッケージに含まれる景品の数は任意であり、景品パッケージ毎に異なっていても良い。
ここで通信部71は景品パッケージ選択受付手段の一例であって、景品パッケージ設定手段(制御部72,ディスプレイ73及び入力装置74)により設定された複数の景品パッケージのうち、遊技場が希望する景品パッケージの選択を受け付けるものであり、ここでは後述する図34のD153〜D155に示すように、景品パッケージの選択が行われた予約確定端末50から送信されてくる、該選択された景品パッケージの景品パッケージIDを含む景品パッケージ登録要求を受信する(図35のS05)。この景品パッケージ登録要求を受信したセンタ景品管理装置70では、図11に示す景品パッケージDBにおいて、該景品パッケージ登録要求に含まれる景品パッケージIDに対応付けて、当該景品パッケージ登録要求の送信元である予約確定端末50が設けられている遊技場について、景品パッケージ選択フラグ1(即ち当該景品パッケージが選択されている旨)が登録されると共に、図10に示す景品情報DBにおいて、該景品パッケージIDの景品パッケージに含まれる各景品の景品IDに対応付けて、当該景品パッケージ登録要求の送信元である予約確定端末50が設けられている遊技場について、表示フラグ1(即ち当該景品が表示景品である旨)が登録される(図35のS06)。
この景品パッケージ選択受付手段として機能する通信部71により、遊技場が希望する景品パッケージの選択を受け付けると、該選択された景品パッケージに含まれる景品が、景品情報DBにおいて表示景品として登録されることにより、カードユニット20に表示される景品が変更されるので、当該通信部71は、カードユニット20に表示される景品の変更を受け付ける景品変更手段としても機能するものである。
またディスプレイ73及び入力装置74は景品更新手段の一例であって、前記景品パッケージ設定手段(制御部72,ディスプレイ73及び入力装置74)により設定された景品パッケージに含まれる景品を更新するものである。
具体的には、センタ景品管理装置70において、オペレータの操作により、景品パッケージ更新モードが起動されると、図7(b)に示すように、まずD12aの画面がディスプレイ73に表示される。このD12aでは、図11に示す景品パッケージDBで記憶されている各データテーブルに対応する景品提供業者を示す景品提供業者ボタンが表示される。このD12aで、オペレータが入力装置74を操作して、いずれかの景品提供業者ボタン(ここではX社)を操作すると、D12bの画面がディスプレイ73に表示される。このD12bでは、景品パッケージDBにおいて、該操作された景品提供業者ボタンに対応する景品提供業者のデータテーブルで記憶(設定)されている各景品パッケージの景品パッケージ名を示す景品パッケージボタンが、景品パッケージリストとして表示される。
このD12bで、オペレータが入力装置74を操作して、景品を更新する景品パッケージ(ここでは水産物A)に対応する景品パッケージボタンをクリックして選択すると、D12cの画面が表示される。このD12cでは、図10に示す景品情報DBで記憶している景品情報の中から、前記操作された景品パッケージボタンに対応する景品パッケージに含まれる景品の景品情報が抽出され、該抽出された景品情報のうち、景品ID,景品名,詳細情報,及び価格が、景品リストとして表示される。
このD12cで、オペレータが入力装置74を操作して、景品パッケージから削除する景品をクリックして選択し、図示しない決定ボタンを操作すると、該選択された景品の景品IDが一時的に記憶されて、前記D11aと略同様の景品選択画面がディスプレイ73に表示される。この景品選択画面では、図10に示す景品情報DBにおいて、D12aで操作された景品提供業者ボタンに対応する景品提供業者のデータテーブルで記憶している大区分及び小区分のプルダウンメニューが表示される(ここでは景品提供業者のプルダウンメニュー,及び景品パッケージ名の入力欄は表示されない)。
この景品選択画面で、オペレータが入力装置74を操作して、景品パッケージに含める景品の大区分及び小区分の両方を設定するか、大区分のみを設定するか、あるいは両方を設定しないで、図示しない決定ボタンを操作すると、前記D11bと同様の画面(便宜上、「D11b’」と称する。)がディスプレイ73に表示される。このD11b’では、図10に示す景品情報DBにおいて、D12aで操作された景品提供業者ボタンに対応する景品提供業者のデータテーブルで記憶している景品情報の中から、大区分及び小区分の両方が設定された場合には、該大区分及び小区分に合致する景品の景品情報が抽出され、大区分のみが設定された場合には、該大区分に合致する景品の景品情報が抽出され、両方が設定されなかった場合には、すべての景品の景品情報が抽出され、該抽出された景品情報のうち、景品ID,景品名,詳細情報,及び価格が、景品リストとして表示される。
このD11b’で、オペレータが入力装置74を操作して、景品パッケージに含める景品をクリックして選択し、図示しない決定ボタンを操作すると、該選択された景品の景品IDが一時的に記憶されて、図11に示す景品パッケージDBにおいて、D12bで操作された景品パッケージボタンに対応する景品パッケージの景品パッケージIDに対応付けられている景品IDから、D12cで選択されて記憶されている景品IDが削除されると共に、D11b’で選択されて記憶されている景品IDが追加されて、景品パッケージDBの登録内容が更新される。また図10に示す景品情報DBにおいて、削除された景品の景品IDに対応付けて、当該景品パッケージが選択されている遊技場について、表示フラグ0(即ち当該景品が表示景品でない旨)が登録されると共に、追加された景品の景品IDに対応付けて、当該景品パッケージが選択されている遊技場について、表示フラグ1(即ち当該景品が表示景品である旨)が登録される(図35のS03)。
なお、景品パッケージからの景品削除のみの場合には、前記景品選択画面に表示される図示しない終了ボタンを操作すると、処理が終了し、図11に示す景品パッケージDBにおいて、D12bで操作された景品パッケージボタンに対応する景品パッケージの景品パッケージIDに対応付けられている景品IDから、D12cで選択されて記憶されている景品IDが削除されて、景品パッケージDBの登録内容が更新される。また景品パッケージへの景品追加のみの場合には、景品パッケージ更新モードの起動時に景品追加のみのメニューを設け、該メニューが選択されると、D12a→D12b→景品選択画面→D11b’と進み、該D11b’で、オペレータが入力装置74を操作して、景品パッケージに含める景品をクリックして選択し、図示しない決定ボタンを操作すると、図11に示す景品パッケージDBにおいて、D12bで操作された景品パッケージボタンに対応する景品パッケージの景品パッケージIDに対応付けられている景品IDに、D11b’で選択されて記憶されている景品IDが追加されて、景品パッケージDBの登録内容が更新される。
この景品更新手段として機能するディスプレイ73及び入力装置74により、景品パッケージに含まれる景品が変更されると、該パッケージ景品から削除された景品が、図10に示す景品情報DBにおいて表示景品でなくなると共に、該景品パッケージに追加された景品が、図10に示す景品情報DBにおいて表示景品として登録されることにより、カードユニット20に表示される景品が変更されるので、当該ディスプレイ73及び入力装置74は、カードユニット20に表示される景品の変更を受け付ける景品変更手段としても機能するものである。
またディスプレイ73及び入力装置74は予約停止景品受付手段の一例であって、カードユニット20で表示される複数の景品(即ち図10に示す景品情報DBで表示フラグ1を記憶している複数の景品)のうち、予約を停止する予約停止景品の指定を受け付けるものである。この予約停止景品の指定を受け付けるのは、例えば遊技場の営業中において、景品提供業者から不良品が発覚した旨の連絡を受けた場合であり、オペレータの操作により、該不良品を予約停止景品として指定する。
具体的には、センタ景品管理装置70において、オペレータの操作により、予約停止景品指定モードが起動されると、図7(c)に示すように、まずD13aの画面がディスプレイ73に表示される。このD13aでは、図10に示す景品情報DBで記憶している景品提供業者,大区分,及び小区分がプルダウンメニューで表示可能である。
このD13aで、オペレータが入力装置74を操作して、予約を停止する景品の景品提供業者(ここではX)と、該景品が属する分類の大区分(ここでは食料品)及び小区分(ここでは水産物)とを選択して、図示しない決定ボタンを操作すると、D13bに示す画面が表示される。このD13bでは、図10に示す景品情報DBで記憶している景品情報の中から、前記選択された景品提供業者,大区分,及び小区分に合致する景品(ここでは景品IDがKX−00001とKX−00002の景品)の景品情報が抽出され、該抽出された景品情報のうち、景品ID,景品名,詳細情報,及び価格が、景品リストとして表示される。
このD13bで、オペレータが入力装置74を操作して、予約を停止する景品をクリックして指定し、図示しない決定ボタンを操作すると、図10に示す景品情報DBにおいて、該指定された景品の景品IDに対応する予約停止フラグ1(即ち予約停止景品である旨)が登録される等の予約停止景品指定処理が行われるが、これについては図40を参照して後述する。また図10に示す景品情報DBにおいて、予約停止景品の景品IDに対応付けて、当該景品パッケージが選択されている遊技場について、表示フラグ0(即ち当該景品が表示景品でない旨)が登録される。
この予約停止景品受付手段として機能するディスプレイ73及び入力装置74により、予約停止景品の指定が受け付けられると、該予約停止景品が、図10に示す景品情報DBにおいて表示景品でなくなることにより、カードユニット20に表示される景品が変更されるので、当該ディスプレイ73及び入力装置74は、カードユニット20に表示される景品の変更を受け付ける景品変更手段としても機能するものである。
またディスプレイ73及び入力装置74は選択不能景品受付手段の一例であって、前記景品パッケージ選択受付手段(通信部71)にて選択された景品パッケージに含まれる複数の景品(即ち図10に示す景品情報DBで表示フラグ1を記憶している複数の景品)のうち、カードユニット20で選択不能とする選択不能景品の指定を受け付けるものである。この選択不能景品の指定を受け付けるのは、例えば遊技場の営業開始前において、遊技場から選択不能景品を指定する旨の連絡を受けた場合であり、オペレータの操作により、該連絡を受けた景品(以下、「連絡景品」と称する。)を選択不能景品を指定する。ここで遊技場が選択不能景品を指定する場合としては、例えば遊技場が選択した景品パッケージに含まれる配送景品(図10)と、遊技場が仕入れて提供する場内景品(図17(a))とが重複している場合において、場内景品の提供を継続する一方で配送景品の提供は行わない場合に、該配送景品を選択不能とする場合がある。
具体的には、センタ景品管理装置70において、オペレータの操作により、選択不能景品指定モードが起動されると、図8(a)に示すように、まずD14aの画面がディスプレイ73に表示される。このD14aでは、前記連絡景品の連絡を受けた遊技場を選択するためのプルダウンメニューが表示される。このD14aで、オペレータが入力装置74を操作して、遊技場(ここでは遊技場A)を選択し、図示しない決定ボタンを操作すると、D14bに示す画面が表示される。このD14bでは、D14aで選択した遊技場について図11に示す景品パッケージDBで景品パッケージ選択フラグ1が記憶されている(即ち当該遊技場が選択した)各景品パッケージの景品パッケージ名を示す景品パッケージボタンが、景品パッケージリストとして表示される。
このD14bで、オペレータが入力装置74を操作して、前記連絡景品が含まれる景品パッケージ(ここでは水産物A)に対応する景品パッケージボタンをクリックして選択すると、D14cの画面が表示される。このD14cでは、図10に示す景品情報DBで記憶している景品情報の中から、前記操作された景品パッケージボタンに対応する景品パッケージに含まれる景品の景品情報が抽出され、該抽出された景品情報のうち、景品ID,景品名,詳細情報,及び価格が、景品リストとして表示される。
このD14cで、オペレータが入力装置74を操作して、前記連絡景品をクリックして指定し、図示しない決定ボタンを操作すると、図10に示す景品情報DBにおいて、該指定された景品の景品IDに対応付けて、前記D14aで選択した遊技場について、選択不能フラグ1(即ち当該景品が選択不能景品である旨)が登録されると共に、表示フラグ0(即ち当該景品が表示景品でない旨)が登録される。
この選択不能景品受付手段として機能するディスプレイ73及び入力装置74により、選択不能景品の指定が受け付けられると、該選択不能景品が、図10に示す景品情報DBにおいて表示景品でなくなることにより、カードユニット20に表示されなくなって選択不能となるので、この景品情報DBの更新を行う制御部72は、選択不能景品受付手段にて指定を受け付けた選択不能景品をカードユニット20で選択不能とするための処理を行う選択不能処理手段として機能するものである。
またディスプレイ73及び入力装置74は解除受付手段の一例であって、選択不能景品の指定の解除を受け付けるものである。この選択不能景品の指定の解除を受け付けるのも、例えば遊技場の営業開始前において、遊技場から選択不能景品を指定を解除する旨の連絡を受けた場合であり、オペレータの操作により、該選択不能景品の指定を解除する。ここで遊技場が選択不能景品の指定を解除する場合としては、例えば遊技場が選択不能景品と同一の前記場内景品の提供を取りやめて、該選択不能景品である配送景品の提供を行う場合に、該選択不能景品を選択可能とする場合がある。
具体的には、センタ景品管理装置70において、オペレータの操作により、選択不能解除受付モードが起動されると、図8(b)に示すように、まずD15aの画面がディスプレイ73に表示される。このD15aでは、前記選択不能景品の解除の連絡を受けた遊技場を選択するためのプルダウンメニューが表示される。このD15aで、オペレータが入力装置74を操作して、遊技場(ここでは遊技場A)を選択し、図示しない決定ボタンを操作すると、D15bに示す画面が表示される。このD15bでは、図10に示す景品情報DBで記憶している景品情報の中から、D15aで選択した遊技場について選択不能フラグ1が記憶されている選択不能景品の景品情報が抽出され、該抽出された景品情報のうち、景品ID,景品名,詳細情報,及び価格が、選択不能景品リストとして表示される。
このD15bで、オペレータが入力装置74を操作して、指定を解除する選択不能景品をクリックして指定し、図示しない決定ボタンを操作すると、図10に示す景品情報DBにおいて、該指定された景品の景品IDに対応付けて、前記D14aで選択した遊技場について、選択不能フラグ0(即ち当該景品が選択不能景品でない旨)が登録されると共に、表示フラグ1(即ち当該景品が表示景品である旨)が登録される。
この解除受付手段として機能するディスプレイ73及び入力装置74により、選択不能景品の指定の解除が受け付けられると、該景品が、図10に示す景品情報DBにおいて表示景品となることにより、カードユニット20に表示されて選択可能となる。
さらにディスプレイ73及び入力装置74は上限値指定受付手段の一例であって、いたずらの予約を排除するために設定する上限値の指定を受け付けるものである。ここで上限値は、遊技者1人あたりが予約可能な景品の個数又は遊技者1人あたりが予約に供することが可能な有価価値(価格)に対する上限値であり、ここでは該上限値として、図9のD17a,D17bに示すように、遊技者が予約する景品の全個数又は遊技者が予約する全景品に対応する有価価値に対する全体上限値と、該全体上限値よりも低い値であって遊技者が予約する1種類の景品の個数又は遊技者が予約する1種類の景品に対応する有価価値に対する個別上限値とを指定し、また該個別上限値として、在庫数に基づく個別上限値及び/又は有価価値に基づく個別上限値を指定し、さらに最少上限値を指定する。
具体的には、センタ景品管理装置70において、オペレータの操作により、上限値指定モードが起動されると、図9に示すように、まずD16の上限値判定基準指定画面がディスプレイ73に表示される。このD16では、後述する上限値判定手段(制御部72)が行う上限値判定処理における判定基準(上限値判定基準)として、景品の「個数」又は「価格」のいずれかを指定するためのラジオボタンが表示されると共に、該上限値判定処理において予約が可能でないと判定された回数である上限値超え回数に対する報知基準回数(上限値超え報知基準)を指定するための入力欄が表示される。
このD16で、オペレータが入力装置74を操作して、上限値判定基準として「個数」又は「価格」のいずれかを指定し、上限値超え報知基準として任意の回数(ここでは3回)を入力して、図示しない決定ボタンを操作すると、「個数」が指定された場合には、D17aに示す上限値指定画面がディスプレイ73に表示され、「価格」が指定された場合には、D17bに示す上限値指定画面がディスプレイ73に表示される。ここで第1実施形態では、判定基準として「個数」が指定され、後述する第2実施形態では、判定基準として「価格」が指定されるので、ここではD17aについて説明し、D17bについては第2実施形態の説明で後述する。
このD17aでは、遊技者が予約する景品の全個数に対する全体上限値,在庫数に基づく個別上限値,価格に基づく個別上限値,及び各景品に対する最少上限値を指定するための入力欄が表示される。ここで全体上限値は、景品の種類によらずに予約を許容する個数(即ち全景品の予約個数)であり、本例では30個が指定される。
また個別上限値は、1種類の景品について予約を許容する個数(即ち各景品の種類毎の予約個数)であり。ここで在庫数に基づく個別上限値としては、悪質な遊技者がいたずらで当該景品のみを多数予約したときに、在庫数に多大な影響を及ぼさない値が指定され、本例では在庫数の40%であるが、そのような値であれば該40%には限定されない。また価格に基づく個別上限値としては、正規な遊技者が当該景品のみを多数予約したときに、いたずらではなく正規の予約として考えられる値が指定され、本例では80000円であるが、そのような値であれば該80000円には限定されない。ここで在庫数に基づく個別上限値及び価格に基づく個別上限値については、少なくとも一方が指定されるものでも良いが、本例では両方が指定されている。
また最少上限値としては、1個以上かつ全体上限値未満の任意の景品個数が指定される。このように最少上限値を1個以上の景品個数とするのは、該最少上限値を0個としてしまうと、後述する図37(a)に示す上限値判定処理において、個別上限値に基づく上限値判定(S1154)で常に予約が可能でないと判定されて、いたずらではない正規の遊技者による予約もできなくなってしまうからである。
このD17aで、オペレータが入力装置74を操作して、各入力欄に指定値を入力して、図示しない決定ボタンを操作すると、図12に示す上限値DBにおいて、各入力欄に入力された指定値が登録される。
記憶手段であるハードディスクでは、図10に示す前記景品情報DBと、図11に示す前記景品パッケージDBと、図12に示す上限値DBと、図13に示す配送先DB,予約・確定累計数DBと、図14に示す予約情報DBと、図15に示す未提供予約個数・価格DBと、図16に示す配送情報DBとを記憶している。
前記図9に示すようにして、ディスプレイ73及び入力装置74により、上限値の指定が行われると、制御部72は、該指定された値に基づいて設定した上限値を図12に示す上限値DBに登録する処理を行う。即ち、この制御部72及び上限値DBは、遊技者1人あたりが予約可能な景品の個数又は遊技者1人あたりが予約に供することが可能な有価価値(価格)に対する上限値を設定する上限値設定手段として機能するものであり、ここでは該上限値として前記全体上限値と前記個別上限値とを設定し、また各景品の種類毎に上限値を設定し、さらに在庫数登録手段(景品情報DB)に登録された各景品の在庫数及び/又は各景品に対応する有価価値(価格)に基づいて上限値を設定する。
この上限値DBでは、図12に示すように、上限値指定受付手段(ディスプレイ73及び入力装置74)により図9のD16で指定された上限値判定基準(ここでは個数),及び上限値超え報知基準と、同D17aで指定された全体上限値,在庫数に基づく個別上限値,価格に基づく個別上限値,及び最少上限値の各指定値が記憶される。ここで記憶される各指定値のうち、全体上限値及び最少上限値の指定値は、そのまま全体上限値及び最少上限値として設定される。
また上限値DBでは、各景品提供業者毎のデータテーブルが設けられており、各データテーブルでは、景品情報DBで記憶されている各景品の景品IDに対応付けて、当該景品の在庫数と価格,該在庫数×価格の式で演算される総価格,在庫数に基づく個別上限値の演算値(以下、単に「在庫数演算値」と称する。),価格に基づく個別上限値の演算値(以下、単に「価格演算値」と称する。),補正パターン,及び個別上限値の補正値が記憶される。
ここで在庫数演算値は、在庫数に基づく個別上限値の指定値(ここでは40%)×各景品の在庫数の式で演算される値の整数部分である。また価格演算値は、価格に基づく個別上限値の指定値(ここでは80000円)÷各景品の価格の式で演算される値の整数部分である。
また補正パターンは、前記設定された全体上限値と、前記演算された在庫数演算値と、前記演算された価格演算値と、前記設定された最少上限値とに基づいて、個別上限値の補正値を特定する各パターンを示す符号(A〜C)であり、制御部72により、以下の第1ステップ〜第3ステップで決定されて記憶され、該補正パターンにしたがって特定された値が、個別上限値の補正値として記憶され、該記憶された補正値が、個別上限値として設定される。
まず第1ステップとして、在庫数演算値と価格演算値とを比較して、少ない方の演算値を採用演算値として決定する。次に第2ステップとして、該決定された採用演算値が、全体上限値を超えているか否かを判定する。この第2ステップで全体上限値を超えていると判定された場合には、第3ステップとして、当該全体上限値を補正値(即ち個別上限値)とする補正パターンBと決定する。一方、第2ステップで全体上限値以下であると判定された場合には、第4ステップとして、前記決定された採用演算値が、最少上限値に満たないか否かを判定する。この第4ステップで最少上限値に満たないと判定された場合には、第5ステップとして、当該最少上限値又は在庫数を補正値(即ち個別上限値)とする補正パターンCと決定する。一方、第5ステップで最少上限値以上である(即ち最少上限値≦採用演算値≦全体上限値)と判定された場合には、第6ステップとして、採用演算値を補正値(即ち個別上限値)とする補正パターンAと決定する。
具体的には、景品IDがKX−000002やKX−000102の景品のように、最少上限値≦在庫数演算値と価格演算値の少ない方≦全体上限値であるものについては、補正パターンAと決定されて記憶され、該少ない方の演算値が補正値として記憶されて、個別上限値として設定される。このような場合に、在庫数演算値と価格演算値の少ない方の演算値を個別上限値として設定するのは、以下の理由による。つまり在庫数演算値や価格演算値は、各景品の在庫数や価格に応じて算出されるため、在庫数や総価格が比較的少ない景品(例えば景品IDがKX−000002やKX−000102の景品)の場合には、多い方の演算値(27個又は26個)を個別上限値として設定すると、該個別上限値が在庫数を超えていたり、該個別上限値が在庫数に多大な影響を及ぼす値となってしまう。一方、在庫数や総価格が比較的少ない景品(例えば景品IDがKX−020475の景品)の場合には、多い方の演算値(40個)を個別上限値として設定しても、在庫数に多大な影響は及ぼさないが、該個別上限値に近い予約はいたずらの可能性がある。従って、個別上限値が在庫数を超えたり、在庫数に多大な影響を及ぼすことが無く、またいたずらの予約を排除できるように、在庫数演算値と価格演算値の少ない方の演算値を個別上限値として設定しているのである。
また景品IDがKX−000305やKX−000501の景品のように、在庫数演算値と価格演算値の少ない方>全体上限値(ここでは30個)であるものについては、補正パターンBと決定されて記憶され、該全体上限値が補正値として記憶されて、個別上限値として設定される。このような場合に、全体上限値を個別上限値として設定するのは、仮に全体上限値を超える個別上限値を設定しても、後述する図37(a)に示す上限値判定処理において、全体上限値に基づく上限値判定(S1152)で常に予約が可能でないと判定されるので、無意味だからである。
さらに景品IDがKX−000001やKX−000103の景品のように、在庫数演算値と価格演算値の少ない方<最少上限値(ここでは5個)であるものについては、補正パターンCと決定されて記憶され、該最少上限値が補正値として記憶されて、個別上限値として設定される。このような場合に、最少上限値を個別上限値として設定するのは、在庫数演算値と価格演算値の少ない方の演算値があまりにも小さい場合(例えば2個の場合)において、該少ない方の値を個別上限値として設定すると、該2個を超える数(例えば3個)の当該景品の予約については、後述する図37(a)に示す上限値判定処理において、個別上限値に基づく上限値判定(S1154)で予約が可能でないと判定されるので、いたずらではない正規の遊技者による予約もできなくなってしまうからである。
なお景品IDがKX−000101の景品については、在庫数演算値と価格演算値の少ない方<最少上限値(ここでは5個)であるので、補正パターンCと決定されて記憶されるが、当該景品の在庫数(ここでは3個)<最少上限値である場合には、当該景品の在庫数が補正値として記憶されて、個別上限値として設定される。このような場合(つまり在庫数演算値と価格演算値の少ない方が最少上限値に満たなく、かつ当該景品の在庫数が最少上限値に満たない場合)に、在庫数を個別上限値として設定するのは、仮に在庫数を超える個別上限値を設定しても、該在庫数を超える数の当該景品の予約については、後述する図36に示す予約可否判定処理において、在庫数に基づく判定(S1109)で予約が可能でないと判定されてしまうからである。
この上限値DBでは、遊技場の営業開始前において、通信部71により、配送管理装置80から送信されてくる在庫数情報を受信し(S11)、制御部72により、景品情報DBの在庫数が更新されると(S12)、該更新された在庫数に基づいて、当該上限値DBで記憶している在庫数が更新されると共に該在庫数に基づいて演算される総価格が更新され、該更新された在庫数に基づいて演算される在庫数演算値と該更新された総価格に基づいて演算される価格演算値が更新され、該更新された在庫数演算値と価格演算値とに基づいて決定される補正パターンと補正値(即ち個別上限値)が更新される(同S12)。
このように、上限値DBにおいて、各景品の種類毎に上限値を設定することができるので、例えば各景品の在庫数に応じた上限値を設定することで、いたずらの予約により在庫数が減少して正規の遊技者が予約できないといった事態をより効果的に防止できる。また上限値DBにおいて、各景品の在庫数及び/又は各景品に対応する価格に基づいて上限値が自動的に設定されるので、該上限値を設定する手間が省ける。なお上限値DBにおいて、該自動的に設定された上限値を、事後的に手入力で変更することも可能であり、また上限値が自動的に設定される前に、該上限値を手入力で設定することも可能である。
図13(a)に示す配送先DBでは、各遊技場毎のデータテーブルが設けられており、各データテーブルでは、会員ID又は景品会員IDに対応付けて、配送先情報として、遊技者の氏名,郵便番号,住所,及び電話番号が記憶される。この配送先DBでは、後述する配送先登録処理(図35のS21)が行われたカードユニット20から送信されてくる、会員ID又は景品会員IDと、配送先情報とを含む配送先登録要求を受信すると、該配送先登録要求に含まれる会員ID又は景品会員IDに対応付けて、配送先情報が登録される(同S22)。
図13(b)に示す予約・確定累計数DBでは、各景品提供業者毎のデータテーブルが設けられており、各データテーブルでは、当該景品提供業者が提供する複数の配送景品の各々について、当該景品の景品IDに対応付けて、前記予約内容登録処理(図35のS32)に供された予約個数の集計値である予約累計数と、前記配送情報登録処理(同S34,S43)に供された配送個数の集計値である確定累計数とが記憶される。
この予約・確定累計数DBでは、制御部72により、予約内容登録処理において、予約累計数に予約個数が加算され(図36のS1111)、配送情報登録処理において、確定累計数に配送個数が加算される(図38のS1212)。即ち、この制御部72及び予約・確定累計数DBは、各景品について、予約処理(予約内容登録処理)に供された予約個数を集計する予約個数集計手段として機能するものであり、また各景品について、提供処理(配送情報登録処理)に供された提供個数(配送個数)を集計する提供個数集計手段(配送個数集計手段)として機能するものである。
図14に示す予約情報DBでは、各遊技場及び各景品提供業者毎のデータテーブル(即ち景品の選択が行われた遊技場と該選択された景品を提供する景品提供業者とが対応付けられているデータテーブル)が設けられており、各データテーブルでは、予約に関する予約情報として、予約を識別可能な予約識別情報である予約IDに対応付けて、予約された配送景品を特定可能な景品特定情報である景品IDと、該景品の景品名と、交換単価と、該景品の価格に相当する交換遊技媒体数である交換玉数(即ち価格を交換単価で除した値)と、該景品の予約個数と、該景品の配送元情報と、配送区分と、遊技者を特定可能な遊技者特定情報である会員ID又は景品会員ID及び配送先情報(氏名,郵便番号,住所,及び電話番号)と、配送希望日時とが記憶される。本例では、予約された複数の景品の各々について、1つの予約IDが割り当てられるので、予約情報DBで登録される予約個数は、各予約IDに対して常に1個である。
この予約情報DBでは、前記景品予約処理(図35のS31)が行われ、会員カード2又は景品交換カード3を受付中であるカードユニット20から送信されてくる、景品ID,交換単価,予約個数,配送区分,会員ID又は景品会員ID,配送先情報,及び配送希望日時を含む予約要求(以下、「会員予約要求」と称する。)を受信すると、前記予約内容登録処理(同S32)において、後述する予約処理手段及び予約内容登録手段として機能する制御部72により、該予約要求に含まれる景品IDから特定される景品の各々について、予約IDが生成されて割り当てられ(図36のS1112)、該割り当てられた各予約IDに対応付けて、当該予約IDに対応する景品について前記予約要求に含まれる景品ID,交換単価,予約個数,配送区分,会員ID又は景品会員ID,配送先情報,及び配送希望日時と、該景品IDに対応付けて図10に示す景品情報DBで登録されている景品名,前記交換単価に対応する交換玉数,及び配送元とが、予約情報として登録されることにより、予約内容登録処理が行われる(同S1113)。なお会員カード2又は景品交換カード3を受付中でないカードユニット20から送信されてくる予約要求(以下、「ビジタ予約要求」と称する。)には、会員ID又は景品会員IDは含まれないので、予約情報DBにおいて、該会員ID又は景品会員IDは登録されない。また予約情報DBでは、前記配送情報登録処理(図35のS34,S43)に伴って、該配送情報登録処理の対象となった予約情報が消去される(図38のS1220)。
前記図14に示す予約情報DBにおいて、予約内容登録処理による予約情報の登録(図36のS1113)が行われると、制御部72は、予約内容登録処理に供されたが提供処理に供されていない景品である未提供予約景品の個数である未提供予約個数又は当該未提供予約景品に対応する有価価値(価格)である未提供予約価値(未提供予約価格)を図15に示す未提供予約個数・価格DBに登録する未提供予約個数・価格登録処理を行う(同S1114)。また予約情報DBにおいて、配送情報登録処理による予約情報の消去(図38のS1220)が行われると、制御部72は、未提供予約個数又は未提供予約価値を図15に示す未提供予約個数・価格DBから減算する未提供予約個数・価格減算処理を行う(同S1221)。このようにして、未提供予約個数・価格DBにおいて、未提供予約個数又は未提供予約価値の登録及び減算が行われることにより、該未提供予約個数又は未提供予約価値が特定される。即ち、この制御部72及び未提供予約個数・価格DBは、予約を行う遊技者について、前記未提供予約個数又は前記未提供予約価値を特定する未提供予約特定手段として機能するものであり、ここでは未提供予約景品の全個数である全体未提供予約個数又は全未提供予約景品に対応する有価価値である全体未提供予約価値(全体未提供予約価格)と、未提供予約景品の各種類毎の個数である個別未提供予約個数又は各種類毎の未提供予約景品に対応する有価価値である個別未提供予約価値(個別未提供予約価格)とを特定する。
この未提供予約個数・価格DBでは、図15に示すように、各遊技場毎のデータテーブルが設けられており、各データテーブルでは、遊技者を特定可能な遊技者特定情報である会員ID若しくは景品会員ID,又は配送先情報(氏名,郵便番号,住所,及び電話番号)に対応付けて、全体未提供予約個数,及び全体未提供予約価格と、未提供予約景品の景品IDに対応する個別未提供予約個数,及び個別未提供予約価格と、当日報知フラグと、上限値超え回数とが記憶される。
ここで遊技者特定情報は、カードユニット20から予約要求を受信したときに(図36のS1101)、未提供予約個数・価格DBにおいて当該予約要求に含まれる遊技者特定情報の登録が無い(図37(b)のS1181でYES)ことを条件として登録されるが(同S1182)、前記会員予約要求には遊技者特定情報として会員ID又は景品会員ID及び配送先情報が含まれているので、未提供予約個数・価格DBにおいては、該会員ID又は景品会員IDが遊技者特定情報として登録され、前記ビジタ予約要求には遊技者特定情報として配送先情報のみが含まれているので、未提供予約個数・価格DBにおいては、当該配送先情報が遊技者特定情報として登録される。
また当日報知フラグは、後述する図37(a)に示す上限値判定処理において、当日に、予約が可能でないと判定されているか否かを示すフラグであり、この当日報知フラグが1であれば、当日に予約が可能でないと判定されている旨を示し、当日報知フラグが0であれば、当日に予約が可能でないと判定されていない旨を示す。また上限値超え回数は、後述する図37(a)に示す上限値判定処理において、当日報知フラグが0である状態で、予約が可能でないと判定された回数(即ち予約が可能でないと判定された日数)である。
この未提供予約個数・価格DBでは、遊技場の営業中に、予約情報DBにおいて、予約内容登録処理による予約情報の登録(図36のS1113)が行われると、制御部72により、未提供予約個数・価格登録処理が行われる(同S1114)。即ち制御部72は、図37(b)に示すように、当該未提供予約個数・価格DBにおいて、前記予約情報に含まれる遊技者特定情報である会員ID又は景品会員ID及び配送先情報(氏名,郵便番号,住所,及び電話番号)の登録が有るか否かを判定する(S1181)。具体的には、前記会員予約要求を受信した場合には、未提供予約個数・価格DBにおいて当該会員予約要求に含まれている会員ID又は景品会員IDの登録が有るか否かを判定し、前記ビジタ予約要求を受信した場合には、未提供予約個数・価格DBにおいて当該ビジタ予約要求に含まれている配送先情報の登録が有るか否かを判定する。
このS1181で遊技者特定情報の登録が無い(NO)、即ち当該遊技者特定情報から特定される遊技者について当日に初めて予約内容登録処理が行われたと判定された場合には、当該未提供予約個数・価格DBにおいて、該遊技者特定情報(即ち会員予約要求に含まれる景品ID若しくは景品会員ID,又はビジタ予約要求に含まれる配送先情報)を登録し(S1182)、該遊技者特定情報に対応付けて、前記予約情報に含まれる景品IDを登録し(S1183)、該景品IDに対応付けて、前記予約情報に含まれる予約個数を個別未提供予約個数として登録すると共に、該予約個数分の価格を個別未提供予約価格として登録し(S1184)、前記遊技者特定情報に対応付けて、前記予約情報に含まれる予約個数を全体未提供予約個数として登録すると共に、該予約個数分の価格を全体未提供予約価格として登録して(S1185)、図36のS1115に進む。
一方、S1181で遊技者特定情報の登録が有る(YES)、即ち当該遊技者特定情報から特定される遊技者について当日に既に予約内容登録処理が行われていると判定された場合には、当該未提供予約個数・価格DBにおいて、該遊技者特定情報に対応付けて、前記予約情報に含まれる景品IDの登録が有るか否かを判定する(S1186)。このS1186で景品IDの登録が無い(NO)、即ち当該景品IDの景品について当日に初めて予約内容登録処理が行われたと判定された場合には、S1183に進む。一方、S1186で景品IDの登録が有る(YES)、即ち当該景品IDの景品について当日に既に予約内容登録処理が行われていると判定された場合には、該景品IDに対応付けて登録されている個別未提供予約個数に対して、前記予約情報に含まれる予約個数を加算すると共に、該景品IDに対応付けて登録されている個別未提供予約価格に対して、該予約個数分の価格を加算し(S1187)、前記遊技者特定情報に対応付けて登録されている全体未提供予約個数に対して、前記予約情報に含まれる予約個数を加算すると共に、該景品IDに対応付けて登録されている全体未提供予約価格に対して、該予約個数分の価格を加算して(S1188)、図36のS1115に進む。
また未提供予約個数・価格DBでは、遊技場の営業中に、予約情報DBにおいて、配送情報登録処理による予約情報の消去(図38のS1220)が行われると、制御部72により、未提供予約個数・価格減算処理が行われる(同S1221)。具体的には、当該未提供予約個数・価格DBにおいて、前記予約情報に含まれる遊技者特定情報に対応付けて登録されている全体未提供予約個数及び個別未提供予約個数から、該予約情報に含まれる予約個数を減算すると共に、当該遊技者特定情報に対応付けて登録されている全体未提供予約価格及び個別未提供予約価格から、該予約個数分の価格を減算する。
さらに未提供予約個数・価格DBでは、遊技場の営業終了後に、予約情報DBにおいて、記憶している全ての予約情報が消去されると、制御部72により、当該未提供予約個数・価格DBで記憶している全体未提供予約個数,全体未提供予約価格,景品ID,個別未提供予約個数,個別未提供予約価格,及び当日報知フラグを消去する処理が行われる。
図16に示す配送情報DBでは、各遊技場及び各景品提供業者毎のデータテーブル(即ち景品の選択が行われた遊技場と該選択された景品を提供する景品提供業者とが対応付けられているデータテーブル)が設けられており、各データテーブルでは、配送情報登録処理(図35のS34,S43)に関する配送情報として、該配送情報登録処理に対応する前記予約確定処理(同S33,S42)を識別可能であると共に景品の配送元,配送先,及び配送希望日時が同一である景品の分類を識別可能な前記分類識別情報である予約確定IDに対応付けて、該配送情報登録処理が行われた日時である確定日時と、該配送情報登録処理の対象となった予約の予約IDと、該予約IDに対応付けられている景品ID,景品名,交換単価,交換玉数,予約個数である配送個数,配送元情報,配送区分,遊技者特定情報である会員ID又は景品会員IDと配送先情報(氏名,郵便番号,住所,及び電話番号),及び配送希望日時とが記憶されると共に、当該配送情報を配送管理装置80に送信したか否かを示す配送指示済フラグが記憶される。ここで配送指示済フラグが1であれば、当該配送情報を配送管理装置80に送信した旨を示し、配送指示済フラグが0であれば、当該配送情報を配送管理装置80に送信していない旨を示す。
この配送情報DBでは、前記予約確定処理(図35のS33,S42)が行われたカードユニット20又は予約確定端末50から送信されてくる予約確定要求を受信すると、前記配送情報登録処理(同S34,S43)において、後述する景品分類手段として機能する制御部72により、該予約確定要求から特定される景品(即ち該予約確定要求に含まれる予約IDに対応付けて図14に示す予約情報DBで登録されている景品IDから特定される景品,又は後述する第2の予約確定要求に含まれる景品IDから特定される景品)が、配送元情報,配送先,及び配送希望日時が同一である景品毎に分類されることにより、景品分類処理が行われ(図38のS1213)、後述する配送情報登録手段として機能する制御部72により、前記分類された各分類について、前記分類識別情報である予約確定IDが生成されて割り当てられ(同S1215)、該割り当てられた各予約確定IDに対応付けて、当該予約確定IDに対応する景品について前記予約確定要求に含まれる予約IDと、該予約IDに対応付けて図14に示す予約情報DBで登録されている景品ID,景品名,交換単価,交換玉数,予約個数である配送個数,配送元,配送区分,会員ID又は景品会員ID,配送先情報,及び配送希望日時とが、配送情報として登録されることにより、配送情報登録処理が行われる(同S1216)。そして後述する配送情報通知送信手段として機能する通信部71により、各予約確定IDと各予約確定IDに対応する景品を特定可能な情報(ここでは一又は複数の該景品の予約ID,景品ID,景品名,交換単価,交換玉数,及び配送個数と、同一の配送区分,配送先情報,及び配送希望日時)とを含む配送情報通知である提供登録完了通知をカードユニット20又は予約確定端末50に対して送信する(同S1219)。
ここで通信部71は在庫数受付手段の一例であって、各景品の在庫数を示す在庫数情報を受け付けるものであり、また制御部72は在庫数登録手段及び在庫数管理手段の一例であって、各景品の在庫数を登録して管理するものであり、ここでは在庫数情報受付手段により受け付けた在庫数情報が示す各景品の在庫数を登録するものである。
具体的には、図35のS11に示すように、通信部71により、配送管理装置80から遊技場の営業開始前に1日1回送信されてくる前記在庫数情報を受信すると、制御部72により、図10に示す景品情報DBの記憶内容を更新する処理を行う。ここで受信した在庫数情報に含まれる景品情報のうち、新たに追加された景品については、景品情報DBにおいて、当該景品に関する全ての景品情報(即ち景品ID,大区分,小区分,景品名,詳細情報,価格,及び在庫数)を登録すると共に、該景品の価格に相当する有価価値である交換玉数を登録し、かつ予約停止フラグ0(即ち予約停止景品でない旨)を登録する。また受信した在庫数情報に含まれる景品情報のうち、在庫数が変更された景品については、景品情報DBにおいて、該変更された在庫数を登録する。なお在庫数が変更されていない景品については、記憶内容の更新は行われず、また在庫数がNULLである景品についても、記憶内容の更新は行われない。
また制御部72は在庫数変更手段の一例であって、在庫数管理手段(景品情報DB)で管理している在庫数の変更を受け付けるものである。具体的には、図35のS63に示すように、通信部71により、配送管理装置80から遊技場の営業中に送信されてくる前記在庫数変更情報を受信すると、制御部72により、景品情報DBにおいて、該受信した在庫数変更情報に含まれる景品IDに対応付けて管理している在庫数を、該受信した在庫数変更情報に含まれる変更後の在庫数に変更する。
また制御部72は景品表示処理手段の一例であって、前記景品パッケージ選択受付手段(通信部71)にて選択された景品パッケージに含まれる景品を当該遊技場に設けられるカードユニット20で表示するための処理と、前記景品更新手段(ディスプレイ73及び入力装置74)により更新された景品をカードユニット20で表示するための処理を行うものであり、ここでは景品情報送信手段として機能する通信部71により、カードユニット20に景品を表示するための景品情報を所定期間毎に該カードユニット20に送信するものである。また景品情報送信手段として機能する通信部71は、前記予約停止景品受付手段(ディスプレイ73及び入力装置74)にて指定を受け付けた予約停止景品(即ち予約停止フラグ1の景品)の景品情報を除いた景品情報を送信するものである。さらに通信部71は選択不能処理手段の一部を構成するものであって、前記選択不能景品受付手段(ディスプレイ73及び入力装置74)にて指定を受け付けた選択不能景品(即ち選択不能フラグ1の景品)をカードユニット20で選択不能とするための処理を行うものであり、ここでは該選択不能景品の景品情報を除いた景品情報を送信するものである。
即ち、センタ景品管理装置70の景品表示処理手段として機能する制御部72は、景品情報送信手段及び選択不能処理手段として機能する通信部71により、図35のS13に示すように、景品パッケージDBで記憶している当該遊技場について選択されている景品パッケージの景品パッケージ情報(ここでは景品パッケージID,大区分,小区分,景品パッケージ名,パッケージ景品表示フラグ,及び景品ID)と、該景品パッケージに含まれる景品から予約停止景品及び選択不能景品を除いた配送景品(即ち表示フラグ1が登録されている表示景品)の景品情報(ここでは景品ID,大区分,小区分,景品名,詳細情報,及び交換単価4円と1円の交換玉数)とを、当該遊技場に設けられるカードユニット20で表示する配送景品の景品情報(後述する図19(a)に示す表示景品情報)として、各遊技場の各カードユニット20に対して、遊技場の営業開始前に1日1回送信する処理を行う。
次に図1に戻り、残額管理装置60,会員管理装置61,計数値管理装置62,及び場内景品管理装置63について説明する。
残額管理装置60は、図1に示すように、会員カード2の会員ID,景品交換カード3の景品会員ID,又はビジタカード4のカードID(以下、単に「ID」と総称する。)に対応付けて、遊技媒体であるパチンコ玉の貸与(玉貸処理)に使用される管理残額を管理するコンピュータである。
この残額管理装置60は、以下のようにして、管理残額を加算又は減算する。まず残額加算処理(図20のS44,S71)が行われたカードユニット20やチャージ機(図示外)からIDと該残額加算処理に供された入金額とを含む入金要求を受信すると、該IDに対応付けて管理している管理残額に該入金額を加算する。また玉貸処理(図20のS72)が行われたカードユニット20からIDと該玉貸処理で使用された玉貸使用額とを含む残額減算要求を受信すると、該IDに対応付けて管理している管理残額から該玉貸使用額を減算する。
会員管理装置61は、図1に示すように、会員カード2の会員IDに対応付けて、会員が獲得した獲得遊技媒体数である持玉数が貯蓄されてなる貯玉数に相当する貯玉額(即ち獲得玉数に交換単価を乗じた値)を管理するコンピュータである。ここで貯玉額に相当する貯玉数は、貯蓄が行われた当日及び翌日以降において、貯玉再プレイ処理及び景品交換に使用可能である。また貯玉額に相当する貯玉数は、遊技者が直接に所有しているものではないが、遊技者が所有する会員カード2の会員IDに対応付けて管理されている貯玉額に相当するものであるため、遊技者が所有する所有遊技媒体数(所有玉数)に該当する。
この会員管理装置61は、以下のようにして、管理している貯玉額を加算又は減算する。まず貯玉処理が行われたPOS端末40から、会員IDと該貯玉処理に供された持玉数とを含む貯玉数加算要求を受信すると、該会員IDに対応付けて管理している貯玉額に、該貯玉処理に供された持玉数に相当する額を加算する。また貯玉再プレイ処理(図20のS74)が行われたカードユニット20から、会員IDを含む貯玉再プレイ情報を受信すると、該会員IDに対応付けて管理している貯玉額から、貯玉再プレイ処理に使用された玉数+手数料分の玉数に相当する額を減算する。即ち貯玉再プレイ処理においては、手数料が徴収される。また景品交換が行われて減算処理(図23のS203)が行われたカードユニット20から、会員IDと該景品交換に使用された貯玉数とを含む貯玉額減算要求を受信すると、該会員IDに対応付けて管理している貯玉額から該景品交換に供された貯玉数に相当する額を減算する。さらに景品交換が行われて減算処理が行われたPOS端末40から、会員IDと該景品交換に使用された貯玉数とを含む貯玉額減算要求を受信すると、該会員IDに対応付けて管理している貯玉額から該景品交換に供された貯玉数に相当する額を減算する。なお会員管理装置61は、図示しないが、会員IDに対応付けて、会員登録の際に登録された当該会員遊技者の個人情報(氏名,郵便番号,住所,及び電話番号等)も管理している。
計数値管理装置62は、図1に示すように、カードユニット20から発行される計数レシート5に記録される計数ID,計数日時(図示外),交換単価,及び計数値を対応付けて管理するコンピュータである。ここで計数値は、計数が行われた当日のみ景品交換に使用可能であり、当日の営業が終了すると無効となる。
この計数値管理装置62は、以下のようにして、情報を管理又は消去する。まず計数レシート5を発行したカードユニット20から、該計数レシート5に記録される計数ID,計数日時,交換単価,及び計数値を含む計数値記録要求を受信すると、該計数値記録要求に含まれる計数ID,計数日時,交換単価,及び計数値を対応付けて管理する。また景品交換が行われて減算処理が行われたPOS端末40又は貯玉処理が行われたPOS端末40から、計数IDを含む計数値消去要求を受信すると、該計数値消去要求に含まれる計数IDに対応付けて管理している計数日時,交換単価,及び計数値を消去する。
場内景品管理装置63は、図示しないが、通信部,制御部,ディスプレイ,入力装置,及びハードディスク等を有するコンピュータ(サーバ)であり、当該場内景品管理装置63が設けられる遊技場が予め仕入れており当該遊技場において遊技者に提供する場内景品に関する情報を管理するものである。ここで記憶手段であるハードディスクでは、図17に示す景品情報DB,予約・確定累計数DB,及び予約・確定情報DBを記憶している。
図17(a)に示す景品情報DBでは、当該遊技場が提供する複数の場内景品の各々について、各景品に関する景品情報として、図10に示す景品情報DBと同様に、景品IDに対応付けて、大区分,小区分,景品名,詳細情報,価格,予約停止フラグ,優先表示フラグ,及び交換玉数(交換単価が4円である場合の交換玉数と、交換単価が1円である場合の交換玉数)が記憶されると共に、それに加えて、当該景品の在庫数と、当該景品に付されているバーコードに内在されているJANコードとが記憶される。この景品情報DBで記憶されている景品情報のうちの、景品ID,大区分,小区分,景品名,詳細情報,価格,優先表示フラグ,及び交換玉数は、図35のS13aに示すように、当該遊技場に設けられる各カードユニット20で表示する場内景品の景品情報として、各カードユニット20に対して、遊技場の営業開始前に1日1回送信される。また景品情報DBで記憶されている景品情報のうちの、景品ID,交換玉数,及びJANコードは、図示しないが、POS端末40に対して、遊技場の営業開始前に1日1回送信される。
ここで在庫数には、カードユニット20における前記景品予約処理(図35のS31)により予約可能な在庫数と、該景品予約処理により予約不能な在庫数とが含まれる。ここで在庫数を予約可能な在庫数と予約不能な在庫数とに振り分けない場合には、景品予約処理による予約累計数(図17(b))が在庫数に達してしまうと、景品交換カウンタに陳列されている場内景品であっても交換ができなくなってしまうという問題が生ずるため、在庫数を予約可能な在庫数と予約不能な在庫数とに振り分けることにより、景品予約処理による予約累計数が予約可能な在庫数に達しても、予約不能な在庫数を使用して場内景品の交換ができるようにしたものである。
このように、景品予約処理による予約累計数が予約可能な在庫数に達しても、予約不能な在庫数を使用して場内景品の交換ができるので、場内景品管理装置63では、センタ景品管理装置70と異なり、図12に示す上限値DB,及び図15に示す未提供予約個数・価格DBは記憶されず、また前記予約内容登録処理(図35のS32a)において、図37(a)に示す上限値判定処理,及び図37(b)に示す未提供予約個数・価格登録処理は行われない。
なお場内景品管理装置63では、前記図4(a)で説明したのと同様にして、遊技場の営業中において、ある景品の在庫数に不測の変動(例えば当該景品の破損や入荷停止による在庫数の減少)が生じたときに、オペレータの操作により、景品情報DBにおける当該景品の在庫数を変更することができる。また場内景品管理装置63では、前記図7(c)で説明したのと同様にして、遊技場の営業中において、ある景品が不良品である旨が発覚した場合に、オペレータの操作により、当該不良品について予約停止景品の指定を受け付けると、景品情報DBにおいて、当該指定を受け付けた景品について予約停止フラグ1を登録する。
図17(b)に示す予約・確定累計数DBでは、遊技場が提供する複数の場内景品の各々について、当該景品の景品IDに対応付けて、前記予約内容登録処理(図35のS32a)に供された予約個数の集計値である予約累計数と、前記確定フラグ登録処理(同S34a,S43a)に供された予約個数の集計値である確定累計数とが記憶される。この予約・確定累計数DBでは、制御部72により、予約内容登録処理において、予約累計数に予約個数が加算され、確定フラグ登録処理において、確定累計数に予約個数が加算される。
図17(c)に示す予約・確定情報DBでは、予約に関する予約情報として、図14に示す予約情報DBと同様に、予約を識別可能な予約識別情報である予約IDに対応付けて、予約された場内景品を特定可能な景品特定情報である景品IDと、該景品の景品名と、交換単価と、該景品の価格に相当する交換遊技媒体数である交換玉数(即ち価格を交換単価で除した値)と、該景品の予約個数とが記憶されると共に、それに加えて、該景品について予約確定操作が行われたか否かを示す確定フラグと、該景品の提供が行われたか否かを示す提供済フラグとが記憶される。ここで確定フラグが1であれば、予約確定操作が行われた旨を示し、確定フラグが0であれば、予約確定操作が行われていない旨を示す。また提供済フラグが1であれば、景品の提供が行われた旨を示し、提供済フラグが0であれば、景品の提供が行われていない旨を示す。本例では、予約された複数の景品の各々について、1つの予約IDが割り当てられるので、予約・確定情報DBで登録される予約個数は、各予約IDに対して常に1個である。
この予約情報DBでは、前記景品予約処理(図35のS31)が行われたカードユニット20から送信されてくる前記予約要求(会員予約要求又はビジタ予約要求)を受信すると、前記予約内容登録処理(同S32a)において、該予約要求に含まれる景品IDから特定される景品の各々について、予約IDが生成されて割り当てられ、該割り当てられた各予約IDに対応付けて、当該予約IDに対応する景品について前記予約要求に含まれる景品ID,交換単価,及び予約個数と、該景品IDに対応付けて図17(a)に示す景品情報DBで登録されている景品名,及び前記交換単価に対応する交換玉数とが、予約情報として登録されると共に、確定フラグ0,及び提供済フラグ0が登録されることにより、予約内容登録処理が行われる。また予約情報DBでは、前記確定フラグ登録処理(図35のS34a,S43a)に伴って、前記予約確定操作が行われた予約情報に対応付けて確定フラグ1が登録され、前記提供済フラグ登録処理(同S43a,S46a)に伴って、景品の提供が行われた予約情報に対応付けて提供済フラグ1が登録される。
次にパチンコ機10について説明する。このパチンコ機10は遊技機の一例であって、遊技媒体であるパチンコ玉を遊技領域に打ち込むことにより遊技を行うものであり、ここでは対応するカードユニット20との間でパチンコ玉の貸与に関する信号のやり取りが行われて玉貸処理が行われる、いわゆるCR式のパチンコ機である。このパチンコ機10は、遊技場内に配置された遊技島(図示外)において該パチンコ機10の機種等に従って設置されている。
このパチンコ機10は、図18(a)に示すように、その前面に遊技領域,残度数表示器14,玉貸ボタン15,カード返却ボタン16,上皿17,下皿18,及び発射ハンドル等を備えると共に、図1に示すように、その内部に遊技制御基板11,払出制御基板12,及び玉払出装置13等を備えており、これらの各構成要素は図1に示すように接続されている。またパチンコ機10の下側には、各台計数機19が設けられている。
遊技制御基板11は、パチンコ機10における遊技状態を制御するものである。払出制御基板12は、カードユニット20の後述する玉貸通信部21aと通信可能に接続され、パチンコ機10とカードユニット20との間における通信を司るものである。これにより、玉貸処理が行われる場合に、パチンコ機10とカードユニット20との間でパチンコ玉の貸出に関する信号のやり取りが行われる。また払出制御基板12は、玉払出装置13と接続され、該玉払出装置13を制御するものである。さらに払出制御基板12は、残度数表示器14,玉貸ボタン15,及びカード返却ボタン16とも接続されている。玉払出装置13は、玉貸処理が行われて遊技者に貸し出されたパチンコ玉や、遊技の結果として遊技者に付与されるパチンコ玉(いわゆる賞球)を払い出すものである。
残度数表示器14は、カードユニット20のカードR/W23にて受け付けているカード(会員カード2,景品交換カード3,又はビジタカード4)のID(会員ID,景品会員ID,又はカードID)に対応付けて残額管理装置60で管理されている管理残額に相当する残度数を表示するための表示器である。ここで残度数は、管理残額が所定の比率で変換されたもの(例えば100円=1度数)である。この残度数表示器14では、玉貸通信部21aから残度数を示す度数表示信号が入力されることにより、残度数が表示される。
玉貸ボタン15は、管理残額を玉貸処理に使用させるための玉貸操作を受け付けるボタンである。この玉貸ボタン15が操作されたことにより、玉貸通信部21aに貸出入力信号が入力され、該入力の検出によってカードユニット20の制御部22が、玉貸ボタン15が操作された旨を認識する。
カード返却ボタン16は、カードユニット20のカードR/W23にて受け付けているカード(会員カード2,景品交換カード3,又はビジタカード4)を該カードユニット20の外部に排出するための排出操作を受け付けるものである。このカード返却ボタン16が操作されたことにより、玉貸通信部21aに返却入力信号が入力され、該入力の検出によってカードユニット20の制御部22が、カード返却ボタン16が操作された旨を認識して、カードR/W23にて受け付けているカードの排出制御が行われ、該カードがカード挿入口23aから排出されて遊技者に返却される。
上皿17及び下皿18は、玉払出装置13から払い出されたパチンコ玉を貯留するものである。なお上皿17に貯留されているパチンコ玉は、上皿レバー(図示外)を操作することにより、下皿18に供給され、該下皿18に貯留されているパチンコ玉は、下皿レバー(図示外)を操作することにより、各台計数機19に供給される。
各台計数機19は、パチンコ機10に対応して設けられる景品交換装置の一部を構成するものであり、計数手段の一例であって、対応するパチンコ機10での遊技により遊技者が獲得した獲得遊技媒体数である持玉数を計数するものであり、ここでは計数ボタン(図示外)の操作に基づいて、下皿18から供給されたパチンコ玉を計数するものである。この各台計数機19は、対応するカードユニット20の後述する計数機通信部21dと通信可能に接続されており、パチンコ玉が計数されたことにより、該計数値を示す計数値情報が計数機通信部21bに入力され、該計数値情報が示す計数値が制御部22のRAMで記憶している持玉数に加算される。なお各台計数機19により計数されたパチンコ玉は、遊技島に設けられた打込玉回収樋(図示外)に導かれて回収される。
このパチンコ機10において、玉払出装置13から払い出されたパチンコ玉は、上皿17に供給され、発射ハンドルの操作により遊技領域の内部に打ち込まれて、遊技が行われる。そして該打ち込まれたパチンコ玉が、遊技領域に形成された入賞口に入賞すると、払出制御基板12から発せられる払出信号に基づいて、賞球として玉払出装置13からパチンコ玉が払い出され、上皿17又は下皿18に供給される。なお打ち込まれたパチンコ玉は、遊技島内の打込玉回収樋(図示外)に導かれて回収される。またパチンコ機10からは、打ち込まれたパチンコ玉が始動入賞口に入賞した旨を示すスタート信号や、大当りが発生した旨を示す大当り信号等の遊技情報が出力され、該遊技情報は、遊技場内に設けられる遊技データ管理装置(図示外)に入力されて、遊技データとして管理される。
次にカードユニット20について説明する。カードユニット20は、パチンコ機10に対応して設けられる景品交換装置の一部を構成するものであり、図18に示すように、縦長の箱型の形状を呈するものであり、図18(a)に示すように、その前面に紙幣挿入口26a,突出部20a,ノズル27a,及びカード挿入口23a等を備え、図18(b)に示すように、その内部に玉貸通信部21a,場内通信部21b,場外通信部21c,計数機通信部21d,制御部22,カードR/W23,ビジタカードストッカ23b,紙幣識別機26,及び玉払出装置27等を備え、突出部20aの右側面(即ち遊技者に向く側)にタッチパネル式のディスプレイ24を備え、突出部20aの内部にレシートプリンタ25を備え、突出部20aの下面にレシート排出口25aを備えており、これらの各構成要素は図1に示すように接続されている。このカードユニット20は、対応するパチンコ機10と共に、台番号により個々に識別可能とされている。
