以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。本発明に係る景品交換システム1は、ユーザ(遊技者)が所有する有価価値(獲得玉の計数値,貯玉数)と交換可能な複数の景品の中から選択された、該ユーザが交換を希望する景品と、該ユーザが所有する有価価値とを交換するためのものである。
ここで説明の便宜上、この景品交換システム1で主に行われる処理について、図45及び図46を参照して説明する。
まず図45を参照して、この景品交換システム1では、管理機関(景品センタ)に設けられる景品管理装置70において、店舗(遊技場)に設けられる景品表示装置(カードユニット20又はキオスク端末30)にて表示可能とする景品の選択方式として、景品管理装置70で景品情報を管理している複数の景品である管理景品から前記景品表示装置にて表示可能とする景品の選択を個別に受け付ける単品選択方式,又は管理景品のうち複数の景品が属する複数の景品パッケージから前記景品表示装置にて表示可能とする景品を含む景品パッケージの選択を受け付けるパッケージ選択方式の、いずれか一方が設定される(Z01)。
ここで、ある店舗についてパッケージ選択方式が設定されると、当該店舗に設けられる景品選択端末(予約確定端末50)において、前記景品表示装置にて表示可能とする景品を含む景品パッケージの選択を受け付ける景品選択画面(パッケージ選択画面)が表示され(Z03)、該景品選択画面で景品パッケージが選択されると(Z04)、景品管理装置70において、該選択された景品パッケージが記憶される(Z05)。また、ある店舗について単品選択方式が設定されると、当該店舗に設けられる景品選択端末において、前記景品表示装置にて表示可能とする景品の選択を個別に受け付ける景品選択画面(単品選択画面)が表示され(Z03)、該景品選択画面で景品(単品)が選択されると(Z04a)、景品管理装置70において、該選択された景品が記憶される(Z05a)。この景品管理装置70で記憶された景品パッケージに含まれる景品又は記憶された景品(単品)は、当該店舗に設けられる景品表示装置で表示されると共に、所有するユーザを個々に識別可能なユーザ識別情報(会員ID)を記憶している携帯端末(携帯電話101)でも表示される。
また、ある店舗についてパッケージ選択方式から単品選択方式に変更され(Z11)、準備期間が設定されると(Z12)、景品選択端末において、景品選択画面(単品選択画面)が表示され(Z13)、該景品選択画面で準備期間中に景品(単品)が選択されると(Z14a)、景品管理装置70において、該準備期間中に選択された景品が準備景品として記憶され(Z15a)、準備期間中は、選択方式の変更前に選択されていた景品パッケージに含まれる景品が表示され、準備期間の経過後は、準備景品が表示される(Z16)。また、ある店舗について単品選択方式からパッケージ選択方式に変更され(Z11)、準備期間が設定されると(Z12)、景品選択端末において、景品選択画面(パッケージ選択画面)が表示され(Z13)、該景品選択画面で準備期間中に景品パッケージが選択されると(Z14)、景品管理装置70において、該準備期間中に選択された景品パッケージが準備パッケージとして記憶され(Z15)、準備期間中は、選択方式の変更前に選択されていた景品(単品)が表示され、準備期間の経過後は、準備パッケージに含まれる景品が表示される(Z16)。
また、景品管理装置70から景品選択端末に対して、管理機関が指定した指定景品(単品又はパッケージ)を示す案内通知が送信され(Z31)、景品選択端末において、該案内通知が示す指定景品の選択を受け付ける指定景品選択画面(パッケージ選択画面又は単品選択画面)が表示され、該景品選択画面で景品パッケージが選択されると(Z24)、景品管理装置70において、該選択された景品パッケージが記憶され(Z25)、該景品選択画面で景品(単品)が選択されると(Z24a)、景品管理装置70において、該選択された景品が記憶される(Z25a)。
さらに、景品管理装置70において、管理景品の中から前記景品表示装置にて管理機関が推奨する管理機関推奨景品が選択されると、該選択された管理機関推奨景品が記憶され(Z41)、ユーザが選択可能な管理機関推奨指標(図8のD08bを参照)が設定されると、該設定された管理機関推奨指標が記憶される(Z42)。また、景品選択端末において、管理景品の中から前記景品表示装置にて店舗が推奨する店舗推奨景品が選択されると(Z43)、景品管理装置70において、該選択された店舗推奨景品が各店舗毎に記憶され(Z44)、景品選択端末において、ユーザが選択可能な店舗推奨指標(図41のD66bを参照)が設定されると(Z45)、景品管理装置70において、該設定された店舗推奨指標が各店舗毎に記憶される(Z46)。そして店舗推奨景品及び店舗推奨指標(以下、「店舗推奨内容」と称する。)を記憶している店舗(以下、「記憶済店舗」と称する。)に対しては、該記憶している店舗推奨内容が送信されて、それらが前記景品表示装置で表示される一方、店舗推奨内容を記憶していない店舗(以下、「未記憶店舗」と称する。)に対しては、前記記憶している管理機関推奨景品及び管理機関推奨指標(以下、「管理機関推奨内容」と称する。)が送信されて、それらが前記景品表示装置で表示される(Z47)。
次に図46を参照して、景品表示装置,予約端末,景品選択装置,及び配送要求端末であるカードユニット20又はキオスク端末30において、前記表示される景品の中から、交換を希望する景品の選択をユーザから受け付けると、該選択された景品を特定可能な景品特定情報(景品ID)を含む予約要求を景品管理装置70に送信する予約受付処理が行われる(S31)。そして景品管理装置70において、該予約要求に対応する予約を識別可能な予約識別情報(予約ID)に対応付けて該予約要求に含まれる景品特定情報を登録する予約内容登録処理が行われる(S32)。これら予約受付処理及び予約内容登録処理が行われると、カードユニット20又はキオスク端末30において、前記選択された景品に相当する有価価値である交換有価価値(交換玉数)を識別するための有価価値識別情報(玉数コード6c)を内在する情報記録シンボル(玉数情報バーコード6b)が記録された記録媒体である予約レシート6が発行される。
またユーザが所有する携帯端末である携帯電話101において、前記表示される景品の中から、交換を希望する景品の選択をユーザから受け付けると(図62のSK29)、該選択された景品を特定可能な景品特定情報を含む予約要求を景品管理装置70に送信する処理が行われる(SK31)。そして景品管理装置70において、前記予約内容登録処理が行われる(SK33)。これら予約要求の送信及び予約内容登録処理が行われると、携帯電話101において、前記予約レシート6の内容が表示されて(SK35)、該予約レシート6が示す予約内容情報が記憶される(SK36)。
図46に戻り、次に、店舗に設けられ、有価価値識別情報及び交換有価価値の入力を受け付けて、該受け付けた有価価値識別情報と交換有価価値とを対応付けて登録する減算処理端末であるPOS端末40において、前記予約レシート6の情報記録シンボルから有価価値識別情報が読み取られ、該読み取られた有価価値識別情報に対応付けて登録されている交換有価価値をユーザが所有する有価価値から減算するための減算処理が行われる(S41)。また予約確定端末50(景品選択装置,及び配送要求端末)において、予約識別情報を受け付けると、前記減算処理が行われたか否かに拘わらず、該予約識別情報を含む景品配送要求(予約確定要求)を景品管理装置70に送信する予約確定処理が行われる(S42)。そして景品管理装置70において、該景品配送要求に含まれる予約識別情報に対応付けて登録された景品特定情報から特定される複数の景品を配送元が同一である景品毎に分類し、該分類された各分類について当該分類を識別可能な分類識別情報(予約確定ID)を割り当て、該割り当てた分類識別情報に対応付けて該分類識別情報に対応する景品をユーザに提供するための配送情報を登録するための配送情報登録処理が行われる(S43)。これら予約確定処理及び配送情報登録処理が行われると、予約確定端末50において、各分類識別情報に対応付けて各分類識別情報に対応する景品の景品情報が視認可能に記録された記録媒体である配送レシート7が発行される。
また予約確定端末50において、携帯電話101から予約内容情報(予約ID)及び会員IDを受け付けると、該会員IDに対応する有価価値の大きさ(貯玉数)から該予約IDに対応する景品IDの景品に相当する交換有価価値の大きさ(交換玉数)を減算する減算要求を会員管理装置61に送信し、会員管理装置61において該減算が行われたこと(図62のSK44)を条件として、予約IDを含む予約確定要求を景品管理装置70に送信する予約確定処理が行われる(SK42)。そして景品管理装置70において、前記配送情報登録処理が行われる(SK43)。これら予約確定処理及び配送情報登録処理が行われると、携帯電話101において、前記配送レシート7の内容が表示される。
以下においては、店舗が、パチンコ玉を遊技媒体とする遊技機であるパチンコ機10を備える遊技場であり、ユーザが、パチンコ機10で遊技をする遊技者であり、ユーザが所有する有価価値が、パチンコ機10での遊技により獲得した獲得玉の計数値や該獲得玉を貯蓄してなる貯玉数であり、ユーザに対する景品の提供が、景品提供業者からの景品の配送である例について説明する。
ここで遊技場は、図2及び図66に示すように、パチンコ玉を貸与する貸与単価とパチンコ玉を景品と交換する交換単価とが同一(いわゆる等価交換)の営業を行うと共に、該貸与単価及び交換単価が2種類の営業(即ち貸与単価及び交換単価が4円である営業と、貸与単価及び交換単価が1円である営業)を行うものとする。
また、以下においては、景品表示装置,予約端末,景品選択装置,及び配送要求端末として機能するカードユニット20とキオスク端末30とを区別しない場合には、単に「景品表示装置」又は「予約端末」と略記する。さらに、以下においては、データベースを「DB」,リーダ/ライタを「R/W」,ステップSを「S」と略記する。
また景品交換システム1には、(1)店舗において陳列される陳列景品と予約端末で表示される表示景品とが重複しているか否かを判定する重複判定処理の方法と、(2)いたずらの予約を排除するために設定する上限値の設定方法及び該上限値に基づく上限値判定処理の方法と、(3)景品管理装置70から予約端末に対する景品情報の送信及び該予約端末における重複景品排除処理の方法と、(4)予約端末における予約停止景品の表示方法と、(5)減算処理端末における有価価値識別情報の登録方法と、(6)減算処理端末及び予約確定端末の構成並びに作用と、(7)景品管理装置70における在庫数の管理方法及び判定方法とがそれぞれ異なる、第1実施形態と第2実施形態とが含まれる。
また景品交換システム1には、第1実施形態及び第2実施形態で使用される携帯電話101に代えて携帯電話101’が使用される、第3実施形態が含まれる。ここで第1実施形態及び第2実施形態で使用される携帯電話101は、後述する図62に示すように、景品の検索が行われる毎にウェブサーバとして機能する景品管理装置70から受信する表示データに基づいて景品を表示して予約を受け付け(SK27〜SK29)、予約確定端末50又はPOS・予約確定端末50’において予約を確定するもの(SK42)であるのに対し、第3実施形態で使用される携帯電話101’は、後述する図76に示すように、予め景品管理装置70から受信して記憶している予約プログラム及び予約確定プログラム(以下、両者を「予約・確定アプリ」と総称する。)を実行することにより(SK61)、予め景品管理装置70から受信して記憶している表示データ(SK55,SK67)に基づいて景品を表示して予約を受け付け(SK77〜SK78)、当該携帯電話101’において予約を確定するもの(SK92)である。
以下においては、まず第1実施形態及び同変形例について説明し、次に第2実施形態及び同変形例について第1実施形態と異なる点についてのみ説明し、次に第3実施形態について携帯電話101’を使用した景品予約と予約確定について説明し、最後にその他の変形例について説明する。
[1.第1実施形態に係る景品交換システム1]
まず、図1〜図44を参照して、第1実施形態に係る景品交換システム1の構成について説明する。この景品交換システム1は、図1に示すように、遊技場に設けられるカードユニット20及びキオスク端末30(即ち予約端末),並びに予約確定端末50と、該予約端末及び予約確定端末50と通信可能な景品管理装置70とを少なくとも備えている。また景品交換システム1では、携帯電話101が使用される。ここで景品管理装置70は、後述する会員カード2,景品交換カード3,及びプリペイドカード4を発行するカード会社が運営する管理機関である景品センタに設けられている。
この景品管理装置70は、前記景品センタと提携している複数の景品提供業者(ここでは景品提供業者X,Y)の各々に設けられている配送管理装置80と通信可能である。ここで各景品提供業者は、景品を配送する配送元を一又は複数備えており、本例では景品提供業者Xが秋田倉庫及び埼玉倉庫,景品提供業者Yが東京倉庫を、景品の配送元として備えている。なお、以下においては、配送元を表記する際に、「倉庫」の文字を省略する場合がある。また各景品提供業者に設けられている配送管理装置80は同じであるため、以下においては、景品提供業者Xに設けられている配送管理装置80について説明する。
また景品管理装置70は、予め定められたグループ関係にある各遊技場(即ちグループ店)を統括するグループ本部に設けられる本部PC90と通信可能である。本例では、後述する図17(a)のグループDBに示すように、遊技場A,B,Eが○○グループに属しており、遊技場C,F,Gが△△グループに属しており、遊技場Dがいずれのグループにも属していない。なお、各グループ本部に設けられている本部PC90は同じであるため、以下においては、○○グループのグループ本部に設けられている本部PC90について説明する。また景品管理装置70は、ウェブサーバとして機能するものであり、遊技者が所有する携帯電話101(即ち携帯端末)からアクセスを受け付けて、後述する図31に示す画面を配信する。
また景品管理装置70は、複数の遊技場(ここでは遊技場A,B,C)の各々に設けられている予約端末及び予約確定端末50と通信可能である。ここで複数の遊技場の各々には、予約端末及び予約確定端末50に加えて、遊技者が獲得した獲得玉を計数する計数機63と、前記減算処理(図46のS41)を行うPOS端末40と、カードユニット20と通信可能な残額管理装置60と、カードユニット20及びPOS端末40と通信可能な会員管理装置61と、計数機63及びPOS端末40と通信可能な計数値管理装置62と、カードユニット20及びキオスク端末30(即ち予約端末)並びに予約確定端末50と前記景品管理装置70との間に介在されるルータ64と、予約確定端末50と通信可能なハンディ端末65とが設けられている。またキオスク端末30は、後述する図30(a)に示す玉数情報バーコード一覧8を出力する出力端末として機能するものである。なお、複数の遊技場の各々に設けられている構成要素は同じであるため、以下においては、遊技場Aに設けられている構成要素について説明する。
そして第1実施形態に係る遊技場には、図2に示すように、貸与単価及び交換単価が4円の営業を行う4円営業フロアと、貸与単価及び交換単価が1円の営業を行う1円営業フロアと、管理事務所とが設けられている。この4円営業フロアには、パチンコ玉1個あたり4円で貸与する共に交換単価が4円であるとして景品を表示する4円用カードユニット20Aと、交換単価が4円であるとして景品を表示する4円用キオスク端末30Aと、交換単価が4円であるとして前記減算処理を行う4円用POS端末40Aと、交換単価が4円であるとして前記予約確定処理を行う4円用予約確定端末50Aと、遊技者が4円営業フロアで獲得した獲得玉を計数する4円用計数機63Aとが設けられている。また1円営業フロアには、パチンコ玉1個あたり1円で貸与する共に交換単価が1円であるとして景品を表示する1円用カードユニット20Bと、交換単価が1円であるとして景品を表示する1円用キオスク端末30Bと、交換単価が1円であるとして前記減算処理を行う1円用POS端末40Bと、交換単価が1円であるとして前記予約確定処理を行う1円用予約確定端末50Bと、遊技者が1円営業フロアで獲得した獲得玉を計数する1円用計数機63Bとが設けられている。さらに管理事務所には、4円営業及び1円営業に共通の残額管理装置60,会員管理装置61,及び計数値管理装置62と、ルータ64とが設けられている。なお4円用又は1円用の各機器は、自己が4円用の機器であるか1円用の機器であるかを記憶している。
このように、各営業フロア毎に異なる予約端末(カードユニット20,キオスク端末30)を設けているのは、仮に各営業フロアで共通の予約端末とすると、後述する図25のD29に示すように、交換玉数から景品を検索する際に分かりづらくなる(即ち4円営業フロアで交換単価を1円とする交換玉数に基づく検索画面が表示されると、遊技者が混乱する)からであり、また仮に共通の予約端末として遊技者から4円用又は1円用の選択を受け付けるとすると、例えば1円営業フロアで遊技者から4円用の選択を受け付けて、価格が8000円である景品について、交換単価を4円とする交換玉数(即ち2000玉)を表示した、後述する図3(b)に示す予約レシート6が発行されるが、遊技場の店員が誤って該表示された交換玉数の減算処理をして、予約確定処理を行うと、本来の交換玉数(即ち8000玉)よりも少ない交換玉数で景品交換されてしまうというような不正が生ずるおそれがあるからである。
なお、以下においては、4円用カードユニット20Aと1円用カードユニット20Bとを区別しない場合には単にカードユニット20と称し、4円用キオスク端末30Aと1円用キオスク端末30Bとを区別しない場合には単にキオスク端末30と称し、4円用POS端末40Aと1円用POS端末40Bとを区別しない場合には単にPOS端末40と称し、4円用予約確定端末50Aと1円用予約確定端末50Bとを区別しない場合には単に予約確定端末50と称し、4円用計数機63Aと1円用計数機63Bとを区別しない場合には単に計数機63と称する。
この景品交換システム1では、図21に示す会員カード2,景品交換カード3,及びプリペイドカード4が使用され、また図3に示す計数レシート5,予約レシート6,及び配送レシート7が発行される。
会員カード2は、遊技場において会員登録を行った遊技者(会員遊技者)に対して発行される記録媒体であり、該記録媒体を個々に識別可能な情報であるカードIDがICチップに予め記録されていると共に、該会員遊技者を個々に識別可能な情報である会員IDがICチップ及びバーコードに予め記録されている。この会員カード2がカードユニット20のカードR/W23で受け付けられると、図1に示すように、ICチップに記録されているカードIDに対応付けて残額管理装置60で管理されている残額を使用した玉貸処理が可能となり、またICチップに記録されている会員IDに対応付けて会員管理装置61で管理されている貯玉数を使用した貯玉再プレイ処理が可能となる。この会員カード2は配送先記録媒体の一例であって、前記会員IDが配送先特定情報に相当する。ここで会員IDには、後述する図17(b)に示すように、当該会員カード2が発行された遊技場を個々に識別可能な遊技場ID(A,B,…)が含まれているので、該会員IDにより、いずれの遊技場で会員カード2が発行されたかを識別可能である。なお会員IDは、会員登録を行う際に、当該遊技者が所有する携帯電話101のICチップにも記憶される。
景品交換カード3は、遊技場において自己の配送先情報(氏名,郵便番号,住所,及び電話番号)を登録しようとする遊技者(景品会員遊技者)に対して発行(例えば遊技場の景品交換カウンタで遊技者に手渡し)される記録媒体であり、該景品会員遊技者を個々に識別可能な情報である景品会員IDがICチップに予め記録されている。この景品交換カード3も配送先記録媒体の一例であって、前記景品会員IDが配送先特定情報に相当する。ここで景品会員IDにも、後述する図17(b)に示すように、当該景品交換カード3が発行された遊技場を個々に識別可能な遊技場ID(A,B,…)が含まれているので、該景品会員IDにより、いずれの遊技場で景品交換カード3が発行されたかを識別可能である。
プリペイドカード4は、遊技場において遊技者(ビジタ遊技者)に対して発行される記録媒体であり、該記録媒体を個々に識別可能な情報であるカードIDがICチップに予め記録されている。このプリペイドカード4がカードユニット20のカードR/W23で受け付けられると、図1に示すように、ICチップに記録されているカードIDに対応付けて残額管理装置60で管理されている残額を使用した玉貸処理が可能となる。
これら会員カード2,景品交換カード3,及びプリペイドカード4は、長方形状を呈するプラスチック製の薄板における所定の部位に、記録領域が形成されてなるものであり、会員カード2は、不揮発性のEEPROMを備える非接触式のICチップと、バーコードとを記録領域として備えており、景品交換カード3及びプリペイドカード4は、ICチップを記録領域として備えている。
計数レシート5は、図1に示すように、遊技者が獲得した獲得玉を計数した計数機63の計数レシートプリンタ(図示外)により、紙に印刷されて遊技者に対して発行される記録媒体であり、図3(a)に示すように、遊技場名と、当該計数機63を個々に識別可能な計数機IDと、当該計数を個々に識別可能な計数IDと、当該計数が行われた計数日時と、交換単価と、当該計数による計数値と、少なくとも計数ID及び計数値を示すバーコード5aとが記録されている。ここで4円用計数機63Aから発行される計数レシート5では、交換単価が4円と記録され、1円用計数機63Bから発行される計数レシート5では、交換単価が1円と記録される。
そして4円用計数機63Aから発行される計数レシート5のバーコード5aは、4円用POS端末40Aのみで読取可能(即ち1円用POS端末40Bでは読取不能)であり、1円用計数機63Bから発行される計数レシート5のバーコード5aは、1円用POS端末40Bのみで読取可能(即ち4円用POS端末40Aでは読取不能)とされる。
予約レシート6は、図21(b)及び図29に示すように、前記予約受付処理(図46のS31)を行ったカードユニット20の予約レシートプリンタ25,及びキオスク端末30の予約レシートプリンタ35(以下、単に「(予約端末の)予約レシートプリンタ」と略記する。)により、紙に印刷されて遊技者に対して発行される記録媒体であり、図3(b)に示すように、遊技場名と、会員ステータスと、当該予約を識別可能な予約識別情報である予約IDと、該予約IDに対応する景品の景品ID,景品名,交換単価,交換玉数(景品に相当する交換有価価値),及び予約個数と、当該予約の有効期間(ここでは予約当日)と、予約IDを内在する予約IDバーコード6aと、玉数コード6cを内在する玉数情報バーコード6bとが記録されている。本例では、予約された景品が複数の場合には(即ち1回の予約で他種類の景品が予約された場合のみならず、1回の予約で同一種類の景品が複数予約された場合であっても)、当該複数の景品の各々について、1つの予約IDが割り当てられ、各景品について割り当てられた予約IDが記録された(即ち1個の景品に対して1枚の)予約レシート6が発行される。従って、予約レシート6に記録される予約個数は、常に1個である。
ここで予約レシート6に表示される会員ステータスは、前記予約確定処理(図46のS42)を行う際に、遊技場の店員が、予約を行った遊技者の配送先情報の確認を行うか否かを判断するための情報であり、予約景品の配送区分が「遊技場」である場合には表示されず、図17(b)に示す配送先DBで予約を行った遊技者の会員ステータスとして「新規」と登録されている場合(即ち配送先情報の登録を行ってから1回目の予約確定処理を行う場合)には「新規」と表示され、該会員ステータスとして「変更」と登録されている場合(即ち配送先情報の変更を行ってから1回目の予約確定処理を行う場合)には「変更」と表示され、該会員ステータスとして「継続」と登録されている場合(即ち配送先情報の登録や変更を行ってから2回目以降の予約確定処理を行う場合)には表示されず、さらに図17(b)に示す配送先DBで予約を行った遊技者の配送先情報が登録されていない場合(即ち該遊技者がビジタ遊技者である場合)には「ビジタ」と表示される。そして遊技場の店員は、予約レシート6で会員ステータスが表示されていれば(即ち会員ステータスとして新規,変更,又はビジタのいずれかが表示されていれば)、予約を行った遊技者の配送先情報の確認を行った上で予約確定処理を行い、予約レシート6で会員ステータスが表示されていなければ、配送先情報の確認を行わずに予約確定処理を行う。このように、配送先情報の確認が必要である場合には会員ステータスを表示する一方で、配送先情報の確認が不要である場合には会員ステータスを表示しないので、配送先情報の確認を行う必要があるか否かを、遊技場の店員が容易に判断することができる。
また予約レシート6に表示される玉数コード6cは有価価値識別情報の一例であって、後述する選択手段にて選択された景品(即ち予約レシート6に記録されている景品)の交換有価価値である交換玉数を識別するためのものであり、この第1実施形態では、交換玉数毎に付与される(即ち景品が異なっても交換玉数が同じであれば同一の玉数コード6cが付与される)、13桁の数字により示されるものである。また予約レシート6に表示される玉数情報バーコード6bは情報記録シンボルの一例であって、有価価値識別情報である玉数コード6cを内在するものである。
なお4円用カードユニット20A又は4円用キオスク端末30A(以下、「4円用予約端末」とも称する。)から発行される予約レシート6の予約IDバーコード6a及び玉数情報バーコード6bは、4円用予約確定端末50Aのみで読取可能(即ち1円用予約確定端末50Bでは読取不能)であり、1円用カードユニット20B又は1円用キオスク端末30B(以下、「1円用予約端末」とも称する。)から発行される予約レシート6の予約IDバーコード6a及び玉数情報バーコード6bは、1円用予約確定端末50Bのみで読取可能(即ち4円用予約確定端末50Aでは読取不能)とされる。
配送レシート7は、図36に示すように、前記予約確定処理(図46のS42)を行った予約確定端末50の配送レシートプリンタ56により、紙に印刷されて遊技者に対して発行される記録媒体であり、図3(c)に示すように、遊技場名と、予約確定端末50の操作を行った店員を個々に識別可能な店員IDと、当該予約確定処理に対応する前記配送情報登録処理(図46のS43)を識別可能であると共に景品の配送元,配送先,及び配送希望日時が同一である景品の分類を識別可能な前記分類識別情報である予約確定IDと、当該配送情報登録処理の対象となった一又は複数の予約の各々についての予約ID,景品ID,景品名,交換単価,交換玉数,及び配送個数(即ち当該分類識別情報に対応する景品の景品情報)と、景品を自宅に配送するか遊技場に配送するかを示す配送区分と、景品を自宅に配送する場合の配送先情報である当該遊技者の氏名,郵便番号,住所,及び電話番号と、配送希望日時と、景品の配送状況を問い合わせるための問い合わせ先(ここでは景品センタと、当該景品を提供する景品提供業者である景品提供業者X)の電話番号とが記録される。本例では、景品の配送元,配送先,及び配送希望日時が同一である景品の分類について、1つの予約確定ID(分類識別情報)が割り当てられ、該割り当てられた予約確定IDに対応付けて当該予約確定IDに対応する景品の景品情報が視認可能に記録された(即ち配送元,配送先,及び配送希望日時が同一である複数種類の景品に対して1枚の)配送レシート7が発行される。
以下、景品交換システム1が備える各構成要素について説明する。まず配送管理装置80について説明する。配送管理装置80は、図示しないが、通信部,制御部,ディスプレイ,入力装置,及びハードディスク等を有するコンピュータ(サーバ)であり、複数の景品提供業者から提供される景品に関する情報を管理するものである。
記憶手段であるハードディスクでは、図5に示す景品情報DB,及び景品パッケージDBと、図6に示す配送情報DB,及び請求情報DBとを記憶している。
図5(a)に示す景品情報DBでは、当該景品提供業者が提供する複数の景品の各々について、各景品に関する景品情報として、各景品を特定可能な景品特定情報である景品IDに対応付けて、各景品の種別を示す大区分及び小区分と、各景品の景品名と、各景品の詳細情報と、各景品の価格と、各景品の在庫数と、各景品の配送元を示す配送元情報と、各景品のJANコードとが記憶される。ここで大区分及び小区分は、各景品を分類するための分類区分の一例であって、景品交換システム1において予め定められているものである。また配送元情報は、配送元を示す情報であって、ここでは配送元の倉庫の名称が記憶される。またJANコードは、各景品を各々特定可能であり当該景品に付与される共通流通情報の一例であって、上7桁のメーカコードと、中5桁の商品アイテムコードと、下1桁のチェックデジットからなる、合計13桁の数字により示されるものである。
この配送管理装置80では、オペレータの操作により、各景品について、景品IDが付与されると共に、当該景品が種別毎に振り分けられると、景品情報DBにおいて、該付与された景品IDと、振り分けられた種別を示す大区分及び小区分と、景品名,詳細情報,価格,在庫数,配送元,及びJANコードとが、景品情報として登録される。
また配送管理装置80では、遊技場の営業終了後において、景品が追加されると、オペレータの操作により、該追加された個数が景品情報DBにおける当該景品の在庫数に加算され、また景品が配送されると、自動的に、該配送された個数が景品情報DBにおける当該景品の在庫数から減算される。なお在庫数が十分に多い景品については、当該景品の在庫数がNULLと登録されて、景品の追加や配送が行われても、在庫数の加算や減算は行われない。
この景品情報DBで記憶されている景品情報は、景品管理装置70に送信されて(図45のZ00a)、該景品管理装置70の図13に示す景品情報DBで記憶される(同Z00b)。
また景品情報DBで記憶されている景品情報は、在庫数情報として景品管理装置70に送信されて(図46のS11)、該景品管理装置70の景品情報DBが更新される(同S12)。この在庫数情報は、所定期間毎に送信され、ここでは遊技場の営業開始前に1日1回(即ち24時間毎に)送信される。また在庫数情報は、新たに追加された景品と在庫数が変更された景品の景品情報についてのみ送信され、これにより、在庫数情報を送信する配送管理装置80の負荷,及び在庫数情報を受信する景品管理装置70の負荷が軽減されるようになっている。
また配送管理装置80では、遊技場の営業中において、ある景品の在庫数に不測の変動(例えば当該景品の破損や入荷停止による在庫数の減少)が生じたときに、オペレータの操作により、景品情報DBにおける当該景品の在庫数を変更することができる。具体的には、配送管理装置80において、オペレータの操作により、在庫数変更モードが起動されると、図4(a)に示すように、まずD01の画面がディスプレイに表示される。このD01では、在庫数を変更する景品の景品ID又は景品名の入力欄が表示されると共に、該景品を大区分及び小区分から検索するための「区分検索」ボタンが表示される。
このD01で、オペレータが入力装置を操作して、在庫数を変更する景品の景品ID又は景品名を入力して、図示しない決定ボタンを操作すると、景品情報DBで記憶している景品情報の中から、該入力された景品ID又は景品名に合致する景品の景品情報が抽出されて、D02の画面がディスプレイに表示される。またD01で、オペレータが入力装置を操作して、「区分検索」ボタンを操作すると、大区分及び小区分の入力欄がディスプレイに表示され、在庫数を変更する景品の大区分及び小区分を入力して決定ボタンを操作すると、景品情報DBで記憶している景品情報の中から、該入力された大区分及び小区分に合致する景品の景品情報が抽出されて、該抽出された景品情報が景品リストとしてディスプレイに表示され、該景品リストから在庫数を変更する景品を選択すると、D02に示す画面がディスプレイに表示される。このD02では、景品情報DBで記憶している景品情報の中から抽出された、在庫数を変更する景品の景品ID,景品名,及び在庫数が表示されると共に、変更後の在庫数の入力欄が表示される。なお変更後の在庫数は、設定されている在庫数よりも減少した数であっても増加した数であっても良い。
このD02で、オペレータが入力装置を操作して、変更後の在庫数を入力して、図示しない決定ボタンを操作することにより、在庫数の変更を受け付けると(図46のS61)、景品情報DBにおいて、当該景品IDに対応付けて記憶されている在庫数(即ち設定されている在庫数)が、該入力された変更後の在庫数に変更され(同S62)、該景品IDと変更後の在庫数とを含む在庫数変更情報が景品管理装置70に送信されて(同S63)、該景品管理装置70において在庫数変更処理が行われる(同S64)。
図5(b)に示す景品パッケージDBでは、当該景品提供業者が提供する所定数の景品を含み、該景品提供業者が設定した景品パッケージの各々について、各景品パッケージに関する景品パッケージ情報として、各景品パッケージを個々に識別可能な景品パッケージIDに対応付けて、各景品パッケージについて設定された大区分,小区分,及び景品パッケージ名と、各景品パッケージに含まれる景品の景品IDと、当該景品パッケージがパッケージ景品表示処理の対象となる景品パッケージであるか否かを示すパッケージ景品表示フラグとが記憶される。ここで「パッケージ景品表示処理」とは、予約端末において、図24のD24に示すように、景品パッケージの各々に対応するパッケージメニュー(ここでは「アイスクリームフェア」)が選択されたことに基づいて、図25のD30又はD30’に示すように、該選択されたパッケージメニューに対応する景品パッケージに含まれる景品を表示する処理である。このパッケージ景品表示フラグが1であれば、当該景品パッケージがパッケージ景品表示処理の対象となる景品パッケージとして設定されている旨を示し、パッケージ景品表示フラグが0であれば、当該景品パッケージがパッケージ景品表示処理の対象となる景品パッケージとして設定されていない旨を示す。
この配送管理装置80では、オペレータの操作により、景品パッケージが設定されて、景品パッケージDBにおいて、該設定された景品パッケージの景品パッケージ情報が登録される。具体的には、配送管理装置80において、オペレータの操作により、景品パッケージ設定モードが起動されると、図4(b)に示すように、D03の画面がディスプレイに表示される。このD03では、予め設定されている大区分及び小区分のプルダウンメニューが表示されると共に、設定する景品パッケージ名の入力欄と、パッケージ景品表示処理の対象となる景品パッケージである旨を設定するためのチェックボックスとが設けられている。このD03において、景品パッケージ名は必須の設定項目であるが、大区分及び小区分は任意の設定項目である。