玉貸通信部21aは、図1に示すように、対応するパチンコ機10の払出制御基板12と通信可能に接続され、玉貸処理が行われる場合に、パチンコ機10とカードユニット20との間でパチンコ玉の貸与に関する信号のやり取りを行うものである。場内通信部21bは、残額管理装置60,会員管理装置61,計数値管理装置62,及び場内景品管理装置63と通信可能に接続され、カードユニット20と、残額管理装置60,会員管理装置61,計数値管理装置62,及び場内景品管理装置63との間における通信を司るものである。場外通信部21cは、ルータ64及びインターネットを介して、センタ景品管理装置70の通信部71と通信可能に接続されている。計数機通信部21dは、前述の如く、対応するパチンコ機10の各台計数機19と通信可能に接続され、パチンコ玉の計数が行われた各台計数機19から、該パチンコ玉の計数値を示す計数値情報を受信するものである。カードユニット20は、この計数値情報を受信すると、該計数値情報が示す計数値を持玉数として制御部22のRAMで記憶する。
制御部22は、CPU,RAM,ROM,EEPROM等を備えており、ROMあるいはEEPROMに記憶されている処理プログラムがRAMを作業領域としてCPUで実行されることにより、カードユニット20に備えられる各構成要素の動作を制御して各種の処理を行うものである。このEEPROMでは、前記台番号を記憶している。
またEEPROMでは、図19(a)に示す表示景品情報DBを記憶しており、該表示景品情報DBでは、センタ景品管理装置70の通信部71から遊技場の営業開始前に1日1回送信されてくる、当該遊技場について選択されている景品パッケージの景品パッケージ情報(ここでは景品パッケージID,大区分,小区分,景品パッケージ名,パッケージ景品表示フラグ,及び景品ID)と、該景品パッケージに含まれる景品から予約停止景品及び選択不能景品を除いた配送景品の景品情報(ここでは景品ID,大区分,小区分,景品名,詳細情報,優先表示フラグ,及び交換単価4円と1円の交換玉数)とに基づいて作成される表示景品情報として、景品パッケージIDに対応付けて、当該景品パッケージの大区分,小区分,景品パッケージ名,パッケージ景品表示フラグ,及び景品IDと、各景品IDの大区分,小区分,景品名,詳細情報,優先表示フラグ,及び交換玉数とを記憶している。ここで交換玉数としては、センタ景品管理装置70から送信されてくる交換単価4円と1円の交換玉数のうち、4円用カードユニット20では、交換単価4円の交換玉数のみが記憶され、1円用カードユニット20では、交換単価1円の交換玉数のみが記憶される。
この制御部22は表示処理手段の一例であって、配送景品について、前記景品の分類区分(大区分,小区分,交換玉数)の各々に対応する区分メニューを表示する区分メニュー表示処理(図28のD125,D126,図29のD129a,D129a’)と、該区分メニューのいずれかが選択されたことに基づいて、前記景品パッケージ選択受付手段(通信部71)にて選択された景品パッケージに含まれる配送景品のうち、前記選択された区分メニューに対応する分類区分が設定されている景品を表示する区分景品表示処理(図28のD127,図29のD129b,D129b’)と、前記景品パッケージ選択受付手段(通信部71)にて選択された景品パッケージの各々に対応するパッケージメニューを表示するパッケージメニュー表示処理(図28のD124)と、該パッケージメニューのいずれかが選択されたことに基づいて、該選択されたパッケージメニューに対応する景品パッケージに含まれる景品を表示するパッケージ景品表示処理(図29のD130,D130’)とを行うものである。
また表示処理手段として機能する制御部22は、場内景品についても、前記景品の分類区分(大区分,小区分,交換玉数)の各々に対応する区分メニューを表示する区分メニュー表示処理(図28のD125,D126,図29のD129a,D129a’)と、該区分メニューのいずれかが選択されたことに基づいて、前記選択された区分メニューに対応する分類区分が設定されている景品を表示する区分景品表示処理(図28のD127,図29のD129b,D129b’)とを行うものである。これら各表示処理の詳細については、図28〜図29を参照して後述する。
また制御部22は重複表示排除手段の一例であって、配送景品について、前記景品パッケージ選択受付手段(通信部71)にて複数の景品パッケージが選択されたことに基づき、該選択された複数の景品パッケージに重複して含まれる景品を、前記区分景品表示処理において1つのみ表示させるための重複表示排除処理(図35のS14)を行うものである。
ここでは該重複表示排除処理として、センタ景品管理装置70から受信した景品パッケージ情報と配送景品の景品情報とを表示景品情報(即ち図19(a)に示す表示景品情報DBの表示景品情報)としてEEPROMで記憶し、各区分メニューに対応する分類区分が設定されている景品を該記憶した表示景品情報から抽出し、各区分メニューについて抽出した景品のうち重複する景品を特定して、該特定した景品のうち1つを除いて削除し、前記抽出した景品から該削除した景品を除いた景品の景品情報と各区分メニューとを関連付けて図19(b)に示す区分メニューDBで記憶する処理を行う。
具体的には、前記分類区分である小区分に対応する区分メニュー(例えば「水産物」)については、図19(a)に示す表示景品情報DBで記憶されている景品情報から、該小区分が設定されている景品の景品IDとして、景品パッケージIDがPX−001である景品パッケージ「水産物A」に含まれるKX−000001及びKX−000002と、景品パッケージIDがPX−011である景品パッケージ「オススメ食品A」に含まれるKX−000001とが抽出され、該抽出した景品IDのうちKX−000001が重複する景品の景品IDとして特定されて、該特定された景品IDのうち1つ(ここでは景品パッケージIDがPX−001である景品パッケージから抽出されたKX−000001)を除いて削除され、前記抽出した景品IDから該削除した景品IDを除いた景品ID(即ち1つのKX−000001,及びKX−000002)の景品情報と、当該区分メニューである小区分「水産物」とが関連付けられて、図19(b)に示す区分メニューDBで記憶される。
また前記分類区分である交換玉数に対応する区分メニュー(例えば4円用カードユニット20における「1501〜2000玉」)については、図19(a)に示す表示景品情報DBで記憶されている景品情報から、該交換玉数が設定されている景品の景品IDとして、景品パッケージIDがPX−001である景品パッケージ「水産物A」に含まれるKX−000001と、景品パッケージIDがPX−011である景品パッケージ「オススメ食品A」に含まれるKX−000001と、景品パッケージIDがPX−502である景品パッケージ「夏期限定フェア」に含まれるKX−020475とが抽出され、該抽出した景品IDのうちKX−000001が重複する景品の景品IDとして特定されて、該特定された景品IDのうち1つ(ここでは景品パッケージIDがPX−001である景品パッケージから抽出されたKX−000001)を除いて削除され、前記抽出した景品IDから該削除した景品IDを除いた景品ID(即ち1つのKX−000001,及びKX−020475)の景品情報と、当該区分メニューである交換玉数「1501〜2000玉」とが関連付けられて、図19(b)に示す区分メニューDBで記憶される。なお交換玉数に対応する区分メニューは、図29のD129a及びD129a’に示すように、4円用カードユニット20と1円用カードユニット20とで異なり、例えば4円用カードユニット20における「1501〜2000玉」は、1円用カードユニット20における「6001〜8000玉」となる。
これにより、後述する区分景品表示処理においては、区分メニューのいずれかが選択されると、当該区分メニューDBにおいて該選択された区分メニューに関連付けられている景品が表示されるので、遊技場が希望する複数の景品パッケージに同一の景品が重複して含まれている場合であっても、該景品が1つのみ表示され、該景品が重複して表示されることがない。
なお場内景品については、場内景品管理装置63から受信する場内景品の景品情報(即ち図17(a)に示す景品情報DBの記憶内容)において、該場内景品が重複して含まれることがないので、重複表示排除処理に代えて、場内景品表示処理(図35のS14a)を行う。ここでは該場内景品表示処理として、場内景品管理装置63から受信した場内景品の景品情報を表示景品情報としてEEPROMで記憶し、各区分メニューに対応する分類区分が設定されている景品を該記憶した表示景品情報から抽出し、前記抽出した景品の景品情報と各区分メニューとを関連付けて区分メニューDBで記憶する処理を行う。
カードR/W23は遊技者識別情報受付手段の一例であって、遊技者識別情報(会員ID,景品会員ID)を遊技者から受け付けるものであり、具体的には、図18(b)に示すように、カード挿入口23aから会員カード2の挿入を受け付けて、該会員カード2のICチップから会員ID及び予約内容を読み取り、またカード挿入口23aから景品交換カード3の挿入を受け付けて、該景品交換カード3のICチップから景品会員ID及び予約内容を読み取るものである。またカードR/W23は、カード挿入口23bからビジタカード4の挿入を受け付けて、該ビジタカード4のICチップからカードIDを読み取るものである。このカードR/W23により受け付けられた各カードは、パチンコ機10に設けられたカード返却ボタン16が操作されると、排出されて返却される。
ビジタカードストッカ23bは、カードR/W23の背後において該カードR/W23に連通して設けられ、複数枚のビジタカード4をストックしておくものである。ここでカードR/W23が受け付けているビジタカード4のカードIDに対応付けられている(即ち制御部22のRAMで記憶している)残額が零になると、該ビジタカード4はカードR/W23に留保され、カード返却ボタン16の操作を受け付けても返却されない。またカードR/W23がビジタカード4を留保していない状態で紙幣識別機26により紙幣を受け付けると、ビジタカードストッカ23bでストックしている複数枚のビジタカード4のうちの1枚がカードR/W23に搬送され、カードR/W23は、該搬送されたビジタカード4を受け付ける。
タッチパネル式のディスプレイ24は、各種の情報を表示する表示デバイスであると共に、各種の情報の入力を受け付ける入力デバイスである。このディスプレイ24は、各種の情報を表示すると共に画面に表示されるボタンに触れることにより各種の情報の入力を受け付けるメッセージ表示領域24aと、画面に表示される操作キーを操作することにより各種の情報の入力を受け付ける操作キー表示領域24bとを備えている。以下においては、各種の情報をメッセージ表示領域24aに表示することを、単に「ディスプレイ24に表示する」と称し、操作キー表示領域24bに表示される操作キーを操作することを、単に「操作キーを操作する」と称する。なお図示しないが、操作キー表示領域24bには「メニュー」ボタンが設けられており、カードの受付中に該「メニュー」ボタンが操作されると、図27のD112a,D112b,又はD112cに示すメニュー画面に戻る。また操作キー表示領域24bには「戻る」ボタンが設けられており、該「戻る」ボタンが操作されると、一つ前の画面に戻る。さらに操作キー表示領域24bには「決定」ボタン,及び「遊技終了」ボタンが設けられている。
レシートプリンタ25は、図2に示す計数レシート5,図3(a)に示す配送レシート6,及び図3(b)に示す提供レシート7を印刷し、レシート排出口25aから排出して発行するものである。
紙幣識別機26は、紙幣(1000円紙幣,2000円紙幣,5000円紙幣,又は10000円紙幣)を紙幣挿入口26aから受け付けて、該受け付けた紙幣を識別するものである。この識別により、受け付けた紙幣が正規の紙幣でなければ、該紙幣を紙幣挿入口26aから排出して返却し、受け付けた紙幣が正規の紙幣であれば、該紙幣をカードユニット20の背面から排出して、識別された紙幣の額である入金額を制御部22に出力する。なおカードユニット20の背面から排出された紙幣は、遊技島に設けられた紙幣搬送機構(図示外)に導かれて搬送され、遊技島に設けられた金庫(図示外)に回収される。
玉払出装置27は、遊技島に設けられた補給樋(図示外)からパチンコ玉の供給を受けて、該パチンコ玉をノズル27aを介してパチンコ機10の上皿17に払い出すものである。この玉払出装置27からは、貯玉再プレイ処理又は持玉返却処理が行われると、予め定められた個数(例えば125個)のパチンコ玉が払い出される。
ここでカードユニット20が行う処理を、図20〜図26に示すフローチャートに基づき、図27〜図31に示す画面図を参照しながら説明する。
まずカードユニット20が行うメイン処理を、図20に示すフローチャートに基づき、図27に示す画面図を参照しながら説明する。カードユニット20は、図20に示すように、図27のD111に示す初期画面をディスプレイ24に表示する(S00)。このD111では、カード(会員カード2,景品交換カード3,又はビジタカード4)の挿入,又は紙幣の挿入を促す旨が表示されると共に、「遊技データ」ボタンが表示される。カードユニット20は、このD11が表示されているS00の状態で、カードR/W23による会員カード2の受付(S01),カードR/W23による景品交換カード3の受付(S02),カードR/W23によるビジタカード4の受付(S03),紙幣識別機26による紙幣の受付(S04),又は「遊技データ」ボタンの操作(図示外)を待機する。なおS00の状態では、計数ボタン(図示外)の操作,玉貸ボタン15の操作,及びカード返却ボタン16の操作は、無効とされる。
ここで「遊技データ」ボタンの操作が有ると、遊技データ表示処理(図示外)を行う。この遊技データ表示処理では、遊技データ管理装置(図示外)で管理している当該カードユニット20に対応するパチンコ機10の遊技データを該遊技データ管理装置から取得してディスプレイ24に表示し、該遊技データを表示してから所定時間が経過すると、遊技データ表示処理を終了し、前記D111をディスプレイ24に表示して、S01に戻る。
前記S01でカードR/W23による会員カード2の受付が有ると(YES)、該受け付けた会員カード2のICチップに記録されている会員IDと予約内容を読み取り、該読み取った会員IDと予約内容を制御部22のRAMで記憶して(S11)、配送先情報取得処理(S12),貯玉額取得処理(S13),及び残額取得処理(S14)を行う。この配送先情報取得処理,貯玉額取得処理,及び残額取得処理は、いずれが先に行われても良く、同時並行で行われても良い。
S12の配送先情報取得処理では、会員IDを含む配送先情報取得要求を、場外通信部21cからセンタ景品管理装置70に対して送信して、該配送先情報取得要求に含まれる会員IDに対応付けて図13(a)に示す配送先DBで管理されている配送先情報(氏名,郵便番号,住所,及び電話番号)がセンタ景品管理装置70から送信されてくるのを待機し、該配送先情報を受信すると、当該配送先情報を制御部22のRAMで記憶する。なお会員IDに対応付けて配送先DBで配送先情報が登録されていない場合には、未登録情報がセンタ景品管理装置70から送信されてきて、制御部22のRAMでは配送先情報を記憶しない。
S13の貯玉額取得処理では、会員IDを含む貯玉額取得要求を、場内通信部21bから会員管理装置61に対して送信して、該貯玉額取得要求に含まれる会員IDに対応付けて図1に示す貯玉DBで管理されている貯玉額を含む貯玉額情報が会員管理装置61から送信されてくるのを待機し、該貯玉額情報を受信すると、該貯玉額情報に含まれる貯玉額に相当する貯玉数(即ち貯玉額を当該カードユニット20について予め設定されている交換単価(4円又は1円)で除算した値)を制御部22のRAMで記憶する。
S14の残額取得処理では、会員IDを含む残額取得要求を、場内通信部21bから残額管理装置60に対して送信して、該残額取得要求に含まれる会員IDに対応付けて図1に示す残額DBで管理されている管理残額を含む残額情報が残額管理装置60から送信されてくるのを待機し、該残額情報を受信すると、当該残額情報に含まれる管理残額を記憶残額として制御部22のRAMで記憶すると共に、該記憶残額に相当する残度数を示す度数表示信号を玉貸通信部21aから払出制御基板12に対して送信する。
S12〜S14の処理を行ったカードユニット20は、図27のD112aに示すメニュー画面をディスプレイ24に表示する(S15)。このD112aでは、制御部22のRAMで記憶している会員ID,貯玉数,及び持玉数(会員カード2の受付直後は0)が表示されると共に、「貯玉再プレイ」ボタン,「持玉返却」ボタン,「遊技データ」ボタン,「配送先登録」ボタン,「景品予約」ボタン,「予約確定」ボタン,及び「確定取消」ボタンが表示される。
前記S02でカードR/W23による景品交換カード3の受付が有ると(YES)、該受け付けた景品交換カード3のICチップに記録されている景品会員IDと予約内容を読み取り、該読み取った景品会員IDと予約内容を制御部22のRAMで記憶して(S21)、配送先情報取得処理(S22),及び残額取得処理(S24)を行う。この配送先情報取得処理,及び残額取得処理は、いずれが先に行われても良く、同時並行で行われても良い。またS22の配送先情報取得処理は、「会員ID」を「景品会員ID」と読み替える点を除き、前記S12の配送先情報取得処理と同様である。またS24の残額取得処理は、「会員ID」を「景品会員ID」と読み替える点を除き、前記S14の残額取得処理と同様である。
S22及びS24の処理を行ったカードユニット20は、図27のD112bに示すメニュー画面をディスプレイ24に表示する(S25)。このD112bでは、制御部22のRAMで記憶している景品会員ID,及び持玉数(景品交換カード3の受付直後は0)が表示されると共に、「持玉返却」ボタン,「遊技データ」ボタン,「配送先登録」ボタン,「景品予約」ボタン,「予約確定」ボタン,及び「確定取消」ボタンが表示される。
前記S03でカードR/W23によるビジタカード4の受付が有ると(YES)、該受け付けたビジタカード4のICチップに記録されているカードIDを読み取って(S31)、残額取得処理を行う(S34)。このS34の残額取得処理は、「会員ID」を「カードID」と読み替える点を除き、前記S14の残額取得処理と同様である。
S34の処理を行ったカードユニット20は、図27のD112cに示すメニュー画面をディスプレイ24に表示する(S35)。このD112cでは、制御部22のRAMで記憶している持玉数(ビジタカード4の受付直後は0)が表示されると共に、「持玉返却」ボタン,「遊技データ」ボタン,「景品予約」ボタン,「予約確定」ボタン,及び「確定取消」ボタンが表示されるが、D112aやD112bとは異なり、「配送先登録」ボタンは表示されない。
前記S04で紙幣識別機26による紙幣の受付が有ると(YES)、該受け付けた紙幣を紙幣識別機26で識別し、正規の紙幣であれば、カードR/W23で留保しているビジタカード4が有るか否かを判定する(S41)。このS41で留保しているビジタカード4が無い(NO)と判定された場合には、ビジタカードストッカ23bがストックしている複数枚のビジタカード4のうちの1枚をカードR/W23に搬送して受け付け(S42)、該受け付けたビジタカード4のICチップに記録されているカードIDを読み取って(S43)、残額加算処理を行い(S44)、前記S35に進む。一方、S41で留保しているビジタカード4が有る(YES)、即ちビジタカード4を受付中であると判定された場合には、該受け付けているビジタカード4のICチップに記録されているカードIDを読み取って(S43)、残額加算処理を行い(S44)、前記S35に進む。
S44の残額加算処理では、カードIDと前記識別した紙幣の額である入金額とを含む入金要求を、場内通信部21bから残額管理装置60に対して送信して、該入金要求に含まれるカードIDに対応付けて管理されている管理残額に対して該入金要求に含まれる入金額を加算した後の管理残額を含む残額加算完了通知が残額管理装置60から送信されてくるのを待機し、該残額加算完了通知を受信すると、当該残額加算完了通知に含まれる加算後の管理残額を記憶残額として制御部22のRAMで記憶すると共に、該記憶残額に相当する残度数を示す度数表示信号を玉貸通信部21aから払出制御基板12に対して送信する。
カードユニット20は、D112a,D112b,又はD112cのメニュー画面が表示されているS15,S25,又はS35の状態で、紙幣識別機26による紙幣の受付(S51),玉貸ボタン15の操作(S52),「貯玉再プレイ」ボタンの操作(S53),各台計数機19から送信されてくる計数値情報の受信(S54),「持玉返却」ボタンの操作(S55),「配送先登録」ボタンの操作(S56),「景品予約」ボタンの操作(S57),「予約確定」ボタンの操作(S58),「確定取消」ボタンの操作(S59),カード返却ボタン16又は図示しない「遊技終了」ボタンの操作(S60),又は「遊技データ」ボタンの操作(図示外)を待機する。
これらS51〜S60に示す操作,受付,又は受信の待機のうち、「貯玉再プレイ」ボタンの操作は、D112aのメニュー画面でのみ受け付けられる操作であり、「配送先登録」ボタンの操作は、D112a又はD112bのメニュー画面でのみ受け付けられる操作であり、その他は、D112a,D112b,又はD112cのいずれのメニュー画面が表示されている状態でも受け付けられるものである。ここで「遊技データ」ボタンの操作が有ると、前述したのと同様に、遊技データ表示処理(図示外)を行う。
前記S51で紙幣識別機26による紙幣の受付が有ると(YES)、該受け付けた紙幣を紙幣識別機26で識別し、正規の紙幣であれば、残額加算処理を行う(S71)。このS71の残額加算処理は、「カードID」を「ID(会員ID,景品会員ID,カードID)」と読み替える点を除き、前記S44の残額加算処理と同様である。この残額加算処理を終了すると、S51に戻る。
前記S52で玉貸ボタン15の操作が有ると(YES)、玉貸処理及び残額減算処理を行う(S72)。これら玉貸処理及び残額減算処理は、いずれが先に行われても良く、また同時並行で行われても良い。まず玉貸処理では、制御部22のRAMで記憶している記憶残額(即ち管理残額)が0であるか否かを判定し、該記憶残額が0でなければ、該記憶残額が予め設定された玉貸設定額(例えば500円)以上であるか否かを判定し、該記憶残額が玉貸設定額以上であれば、該玉貸設定額を玉貸使用額として特定し、該記憶残額が玉貸設定額未満であれば、該記憶残額を玉貸使用額として特定して、該特定した玉貸使用額に相当する数のパチンコ玉の払出を、玉貸通信部21aからパチンコ機10の払出制御基板12に対して指令する。なお記憶残額が0であれば、玉貸処理及び残額減算処理は行われない。
次に残額減算処理では、受付中のカード(会員カード2,景品交換カード3,又はビジタカード4)のID(会員ID,景品会員ID,又はカードID)と玉貸処理に使用された玉貸使用額とを含む残額減算要求を、場内通信部21bから残額管理装置60に対して送信して、該残額減算要求に含まれるIDに対応付けて図1に示す残額DBで管理されている管理残額から該残額減算要求に含まれる玉貸使用額を減算した後の管理残額を含む残額減算完了通知が残額管理装置60から送信されてくるのを待機し、該残額減算完了通知を受信すると、当該残額減算完了通知に含まれる減算後の管理残額を記憶残額として制御部22のRAMで記憶すると共に、該記憶残額に相当する残度数を示す度数表示信号を玉貸通信部21aから払出制御基板12に対して送信する。これら玉貸処理及び残額減算処理を終了すると、S51に戻る。
前記S53で「貯玉再プレイ」ボタンの操作が有ると(YES)、貯玉再プレイ処理及び貯玉数減算処理(S73)を行う。これら貯玉再プレイ処理及び貯玉数減算処理は、いずれが先に行われても良く、また同時並行で行われても良い。まず貯玉再プレイ処理では、制御部22のRAMで記憶している貯玉数が当該貯玉再プレイ処理で返却される所定玉数(例えば125個)+手数料に相当する手数料玉数(例えば25個)以上であるか否かを判定し、貯玉数が所定玉数+手数料玉数以上であれば、該所定玉数のパチンコ玉を玉払出装置27から払い出す。なお貯玉数が所定玉数+手数料玉数未満であれば、貯玉再プレイ処理及び貯玉数減算処理は行われない。
次に貯玉数減算処理では、受付中の会員カードの会員IDを含む貯玉額減算要求を、場内通信部21bから会員管理装置61に対して送信して、該貯玉額減算要求に含まれる会員IDに対応付けて図1に示す貯玉DBで管理されている貯玉額から前記所定玉数+手数料玉数に相当する額を減算した後の貯玉額を含む貯玉額減算完了通知が会員管理装置61から送信されてくるのを待機し、該貯玉額減算完了通知を受信すると、当該貯玉額減算完了通知に含まれる減算後の貯玉額に相当する貯玉数(即ち貯玉額を当該カードユニット20について予め設定されている交換単価(4円又は1円)で除算した値)を制御部22のRAMで記憶する。これら貯玉再プレイ処理及び貯玉数減算処理を終了すると、これらの処理が行われる前に表示していたD112aのメニュー画面で、制御部22のRAMで記憶している貯玉数を表示して、S51に戻る。
前記S54で各台計数機19から計数値情報の受信が有ると(YES)、持玉数加算処理(S74a),確定可能報知処理(S74b),及び優先表示景品表示処理(S74c)を行う。まず持玉数加算処理では、前記受信した計数値情報が示す計数値を制御部22のRAMで記憶している持玉数に加算する。この持玉数加算処理を終了すると、図25に示す確定可能報知処理と、図26に示す優先表示景品表示処理とを行うが、これについては後述する。そして、これら持玉数加算処理,確定可能報知処理,及び優先表示景品表示処理を終了すると、これらの処理が行われる前に表示していたD112a,D112b,又はD112cのメニュー画面で、制御部22のRAMで記憶している持玉数を表示して、S51に戻る。
前記S55で「持玉返却」ボタンの操作が有ると(YES)、持玉返却処理及び持玉数減算処理を行う(S75)。これら持玉返却処理及び持玉数減算処理は、いずれが先に行われても良く、また同時並行で行われても良い。まず持玉返却処理では、制御部22のRAMで記憶している持玉数が当該持玉返却処理で返却される所定玉数(例えば125個)以上であるか否かを判定し、持玉数が所定玉数以上であれば、該所定玉数を返却玉数として特定し、持玉数が所定玉数未満であれば、該持玉数を返却玉数として特定して、該特定した返却玉数のパチンコ玉を玉払出装置27から払い出す。この持玉返却処理においては、前記貯玉再プレイ処理と異なり、手数料は徴収されない。次に持玉数減算処理では、前記特定した返却玉数を制御部22のRAMで記憶している持玉数から減算する。これら持玉返却処理及び持玉数減算処理を終了すると、これらの処理が行われる前に表示していたD112a,D112b,又はD112cのメニュー画面で、制御部22のRAMで記憶している持玉数を表示して、S51に戻る。
前記S56で「配送先登録」ボタンの操作が有ると(YES)、図21に示す配送先登録処理を行い(S76)、前記S57で「景品予約」ボタンの操作が有ると(YES)、図22に示す景品予約処理を行い(S77)、前記S58で「予約確定」ボタンの操作が有ると(YES)、S78a〜S78dの処理を行った後に、図23に示す予約確定処理を行い(S78e)、前記S59で「確定取消」ボタンの操作が有ると(YES)、図24に示す確定取消処理を行うが(S79)、これらの各処理については後述する。
前記S60でカード返却ボタン16又は「遊技終了」ボタンの操作が有ると(YES)、制御部22のRAMで記憶している持玉数が0であるか否かを判定する(S61)。このS61で持玉数が0でない(NO)と判定された場合には、レシートプリンタ25により図2に示す計数レシート5を発行し(S62)、制御部22のRAMの記憶内容(ID,残額,持玉数,貯玉数,予約内容,確定内容,取消済フラグ)を消去し(S63)、受付中のカード(会員カード2,景品交換カード3,又はビジタカード4)をカードR/W23から排出して返却して(S64)、メイン処理を終了する。一方、S61で持玉数が0である(YES)と判定された場合にも、S63及びS64の処理を行って、メイン処理を終了する。ただしカードR/W23でビジタカード4を受付中である場合には、制御部22のRAMで記憶している残額が0であれば、S64で該ビジタカード4を返却せずに留保したままの状態で、メイン処理を終了する。これにより、前記S00の状態となるので、該留保しているビジタカード4は、カード返却ボタン16が操作されても返却されない。
次にカードユニット20が行う配送先登録処理を、図21に示すフローチャートに基づき、図27に示す画面図を参照しながら説明する。カードユニット20は、図20に示すように、図27のD112a又はD112bに示すメニュー画面で「配送先登録」ボタンの操作が有ると(S56でYES)、図21に示す配送先登録処理を行う。
まずカードユニット20は、制御部22のRAMで配送先情報の記憶が有るか否か、即ち図20のS12又はS22に示す配送先情報取得処理で配送先情報を制御部22のRAMに記憶したか否かを判定する(S81)。
このS81で配送先情報の記憶が無い(NO)と判定された場合には、図27のD113に示す画面をディスプレイ24に表示する(S82)。このD113では、配送先情報の入力を促す旨が表示されると共に、配送先情報である氏名,郵便番号,住所,及び電話番号の入力欄が表示される。このD113を表示するディスプレイ24は配送先情報受付手段の一例であって、景品の配送先を示す配送先情報の入力を受け付けるものである。
S82の処理を行ったカードユニット20は、D113における配送先情報の入力を待機し(S83)、該S83で配送先情報の入力及び「決定」ボタンの操作が有ると(YES)、該入力された配送先情報と、受付中の会員カード2又は景品交換カード3に記録されている配送先特定情報である会員ID又は景品会員IDとを含む配送先登録要求を、場外通信部21cからセンタ景品管理装置70に対して送信する(S84)。
このS84の処理を行う場外通信部21cは配送先特定処理手段の一例であって、配送先情報受付手段により入力を受け付けた配送先情報を、当該カードユニット20が設けられている遊技場において遊技者に対して発行される配送先記録媒体(会員カード2又は景品交換カード3)に記録される配送先特定情報(会員ID又は景品会員ID)から特定可能とするための処理を行うものであり、ここでは該処理として、配送先登録要求をセンタ景品管理装置70に対して送信する。これによれば、カードユニット20において、配送先情報を入力して、該配送先情報を配送先記録媒体から特定可能としておくことにより、該配送先記録媒体から特定される配送先情報の配送先に景品が配送される(ここでは該配送先に景品が配送されるように予約が行われる)ので、何度も配送先情報を入力する必要がなくなり、遊技者の利便性が向上する。S84の処理を行ったカードユニット20は、当該配送先登録処理が行われる前に表示していたD112a又はD112bのメニュー画面をディスプレイ24に表示して、配送先登録処理を終了する。
前記S81で配送先情報の記憶が有る(YES)と判定された場合には、配送先情報が登録済である旨,及び配送先を変更するか否かを問う旨と、配送先の変更操作を受け付けるための「変更」ボタンとをディスプレイ24に表示して(S86)、該「変更」ボタンの操作を待機する(S87)。このS87で所定時間内に「変更」ボタンの操作が有ると(YES)、前記S82に進む。一方、S87で所定時間内に「変更」ボタンの操作が無ければ(NO)、前記S85に進む。
次にカードユニット20が行う景品予約処理を、図22に示すフローチャートに基づき、図27〜図30に示す画面図を参照しながら説明する。カードユニット20は、図20に示すように、図27のD112a,D112b,又はD112cに示すメニュー画面で「景品予約」ボタンの操作が有ると(S57でYES)、図22に示す景品予約処理を行う。
まずカードユニット20は、図28のD121に示す画面をディスプレイ24に表示する(S101)。このD121では、配送景品の予約を受け付けるための「配送景品」ボタンと、場内景品の予約を受け付けるための「場内景品」ボタンとが表示される。このD121を表示するディスプレイ24は予約受付手段の一例であって、遊技場において遊技者に提供される景品である場内景品の予約と、配送(自宅への配送又は遊技場への配送)により遊技者に提供される景品である配送景品の予約とを受け付けるものである。S101の処理を行ったカードユニット20は、D121における「配送景品」ボタンの操作(S102),又は「場内景品」ボタンの操作(S103)を待機する。
このS102で「配送景品」ボタンの操作が有ると(YES)、制御部22のRAMで予約内容の記憶が無ければ、図28のD122に示す画面をディスプレイ24に表示し、制御部22のRAMで予約内容の記憶が有れば、図28のD123に示す画面をディスプレイ24に表示する(S111)。このD122では、予約を希望する景品を検索するための「検索」ボタンが表示される。
またD123では、記憶している予約内容(各予約の予約ID,景品ID,優先順位,景品名,交換単価,交換玉数,及び予約個数)に基づいて、優先順位が高い順に、各予約の景品名,交換玉数,及び予約個数が表示されると共に、前記「検索」ボタンと、優先順位を変更するための「優先順位変更」ボタンが表示される。
このD123で表示される交換玉数は、記憶している交換単価×交換玉数を当該カードユニット20について設定されている交換単価で除算した値であり、例えば交換単価が1円のカードユニット20で、交換玉数が8000玉の景品が予約されて、会員カード2又は景品交換カード3に該予約内容が記録された場合に、該会員カード2又は景品交換カード3が、交換単価が1円のカードユニット20で受け付けられると、当該景品の交換玉数は8000玉と表示される一方、交換単価が4円のカードユニット20で受け付けられると、当該景品の交換玉数は2000玉と表示される。
またD123で、「優先順位変更」ボタンの操作が有ると、優先順位変更画面をディスプレイ24に表示して、新たな優先順位を受付可能となり、該優先順位変更画面で新たな優先順位の受付が有ると、制御部22のRAMで記憶している優先順位を、該受け付けた新たな優先順位に変更すると共に、会員カード2又は景品交換カード3を受付中であれば、該会員カード2又は景品交換カード3に記録されている優先順位も、前記受け付けた新たな優先順位に変更する。
S111の処理を行ったカードユニット20は、D122又はD123における「検索」ボタンの操作を待機し(S112)、該S112で「検索」ボタンの操作が有ると(YES)、図28のD124〜図30のD135に示す画面をディスプレイ24に表示する(S113)。
具体的には、まずD124で、景品の選択方法を選択するためのボタンとして、「種別から選択」ボタン,「交換玉数から選択」ボタン,及び「キーワード検索」ボタンを表示すると共に、制御部22のEEPROMが記憶している景品パッケージ情報に基づいて、パッケージ景品表示処理の対象となる景品パッケージ(即ちパッケージ景品表示フラグが1である景品パッケージ)を示す景品パッケージボタン(ここでは「アイスクリームフェア」ボタン,及び「夏期限定フェア」ボタン)を表示する。このD124において前記パッケージメニューである景品パッケージボタンを表示する処理が、前記パッケージメニュー表示処理である。
このD124で、「種別から選択」ボタンの操作が有ると、D125で、景品交換システム1において予め定められている大区分を示す大区分ボタンを表示する。このD125で、いずれかの大区分ボタン(ここでは「食料品」ボタン)の操作が有ると、D126で、該操作された大区分ボタンに対応する大区分に属し、景品交換システム1において予め定められている小区分を示す小区分ボタンを表示する。このD125及びD126において前記区分メニューである大区分ボタン及び小区分ボタンを表示する処理が、前記区分メニュー表示処理である。
このD126で、いずれかの小区分ボタン(ここでは「水産物」ボタン)の操作が有ると、制御部22のEEPROMが記憶している区分メニューDBから、該操作された小区分ボタン(即ち区分メニュー)に関連付けられている景品情報を抽出して、D127で、該抽出した景品情報の景品について、景品名と交換玉数を示す景品ボタンを表示する。この景品ボタンで表示される交換玉数は、4円用カードユニット20においては交換単価4円の交換玉数であり、1円用カードユニット20においては交換単価1円の交換玉数である。なお景品ボタンが一画面に入りきらない場合には、画面右上のスクロールボタンを操作することにより、当該画面に入りきらない景品ボタンがスクロール表示される。
このD127を表示するディスプレイ24は表示手段の一例であって、遊技者が所有する所有遊技媒体数(所有玉数=持玉数+貯玉数)により交換可能な複数の景品を表示するものである。またD127において景品ボタンを表示する処理が、前記区分景品表示処理であり、遊技場が希望する複数の景品パッケージに同一の景品が重複して含まれている場合であっても、該重複が排除されている区分メニューDBの記憶に基づいて、当該景品が1つのみが表示されので、該景品が重複して表示されることがない。
このD127で、いずれかの景品ボタン(ここでは「ずわいがに」ボタン)の操作が有ると、制御部22のEEPROMが記憶している景品情報のうち、該操作された景品ボタンに対応する景品の詳細情報を抽出して、D128で、該抽出した詳細情報を表示すると共に、予約個数を入力するためのプルダウンメニューを表示する。
このD128を表示するディスプレイ24は予約受付手段の一例であって、所有遊技媒体数(所有玉数=持玉数+貯玉数)が予約を希望する景品の交換遊技媒体数(交換玉数)に達しているか否かに拘わらず、表示手段に表示される景品の中から予約を希望する景品の選択を受け付けるものである。これによれば、遊技者の所有玉数が予約を希望する景品の交換玉数に達しているか否かに拘わらず、該景品の予約を受付可能なので、遊技者の利便性を向上することができる。また該予約受付手段として機能するディスプレイ24は、予約を希望する景品と該景品の予約の確定の希望優先順位とを受け付けるものであり、本例では景品が選択された順に、自動的に高い優先順位とされる。このD128で、予約個数の入力及び「決定」ボタンの操作が有ると、図30のD131に進む。
図28のD124で「交換玉数から選択」ボタンの操作が有ると、4円用カードユニット20においては、図29のD129aで、景品交換システム1において予め定められている交換玉数の区分(ここでは「〜500玉」,「501〜1000玉」,「1001〜1500玉」,「1501〜2000玉」,及び「2001〜2500玉」)を示す交換玉数ボタンを表示する。このD129aにおいて前記区分メニューである交換玉数ボタンを表示する処理が、前記区分メニュー表示処理である。
このD129aで、いずれかの交換玉数ボタン(ここでは「1501〜2000玉」ボタン)の操作が有ると、制御部22のEEPROMが記憶している区分メニューDBから、該操作された交換玉数ボタン(即ち区分メニュー)に関連付けられている景品情報を抽出して、D129bで、該抽出した景品情報の景品について、景品名と交換玉数を示す景品ボタンが表示される。この景品ボタンで表示される交換玉数は、交換単価4円の交換玉数である。なお景品ボタンが一画面に入りきらない場合には、画面右上のスクロールボタンを操作することにより、当該画面に入りきらない景品ボタンがスクロール表示される。このD129bも、前記表示手段としての機能により表示される画面である。またD129bにおいて景品ボタンを表示する処理が、前記区分景品表示処理であり、遊技場が希望する複数の景品パッケージに同一の景品が重複して含まれている場合であっても、該重複が排除されている区分メニューDBの記憶に基づいて、当該景品が1つのみが表示されので、該景品が重複して表示されることがない。このD129bで、いずれかの景品ボタンの操作が有ると、前記D128に進む。
また図28のD124で「交換玉数から選択」ボタンの操作が有ると、図29のD129a’で、1円用カードユニット20においては、景品交換システム1において予め定められている交換玉数の区分(ここでは「〜2000玉」,「2001〜4000玉」,「4001〜6000玉」,「6001〜8000玉」,及び「8001〜10000玉」)を示す交換玉数ボタンを表示する。このD129a’において前記区分メニューである交換玉数ボタンを表示する処理が、前記区分メニュー表示処理である。
このD129a’で、いずれかの交換玉数ボタン(ここでは「6001〜8000玉」ボタン)の操作が有ると、制御部22のEEPROMが記憶している区分メニューDBから、該操作された交換玉数ボタン(即ち区分メニュー)に関連付けられている景品情報を抽出して、D129b’で、該抽出した景品情報の景品について、景品名と交換玉数を示す景品ボタンを表示する。この景品ボタンで表示される交換玉数は、交換単価1円の交換玉数である。なお景品ボタンが一画面に入りきらない場合には、画面右上のスクロールボタンを操作することにより、当該画面に入りきらない景品ボタンがスクロール表示される。このD129b’も、前記表示手段としての機能により表示される画面である。またD129b’において景品ボタンを表示する処理が、前記区分景品表示処理であり、遊技場が希望する複数の景品パッケージに同一の景品が重複して含まれている場合であっても、該重複が排除されている区分メニューDBの記憶に基づいて、当該景品が1つのみが表示されので、該景品が重複して表示されることがない。このD129b’で、いずれかの景品ボタンの操作が有ると、前記D128に進む。
なお図28のD124で「キーワード検索」ボタンの操作が有ると、図示しないが、キーワード入力画面を表示し、該画面でキーワードの入力が有ると、制御部22のEEPROMが記憶している表示景品情報DBから、該入力されたキーワードに合致する景品情報を抽出して、D127やD129bやD129b’と同様に、該抽出した景品情報の景品について、景品名と交換玉数を示す景品ボタンを表示する。
また図28のD124で、いずれかの景品パッケージボタン(ここでは「アイスクリームフェア」ボタン)の操作が有ると、4円用カードユニット20においては、制御部22のEEPROMが記憶している表示景品情報DBから、該操作された景品パッケージボタンに対応する景品パッケージの景品パッケージIDに対応付けられている景品IDの景品情報を抽出して、図29のD130で、D127やD129bと同様に、該抽出した景品情報の景品について、景品名と交換玉数を示す景品ボタンを表示する。この景品ボタンで表示される交換玉数は、交換単価4円の交換玉数である。このD130において景品ボタンを表示する処理が、前記パッケージ景品表示処理である。これによれば、カードユニット20において、遊技場が希望する景品パッケージに対応するパッケージメニューが選択されると、該選択されたパッケージメニューに対応する景品パッケージに含まれる景品が表示されるので、景品を選択する方法が増えて、遊技者の利便性が向上する。このD130で、いずれかの景品ボタンの操作が有ると、前記D128に進む。
また図28のD124で、いずれかの景品パッケージボタン(ここでは「アイスクリームフェア」ボタン)の操作が有るると、1円用カードユニット20においては、制御部22のEEPROMが記憶している表示景品情報DBから、該操作された景品パッケージボタンに対応する景品パッケージの景品パッケージIDに対応付けられている景品IDの景品情報を抽出して、図29のD130’で、D127やD129b’と同様に、該抽出した景品情報の景品について、景品名と交換玉数を示す景品ボタンを表示する。この景品ボタンで表示される交換玉数は、交換単価1円の交換玉数である。このD130’において景品ボタンを表示する処理が、前記パッケージ景品表示処理である。これによれば、カードユニット20において、遊技場が希望する景品パッケージに対応するパッケージメニューが選択されると、該選択されたパッケージメニューに対応する景品パッケージに含まれる景品が表示されるので、景品を選択する方法が増えて、遊技者の利便性が向上する。このD130’で、いずれかの景品ボタンの操作が有ると、前記D128に進む。
図30のD131では、景品が選択された順に、各景品の優先順位,景品名,交換玉数,及び予約個数と、各景品の予約を取り消すための「取消」ボタンを表示すると共に、景品の追加選択を受け付けるための「追加選択」ボタン,及び配送先(遊技場又は自宅)の指定を受け付けるための「配送先指定」ボタンが表示される。このD131で、いずれかの「取消」ボタンの操作が有ると、該操作された「取消」ボタンに対応する景品の選択を取り消して、該取り消した景品よりも優先順位が低い各景品の優先順位を繰り上げる。例えば優先順位が1位の予約景品について選択の取消が行われると、優先順位が2位以下の各予約景品の優先順位を1つずつ繰り上げる。またD131で、「追加選択」ボタンの操作が有ると、前記D124に戻り、景品の追加選択ができる。
一方、D131で、「配送先指定」ボタンの操作が有ると、D132で、配送先を指定するためのボタンとして、「遊技場」ボタン,及び「自宅」ボタンを表示する。このD132を表示するディスプレイ24は配送先受付手段の一例であって、予約受付手段にて選択された配送景品の配送先(配送区分)の指定を受け付けるものである。なおD131で、複数の景品が選択されて表示されている場合であっても、本例のD132では、前述の如く、これら複数の景品を一括して予約する1回の予約において、同一の配送先(即ち遊技場又は自宅の何れか)の指定しか受け付けないが、当該予約の後に行う別の予約においては、先の予約における配送先と異なる配送先の指定を受付可能なので、この配送先受付手段として機能するディスプレイ24は、予約受付手段にて選択された複数の景品について異なる配送先の指定を受付可能なものである。
このD132で、「遊技場」ボタン又は「自宅」ボタンの操作が有ったときに、会員カード2又は景品交換カード3を受付中であり、かつ図20のS12又はS22に示す配送先情報取得処理で配送先情報を制御部22のRAMに記憶している場合には、D133で、該記憶している配送先情報(氏名,郵便番号,住所,及び電話番号)を表示し、「決定」ボタンの操作が有ると、D134で、配送希望日時(配送希望日及び配送希望時間帯)の入力欄を表示すると共に、予約実行操作を受け付けるための「予約実行」ボタンを表示する。このD134では、配送希望日の入力欄に対応する「日」ボタンを操作すると、カレンダーが表示されて、配送希望日の入力が可能となり、配送希望時間帯の入力欄に対応する「時間帯」ボタンを操作すると、予め定められた複数の時間帯が表示されて、配送希望時間帯の入力が可能となる。
このD134を表示するディスプレイ24は配送時期受付手段の一例であって、予約受付手段にて選択された配送景品の配送時期(配送希望日時)の指定を受け付けるものである。なおD131で、複数の景品が選択されて表示されている場合であっても、本例のD132では、前述の如く、これら複数の景品を一括して予約する1回の予約において、同一の配送時期の指定しか受け付けないが、当該予約の後に行う別の予約においては、先の予約における配送時期と異なる配送時期の指定を受付可能なので、この配送時期受付手段として機能するディスプレイ24は、予約受付手段にて選択された複数の景品について異なる配送時期の指定を受付可能なものである。このD134で、配送希望日時の入力及び「予約実行」ボタンの操作が有ると、図22のS114に進む。
前記D132で、「遊技場」ボタン又は「自宅」ボタンの操作が有ったときに、会員カード2又は景品交換カード3を受付中であり、かつ図20のS12又はS22に示す配送先情報取得処理で配送先情報を制御部22のRAMに記憶していない場合か、又はビジタカード4を受付中である場合には、D135で、配送先情報である氏名,郵便番号,住所,及び電話番号の入力欄を表示し、配送先情報の入力及び「決定」ボタンの操作が有ると、前記D134に進むと共に、会員カード2又は景品交換カード3を受付中である場合には、該入力された配送先情報と、受付中の会員カード2又は景品交換カード3に記録されている配送先特定情報である会員ID又は景品会員IDとを含む配送先登録要求を、前記配送先特定処理手段として機能する場外通信部21cからセンタ景品管理装置70に対して送信する。
図22に戻り、S113の処理を行ったカードユニット20は、会員カード2又は景品交換カード3を受付中であれば、D131で表示された景品の景品ID及び予約個数と、D132で選択された配送区分(遊技場又は自宅)を示す情報と、遊技者特定情報である会員ID又は景品会員IDと、D134で入力された配送希望日時を示す情報とを含む予約要求(前記会員予約要求)を、場外通信部21cからセンタ景品管理装置70に対して送信し、会員カード2又は景品交換カード3を受付中でなければ、D131で表示された景品の景品ID及び予約個数と、D132で選択された配送区分(遊技場又は自宅)を示す情報と、D135で入力された遊技者特定情報である配送先情報と、D134で入力された配送希望日時を示す情報とを含む予約要求(前記ビジタ予約要求)を、場外通信部21cからセンタ景品管理装置70に対して送信する(S114)。
このS114の処理を行う場外通信部21cは予約要求送信手段の一例であって、予約受付手段にて選択された景品を特定可能な景品IDを含む予約要求をセンタ景品管理装置70に対して送信するものであり、ここでは遊技者特定情報と、配送先受付手段にて指定を受け付けた配送先(配送区分)を示す情報と、配送時期受付手段にて指定を受け付けた配送時期(配送希望日時)を示す情報とを含む予約要求を送信する。
前記S103で「場内景品」ボタンの操作が有ると(YES)、前記S111と同様のS116の処理を行い、前記S112と同様のS117で「検索」ボタンの操作が有ると(YES)、図28のD124〜図30のD131に示す画面をディスプレイ24に表示する(S118)。ただし場内景品については、景品パッケージが設定されていないことから、パッケージメニュー表示処理を行わないので、D124ではパッケージメニューを表示せず、またD130及びD130’は表示しない。また場内景品については、遊技場において提供されることから、配送先情報の指定を受け付けないので、D132〜D135は表示せず、D131では「配送先指定」ボタンに代えて「予約実行」ボタンを表示する。このD131で、「予約実行」ボタンの操作が有ると、図22のS119に進む。
S118の処理を行ったカードユニット20は、会員カード2又は景品交換カード3を受付中であるか否かに拘わらず、D131で表示された景品の景品ID及び予約個数を含む予約要求を、場内通信部21bから場内景品管理装置63に対して送信する(S119)。
S114又はS119の処理を行ったカードユニット20は、センタ景品管理装置70又は場内景品管理装置63から送信されてくる上限値超え通知の受信(S120),予約登録完了通知の受信(S121),予約停止情報の受信(S122),又は在庫零通知の受信(S123)を待機する。
このS120で上限値超え通知の受信が有ると(YES)、予約可能な上限値を超えている旨をディスプレイに表示し(S124)、該表示をしてから所定時間が経過すると、景品予約処理を終了して、メイン処理に戻る。
またS121で予約登録完了通知の受信が有ると(YES)、該予約登録完了通知に含まれる予約ID,景品ID,景品名,交換単価,交換玉数,及び予約個数と、当該景品IDの予約景品について図30のD131で設定された優先順位とを、予約内容として制御部22のRAMで記憶すると共に、会員カード2又は景品交換カード3を受付中である場合には、カードR/W23により当該予約内容を会員カード2又は景品交換カード3に記録し、かつ予約ができた旨をディスプレイ24に表示する(S125)。このS125の処理を行うカードR/W23は選択景品特定処理手段の一例であって、予約受付手段にて選択された景品を、遊技者を個々に識別可能な遊技者識別情報(会員ID又は景品会員ID)から特定可能とするための処理を行うものであり、ここでは予約内容を会員カード2又は景品交換カード3に記録する処理を行う。なお予約内容の記憶は、カード返却ボタン16又は遊技終了ボタン(図示外)の操作が有ると(図20のS60でYES)、消去される(同S63)。
またS122で予約停止情報の受信が有ると(YES)、該予約停止情報に含まれる景品IDの景品が予約停止景品である旨をディスプレイに表示する(S126)。またS123で在庫零通知の受信が有ると(YES)、該在庫零通知に含まれる景品IDの景品の在庫が無い旨をディスプレイに表示する(S127)。
S125,S126,又はS127の処理を行ったカードユニット20は、予約要求に含まれる全ての景品IDについての予約登録完了通知,予約停止情報,又は在庫零通知の受信を待機し(S128)、該S128で全ての景品IDについての予約登録完了通知,予約停止情報,又は在庫零通知の受信が有ると(YES)、景品予約処理を終了して、メイン処理に戻る。
次にカードユニット20が行う予約確定処理を、図20及び図23に示すフローチャートに基づき、図31に示す画面図を参照しながら説明する。カードユニット20は、図20に示すように、図27のD112a,D112b,又はD112cに示すメニュー画面で「予約確定」ボタンの操作が有ると(S58でYES)、制御部22のRAMで予約内容の記憶が有るか否かを判定する(S78a)。ここで制御部22のRAMで予約内容の記憶が有る場合としては、当該カードユニット20で景品予約処理が行われて予約内容が記憶された場合(図22のS125)、及び/又は、他のカードユニット20で景品予約処理が行われて予約内容が記録された会員カード2又は景品交換カード3が当該カードユニット20で受け付けられて予約内容が記憶された場合(S11,S21)がある。このS78aで予約内容の記憶が無い(NO)と判定された場合には、予約が無い旨をディスプレイ24に表示し(S78f)、該表示をしてから所定時間が経過すると、前記S51に戻る。
一方、S78aで予約内容の記憶が有る(YES)と判定された場合には、制御部22のRAMで記憶している持玉数と貯玉数の合算値である所有玉数が、該記憶している予約内容のうちのいずれかの予約景品の交換玉数に達しているか否かを判定する(S78b)。なお貯玉数は、会員カード2を受付中の場合にのみ、所有玉数に含まれる。
このS78bで所有玉数がいずれの予約景品の交換玉数にも達していない(NO)と判定された場合には、図31のD140に示す画面をディスプレイ24に表示し(S78g)、該D140を表示してから所定時間が経過すると、前記S51に戻る。このD140では、所有玉数と、所有玉数が不足しているので予約確定ができない旨とが表示されると共に、前記D123と同様に、記憶している予約内容(各予約景品の予約ID,景品ID,優先順位,景品名,交換単価,交換玉数,及び予約個数)に基づいて、優先順位が高い順に、各予約景品の景品名,交換玉数,及び予約個数が表示される。本例では、所有玉数が500玉であり、各予約景品の交換玉数が2000玉,750玉,及び1000玉なので、いずれの予約景品についても、予約確定をすることができない。
一方、S78bで所有玉数がいずれかの予約景品の交換玉数に達している(YES)と判定された場合には、図31のD141に示す画面をディスプレイ24に表示する(S78c)。このD141では、所有玉数が表示されると共に、前記D123と同様に、記憶している予約内容(各予約景品の予約ID,景品ID,優先順位,景品名,交換単価,交換玉数,及び予約個数)に基づいて、優先順位が高い順に、各予約景品の景品名,交換玉数,及び予約個数が表示され、かつ交換玉数が所有玉数以下である(即ち予約確定が可能な)各予約景品について、当該予約景品の予約を確定する予約確定操作を受け付けるための「確定」ボタンと、該「確定」ボタンが操作された予約景品の予約確定を実行するための「確定実行」ボタンとが表示される。本例では、所有玉数が1000玉であり、各予約景品の交換玉数が2000玉,750玉,及び1000玉なので、交換玉数が750玉の景品(いくら500g)と1000玉の景品(マスクメロン)について、「確定」ボタンが表示される。
このD141の画面を表示するディスプレイ24は予約確定操作受付手段の一例であって、所有遊技媒体数(所有玉数=持玉数+貯玉数)が予約受付手段にて選択された景品(予約景品)の交換遊技媒体数(交換玉数)に達したことを条件として、当該景品の予約を確定する予約確定操作を遊技者から受付可能とするものである。これによれば、持玉数を含む所有玉数が交換玉数に達した後に、遊技者の意思により予約確定操作を受け付けると、予約確定処理(S78e)において、交換玉数が所有玉数から減算されるので(図23のS203)、遊技者が持玉数による遊技を継続することができなくなってしまうという問題が生じない。即ち持玉数が1000玉であり、予約景品の交換玉数が1000玉である状態で、遊技を終了する意思がある場合には、予約確定操作を行って持玉数が0になり、持玉数を遊技に使用できなくなっても、遊技者の意思に沿うので問題は生じず、遊技を継続する意思がある場合には、予約確定操作を行わなければ、持玉数を遊技に使用でき、遊技者の意思に沿うので、問題は生じない。
また予約確定操作受付手段として機能するディスプレイ24は、カードR/W23により遊技者識別情報(会員IDが記録された会員カード2又は景品会員IDが記録された景品交換カード3)を受け付けたことを条件として、当該遊技者識別情報から特定される景品(本例では当該会員IDの会員カード2又は当該景品会員IDの景品交換カード3に記録されている予約景品)について予約確定操作を受付可能とするものである。これによれば、一のカードユニット20において遊技者識別情報を受け付けると、他のカードユニット20において予約され当該遊技者識別情報から特定可能とされた景品の予約を確定することができる(即ち景品の予約状態を引き継ぐことができる)ことにより、一のカードユニット20に対応するパチンコ機10から他のカードユニット20に対応するパチンコ機10に台移動しても景品の予約を再び行う必要がないので、遊技者の利便性を向上することができる。
S78cの処理を行ったカードユニット20は、D141における一以上の「確定」ボタンの操作及び「確定実行」ボタンの操作を待機し(S78d)、該S78dで一以上の「確定」ボタンの操作及び「確定実行」ボタンの操作が有ると(YES)、図23に示す予約確定処理を行う(S78e)。
まずカードユニット20は、制御部22のRAMで記憶している持玉数と貯玉数の合算値である所有玉数が、D141で「確定」ボタンが操作された全ての予約景品の交換玉数の合算値以上であるか否かを判定する(S201)。このS201で所有玉数が当該全ての予約景品の交換玉数の合算値未満である(NO)と判定された場合には、所有玉数が不足しているので予約確定ができない旨をディスプレイ24に表示し(S202)、該表示をしてから所定時間が経過すると、前記S78cに戻る。例えばD141で、交換玉数が750玉の景品(いくら500g)と1000玉の景品(マスクメロン)について「確定」ボタンが操作された場合には、所有玉数1000玉が全予約景品の交換玉数の合算値1750玉未満なので、S202に進む。
一方、S201で所有玉数が当該全ての予約景品の交換玉数の合算値以上である(YES)と判定された場合には、減算処理を行う(S203)。例えばD141で、交換玉数が750玉の景品(いくら500g)又は1000玉の景品(マスクメロン)のいずれかについて「確定」ボタンが操作された場合には、所有玉数1000玉が全予約景品の交換玉数の合算値750玉又は1000玉未満なので、S203に進む。
S203の減算処理では、制御部22のRAMで記憶している持玉数と貯玉数の合算値である所有玉数から、D141で「確定」ボタンが操作された全ての予約景品の交換玉数の合算値を減算する。このS203の処理を行う制御部22は減算処理手段の一例であって、予約確定操作を受け付けたことを条件として、該予約確定操作を受け付けた景品の交換遊技媒体数(交換玉数)を所有遊技媒体数(所有玉数=持玉数+貯玉数)から減算するための減算処理を行うものである。
この減算処理において、会員カード2を受付中で、所有玉数に貯玉数が含まれる場合には、持玉数よりも優先して貯玉数から減算する。この場合には、受付中の会員カードの会員IDと減算する貯玉数とを含む貯玉額減算要求を、場内通信部21bから会員管理装置61に対して送信して、該貯玉額減算要求に含まれる会員IDに対応付けて図1に示す貯玉DBで管理されている貯玉額から該貯玉額減算要求に含まれる貯玉数に相当する額を減算した後の貯玉額を含む貯玉額減算完了通知が会員管理装置61から送信されてくるのを待機し、該貯玉額減算完了通知を受信すると、当該貯玉額減算完了通知に含まれる減算後の貯玉額に相当する貯玉数(即ち貯玉額を当該カードユニット20について予め設定されている交換単価(4円又は1円)で除算した値)を制御部22のRAMで記憶すると共に、交換玉数−貯玉数を制御部22のRAMで記憶している持玉数から減算する。例えば持玉数が500玉,貯玉数が500玉で、交換玉数の合算値が750玉である場合には、貯玉数から500玉,持玉数から250玉を減算して、持玉数250玉が残るようにする。ここで持玉数よりも優先して貯玉数から減算するのは、前記S73の貯玉再プレイ処理では手数料が徴収される一方、前記S75の持玉返却処理では手数料が徴収されないので、遊技者に不利にならないようにするためである。
S203の処理を行ったカードユニット20は、予約確定操作を受け付けた予約景品(即ち確定対象)が配送景品であるか否かを判定する(S204)。このS204で、確定対象が配送景品である(YES)と判定されたものについては、当該配送景品の予約IDを含む予約確定要求を、場外通信部21cからセンタ景品管理装置70に対して送信する一方(S205)、確定対象が配送景品でない(NO)、即ち場内景品であると判定されたものについては、当該場内景品の予約IDを含む予約確定要求を、場内通信部21bから場内景品管理装置63に対して送信する(S206)。
このS205の処理を行う場外通信部21c及びS206の処理を行う場内通信部21bは景品提供処理手段の一例であって、予約確定操作を受け付けたことを条件として、予約確定操作を受け付けた景品を遊技者に提供するための景品提供処理を行うものであり、ここでは場内景品の予約確定操作を受け付けたことを条件として、当該場内景品を遊技者に提供するための処理(即ち予約確定要求を場内景品管理装置63に送信する処理)を景品提供処理として行うと共に、配送景品の予約確定操作を受け付けたことを条件として、当該配送景品を遊技者に配送するための配送処理(配送情報登録処理)を行うセンタ景品管理装置70に対して該配送処理を行うための配送情報(予約確定要求)を送信する処理を景品提供処理として行う。これによれば、場内景品と配送景品の両方に対応することができるので、場内景品を遊技場において遊技者に提供するという従来のスタイルの景品交換と共に、配送景品を配送することにより遊技者に提供するという新しいスタイルの景品交換も行うことができる。
S205及び/又はS206の処理を行ったカードユニット20は、センタ景品管理装置70及び/又は場内景品管理装置63から送信されてくる提供登録完了通知の受信(S211),予約停止情報の受信(S212),提供処理済通知の受信(S213),又は在庫零通知の受信(S214)を待機する。
このS211で、センタ景品管理装置70から送信されてくる提供登録完了通知の受信が有ると(YES)、該提供登録完了通知に含まれる予約確定IDの各々について、当該予約確定IDと、当該予約確定IDに対応する一又は複数の予約景品である確定景品の予約ID,景品ID,景品名,交換単価,交換玉数,及び配送個数と、同一の配送区分,配送先情報,配送希望日時,及び問い合わせ先とを記録した配送レシート6(図3(a))を発行し、また場内景品管理装置63から送信されてくる提供登録完了通知の受信が有ると(YES)、該提供登録完了通知に含まれる一又は複数の予約景品である確定景品の予約ID,景品ID,景品名,交換単価,交換玉数,及び予約個数と、予約IDを示す予約IDバーコード7aとを記録した提供レシート7(図3(b))を発行すると共に、各確定景品の予約ID,景品名,交換玉数,及び配送個数を、確定内容として制御部22のRAMで記憶し、かつ各確定景品の予約内容を制御部22のRAMから消去して、該消去した確定景品よりも優先順位が低い各予約景品の優先順位を繰り上げる(S215)。例えば優先順位が1位の予約景品について予約確定が行われると、優先順位が2位以下の各予約景品の優先順位を1つずつ繰り上げる。なお確定内容の記憶は、カード返却ボタン16又は遊技終了ボタン(図示外)の操作が有ると(図20のS60でYES)、消去される(同S63)。
またS212で予約停止情報の受信が有ると(YES)、該予約停止情報に含まれる景品IDの景品が予約停止景品である旨をディスプレイ24に表示する(S216)。またS213で提供処理済通知の受信が有ると(YES)、該提供処理済通知に含まれる景品IDの景品が提供処理済である旨をディスプレイ24に表示する(S217)。さらにS214で在庫零通知の受信が有ると(YES)、該在庫零通知に含まれる景品IDの景品の在庫が無い旨をディスプレイ24に表示する(S218)。
S215,S216,S217,及びS218の処理を行ったカードユニット20は、予約確定要求に含まれる全ての予約IDに対応する景品IDについての提供登録完了通知,予約停止情報,提供処理済通知,又は在庫零通知の受信を待機し(S219)、該S219で全ての景品IDについての提供登録完了通知,予約停止情報,提供処理済通知,又は在庫零通知の受信が有ると(YES)、予約確定処理を終了して、メイン処理に戻る。
次にカードユニット20が行う確定取消処理を、図24に示すフローチャートに基づき、図31に示す画面図を参照しながら説明する。カードユニット20は、図20に示すように、図27のD112a,D112b,又はD112cに示すメニュー画面で「確定取消」ボタンの操作が有ると(S59でYES)、図24に示す確定取消処理を行う(S79)。
まずカードユニット20は、制御部22のRAMで確定内容の記憶が有るか否かを判定する(S301)。ここで制御部22のRAMで確定内容の記憶が有る場合とは、当該カードユニット20で予約確定処理が行われて確定内容が記憶された場合(図23のS215)である。このS301で確定内容の記憶が無い(NO)と判定された場合には、確定しているものが無い旨をディスプレイ24に表示し(S302)、該表示をしてから所定時間が経過すると、確定取消処理を終了して、メイン処理に戻る。
一方、S301で確定内容の記憶が有る(YES)と判定された場合には、取消済フラグの記憶が有るか否かを判定する(S303)。この取消済フラグは、当該カードユニット20において当該遊技者により行われた予約確定の取消操作を1回に限って認めるために、後述するS313で制御部22のRAMに記憶されるものである。このように予約確定の取消操作を1回に限って認めるのは、例えば提供を受ける意思のない多数の景品について予約確定操作と取消操作とが行われると、景品交換システム1の処理負荷が過大になると共に、提供を受ける意思のない景品について予約確定操作が行われた結果、図13(b)の予約・確定累計数DBに示す確定累計数が加算されて在庫数に達すると、当該景品の提供を受ける意思のある遊技者が予約確定を行うことができなくなってしまうという問題が生ずるからである。なお取消済フラグの記憶は、カード返却ボタン16又は遊技終了ボタン(図示外)の操作が有ると(図20のS60でYES)、消去される(同S63)。このS303で取消済フラグの記憶が有る(YES)と判定された場合には、2回以上の取消はできない旨をディスプレイ24に表示し(S302)、該表示をしてから所定時間が経過すると、確定取消処理を終了して、メイン処理に戻る。
一方、S303で取消済フラグの記憶が無い(NO)と判定された場合には、図31のD142に示す画面をディスプレイ24に表示する(S305)。このD142では、所有玉数と、いずれか1つの予約確定を取り消すことができる旨とが表示されると共に、記憶している確定内容に基づいて、当該カードユニット20で予約確定された各確定景品の景品名,交換玉数,及び個数が表示され、かつ各確定景品について、当該確定景品の予約確定の取消操作を受け付けるための「取消」ボタンが表示される。このD142の画面を表示するディスプレイ24は取消操作受付手段の一例であって、景品提供処理(S205,S206)による景品の提供を取りやめるための取消操作を遊技者から受け付けるものである。
S305の処理を行ったカードユニット20は、D142におけるいずれかの「取消」ボタンの操作を待機し(S306)、該S306でいずれかの「取消」ボタンの操作が有ると(YES)、取消操作を受け付けた確定景品(即ち取消対象)が配送景品であるか否かを判定する(S307)。このS307で、取消対象が配送景品である(YES)と判定された場合には、当該配送景品の予約IDを含む確定取消要求を、場外通信部21cからセンタ景品管理装置70に対して送信する一方(S308)、取消対象が配送景品でない(NO)、即ち場内景品であると判定された場合には、当該場内景品の予約IDを含む確定取消要求を、場内通信部21bから場内景品管理装置63に対して送信する(S309)。
S308又はS309の処理を行ったカードユニット20は、センタ景品管理装置70又は場内景品管理装置63から送信されてくる取消完了通知の受信を待機し(S310)、該S310で取消完了通知の受信が有ると(YES)、加算処理を行う(S311)。S311の加算処理では、D142で「取消」ボタンが操作された確定景品の交換玉数を、制御部22のRAMで記憶している持玉数又は貯玉数に加算する。
このS311の処理を行う制御部22は加算処理手段の一例であって、取消操作を受け付けたことを条件として、当該取消操作の対象である景品の交換遊技媒体数(交換玉数)を所有遊技媒体数(所有玉数=持玉数+貯玉数)に加算するための処理を行うものである。これによれば、例えば予約確定操作を行った後に、残存する所有玉数を使い切ってしまったような場合に、該予約確定操作に基づく景品提供処理による景品の提供を取りやめるための取消操作を受け付けると、当該取消操作の対象である景品の交換玉数が所有玉数に加算されることにより、予約確定操作に使用した交換玉数を再び遊技に使用できるようになるので、遊技者の利便性を向上することができる。
この加算処理において、取消操作の対象である確定景品の交換玉数のうち、持玉数から減算された分については持玉数に加算し、貯玉数から減算された分については貯玉数に加算する。このようにするのは、仮に貯玉数から減算された分を持玉数に加算すると、該加算分について持玉返却処理が行われた場合に、該加算分について貯玉再プレイ処理が行われた場合の手数料を徴収できなくなり、これの悪用(例えば提供の受ける意思のない景品について、貯玉数を使用して予約確定を行い、該予約確定を取り消して、交換玉数に相当する貯玉数を持玉数に加算する)が行われると、遊技場にとって著しく不利益になるからである。
S311の処理を行ったカードユニット20は、交換玉数を所有玉数に加算した旨をディスプレイ24に表示して(S312)、前記取消済フラグを制御部22のRAMで記憶し(S313)、確定取消処理を終了して、メイン処理に戻る。
次にカードユニット20が行う確定可能報知処理を、図25に示すフローチャートに基づき、図31に示す画面図を参照しながら説明する。カードユニット20は、図20に示すように、持玉数加算処理が終了すると(S74a)、図25に示す確定可能報知処理を行う(S74b)。
まずカードユニット20は、制御部22のRAMで予約内容の記憶が有るか否かを判定する(S401)。このS401で予約内容の記憶が無い(NO)と判定された場合には、確定可能報知処理を終了して、メイン処理に戻る。一方、S401で予約内容の記憶が有る(YES)と判定された場合には、制御部22のRAMで記憶している順位カウンタnを1つ加算し(S402)、前記記憶している予約内容に基づいて、該順位カウンタnが示す優先順位までの予約景品を抽出して(S403)、制御部22のRAMで記憶している持玉数と貯玉数の合算値である所有玉数が、該抽出された全ての予約景品が交換可能な交換玉数も達したか否か(即ち所有玉数が抽出した全ての予約景品の交換玉数の合算値以上であるか否か)を判定する(S404)。このS404で所有玉数が当該全ての予約景品の交換玉数の合算値以上である(YES)と判定された場合には、S402に戻る。
一方、S404で所有玉数が当該全ての予約景品の交換玉数の合算値未満である(NO)と判定された場合には、図31のD143に示す画面をディスプレイ24に表示する(S405)。このD143では、所有玉数と、前記順位カウンタnが示す優先順位までの予約景品の予約確定が可能になった旨とが表示されると共に、記憶している予約内容(各予約景品の予約ID,景品ID,優先順位,景品名,交換単価,交換玉数,及び予約個数)に基づいて、前記順位カウンタnが示す優先順位までの各予約景品の景品名,交換玉数,及び予約個数が表示され、かつ各予約景品について予約確定操作を受け付けるための「確定」ボタンと、該「確定」ボタンが操作された予約景品の予約確定を実行するための「確定実行」ボタンと、予約確定を実行しないための「SKIP」ボタンとが表示される。本例では、所有玉数が3000玉であり、優先順位が1位の予約景品(ずわいがに)の交換玉数が2000玉,優先順位が2位の予約景品(いくら500g)の交換玉数が750玉,優先順位が3位の予約景品(マスクメロン)の交換玉数が1000玉なので、1位と2位の景品について「確定」ボタンが表示される。
このD143を表示するディスプレイ24は確定可能報知手段の一例であって、所有遊技媒体数(所有玉数=持玉数+貯玉数)が所定の優先順位(順位カウンタnが示す優先順位)までの全景品が交換可能な交換遊技媒体数(交換玉数)に達したことを条件として、当該優先順位までの全景品の予約が確定可能になった旨を報知するものであると共に、該報知された全景品について予約確定操作を受付可能とする前記予約確定操作受付手段として機能するものである。
S405の処理を行ったカードユニット20は、前記順位カウンタnをリセットして(S406)、D143における一以上の「確定」ボタンの操作及び「確定実行」ボタンの操作(S407),又は「SKIP」ボタンの操作(S408)を待機する。このS408で「SKIP」ボタンの操作が有ると(YES)、確定可能報知処理を終了して、メイン処理に戻る。
一方、S407で一以上の「確定」ボタンの操作及び「確定実行」ボタンの操作が有ると(YES)、図23に示す予約確定処理を行い(S409)、該予約確定処理が終了すると、確定可能報知処理を終了して、メイン処理に戻る。これによれば、所有玉数が所定の優先順位までの全景品が交換可能な交換玉数に達すると、当該優先順位までの全景品の予約が確定可能になった旨が報知されるので、遊技者が予約の確定を希望する優先順位の高い景品から予約を確定することができる。なおD143で全予約景品について予約確定操作が行われても、当該全予約景品の交換玉数の合算値は必ず所有玉数以下であるため、図23に示す予約確定処理において、S201では必ずYESと判定される。
次にカードユニット20が行う優先表示景品表示処理を、図26に示すフローチャートに基づき、図31に示す画面図を参照しながら説明する。カードユニット20は、図20に示すように、確定可能報知処理が終了すると(S74b)、図26に示す優先表示景品表示処理を行う(S74c)。
まずカードユニット20は、制御部22のRAMで記憶している表示景品のうち優先表示景品と設定されているもの(即ち優先表示フラグ1の表示景品)が有るか否かを判定する(S501)。このS501で優先表示景品と設定されているものが無い(NO)と判定された場合には、優先表示景品表示処理を終了して、メイン処理に戻る。一方、S501で優先表示景品と設定されているものが有る(YES)と判定された場合には、該優先表示景品を1つ抽出して(S502)、制御部22のRAMで記憶している持玉数と貯玉数の合算値である所有玉数が、該抽出された優先表示景品の交換玉数以上であるか否かを判定する(S503)。
このS503で所有玉数が当該優先表示景品の交換玉数以上である(YES)と判定された場合には、当該優先表示景品を表示手段で表示する景品としてセットして(S504)、S505に進む。一方、S503で所有玉数が当該優先表示景品の交換玉数未満である(NO)と判定された場合にも、S505に進む。S505では、全ての優先表示景品の抽出を終了したか否かを判定する。このS505で全ての優先表示景品の抽出を終了していない(NO)と判定された場合には、S502に戻って次の優先表示景品を抽出する。
一方、S505で全ての優先表示景品の抽出を終了した(YES)と判定された場合には、図31のD144に示す画面をディスプレイ24に表示する(S506)。このD144では、所有玉数と、おすすめ景品(優先表示景品)について予約確定が可能になった旨とが表示されると共に、記憶している景品情報に基づいて、S504でセットされた各優先表示景品の景品名,及び交換玉数が表示され、かつ各優先表示景品について予約確定操作を受け付けるための「確定」ボタンと、該「確定」ボタンが操作された予約景品の予約確定を実行するための「確定実行」ボタンと、予約確定を実行しないための「SKIP」ボタンとが表示される。
このD144を表示するディスプレイ24は、所有遊技媒体数(所有玉数=持玉数+貯玉数)が優先表示景品の交換遊技媒体数(交換玉数)に達したことを条件として、当該優先表示景品を表示する前記表示手段として機能するものであると共に、該優先表示景品が表示されたことを条件として、当該優先表示景品について予約確定操作を受付可能とする前記予約確定操作受付手段として機能するものである。
S506の処理を行ったカードユニット20は、D144における一以上の「確定」ボタンの操作及び「確定実行」ボタンの操作(S507),又は「SKIP」ボタンの操作(S508)を待機する。このS508で「SKIP」ボタンの操作が有ると(YES)、優先表示景品表示処理を終了して、メイン処理に戻る。
一方、S507で一以上の「確定」ボタンの操作及び「確定実行」ボタンの操作が有ると(YES)、前記図30のD132〜D135に示す画面をディスプレイ24に表示して(S509)、D132で配送区分(遊技場又は自宅)の選択,D133で配送先情報の確認,D134で配送希望日時の入力,及びD135で配送先情報の入力を受け付ける。ただしD134では、「予約実行」ボタンに代えて「確定実行」ボタンを表示する。このD134で、「確定実行」ボタンの操作が有ると、図23に示す予約確定処理を行い(S510)、該予約確定処理が終了すると、優先表示景品表示処理を終了して、メイン処理に戻る。これによれば、所有玉数が優先表示景品の交換玉数に達すると、該優先表示景品が表示されるので、効果的に景品交換を促すことができる。なおD144で複数の優先表示景品について予約確定操作が行われた結果、当該優先表示景品の交換玉数の合算値が所有玉数を超える場合には、図23に示す予約確定処理において、S201でNOと判定され、S202の処理を行った後、S506に進む。
また予約確定処理において、S205では、会員カード2又は景品交換カード3を受付中であれば、D141で選択された景品の景品ID及び予約個数(ここでは1個)と、D132で選択された配送区分(遊技場又は自宅)を示す情報と、遊技者特定情報である会員ID又は景品会員IDと、D134で入力された配送希望日時を示す情報とを含む予約確定要求を、場外通信部21cからセンタ景品管理装置70に対して送信し、会員カード2又は景品交換カード3を受付中でなければ、D141で選択された景品の景品ID及び予約個数(ここでは1個)と、D132で選択された配送区分(遊技場又は自宅)を示す情報と、D135で入力された遊技者特定情報である配送先情報と、D134で入力された配送希望日時を示す情報とを含む予約確定要求を、場外通信部21cからセンタ景品管理装置70に対して送信する。さらに予約確定処理において、S206では、会員カード2又は景品交換カード3を受付中であるか否かに拘わらず、D141で選択された景品の景品ID及び予約個数(ここでは1個)を含む予約確定要求を、場内通信部21bから場内景品管理装置63に対して送信する。これらS205又はS206で送信する予約確定要求は、既に行われている予約の確定を要求するものではなく、新たに選択された景品の提供を要求するものであって、以下においては「第2の予約確定要求」と称する。
次にPOS端末40について説明する。POS端末40は、遊技場内における景品交換カウンタに設けられ、図1に示すように接続される通信部41,制御部42,ディスプレイ43,入力装置44,及びバーコードリーダ45等を有するコンピュータであり、図32に示すような外観を呈する。
通信部41は、会員管理装置61,計数値管理装置62,及び場内景品管理装置63と通信可能に接続されている。制御部42は、CPU,RAM,ROM,EEPROM等を備えており、ROMに記憶されている処理プログラムがRAMを作業領域としてCPUで実行されることにより、POS端末40に備えられる各構成要素の動作を制御して各種の処理を行うものである。
ディスプレイ43は、各種の情報を表示する表示デバイスであって、例えば液晶ディスプレイであり、入力装置44は、各種の情報の入力を受け付ける入力デバイスであって、例えばキーボードやマウスである。バーコードリーダ45は、計数レシート5に記録されている計数バーコード5a,会員カード2に記録されているバーコード,提供レシート7に記録されている予約IDバーコード7a,及び場内景品に付されているバーコードを読み取るものである。
このPOS端末40が行う減算処理,提供レシート受付処理,及び予約不能景品提供処理については、図35を参照して後述する。
次に予約確定端末50について説明する。予約確定端末50は、遊技場内における景品交換カウンタに設けられ、図1に示すように接続される通信部51,制御部52,ディスプレイ53,入力装置54,配送レシートプリンタ56,及びカードR/W57等を有するコンピュータであり、図33に示すような外観を呈する。
この予約確定端末50は、前記減算処理を行うPOS端末40と別個に設けられ、該減算処理が行われたか否かに拘わらず、後述する予約確定処理において、予約確定要求を送信する(つまりPOS端末40と予約確定端末50とが連動していない)ものである。このように、予約確定端末50がPOS端末40と別個に設けられ、該POS端末40と連動していないのは、現状において、POS端末40はほぼ全ての遊技場に既に設けられており、後付の予約確定端末50と連動させようとした場合には、POS端末40側のインターフェイスを改造しなければならないが、複数存在する全てのPOS端末40のメーカがインターフェイスの改造に対応するとは限らないし、予約確定端末50としても各メーカのPOS端末40に対応して連動するものを製造するとコストが高くなってしまうからである。
通信部51は、前述の如く、ルータ64及び図示しないインターネットを介して、センタ景品管理装置70の通信部71と通信可能に接続されている。制御部52は、CPU,RAM,ROM,EEPROM等を備えており、ROMに記憶されている処理プログラムがRAMを作業領域としてCPUで実行されることにより、予約確定端末50に備えられる各構成要素の動作を制御して各種の処理を行うものである。このEEPROMでは、店員を個々に識別可能な店員識別情報である店員IDと、当該店員の暗証番号とが、対応付けて記憶されている。
ディスプレイ53は、各種の情報を表示する表示デバイスであって、例えば液晶ディスプレイであり、入力装置54は、各種の情報の入力を受け付ける入力デバイスであって、例えばキーボードやマウスである。配送レシートプリンタ56は、図3(a)に示す配送レシート6を印刷し、配送レシート排出口56aから排出して発行するものである。カードR/W57は、カード挿入口57aから会員カード2の挿入を受け付けて、該会員カード2のICチップから会員ID及び予約内容を読み取り、またカード挿入口57aから景品交換カード3の挿入を受け付けて、該景品交換カード3のICチップから景品会員ID及び予約内容を読み取るものである。
ここで図34を参照して、ディスプレイ53に表示される画面について説明する。この予約確定端末50は、遊技場の店員が操作するものである。まず初期状態では、D151に示すログイン画面が表示される。このD151では、当該予約確定端末50を操作する店員の店員IDと暗証番号の入力欄が表示されており、該店員が入力装置54を操作して、店員IDと暗証番号を入力してログインボタン(図示外)を操作すると、該入力された店員ID及び暗証番号と、制御部52のEEPROMで記憶している店員ID及び暗証番号とが照合され、照合OKであれば、D152に示すメニュー画面が表示される。このD152では、メニューを選択するためのボタンとして、「景品パッケージ選択」ボタン,「景品配送(予約確定)」ボタン,及び「配送取消」ボタンが表示される。
このD152で、「景品パッケージ選択」ボタンを操作すると、センタ景品管理装置70に対して、図11に示す景品パッケージDBで記憶(設定)されている景品パッケージ情報の送信が要求され、該センタ景品管理装置70から、景品パッケージDBで記憶(設定)されているすべての景品パッケージについて、景品提供業者,景品パッケージID,及び景品パッケージ名とを受信すると、それらが一時的に記憶されて、D153に示す画面が表示される。このD153では、前記記憶している景品提供業者を示す景品提供業者ボタンが表示される。このD153で、遊技場が希望する景品提供業者に対応する景品提供業者ボタン(ここではX社)を操作すると、D154で、前記記憶している景品パッケージのうち、該操作された景品提供業者ボタンに対応する景品提供業者が提供する景品パッケージの景品パッケージ名を示す景品パッケージボタンが表示される。
このD154で、遊技場が希望する景品パッケージに対応する景品パッケージボタンを操作すると、センタ景品管理装置70に対して、該操作された景品パッケージボタンに対応する景品パッケージの景品パッケージIDが送信され、該センタ景品管理装置70から、当該景品パッケージIDに対応付けて図11に示す景品パッケージDBで登録されている景品IDの全景品(即ち景品パッケージに含まれる全景品)について、図10に示す景品情報DBから抽出した景品名,詳細情報,及び価格を示す景品リストを受信すると、D155に示す画面で、該受信した景品リストが表示される。
このD155で、入力装置に設けられている決定ボタンを操作すると、D153で操作されたボタンに対応する景品提供業者及びD153で操作されたボタンに対応する景品パッケージ(即ち遊技場が希望する景品提供業者及び景品パッケージ)の景品パッケージIDを含み、当該景品パッケージを選択する旨の景品パッケージ登録要求が、センタ景品管理装置70に対して送信される。このように、遊技場は、景品の種別や交換玉数から検索可能な景品を含む景品パッケージ(例えば「水産物A」,「オススメ食品A」,「タバコA」,「得々景品A」等)と、パッケージ景品表示処理の対象となる景品パッケージ(例えば「アイスクリームフェア」,「夏期限定フェア」等)の両方から、希望する景品パッケージを選択することができる。
前記D152で、「景品配送(予約確定)」ボタンを操作すると、D156に示す画面が表示される。このD156では、会員カード2又は景品交換カード3の挿入を促す旨が表示され、カードR/W57による会員カード2又は景品交換カード3の受付が有ると、D157に示す画面が表示される。このD157では、受け付けた会員カード2又は景品交換カード3から読み取った予約内容(各予約景品の予約ID,景品ID,優先順位,景品名,交換単価,交換玉数,及び予約個数)に基づいて、優先順位が高い順に、各予約景品の景品名,交換玉数,及び予約個数が表示され、かつ各予約景品について、当該予約景品の予約を確定する予約確定操作を受け付けるための「確定」ボタンと、該「確定」ボタンが操作された予約景品の予約確定を実行するための「確定実行」ボタンとが表示される。なお前述の如く、POS端末40と予約確定端末50とは連動していないので、各予約景品の交換玉数が遊技者の所有玉数以下であるか否か(即ち予約確定が可能で有るか否か)に拘わらず、全ての予約景品について「確定」ボタンが表示される。このD157で、一以上の「確定」ボタンの操作及び「確定実行」ボタンの操作が有ると、予約確定処理(図35のS42)を行うが、これについては後述する。
前記D152で、「配送取消」ボタンを操作すると、センタ景品管理装置70に対して、図16に示す配送情報DBで当該遊技場のデータテーブルに記憶されている配送情報の送信が要求され、該センタ景品管理装置70から、該配送情報(予約確定ID,確定日時,予約ID,景品ID,景品名,交換単価,交換玉数,配送個数,配送区分,配送先情報,及び配送希望日時)を受信すると、D158に示す画面で、該受信した配送情報が表示される。このD158で、取消を希望する配送情報をクリックして選択すると、該配送情報の予約確定IDを含む配送取消要求が、通信部51からセンタ景品管理装置70に対して送信される。
なお、図示しないが、遊技場に設けられ、センタ景品管理装置70と通信可能なパソコンにおいても、予約確定端末50と同様に、景品パッケージの選択を受け付けることが可能であると共に、取消を希望する提供情報(配送情報)の指定を受け付けることが可能である。
具体的には、該パソコンにおいて、図34のD151に示すのと同様のログイン画面が表示されている状態で、店員が入力装置を操作して、店員IDと暗証番号を入力してログインボタン(図示外)を操作すると、該入力された店員ID及び暗証番号と、パソコンの制御部のEEPROMで記憶している店員ID及び暗証番号とが照合され、照合OKであれば、D152に示すのと略同様のメニュー画面(以下、説明の便宜上、「D152a」と称する。)が表示される。このD152aでは、メニューを選択するためのボタンとして、「景品パッケージ選択」ボタン,及び「配送取消」ボタン(つまりD152から「景品配送(予約確定)」ボタンを除いたもの)が表示される。
このD152aで「景品パッケージ選択」ボタンを操作すると、予約確定端末50において前記D152で「景品パッケージ選択」ボタンを操作したのと同様の処理(D153〜D155)が、当該パソコンにおいて行われて、D153で操作されたボタンに対応する景品提供業者及びD153で操作されたボタンに対応する景品パッケージ(即ち遊技場が希望する景品提供業者及び景品パッケージ)の景品パッケージIDを含み、当該景品パッケージを選択する旨の景品パッケージ登録要求が、センタ景品管理装置70に対して送信される。またD152aで「配送取消」ボタンを操作すると、予約確定端末50において前記D152で「配送取消」ボタンを操作したのと同様の処理(D158)が、当該パソコンにおいて行われて、D158で選択された配送情報の予約確定IDを含む配送取消要求が、センタ景品管理装置70に対して送信される。
次に、図35〜図41を参照して、第1実施形態に係る景品交換システム1の作用について説明する。以下においては、図35をメインにして、各装置が行うサブルーチンを織り交ぜながら、景品交換システム1の作用について説明する。
まず景品交換システム1は、前提として、図35に示すS01〜S06の処理を行う。具体的には、配送管理装置80は、図5(a)に示す景品情報DBで記憶している景品情報,及び図5(b)に示す景品パッケージDBで記憶している景品パッケージ情報を、センタ景品管理装置70に対して送信し(S01)、該センタ景品管理装置70は、受信した景品情報を図10に示す景品情報DBで記憶すると共に、前記景品パッケージ設定手段である制御部72により、受信した景品パッケージ情報を図11に示す景品パッケージDBで記憶する(S02)。
またセンタ景品管理装置70は、図7(a)に示すように、前記景品パッケージ設定手段であるディスプレイ73及び入力装置74により、景品パッケージが設定されると、該設定された景品パッケージの景品パッケージ情報を、図11に示す景品パッケージDBで記憶すると共に、図7(b)に示すように、前記景品パッケージ更新手段であるディスプレイ73及び入力装置74により、設定された景品パッケージに含まれる景品が更新されると、該更新された景品を、図11に示す景品パッケージDBで記憶する(S03)。これによれば、センタ景品管理装置70において、景品の交換状況等に応じて、景品パッケージに含まれる景品を更新することができるので、景品交換をより促進することができる。なおS03では、景品情報DBにおいて、更新された景品のうち、削除された景品の景品IDに対応付けて、前記景品パッケージが選択されている遊技場について、表示フラグ0(即ち当該景品が表示景品でない旨)を登録する。
また予約確定端末50は、図34のD153〜D155に示すように、遊技場が希望する景品提供業者及び景品パッケージの選択を受け付けると(S04)、該選択された景品パッケージの景品パッケージIDを含む景品パッケージ登録要求を、センタ景品管理装置70に対して送信し(S05)、該センタ景品管理装置70は、前記景品パッケージ選択受付手段である通信部71により、該景品パッケージ登録要求を受信して、図11に示す景品パッケージDBにおいて、該景品パッケージ登録要求に含まれる景品パッケージIDに対応する当該遊技場の景品パッケージ選択フラグ1を登録する(S06)。これによれば、センタ景品管理装置70において、遊技場が希望する景品提供業者の景品パッケージの選択を受け付けることができるので、景品交換をより促進することができる。
次に景品交換システム1は、遊技場の営業開始前に、図35に示すS10〜S14の処理を行う。具体的には、センタ景品管理装置70は、選択不能景品受付手段であるディスプレイ73及び入力装置74により、選択不能景品の指定を受け付けると、選択不能処理手段である制御部72により、図10に示す景品情報DBにおいて、該指定された景品の景品IDに対応付けて、前記D14aで選択した遊技場について、選択不能フラグ1(即ち当該景品が選択不能景品である旨)を登録すると共に、表示フラグ0(即ち当該景品が表示景品でない旨)を登録することにより、当該選択不能景品をカードユニット20で選択不能とするための選択不能景品指定処理を行う(S10)。またセンタ景品管理装置70は、解除受付手段であるディスプレイ73及び入力装置74により、選択不能景品の解除の指定を受け付けると、制御部72により、図10に示す景品情報DBにおいて、該指定された景品の景品IDに対応付けて、前記D14aで選択した遊技場について、選択不能フラグ0(即ち当該景品が選択不能景品でない旨)を登録すると共に、表示フラグ1(即ち当該景品が表示景品である旨)を登録することにより、当該景品をカードユニット20で選択可能とするための選択不能景品解除処理を行う(S10)。
そしてセンタ景品管理装置70は、選択不能処理手段である通信部71により、当該遊技場について選択された景品パッケージの景品パッケージ情報(ここでは景品パッケージID,大区分,小区分,景品パッケージ名,パッケージ景品表示フラグ,及び景品ID)と、該景品パッケージに含まれる景品から選択不能景品(即ち選択不能フラグ1が登録されている景品)を除いた景品の景品情報(ここでは景品ID,大区分,小区分,景品名,詳細情報,及び交換玉数)とを、当該遊技場に設けられるカードユニット20で表示する景品の景品情報として、カードユニット20に対して送信し(S13)、該カードユニット20は、当該選択不能景品を除いた景品を選択可能とするための処理を行う(S14)。
これによれば、センタ景品管理装置70において、予め設定された複数の景品パッケージのうち、遊技場が希望する景品パッケージの選択を受け付け、該選択された景品パッケージに含まれる景品が当該遊技場に設けられるカードユニット20で表示するための処理が行われるので、遊技場の客層や土地柄や季節に応じて、該遊技場が希望する景品を提供でき、遊技者に対して景品交換を促進することができると共に、前記選択された景品パッケージに含まれる景品のうち指定を受け付けた選択不能景品をカードユニット20で選択不能とするための処理が行われるので、遊技場が希望しない景品は提供しないようにすることができ、遊技場側の利便性を向上することができる。例えば遊技場が選択した景品パッケージに含まれる前記配送景品と、遊技場が仕入れて提供している前記場内景品とが重複している場合において、場内景品の提供を継続する一方で配送景品の提供は行わない場合に、該配送景品を選択不能とすることができる。特に配送景品の価格と場内景品の価格とが異なる場合において、両景品をそのまま提供すると、同一景品について異なる価格で景品交換が行われるという不都合が生ずるが、本発明によれば、配送景品を選択不能景品とすることにより、かかる不都合を回避することができる。
また選択不能景品の指定を解除することにより、該景品をカードユニット20で選択可能とすることができるので、遊技場側の利便性をさらに向上することができる。例えば遊技場が選択不能景品と同一の前記場内景品の提供を取りやめる場合には、該選択不能景品の指定を解除することにより、該選択不能景品である配送景品を選択可能とすることができる。
また配送管理装置80は、図5(a)に示す景品情報DBで記憶している景品情報のうち、新たに追加された景品と在庫数が変更された景品の景品情報を、在庫数情報として、センタ景品管理装置70に対して送信し(S11)、該センタ景品管理装置70は、前記在庫数情報受付手段である通信部71により、該在庫数情報を受信して、前記在庫数登録手段である制御部72により、図10に示す景品情報DBにおいて、該在庫数情報が示す在庫数を登録して更新する(S12)。これによれば、センタ景品管理装置70において、受け付けた在庫数情報に基づいて在庫数の登録が行われるので、該登録作業の負担が軽減される。なお、在庫数がNULLである景品については、在庫数を登録する必要がないので、登録作業の負担がさらに軽減される。またセンタ景品管理装置70は、景品情報DBで在庫数を登録して更新すると、前述の如く、図15に示す上限値DBにおいて、個別上限値を更新する(同S12)。
またセンタ景品管理装置70は、前記景品表示処理手段である制御部72及び前記景品情報送信手段である通信部71により、当該遊技場について選択された景品パッケージの景品パッケージ情報(ここでは景品パッケージID,大区分,小区分,景品パッケージ名,パッケージ景品表示フラグ,及び景品ID)と、該景品パッケージに含まれる景品から予約停止景品(即ち予約停止フラグ1が登録されている景品)を除いた景品の景品情報(ここでは景品ID,大区分,小区分,景品名,詳細情報,及び交換単価4円と1円の交換玉数)とを、当該遊技場に設けられるカードユニット20で表示する景品の景品情報として、カードユニット20に対して送信し(S13)、該カードユニット20は、前記重複景品排除処理を行う(S14)。
これによれば、センタ景品管理装置70において、予め設定された複数の景品パッケージのうち、遊技場が希望する景品パッケージの選択を受け付け、該選択された景品パッケージに含まれる景品が当該遊技場に設けられるカードユニット20で表示するための処理が行われるので、遊技場の客層や土地柄や季節に応じて、該遊技場が希望する景品を提供でき、遊技者に対して景品交換を促進することができると共に、遊技場が希望する複数の景品パッケージに同一の景品が重複して含まれている場合であっても、該景品が1つのみ表示されるので、該景品が重複して表示されることがない。またセンタ景品管理装置70からカードユニット20に送信される景品情報から、予約停止景品の景品情報が除かれ、カードユニット20において、該景品情報を受信した後は、予約停止景品を選択できなくなるので、遊技者による無駄な操作が無くなり、遊技者の利便性を向上できる。
さらに場内景品管理装置63は、図17(a)に示す景品情報DBで記憶している景品情報を、カードユニット20に対して送信し(S13a)、該カードユニット20は、前記場内景品表示処理を行う(S14a)
次に景品交換システム1は、遊技場の営業中に、図35に示すS21〜S64の処理を行う。まずカードユニット20が、前記図21に示す配送先登録処理を行い(S21)、前記配送先登録要求を、センタ景品管理装置70に対して送信すると(図21のS84)、該センタ景品管理装置70は、図13(a)に示す配送先DBにおいて、受信した配送先登録要求に含まれる会員ID又は景品会員IDに対応付けて配送先情報(氏名,郵便番号,住所,及び電話番号)を登録する(S22)。
またカードユニット20が、前記図22に示す景品予約処理を行い(S31)、前記予約要求を、センタ景品管理装置70に対して送信すると(図22のS114)、該センタ景品管理装置70は、図36に示す予約内容登録処理を行う(S32)。
まずセンタ景品管理装置70は、カードユニット20から送信されてくる予約要求の受信を待機し(S1101)、該予約要求の受信が有ると(YES)、制御部72により、上限値判定処理を行う(S1106)。この上限値判定処理を行う制御部72は、前記未提供予約特定手段(制御部72,未提供予約個数・価格DB)により特定された未提供予約個数又は未提供予約価値(未提供予約価格)と、前記上限値設定手段(制御部72,上限値DB)により設定された上限値とに基づいて、当該予約を行う遊技者について予約が可能であるか否かを判定する上限値判定手段として機能するものである。
この上限値判定処理を行う制御部72は、図37(a)に示すように、まずS1150で、上限値DBにおいて上限値判定基準として個数が設定されているか否かを判定する。この第1実施形態では、図12に示すように、上限値判定基準として個数が設定されているので、S1150でYESと判定されて、S1151に進む。なお第2実施形態では、図44に示すように、上限値判定基準として価格が設定されているので、S1150でNOと判定されて、S1171に進むが、これについては後述する。
S1151では、図12に示す上限値DBにおいて設定されている全体上限値である全体上限個数と、前記予約要求に含まれる遊技者特定情報に対応付けて図15に示す未提供予約個数・価格DBで記憶されている当該遊技者の全体未提供予約個数とが抽出される。具体的には、S1101で受信した予約要求が会員予約要求ならば、該会員予約要求に含まれる会員ID又は景品会員IDに対応付けて未提供予約個数・価格DBで記憶されている全体未提供予約個数が抽出され、S1101で受信した予約要求がビジタ予約要求ならば、該ビジタ予約要求に含まれる配送先情報に対応付けて未提供予約個数・価格DBで記憶されている全体未提供予約個数が抽出される。なお未提供予約個数・価格DBで当該遊技者特定情報が記憶されていない場合、即ち当該遊技者について当日に予約内容登録処理が行われていない場合には、当該遊技者の全体未提供予約個数として0が抽出される。
次にS1152では、S1151で抽出された全体上限個数及び全体未提供予約個数と、前記予約要求に含まれる各景品の予約個数の合算値である全予約個数とに基づいて、全体上限個数−(全体未提供予約個数+全予約個数)≧0の判定式pを満たすか否かで、当該遊技者について予約が可能であるか否かを判定する。このS1152の判定を行う制御部72は、前記未提供予約特定手段(制御部72,未提供予約個数・価格DB)により特定された全体未提供予約個数と、前記上限値設定手段(制御部72,上限値DB)により設定された全体上限値とに基づいて、当該予約を行う遊技者について予約が可能であるか否かを判定する前記上限値判定手段として機能するものである。このS1152で、判定式pを満たす(YES)、即ち当該遊技者について予約が可能であると判定された場合には、S1153に進み、判定式pを満たさない(NO)、即ち当該遊技者について予約が可能でないと判定された場合には、S1161に進む。
具体的には、図12に示す上限値DBにおいて、全体上限値として30個が設定されている状態で、図15に示す未提供予約個数・価格DBにおいて、全体未提供予約個数として3個が特定されている、会員IDがAM−00001である遊技者から、全予約個数が1個である予約要求が送信されてきた場合には、全体上限個数30個−(全体未提供予約個数3個+全予約個数1個)≧の判定式pを満たすので、S1153に進むが、全体未提供予約個数として30個が特定されている、会員IDがAM−00002である遊技者から、全予約個数が1個以上である予約要求が送信されてきた場合には、全体上限個数30個−(全体未提供予約個数30個+全予約個数1個)≧の判定式pを満たさないので、S1161に進む。
S1153では、前記予約要求に含まれる一又は複数の景品IDのうちの一の景品IDに対応付けて図12に示す上限値DBにおいて設定されている個別上限値である個別上限個数と、前記予約要求に含まれる遊技者特定情報に対応付けて図15に示す未提供予約個数・価格DBで記憶されている当該景品IDの景品の個別未提供予約個数とが抽出される。具体的には、S1101で受信した予約要求が会員予約要求ならば、該会員予約要求に含まれる会員ID又は景品会員IDに対応付けて未提供予約個数・価格DBで記憶されている当該景品の個別未提供予約個数が抽出され、S1101で受信した予約要求がビジタ予約要求ならば、該ビジタ予約要求に含まれる配送先情報に対応付けて未提供予約個数・価格DBで記憶されている当該景品の個別未提供予約個数が抽出される。なお未提供予約個数・価格DBで当該景品IDが記憶されていない場合、即ち当該景品IDの景品について当日に予約内容登録処理が行われていない場合には、当該景品の個別未提供予約個数として0が抽出される。
次にS1154では、S1153で抽出された当該景品の個別上限個数及び個別未提供予約個数と、前記予約要求に含まれる当該景品の予約個数とに基づいて、個別上限個数−(個別未提供予約個数+予約個数)≧0の判定式qを満たすか否かで、当該遊技者について予約が可能であるか否かを判定する。このS1154の判定を行う制御部72は、前記未提供予約特定手段(制御部72,未提供予約個数・価格DB)により特定された個別未提供予約個数と、前記上限値設定手段(制御部72,上限値DB)により設定された個別上限値とに基づいて、当該予約を行う遊技者について予約が可能であるか否かを判定する前記上限値判定手段として機能するものである。このS1154で、判定式qを満たす(YES)、即ち当該遊技者について予約が可能であると判定された場合には、S1155に進み、判定式qを満たさない(NO)、即ち当該遊技者について予約が可能でないと判定された場合には、S1161に進む。
具体的には、図12に示す上限値DBにおいて、景品IDがKX−000002の景品の個別上限個数として12個が設定されている状態で、図15に示す未提供予約個数・価格DBにおいて、当該景品の個別未提供予約個数として10個が特定されている、会員IDがAM−00003である遊技者から、当該景品の予約個数が2個以下(例えば2個)である予約要求が送信されてきた場合には、当該景品の個別上限個数12個−(当該景品の未提供予約個数10個+当該景品の予約個数2個)≧0の判定式qを満たすので、S1153に進むが、当該遊技者から、当該景品の予約個数が3個以上(例えば3個)である予約要求が送信されてきた場合には、当該景品の個別上限個数12個−(当該景品の未提供予約個数10個+当該景品の予約個数3個)≧の判定式qを満たさないので、S1161に進む。
これによれば、未提供予約景品の各種類毎の個数と、個別上限値とに基づいて判定(S1154)が行われると共に、全未提供予約景品の個数と、全体上限値とに基づいて判定(S1152)が行われ、しかも個別上限値は全体上限値よりも低い値に設定されるので、悪質な遊技者が、複数種類の景品を多量に予約するいたずらや、1種類の景品を多量に予約するいたずらを、効果的に防止できる。ここで個別上限値を全体上限値よりも低い値に設定しているのは、通常、多種類の景品を予約する方が、1種類の景品を予約する方よりも、予約個数が多くなる点を考慮して、いたずらでない正規の遊技者による予約が正常に受け付けられるようにするためである。つまり、1種類の景品について多量に予約が行われると、いたずらの可能性が高いが、多種類の景品について多量に予約が行われても、いたずらでない場合(例えば10種類の景品について各3個ずつ予約が行われる場合)もあるので、景品の種類によらない予約については、1種類の景品の予約よりも、比較的多くの予約を許容する一方で、1種類の景品の予約については、多くの予約を許容しないことにより、当該景品の在庫数が減少して正規の遊技者が予約できないといった事態を効果的に防止するためである。
S1155では、予約要求に含まれる全ての景品IDについてS1153の判定を行ったか否かを判定する。このS1155で全ての景品IDについて判定を行っていない(NO)と判定された場合には、S1153に戻る。一方、S1155で全ての景品IDについて判定を行った(YES)と判定された場合には、図36に示す予約内容登録処理に戻って、S1107に進む。
S1161では、上限値超え通知をカードユニット20に対して返信して、S1162に進む。このS1161の処理は、上限値判定手段により予約が可能でないと判定されたことを条件として、該判定の対象となった遊技者について予約内容登録処理を不能化するための処理である。これによれば、予約を行う遊技者について特定される未提供予約景品の個数と、遊技者1人あたりについて設定された上限値とに基づいて、該遊技者について予約が可能であるか否かが判定され(S1152,S1154)、予約が可能でないと判定されると、予約内容登録処理が不能化されるので、悪質な遊技者が交換するつもりのない多量の景品を前記上限値を超えていたずらに予約することを防止でき、当該いたずらの予約により在庫数が減少して正規の遊技者が予約できないといった事態を防止できる。
S1162では、S1152又はS1154で可能でないと判定された遊技者の遊技者特定情報を未提供予約個数・価格DBから抽出して、当該遊技者特定情報に対応付けて未提供予約個数・価格DBで記憶されている当日報知フラグが0であるか否かを判定する(S1163)。このS1163で当日報知フラグが0である(YES)と判定された場合には、当該遊技者特定情報に対応付けて未提供予約個数・価格DBで記憶されている当日報知フラグを1に更新すると共に(S1164)、該記憶されている上限値超え回数に1を加算して(S1165)、該加算後の上限値超え回数が前記設定された(即ち未提供予約個数・価格DBで記憶されている)上限値超え報知基準(ここでは3回)以上であるか否かを判定し(S1166)、このS1166で上限値超え回数が上限値超え報知基準以上である(YES)と判定された場合には、S1162で抽出した配送先情報と該上限値超え回数とをディスプレイ73に表示して(S1167)、図37(a)の上限値判定処理及び図36の予約内容登録処理を終了する。なおS1166で上限値超え回数が上限値超え報知基準未満である(NO)と判定された場合には、図37(a)の上限値判定処理及び図36の予約内容登録処理を終了する。またS1163で当日報知フラグが1である(NO)、即ち当日に既にS1164,S1165の処理が行われていると判定された場合にも、S1164以下に進まずに、図37(a)の上限値判定処理及び図36の予約内容登録処理を終了する。
ここでS1162の処理を行う制御部72は、前記上限値判定手段(制御部72,上限値DB)により予約が可能でないと判定された遊技者の遊技者特定情報を抽出する遊技者特定情報抽出手段として機能するものであり、ここでは予約が可能でないと判定されたことに基づいて、図15に示す未提供予約個数・価格DBで記憶している上限値超え回数を1日1回加算更新し、該上限値超え回数が上限値超え報知基準(ここでは3回)以上となったことを条件として、前記抽出した遊技者特定情報と該上限値超え回数をディスプレイ73で表示する処理を行う。これによれば、いたずらの予約をした可能性がある遊技者の遊技者特定情報を抽出することができるので、該遊技者に対して適切な対処(例えば遊技場に連絡をして注意を促したり、該遊技者について予約を停止したり)をすることができる。
図37(a)に示す上限値判定処理(S1106)が終了して、図36に示す予約内容登録処理に戻ると、前記予約要求に含まれる一又は複数の景品IDの各々について、S1107及びS1109の判定を行う。具体的には、該予約要求に含まれる一の景品IDから特定される景品が予約停止景品であるか否か、即ち図10に示す景品情報DBにおいて、該景品IDに対応付けて予約停止フラグ1(即ち予約停止景品である旨)が登録されているか否かを判定する(S1107)。このS1107の判定を行う制御部72は、S1106で受信した予約要求に含まれる景品IDから特定される景品が前記予約停止景品受付手段にて指定を受け付けた予約停止景品であるか否かを判定する予約停止景品判定手段として機能するものである。
このS1107で予約停止景品である(YES)と判定された場合には、該判定の対象となった景品IDを含む予約停止情報をカードユニット20に対して返信して(S1108)、S1122に進む。このS1107の処理を行う通信部71は、前記予約停止景品受付手段にて指定を受け付けた景品の予約を停止するための予約停止情報をカードユニット20に送信する予約停止情報送信手段として機能するものである。これによれば、不良品の発覚に応じて、センタ景品管理装置70において、予約を停止する景品の指定を受け付けて、該景品の予約を迅速に停止することができるので、事後的な対処が必要となる予約の件数を低減でき、景品を提供する側の手間や遊技者の迷惑を低減できる。具体的には、景品の予約を停止することにより、該景品に相当する有価価値を返却する必要が無くなるので、遊技場の手間を低減でき、また該景品の代替品を提供する必要が無くなるので、景品提供業者の手間を低減できる。また予約要求を受信したことに基づいて、該予約要求に含まれる景品IDから特定される景品が予約停止景品であれば、受動的に予約停止情報を返信するので、能動的に予約停止情報を送信する場合に比べて、処理の負荷が軽減される。
一方、S1107で予約停止景品でない(NO)と判定された場合には、前記予約要求に含まれる一の景品IDに対応付けて図10に示す景品情報DBで記憶している在庫数(以下、「在庫数a」と称する。)と、該景品IDに対応付けて図13(b)に示す予約・確定累計数DBで記憶している予約累計数(以下、「予約累計数b」と称する。)と、該予約要求に含まれる予約個数(以下、「予約個数c」と称する。)とに基づいて、在庫数a−(予約累計数b+予約個数c)≧0の判定式xを満たすか否かで、景品の予約が可能であるか否かを判定する(S1109)。このS1109の判定を行う制御部72は、在庫数登録手段に登録された在庫数aと、予約個数集計手段により集計された予約個数(予約累計数b)とに基づいて、景品の予約が可能であるか否かを判定すると共に、在庫数変更手段(通信部71)にて在庫数の変更を受け付けたことを条件として、該変更を受け付けた後の在庫数aと、予約個数集計手段により集計された予約個数(予約累計数b)とに基づいて、景品の予約が可能であるか否かを判定する在庫数判定手段として機能するものである。
このS1109で判定式xを満たさない(NO)、即ち景品の予約が可能でないと判定された場合には、該判定の対象となった景品IDを含む在庫零通知をカードユニット20に対して返信して(S1110)、S1122に進む。このS1110の処理は、在庫数判定手段により予約が可能でないと判定されたことを条件として、該判定の対象となった景品について予約内容登録処理を不能化するための処理である。これによれば、センタ景品管理装置70において、予め登録された在庫数aと、予約内容登録処理に供された予約個数の集計値である予約累計数bとに基づいて、景品の予約が可能であるか否かが判定され、予約が可能でないと判定されると、予約内容登録処理が不能化されるので、遊技者が予約をした景品を交換することができないという事態が生ずるおそれがない。
またS1110の処理を行う通信部71は、在庫数判定手段により予約が可能でないと判定されたことを条件として、該判定の対象となった景品の予約を停止するための予約停止情報である在庫零通知をカードユニット20に送信する予約停止情報送信手段として機能するものであり、ここでは予約要求を受信したことに応じて、在庫零通知をカードユニット20に送信するものである。これによれば、景品の在庫を管理する側において景品の在庫数に不測の変動が生じた場合であっても、センタ景品管理装置70において、図35の後述するS63に示すように、当該景品の在庫数の変更を受け付けて、該変更を受け付けた後の在庫数aと予約累計数bとに基づいて該景品の予約が可能でないと判定されると、該景品の予約を迅速に停止することができるので、事後的な対処が必要となる予約の件数を低減でき、景品を提供する側の手間や遊技者の迷惑を低減できる。具体的には、景品の予約を停止することにより、該景品に相当する有価価値を返却する必要が無くなるので、遊技場の手間を低減でき、また該景品の代替品を提供する必要が無くなるので、景品提供業者の手間を低減できる。また予約要求の受信に応じて、受動的に予約停止情報である在庫零通知を返信するので、能動的に予約停止情報を送信する場合に比べて、処理の負荷が軽減される。
一方、S1109で判定式xを満たす(YES)、即ち景品の予約が可能であると判定された場合には、図13(b)に示す予約・確定累計数DBにおいて、前記予約要求に含まれる景品IDに対応付けて記憶している予約累計数bに、該予約要求に含まれる予約個数cを加算して(S1111)、S1112に進む。このS1111の処理を行う制御部72は、各景品について、予約内容登録処理に供された予約個数(即ち予約・確定累計数DBで記憶している予約累計数)を集計する予約個数集計手段として機能するものである。
S1112では、予約IDを生成し、図14に示す予約情報DBにおいて、該生成された予約IDに対応付けて、予約情報として、前記予約要求に含まれる景品IDと、該景品IDに対応付けて図10に示す景品情報DBで記憶されている景品名,交換単価,及び交換玉数と、前記予約要求に含まれる予約個数,配送区分,遊技者特定情報である会員ID又は景品会員IDと配送先情報,及び配送希望日時とを登録し(S1113)、図15に示す未提供予約個数・価格DBにおいて、前述した未提供予約個数・価格登録処理を行って(S1114)、S1115に進む。
このS1113の処理を行う制御部72は、予約要求送信手段(カードユニット20の通信部)から送信されてきた予約要求に含まれる景品IDから特定される景品を遊技者に提供(配送)するための予約処理を行う予約処理手段として機能すると共に、該予約要求に対応する予約を識別可能な予約IDに対応付けて該予約要求に含まれる景品IDを登録する予約内容登録処理を行う予約内容登録手段として機能するものであり、ここでは予約要求に含まれる景品IDから特定される景品が複数であることに基づき、当該複数の景品の各々について予約IDを割り当てて予約内容登録処理を行うものである。またS1113の処理を行う制御部72は、遊技者を特定可能な遊技者特定情報(配送先情報)と予約内容登録処理に供された景品の景品IDとを対応付けて登録する遊技者特定情報登録手段として機能するものである。さらにS1114の未提供予約個数・価格登録処理を行う制御部72及び未提供予約個数・価格DBは、前記未提供予約特定手段として機能するものである。
S1115では、S1113において登録された予約ID,景品ID,景品名,交換単価,及び交換玉数を含む予約登録完了通知をカードユニット20に対して返信し、S1116で、予約要求に含まれる全ての景品IDについてS1107及びS1109の判定を行ったか否かを判定する。このS1122で全ての景品IDについて判定を行っていない(NO)と判定された場合には、S1107に戻る。一方、S1122で全ての景品IDについて判定を行った(YES)と判定された場合には、予約内容登録処理を終了する。
図35に戻り、カードユニット20が、前記図22に示す景品予約処理を行い(S31)、前記予約要求を、場内景品管理装置63に対して送信すると(図22のS119)、該場内景品管理装置63は、予約内容登録処理を行う(S32a)。この予約内容登録処理は、前記図36で説明したのと略同様の処理であるが、以下の各点が異なる。まずS1106の処理は行わない。またS1107では、図17(a)に示す景品情報DBにおいて、景品IDに対応付けて予約停止フラグ1(即ち予約停止景品である旨)が登録されているか否かを判定する。またS1109では、予約要求に含まれる一の景品IDに対応付けて図17(a)に示す景品情報DBで記憶している予約可能な在庫数(以下、「在庫数a」と称する。)と、該景品IDに対応付けて図17(b)に示す予約・確定累計数DBで記憶している予約累計数(以下、「予約累計数b」と称する。)と、該予約要求に含まれる予約個数(以下、「予約個数c」と称する。)とに基づいて、在庫数a−(予約累計数b+予約個数c)≧0の判定式xを満たすか否かで、景品の予約が可能であるか否かを判定する。またS1111では、図17(b)に示す予約・確定累計数DBにおいて、予約要求に含まれる景品IDに対応付けて記憶している予約累計数bに、該予約要求に含まれる予約個数cを加算する。またS1113では、図17(c)に示す予約・確定情報DBにおいて、S1112で生成された予約IDに対応付けて、予約情報として、予約要求に含まれる景品IDと、該景品IDに対応付けて図17(a)に示す景品情報DBで記憶されている景品名,交換単価,及び交換玉数と、予約要求に含まれる予約個数と、確定フラグ0及び提供済フラグ0とを登録する。さらにS1114の処理は行わない。
次にカードユニット20が、前記図23に示す予約確定処理を行い(S33)、前記予約確定要求(又は第2の予約確定要求)を、センタ景品管理装置70に対して送信すると(図23のS205)、該センタ景品管理装置70は、図37に示す配送情報登録処理を行う(S34)。
まずセンタ景品管理装置70は、カードユニット20から送信されてくる予約確定要求(又は第2の予約確定要求)の受信を待機し(S1201)、該予約確定要求(又は第2の予約確定要求)の受信が有ると(YES)、該予約確定要求に含まれる一又は複数の予約IDに対応付けて登録された景品IDから特定される景品(又は第2の予約確定要求に含まれる景品IDから特定される景品)の各々について、S1206,S1208,及びS1210の判定を行う。
具体的には、該予約確定要求に含まれる一の予約IDに対応付けて登録された景品IDから特定される景品(又は第2の予約確定要求に含まれる景品IDから特定される景品)が予約停止景品であるか否か、即ち図10に示す景品情報DBにおいて、該景品IDに対応付けて予約停止フラグ1(即ち予約停止景品である旨)が登録されているか否かを判定する(S1206)。このS1206の判定を行う制御部72は、予約確定要求に含まれる予約IDに対応付けて登録された景品ID(又は第2の予約確定要求に含まれる景品ID)から特定される景品が前記予約停止景品受付手段(ディスプレイ73及び入力装置74)にて指定を受け付けた予約停止景品であるか否かを判定する提供判定手段として機能するものである。
このS1206で予約停止景品である(YES)と判定された場合には、該判定の対象となった景品IDを含む予約停止情報をカードユニット20に対して返信して(S1207)、S1212aに進む。これによれば、交換する景品の予約内容登録処理が行われた後に、該景品について予約が停止された場合であっても、該景品を遊技者に配送するための配送情報登録処理が行われないので、事後的な対処(有価価値の返却や代替品の提供等)が必要となる件数をさらに低減できる。つまり本実施形態によれば、予約停止景品については、前記S1107及びS1108で説明したように、予約要求を受信しても予約を受け付けないので、事後的な対処が必要となる件数を低減でき、また予約を受け付けていたとしても、S1206及びS1207で説明したように、予約確定要求を受信しても配送情報登録処理を行わないので、事後的な対処が必要となる件数をさらに低減できる。なお配送情報登録処理が行われている場合には、後述する図40のS1403で配送先情報が抽出されるので、事後的な対処を行うことができる。