このD03で、オペレータが入力装置を操作して、景品パッケージに含める景品の大区分及び小区分の両方を設定するか(D03を参照)、大区分のみを設定するか、あるいは両方を設定しないで(D03’を参照)、景品パッケージ名を入力し、かつチェックボックスにチェックをするか(D03を参照)、あるいはチェックをしないで(D03’を参照)、図示しない決定ボタンを操作すると、D04(又はD04’)の画面がディスプレイに表示される。このD04(又はD04’)では、図5(a)に示す景品情報DBで記憶している景品情報の中から、大区分及び小区分の両方が設定された場合には、該大区分及び小区分に合致する景品の景品情報が抽出され(D04を参照)、大区分のみが設定された場合には、該大区分に合致する景品の景品情報が抽出され、両方が設定されなかった場合には、すべての景品の景品情報が抽出され(D04’を参照)、該抽出された景品情報のうち、景品ID,景品名,詳細情報,及び価格が、景品リストとして表示される。
このD04(又はD04’)で、オペレータが入力装置を操作して、景品パッケージに含める複数の景品をクリックして選択し、図示しない決定ボタンを操作すると、該選択された複数の景品を含む景品パッケージが設定され、該景品パッケージを個々に識別可能な景品パッケージIDが生成されて、図5(b)に示す景品パッケージDBで登録される。従って、景品パッケージとしては、該景品パッケージに含まれる景品が同一の大区分及び小区分に属するもの(ここでは景品パッケージIDがPX−001の水産物A,PX−101のタバコA,及びPX−501のアイスクリームフェア)や、該景品パッケージに含まれる景品が同一の大区分に属するが小区分は異なるもの(ここでは景品パッケージIDがPX−011のオススメ食品A)や、該景品パッケージに含まれる景品が異なる大区分に属するもの(ここでは景品パッケージIDがPX−201の得々景品A,及びPX−502の夏期限定フェア)のいずれかが、設定されて登録される。なお各景品パッケージに含まれる景品の数は任意であり、景品パッケージ毎に異なっていても良い。
また景品パッケージDBにおいて、前記D03(又はD03’)でチェックボックスがチェックされた場合には、パッケージ景品表示フラグ1(即ち当該景品パッケージがパッケージ景品表示処理の対象となる景品パッケージである旨)が登録され、チェックされなかった場合には、パッケージ景品表示フラグ0(即ち当該景品パッケージがパッケージ景品表示処理の対象となる景品パッケージでない旨)が登録される。
この景品パッケージDBで記憶されている景品パッケージ情報も、景品管理装置70に送信されて(図45のZ00a)、該景品管理装置70の図14に示す景品パッケージDBで記憶される(同Z00b)。
図6(a)に示す配送情報DBでは、各遊技場毎のデータテーブルが設けられており、各データテーブルでは、前記予約確定処理(図46のS42)に対応する前記配送情報登録処理(同S43)を識別可能であると共に景品の配送元,配送先,及び配送希望日時が同一である景品の分類を識別可能な前記分類識別情報である予約確定IDに対応付けて、該配送情報登録処理に関する配送情報として、後述する図20に示す配送情報DBと略同様の情報(即ち予約ID,景品ID,景品名,交換単価,交換玉数,配送個数,配送元,配送区分,配送先情報,及び配送希望日時)が記憶されると共に、それに加えて、配送開始日時,配送完了日時,及び当該配送情報を図6(b)に示す請求情報DBで記録したか否かを示す請求済フラグが記憶される。ここで請求済フラグが1であれば、当該配送情報を請求情報DBで記憶した旨を示し、請求済フラグが0であれば、当該配送情報を請求情報DBで記憶していない旨を示す。この配送情報DBでは、遊技場の営業終了後において景品管理装置70から送信されてくる配送情報を受信すると、該配送情報が登録され、景品の配送が行われると配送開始日時が登録され、景品の配送が完了すると配送完了日時が登録される。
図6(b)に示す請求情報DBでは、各遊技場毎のデータテーブルが設けられており、各データテーブルでは、配送が完了した景品について、前記予約確定IDに対応付けて、請求情報として、予約ID,景品ID,景品名,交換単価,交換玉数,配送個数,配送元,配送区分,配送先情報,配送完了日時,及び請求額が記憶される。ここで各予約IDに対応する請求額は、各予約IDに対応する交換単価と交換玉数と配送個数とを乗じて算出される。この請求情報DBで記憶している所定期間(例えば1ヶ月)分の請求情報を取り纏めて、景品提供業者から各遊技場に対して、合計請求額の請求が行われる。
次に景品管理装置70について説明する。景品管理装置70は、図1に示すように接続される通信部71,制御部72,ディスプレイ73,入力装置74,及びハードディスク75等を有するコンピュータ(サーバ)であり、複数の景品提供業者から提供され、景品表示装置にて表示可能な景品を含む複数の景品である管理景品に関する景品情報を管理するものであると共に、予約確定端末50から送信されてきた景品配送要求(予約確定要求)から特定される景品をユーザ(遊技者)に配送するための配送処理(配送情報登録処理)を行うものである。
通信部71は、インターネットを介して、配送管理装置80と通信可能に接続され、景品管理装置70と配送管理装置80との間における通信を司るものである。また通信部71は、インターネット及びルータ64を介して、カードユニット20の後述する場外通信部21c,キオスク端末30の後述する通信部31(以下、単に「(予約端末の)通信部」と略記する。),及び予約確定端末50の後述する通信部51と通信可能に接続され、景品管理装置70と、個々のIPアドレスにより特定される各予約端末及び予約確定端末50との間における通信を司るものである。また通信部71は、インターネットを介して、本部PC90と通信可能に接続され、景品管理装置70と本部PC90との間における通信を司るものである。さらに通信部71は、インターネットを介して、携帯電話101と通信可能であり、景品管理装置70と携帯電話101との間における通信を司るものである。
制御部72は、CPU,RAM,ROM等を備えており、ROM及びハードディスク75に記憶されている処理プログラムがRAMを作業領域としてCPUで実行されることにより、景品管理装置70に備えられる各構成要素の動作を制御して各種の処理を行うものである。ディスプレイ73は、各種の情報を表示する表示デバイスであって、例えば液晶ディスプレイであり、入力装置74は、各種の情報の入力を受け付ける入力デバイスであって、例えばキーボードやマウスである。記憶手段であるハードディスクでは、図12に示す店舗情報DBと、図13に示す景品情報DBと、図14に示す景品パッケージDBと、図15に示す単品選択DBと、図16に示す上限値DBと、図17に示すグループ店DB,配送先DB,予約・確定累計数DBと、図18に示す予約情報DBと、図19に示す未提供予約個数・価格DBと、図20に示す配送情報DBとを記憶している。
ディスプレイ73及び入力装置74は選択方式設定手段の一例であって、単品選択方式又はパッケージ選択方式のいずれか一方を、各店舗の景品表示装置にて表示可能とする景品の選択方式として設定するものである。景品交換システム1に加盟した各店舗からは、管理機関である景品センタに対して、新規契約時に、当該店舗が設定を希望する景品選択方式,当該店舗において提供(陳列による提供及び景品表示装置での表示による提供)を希望する景品の数である提供品目数,及び当該店舗において陳列される景品の数である陳列品目数を記載した選択方式設定書面が送付され、また選択方式変更時に、変更前後の景品選択方式,及び準備期間の開始日と終了日を記載した選択方式変更書面が送付され、また品目数の変更時に、変更後の提供品目数及び/又は陳列品目数を記載した品目数変更書面が送付される。
これらの各書面を受領した景品センタの景品管理装置70においては、オペレータの操作により、選択方式設定モードが起動されると、図7(a)に示すように、選択方式設定画面がディスプレイ73に表示され、まずD05aの遊技場選択画面が表示される。このD05aでは、景品交換システム1に加盟している遊技場(店舗)のうちのいずれかの遊技場を選択するためのプルダウンメニューが表示される。このD05aで、オペレータが、前記各書面の送付元である遊技場を選択して、決定ボタン(図示外)を操作すると、D05bのメニュー画面が表示される。このD05bでは、メニューを選択するためのボタンとして、「選択方式設定」ボタン,「選択方式変更」ボタン,及び「品目数設定」ボタンが表示される。
前記選択方式設定書面を受領した場合には、D05bで、オペレータが、「選択方式設定」ボタンを操作すると、D05cの選択方式設定画面が表示される。このD05cでは、景品選択方式として、単品選択方式又はパッケージ選択方式のいずれか一方を選択するためのラジオボタンが表示される。このD05cで、オペレータが、前記選択方式設定書面に記載されている景品選択方式に対応するいずれか一方のラジオボタンを選択して、決定ボタンを操作すると、D05dの品目数設定画面が表示される。このD05dでは、提供品目数及び陳列品目数の入力欄が表示される。このD05dで、オペレータが、前記選択方式設定書面に記載されている提供品目数及び陳列品目数を入力して、決定ボタンを操作すると、図12に示す店舗情報DBにおいて、D05aで選択された遊技場の遊技場ID及び遊技場名に対応付けて、D05cで選択された景品選択方式と、D05dで入力された提供品目数及び陳列品目数と、該提供品目数から陳列品目数を減算した希望品目数とが記憶される。ここで希望品目数は、店舗が景品表示装置にて表示を希望する景品の数であり、希望品目数算出手段として機能する制御部72により、提供品目数から陳列品目数を減算して算出される。なお、この段階では、選択品目数,準備品目数,準備期間の開始日と終了日の各記憶欄は空欄であるが、景品パッケージ又は単品が選択されると、該選択された景品パッケージに含まれる景品の合計又は該選択された単品の合計が、選択品目数の記憶欄に記憶される。
前記選択方式変更書面を受領した場合には、D05bで、オペレータが、「選択方式変更」ボタンを操作すると、D05eの選択方式変更画面が表示される。このD05eでは、変更前の景品選択方式(即ち図12に示す店舗情報DBで記憶されている景品選択方式)と変更後の景品選択方式(即ち変更前の景品選択方式ではない方の景品選択方式)とが表示されると共に、準備期間の開始日と終了日の入力欄が表示される。このD05eで、オペレータが、表示されている変更前後の景品選択方式と前記選択方式変更書面に記載されている変更前後の景品選択方式とが一致することを確認し、かつ該選択方式変更書面に記載されている準備期間の開始日と終了日を入力して、決定ボタンを操作すると、図12に示す店舗情報DBにおいて、D05aで選択された遊技場の遊技場ID及び遊技場名に対応付けて、D05eで表示された変更後の景品選択方式と、D05eで入力された準備期間の開始日と終了日とが記憶される。なお、この段階では、準備品目数の記憶欄は空欄であるが、準備期間中に景品パッケージ又は単品が選択されると、該選択された景品パッケージに含まれる景品の合計又は該選択された単品の合計が、準備品目数の記憶欄に記憶される。
前記品目数変更書面を受領した場合には、D05bで、オペレータが、「品目数設定」ボタンを操作すると、前記D05dの品目数設定画面が表示される。このD05dで、オペレータが前記品目数変更書面に記載されている変更後の提供品目数及び/又は陳列品目数を入力して、決定ボタンを操作すると、図12に示す店舗情報DBにおいて、D05aで選択された遊技場の遊技場ID及び遊技場名に対応付けて、D05dで入力された提供品目数及び/又は陳列品目数が記憶され、希望品目数が更新される。
ここで図12に示す店舗情報DBは、店舗において陳列される景品の数である陳列品目数を管理する陳列品目数管理手段であり、また景品表示装置にて表示を希望する景品の数である希望品目数を管理する希望品目数管理手段であり、また後述する選択景品記憶手段(単品選択DB)により記憶している景品の数又は後述する選択パッケージ記憶手段(景品パッケージDB)により記憶している景品パッケージに含まれる景品の数である表示品目数を管理する表示品目数管理手段であり、また後述する準備景品記憶手段(単品選択DB)により記憶している準備景品の数又は後述する準備パッケージ記憶手段(景品パッケージDB)により記憶している準備パッケージに含まれる景品の数である準備品目数を管理する準備品目数管理手段である。
またディスプレイ73及び入力装置74は、図45のZ16に示す準備期間経過時処理において、準備品目数が希望品目数に達していない場合に行う準備品目不足時処理方式として、準備期間を延長する準備期間延長方式(図47のS018),又は不足品目数分の景品を準備景品に補充する不足品目補充方式(同S014〜S017)を設定するものである。この景品管理装置70において、オペレータの操作により、準備品目不足時処理方式設定モードが起動されると、図7(b)のD06aに示す準備品目不足時処理方式設定画面がディスプレイ73に表示される。このD06aでは、準備品目不足時処理方式として、準備期間を延長する準備期間延長方式,又は不足品目数分の景品を準備景品に補充する不足品目補充方式の、いずれか一方を選択するためのラジオボタンが表示される。このD06aで、オペレータが、準備期間延長方式又は不足品目補充方式に対応するいずれか一方のラジオボタンを選択して、決定ボタンを操作すると、該選択されたラジオボタンに対応する準備品目不足時処理方式が設定されて、景品管理装置70で記憶される。
またディスプレイ73及び入力装置74は、図45のZ31に示す案内通知送信処理において、表示品目数が予約端末で表示させる最低品目数に達しているか否かを判定する(図48のS021)際の、当該最低品目数を設定するものである。この景品管理装置70において、オペレータの操作により、最低品目数設定モードが起動されると、図7(c)のD06bに示す最低品目数設定画面がディスプレイ73に表示される。このD06bでは、最低品目数の入力欄が表示される。このD06bで、オペレータが、最低品目数を入力して、決定ボタンを操作すると、該入力された最低品目数が設定されて、景品管理装置70で記憶される。なお最低品目数は、店舗が決めても良い(即ち店舗毎に異なっても良い)し、管理機関が決めても良い(全ての店舗について同一でも良いし、店舗毎に異なっても良い)し、第三者が決めても良い(全ての店舗について同一でも良いし、店舗毎に異なっても良い)。
またディスプレイ73及び入力装置74は、図45のZ31に示す案内通知送信処理において、管理機関である景品センタが指定した指定景品を示す案内通知を送信する(図48のS029)際の、当該案内通知を設定するものである。この景品管理装置70において、オペレータの操作により、案内通知設定モードが起動されると、図8(a)のD07aに示す案内通知設定画面がディスプレイ73に表示される。このD07aでは、景品交換システム1に加盟している遊技場(店舗)のうちの案内通知を送信する遊技場を選択するためのプルダウンメニューと、案内通知の送信日,案内通知に表示するメッセージ,及び案内通知で示す指定景品又は指定景品パッケージの入力欄が表示される。このD07aで、「選択」ボタンが操作されると、単品選択方式の遊技場が選択されている場合には、後述する図13に示す景品情報DBで景品情報を管理している管理景品の一覧が表示され、該一覧表示される管理景品の中から案内通知で示す指定景品を選択すると、該選択された指定景品が入力欄に入力される一方、パッケージ選択方式の遊技場が選択されている場合には、後述する図14に示す景品パッケージDBで景品パッケージ情報を管理している景品パッケージの一覧が表示され、該一覧表示される景品パッケージの中から案内通知で示す指定景品パッケージを選択すると、該選択された指定景品パッケージが入力欄に入力される。このD07aで、オペレータが、案内通知を送信する遊技場を選択し、送信日とメッセージと指定景品又は指定景品パッケージを入力して、決定ボタンを操作すると、該選択又は入力された内容が設定されて、景品管理装置70で記憶される。そして、設定された送信日になると、設定された遊技場に対して、設定されたメッセージと指定景品又は指定景品パッケージを示す案内通知が送信される。
ここで制御部72は案内通知送信手段の一例であって、管理景品のうち管理機関(景品センタ)が指定した指定景品を示す案内通知を予約確定端末50に対して送信する処理を行うものであり、具体的には、図48に示す案内通知送信処理を行う(図45のZ31)。
まず景品管理装置70は、閾値判定手段として機能する制御部72により、ある遊技場について図12に示す店舗情報DBで記憶している表示品目数が図7(c)のD06bに示す最低品目数設定画面で設定された最低品目数に達しているか否かを判定し(S021)、達している(YES)と判定された場合には、S023に進み、達していない(NO)と判定された場合には、案内通知送信手段として機能する制御部72の制御により、単品選択方式が設定されている遊技場については、少なくとも最低品目数に達する数の景品を指定景品として示す案内通知を、予約確定端末50に対して送信し、パッケージ選択方式が設定されている遊技場については、少なくとも最低品目数に達する数の景品を含む一又は複数の景品パッケージを指定景品パッケージとして示す案内通知を、予約確定端末50に対して送信して(S022)、S023に進む。
次に景品管理装置70は、希望品目数判定手段として機能する制御部72により、ある遊技場について図12に示す店舗情報DBで記憶している表示品目数が希望品目数に達しているか否かを判定し(S023)、達している(YES)と判定された場合には、S025に進み、達していない(NO)と判定された場合には、案内通知送信手段として機能する制御部72の制御により、単品選択方式が設定されている遊技場については、少なくとも希望品目数に達する数の景品を指定景品として示す案内通知を、予約確定端末50に対して送信し、パッケージ選択方式が設定されている遊技場については、少なくとも希望品目数に達する数の景品を含む一又は複数の景品パッケージを指定景品パッケージとして示す案内通知を、予約確定端末50に対して送信して(S024)、S025に進む。
次に景品管理装置70は、前回の案内通知送信処理から今回の案内通知送信処理までの間に景品情報DBに追加された景品及び/又は景品パッケージDBに追加された景品パッケージが有るか否かを判定し(S025)、追加された景品及び景品パッケージが無い(NO)と判定された場合には、S027に進み、追加された景品が有る(YES)と判定された場合には、案内通知送信手段として機能する制御部72の制御により、単品選択方式が設定されている遊技場について、当該景品を追加を促す指定景品として示す案内通知を、予約確定端末50に対して送信し(S026)、追加された景品パッケージが有る(YES)と判定された場合には、案内通知送信手段として機能する制御部72の制御により、パッケージ選択方式が設定されている遊技場について、当該景品パッケージを追加を促す指定景品パッケージとして示す案内通知を、予約確定端末50に対して送信して(S026)、S027に進む。
次に景品管理装置70は、前回の案内通知送信処理から今回の案内通知送信処理までの間に削除を促す景品(例えば近日中に景品情報DBから削除される景品や、製造停止になった景品や、不具合が発生した景品等)及び/又は削除を促す景品パッケージが有るか否かを判定し(S027)、削除を促す景品及び景品パッケージが無い(NO)と判定された場合には、S029に進み、削除を促す景品が有る(YES)と判定された場合には、案内通知送信手段として機能する制御部72の制御により、単品選択方式が設定されている遊技場について、当該景品を削除を促す指定景品として示す案内通知を、予約確定端末50に対して送信し(S028)、削除を促す景品パッケージが有る(YES)と判定された場合には、案内通知送信手段として機能する制御部72の制御により、パッケージ選択方式が設定されている遊技場について、当該景品パッケージを削除を促す指定景品パッケージとして示す案内通知を、予約確定端末50に対して送信して(S028)、S029に進む。
さらに景品管理装置70は、前記図8(a)のD07aで設定された送信日が到来した案内通知の設定が有るか否かを判定し(S029)、該案内通知の設定が無い(NO)と判定された場合には、案内通知送信処理を終了し、該案内通知の設定が有る(YES)と判定された場合には、設定された遊技場について、設定されたメッセージ及び設定された指定景品を示す案内通知を、予約確定端末50に対して送信して(S030)、案内通知送信処理を終了する。
またディスプレイ73及び入力装置74は管理機関推奨景品選択受付手段の一例であって、管理景品の中から景品表示装置にて管理機関(景品センタ)が推奨する景品である管理機関推奨景品の選択を受け付けるものである(図45のZ41)。またディスプレイ73及び入力装置74は、ユーザが選択可能な管理機関推奨指標を設定するものである(図45のZ42)。この景品管理装置70において、オペレータの操作により、管理機関推奨内容設定モードが起動されると、図8(b)のD08aに示す管理機関推奨景品選択画面がディスプレイ73に表示される。このD08aでは、管理機関推奨景品を優先的に表示する順位に対応付けて、管理機関推奨景品の入力欄が表示される。このD08aで、「選択」ボタンが操作されると、後述する図13に示す景品情報DBで景品情報を管理している管理景品の一覧が表示され、該一覧表示される管理景品の中から管理機関推奨景品を選択すると、該選択された管理機関推奨景品が1位から順に入力欄に表示される。このD08aで、オペレータが、任意の順位までの管理機関推奨景品を選択して、決定ボタンを操作すると、D08bに示す管理機関推奨指標設定画面がディスプレイ73に表示される。このD08bでは、管理機関推奨指標の入力欄が表示される。このD08bで、オペレータが任意の管理機関推奨指標(文字,静止画,動画等)を入力して、決定ボタンを操作すると、D08aで選択された管理機関推奨景品及び順位と、D08bで入力された管理機関推奨指標が、管理機関推奨内容DB(図示外)で記憶される(図45のZ41,Z42)。ここで管理機関推奨内容DBは、管理機関推奨景品選択受付手段により選択を受け付けた管理機関推奨景品を記憶する管理機関推奨景品記憶手段である。
また通信部71は店舗推奨景品選択受付手段の一例であって、管理景品の中から景品表示装置にて店舗(遊技場)が推奨する景品である店舗推奨景品の選択を、当該店舗推奨景品を優先的に表示する順位と共に受け付けるものである(図45のZ43)。また通信部71は、ユーザが選択可能な店舗推奨指標を受け付けるものである(図45のZ45)。予約確定端末50において、図37のD52又はD52aに示すメニュー画面で、オペレータの操作により、「店舗推奨内容設定」ボタンが操作されると、図41のD66aに示す店舗推奨景品設定画面がディスプレイ53に表示される。このD66aでは、店舗推奨景品を優先的に表示する順位に対応付けて、店舗推奨景品の入力欄が表示される。このD66aで、「選択」ボタンが操作されると、当該店舗の予約端末で表示される景品(即ち後述する図13に示す景品情報DBで景品情報を管理している管理景品のうち、当該店舗について表示フラグ1が記憶されている景品であって、図46のS10aで景品管理装置70から送信されてきて同S10bで予約確定端末50が記憶したもの)の一覧が表示され、該一覧表示される景品の中から店舗推奨景品を選択すると、該選択された店舗推奨景品が1位から順に入力欄に表示される。このD66aで、オペレータが、任意の順位までの店舗推奨景品を選択して、決定ボタンを操作すると、D66bに示す店舗推奨指標設定画面がディスプレイ53に表示される。このD66bでは、店舗推奨指標の入力欄が表示される。このD66bで、オペレータが任意の店舗推奨指標(文字,静止画,動画等)を入力して、決定ボタンを操作すると、D66aで選択された店舗推奨景品及び順位と、D66bで入力された店舗推奨指標とを示す店舗推奨内容記憶要求が、当該予約確定端末50から景品管理装置70に対して送信されて、前記店舗推奨景品選択受付手段である通信部71により受け付けられ、該店舗推奨内容記憶要求が示す店舗推奨景品及び順位と店舗推奨指標が、店舗推奨指標内容DB(図示外)で各店舗毎に記憶される(図45のZ44,Z46)。ここで店舗推奨内容DBは、店舗推奨景品選択受付手段により選択を受け付けた店舗推奨景品を記憶する店舗推奨景品記憶手段である。
また通信部71は順位再設定受付手段の一例であって、店舗推奨景品記憶手段(店舗推奨内容DB)により記憶している順位の再設定を受け付けるものである。予約確定端末50において、図37のD52又はD52aに示すメニュー画面で、オペレータの操作により、「優先順位再設定」ボタンが操作されると、図41のD67aに示す優先順位再設定画面がディスプレイ53に表示される。このD67aでは、景品管理装置70の店舗推奨内容DBで記憶している店舗推奨景品が順位と共に表示され、かつ各店舗推奨景品に対応する景品IDボタンが表示される。このD67aで、オペレータが、いずれかの景品IDボタンを操作すると、D67bに示す画面が表示される。このD67bでは、前記操作された景品IDボタンに対応する景品IDと、該景品IDに対応する景品名と、当該景品について現在設定されている順位と、再設定後の順位の入力欄とが表示される。このD67bで、オペレータが、再設定後の順位を入力して、「他にも設定」ボタンを操作すると、景品IDと該入力された順位を記憶して、D67aに戻る。一方、このD67bで、オペレータが、再設定後の順位を入力して、「再設定完了」ボタンを操作すると、景品IDと該入力された順位を記憶し、記憶している各景品IDと順位とを示す順位変更要求が、当該予約確定端末50から景品管理装置70に対して送信されて、前記順位再設定受付手段である通信部71により受け付けられる。
ここで制御部72は順位変更手段の一例であって、前記順位再設定受付手段により再設定を受け付けた順位に店舗推奨景品を割り込ませ、該割り込ませた順位よりも下位の店舗推奨景品の順位を下げることにより、店舗推奨景品記憶手段(店舗推奨内容DB)により記憶している順位を変更するものであり、前記順位再設定受付手段により同じ順位に複数の店舗推奨景品が再設定された場合に、該再設定される前の順位に従って当該再設定された順位に当該複数の店舗推奨景品を割り込ませることにより、店舗推奨景品記憶手段により記憶している順位を変更するものである。具体的には、図41に示すように、店舗推奨内容DBにおいて、A〜Jの各店舗推奨景品について1位〜10位の各順位が設定されている状態で、景品F,G,Hについて各々2位の順位が再設定されると、再設定前の順位(即ち6位〜8位)に従って当該景品F,G,Hを変更後の2位〜4位に割り込ませ、該割り込ませた順位よりも下位の景品B,C,D,Eの順位を変更後の5位〜8位に繰り下げることにより、順位を変更する。これによれば、誤って同じ順位に複数の店舗推奨景品が再設定された場合であっても、さらに再設定をし直す必要が無いので、再設定を行う店舗の店員の負担を軽減できる。
また通信部71は、図46に示すように、配送管理装置80から送信されてくる前記景品情報を受信し(Z00a)、制御部72は、該受信した景品情報を図13に示す景品情報DBに登録する処理を行う(Z00b)。即ち、この制御部72及び景品情報DBは、各景品の在庫数を登録する在庫数登録手段として機能するものである。
この景品情報DBでは、図13に示すように、各景品提供業者毎のデータテーブルが設けられており、各データテーブルでは、当該景品提供業者が提供する複数の景品の各々について、各景品に関する景品情報として、図5(a)に示す景品情報DBと同様に、景品IDに対応付けて、大区分,小区分,景品名,詳細情報,価格,在庫数,及び配送元が記憶されると共に、それに加えて、当該景品が後述する予約停止景品受付手段(ディスプレイ73及び入力装置74)にて指定を受け付けた予約停止景品であるか否かを示す予約停止フラグと、当該景品のJANコードと、当該景品の価格に相当する交換有価価値である交換玉数と、当該景品の交換玉数を識別するための玉数コード6cと、当該景品が景品表示装置(カードユニット20,キオスク端末30)に表示される表示景品(即ち選択された景品パッケージに含まれる景品又は選択された単品)であるか否かを各遊技場毎に示す表示フラグと、当該景品が景品表示装置(カードユニット20,キオスク端末30)で選択不能な選択不能景品であるか否かを各遊技場毎に示す選択不能フラグと、当該景品が景品表示装置に新たに表示される追加景品であるか否かを各遊技場毎に示す追加フラグと、当該景品が交換玉数に対応する玉数コード6cをPOS端末40にて登録する必要がある登録必要景品(即ち玉数コード6cを内在する玉数情報バーコード6bを出力する必要がある景品)であるか否かを各遊技場毎に示す出力フラグとが記憶される。
ここで配送元情報は、図5(a)に示す景品情報DBと同様に、配送元を示す情報であって、ここでは配送元の倉庫の名称が記憶される。即ち、この制御部72及び景品情報DBは、複数の景品の各々について配送元を示す配送元情報を管理する配送元管理手段として機能するものである。また交換玉数は、後述する景品変更手段(通信部71,ディスプレイ73及び入力装置74)における変更の受付前に景品表示装置(カードユニット20,キオスク端末30)に表示されていた景品の交換玉数を特定可能な既表示景品価値情報の一例である。即ち景品管理装置70は、該既表示景品価値情報を管理するものである。また交換玉数は、大区分及び小区分と同様に、各景品を分類するための分類区分の一例である。即ち、この制御部72及び景品情報DBは、複数の景品の各々について、各景品を分類するための分類区分(大区分,小区分,交換玉数)を設定する分類区分設定手段として機能するものである。この交換玉数としては、交換単価が4円である場合の交換玉数(即ち価格を交換単価4円で除した値)と、交換単価が1円である場合の交換玉数(即ち価格を交換単価1円で除した値)とが記憶され、また玉数コード6cとしては、交換単価4円の交換玉数に対応する玉数コード6cと、交換単価1円の交換玉数に対応する玉数コード6cとが記憶される。
また景品情報DBにおいて、予約停止フラグが1であれば、当該景品が予約停止景品である旨を示し、予約停止フラグが0であれば、当該景品が予約停止景品でない旨を示す。また表示フラグが1であれば、当該景品が選択された景品パッケージに含まれる表示景品又は単品で選択された表示景品である旨を示し、表示フラグが0であれば、当該景品が表示景品でない旨を示す。また選択不能フラグが1であれば、当該景品が選択不能景品である旨を示し、選択不能フラグが0であれば、当該景品が選択不能景品でない旨を示す。また追加フラグが1であれば、当該景品が追加景品である旨を示し、追加フラグが0であれば、当該景品が追加景品でない旨を示す。また出力フラグが1であれば、当該景品が登録必要景品である旨を示し、出力フラグが0であれば、当該景品が登録必要景品でない旨を示す。
この景品情報DBは、予約端末及び携帯電話101にて表示可能な景品を含む複数の景品である管理景品に関する景品情報を管理する景品情報管理手段として機能すると共に、各店舗の表示景品選択手段(予約確定端末50)にて選択された景品(即ち表示フラグ1の景品)を各店舗毎に管理する表示景品管理手段として機能するものである。
また通信部71は、配送管理装置80から送信されてくる前記景品パッケージ情報を受信し(Z00a)、制御部72は、該受信した景品パッケージ情報を図14に示す景品パッケージDBに登録する処理を行う(Z00b)。即ち、この制御部72及び景品パッケージDBは、所定数の景品が含まれる景品パッケージを複数設定する景品パッケージ設定手段として機能するものであり、ここでは前記複数の景品提供業者のうちの少なくとも一部の景品提供業者について、各景品提供業者毎に景品パッケージを設定する。
この景品パッケージDBでは、図14に示すように、各景品提供業者毎のデータテーブルが設けられており、各データテーブルでは、当該景品提供業者が提供する所定数の景品を含む景品パッケージの各々について、景品パッケージ情報として、図5(b)に示す景品パッケージDBと同様に、景品パッケージIDに対応付けて、大区分,小区分,景品パッケージ名,景品ID,及びパッケージ景品表示フラグが記憶されると共に、それに加えて、当該景品パッケージが選択されているか否かを各遊技場毎に示す景品パッケージ選択フラグとが記憶される。この景品パッケージ選択フラグが選択フラグ1であれば、当該景品パッケージが当該遊技場で選択されている旨を示し、景品パッケージ選択フラグが準備フラグ2であれば、準備期間中に当該景品パッケージが当該遊技場で選択されている旨を示し、景品パッケージ選択フラグが非選択フラグ0であれば、当該景品パッケージが当該遊技場で選択されていない旨を示す。この景品パッケージDBは、選択された景品パッケージを各店舗毎に記憶する選択パッケージ記憶手段であり、また準備期間中に選択された景品パッケージを各店舗毎に記憶する準備パッケージ記憶手段である。
ここでディスプレイ73及び入力装置74も前記景品パッケージ設定手段として機能するものである。即ち、本実施形態では、配送管理装置80及び景品管理装置70のいずれにおいても、景品パッケージを設定することができる。この景品管理装置70においては、オペレータの操作により、景品パッケージ設定モードが起動されると、図9(a)に示すように、まずD11aの画面がディスプレイ73に表示される。このD11aでは、図13に示す景品情報DBで記憶している景品提供業者のプルダウンメニューと、予め設定されている大区分及び小区分のプルダウンメニューが表示されると共に、設定する景品パッケージ名の入力欄と、パッケージ景品表示処理の対象となる景品パッケージである旨を設定するためのチェックボックスとが設けられている。このD11aにおいて、景品提供業者及び景品パッケージ名は必須の設定項目であるが、大区分及び小区分は任意の設定項目である。
このD11aで、オペレータが入力装置74を操作して、景品パッケージに含める景品を提供する景品提供業者を設定し、景品パッケージに含める景品の大区分及び小区分の両方を設定するか、大区分のみを設定するか、あるいは両方を設定しないで、景品パッケージ名を入力し、かつチェックボックスにチェックをするか、あるいはチェックをしないで、図示しない決定ボタンを操作すると、D11bの画面がディスプレイ73に表示される。このD11bでは、図13に示す景品情報DBで記憶している景品情報の中から、大区分及び小区分の両方が設定された場合には、該大区分及び小区分に合致する景品の景品情報が抽出され、大区分のみが設定された場合には、該大区分に合致する景品の景品情報が抽出され、両方が設定されなかった場合には、すべての景品の景品情報が抽出され、該抽出された景品情報のうち、景品ID,景品名,詳細情報,及び価格が、景品リストとして表示される。
このD11bで、オペレータが入力装置74を操作して、景品パッケージに含める複数の景品をクリックして選択し、図示しない決定ボタンを操作すると、該選択された複数の景品を含む景品パッケージが設定され、該景品パッケージを個々に識別可能な景品パッケージIDが生成されて、図14に示す景品パッケージDBで登録される(図45のZ00c)。なお各景品パッケージに含まれる景品の数は任意であり、景品パッケージ毎に異なっていても良い。