一方、S1206で予約停止景品でない(NO)と判定された場合には、前記予約確定要求に含まれる予約IDに対応付けて登録された景品IDから特定される景品について配送情報登録処理が行われているか否か、即ち図16に示す配送情報DBにおいて、該予約確定要求に含まれる予約IDが登録されているか否かを判定する(S1208)。このS1208の判定を行う制御部72は、予約確定端末50の通信部51から送信されてきた予約確定要求を受信したことに基づいて、当該予約確定要求に含まれる予約IDに対応付けて登録された景品IDから特定される景品について配送情報登録処理が行われているか否かを判定する配送情報登録済判定手段として機能するものである。なお第2の予約確定要求を受信した場合には、当該第2の予約確定要求には予約IDが含まれないので、S1208の判定は行わない。
このS1208で予約IDが配送情報DBに登録されている(YES)と判定された場合には、該判定の対象となった予約IDに対応付けて登録されている景品IDを含む提供処理済通知を予約確定端末50に対して返信して(S1209)、S1212aに進む。これによれば、景品提供要求に含まれる予約識別情報に対応付けて登録された景品特定情報から特定される景品について、既に配送情報登録処理が行われていると、新たな配送情報登録処理は行われないので、1つの予約に対して複数回の配送情報登録処理が行われることがなく、遊技者に対して同じ景品が複数回提供されて遊技場が損をしてしまうおそれがない。
一方、S1208で予約IDが配送情報DBに登録されていない(NO)と判定された場合には、前記予約確定要求に含まれる予約IDに対応付けて登録された景品ID(又は第2の予約確定要求に含まれる景品ID)に対応付けて図10に示す景品情報DBで記憶している在庫数aと、該景品IDに対応付けて図13(b)に示す予約・確定累計数DBで記憶している確定累計数(以下、「確定累計数b’」と称する。)と、配送情報登録処理に供される配送個数c’(即ち予約ID及び景品IDに対応付けて図14に示す予約情報DBで記憶している予約個数(又は第2の予約確定要求に含まれる予約個数))とに基づいて、在庫数a−(確定累計数b’+配送個数c’)≧0の判定式x’を満たすか否かで、景品の予約確定が可能であるか否かを判定する(S1210)。このS1210の判定を行う制御部72は、在庫数変更手段(通信部71)にて変更を受け付けた後の在庫数aと、提供個数集計手段(配送個数集計手段)にて集計された提供個数(配送個数)である確定累計数b’とに基づいて、景品の提供(配送)が可能であるか否かを判定する提供可否判定手段(配送可否判定手段)として機能するものである。
このS1210で判定式x’を満たさない(NO)、即ち在庫数が変更されて減少した結果、景品の配送が可能でないと判定された場合には、該判定の対象となった景品IDを含む在庫零通知をカードユニット20に対して返信して(S1211)、S1212aに進む。これによれば、交換する景品の予約内容登録処理が行われた後に、当該景品の在庫数の変更を受け付けた場合であっても、該変更を受け付けた後の在庫数aと確定累計数b’とに基づいて該景品の提供が可能でないと判定されると、該景品を遊技者に配送するための配送情報登録処理が行われないので、事後的な対処が必要となる件数をさらに低減できる。つまり本実施形態によれば、在庫数が変更されて減少した結果、予約や配送ができなくなった場合には、前記S1109及びS1110で説明したように、予約要求を受信しても予約を受け付けないので、事後的な対処が必要となる件数を低減でき、また予約を受け付けていたとしても、S1210及びS1211で説明したように、予約確定要求を受信しても配送情報登録処理を行わないので、事後的な対処が必要となる件数をさらに低減できる。なお配送情報登録処理が行われている場合には、後述する図41のS1504で配送先情報が抽出されるので、事後的な対処を行うことができる。
一方、S1210で判定式x’を満たす(YES)、即ち景品の配送が可能であると判定された場合には、図13(b)に示す予約・確定累計数DBにおいて、前記景品IDに対応付けて記憶している確定累計数b’に、前記配送個数c’を加算して(S1212)、S1212aに進む。本発明では、前記図36のS1109で説明したように、在庫数を超えた予約は受け付けないので、在庫数が変更されていない場合には、S1210では常にYESと判定される。
S1212aでは、予約確定要求に含まれる全ての予約ID(又は第2の予約確定要求に含まれる全ての景品ID)についてS1206,S1208,及びS1210の判定を行ったか否かを判定する。このS1212aで全ての予約ID(又は景品ID)について判定を行っていない(NO)と判定された場合には、S1206に戻る。一方、S1212aで全ての予約ID(又は景品ID)について判定を行った(YES)と判定された場合には、S1213に進む。
S1213では、S1206,S1208,及びS1210の判定でYESと判定された各予約ID(又は各景品ID)に対応する各景品を、配送元情報,配送先である配送区分及び配送先情報),及び配送時期である配送希望日時(以下、これらを「配送三条件」と称する。)が同一である景品毎の分類する景品分類処理を行って、S1214に進む。このS1213の景品分類処理を行う制御部72は、配送元管理手段(図10に示す景品情報DB)で管理している各景品の配送元情報に基づいて、予約確定要求から特定される複数の景品を、配送元情報が同一である景品毎に分類する景品分類手段として機能するものであり、ここでは当該複数の景品を、配送元情報及び配送先が同一である景品毎に分類し、かつ配送元情報及び配送時期が同一である景品毎に分類するものである。
具体的には、図14の予約情報DBに示すように、1回目の予約操作で、配送先(自宅)及び配送時期(9月3日の20〜21時)が同一である3つの景品について予約が行われることにより、各景品に対してY−00001,Y−00002,及びY−00003の3つの予約IDが割り当てられ、次に同一遊技者による2回目の予約操作で、1回目の予約操作とは配送先(遊技場)が異なる景品について予約が行われることにより、該景品に対してY−00004の予約IDが割り当てられ、さらに同一遊技者による3回目の予約操作で、1回目の予約操作とは配送時期(9月5日の18〜20時)が異なる景品について予約が行われることにより、該景品に対してY−00005の予約IDが割り当てられている状態で、カードユニット20において、これら各予約IDの予約景品について予約確定操作が受け付けられると、センタ景品管理装置70は、S1201で、Y−00001,Y−00002,Y−00003,Y−00004,及びY−00005の5つの予約ID(以下、それぞれを「予約1」,「予約2」,「予約3」,「予約4」,及び「予約5」と略記する。)を含む予約確定要求を受信する。
ここでS1206,S1208,及びS1210の判定において、各予約IDについてYESと判定された場合には、S1213で、例えば以下のようにして、景品分類処理を行う。まず予約1と配送三条件が同一のものを予約2〜予約5の中から検索し、ここでは予約3が同一であるので、該予約1の景品と予約3の景品とを分類1とする。次に予約2と配送三条件が同一のものを予約4又は予約5の中から検索し、ここでは同一のものがないので、該予約2を分類2とする。最後に残った予約4と予約5の配送三条件が同一であるか否かを判定し、ここでは同一ではないので、該予約4を分類3とし、該予約5を分類4とする。
S1214では、前記予約確定要求を送信した遊技者の遊技者特定情報に対応付けて、S1213で分類された各分類の1つについて、当該分類の景品と配送三条件が同一である配送情報が図16に示す配送情報DBで既に登録されているか否かを判定する同一配送元判定を行う。このS1214の同一配送元判定を行う制御部72は、予約確定要求送信手段から送信されてきた予約確定要求から特定される遊技者の遊技者特定情報に対応付けて、該予約確定要求から特定される景品と配送元情報が同一である配送情報が既に登録されているか否かを判定する同一配送元判定手段として機能するものであり、ここでは予約確定要求から特定される景品と配送元情報及び配送先が同一である配送情報が既に登録されているか否かを判定し、かつ予約確定要求から特定される景品と配送元情報及び配送時期が同一である配送情報が既に登録されているか否かを判定するものである。
このS1214で登録されていない(NO)と判定された場合には、S1215で、当該分類について分類識別情報である予約確定IDを生成して割り当て、S1216で、図16に示す配送情報DBにおいて、該割り当てた予約確定IDに対応付けて、配送情報登録処理に関する配送情報として、該配送情報登録処理が行われた日時である確定日時と、予約確定要求に含まれる当該配送情報登録処理の対象となった一又は複数の予約IDと、該予約IDに対応付けて図14に示す予約情報DBで登録されている各景品の景品ID,景品名,交換単価,交換玉数,及び配送元と、同一の配送区分,遊技者特定情報である会員ID又は景品会員IDと配送先情報(氏名,郵便番号,住所,及び電話番号),及び配送希望日時とを登録し、かつ配送指示済フラグ0(即ち当該配送情報を配送管理装置80に送信していない旨)を登録して、S1218に進む。S1218では、S1213で分類された全ての分類についてS1216又は後述するS1217の登録が完了したか否かを判定する。このS1218で全ての分類について登録が完了していない(NO)と判定された場合には、S1214に戻る。
このS1215,S1216,及びS1218の処理を行う制御部72は、景品分類手段により分類された各分類について、当該分類を識別可能な分類識別情報(予約確定ID)を割り当て、該割り当てた分類識別情報に対応付けて該分類識別情報に対応する景品を遊技者に配送するための配送情報を登録するための配送情報登録処理を前記配送処理として行う配送情報登録手段として機能するものであり、ここでは予約確定要求に含まれる予約識別情報(予約ID)に対応付けて登録された景品特定情報(景品ID)から特定される景品を対象とした配送情報登録処理を行うものである。なお配送情報登録処理は、予約確定要求に含まれる予約IDに対応付けて登録された景品IDから特定される景品を遊技者に配送するための配送処理でもある。
具体的には、前記S1213で分類1〜4に分類された場合には、S1215,S1216,及びS1218で、図16に示す配送情報DBにおいて、以下のようにして、配送情報登録処理を行う。まず分類1について、YK−00001の予約確定IDを生成して割り当て、配送情報DBにおいて、該予約確定IDを登録すると共に、該予約確定IDに対応付けて、確定日時を登録し、分類1に含まれる予約1及び予約3の予約ID(Y−00001及びY−00003)と、当該各予約IDに対応付けて図14に示す予約情報DBで登録されている各景品の景品ID,景品名,交換単価,交換玉数,及び配送元と、同一の配送区分,遊技者特定情報である会員ID又は景品会員IDと配送先情報(氏名,郵便番号,住所,及び電話番号),及び配送希望日時とを登録し、かつ配送指示済フラグ0を登録する。次に分類2について、YK−00002の予約確定IDを生成して割り当て、配送情報DBにおいて、該予約確定IDを登録すると共に、該予約確定IDに対応付けて、確定日時を登録し、分類2に含まれる予約2の予約ID(Y−00002)と、当該予約IDに対応付けて図14に示す予約情報DBで登録されている景品の景品ID,景品名,交換単価,交換玉数,及び配送元と、同一の配送区分,遊技者特定情報である会員ID又は景品会員IDと配送先情報(氏名,郵便番号,住所,及び電話番号),及び配送希望日時とを登録し、かつ配送指示済フラグ0を登録する。次に分類3について、YK−00003の予約確定IDを生成して割り当て、配送情報DBにおいて、分類2と同様に各項目を登録し、最後に分類4について、YK−00004の予約確定IDを生成して割り当て、配送情報DBにおいて、分類2と同様に各項目を登録する。
前記S1214で既に登録されている(YES)と判定された場合には、S1217で、当該既に登録されている配送情報に対応する予約確定IDに対応付けて、S1214で判定の対象となった分類の景品の配送情報を登録する配送情報登録処理を行って、前記S1218に進む。このS1217の処理を行う制御部72は、前記同一配送元判定手段により既に登録されていると判定されたことを条件として、当該既に登録されている配送情報に対応する分類識別情報(予約確定ID)に対応付けて、配送元情報が同一である景品の配送情報を登録する前記配送情報登録処理を行う配送情報登録手段として機能するものである。
具体的には、例えば前記予約1について、YK−00001の予約確定IDが生成されて割り当てられ、配送情報DBにおいて、各項目が既に登録されている状態で、S1201で、前記予約3を含む予約確定要求を受信した場合には、該予約3の景品と前記予約1の景品の配送三条件とが同一であることから、S1214でYESと判定されるので、S1217で、配送情報DBにおいて、予約1に対応する予約確定IDに対応付けて、予約3の予約ID(Y−00003)と、当該予約IDに対応付けて図14に示す予約情報DBで登録されている各景品の景品ID,景品名,交換単価,交換玉数,及び配送元を登録する。
前記S1218で全ての分類について登録が完了した(YES)と判定された場合には、S1219で、S1216で登録された各予約確定ID及びS1217で配送情報が新たに対応付けられた各予約確定IDと、これら各予約確定IDに対応する景品を特定可能な情報として、各予約確定IDに対応付けて図16に示す配送情報DBで登録されている一又は複数の該景品の予約ID,景品ID,景品名,交換単価,交換玉数,及び配送個数と、同一の配送区分,配送先情報,及び配送希望日時とを含む提供登録完了通知を、カードユニット20に対して送信して、S1220に進む。このS1220の処理を行う通信部71は、各分類識別情報(予約確定ID)と各分類識別情報に対応する景品を特定可能な情報とを含む配送情報通知(提供登録完了通知)をカードユニット20に対して送信する配送情報通知送信手段として機能するものである。この提供登録完了通知を受信したカードユニット20では、前記図23のS215で説明したように、該提供登録完了通知に含まれる予約確定IDの各々について、当該予約確定IDと、当該予約確定IDに対応する一又は複数の景品の予約ID,景品ID,景品名,交換単価,交換玉数,及び配送個数と、同一の配送区分,配送先情報,配送希望日時,及び問い合わせ先とを記録した配送レシート6が発行される。
以上に説明したように、遊技者により選択された各景品が配送元情報が同一である景品毎に分類され、該分類された各分類毎に割り当てられた各分類識別情報(予約確定ID)に対応付けて各予約確定IDに対応する景品の景品情報が視認可能に記録された配送レシート6が発行されることにより、遊技者が交換を希望する景品の配送状況を確認する場合には、各予約確定IDに対応する少なくとも1つの景品が到着したか否かを確認し(つまり予約確定ID単位で景品が到着したか否かを確認し)、到着していない景品に対応する予約確定IDにより配送状況の問い合わせを行えば、当該予約確定IDに対応する全ての景品の配送状況を確認することができる(つまり予約確定要求単位で確認を行うだけで良い)ので、遊技者の手間が軽減される。
具体的には、図3(a)に示すように、1つの予約確定IDに対応付けて2つの予約ID(2つの景品)が記録されている配送レシート6が発行されている場合には、遊技者が、当該予約確定IDであるYK−00001により、問い合わせ先である景品センタに配送状況の問い合わせを行えば、該景品センタのオペレータが、当該予約確定IDに対応付けて図16に示す配送情報DBで登録されている配送元に対して、当該予約確定IDに対応する景品(即ち予約IDがY−00001である景品とY−00003である景品)の配送状況の問い合わせを行い、該配送元のオペレータが、これらの景品の配送状況を確認して、景品センタのオペレータに連絡し、該連絡された配送状況が、前記遊技者に対して伝達されるので、当該予約確定IDに対応する全ての景品の配送状況を確認することができる。また遊技者が、当該予約確定IDであるYK−00001により、問い合わせ先である景品提供業者Xに配送状況の問い合わせを行えば、該景品提供業者Xのオペレータが、当該予約確定IDに対応付けて図6(a)に示す配送情報DBで登録されている配送元に対して、当該予約確定IDに対応する景品(即ち予約IDがY−00001である景品とY−00003である景品)の配送状況の問い合わせを行い、該配送元のオペレータが、これらの景品の配送状況を確認して、景品提供業者Xのオペレータに連絡し、該連絡された配送状況が、前記遊技者に対して伝達されるので、当該予約確定IDに対応する全ての景品の配送状況を確認することができる。
また予約確定要求から特定される複数の景品について異なる配送先(配送区分)が指定された場合であっても、配送元情報及び該配送先が同一である景品毎に分類され、該分類された各分類毎に予約確定IDが割り当てられて配送レシート6が発行されるので、遊技者に同時に到着する景品の単位で容易に配送状況を確認することができる。
また予約確定要求から特定される複数の景品について異なる配送時期(配送希望日時)が指定された場合であっても、配送元情報及び該配送時期が同一である景品毎に分類され、該分類された各分類毎に予約確定IDが割り当てられて配送レシート6が発行されるので、遊技者に同時に到着する景品の単位で容易に配送状況を確認することができる。
さらにS1217で説明したように、予約確定要求を複数回に分けて送信しても、予約確定要求から特定される景品と配送元情報が同一である配送情報が既に登録されている場合には、該既に登録されている配送情報に対応する予約確定IDに対応付けて当該配送元情報が同一である景品の配送情報が登録されることにより、1つの予約確定IDでより多くの景品の配送状況を確認することができるので、遊技者の手間がさらに軽減される。
S1220では、図14に示す予約情報DBにおいて、該予約確定IDが作成された予約IDに対応する予約情報を消去し、S1221では、図15に示す未提供予約個数・価格DBにおいて、前述した未提供予約個数・価格減算処理を行って、配送情報登録処理を終了する。このS1221の未提供予約個数・価格減算処理を行う制御部72及び未提供予約個数・価格DBは、前記未提供予約特定手段として機能するものである。
図35に戻り、カードユニット20が、前記図23に示す予約確定処理を行い(S33)、前記予約確定要求(又は第2の予約確定要求)を、場内景品管理装置63に対して送信すると(図23のS206)、該場内景品管理装置63は、確定フラグ登録処理を行う(S34a)。この確定フラグ登録処理は、予約確定要求を受信した場合には、図38に示すS1206〜S1212aと同様の処理(ただしS1208及びS1209の処理は除く)を行った後に、図17(c)に示す予約・確定情報DBにおいて、該受信した予約確定要求に含まれる予約IDに対応付けて確定フラグ1を登録する処理であり、また第2の予約確定要求を受信した場合には、図38に示すS1206〜S1212aと同様の処理(ただしS1208及びS1209の処理は除く)を行った後に、予約IDを生成し、図17(c)に示す予約・確定情報DBにおいて、該生成された予約IDに対応付けて、予約確定要求に含まれる景品IDと、該景品IDに対応付けて図17(a)に示す景品情報DBで記憶されている景品名,交換単価,及び交換玉数と、予約要求に含まれる予約個数と、確定フラグ1及び提供済フラグ0とを登録する処理である。換言すれば、第2の予約確定要求を受した場合の確定フラグ登録処理は、予約内容登録処理(S32a)に加えて、確定フラグ1を登録する処理である。
次にカードユニット20が、前記図24に示す確定取消処理を行い(S35)、前記確定取消要求を、センタ景品管理装置70に対して送信すると(図24のS308)、該センタ景品管理装置70は、配送情報取消処理を行う(S36)。この配送情報取消処理は、図16に示す配送情報DBにおいて、該受信した確定取消要求に含まれる予約IDに対応する配送情報を取り消すと共に、当該予約IDを含む取消完了通知をカードユニット20に対して返信する処理である。
またカードユニット20が、前記図24に示す確定取消処理を行い(S35)、前記確定取消要求を、場内景品管理装置63に対して送信すると(図24のS309)、該場内景品管理装置63は、確定フラグ取消処理を行う(S36a)。この確定フラグ取消処理は、図17(c)に示す予約・確定情報DBにおいて、該受信した確定取消要求に含まれる予約IDに対応する確定フラグを1から0に変更する(即ち確定フラグ1を取り消す)と共に、当該予約IDを含む取消完了通知をカードユニット20に対して返信する処理である。
またカードユニット20は、前記図25に示す確定可能報知処理を行い(S36)、前記図26に示す優先表示景品表示処理を行う(S37)
次にPOS端末40が行う減算処理(S41)と予約確定端末50が行う予約確定処理(S42)について説明する。予約確定端末50において、前述の如く、カードR/W57により会員カード2又は景品交換カード3を受け付けて、図34のD157に示す画面が表示されている状態で、該表示されている一以上の予約景品の予約を確定する場合には、まずPOS端末40により減算処理を行い、次に予約確定端末50により予約確定処理を行う。
まず減算処理では、POS端末40は、予約を確定する予約景品の交換玉数の全部又は一部を計数値から減算することを遊技者が希望する場合において、バーコードリーダ45により計数レシート5の計数バーコード5aを読み取り、該計数バーコード5aが示す計数ID及び計数値を含む計数値確認要求を計数値管理装置62に対して送信して、該計数値確認要求に含まれる計数IDに対応付けて図1に示す計数値DBで管理されている計数値と該計数値確認要求に含まれる計数値とが一致するか否かの判定を行う計数値管理装置62から計数値が一致する旨を示す計数値一致情報が送信されてくるのを待機し、該計数値一致情報を受信すると、前記計数バーコード5aが示す計数値を制御部42のRAMで記憶する、計数値取得処理を行う。
またPOS端末40は、予約を確定する予約景品の交換玉数に相当する額の全部又は一部を貯玉額から減算することを会員遊技者が希望する場合において、バーコードリーダ45により会員カード2のバーコードを読み取り、該バーコードが示す会員IDを含む貯玉額取得要求を会員管理装置61に対して送信して、該貯玉額取得要求に含まれる会員IDに対応付けて図1に示す貯玉DBで管理されている貯玉額を含む貯玉額情報が会員管理装置61から送信されてくるのを待機し、該貯玉額情報を受信すると、該貯玉額情報に含まれる貯玉額に相当する貯玉数(即ち貯玉額を予約景品の交換単価(4円又は1円)で除算した値)を制御部42のRAMで記憶する、貯玉額取得処理を行う。
次にPOS端末40は、予約を確定する予約景品の交換玉数の全部又は一部を計数値から減算する場合において、該減算する交換玉数である減算玉数が入力されると、減算処理として、該減算玉数を制御部42のRAMで記憶している計数値から減算する。なお該減算を行った後に制御部42のRAMで記憶している残余の計数値は、後述する予約不能景品提供処理(S47)において、予約不能な場内景品との交換に使用することができ、また会員遊技者が希望する場合には、該計数値に相当する額を貯玉額に加算することができる。
またPOS端末40は、予約を確定する予約景品の交換玉数に相当する額の全部又は一部を貯玉額から減算する場合において、減算する交換玉数である減算玉数が入力されると、減算処理として、バーコードリーダ45により会員カード2から読み取ったバーコードが示す会員IDと該減算玉数に相当する減算額とを含む貯玉額減算要求を会員管理装置61に対して送信して、該貯玉額減算要求に含まれる会員IDに対応付けて図1に示す貯玉DBで管理されている貯玉額から該貯玉額減算要求に含まれる減算額を減算した後の貯玉額を含む貯玉額減算完了通知が会員管理装置61から送信されてくるのを待機し、該貯玉額減算完了通知を受信すると、当該貯玉額減算完了通知に含まれる減算後の貯玉額に相当する貯玉数(即ち貯玉額を予約景品の交換単価(4円又は1円)で除算した値)を制御部42のRAMで記憶する。
この減算処理が終了した後に、前記図34のD157で、一以上の「確定」ボタンの操作及び「確定実行」ボタンの操作が有ると、予約確定処理(S42)を行う。この予約確定処理では、予約確定端末50は、前記図23に示すS204以下の処理を行うが、S215では、提供レシート7の発行及び確定内容の記憶は行わない。ここで提供レシート7を発行しないのは、前述の如く、その場で場内景品が提供されるからである。また確定内容を記憶しないのは、予約確定端末50では確定景品の予約確定の取消操作を受け付けないからである。
以上に説明したように、この景品交換システム1では、遊技者が景品を選択して予約するカードユニット20と、センタ景品管理装置70又は場内景品管理装置63において該予約を確定して景品を遊技者に提供するための予約確定要求を送信する予約確定端末50とが別個に設けられていることにより、遊技者がパチンコ玉の獲得に拘わらず気軽に景品を予約しておくことができるので、景品交換を促進できる。また本実施形態では、該予約確定端末50とPOS端末40とが共に景品交換カウンタに設けられており、POS端末40における減算処理(S41)と予約確定端末50における予約確定処理(S42)とが略同時に行われることから、予約確定端末50で景品の選択をさせると景品交換が滞って遊技者に迷惑がかかるが、カードユニット20で先に景品を予約(選択)させておくことができるので、景品交換が滞ることもない。
この予約確定端末50が、予約確定処理を行い(S42)、前記予約確定要求を、センタ景品管理装置70に対して送信すると(図23のS205)、該センタ景品管理装置70は、配送情報登録処理を行う(S43)。この配送情報登録処理は、前記S34で説明した配送情報登録処理と同様の処理である。これにより、予約が確定された配送景品が、配送により遊技者に提供される。
また予約確定端末50が、予約確定処理を行い(S42)、前記予約確定要求を、場内景品管理装置63に対して送信すると(図23のS206)、該場内景品管理装置63は、確定フラグ登録処理及び提供済フラグ登録処理を行う(S43a)。この確定フラグ登録処理は、前記S36aで説明した確定フラグ登録処理と同様の処理である。また提供済フラグ登録処理は、図17(c)に示す予約・確定情報DBにおいて、予約が確定された予約景品の予約IDに対応付けて、提供済フラグ1を登録する処理である。これにより、予約確定端末50にて予約が確定された場内景品が、その場で遊技者に提供される。
次にセンタ景品管理装置70が行う配送停止処理(S44)について、図39を参照して説明する。センタ景品管理装置70は、予約確定端末50から送信されてくる配送取消要求(図34のD158)の受信を待機している(S1301)。この配送取消要求を受信する通信部71は、前記配送情報登録手段にて登録された配送情報のうち、取消を希望する配送情報の指定を遊技場から受け付ける取消指定受付手段として機能するものである。
このS1301で配送取消要求の受信が有ると(YES)、該配送取消要求に含まれる予約確定IDに対応付けて図16に示す配送情報DBで登録されている配送指示済フラグが1であるか否か(即ち当該予約確定IDに対応する配送情報を配送管理装置80に送信しているか否か)を判定する(S1302)。
このS1302で配送指示済フラグが0である(NO)、即ち当該配送情報を配送管理装置80に送信していないと判定された場合には、配送情報に対応する景品の配送を停止するための処理として、図16に示す配送情報DBにおいて、該配送情報を消去し(S1303)、配送停止完了通知を予約確定端末50に対して返信して(S1304)、処理を終了する。
一方、S1302で配送指示済フラグが1である(YES)、即ち当該配送情報を配送管理装置80に送信したと判定された場合には、配送情報に対応する景品の配送を停止するための処理として、該配送情報の予約確定IDを含む配送停止要求を配送管理装置80に対して送信する(S1305)。
この配送停止要求を受信した配送管理装置80は、該配送停止要求に含まれる予約確定IDに対応する景品の配送が行われているか否か、即ち図6(a)に示す配送情報DBにおいて、当該予約確定IDに対応付けて配送開始日時が登録されているか否かを判定する。ここで配送開始日時が登録されていない(即ち景品の配送が未だ行われていない)と判定された場合には、当該予約確定IDに対応する配送情報を消去して、配送停止OK通知をセンタ景品管理装置70に対して返信する。一方、配送開始日時が登録されている(即ち景品の配送が既に行われている)と判定された場合には、配送停止NG通知をセンタ景品管理装置70に対して返信する。
S1305の処理を行ったセンタ景品管理装置70は、配送管理装置80から送信されてくる配送停止OK通知(S1306)又は配送停止NG通知(S1307)の受信を待機する。このS1306で配送停止OK通知の受信が有ると(YES)、前記S1303に進む。またS1307で配送停止NG通知の受信が有ると(YES)、配送停止不可通知を予約確定端末50に対して返信して(S1308)、処理を終了する。
ここでS1303の処理を行う制御部72,及びS1305の処理を行う通信部71は、前記取消指定受付手段にて指定を受け付けた配送情報に対応する景品の遊技者への提供(配送)を停止するための処理を行う提供停止手段として機能するものである。これによれば、遊技者が所有する有価価値から、交換する景品に相当する有価価値を減算していないにも拘わらず、センタ景品管理装置70において、景品を遊技者に提供するための配送情報を登録する配送情報登録処理が行われてしまっても、取消を希望する配送情報の指定を遊技場から受け付けると、該指定を受け付けた配送情報に対応する景品の配送を停止するための処理が行われて、景品の配送が行われないので、遊技場が損をしてしまうおそれがない。
次にPOS端末40が行う提供レシート受付処理(S45)について説明する。この提供レシート受付処理は、バーコードリーダ45により提供レシート7の予約IDバーコード7aを読み取り、該予約IDバーコード7aが示す予約IDを含む場内景品提供要求を場内景品管理装置63に対して送信する処理である。該場内景品管理装置63は、提供済フラグ登録処理(S46a)として、図17(c)に示す予約・確定情報DBにおいて、受信した場内景品提供要求が示す予約IDに対応付けて、提供済フラグ1を登録する処理を行う。これにより、カードユニット20にて予約が確定された場内景品が、その場で遊技者に提供される。
次にPOS端末40が行う予約不能景品提供処理について説明する。予約不能な場内景品を提供する場合には、POS端末40により予約不能景品提供処理を行う。まずPOS端末40は、前記S41で説明したのと同様にして、計数値取得処理,及び/又は貯玉額取得処理を行う。次にPOS端末40は、提供する場内景品に付されているバーコードをバーコードリーダ45により読み取り、該バーコードが内在するJANコードに対応する交換玉数(図17(a))を特定する。そしてPOS端末40は、前記S41で説明したのと同様にして、提供する場内景品の交換玉数の全部又は一部を計数値から減算する減算処理,及び/又は提供する予約景品の交換玉数に相当する額の全部又は一部を貯玉額から減算する減算処理を行って、前記JANコードを含む在庫数減算要求を場内景品管理装置63に対して送信する。該場内景品管理装置63は、予約不能景品在庫数減算処理(S48a)として、図17(a)に示す景品情報DBにおいて、受信した在庫数減算要求が示すJANコードに対応付けられている予約不能な在庫数を1つ減算する処理を行う。これにより、カードユニット20にて予約が行われていない場内景品が、その場で遊技者に提供される。
次にセンタ景品管理装置70が行う予約停止景品指定処理(S51)について、図40を参照して説明する。センタ景品管理装置70は、予約停止景品の指定を待機しており(S1401)、図7(c)のD13bに示す画面で予約停止景品の指定が有ると(YES)、図10に示す景品情報DBにおいて、該指定された景品の景品IDに対応する予約停止フラグ1(即ち予約停止景品である旨)を登録して(S1402)、図16に示す配送情報DBにおいて、該景品IDが含まれる配送情報から配送先情報(氏名,郵便番号,住所,電話番号)を抽出し(S1403)、該抽出した配送先情報をディスプレイ73に表示して(S1404)、処理を終了する。
ここでS1403の処理を行う制御部72は、前記予約停止景品受付手段(ディスプレイ73及び入力装置74)にて予約停止景品の指定を受け付けたことに基づいて、前記遊技者特定情報登録手段(制御部72,配送情報DB)にて該景品の景品IDと対応付けられている遊技者特定情報(配送先情報)を抽出する遊技者特定情報抽出手段として機能するものである。これによれば、予約を停止する景品の指定を受け付ける前に該景品の予約を行った遊技者を特定できるので、該遊技者に対して適切な対処(例えば電話連絡等)をすることができる。
次に精算カード5蘇我行う在庫数変更処理(S64)について、図35及び図41を参照して説明する。まず図35に示すように、配送管理装置80は、図4(a)に示すD02において、ある景品について在庫数の変更を受け付けると(S61)、図5(a)に示す景品情報DBにおいて、該景品の景品IDに対応付けて記憶している在庫数を、該受け付けた変更後の在庫数に変更し(S62)、該景品IDと変更後の在庫数とを含む在庫数変更情報を、センタ景品管理装置70に対して送信する(S63)。
次に図41に示すように、センタ景品管理装置70は、在庫数変更情報の受信を待機しており(S1501)、該在庫数変更情報の受信が有ると(YES)、図10に示す景品情報DBにおいて、該在庫数変更情報に含まれる景品IDに対応付けて記憶している在庫数を、該在庫数変更情報に含まれる変更後の在庫数に変更して(S1502)、該変更後の在庫数aと、前記景品IDに対応付けて図13(b)に示す予約・確定累計数DBで記憶している確定累計数b’とに基づいて、在庫数a−確定累計数b’≧0の判定式x”を満たすか否かで、景品の提供が可能であるか否かを判定する(S1503)。このS1503の判定を行う制御部72は、在庫数変更手段(通信部71)にて変更を受け付けた後の在庫数aと、提供個数集計手段(配送個数集計手段)にて集計された提供個数(配送個数)である確定累計数b’とに基づいて、景品の提供が可能であるか否かを判定する提供可否判定手段として機能するものである。
このS1503で判定式x”を満たす(YES)、即ち景品の提供が可能であると判定された場合には、処理を終了する。一方、S1503で判定式x”を満たさない(NO)、即ち景品の提供が可能でないと判定された場合には、図16に示す配送情報DBにおいて、前記景品IDが含まれる配送情報から配送先情報(氏名,郵便番号,住所,電話番号)を抽出し(S1504)、該抽出した配送先情報をディスプレイ73に表示して(S1505)、処理を終了する。
ここでS1504の処理を行う制御部72は、在庫数変更手段により在庫数の変更を受け付けたことに基づいて、提供可否判定手段により提供が可能でないと判定された景品の景品IDと対応付けられている遊技者特定情報(配送先情報)を抽出する遊技者特定情報抽出手段として機能するものである。これによれば、在庫数の変更を受け付ける前に行われた配送情報登録処理に供された景品を選択した遊技者を特定できるので、該遊技者に対して適切な対処(例えば電話連絡等)をすることができる。
最後に景品交換システム1は、遊技場の営業終了後に、図35に示すS71〜S73の処理を行う。まずセンタ景品管理装置70は、図16に示す配送情報DBで記憶している配送情報のうち、配送指示済フラグ0が登録されている配送情報を、配送管理装置80に対して送信して(S71)、該送信した配送情報の配送指示済フラグ1を登録する。
またセンタ景品管理装置70は、図10に示す景品情報DBで記憶している各景品の在庫数から、図13(b)に示す予約・確定累計数DBで記憶している各景品の確定累計数を減算することにより、該景品情報DBを更新し、また予約・確定累計数DBで記憶している各景品の予約累計数及び確定累計数をすべて消去することにより、該予約・確定累計数DBを更新し、また図14に示す予約情報DBで記憶しているすべての予約情報を消去することにより、該予約情報DBを更新し、さらに図15に示す未提供予約個数・価格DBで記憶している全体未提供予約個数,全体未提供予約価格,景品ID,個別未提供予約個数,個別未提供予約価格,及び当日報知フラグを消去することにより、該未提供予約個数・価格DBを更新する(S72)。ここで予約・確定累計数DB及び予約情報DBの更新は、所定期間毎(ここでは1日毎)に配送情報登録処理が行われずに登録されている予約ID及び景品IDを無効化(ここでは消去)する処理である。これによれば、センタ景品管理装置70において、予約内容登録処理が行われても配送情報登録処理が行われていない景品に対応する予約ID及び景品IDについては、所定期間毎に無効化されるので、該無効化された景品の分だけ新たに予約内容登録処理を行うことができ、無駄に多くの在庫を用意するという不都合が生じない。なお未提供予約個数・価格DBにおいて、上限値超え回数は消去せずに、翌日以降に繰り越す。
S71の配送情報を受信した配送管理装置80は、図6(a)に示す配送情報DBで、該受信した配送情報を登録する(S73)。そして景品提供業者は、該登録された配送情報に基づいて、登録された配送希望日時に景品が配送されるように、景品を配送する処理を行い、配送管理装置80は、オペレータの操作により、配送情報DBにおいて、景品の配送が行われると配送開始日時を登録し、景品の配送が完了すると配送完了日時を登録し、請求済フラグ1を登録して、当該配送情報を図6(b)に示す請求情報DBで登録する。そして景品提供業者は、請求情報DBで記憶している所定期間(例えば1ヶ月)分の請求情報を取り纏めて、各遊技場に対して、合計請求額を請求する。
なお場内景品管理装置63も、図17(a)に示す景品情報DBで記憶している各景品の予約可能な在庫数から、図17(b)に示す予約・確定累計数DBで記憶している各景品の確定累計数を減算することにより、該景品情報DBを更新し、また予約・確定累計数DBで記憶している各景品の予約累計数及び確定累計数をすべて消去することにより、該予約・確定累計数DBを更新し、また図17(c)に示す予約・確定情報DBで記憶している予約情報のうち、確定フラグが0の予約情報を消去することにより、該予約情報DBを更新する(S72a)。ここで予約・確定累計数DB及び予約・確定情報DBの更新は、所定期間毎(ここでは1日毎)に確定フラグ登録処理が行われずに登録されている予約ID及び景品IDを無効化(ここでは消去)する処理である。これによれば、場内景品管理装置63において、予約内容登録処理が行われても確定フラグ登録処理が行われていない景品に対応する予約ID及び景品IDについては、所定期間毎に無効化されるので、該無効化された景品の分だけ新たに予約内容登録処理を行うことができ、無駄に多くの在庫を用意するという不都合が生じない。
[2.第2実施形態に係る景品交換システム1]
次に、第2実施形態に係る景品交換システム1について説明する。この第2実施形態に係る景品交換システム1の構成としては、図1に示す第1実施形態と比較して、図42に示すように、POS端末40及び予約確定端末50に代えて、両者の機能を併せ持つPOS・予約確定端末50’を備えている点が異なる。
以下、第2実施形態に係る景品交換システム1について、第1実施形態と異なる点についてのみ説明する。この第2実施形態では、第1実施形態と比較して、(1)上限値の設定方法及び上限値判定処理の方法と、(2)センタ景品管理装置70からカードユニット20に対する景品情報の送信及び該カードユニット20における重複景品排除処理の方法と、(3)カードユニット20における予約停止景品の表示方法と、(4)減算処理端末及び予約確定端末の構成並びに作用と、(5)センタ景品管理装置70における在庫数の判定方法とが、それぞれ異なる。
まず(1)上限値の設定方法及び上限値判定処理の方法として、第1実施形態では、図9のD16に示すように、上限値判定基準として景品の個数を指定し、同D17aに示すように、全体上限値,個別上限値,及び最少上限値を指定し、図12に示すように、個別上限値を設定し、図37(a)に示すように、上限値判定処理としてS1151〜S1155の処理を行うように構成している。
これに対し、第2実施形態では、まず図9のD16で、上限値判定基準として景品の価格を指定し、図示しない決定ボタンを操作すると、D17bに示す上限値指定画面がディスプレイ73に表示される。このD17bでは、遊技者が予約する全景品に対応する価格に対する全体上限値,価格に基づく個別上限値,在庫数に基づく個別上限値,及び各景品に対する最少上限値を指定するための入力欄が表示される。ここで全体上限値は、景品の種類によらずに予約を許容する価格(即ち全景品の予約個数分の価格)であり、本例では120000円が指定されている。
また個別上限値は、1種類の景品について予約を許容する価格(即ち各景品の種類毎の予約個数分の価格)である。ここで価格に基づく個別上限値としては、悪質な遊技者がいたずらで当該景品のみを多数予約したときに、在庫数に多大な影響を及ぼさない値が指定され、本例では総価格の40%であるが、そのような値であれば該40%には限定されない。また在庫数に基づく個別上限値としては、正規な遊技者が当該景品のみを多数予約したときに、いたずらではなく正規の予約として考えられる値が指定され、本例では在庫数20個であるが、そのような値であれば該20個には限定されない。ここで価格に基づく個別上限値及び在庫数に基づく個別上限値については、少なくとも一方が指定されるものでも良いが、本例では両方が指定されている。
また最少上限値としては、第1実施形態と同様の理由により、1個以上かつ全体上限値未満の任意の景品個数分の価格が指定される。このD17bで、オペレータが入力装置74を操作して、各入力欄に指定値を入力して、図示しない決定ボタンを操作すると、図12に示す上限値DBにおいて、各入力欄に入力された指定値が登録される。
また第2実施形態では、図44に示すように、個別上限値を設定する。まず前記図9に示すようにして、ディスプレイ73及び入力装置74により、上限値の指定が行われると、制御部72は、該指定された値に基づいて設定した上限値を図44に示す上限値DBに登録する処理を行う。即ち、この制御部72及び上限値DBは、前記上限値設定手段として機能するものである。
この上限値DBでは、図44に示すように、上限値指定受付手段(ディスプレイ73及び入力装置74)により図9のD16で指定された上限値判定基準(ここでは個数)と、同D17bで指定された全体上限値,価格に基づく個別上限値,在庫数に基づく個別上限値,及び最少上限値の各指定値が記憶される。ここで記憶される各指定値のうち、全体上限値及び最少上限値の指定値は、そのまま全体上限値及び最少上限値として設定される。
また上限値DBでは、各景品提供業者毎のデータテーブルが設けられており、各データテーブルでは、景品情報DBで記憶されている各景品の景品IDに対応付けて、当該景品の在庫数と価格,該在庫数×価格の式で演算される総価格,価格に基づく個別上限値の演算値である価格演算値,在庫数に基づく個別上限値の演算値である在庫数演算値,補正パターン,及び個別上限値の補正値が記憶される。
ここで価格演算値は、価格に基づく個別上限値の指定値(ここでは40%)×各景品の総価格の式で演算される値の整数部分である。また在庫数演算値は、在庫数に基づく個別上限値の指定値(ここでは20個)×各景品の価格の式で演算される値である。また補正パターンは、前記設定された全体上限値と、前記演算された価格演算値と、前記演算された在庫数演算値と、前記設定された最少上限値とに基づいて、個別上限値の補正値を特定する各パターンを示す符号であり、該補正パターンにしたがって特定された値が、個別上限値の補正値として記憶され、該記憶された補正値が、個別上限値として設定される。
具体的には、景品IDがKX−000002やKX−000102の景品のように、価格演算値と在庫数演算値の少ない方を個別上限値として設定する場合には、補正パターンとしてAが記憶され、第1実施形態と同様の理由により、該少ない方の演算値が補正値として記憶されて、個別上限値として設定される。また景品IDがKX−000123やKX−020475の景品のように、価格演算値と在庫数演算値の少ない方が全体上限値(ここでは120000円)を超えている場合には、補正パターンとしてBが記憶され、第1実施形態と同様の理由により、該全体上限値が補正値として記憶されて、個別上限値として設定される。
さらに景品IDがKX−000001の景品IDのように、在庫数演算値と価格演算値の少ない方が最少上限値(ここでは景品5個分の価格40000円)に満たない場合には、補正パターンとしてCが記憶され、第1実施形態と同様の理由により、該最少上限値が補正値として記憶されて、個別上限値として設定される。なお景品IDがKX−000101の景品のように、在庫数演算値と価格演算値の少ない方が在庫数分の価格に満たない場合にも、補正パターンとしてCが記憶され、第1実施形態と同様の理由により、該在庫数分の価格が補正値として記憶されて、個別上限値として設定される。
この上限値DBでは、遊技場の営業開始前において、通信部71により、配送管理装置80から送信されてくる在庫数情報を受信し(S11)、制御部72により、景品情報DBの在庫数が更新されると(S12)、該更新された在庫数に基づいて、当該上限値DBで記憶している在庫数が更新されると共に該在庫数に基づいて演算される総価格が更新され、各景品の価格に基づいて演算される在庫数演算値は更新されず、該更新された在庫数演算値と更新されない価格演算値とに基づいて決定される補正パターンと補正値(即ち個別上限値)が更新される(同S12)。
このように、上限値DBにおいて、各景品の種類毎に上限値を設定することができるので、例えば各景品に対応する価格に応じた上限値を設定することで、いたずらの予約により在庫数が減少して正規の遊技者が予約できないといった事態をより効果的に防止できる。また上限値DBにおいて、各景品の在庫数及び/又は各景品に対応する価格に基づいて上限値が自動的に設定されるので、該上限値を設定する手間が省ける。なお上限値DBにおいて、該自動的に設定された上限値を、事後的に手入力で変更することも可能であり、また上限値が自動的に設定される前に、該上限値を手入力で設定することも可能である。
また第2実施形態では、図37(a)に示すように、上限値判定処理としてS1171〜S1175の処理を行う。即ち、この第2実施形態でも、制御部72が、前記上限値判定手段として機能するが、図44に示すように、上限値判定基準として価格が設定されているので、S1150でNOと判定されて、S1171に進む。
S1171では、図44に示す上限値DBにおいて設定されている全体上限値である全体上限価格と、前記予約要求に含まれる遊技者特定情報に対応付けて図15に示す未提供予約個数・価格DBで記憶されている当該遊技者の全体未提供予約価格とが抽出される。具体的には、S1101で受信した予約要求が会員予約要求ならば、該会員予約要求に含まれる会員ID又は景品会員IDに対応付けて未提供予約個数・価格DBで記憶されている全体未提供予約価格が抽出され、S1101で受信した予約要求がビジタ予約要求ならば、該ビジタ予約要求に含まれる配送先情報に対応付けて未提供予約個数・価格DBで記憶されている全体未提供予約価格が抽出される。なお未提供予約個数・価格DBで当該遊技者特定情報が記憶されていない場合、即ち当該遊技者について当日に予約内容登録処理が行われていない場合には、当該遊技者の全体未提供予約価格として0が抽出される。
次にS1172では、S1171で抽出された全体上限価格及び全体未提供予約価格と、前記予約要求に含まれる各景品の予約個数分の価格の合算値である全予約価格とに基づいて、全体上限価格−(全体未提供予約価格+全予約価格)≧0の判定式p’を満たすか否かで、当該遊技者について予約が可能であるか否かを判定する。このS1172の判定を行う制御部72は、前記未提供予約特定手段(制御部72,未提供予約個数・価格DB)により特定された全体未提供予約価値(全体未提供予約価格)と、前記上限値設定手段(制御部72,上限値DB)により設定された全体上限値とに基づいて、当該予約を行う遊技者について予約が可能であるか否かを判定する前記上限値判定手段として機能するものである。このS1172で、判定式p’を満たす(YES)、即ち当該遊技者について予約が可能であると判定された場合には、S1173に進み、判定式p’を満たさない(NO)、即ち当該遊技者について予約が可能でないと判定された場合には、前記S1161に進む。
具体的には、図44に示す上限値DBにおいて、全体上限値として120000円が設定されている状態で、図15に示す未提供予約個数・価格DBにおいて、全体未提供予約価格として90000円が特定されている、会員IDがAM−00002である遊技者から、全予約価格が30000円以下(例えば30000円)である予約要求が送信されてきた場合には、全体上限価格120000円−(全体未提供予約価格90000円+全予約価格30000円)≧の判定式p’を満たすので、S1173に進むが、当該遊技者から、全予約価格が30000円を超える(例えば32000円)である予約要求が送信されてきた場合には、全体上限価格120000円−(全体未提供予約価格90000円+全予約価格32000円)≧の判定式p’を満たさないので、S1161に進む。
S1173では、前記予約要求に含まれる一又は複数の景品IDのうちの一の景品IDに対応付けて図44に示す上限値DBにおいて設定されている個別上限値である個別上限価格と、前記予約要求に含まれる遊技者特定情報に対応付けて図15に示す未提供予約個数・価格DBで記憶されている当該景品IDの景品の個別未提供予約価格とが抽出される。具体的には、S1101で受信した予約要求が会員予約要求ならば、該会員予約要求に含まれる会員ID又は景品会員IDに対応付けて未提供予約個数・価格DBで記憶されている当該景品の個別未提供予約価格が抽出され、S1101で受信した予約要求がビジタ予約要求ならば、該ビジタ予約要求に含まれる配送先情報に対応付けて未提供予約個数・価格DBで記憶されている当該景品の個別未提供予約価格が抽出される。なお未提供予約個数・価格DBで当該景品IDが記憶されていない場合、即ち当該景品IDの景品について当日に予約内容登録処理が行われていない場合には、当該景品の個別未提供予約価格として0が抽出される。
次にS1174では、S1173で抽出された当該景品の個別上限価格及び個別未提供予約価格と、前記予約要求に含まれる当該景品の予約個数分の価格である予約価格とに基づいて、個別上限価格−(個別未提供予約価格+予約価格)≧0の判定式q’を満たすか否かで、当該遊技者について予約が可能であるか否かを判定する。このS1174の判定を行う制御部72は、前記未提供予約特定手段(制御部72,未提供予約個数・価格DB)により特定された個別未提供予約価値(個別未提供予約価格)と、前記上限値設定手段(制御部72,上限値DB)により設定された個別上限値とに基づいて、当該予約を行う遊技者について予約が可能であるか否かを判定する前記上限値判定手段として機能するものである。このS1174で、判定式q’を満たす(YES)、即ち当該遊技者について予約が可能であると判定された場合には、S1175に進み、判定式q’を満たさない(NO)、即ち当該遊技者について予約が可能でないと判定された場合には、前記S1161に進む。
具体的には、図44に示す上限値DBにおいて、景品IDがKX−000002の景品の個別上限価格として36000円が設定されている状態で、図15に示す未提供予約個数・価格DBにおいて、当該景品の個別未提供予約価格として30000円が特定されている、会員IDがAM−00003である遊技者から、当該景品の予約価格が6000円以下(例えば6000円)である予約要求が送信されてきた場合には、当該景品の個別上限価格36000円−(当該景品の未提供予約価格30000円+当該景品の予約価格6000円)≧0の判定式q’を満たすので、S1173に進むが、当該遊技者から、当該景品の予約個数が6000円を超える(例えば12000円)である予約要求が送信されてきた場合には、当該景品の個別上限価格36000円−(当該景品の未提供予約価格30000円+当該景品の予約価格12000円)≧0の判定式q’を満たさないので、S1161に進む。
これによれば、各種類毎の未提供予約に対応する価格と、個別上限値とに基づいて判定(S1174)が行われると共に、全未提供予約景品に対応する価格と、全体上限値とに基づいて判定(S1172)が行われ、しかも個別上限値は全体上限値よりも低い値に設定されるので、第1実施形態と同様の理由により、悪質な遊技者が、複数種類の景品を多量に予約するいたずらや、1種類の景品を多量に予約するいたずらを、効果的に防止できる。
S1175では、予約要求に含まれる全ての景品IDについてS1173の判定を行ったか否かを判定する。このS1175で全ての景品IDについて判定を行っていない(NO)と判定された場合には、S1173に戻る。一方、S1175で全ての景品IDについて判定を行った(YES)と判定された場合には、図36に示す予約内容登録処理に戻って、S1107に進む。
S1161では、上限値超え通知をカードユニット20に対して返信して、前記S1162に進む。このS1161の処理は、上限値判定手段により予約が可能でないと判定されたことを条件として、該判定の対象となった遊技者について予約内容登録処理を不能化するための処理である。これによれば、予約を行う遊技者について特定される未提供予約景品に対応する価格と、遊技者1人あたりについて設定された上限値とに基づいて、該遊技者について予約が可能であるか否かが判定され(S1152,S1154)、予約が可能でないと判定されると、予約内容登録処理が不能化されるので、悪質な遊技者が交換するつもりのない多量の景品を前記上限値を超えていたずらに予約することを防止でき、当該いたずらの予約により在庫数が減少して正規の遊技者が予約できないといった事態を防止できる。
次に(2)センタ景品管理装置70からカードユニット20に対する景品情報の送信及び該カードユニット20における重複景品排除処理の方法として、第1実施形態では、図35に示すように、センタ景品管理装置70から各遊技場のカードユニット20に対して、当該遊技場で選択された景品パッケージの景品パッケージ情報と、該景品パッケージに含まれる景品から予約停止景品を除いた景品の景品情報とを送信し(S13)、カードユニット20において、重複表示排除処理(S14)として、受信した景品パッケージ情報と景品情報とを表示景品情報として図19(a)に示す表示景品情報DBで記憶し、各区分メニューに対応する分類区分が設定されている景品を該記憶した表示景品情報から抽出し、各区分メニューについて抽出した景品のうち重複する景品を特定して、該特定した景品のうち1つを除いて削除し、前記抽出した景品から該削除した景品を除いた景品の景品情報と各区分メニューとを関連付けて図19(b)に示す区分メニューDBで記憶する処理を行うように構成している。
これに対し、第2実施形態では、センタ景品管理装置70の前記景品表示処理手段として機能する制御部72は、前記景品情報送信手段として機能する通信部71により、図43のS13’に示すように、各遊技場のカードユニット20に対して、景品パッケージDBで記憶している当該遊技場について選択されている景品パッケージの景品パッケージ情報と、景品情報DBで記憶している全景品から予約停止景品及び選択不能景品を除いた景品の景品情報とを、当該遊技場に設けられるカードユニット20で表示する景品の景品情報として、遊技場の営業開始前に1日1回送信する処理を行う。
そして、カードユニット20の前記重複表示排除手段として機能する制御部22,32は、重複表示排除処理(図43のS14’)として、受信した景品パッケージ情報(即ち図11に示す景品パッケージDBの景品パッケージ情報)をEEPROMで記憶すると共に、受信した景品情報(即ち図10に示す景品情報DBの景品情報)を各景品情報が重複していない一覧形式でEEPROMで記憶し、各景品パッケージに含まれる景品の景品情報を該記憶した景品情報から表示景品情報(即ち図10に示す景品情報DBにおける表示景品の景品情報)として抽出して記憶し、各区分メニューに対応する景品を該記憶した表示景品情報から抽出して、図19(a)に示す表示景品情報DBを作成し、該抽出した景品の景品情報と各区分メニューとを関連付けて図19(b)に示す区分メニューDBで記憶する処理を行う。
具体的には、遊技場Aに設けられるカードユニット20は、景品提供業者Xが提供する水産物A,オススメ食品A,タバコA,アイスクリームフェア,及び夏期限定フェアの各景品パッケージについて、EEPROMで景品パッケージ情報を記憶しており、水産物Aとオススメ食品Aの両景品パッケージには、景品IDがKX−000001である景品「ずわいがに」が重複して含まれ、またアイスクリームフェアと夏期限定フェアの両景品パッケージには、景品IDがKX−000501である景品「アイスA」が重複して含まれているが、EEPROMで記憶している景品情報(即ち各景品情報が重複していない一覧形式の景品情報)から、これら重複して含まれる景品の景品情報を抽出する際に、該景品の景品情報を1つのみ抽出する処理(例えば、まず水産物Aの景品パッケージに含まれる景品IDであるKX−000001の景品情報を抽出すると抽出済フラグを立て、次にオススメ食品Aの景品パッケージに含まれる景品IDであるKX−000001の景品情報を抽出するときには既に抽出済フラグが立っているので抽出しない)を行う。これにより、複数の景品パッケージに含まれている景品であっても、景品情報は1つのみ抽出される。
そして該抽出された景品情報は、当該カードユニット20で表示する表示景品情報として、図19(a)に示す表示景品情報DBで記憶されると共に、各区分メニューに対応する分類区分が設定されている景品が該表示景品情報から抽出されて(このときに重複する景品が抽出されることはない)、第1実施形態と同様に、該抽出された景品と各区分メニューとが関連付けられて図19(b)に示す区分メニューDBで記憶される。これにより、前記区分景品表示処理においては、区分メニューのいずれかが選択されると、当該区分メニューDBにおいて該選択された区分メニューに関連付けられている景品が表示されるので、遊技場が希望する複数の景品パッケージに同一の景品が重複して含まれている場合であっても、該景品が1つのみ表示され、該景品が重複して表示されることがない。
次に(3)カードユニット20における予約停止景品の表示方法として、第1実施形態では、遊技場の営業中に予約停止景品が指定されると、図10に示す景品情報DBにおいて、該予約停止景品に対応付けて予約停止フラグ1(即ち予約停止フラグである旨)が登録されるが、カードユニット20においては、予約停止景品であっても選択可能に表示され続けるので、該予約停止景品が選択されて予約要求が有る毎に、予約停止情報を返信し(図36のS1108)、翌日の営業開始前には、当該予約停止景品を除いた景品情報を送信することにより(図35のS13)、その日(つまり予約停止景品が指定された翌日)の営業からは、カードユニット20において、予約停止景品が表示されないように構成している。
これに対し、第2実施形態では、遊技場の営業中に予約停止景品が指定された後、該予約停止景品が選択された最初の予約要求に対しては、予約停止情報を返信するが(図36のS1108)、該予約停止情報を受信したカードユニット20においては、当該予約停止景品が表示されないように構成している。つまり第2実施形態におけるカードユニット20は、予約停止情報を受信したことに基づいて、予約停止景品を表示手段(ディスプレイ24)に表示しない処理を行うものである。なお該カードユニット20は、予約停止情報を受信したことに基づいて、予約停止景品を選択不能に(例えば「選択できません」という文字を付して)表示手段に表示する処理を行うものであっても良い。
次に(4)減算処理端末及び予約確定端末の構成並びに作用として、第1実施形態では、図1に示すように、減算処理端末であるPOS端末40と、予約確定端末50とが別個に設けられ、図35に示すように、POS端末40における減算処理(S40)と、予約確定端末50における予約確定処理(S41)とが別個に行われて、POS端末40における減算処理が行われたか否かに拘わらず、予約確定端末50からセンタ景品管理装置70に予約確定要求が送信されるように構成している。
これに対し、第2実施形態では、図1に示すPOS端末40及び予約確定端末50に代えて、図42に示すように、減算処理端末及び予約確定端末として機能するPOS・予約確定端末50’が設けられ、図35に示す減算処理及び予約確定処理に代えて、減算・予約確定処理が行われ、POS・予約確定端末50’における減算処理に伴って、該POS・予約確定端末50’からセンタ景品管理装置70に対して予約確定要求が送信されるように構成している。
まずPOS・予約確定端末50’の構成について説明する。POS・予約確定端末50’は、遊技場内における景品交換カウンタに設けられ、図42に示すように接続される通信部51’,制御部52’,ディスプレイ53’,入力装置54’,バーコードリーダ55’,配送レシートプリンタ56’,及びカードR/W57’等を有するコンピュータであり、図33に示す予約確定端末50にバーコードリーダ55’を接続した外観を呈する。
通信部51’は、会員管理装置61,計数値管理装置62,及び場内景品管理装置63と通信可能に接続されていると共に、ルータ64を介して、センタ景品管理装置70の通信部71と通信可能に接続されている。制御部52’は、CPU,RAM,ROM,EEPROM等を備えており、ROMに記憶されている処理プログラムがRAMを作業領域としてCPUで実行されることにより、POS・予約確定端末50’に備えられる各構成要素の動作を制御して各種の処理を行うものである。
ディスプレイ53’は、各種の情報を表示する表示デバイスであって、例えば液晶ディスプレイであり、入力装置54’は、各種の情報の入力を受け付ける入力デバイスであって、例えばキーボードやマウスである。バーコードリーダ55’は、計数レシート5に記録されている計数バーコード5a,会員カード2に記録されているバーコード,一般景品に付されているバーコード,及び提供レシート7に記録されている予約IDバーコード7aを読み取るものである。また配送レシートプリンタ56’は、図3(a)に示す配送レシート6を印刷し、配送レシート排出口から排出して発行するものである。
このPOS・予約確定端末50’が行う減算・予約確定処理(S41’)について説明する。まずPOS・予約確定端末50’は、前記S41で説明したのと同様にして、計数値取得処理,及び/又は貯玉額取得処理を行う。次にPOS・予約確定端末50’は、前記図34のD157で、一以上の「確定」ボタンの操作及び「確定実行」ボタンの操作が有ると、前記S41で説明したのと同様にして、予約を確定する予約景品の交換玉数の全部又は一部を計数値から減算する減算処理,及び/又は予約を確定する予約景品の交換玉数に相当する額の全部又は一部を貯玉額から減算する減算処理を行って、前記S42で説明したのと同様にして、予約確定処理を行い、予約確定要求をセンタ景品管理装置70又は場内景品管理装置63に対して送信する。これにより、第2実施形態に係るPOS・予約確定端末50’では、減算処理に伴って、センタ景品管理装置70に対して予約確定要求が送信される。
次に(5)センタ景品管理装置70における在庫数の判定方法として、第1実施形態では、図10に示す景品情報DBで登録されている在庫数aと、図13(b)に示す予約・確定累計数DBで登録されている予約累計数bと、予約個数cとに基づいて、図36のS1109に示すように、在庫数a−(予約累計数b+予約個数c)≧0の判定式xを満たすか否かで、景品の予約が可能であるか否かを判定するように構成している。
これに対し、第2実施形態では、センタ景品管理装置70において、図10に示す景品情報DBにおける在庫数が、初期在庫数として管理される。ここで制御部72及び景品情報DBは、各景品の初期在庫数を管理する初期在庫数管理手段として機能するものである。
また第2実施形態では、センタ景品管理装置70において、図13(b)に示す予約・確定累計数DBに代えて、図45に示す在庫数DBが記憶される。この在庫数DBでは、各景品提供業者毎のデータテーブルが設けられており、各データテーブルでは、当該景品提供業者が提供する複数の景品の各々について、現在在庫数と、配送登録後在庫数とが記憶される。
ここで制御部72及び在庫数DBは、初期在庫数から予約処理(予約内容登録処理)に供された予約個数を減算した現在在庫数を管理する現在在庫数管理手段として機能するものであり、具体的には、景品情報DBに初期在庫数が登録されると、該初期在庫数が現在在庫数として在庫数DBに登録され、図36のS1113に示す予約内容登録処理に伴って、同S1111’に示すように、在庫数DBに登録されている現在在庫数から予約個数が減算される。また制御部72は、前記在庫数変更手段(通信部71)にて初期在庫数(即ち図10に示す景品情報DBで管理している在庫数)の変更を受け付けたことを条件として、該初期在庫数の変動数に基づいて、現在在庫数管理手段(在庫数DB)で管理している現在在庫数を更新する現在在庫数更新手段として機能するものであり、具体的には、図41のS1502で、景品情報DBで管理している在庫数が変更されると、同S1503a’で、在庫数DBで管理している現在在庫数から初期在庫数の変動数が減算される。例えば初期在庫数が10個で、変更後の初期在庫数が7個である場合には、該初期在庫数の変動数は3個となり、該3個が現在在庫数から減算される。
そして制御部72’は、在庫数DBで管理している現在在庫数に基づいて、景品の予約が可能であるか否かを判定すると共に、現在在庫数更新手段にて現在在庫数が更新されたことを条件として、該更新された後の現在在庫数(即ち在庫数DBで管理している現在在庫数)に基づいて、景品の予約が可能であるか否かを判定する在庫数判定手段として機能するものであり、具体的には、図36のS1109及びS1111の処理に代えて、S1109’及びS1111’の処理を行う。このS1109’の処理では、在庫数DBで管理している現在在庫数−予約個数≧0の判定式yを満たすか否かで、景品の予約が可能であるか否かが判定され、該S1109’で判定式yを満たす(YES)、即ち景品の予約が可能であると判定されると、前記S1111’の処理が行われて、前記S1113で予約内容登録処理が行われる一方、該S1109’で判定式yを満たさない(NO)、即ち景品の予約が可能でないと判定されると、予約停止情報送信手段として機能する通信部71により、前記S1110の処理が行われる。
これによれば、センタ景品管理装置70において、予め登録された在庫数aから予約内容登録処理に伴って減算更新された後の現在在庫数に基づいて、景品の予約が可能であるか否かが判定され、予約が可能でないと判定されると、予約内容登録処理が不能化(在庫零通知が送信)されるので、遊技者が予約をした景品を交換することができないという事態が生ずるおそれがない。また、景品の在庫を管理する側において景品の在庫数に不測の変動が生じた場合であっても、センタ景品管理装置70において、当該景品の初期在庫数の変更を受け付けて、該初期在庫数の変動数に基づいて更新される現在在庫数に基づいて該景品の予約が可能でないと判定されると、該景品の予約を迅速に停止することができるので、事後的な対処が必要となる予約の件数を低減でき、景品を提供する側の手間や遊技者の迷惑を低減できる。
また制御部72及び在庫数DBは、初期在庫数から提供処理(配送情報登録処理)に供された提供個数(配送個数)を減算した提供後在庫数(配送登録後在庫数)を管理する提供後在庫数管理手段として機能するものであり、具体的には、景品情報DBに初期在庫数が登録されると、該初期在庫数が配送登録後在庫数として在庫数DBに登録され、図38のS1216及びS1217に示す配送情報登録処理に伴って、同S1210’に示すように、在庫数DBに登録されている配送登録後在庫数から配送個数が減算される。また制御部72は、前記在庫数変更手段(通信部71)にて初期在庫数(即ち図10に示す景品情報DBで管理している在庫数)の変更を受け付けたことを条件として、該初期在庫数の変動数に基づいて、提供後在庫数管理手段(在庫数DB)で管理している提供後在庫数(配送登録後在庫数)を更新する提供後在庫数更新手段として機能するものであり、具体的には、図41のS1502で、景品情報DBで管理している在庫数が変更されると、同S1503a’で、在庫数DBで管理している配送登録後在庫数から初期在庫数の変動数が減算される。
そして制御部72は、提供後在庫数更新手段にて更新された後の提供後在庫数(即ち在庫数DBで管理している配送登録後在庫数)に基づいて、景品の提供(配送)が可能であるか否かを判定する提供可否判定手段として機能するものであり、具体的には、図38のS1210及びS1212の処理に代えて、S1210’及びS1212’の処理を行う。このS1210’の処理では、在庫数DBで管理している配送登録後在庫数−配送個数≧0の判定式y’を満たすか否かで、景品の配送が可能であるか否かが判定され、該S1210’で判定式y’を満たす(YES)、即ち景品の配送が可能であると判定されると、前記S1212’の処理が行われて、前記S1216又はS1217で配送情報登録処理が行われる一方、該S1210’で判定式y’を満たさない(NO)、即ち景品の配送が可能でないと判定されると、前記S1211の処理が行われて、該判定の対象となった景品を遊技者に配送するための配送情報登録処理を行わない。
これによれば、交換する景品の予約内容登録処理が行われた後に、当該景品の初期在庫数の変更を受け付けた場合であっても、該初期在庫数の変動数に基づいて更新される配送登録後在庫数に基づいて該景品の提供が可能でないと判定されると、該景品を遊技者に配送するための配送情報登録処理が行われないので、事後的な対処が必要となる件数をさらに低減できる。
さらに制御部72は、図41のS1503の処理に代えて、S1503b’の処理を行う。このS1503b’では、前記S1503a’で減算された配送登録後在庫数に基づいて、該配送登録後在庫数≧0の判定式y”を満たすか否かで、景品の提供が可能であるか否かを判定する。このS1503b’の判定を行う制御部72は、前記提供後在庫数更新手段(制御部72)にて更新された後の提供後在庫数(配送登録後在庫数)に基づいて、景品の提供(配送)が可能であるか否かを判定する提供可否判定手段として機能するものである。このS1503b’で判定式y”を満たす(YES)、即ち景品の提供が可能であると判定された場合には、処理を終了する。一方、S1503b’で判定式y”を満たさない(NO)、即ち景品の提供が可能でないと判定された場合には、前記S1504に進む。
[3.変形例]
次に、本発明の変形例について説明する。
上記の実施形態では、図1に示すように、遊技機が、パチンコ玉を遊技媒体とするパチンコ機10である例について説明したが、これに限らず、該遊技機は、メダルを遊技媒体とするスロットマシンであっても良く、この場合における所有遊技媒体数は、獲得メダルの計数値や貯メダル数である。また遊技機は、持点数を遊技媒体とするパチンコ機,スロットマシン,又はゲーム機であっても良く、この場合における所有遊技媒体数は、当該持点数である。
上記の実施形態では、図18(b)に示すように、カードユニット20から、計数値を記録した計数レシート5を発行する例について説明したが、これに限らず、該計数レシート5は発行せずに、計数値をカード(会員カード2,景品交換カード3,ビジタカード4)の記録情報から特定可能とする処理(例えば計数値をカードに記録する処理や、計数値をカードのIDから特定可能とする処理)を行って、該カードを返却又は発行するようにしても良い。
上記の実施形態において、カードユニット20で予約可能な場内景品には、景品交換カウンタに陳列される景品(いわゆる一般景品)と、金地金等の景品(いわゆる特殊景品)とが含まれる。
上記の実施形態では、図22のS125に示すように、カードユニット20において、会員カード2又は景品交換カード3に予約内容を記録して返却することにより、会員遊技者又は景品会員遊技者については、予約状態を引き継ぐことができる例について説明したが、これに限らず、残額が0であるか否かに拘わらず、ビジタカード4に予約内容を記録して返却又は発行することにより、ビジタ遊技者についても、予約状態を引き継ぐことができるようにしても良い。
上記の実施形態では、図22のS125に示すように、選択景品特定処理として、会員カード2又は景品交換カード3に予約内容を記録するカード記録処理を行う例について説明したが、該カード記録処理は行わずに、配送景品については、選択景品特定処理として、遊技者識別情報(会員ID又は景品会員ID)と予約内容とを含む予約要求をセンタ景品管理装置70に対して送信する処理を行い、該センタ景品管理装置70において、図14に示す予約情報DBで、遊技者識別情報に対応付けて予約内容を登録することにより、予約内容(即ち予約受付手段にて選択された景品)を遊技者識別情報から特定可能となり、場内景品についても、選択景品特定処理として、遊技者識別情報と予約内容とを含む予約要求を場内景品管理装置63に対して送信する処理を行い、該場内景品管理装置63において、図17(c)に示す遊技関連情報DBで、遊技者識別情報(図示外)に対応付けて予約内容を登録することにより、予約内容(即ち予約受付手段にて選択された景品)を遊技者識別情報から特定可能となる。
上記の実施形態では、図28のD121に示すように、予約をするのが配送景品であるか場内景品であるかの選択を予め遊技者から受け付ける例について説明したが、これに限らず、遊技者からは配送景品であるか場内景品であるかの選択を受け付けないで、全ての景品(配送景品及び場内景品)の中から予約を希望する景品の選択を受け付け、該選択された景品が配送景品であれば、予約要求をセンタ景品管理装置70に対して送信し、選択された景品が場内景品であれば、予約要求を場内景品管理装置63に対して送信するようにしても良く、これによれば、配送景品であるか場内景品であるかを意識することなく、予約を希望する景品を選択することができるので、遊技者の利便性を向上することができる。
上記の実施形態では、図30のD131に示すように、景品が選択された順に、自動的に高い優先順位とされる例について説明したが、これに限らず、複数の景品を選択した後に、各景品の優先順位の指定を受け付けるようにしても良く、この場合であっても、予約受付手段(ディスプレイ24)は、優先順位と共に景品の選択を受け付けていることになる。
上記の実施形態では、所有遊技媒体数(所有玉数)に貯玉数が含まれる例について説明したが、これに限らず、該所有遊技媒体数に貯玉数が含まれない(即ち貯玉数を景品交換に使用できない)ものであっても良い。また上記の実施形態では、所有遊技媒体数に他の各台計数機19における計数値が含まれない例について説明したが、これに限らず、該所有遊技媒体数に他の各台計数機19における計数値が含まれる(即ち当該計数値を景品交換に使用できる)ものであっても良く、この場合には、例えば前述の如く、計数値をカード(会員カード2,景品交換カード3,ビジタカード4)の記録情報から特定可能とし、該カードがカードユニット20で受け付けられると、該カードの記録情報から特定される計数値を景品交換に使用できるようにすれば良い。
上記の実施形態では、図31のD142に示すように、カードユニット20において、当該カードユニット20における予約確定を1回限り取り消すことができる例について説明したが、これに限らず、当該カードユニット20における予約確定を複数回取り消すことができるようにしても良い。またカードユニット20において、他のカードユニット20における予約確定を1回又は複数回取り消すことができるようにしても良い。
上記の実施形態では、図31のD143に示すように、確定可能報知手段であるディスプレイ24により、所定の優先順位までの予約景品の予約確定が可能になった旨として、1位から順位カウンタnが示す順位(D143では2位)までの各順位の予約景品の予約確定が可能である旨を示す(即ち「1位と2位の景品について予約確定が可能となりました」と表示する)例について説明したが、その後に行われる確定可能報知処理において、さらに下位(例えば3位)の予約景品の予約確定が可能になった場合には、当該確定可能報知処理により予約確定が可能になった優先順位の予約景品の予約確定も可能である旨を示す(即ち「3位の景品も予約確定が可能となりました」と表示する)ようにしても良い。即ち確定可能報知手段は、所定の優先順位までの全景品の予約が確定可能になった旨を報知するもので有れば良く、その報知態様は限定されない。
上記の実施形態では、図35又は図43のS32aに示すように、場内景品管理装置63が行う予約内容登録処理において、上限値判定処理(図36のS1106)が行われない例について説明したが、センタ景品管理装置70が行う予約内容登録処理と同様に、上限値判定処理が行われるようにしても良い。
上記の第1実施形態では、図35のS42に示すように、予約確定端末50において予約景品の予約確定ができ、上記の第2実施形態では、図43のS41’に示すように、POS・予約確定端末50’において予約景品の予約確定ができる例について説明したが、これに限らず、これら予約確定端末50やPOS・予約確定端末50’では予約確定ができず(つまり予約確定端末50やPOS・予約確定端末50’を備えず)、カードユニット20でのみ予約確定ができるものであっても良い。
上記の実施形態では、図1に示すように、IPアドレスにより個々に特定されるカードユニット20から、ルータ64及び図示しないインターネットを介して、センタ景品管理装置70と直接通信が行われる例について説明したが、これに限らず、残額管理装置60とセンタ景品管理装置70とがルータ64及びインターネットを介して通信可能に接続され、カードユニット20からは、該残額管理装置60,ルータ64,及びインターネットを介して、センタ景品管理装置70と通信が行われるようにしても良く、これによれば、各カードユニット20にIPアドレス及びインターネット接続機能を持たせる必要が無くなる。
上記の実施形態では、予約識別情報が、センタ景品管理装置70において生成される予約IDである例について説明したが、これに限らず、該予約識別情報を、会員カード2の会員IDや、景品交換カード3の景品会員IDとしても良い。この場合には、センタ景品管理装置70において、予約IDは生成されず、図14に示す予約情報DBでは、該予約IDに代えて会員ID又は景品会員IDが登録されると共に、該会員ID又は景品会員IDに対応付けて予約情報が登録される。そして予約確定要求には、会員ID又は景品会員IDが含まれ、センタ景品管理装置70において、該予約確定要求に含まれる会員ID又は景品会員IDに対応付けられている予約情報を図16に示す配送情報DBで配送情報として登録する配送情報登録処理が行われる。
上記の実施形態では、図3(a)に示すように、1つの予約確定IDに対して1枚の配送レシート6が発行される例について説明したが、これに限らず、複数の予約確定IDが記録された配送レシート6が発行されるようにしても良い。
上記の実施形態では、図3(a)に示すように、配送レシート6に、問い合わせ先として、景品センタと、配送対象である景品を提供する景品提供業者(ここでは景品提供業者X)の電話番号が記録される例について説明したが、これに限らず、景品センタ又は当該景品提供業者のいずれか一方のみの電話番号が記録されるようにしても良い。また問い合わせ先は、電話番号のみならず、住所,FAX番号,及び/又は電子メールアドレス等であっても良い。
上記の実施形態では、図4(a)に示すように、在庫数の変更が、配送管理装置80において行われる例について説明したが、これに限らず、該在庫数の変更は、センタ景品管理装置70において行われるようにしても良く、この場合には、該センタ景品管理装置70のディスプレイ73及び入力装置74が在庫数変更手段として機能し、該ディスプレイ73に図4(a)に示す画面が表示され、入力装置74の操作により、在庫数の変更を受け付けるようにすれば良い。
上記の実施形態において、配送管理装置80において、図6(a)に示す配送情報DBで記憶されている配送状況(配送開始日時及び/又は配送完了日時)が、センタ景品管理装置70に対して送信されて、該センタ景品管理装置70において、図16に示す配送情報DBで記憶されるようにしても良い。
上記の実施形態では、図7(a)に示す景品パッケージ設定画面において、異なる大区分に属する景品を景品パッケージに含める場合には、D11aで大区分及び小区分を設定しないで、D11bで全ての景品が含まれる景品リストを表示して、景品の選択を受け付ける例について説明したが、景品リストで全ての景品が表示されると希望する景品を見つけづらいので、D11aで区分(大区分のみ,又は大区分と小区分)を設定し、D11bで該設定された区分に属する景品の景品リストを表示して、景品の選択を受け付けた後、再びD11aに戻って別の区分を設定し、D11bで該設定された別の区分に属する景品の景品リストを表示して、景品の選択を受け付ける、というように、区分の設定と景品の選択を繰り返すことにより、景品パッケージに含める景品を選択できるようにしても良い。
上記の実施形態では、図7(b)に示すように、景品パッケージに含まれる景品の更新が、センタ景品管理装置70において行われる例について説明したが、これに限らず、該景品パッケージに含まれる景品の更新は、配送管理装置80において行われるようにしても良く、この場合には、該配送管理装置80からセンタ景品管理装置70に対して、更新された景品パッケージの景品パッケージ情報を送信し、センタ景品管理装置70において、前記景品更新手段として機能する制御部72により、該受信した景品パッケージ情報が景品パッケージ情報DBで登録されようにすれば良い。
上記の実施形態では、図7(c)に示すように、予約停止景品の指定が、センタ景品管理装置70において行われる例について説明したが、これに限らず、該予約停止景品の指定は、配送管理装置80において行われるようにしても良く、この場合には、該配送管理装置80からセンタ景品管理装置70に対して、指定された予約停止景品の景品IDを送信し、センタ景品管理装置70において、前記予約停止景品受付手段して機能する制御部72により、該受信した景品IDに対応付けて景品パッケージ情報DBで予約停止フラグ1が登録されようにすれば良い。
上記の実施形態では、図7(c)に示すように、予約停止景品を指定する景品リスト(D13b)を表示する際に、景品提供業者,大区分,及び小区分を設定して(D13a)、該設定した景品提供業者,大区分,及び小区分に合致する景品の景品リストが表示される例について説明したが、これに限らず、図7(b)に示すように、景品提供業者を選択し(D12a)、該景品提供業者が提供する景品パッケージを選択して(D12b)、該景品パッケージに含まれる景品の景品リストが表示されるようにしても良い。
上記の実施形態では、図5(b)や図11の景品パッケージDBで示すように、景品パッケージに含まれる景品の数(種類)が、景品提供業者や遊技場が設定した任意の数である例について説明したが、これに限らず、予め定められた一定数であっても良い。
上記の実施形態では、図11の景品パッケージDBで示すように、複数の景品提供業者の全て(ここではX及びY)について、各々景品パッケージが設定される例について説明したが、これに限らず、景品パッケージが設定されない景品提供業者Z(例えば景品区分が同一で少ない種類の景品を提供する景品提供業者)があっても良い。即ち前記景品パッケージ設定手段は、複数の景品提供業者のうちの少なくとも一部の景品提供業者について、各景品提供業者毎に景品パッケージを設定するものであれば良い。この場合には、例えば図34に示すD153で、当該景品提供業者Zのボタンも表示し、該ボタンが操作されると、前記景品表示処理手段は、該景品提供業者Zが提供する全ての景品を当該遊技場に設けられるカードユニット20で表示するための処理を行うようにすれば良い。
上記の第1実施形態において、図13(b)に示す予約・確定累計数DBにおいて、予約個数を確定累計数b’に加算するときに(図38のS1212)、該予約個数を予約累計数bから減算するようにしても良い。この場合における予約累計数bは、予約された景品のうち予約確定されていない景品の数である。また、この場合における判定式x(図36のS1109)は、在庫数a−(予約累計数b+確定累計数b’+予約個数c)≧0となる。
上記の第2実施形態では、図45に示す在庫数DBにおいて、現在在庫数が管理されている例について説明したが、これに限らず、図13(b)に示す予約・確定累計数DBと同様に、予約累計数bを管理しておき、予約要求を受信した時点で、図10に示す景品情報DBで登録されている在庫数a−当該予約累計数bの式で現在在庫数が算出され、該算出された現在在庫数に基づいて、在庫数判定手段(制御部72)により、図36のS1109’に示す判定が行われるようにしても良い。即ち、この場合における在庫数判定手段は、在庫数登録手段に登録(景品情報DB)された在庫数と、予約個数集計手段により集計された予約個数(予約累計数)とに基づいて、景品の予約が可能であるか否かを判定する、前記第1実施形態に係る在庫数判定手段として機能するものである。
上記の実施形態において、図28に示すようにカードユニット20で表示される景品選択画面で、D125で大区分ボタンが選択され、D126で小区分ボタンが選択された後に、D129a又はD129a’に示す交換玉数ボタンを区分メニューとして表示し、いずれかの交換玉数ボタンが選択されると、選択された大区分,小区分,及び交換玉数に属する景品が表示されるようにしても良く、これによれば、選択された大区分及び小区分に属する景品が多い場合であっても、交換玉数の区分でさらに絞り込みをかけることができるので、遊技者が希望する景品をスムーズに選択することができる。
同様に、上記の実施形態において、図28に示すようにカードユニット20で表示される景品選択画面で、D129a又はD129a’に示す交換玉数ボタンが選択された後に、D125に示す大区分ボタンを区分メニューとして表示し、いずれかの大区分ボタンが選択されると、D126に示す小区分ボタンを区分メニューとして表示し、いずれかの小区分ボタンが選択されると、選択された交換玉数,大区分,及び小区分に属する景品が表示されるようにしても良く、これによれば、選択された交換玉数の区分に属する景品が多い場合であっても、大区分及び小区分でさらに絞り込みをかけることができるので、遊技者が希望する景品をスムーズに選択することができる。
上記の実施形態では、図30に示すように、D131で「配送先指定」ボタンが操作されると、D132で配送先として遊技場又は自宅の指定が受け付けられる例について説明したが、これに限らず、D131で「配送先指定」ボタンが操作されると、D133又はD135に進み、D134で「予約実行」ボタンが操作された後に、D132に進んで配送先として遊技場又は自宅の指定が受け付けられ、該D132で決定ボタンが操作されると、予約要求が送信されるようにしても良い。
上記の実施形態では、図30のD133に示すように、カードユニット20にて景品予約処理を行うときに配送先情報の指定も受け付け、該配送先情報が図14に示す予約情報DBで予約情報として登録される例について説明したが、これに限らず、カードユニット20にて景品予約処理を行うときには、配送先情報の指定は受け付けずに、未提供予約個数・価格DBで予約個数又は予約価格を管理するために必要な当該会員遊技者の会員ID,景品会員ID,又は氏名のみを受け付け、予約確定端末50にて予約確定処理を行うときに、配送先情報の指定を受け付け、該配送先情報が図16に示す配送情報DBで配送情報として登録されるようにしても良い。
上記の実施形態では、図34のD153及びD154に示すように、景品提供業者を選択してから、該景品提供業者が提供する景品パッケージの中から景品パッケージを選択する例について説明したが、これに限らず、景品パッケージが属する区分を選択してから、該選択した区分に属する景品パッケージの中から該景品パッケージを提供する景品提供業者を選択するようにしても良い。また全景品提供業者が提供する全景品パッケージの中から景品パッケージを選択するようにしても良く、この場合には選択操作が1回となる。
上記の実施形態では、図34のD153〜D155に示すように、予約確定端末50,及び遊技場に設けられセンタ景品管理装置70と通信可能なパソコンにて景品パッケージの選択を受け付ける例について説明したが、これに限らず、カードユニット20にて該選択を受け付けるようにしても良い。また遊技場が希望する景品パッケージを所定の用紙に記載して景品センタに提出し、オペレータがセンタ景品管理装置70の入力装置74を操作して、当該用紙に記載された景品パッケージが入力されるようにしても良く、この場合には入力装置74が景品パッケージ選択受付手段となる。
上記の実施形態では、図34のD158に示すように、予約確定端末50,及び遊技場に設けられセンタ景品管理装置70と通信可能なパソコンにて取消を希望する提供情報(配送情報)の指定を受け付ける例について説明したが、これに限らず、カードユニット20にて該指定を受け付けるようにしても良い。また取消を希望する提供情報を所定の用紙に記載して景品センタに提出し、オペレータがセンタ景品管理装置70の入力装置74を操作して、当該用紙に記載された提供情報が入力されるようにしても良く、この場合には入力装置74が取消指定受付手段となる。
上記の第1実施形態では、図35のS13に示すように、センタ景品管理装置70からカードユニット20に対して、景品パッケージ情報と景品情報とが関連付けて送信され、カードユニット20において、該景品パッケージ情報と景品情報とが関連付けられた表示景品情報(図19(a))として記憶される例について説明したが、これに限らず、景品パッケージ情報と景品情報とは別個に送信されるようにしても良く、また該景品パッケージ情報と景品情報とは別個に記憶されるようにしても良い。
上記の実施形態では、図35のS14や、図43のS14’に示すように、カードユニット20において、区分メニューと該区分メニューに対応する分類区分が設定されている景品の景品情報とを関連付けた区分メニューDB(図19(b))を予め作成して記憶しておき、いずれかの区分メニューが選択されると、該選択された区分メニューに関連付けられている景品が表示される例について説明したが、これに限らず、該区分メニューDBを予め作成しておかずに、いずれかの区分メニューが選択されると、該選択された区分メニューに対応する分類区分が設定されている景品を表示景品情報DB(図19(a))から抽出し、該抽出した景品のうち重複する景品を特定し、該特定した景品のうち1つを除いて削除し、前記抽出した景品から該削除した景品を除いた景品を表示するようにしても良い。
上記の実施形態では、図35のS14や、図43のS14’に示すように、カードユニット20において、区分メニューDB(図19(b))を作成する例について説明したが、これに限らず、センタ景品管理装置70において、各遊技場毎の区分メニューDBを予め作成して、該作成した区分メニューDBを各遊技場のカードユニット20に送信し、該カードユニット20において、受信した区分メニューDBを記憶するようにしても良い。またセンタ景品管理装置70は、前記作成した区分メニューDBをカードユニット20に送信せず、カードユニット20において、いずれかの区分メニューが選択されると、該選択された区分メニューを示す情報をセンタ景品管理装置70に送信し、センタ景品管理装置70において、該送信されてきた区分メニューに関連付けられている景品の景品情報をカードユニット20に返信し、カードユニット20において、受信した景品情報の景品を表示するようにしても良い。
上記の実施形態では、図35のS14や、図43のS14’に示すように、カードユニット20において、区分メニューDB(図19(b))を作成する例について説明し、上記の変形例では、センタ景品管理装置70において、区分メニューDBを作成する例について説明したが、カードユニット20及びセンタ景品管理装置70のいずれにおいても区分メニューDBを作成せず、カードユニット20において、いずれかの区分メニューが選択されると、該選択された区分メニューを示す情報をセンタ景品管理装置70に送信し、センタ景品管理装置70において、当該遊技場が選択している景品パッケージに含まれる景品の中から、該送信されてきた区分メニューに対応する分類区分が設定されている景品を抽出し、該抽出した景品のうち重複する景品を特定し、該特定した景品のうち1つを除いて削除し、前記抽出した景品から該削除した景品を除いた景品の景品情報をカードユニット20に返信し、カードユニット20において、受信した景品情報の景品を表示するようにしても良い。
上記の実施形態では、図35のS14や、図43のS14’に示すように、カードユニット20において、表示景品情報DB(図19(a))を記憶しておき、いずれかのパッケージメニューが選択されると、該選択されたパッケージメニューに対応する景品パッケージに含まれる景品が表示される例について説明したが、これに限らず、カードユニット20において、景品パッケージ情報は記憶しておくが景品情報は記憶しておかずに、いずれかのパッケージメニューが選択されると、該選択されたパッケージメニューに対応する景品パッケージを示す情報をセンタ景品管理装置70に送信し、センタ景品管理装置70において、該送信されてきた情報が示す景品パッケージに含まれる景品の景品情報をカードユニット20に返信し、カードユニット20において、受信した景品情報の景品を表示するようにしても良い。
上記の第2実施形態では、図43のS14’に示すように、カードユニット20において、重複する景品を排除する(即ち図10に示す景品情報DBで表示フラグ1が登録されているものを抽出する)例について説明したが、これに限らず、センタ景品管理装置70において、重複する景品を排除する処理を行い、該重複を排除した景品の景品情報を各遊技場のカードユニット20に送信するようにしても良い。この場合において、区分メニューDBは、カードユニット20で作成されるようにしても良く、またセンタ景品管理装置70で作成されて、カードユニット20に送信され、該カードユニット20で記憶されるようにしても良い。さらに区分メニューDBは、カードユニット20及びセンタ景品管理装置70のいずれにおいても作成されないようにしても良く、この場合において、前記重複する景品を排除した景品情報をカードユニット20が記憶していれば、いずれかの区分メニューが選択されると、該選択された区分メニューに対応する分類区分が設定されている景品を当該景品情報から抽出して表示すれば良く、また前記重複する景品を排除した景品情報をセンタ景品管理装置70が記憶していれば、いずれかの区分メニューが選択されると、該選択された区分メニューを示す情報をセンタ景品管理装置70に送信し、センタ景品管理装置70において、該受信した情報が示す区分メニューに対応する分類区分が設定されている景品を当該景品情報から抽出してカードユニット20に返信し、カードユニット20において、受信した景品情報の景品を表示するようにすれば良い。
上記の実施形態では、図21のS84に示すように、配送先記録媒体(会員カード2又は景品交換カード3)から特定される配送先特定情報(会員ID又は景品会員ID)から配送先情報を特定可能とするための配送先特定処理として、配送先特定処理手段である通信部(場外通信部21c)により、配送先登録要求を送信する処理が行われる例について説明したが、これに限らず、該配送先特定処理として、配送先情報を配送先記録媒体に記録する処理が行われるようにしても良く、この場合には、カードユニット20の制御部22とカードR/W23が配送先特定処理手段となり、該配送先情報自体が配送先特定情報となる。
上記の実施形態では、図36のS1107及びS1108に示すように、センタ景品管理装置70において予約停止景品が設定された後、予約要求を受信したことに基づいて、予約停止情報がカードユニット20に対して送信される例について説明したが、これに限らず、センタ景品管理装置70において予約停止景品が設定されたときに、予約停止情報がカードユニット20に対して送信されるようにしても良い。
上記の第1実施形態では、図36のS1109に示すように、景品の予約が可能であるか否かが、在庫数a−(予約累計数b+予約個数c)≧0の判定式xを満たすか否かで判定される例について説明したが、これに代えて、在庫数a≧予約累計数b+予約個数cの判定式x1や、在庫数a−予約累計数b≧予約個数cの判定式x2や、在庫数a−予約個数c≧予約累計数bの判定式x3等、判定式xを変形した各判定式を満たすか否かで判定されるようにしても良い。また予約個数cが常に1であれば、予約内容登録処理の後に在庫数a=予約累計数bとなった時点で予約不可フラグを立てておき、次回以降の予約内容登録処理が行われない(即ち該予約不可フラグが立っていると、予約要求を受信する毎に予約NGを送信するか、又は1回目の予約要求を受信すると予約停止情報を送信する)ようにしても良い。
上記の第2実施形態では、図36のS1109’に示すように、景品の予約が可能であるか否かが、現在在庫数−予約個数≧0の判定式yを満たすか否かで判定される例について説明したが、これに代えて、現在在庫数≧予約個数の判定式y1を満たすか否かで判定されるようにしても良い。また予約個数が常に1であれば、予約内容登録処理の後に現在在庫数=0となった時点で、予約不可フラグを立てておき、次回以降の予約内容登録処理が行われない(即ち該予約不可フラグが立っていると、予約要求を受信する毎に予約NGを送信するか、又は1回目の予約要求を受信すると予約停止情報を送信する)ようにしても良い。
上記の実施形態では、図36のS1109やS1109’に示すように、予約要求を受信したことに基づいて、在庫があるか否かが判定される例について説明したが、これに限らず、景品の在庫が零となった時点で、在庫零通知をカードユニット20に対して送信し、カードユニット20において、該在庫零通知を受信した後(図22のS123でYESと判定された後)に、当該景品の選択ができなくなるようにしても良い。
上記の実施形態では、図36のS1109やS1109’に示すように、予約要求を受信したことに基づいて、在庫数判定手段により、変更された在庫数と予約累計数とに基づいて(又は変更された現在在庫数に基づいて)、景品の予約が可能であるか否かが判定され、景品の予約が可能でなければ、予約停止情報である在庫零通知がカードユニット20に対して送信される例について説明したが、これに限らず、センタ景品管理装置70において在庫数が変更されたときに、該在庫数判定手段による判定(即ち第1実施形態においては変更後の在庫数−予約累計数≧0?の判定であり、第2実施形態においては現在在庫数−初期在庫数の変動数≧0?の判定)を行い、景品の予約が可能でないと判定された場合に、予め予約停止情報(在庫零通知)をカードユニット20に対して送信し、カードユニット20において、該予約停止情報を受信した後(図22のS122でYESと判定された後)に、当該景品の選択ができなくなるようにしても良い。また景品の予約が可能でないと判定された場合に、予約不可フラグを立てておき、次回以降の予約内容登録処理が行われない(即ち該予約不可フラグが立っていると、予約要求を受信する毎に予約NGを送信するか、又は1回目の予約要求を受信すると予約停止情報を送信する)ようにしても良い。
また上記の第1実施形態において、図45に示す在庫数DBを管理しておき、在庫数判定手段による判定として、予約要求の受信時には、図36のS1109に示すように、在庫数と予約累計数とに基づく判定を行い、在庫数の変更時(図41)には、変更後の現在在庫数に基づく判定を行い、在庫数の変更後には、図36のS1109に示すように、変更後の在庫数と予約累計数とに基づく判定を行うようにしても良い。また提供可否判定手段による判定として、予約確定要求の受信時には、図38のS1210に示すように、在庫数と確定累計数とに基づく判定を行い、在庫数の変更時には、図41のS1503’に示すように、変更後の配送登録後在庫数に基づく判定を行い、在庫数の変更後には、図41のS1210に示すように、変更後の在庫数と確定累計数とに基づく判定を行うようにしても良い。
また上記の第2実施形態において、図13(b)に示す予約・確定累計数DBを管理しておき、在庫数判定手段による判定として、予約要求の受信時には、図36のS1109’に示すように、現在在庫数に基づく判定を行い、在庫数の変更時(図41)には、変更後の在庫数と予約累計数とに基づく判定を行い、在庫数の変更後には、図36のS1109’に示すように、変更後の現在在庫数に基づく判定を行うようにしても良い。また提供可否判定手段による判定として、予約確定要求の受信時には、図38のS1210’に示すように、配送登録後在庫数に基づく判定を行い、在庫数の変更時には、図41のS1503に示すように、変更後の配送登録後在庫数と確定累計数とに基づく判定を行い、在庫数の変更後には、図41のS1210’に示すように、変更後の配送登録後在庫数に基づく判定を行うようにしても良い。
上記の実施形態では、図36に示すように、予約停止情報と在庫零通知とが別個のものである例について説明したが、これに限らず、本例の如く予約要求を受信する毎に予約停止情報を返信する場合には、該予約停止情報は、予約停止景品の予約を停止する旨の情報である必要はなく、単に予約ができない旨を示す情報(NG通知)でも良く、この場合には、在庫零通知と同一のNG通知としても良い。
上記の第1実施形態では、図38に示すように、S1206,S1208,S1210の判定が、S1201で予約確定要求を受信した後に行われる例について説明したが、これに限らず、これらの判定は、S1201で予約情報要求を受信した後に行われるようにしても良く、この場合には、これらの判定で全てYESならば、S1204で予約情報を送信して、S1201で予約確定要求の受信を待機し、予約確定要求の受信が有ると、S1212に進む。これによれば、遊技場において、当該S1204の予約情報を受信してから減算処理を行うという運用をすることで、減算処理を行った後に予約確定ができなかったために該減算処理を取り消すといった手間を減少することができる。
上記の第1実施形態では、図36のS1109に示すように、在庫数判定手段が、在庫数変更手段にて変更を受け付けた後の在庫数(即ち景品情報DBで管理している在庫数)と予約個数集計手段にて集計された予約個数(即ち予約・確定累計数DBで管理している予約累計数)とに基づいて、景品の予約が可能であるか否かを判定する例について説明したが、これに限らず、該第1実施形態のセンタ景品管理装置70でも、図45に示す在庫数DBを管理して、在庫数判定手段が、S1109’に示す判定を行うようにしても良く、この場合には、在庫数変更手段にて在庫数の変更を受け付けたことを条件として、現在在庫数更新手段として機能する制御部72により、在庫数の変動数に基づいて、現在在庫数管理手段で管理している現在在庫数(即ち在庫数DBで管理している現在在庫数)を更新し、在庫数判定手段として機能する制御部72により、該現在在庫数更新手段にて更新された後の現在在庫数(即ち在庫数DBで管理している現在在庫数)に基づいて、景品の予約が可能であるか否かを判定する。
同様に、上記の第2実施形態では、図36のS1109’に示すように、在庫数判定手段が、現在在庫数更新手段にて更新された後の現在在庫数(即ち在庫数DBで管理している現在在庫数)に基づいて、景品の予約が可能であるか否かを判定する例について説明したが、これに限らず、該第2実施形態のセンタ景品管理装置70でも、図13(b)に示す予約・確定累計数DBを管理して、S1109に示すように、在庫数変更手段にて在庫数の変更を受け付けた後の在庫数と、予約個数集計手段にて集計された予約個数(即ち予約・確定累計数DBで管理している予約累計数)とに基づいて、景品の予約が可能であるか否かを判定するようにしても良い。
上記の第1実施形態では、図38のS1210に示すように、提供可否判定手段が、在庫数変更手段にて変更を受け付けた後の在庫数(即ち景品情報DBで管理している在庫数)と提供個数集計手段にて集計された提供個数(即ち予約・確定累計数DBで管理している確定累計数)とに基づいて、景品の提供が可能であるか否かを判定する例について説明したが、これに限らず、該第1実施形態のセンタ景品管理装置70でも、図45に示す在庫数DBを管理して、提供可否判定手段が、S1210’に示す判定を行うようにしても良く、この場合には、在庫数変更手段にて在庫数の変更を受け付けたことを条件として、提供後在庫数更新手段として機能する制御部72により、在庫数の変動数に基づいて、提供後在庫数管理手段で管理している提供後在庫数(即ち在庫数DBで管理している配送登録後在庫数)を更新し、提供可否判定手段として機能する制御部72により、該提供後在庫数更新手段にて更新された後の提供後在庫数(即ち在庫数DBで管理している配送登録後在庫数)に基づいて、景品の提供が可能であるか否かを判定する。
同様に、上記の第2実施形態では、図38のS1210’に示すように、提供可否判定手段が、提供後在庫数更新手段にて更新された後の提供後在庫数(即ち在庫数DBで管理している配送登録後在庫数)に基づいて、景品の提供が可能であるか否かを判定する例について説明したが、これに限らず、該第2実施形態のセンタ景品管理装置70でも、図13(b)に示す予約・確定累計数DBを管理して、S1210に示すように、在庫数変更手段にて在庫数の変更を受け付けた後の初期在庫数と、提供個数集計手段にて集計された提供個数(即ち予約・確定累計数DBで管理している確定累計数)とに基づいて、景品の提供が可能であるか否かを判定するようにしても良い。
上記の実施形態では、図39に示すように、センタ景品管理装置70から配送管理装置80に対して配送情報の送信(配送指示)が行われた後であっても、該センタ景品管理装置70から配送管理装置80に対して配送停止要求が送信され(S1405)、景品の配送が未だ行われていなければ、該景品の配送が停止される例について説明したが、これに限らず、配送管理装置80に対する配送停止要求は行われないものであっても良い。
上記の実施形態において、図41のS1503,S1503b’でNO(即ち景品の提供が可能でない)と判定された場合に、該判定の対象となった景品の提供を停止する旨の提供停止情報を予約確定端末50に送信するようにしても良く、また提供不可フラグを立てておき、次回以降の配送情報登録処理が行われない(即ち該提供不可フラグが立っていると、予約確定要求を受信する毎に確定NGを送信するか、又は1回目の予約確定要求を受信すると提供停止情報を送信する)ようにしても良い。
上記の第2実施形態において、図41のS1503a’で現在在庫数から初期在庫数の変動数を減算した結果、該減算後の現在在庫数がマイナスになる場合には、該減算後の現在在庫数を零にしても良い。なお、上記の実施形態では、在庫数が減少する場合について説明したが、在庫数が増加する場合であっても良い。
上記の実施形態では、図41に示すS1504において、配送情報DBから配送先情報を抽出するときに、予約停止景品を予約した全ての遊技者の配送先情報が抽出される例について説明したが、これに限らず、変更後の在庫数を超える分だけ、確定日時が新しい予約に対応する配送先情報が抽出されるようにしても良い。例えば、ある景品について、予約確定数が10であり、変更後の在庫数が7になった場合には、確定日時が古い7個についてはそのまま配送し、確定日時が新しい3個の予約に対応する配送先情報を抽出する。
上記の第2実施形態では、図42に示すように、減算処理端末及び予約確定端末として機能する(換言すれば減算処理端末と予約確定端末とが一体である)POS・予約確定端末50’が設けられ、減算処理に伴って予約確定要求が送信される例について説明したが、これに限らず、減算処理端末(仮にPOS端末40’とする)と予約確定端末(仮に予約確定端末50’とする)とが別個に設けられるが、減算処理に伴って予約確定要求が送信されるようにしても良い。
ここで予約確定端末50’とセンタ景品管理装置70とが通信可能である場合には、POS端末40’は、計数レシート5から計数IDと計数値を読み取って、計数値管理装置62との間で該計数値の照合を行い、予約確定端末50’は、会員カード2又は景品交換カード3から予約IDを読み取り、センタ景品管理装置70から該予約IDに対応する交換玉数を取得して、該交換玉数をPOS端末40’に送信し、POS端末40’は、前記計数値≧該交換玉数ならば、減算OK通知を予約確定端末50’に返信し、予約確定端末50’は、前記予約IDを含む予約確定要求をセンタ景品管理装置70に送信するようにすれば良い。
一方、POS端末40’とセンタ景品管理装置70とが通信可能である場合には、POS端末40’は、計数レシート5から計数IDと計数値を読み取って、計数値管理装置62との間で該計数値の照合を行い、予約確定端末50’は、会員カード2又は景品交換カード3から予約IDを読み取って、該予約IDをPOS端末40’に送信し、POS端末40’は、センタ景品管理装置70から該予約IDに対応する交換玉数を取得して、前記計数値≧該交換玉数ならば、前記予約IDを含む予約確定要求をセンタ景品管理装置70に送信し、センタ景品管理装置70から提供登録完了通知を受信すると、確定OK通知を予約確定端末50’に送信し、予約確定端末50’は、配送レシート6を発行するようにすれば良い。
上記の実施形態では、図14に示す予約情報DBにおいて、予約識別情報(予約ID)と遊技者特定情報である会員ID又は景品会員ID及び配送先情報とが対応付けて登録される例について説明したが、該予約情報DBにおいては会員ID又は景品会員IDを登録しないようにしても、図13(a)に示す配送先DBにおいて会員ID又は景品会員IDと配送先情報(氏名等)とが対応付けて登録されているので、センタ景品管理装置70においては、予約識別情報と遊技者特定情報である会員ID又は景品会員IDとが対応付けて登録されていることになる。つまり、一のDB(予約情報DB)において、データA(予約ID)とデータB(配送先情報)とが対応付けて登録されており、他のDB(配送先DB)において、データB(配送先情報)とデータC(会員ID又は景品会員ID)とが対応付けて登録されている場合には、両DBに共通のデータBをキーにして、データAとデータCとが対応付けて登録されていることになる。
同様に、上記の実施形態では、図14に示す予約情報DBにおいて、予約識別情報(予約ID)と景品特定情報(景品ID)と景品名が対応付けて登録される例について説明したが、該予約情報DBにおいては景品IDを登録しないようにしても、図10に示す景品情報DBにおいて景品IDと景品名とが対応付けて登録されているので、センタ景品管理装置70においては、予約識別情報と景品特定情報とが対応付けて登録されていることになる。つまり、一のDB(予約情報DB)において、データA(予約ID)とデータB(景品名)とが対応付けて登録されており、他のDB(景品情報DB)において、データB(景品名)とデータC(景品ID)とが対応付けて登録されている場合には、両DBに共通のデータBをキーにして、データAとデータCとが対応付けて登録されていることになる。
上記の実施形態では、図9のD16に示すように、上限値超え報知基準が設定され、図15の未提供予約個数・価格DBに示すように、上限値超え回数が集計され、図37のS1166に示すように、上限値超え回数が上限値超え報知基準以上であることを条件として、遊技者特定情報抽出手段により抽出された遊技者特定情報(配送先情報)と該上限値超え回数とが表示される例について説明したが、これに限らず、上限値超え報知基準を設定せず、上限値超え回数を集計せず、遊技者特定情報抽出手段により遊技者特定情報が抽出されると、該抽出された遊技者特定情報が表示されるようにしても良い。
上記の実施形態では、図9に示すD17a,D17bにおいて、全体上限値及び個別上限値を設定している例について説明したが、これに限らず、個別上限値のみを設定して全体上限値は設定しないようにしても良い。この場合には、図12に示す上限値DBにおける景品IDがKX−000305,KX−000501の景品や、図44に示す上限値DBにおける景品IDがKX−020475の景品については、補正パターンBの処理は行われずに補正パターンAの処理が行われて、在庫数演算値と価格演算値の少ない方が、そのまま個別上限値として設定される。これによれば、1種類の景品を多量に予約するいたずらを、最低限防止することができる。
上記の実施形態では、図9に示すD17a,D17bにおいて、全体上限値及び個別上限値を設定している例について説明したが、これに限らず、全体上限値のみを設定して個別上限値は設定しないようにしても良い。この場合には、図37に示すS1153〜S1155の処理は省略される。これによれば、複数種類の景品を多量に予約するいたずらを、最低限防止することができると共に、1種類の景品を多量に予約する場合であっても全体上限値以上の予約はできないので、1種類の景品を多量に予約するいたずらも効果的に防止することができる。
上記の第1実施形態では、図9に示すD17aにおいて、在庫数に基づく個別上限値として、各景品の在庫数に応じた個別上限値を演算するための値(ここでは在庫数の40%)を設定する例について説明したが、D17a’の★印に示すように、全体上限値(ここでは30個)よりも低い値であって一定の在庫数(ここでは20個)を個別上限値として設定するようにしても良い。このD17a’に示すように、個別上限値として、在庫数に基づく個別上限値(ここでは在庫数の40%)と、一定の在庫数の個別上限値の2つを設定すると、図12に示す上限値DBにおいて、補正パターンAの処理が行われる場合には、在庫数演算値と該設定した一定の在庫数の少ない方が個別上限値として設定され、また該一定の在庫数は常に全体上限値よりも低い(即ち在庫数演算値と前記設定した一定の在庫数の少ない方が全体上限値を超えることは無い)ので、補正パターンBの処理が行われることは無い。また図示しないが、個別上限値として、価格に基づく個別上限値(例えば合計額80000円)と、一定の在庫数の個別上限値の2つを設定すると、図12に示す上限値DBにおいて、補正パターンAの処理が行われる場合には、価格演算値と該設定した一定の在庫数の少ない方が個別上限値として設定され、また該一定の在庫数は常に全体上限値よりも低い(即ち価格演算値と前記設定した一定の在庫数の少ない方が全体上限値を超えることは無い)ので、補正パターンBの処理が行われることは無い。さらに図示しないが、個別上限値として、在庫数に基づく個別上限値と、価格に基づく個別上限値と、一定の在庫数の個別上限値の3つを設定すると、図12に示す上限値DBにおいて、補正パターンAの処理が行われる場合には、在庫数演算値と価格演算値と該設定した一定の在庫数のうちの最も少ない値が個別上限値として設定され、また該一定の在庫数は常に全体上限値よりも低い(即ち在庫数演算値と価格演算値と前記設定した一定の在庫数のうちの最も少ないものが全体上限値を超えることは無い)ので、補正パターンBの処理が行われることは無い。
同様に、上記の第2実施形態では、図9に示すD17bにおいて、価格に基づく個別上限値として、各景品の総価格に応じた個別上限値を演算するための値(ここでは総価格の40%)を設定する例について説明したが、D17b’の★印に示すように、全体上限値(ここでは120000円)よりも低い値であって一定の価格(ここでは80000円)を個別上限値として設定するようにしても良い。このD17b’に示すように、個別上限値として、価格に基づく個別上限値(ここでは総価格の40%)と、一定の価格の個別上限値の2つを設定すると、図44に示す上限値DBにおいて、補正パターンAの処理が行われる場合には、価格演算値と該設定した一定の価格の少ない方が個別上限値として設定され、また該一定の価格は常に全体上限値よりも低い(即ち価格演算値と前記設定した一定の価格の少ない方が全体上限値を超えることは無い)ので、補正パターンBの処理が行われることは無い。また図示しないが、個別上限値として、在庫数に基づく個別上限値(例えば在庫数20個分の価格)と、一定の価格の個別上限値の2つを設定すると、図44に示す上限値DBにおいて、補正パターンAの処理が行われる場合には、在庫数演算値と該設定した一定の価格の少ない方が個別上限値として設定され、また該一定の在庫数は常に全体上限値よりも低い(即ち在庫数演算値と前記設定した一定の価格の少ない方が全体上限値を超えることは無い)ので、補正パターンBの処理が行われることは無い。さらに図示しないが、個別上限値として、価格に基づく個別上限値と、在庫数に基づく個別上限値と、一定の価格の個別上限値の3つを設定すると、図44に示す上限値DBにおいて、補正パターンAの処理が行われる場合には、価格演算値と在庫数演算値と該設定した一定の価格のうちの最も少ない値が個別上限値として設定され、また該一定の価格は常に全体上限値よりも低い(即ち価格演算値と在庫数演算値と前記設定した一定の価格のうちの最も少ないものが全体上限値を超えることは無い)ので、補正パターンBの処理が行われることは無い。
上記の実施形態では、図9に示すD17a,D17bにおいて、在庫数に基づく個別上限値及び価格に基づく個別上限値の両方を設定しているが、これに限らず、在庫数に基づく個別上限値又は価格に基づく個別上限値のいずれか一方のみを単独で設定するようにしても良く、ここで図12に示す上限値DBにおいて、補正パターンAの処理が行われる場合には、該設定された方の在庫数演算値又は価格演算値がそのまま個別上限値として設定される。即ち上限値設定手段は、各景品の在庫数及び/又は各景品に対応する価格に基づいて上限値を設定するものであれば良い。またD17a’,D17b’の★印に示す一定の在庫数又は価格の個別上限値を単独で設定するようにしても良く、ここで図12に示す上限値DBにおいて、補正パターンAの処理が行われる場合には、該設定された一定の在庫数又は価格がそのまま個別上限値として設定され、また該一定の在庫数は常に全体上限値よりも低いので、補正パターンBの処理が行われることは無い。
上記の実施形態では、図9に示すD17a,D17bにおいて、最少上限値を設定しているが、これに限らず、該最少上限値は設定しないようにしても良く、この場合において、図12及び図44に示す補正パターンCの処理は行われずに、在庫数演算値と価格演算値の少ない方が、そのまま個別上限値として設定される。
上記の実施形態では、図12及び図44に示す上限値DBにおいて、在庫数がNULLである景品についても個別上限値が設定される例について説明したが、これに限らず、在庫数がNULLである景品については個別上限値が設定されないようにしても良い。在庫数がNULLである景品は、在庫数が十分に多いため、当該景品について多量の予約が行われても在庫数に多大な影響を及ぼすことが無く、また全体上限値が設定されていれば、該全体上限値以上の予約はできないので、当該景品を多量に予約するいたずらも必然的に防止することができるからである。なお、在庫数がNULLである景品については、全体上限値が設定されていても、該全体上限値に基づく上限値判定で常に予約が可能であると判定されるように設定又は制御する(即ち全体上限値が適用されない)ようにして、無制限に予約ができるようにしても良い。
上記の実施形態では、図12及び図44に示す上限値DBにおいて、補正パターンBの処理として、全体上限値が個別上限値として設定される例について説明したが、これに限らず、該補正パターンBの処理として、全体上限値から所定値(例えば5個又は5個分の価格)を減算した値が個別上限値として設定されるようにしても良く、これによれば、常に個別上限値は全体上限値よりも低い値に設定されるので、悪質な遊技者が、複数種類の景品を多量に予約するいたずらや、1種類の景品を多量に予約するいたずらを、効果的に防止することができる。
上記の第1実施形態では、図12に示す上限値DBにおいて、在庫数演算値の演算基準となる在庫数が、初期在庫数で不変である例について説明したが、これに限らず、該演算基準となる在庫数は、初期在庫数から予約累計数を減算した現在在庫数であっても良く、この場合には、予約内容登録処理や配送情報登録処理により予約累計数が変動する毎に、在庫数演算値が演算されることになる。具体的には、上限値DBにおいて、図46に示すように、前記在庫数(初期在庫数)に代えて現在在庫数が登録されるように構成する。ここで、例えば景品IDがKX−000501の景品について、現在在庫数として100個が登録され、個別上限値として補正パターンBの処理に基づく30個が設定されている状態で、該30個の予約内容登録処理が行われると、現在在庫数として該30個が減算された70個が登録され、在庫数演算値として該70個の40%である28個が演算され、個別上限値として補正パターンAの処理に基づく該28個が設定される。この状態で、該28個の予約内容登録処理が行われると、現在在庫数として該28個が減算された42個が登録され、在庫数演算値として該42個の40%である16個(整数部分)が演算され、個別上限値として補正パターンAの処理に基づく該16個が設定される。以下、説明は省略するが、同様の処理が行われることにより、現在在庫数の減少に応じて、個別上限値が新たに設定される。
同様に、上記の第2実施形態では、図44に示す上限値DBにおいて、価格演算値の演算基準となる総価格が、初期在庫数分の総価格で不変である例について説明したが、これに限らず、該演算基準となる総価格は、現在在庫数分の総価格であっても良く、この場合には、予約内容登録処理や配送情報登録処理により現在在庫数が変動する毎に、価格演算値が演算されることになる。具体的には、上限値DBにおいて、図47に示すように、前記在庫数(初期在庫数)に代えて現在在庫数が登録され、該現在在庫数に基づく総価格が登録されるように構成する。ここで、例えば景品IDがKX−000501の景品について、現在在庫数として100個,総価格として30000円が登録され、個別上限値として補正パターンAの処理に基づく6000円(在庫数演算値)が設定されている状態で、該6000円に対応する20個の予約内容登録処理が行われると、現在在庫数として該20個が減算された80個が登録され、総価格として該80個分の24000円が登録され、価格演算値として該24000円の40%である9600円が演算され、個別上限値として補正パターンAの処理に基づく6000円(在庫数演算値)が設定される。この状態で、該6000円に対応する20個の予約内容登録処理が行われると、現在在庫数として該20個が減算された60個が登録され、総価格として該60個分の18000円が登録され、価格演算値として該18000円の40%である7200円が演算され、個別上限値として補正パターンAの処理に基づく6000円(在庫数演算値)が設定される。以下、説明は省略するが、同様の処理が行われることにより、総価格の減少に応じて、個別上限値が新たに設定される。