また単品選択DBでは、図15に示すように、各遊技場毎に、当該遊技場で選択された各景品(単品)の景品IDが記憶されると共に、単品選択フラグが記憶される。この単品選択フラグが選択フラグ1であれば、各景品が当該遊技場で選択されている旨を示し、単品選択フラグが準備フラグ2であれば、準備期間中に各景品が当該遊技場で選択されている旨を示し、単品選択フラグが非選択フラグ0であれば、当該遊技場で景品が選択されていない(即ち当該遊技場についてパッケージ選択方式が設定されている)旨を示す。この単品選択DBは、選択された景品(単品)を各店舗毎に記憶する選択景品記憶手段であり、また準備期間中に選択された景品を各店舗毎に記憶する準備景品記憶手段である。
また通信部71は景品パッケージ選択受付手段の一例であって、景品パッケージ設定手段(制御部72,ディスプレイ73及び入力装置74)により設定された複数の景品パッケージのうち、遊技場が景品表示装置(カードユニット20,キオスク端末30)及び携帯電話101にて表示を希望する景品を含む景品パッケージの選択を受け付けるものであり、ここでは後述する図38のD53〜D55に示すようにして景品パッケージの選択(図45のZ04,Z14,Z24)が行われた予約確定端末50から送信されてくる、該選択された景品パッケージの景品パッケージIDを含むパッケージ記憶要求を受信する。
このパッケージ記憶要求を受信した景品管理装置70では、当該パッケージ記憶要求の送信元である予約確定端末50が設けられている遊技場について、図13に示す店舗情報DBで準備期間が記憶されていない場合(即ち準備期間外)には、図14に示す景品パッケージDBにおいて、該パッケージ記憶要求に含まれる景品パッケージIDに対応付けて、当該遊技場について選択フラグ1(即ち当該景品パッケージが選択されている旨)が登録されると共に、図13に示す景品情報DBにおいて、該景品パッケージIDの景品パッケージに含まれる各景品の景品IDに対応付けて、当該遊技場について表示フラグ1及び追加フラグ1(即ち当該景品が表示景品及び追加景品である旨)が登録される(図45のZ05,Z25)。
この景品パッケージ選択受付手段として機能する通信部71により、遊技場が希望する景品パッケージの選択を受け付けると、該選択された景品パッケージに含まれる景品が、景品情報DBにおいて表示景品及び追加景品として登録されることにより、景品表示装置(カードユニット20,キオスク端末30)に表示される景品が変更されるので、当該通信部71は、景品表示装置に表示される景品の変更を受け付ける景品変更手段としても機能するものである。
一方、パッケージ記憶要求を受信した景品管理装置70では、当該パッケージ記憶要求の送信元である予約確定端末50が設けられている遊技場について、図13に示す店舗情報DBで準備期間が記憶されている場合(即ち準備期間中)には、図14に示す景品パッケージDBにおいて、該パッケージ記憶要求に含まれる景品パッケージIDに対応付けて、当該遊技場について準備フラグ2(即ち準備期間中に当該景品パッケージが選択されている旨)が登録される(図45のZ15)。
また通信部71は景品選択受付手段及び単品選択受付手段の一例であって、景品管理装置70が管理している景品のうち、遊技場が景品表示装置(カードユニット20,キオスク端末30)及び携帯電話101にて表示を希望する景品の選択を個別に受け付けるものであり、ここでは後述する図39のD53a〜D59aに示すようにして景品(単品)の選択(図45のZ04a,Z14a,Z24a)が行われた予約確定端末50から送信されてくる、該選択された景品の景品IDを含む単品記憶要求を受信する。
この単品記憶要求を受信した景品管理装置70では、当該単品記憶要求の送信元である予約確定端末50が設けられている遊技場について、図13に示す店舗情報DBで準備期間が記憶されていない場合(即ち準備期間外)には、図15に示す単品選択DBにおいて、該単品記憶要求に含まれる景品IDに対応付けて、当該遊技場について選択フラグ1(即ち当該景品が選択されている旨)が登録されると共に、図13に示す景品情報DBにおいて、該景品IDに対応付けて、当該遊技場について表示フラグ1及び追加フラグ1(即ち当該景品が表示景品及び追加景品である旨)が登録される(図45のZ05a,Z25a)。
この景品選択受付手段として機能する通信部71により、遊技場が希望する景品の選択を受け付けると、該選択された景品が、景品情報DBにおいて表示景品及び追加景品として登録されることにより、景品表示装置(カードユニット20,キオスク端末30)に表示される景品が変更されるので、当該通信部71は、景品表示装置に表示される景品の変更を受け付ける景品変更手段としても機能するものである。
一方、単品記憶要求を受信した景品管理装置70では、当該単品記憶要求の送信元である予約確定端末50が設けられている遊技場について、図13に示す店舗情報DBで準備期間が記憶されている場合(即ち準備期間中)には、図15に示す単品選択DBにおいて、該単品記憶要求に含まれる景品IDに対応付けて、当該遊技場について準備フラグ2(即ち準備期間中に当該景品が選択されている旨)が登録される(図45のZ15a)。
またディスプレイ73及び入力装置74は景品更新手段の一例であって、前記景品パッケージ設定手段(制御部72,ディスプレイ73及び入力装置74)により設定された景品パッケージに含まれる景品を更新するものである。
具体的には、景品管理装置70において、オペレータの操作により、景品パッケージ更新モードが起動されると、図9(b)に示すように、まずD12aの画面がディスプレイ73に表示される。このD12aでは、図14に示す景品パッケージDBで記憶されている各データテーブルに対応する景品提供業者を示す景品提供業者ボタンが表示される。このD12aで、オペレータが入力装置74を操作して、いずれかの景品提供業者ボタン(ここではX社)を操作すると、D12bの画面がディスプレイ73に表示される。このD12bでは、景品パッケージDBにおいて、該操作された景品提供業者ボタンに対応する景品提供業者のデータテーブルで記憶(設定)されている各景品パッケージの景品パッケージ名を示す景品パッケージボタンが、景品パッケージリストとして表示される。
このD12bで、オペレータが入力装置74を操作して、景品を更新する景品パッケージ(ここでは水産物A)に対応する景品パッケージボタンをクリックして選択すると、D12cの画面が表示される。このD12cでは、図13に示す景品情報DBで記憶している景品情報の中から、前記操作された景品パッケージボタンに対応する景品パッケージに含まれる景品の景品情報が抽出され、該抽出された景品情報のうち、景品ID,景品名,詳細情報,及び価格が、景品リストとして表示される。
このD12cで、オペレータが入力装置74を操作して、景品パッケージから削除する景品をクリックして選択し、図示しない決定ボタンを操作すると、該選択された景品の景品IDが一時的に記憶されて、前記D11aと略同様の景品選択画面がディスプレイ73に表示される。この景品選択画面では、図13に示す景品情報DBにおいて、D12aで操作された景品提供業者ボタンに対応する景品提供業者のデータテーブルで記憶している大区分及び小区分のプルダウンメニューが表示される(ここでは景品提供業者のプルダウンメニュー,及び景品パッケージ名の入力欄は表示されない)。
この景品選択画面で、オペレータが入力装置74を操作して、景品パッケージに含める景品の大区分及び小区分の両方を設定するか、大区分のみを設定するか、あるいは両方を設定しないで、図示しない決定ボタンを操作すると、前記D11bと同様の画面(便宜上、「D11b’」と称する。)がディスプレイ73に表示される。このD11b’では、図13に示す景品情報DBにおいて、D12aで操作された景品提供業者ボタンに対応する景品提供業者のデータテーブルで記憶している景品情報の中から、大区分及び小区分の両方が設定された場合には、該大区分及び小区分に合致する景品の景品情報が抽出され、大区分のみが設定された場合には、該大区分に合致する景品の景品情報が抽出され、両方が設定されなかった場合には、すべての景品の景品情報が抽出され、該抽出された景品情報のうち、景品ID,景品名,詳細情報,及び価格が、景品リストとして表示される。
このD11b’で、オペレータが入力装置74を操作して、景品パッケージに含める景品をクリックして選択し、図示しない決定ボタンを操作すると、該選択された景品の景品IDが一時的に記憶されて、図14に示す景品パッケージDBにおいて、D12bで操作された景品パッケージボタンに対応する景品パッケージの景品パッケージIDに対応付けられている景品IDから、D12cで選択されて記憶されている景品IDが削除されると共に、D11b’で選択されて記憶されている景品IDが追加されて、景品パッケージDBの登録内容が更新される。また図13に示す景品情報DBにおいて、削除された景品の景品IDに対応付けて、当該景品パッケージが選択されている遊技場について、表示フラグ0(即ち当該景品が表示景品でない旨)が登録されると共に、追加された景品の景品IDに対応付けて、当該景品パッケージが選択されている遊技場について、表示フラグ1及び追加フラグ1(即ち当該景品が表示景品及び追加景品である旨)が登録される(図45のZ00c)。
なお、景品パッケージからの景品削除のみの場合には、前記景品選択画面に表示される図示しない終了ボタンを操作すると、処理が終了し、図14に示す景品パッケージDBにおいて、D12bで操作された景品パッケージボタンに対応する景品パッケージの景品パッケージIDに対応付けられている景品IDから、D12cで選択されて記憶されている景品IDが削除されて、景品パッケージDBの登録内容が更新される。また景品パッケージへの景品追加のみの場合には、景品パッケージ更新モードの起動時に景品追加のみのメニューを設け、該メニューが選択されると、D12a→D12b→景品選択画面→D11b’と進み、該D11b’で、オペレータが入力装置74を操作して、景品パッケージに含める景品をクリックして選択し、図示しない決定ボタンを操作すると、図14に示す景品パッケージDBにおいて、D12bで操作された景品パッケージボタンに対応する景品パッケージの景品パッケージIDに対応付けられている景品IDに、D11b’で選択されて記憶されている景品IDが追加されて、景品パッケージDBの登録内容が更新される。
この景品更新手段として機能するディスプレイ73及び入力装置74により、景品パッケージに含まれる景品が変更されると、該パッケージ景品から削除された景品が、図13に示す景品情報DBにおいて表示景品でなくなると共に、該景品パッケージに追加された景品が、図13に示す景品情報DBにおいて表示景品及び追加景品として登録されることにより、景品表示装置(カードユニット20,キオスク端末30)に表示される景品が変更されるので、当該ディスプレイ73及び入力装置74は、景品表示装置に表示される景品の変更を受け付ける景品変更手段としても機能するものである。
またディスプレイ73及び入力装置74は予約停止景品受付手段の一例であって、景品表示装置(カードユニット20,キオスク端末30)で表示される複数の景品(即ち図13に示す景品情報DBで表示フラグ1又は2を記憶している複数の景品)のうち、予約を停止する予約停止景品の指定を受け付けるものである。この予約停止景品の指定を受け付けるのは、例えば遊技場の営業中において、景品提供業者から不良品が発覚した旨の連絡を受けた場合であり、オペレータの操作により、該不良品を予約停止景品として指定する。
具体的には、景品管理装置70において、オペレータの操作により、予約停止景品指定モードが起動されると、図9(c)に示すように、まずD13aの画面がディスプレイ73に表示される。このD13aでは、図13に示す景品情報DBで記憶している景品提供業者,大区分,及び小区分がプルダウンメニューで表示可能である。
このD13aで、オペレータが入力装置74を操作して、予約を停止する景品の景品提供業者(ここではX)と、該景品が属する分類の大区分(ここでは食料品)及び小区分(ここでは水産物)とを選択して、図示しない決定ボタンを操作すると、D13bに示す画面が表示される。このD13bでは、図13に示す景品情報DBで記憶している景品情報の中から、前記選択された景品提供業者,大区分,及び小区分に合致する景品(ここでは景品IDがKX−00001とKX−00002の景品)の景品情報が抽出され、該抽出された景品情報のうち、景品ID,景品名,詳細情報,及び価格が、景品リストとして表示される。
このD13bで、オペレータが入力装置74を操作して、予約を停止する景品をクリックして指定し、図示しない決定ボタンを操作すると、図13に示す景品情報DBにおいて、該指定された景品の景品IDに対応する予約停止フラグ1(即ち予約停止景品である旨)が登録される等の予約停止景品指定処理が行われるが、これについては図60を参照して後述する。また図13に示す景品情報DBにおいて、予約停止景品の景品IDに対応付けて、当該景品パッケージが選択されている遊技場について、表示フラグ0(即ち当該景品が表示景品でない旨)が登録される。
この予約停止景品受付手段として機能するディスプレイ73及び入力装置74により、予約停止景品の指定が受け付けられると、該予約停止景品が、図13に示す景品情報DBにおいて表示景品でなくなることにより、景品表示装置(カードユニット20,キオスク端末30)に表示される景品が変更されるので、当該ディスプレイ73及び入力装置74は、景品表示装置に表示される景品の変更を受け付ける景品変更手段としても機能するものである。
またディスプレイ73及び入力装置74は選択不能景品受付手段の一例であって、前記景品パッケージ選択受付手段(通信部71)にて選択を受け付けた景品パッケージに含まれる複数の景品及び/又は前記景品選択受付手段(通信部71)にて選択を受け付けた複数の景品(即ち景品情報DBで表示フラグ1を記憶している景品)のうち、景品表示装置(カードユニット20,キオスク端末30)で選択不能とする選択不能景品の指定を受け付けるものである。この選択不能景品の指定を受け付けるのは、遊技場の営業開始前において、遊技場から選択不能景品を指定する旨の連絡を受けた場合であり、オペレータの操作により、該連絡を受けた景品(以下、「連絡景品」と称する。)を選択不能景品として指定する。ここで遊技場が選択不能景品を指定する場合としては、後述する重複判定処理(図46のS10c)により陳列景品と表示景品とが重複していると判定された場合において、陳列景品の提供を継続する一方で表示景品の提供は行わない場合に、該表示景品を選択不能とする場合がある。
具体的には、景品管理装置70において、オペレータの操作により、選択不能景品指定モードが起動されると、図10(a)に示すように、まずD14aの画面がディスプレイ73に表示される。このD14aでは、前記連絡景品の連絡を受けた遊技場を選択するためのプルダウンメニューが表示される。このD14aで、オペレータが入力装置74を操作して、遊技場(ここでは遊技場A)を選択し、図示しない決定ボタンを操作すると、D14bに示す画面が表示される。このD14bでは、図13に示す景品情報DBで記憶している景品情報の中から、D14aで選択した遊技場について表示フラグ1が記憶されている表示景品の景品情報が抽出され、該抽出された景品情報のうち、景品ID,景品名,詳細情報,及び価格が、景品リストとして表示される。
このD14bで、オペレータが入力装置74を操作して、前記連絡景品をクリックして指定し、図示しない決定ボタンを操作すると、図13に示す景品情報DBにおいて、該指定された景品の景品IDに対応付けて、前記D14aで選択した遊技場について、選択不能フラグ1(即ち当該景品が選択不能景品である旨)が登録されると共に、表示フラグ0(即ち当該景品が表示景品でない旨)が登録される。
この選択不能景品受付手段として機能するディスプレイ73及び入力装置74により、選択不能景品の指定が受け付けられると、該選択不能景品が、図13に示す景品情報DBにおいて表示景品でなくなることにより、景品表示装置(カードユニット20,キオスク端末30)に表示されなくなって選択不能となるので、この景品情報DBの更新を行う制御部72は、選択不能景品受付手段にて指定を受け付けた選択不能景品を景品表示装置で選択不能とするための処理を行う選択不能処理手段として機能するものである。
またディスプレイ73及び入力装置74は解除受付手段の一例であって、選択不能景品の指定の解除を受け付けるものである。この選択不能景品の指定の解除を受け付けるのも、例えば遊技場の営業開始前において、遊技場から選択不能景品を指定を解除する旨の連絡を受けた場合であり、オペレータの操作により、該選択不能景品の指定を解除する。ここで遊技場が選択不能景品の指定を解除する場合としては、例えば遊技場が選択不能景品と同一の前記陳列景品の提供を取りやめて、該選択不能景品である表示景品の提供を行う場合に、該選択不能景品を選択可能とする場合がある。
具体的には、景品管理装置70において、オペレータの操作により、選択不能解除受付モードが起動されると、図10(b)に示すように、まずD15aの画面がディスプレイ73に表示される。このD15aでは、前記選択不能景品の解除の連絡を受けた遊技場を選択するためのプルダウンメニューが表示される。このD15aで、オペレータが入力装置74を操作して、遊技場(ここでは遊技場A)を選択し、図示しない決定ボタンを操作すると、D15bに示す画面が表示される。このD15bでは、図13に示す景品情報DBで記憶している景品情報の中から、D15aで選択した遊技場について選択不能フラグ1が記憶されている選択不能景品の景品情報が抽出され、該抽出された景品情報のうち、景品ID,景品名,詳細情報,及び価格が、選択不能景品リストとして表示される。
このD15bで、オペレータが入力装置74を操作して、指定を解除する選択不能景品をクリックして指定し、図示しない決定ボタンを操作すると、図13に示す景品情報DBにおいて、該指定された景品の景品IDに対応付けて、前記D14aで選択した遊技場について、選択不能フラグ0(即ち当該景品が選択不能景品でない旨)が登録されると共に、表示フラグ1(即ち当該景品が表示景品である旨)が登録される。
この解除受付手段として機能するディスプレイ73及び入力装置74により、選択不能景品の指定の解除が受け付けられると、該景品が、図13に示す景品情報DBにおいて表示景品となることにより、景品表示装置(カードユニット20,キオスク端末30)に表示されて選択可能となる。
また制御部72は登録必要景品特定手段の一例であって、景品変更手段にて受け付けた変更により景品表示装置(カードユニット20,キオスク端末30)に新たに表示される景品(即ち追加景品)であって、当該景品の交換有価価値(交換玉数)に対応する有価価値識別情報(玉数コード6c)をPOS端末40にて登録する必要がある登録必要景品を特定するものであり、ここでは景品表示装置に新たに表示される景品のうち、当該景品の交換有価価値が前記既表示景品価値情報から特定される交換有価価値(即ち追加景品以外の表示景品の交換玉数)と異なる景品を登録必要景品として特定する。
この登録必要景品特定手段として機能する制御部72は、図50に示す登録必要景品特定処理を行う(図45のZ51)。即ち、景品情報DBにおいて、ある遊技場(例えば遊技場A)について追加フラグ1が登録されている追加景品(即ち景品表示装置に新たに表示される景品)の交換玉数と、追加景品以外の表示景品(即ち変更の受付前に景品表示装置に表示されていた景品)の交換玉数とが同一であるか否かを判定する(S001)。このS001で交換玉数が同一である(YES)と判定された場合には、景品情報DBにおいて、当該景品の出力フラグ0(即ち当該景品が登録必要景品でない旨)を登録して(S002)、S004に進む。一方、S001で交換玉数が異なる(NO)と判定された場合には、当該景品を登録必要景品として特定し、景品情報DBにおいて、当該景品の出力フラグ1(即ち当該景品が登録必要景品である旨)を登録して(S003)、S004に進む。S004では、景品情報DBにおいて当該遊技場について登録されている全ての追加景品についてS001の判定が完了したか否かを判定し、判定が完了していなければ(NO)、S001に戻り、判定が完了していれば(YES)、処理を終了する。
具体的には、遊技場Aにおいて、景品パッケージIDがPX−001の景品パッケージ「水産物A」,同PX−011の景品パッケージ「オススメ食品A」,同PX−101の景品パッケージ「タバコA」,及び同PX−501の景品パッケージ「アイスクリームフェア」が既に選択されている状態で、景品パッケージIDがPX−502の景品パッケージ「夏期限定フェア」が新たに選択されると、図13に示す景品情報DBにおいて、該景品パッケージ「夏期限定フェア」に含まれる景品IDであるKX−000305,KX−000501,及びKX−020475に対応付けて、該遊技場Aについて表示フラグ1及び追加フラグ1が登録される。この状態で、前記登録必要景品特定処理が行われると、該追加フラグ1が登録されている追加景品のうち、交換単価4円を例にとると、景品IDがKX−000501の景品「アイスA」については、該「アイスA」の交換玉数75個と、他の表示景品(例えば景品IDがKX−000502の景品「アイスB」)の交換玉数75個とが同一であるため、該「アイスA」は登録必要景品として特定されず、出力フラグ0が登録されるが、景品IDがKX−000305の景品「そうめんA」については、該「そうめんA」の交換玉数150個と、他の表示景品の交換玉数とは異なる(即ち交換玉数が150個の景品は表示景品として登録されていない)ため、該「そうめんA」は登録必要景品として特定されて、出力フラグ1が登録され、また景品IDがKX−020475の景品「浮き輪」についても、該「浮き輪」の交換玉数1800個と、他の表示景品の交換玉数とは異なる(即ち交換玉数が1800個の景品は表示景品として登録されていない)ため、該「浮き輪」は登録必要景品として特定されて、出力フラグ1が登録される。
さらにディスプレイ73及び入力装置74は上限値指定受付手段の一例であって、いたずらの予約を排除するために設定する上限値の指定を受け付けるものである。ここで上限値は、遊技者1人あたりが予約可能な景品の個数又は遊技者1人あたりが予約に供することが可能な有価価値(価格)に対する上限値であり、ここでは該上限値として、図11のD17a,D17bに示すように、遊技者が予約する景品の全個数又は遊技者が予約する全景品に対応する有価価値に対する全体上限値と、該全体上限値よりも低い値であって遊技者が予約する1種類の景品の個数又は遊技者が予約する1種類の景品に対応する有価価値に対する個別上限値とを指定し、また該個別上限値として、在庫数に基づく個別上限値及び/又は有価価値に基づく個別上限値を指定し、さらに最少上限値を指定する。
具体的には、景品管理装置70において、オペレータの操作により、上限値指定モードが起動されると、図11に示すように、まずD16の上限値判定基準指定画面がディスプレイ73に表示される。このD16では、後述する上限値判定手段(制御部72)が行う上限値判定処理における判定基準(上限値判定基準)として、景品の「個数」又は「価格」のいずれかを指定するためのラジオボタンが表示されると共に、該上限値判定処理において予約が可能でないと判定された回数である上限値超え回数に対する報知基準回数(上限値超え報知基準)を指定するための入力欄が表示される。
このD16で、オペレータが入力装置74を操作して、上限値判定基準として「個数」又は「価格」のいずれかを指定し、上限値超え報知基準として任意の回数(ここでは3回)を入力して、図示しない決定ボタンを操作すると、「個数」が指定された場合には、D17aに示す上限値指定画面がディスプレイ73に表示され、「価格」が指定された場合には、D17bに示す上限値指定画面がディスプレイ73に表示される。ここで第1実施形態では、判定基準として「個数」が指定され、後述する第2実施形態では、判定基準として「価格」が指定されるので、ここではD17aについて説明し、D17bについては第2実施形態の説明で後述する。
このD17aでは、遊技者が予約する景品の全個数に対する全体上限値,在庫数に基づく個別上限値,価格に基づく個別上限値,及び各景品に対する最少上限値を指定するための入力欄が表示される。ここで全体上限値は、景品の種類によらずに予約を許容する個数(即ち全景品の予約個数)であり、本例では30個が指定される。
また個別上限値は、1種類の景品について予約を許容する個数(即ち各景品の種類毎の予約個数)であり。ここで在庫数に基づく個別上限値としては、悪質な遊技者がいたずらで当該景品のみを多数予約したときに、在庫数に多大な影響を及ぼさない値が指定され、本例では在庫数の40%であるが、そのような値であれば該40%には限定されない。また価格に基づく個別上限値としては、正規な遊技者が当該景品のみを多数予約したときに、いたずらではなく正規の予約として考えられる値が指定され、本例では80000円であるが、そのような値であれば該80000円には限定されない。ここで在庫数に基づく個別上限値及び価格に基づく個別上限値については、少なくとも一方が指定されるものでも良いが、本例では両方が指定されている。
また最少上限値としては、1個以上かつ全体上限値未満の任意の景品個数が指定される。このように最少上限値を1個以上の景品個数とするのは、該最少上限値を0個としてしまうと、後述する図54(a)に示す上限値判定処理において、個別上限値に基づく上限値判定(S354)で常に予約が可能でないと判定されて、いたずらではない正規の遊技者による予約もできなくなってしまうからである。
このD17aで、オペレータが入力装置74を操作して、各入力欄に指定値を入力して、図示しない決定ボタンを操作すると、図16に示す上限値DBにおいて、各入力欄に入力された指定値が登録される。
前記図11に示すようにして、ディスプレイ73及び入力装置74により、上限値の指定が行われると、制御部72は、該指定された値に基づいて設定した上限値を図16に示す上限値DBに登録する処理を行う。即ち、この制御部72及び上限値DBは、遊技者1人あたりが予約可能な景品の個数又は遊技者1人あたりが予約に供することが可能な有価価値(価格)に対する上限値を設定する上限値設定手段として機能するものであり、ここでは該上限値として前記全体上限値と前記個別上限値とを設定し、また各景品の種類毎に上限値を設定し、さらに在庫数登録手段(景品情報DB)に登録された各景品の在庫数及び/又は各景品に対応する有価価値(価格)に基づいて上限値を設定する。
この上限値DBでは、図16に示すように、上限値指定受付手段(ディスプレイ73及び入力装置74)により図11のD16で指定された上限値判定基準(ここでは個数),及び上限値超え報知基準と、同D17aで指定された全体上限値,在庫数に基づく個別上限値,価格に基づく個別上限値,及び最少上限値の各指定値が記憶される。ここで記憶される各指定値のうち、全体上限値及び最少上限値の指定値は、そのまま全体上限値及び最少上限値として設定される。
また上限値DBでは、各景品提供業者毎のデータテーブルが設けられており、各データテーブルでは、景品情報DBで記憶されている各景品の景品IDに対応付けて、当該景品の在庫数と価格,該在庫数×価格の式で演算される総価格,在庫数に基づく個別上限値の演算値(以下、単に「在庫数演算値」と称する。),価格に基づく個別上限値の演算値(以下、単に「価格演算値」と称する。),補正パターン,及び個別上限値の補正値が記憶される。
ここで在庫数演算値は、在庫数に基づく個別上限値の指定値(ここでは40%)×各景品の在庫数の式で演算される値の整数部分である。また価格演算値は、価格に基づく個別上限値の指定値(ここでは80000円)÷各景品の価格の式で演算される値の整数部分である。
また補正パターンは、前記設定された全体上限値と、前記演算された在庫数演算値と、前記演算された価格演算値と、前記設定された最少上限値とに基づいて、個別上限値の補正値を特定する各パターンを示す符号(A〜C)であり、制御部72により、以下の第1ステップ〜第3ステップで決定されて記憶され、該補正パターンにしたがって特定された値が、個別上限値の補正値として記憶され、該記憶された補正値が、個別上限値として設定される。
まず第1ステップとして、在庫数演算値と価格演算値とを比較して、少ない方の演算値を採用演算値として決定する。次に第2ステップとして、該決定された採用演算値が、全体上限値を超えているか否かを判定する。この第2ステップで全体上限値を超えていると判定された場合には、第3ステップとして、当該全体上限値を補正値(即ち個別上限値)とする補正パターンBと決定する。一方、第2ステップで全体上限値以下であると判定された場合には、第4ステップとして、前記決定された採用演算値が、最少上限値に満たないか否かを判定する。この第4ステップで最少上限値に満たないと判定された場合には、第5ステップとして、当該最少上限値又は在庫数を補正値(即ち個別上限値)とする補正パターンCと決定する。一方、第5ステップで最少上限値以上である(即ち最少上限値≦採用演算値≦全体上限値)と判定された場合には、第6ステップとして、採用演算値を補正値(即ち個別上限値)とする補正パターンAと決定する。
具体的には、景品IDがKX−000002やKX−000102の景品のように、最少上限値≦在庫数演算値と価格演算値の少ない方≦全体上限値であるものについては、補正パターンAと決定されて記憶され、該少ない方の演算値が補正値として記憶されて、個別上限値として設定される。このような場合に、在庫数演算値と価格演算値の少ない方の演算値を個別上限値として設定するのは、以下の理由による。つまり在庫数演算値や価格演算値は、各景品の在庫数や価格に応じて算出されるため、在庫数や総価格が比較的少ない景品(例えば景品IDがKX−000002やKX−000102の景品)の場合には、多い方の演算値(27個又は26個)を個別上限値として設定すると、該個別上限値が在庫数を超えていたり、該個別上限値が在庫数に多大な影響を及ぼす値となってしまう。一方、在庫数や総価格が比較的少ない景品(例えば景品IDがKX−020475の景品)の場合には、多い方の演算値(40個)を個別上限値として設定しても、在庫数に多大な影響は及ぼさないが、該個別上限値に近い予約はいたずらの可能性がある。従って、個別上限値が在庫数を超えたり、在庫数に多大な影響を及ぼすことが無く、またいたずらの予約を排除できるように、在庫数演算値と価格演算値の少ない方の演算値を個別上限値として設定しているのである。
また景品IDがKX−000305やKX−000501の景品のように、在庫数演算値と価格演算値の少ない方>全体上限値(ここでは30個)であるものについては、補正パターンBと決定されて記憶され、該全体上限値が補正値として記憶されて、個別上限値として設定される。このような場合に、全体上限値を個別上限値として設定するのは、仮に全体上限値を超える個別上限値を設定しても、後述する図54(a)に示す上限値判定処理において、全体上限値に基づく上限値判定(S352)で常に予約が可能でないと判定されるので、無意味だからである。
さらに景品IDがKX−000001やKX−000103の景品のように、在庫数演算値と価格演算値の少ない方<最少上限値(ここでは5個)であるものについては、補正パターンCと決定されて記憶され、該最少上限値が補正値として記憶されて、個別上限値として設定される。このような場合に、最少上限値を個別上限値として設定するのは、在庫数演算値と価格演算値の少ない方の演算値があまりにも小さい場合(例えば2個の場合)において、該少ない方の値を個別上限値として設定すると、該2個を超える数(例えば3個)の当該景品の予約については、後述する図54(a)に示す上限値判定処理において、個別上限値に基づく上限値判定(S354)で予約が可能でないと判定されるので、いたずらではない正規の遊技者による予約もできなくなってしまうからである。
なお景品IDがKX−000101の景品については、在庫数演算値と価格演算値の少ない方<最少上限値(ここでは5個)であるので、補正パターンCと決定されて記憶されるが、当該景品の在庫数(ここでは3個)<最少上限値である場合には、当該景品の在庫数が補正値として記憶されて、個別上限値として設定される。このような場合(つまり在庫数演算値と価格演算値の少ない方が最少上限値に満たなく、かつ当該景品の在庫数が最少上限値に満たない場合)に、在庫数を個別上限値として設定するのは、仮に在庫数を超える個別上限値を設定しても、該在庫数を超える数の当該景品の予約については、後述する図53に示す予約可否判定処理において、在庫数に基づく判定(S309)で予約が可能でないと判定されてしまうからである。
この上限値DBでは、遊技場の営業開始前において、通信部71により、配送管理装置80から送信されてくる在庫数情報を受信し(S11)、制御部72により、景品情報DBの在庫数が更新されると(S12)、該更新された在庫数に基づいて、当該上限値DBで記憶している在庫数が更新されると共に該在庫数に基づいて演算される総価格が更新され、該更新された在庫数に基づいて演算される在庫数演算値と該更新された総価格に基づいて演算される価格演算値が更新され、該更新された在庫数演算値と価格演算値とに基づいて決定される補正パターンと補正値(即ち個別上限値)が更新される(同S12)。
このように、上限値DBにおいて、各景品の種類毎に上限値を設定することができるので、例えば各景品の在庫数に応じた上限値を設定することで、いたずらの予約により在庫数が減少して正規の遊技者が予約できないといった事態をより効果的に防止できる。また上限値DBにおいて、各景品の在庫数及び/又は各景品に対応する価格に基づいて上限値が自動的に設定されるので、該上限値を設定する手間が省ける。なお上限値DBにおいて、該自動的に設定された上限値を、事後的に手入力で変更することも可能であり、また上限値が自動的に設定される前に、該上限値を手入力で設定することも可能である。
図17(a)に示すグループ店DBでは、予め定められたグループ関係にあるグループ店が記憶され、具体的には、グループ名に対応付けて、当該グループに属する各遊技場の遊技場ID及び遊技場名が記憶される。
図17(b)に示す配送先DBでは、各遊技場毎のデータテーブルが設けられており、各データテーブルでは、会員ID又は景品会員IDに対応付けて、暗証番号が記憶され、かつ配送先情報として、遊技者の氏名,郵便番号,住所,及び電話番号が記憶されると共に、会員ステータスが記憶される。この配送先DBでは、後述する配送先登録処理(図46のS21)が行われた予約端末から送信されてくる、会員ID又は景品会員IDと、暗証番号と、配送先情報とを含む配送先登録要求を受信すると、該配送先登録要求に含まれる会員ID又は景品会員IDに対応付けて、暗証番号と配送先情報とが登録されると共に、会員ステータスとして「新規」と登録される(同S22)。また配送先情報の変更(図27のD37f)が行われた予約端末から送信されてくる、会員ID又は景品会員IDと、変更後の配送先情報とを含む配送先変更要求を受信すると、該配送先変更要求に含まれる会員ID又は景品会員IDに対応付けて、変更後の配送先情報が登録されると共に、会員ステータスとして「変更」と登録される。さらに配送情報登録処理が行われると、会員ステータス更新処理(図58のS622)が行われ、当該配送情報登録処理の対象となった会員ID又は景品会員IDに対応する会員ステータスが「新規」又は「変更」である場合には、当該会員ステータスとして「継続」と登録される。
図17(c)に示す予約・確定累計数DBでは、各景品提供業者毎のデータテーブルが設けられており、各データテーブルでは、当該景品提供業者が提供する複数の景品の各々について、当該景品の景品IDに対応付けて、前記予約内容登録処理(図46のS32)に供された予約個数の集計値である予約累計数と、前記配送情報登録処理(同S43)に供された配送個数の集計値である確定累計数とが記憶される。
この予約・確定累計数DBでは、制御部72により、予約内容登録処理において、予約累計数に予約個数が加算され(図53のS311)、配送情報登録処理において、確定累計数に配送個数が加算される(図58のS612)。即ち、この制御部72及び予約・確定累計数DBは、各景品について、予約処理(予約内容登録処理)に供された予約個数を集計する予約個数集計手段として機能するものであり、また各景品について、提供処理(配送情報登録処理)に供された提供個数(配送個数)を集計する提供個数集計手段(配送個数集計手段)として機能するものである。なお本例では、予約の有効期限が当日限りであるので、予約・確定累計数DBでは、遊技場の営業終了後に、記憶している全ての予約累計数及び確定累計数が消去される(図46のS72)。
図18に示す予約情報DBでは、各遊技場及び各景品提供業者毎のデータテーブル(即ち景品の選択が行われた遊技場と該選択された景品を提供する景品提供業者とが対応付けられているデータテーブル)が設けられており、各データテーブルでは、予約に関する予約情報として、予約を識別可能な予約識別情報である予約IDに対応付けて、景品の選択が行われた遊技場の遊技場IDと、予約された景品を特定可能な景品特定情報である景品IDと、該景品の景品名と、交換単価と、該景品の価格に相当する有価価値である交換玉数(即ち価格を交換単価で除した値)と、該景品の予約個数と、該景品の配送元情報と、配送区分と、ユーザ(遊技者)を特定可能なユーザ特定情報である会員ID又は景品会員ID及び配送先情報(氏名,郵便番号,住所,及び電話番号)と、配送希望日時とが記憶される。つまり予約情報DBでは、予約IDに対応付けて、各遊技場の遊技場IDが登録される。また本例では、予約された複数の景品の各々について、1つの予約IDが割り当てられるので、予約情報DBで登録される予約個数は、各予約IDに対して常に1個である。
この予約情報DBでは、前記予約受付処理(図46のS31)が行われた予約端末から送信されてくる、遊技場ID,景品ID,予約個数,配送区分,会員ID又は景品会員ID,配送先情報,及び配送希望日時を含む予約要求を受信すると、前記予約内容登録処理(同S32)において、後述する予約処理手段及び予約内容登録手段として機能する制御部72により、該予約要求に含まれる景品IDから特定される景品の各々について、予約IDが生成されて割り当てられ(図53のS312)、前記遊技場IDの遊技場及び前記景品IDの景品を提供する景品提供業者のデータテーブルにおいて、該割り当てられた各予約IDに対応付けて、当該予約IDに対応する景品について前記予約要求に含まれる遊技場ID,景品ID,予約個数,配送区分,会員ID又は景品会員ID,配送先情報,及び配送希望日時と、該景品IDに対応付けて図13に示す景品情報DBで登録されている景品名,価格,交換玉数,及び配送元とが、予約情報として登録されることにより、予約内容登録処理が行われる(同S313)。なお後述する図26のD36で配送先情報が手入力された後に予約端末から送信されてくる予約要求には、会員ID又は景品会員IDは含まれないので、予約情報DBにおいて、該会員ID又は景品会員IDは登録されない。また予約情報DBでは、前記配送情報登録処理(図46のS43)に伴って、該配送情報登録処理の対象となった予約情報が消去される(図58のS620)。なお本例では、予約の有効期限が当日限りであるので、予約情報DBでは、遊技場の営業終了後に、記憶している全ての予約情報が消去される(図46のS72)。
前記図18に示す予約情報DBにおいて、予約内容登録処理による予約情報の登録(図53のS313)が行われると、制御部72は、予約内容登録処理に供されたが提供処理に供されていない景品である未提供予約景品の個数である未提供予約個数又は当該未提供予約景品に対応する有価価値(価格)である未提供予約価値(未提供予約価格)を図19に示す未提供予約個数・価格DBに登録する未提供予約個数・価格登録処理を行う(同S314)。また予約情報DBにおいて、提供処理(配送情報登録処理)による予約情報の消去(図58のS620)が行われると、制御部72は、未提供予約個数又は未提供予約価値を図19に示す未提供予約個数・価格DBから減算する未提供予約個数・価格減算処理を行う(同S621)。このようにして、未提供予約個数・価格DBにおいて、未提供予約個数又は未提供予約価値の登録及び減算が行われることにより、該未提供予約個数又は未提供予約価値が特定される。即ち、この制御部72及び未提供予約個数・価格DBは、予約を行うユーザ(遊技者)について、前記未提供予約個数又は前記未提供予約価値を特定する未提供予約特定手段として機能するものであり、ここでは未提供予約景品の全個数である全体未提供予約個数又は全未提供予約景品に対応する有価価値である全体未提供予約価値(全体未提供予約価格)と、未提供予約景品の各種類毎の個数である個別未提供予約個数又は各種類毎の未提供予約景品に対応する有価価値である個別未提供予約価値(個別未提供予約価格)とを特定する。
この未提供予約個数・価格DBでは、図19に示すように、各遊技場毎のデータテーブルが設けられており、各データテーブルでは、ユーザ(遊技者)を特定可能なユーザ特定情報である会員ID若しくは景品会員ID,又は配送先情報(氏名,郵便番号,住所,及び電話番号)に対応付けて、全体未提供予約個数,及び全体未提供予約価格と、未提供予約景品の景品IDに対応する個別未提供予約個数,及び個別未提供予約価格と、当日報知フラグと、上限値超え回数とが記憶される。
ここでユーザ特定情報は、予約端末から予約要求を受信したときに(図53のS301)、未提供予約個数・価格DBにおいて当該予約要求に含まれるユーザ特定情報の登録が無い(図54(b)のS381でYES)ことを条件として登録されるが(同S382)、後述する図26で説明するように、予約端末で会員カード2又は景品交換カード3が受け付けられてから送信されてくる予約要求(以下、「会員予約要求」と称する。)には、ユーザ特定情報として会員ID又は景品会員ID及び配送先情報が含まれているので、未提供予約個数・価格DBにおいては、該会員ID又は景品会員IDがユーザ特定情報として登録され、予約端末で会員カード2又は景品交換カード3が受け付けられておらず配送先情報である氏名,郵便番号,住所,及び電話番号が手入力されてから送信されてくる予約要求(以下、「ビジタ予約要求」と称する。)には、ユーザ特定情報として該配送先情報のみが含まれているので、未提供予約個数・価格DBにおいては、当該配送先情報がユーザ特定情報として登録される。
また当日報知フラグは、後述する図54(a)に示す上限値判定処理において、当日に、予約が可能でないと判定されているか否かを示すフラグであり、この当日報知フラグが1であれば、当日に予約が可能でないと判定されている旨を示し、当日報知フラグが0であれば、当日に予約が可能でないと判定されていない旨を示す。また上限値超え回数は、後述する図54(a)に示す上限値判定処理において、当日報知フラグが0である状態で、予約が可能でないと判定された回数(即ち予約が可能でないと判定された日数)である。
この未提供予約個数・価格DBでは、遊技場の営業中に、予約情報DBにおいて、予約内容登録処理による予約情報の登録(図53のS313)が行われると、制御部72により、未提供予約個数・価格登録処理が行われる(同S314)。即ち制御部72は、図54(b)に示すように、当該未提供予約個数・価格DBにおいて、前記予約情報に含まれるユーザ特定情報である会員ID又は景品会員ID及び配送先情報(氏名,郵便番号,住所,及び電話番号)の登録が有るか否かを判定する(S381)。具体的には、前記会員予約要求を受信した場合には、未提供予約個数・価格DBにおいて当該会員予約要求に含まれている会員ID又は景品会員IDの登録が有るか否かを判定し、前記ビジタ予約要求を受信した場合には、未提供予約個数・価格DBにおいて当該ビジタ予約要求に含まれている配送先情報の登録が有るか否かを判定する。
このS381でユーザ特定情報の登録が無い(NO)、即ち当該ユーザ特定情報から特定される遊技者について当日に初めて予約内容登録処理が行われたと判定された場合には、当該未提供予約個数・価格DBにおいて、該ユーザ特定情報(即ち会員予約要求に含まれる景品ID若しくは景品会員ID,又はビジタ予約要求に含まれる配送先情報)を登録し(S382)、該ユーザ特定情報に対応付けて、前記予約情報に含まれる景品IDを登録し(S383)、該景品IDに対応付けて、前記予約情報に含まれる予約個数を個別未提供予約個数として登録すると共に、該予約個数分の価格を個別未提供予約価格として登録し(S384)、前記ユーザ特定情報に対応付けて、前記予約情報に含まれる予約個数を全体未提供予約個数として登録すると共に、該予約個数分の価格を全体未提供予約価格として登録して(S385)、図53のS315に進む。
一方、S381でユーザ特定情報の登録が有る(YES)、即ち当該ユーザ特定情報から特定される遊技者について当日に既に予約内容登録処理が行われていると判定された場合には、当該未提供予約個数・価格DBにおいて、該ユーザ特定情報に対応付けて、前記予約情報に含まれる景品IDの登録が有るか否かを判定する(S386)。このS386で景品IDの登録が無い(NO)、即ち当該景品IDの景品について当日に初めて予約内容登録処理が行われたと判定された場合には、S383に進む。一方、S386で景品IDの登録が有る(YES)、即ち当該景品IDの景品について当日に既に予約内容登録処理が行われていると判定された場合には、該景品IDに対応付けて登録されている個別未提供予約個数に対して、前記予約情報に含まれる予約個数を加算すると共に、該景品IDに対応付けて登録されている個別未提供予約価格に対して、該予約個数分の価格を加算し(S387)、前記ユーザ特定情報に対応付けて登録されている全体未提供予約個数に対して、前記予約情報に含まれる予約個数を加算すると共に、該景品IDに対応付けて登録されている全体未提供予約価格に対して、該予約個数分の価格を加算して(S388)、図53のS315に進む。
また未提供予約個数・価格DBでは、遊技場の営業中に、予約情報DBにおいて、配送情報登録処理による予約情報の消去(図58のS620)が行われると、制御部72により、未提供予約個数・価格減算処理が行われる(同S621)。具体的には、当該未提供予約個数・価格DBにおいて、前記予約情報に含まれるユーザ特定情報に対応付けて登録されている全体未提供予約個数及び個別未提供予約個数から、該予約情報に含まれる予約個数を減算すると共に、当該ユーザ特定情報に対応付けて登録されている全体未提供予約価格及び個別未提供予約価格から、該予約個数分の価格を減算する。
さらに未提供予約個数・価格DBでは、遊技場の営業終了後に、予約情報DBにおいて、記憶している全ての予約情報が消去されると、制御部72により、当該未提供予約個数・価格DBで記憶している全体未提供予約個数,全体未提供予約価格,景品ID,個別未提供予約個数,個別未提供予約価格,及び当日報知フラグを消去する処理が行われる(図46のS72)。
図20に示す配送情報DBでは、各遊技場及び各景品提供業者毎のデータテーブル(即ち景品の選択が行われた遊技場と該選択された景品を提供する景品提供業者とが対応付けられているデータテーブル)が設けられており、各データテーブルでは、配送情報登録処理(図46のS43)に関する配送情報として、該配送情報登録処理に対応する前記予約確定処理(同S42)を識別可能であると共に景品の配送元,配送先,及び配送希望日時が同一である景品の分類を識別可能な前記分類識別情報である予約確定IDに対応付けて、該配送情報登録処理が行われた日時である確定日時と、予約確定要求の送信元である予約確定端末50を操作した店員の店員識別情報である店員IDと、該配送情報登録処理の対象となった予約の予約IDと、該予約IDに対応付けられている景品ID,景品名,交換単価,交換玉数,予約個数である配送個数,配送元情報,配送区分,ユーザ特定情報である会員ID又は景品会員IDと配送先情報(氏名,郵便番号,住所,及び電話番号),及び配送希望日時とが記憶されると共に、当該配送情報を配送管理装置80に送信したか否かを示す配送指示済フラグが記憶される。ここで配送指示済フラグが1であれば、当該配送情報を配送管理装置80に送信した旨を示し、配送指示済フラグが0であれば、当該配送情報を配送管理装置80に送信していない旨を示す。
この配送情報DBでは、前記予約確定処理(図46のS42)が行われた予約端末から送信されてくる、予約IDと店員IDとを含む予約確定要求(景品配送要求)を受信すると、前記配送情報登録処理(同S43)において、後述する景品分類手段として機能する制御部72により、該予約確定要求から特定される景品(即ち該予約確定要求に含まれる予約IDに対応付けて図18に示す予約情報DBで登録されている景品IDから特定される景品)が、配送元情報,配送先,及び配送希望日時が同一である景品毎に分類されることにより、景品分類処理が行われ(図58のS613)、後述する配送情報登録手段として機能する制御部72により、前記分類された各分類について、前記分類識別情報である予約確定IDが生成されて割り当てられ(同S615)、該割り当てられた各予約確定IDに対応付けて、当該予約確定IDに対応する景品について前記予約確定要求に含まれる予約IDと、該予約IDに対応付けて図18に示す予約情報DBで登録されている景品ID,景品名,交換単価,交換玉数,予約個数である配送個数,配送元,配送区分,会員ID又は景品会員ID,配送先情報,及び配送希望日時とが、配送情報として登録されることにより、配送情報登録処理が行われる(同S616)。そして後述する配送情報通知送信手段として機能する通信部71により、各予約確定IDと各予約確定IDに対応する景品を特定可能な情報(ここでは一又は複数の該景品の予約ID,景品ID,景品名,交換単価,交換玉数,及び配送個数と、同一の配送区分,配送先情報,及び配送希望日時)とを含む配送情報通知である配送登録完了通知を予約確定端末50に対して送信する(同S619)。
ここで通信部71は、図46のS10aに示すように、各遊技場の予約確定端末50に対して、当該遊技場について選択されている景品から予約停止景品及び選択不能景品を除いた景品(即ち表示フラグ1が登録されている表示景品)の景品ID及びJANコードを、重複判定用の景品情報として、遊技場の営業開始前に1日1回送信する処理を行う。
また通信部71は在庫数受付手段の一例であって、各景品の在庫数を示す在庫数情報を受け付けるものであり、また制御部72は在庫数登録手段及び在庫数管理手段の一例であって、各景品の在庫数を登録して管理するものであり、ここでは在庫数情報受付手段により受け付けた在庫数情報が示す各景品の在庫数を登録するものである。
具体的には、図46のS11に示すように、通信部71により、配送管理装置80から遊技場の営業開始前に1日1回送信されてくる前記在庫数情報を受信すると、制御部72により、図13に示す景品情報DBの記憶内容を更新する処理を行う。ここで受信した在庫数情報に含まれる景品情報のうち、新たに追加された景品については、景品情報DBにおいて、当該景品に関する全ての景品情報(即ち景品ID,大区分,小区分,景品名,詳細情報,価格,及び在庫数)を登録すると共に、該景品の価格に相当する有価価値である交換玉数を登録し、かつ予約停止フラグ0(即ち予約停止景品でない旨)を登録する。また受信した在庫数情報に含まれる景品情報のうち、在庫数が変更された景品については、景品情報DBにおいて、該変更された在庫数を登録する。なお在庫数が変更されていない景品については、記憶内容の更新は行われず、また在庫数がNULLである景品についても、記憶内容の更新は行われない。
また制御部72は在庫数変更手段の一例であって、在庫数管理手段(景品情報DB)で管理している在庫数の変更を受け付けるものである。具体的には、図46のS63に示すように、通信部71により、配送管理装置80から遊技場の営業中に送信されてくる前記在庫数変更情報を受信すると、制御部72により、景品情報DBにおいて、該受信した在庫数変更情報に含まれる景品IDに対応付けて管理している在庫数を、該受信した在庫数変更情報に含まれる変更後の在庫数に変更する。
また制御部72は景品表示処理手段の一例であって、単品選択方式が設定された遊技場について、選択景品記憶手段(単品選択DB及び景品情報DB)により記憶している景品を景品表示装置(カードユニット20,キオスク端末30)で表示可能とするための処理(図46のS13に示す処理)を行う一方、パッケージ選択方式が設定された遊技場について、選択パッケージ記憶手段(景品パッケージDB及び景品情報DB)により記憶している景品パッケージに含まれる景品を景品表示装置で表示可能とするための処理(図46のS13に示す処理)を行うものである。また景品表示処理手段は、パッケージ選択方式から単品選択方式に変更された遊技場について、準備期間中は、選択パッケージ記憶手段により記憶している景品パッケージに含まれる景品を景品表示装置で表示可能とするための処理を行い、準備期間の経過後は、選択景品記憶手段により記憶している景品を景品表示装置で表示可能とするための処理を行う。また景品表示処理手段は、単品選択方式からパッケージ選択方式に変更された遊技場について、準備期間中は、選択景品記憶手段により記憶している景品を景品表示装置で表示可能とするための処理を行い、準備期間の経過後は、選択パッケージ記憶手段により記憶している景品パッケージに含まれる景品を景品表示装置で表示可能とするための処理を行う。
さらに景品表示処理手段は、前記景品パッケージ選択受付手段(通信部71)にて選択された景品パッケージに含まれる景品を当該遊技場に設けられる景品表示装置(カードユニット20,キオスク端末30)で表示するための処理と、前記景品選択受付手段(通信部71)にて選択された景品を当該遊技場に設けられる景品表示装置で表示するための処理と、前記景品更新手段(ディスプレイ73及び入力装置74)により更新された景品を景品表示装置で表示するための処理とを行うものであり、ここでは景品情報送信手段として機能する通信部71により、景品表示装置に景品を表示するための景品情報を所定期間毎に該景品表示装置に送信するものである。また景品情報送信手段として機能する通信部71は、前記予約停止景品受付手段(ディスプレイ73及び入力装置74)にて指定を受け付けた予約停止景品(即ち予約停止フラグ1の景品)を除いた景品情報を送信するものである。さらに通信部71は選択不能処理手段の一部を構成するものであって、前記選択不能景品受付手段(ディスプレイ73及び入力装置74)にて指定を受け付けた選択不能景品(即ち選択不能フラグ1の景品)を景品表示装置(カードユニット20,キオスク端末30)で選択不能とするための処理を行うものであり、ここでは該選択不能景品を除いた景品情報を送信するものである。
即ち、景品管理装置70の景品表示処理手段として機能する制御部72は、景品情報送信手段及び選択不能処理手段として機能する通信部71により、図46のS13に示すように、パッケージ選択方式が設定されている各遊技場の景品表示装置(即ち予約端末)に対して、当該遊技場について選択されている景品パッケージの景品パッケージ情報(ここでは景品パッケージID,大区分,小区分,景品パッケージ名,パッケージ景品表示フラグ,及び景品ID)と、当該遊技場について選択されている景品パッケージに含まれる景品から予約停止景品及び選択不能景品を除いた景品(即ち表示フラグ1が登録されている表示景品)の景品情報(ここでは景品ID,大区分,小区分,景品名,詳細情報,交換単価4円と1円の交換玉数,及び交換単価4円と1円の玉数コード6c)とを、当該遊技場に設けられる予約端末で表示する景品の景品情報(後述する図22(a)に示す表示景品情報)として、遊技場の営業開始前に1日1回送信する処理を行う。また単品選択方式が設定されている各遊技場の景品表示装置(即ち予約端末)に対して、当該遊技場について選択されている景品(単品)から予約停止景品及び選択不能景品を除いた景品(即ち表示フラグ1が登録されている表示景品)の景品情報(ここでは景品ID,大区分,小区分,景品名,詳細情報,交換単価4円と1円の交換玉数,及び交換単価4円と1円の玉数コード6c)とを、当該遊技場に設けられる予約端末で表示する景品の景品情報(後述する図22(a)に示す表示景品情報)として、遊技場の営業開始前に1日1回送信する処理を行う。
また景品表示処理手段は、前記記憶済店舗について、景品表示装置にて店舗推奨景品及び管理機関推奨景品を表示可能とするための処理を行う一方、前記未記憶店舗について、景品表示装置にて管理機関推奨景品を表示可能とするための処理を行うものであり、具体的には、図49に示す推奨内容送信処理を行う(図45のZ47)。景品管理装置70の制御部72は、店舗推奨内容DBにおいて店舗推奨内容の記憶が有る(S031でYES)記憶済店舗の景品表示装置に対しては、該店舗推奨内容(即ち店舗推奨景品及び順位と、店舗推奨指標)を送信する処理(S032)を行うと共に、管理機関推奨内容(即ち管理機関推奨景品及び順位と、管理機関推奨指標)を送信する処理(S033)を行う一方、店舗推奨内容DBにおいて店舗推奨内容の記憶が無い(S031でNO)未記憶店舗の景品表示装置に対しては、管理機関推奨内容のみを送信する処理(S033)を行う。この推奨内容送信処理は、店舗推奨内容や管理機関推奨内容が変更される毎に行われる。
さらに景品表示処理手段は、前記景品を携帯電話101にて表示可能とするための処理として、後述する図62のSK28に示すデータ送信処理を行う。
さらに通信部71はシンボル出力情報送信手段の一例であって、出力端末であるキオスク端末30に対して、前記登録必要景品特定手段にて特定した登録必要景品の交換有価価値(交換玉数)に対応する有価価値識別情報(玉数コード6c)を内在する情報記録シンボル(玉数情報バーコード6b)を当該出力端末が出力するためのシンボル出力情報を送信するものであり、ここでは情報記録シンボルと対応付けて当該情報記録シンボルが内在する有価価値識別情報に対応する交換有価価値を視認可能な態様で当該出力端末が出力するための情報を送信するものである。具体的には、シンボル出力情報送信手段として機能する通信部71は、図46のS13に示すように、各遊技場のキオスク端末30に対して、景品情報DBにおいて当該遊技場について出力フラグ1が登録されている登録必要景品の、交換単価4円と1円の玉数コード6c,及び交換単価4円と1円の交換玉数を、シンボル出力情報として、遊技場の営業開始前に1日1回送信する処理を行う。このシンボル出力情報の送信後に、景品情報DBにおいて1として登録されている追加フラグ及び出力フラグは、0として登録される。なお、通信部71及び制御部72のその他の機能については、図46以降を参照して後述する。
次に図1に戻り、残額管理装置60,会員管理装置61,計数値管理装置62,及び計数機63について説明する。残額管理装置60は、前記会員カード2又はプリペイドカード4のカードIDに対応付けて、遊技媒体であるパチンコ玉の貸与(玉貸処理)に使用される残額を管理するものである。この残額管理装置60は、玉貸処理が行われたカードユニット20からカードIDと該玉貸処理に使用された額とを含む減算要求を受信すると、該カードIDに対応付けて管理している残額から該玉貸処理に使用された額を減算し、価値加算処理が行われた図示しないチャージ機等からカードIDと該価値加算処理に供された額とを含む加算要求を受信すると、該カードIDに対応付けて管理している残額に該価値加算処理に供された額を加算する。
会員管理装置61は、前記会員カード2及び携帯電話101の会員IDに対応付けて、会員遊技者が獲得した獲得玉が貯蓄されてなる貯玉数を、交換単価(4円,1円)毎に管理するものである。この会員管理装置61は、貯玉再プレイ処理が行われたカードユニット20から会員IDと交換単価とを含む貯玉再プレイ情報を受信すると、該会員ID及び交換単価に対応付けて管理している貯玉数から、貯玉再プレイ処理に使用された玉数+手数料分の玉数を減算し、減算処理が行われたPOS端末40から会員IDと交換単価と景品交換後の貯玉数とを含む貯玉更新要求を受信すると、該会員ID及び交換単価に対応付けて管理している貯玉数を該景品交換後の貯玉数に更新する。また会員管理装置61は、携帯電話101を受け付けた予約確定端末50から会員IDと交換玉数の合算値と交換単価とを含む貯玉減算要求(図57のS559)を受信すると、該会員ID及び交換単価に対応付けて管理している貯玉数から、該交換玉数の合算値を減算して、減算完了通知(同S560)を予約確定端末50に対して返信する、貯玉減算処理を行う(図62のSK44)。なお会員管理装置61は、図示しないが、会員IDに対応付けて、会員登録の際に登録された当該会員遊技者の個人情報(氏名,郵便番号,住所,及び電話番号等)も管理している。
計数値管理装置62は、前記計数レシート5に記録される計数IDに対応付けて、各計数機63について予め設定されている交換単価と、当該計数機63による獲得玉の計数値を管理するものである。ここで計数機63において、獲得玉が計数されると、該計数値が計数値管理装置62に送信され、該計数値管理装置62において、計数IDが生成され、該計数IDに対応付けて、前記計数機63について予め設定されている交換単価と、前記送信されてきた計数値とが管理されると共に、該計数IDが計数機63に返信され、該計数機63において、前記返信されてきた計数IDと、交換単価及び計数値等が記録された計数レシート5が発行される。この計数値管理装置62は、減算処理が行われたPOS端末40から計数IDを含む計数値クリア要求を受信すると、該計数IDに対応付けて管理している計数値を消去する。
次にカードユニット20について説明する。カードユニット20は、図1に示すように、遊技機であるパチンコ機10に対応して(個々では左側に隣接して)設けられ、縦長の箱型の形状を呈するものであり、図21(a)に示すように、その前面に突出部20a,貯玉数表示器27,貯玉再プレイボタン28,カード挿入口23a,23b等を備え、図21(b)に示すように、その内部に玉貸通信部21a,場内通信部21b,場外通信部21c,制御部22,及びカードR/W23等を備え、突出部20aの右側面(即ち遊技者に向く側)にタッチパネル式のディスプレイ24,トップ画面ボタン24a,戻るボタン24b,及び決定ボタン24cを備え、突出部20aの内部に予約レシートプリンタ25を備え、突出部20aの下面に予約レシート排出口25aを備えており、これらの各構成要素は図1に示すように接続されている。
このカードユニット20は、玉貸処理を行う機能を備えるものである。またカードユニット20は予約端末の一例であって、予約受付手段と予約要求送信手段(予約登録要求送信手段)とを有するものである。またカードユニット20は景品表示装置の一例であって、表示手段と選択受付手段とを有するものである。またカードユニット20は景品選択装置の一部を構成するものであって、選択受付手段を有するものである。さらにカードユニット20は配送要求端末の一部を構成するものであって、選択受付手段と景品配送要求送信手段とを有するものである。
玉貸通信部21aは、図1に示すように、パチンコ機10の払出制御基板(図示外)と通信可能に接続され、玉貸処理及び貯玉再プレイ処理が行われる場合に、パチンコ機10とカードユニット20との間でパチンコ玉の貸与に関する信号のやり取りを行うものである。場内通信部21bは、残額管理装置60及び会員管理装置61と通信可能に接続され、カードユニット20と残額管理装置60及び会員管理装置61との間における通信を司るものである。場外通信部21cは、前述の如く、ルータ64及びインターネットを介して、景品管理装置70の通信部71と通信可能に接続されている。この場外通信部21cの機能については後述する。
制御部22は、CPU,RAM,ROM,EEPROM等を備えており、ROMに記憶されている処理プログラムがRAMを作業領域としてCPUで実行されることにより、カードユニット20に備えられる各構成要素の動作を制御して各種の処理を行うものである。
このEEPROMでは、図22(a)に示す表示景品情報DBを記憶している。ここでパッケージ選択方式の遊技場に設けられるカードユニット20の該表示景品情報DBでは、景品管理装置70の通信部71から遊技場の営業開始前に1日1回送信されてくる、当該遊技場について選択されている景品パッケージの景品パッケージ情報(ここでは景品パッケージID,大区分,小区分,景品パッケージ名,パッケージ景品表示フラグ,及び景品ID)と、該景品パッケージに含まれる景品から予約停止景品及び選択不能景品を除いた景品(即ち表示フラグ1が登録されている表示景品)の景品情報(ここでは景品ID,大区分,小区分,景品名,詳細情報,交換単価4円と1円の交換玉数,及び交換単価4円と1円の玉数コード6c)とに基づいて作成される表示景品情報として、景品パッケージIDに対応付けて、当該景品パッケージの大区分,小区分,景品パッケージ名,パッケージ景品表示フラグ,及び景品IDと、各景品IDの大区分,小区分,景品名,詳細情報,交換玉数,及び玉数コード6cとを記憶している。また単品選択方式の遊技場に設けられるカードユニット20の該表示景品情報DBでは、景品管理装置70の通信部71から遊技場の営業開始前に1日1回送信されてくる、表示フラグ1が登録されている表示景品の景品情報(ここでは景品ID,大区分,小区分,景品名,詳細情報,交換単価4円と1円の交換玉数,及び交換単価4円と1円の玉数コード6c)に基づいて作成される表示景品情報として、各景品IDの大区分,小区分,景品名,詳細情報,交換玉数,及び玉数コード6cを記憶している。ここで交換玉数及び玉数コード6cとしては、景品管理装置70から送信されてくる交換単価4円と1円の交換玉数,及び交換単価4円と1円の玉数コード6cのうち、4円用カードユニット20Aでは、交換単価4円の交換玉数及び玉数コード6cのみが記憶され、1円用カードユニット20Bでは、交換単価1円の交換玉数及び玉数コード6cのみが記憶される。
この制御部22は表示処理手段の一例であって、前記景品の分類区分(大区分,小区分,交換玉数)の各々に対応する区分メニューを表示する区分メニュー表示処理(図24のD25,D26,図25のD29a,D29a’)と、該区分メニューのいずれかが選択されたことに基づいて、前記景品パッケージ選択受付手段(通信部71)にて選択された景品パッケージに含まれる景品のうち、前記選択された区分メニューに対応する分類区分が設定されている景品を表示する区分景品表示処理(図24のD27,図25のD29b,D29b’)と、前記景品パッケージ選択受付手段(通信部71)にて選択された景品パッケージの各々に対応するパッケージメニューを表示するパッケージメニュー表示処理(図24のD24)と、該パッケージメニューのいずれかが選択されたことに基づいて、該選択されたパッケージメニューに対応する景品パッケージに含まれる景品を表示するパッケージ景品表示処理(図25のD30,D30’)とを行うものである。これら各表示処理の詳細については、図24〜図25を参照して後述する。
また制御部22は重複表示排除手段の一例であって、前記景品パッケージ選択受付手段(通信部71)にて複数の景品パッケージが選択されたことに基づき、該選択された複数の景品パッケージに重複して含まれる景品を、前記区分景品表示処理において1つのみ表示させるための重複表示排除処理(図46のS14)を行うものである。
ここでは該重複表示排除処理として、景品管理装置70から受信した景品パッケージ情報と景品情報とを表示景品情報(即ち図22(a)に示す表示景品情報DBの表示景品情報)としてEEPROMで記憶し、各区分メニューに対応する分類区分が設定されている景品を該記憶した表示景品情報から抽出し、各区分メニューについて抽出した景品のうち重複する景品を特定して、該特定した景品のうち1つを除いて削除し、前記抽出した景品から該削除した景品を除いた景品の景品情報と各区分メニューとを関連付けて図22(b)に示す区分メニューDBで記憶する処理を行う。
具体的には、前記分類区分である小区分に対応する区分メニュー(例えば「水産物」)については、図22(a)に示す表示景品情報DBで記憶されている景品情報から、該小区分が設定されている景品の景品IDとして、景品パッケージIDがPX−001である景品パッケージ「水産物A」に含まれるKX−000001及びKX−000002と、景品パッケージIDがPX−011である景品パッケージ「オススメ食品A」に含まれるKX−000001とが抽出され、該抽出した景品IDのうちKX−000001が重複する景品の景品IDとして特定されて、該特定された景品IDのうち1つ(ここでは景品パッケージIDがPX−001である景品パッケージから抽出されたKX−000001)を除いて削除され、前記抽出した景品IDから該削除した景品IDを除いた景品ID(即ち1つのKX−000001,及びKX−000002)の景品情報と、当該区分メニューである小区分「水産物」とが関連付けられて、図22(b)に示す区分メニューDBで記憶される。
また前記分類区分である交換玉数に対応する区分メニュー(例えば4円用カードユニット20Aにおける「1501〜2000玉」)については、図22(a)に示す表示景品情報DBで記憶されている景品情報から、該交換玉数が設定されている景品の景品IDとして、景品パッケージIDがPX−001である景品パッケージ「水産物A」に含まれるKX−000001と、景品パッケージIDがPX−011である景品パッケージ「オススメ食品A」に含まれるKX−000001と、景品パッケージIDがPX−502である景品パッケージ「夏期限定フェア」に含まれるKX−020475とが抽出され、該抽出した景品IDのうちKX−000001が重複する景品の景品IDとして特定されて、該特定された景品IDのうち1つ(ここでは景品パッケージIDがPX−001である景品パッケージから抽出されたKX−000001)を除いて削除され、前記抽出した景品IDから該削除した景品IDを除いた景品ID(即ち1つのKX−000001,及びKX−020475)の景品情報と、当該区分メニューである交換玉数「1501〜2000玉」とが関連付けられて、図22(b)に示す区分メニューDBで記憶される。なお交換玉数に対応する区分メニューは、図25のD29a及びD29a’に示すように、4円用カードユニット20Aと1円用カードユニット20Bとで異なり、例えば4円用カードユニット20Aにおける「1501〜2000玉」は、1円用カードユニット20Bにおける「6001〜8000玉」となる。