上記の実施形態では、図15に示すように、未提供予約特定手段である制御部72及び未提供予約個数・価格DBが、全ての遊技者について、未提供予約個数や未提供予約価格を予め特定しておく例について説明したが、これに限らず、該未提供予約個数・価格DBを設けずに、予約要求を受信した時点で、図14に示す予約情報DBの記憶内容に基づいて、当該予約を行った遊技者についてのみ、未提供予約個数や未提供予約価格を特定するようにしても良い。この場合において、予約要求に含まれる各景品について、各種類毎の個別未提供予約個数又は個別未提供予約価値(個別未提供予約価格)を全て特定するようにしても良く、また全て特定するのではなく、まず1種類の景品について個別未提供予約個数又は個別未提供予約価値を特定して上限値判定処理を行い、予約が可能であると判定されたならば、次の種類の景品について個別未提供予約個数又は個別未提供予約価値を特定して上限値判定処理を行い、予約が可能でないと判定されたならば、次の種類の景品について個別未提供予約個数又は個別未提供予約価値を特定しないようにしても良い。即ち、全種類の個別未提供予約景品又は個別未提供予約価値を予め特定しておく場合,予約要求を受信した時点で全種類の個別未提供予約景品又は個別未提供予約価値を特定する場合,及び予約要求を受信した時点で各種類の個別未提供予約景品又は個別未提供予約価値を一つずつ特定する場合(最終的に全種類の個別未提供予約景品又は個別未提供予約価値が特定される場合と、一部の種類についてのみ個別未提供予約景品又は個別未提供予約価値が特定されるが全種類の個別未提供予約景品又は個別未提供予約価値は特定されない場合の、両方を含む)のいずれについても、未提供予約特定手段は、未提供予約景品の各種類毎の未提供予約個数又は未提供予約価値を特定していることになる。
また予約要求に含まれる予約個数が常に1である場合には、予約内容登録処理が終了した時点で、図14に示す予約情報DBの記憶内容に基づいて、当該予約を行った遊技者についてのみ、未提供予約個数や未提供予約価格を特定し、該未提供予約個数や未提供予約価格が上限値となった時点で上限値到達フラグを立てておき、次回以降の予約内容登録処理が行われない(即ち該上限値到達フラグが立っていると、予約要求を受信する毎に予約NGを送信する)ようにしても良い。
上記の実施形態では、図36に示す予約内容登録処理において、まず上限値判定処理(S1106)が行われ、該上限値判定処理で予約が可能であると判定されてから、在庫数判定処理(S1109)が行われる例について説明したが、これに限らず、まず在庫数判定処理が行われ、該在庫数判定処理で予約が可能であると判定されてから、上限値判定処理が行われるようにしても良く、また在庫数判定処理が行われ、該在庫数判定処理で予約が可能でないと判定されても、いたずらの予約を発見するために、上限値判定処理が行われるようにしても良い。
上記の実施形態では、図37(a)に示す上限値判定処理において、上限値判定基準として景品の個数が設定されている場合には、S1151〜S1155の処理が行われ、上限値判定基準として景品の価格が設定されている場合には、S1171〜S1175の処理が行われる例について説明したが、上限値判定基準を設定せずに、S1151〜S1155の処理とS1171〜S1175の処理の両方が行われるようにしても良い。
上記の実施形態では、図37(a)に示す上限値判定処理において、まず全体上限値に基づく上限値判定(S1152,S1172)が行われ、該上限値判定処理で予約が可能であると判定されてから、個別上限値に基づく上限値判定(S1154,S1174)が行われる例について説明したが、これに限らず、まず個別上限値に基づく上限値判定が行われ、該上限値判定処理で予約が可能であると判定されてから、全体上限値に基づく上限値判定が行われるようにしても良い。
上記の実施形態では、図37(a)に示す上限値判定処理において、S1153,S1173に示すように、1つの景品について個別上限値に基づく上限値判定が終了する毎に、次の景品について個別未提供予約個数又は個別未提供予約価格が抽出される例について説明したが、これに限らず、個別上限値に基づく上限値判定が行われる前に、予約要求に含まれる全ての景品について個別未提供予約個数又は個別未提供予約価格が抽出されるようにしても良く、また全体未提供予約個数又は全体未提供予約価格の抽出(S1151,S1171)と同時に、予約要求に含まれる全ての景品について個別未提供予約個数又は個別未提供予約価格が抽出されるようにしても良い。
上記の実施形態では、図37(a)のS1152に示すように、遊技者について予約が可能であるか否かが、全体上限個数−(全体未提供予約個数+全予約個数)≧0の判定式pを満たすか否かで判定される例について説明したが、これに代えて、全体上限個数≧全体未提供予約個数+全予約個数の判定式p1や、全体上限個数−全体未提供予約個数≧全予約個数の判定式p2や、全体上限個数−全予約個数≧全体未提供予約個数の判定式p3等、判定式pを変形した各判定式を満たすか否かで判定されるようにしても良い。また全予約個数が常に1(即ち各予約では予約個数として1個のみを指定でき、かつ予約要求には予約IDとして1つのみを含む)であれば、予約内容登録処理の後に全体上限個数=全体未提供予約個数となった時点で、上限値到達フラグを立てておき、次回以降の予約内容登録処理が行われない(即ち該上限値到達フラグが立っていると、予約要求を受信する毎に予約NGを送信する)ようにしても良い。
同様に、上記の実施形態では、図37(a)のS1172に示すように、遊技者について予約が可能であるか否かが、全体上限価格−(全体未提供予約価格+全予約価格)≧0の判定式p’を満たすか否かで判定される例について説明したが、これに代えて、全体上限価格≧全体未提供予約価格+全予約価格の判定式p1’や、全体上限価格−全体未提供予約価格≧全予約価格の判定式p2’や、全体上限価格−全予約価格≧全体未提供予約価格の判定式p3’等、判定式p’を変形した各判定式を満たすか否かで判定されるようにしても良い。
上記の実施形態では、図37(a)のS1154に示すように、遊技者について予約が可能であるか否かが、ある景品の個別上限個数−(当該景品の個別未提供予約個数+当該景品の予約個数)≧0の判定式qを満たすか否かで判定される例について説明したが、これに代えて、個別上限個数≧個別未提供予約個数+予約個数の判定式q1や、個別上限個数−個別未提供予約個数≧予約個数の判定式q2や、個別上限個数−予約個数≧個別未提供予約個数の判定式q3等、判定式qを変形した各判定式を満たすか否かで判定されるようにしても良い。また予約個数が常に1(即ち各予約では予約個数として1個のみを指定でき、かつ予約要求には予約IDとして1つのみを含む)であれば、予約内容登録処理の後に個別上限個数=個別未提供予約個数となった時点で、当該景品について上限値到達フラグを立てておき、次回以降の予約内容登録処理が行われない(即ち該上限値到達フラグが立っていると、当該景品の予約要求を受信する毎に予約NGを送信する)ようにしても良い。
同様に、上記の実施形態では、図37(a)のS1174に示すように、遊技者について予約が可能であるか否かが、ある景品の個別上限価格−(当該景品の個別未提供予約価格+当該景品の予約価格)≧0の判定式q’を満たすか否かで判定される例について説明したが、これに代えて、個別上限価格≧個別未提供予約価格+予約価格の判定式q1’や、個別上限価格−個別未提供予約価格≧予約価格の判定式q2’や、個別上限価格−予約価格≧個別未提供予約価格の判定式q3’等、判定式q’を変形した各判定式を満たすか否かで判定されるようにしても良い。
上記の実施形態では、図37(a)のS1163〜S1166に示すように、上限値DBにおいて当日報知フラグ0が記憶されている場合(即ち上限値判定処理において、当日に未だ予約が可能でないと判定されていない場合)にのみ、抽出された遊技者特定情報が表示される例について説明したが、これに限らず、上限値DBにおいて当日報知フラグを記憶せず、上限値判定処理において予約が可能でないと判定される毎に、抽出された遊技者特定情報が表示されるようにしても良い。
上記の実施形態では、予約の有効期間が当日限りで、図35及び図43のS72に示すように、遊技場の営業終了後に(即ち1日毎)、図14に示す予約情報DBで記憶しているすべての予約情報を消去(無効化)することにより、該予約情報DBを更新し、図15に示す未提供予約個数・価格DBで記憶している全体未提供予約個数,全体未提供予約価格,景品ID,個別未提供予約個数,個別未提供予約価格,及び当日報知フラグを消去することにより、該未提供予約個数・価格DBを更新する例について説明したが、これに限らず、予約の有効期間を数日間(例えば3日間)とし、これら予約情報DB及び未提供予約個数・価格DBの更新は、当該数日間毎に行われるようにしても良い。即ち、提供処理が行われずに登録されている予約識別情報(予約ID)及び景品特定情報(景品ID)を無効化する処理は、所定期間毎に行われれば良い。
上記の実施形態では、図10に示すように、配送元管理手段である景品情報DBにおいて、配送元を示す配送元情報として、配送元である倉庫の名称を管理している例について説明したが、これに限らず、該配送元情報として、配送元の住所や、配送元毎に割り当てられた配送元番号等を管理するようにしても良い。即ち配送元情報は、配送元を示す情報であれば良い。
上記の実施形態では、図10の景品情報DBに示すように、1つの景品に対して1つの配送元が管理されている例について説明したが、これに限らず、1つの景品に対して複数の配送元情報(例えば秋田倉庫及び埼玉倉庫)が管理されるようにしても良く、この場合には、配送先(例えば東京)に近い方の配送元(この場合には埼玉倉庫)から当該景品が配送されるよう構成し、当該近い方の配送元が、図38のS1213で景品毎に分類する際の判定対象となる。
上記の実施形態では、1つの景品に対して1つの予約IDが割り当てられるので、図14に示す予約情報DBにおいて、予約個数として常に1個が登録され、図6(a)に示す配送情報DB,図6(b)に示す請求情報DB,及び図16に示す配送情報DBにおいて、配送個数として常に1個が登録される例について説明したが、これら予約個数や配送個数を各DBにおいて登録しないようにしても良い。
上記の実施形態では、図28のD124に示すように、1回の予約で、配送先と配送希望日時が同一である複数の景品について予約が可能である例について説明したが、これに限らず、1回の予約で、配送先と配送希望日時が異なる複数の景品について予約が可能であるようにしても良く、この場合には、図30のD131に示す各々の景品について、D132に示す配送先の指定,及びD134に示す配送希望日時の指定を受け付けるようにすれば良い。
上記の実施形態では、図30のD132に示すように、配送先として遊技場又は自宅の何れかを指定可能である例について説明したが、これに限らず、該配送先として自宅のみあるいは遊技場のみを指定可能であるようにしても良く、この場合には、各景品の配送先は常に同一となるので、前記景品分類手段(制御部72)は、景品分類処理を行う際に、配送先が同一であるか否かは分類の基準としない。
上記の実施形態では、図30のD134に示すように、遊技者から配送希望日と配送希望時間帯の指定が受け付けられる例について説明したが、これに限らず、配送希望日のみの指定が受け付けられるようにしても良い。
上記の実施形態では、図30のD134に示すように、遊技者から配送希望日時の指定が受け付けられる例について説明したが、これに限らず、配送される日時が固定されている景品(例えば予約から10日後に配送される景品)や、配送される日時が不明な景品(例えば入荷次第配送される景品)については、遊技者から配送希望日時の指定が受け付けられないようにしても良い。また全ての景品について一律に配送される日時が固定されている場合(例えば全ての景品について予約から10日後に配送される場合)にも、遊技者から配送希望日時の指定が受け付けられないようにしても良く、この場合には、各景品の配送時期は常に同一となるので、前記景品分類手段(制御部72)は、景品分類処理を行う際に、配送時期が同一であるか否かは分類の基準としない。
上記の実施形態では、図38のS1201において、Y−00001〜Y−00005(予約1〜予約5)の5つの予約IDを含む予約確定要求を受信し、各予約IDから特定される5つの景品が分類1〜分類4の4つに分類されて、各分類について分類識別情報(予約確定ID)が割り当てられる例について説明したが、例えばY−00001とY−00003の2つの予約IDを含む予約確定要求を受信すると、両予約IDから特定される2つの景品が1つに分類されて、当該分類について分類識別情報が割り当てられる。このように、景品分類手段により分類された複数の分類の各々について分類識別情報を割り当てる処理のみならず、景品分類手段により分類された1つの分類について分類識別情報を割り当てる処理も、配送情報登録手段が行う、「景品分類手段により分類された各分類について分類識別情報を割り当てる」処理に該当する。
上記の実施形態では、図38のS1201に示すように、一の予約確定要求を受信すると、S1213の景品分類処理が行われる例について説明したが、これに限らず、例えば一の予約確定要求には1つの予約ID(景品)のみが含まれるように構成し、カードユニット20又は予約確定端末50から複数の予約確定要求を受信した後に要求終了通知を受信すると、S1213の景品分類処理が行われるようにしても良い。
上記の実施形態では、図38のS1215に示すように、各分類毎に割り当てられる分類識別情報(予約確定ID)が、該割り当ての時に生成される例について説明したが、これに限らず、該分類識別情報を予め生成しておき、該生成されている分類識別情報を各分類毎に割り当てるようにしても良い。
上記の実施形態では、センタ景品管理装置70が図16に示す配送情報DBを記憶しており、図34のS1216に示す配送情報登録処理として、該センタ景品管理装置70が記憶している配送情報DBに予約確定ID及び配送情報を登録する処理を行う例について説明したが、これに限らず、センタ景品管理装置70が配送情報DBを記憶しないように構成し、配送情報登録処理として、配送管理装置80が記憶している配送情報DB(図6(a))に予約確定ID及び配送情報を登録するために、該予約確定ID及び配送情報を配送管理装置80に対して送信する処理を行うようにしても良く、この場合には、配送レシート6における問い合わせ先として、景品センタは記録せず、当該配送管理装置80を備えている景品提供業者のみを記録すれば良い。即ち配送情報登録処理は、予約確定IDに対応付けて該予約確定IDに対応する景品を遊技者に配送するための配送情報を登録するための処理であれば良い。
上記の実施形態では、図38のS1219に示すように、S1216の配送情報登録処理が行われた後に、配送情報通知(提供登録完了通知)が配送要求端末(予約確定端末50)に対して送信される例について説明したが、これに限らず、S1216の配送情報登録処理が行われる前に、配送情報通知が配送要求端末に対して送信されるようにしても良い。
上記の実施形態では、予約要求に含まれる景品IDから特定される景品が複数であることに基づき、当該複数の景品の各々について予約IDが割り当てられて予約内容登録処理が行われる例について説明したが、これに限らず、当該複数の景品について1つの予約IDが割り当てられて予約内容登録処理が行われるようにしても良く、この場合には、図38において、該予約IDを含む予約確定要求を受信して(S1201)、景品分類処理を行う際に(S1213)、該予約確定要求に含まれる予約IDから特定される前記複数の景品について、配送元情報が同一である景品毎に分類しても良い。
上記の実施形態では、予約要求に含まれる景品IDから特定される景品が複数であることに基づき、当該複数の景品の各々について予約IDが割り当てられて予約内容登録処理が行われる例について説明したが、これに限らず、当該複数の景品について1つの予約IDが割り当てられて予約内容登録処理が行われるようにしても良く、この場合には、該予約内容登録処理を行う際に、当該複数の景品について、配送元情報が同一である景品毎に分類しても良い。ここで分類された各分類に含まれる景品についてはまとめて配送することができるので、配送料に相当する玉数を割り引いた交換玉数を含む予約登録完了通知をカードユニット20に対して送信し(図36のS1114)、該カードユニット20において、該割り引いた交換玉数を会員カード2又は景品交換カード3に記録するようにしても良い(図22のS125)。この配送料に相当する玉数の割引は、配送の対象となる景品の各々の交換玉数から一定の玉数を割り引くようにしても良く、また配送の対象となる全景品の交換玉数の合算値から一定の玉数を割り引くようにしても良い。
上記の実施形態では、遊技場が、貸与単価及び交換単価が2種類(4円及び1円)の営業を行う例について説明したが、これに限らず、貸与単価及び交換単価が1種類(例えば4円のみ又は1円のみ)の営業や、貸与単価及び交換単価が3種類(例えば4円,2円,及び1円)以上の営業であっても良い。また上記の実施形態では、遊技場が、貸与単価と交換単価とが同一(いわゆる等価交換)の営業を行う例について説明したが、これに限らず、貸与単価と交換単価とが異なる(例えば貸与単価が4円で交換単価が3.5円の)営業であっても良い。
上記の実施形態では、カードユニット20が、4円用と1円用で別個のものである例について説明したが、これに限らず、該カードユニット20が、4円用と1円用で共通のものであっても良く、この場合には、遊技者から予め交換単価(4円又は1円)の選択を受け付け、該選択を受け付けた交換単価に応じた交換玉数が、図28及び図29に示す画面で表示されるようにすれば良い。
上記の実施形態では、図35のS13,及び図43のS13’に示すように、センタ景品管理装置70の選択不能処理手段(制御部72,通信部71)が、選択不能景品を除いた景品情報をカードユニット20に対して送信することにより、該カードユニット20で当該選択不能景品を表示せずに選択不能(即ち予約不能)とする例について説明したが、これに限らず、選択不能処理手段は、選択不能景品の予約を不能とするための処理を行うものであれば良い。
即ち選択不能処理手段は、選択不能景品を予約するための予約要求がカードユニット20から送信されないための処理として、前述の如く選択不能景品を除いた景品情報をカードユニット20に対して送信する処理を行うものでも良く、また選択不能景品を識別可能な態様で当該選択不能景品を含む景品情報をカードユニット20に対して送信する処理を行うものでも良い。この後者の処理が行われる場合のカードユニット20は、当該選択不能景品について、景品ボタン(図28のD127,図29のD129b又はD129b’,D130又はD130’)の表示はするが選択不能とする(例えば「選択できません」という文字を付して表示する)ことにより予約不能(即ち予約要求が送信されない)としたり、また該景品ボタンが操作されると図28のD128で詳細情報の表示はするが図30のD131で「景品予約」ボタンを表示しないしないことにより予約不能とすれば良い。
また選択不能処理手段は、選択不能景品を予約するための予約要求がカードユニット20から送信されてきても、当該選択不能景品について予約内容登録処理を行わない処理を行わずに、カードユニット20に対して選択不能情報を返信する処理を行うものでも良い。この場合のカードユニット20は、当該選択不能景品の選択を無効とすれば良い。
上記の実施形態では、図8に示すように、センタ景品管理装置70が選択不能景品受付手段,解除受付手段,及び選択不能処理手段を備え、図35のS13,及び図43のS13’に示すように、センタ景品管理装置70は、選択不能景品受付手段により選択不能景品の指定を受け付けると、当該選択不能景品の景品IDについて表示フラグ0,選択不能フラグ1とする選択不能景品指定処理を行い、また解除受付手段により選択不能景品の指定の解除を受け付けると、当該選択不能景品の景品IDについて表示フラグを1,選択不能フラグを0とする選択不能景品解除処理を行い、選択不能処理手段が、選択不能フラグ1の選択不能景品を除いた景品情報をカードユニット20に対して送信することにより選択不能処理を行い、カードユニット20が、受信した景品情報に基づいて景品を表示することにより、当該選択不能景品を選択不能とする例(タイプ1)について説明したが、該タイプ1に代えて、下記のタイプ2,タイプ3,又はタイプ4のいずれかとしても良い。
まずタイプ2では、センタ景品管理装置70が選択不能景品受付手段及び解除受付手段を備えると共に、カードユニット20が選択不能処理手段を備えるように構成する。この場合において、センタ景品管理装置70は、選択不能景品受付手段により選択不能景品の指定を受け付けると、前記選択不能景品指定処理を行う。またセンタ景品管理装置70は、解除受付手段により選択不能景品の指定の解除を受け付けると、前記選択不能景品解除処理を行う。そしてセンタ景品管理装置70は、選択不能フラグ1の選択不能景品を識別可能な態様で当該選択不能景品を含む景品情報をカードユニット20に対して送信し、カードユニット20は、選択不能処理手段が、受信した景品情報に基づいて当該選択不能景品を除いた景品を表示することにより選択不能処理を行って、当該選択不能景品を選択不能とする。
またタイプ3では、センタ景品管理装置70が選択不能処理手段を備えると共に、カードユニット20が選択不能景品受付手段及び解除受付手段を備えるように構成する。この場合において、カードユニット20は、選択不能景品受付手段により選択不能景品の指定を受け付けると、指定された選択不能景品の景品IDをセンタ景品管理装置70に対して送信し、センタ景品管理装置70は、前記選択不能景品指定処理を行う。またカードユニット20は、解除受付手段により選択不能景品の指定の解除を受け付けると、解除された選択不能景品の景品IDをセンタ景品管理装置70に対して送信し、センタ景品管理装置70は、前記選択不能景品解除処理を行う。そしてセンタ景品管理装置70は、選択不能処理手段が、選択不能フラグ1の選択不能景品を除いた景品情報をカードユニット20に対して送信する選択不能処理を行い、カードユニット20は、受信した景品情報に基づいて景品を表示することにより、当該選択不能景品を選択不能とする。
さらにタイプ4では、カードユニット20が選択不能景品受付手段,解除受付手段,及び選択不能処理手段を備えるように構成する。この場合において、カードユニット20は、選択不能景品受付手段により選択不能景品の指定を受け付けると、指定された選択不能景品の景品IDをセンタ景品管理装置70に対して送信し、センタ景品管理装置70は、前記選択不能景品指定処理を行う。またカードユニット20は、解除受付手段により選択不能景品の指定の解除を受け付けると、解除された選択不能景品の景品IDをセンタ景品管理装置70に対して送信し、センタ景品管理装置70は、前記選択不能景品解除処理を行う。そしてセンタ景品管理装置70は、選択不能フラグ1の選択不能景品を識別可能な態様で当該選択不能景品を含む景品情報をカードユニット20に対して送信し、カードユニット20は、選択不能処理手段が、受信した景品情報に基づいて当該選択不能景品を除いた景品を表示することにより選択不能処理を行って、当該選択不能景品を選択不能とする。
ここで上記のタイプ1〜4では、選択不能景品受付手段及び解除受付手段が同じ装置にある例について説明したが、これらは別の装置にあっても良く、具体的には、下記のタイプ5,タイプ6,タイプ7,又はタイプ8のいずれかとしても良い。
まずタイプ5では、センタ景品管理装置70が選択不能景品受付手段及び選択不能処理手段を備えると共に、カードユニット20が解除受付手段を備えるように構成する。この場合において、センタ景品管理装置70は、選択不能景品受付手段により選択不能景品の指定を受け付けると、前記選択不能景品指定処理を行う。またカードユニット20は、解除受付手段により選択不能景品の指定の解除を受け付けると、該解除された選択不能景品の景品IDをセンタ景品管理装置70に対して送信し、センタ景品管理装置70は、前記選択不能景品解除処理を行う。そしてセンタ景品管理装置70は、選択不能処理手段が、選択不能フラグ1の選択不能景品を除いた景品情報をカードユニット20に対して送信する選択不能処理を行い、カードユニット20は、受信した景品情報に基づいて景品を表示することにより、当該選択不能景品を選択不能とする。
またタイプ6では、センタ景品管理装置70が解除受付手段及び選択不能処理手段を備えると共に、カードユニット20が選択不能景品受付手段を備えるように構成する。この場合において、カードユニット20は、選択不能景品受付手段により選択不能景品の指定を受け付けると、指定された選択不能景品の景品IDをセンタ景品管理装置70に対して送信し、センタ景品管理装置70は、前記選択不能景品指定処理を行う。またセンタ景品管理装置70は、解除受付手段により選択不能景品の指定の解除を受け付けると、前記選択不能景品解除処理を行う。そしてセンタ景品管理装置70は、選択不能処理手段が、選択不能フラグ1の選択不能景品を除いた景品情報をカードユニット20に対して送信する選択不能処理を行い、カードユニット20は、受信した景品情報に基づいて景品を表示することにより、当該選択不能景品を選択不能とする。
またタイプ7では、センタ景品管理装置70が選択不能景品受付手段を備えると共に、カードユニット20が解除受付手段及び選択不能処理手段を備えるように構成する。この場合において、センタ景品管理装置70は、選択不能景品受付手段により選択不能景品の指定を受け付けると、前記選択不能景品指定処理を行う。またカードユニット20は、解除受付手段により選択不能景品の指定の解除を受け付けると、解除された選択不能景品の景品IDをセンタ景品管理装置70に対して送信し、センタ景品管理装置70は、前記選択不能景品解除処理を行う。そしてセンタ景品管理装置70は、選択不能フラグ1の選択不能景品を識別可能な態様で当該選択不能景品を含む景品情報をカードユニット20に対して送信し、カードユニット20は、選択不能処理手段が、受信した景品情報に基づいて当該選択不能景品を除いた景品を表示することにより選択不能処理を行って、当該選択不能景品を選択不能とする。
さらにタイプ8では、センタ景品管理装置70が解除受付手段を備えると共に、カードユニット20が選択不能景品受付手段及び選択不能処理手段を備えるように構成する。この場合において、カードユニット20は、選択不能景品受付手段により選択不能景品の指定を受け付けると、指定された選択不能景品の景品IDをセンタ景品管理装置70に対して送信し、センタ景品管理装置70は、前記選択不能景品指定処理を行う。またセンタ景品管理装置70は、解除受付手段により選択不能景品の指定の解除を受け付けると、前記選択不能景品解除処理を行う。そしてセンタ景品管理装置70は、選択不能フラグ1の選択不能景品を識別可能な態様で当該選択不能景品を含む景品情報をカードユニット20に対して送信し、カードユニット20は、選択不能処理手段が、受信した景品情報に基づいて当該選択不能景品を除いた景品を表示することにより選択不能処理を行って、当該選択不能景品を選択不能とする。
ここで上記のタイプ1〜タイプ8では、センタ景品管理装置70が選択不能景品指定処理及び選択不能景品解除処理を行うことにより、選択不能景品であるか否か(即ち選択不能フラグ)を管理する例について説明したが、カードユニット20が選択不能処理手段を備えるタイプ2,タイプ4,タイプ7,及びタイプ8では、該カードユニット20が選択不能景品であるか否かを管理するようにしても良く、具体的には、下記のタイプ2’,タイプ4’,タイプ7’,又はタイプ8’のいずれかとしても良い。
まずタイプ2と同様に、センタ景品管理装置70が選択不能景品受付手段及び解除受付手段を備えると共に、カードユニット20が選択不能処理手段を備えるタイプ2’では、センタ景品管理装置70は、選択不能景品受付手段により選択不能景品の指定を受け付けると、指定された選択不能景品の景品IDをカードユニット20に対して送信し、カードユニット20は、当該景品IDを選択不能景品として管理する。またセンタ景品管理装置70は、解除受付手段により選択不能景品の指定の解除を受け付けると、解除された選択不能景品の景品IDをセンタ景品管理装置70に対して送信し、カードユニット20は、当該景品IDについて選択不能景品としての管理を解除する。そしてセンタ景品管理装置70は、予約停止景品以外の全ての景品を含む景品情報をカードユニット20に対して送信し、カードユニット20は、選択不能処理手段が、受信した景品情報から前記管理している選択不能景品を除いた景品を表示することにより選択不能処理を行って、当該選択不能景品を選択不能とする。
またタイプ4と同様に、カードユニット20が選択不能処理手段,選択不能景品受付手段,及び解除受付手段を備えるタイプ4’では、カードユニット20は、選択不能景品受付手段により選択不能景品の指定を受け付けると、指定された景品の景品IDを選択不能景品として管理する。またカードユニット20は、解除受付手段により選択不能景品の指定の解除を受け付けると、解除された景品の景品IDについて選択不能景品としての管理を解除する。そしてセンタ景品管理装置70は、予約停止景品以外の全ての景品を含む景品情報をカードユニット20に対して送信し、カードユニット20は、選択不能処理手段が、受信した景品情報から前記管理している選択不能景品を除いた景品を表示することにより選択不能処理を行って、当該選択不能景品を選択不能とする。
またタイプ7と同様に、センタ景品管理装置70が選択不能景品受付手段を備えると共に、カードユニット20が解除受付手段及び選択不能処理手段を備えるタイプ7’では、センタ景品管理装置70は、選択不能景品受付手段により選択不能景品の指定を受け付けると、指定された選択不能景品の景品IDをカードユニット20に対して送信し、カードユニット20は、当該景品IDを選択不能景品として管理する。またカードユニット20は、解除受付手段により選択不能景品の指定の解除を受け付けると、解除された景品の景品IDについて選択不能景品としての管理を解除する。そしてセンタ景品管理装置70は、予約停止景品以外の全ての景品を含む景品情報をカードユニット20に対して送信し、カードユニット20は、選択不能処理手段が、受信した景品情報から前記管理している選択不能景品を除いた景品を表示することにより選択不能処理を行って、当該選択不能景品を選択不能とする。
さらにタイプ8と同様に、センタ景品管理装置70が解除受付手段を備えると共に、カードユニット20が選択不能景品受付手段及び選択不能処理手段を備えるタイプ8’では、カードユニット20は、選択不能景品受付手段により選択不能景品の指定を受け付けると、指定された景品の景品IDを選択不能景品として管理する。またカードユニット20は、解除受付手段により選択不能景品の指定の解除を受け付けると、解除された景品の景品IDについて選択不能景品としての管理を解除する。そしてセンタ景品管理装置70は、予約停止景品以外の全ての景品を含む景品情報をカードユニット20に対して送信し、カードユニット20は、選択不能処理手段が、受信した景品情報から前記管理している選択不能景品を除いた景品を表示することにより選択不能処理を行って、当該選択不能景品を選択不能とする。
なお上記の各タイプにおいて、カードユニット20が備える選択不能景品受付手段及び解除受付手段の操作には、遊技場の店員による特定操作(例えば暗証番号の入力等)を必要とするように構成するのが好ましい。また選択不能景品受付手段及び解除受付手段を、カードユニット20以外の他の装置(例えば予約確定端末50若しくはPOS・予約確定端末50’,又は景品パッケージの選択を受け付けることが可能であると共に取消を希望する提供情報の指定を受け付けることが可能な前記パソコン)が備えるように構成しても良く、この場合において、タイプ1〜タイプ8については、指定された選択不能景品の景品IDや解除された選択不能景品の景品IDを当該他の装置からセンタ景品管理装置70に対して送信すれば良く、またタイプ2’,タイプ4’,タイプ7’,又はタイプ8’については、指定された選択不能景品の景品IDや解除された選択不能景品の景品IDを当該他の装置からカードユニット20に対して送信すれば良い。
上記の実施形態では、図35及び図43に示すように、選択不能景品指定処理及び選択不能景品解除処理が、遊技場の営業開始前に行われる例について説明したが、これに限らず、これら選択不能景品指定処理及び選択不能景品解除処理が、遊技場の営業中に行われるようにしても良い。この場合には、図10に示す景品情報DBにおいて、選択不能景品に対応付けて選択不能フラグ1が登録されるが、カードユニット20においては、選択不能景品であっても選択可能に表示され続けるので、該選択不能景品が選択された予約要求を受信したセンタ景品管理装置70は、当該予約要求の受信が有る毎に、当該選択不能景品について予約内容登録処理を行わずに、カードユニット20に対して選択不能情報を返信することにより、該選択不能情報を受信したカードユニット20は、当該選択不能景品の選択を無効とし、またセンタ景品管理装置70は、翌日の営業開始前には、当該選択不能景品を除いた景品情報を送信することにより(図35のS13)、その日(つまり選択不能景品が指定された翌日)の営業からは、カードユニット20において、選択不能景品が表示されないように構成すれば良い。なお選択不能情報を受信したカードユニット20は、それ以降、当該選択不能景品を表示しない(即ち選択不能とする)ように構成しても良い。
[4.実施形態に記載した発明]
最後に、上記の実施形態に記載した発明に対応する「従来技術」,「発明が解決しようとする課題」,及び「発明の効果」を説明する。
[4−1.第1の発明]
まず従来技術1として、特開平10−146434号公報(段落0021,0022,0044,0045)を示す。この従来技術1には、ユーザの一例である遊技者が所有する前記有価価値の一例である獲得玉との交換を希望する景品の予約を受け付けるカタログ景品情報装置において、景品の在庫数に関係なく予約を受け付けて、該予約に係る景品の景品コード等が記録されたチケットを遊技者に対して発行し、景品交換を行うときに、景品交換装置において、該チケットから景品コード等を読み取り、遊技者の獲得玉数から該景品コードの景品に相当する玉数を減算すると共に、該景品の在庫数から1を減算する景品交換システムが記載されている。
しかしながら、従来技術1に示す景品交換システムでは、景品の在庫数に関係なく予約ができ、景品交換を行うときに在庫数の減算が行われるため、遊技者が予約をした景品を交換するときには該景品の在庫数が零になっていて、交換することができないという事態が生ずるおそれがある。
そこで、上記の実施形態に記載した第1の発明では、ユーザが予約をした景品を交換することができないという事態が生ずるおそれがないような、景品交換システムを提供することを目的として、以下の発明を構成した。
即ち第1の発明として、店舗(遊技場)に設けられ、ユーザ(遊技者)が所有する有価価値(獲得玉の計数値,貯玉数)と交換可能な複数の景品の中から、交換を予約する景品の選択を前記ユーザから受け付ける予約受付手段(ディスプレイ24)と、該予約受付手段にて選択された景品を特定可能な景品特定情報(景品ID)を含む予約要求を送信する予約要求送信手段(場外通信部21c)と、を有する予約端末(カードユニット20)と、前記予約要求送信手段から送信されてきた予約要求に対応する予約を識別可能な予約識別情報(予約ID)に対応付けて該予約要求に含まれる景品特定情報を登録する予約内容登録処理を行う予約内容登録手段(制御部72,予約情報DB)を有する景品管理装置(センタ景品管理装置70)と、店舗に設けられ、前記予約識別情報を含む景品提供要求(予約確定要求)を前記景品管理装置に送信する景品提供要求送信手段を有する予約確定端末(カードユニット20,予約確定端末50)と、を備え、前記景品管理装置は、前記景品提供要求送信手段から送信されてきた景品提供要求に含まれる予約識別情報に対応付けて登録された景品特定情報から特定される景品を前記ユーザに提供するための提供処理(配送情報登録処理)を行う提供処理手段(制御部72,配送情報DB)を有する景品交換システム(1)であって、前記景品管理装置は、各景品の在庫数を登録する在庫数登録手段(制御部72,景品情報DB)と、各景品について、前記予約内容登録処理に供された予約個数(予約累計数)を集計する予約個数集計手段(制御部72,予約・確定累計数DB)と、前記在庫数登録手段に登録された在庫数と、該予約個数集計手段により集計された予約個数とに基づいて、前記景品の予約が可能であるか否かを判定する在庫数判定手段(制御部72)と、をさらに有し、該在庫数判定手段により予約が可能でないと判定されたことを条件として、該判定の対象となった景品について前記予約内容登録処理を不能化するための処理(在庫零通知の返信)を行うことを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品管理装置において、予め登録された在庫数と、予約内容登録処理に供された予約個数の集計値とに基づいて、景品の予約が可能であるか否かが判定され、予約が可能でないと判定されると、予約内容登録処理が不能化されるので、ユーザが予約をした景品を交換することができないという事態が生ずるおそれがない。
また別の第1の発明として、店舗(遊技場)に設けられ、ユーザ(遊技者)が所有する有価価値(獲得玉の計数値,貯玉数)と交換可能な複数の景品の中から、交換を予約する景品の選択を前記ユーザから受け付ける予約受付手段(ディスプレイ24)と、該予約受付手段にて選択された景品を特定可能な景品特定情報(景品ID)を含む予約要求を送信する予約要求送信手段(場外通信部21c)と、を有する予約端末(カードユニット20)と、前記予約要求送信手段から送信されてきた予約要求に対応する予約を識別可能な予約識別情報(予約ID)に対応付けて該予約要求に含まれる景品特定情報を登録する予約内容登録処理を行う予約内容登録手段(制御部72,予約情報DB)を有する景品管理装置(センタ景品管理装置70)と、店舗に設けられ、前記予約識別情報を含む景品提供要求(予約確定要求)を前記景品管理装置に送信する景品提供要求送信手段を有する予約確定端末(カードユニット20,予約確定端末50)と、を備え、前記景品管理装置は、前記景品提供要求送信手段から送信されてきた景品提供要求に含まれる予約識別情報に対応付けて登録された景品特定情報から特定される景品を前記ユーザに提供するための提供処理(配送情報登録処理)を行う提供処理手段(制御部72,配送情報DB)を有する景品交換システム(1)であって、前記景品管理装置は、各景品の在庫数を登録する在庫数登録手段(制御部72,在庫数DB)と、前記予約内容登録処理に伴って、前記在庫数登録手段に登録された在庫数を減算更新する在庫数更新手段(制御部72)と、該在庫数更新手段により更新された在庫数に基づいて、前記景品の予約が可能であるか否かを判定する在庫数判定手段(制御部72)と、をさらに有し、該在庫数判定手段により予約が可能でないと判定されたことを条件として、該判定の対象となった景品について前記予約内容登録処理を不能化するための処理(在庫零通知の返信)を行うことを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品管理装置において、予め登録された在庫数から予約内容登録処理に伴って減算更新された後の在庫数に基づいて、景品の予約が可能であるか否かが判定され、予約が可能でないと判定されると、予約内容登録処理が不能化されるので、ユーザが予約をした景品を交換することができないという事態が生ずるおそれがない。
また前記第1の発明において、前記景品管理装置(センタ景品管理装置70)は、所定期間毎(1日毎)に前記提供処理(配送情報登録処理)が行われずに登録されている予約識別情報(予約ID)及び景品特定情報(景品ID)を無効化する処理を行うことを特徴とする景品交換システムとしても良い。これによれば、景品管理装置において、予約内容登録処理が行われても提供処理が行われていない景品に対応する予約識別情報及び景品特定情報については、所定期間毎に無効化されるので、該無効化された景品の分だけ新たに予約内容登録処理を行うことができ、無駄に多くの在庫を用意するという不都合が生じない。
また前記第1の発明において、前記景品管理装置(センタ景品管理装置70)は、各景品の在庫数を示す在庫数情報を受け付ける在庫数情報受付手段(通信部71)をさらに有し、該在庫数情報受付手段により受け付けた在庫数情報が示す各景品の在庫数を前記在庫数登録手段(制御部72,景品情報DB,在庫数DB)により登録することを特徴とする景品交換システムとしても良い。これによれば、景品管理装置において、受け付けた在庫数情報に基づいて在庫数の登録が行われるので、該登録作業の負担が軽減される。
また前記第1の発明において、前記予約端末(カードユニット20)は、景品の配送先を示す配送先情報の入力を受け付ける配送先情報受付手段(ディスプレイ24)と、該配送先情報受付手段により入力を受け付けた配送先情報を、当該予約端末が設けられている店舗(遊技場)において前記ユーザ(遊技者)に対して発行される配送先記録媒体(会員カード2,景品交換カード3)に記録される配送先特定情報(会員ID,景品会員ID)から特定可能とするための処理(配送先登録要求の送信)を行う配送先特定処理手段(場外通信部21c)と、前記配送先記録媒体を受け付けたことに基づいて、当該受け付けた配送先記録媒体に記録された前記配送先特定情報を前記景品管理装置に送信する配送先特定情報送信手段(場外通信部21c)と、をさらに有し、前記景品管理装置(センタ景品管理装置70)は、該配送先特定情報送信手段から送信されてきた配送先特定情報から特定される配送先に前記景品を配送するための配送処理(配送情報登録処理)を前記提供処理として前記提供処理手段(制御部72,配送情報DB)により行うことを特徴とする景品交換システムとしても良い。これによれば、予約端末において、配送先情報を入力して、該配送先情報を配送先記録媒体から特定可能としておけば、該配送先記録媒体から特定される配送先情報の配送先に景品が配送されるので、何度も配送先情報を入力する必要がなくなり、ユーザの利便性が向上する。
[4−2.第2の発明]
次に従来技術2として、特開平10−146434号公報(段落0021,0022,0054,0055)を示す。この従来技術2には、店舗の一例である遊技場に設けられ、ユーザの一例である遊技者が所有する前記有価価値の一例である獲得玉との交換を希望する景品の予約を受け付けるカタログ景品情報装置と、該予約した景品を交換するための処理を行う景品交換装置と、からなり、該景品交換装置において、遊技者の獲得玉数から交換する景品に相当する玉数を減算する減算処理を行うと共に、管理装置において、該景品の予約IDを消去して予約を確定させる予約確定処理を行って、遊技者に対して景品の提供が行われる景品交換システムが記載されている。
しかしながら、従来技術2に示す景品交換システムにおいて、前記減算処理と、景品を遊技者に提供するための処理である前記予約確定処理とが、相互に連動しないものとした場合(例えば既に前記減算処理を行うPOS端末が導入されている遊技場に、前記予約確定処理を行う予約確定端末を新たに導入する場合)には、減算処理を行わずに予約確定処理を行ってしまう(つまりは、遊技者に対して景品の提供が行われてしまう)事態が生ずるおそれがあり、遊技場が損をしてしまうおそれがあった。
そこで、上記の実施形態に記載した第2の発明では、ユーザが所有する有価価値から、交換する景品に相当する有価価値を減算することなく、該景品をユーザに提供するための処理を行ってしまっても、店舗が損をしてしまうおそれがないような、景品交換システムを提供することを目的として、以下の発明を構成した。
即ち第2の発明として、店舗(遊技場)に設けられ、ユーザ(遊技者)が所有する有価価値(獲得玉の計数値,貯玉数)と交換可能な複数の景品の中から、前記ユーザが所有する有価価値との交換を希望する景品の選択を受け付ける選択受付手段(ディスプレイ24)と、該選択受付手段にて選択された景品を当該ユーザに提供するための景品提供要求(予約確定要求)を送信する景品提供要求送信手段(通信部51)と、を有する景品選択装置(カードユニット20と、予約確定端末50)と、該景品提供要求送信手段から送信されてきた景品提供要求の対象である景品を前記ユーザに提供するための提供情報(配送情報)を登録する提供情報登録処理(配送情報登録処理)を行う提供情報登録手段(制御部72,配送情報DB)を有する景品管理装置(センタ景品管理装置70)と、を備え、前記景品選択装置は、前記選択受付手段にて選択された景品に相当する有価価値(交換玉数)を前記ユーザが所有する有価価値から減算するための減算処理を行う減算処理端末(POS端末40)と別個に設けられ、該減算処理が行われたか否かに拘わらず、前記景品提供要求を送信する景品交換システム(1)であって、前記景品管理装置は、前記提供情報登録手段にて登録された提供情報のうち、取消を希望する提供情報の指定を前記店舗から受け付ける取消指定受付手段(通信部71)と、該取消指定受付手段にて指定を受け付けた提供情報に対応する景品の前記ユーザへの提供を停止するための処理を行う提供停止手段(制御部72)と、をさらに有することを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、ユーザが所有する有価価値から、交換する景品に相当する有価価値を減算していないにも拘わらず、景品管理装置において、景品をユーザに提供するための提供情報を登録する提供情報登録処理が行われてしまっても、取消を希望する提供情報の指定を店舗から受け付けると、該指定を受け付けた提供情報に対応する景品の提供を停止するための処理が行われて、景品の提供が行われないので、店舗が損をしてしまうおそれがない。
また前記第2の発明において、前記景品選択装置(カードユニット20と、予約確定端末50)は、景品の配送先を示す配送先情報の入力を受け付ける配送先情報受付手段(ディスプレイ24)と、該配送先情報受付手段により入力を受け付けた配送先情報を、当該景品選択装置が設けられている店舗(遊技場)において前記ユーザ(遊技者)に対して発行される配送先記録媒体(会員カード2,景品交換カード3)に記録される配送先特定情報(会員ID,景品会員ID)から特定可能とするための処理(配送先登録要求の送信)を行う配送先特定処理手段(場外通信部21c)と、前記配送先記録媒体を受け付けたことに基づいて、当該受け付けた配送先記録媒体に記録された前記配送先特定情報を前記景品管理装置に送信する配送先特定情報送信手段(場外通信部21c)と、をさらに有し、前記景品管理装置(センタ景品管理装置70)は、該配送先特定情報送信手段から送信されてきた配送先特定情報から特定される配送先に前記景品を配送するための配送情報を前記提供情報として登録する処理(配送情報登録処理)を前記提供情報登録処理として前記提供情報登録手段(制御部72,配送情報DB)により行うことを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品選択装置において、配送先情報を入力して、該配送先情報を配送先記録媒体から特定可能としておけば、該配送先記録媒体から特定される配送先情報の配送先に景品が配送されるので、何度も配送先情報を入力する必要がなくなり、ユーザの利便性が向上する。
また前記第2の発明において、前記景品選択装置は、前記選択受付手段(ディスプレイ24)を有する予約端末(カードユニット20)と、前記景品提供要求送信手段(通信部51)を有する予約確定端末(50)と、からなり、前記予約端末は、前記選択受付手段にて選択された景品を特定可能な景品特定情報(景品ID)を含む予約要求を前記景品管理装置(センタ景品管理装置70)に送信する予約要求送信手段(場外通信部21c)をさらに有し、前記景品管理装置は、前記予約要求送信手段から送信されてきた予約要求に対応する予約を識別可能な予約識別情報(予約ID)に対応付けて該予約要求に含まれる景品特定情報を登録する予約内容登録処理を行う予約内容登録手段(制御部72,予約情報DB)をさらに有し、前記予約確定端末は、前記予約識別情報を受け付ける予約識別情報受付手段(カードR/W57)をさらに有し、該予約識別情報受付手段にて受け付けた予約識別情報を含む前記景品提供要求(予約確定要求)を前記景品提供要求送信手段により前記景品管理装置に送信し、前記景品管理装置は、前記景品提供要求送信手段から送信されてきた景品提供要求に含まれる予約識別情報に対応付けて登録された景品特定情報から特定される景品を対象とした前記提供情報登録処理(配送情報登録処理)を前記提供情報登録手段(制御部72,配送情報DB)により行うことを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、ユーザが景品を選択して予約する予約端末と、景品管理装置において該予約を確定して景品をユーザに提供するための景品提供要求を送信する予約確定端末とが別個に設けられていることにより、ユーザが有価価値の獲得に拘わらず気軽に景品を予約しておくことができるので、景品交換を促進できる。
さらに前記第2の発明において、前記景品管理装置(センタ景品管理装置70)は、前記景品提供要求送信手段(通信部51)から送信されてきた景品提供要求(予約確定要求)を受信したことに基づいて、当該景品提供要求に含まれる予約識別情報(予約ID)に対応付けて登録された景品特定情報(景品ID)から特定される景品について前記提供情報登録処理(配送情報登録処理)が行われているか否かを判定する提供情報登録済判定手段(制御部72)をさらに有し、該提供情報登録済判定手段により提供情報登録処理が行われていると判定されたことを条件として、該判定の対象となった景品について新たに前記提供情報登録処理を行わないことを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品提供要求に含まれる予約識別情報に対応付けて登録された景品特定情報から特定される景品について、既に提供情報登録処理が行われていると、新たな提供情報登録処理は行われないので、1つの予約に対して複数回の提供情報登録処理が行われることがなく、ユーザに対して同じ景品が複数回提供されて店舗が損をしてしまうおそれがない。
[4−3.第3の発明]
次に従来技術3として、特開2001−334053号公報(段落0015)を示す。この従来技術3には、店舗の一例である遊技場に設けられ、複数の景品を表示し、該景品の中からユーザが交換を希望する景品の選択を受け付ける景品表示装置の一例である端末機器と、遊技場の外部に設けられ、該端末機器に表示される景品に関する情報を管理する景品管理装置の一例であるサーバ機器と、を備え、サーバ機器から端末機器に対して、前記表示される景品に関する情報を含む景品データを送信する景品交換システムが記載されている。
しかしながら、従来技術3に示した景品交換システムでは、サーバ機器から端末機器に対して送信される景品データは、遊技場によらず一律であるため、各遊技場の客層や土地柄や季節に応じた景品を提供できず、遊技者に対して景品交換を促進できないという問題があった。
そこで、上記の実施形態に記載した第3の発明では、店舗が希望する景品を提供でき、ユーザに対して景品交換を促進できるような、景品交換システムを提供することを目的として、以下の発明を構成した。
即ち第3の発明として、店舗(遊技場)に設けられ、ユーザ(遊技者)が所有する有価価値(獲得玉の計数値,貯玉数)と交換可能な複数の景品を表示する表示手段(ディスプレイ24)と、該表示手段に表示される景品の中から、前記ユーザが所有する有価価値との交換を希望する景品の選択を受け付ける選択受付手段(ディスプレイ24)と、を有する景品表示装置(カードユニット20)と、該景品表示装置に表示される景品に関する情報を(景品情報DBで)管理する景品管理装置(センタ景品管理装置70)と、を備える景品交換システム(1)であって、前記景品管理装置は、所定数の景品が含まれる景品パッケージを複数設定する景品パッケージ設定手段(制御部72,ディスプレイ73及び入力装置74)と、該景品パッケージ設定手段により設定された前記複数の景品パッケージのうち、前記店舗が希望する景品パッケージの選択を受け付ける景品パッケージ選択受付手段(通信部71)と、該景品パッケージ選択受付手段にて選択された景品パッケージに含まれる景品を当該店舗に設けられる前記景品表示装置で表示するための処理(景品情報の送信)を行う景品表示処理手段(制御部72,通信部71)と、を有することを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品管理装置において、予め設定された複数の景品パッケージのうち、店舗が希望する景品パッケージの選択を受け付け、該選択された景品パッケージに含まれる景品が当該店舗に設けられる景品表示装置で表示するための処理が行われるので、店舗の客層や土地柄や季節に応じて、該店舗が希望する景品を提供でき、ユーザに対して景品交換を促進することができる。
また前記第3の発明において、景品交換システム(1)は、前記景品パッケージ選択受付手段にて選択された景品パッケージに含まれる景品のうち前記景品表示装置で選択不能とする選択不能景品の指定を受け付ける選択不能景品受付手段(センタ景品管理装置70のディスプレイ73及び入力装置74)と、該選択不能景品受付手段にて指定を受け付けた選択不能景品を前記景品表示装置で選択不能とするための処理(選択不能景品を除いた景品情報の送信)を行う選択不能処理手段(センタ景品管理装置70の制御部72,通信部71)と、をさらに備えることを特徴とする景品交換システムとしても良い。これによれば、前記選択された景品パッケージに含まれる景品のうち指定を受け付けた選択不能景品を景品表示装置で選択不能とするための処理が行われるので、店舗が希望しない景品は提供しないようにすることができ、店舗側の利便性を向上することができる。
また前記第3の発明において、景品交換システム(1)は、前記選択不能景品の指定の解除を受け付ける解除受付手段(センタ景品管理装置70のディスプレイ73及び入力装置74)をさらに備えることを特徴とする景品交換システムとしても良い。これによれば、選択不能景品の指定を解除することにより、該選択不能景品を景品表示装置で選択可能とすることができるので、店舗側の利便性をさらに向上することができる。
また前記第3の発明において、前記景品管理装置(センタ景品管理装置70)は、前記景品パッケージ設定手段(制御部72,ディスプレイ73及び入力装置74)により設定された前記景品パッケージに含まれる景品を更新する景品更新手段(ディスプレイ73及び入力装置74)をさらに有し、該景品更新手段により更新された景品を前記景品表示装置(カードユニット20)で表示するための処理(景品情報の送信)を前記景品表示処理手段(制御部72,通信部71)により行うことを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品管理装置において、景品の交換状況等に応じて、景品パッケージに含まれる景品を更新することができるので、景品交換をより促進することができる。
また前記第3の発明において、前記景品管理装置(センタ景品管理装置70)は、複数の景品提供業者から提供される景品に関する情報を(景品情報DBで)管理し、前記景品パッケージ設定手段(制御部72,ディスプレイ73及び入力装置74)は、前記複数の景品提供業者のうちの少なくとも一部の景品提供業者について、各景品提供業者毎に前記景品パッケージを設定し、前記景品パッケージ選択受付手段(通信部71)は、前記店舗(遊技場)が希望する景品提供業者及び景品パッケージの選択を受け付けることを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品管理装置において、店舗が希望する景品提供業者の景品パッケージの選択を受け付けることができるので、景品交換をより促進することができる。
また前記第3の発明において、前記景品表示装置(カードユニット20)は、景品の配送先を示す配送先情報の入力を受け付ける配送先情報受付手段(ディスプレイ24)と、該配送先情報受付手段により入力を受け付けた配送先情報を、当該景品表示装置が設けられている店舗(遊技場)において前記ユーザ(遊技者)に対して発行される配送先記録媒体(会員カード2,景品交換カード3)に記録される配送先特定情報(会員ID,景品会員ID)から特定可能とするための処理(配送先登録要求の送信)を行う配送先特定処理手段(場外通信部21c)と、前記配送先記録媒体を受け付けたことに基づいて、当該受け付けた配送先記録媒体に記録された前記配送先特定情報を前記景品管理装置に送信する配送先特定情報送信手段(場外通信部21c)と、をさらに有し、前記景品管理装置(センタ景品管理装置70)は、該配送先特定情報送信手段から送信されてきた配送先特定情報から特定される配送先に前記景品を配送するための配送処理(配送情報登録処理)を行う配送処理手段(制御部72,配送情報DB)をさらに有することを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品表示装置において、配送先情報を入力して、該配送先情報を配送先記録媒体から特定可能としておけば、該配送先記録媒体から特定される配送先情報の配送先に景品が配送されるので、何度も配送先情報を入力する必要がなくなり、ユーザの利便性が向上する。
さらに前記第3の発明において、前記景品表示装置(カードユニット20)は、前記選択受付手段(ディスプレイ24)にて選択された景品を特定可能な景品特定情報(景品ID)を含む予約要求を前記景品管理装置(センタ景品管理装置70)に送信する予約要求送信手段(場外通信部21c)をさらに有し、前記景品管理装置は、前記予約要求送信手段から送信されてきた予約要求に対応する予約を識別可能な予約識別情報(予約ID)に対応付けて該予約要求に含まれる景品特定情報を登録する予約内容登録処理を行う予約内容登録手段(制御部72,予約情報DB)をさらに有し、前記景品交換システムは、店舗(遊技場)に設けられ、前記予約識別情報を受け付ける予約識別情報受付手段(カードR/W57)と、該予約識別情報受付手段にて受け付けた予約識別情報を含む景品提供要求(予約確定要求)を前記景品管理装置に送信する景品提供要求送信手段(通信部51)と、を有する予約確定端末(50)をさらに備え、前記景品管理装置は、前記景品提供要求送信手段から送信されてきた景品提供要求に含まれる予約識別情報に対応付けて登録された景品特定情報から特定される景品を前記ユーザに提供するための提供処理(配送情報登録処理)を行う提供処理手段(制御部72,配送情報DB)をさらに有することを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、ユーザが景品を選択して予約する景品表示装置と、景品管理装置において該予約を確定して景品をユーザに提供するための景品提供要求を送信する予約確定端末とが別個に設けられていることにより、ユーザが有価価値の獲得に拘わらず気軽に景品を予約しておくことができるので、景品交換を促進できる。
[4−4.第4の発明]
次に従来技術4として特開2001−334053号公報(段落0015)を示す。この従来技術4には、店舗の一例である遊技場に設けられ、複数の景品を表示し、該景品の中からユーザが交換を希望する景品の選択を受け付ける景品表示装置の一例である端末機器と、遊技場の外部に設けられ、該端末機器に表示される景品に関する情報を管理する景品管理装置の一例であるサーバ機器と、を備え、サーバ機器から端末機器に対して、前記表示される景品に関する情報を含む景品データを送信する景品交換システムが記載されている。
しかしながら、従来技術4に示した景品交換システムでは、端末機器で表示する景品の中に不良品が発覚した場合であっても、該不良品の選択を受け付けてしまうので、当該不良品を選択した遊技者に対する有価価値の返却や代替品の提供等の、事後的な対処が必要となる件数が多くなってしまい、遊技場の手間や遊技者の迷惑が多くなるという問題があった。
そこで、上記の実施形態に記載した第4の発明では、予約を受け付ける景品の中に不良品が発覚した場合であっても、事後的な対処が必要となる予約の件数を低減でき、景品を提供する側の手間やユーザの迷惑を低減できるような、景品交換システムを提供することを目的として、以下の発明を構成した。
即ち第4の発明として、店舗(遊技場)に設けられ、ユーザ(遊技者)が所有する有価価値(獲得玉の計数値,貯玉数)と交換可能な複数の景品を表示する表示手段(ディスプレイ24)と、該表示手段に表示される景品の中から、交換を予約する景品の選択を前記ユーザから受け付ける予約受付手段(ディスプレイ24)と、該予約受付手段にて選択された景品を特定可能な景品特定情報(景品ID)を含む予約要求を送信する予約要求送信手段(場外通信部21c)と、を有する景品表示装置(カードユニット20)と、該景品表示装置に表示される景品に関する情報を(景品情報DBで)管理すると共に、前記予約要求送信手段から送信されてきた予約要求に含まれる景品特定情報から特定される景品を前記ユーザに提供するための提供処理(配送情報登録処理)を行う提供処理手段(制御部72,配送情報DB)を有する景品管理装置(センタ景品管理装置70)と、を備える景品交換システム(1)であって、前記景品管理装置は、前記複数の景品のうち、予約を停止する景品の指定を受け付ける予約停止景品受付手段(ディスプレイ73及び入力装置74)と、該予約停止景品受付手段にて指定を受け付けた景品の予約を停止するための予約停止情報を前記景品表示装置に送信する予約停止情報送信手段(通信部71)と、をさらに有することを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、不良品の発覚に応じて、景品管理装置において、予約を停止する景品の指定を受け付けて、該景品の予約を迅速に停止することができるので、事後的な対処が必要となる予約の件数を低減でき、景品を提供する側の手間やユーザの迷惑を低減できる。