これにより、後述する区分景品表示処理においては、区分メニューのいずれかが選択されると、当該区分メニューDBにおいて該選択された区分メニューに関連付けられている景品が表示されるので、遊技場が希望する複数の景品パッケージに同一の景品が重複して含まれている場合や、遊技場が希望する景品パッケージに含まれる景品と遊技場が希望する単品の景品とが重複している場合であっても、該景品が1つのみ表示され、該景品が重複して表示されることがない。なお重複表示排除処理は、パッケージ選択方式が設定されている遊技場のカードユニット20においてのみ行われ、単品選択方式が設定される遊技場のカードユニット20においては行われない。単品選択方式の場合には、同一の単品が重複することがないからである。
カードR/W23は、図21(b)に示すように、カード挿入口23aから会員カード2の挿入を受け付けて、該会員カード2のICチップからカードID及び会員IDを読み取るものであり、またカード挿入口23aから景品交換カード3の挿入を受け付けて、該景品交換カード3のICチップから景品会員IDを読み取るものであり、またカード挿入口23bからプリペイドカード4の挿入を受け付けて、該プリペイドカード4のICチップからカードIDを読み取るものである。このカードR/W23により受け付けられた各カードは、パチンコ機10に設けられた返却ボタン(図示外)を操作すると、排出されて返却される。なおカード挿入口23aに会員カード2が挿入されている場合には、カード挿入口23bにプリペイドカード4が挿入されても、該プリペイドカード4が排出され、逆にカード挿入口23bにプリペイドカード4が挿入されている場合には、カード挿入口23aに会員カード2が挿入されても、該会員カード2が排出される。即ち会員カード2とプリペイドカード4とが同時に受け付けられないように構成されている。
このカードR/W23により会員カード2が受け付けられると、該会員カード2のICチップから読み取ったカードIDが残額管理装置60に送信され、残額管理装置60において該カードIDに対応付けられている残額が返信されてくる。またカードR/W23によりプリペイドカード4が受け付けられると、該プリペイドカード4のICチップから読み取ったカードIDが残額管理装置60に送信され、残額管理装置60において該カードIDに対応付けられている残額が返信されてくる。これら返信されてきた残額は、制御部22のRAMで記憶され、該残額が記憶されている状態で、パチンコ機10に設けられた玉貸ボタン(図示外)を操作すると、パチンコ機10との間でパチンコ玉の貸与に関する信号のやり取りが行われて、該残額の範囲内で所定額分の玉貸処理が行われ、該所定額分のパチンコ玉がパチンコ機10から払い出される。そして玉貸処理に使用された額が、制御部22のRAMで記憶している残額から減算されると共に、残額管理装置60で管理している残額からも減算される。
またカードR/W23により会員カード2が受け付けられると、該会員カード2のICチップから読み取った会員IDと当該カードユニット20が記憶している交換単価とが会員管理装置61に送信され、会員管理装置61において該会員ID及び交換単価に対応付けられている貯玉数が返信されてくる。この返信されてきた貯玉数は、制御部22のRAMで記憶されて、貯玉数表示器27で表示され、該貯玉数が記憶されている状態で、貯玉再プレイボタン28を操作すると、パチンコ機10との間でパチンコ玉の貸与に関する信号のやり取りが行われて、該貯玉数の範囲内で所定数分の貯玉再プレイ処理が行われ、該所定数分のパチンコ玉がパチンコ機10から払い出される。そして貯玉再プレイ処理に使用された玉数と手数料玉数が、制御部22のRAMで記憶している貯玉数から減算されて、貯玉数表示器27で表示している貯玉数が減算表示されると共に、貯玉再プレイ処理に使用された玉数と手数料玉数が、会員管理装置61で管理している貯玉数から減算される。
タッチパネル式のディスプレイ24は、各種の情報を表示する表示デバイスであると共に、各種の情報の入力を受け付ける入力デバイスである。このディスプレイ24は表示手段の一例であって、ユーザ(遊技者)が所有する有価価値(獲得玉の計数値,貯玉数)と交換可能な複数の景品を表示するものであり、図24のD27や、図25のD29b又はD29b’や、同D30又はD30’に示す画面表示が、該表示手段としての機能によるものである。またディスプレイ24は選択受付手段の一例であって、表示手段に表示される景品の中から、遊技者が所有する有価価値との交換を希望する景品の選択を受け付けるものであると共に、該ディスプレイ24は予約受付手段の一例でもあって、交換を予約する景品の選択を遊技者から受け付けるものであり、図24のD28に示す画面表示が、該選択受付手段及び予約受付手段としての機能によるものである。またディスプレイ24は配送先受付手段の一例であって、選択受付手段にて選択された景品の配送先(配送区分)の指定を受け付けるものであり、図26のD32に示す画面表示が、該配送先受付手段としての機能によるものである。またディスプレイ24は配送時期受付手段の一例であって、選択受付手段にて選択された景品の配送時期(配送希望日時)の指定を受け付けるものであり、図26のD34に示す画面表示が、該配送時期受付手段としての機能によるものである。さらにディスプレイ24は配送先情報受付手段の一例であって、景品の配送先を示す配送先情報の入力を受け付けるものであり、図24のD23に示す画面表示が、該配送先情報受付手段としての機能によるものである。
予約レシートプリンタ25は発行手段の一例であって、図3(b)に示す予約レシート6を印刷し、予約レシート排出口25aから排出して発行するものであると共に、予約レシートプリンタ25は予約識別情報出力手段の一例でもあって、予約内容登録処理にて各景品について割り当てられた予約IDを出力するものであり、ここでは該予約IDを予約レシート6に記録して発行する。即ち予約レシート6は、前述の如く、1つの景品に対して1枚発行されるので、例えば図26のD31に示すように、3種類の景品が選択されている状態で予約が行われた場合には、該3種類の景品の各々に対して1枚ずつ発行され、また図示しないが、同一景品が2個選択されている状態で予約が行われた場合にも、該2個の景品の各々に対して1枚ずつ発行される。
ここで図23〜図27を参照して、ディスプレイ24に表示される画面について説明する。このディスプレイ24は、遊技者が操作するものである。なお、各画面の表示中において、トップ画面ボタン24aを操作すると、D20a又はD20b’に示すトップ画面に戻り、戻るボタン24bを操作すると、1つ前の画面に戻る。
図23(a)に示すように、景品管理装置70から店舗推奨内容(店舗推奨景品及び店舗推奨指標)を受信している遊技場(即ち記憶済店舗)のカードユニット20では、まずD20aに示すトップ画面が表示される。このD20aでは、メニューを選択するためのボタンとして、「遊技データ」ボタン,「配送先登録」ボタン,「配送景品予約」ボタン,「ログイン」ボタン,及び「特殊景品予約」ボタンが表示されると共に、景品管理装置70から図49のS032で送信されてきた店舗推奨指標が表示される。即ち記憶済店舗の表示手段は、ユーザが選択可能な店舗推奨指標を含むトップ画面を表示する店舗推奨指標表示処理を行う。
ここで特殊景品とは、遊技場が仕入れて管理しており、景品交換カウンタで遊技者に対して提供される、所定量の金地金を含む景品であり、本例では、1000円相当の金地金を含む1000円景品と、2500円相当の金地金を含む2500円景品とがある。このD20aで、「遊技データ」ボタンを操作すると、遊技データが表示される。
またD20aで、店舗推奨指標を押圧操作すると、D21aに示す景品選択画面が表示される。このD21aでは、景品管理装置70から図49のS032で送信されてきた店舗推奨景品及び順位に基づき、当該順位に従って、各店舗推奨景品の景品名と交換玉数を示す景品ボタンが表示される。即ち記憶済店舗の表示手段は、店舗推奨指標を介して店舗推奨景品の表示要求を受け付けたことに基づいて、店舗推奨景品の選択をユーザより受け付ける景品選択画面を表示する店舗推奨景品表示処理を行う。このD21aで、いずれかの景品ボタンを操作すると、制御部22のEEPROMが記憶している景品情報のうち、該操作された景品ボタンに対応する景品の詳細情報が抽出されて、図24のD28で、該抽出された詳細情報が表示されると共に、予約個数を入力するためのプルダウンメニューが表示される。
またD20aで、「配送景品予約」ボタンを押圧操作すると、D20bに示す画面が表示される。このD20bでは、前記D20aの店舗推奨指標に代えて、景品管理装置70から図49のS033で送信されてきた管理機関推奨指標が表示される。即ち記憶済店舗の表示手段は、店舗推奨指標を介して店舗推奨景品の表示要求を受け付けなかったことに基づいて、ユーザが選択可能な管理機関推奨指標を表示する管理機関推奨指標表示処理を行い、店舗推奨指標を管理機関推奨指標よりも優先して表示する処理(本例では店舗推奨指標を管理機関推奨指標よりも先に表示する処理)を行う。
このD20bで、管理機関推奨指標を押圧操作すると、D21bに示す景品選択画面が表示される。このD21bでは、景品管理装置70から図49のS033で送信されてきた管理機関推奨景品及び順位に基づき、当該順位に従って、各管理機関推奨景品の景品名と交換玉数を示す景品ボタンが表示される。即ち記憶済店舗の表示手段は、管理機関推奨指標を介して管理機関推奨景品の表示要求を受け付けたことに基づいて、管理機関推奨景品の選択をユーザより受け付ける景品選択画面を表示する管理機関推奨景品表示処理を行う。このD21bで、いずれかの景品ボタンを操作すると、該操作された景品ボタンに対応する景品の景品情報を制御部22のEEPROMが記憶している場合には、当該景品の詳細情報が抽出されて、図24のD28で、該抽出された詳細情報が表示されると共に、予約個数を入力するためのプルダウンメニューが表示される。一方、該操作された景品ボタンに対応する景品の景品情報を制御部22のEEPROMが記憶していない場合には、当該景品を選択できない旨が表示される。つまり管理機関推奨景品であっても、当該店舗における表示景品でない場合には、ユーザは選択することができない。
またD20bで、「配送景品予約」ボタンを押圧操作すると、図24のD24に示す景品検索画面が表示される。即ち記憶済店舗の表示手段は、管理機関推奨指標を介して管理機関推奨景品の表示要求を受け付けなかったことに基づいて、景品の検索をユーザより受け付ける景品検索画面を表示する処理を行う。
図23(b)に示すように、景品管理装置70から店舗推奨内容(店舗推奨景品及び店舗推奨指標)を受信していない遊技場(即ち未記憶店舗)のカードユニット20では、まずD20b’に示すトップ画面が表示される。このD20b’では、前記D20bと同様の画面が、トップ画面として表示される。即ち未記憶店舗の表示手段は、ユーザが選択可能な管理機関推奨指標を含むトップ画面を表示する管理機関推奨指標表示処理を行う。
このD20b’で、管理機関推奨指標を押圧操作すると、前記D21bに示す景品選択画面が表示される。即ち未記憶店舗の表示手段は、管理機関推奨指標を介して管理機関推奨景品の表示要求を受け付けたことに基づいて、管理機関推奨景品の選択をユーザより受け付ける景品選択画面を表示する管理機関推奨景品表示処理を行う。
またD20b’で、「配送景品予約」ボタンを押圧操作すると、図24のD24に示す景品検索画面が表示される。即ち未記憶店舗の表示手段は、管理機関推奨指標を介して管理機関推奨景品の表示要求を受け付けなかったことに基づいて、景品の検索をユーザより受け付ける景品検索画面を表示する処理を行う。
この図23で説明したように、店舗推奨景品を選択した記憶済店舗については、該店舗推奨景品が景品表示装置で表示可能とされる一方、店舗推奨景品を選択しなかった未記憶店舗についても、管理機関推奨景品が景品表示装置で表示可能とされるので、いずれの店舗についても、ユーザが交換を希望する景品を選択する際の参考情報を安定して提供することができる。
D20a,D20b,又はD20b’で、「配送先登録」ボタンを操作したときに、会員カード2又は景品交換カード3を受付中であれば、D23で、配送先情報入力画面が表示され、会員カード2又は景品交換カード3を受付中でなければ、D22で、会員カード2又は景品交換カード3の挿入を促す旨が表示され、会員カード2又は景品交換カード3が挿入されると、D23で、配送先情報入力画面が表示される。このD23は、前述の如く、配送先情報受付手段としての機能により表示される画面であって、配送先情報である氏名,郵便番号,住所,及び電話番号と、暗証番号の入力欄が表示されており、各入力欄に対応する「氏名」ボタン,「郵便番号」ボタン,「住所」ボタン,「電話番号」ボタン,又は「暗証番号」ボタンを操作すると、ソフトキーボードが表示されて、各入力欄への入力が可能となる。
このD23で、各入力欄に配送先情報(氏名,郵便番号,住所,及び電話番号)と暗証番号を入力して、決定ボタン24cを操作すると、該入力された配送先情報及び暗証番号と、受付中の会員カード2又は景品交換カード3に記録されている配送先特定情報である会員ID又は景品会員IDとを含む配送先登録要求が、場外通信部21cから景品管理装置70に対して送信される。この場外通信部21cは配送先特定処理手段の一例であって、配送先情報受付手段により入力を受け付けた配送先情報を、当該カードユニット20が設けられている遊技場において遊技者に対して発行される配送先記録媒体(会員カード2又は景品交換カード3)に記録される配送先特定情報(会員ID又は景品会員ID)から特定可能とするための処理を行うものであり、ここでは該処理として、配送先登録要求を景品管理装置70に対して送信する。この配送先登録要求を受信した景品管理装置70では、図17(b)に示す配送先DBにおいて、当該遊技場のデータテーブルで、該配送先登録要求に含まれる会員ID又は景品会員IDに対応付けて、暗証番号及び配送先情報が登録されると共に、会員ステータスとして「新規」と登録され、これにより、配送先情報が配送先特定情報から特定可能となる。
D20b,又はD20b’で、「配送景品予約」ボタンを操作すると、D24で、1回の予約で配送先と配送希望日時が同一である複数の景品を予約できる旨が表示され、かつ景品選択の手法を選択するためのボタンとして、「種別から選択」ボタン,「交換玉数から選択」ボタン,及び「キーワード検索」ボタンが表示されると共に、パッケージ選択方式が設定されている遊技場のカードユニット20に限り、制御部22のEEPROMが記憶している景品パッケージ情報に基づいて、パッケージ景品表示処理の対象となる景品パッケージ(即ちパッケージ景品表示フラグが1である景品パッケージ)を示す景品パッケージボタン(ここでは「アイスクリームフェア」ボタン,及び「夏期限定フェア」ボタン)が表示される。このD24において前記パッケージメニューである景品パッケージボタンを表示する処理が、前記パッケージメニュー表示処理である。
具体的には、D24で、「種別から選択」ボタンを操作すると、D25で、景品交換システム1において予め定められている大区分を示す大区分ボタンが表示される。このD25で、いずれかの大区分ボタン(ここでは「食料品」ボタン)を操作すると、D26で、該操作された大区分ボタンに対応する大区分に属し、景品交換システム1において予め定められている小区分を示す小区分ボタンが表示される。このD25及びD26において前記区分メニューである大区分ボタン及び小区分ボタンを表示する処理が、前記区分メニュー表示処理である。
このD26で、いずれかの小区分ボタン(ここでは「水産物」ボタン)を操作すると、制御部22のEEPROMが記憶している区分メニューDBから、該操作された小区分ボタン(即ち区分メニュー)に関連付けられている景品情報が抽出されて、D27で、該抽出された景品情報の景品について、景品名と交換玉数を示す景品ボタンが表示される。この景品ボタンで表示される交換玉数は、4円用カードユニット20Aにおいては交換単価4円の交換玉数であり、1円用カードユニット20Bにおいては交換単価1円の交換玉数である。なお景品ボタンが一画面に入りきらない場合には、画面右上のスクロールボタンを操作することにより、当該画面に入りきらない景品ボタンがスクロール表示される。このD27は、前述の如く、表示手段としての機能により表示される画面である。またD27において景品ボタンを表示する処理が、前記区分景品表示処理であり、遊技場が希望する複数の景品パッケージに同一の景品が重複して含まれている場合であっても、該重複が排除されている区分メニューDBの記憶に基づいて、当該景品が1つのみが表示されので、該景品が重複して表示されることがない。
このD27で、いずれかの景品ボタン(ここでは「ずわいがに」ボタン)を操作すると、制御部22のEEPROMが記憶している景品情報のうち、該操作された景品ボタンに対応する景品の詳細情報が抽出されて、D28で、該抽出された詳細情報が表示されると共に、予約個数を入力するためのプルダウンメニューが表示される。このD28は、前述の如く、選択受付手段及び予約受付手段としての機能により表示される画面である。このD28で、プルダウンメニューを操作して予約個数を入力し、決定ボタン24cを操作すると、図26のD31に進む。
図24のD24で「交換玉数から選択」ボタンを操作すると、4円用カードユニット20Aにおいては、図25のD29aで、景品交換システム1において予め定められている交換玉数の区分(ここでは「〜500玉」,「501〜1000玉」,「1001〜1500玉」,「1501〜2000玉」,及び「2001〜2500玉」)を示す交換玉数ボタンが表示される。このD29aにおいて前記区分メニューである交換玉数ボタンを表示する処理が、前記区分メニュー表示処理である。
このD29aで、いずれかの交換玉数ボタン(ここでは「1501〜2000玉」ボタン)を操作すると、制御部22のEEPROMが記憶している区分メニューDBから、該操作された交換玉数ボタン(即ち区分メニュー)に関連付けられている景品情報が抽出されて、D29bで、該抽出された景品情報の景品について、景品名と交換玉数を示す景品ボタンが表示される。この景品ボタンで表示される交換玉数は、交換単価4円の交換玉数である。なお景品ボタンが一画面に入りきらない場合には、画面右上のスクロールボタンを操作することにより、当該画面に入りきらない景品ボタンがスクロール表示される。このD29bも、前述の如く、表示手段としての機能により表示される画面である。またD29bにおいて景品ボタンを表示する処理が、前記区分景品表示処理であり、遊技場が希望する複数の景品パッケージに同一の景品が重複して含まれている場合であっても、該重複が排除されている区分メニューDBの記憶に基づいて、当該景品が1つのみが表示されので、該景品が重複して表示されることがない。このD29bで、いずれかの景品ボタンを操作すると、前記D28に進む。
また図24のD24で「交換玉数から選択」ボタンを操作すると、1円用カードユニット20Bにおいては、図25のD29a’で、景品交換システム1において予め定められている交換玉数の区分(ここでは「〜2000玉」,「2001〜4000玉」,「4001〜6000玉」,「6001〜8000玉」,及び「8001〜10000玉」)を示す交換玉数ボタンが表示される。このD29a’において前記区分メニューである交換玉数ボタンを表示する処理が、前記区分メニュー表示処理である。
このD29a’で、いずれかの交換玉数ボタン(ここでは「6001〜8000玉」ボタン)を操作すると、制御部22のEEPROMが記憶している区分メニューDBから、該操作された交換玉数ボタン(即ち区分メニュー)に関連付けられている景品情報が抽出されて、D29b’で、該抽出された景品情報の景品について、景品名と交換玉数を示す景品ボタンが表示される。この景品ボタンで表示される交換玉数は、交換単価1円の交換玉数である。なお景品ボタンが一画面に入りきらない場合には、画面右上のスクロールボタンを操作することにより、当該画面に入りきらない景品ボタンがスクロール表示される。このD29b’も、前述の如く、表示手段としての機能により表示される画面である。またD29b’において景品ボタンを表示する処理が、前記区分景品表示処理であり、遊技場が希望する複数の景品パッケージに同一の景品が重複して含まれている場合であっても、該重複が排除されている区分メニューDBの記憶に基づいて、当該景品が1つのみが表示されので、該景品が重複して表示されることがない。このD29b’で、いずれかの景品ボタンを操作すると、前記D28に進む。
なお図24のD24で「キーワード検索」ボタンを操作すると、図示しないが、キーワード入力画面が表示され、該画面でキーワードを入力すると、制御部22のEEPROMが記憶している表示景品情報DBから、該入力されたキーワードに合致する景品情報が抽出されて、D27やD29bやD29b’と同様に、該抽出された景品情報の景品について、景品名と交換玉数を示す景品ボタンが表示される。
また図24のD24で、いずれかの景品パッケージボタン(ここでは「アイスクリームフェア」ボタン)を操作すると、4円用カードユニット20Aにおいては、制御部22のEEPROMが記憶している表示景品情報DBから、該操作された景品パッケージボタンに対応する景品パッケージの景品パッケージIDに対応付けられている景品IDの景品情報が抽出されて、図25のD30で、D27やD29bと同様に、該抽出された景品情報の景品について、景品名と交換玉数を示す景品ボタンが表示される。この景品ボタンで表示される交換玉数は、交換単価4円の交換玉数である。このD30において景品ボタンを表示する処理が、前記パッケージ景品表示処理である。これによれば、予約端末において、遊技場が希望する景品パッケージに対応するパッケージメニューが選択されると、該選択されたパッケージメニューに対応する景品パッケージに含まれる景品が表示されるので、景品を選択する方法が増えて、遊技者の利便性が向上する。このD30で、いずれかのボタンを操作すると、前記D28に進む。
また図24のD24で、いずれかの景品パッケージボタン(ここでは「アイスクリームフェア」ボタン)を操作すると、1円用カードユニット20Bにおいては、制御部22のEEPROMが記憶している表示景品情報DBから、該操作された景品パッケージボタンに対応する景品パッケージの景品パッケージIDに対応付けられている景品IDの景品情報が抽出されて、図25のD30’で、D27やD29b’と同様に、該抽出された景品情報の景品について、景品名と交換玉数を示す景品ボタンが表示される。この景品ボタンで表示される交換玉数は、交換単価1円の交換玉数である。このD30’において景品ボタンを表示する処理が、前記パッケージ景品表示処理である。これによれば、予約端末において、遊技場が希望する景品パッケージに対応するパッケージメニューが選択されると、該選択されたパッケージメニューに対応する景品パッケージに含まれる景品が表示されるので、景品を選択する方法が増えて、遊技者の利便性が向上する。このD30’で、いずれかのボタンを操作すると、前記D28に進む。
図26のD31では、選択された景品について、景品名,交換玉数,及び予約個数を示す景品ボタンが表示されると共に、「配送景品予約」ボタン,及び「配送先指定」ボタンが表示される。このD31で、いずれかの景品ボタンを操作すると、図示しないが、該操作されたボタンに対応する景品の選択をキャンセルできるキャンセル画面が表示されて、該画面でキャンセル操作が行われると、当該景品の選択がキャンセルされる。またD31で、「配送景品予約」ボタンを操作すると、前記D24に戻り、更なる景品の選択ができる。さらにD31で、図示しない「メニュー」ボタンを操作すると、該D31で表示されている全ての景品ボタンに対応する景品の選択がキャンセルされて、図23に示すトップ画面に戻る。
一方、D31で、「配送先指定」ボタンを操作すると、D32で、配送先を指定するためのボタンとして、「遊技場」ボタン,及び「自宅」ボタンが表示される。このD32は、前述の如く、配送先受付手段としての機能により表示される画面である。なおD31で、複数の景品が選択されて表示されている場合であっても、本例のD32では、前述の如く、これら複数の景品を一括して予約する1回の予約において、同一の配送先(即ち遊技場又は自宅の何れか)の指定しか受け付けないが、当該予約の後に行う別の予約においては、先の予約における配送先と異なる配送先の指定を受付可能なので、この配送先受付手段として機能するディスプレイ24は、選択受付手段にて選択された複数の景品について異なる配送先の指定を受付可能なものである。
このD32で、「遊技場」ボタン又は「自宅」ボタンを操作したときに、会員カード2又は景品交換カード3を受付中であれば、配送先特定情報である会員ID又は景品会員IDを含む配送先情報要求が、場外通信部21cから景品管理装置70に対して送信される。この場外通信部21cは配送先特定情報送信手段の一例であって、配送先記録媒体を受け付けたことに基づいて、当該受け付けた配送先記録媒体に記録された配送先特定情報を景品管理装置70に送信するものである。この配送先情報要求を受信した景品管理装置70では、図17(b)に示す配送先DBにおいて、当該遊技場又は当該遊技場とグループ関係にある遊技場のデータテーブルから、該配送先情報要求に含まれる会員ID又は景品会員IDに対応付けられている配送先情報が抽出され、該抽出された配送先情報がカードユニット20に返信される。
この配送先情報を受信したカードユニット20では、D33で、該受信した配送先情報(氏名,郵便番号,住所,及び電話番号)が表示される。このD33で、決定ボタン24cを操作すると、D34で、配送希望日時(配送希望日及び配送希望時間帯)の入力欄が表示され、配送希望日の入力欄に対応する「日」ボタンを操作すると、カレンダーが表示されて、配送希望日の入力が可能となり、配送希望時間帯の入力欄に対応する「時間帯」ボタンを操作すると、予め定められた複数の時間帯が表示されて、配送希望時間帯の入力が可能となる。このD34は、前述の如く、配送時期受付手段としての機能により表示される画面である。なおD31で、複数の景品が選択されて表示されている場合であっても、本例のD32では、前述の如く、これら複数の景品を一括して予約する1回の予約において、同一の配送時期の指定しか受け付けないが、当該予約の後に行う別の予約においては、先の予約における配送時期と異なる配送時期の指定を受付可能なので、この配送時期受付手段として機能するディスプレイ24は、選択受付手段にて選択された複数の景品について異なる配送時期の指定を受付可能なものである。
このD34で、配送希望日時を入力して、決定ボタン24cを操作すると、D28で選択された景品の景品ID及び予約個数と、D32で選択された配送区分(遊技場又は自宅)を示す情報と、ユーザ特定情報である会員ID又は景品会員ID及び配送先情報と、配送希望日時を示す情報とを含む予約要求(前記会員予約要求)が、場外通信部21cから景品管理装置70に対して送信される。
前記D32で、「遊技場」ボタン又は「自宅」ボタンを操作したときに、会員カード2又は景品交換カード3を受付中でなければ、D35で、会員カード2又は景品交換カード3の挿入を促す旨が表示されると共に、「手入力」ボタンが表示される。このD35で、会員カード2又は景品交換カード3を挿入すると、D32で会員カード2又は景品交換カード3を受付中であった場合と同様にして、D33に進む。
一方、D35で、「手入力」ボタンを操作すると、D36で、配送先情報である氏名,郵便番号,住所,及び電話番号の入力欄が表示され、各入力欄に対応する「氏名」ボタン,「郵便番号」ボタン,「住所」ボタン,又は「電話番号」ボタンを操作すると、ソフトキーボードが表示されて、各入力欄への入力が可能となる。このD36で、各入力欄に配送先情報を入力して、決定ボタン24cを操作すると、D33に進み、該入力された配送先情報が表示される。
D35又はD36から進んだD33で、決定ボタン24cを操作し、該D33から進んだD34で、配送希望日時を入力して、決定ボタン24cを操作すると、選択された景品の景品ID及び予約個数と、D32で選択された配送区分(遊技場又は自宅)を示す情報と、ユーザ特定情報である配送先情報と、配送希望日時を示す情報とを含む予約要求(前記ビジタ予約要求)が、場外通信部21cから景品管理装置70に対して送信される。
ここで前記予約要求を送信する場外通信部21cは予約要求送信手段(予約登録要求送信手段)の一例であって、予約受付手段(選択受付手段)にて選択された景品を特定可能な景品IDを含む予約要求(予約登録要求)を景品管理装置70に対して送信するものであり、ここではユーザ特定情報も含む予約要求を送信する。また場外通信部21cは景品配送要求送信手段の一例でもあって、選択受付手段にて選択された景品を特定可能であり、また配送先受付手段にて指定を受け付けた配送先(配送区分)を特定可能であり、また配送時期受付手段にて指定を受け付けた配送時期(配送希望日時)を特定可能であり、かつユーザを特定可能な景品配送要求を送信するものであり、ここでは該景品配送要求の一部として、D28で選択された景品の景品ID及び予約個数と、D32で指定された配送区分を示す情報と、D34で指定された配送希望日時を示す情報と、ユーザ特定情報(会員カード2又は景品交換カード3を受付中である場合には会員ID又は景品会員ID及び配送先情報であり、会員カード2又は景品交換カード3を受付中でない場合にはD36で入力された配送先情報)とを含む前記予約要求を送信する。
図23に戻り、D20a,D20b,又はD20b’で、「ログイン」ボタンを操作すると、図27のD37aで、配送先情報を登録済の会員カード2又は景品交換カード3の挿入を促す旨と、暗証番号の入力欄が表示される。このD37aで、配送先情報を登録済の会員カード2又は景品交換カード3を挿入し、暗証番号を入力して、決定ボタン24cを操作すると、該挿入された会員カード2又は景品交換カード3から読み取った会員ID又は景品会員IDと該入力された暗証番号とを含む照合要求が、場外通信部21cから景品管理装置70に対して送信される。該照合要求を受信した景品管理装置70では、該照合要求に含まれる暗証番号と、該照合要求に含まれる会員ID又は景品会員IDに対応付けて図17(b)に示す配送先DBで記憶されている暗証番号とが照合され、照合NGであれば、照合NG通知がカードユニット20に対して返信され、照合OKであれば、照合OK通知がカードユニット20に対して返信される。
該照合NG通知を受信したカードユニット20では、再度D37aの画面が表示される。一方、照合OK通知を受信したカードユニット20では、D37bで、会員ログインメニューを選択するためのボタンとして、「予約確認(予約レシート再発行)」ボタン,「配送情報確認」ボタン,「配送先情報変更」ボタン,及び「退会」ボタンが表示される。
このD37bで、「予約確認(予約レシート再発行)」ボタンを操作すると、受付中の会員カード2又は景品交換カード3に記録されている会員ID又は景品会員IDを含む予約確認要求が、場外通信部21cから景品管理装置70に対して送信される。この予約確認要求を受信した景品管理装置70では、図18に示す予約情報DBにおいて、該予約確認要求に含まれる会員ID又は景品会員IDが記憶されている予約情報(即ち配送情報登録処理が行われていない予約情報)を抽出して、カードユニット20に対して返信する。この予約情報を受信したカードユニット20では、D37cで、各予約情報について、予約ID,景品名,交換単価,及び交換玉数を示す予約確認ボタンが、予約一覧として表示される。このD37cで、いずれかの予約確認ボタンを操作すると、該操作された予約確認ボタンに対応する予約情報に基づいて、予約ID,景品ID,景品名,交換単価,交換玉数,及び予約IDバーコード6a等を印刷した図3(b)に示す予約レシート6が、予約レシートプリンタ25から再発行される。これによれば、配送先情報を登録している遊技者は、配送情報登録処理が行われていない予約情報を確認して、予約レシート6の再発行を受けることができる。
またD37bで、「配送情報確認」ボタンを操作すると、受付中の会員カード2又は景品交換カード3に記録されている会員ID又は景品会員IDを含む配送情報確認要求が、場外通信部21cから景品管理装置70に対して送信される。この配送情報確認要求を受信した景品管理装置70では、図20に示す配送情報DBにおいて、該配送情報確認要求に含まれる会員ID又は景品会員IDが記憶されている配送情報を抽出して、カードユニット20に対して返信する。この配送情報を受信したカードユニット20では、D37dで、各配送情報について、予約確定ID,及び確定日時を示す配送情報確認ボタンが、配送情報一覧として表示される。このD37dで、いずれかの配送情報確認ボタンを操作すると、D37eで、該操作された配送情報確認ボタンに対応する配送情報に基づいて、予約確定ID,配送区分,配送希望日時,予約ID,景品名,交換単価,及び交換玉数が、配送情報詳細として表示される。これによれば、配送先情報を登録している遊技者は、配送情報登録処理が行われている配送情報を確認することができる。
またD37bで、「配送先情報変更」ボタンを操作すると、配送先特定情報である会員ID又は景品会員IDを含む配送先情報要求が、場外通信部21cから景品管理装置70に対して送信される。この配送先情報要求を受信した景品管理装置70では、図17(b)に示す配送先DBにおいて、当該遊技場又は当該遊技場とグループ関係にある遊技場のデータテーブルから、該配送先情報要求に含まれる会員ID又は景品会員IDに対応付けられている配送先情報が抽出され、該抽出された配送先情報がカードユニット20に返信される。
この配送先情報を受信したカードユニット20では、D37fで、配送先情報変更画面が表示される。このD37fでは、受信した配送先情報である氏名,郵便番号,住所,及び電話番号を示した入力欄が表示されており、各入力欄に対応する「氏名」ボタン,「郵便番号」ボタン,「住所」ボタン,又は「電話番号」ボタンを操作すると、ソフトキーボードが表示されて、各入力欄が示す内容の変更が可能となる。
このD37fで、各入力欄に変更後の配送先情報(氏名,郵便番号,住所,及び/又は電話番号)を入力して、決定ボタン24cを操作すると、該入力された変更後の配送先情報及と、受付中の会員カード2又は景品交換カード3に記録されている配送先特定情報である会員ID又は景品会員IDとを含む配送先変更要求が、場外通信部21cから景品管理装置70に対して送信される。この配送先変更要求を受信した景品管理装置70では、図17(b)に示す配送先DBにおいて、当該遊技場のデータテーブルで、該配送先変更要求に含まれる会員ID又は景品会員IDに対応付けて、変更後の配送先情報が登録されると共に、会員ステータスとして「変更」と登録される。
またD37bで、「退会」ボタンを操作すると、受付中の会員カード2又は景品交換カード3に記録されている会員ID又は景品会員IDを含む退会要求が、場外通信部21cから景品管理装置70に対して送信される。この退会要求を受信した景品管理装置70では、図17(b)に示す配送先DBにおいて、当該遊技場のデータテーブルで、該退会要求に含まれる会員ID又は景品会員IDに対応付けて登録されている暗証番号及び配送先情報が削除される。
なお図23のD20a,D20b,又はD20b’で、「ログイン」ボタンを操作したときに、既に挿入されている会員カード2又は景品交換カード3の暗証番号について照合OK通知を受信している場合には、D37aを飛ばしてD37bに進む。
また図23のD20a,D20b,又はD20b’で、「特殊景品予約」ボタンを操作すると、4円用カードユニット20Aにおいては、図28のD38aで、交換を希望する特殊景品の個数の指定を促す旨が表示されると共に、該特殊景品である1000円景品及び2500円景品の各々について、対応する交換玉数(ここでは250玉及び625玉)と、交換を希望する個数を指定するためのプルダウンメニューとが表示される。このD38aで、プルダウンメニューを操作して交換を希望する個数を指定し、決定ボタン24cを操作すると、予約要求が景品管理装置70に対して送信されることなく、予約レシートプリンタ25から特殊景品予約券9が発行される。この特殊景品予約券9には、図28に示すように、遊技場名と、交換単価(ここでは4円)と、交換玉数の合計(即ち1000円景品の予約個数×交換玉数250玉+2500円景品の予約個数×交換玉数625玉)と、1000円景品の予約個数(即ちD38aで指定された個数)と、2500円景品の予約個数(即ちD38aで指定された個数)と、当該予約の有効期間(ここでは予約当日)と、交換玉数の合計を示すバーコードとが記録されている。
また図23のD20a,D20b,又はD20b’で、「特殊景品予約」ボタンを操作すると、1円用カードユニット20Bにおいては、図28のD38a’で、交換を希望する特殊景品の個数の指定を促す旨が表示されると共に、該特殊景品である1000円景品及び2500円景品の各々について、対応する交換玉数(ここでは1000玉及び2500玉)と、交換を希望する個数を指定するためのプルダウンメニューとが表示される。このD38a’で、プルダウンメニューを操作して交換を希望する個数を指定し、決定ボタン24cを操作すると、予約要求が景品管理装置70に対して送信されることなく、予約レシートプリンタ25から特殊景品予約券9が発行される。この特殊景品予約券9には、図28に示すように、遊技場名と、交換単価(ここでは1円)と、交換玉数の合計(即ち1000円景品の予約個数×交換玉数1000玉+2500円景品の予約個数×交換玉数2500玉)と、1000円景品の予約個数(即ちD38a’で指定された個数)と、2500円景品の予約個数(即ちD38a’で指定された個数)と、当該予約の有効期間(ここでは予約当日)と、交換玉数の合計を示すバーコードとが記録されている。
この特殊景品予約券9の発行を受けた遊技者が、該特殊景品予約券9と計数レシート5とを景品交換カウンタに持参し、該景品交換カウンタに設けられるPOS端末40において、計数レシート5のバーコード5a及び/又は会員カード2のバーコードと、特殊景品予約券9のバーコードとが読み取られ、計数レシート5のバーコード5aが示す計数値及び/又は会員カード2のバーコードが示す会員IDに対応する貯玉数が特殊景品予約券9のバーコードが示す交換玉数以上であれば、該特殊景品予約券9が示す個数の特殊景品が遊技者に提供される。これによれば、遊技者が景品交換カウンタにて交換を希望する特殊景品の個数を申し出なくても、予め予約しておいた個数の特殊景品の提供を受けることができるので、遊技者の利便性が向上する。なお交換玉数を減じた残りの計数値は、景品(表示景品,陳列景品,特殊景品)との交換に使用したり、貯玉したりすることができる。また計数値及び/又は貯玉数が交換玉数未満であれば、特殊景品は遊技者に提供されない。
次にキオスク端末30について説明する。キオスク端末30は、遊技場内の所定箇所(例えば景品交換カウンタの近傍や、パチンコ機10が配置される遊技島の端部等)に設けられ、図29に示すように、箱型の形状を呈するものであり、その前面にディスプレイ34,トップ画面ボタン34a,戻るボタン34b,決定ボタン34c,カード挿入口33a,及び予約レシート排出口35a等を備え、その内部に通信部31,制御部32,カードR/W33,及び予約レシートプリンタ35等を備えており、これらの各構成要素は図1に示すように接続されている。
このキオスク端末30は予約端末の一例であって、予約受付手段と予約要求送信手段(予約登録要求送信手段)とを有するものである。またキオスク端末30は景品表示装置の一例であって、表示手段と選択受付手段とを有するものである。またキオスク端末30は景品選択装置の一部を構成するものであって、選択受付手段を有するものである。さらにキオスク端末30は配送要求端末の一部を構成するものであって、選択受付手段と景品配送要求送信手段とを有するものである。このキオスク端末30は、これら予約端末,景品表示装置,景品選択装置,及び配送要求端末としては、カードユニット20と同様に機能する。またキオスク端末30は出力端末の一例であって、出力手段を有するものである。
通信部31は、前述の如く、ルータ64及びインターネットを介して、景品管理装置70の通信部71と通信可能に接続されている。この通信部31は、場外通信部21cと同様に、配送先特定処理手段,配送先特定情報送信手段,予約要求送信手段(予約登録要求送信手段),及び景品配送要求送信手段として機能する。
制御部32は、CPU,RAM,ROM,EEPROM等を備えており、ROMに記憶されている処理プログラムがRAMを作業領域としてCPUで実行されることにより、キオスク端末30に備えられる各構成要素の動作を制御して各種の処理を行うものである。このEEPROMでは、制御部22と同様に、図22(a)に示す表示景品情報DBを記憶している。また制御部32は、制御部22と同様に、表示処理手段,及び重複表示排除手段として機能し、EEPROMでは、制御部22と同様に、図22(b)に示す区分メニューDBが記憶される。なおキオスク端末30で記憶される区分メニューDBの内容は、景品管理装置70に送信されて記憶され、これにより、該景品管理装置70にアクセスした携帯端末(携帯電話101)においても、後述する図31で引用する前記D26,D29a,D29a’で、区分メニューのいずれかが選択されると、当該区分メニューDBにおいて該選択された区分メニューに関連付けられている景品が表示される。
カードR/W33は、カード挿入口33aから会員カード2の挿入を受け付けて、該会員カード2のICチップからカードID及び会員IDを読み取るものであり、またカード挿入口33aから景品交換カード3の挿入を受け付けて、該景品交換カード3のICチップから景品会員IDを読み取るものである。なおカードR/W23とは異なり、プリペイドカード4の挿入は受け付けない。
タッチパネル式のディスプレイ34は、各種の情報を表示する表示デバイスであると共に、各種の情報の入力を受け付ける入力デバイスである。このディスプレイ34は、ディスプレイ24と同様に、表示手段,選択受付手段,配送先受付手段,配送時期受付手段,及び配送先情報受付手段として機能し、前記図24〜図28と同様の画面が表示される。
予約レシートプリンタ35は発行手段の一例であって、予約レシートプリンタ25と同様に、図3(b)に示す予約レシート6を印刷し、予約レシート排出口35aから排出して発行するものであると共に、予約レシートプリンタ35は予約識別情報出力手段の一例でもあって、予約レシートプリンタ25と同様に、予約内容登録処理にて各景品について割り当てられた予約IDを出力するものであり、ここでは該予約IDを予約レシート6に記録して発行する。
また予約レシートプリンタ35は出力手段の一例であって、景品管理装置70の前記シンボル出力情報送信手段として機能する通信部71から前記シンボル出力情報(登録必要景品の玉数コード6c及び交換玉数)を受信したことに基づいて、登録必要景品の交換有価価値(交換玉数)に対応する有価価値識別情報(交換玉数)を内在する情報記録シンボル(玉数情報バーコード6b)をPOS端末40にて読取可能な態様で出力するものであり、ここでは該情報記録シンボルと対応付けて当該情報記録シンボルが内在する有価価値識別情報に対応する交換有価価値を視認可能な態様で出力するものである。
具体的には、図46のS13に示すように、前記シンボル出力情報を受信すると、同S15に示すように、制御部32は、該受信したシンボル出力情報に含まれる玉数コード6cを内在する玉数情報バーコード6bを生成し、出力手段として機能する予約レシートプリンタ35は、図30(a)又は(a’)に示す玉数情報バーコード一覧8を印刷し、予約レシート排出口35aから排出して発行する。この玉数情報バーコード一覧8には、交換単価が記録されていると共に、受信したシンボル出力情報に含まれる登録必要景品の各々について、制御部32により生成された当該登録必要景品に対応する玉数コード6cを内在する玉数情報バーコード6bと、前記シンボル出力情報に含まれる当該登録必要景品に対応する交換玉数とが対応付けて、一覧形式で記録されている。このように、キオスク端末30が出力端末の機能を備えるので、出力端末を別途用意する必要が無い。
なお4円用キオスク端末30Aからは、交換単価4円と、該交換単価4円の交換玉数と、該交換玉数に対応する玉数コード6cを内在する玉数情報バーコード6bとを記録した、図30(a)に示す玉数情報バーコード一覧8が発行され、1円用キオスク端末30Bからは、交換単価1円と、該交換単価1円の交換玉数と、該交換玉数に対応する玉数コード6cを内在する玉数情報バーコード6bとを記録した、図30(a’)に示す玉数情報バーコード一覧8が発行される。そして4円用キオスク端末30Aから発行される図30(a)の玉数情報バーコード一覧8の玉数情報バーコード6bは、4円用POS端末40Aのみで読取可能(即ち1円用POS端末40Bでは読取不能)であり、1円用キオスク端末30Bから発行される図30(a’)の玉数情報バーコード一覧8の玉数情報バーコード6bは、1円用POS端末40Bのみで読取可能(即ち4円用POS端末40Aでは読取不能)とされる。
次に携帯電話101について説明する。携帯電話101はユーザが所有する携帯端末の一例であって、ICチップ,通話機能,インターネット接続機能,GPS機能,及びカメラ機能等を備える一般的なものであって、有価価値(獲得玉の計数値,貯玉数)と交換可能な景品を予約するための表示データに基づいて該景品を表示し、該表示される景品の中から交換を予約する景品の選択をユーザより受け付け、該選択を受け付けた景品を特定可能な景品特定情報(景品ID)を含む予約要求を送信するものであり、ここでは前述の如く、景品の検索が行われる毎にウェブサーバとして機能する景品管理装置70から受信する表示データに基づいて景品を表示して予約を受け付け、後述する予約確定端末50又はPOS・予約確定端末50’において予約を確定するものである。また携帯電話101のICチップでは、前述の如く、該携帯電話101のユーザの会員IDを記憶している。
ここで図62に示すフローチャートを主として、図31に示す携帯電話101のディスプレイに表示される画面図を参照しつつ、携帯電話101を使用した景品予約について説明する。なお図31に示す各画面は、景品管理装置70から送信された情報に基づいて表示されるウェブ上の画面である。
まず携帯電話101において、景品管理装置70にアクセスすると(SK11)、景品管理装置70は、携帯電話101のIPアドレスを記憶して、メニュー画面を当該携帯電話101に対して送信し(SK12)、携帯電話101は、図31のD101に示すメニュー画面を表示する(SK13)。このD101では、メニューを選択するためのボタンとして、「配送先登録」ボタン,「配送景品予約」ボタン,及び「ログイン」ボタンが表示される。
このD101で、「配送先登録」ボタンを操作すると、図示しないが、会員IDの入力を促す画面が表示され、会員IDを入力して決定ボタンを操作すると、前記図24のD23と同内容の配送先情報入力画面が表示され、各入力欄に配送先情報(氏名,郵便番号,住所,及び電話番号)と暗証番号を入力して、決定ボタンを操作すると、前記入力された会員IDと該入力された配送先情報及び暗証番号とを含む配送先登録要求が、景品管理装置70に対して送信され、景品管理装置70は、図17(b)に示す配送先DBにおいて、該配送先登録要求に含まれる会員IDから特定される遊技場のデータテーブルで、該会員IDに対応付けて、暗証番号及び配送先情報を登録すると共に、会員ステータスとして「新規」と登録する。
またD101で、「ログイン」ボタンを操作すると、図示しないが、前記図27のD37a〜D37fと同内容の画面が表示される。ただしD37cで、いずれかの予約確認ボタンを操作すると、該操作された予約確認ボタンに対応する予約情報に基づいて、予約ID,景品ID,景品名,及び交換玉数が表示されるが、予約レシート6の再発行は行われない。
またD101で、「景品予約」ボタンを操作すると(SK14)、景品管理装置70は、遊技場指定画面を携帯電話101に対して送信し(SK15)、携帯電話101は、図31のD102に示す遊技場指定画面を表示する(SK16)。このD102では、景品を予約する遊技場の指定を促す旨と、該遊技場の指定方法として「GPSで検索」,「二次元コードから取得」,又は「プルダウンメニューから選択」のいずれかを選択するためのラジオボタンとが表示される。
ユーザが、ある遊技場に居る状態において、D102で、指定方法として「GPSで検索」を選択して、「指定」ボタンを操作すると、携帯電話101のGPS機能により、複数の遊技場の位置情報から最も近い遊技場が表示され、該表示された遊技場の確認操作をすると、当該遊技場が特定されて、該遊技場の遊技場IDが景品管理装置70に対して送信される(SK17)。またユーザが、ある遊技場に居る状態において、D102で、指定方法として「二次元コードから取得」を選択して、「指定」ボタンを操作すると、携帯電話101のカメラ機能が作動し、該カメラにより遊技場内に掲示されている二次元コードを撮像すると、該二次元コードが示す当該遊技場が特定されて、該遊技場の遊技場IDが景品管理装置70に対して送信される(SK17)。これら「GPSで検索」や「二次元コードから取得」によれば、遊技所を選択する際の手間を軽減することができる。またユーザが、遊技場又は他の場所にいる状態において、D102で、指定方法として「プルダウンメニューから選択」を選択し、該プルダウンメニューが示す複数の遊技場の中から一の遊技場を選択して、「指定」ボタンを操作すると、該選択した遊技場の遊技場IDが景品管理装置70に対して送信される(SK17)。
遊技場IDを受信した景品管理装置70は、前記IPアドレスに対応付けて該遊技場IDを記憶し、該遊技場IDの遊技場について設定されている交換単価(4円及び/又は1円)を特定して、交換単価指定画面を携帯電話101に対して送信し(SK17a)、携帯電話101は、図31のD103に示す交換単価指定画面を表示する(SK17b)。このD103では、交換単価の指定を促す旨と、交換単価(4円又は1円)を選択するためのラジオボタンとが表示される。このD103で、いずれかの交換単価を選択して、「指定」ボタンを操作すると、景品管理装置70は、前記記憶した遊技場IDの遊技場について設定されている推奨内容(即ち店舗推奨内容の記憶が有る記憶済店舗については店舗推奨内容であり、店舗推奨内容の記憶が無い未記憶店舗については管理機関推奨内容)を特定して(SK18)、当該遊技場の推奨指標(即ち記憶済店舗については店舗推奨指標であり、未記憶店舗については管理機関推奨指標)を示す景品予約画面を携帯電話101に対して送信し(SK19)、携帯電話101は、図31のD104に示す景品予約画面を表示する(SK20)。
このD104では、店舗推奨指標又は管理機関推奨指標が表示される。このD104で、店舗推奨指標を操作すると(SK21)、景品管理装置70は、該店舗推奨指標に対応する店舗推奨景品(即ちSK18で特定した店舗推奨内容に含まれる店舗推奨景品)を示す推奨内容通知を携帯電話101に対して送信し(SK22)、携帯電話101は、前記図23のD21aと同内容の画面を表示する(SK23)。このD21aで、いずれかの景品ボタンを操作すると、前記図24のD28と同内容の画面が表示される。またD104で、管理機関推奨指標を操作すると(SK21)、景品管理装置70は、該管理機関推奨指標に対応する管理機関推奨景品(即ちSK18で特定した管理機関推奨内容に含まれる管理機関推奨景品)を示す推奨内容通知を携帯電話101に対して送信し(SK22)、携帯電話101は、前記図23のD21bと同内容の画面を表示する(SK23)。このD21bで、いずれかの景品ボタンを操作すると、前記図24のD28と同内容の画面が表示される。
ここでSK22の処理を行う景品管理装置70は、携帯電話101にて紹介する紹介景品(店舗推奨景品又は管理機関推奨景品)を示す案内通知(推奨内容通知)を該携帯電話101に対して送信する案内通知送信手段として機能するものである。またSK23の処理を行う携帯電話101は、案内通知が示す紹介景品の中から予約する景品の選択をユーザより受け付ける紹介景品選択画面(D21a又はD21b)を表示するものである。これによれば、紹介景品については、景品を検索しなくても選択可能なので、ユーザが景品を検索する手間を軽減できる。
D104で、「景品検索」ボタンを操作すると(SK24)、景品管理装置70は、配送景品予約画面を携帯電話101に対して送信し(SK25)、携帯電話101は、前記図25のD24と同様の配送景品予約画面を表示する(SK26)。そして携帯電話101の操作に応じて、景品管理装置70から送信されてくる前記D25〜D36と同様の各画面が表示される。
具体的には、D24で、いずれかのボタンを操作すると(SK27)、景品管理装置70は、該操作されたボタンに対応する画面(即ち「種別から選択」ボタンが操作された場合には前記D25と同様の画面,「交換玉数から選択」ボタンが操作された場合には前記指定された交換単価に応じた前記D29a又は前記D29a’と同様の画面,「キーワード検索」ボタンが操作された場合には前記キーワード入力画面と同様の画面,景品パッケージボタンが操作された場合には前記D30’と同様の画面)を携帯電話101に対して送信し(SK28)、携帯電話101は、これら各画面を表示する(SK29)。
D25で、いずれかの大区分ボタンを操作すると、景品管理装置70は、該操作されたボタンの大区分に属する小区分ボタンを示す画面を携帯電話101に対して配信し、携帯電話101は、前記D26と同様の画面を表示し、該D26で、いずれかの小区分ボタンを操作すると(SK27)、景品管理装置70は、D102で指定された遊技場について記憶している区分メニューDBに基づいて、該操作されたボタンの小区分に属する各景品の景品ボタンを示す画面を表示データとして携帯電話101に対して配信し(SK28)、携帯電話101は、前記D27と同様の画面を表示する(SK29)。またD29a’で、いずれかの交換玉数ボタンを操作すると(SK27)、景品管理装置70は、D102で指定された遊技場について記憶している区分メニューDBに基づいて、該操作されたボタンの交換玉数区分に属する各景品の景品ボタンを示す画面を表示データとして携帯電話101に対して配信し(SK28)、携帯電話101は、前記D29b’と同様の画面を表示する(SK29)。またキーワード入力画面で、キーワードを入力すると(SK27)、D102で指定された遊技場について設定されている表示景品のうちの、該入力されたキーワードに合致する各景品の景品ボタンを示す画面を表示データとして携帯電話101に対して配信し(SK28)、携帯電話101は、該景品ボタンを示す画面を表示する(SK29)。
ここでSK28の処理を行う景品管理装置70は、有価価値と交換可能な景品を予約するための表示データをユーザが所有する携帯電話101に送信するデータ送信処理を行うデータ送信処理手段として機能するものである。またSK28で送信される表示データは、ユーザより選択された一の遊技場(即ちD102で指定された遊技場)について当該遊技場の表示景品として管理している景品を予約するためのデータである。またSK29の処理を行う携帯電話101は、該携帯電話101にて表示させる景品の検索をユーザより受け付ける表示景品検索画面と、該表示景品検索画面で検索された景品の中から予約する景品の選択をユーザより受け付ける予約景品選択画面とを表示するものである。
D27,D29b,D29b’,又はD30’で、いずれかの景品ボタンを操作すると、景品管理装置70は、該操作されたボタンの景品の写真及び詳細情報を示す画面を携帯電話101に対して配信し(SK28)、携帯電話101は、前記D28と同様の画面を表示する(SK29)。以下、携帯電話101の操作に応じて、景品管理装置70から送信されてくる前記D31〜D36と同様の各画面が表示される。ただしD32からは、D33には進まずにD35に進み、該D35では、会員カード2又は景品交換カード3の挿入を促す旨に代えて、会員IDの入力を促す旨が表示され、会員IDを入力して決定ボタンを操作すると、D33に進み、「手入力」ボタンを操作すると、D36に進む。
D34で、決定ボタンを操作すると(SK30)、D102で指定された遊技場の遊技場IDと、D28で選択された景品の景品ID及び予約個数と、D32で選択された配送区分(遊技場又は自宅)を示す情報と、配送先情報と、配送希望日時を示す情報とを含む予約要求が、景品管理装置70に対して送信され(SK31)、景品管理装置70は、該予約要求を受信する(SK32)。このSK32の処理を行う景品管理装置70は、前記データ送信処理により送信される表示データに基づいて表示される景品の中からユーザにより選択された交換を予約する景品を特定可能な景品IDを含む予約要求を携帯電話101から受信する予約要求受信手段として機能するものである。
予約要求を受信した景品管理装置70は、後述する図53に示す予約内容登録処理を行って、予約登録完了通知を携帯電話101に対して送信し(SK33)、携帯電話101は、該予約登録完了通知を受信すると(SK34)、図31のD105に示す予約内容画面を表示する(SK35)。このD105では、予約レシート6の内容が表示される。そして携帯電話101は、予約レシート6が示す予約内容情報(即ち予約ID,景品ID,景品名,交換単価,交換玉数,予約個数,有効期限,予約IDバーコード6a,玉数情報バーコード6b,及び玉数コード6c)をICチップで記憶する(SK36)。なお携帯電話101は、複数の予約内容情報を記憶可能であり、該複数の予約内容情報のうちの予約を確定させたいものに対応する予約レシート6を画面に表示可能である。
これによれば、ユーザが所有する携帯電話101にて景品の予約を受付可能なので、ユーザがいつでも手元で景品の予約を行うことができる。つまり他人が予約端末(カードユニット20,キオスク端末30)を使用中であっても予約ができ、またユーザが該予約端末まで出向かなくても良い。さらには遊技場外であっても予約を行うことができる。なお図62に示す予約確定については後述する。
次にPOS端末40について説明する。POS端末40は、遊技場内における景品交換カウンタに設けられ、図1に示すように接続される通信部41,制御部42,ディスプレイ43,入力装置44,及びバーコードリーダ45等を有するコンピュータであり、図32に示すような外観を呈する。このPOS端末40は減算処理端末の一例であって、カードユニット20のディスプレイ24,及びキオスク端末30のディスプレイ34(以下、単に「(予約端末の)ディスプレイ」と略記する。)にて選択された景品に相当する有価価値(交換玉数)を遊技者が所有する有価価値(獲得玉の計数値,貯玉数)から減算するための減算処理を行うものであり、ここでは有価価値識別情報(玉数コード6c)及び交換有価価値(交換玉数)の入力を受け付けて、該受け付けた有価価値識別情報と交換有価価値とを対応付けて予め登録しておき、前記記録媒体である予約レシート6の情報記録シンボル(玉数情報バーコード6b)から有価価値識別情報を読み取ると、該読み取った有価価値識別情報に対応付けて登録されている交換有価価値をユーザが所有する有価価値から減算するものである。
通信部41は、前述の如く、会員管理装置61及び計数値管理装置62と通信可能に接続されている。制御部42は、CPU,RAM,ROM,EEPROM等を備えており、ROMに記憶されている処理プログラムがRAMを作業領域としてCPUで実行されることにより、POS端末40に備えられる各構成要素の動作を制御して各種の処理を行うものである。
この制御部42のEEPROMでは、図33に示す交換玉数DBを記憶している。この交換玉数DBは、前記景品変更手段(通信部71,ディスプレイ73及び入力装置74)における変更の受付前に景品表示装置(カードユニット20,キオスク端末30)に表示されていた景品の交換玉数を特定可能な既表示景品価値情報を管理するものであり、景品表示装置に表示される表示景品の交換玉数に対応付けて、該交換玉数毎に付与された玉数コード6cが記憶される。この交換玉数DBでは、オペレータの操作により、表示景品登録モードが実行され、出力端末であるキオスク端末30から出力された玉数情報バーコード一覧8に記録されている玉数情報バーコード6bが内在する玉数コード6cがバーコードリーダ45で読み取られ、該読み取った玉数情報バーコード6bに対応付けて玉数情報バーコード一覧8に記録されている交換玉数が入力装置44で入力されると、該読み取った玉数コード6cと該入力された交換玉数とが対応付けて登録される(図46のS16)。
具体的には、4円用POS端末40Aにおいては、交換玉数DBで図33(a)に示す内容が記憶されている状態で、4円用キオスク端末30Aから発行された図30(a)に示す玉数情報バーコード一覧8に基づく玉数コード6c及び交換玉数の登録が行われると、交換単価DBが図33(b)に示す内容に変更される。また1円用POS端末40Bにおいては、交換玉数DBで図33(a’)に示す内容が記憶されている状態で、1円用キオスク端末30Bから発行された図30(a’)に示す玉数情報バーコード一覧8に基づく玉数コード6c及び交換玉数の登録が行われると、交換単価DBが図33(b’)に示す内容に変更される。
また交換玉数DBは、各陳列景品の交換玉数と、各陳列景品に付されているバーコードが内在する共通流通情報であるJANコードと、各陳列景品が属するジャンル(例えば図33に示す菓子,CD,食品等)とを、対応付けて記憶するものである。この交換玉数では、オペレータの操作により、陳列景品登録モードが実行され、陳列景品に付されているバーコードが内在するJANコードがバーコードリーダ45で読み取られ、該陳列景品の交換玉数及びジャンルが入力装置44で入力されると、該読み取ったJANコードと該入力された交換玉数及びジャンルとが対応付けて登録される。
ディスプレイ43は、各種の情報を表示する表示デバイスであって、例えば液晶ディスプレイであり、入力装置44は、各種の情報の入力を受け付ける入力デバイスであって、例えばキーボードやマウスである。バーコードリーダ45は、計数レシート5に記録されているバーコード5a,会員カード2に記録されているバーコード,玉数情報バーコード一覧8に記録されている玉数情報バーコード6b,陳列景品に付されているバーコード,及び特殊景品予約券9に記録されているバーコードを読み取るものである。
ここで図34及び図35を参照して、ディスプレイ43に表示される画面について説明する。このPOS端末40は、遊技場の店員が操作するものである。まず入力装置44に設けられている計数レシート読取ボタン(図示外)を操作して、バーコードリーダ45により計数レシート5のバーコード5aを読み取ると、該読み取ったバーコード5aが示す計数ID及び計数値を含む計数値確認要求が計数値管理装置62に送信され、該計数値管理装置62から当該計数値に異常がない旨を示す確認OK通知を受信すると、前記読み取った計数値が記憶され、D41aで、交換単価と該計数値が表示されると共に、会員カード2のバーコードの読取又は会員カード無しボタンの操作を促す旨が表示される。このD41aで、会員カード無しボタンを操作すると、D42に進む。
また入力装置44に設けられている会員カード読取ボタン(図示外)を操作して、バーコードリーダ45により会員カード2のバーコードを読み取ると、該読み取ったバーコードが示す会員IDと当該POS端末40が記憶している交換単価とを含む貯玉要求が会員管理装置61に送信され、該会員管理装置61から当該会員ID及び交換単価に対応付けられている貯玉数を含む貯玉通知を受信すると、該貯玉通知に含まれる貯玉数が記憶され、D41bで、交換単価と該貯玉数が表示されると共に、計数レシート5のバーコード5aの読取又は計数レシート無しボタンの操作を促す旨が表示される。このD41bで、計数レシート無しボタンを操作すると、D42に進む。
前記D41aでバーコードリーダ45により会員カード2のバーコードを読み取ると、該読み取ったバーコードが示す会員IDと当該POS端末40が記憶している交換単価とを含む貯玉要求が会員管理装置61に送信され、該会員管理装置61から当該会員ID及び交換単価に対応付けられている貯玉数を含む貯玉通知を受信すると、該貯玉通知に含まれる貯玉数が記憶され、D41cに進む。また前記D41bでバーコードリーダ45により計数レシート5のバーコード5aを読み取ると、該読み取ったバーコード5aが示す計数ID及び計数値を含む計数値確認要求が計数値管理装置62に送信され、該計数値管理装置62から当該計数値に異常がない旨を示す確認OK通知を受信すると、前記読み取った計数値が記憶され、D41cに進む。D41cでは、交換単価と、前記記憶している計数値及び貯玉数(現在の貯玉数)が表示される。このD41cで、次へボタンを操作すると、D42に進む。
D42では、予約レシート6の玉数情報バーコード6bの読取,予約レシート6に記録されている玉数コード6cの手入力,又は予約レシート無しボタンの操作を促す旨が表示される。このD42で、バーコードリーダ45により、予約レシート6に記録されている玉数情報バーコード6bを読み取ることで、該玉数情報バーコード6bが内在する玉数コード6cを受け付けるか、又はディスプレイ43及び入力装置44により、予約レシート6に記録されている玉数コード6cを手入力することで、該玉数コード6cを受け付けると、図33に示す交換玉数DBで該玉数コード6cに対応付けて登録されている交換玉数が特定されて、前記記憶している計数値及び/又は貯玉数から該特定された交換玉数が減算され、D43で、交換単価と該交換玉数が表示される。
このD43で、「続けて読取」ボタンを操作すると、D42に戻り、次なる玉数コード6cの読取又は手入力が可能となる。またD43で、「読取終了」ボタンを操作すると、図35(a)に示すように、D41aで会員カード無しボタンが操作されている場合にはD44aに進み、D41bで計数レシート無しボタンが操作されている場合にはD44bに進み、D41cで次へボタンが操作されている場合にはD44cに進む。
このD44aでは、前記記憶している計数値と、一又は複数の予約レシート6に対応する交換玉数の合算値と、予約無しの陳列景品と交換する場合における追加の交換玉数の入力欄と、計数値から交換玉数(即ち予約レシート6に対応する交換玉数の合算値+追加の交換玉数)を減算した端玉数の表示欄が表示される。このD44aで、バーコードリーダ45により、陳列景品のバーコードを読み取ることで、該バーコードが内在するJANコードを受け付けると、図33に示す交換玉数DBで該JANコードに対応付けて登録されている交換玉数が特定されて、追加の交換玉数が加算表示される一方、端玉数が減算表示される。そして、入力装置44に設けられている確定ボタン(図示外)を操作すると、計数IDを含む計数値クリア要求が、通信部41から計数値管理装置62に対して送信される。この通信部41が、前記減算処理を行う減算処理手段である。この計数値クリア要求を受信した計数値管理装置62では、該計数値クリア要求に含まれる計数IDに対応付けられている計数値が零にされる。
またD44bでは、前記記憶している貯玉数(現在の貯玉数)と、一又は複数の予約レシート6に対応する交換玉数の合算値と、予約無しの陳列景品と交換する場合における追加の交換玉数の入力欄と、現在の貯玉数から交換玉数(即ち予約レシート6に対応する交換玉数の合算値+追加の交換玉数)を減算した交換後の貯玉数の表示欄が表示される。このD44bで、バーコードリーダ45により、陳列景品のバーコードを読み取ることで、該バーコードが内在するJANコードを受け付けると、図33に示す交換玉数DBで該JANコードに対応付けて登録されている交換玉数が特定されて、追加の交換玉数が加算表示される一方、交換後の貯玉数が減算表示される。そして、入力装置44に設けられている確定ボタン(図示外)を操作すると、会員IDと交換単価と交換後の貯玉数とを含む貯玉更新要求が、通信部41から会員管理装置61に対して送信される。この通信部41が、前記減算処理を行う減算処理手段である。この貯玉更新要求を受信した会員管理装置61では、該貯玉更新要求に含まれる会員ID及び交換単価に対応付けられている貯玉数が交換後の貯玉数に更新される。
またD44cでは、前記記憶している計数値,及び貯玉数(現在の貯玉数)と、一又は複数の予約レシート6に対応する交換玉数の合算値と、予約無しの陳列景品と交換する場合における追加の交換玉数の入力欄と、計数値と現在の貯玉数との合算値から交換玉数(即ち予約レシート6に対応する交換玉数の合算値+追加の交換玉数)を減算した交換後の貯玉数の表示欄が表示される。このD44cで、バーコードリーダ45により、陳列景品のバーコードを読み取ることで、該バーコードが内在するJANコードを受け付けると、図33に示す交換玉数DBで該JANコードに対応付けて登録されている交換玉数が特定されて、追加の交換玉数が加算表示される一方、交換後の貯玉数が減算表示される。そして、入力装置44に設けられている確定ボタン(図示外)を操作すると、計数IDを含む計数値クリア要求が、通信部41から計数値管理装置62に対して送信されると共に、会員IDと交換単価と交換後の貯玉数とを含む貯玉更新要求が、通信部41から会員管理装置61に対して送信される。この通信部41が、前記減算処理を行う減算処理手段である。この計数値クリア要求を受信した計数値管理装置62では、該計数値クリア要求に含まれる計数IDに対応付けられている計数値が零にされる。また貯玉更新要求を受信した会員管理装置61では、該貯玉更新要求に含まれる会員ID及び交換単価に対応付けられている貯玉数が交換後の貯玉数に更新される。
図34に戻り、D42で、「予約レシート無し」ボタンを操作すると、図35(b)に示すように、D41aで会員カード無しボタンが操作されている場合にはD45aに進み、D41bで計数レシート無しボタンが操作されている場合にはD45bに進み、D41cで次へボタンが操作されている場合にはD45cに進む。