また前記第4の発明において、前記景品管理装置(センタ景品管理装置70)は、前記予約要求を受信したことに基づいて、該予約要求に含まれる景品特定情報(景品ID)から特定される景品が前記予約停止景品受付手段(ディスプレイ73及び入力装置74)にて指定を受け付けた景品であるか否かを判定する予約停止景品判定手段(制御部72)をさらに有し、該予約停止景品判定手段により前記指定を受け付けた景品であると判定されたことを条件として、前記予約停止情報を前記予約停止情報送信手段(通信部71)により送信することを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品管理装置は、予約要求を受信したことに基づいて、該予約要求に含まれる景品特定情報から特定される景品が予約を停止する景品であれば、受動的に予約停止情報を返信するので、能動的に予約停止情報を送信する場合に比べて、処理の負荷が軽減される。
また前記第4の発明において、前記景品表示装置(カードユニット20)は、前記予約停止情報を受信したことに基づいて、前記予約停止景品受付手段(ディスプレイ73及び入力装置74)にて指定を受け付けた景品を、前記表示手段(ディスプレイ24)に表示しないか、又は、選択不能に該表示手段に表示する処理を行うことを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品表示装置において、予約停止情報を受信した後は、予約を停止する景品を選択できなくなるので、ユーザによる無駄な操作が無くなり、ユーザの利便性を向上できる。
また前記第4の発明において、前記景品管理装置(センタ景品管理装置70)は、前記景品表示装置(カードユニット20)に景品を表示するための景品情報を所定期間毎(1日毎)に該景品表示装置に送信する景品情報送信手段(通信部71)をさらに有し、該景品情報送信手段は、前記予約停止景品受付手段(ディスプレイ73及び入力装置74)にて指定を受け付けた景品の景品情報を除いた前記景品情報を送信することを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品管理装置から景品表示装置に送信される景品情報から、予約を停止する景品の景品情報が除かれ、景品表示装置において、該景品情報を受信した後は、予約を停止する景品を選択できなくなるので、ユーザによる無駄な操作が無くなり、ユーザの利便性を向上できる。
また前記第4の発明において、前記景品表示装置(カードユニット20)は、景品の配送先を示す配送先情報の入力を受け付ける配送先情報受付手段(ディスプレイ24)と、該配送先情報受付手段により入力を受け付けた配送先情報を、当該景品表示装置が設けられている店舗(遊技場)において前記ユーザ(遊技者)に対して発行される配送先記録媒体(会員カード2,景品交換カード3)に記録される配送先特定情報(会員ID,景品会員ID)から特定可能とするための処理(配送先登録要求の送信)を行う配送先特定処理手段(場外通信部21c)と、前記配送先記録媒体を受け付けたことに基づいて、当該受け付けた配送先記録媒体に記録された前記配送先特定情報を前記景品管理装置(センタ景品管理装置70)に送信する配送先特定情報送信手段(場外通信部21c)と、をさらに有し、前記景品管理装置は、該配送先特定情報送信手段から送信されてきた配送先特定情報から特定される配送先に前記景品を配送するための配送処理(配送情報登録処理)を前記提供処理として前記提供処理手段(制御部72,配送情報DB)により行うことを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品表示装置において、配送先情報を入力して、該配送先情報を配送先記録媒体から特定可能としておけば、該配送先記録媒体から特定される配送先情報の配送先に景品が配送されるので、何度も配送先情報を入力する必要がなくなり、ユーザの利便性が向上する。
また前記第4の発明において、前記景品管理装置(センタ景品管理装置70)は、前記予約要求送信手段(場外通信部21c)から送信されてきた予約要求に対応する予約を識別可能な予約識別情報(予約ID)に対応付けて該予約要求に含まれる景品特定情報(景品ID)を登録する予約内容登録処理を行う予約内容登録手段(制御部72,予約情報DB)をさらに有し、前記景品交換システムは、店舗(遊技場)に設けられ、前記予約識別情報を受け付ける予約識別情報受付手段(カードR/W57)と、該予約識別情報受付手段にて受け付けた予約識別情報を含む景品提供要求(予約確定要求)を前記景品管理装置に送信する景品提供要求送信手段(通信部51)と、を有する予約確定端末(50)をさらに備え、前記景品管理装置は、前記景品提供要求送信手段から送信されてきた景品提供要求に含まれる予約識別情報に対応付けて登録された景品特定情報から特定される景品を前記ユーザに提供するための前記提供処理(配送情報登録処理)を前記提供処理手段(制御部72,配送情報DB)により行うことを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、ユーザが景品を選択して予約する景品表示装置と、景品管理装置において該予約を確定して景品をユーザに提供するための景品提供要求を送信する予約確定端末とが別個に設けられていることにより、ユーザが有価価値の獲得に拘わらず気軽に景品を予約しておくことができるので、景品交換を促進できる。
また前記第4の発明において、前記景品管理装置(センタ景品管理装置70)は、前記景品提供要求送信手段(通信部51)から送信されてきた景品提供要求(予約確定要求)に含まれる予約識別情報(予約ID)に対応付けて登録された景品特定情報(景品ID)から特定される景品が前記予約停止景品受付手段(ディスプレイ73及び入力装置74)にて指定を受け付けた予約を停止する景品であるか否かを判定する提供判定手段(制御部72)をさらに有し、該提供判定手段により予約を停止する景品であると判定されたことを条件として、該景品を前記ユーザに提供するための前記提供処理(配送情報登録処理)を行わないことを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、交換する景品の予約内容登録処理が行われた後に、該景品について予約が停止された場合であっても、該景品をユーザに提供するための提供処理が行われないので、事後的な対処が必要となる件数をさらに低減できる。
さらに前記第4の発明において、前記景品管理装置(センタ景品管理装置70)は、前記予約要求送信手段(場外通信部21c)から送信されてきた予約要求に含まれる景品特定情報(景品ID)と当該予約を行ったユーザを特定可能なユーザ特定情報(配送先情報)とを対応付けて登録するユーザ特定情報登録手段(制御部72,配送情報DB)をさらに有し、前記予約停止景品受付手段(ディスプレイ73及び入力装置74)にて予約を停止する景品の指定を受け付けたことに基づいて、前記ユーザ特定情報登録手段にて該景品の景品特定情報と対応付けられているユーザ特定情報を抽出するユーザ特定情報抽出手段(制御部72)をさらに有することを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、予約を停止する景品の指定を受け付ける前に該景品の予約を行ったユーザを特定できるので、該ユーザに対して適切な対処をすることができる。
[4−5.第5の発明]
次に従来技術5として、特開2001−334053号公報(段落0015)を示す。この従来技術5には、店舗の一例である遊技場に設けられ、複数の景品を表示し、該景品の中からユーザが交換を希望する景品の予約を受け付ける景品表示装置の一例である端末機器と、遊技場の外部に設けられ、該端末機器に表示される各景品の在庫数を管理する景品管理装置の一例であるサーバ機器と、を備え、サーバ機器から端末機器に対して、前記表示される景品に関する情報を含む景品データを送信する景品交換システムが記載されている。
しかしながら、上記の従来技術5に示した景品交換システムでは、サーバ機器において、各景品の在庫数が登録された後に、景品の在庫を管理する側(例えば倉庫)において、ある景品の在庫数に不測の変動(例えば当該景品の破損や入荷停止による在庫数の減少)が生じたときに、当初に登録された在庫数に基づいて当該景品の予約を受け付けてしまうと、該景品を提供できない予約、つまりは該景品を選択したユーザに対する有価価値の返却や代替品の提供等の事後的な対処が必要となる予約の件数が多くなってしまい、景品を提供する側の手間や遊技者の迷惑が多くなるという問題があった。
そこで、上記の実施形態に記載した第5の発明では、予約を受け付ける景品の在庫数に不測の変動が生じた場合であっても、事後的な対処が必要となる予約の件数を低減でき、景品を提供する側の手間やユーザの迷惑を低減できるような、景品交換システムを提供することを目的として、以下の発明を構成した。
即ち第5の発明として、店舗(遊技場)に設けられ、ユーザ(遊技者)が所有する有価価値(獲得玉の計数値,貯玉数)と交換可能な複数の景品を表示する表示手段(ディスプレイ24)と、該表示手段に表示される景品の中から、交換を予約する景品の選択を前記ユーザから受け付ける予約受付手段(ディスプレイ24)と、該予約受付手段にて選択された景品を特定可能な景品特定情報(景品ID)を含む予約要求を送信する予約要求送信手段(場外通信部21c)と、を有する景品表示装置(カードユニット20)と、前記予約要求送信手段から送信されてきた予約要求に含まれる景品特定情報から特定される景品を前記ユーザに提供するための予約処理(予約内容登録処理)を行う予約処理手段(制御部72,予約情報DB)と、各景品の在庫数を管理する在庫数管理手段(制御部72,景品情報DB)と、各景品について、前記予約処理に供された予約個数(予約累計数)を集計する予約個数集計手段(制御部72,予約・確定累計数DB)と、前記在庫数管理手段で管理している在庫数と、該予約個数集計手段にて集計された予約個数とに基づいて、前記景品の予約が可能であるか否かを判定する在庫数判定手段(制御部72)と、該在庫数判定手段により景品の予約が可能でないと判定されたことを条件として、該判定の対象となった景品の予約を停止するための予約停止情報(在庫零通知)を前記景品表示装置に送信する予約停止情報送信手段(通信部71)と、を有する景品管理装置(センタ景品管理装置70)と、を備える景品交換システム(1)であって、前記景品管理装置は、前記在庫数管理手段で管理している在庫数の変更を受け付ける在庫数変更手段(通信部71)をさらに有し、前記在庫数判定手段は、該在庫数変更手段にて在庫数の変更を受け付けたことを条件として、該変更を受け付けた後の在庫数と、前記予約個数集計手段にて集計された予約個数とに基づいて、前記景品の予約が可能であるか否かを判定することを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品の在庫を管理する側において景品の在庫数に不測の変動が生じた場合であっても、景品管理装置において、当該景品の在庫数の変更を受け付けて、該変更を受け付けた後の在庫数と予約個数とに基づいて該景品の予約が可能でないと判定されると、該景品の予約を迅速に停止することができるので、事後的な対処が必要となる予約の件数を低減でき、景品を提供する側の手間やユーザの迷惑を低減できる。
また別の第5の発明として、店舗(遊技場)に設けられ、ユーザ(遊技者)が所有する有価価値(獲得玉の計数値,貯玉数)と交換可能な複数の景品を表示する表示手段(ディスプレイ24)と、該表示手段に表示される景品の中から、交換を予約する景品の選択を前記ユーザから受け付ける予約受付手段(ディスプレイ24)と、該予約受付手段にて選択された景品を特定可能な景品特定情報(景品ID)を含む予約要求を送信する予約要求送信手段(場外通信部21c)と、を有する景品表示装置(カードユニット20)と、前記予約要求送信手段から送信されてきた予約要求に含まれる景品特定情報から特定される景品を前記ユーザに提供するための予約処理(予約内容登録処理)を行う予約処理手段(制御部72,予約情報DB)と、各景品の初期在庫数を管理する初期在庫数管理手段(制御部72,景品情報DB)と、該初期在庫数から前記予約処理に供された予約個数を減算した現在在庫数を管理する現在在庫数管理手段(制御部72,在庫数DB)と、該現在在庫数に基づいて、前記景品の予約が可能であるか否かを判定する在庫数判定手段(制御部72)と、該在庫数判定手段により予約が可能でないと判定されたことを条件として、該判定の対象となった景品の予約を停止するための予約停止情報(在庫零通知)を前記景品表示装置に送信する予約停止情報送信手段(通信部71)と、を有する景品管理装置(センタ景品管理装置70)と、を備える景品交換システム(1)であって、前記景品管理装置は、前記初期在庫数管理手段で管理している初期在庫数の変更を受け付ける在庫数変更手段(通信部71)と、該在庫数変更手段にて初期在庫数の変更を受け付けたことを条件として、初期在庫数の変動数に基づいて、前記現在在庫数管理手段で管理している現在在庫数を更新する現在在庫数更新手段(制御部72)と、をさらに有し、前記在庫数判定手段は、該現在在庫数更新手段にて現在在庫数が更新されたことを条件として、該更新された後の現在在庫数に基づいて、前記景品の予約が可能であるか否かを判定することを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品の在庫を管理する側において景品の在庫数に不測の変動が生じた場合であっても、景品管理装置において、当該景品の初期在庫数の変更を受け付けて、該初期在庫数の変動数に基づいて更新される現在在庫数に基づいて該景品の予約が可能でないと判定されると、該景品の予約を迅速に停止することができるので、事後的な対処が必要となる予約の件数を低減でき、景品を提供する側の手間やユーザの迷惑を低減できる。
また第5の発明において、前記景品管理装置(センタ景品管理装置70)は、前記在庫数判定手段(制御部72)により景品の予約が可能であると判定されたことを条件として、前記予約要求送信手段(場外通信部21c)から送信されてきた予約要求に対応する予約を識別可能な予約識別情報(予約ID)に対応付けて該予約要求に含まれる景品特定情報(景品ID)を登録する予約内容登録処理を前記予約処理として前記予約処理手段(制御部72,予約情報DB)により行い、前記景品交換システムは、店舗(遊技場)に設けられ、前記予約識別情報を受け付ける予約識別情報受付手段(カードR/W57)と、該予約識別情報受付手段にて受け付けた予約識別情報を含む景品提供要求(予約確定要求)を前記景品管理装置に送信する景品提供要求送信手段(通信部51)と、を有する予約確定端末(50)をさらに備え、前記景品管理装置は、前記景品提供要求送信手段から送信されてきた景品提供要求に含まれる予約識別情報に対応付けて登録された景品特定情報から特定される景品を前記ユーザに提供するための提供処理(配送情報登録処理)を行う提供処理手段(制御部72)をさらに有することを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、ユーザが景品を選択して予約する景品表示装置と、景品管理装置において該予約を確定して景品をユーザに提供するための景品提供要求を送信する予約確定端末とが別個に設けられていることにより、ユーザが有価価値の獲得に拘わらず気軽に景品を予約しておくことができるので、景品交換を促進できると共に、景品の予約が可能であると判定されたことを条件として、予約内容登録処理が行われるので、ユーザが予約をした景品を交換することができないという事態が生ずるおそれがない。
また第5の発明において、前記景品管理装置(センタ景品管理装置70)は、各景品について、前記提供処理(配送情報登録処理)に供された提供個数(確定累計数)を集計する提供個数集計手段(制御部72,予約・確定累計数DB)と、前記在庫数変更手段(ディスプレイ73及び入力装置74)にて変更を受け付けた後の在庫数又は初期在庫数と、前記提供個数集計手段にて集計された提供個数とに基づいて、該景品の提供が可能であるか否かを判定する提供可否判定手段(制御部72)と、をさらに有し、該提供可否判定手段により景品の提供が可能でないと判定されたことを条件として、該判定の対象となった景品を前記ユーザに提供するための前記提供処理を行わないことを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、交換する景品の予約内容登録処理が行われた後に、当該景品の在庫数又は初期在庫数の変更を受け付けた場合であっても、該変更を受け付けた後の在庫数又は初期在庫数と提供個数とに基づいて該景品の提供が可能でないと判定されると、該景品をユーザに提供するための提供処理が行われないので、事後的な対処が必要となる件数をさらに低減できる。
また第5の発明において、前記景品管理装置(センタ景品管理装置70)は、前記在庫数又は前記初期在庫数から前記提供処理(配送情報登録処理)に供された提供個数を減算した提供後在庫数(配送登録後在庫数)を管理する提供後在庫数管理手段(制御部72,在庫数DB)と、前記在庫数変更手段(ディスプレイ73及び入力装置74)にて在庫数又は初期在庫数の変更を受け付けたことを条件として、在庫数又は初期在庫数の変動数に基づいて、前記提供後在庫数管理手段で管理している提供後在庫数を更新する提供後在庫数更新手段(制御部72)と、該提供後在庫数更新手段にて更新された後の提供後在庫数に基づいて、前記景品の提供が可能であるか否かを判定する提供可否判定手段(制御部72)と、をさらに有し、該提供可否判定手段により景品の提供が可能でないと判定されたことを条件として、該判定の対象となった景品を前記ユーザに提供するための前記提供処理を行わないことを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、交換する景品の予約内容登録処理が行われた後に、当該景品の在庫数又は初期在庫数の変更を受け付けた場合であっても、該在庫数又は初期在庫数の変動数に基づいて更新される提供後在庫数に基づいて該景品の提供が可能でないと判定されると、該景品をユーザに提供するための提供処理が行われないので、事後的な対処が必要となる件数をさらに低減できる。
また第5の発明において、前記景品管理装置(センタ景品管理装置70)は、前記予約要求を受信したことに応じて、前記予約停止情報送信手段(通信部71)により前記予約停止情報(在庫零通知)を前記景品表示装置(カードユニット20)に送信することを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品管理装置は、予約要求の受信に応じて、受動的に予約停止情報を返信するので、能動的に予約停止情報を送信する場合に比べて、処理の負荷が軽減される。
また第5の発明において、前記景品表示装置(カードユニット20)は、前記予約停止情報(在庫零通知)を受信したことに基づき、前記在庫数判定手段(制御部72)により予約が可能でないと判定された景品を、前記表示手段(ディスプレイ24)に表示しないか、又は、選択不能に該表示手段に表示する処理を行うことを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品表示装置において、予約停止情報を受信した後は、予約が可能でないと判定された景品を選択できなくなるので、ユーザによる無駄な操作が無くなり、ユーザの利便性を向上できる。
さらに第5の発明において、前記景品管理装置(センタ景品管理装置70)は、前記ユーザ(遊技者)を特定可能なユーザ特定情報(配送先情報)と前記予約処理(予約内容登録処理)及び/又は前記提供処理(配送情報登録処理)に供された景品の景品特定情報(景品ID)とを対応付けて登録するユーザ特定情報登録手段(制御部72,予約情報DB,配送情報DB)と、前記在庫数変更手段(ディスプレイ73及び入力装置74)により在庫数又は初期在庫数の変更を受け付けたことに基づいて、前記在庫数判定手段(制御部72)により予約が可能でないと判定された景品及び/又は前記提供可否判定手段(制御部72)により提供が可能でないと判定された景品の景品特定情報と対応付けられているユーザ特定情報を抽出するユーザ特定情報抽出手段(制御部72)と、をさらに有することを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、在庫数又は初期在庫数の変更を受け付ける前に行われた予約処理及び/又は提供処理に供された景品を選択したユーザを特定できるので、該ユーザに対して適切な対処をすることができる。
[4−6.第6の発明]
次に従来技術6として、特開2001−334053号公報(段落0015)を示す。この従来技術6には、店舗の一例である遊技場に設けられ、複数の景品を表示し、該景品の中からユーザが交換を希望する景品の選択を受け付ける景品表示装置の一例である端末機器と、遊技場の外部に設けられ、該端末機器に表示される景品に関する情報を管理する景品管理装置の一例であるサーバ機器と、を備え、サーバ機器から端末機器に対して、前記表示される景品に関する情報を含む景品データを送信する景品交換システムが記載されている。
しかしながら、上記の従来技術6に示した景品交換システムでは、サーバ機器から端末機器に対して送信される景品データは、遊技場によらず一律であるため、各遊技場の客層や土地柄や季節に応じた景品を提供できず、遊技者に対して景品交換を促進できないという問題があった。
そこで、上記の実施形態に記載した第6の発明では、店舗が希望する景品を提供でき、ユーザに対して景品交換を促進できるような、景品交換システムを提供することを目的として、以下の発明を構成した。
即ち第6の発明として、店舗(遊技場)に設けられ、ユーザ(遊技者)が所有する有価価値(獲得玉の計数値),貯玉数)と交換可能な複数の景品を表示する表示手段(ディスプレイ24)と、該表示手段に表示される景品の中から、前記ユーザが所有する有価価値との交換を希望する景品の選択を受け付ける選択受付手段(ディスプレイ24)と、を有する景品表示装置(カードユニット20)と、該景品表示装置に表示される前記複数の景品に関する情報を(景品情報DBで)管理する景品管理装置(センタ景品管理装置70)と、を備える景品交換システム(1)であって、前記景品管理装置は、前記複数の景品の各々について、各景品を分類するための分類区分(大区分,小区分,交換玉数)を設定する分類区分設定手段(制御部72,景品情報DB)と、所定数の景品が含まれる景品パッケージを複数設定する景品パッケージ設定手段(制御部72,ディスプレイ73及び入力装置74)と、該景品パッケージ設定手段により設定された前記複数の景品パッケージのうち、前記店舗が希望する景品パッケージの選択を受け付ける景品パッケージ選択受付手段(通信部71,ディスプレイ73及び入力装置74)と、を有し、前記景品表示装置は、前記景品の分類区分の各々に対応する区分メニューを表示する区分メニュー表示処理と、該区分メニューのいずれかが選択されたことに基づいて、前記景品パッケージ選択受付手段にて選択された景品パッケージに含まれる景品のうち、前記選択された区分メニューに対応する分類区分が設定されている景品を表示する区分景品表示処理とを行い、前記景品表示装置又は前記景品管理装置は、前記景品パッケージ選択受付手段にて複数の景品パッケージが選択されたことに基づき、該選択された複数の景品パッケージに重複して含まれる景品を前記区分景品表示処理において1つのみ表示させるための処理を行う重複表示排除手段をさらに有することを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品管理装置において、予め設定された複数の景品パッケージのうち、店舗が希望する景品パッケージの選択を受け付け、当該店舗に設けられる景品表示装置において、各景品の分類区分に対応する区分メニューが選択されると、前記選択された景品パッケージに含まれる景品のうち、該選択された区分メニューに対応する分類区分が設定されている景品が表示されるので、店舗の客層や土地柄や季節に応じて、該店舗が希望する景品を提供でき、ユーザに対して景品交換を促進することができると共に、店舗が希望する複数の景品パッケージに同一の景品が重複して含まれている場合であっても、該景品が1つのみ表示されるので、該景品が重複して表示されることがない。
また第6の発明において、前記景品表示装置(カードユニット20)は、前記景品パッケージ選択受付手段(通信部71)にて選択された景品パッケージの各々に対応するパッケージメニューを表示するパッケージメニュー表示処理と、該パッケージメニューのいずれかが選択されたことに基づいて、該選択されたパッケージメニューに対応する景品パッケージに含まれる景品を表示するパッケージ景品表示処理とを行うことを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品表示装置において、店舗が希望する景品パッケージに対応するパッケージメニューが選択されると、該選択されたパッケージメニューに対応する景品パッケージに含まれる景品が表示されるので、景品を選択する方法が増えて、ユーザの利便性が向上する。
また第6の発明において、前記景品管理装置(センタ景品管理装置70)は、前記景品パッケージ設定手段(制御部72,ディスプレイ73及び入力装置74)により設定された前記景品パッケージに含まれる景品を更新する景品更新手段(ディスプレイ73及び入力装置74)をさらに有し、該景品更新手段により更新された景品を前記景品表示装置(カードユニット20)で表示するための処理(景品情報の送信)を行うことを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品管理装置において、景品の交換状況等に応じて、景品パッケージに含まれる景品を更新することができるので、景品交換をより促進することができる。
また第6の発明において、前記景品管理装置(センタ景品管理装置70)は、複数の景品提供業者から提供される景品に関する情報を(景品情報DBで)管理し、前記景品パッケージ設定手段(制御部72,ディスプレイ73及び入力装置74)は、前記複数の景品提供業者のうちの少なくとも一部の景品提供業者について、各景品提供業者毎に前記景品パッケージを設定し、前記景品パッケージ選択受付手段(通信部71)は、前記店舗(遊技場)が希望する景品提供業者及び景品パッケージの選択を受け付けることを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品管理装置において、店舗が希望する景品提供業者の景品パッケージの選択を受け付けることができるので、景品交換をより促進することができる。
また第6の発明において、前記景品表示装置(カードユニット20)は、景品の配送先を示す配送先情報の入力を受け付ける配送先情報受付手段(ディスプレイ24)と、該配送先情報受付手段により入力を受け付けた配送先情報を、当該景品表示装置が設けられている店舗(遊技場)において前記ユーザ(遊技者)に対して発行される配送先記録媒体(会員カード2,景品交換カード3)に記録される配送先特定情報(会員ID,景品会員ID)から特定可能とするための処理(配送先登録要求の送信)を行う配送先特定処理手段(場外通信部21c)と、前記配送先記録媒体を受け付けたことに基づいて、当該受け付けた配送先記録媒体に記録された前記配送先特定情報を前記景品管理装置に送信する配送先特定情報送信手段(場外通信部21c)と、をさらに有し、前記景品管理装置(センタ景品管理装置70)は、該配送先特定情報送信手段から送信されてきた配送先特定情報から特定される配送先に前記景品を配送するための配送処理(配送情報登録処理)を行う配送処理手段(制御部72,配送情報DB)をさらに有することを特徴とする景品交換システムを構成した。景品表示装置において、配送先情報を入力して、該配送先情報を配送先記録媒体から特定可能としておけば、該配送先記録媒体から特定される配送先情報の配送先に景品が配送されるので、何度も配送先情報を入力する必要がなくなり、ユーザの利便性が向上する。
さらに第6の発明において、前記景品表示装置(カードユニット20)は、前記選択受付手段(ディスプレイ24)にて選択された景品を特定可能な景品特定情報(景品ID)を含む予約要求を前記景品管理装置(センタ景品管理装置70)に送信する予約要求送信手段(場外通信部21c)をさらに有し、前記景品管理装置は、前記予約要求送信手段から送信されてきた予約要求に対応する予約を識別可能な予約識別情報(予約ID)に対応付けて該予約要求に含まれる景品特定情報を登録する予約内容登録処理を行う予約内容登録手段(制御部72,予約情報DB)をさらに有し、前記景品交換システムは、店舗(遊技場)に設けられ、前記予約識別情報を受け付ける予約識別情報受付手段(カードR/W57)と、該予約識別情報受付手段にて受け付けた予約識別情報を含む景品提供要求(予約確定要求)を前記景品管理装置に送信する景品提供要求送信手段(通信部51)と、を有する予約確定端末(50)をさらに備え、前記景品管理装置は、前記景品提供要求送信手段から送信されてきた景品提供要求に含まれる予約識別情報に対応付けて登録された景品特定情報から特定される景品を前記ユーザに提供するための提供処理(配送情報登録処理)を行う提供処理手段(制御部72,配送情報DB)をさらに有することを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、ユーザが景品を選択して予約する景品表示装置と、景品管理装置において該予約を確定して景品をユーザに提供するための景品提供要求を送信する予約確定端末とが別個に設けられていることにより、ユーザが有価価値の獲得に拘わらず気軽に景品を予約しておくことができるので、景品交換を促進できる。
[4−7.第7の発明]
次に従来技術7として、特開平10−146434号公報(段落0021,0022,0044,0045)を示す。この従来技術7には、ユーザの一例である遊技者が所有する前記有価価値の一例である獲得玉との交換を希望する景品の予約を受け付けるカタログ景品情報装置において、景品の在庫数に関係なく予約を受け付けて、該予約に係る景品の景品コード等が記録されたチケットを遊技者に対して発行し、景品交換を行うときに、景品交換装置において、該チケットから景品コード等を読み取り、遊技者の獲得玉数から該景品コードの景品に相当する玉数を減算すると共に、該景品の在庫数から1を減算する景品交換システムが記載されている。
しかしながら、従来技術7に示す景品交換システムでは、景品の在庫数に関係なく予約ができ、景品交換を行うときに在庫数の減算が行われるため、遊技者が予約をした景品を交換するときには該景品の在庫数が零になっていて、交換することができないという事態が生ずるおそれがある。
そこで、上記の実施形態に記載した第7の発明では、ユーザが予約をした景品を交換することができないという事態が生ずるおそれがないような、景品交換システムを提供することを目的として、以下の発明を構成した。
即ち第7の発明として、店舗(遊技場)に設けられ、ユーザ(遊技者)が所有する有価価値(獲得玉の計数値,貯玉数)と交換可能な複数の景品の中から、交換を予約する景品の選択を前記ユーザから受け付ける予約受付手段(ディスプレイ24)と、該予約受付手段にて選択された景品を特定可能な景品特定情報(景品ID)及び該ユーザを特定可能なユーザ特定情報(会員ID,景品会員ID,配送先情報)を含む予約要求を送信する予約要求送信手段(場外通信部21c)と、を有する予約端末(カードユニット20)と、前記予約要求送信手段から送信されてきた予約要求に対応する予約を識別可能な予約識別情報(予約ID)に対応付けて該予約要求に含まれる景品特定情報及びユーザ特定情報を登録する予約内容登録処理を行う予約内容登録手段(制御部72,予約情報DB)を有する景品管理装置(センタ景品管理装置70)と、店舗に設けられ、前記予約識別情報を含む景品提供要求(予約確定要求)を前記景品管理装置に送信する景品提供要求送信手段を有する予約確定端末(カードユニット20,予約確定端末50)と、を備え、前記景品管理装置は、前記景品提供要求送信手段から送信されてきた景品提供要求に含まれる予約識別情報に対応付けて登録された景品特定情報から特定される景品を前記ユーザ特定情報から特定されるユーザに提供するための提供処理(配送情報登録処理)を行う提供処理手段(制御部72,配送情報DB)を有する景品交換システム(1)であって、前記景品管理装置は、各景品の在庫数を登録する在庫数登録手段(制御部72,景品情報DB)と、各景品について、前記予約内容登録処理に供された予約個数(予約累計数)を集計する予約個数集計手段(制御部72,予約・確定累計数DB)と、前記在庫数登録手段に登録された在庫数と、該予約個数集計手段により集計された予約個数とに基づいて、前記景品の予約が可能であるか否かを判定する在庫数判定手段(制御部72)と、前記ユーザ1人あたりが予約可能な景品の個数又は前記ユーザ1人あたりが予約に供することが可能な有価価値(価格)に対する上限値を設定する上限値設定手段(制御部72,上限値DB)と、前記予約を行うユーザについて、前記予約内容登録処理に供されたが前記提供処理に未だ供されていない景品である未提供予約景品の個数である未提供予約個数又は当該未提供予約景品に対応する有価価値である未提供予約価値を特定する未提供予約特定手段(制御部72,未提供予約個数・価格DB)と、該未提供予約特定手段により特定された未提供予約個数又は未提供予約価値と、前記上限値設定手段により設定された上限値とに基づいて、前記ユーザについて予約が可能であるか否かを判定する上限値判定手段(制御部72)と、をさらに有し、前記在庫数判定手段により予約が可能でないと判定されたことを条件として、該判定の対象となった景品について前記予約内容登録処理を不能化するための処理(在庫零通知の返信)を行うと共に、前記上限値判定手段により予約が可能でないと判定されたことを条件として、該判定の対象となったユーザについて前記予約内容登録処理を不能化するための処理(上限値超え通知の返信)を行うことを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品管理装置において、予め登録された在庫数と、予約内容登録処理に供された予約個数の集計値とに基づいて、景品の予約が可能であるか否かが判定され、予約が可能でないと判定されると、予約内容登録処理が不能化されるので、ユーザが予約をした景品を交換することができないという事態が生ずるおそれがない。また景品管理装置において、予約を行うユーザについて特定される未提供予約景品の個数又は未提供予約景品に対応する有価価値と、ユーザ1人あたりについて設定された上限値とに基づいて、該ユーザについて予約が可能であるか否かが判定され、予約が可能でないと判定されると、予約内容登録処理が不能化されるので、悪質なユーザが交換するつもりのない多量の景品を前記上限値を超えていたずらに予約することを防止でき、当該いたずらの予約により在庫数が減少して正規のユーザが予約できないといった事態を防止できる。
また別の第7の発明として、店舗(遊技場)に設けられ、ユーザ(遊技者)が所有する有価価値(獲得玉の計数値,貯玉数)と交換可能な複数の景品の中から、交換を予約する景品の選択を前記ユーザから受け付ける予約受付手段(ディスプレイ24)と、該予約受付手段にて選択された景品を特定可能な景品特定情報(景品ID)及び該ユーザを特定可能なユーザ特定情報(会員ID,景品会員ID,配送先情報)を含む予約要求を送信する予約要求送信手段(場外通信部21c)と、を有する予約端末(カードユニット20)と、前記予約要求送信手段から送信されてきた予約要求に対応する予約を識別可能な予約識別情報(予約ID)に対応付けて該予約要求に含まれる景品特定情報及びユーザ特定情報を登録する予約内容登録処理を行う予約内容登録手段(制御部72,予約情報DB)を有する景品管理装置(センタ景品管理装置70)と、店舗に設けられ、前記予約識別情報を含む景品提供要求(予約確定要求)を前記景品管理装置に送信する景品提供要求送信手段を有する予約確定端末(カードユニット20,予約確定端末50)と、を備え、前記景品管理装置は、前記景品提供要求送信手段から送信されてきた景品提供要求に含まれる予約識別情報に対応付けて登録された景品特定情報から特定される景品を前記ユーザ特定情報から特定されるユーザに提供するための提供処理(配送情報登録処理)を行う提供処理手段(制御部72,配送情報DB)を有する景品交換システム(1)であって、前記景品管理装置は、各景品の在庫数を登録する在庫数登録手段(制御部72,在庫数DB)と、前記予約内容登録処理に伴って、前記在庫数登録手段に登録された在庫数を減算更新する在庫数更新手段(制御部72)と、該在庫数更新手段により更新された在庫数に基づいて、前記景品の予約が可能であるか否かを判定する在庫数判定手段(制御部72)と、前記ユーザ1人あたりが予約可能な景品の個数又は前記ユーザ1人あたりが予約に供することが可能な有価価値(価格)に対する上限値を設定する上限値設定手段(制御部72,上限値DB)と、前記予約を行うユーザについて、前記予約内容登録処理に供されたが前記提供処理に未だ供されていない景品である未提供予約景品の個数である未提供予約個数又は当該未提供予約景品に対応する有価価値である未提供予約価値を特定する未提供予約特定手段(制御部72,未提供予約個数・価格DB)と、該未提供予約特定手段により特定された未提供予約個数又は未提供予約価値と、前記上限値設定手段により設定された上限値とに基づいて、前記ユーザについて予約が可能であるか否かを判定する上限値判定手段(制御部72)と、をさらに有し、前記在庫数判定手段により予約が可能でないと判定されたことを条件として、該判定の対象となった景品について前記予約内容登録処理を不能化するための処理(在庫零通知の返信)を行うと共に、前記上限値判定手段により予約が可能でないと判定されたことを条件として、該判定の対象となったユーザについて前記予約内容登録処理を不能化するための処理(上限値超え通知の返信)を行うことを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品管理装置において、予め登録された在庫数から予約内容登録処理に伴って減算更新された後の在庫数に基づいて、景品の予約が可能であるか否かが判定され、予約が可能でないと判定されると、予約内容登録処理が不能化されるので、ユーザが予約をした景品を交換することができないという事態が生ずるおそれがない。また景品管理装置において、予約を行うユーザについて特定される未提供予約景品の個数又は未提供予約景品に対応する有価価値と、ユーザ1人あたりについて設定された上限値とに基づいて、該ユーザについて予約が可能であるか否かが判定され、予約が可能でないと判定されると、予約内容登録処理が不能化されるので、悪質なユーザが交換するつもりのない多量の景品を前記上限値を超えていたずらに予約することを防止でき、当該いたずらの予約により在庫数が減少して正規のユーザが予約できないといった事態を防止できる。
また第7の発明において、前記上限値設定手段(制御部72,上限値DB)は、前記上限値として、前記ユーザが予約する景品の全個数又は前記ユーザが予約する全景品に対応する有価価値(価格)に対する全体上限値と、該全体上限値よりも低い値であって前記ユーザが予約する1種類の景品の個数又は前記ユーザが予約する1種類の景品に対応する有価価値に対する個別上限値とを設定し、前記未提供予約特定手段(制御部72,未提供予約個数・価格DB)は、前記未提供予約景品の全個数である全体未提供予約個数又は全未提供予約景品に対応する有価価値である全体未提供予約価値(全体未提供予約価格)と、未提供予約景品の各種類毎の個数である個別未提供予約個数又は各種類毎の未提供予約景品に対応する有価価値である個別未提供予約価値(個別未提供予約価格)とを特定し、前記上限値判定手段(制御部72)は、前記未提供予約特定手段により特定された全体未提供予約個数又は全体未提供予約価値と、前記上限値設定手段により設定された全体上限値とに基づいて、前記判定を行うと共に、前記未提供予約特定手段により特定された個別未提供予約個数又は個別未提供予約価値と、前記上限値設定手段により設定された個別上限値とに基づいて、前記判定を行うことを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、未提供予約景品の各種類毎の個数又は各種類毎の未提供予約景品に対応する有価価値と、個別上限値とに基づいて判定が行われると共に、全未提供予約景品の個数又は全未提供予約景品に対応する有価価値と、全体上限値とに基づいて判定が行われ、しかも個別上限値は全体上限値よりも低い値に設定されるので、悪質なユーザが、複数種類の景品を多量に予約するいたずらや、1種類の景品を多量に予約するいたずらを、効果的に防止できる。
また第7の発明において、前記上限値設定手段(制御部72,上限値DB)は、各景品の種類毎に、前記上限値を設定し、前記未提供予約特定手段(制御部72,未提供予約個数・価格DB)は、前記未提供予約景品の各種類毎の個数である個別未提供予約個数又は各種類毎の未提供予約景品に対応する有価価値である個別未提供予約価値(個別未提供予約価格)を特定し、前記上限値判定手段(制御部72)は、前記未提供予約特定手段により特定された個別未提供予約個数又は個別未提供予約価値と、前記上限値設定手段により設定された上限値とに基づいて、前記判定を行うことを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、各景品の種類毎に上限値を設定することができるので、各景品の種類に応じた上限値を設定することで、いたずらの予約により在庫数が減少して正規のユーザが予約できないといった事態をより効果的に防止できる。
また第7の発明において、前記上限値設定手段(制御部72,上限値DB)は、前記在庫数登録手段(制御部72,在庫数DB)に登録された各景品の在庫数及び/又は各景品に対応する有価価値に基づいて、前記上限値を設定することを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、各景品の在庫数及び/又は各景品に対応する有価価値に基づいて上限値が設定されるので、該上限値を設定する手間が省ける。
また第7の発明において、前記景品管理装置(センタ景品管理装置70)は、前記上限値判定手段(制御部72)により予約が可能でないと判定されたユーザのユーザ特定情報(会員ID,景品会員ID,配送先情報)を抽出するユーザ特定情報抽出手段(制御部72)をさらに有することを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、いたずらの予約をした可能性があるユーザのユーザ特定情報を抽出することができるので、該ユーザに対して適切な対処をすることができる。
また第7の発明において、前記景品管理装置(センタ景品管理装置70)は、所定期間毎(1日毎)に前記提供処理(配送情報登録処理)が行われずに登録されている予約識別情報(予約ID)及び景品特定情報(景品ID)を無効化する処理を行うことを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品管理装置において、予約内容登録処理が行われても提供処理が行われていない景品に対応する予約識別情報及び景品特定情報については、所定期間毎に無効化されるので、該無効化された景品の分だけ新たに予約内容登録処理を行うことができ、無駄に多くの在庫を用意するという不都合が生じない。
また第7の発明において、前記景品管理装置(センタ景品管理装置70)は、各景品の在庫数を示す在庫数情報を受け付ける在庫数情報受付手段(通信部71)をさらに有し、該在庫数情報受付手段により受け付けた在庫数情報が示す各景品の在庫数を前記在庫数登録手段(制御部72,景品情報DB,在庫数DB)により登録することを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品管理装置において、受け付けた在庫数情報に基づいて在庫数の登録が行われるので、該登録作業の負担が軽減される。
さらに第7の発明において、前記予約端末(カードユニット20)は、景品の配送先を示す配送先情報の入力を受け付ける配送先情報受付手段(ディスプレイ24)と、該配送先情報受付手段により入力を受け付けた配送先情報を、当該予約端末が設けられている店舗(遊技場)において前記ユーザ(遊技者)に対して発行される配送先記録媒体(会員カード2,景品交換カード3)に記録される配送先特定情報(会員ID,景品会員ID)から特定可能とするための処理(配送先登録要求の送信)を行う配送先特定処理手段(場外通信部21c)と、前記配送先記録媒体を受け付けたことに基づいて、当該受け付けた配送先記録媒体に記録された前記配送先特定情報を前記景品管理装置に送信する配送先特定情報送信手段(場外通信部21c)と、をさらに有し、前記景品管理装置(センタ景品管理装置70)は、該配送先特定情報送信手段から送信されてきた配送先特定情報から特定される配送先に前記景品を配送するための配送処理(配送情報登録処理)を前記提供処理として前記提供処理手段(制御部72,配送情報DB)により行うことを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、予約端末において、配送先情報を入力して、該配送先情報を配送先記録媒体から特定可能としておけば、該配送先記録媒体から特定される配送先情報の配送先に景品が配送されるので、何度も配送先情報を入力する必要がなくなり、ユーザの利便性が向上する。
[4−8.第8の発明]
次に従来技術8として、特開2006−184号公報(段落0118,0123,0138)を示す。この従来技術8には、遊技機に対応して設けられたカードユニットにおいて、ユーザが所有する有価価値の一例であるカードの残額を使用して購入を希望する商品が選択されると、該選択された全ての商品に対して1つの受注番号が表示され、該選択された商品がユーザに対して配送される遊技用システムが記載されている。
しかしながら、上記の従来技術8に示す遊技用システムでは、配送元が異なる複数の商品が選択されると、該配送元毎に異なるタイミングで前記選択された商品がユーザに対して配送されることになるが、ユーザが商品の配送状況を確認する場合には、全ての商品に対して1つの受注番号が付与されていて配送毎(つまり商品がユーザに同時に到着する配送単位毎)に確認することができないため、全ての商品について到着したか否かを確認した上で、到着していない商品の各々について配送状況の問い合わせをしなければならず、ユーザの手間がかかるという問題があった。
そこで、上記の実施形態に記載した第8の発明では、ユーザが所有する有価価値と交換可能な複数の景品の中から選択された、該ユーザが交換を希望する景品の配送状況を確認する場合に、該ユーザの手間が軽減されるような、景品交換システムを提供することを目的として、以下の発明を構成した。
即ち第8の発明として、店舗(遊技場)に設けられ、ユーザ(遊技者)が所有する有価価値(獲得玉の計数値,貯玉数)と交換可能な複数の景品の中から、前記ユーザが所有する有価価値との交換を希望する景品の選択を受け付ける選択受付手段(ディスプレイ24)と、該選択受付手段にて選択された景品を特定可能な景品配送要求(予約要求,及び予約確定要求)を送信する景品配送要求送信手段(場外通信部21c又は通信部31,及び通信部51)と、を有する配送要求端末(カードユニット20,及び予約確定端末50)と、前記景品配送要求送信手段から送信されてきた景品配送要求から特定される景品を前記ユーザに配送するための配送処理(配送情報登録処理)を行う景品管理装置(センタ景品管理装置70)と、を備える景品交換システム(1)であって、前記景品管理装置は、前記複数の景品の各々について配送元を示す配送元情報を管理する配送元管理手段(景品情報DB)と、該配送元管理手段で管理している各景品の配送元情報に基づいて、前記景品配送要求送信手段から送信されてきた景品配送要求から特定される複数の景品を、配送元情報が同一である景品毎に分類する景品分類手段(制御部72)と、該景品分類手段により分類された各分類について、当該分類を識別可能な分類識別情報(予約確定ID)を割り当て、該割り当てた分類識別情報に対応付けて該分類識別情報に対応する景品を前記ユーザに配送するための配送情報を登録するための配送情報登録処理を前記配送処理として行う配送情報登録手段(制御部72,配送情報DB)と、前記各分類識別情報と各分類識別情報に対応する景品を特定可能な情報とを含む配送情報通知(提供登録完了通知)を前記配送要求端末に対して送信する配送情報通知送信手段(通信部71)と、を有し、前記配送要求端末は、前記配送情報通知送信手段から送信されてきた配送情報通知に含まれる各分類識別情報に対応付けて各分類識別情報に対応する景品の景品情報が視認可能に記録された記録媒体(配送レシート6)を発行する記録媒体発行手段(配送レシートプリンタ56)を有することを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、ユーザにより選択された各景品が配送元情報が同一である景品毎に分類され、該分類された各分類毎に割り当てられた各分類識別情報に対応付けて各分類識別情報に対応する景品の景品情報が視認可能に記録された記録媒体が発行されることにより、ユーザが交換を希望する景品の配送状況を確認する場合には、各分類識別情報に対応する少なくとも1つの景品が到着したか否かを確認し、到着していない景品に対応する分類識別情報により配送状況の問い合わせを行えば、当該分類識別情報に対応する全ての景品の配送状況を確認することができる(つまり分類識別情報単位で確認を行うだけで良い)ので、ユーザの手間が軽減される。
また第8の発明において、前記配送要求端末(カードユニット20)は、前記選択受付手段(ディスプレイ24)にて選択された景品の配送先の指定を受け付ける配送先受付手段(ディスプレイ24)をさらに有し、該配送先受付手段は、前記選択受付手段にて選択された複数の景品について異なる配送先の指定を受付可能であり、前記景品配送要求送信手段(場外通信部21c)は、該配送先受付手段にて指定を受け付けた配送先を特定可能な前記景品配送要求(予約要求)を前記景品管理装置(センタ景品管理装置70)に対して送信し、前記景品分類手段(制御部72)は、該景品配送要求送信手段から送信されてきた景品配送要求から特定される複数の景品を、配送元情報が同一であり、かつ該景品配送要求から特定される配送先が同一である景品毎に分類することを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品配送要求から特定される複数の景品について異なる配送先が指定された場合であっても、配送元情報及び該配送先が同一である景品毎に分類され、該分類された各分類毎に前記分類識別情報が割り当てられて前記記録媒体が発行されるので、ユーザに同時に到着する景品の単位で容易に配送状況を確認することができる。
また第8の発明において、前記配送要求端末(カードユニット20)は、前記選択受付手段(ディスプレイ24)にて選択された景品の配送時期の指定を受け付ける配送時期受付手段(ディスプレイ24)をさらに有し、該配送時期受付手段は、前記選択受付手段にて選択された複数の景品について異なる配送時期の指定を受付可能であり、前記景品配送要求送信手段(場外通信部21c)は、該配送時期受付手段にて指定を受け付けた配送時期を特定可能な前記景品配送要求(予約要求)を前記景品管理装置(センタ景品管理装置70)に対して送信し、前記景品分類手段(制御部72)は、該景品配送要求送信手段から送信されてきた景品配送要求から特定される複数の景品を、配送元情報が同一であり、かつ該景品配送要求から特定される配送時期が同一である景品毎に分類することを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品配送要求から特定される複数の景品について異なる配送時期が指定された場合であっても、配送元情報及び該配送時期が同一である景品毎に分類され、該分類された各分類毎に前記分類識別情報が割り当てられて前記記録媒体が発行されるので、ユーザに同時に到着する景品の単位で容易に配送状況を確認することができる。
また第8の発明において、前記配送要求端末は、前記選択受付手段(ディスプレイ24)を有する予約端末(カードユニット20)と、前記景品配送要求送信手段(通信部51)及び前記記録媒体発行手段(配送レシートプリンタ56)を有する予約確定端末(50)と、からなり、前記予約端末は、前記選択受付手段にて選択された景品を特定可能な景品特定情報(景品ID)を含む予約要求を前記景品管理装置(センタ景品管理装置70)に対して送信する予約要求送信手段(場外通信部21c)をさらに有し、前記景品管理装置は、前記予約要求送信手段から送信されてきた予約要求に対応する予約を識別可能な予約識別情報(予約ID)に対応付けて該予約要求に含まれる景品特定情報を登録する予約内容登録処理を行う予約内容登録手段(制御部72,予約情報DB)をさらに有し、前記予約確定端末は、前記予約識別情報を受け付ける予約識別情報受付手段(カードR/W57)をさらに有し、該予約識別情報受付手段にて受け付けた予約識別情報を含む前記景品配送要求(予約確定要求)を前記景品配送要求送信手段により前記景品管理装置に対して送信し、前記景品管理装置は、前記景品配送要求送信手段から送信されてきた景品配送要求に含まれる予約識別情報に対応付けて登録された景品特定情報から特定される景品を対象とした前記配送情報登録処理を前記配送情報登録手段(制御部72,配送情報DB)により行うことを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、ユーザが景品を選択して予約する予約端末と、景品管理装置において該予約を確定して景品をユーザに配送するための景品配送要求を送信する予約確定端末とが別個に設けられていることにより、ユーザが有価価値の獲得に拘わらず気軽に景品を予約しておくことができるので、景品交換を促進できる。
さらに第8の発明において、前記景品配送要求送信手段(通信部51)は、前記ユーザを特定可能な前記景品配送要求(予約確定要求)を前記景品管理装置(センタ景品管理装置70)に対して送信し、前記配送情報登録手段(制御部72,配送情報DB)は、該景品配送要求送信手段から送信されてきた景品配送要求から特定されるユーザを特定可能なユーザ特定情報(会員ID若しくは景品会員ID,配送先情報)を前記配送情報として登録し、前記景品管理装置は、前記景品配送要求送信手段から送信されてきた景品配送要求から特定されるユーザのユーザ特定情報に対応付けて、該景品配送要求から特定される景品と配送元情報が同一である配送情報が既に登録されているか否かを判定する同一配送元判定手段(制御部72)をさらに有し、前記配送情報登録手段は、該同一配送元判定手段により既に登録されていると判定されたことを条件として、当該既に登録されている配送情報に対応する分類識別情報(予約確定ID)に対応付けて、前記配送元情報が同一である景品の配送情報を登録する前記配送情報登録処理を行うことを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品配送要求を複数回に分けて送信しても、景品配送要求から特定される景品と配送元情報が同一である配送情報が既に登録されている場合には、該既に登録されている配送情報に対応する分類識別情報に対応付けて当該配送元情報が同一である景品の配送情報が登録されることにより、1つの分類識別情報でより多くの景品の配送状況を確認することができるので、ユーザの手間がさらに軽減される。
[4−9.第9の発明]
次に従来技術9として、特開2001−334053号公報(段落0015)を示す。この従来技術9には、店舗の一例である遊技場に設けられ、複数の景品を表示し、該景品の中からユーザが交換を希望する景品の選択を受け付ける景品表示装置の一例である端末機器と、遊技場の外部に設けられ、該端末機器に表示される景品に関する情報を管理する景品管理装置の一例であるサーバ機器と、を備え、サーバ機器から端末機器に対して、前記表示される景品に関する情報を含む景品データを送信する景品交換システムが記載されている。
しかしながら、上記の従来技術9に示した景品交換システムでは、サーバ機器から端末機器に対して送信される景品データは、遊技場によらず一律であるため、各遊技場の客層や土地柄や季節に応じた景品を提供できず、遊技者に対して景品交換を促進できないという問題があった。
そこで、上記の実施形態に記載した第9の発明では、店舗が希望する景品を提供でき、ユーザに対して景品交換を促進できるような、景品交換システムを提供することを目的として、以下の発明を構成した。
即ち第9の発明として、店舗(遊技場)に設けられ、ユーザ(遊技者)が所有する有価価値(獲得玉の計数値,貯玉数)と交換可能な複数の景品を表示する表示手段(ディスプレイ24)と、該表示手段に表示される景品の中から、交換を予約する景品の選択を前記ユーザから受け付ける予約受付手段(ディスプレイ24)と、該予約受付手段にて選択された景品を特定可能な景品特定情報(景品ID)を含む予約要求を送信する予約要求送信手段(場外通信部21c)と、を有する景品表示装置(カードユニット20)と、前記予約要求送信手段から送信されてきた予約要求に含まれる景品特定情報から特定される景品を前記ユーザに提供するための予約処理(予約内容登録処理)を行う予約処理手段(制御部72,予約情報DB)と、各景品の在庫数を管理する在庫数管理手段(制御部72,景品情報DB)と、各景品について、前記予約処理に供された予約個数(予約累計数)を集計する予約個数集計手段(制御部72,予約・確定累計数DB)と、前記在庫数管理手段で管理している在庫数と、該予約個数集計手段にて集計された予約個数とに基づいて、前記景品の予約が可能であるか否かを判定する予約可否判定手段(制御部72)と、該予約可否判定手段により景品の予約が可能でないと判定されたことを条件として、該判定の対象となった景品の予約を停止するための予約停止情報(在庫零通知)を前記景品表示装置に送信する予約停止情報送信手段(通信部71)と、を有する景品管理装置(センタ景品管理装置70)と、を備える景品交換システム(1)であって、前記景品管理装置は、所定数の景品が含まれる景品パッケージを複数設定する景品パッケージ設定手段(制御部72,ディスプレイ73及び入力装置74)と、該景品パッケージ設定手段により設定された前記複数の景品パッケージのうち、前記店舗が希望する景品パッケージの選択を受け付ける景品パッケージ選択受付手段(通信部71)と、該景品パッケージ選択受付手段にて選択された景品パッケージに含まれる景品を当該店舗に設けられる前記景品表示装置で表示するための処理を行う景品表示処理手段(制御部72,通信部71)と、をさらに有することを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品管理装置において、予め設定された複数の景品パッケージのうち、店舗が希望する景品パッケージの選択を受け付け、該選択された景品パッケージに含まれる景品が当該店舗に設けられる景品表示装置で表示するための処理が行われるので、店舗の客層や土地柄や季節に応じて、該店舗が希望する景品を提供でき、ユーザに対して景品交換を促進することができる。
また第9の発明において、前記景品管理装置(センタ景品管理装置70)は、前記在庫数管理手段(制御部72,景品情報DB)で管理している在庫数の変更を受け付ける在庫数変更手段(通信部71)をさらに有し、前記予約可否判定手段(制御部72)は、該在庫数変更手段にて在庫数の変更を受け付けたことを条件として、該変更を受け付けた後の在庫数と、前記予約個数集計手段にて集計された予約個数とに基づいて、前記景品の予約が可能であるか否かを判定することを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品の在庫を管理する側において景品の在庫数に不測の変動が生じた場合であっても、景品管理装置において、当該景品の在庫数の変更を受け付けて、該変更を受け付けた後の在庫数と予約個数とに基づいて該景品の予約が可能でないと判定されると、該景品の予約を迅速に停止することができるので、事後的な対処が必要となる予約の件数を低減でき、景品を提供する側の手間やユーザの迷惑を低減できる。
また別の第9の発明として、店舗(遊技場)に設けられ、ユーザ(遊技者)が所有する有価価値(獲得玉の計数値,貯玉数)と交換可能な複数の景品を表示する表示手段(ディスプレイ24)と、該表示手段に表示される景品の中から、交換を予約する景品の選択を前記ユーザから受け付ける予約受付手段(ディスプレイ24)と、該予約受付手段にて選択された景品を特定可能な景品特定情報(景品ID)を含む予約要求を送信する予約要求送信手段(場外通信部21c)と、を有する景品表示装置(カードユニット20)と、前記予約要求送信手段から送信されてきた予約要求に含まれる景品特定情報から特定される景品を前記ユーザに提供するための予約処理(予約内容登録処理)を行う予約処理手段(制御部72,予約情報DB)と、各景品の初期在庫数から前記予約処理に供された予約個数を減算した現在在庫数を管理する現在在庫数管理手段(制御部72,在庫数DB)と、該現在在庫数に基づいて、前記景品の予約が可能であるか否かを判定する予約可否判定手段(制御部72)と、該予約可否判定手段により景品の予約が可能でないと判定されたことを条件として、該判定の対象となった景品の予約を停止するための予約停止情報(在庫零通知)を前記景品表示装置に送信する予約停止情報送信手段(通信部71)と、を有する景品管理装置(センタ景品管理装置70)と、を備える景品交換システム(1)であって、前記景品管理装置は、所定数の景品が含まれる景品パッケージを複数設定する景品パッケージ設定手段(制御部72,ディスプレイ73及び入力装置74)と、該景品パッケージ設定手段により設定された前記複数の景品パッケージのうち、前記店舗が希望する景品パッケージの選択を受け付ける景品パッケージ選択受付手段(通信部71)と、該景品パッケージ選択受付手段にて選択された景品パッケージに含まれる景品を当該店舗に設けられる前記景品表示装置で表示するための処理を行う景品表示処理手段(制御部72,通信部71)と、をさらに有することを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品管理装置において、予め設定された複数の景品パッケージのうち、店舗が希望する景品パッケージの選択を受け付け、該選択された景品パッケージに含まれる景品が当該店舗に設けられる景品表示装置で表示するための処理が行われるので、店舗の客層や土地柄や季節に応じて、該店舗が希望する景品を提供でき、ユーザに対して景品交換を促進することができる。