このD45aでは、前記記憶している計数値と、予約無しの陳列景品と交換する場合における交換玉数の入力欄と、計数値から交換玉数を減算した端玉数の表示欄が表示される。このD45aで、バーコードリーダ45により、陳列景品のバーコードを読み取ることで、該バーコードが内在するJANコードを受け付けると、図33に示す交換玉数DBで該JANコードに対応付けて登録されている交換玉数が特定されて、交換玉数が加算表示される一方、端玉数が減算表示される。そして、入力装置44に設けられている確定ボタン(図示外)を操作すると、D44aと同様に、計数IDを含む計数値クリア要求が、通信部41から計数値管理装置62に対して送信される。
またD45bでは、前記記憶している貯玉数(現在の貯玉数)と、予約無しの陳列景品と交換する場合における交換玉数の入力欄と、現在の貯玉数から交換玉数を減算した交換後の貯玉数の表示欄が表示される。このD45bで、バーコードリーダ45により、陳列景品のバーコードを読み取ることで、該バーコードが内在するJANコードを受け付けると、図33に示す交換玉数DBで該JANコードに対応付けて登録されている交換玉数が特定されて、交換玉数が加算表示される一方、交換後の貯玉数が減算表示される。そして、入力装置44に設けられている確定ボタン(図示外)を操作すると、D44bと同様に、会員IDと交換単価と交換後の貯玉数とを含む貯玉更新要求が、通信部41から会員管理装置61に対して送信される。
またD44cでは、前記記憶している計数値,及び貯玉数(現在の貯玉数)と、予約無しの陳列景品と交換する場合における交換玉数の入力欄と、計数値と現在の貯玉数との合算値から交換玉数を減算した交換後の貯玉数の表示欄が表示される。このD45cで、バーコードリーダ45により、陳列景品のバーコードを読み取ることで、該バーコードが内在するJANコードを受け付けると、図33に示す交換玉数DBで該JANコードに対応付けて登録されている交換玉数が特定されて、交換玉数が加算表示される一方、交換後の貯玉数が減算表示される。そして、入力装置44に設けられている確定ボタン(図示外)を操作すると、D44cと同様に、計数IDを含む計数値クリア要求が、通信部41から計数値管理装置62に対して送信されると共に、会員IDと交換単価と交換後の貯玉数とを含む貯玉更新要求が、通信部41から会員管理装置61に対して送信される。
次に予約確定端末50について説明する。予約確定端末50は、遊技場内における景品交換カウンタに設けられ、図1に示すように接続される通信部51,制御部52,ディスプレイ53,入力装置54,バーコードリーダ55,配送レシートプリンタ56,及びICチップR/W57等を有するコンピュータであり、図36に示すような外観を呈する。この予約確定端末50は、前記景品選択端末として機能するものである。
また予約確定端末50は、予約識別情報受付手段と景品配送要求送信手段とを有するものである。また予約確定端末50は景品選択装置の一部を構成するものであって、景品配送要求送信手段を有し、前記減算処理を行うPOS端末40と別個に設けられ、該減算処理が行われたか否かに拘わらず、景品配送要求(予約確定要求)を送信する(つまりPOS端末40と予約確定端末50とが連動していない)ものである。このように、予約確定端末50がPOS端末40と別個に設けられ、該POS端末40と連動していないのは、現状において、POS端末40はほぼ全ての遊技場に既に設けられており、後付の予約確定端末50と連動させようとした場合には、POS端末40側のインターフェイスを改造しなければならないが、複数存在する全てのPOS端末40のメーカがインターフェイスの改造に対応するとは限らないし、予約確定端末50としても各メーカのPOS端末40に対応して連動するものを製造するとコストが高くなってしまうからである。さらに予約確定端末50は配送要求端末の一部を構成するものであって、景品配送要求送信手段と記録媒体発行手段とを有するものである。
通信部51は、前述の如く、ルータ64を介して、景品管理装置70の通信部71と通信可能に接続されている。この通信部51の機能については後述する。制御部52は、CPU,RAM,ROM,EEPROM等を備えており、ROMに記憶されている処理プログラムがRAMを作業領域としてCPUで実行されることにより、予約確定端末50に備えられる各構成要素の動作を制御して各種の処理を行うものである。このEEPROMでは、店員を個々に識別可能な店員識別情報である店員IDと、当該店員の暗証番号とが、対応付けて記憶されている。またEEPROMでは、図46のS10aに示すようにして、景品管理装置70から、遊技場の営業開始前に1日1回送信されてくる、当該遊技場について選択されている景品から予約停止景品及び選択不能景品を除いた景品(即ち表示フラグ1が登録されている表示景品)の景品ID及びJANコードが、重複判定用の景品情報として記憶される。
ディスプレイ53は、各種の情報を表示する表示デバイスであって、例えば液晶ディスプレイであり、入力装置54は、各種の情報の入力を受け付ける入力デバイスであって、例えばキーボードやマウスである。バーコードリーダ55は予約識別情報受付手段の一例であって、予約識別情報である予約IDを受け付けるものであり、ここでは予約レシート6に記録されている予約IDバーコード6aを読み取ることで、該予約IDバーコード6aが示す予約IDを受け付ける。
また配送レシートプリンタ56は、図3(c)に示す配送レシート7を印刷し、配送レシート排出口56aから排出して発行するものであると共に、配送レシートプリンタ56は記録媒体発行手段の一例であって、後述する配送情報通知手段から送信されてきた前記配送情報通知(配送登録完了通知)に含まれる各分類識別情報(予約確定ID)に対応付けて各分類識別情報に対応する景品の景品情報が視認可能に記録された記録媒体(配送レシート7)を発行するものである。具体的には、配送登録完了通知には、景品の配送元,配送先,及び配送希望日時が同一である景品の分類毎に割り当てられた分類識別情報である予約確定IDと、各予約確定IDに対応する景品を特定可能な情報として、一又は複数の該景品の予約ID,景品ID,景品名,交換単価,交換玉数,及び配送個数と、同一の配送区分,配送先情報,及び配送希望日時とが含まれているので、該配送登録完了通知に含まれる予約確定IDの各々について、当該予約確定IDと、当該予約確定IDに対応する一又は複数の景品の予約ID,景品ID,景品名,交換単価,交換玉数,及び配送個数と、同一の配送区分,配送先情報,配送希望日時,及び問い合わせ先とを配送レシート7に記録して発行する。即ち配送レシート7は、1つの予約確定IDに対して1枚発行されるので、配送登録完了通知に4つの予約確定IDが含まれている場合には、該4つの予約確定IDの各々に対して1枚ずつ発行される。
ICチップR/W57は、近接部57aに近接された携帯電話101を受け付けて、該受け付けた携帯電話101のICチップから予約内容情報(予約ID)及び会員IDを読み取るものである。具体的には、ICチップR/W57は、「ケイタイ TOUCH」と表示されている近接部57aの上方における所定空間に向けて、携帯電話101のICチップにアクセスするための電磁波を発信しており、携帯電話101が近接部57aに近接される(かざされる)ことにより当該空間に入ってくると、該携帯電話101のICチップから、予約内容情報と会員IDを読み取る。
ここで図37〜図42を参照して、ディスプレイ53に表示される画面について説明する。この予約確定端末50は、遊技場の店員が操作するものである。まず初期状態では、図37のD51に示すログイン画面が表示される。このD51では、当該予約確定端末50を操作する店員の店員IDと暗証番号の入力欄が表示されており、該店員が入力装置54を操作して、店員IDと暗証番号を入力してログインボタン(図示外)を操作すると、該入力された店員ID及び暗証番号と、制御部52のEEPROMで記憶している店員ID及び暗証番号とが照合され、照合OKであれば、景品管理装置70に対して、当該遊技場について単品選択方式又はパッケージ選択方式のいずれの選択方式が設定されているかを確認する選択方式確認要求が送信され、該景品管理装置70から、パッケージ選択方式が設定されている旨の選択方式確認通知を受信すると、D52に示すメニュー画面が表示され、該景品管理装置70から、単品選択方式が設定されている旨の選択方式確認通知を受信すると、D52aに示すメニュー画面が表示される。
D52では、メニューを選択するためのボタンとして、「景品パッケージ選択」ボタン,「案内通知表示」ボタン,「店舗推奨内容設定」ボタン,「優先順位再設定」ボタン,「景品配送(予約確定)」ボタン,及び「配送取消」ボタンが表示される。一方、D52aでは、D52の「景品パッケージ選択」ボタンに代えて「景品(単品)選択」ボタンが表示される。
D52で、「景品パッケージ選択」ボタンを操作すると、図38のD53で、前記記憶している景品提供業者を示す景品提供業者ボタンが表示される。このD53で、遊技場が希望する景品提供業者に対応する景品提供業者ボタン(ここではX社)を操作すると、景品管理装置70に対して、該操作された景品提供業者ボタンの景品提供業者について図14に示す景品パッケージDBで記憶(設定)されている景品パッケージ情報の送信が要求され、該景品管理装置70から、当該景品提供業者について景品パッケージDBで記憶(設定)されているすべての景品パッケージについて、景品提供業者,景品パッケージID,及び景品パッケージ名と、新規の景品パッケージであるか否かを受信すると、それらが一時的に記憶されて、D54で、前記記憶している景品パッケージの景品パッケージ名を示す景品パッケージボタンが表示される。
このD54で、遊技場が希望する景品パッケージに対応する景品パッケージボタンを操作すると、景品管理装置70に対して、該操作された景品パッケージボタンに対応する景品パッケージの景品パッケージIDが送信され、該景品管理装置70から、当該景品パッケージIDに対応付けて図14に示す景品パッケージDBで登録されている景品IDの全景品(即ち景品パッケージに含まれる全景品)について、図13に示す景品情報DBから抽出した景品名,詳細情報,及び価格を示す景品リストを受信すると、D55に示す画面で、該受信した景品リストが表示される。
このD55で、入力装置54に設けられている決定ボタンを操作すると、D53で操作されたボタンに対応する景品提供業者及びD53で操作されたボタンに対応する景品パッケージ(即ち遊技場が希望する景品提供業者及び景品パッケージ)の景品パッケージIDを含み、当該景品パッケージを選択する旨のパッケージ記憶要求が、通信部51から景品管理装置70に対して送信される。このように、遊技場は、景品の種別や交換玉数から検索可能な景品を含む景品パッケージ(例えば「水産物A」,「オススメ食品A」,「タバコA」,「得々景品A」等)と、パッケージ景品表示処理の対象となる景品パッケージ(例えば「アイスクリームフェア」,「夏期限定フェア」等)の両方から、希望する景品パッケージを選択することができる。
そしてパッケージ記憶要求を受信した景品管理装置70では、準備期間外であれば、図14に示す景品パッケージDBで、該パッケージ記憶要求に含まれる景品パッケージIDに対応付けて、当該遊技場について選択フラグ1が記憶されると共に、図13に示す景品情報DBで、該景品パッケージIDに含まれる各景品の景品IDに対応付けて、当該遊技場について表示フラグ1が記憶され(図45のZ05,Z25)、準備期間中であれば、図14に示す景品パッケージDBで、該パッケージ記憶要求に含まれる景品パッケージIDに対応付けて、当該遊技場について準備フラグ2が記憶される(同Z15)。
前記D52aで、「景品(単品)選択」ボタンを操作すると、図39のD53aで、前記記憶している景品提供業者を示す景品提供業者ボタンが表示される。このD53aで、遊技場が希望する景品提供業者に対応する景品提供業者ボタン(ここではX社)を操作すると、D54aで、景品選択の手法を選択するためのボタンとして、「種別から選択」ボタン,「価格から選択」ボタン,及び「キーワード検索」ボタンが表示される。
このD54aで、「種別から選択」ボタンを操作すると、D55aで、景品交換システム1において予め定められている大区分を示す大区分ボタンが表示される。このD55aで、いずれかの大区分ボタン(ここでは「食料品」ボタン)を操作すると、D56aで、該操作された大区分ボタンに対応する大区分に属し、景品交換システム1において予め定められている小区分を示す小区分ボタンが表示される。このD56aで、いずれかの小区分ボタン(ここでは「水産物」ボタン)を操作すると、景品管理装置70に対して、該操作された小区分ボタンに対応する小区分に属する景品の景品情報の送信が要求され、該景品管理装置70から、図13に示す景品情報DBで記憶されているすべての景品の中から、当該小区分に属すると共に、当該遊技場の予約端末で表示されておらず、かつ選択可能な景品(即ち景品情報DBで当該遊技場について表示フラグ1,予約停止フラグ1,及び選択不能フラグ1が登録されていない景品)について、図13に示す景品情報DBから抽出した景品名,詳細情報,及び価格を示す景品リストを受信すると、D57aに示す画面で、該受信した景品リストが表示されると共に、該景品リストが示す各景品に対応付けて、当該景品を選択するか否かを入力する選択入力領域としての選択欄が表示される。このD57aで、景品表示装置で表示可能とする一又は複数の景品に対応する各選択欄をチェックすることにより当該各景品を選択して、決定ボタンを操作すると、該選択された景品の景品IDを含む単品記憶要求が、通信部51から景品管理装置70に対して送信される。
またD54aで、「価格から選択」ボタンを操作すると、図39のD58aで、景品交換システム1において予め定められている価格の区分(ここでは「〜2000円」,「2001〜4000円」,「4001〜6000円」,「6001〜8000円」,及び「8001〜10000円」)を示す価格ボタンが表示される。このD58aで、いずれかの価格ボタン(ここでは「6001〜8000円」ボタン)を操作すると、景品管理装置70に対して、該操作された価格ボタンに対応する価格の区分に属する景品の景品情報の送信が要求され、該景品管理装置70から、図13に示す景品情報DBで記憶されているすべての景品の中から、当該価格の区分に属すると共に、当該遊技場の予約端末で表示されておらず、かつ選択可能な景品(即ち景品情報DBで当該遊技場について表示フラグ1,予約停止フラグ1,及び選択不能フラグ1が登録されていない景品)について、図13に示す景品情報DBから抽出した景品名,詳細情報,及び価格を示す景品リストを受信すると、D59aに示す画面で、該受信した景品リストが表示されると共に、該景品リストが示す各景品に対応付けて、当該景品を選択するか否かを入力する選択入力領域としての選択欄が表示される。このD59aで、景品表示装置で表示可能とする一又は複数の景品に対応する各選択欄をチェックすることにより当該各景品を選択して、決定ボタンを操作すると、該選択された景品の景品IDを含む単品記憶要求が、通信部51から景品管理装置70に対して送信される。
またD54aで、「キーワード検索」ボタンを操作すると、図示しないが、キーワード入力画面が表示され、該画面でキーワードを入力すると、景品管理装置70に対して、該入力されたキーワードに合致する景品情報の送信が要求され、該景品管理装置70から、図13に示す景品情報DBで記憶されているすべての景品の中から、当該キーワードに合致すると共に、当該遊技場の予約端末で表示されておらず、かつ選択可能な景品(即ち景品情報DBで当該遊技場について表示フラグ1,予約停止フラグ1,及び選択不能フラグ1が登録されていない景品)について、図13に示す景品情報DBから抽出した景品名,詳細情報,及び価格を示す景品リストを受信すると、D57aやD59aと同様に、該受信した景品リストが表示される。この景品リストで、予約端末で表示する景品をクリックして選択すると、該選択された景品の景品IDを含む単品記憶要求が、通信部51から景品管理装置70に対して送信される。
そして単品記憶要求を受信した景品管理装置70では、準備期間外であれば、図15に示す単品選択DBで、当該遊技場について、該単品記憶要求に含まれる景品IDと、選択フラグ1が記憶されると共に、図13に示す景品情報DBで、該景品IDに対応付けて、当該遊技場について表示フラグ1が記憶され(図45のZ05a,Z25a)、準備期間中であれば、図15に示す単品選択DBで、当該遊技場について、該単品記憶要求に含まれる景品IDと、準備フラグ2が記憶される(同Z15a)。
図37のD52又はD52aで、「案内通知表示」ボタンを操作すると、図40のD61aに示す案内通知表示画面が表示される。このD61aでは、単品選択方式が設定されている遊技場について、前記S022及び/又はS024で送信された案内通知(以下、「第1の案内通知」と称する)を受信していると、「表示品目数が○個不足しています」という第1の案内が表示され、前記S026で送信された追加景品案内通知(以下、「第2の案内通知」と称する)を受信していると、「追加景品が○個あります」という第2の案内が表示され、前記S028で送信された削除景品案内通知(以下、「第3の案内通知」と称する)を受信していると、「削除景品が○個あります」という第3の案内が表示され、前記S030で送信された案内通知(以下、「第4の案内通知」と称する)を受信していると、「おすすめ景品が○個あります」という第4の案内が表示される。ここで各案内における○個は、各案内通知が示す景品の数である。
このD61aで、第1の案内を選択すると、景品管理装置70に対して、第1の案内通知が示す指定景品(即ち少なくとも最低品目数及び/又は希望品目数に達する数の指定景品)の景品情報の送信が要求され、該景品管理装置70から、当該指定景品の景品名,詳細情報,及び価格を示す景品リストを受信すると、D62aに示す指定景品選択画面が表示される。このD62aでは、該受信した景品リストが表示されると共に、該景品リストが示す各指定景品に対応付けて、当該指定景品を選択するか否かを入力する選択入力領域としての選択欄が表示される。このD62aで、景品表示装置で表示可能とする一又は複数の景品に対応する各選択欄をチェックすることにより当該各景品を選択して、決定ボタンを操作すると、該選択された景品の景品IDを含む前記単品記憶要求が、通信部51から景品管理装置70に対して送信される。これによれば、表示品目数が閾値(最低品目数)に達していない場合に、少なくとも閾値に達する数の指定景品を示す案内通知が送信され、景品選択端末において、該閾値に達する数の指定景品の選択を受け付ける指定景品選択画面が表示されるので、該閾値に達する数の指定景品を容易に選択することができて、表示品目数が閾値に達した状態でシステムを稼働することができる。また表示品目数が希望品目数に達していない場合に、少なくとも希望品目数に達する数の指定景品を示す案内通知が送信され、景品選択端末において、該希望品目数に達する数の指定景品の選択を受け付ける指定景品選択画面が表示されるので、希望品目数に達しているか否かを確認しながら、達していない場合には容易に指定景品を充足することができる。
またD61aで、第2の案内を選択すると、景品管理装置70に対して、第2の案内通知が示す指定景品(即ち追加を促す景品)の景品情報の送信が要求され、該景品管理装置70から、当該指定景品の景品名,詳細情報,及び価格を示す景品リストを受信すると、D63aに示す指定景品選択画面が表示される。このD63aでは、該受信した景品リストが表示されると共に、該景品リストが示す各指定景品に対応付けて、当該指定景品を選択するか否かを入力する選択入力領域としての選択欄が表示されるが、該選択欄の全てには、当該指定景品を選択する旨(即ちチェック)が予め入力されている。このD63aで、全指定景品に対応する各選択欄がチェックされたままの状態で、決定ボタンを操作すると、全指定景品の景品IDを含む前記単品記憶要求が、通信部51から景品管理装置70に対して送信される。一方、選択しない指定景品に対応する各選択欄のチェックが外された状態で、決定ボタンを操作すると、選択欄がチェックされたままの各指定景品の景品IDを含む前記単品記憶要求が、通信部51から景品管理装置70に対して送信される。これによれば、案内通知が追加を促す指定景品を示す場合には、景品選択端末において、当該指定景品を選択する旨が選択入力領域に予め入力された状態の指定景品選択画面が表示されることにより、景品表示装置で表示可能とする景品に追加しない指定景品についてのみ、選択しない旨を選択入力領域に入力すれば良く、追加する指定景品については、そのまま状態で当該指定景品を選択すれば良いので、指定景品の追加を行う店舗の手間を軽減できる。
またD61aで、第3の案内を選択すると、景品管理装置70に対して、第3の案内通知が示す指定景品(即ち削除を促す景品)の景品情報の送信が要求され、該景品管理装置70から、当該指定景品の景品名,詳細情報,及び価格を示す景品リストを受信すると、D64aに示す指定景品選択画面が表示される。このD64aでは、該受信した景品リストが表示されると共に、該景品リストが示す各指定景品に対応付けて、当該指定景品を選択するか否かを入力する選択入力領域としての削除欄が表示されるが、該削除欄の全てには、当該指定景品を選択しない旨(即ちチェック)が予め入力されている。このD64aで、全指定景品に対応する各選択欄がチェックされたままの状態で、決定ボタンを操作すると、全指定景品の景品IDを含む単品削除要求が、通信部51から景品管理装置70に対して送信される。一方、削除しない指定景品に対応する各選択欄のチェックが外された状態で、決定ボタンを操作すると、削除欄がチェックされたままの各指定景品の景品IDを含む単品削除要求が、通信部51から景品管理装置70に対して送信される。これによれば、案内通知が削除を促す指定景品を示す場合には、景品選択端末において、当該指定景品を選択しない旨が選択入力領域に予め入力された状態の指定景品選択画面が表示されることにより、景品表示装置で表示可能な景品から削除しない指定景品についてのみ、削除しない旨を選択入力領域に入力すれば良く、削除する指定景品については、そのまま状態で当該指定景品を選択すれば良いので、指定景品の削除を行う店舗の手間を軽減できる。なお、単品削除要求を受信した景品管理装置70は、該単品削除要求が示す景品を単品選択DBで当該遊技場について記憶していることを条件として、該景品を削除すると共に、景品情報DBで当該景品について記憶している当該遊技場の表示フラグ1を非表示フラグ0に変更する。
またD61aで、第4の案内を選択すると、景品管理装置70に対して、第4の案内通知が示す指定景品(即ち図8(a)のD07aに示す案内通知設定画面で設定された指定景品)の景品情報の送信が要求され、該景品管理装置70から、当該指定景品の景品名,詳細情報,及び価格を示す景品リストを受信すると、D65aに示す指定景品選択画面が表示される。このD65aでは、該受信した景品リストが表示されると共に、該景品リストが示す各指定景品に対応付けて、当該指定景品を選択するか否かを入力する選択入力領域としての選択欄が表示される。このD65aで、景品表示装置で表示可能とする一又は複数の景品に対応する各選択欄をチェックすることにより当該各景品を選択して、決定ボタンを操作すると、該選択された景品の景品IDを含む前記単品記憶要求が、通信部51から景品管理装置70に対して送信される。これによれば、景品選択端末において、指定景品以外については、景品検索画面(図39のD54a,D55a,D56a,D58a)で検索した景品の選択を受け付ける景品選択画面(同D57a,D59a)が表示されるのに対し、指定景品については、直ちに当該指定景品の選択を受け付ける指定景品選択画面(D65a)が表示されるので、指定景品についてはそれ以外の景品よりも迅速に選択して表示可能とすることができる。
以上、図40で説明したように、景品選択端末において、案内通知が示す指定景品の選択を受け付ける指定景品選択画面(D62a,D63a,D64a,D65a)が表示され、該指定景品選択画面で指定景品の選択を受け付けると、当該指定景品を景品表示装置で表示可能とするための処理(単品記憶要求の送信)が行われるので、指定景品については迅速に選択して表示可能とすることができる。即ち、単品選択方式やパッケージ選択方式によれば、遊技場が表示を希望する景品を選択できる点で好ましいが、景品管理装置70において景品の追加や変更等が行われた際に、それらの情報を送信するだけだと、景品選択端末において、該情報が示す景品を検索して選択しなければならないため、景品を選択する作業が煩わしいという課題があるところ、本発明では、案内通知が示す指定景品の選択を受け付ける指定景品選択画面が表示されるので、該指定景品を選択する作業の煩わしさを大幅に軽減することができる。
なお、図示しないが、パッケージ選択方式が設定されている遊技場については、前記D61aで、第2の案内通知を受信していると、「追加景品パッケージが○個あります」という第2の案内が表示され、第3の案内通知を受信した場合に、「削除景品パッケージが○個あります」という第3の案内が表示され、第4の案内通知を受信した場合に、「おすすめ景品パッケージが○個あります」という第4の案内が表示される。ここで各案内における○個は、各案内通知が示す景品パッケージの数である。
ここで第2の案内を選択すると、景品管理装置70に対して、第2の案内通知が示す指定景品パッケージ(即ち追加を促す景品パッケージ)の景品パッケージ情報の送信が要求され、該景品管理装置70から、当該指定景品パッケージを示す景品パッケージリストを受信すると、D63aと略同様に、指定景品パッケージ選択画面が表示される。この指定景品パッケージ選択画面では、該受信した景品パッケージリストが表示されると共に、該景品パッケージリストが示す各指定景品パッケージに対応付けて、当該指定景品パッケージを選択するか否かを入力する選択入力領域としての選択欄が表示されるが、該選択欄の全てには、当該指定景品パッケージを選択する旨(即ちチェック)が予め入力されている。ここで、全指定景品パッケージに対応する各選択欄がチェックされたままの状態で、決定ボタンを操作すると、全指定景品パッケージの景品パッケージIDを含む前記パッケージ記憶要求が、通信部51から景品管理装置70に対して送信される。一方、選択しない指定景品パッケージに対応する各選択欄のチェックが外された状態で、決定ボタンを操作すると、選択欄がチェックされたままの各指定景品パッケージの景品パッケージIDを含む前記パッケージ記憶要求が、通信部51から景品管理装置70に対して送信される。これによれば、案内通知が追加を促す指定景品パッケージを示す場合には、景品選択端末において、当該指定景品パッケージを選択する旨が選択入力領域に予め入力された状態の指定景品パッケージ選択画面が表示されることにより、景品表示装置で表示可能とする景品パッケージに追加しない指定景品パッケージについてのみ、選択しない旨を選択入力領域に入力すれば良く、追加する指定景品パッケージについては、そのまま状態で当該指定景品パッケージを選択すれば良いので、指定景品パッケージの追加を行う店舗の手間を軽減できる。
また第3の案内を選択すると、景品管理装置70に対して、第3の案内通知が示す指定景品パッケージ(即ち削除を促す景品パッケージ)の景品パッケージ情報の送信が要求され、該景品管理装置70から、当該指定景品パッケージを示す景品パッケージリストを受信すると、D64aと略同様に、指定景品パッケージ選択画面が表示される。この指定景品パッケージ選択画面では、該受信した景品パッケージリストが表示されると共に、該景品パッケージリストが示す各指定景品パッケージに対応付けて、当該指定景品パッケージを選択するか否かを入力する選択入力領域としての削除欄が表示されるが、該削除欄の全てには、当該指定景品パッケージを選択しない旨(即ちチェック)が予め入力されている。ここで、全指定景品パッケージに対応する各選択欄がチェックされたままの状態で、決定ボタンを操作すると、全指定景品パッケージの景品IDを含むパッケージ削除要求が、通信部51から景品管理装置70に対して送信される。一方、削除しない指定景品パッケージに対応する各選択欄のチェックが外された状態で、決定ボタンを操作すると、削除欄がチェックされたままの各指定景品パッケージの景品IDを含むパッケージ削除要求が、通信部51から景品管理装置70に対して送信される。これによれば、案内通知が削除を促す指定景品パッケージを示す場合には、景品選択端末において、当該指定景品パッケージを選択しない旨が選択入力領域に予め入力された状態の指定景品パッケージ選択画面が表示されることにより、景品表示装置で表示可能な景品パッケージから削除しない指定景品パッケージについてのみ、削除しない旨を選択入力領域に入力すれば良く、削除する指定景品パッケージについては、そのまま状態で当該指定景品パッケージを選択すれば良いので、指定景品パッケージの削除を行う店舗の手間を軽減できる。なお、パッケージ削除要求を受信した景品管理装置70は、該パッケージ削除要求が示す景品パッケージについて景品パッケージDBで当該遊技場について選択フラグ1を記憶していることを条件として、該選択フラグ1を非選択フラグ0に変更すると共に、景品情報DBで当該景品パッケージに含まれる景品について記憶している当該遊技場の表示フラグ1を非表示フラグ0に変更する。
また第4の案内を選択すると、景品管理装置70に対して、第4の案内通知が示す指定景品パッケージ(即ち図8(a)のD07aに示す案内通知設定画面で設定された指定景品パッケージ)の景品パッケージ情報の送信が要求され、該景品管理装置70から、当該指定景品パッケージを示す景品リストを受信すると、D65aと略同様に、指定景品パッケージ選択画面が表示される。この指定景品パッケージ選択画面では、該受信した景品パッケージリストが表示されると共に、該景品パッケージリストが示す各指定景品パッケージに対応付けて、当該指定景品パッケージを選択するか否かを入力する選択入力領域としての選択欄が表示される。ここで、景品表示装置で表示可能とする一又は複数の景品パッケージに対応する各選択欄をチェックすることにより当該各景品パッケージを選択して、決定ボタンを操作すると、該選択された景品パッケージの景品パッケージIDを含む前記パッケージ記憶要求が、通信部51から景品管理装置70に対して送信される。
以上、図38〜図40で説明した部分が、景品選択端末としての機能によるものであり、ここで選択された単品又は景品パッケージに含まれる景品が、景品表示装置で表示可能とされる。即ち予約確定端末50は、複数の店舗の各々に設けられ、景品情報DBで管理している管理景品の中から予約端末及び携帯電話101にて表示可能とする景品の選択を当該店舗の店員より受け付ける表示景品選択手段として機能するものである。
図37のD52又はD52aで、「店舗推奨内容設定」ボタン,又は「優先順位再設定」ボタンを操作すると、前述の如く、図41の画面が表示される。
図37のD52又はD52aで、「景品配送(予約確定)」ボタンを操作すると、図42のD71に示す画面が表示される。このD71では、「予約レシート6の予約を確定する場合」には、予約レシート6(予約端末から発行される予約レシート6,又は携帯電話101が記憶している予約内容情報に基づいて画面に表示される予約レシート6)の予約IDバーコード6aの読取,又は予約レシート6に記録されている予約IDの手入力を促す旨が表示されると共に、「貯玉を使用して携帯電話101の予約を確定する場合」には、携帯電話101をICチップR/W57に近接(タッチ)させることを促す旨が表示される。
ここで「貯玉を使用して携帯電話101の予約を確定する場合」とは、POS端末40による減算処理を行うことなく、貯玉を使用して、該携帯電話101にて行った予約を確定させることである。従って、携帯電話101にて予約を行ったユーザは、貯玉のみを使用して予約を確定する場合には、該携帯電話101をICチップR/W57に近接させるだけで足り、予約レシート6を画面に表示させる必要が無い。なお携帯電話101にて行った予約であっても、該携帯電話101にて前記記憶された予約内容情報に基づいて予約レシート6を画面に表示し、獲得玉の計数値及び/又は貯玉を使用して、POS端末40による減算処理が行われた後に、予約を確定させる場合は、「予約レシート6の予約を確定する場合」に該当する。このD71で予約IDや会員IDを受け付ける予約確定端末50は、予約内容登録処理が行われた予約識別情報(予約ID)を受け付ける予約識別情報受付手段として機能するものである。
このD71で、前記予約識別情報受付手段であるバーコードリーダ55により、予約レシート6に記録されている予約IDバーコード6aを読み取ることで、該予約IDバーコード6aが示す予約IDを受け付けるか、又は前記予約識別情報受付手段であるディスプレイ53及び入力装置54により、予約レシート6に記録されている予約IDを手入力することで、該予約IDを受け付けると、景品管理装置70に対して、該受け付けた予約IDを含む予約情報要求が送信され、該景品管理装置70から、当該予約情報要求に含まれる予約IDに対応付けて図18に示す予約情報DBで登録されている予約情報(景品ID,景品名,交換単価,交換玉数,予約個数,配送区分,配送先情報,及び配送希望日時)を受信すると、D72に示す画面で、該受信した予約情報が表示される。
このD72で、「続けて読取」ボタンを操作すると、D71で受け付けられた予約IDが一時的に記憶されて、D71に戻り、次なる予約IDの読取又は手入力が可能となる。このD72における「続けて読取」ボタンの操作とD71における予約IDの受付を繰り返すと、該受け付けられた複数の予約IDが一時的に記憶される。またD72で、「読取終了」ボタンを操作すると、前記記憶されている一又は複数の予約IDと、D51で入力された店員IDとを含む予約確定要求が、通信部51から景品管理装置70に対して送信される。
この通信部51は景品配送要求送信手段(提供要求送信手段)の一例であって、選択受付手段にて選択された景品を特定可能であり、また配送先受付手段にて指定を受け付けた配送先(配送区分)を特定可能であり、また配送時期受付手段にて指定を受け付けた配送時期(配送希望日時)を特定可能であり、かつユーザ(遊技者)を特定可能な景品配送要求を送信するものであり、ここでは予約識別情報受付手段にて受け付けた予約IDを含む景品配送要求である予約確定要求を、景品管理装置70に対して送信するものである。ここで予約識別情報受付手段にて受け付けた予約IDを含む景品配送要求が、前記選択された景品,前記指定を受け付けた配送先,前記指定を受け付けた配送時期,及びユーザを特定可能であるのは、当該予約IDを含む景品配送要求を受信した景品管理装置70において、図18に示す予約情報DBで、当該予約IDに対応付けて、それらが既に登録されているからである。また通信部51は店員識別情報送信手段の一例であって、当該予約確定端末50を操作する店員を識別可能な店員IDを(ここでは予約確定要求に含めて)景品管理装置70に送信するものである。
なおD71で、ICチップR/W57に近接された携帯電話101のICチップから予約内容情報及び会員IDを読み取った場合については、図62を参照して後述する。