また第9の発明において、前記景品管理装置(センタ景品管理装置70)は、各景品の初期在庫数を管理する初期在庫数管理手段(制御部72,景品情報DB)と、該初期在庫数管理手段で管理している初期在庫数の変更を受け付ける在庫数変更手段(通信部71)と、該在庫数変更手段にて初期在庫数の変更を受け付けたことを条件として、初期在庫数の変動数に基づいて、前記現在在庫数管理手段(制御部72,在庫数DB)で管理している現在在庫数を更新する現在在庫数更新手段(制御部72)と、をさらに有し、前記予約可否判定手段(制御部72)は、該現在在庫数更新手段にて現在在庫数が更新されたことを条件として、該更新された後の現在在庫数に基づいて、前記景品の予約が可能であるか否かを判定することを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品の在庫を管理する側において景品の在庫数に不測の変動が生じた場合であっても、景品管理装置において、当該景品の初期在庫数の変更を受け付けて、該初期在庫数の変動数に基づいて更新される現在在庫数に基づいて該景品の予約が可能でないと判定されると、該景品の予約を迅速に停止することができるので、事後的な対処が必要となる予約の件数を低減でき、景品を提供する側の手間やユーザの迷惑を低減できる。
また第9の発明において、前記景品管理装置(センタ景品管理装置70)は、前記景品パッケージ設定手段(制御部72,ディスプレイ73及び入力装置74)により設定された前記景品パッケージに含まれる景品を更新する景品更新手段(ディスプレイ73及び入力装置74)をさらに有し、該景品更新手段により更新された景品を前記景品表示装置(カードユニット20)で表示するための処理を前記景品表示処理手段(制御部72,通信部71)により行うことを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品管理装置において、景品の交換状況等に応じて、景品パッケージに含まれる景品を更新することができるので、景品交換をより促進することができる。
また第9の発明において、前記景品管理装置(センタ景品管理装置70)は、複数の景品提供業者から提供される景品に関する情報を(景品情報DBで)管理し、前記景品パッケージ設定手段(制御部72,ディスプレイ73及び入力装置74)は、前記複数の景品提供業者のうちの少なくとも一部の景品提供業者について、各景品提供業者毎に前記景品パッケージを設定し、前記景品パッケージ選択受付手段(通信部71)は、前記店舗(遊技場)が希望する景品提供業者及び景品パッケージの選択を受け付けることを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品管理装置において、店舗が希望する景品提供業者の景品パッケージの選択を受け付けることができるので、景品交換をより促進することができる。
また第9の発明において、前記景品表示装置(カードユニット20)は、景品の配送先を示す配送先情報の入力を受け付ける配送先情報受付手段(ディスプレイ24)と、該配送先情報受付手段により入力を受け付けた配送先情報を、当該景品表示装置が設けられている店舗(遊技場)において前記ユーザ(遊技者)に対して発行される配送先記録媒体(会員カード2,景品交換カード3)に記録される配送先特定情報(会員ID,景品会員ID)から特定可能とするための処理(配送先登録要求の送信)を行う配送先特定処理手段(場外通信部21c)と、前記配送先記録媒体を受け付けたことに基づいて、当該受け付けた配送先記録媒体に記録された前記配送先特定情報を前記景品管理装置(センタ景品管理装置70)に送信する配送先特定情報送信手段(場外通信部21c)と、をさらに有し、前記景品管理装置は、該配送先特定情報送信手段から送信されてきた配送先特定情報から特定される配送先に前記景品を配送するための配送処理(配送情報登録処理)を(制御部72,配送情報DBにより)行うことを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品表示装置において、配送先情報を入力して、該配送先情報を配送先記録媒体から特定可能としておけば、該配送先記録媒体から特定される配送先情報の配送先に景品が配送されるので、何度も配送先情報を入力する必要がなくなり、ユーザの利便性が向上する。
さらに第9の発明において、前記景品管理装置(センタ景品管理装置70)は、前記予約要求送信手段場外通信部21c)から送信されてきた予約要求に対応する予約を識別可能な予約識別情報(予約ID)に対応付けて該予約要求に含まれる景品特定情報(景品ID)を登録する予約内容登録処理を前記予約処理として前記予約処理手段(制御部72,予約情報DB)により行い、前記景品管理システムは、店舗(遊技場)に設けられ、前記予約識別情報を受け付ける予約識別情報受付手段(カードR/W57)と、該予約識別情報受付手段にて受け付けた予約識別情報を含む景品提供要求(予約確定要求)を前記景品管理装置に送信する景品提供要求送信手段(通信部51)と、を有する予約確定端末(50)をさらに備え、前記景品管理装置は、前記景品提供要求送信手段から送信されてきた景品提供要求に含まれる予約識別情報に対応付けて登録された景品特定情報から特定される景品を前記ユーザに提供するための提供処理(配送情報登録処理)を行う提供処理手段(制御部72,配送情報DB)をさらに有することを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、ユーザが景品を選択して予約する景品表示装置と、景品管理装置において該予約を確定して景品をユーザに提供するための景品提供要求を送信する予約確定端末とが別個に設けられていることにより、ユーザが有価価値の獲得に拘わらず気軽に景品を予約しておくことができるので、景品交換を促進できると共に、景品の予約が可能であると判定されたことを条件として、予約内容登録処理が行われるので、ユーザが予約をした景品を交換することができないという事態が生ずるおそれがない。
[4−10.第10の発明]
次に従来技術10として、特開2001−334053号公報(段落0015)を示す。この従来技術10には、店舗の一例である遊技場に設けられ、複数の景品を表示し、該景品の中からユーザが交換を希望する景品の選択を受け付ける景品表示装置の一例である端末機器と、遊技場の外部に設けられ、該端末機器に表示される景品に関する情報を管理する景品管理装置の一例であるサーバ機器と、を備え、サーバ機器から端末機器に対して、前記表示される景品に関する情報を含む景品データを送信する景品交換システムが記載されている。
しかしながら、上記の従来技術10に示す景品交換システムでは、端末機器で表示する景品の中に不良品が発覚した場合であっても、該不良品の選択を受け付けてしまうので、当該不良品を選択した遊技者に対する有価価値の返却や代替品の提供等の、事後的な対処が必要となる件数が多くなってしまい、遊技場の手間や遊技者の迷惑が多くなるという問題があった。
そこで、上記の実施形態に記載した第10の発明では、予約を受け付ける景品の中に不良品が発覚した場合であっても、事後的な対処が必要となる予約の件数を低減でき、景品を提供する側の手間やユーザの迷惑を低減できるような、景品交換システムを提供することを目的として、以下の発明を構成した。
即ち第10の発明として、店舗(遊技場)に設けられ、ユーザ(遊技者)が所有する有価価値(獲得玉の計数値,貯玉数)と交換可能な複数の景品を表示する表示手段(ディスプレイ24)と、該表示手段に表示される景品の中から、交換を予約する景品の選択を前記ユーザから受け付ける予約受付手段(ディスプレイ24)と、該予約受付手段にて選択された景品を特定可能な景品特定情報(景品ID)を含む予約要求を送信する予約要求送信手段(場外通信部21c)と、を有する景品表示装置(カードユニット20)と、前記予約要求送信手段から送信されてきた予約要求に含まれる景品特定情報から特定される景品を前記ユーザに提供するための予約処理(予約内容登録処理)を行う予約処理手段(制御部72,予約情報DB)と、各景品の在庫数を管理する在庫数管理手段(制御部72,景品情報DB)と、各景品について、前記予約処理に供された予約個数(予約累計数)を集計する予約個数集計手段(制御部72,予約・確定累計数DB)と、前記在庫数管理手段で管理している在庫数と、該予約個数集計手段にて集計された予約個数とに基づいて、前記景品の予約が可能であるか否かを判定する予約可否判定手段(制御部72)と、該予約可否判定手段により景品の予約が可能でないと判定されたことを条件として、該判定の対象となった景品の予約を停止するための予約停止情報(在庫零通知)を前記景品表示装置に送信する予約停止情報送信手段(通信部71)と、を有する景品管理装置(センタ景品管理装置70)と、を備える景品交換システム(1)であって、前記景品管理装置は、前記複数の景品のうち、予約を停止する景品の指定を受け付ける予約停止景品受付手段(ディスプレイ73及び入力装置74)をさらに有し、該予約停止景品受付手段にて指定を受け付けた景品の予約を停止するための予約停止情報を前記予約停止情報送信手段により前記景品表示装置に送信することを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、不良品の発覚に応じて、景品管理装置において、予約を停止する景品の指定を受け付けて、該景品の予約を迅速に停止することができるので、事後的な対処が必要となる予約の件数を低減でき、景品を提供する側の手間やユーザの迷惑を低減できる。
また第10の発明において、前記景品管理装置(センタ景品管理装置70)は、前記在庫数管理手段(制御部72,景品情報DB)で管理している在庫数の変更を受け付ける在庫数変更手段(通信部71)をさらに有し、前記予約可否判定手段(制御部72)は、該在庫数変更手段にて在庫数の変更を受け付けたことを条件として、該変更を受け付けた後の在庫数と、前記予約個数集計手段にて集計された予約個数とに基づいて、前記景品の予約が可能であるか否かを判定することを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品の在庫を管理する側において景品の在庫数に不測の変動が生じた場合であっても、景品管理装置において、当該景品の在庫数の変更を受け付けて、該変更を受け付けた後の在庫数と予約個数とに基づいて該景品の予約が可能でないと判定されると、該景品の予約を迅速に停止することができるので、事後的な対処が必要となる予約の件数を低減でき、景品を提供する側の手間やユーザの迷惑を低減できる。
また別の第10の発明として、店舗(遊技場)に設けられ、ユーザ(遊技者)が所有する有価価値(獲得玉の計数値,貯玉数)と交換可能な複数の景品を表示する表示手段(ディスプレイ24)と、該表示手段に表示される景品の中から、交換を予約する景品の選択を前記ユーザから受け付ける予約受付手段(ディスプレイ24)と、該予約受付手段にて選択された景品を特定可能な景品特定情報(景品ID)を含む予約要求を送信する予約要求送信手段(場外通信部21c)と、を有する景品表示装置(カードユニット20)と、前記予約要求送信手段から送信されてきた予約要求に含まれる景品特定情報から特定される景品を前記ユーザに提供するための予約処理(予約内容登録処理)を行う予約処理手段(制御部72,予約情報DB)と、各景品の初期在庫数から前記予約処理に供された予約個数を減算した現在在庫数を管理する現在在庫数管理手段(制御部72,在庫数DB)と、該現在在庫数に基づいて、前記景品の予約が可能であるか否かを判定する予約可否判定手段(制御部72)と、該予約可否判定手段により景品の予約が可能でないと判定されたことを条件として、該判定の対象となった景品の予約を停止するための予約停止情報(在庫零通知)を前記景品表示装置に送信する予約停止情報送信手段(通信部71)と、を有する景品管理装置(センタ景品管理装置70)と、を備える景品交換システム(1)であって、前記景品管理装置は、前記複数の景品のうち、予約を停止する景品の指定を受け付ける予約停止景品受付手段(ディスプレイ73及び入力装置74)をさらに有し、該予約停止景品受付手段にて指定を受け付けた景品の予約を停止するための予約停止情報を前記予約停止情報送信手段により前記景品表示装置に送信することを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、不良品の発覚に応じて、景品管理装置において、予約を停止する景品の指定を受け付けて、該景品の予約を迅速に停止することができるので、事後的な対処が必要となる予約の件数を低減でき、景品を提供する側の手間やユーザの迷惑を低減できる。
また第10の発明において、前記景品管理装置(センタ景品管理装置70)は、各景品の初期在庫数を管理する初期在庫数管理手段(制御部72,景品情報DB)と、該初期在庫数管理手段で管理している初期在庫数の変更を受け付ける在庫数変更手段(通信部71)と、該在庫数変更手段にて初期在庫数の変更を受け付けたことを条件として、初期在庫数の変動数に基づいて、前記現在在庫数管理手段(制御部72,在庫数DB)で管理している現在在庫数を更新する現在在庫数更新手段(制御部72)と、をさらに有し、前記予約可否判定手段(制御部72)は、該現在在庫数更新手段にて現在在庫数が更新されたことを条件として、該更新された後の現在在庫数に基づいて、前記景品の予約が可能であるか否かを判定することを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品の在庫を管理する側において景品の在庫数に不測の変動が生じた場合であっても、景品管理装置において、当該景品の初期在庫数の変更を受け付けて、該初期在庫数の変動数に基づいて更新される現在在庫数に基づいて該景品の予約が可能でないと判定されると、該景品の予約を迅速に停止することができるので、事後的な対処が必要となる予約の件数を低減でき、景品を提供する側の手間やユーザの迷惑を低減できる。
また第10の発明において、前記景品管理装置(センタ景品管理装置70)は、前記予約要求を受信したことに基づいて、該予約要求に含まれる景品特定情報(景品ID)から特定される景品が前記予約停止景品受付手段(ディスプレイ73及び入力装置74)にて指定を受け付けた景品であるか否かを判定する予約停止景品判定手段(制御部72)をさらに有し、該予約停止景品判定手段により前記指定を受け付けた景品であると判定されたことを条件として、前記予約停止情報を前記予約停止情報送信手段(通信部71)により送信することを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品管理装置は、予約要求を受信したことに基づいて、該予約要求に含まれる景品特定情報から特定される景品が予約を停止する景品であれば、受動的に予約停止情報を返信するので、能動的に予約停止情報を送信する場合に比べて、処理の負荷が軽減される。
また第10の発明において、前記景品表示装置(カードユニット20)は、前記予約停止情報を受信したことに基づいて、前記予約停止景品受付手段(ディスプレイ73及び入力装置74)にて指定を受け付けた景品を、前記表示手段(ディスプレイ24)に表示しないか、又は、選択不能に該表示手段に表示する処理を行うことを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品表示装置において、予約停止情報を受信した後は、予約を停止する景品を選択できなくなるので、ユーザによる無駄な操作が無くなり、ユーザの利便性を向上できる。
また第10の発明において、前記景品管理装置(センタ景品管理装置70)は、前記景品表示装置(カードユニット20)に景品を表示するための景品情報を所定期間毎(1日毎)に該景品表示装置に送信する景品情報送信手段(通信部71)をさらに有し、該景品情報送信手段は、前記予約停止景品受付手段(ディスプレイ73及び入力装置74)にて指定を受け付けた景品の景品情報を除いた前記景品情報を送信することを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品管理装置から景品表示装置に送信される景品情報から、予約を停止する景品の景品情報が除かれ、景品表示装置において、該景品情報を受信した後は、予約を停止する景品を選択できなくなるので、ユーザによる無駄な操作が無くなり、ユーザの利便性を向上できる。
また第10の発明において、前記景品表示装置(カードユニット20)は、景品の配送先を示す配送先情報の入力を受け付ける配送先情報受付手段(ディスプレイ24)と、該配送先情報受付手段により入力を受け付けた配送先情報を、当該景品表示装置が設けられている店舗(遊技場)において前記ユーザ(遊技者)に対して発行される配送先記録媒体(会員カード2,景品交換カード3)に記録される配送先特定情報(会員ID,景品会員ID)から特定可能とするための処理(配送先登録要求の送信)を行う配送先特定処理手段(場外通信部21c)と、前記配送先記録媒体を受け付けたことに基づいて、当該受け付けた配送先記録媒体に記録された前記配送先特定情報を前記景品管理装置(センタ景品管理装置70)に送信する配送先特定情報送信手段(場外通信部21c)と、をさらに有し、前記景品管理装置は、該配送先特定情報送信手段から送信されてきた配送先特定情報から特定される配送先に前記景品を配送するための配送処理(配送情報登録処理)を(制御部72,配送情報DBにより)行うことを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品表示装置において、配送先情報を入力して、該配送先情報を配送先記録媒体から特定可能としておけば、該配送先記録媒体から特定される配送先情報の配送先に景品が配送されるので、何度も配送先情報を入力する必要がなくなり、ユーザの利便性が向上する。
さらに第10の発明において、前記景品管理装置(センタ景品管理装置70)は、前記予約要求送信手段場外通信部21c)から送信されてきた予約要求に対応する予約を識別可能な予約識別情報(予約ID)に対応付けて該予約要求に含まれる景品特定情報(景品ID)を登録する予約内容登録処理を前記予約処理として前記予約処理手段(制御部72,予約情報DB)により行い、前記景品管理システムは、店舗(遊技場)に設けられ、前記予約識別情報を受け付ける予約識別情報受付手段(カードR/W57)と、該予約識別情報受付手段にて受け付けた予約識別情報を含む景品提供要求(予約確定要求)を前記景品管理装置に送信する景品提供要求送信手段(通信部51)と、を有する予約確定端末(50)をさらに備え、前記景品管理装置は、前記景品提供要求送信手段から送信されてきた景品提供要求に含まれる予約識別情報に対応付けて登録された景品特定情報から特定される景品を前記ユーザに提供するための提供処理(配送情報登録処理)を行う提供処理手段(制御部72,配送情報DB)をさらに有することを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、ユーザが景品を選択して予約する景品表示装置と、景品管理装置において該予約を確定して景品をユーザに提供するための景品提供要求を送信する予約確定端末とが別個に設けられていることにより、ユーザが有価価値の獲得に拘わらず気軽に景品を予約しておくことができるので、景品交換を促進できると共に、景品の予約が可能であると判定されたことを条件として、予約内容登録処理が行われるので、ユーザが予約をした景品を交換することができないという事態が生ずるおそれがない。
[4−11.第11の発明]
次に従来技術11として、特開2006−184号公報(段落0118,0123,0138)を示す。この従来技術11には、遊技機に対応して設けられたカードユニットにおいて、ユーザが所有する有価価値の一例であるカードの残額を使用して購入を希望する商品が選択されると、該選択された全ての商品に対して1つの受注番号が表示され、該選択された商品がユーザに対して配送される遊技用システムが記載されている。
しかしながら、上記の従来技術11に示す遊技用システムでは、配送元が異なる複数の商品が選択されると、該配送元毎に異なるタイミングで前記選択された商品がユーザに対して配送されることになるが、ユーザが商品の配送状況を確認する場合には、全ての商品に対して1つの受注番号が付与されていて配送毎(つまり商品がユーザに同時に到着する配送単位毎)に確認することができないため、全ての商品について到着したか否かを確認した上で、到着していない商品の各々について配送状況の問い合わせをしなければならず、ユーザの手間がかかるという問題があった。
そこで、上記の実施形態に記載した第11の発明では、ユーザが所有する有価価値と交換可能な複数の景品の中から選択された、該ユーザが交換を希望する景品の配送状況を確認する場合に、該ユーザの手間が軽減されるような、景品交換システムを提供することを目的として、以下の発明を構成した。
即ち第11の発明として、店舗(遊技場)に設けられ、ユーザ(遊技者)が所有する有価価値(獲得玉の計数値,貯玉数)と交換可能な複数の景品の中から、交換を予約する景品の選択を前記ユーザから受け付ける予約受付手段(ディスプレイ24)と、該予約受付手段にて選択された景品を特定可能な予約要求を送信する予約要求送信手段(場外通信部21c,通信部51)と、を有する景品選択装置(カードユニット20,及び予約確定端末50)と、前記予約要求送信手段から送信されてきた予約要求から特定される景品を前記ユーザに配送するための配送情報を登録するための配送情報登録処理を少なくとも含む予約処理(予約内容登録処理)を行う予約処理手段(制御部72,予約情報DB,配送情報DB)と、各景品の在庫数を管理する在庫数管理手段(制御部72,景品情報DB)と、各景品について、前記予約処理に供された予約個数(予約累計数)を集計する予約個数集計手段(制御部72,予約・確定累計数DB)と、前記在庫数管理手段で管理している在庫数と、該予約個数集計手段にて集計された予約個数とに基づいて、前記景品の予約が可能であるか否かを判定する予約可否判定手段(制御部72)と、該予約可否判定手段により景品の予約が可能でないと判定されたことを条件として、該判定の対象となった景品の予約を停止するための予約停止情報(在庫零通知)を前記景品選択装置に送信する予約停止情報送信手段(通信部71)と、を有する景品管理装置(センタ景品管理装置70)と、を備える景品交換システム(1)であって、前記景品管理装置は、前記複数の景品の各々について配送元を示す配送元情報を管理する配送元管理手段(景品情報DB)と、該配送元管理手段で管理している各景品の配送元情報に基づいて、前記予約要求送信手段から送信されてきた予約要求から特定される複数の景品を、配送元情報が同一である景品毎に分類する景品分類手段(制御部72)と、を有し、該景品分類手段により分類された各分類について、当該分類を識別可能な分類識別情報(予約確定ID)を割り当て、該割り当てた分類識別情報に対応付けて該分類識別情報に対応する景品を前記ユーザに配送するための配送情報を登録するための配送情報登録処理を前記予約処理手段(制御部72,配送情報DB)により行い、前記各分類識別情報と各分類識別情報に対応する景品を特定可能な情報とを含む配送情報通知(提供登録完了通知)を前記景品選択装置に対して送信する配送情報通知送信手段(通信部71)をさらに有し、前記景品選択装置は、前記配送情報通知送信手段から送信されてきた配送情報通知に含まれる各分類識別情報に対応付けて各分類識別情報に対応する景品の景品情報が視認可能に記録された記録媒体(配送レシート6)を発行する記録媒体発行手段(配送レシートプリンタ56)を有することを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、ユーザにより選択された各景品が配送元情報が同一である景品毎に分類され、該分類された各分類毎に割り当てられた各分類識別情報に対応付けて各分類識別情報に対応する景品の景品情報が視認可能に記録された記録媒体が発行されることにより、ユーザが交換を希望する景品の配送状況を確認する場合には、各分類識別情報に対応する少なくとも1つの景品が到着したか否かを確認し、到着していない景品に対応する分類識別情報により配送状況の問い合わせを行えば、当該分類識別情報に対応する全ての景品の配送状況を確認することができる(つまり分類識別情報単位で確認を行うだけで良い)ので、ユーザの手間が軽減される。
また第11の発明において、前記景品管理装置(センタ景品管理装置70)は、前記在庫数管理手段(制御部72,景品情報DB)で管理している在庫数の変更を受け付ける在庫数変更手段(通信部71)をさらに有し、前記予約可否判定手段(制御部72)は、該在庫数変更手段にて在庫数の変更を受け付けたことを条件として、該変更を受け付けた後の在庫数と、前記予約個数集計手段にて集計された予約個数とに基づいて、前記景品の予約が可能であるか否かを判定することを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品の在庫を管理する側において景品の在庫数に不測の変動が生じた場合であっても、景品管理装置において、当該景品の在庫数の変更を受け付けて、該変更を受け付けた後の在庫数と予約個数とに基づいて該景品の予約が可能でないと判定されると、該景品の予約を迅速に停止することができるので、事後的な対処が必要となる予約の件数を低減でき、景品を提供する側の手間やユーザの迷惑を低減できる。
また別の第11の発明として、店舗(遊技場)に設けられ、ユーザ(遊技者)が所有する有価価値(獲得玉の計数値,貯玉数)と交換可能な複数の景品の中から、交換を予約する景品の選択を前記ユーザから受け付ける予約受付手段(ディスプレイ24)と、該予約受付手段にて選択された景品を特定可能な予約要求を送信する予約要求送信手段(場外通信部21c,通信部51)と、を有する景品選択装置(カードユニット20,及び予約確定端末50)と、前記予約要求送信手段から送信されてきた予約要求から特定される景品を前記ユーザに配送するための配送情報を登録するための配送情報登録処理を少なくとも含む予約処理(予約内容登録処理)を行う予約処理手段(制御部72,予約情報DB,配送情報DB)と、各景品の初期在庫数から前記予約処理に供された予約個数を減算した現在在庫数を管理する現在在庫数管理手段(制御部72,在庫数DB)と、該現在在庫数に基づいて、前記景品の予約が可能であるか否かを判定する予約可否判定手段(制御部72)と、該予約可否判定手段により景品の予約が可能でないと判定されたことを条件として、該判定の対象となった景品の予約を停止するための予約停止情報(在庫零通知)を前記景品選択装置に送信する予約停止情報送信手段(通信部71)と、を有する景品管理装置(センタ景品管理装置70)と、を備える景品交換システム(1)であって、前記景品管理装置は、前記複数の景品の各々について配送元を示す配送元情報を管理する配送元管理手段(景品情報DB)と、該配送元管理手段で管理している各景品の配送元情報に基づいて、前記予約要求送信手段から送信されてきた予約要求から特定される複数の景品を、配送元情報が同一である景品毎に分類する景品分類手段(制御部72)と、を有し、該景品分類手段により分類された各分類について、当該分類を識別可能な分類識別情報(予約確定ID)を割り当て、該割り当てた分類識別情報に対応付けて該分類識別情報に対応する景品を前記ユーザに配送するための配送情報を登録するための配送情報登録処理を前記予約処理手段(制御部72,配送情報DB)により行い、前記各分類識別情報と各分類識別情報に対応する景品を特定可能な情報とを含む配送情報通知(提供登録完了通知)を前記景品選択装置に対して送信する配送情報通知送信手段(通信部71)をさらに有し、前記景品選択装置は、前記配送情報通知送信手段から送信されてきた配送情報通知に含まれる各分類識別情報に対応付けて各分類識別情報に対応する景品の景品情報が視認可能に記録された記録媒体(配送レシート6)を発行する記録媒体発行手段(配送レシートプリンタ56)を有することを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、ユーザにより選択された各景品が配送元情報が同一である景品毎に分類され、該分類された各分類毎に割り当てられた各分類識別情報に対応付けて各分類識別情報に対応する景品の景品情報が視認可能に記録された記録媒体が発行されることにより、ユーザが交換を希望する景品の配送状況を確認する場合には、各分類識別情報に対応する少なくとも1つの景品が到着したか否かを確認し、到着していない景品に対応する分類識別情報により配送状況の問い合わせを行えば、当該分類識別情報に対応する全ての景品の配送状況を確認することができる(つまり分類識別情報単位で確認を行うだけで良い)ので、ユーザの手間が軽減される。
また第11の発明において、前記景品管理装置(センタ景品管理装置70)は、各景品の初期在庫数を管理する初期在庫数管理手段(制御部72,景品情報DB)と、該初期在庫数管理手段で管理している初期在庫数の変更を受け付ける在庫数変更手段(通信部71)と、該在庫数変更手段にて初期在庫数の変更を受け付けたことを条件として、初期在庫数の変動数に基づいて、前記現在在庫数管理手段(制御部72,在庫数DB)で管理している現在在庫数を更新する現在在庫数更新手段(制御部72)と、をさらに有し、前記予約可否判定手段(制御部72)は、該現在在庫数更新手段にて現在在庫数が更新されたことを条件として、該更新された後の現在在庫数に基づいて、前記景品の予約が可能であるか否かを判定することを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品の在庫を管理する側において景品の在庫数に不測の変動が生じた場合であっても、景品管理装置において、当該景品の初期在庫数の変更を受け付けて、該初期在庫数の変動数に基づいて更新される現在在庫数に基づいて該景品の予約が可能でないと判定されると、該景品の予約を迅速に停止することができるので、事後的な対処が必要となる予約の件数を低減でき、景品を提供する側の手間やユーザの迷惑を低減できる。
また第11の発明において、前記景品選択装置(カードユニット20)は、前記予約受付手段(ディスプレイ24)にて選択された景品の配送先の指定を受け付ける配送先受付手段(ディスプレイ24)をさらに有し、該配送先受付手段は、前記予約受付手段にて選択された複数の景品について異なる配送先の指定を受付可能であり、前記予約要求送信手段(場外通信部21c)は、該配送先受付手段にて指定を受け付けた配送先を特定可能な前記予約要求を前記景品管理装置(センタ景品管理装置70)に対して送信し、前記景品分類手段(制御部72)は、該予約要求送信手段から送信されてきた予約要求から特定される複数の景品を、配送元情報が同一であり、かつ該景品配送要求から特定される配送先が同一である景品毎に分類することを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品配送要求から特定される複数の景品について異なる配送先が指定された場合であっても、配送元情報及び該配送先が同一である景品毎に分類され、該分類された各分類毎に前記分類識別情報が割り当てられて前記記録媒体が発行されるので、ユーザに同時に到着する景品の単位で容易に配送状況を確認することができる。
また第11の発明において、前記景品選択装置(カードユニット20)は、前記予約受付手段(ディスプレイ24)にて選択された景品の配送時期の指定を受け付ける配送時期受付手段(ディスプレイ24)をさらに有し、該配送時期受付手段は、前記予約受付手段にて選択された複数の景品について異なる配送時期の指定を受付可能であり、前記予約要求送信手段(場外通信部21c)は、該配送時期受付手段にて指定を受け付けた配送時期を特定可能な前記予約要求を前記景品管理装置(センタ景品管理装置70)に対して送信し、前記景品分類手段(制御部72)は、該予約要求送信手段から送信されてきた予約要求から特定される複数の景品を、配送元情報が同一であり、かつ該予約要求から特定される配送時期が同一である景品毎に分類することを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品配送要求から特定される複数の景品について異なる配送時期が指定された場合であっても、配送元情報及び該配送時期が同一である景品毎に分類され、該分類された各分類毎に前記分類識別情報が割り当てられて前記記録媒体が発行されるので、ユーザに同時に到着する景品の単位で容易に配送状況を確認することができる。
また第11の発明において、前記景品選択装置(カードユニット20)は、景品の配送先を示す配送先情報の入力を受け付ける配送先情報受付手段(ディスプレイ24)と、該配送先情報受付手段により入力を受け付けた配送先情報を、当該景品選択装置が設けられている店舗(遊技場)において前記ユーザ(遊技者)に対して発行される配送先記録媒体(会員カード2,景品交換カード3)に記録される配送先特定情報(会員ID,景品会員ID)から特定可能とするための処理(配送先登録要求の送信)を行う配送先特定処理手段(場外通信部21c)と、前記配送先記録媒体を受け付けたことに基づいて、当該受け付けた配送先記録媒体に記録された前記配送先特定情報を前記景品管理装置(センタ景品管理装置70)に送信する配送先特定情報送信手段(場外通信部21c)と、をさらに有し、前記景品管理装置は、該配送先特定情報送信手段から送信されてきた配送先特定情報から特定される配送先に前記景品を配送するための前記配送情報登録処理を前記予約処理手段(制御部72,配送情報DB)により行うことを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品選択装置において、配送先情報を入力して、該配送先情報を配送先記録媒体から特定可能としておけば、該配送先記録媒体から特定される配送先情報の配送先に景品が配送されるので、何度も配送先情報を入力する必要がなくなり、ユーザの利便性が向上する。
また第11の発明において、前記予約要求送信手段は、前記予約受付手段(ディスプレイ24)にて選択された景品を特定可能な景品特定情報(景品ID)を含む予約登録要求を前記予約要求として送信する予約登録要求送信手段(場外通信部21c)と、前記景品の配送を要求する景品配送要求(予約確定要求)を前記予約要求として送信する景品配送要求送信手段(通信部51)と、を有し、前記景品選択装置は、前記予約受付手段及び前記予約登録要求送信手段を有する予約端末(カードユニット20)と、前記景品配送要求送信手段及び前記記録媒体発行手段(配送レシートプリンタ56)を有する予約確定端末(50)と、からなり、前記景品管理装置は、前記予約登録要求送信手段から送信されてきた予約登録要求に対応する予約を識別可能な予約識別情報(予約ID)に対応付けて該予約登録要求に含まれる景品特定情報を登録する予約内容登録処理を前記予約処理として前記予約処理手段(制御部72,予約情報DB)により行い、前記予約確定端末は、前記予約識別情報を受け付ける予約識別情報受付手段(カードR/W57)を有し、該予約識別情報受付手段にて受け付けた予約識別情報を含む景品配送要求を前記景品配送要求送信手段により送信し、前記景品管理装置は、前記景品配送要求送信手段から送信されてきた景品配送要求に含まれる予約識別情報に対応付けて登録された景品特定情報から特定される複数の景品を対象とした前記景品分類処理を前記景品分類手段(制御部72)により行うことを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、ユーザが景品を選択して予約する予約端末と、景品管理装置において該予約を確定して景品をユーザに配送するための景品配送要求を送信する予約確定端末とが別個に設けられていることにより、ユーザが有価価値の獲得に拘わらず気軽に景品を予約しておくことができるので、景品交換を促進できる。
さらに第11の発明において、前記予約個数は、前記予約内容登録処理に供された個数であることを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、在庫数と予約内容登録処理に供された予約個数,又は初期在庫数から予約内容登録処理に供された予約個数を減算した現在在庫数に基づいて景品の予約が可能であると判定されたことを条件として、予約内容登録処理が行われるので、ユーザが予約をした景品を交換することができないという事態が生ずるおそれがない。
[4−12.第12の発明]
次に従来技術12として、特開平10−146434号公報(段落0021,0022,0054,0055)を示す。この従来技術12には、店舗の一例である遊技場に設けられ、ユーザの一例である遊技者が所有する前記有価価値の一例である獲得玉との交換を希望する景品の予約を受け付けるカタログ景品情報装置と、該予約した景品を交換するための処理を行う景品選択装置と、からなり、該景品選択装置において、遊技者の獲得玉数から交換する景品に相当する玉数を減算する減算処理を行うと共に、管理装置において、該景品の予約IDを消去して予約を確定させる予約確定処理を行って、遊技者に対して景品の提供が行われる景品交換システムが記載されている。
しかしながら、上記の従来技術12に示す景品交換システムにおいて、前記減算処理と、景品を遊技者に提供するための処理である前記予約確定処理とが、相互に連動しないものとした場合(例えば既に前記減算処理を行うPOS端末が導入されている遊技場に、前記予約確定処理を行う予約確定端末を新たに導入する場合)には、減算処理を行わずに予約確定処理を行ってしまう(つまりは、遊技者に対して景品の提供が行われてしまう)事態が生ずるおそれがあり、遊技場が損をしてしまうおそれがあった。
そこで、上記の実施形態に記載した第12の発明では、ユーザが所有する有価価値から、交換する景品に相当する有価価値を減算することなく、該景品をユーザに提供するための処理を行ってしまっても、店舗が損をしてしまうおそれがないような、景品交換システムを提供することを目的として、以下の発明を構成した。
即ち第12の発明として、店舗(遊技場)に設けられ、ユーザ(遊技者)が所有する有価価値(獲得玉の計数値,貯玉数)と交換可能な複数の景品の中から、交換を予約する景品の選択を前記ユーザから受け付ける予約受付手段(ディスプレイ24)と、該予約受付手段にて選択された景品を特定可能な予約要求を送信する予約要求送信手段(場外通信部21c,通信部51)と、を有する景品選択装置(カードユニット20,及び予約確定端末50)と、前記予約要求送信手段から送信されてきた予約要求から特定される景品を前記ユーザに提供するための提供情報(配送情報)を登録するための提供情報登録処理(配送情報登録処理)を少なくとも含む予約処理(予約内容登録処理)を行う予約処理手段(制御部72,予約情報DB,配送情報DB)と、各景品の在庫数を管理する在庫数管理手段(制御部72,景品情報DB)と、各景品について、前記予約処理に供された予約個数(予約累計数)を集計する予約個数集計手段(制御部72,予約・確定累計数DB)と、前記在庫数管理手段で管理している在庫数と、該予約個数集計手段にて集計された予約個数とに基づいて、前記景品の予約が可能であるか否かを判定する予約可否判定手段(制御部72)と、該予約可否判定手段により景品の予約が可能でないと判定されたことを条件として、該判定の対象となった景品の予約を停止するための予約停止情報(在庫零通知)を前記景品選択装置に送信する予約停止情報送信手段(通信部71)と、を有する景品管理装置(センタ景品管理装置70)と、を備え、前記景品選択装置は、前記予約受付手段にて選択された景品に相当する有価価値(交換玉数)を前記ユーザが所有する有価価値から減算するための減算処理を行う減算処理端末(POS端末40)と別個に設けられ、該減算処理が行われたか否かに拘わらず、前記予約要求を送信する景品交換システム(1)であって、前記景品管理装置は、前記提供情報登録処理にて登録された提供情報のうち、取消を希望する提供情報の指定を前記店舗から受け付ける取消指定受付手段(通信部71)と、該取消指定受付手段にて指定を受け付けた提供情報に対応する景品の前記ユーザへの提供を停止するための処理を行う提供停止手段(制御部72)と、をさらに有することを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、ユーザが所有する有価価値から、交換する景品に相当する有価価値を減算していないにも拘わらず、景品管理装置において、景品をユーザに提供するための提供情報を登録する提供情報登録処理が行われてしまっても、取消を希望する提供情報の指定を店舗から受け付けると、該指定を受け付けた提供情報に対応する景品の提供を停止するための処理が行われて、景品の提供が行われないので、店舗が損をしてしまうおそれがない。
また第12の発明において、前記景品管理装置(センタ景品管理装置70)は、前記在庫数管理手段(制御部72,景品情報DB)で管理している在庫数の変更を受け付ける在庫数変更手段(通信部71)をさらに有し、前記予約可否判定手段(制御部72)は、該在庫数変更手段にて在庫数の変更を受け付けたことを条件として、該変更を受け付けた後の在庫数と、前記予約個数集計手段にて集計された予約個数とに基づいて、前記景品の予約が可能であるか否かを判定することを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品の在庫を管理する側において景品の在庫数に不測の変動が生じた場合であっても、景品管理装置において、当該景品の在庫数の変更を受け付けて、該変更を受け付けた後の在庫数と予約個数とに基づいて該景品の予約が可能でないと判定されると、該景品の予約を迅速に停止することができるので、事後的な対処が必要となる予約の件数を低減でき、景品を提供する側の手間やユーザの迷惑を低減できる。
また別の第12の発明として、店舗(遊技場)に設けられ、ユーザ(遊技者)が所有する有価価値(獲得玉の計数値,貯玉数)と交換可能な複数の景品の中から、交換を予約する景品の選択を前記ユーザから受け付ける予約受付手段(ディスプレイ24)と、該予約受付手段にて選択された景品を特定可能な予約要求を送信する予約要求送信手段(場外通信部21c,通信部51)と、を有する景品選択装置(カードユニット20,及び予約確定端末50)と、前記予約要求送信手段から送信されてきた予約要求から特定される景品を前記ユーザに提供するための提供情報(配送情報)を登録するための提供情報登録処理(配送情報登録処理)を少なくとも含む予約処理(予約内容登録処理)を行う予約処理手段(制御部72,予約情報DB,配送情報DB)と、各景品の初期在庫数から前記予約処理に供された予約個数を減算した現在在庫数を管理する現在在庫数管理手段(制御部72,在庫数DB)と、該現在在庫数に基づいて、前記景品の予約が可能であるか否かを判定する予約可否判定手段(制御部72)と、該予約可否判定手段により景品の予約が可能でないと判定されたことを条件として、該判定の対象となった景品の予約を停止するための予約停止情報(在庫零通知)を前記景品選択装置に送信する予約停止情報送信手段(通信部71)と、を有する景品管理装置(センタ景品管理装置70)と、を備え、前記景品選択装置は、前記予約受付手段にて選択された景品に相当する有価価値(交換玉数)を前記ユーザが所有する有価価値から減算するための減算処理を行う減算処理端末(POS端末40)と別個に設けられ、該減算処理が行われたか否かに拘わらず、前記予約要求を送信する景品交換システム(1)であって、前記景品管理装置は、前記提供情報登録処理にて登録された提供情報のうち、取消を希望する提供情報の指定を前記店舗から受け付ける取消指定受付手段(通信部71)と、該取消指定受付手段にて指定を受け付けた提供情報に対応する景品の前記ユーザへの提供を停止するための処理を行う提供停止手段(制御部72)と、をさらに有することを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、ユーザが所有する有価価値から、交換する景品に相当する有価価値を減算していないにも拘わらず、景品管理装置において、景品をユーザに提供するための提供情報を登録する提供情報登録処理が行われてしまっても、取消を希望する提供情報の指定を店舗から受け付けると、該指定を受け付けた提供情報に対応する景品の提供を停止するための処理が行われて、景品の提供が行われないので、店舗が損をしてしまうおそれがない。
また第12の発明において、前記景品管理装置(センタ景品管理装置70)は、各景品の初期在庫数を管理する初期在庫数管理手段(制御部72,景品情報DB)と、該初期在庫数管理手段で管理している初期在庫数の変更を受け付ける在庫数変更手段(通信部71)と、該在庫数変更手段にて初期在庫数の変更を受け付けたことを条件として、初期在庫数の変動数に基づいて、前記現在在庫数管理手段(制御部72,在庫数DB)で管理している現在在庫数を更新する現在在庫数更新手段(制御部72)と、をさらに有し、前記予約可否判定手段(制御部72)は、該現在在庫数更新手段にて現在在庫数が更新されたことを条件として、該更新された後の現在在庫数に基づいて、前記景品の予約が可能であるか否かを判定することを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品の在庫を管理する側において景品の在庫数に不測の変動が生じた場合であっても、景品管理装置において、当該景品の初期在庫数の変更を受け付けて、該初期在庫数の変動数に基づいて更新される現在在庫数に基づいて該景品の予約が可能でないと判定されると、該景品の予約を迅速に停止することができるので、事後的な対処が必要となる予約の件数を低減でき、景品を提供する側の手間やユーザの迷惑を低減できる。
また第12の発明において、前記景品選択装置(カードユニット20)は、景品の配送先を示す配送先情報の入力を受け付ける配送先情報受付手段(ディスプレイ24)と、該配送先情報受付手段により入力を受け付けた配送先情報を、当該景品選択装置が設けられている店舗(遊技場)において前記ユーザ(遊技者)に対して発行される配送先記録媒体(会員カード2,景品交換カード3)に記録される配送先特定情報(会員ID,景品会員ID)から特定可能とするための処理(配送先登録要求の送信)を行う配送先特定処理手段(場外通信部21c)と、前記配送先記録媒体を受け付けたことに基づいて、当該受け付けた配送先記録媒体に記録された前記配送先特定情報を前記景品管理装置(センタ景品管理装置70)に送信する配送先特定情報送信手段(場外通信部21c)と、をさらに有し、前記景品管理装置は、該配送先特定情報送信手段から送信されてきた配送先特定情報から特定される配送先に前記景品を配送するための配送情報を前記提供情報として登録する処理を前記提供情報登録処理(配送情報登録処理)として前記予約処理手段(制御部72,配送情報DB)により行うことを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品選択装置において、配送先情報を入力して、該配送先情報を配送先記録媒体から特定可能としておけば、該配送先記録媒体から特定される配送先情報の配送先に景品が配送されるので、何度も配送先情報を入力する必要がなくなり、ユーザの利便性が向上する。
また第12の発明において、前記予約要求送信手段は、前記予約受付手段(ディスプレイ24)にて選択された景品を特定可能な景品特定情報(景品ID)を含む予約登録要求を前記予約要求として送信する予約登録要求送信手段(場外通信部21c)と、前記景品の提供を要求する景品提供要求を前記予約要求として送信する景品提供要求送信手段(通信部51)と、を有し、前記景品選択装置は、前記予約受付手段及び前記予約登録要求送信手段を有する予約端末(カードユニット20)と、前記景品提供要求送信手段を有する予約確定端末(50)と、からなり、前記景品管理装置は、前記予約登録要求送信手段から送信されてきた予約登録要求に対応する予約を識別可能な予約識別情報(予約ID)に対応付けて該予約登録要求に含まれる景品特定情報を登録する予約内容登録処理を前記予約処理として前記予約処理手段(制御部72,予約情報DB)により行い、前記予約確定端末は、前記予約識別情報を受け付ける予約識別情報受付手段(カードR/W57)を有し、該予約識別情報受付手段にて受け付けた予約識別情報を含む景品提供要求を前記景品提供要求送信手段により送信し、前記景品管理装置は、前記景品提供要求送信手段から送信されてきた景品提供要求に含まれる予約識別情報に対応付けて登録された景品特定情報から特定される景品を対象とした前記提供情報登録処理(配送情報登録処理)を前記予約処理手段(制御部72,配送情報DB)により行うことを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、ユーザが景品を選択して予約する景品選択装置と、景品管理装置において該予約を確定して景品をユーザに提供するための景品提供要求を送信する予約確定端末とが別個に設けられていることにより、ユーザが有価価値の獲得に拘わらず気軽に景品を予約しておくことができるので、景品交換を促進できる。
また第12の発明において、前記予約個数は、前記予約内容登録処理に供された個数であることを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、在庫数と予約内容登録処理に供された予約個数,又は初期在庫数から予約内容登録処理に供された予約個数を減算した現在在庫数に基づいて景品の予約が可能であると判定されたことを条件として、予約内容登録処理が行われるので、ユーザが予約をした景品を交換することができないという事態が生ずるおそれがない。
さらに第12の発明において、前記景品管理装置(センタ景品管理装置70)は、前記景品提供要求送信手段(通信部51)から送信されてきた景品提供要求(予約確定要求)を受信したことに基づいて、当該景品提供要求に含まれる予約識別情報(予約ID)に対応付けて登録された景品特定情報(景品ID)から特定される景品について前記提供情報登録処理(配送情報登録処理)が行われているか否かを判定する提供情報登録済判定手段(制御部72)をさらに有し、該提供情報登録済判定手段により提供情報登録処理が行われていると判定されたことを条件として、該判定の対象となった景品について新たに前記提供情報登録処理を行わないことを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品提供要求に含まれる予約識別情報に対応付けて登録された景品特定情報から特定される景品について、既に提供情報登録処理が行われていると、新たな提供情報登録処理は行われないので、1つの予約に対して複数回の提供情報登録処理が行われることがなく、ユーザに対して同じ景品が複数回提供されて店舗が損をしてしまうおそれがない。
[4−13.第13の発明]
次に従来技術13として、特開2001−334053号公報(段落0015)を示す。この従来技術13には、店舗の一例である遊技場に設けられ、複数の景品を表示し、該景品の中からユーザが交換を希望する景品の選択を受け付ける景品表示装置の一例である端末機器と、遊技場の外部に設けられ、該端末機器に表示される景品に関する情報を管理する景品管理装置の一例であるサーバ機器と、を備え、サーバ機器から端末機器に対して、前記表示される景品に関する情報を含む景品データを送信する景品交換システムが記載されている。
しかしながら、上記の従来技術13に示す景品交換システムでは、サーバ機器から端末機器に対して送信される景品データは、遊技場によらず一律であるため、各遊技場の客層や土地柄や季節に応じた景品を提供できず、遊技者に対して景品交換を促進できないという問題があった。
そこで、上記の実施形態に記載した第13の発明では、店舗が希望する景品を提供でき、ユーザに対して景品交換を促進できるような、景品交換システムを提供することを目的として、以下の発明を構成した。
即ち第13の発明として、店舗(遊技場)に設けられ、ユーザ(遊技者)が所有する有価価値(獲得玉の計数値,貯玉数)と交換可能な複数の景品を表示する表示手段(ディスプレイ24)と、該表示手段に表示される景品の中から、交換を予約する景品の選択を前記ユーザから受け付ける予約受付手段(ディスプレイ24)と、該予約受付手段にて選択された景品を特定可能な景品特定情報(景品ID)を含む予約要求を送信する予約要求送信手段(場外通信部21c)と、を有する景品表示装置(カードユニット20)と、該景品表示装置に表示される景品に関する情報を(景品情報DBで)管理すると共に、前記予約要求送信手段から送信されてきた予約要求に含まれる景品特定情報から特定される景品を前記ユーザに提供するための提供処理(配送情報登録処理)を(制御部72,配送情報DBにより)行う景品管理装置(センタ景品管理装置70)と、を備える景品交換システム(1)であって、前記景品管理装置は、所定数の景品が含まれる景品パッケージを複数設定する景品パッケージ設定手段(制御部72,ディスプレイ73及び入力装置74)と、該景品パッケージ設定手段により設定された前記複数の景品パッケージのうち、前記店舗が希望する景品パッケージの選択を受け付ける景品パッケージ選択受付手段(通信部71)と、該景品パッケージ選択受付手段にて選択された景品パッケージに含まれる景品を当該店舗に設けられる前記景品表示装置で表示するための処理を行う景品表示処理手段(制御部72,通信部71)と、前記複数の景品のうち、予約を停止する景品の指定を受け付ける予約停止景品受付手段(ディスプレイ73及び入力装置74)と、該予約停止景品受付手段にて指定を受け付けた景品の予約を停止するための予約停止情報を前記景品表示装置に送信する予約停止情報送信手段(通信部71)と、をさらに有することを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品管理装置において、予め設定された複数の景品パッケージのうち、店舗が希望する景品パッケージの選択を受け付け、該選択された景品パッケージに含まれる景品が当該店舗に設けられる景品表示装置で表示するための処理が行われるので、店舗の客層や土地柄や季節に応じて、該店舗が希望する景品を提供でき、ユーザに対して景品交換を促進することができる。また不良品の発覚に応じて、景品管理装置において、予約を停止する景品の指定を受け付けて、該景品の予約を迅速に停止することができるので、事後的な対処が必要となる予約の件数を低減でき、景品を提供する側の手間やユーザの迷惑を低減できる。
また第13の発明において、前記景品管理装置(センタ景品管理装置70)は、前記景品パッケージ設定手段(制御部72,ディスプレイ73及び入力装置74)により設定された前記景品パッケージに含まれる景品を更新する景品更新手段(ディスプレイ73及び入力装置74)をさらに有し、該景品更新手段により更新された景品を前記景品表示装置(カードユニット20)で表示するための処理を前記景品表示処理手段(制御部72,通信部71)により行うことを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品管理装置において、景品の交換状況等に応じて、景品パッケージに含まれる景品を更新することができるので、景品交換をより促進することができる。
また第13の発明において、前記景品管理装置(センタ景品管理装置70)は、複数の景品提供業者から提供される景品に関する情報を(景品情報DBで)管理し、前記景品パッケージ設定手段(制御部72,ディスプレイ73及び入力装置74)は、前記複数の景品提供業者のうちの少なくとも一部の景品提供業者について、各景品提供業者毎に前記景品パッケージを設定し、前記景品パッケージ選択受付手段(通信部71)は、前記店舗(遊技場)が希望する景品提供業者及び景品パッケージの選択を受け付けることを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品管理装置において、店舗が希望する景品提供業者の景品パッケージの選択を受け付けることができるので、景品交換をより促進することができる。
また第13の発明において、前記景品管理装置(センタ景品管理装置70)は、前記予約要求を受信したことに基づいて、該予約要求に含まれる景品特定情報(景品ID)から特定される景品が前記予約停止景品受付手段(ディスプレイ73及び入力装置74)にて指定を受け付けた景品であるか否かを判定する予約停止景品判定手段(制御部72)をさらに有し、該予約停止景品判定手段により前記指定を受け付けた景品であると判定されたことを条件として、前記予約停止情報を前記予約停止情報送信手段(通信部71)により送信することを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品管理装置は、予約要求を受信したことに基づいて、該予約要求に含まれる景品特定情報から特定される景品が予約を停止する景品であれば、受動的に予約停止情報を返信するので、能動的に予約停止情報を送信する場合に比べて、処理の負荷が軽減される。
また第13の発明において、前記景品表示装置(カードユニット20)は、前記予約停止情報を受信したことに基づいて、前記予約停止景品受付手段(ディスプレイ73及び入力装置74)にて指定を受け付けた景品を、前記表示手段(ディスプレイ24)に表示しないか、又は、選択不能に該表示手段に表示する処理を行うことを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品表示装置において、予約停止情報を受信した後は、予約を停止する景品を選択できなくなるので、ユーザによる無駄な操作が無くなり、ユーザの利便性を向上できる。
また第13の発明において、前記景品管理装置(センタ景品管理装置70)は、前記景品表示装置(カードユニット20)に景品を表示するための景品情報を所定期間毎(1日毎)に該景品表示装置に送信する景品情報送信手段(通信部71)をさらに有し、該景品情報送信手段は、前記予約停止景品受付手段(ディスプレイ73及び入力装置74)にて指定を受け付けた景品の景品情報を除いた前記景品情報を送信することを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品管理装置から景品表示装置に送信される景品情報から、予約を停止する景品の景品情報が除かれ、景品表示装置において、該景品情報を受信した後は、予約を停止する景品を選択できなくなるので、ユーザによる無駄な操作が無くなり、ユーザの利便性を向上できる。
また第13の発明において、前記景品表示装置(カードユニット20)は、景品の配送先を示す配送先情報の入力を受け付ける配送先情報受付手段(ディスプレイ24)と、該配送先情報受付手段により入力を受け付けた配送先情報を、当該景品表示装置が設けられている店舗(遊技場)において前記ユーザ(遊技者)に対して発行される配送先記録媒体(会員カード2,景品交換カード3)に記録される配送先特定情報(会員ID,景品会員ID)から特定可能とするための処理(配送先登録要求の送信)を行う配送先特定処理手段(場外通信部21c)と、前記配送先記録媒体を受け付けたことに基づいて、当該受け付けた配送先記録媒体に記録された前記配送先特定情報を前記景品管理装置(センタ景品管理装置70)に送信する配送先特定情報送信手段(場外通信部21c)と、をさらに有し、前記景品管理装置は、該配送先特定情報送信手段から送信されてきた配送先特定情報から特定される配送先に前記景品を配送するための配送処理(配送情報登録処理)を(制御部72,配送情報DBにより)前記提供処理として行うことを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品表示装置において、配送先情報を入力して、該配送先情報を配送先記録媒体から特定可能としておけば、該配送先記録媒体から特定される配送先情報の配送先に景品が配送されるので、何度も配送先情報を入力する必要がなくなり、ユーザの利便性が向上する。
さらに第13の発明において、前記景品管理装置(センタ景品管理装置70)は、前記予約要求送信手段場外通信部21c)から送信されてきた予約要求に対応する予約を識別可能な予約識別情報(予約ID)に対応付けて該予約要求に含まれる景品特定情報(景品ID)を登録する予約内容登録処理を行う予約内容登録手段(制御部72,予約情報DB)をさらに有し、前記景品管理システムは、店舗(遊技場)に設けられ、前記予約識別情報を受け付ける予約識別情報受付手段(カードR/W57)と、該予約識別情報受付手段にて受け付けた予約識別情報を含む景品提供要求(予約確定要求)を前記景品管理装置に送信する景品提供要求送信手段(通信部51)と、を有する予約確定端末(50)をさらに備え、前記景品管理装置は、前記景品提供要求送信手段から送信されてきた景品提供要求に含まれる予約識別情報に対応付けて登録された景品特定情報から特定される景品を前記ユーザに提供するための前記提供処理(配送情報登録処理)を(制御部72,配送情報DBにより)行うことを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、ユーザが景品を選択して予約する景品表示装置と、景品管理装置において該予約を確定して景品をユーザに提供するための景品提供要求を送信する予約確定端末とが別個に設けられていることにより、ユーザが有価価値の獲得に拘わらず気軽に景品を予約しておくことができるので、景品交換を促進できる。