前記D52で、「配送取消」ボタンを操作すると、景品管理装置70に対して、図20に示す配送情報DBで当該遊技場のデータテーブルに記憶されている配送情報の送信が要求され、該景品管理装置70から、該配送情報(予約確定ID,確定日時,店員ID,予約ID,景品ID,景品名,交換単価,交換玉数,配送個数,配送区分,配送先情報,及び配送希望日時)を受信すると、図42のD76に示す画面で、該受信した配送情報が表示される。このD76で、取消を希望する配送情報をクリックして選択すると、該配送情報の予約確定IDを含む配送取消要求が、通信部51から景品管理装置70に対して送信される。
なお、図示しないが、遊技場に設けられ、景品管理装置70と通信可能なパソコンにおいても、予約確定処理を除き、予約確定端末50と同様に、景品パッケージの選択の受付,景品(単品)の選択の受付,案内通知の表示,店舗推奨内容の設定,優先順位の再設定,及び配送取消を受け付けることが可能である。
具体的には、該パソコンにおいて、図37のD51に示すのと同様のログイン画面が表示されている状態で、店員が入力装置を操作して、店員IDと暗証番号を入力してログインボタン(図示外)を操作すると、該入力された店員ID及び暗証番号と、パソコンの制御部のEEPROMで記憶している店員ID及び暗証番号とが照合され、照合OKであれば、D52又はD52aに示すのと略同様のメニュー画面(以下、説明の便宜上、「P52又はP52a」と称する。)が表示される。このP52又はP52aでは、メニューを選択するためのボタンとして、D52又はD52aから「景品配送(予約確定)」ボタンを除いたものが表示される。
このP52で「景品パッケージ選択」ボタンを操作すると、予約確定端末50において前記D52で「景品パッケージ選択」ボタンを操作したのと同様の処理(D53〜D55)が、当該パソコンにおいて行われて、D53で操作されたボタンに対応する景品提供業者及びD53で操作されたボタンに対応する景品パッケージ(即ち遊技場が希望する景品提供業者及び景品パッケージ)の景品パッケージIDを含み、当該景品パッケージを選択する旨のパッケージ記憶要求が、景品管理装置70に対して送信される。
またP52aで「景品(単品)選択」ボタンを操作すると、予約確定端末50において前記D52aで「景品(単品)選択」ボタンを操作したのと同様の処理(D53a〜D59a)が、当該パソコンにおいて行われて、D57a又はD59aで選択された景品の景品IDを含む単品記憶要求が、景品管理装置70に対して送信される。
またP52又はP52aで「案内通知表示」ボタンを操作すると、予約確定端末50において前記D52又はD52aで「案内通知表示」ボタンを操作したのと同様の処理(D61a〜D65a)が、当該パソコンにおいて行われる。
またP52又はP52aで「店舗推奨内容設定」ボタンを操作すると、予約確定端末50において前記D52又はD52aで「店舗推奨内容設定」ボタンを操作したのと同様の処理(D66a〜D66b)が、当該パソコンにおいて行われる。
またP52又はP52aで「優先順位再設定」ボタンを操作すると、予約確定端末50において前記D52又はD52aで「優先順位再設定」ボタンを操作したのと同様の処理(D67a〜D67b)が、当該パソコンにおいて行われる。
さらにP52又はP52aで「配送取消」ボタンを操作すると、予約確定端末50において前記D52又はD52aで「配送取消」ボタンを操作したのと同様の処理(D76)が、当該パソコンにおいて行われて、D76で選択された配送情報の予約確定IDを含む配送取消要求が、景品管理装置70に対して送信される。
次にハンディ端末65について説明する。ハンディ端末65は、遊技場内における景品交換カウンタに設けられ、遊技場の店員が携帯して取り扱うものであり、図36に示すような外観を呈し、その表面に、ディスプレイ65c,操作キー65dを備え、その背面に、バーコードリーダ65eを備え、その内部に、図示しない通信部(便宜上、「通信部65a」と称する。),及び制御部(便宜上、「制御部65b」と称する。)を備えており、該制御部65bに、通信部65a,ディスプレイ65c,操作キー65d,及びバーコードリーダ65eが接続されている。
通信部65aは、前述の如く、無線により、予約確定端末50と通信可能である。制御部65bは、CPU,RAM,ROM,EEPROM等を備えており、ROMに記憶されている処理プログラムがRAMを作業領域としてCPUで実行されることにより、ハンディ端末65に備えられる各構成要素の動作を制御して各種の処理を行うものである。ディスプレイ65cは、各種の情報を表示する表示デバイスであって、例えば液晶ディスプレイであり、操作キー65dは、各種の情報の入力を受け付ける入力デバイスである。バーコードリーダ65eは、陳列景品に付されているバーコードを読み取るものである。
このハンディ端末65は、遊技場の店員により操作され、ディスプレイ65cで図43(a)に示す画面が表示されて、重複判定処理が行われるが、これについては図46を参照して後述する。
次に本部PC90について説明する。この本部PC90は、該本部PC90が設けられるグループ本部が統括するグループに属するグループ店における景品表示装置(カードユニット20,キオスク端末30)での表示を希望する景品パッケージ,景品(単品),及び店舗推奨内容を一括して設定し、優先順位を一括して再設定するものである。
ここで図44を参照して、本部PC90のディスプレイに表示される画面について説明する。グループ本部のオペレータの操作により、インターネットを介して景品管理装置70にアクセスしてログインすると、該景品管理装置70から、当該グループに属するグループ店の遊技場IDが送信されてきて、D91で、景品パッケージ,景品(単品),店舗推奨内容,又は優先順位を一括して設定するグループ店である設定対象店舗の指定を促す旨が表示されると共に、該設定対象店舗を指定するためのチェックボックスが表示される。このD91では、グループ店の全てを設定対象店舗として指定することが可能であると共に、グループ店の一部(例えば同一地域に属する店舗)のみを設定対象店舗として指定することも可能である。このD91で、一以上の設定対象店舗を指定して、決定ボタンを操作すると、D92で、「景品パッケージ選択」ボタン,「景品(単品)選択」ボタン,「店舗推奨内容設定」ボタン,及び「優先順位再設定」ボタンが表示される。
このD92で「景品パッケージ選択」ボタンを操作すると、予約確定端末50において前記D52で「景品パッケージ選択」ボタンを操作したのと同様の処理(D53〜D55)が、当該本部PC90において行われて、D91で指定された設定対象店舗の遊技場IDと、前記D53で操作されたボタンに対応する景品提供業者及びD53で操作されたボタンに対応する景品パッケージ(即ち遊技場が希望する景品提供業者及び景品パッケージ)の景品パッケージIDを含み、当該景品パッケージを選択する旨のパッケージ記憶要求が、景品管理装置70に対して送信される。
またD92で「景品(単品)選択」ボタンを操作すると、予約確定端末50において前記D52aで「景品(単品)選択」ボタンを操作したのと同様の処理(D53a〜D59a)が、当該本部PC90において行われて、D91で指定された設定対象店舗の遊技場IDと、前記D57a又は前記D59aで選択された景品の景品IDを含む単品記憶要求が、景品管理装置70に対して送信される。
またD92で「店舗推奨内容設定」ボタンを操作すると、予約確定端末50において前記D52又はD52aで「店舗推奨内容設定」ボタンを操作したのと同様の処理(D66a〜D66b)が、当該本部PC90において行われて、D91で指定された設定対象店舗の遊技場IDと、選択された店舗推奨景品の景品IDと、設定された店舗推奨指標を含む店舗推奨内容記憶要求が、景品管理装置70に対して送信される。
さらにD92で「優先順位再設定」ボタンを操作すると、予約確定端末50において前記D52又はD52aで「優先順位再設定」ボタンを操作したのと同様の処理(D67a〜D67b)が、当該本部PC90において行われて、D91で指定された設定対象店舗の遊技場IDと、店舗推奨景品の景品IDと、再設定された順位を含む順位変更要求が、景品管理装置70に対して送信される。
次に、図45〜図61を参照して、第1実施形態に係る景品交換システム1の作用について説明する。以下においては、図45及び図46をメインにして、各装置が行うサブルーチンを織り交ぜながら、景品交換システム1の作用について説明する。
まず景品交換システム1は、前提として、図45に示すZ00a〜Z00cの処理を行う。具体的には、配送管理装置80は、図5(a)に示す景品情報DBで記憶している景品情報,及び図5(b)に示す景品パッケージDBで記憶している景品パッケージ情報を、景品管理装置70に対して送信し(Z00a)、該景品管理装置70は、受信した景品情報を図13に示す景品情報DBで記憶すると共に、前記景品パッケージ設定手段である制御部72により、受信した景品パッケージ情報を図14に示す景品パッケージDBで記憶する(Z00b)。
また景品管理装置70は、図9(a)に示すように、前記景品パッケージ設定手段であるディスプレイ73及び入力装置74により、景品パッケージが設定されると、該設定された景品パッケージの景品パッケージ情報を、図14に示す景品パッケージDBで記憶すると共に、図9(b)に示すように、前記景品パッケージ更新手段であるディスプレイ73及び入力装置74により、設定された景品パッケージに含まれる景品が更新されると、該更新された景品を、図14に示す景品パッケージDBで記憶する(Z00c)。これによれば、景品管理装置70において、景品の交換状況等に応じて、景品パッケージに含まれる景品を更新することができるので、景品交換をより促進することができる。なおZ00cでは、景品情報DBにおいて、更新された景品のうち、削除された景品の景品IDに対応付けて、前記景品パッケージが選択されている遊技場について、表示フラグ0(即ち当該景品が表示景品でない旨)を登録すると共に、追加された景品の景品IDに対応付けて、前記景品パッケージが選択されている遊技場について、表示フラグ1及び追加フラグ1(即ち当該景品が表示景品及び追加景品である旨)を登録する。
また景品交換システム1は、遊技場が当該景品交換システム1に加盟する新規契約時に、図45のZ01〜Z05aの処理を行う。具体的には、景品管理装置70は、前記図7(a)及び図12に示すようにして、当該遊技場について、景品選択方式を設定及び記憶すると共に(Z01)、各種品目数を設定及び記憶する(Z02)。
ここで景品管理装置70は、パッケージ選択方式が設定された遊技場については、前記図38に示すようにして、予約確定端末50で、パッケージ検索画面及びパッケージ選択画面を表示させ(Z03)、当該遊技場についてのシステムの稼働開始前に景品パッケージの選択(Z04)を受け付けた該予約確定端末50から、選択された景品パッケージの景品パッケージIDを含むパッケージ記憶要求を受信すると、図14に示す景品パッケージDBで、該パッケージ記憶要求に含まれる景品パッケージIDに対応付けて、当該遊技場について選択フラグ1を記憶すると共に、図13に示す景品情報DBで、該景品パッケージIDに含まれる各景品の景品IDに対応付けて、当該遊技場について表示フラグ1及び追加フラグ1を記憶する(Z05)。また図12に示す店舗情報DBで、当該遊技場について選択品目数を加算更新する。
また景品管理装置70は、単品選択方式が設定された遊技場については、前記図39に示すようにして、予約確定端末50で、単品検索画面及び単品選択画面を表示させ(Z03)、当該遊技場についてのシステムの稼働開始前に景品(単品)の選択(Z04a)を受け付けた該予約確定端末50から、選択された景品の景品IDを含む単品記憶要求を受信すると、図15に示す単品選択DBで、当該遊技場について、該単品記憶要求に含まれる景品IDと、選択フラグ1を記憶すると共に、図13に示す景品情報DBで、該景品IDに対応付けて、当該遊技場について表示フラグ1及び追加フラグ1を記憶する(Z05a)。また図12に示す店舗情報DBで、当該遊技場について選択品目数を加算更新する。
そして稼働開始後における毎日の営業開始前に、図46のS13で、景品表示処理手段として機能する制御部72の制御によって、表示フラグ1が記憶された景品の景品情報が、遊技場の景品表示装置(カードユニット20,キオスク端末30)に対して送信されることにより、該表示フラグ1が記憶された景品(即ち選択された景品パッケージに含まれる景品又は選択された単品)が、景品表示装置で表示される。これによれば、景品管理装置70において、管理景品の中から景品表示装置にて表示可能とする景品又は該景品を含む景品パッケージの選択を受け付けると、当該景品又は当該景品パッケージに含まれる景品を景品表示装置で表示可能とするための処理が行われることにより、店舗の客層や土地柄や季節に応じて、該店舗が希望する景品を提供できるので、ユーザに対して景品交換を促進することができる。
このように、各景品を個別に店舗に選択させる単品選択方式は、店舗が希望する景品を提供できるが、景品の数は膨大であるので、複数の景品が属する景品パッケージを店舗に選択させるパッケージ選択方式と併存させることが好ましい。しかしながら、単品選択方式とパッケージ選択方式とを併存させると、選択方式を変更する際の運用をどのようにするかという課題が生ずる。
そこで景品交換システム1は、遊技場が選択方式を変更する選択方式変更時に、図45のZ11〜Z16の処理を行うことにより、当該課題を解決するものである。具体的には、景品管理装置70は、前記図7(a)及び図12に示すようにして、当該遊技場について、景品選択方式を変更及び記憶すると共に(Z11)、準備期間を設定及び記憶する(Z12)。
ここで景品管理装置70は、単品選択方式からパッケージ選択方式に変更された遊技場については、前記図38に示すようにして、予約確定端末50で、パッケージ検索画面及びパッケージ選択画面を表示させ(Z13)、当該遊技場についての準備期間中に景品パッケージの選択(Z14)を受け付けた該予約確定端末50から、選択された景品パッケージの景品パッケージIDを含むパッケージ記憶要求を受信すると、図14に示す景品パッケージDBで、該パッケージ記憶要求に含まれる景品パッケージIDに対応付けて、当該遊技場について準備フラグ2を記憶する(Z15)。また図12に示す店舗情報DBで、当該遊技場について準備品目数を加算更新する。ここで準備期間中は、準備フラグ2が記憶された準備パッケージに含まれる景品については表示フラグ1が記憶されないので、変更前の単品選択方式で選択された景品(即ち表示フラグ1が記憶された景品)が、景品表示装置で表示される。これによれば、単品選択方式からパッケージ選択方式に変更する際に、予め定められた準備期間中に景品を選択すれば良いので、店舗は選択する景品を十分に検討することができると共に、準備期間中は、単品選択方式に変更する前に選択されている景品パッケージに含まれる景品が表示されるので、システムの運用に支障をきたすことがない。なお、パッケージ選択方式に変更された後は、単品の選択はできなくなる。
また景品管理装置70は、パッケージ選択方式から単品選択方式に変更された遊技場については、前記図39に示すようにして、予約確定端末50で、単品検索画面及び単品選択画面を表示させ(Z13)、当該遊技場についての準備期間中に景品(単品)の選択(Z14a)を受け付けた該予約確定端末50から、選択された景品の景品IDを含む単品記憶要求を受信すると、図15に示す単品選択DBで、当該遊技場について、該単品記憶要求に含まれる景品IDと、準備フラグ2を記憶する(Z15a)。また図12に示す店舗情報DBで、当該遊技場について準備品目数を加算更新する。ここで準備期間中は、準備フラグ2が記憶された準備景品については表示フラグ1が記憶されないので、変更前のパッケージ選択方式で選択された景品パッケージに含まれる景品(即ち表示フラグ1が記憶された景品)が、景品表示装置で表示される。これによれば、単品選択方式からパッケージ選択方式に変更する際に、予め定められた準備期間中に景品パッケージを選択すれば良いので、店舗は選択する景品パッケージを十分に検討することができると共に、準備期間中は、パッケージ選択方式に変更する前に選択されている景品が表示されるので、システムの運用に支障をきたすことがない。なお、パッケージ選択方式に変更された後は、単品の選択はできなくなる。
そして景品管理装置70は、当該遊技場についての準備期間が経過すると(具体的には準備期間の終了日の翌日における営業開始前に)、図47に示す準備期間経過時処理を行う(Z17)。まず景品管理装置70は、希望品目数判定手段として機能する制御部72により、図12に示す店舗情報DBで当該遊技場について記憶している準備品目数が希望品目数に達しているか否かを判定する(S001)。このS001で準備品目数が希望品目数に達している(YES)と判定された場合には、当該遊技場について単品選択方式が設定されているか否かを判定する(S002)。
このS002で単品選択方式が設定されている遊技場である(YES)と判定された場合には、準備期間経過時処理手段として機能する制御部72により、図15に示す単品選択DBで記憶している準備フラグ2を選択フラグ1に変更し(S003)、図14に示す景品パッケージDBで記憶している各選択フラグ1を非選択フラグ0に変更し(S004)、図13に示す景品情報DBで記憶している各表示フラグ1を非表示フラグ0に変更し(S005)、かつ単品選択DBで選択フラグ1を記憶している景品について、景品情報DBで表示フラグ1を記憶し(S006)、店舗情報DBで記憶している準備品目数と準備期間の開始日及び終了日を消去して(S011)、準備期間経過時処理を終了する。即ち準備期間経過時処理手段は、S003及びS006の処理を行うことにより、準備景品記憶手段により記憶している景品を選択景品記憶手段に記憶させて、準備期間の経過後に、該選択景品記憶手段により記憶している景品(即ち表示フラグ1の景品)を景品表示装置で表示可能とし、またS004及びS005の処理を行うことにより、準備期間の経過後に、選択パッケージ記憶手段により記憶している景品パッケージに含まれる景品を景品表示装置にて表示不能とする。
一方、S002で単品選択方式が設定されている遊技場でない(NO)、即ちパッケージ選択方式が設定されている遊技場であると判定された場合には、準備期間経過時処理手段として機能する制御部72により、図13に示す景品パッケージDBで記憶している準備フラグ2を選択フラグ1に変更し(S007)、図15に示す単品選択DBで記憶している各選択フラグ1を非選択フラグ0に変更し(S008)、図13に示す景品情報DBで記憶している各表示フラグ1を非表示フラグ0に変更し(S009)、かつ景品パッケージDBで選択フラグ1を記憶している景品パッケージに含まれる景品について、景品情報DBで表示フラグ1を記憶し(S010)、店舗情報DBで記憶している準備品目数と準備期間の開始日及び終了日を消去して(S011)、準備期間経過時処理を終了する。即ち準備期間経過時処理手段は、S007及びS010の処理を行うことにより、準備パッケージ記憶手段により記憶している景品パッケージを選択パッケージ記憶手段に記憶させて、準備期間の経過後に、該選択パッケージ記憶手段により記憶している景品パッケージに含まれる景品(即ち表示フラグ1の景品)を景品表示装置で表示可能とし、またS008及びS009の処理を行うことにより、準備期間の経過後に、選択景品記憶手段により記憶している景品を景品表示装置にて表示不能とする。
前記S001で準備品目数が希望品目数に達していない(NO)と判定された場合には、前記図7(b)のD06aに示す準備品目不足時処理方式設定画面で、準備品目不足時処理方式として、準備期間延長方式が設定されているか否かを判定する(S012)。このS012で準備期間延長方式が設定されている(YES)と判定された場合には、準備期間延長処理手段として機能する制御部72により、当該遊技場の準備期間を延長(具体的には準備期間の終了日を所定日数だけ繰り下げ)する処理を行って(S018)、準備期間経過時処理を終了する。これによれば、準備品目数が希望品目数に達していない場合に、準備期間が延長されるので、該延長された準備期間中に景品を充足することができる。
一方、S012で準備期間延長方式が設定されていない(NO)、即ち不足品目補充方式が設定されていると判定された場合には、当該遊技場について単品選択方式が設定されているか否かを判定する(S013)。
このS013で単品選択方式が設定されている遊技場である(YES)と判定された場合には、不足品目補充処理手段として機能する制御部72により、管理景品の中から不足品目数分の景品を選択し(S014)、図15に示す単品選択DBで、該選択した景品の景品IDと、準備フラグ2を記憶して(S015)、S003に進む。これによれば、準備品目数が希望品目数に達していない場合に、不足品目数分の景品が準備景品として自動的に選択されるので、希望品目数に達した状態でシステムを稼働することができる。なおS014で、どのようにして景品を選択するかは任意であり、例えば既に選択されている景品とジャンルが近似する景品を選択したり、又はジャンルが近似しない景品を選択したり、又は店舗の客層や土地柄や季節に応じた景品を選択したり、又はランダムに景品を選択したりすることができる。
一方、S013で単品選択方式が設定されている遊技場でない(NO)、即ちパッケージ選択方式が設定されている遊技場であると判定された場合には、不足品目補充処理手段として機能する制御部72により、景品パッケージDBで設定されている景品パッケージの中から不足品目数分の景品を含む一又は複数の景品パッケージを選択し(S016)、図14に示す景品パッケージDBで、該選択した景品パッケージの景品パッケージIDに対応付けて、当該遊技場について準備フラグ2を記憶して(S017)、S007に進む。これによれば、準備品目数が希望品目数に達していない場合に、不足品目数分の景品を含む一又は複数の景品パッケージが準備パッケージとして自動的に選択されるので、希望品目数に達した状態でシステムを稼働することができる。なおS016で、どのようにして景品パッケージを選択するかは任意であり、例えば既に選択されている景品パッケージとジャンルが近似する景品パッケージを選択したり、又はジャンルが近似しない景品パッケージを選択したり、又は店舗の客層や土地柄や季節に応じた景品パッケージを選択したり、又はランダムに景品パッケージを選択したりすることができる。
また景品交換システム1は、システムの稼働開始後に、図45のZ23〜Z25aの処理を行う。ここで景品管理装置70は、パッケージ選択方式が設定されている遊技場については、前記Z03と同様に、予約確定端末50で、パッケージ検索画面及びパッケージ選択画面を表示させ(Z23)、景品パッケージの選択(Z24)を受け付けた該予約確定端末50から、選択された景品パッケージの景品パッケージIDを含むパッケージ記憶要求を受信すると、前記Z05と同様の処理を行う。また景品管理装置70は、単品選択方式が設定されている遊技場については、前記Z03と同様に、予約確定端末50で、単品検索画面及び単品選択画面を表示させ(Z23)、景品(単品)の選択(Z24a)を受け付けた該予約確定端末50から、選択された景品の景品IDを含む単品記憶要求を受信すると、前記Z05aと同様の処理を行う。そして毎日の営業開始前に、図46のS13で、景品表示処理手段として機能する制御部72の制御によって、表示フラグ1が記憶された景品の景品情報が、遊技場の景品表示装置(カードユニット20,キオスク端末30)に対して送信されることにより、該表示フラグ1が記憶された景品(即ち選択された景品パッケージに含まれる景品又は選択された単品)が、景品表示装置で表示される。
なお、図示しないが、本部PC90は、図44に示すように、設定対象店舗での表示を希望する景品提供業者及び景品パッケージの選択を受け付けると、設定対象店舗の遊技場IDと、該選択された景品パッケージの景品パッケージIDとを含むパッケージ記憶要求を、景品管理装置70に対して送信し、該景品管理装置70は、前記景品パッケージ選択受付手段である通信部71により、該パッケージ記憶要求を受信して、図14に示す景品パッケージDBで、該パッケージ記憶要求に含まれる景品パッケージIDに対応付けて、該パッケージ記憶要求に含まれる遊技場IDの各遊技場について選択フラグ1を記憶すると共に、図13に示す景品情報DBで、該景品パッケージIDに含まれる各景品の景品IDに対応付けて、当該各遊技場について表示フラグ1及び追加フラグ1を記憶する。これによれば、グループ店で同一の景品を表示したい場合には、各々の遊技場で景品パッケージを選択する必要がないので、遊技場の利便性を向上することができる。
また、図示しないが、本部PC90は、図44に示すように、設定対象店舗での表示を希望する景品提供業者及び景品の選択を受け付けると、設定対象店舗の遊技場IDと、該選択された景品の景品IDとを含む単品記憶要求を、景品管理装置70に対して送信し、該景品管理装置70は、前記景品選択受付手段である通信部71により、該単品記憶要求を受信して、図15に示す単品選択DBで、該単品記憶要求に含まれる遊技場IDの各遊技場について、該単品記憶要求に含まれる景品IDと、選択フラグ1を記憶すると共に、図13に示す景品情報DBで、該景品IDに対応付けて、当該各遊技場について表示フラグ1及び追加フラグ1を記憶する。これによれば、グループ店で同一の景品を表示したい場合には、各々の遊技場で景品を選択する必要がないので、遊技場の利便性を向上することができる。
また景品管理装置70は、システムの稼働開始後において、例えば毎日の営業開始前に、各遊技場に対して、前記図48に示す案内通知送信処理を行い(Z31)、予約確定端末50は、前記図40に示すように、指定景品選択画面を表示する(Z32)。また景品交換システム1は、システムの稼働開始後において、前記図8(b),図41,及び図49で説明した処理を行う(Z41〜Z47)。さらに景品管理装置70は、システムの稼働開始後において、前記図50に示す登録必要景品特定処理を行う(Z51)。
次に景品交換システム1は、遊技場の営業開始前に、図46に示すS10a〜S16の処理を行う。具体的には、景品管理装置70は、通信部71により、各遊技場について選択されている景品から予約停止景品及び選択不能景品を除いた景品(即ち表示フラグ1が登録されている表示景品)の景品ID及びJANコードを、重複判定用の景品情報として、当該遊技場の予約確定端末50に対して送信し(S10a)、該予約確定端末50は、制御部52のEEPROMにおいて、表示景品の景品ID及びJANコードを記憶する(S10b)。
次にハンディ端末65により、重複判定処理を行う(S10c)。ここで図43(a)を参照して、ディスプレイ65cに表示される画面を参照しつつ、重複判定処理について説明する。このハンディ端末65において、初期状態では、D81で、「表示景品JANコード取得」ボタン,及び「陳列景品バーコード読取」ボタンが表示される。
このD81で、「表示景品JANコード取得」ボタンを操作すると、予約確定端末50の制御部52のEEPROMで記憶している前記表示景品の景品ID及びJANコードを、該予約確定端末50と通信することにより取得して、制御部65bのEEPROMで記憶する。この制御部65bは共通流通情報記憶手段の一例であって、景品表示装置で表示される表示景品を各々特定可能であり当該表示景品に付与される共通流通情報(JANコード)を記憶するものである。
またD81で、「陳列景品バーコード読取」ボタンを操作すると、D82で、陳列景品のバーコードの読取を促す旨が表示されて、バーコードリーダ65eによる該陳列景品のバーコードの読取が可能となり、該バーコードリーダ65eにより陳列景品のバーコードを読み取ると、制御部65bにより、該読み取ったバーコードが示す陳列景品のJANコードが制御部65bのEEPROMで記憶している表示景品のJANコードに含まれるか否か、即ち陳列景品と表示景品とが重複しているか否かの重複判定を行う。この制御部65bは重複判定手段の一例であって、共通流通情報記憶手段で記憶された記録情報(JANコード)に基づいて、陳列景品と表示景品とが重複しているか否かを判定するものである。
この重複判定において、当該陳列景品のJANコードが表示景品のJANコードに含まれない、即ち陳列景品と表示景品とが重複しないと判定された場合には、D82に戻って、次の陳列景品のバーコードの読取を行う。一方、当該陳列景品のJANコードが表示景品のJANコードに含まれる、即ち陳列景品と表示景品とが重複すると判定された場合には、D83で、当該陳列景品が表示景品と重複している旨,及び該表示景品のJANコードに対応付けて制御部65bのEEPROMで記憶している景品IDを表示する。このD83を表示するディスプレイ65cは重複報知手段の一例であって、重複判定手段により重複していると判定されたことに基づいて、該重複している旨を報知するものである。
このようにして、当日から新たに取り扱いを開始した全ての陳列景品について重複判定処理を行い、当該陳列景品と重複する表示景品を、前記選択不能景品として指定する連絡景品として特定する。これによれば、陳列景品と表示景品とが重複している場合には、その旨が報知されるので、陳列景品を景品表示装置で表示するという二重の取扱を防止する処理を行うことができ、重複する表示景品を景品表示装置において選択不能とすることにより、該景品表示装置での検索の妨げになることを防止することができる。
また景品管理装置70は、図10(a)に示すように、選択不能景品受付手段であるディスプレイ73及び入力装置74により、選択不能景品の指定を受け付けると、選択不能処理手段である制御部72により、図13に示す景品情報DBにおいて、該指定された景品の景品IDに対応付けて、前記D14aで選択した遊技場について、選択不能フラグ1(即ち当該景品が選択不能景品である旨)を登録すると共に、表示フラグ0(即ち当該景品が表示景品でない旨)を登録することにより、当該選択不能景品を景品表示装置で選択不能とするための選択不能景品指定処理を行う(S10d)。
また景品管理装置70は、図10(b)に示すように、解除受付手段であるディスプレイ73及び入力装置74により、選択不能景品の解除の指定を受け付けると、制御部72により、図13に示す景品情報DBにおいて、該指定された景品の景品IDに対応付けて、前記D14aで選択した遊技場について、選択不能フラグ0(即ち当該景品が選択不能景品でない旨)を登録すると共に、表示フラグ1(即ち当該景品が表示景品である旨)を登録することにより、当該景品を景品表示装置で選択可能とするための選択不能景品解除処理を行う(S10d)。
そして景品管理装置70は、景品表示処理手段及び選択不能処理手段である通信部71により、当該遊技場について選択された景品パッケージの景品パッケージ情報(ここでは景品パッケージID,大区分,小区分,景品パッケージ名,パッケージ景品表示フラグ,及び景品ID)と、該景品パッケージに含まれる景品及び当該遊技場について選択された単品の景品から予約停止景品(即ち予約停止フラグ1が登録されている景品)及び選択不能景品(即ち選択不能フラグ1が登録されている景品)を除いた景品(即ち表示フラグ1が登録されている表示景品)の景品情報(ここでは景品ID,大区分,小区分,景品名,詳細情報,交換玉数,及び玉数コード6c)とを、当該遊技場に設けられる予約端末で表示する景品の景品情報として、予約端末に対して送信し(S13)、該予約端末(カードユニット20及びキオスク端末30)は、当該選択不能景品を除いた景品を選択可能とするための処理を行う(S14)。
これによれば、景品管理装置70において、予め設定された複数の景品パッケージのうち、遊技場が予約端末にて表示を希望する景品を含む景品パッケージの選択を受け付け、該選択された景品パッケージに含まれる景品が当該遊技場に設けられる予約端末で表示するための処理が行われるので、遊技場の客層や土地柄や季節に応じて、該遊技場が希望する景品を提供でき、遊技者に対して景品交換を促進することができると共に、景品管理装置70において、管理している景品のうち、遊技場が予約端末にて表示を希望する景品の選択を受け付けると、該選択された景品を当該遊技場に設けられる予約端末で表示するための処理が行われることにより、遊技場の客層や土地柄や季節に応じて、該遊技場が希望する景品を提供できるので、遊技者に対して景品交換を促進することができる。
また景品管理装置70から予約端末に送信される景品情報から、予約停止景品の景品情報が除かれ、予約端末において、該景品情報を受信した後は、予約停止景品を選択できなくなるので、遊技者による無駄な操作が無くなり、遊技者の利便性を向上できる。
また前記選択された景品パッケージに含まれる景品及び前記選択された単品の景品のうち指定を受け付けた選択不能景品を予約端末で選択不能とするための処理が行われるので、遊技場が希望しない景品は提供しないようにすることができ、遊技場側の利便性を向上することができる。例えば遊技場が選択した景品パッケージに含まれる前記表示景品と、遊技場が仕入れて提供している前記陳列景品とが重複している場合において、陳列景品の提供を継続する一方で表示景品の提供は行わない場合に、該表示景品を選択不能とすることができる。特に表示景品の価格と陳列景品の価格とが異なる場合において、両景品をそのまま提供すると、同一景品について異なる価格で景品交換が行われるという不都合が生ずるが、本発明によれば、表示景品を選択不能景品とすることにより、かかる不都合を回避することができる。
また選択不能景品の指定を解除することにより、該景品を予約端末で選択可能とすることができるので、遊技場側の利便性をさらに向上することができる。例えば遊技場が選択不能景品と同一の前記陳列景品の提供を取りやめる場合には、該選択不能景品の指定を解除することにより、該選択不能景品である表示景品を選択可能とすることができる。
また配送管理装置80は、図5(a)に示す景品情報DBで記憶している景品情報のうち、新たに追加された景品と在庫数が変更された景品の景品情報を、在庫数情報として、景品管理装置70に対して送信し(S11)、該景品管理装置70は、前記在庫数情報受付手段である通信部71により、該在庫数情報を受信して、前記在庫数登録手段である制御部72により、図13に示す景品情報DBにおいて、該在庫数情報が示す在庫数を登録して更新する(S12)。これによれば、景品管理装置70において、受け付けた在庫数情報に基づいて在庫数の登録が行われるので、該登録作業の負担が軽減される。なお、在庫数がNULLである景品については、在庫数を登録する必要がないので、登録作業の負担がさらに軽減される。また景品管理装置70は、景品情報DBで在庫数を登録して更新すると、前述の如く、図19に示す上限値DBにおいて、個別上限値を更新する(同S12)。
また景品管理装置70は、シンボル出力情報送信手段である通信部71により、登録必要景品(即ち景品情報DBにおいて出力フラグ1が登録されている景品)の、交換単価4円と1円の玉数コード6c,及び交換単価4円と1円の交換玉数を、シンボル出力情報として、キオスク端末30に対して送信する(S13)。このシンボル出力情報を受信したキオスク端末30は、4円用キオスク端末30Aであれば該受信したシンボル出力情報に含まれる交換単価4円の玉数コード6c及び交換玉数を記憶し、1円用キオスク端末30Bであれば該受信したシンボル出力情報に含まれる交換単価1円の玉数コード6c及び交換玉数を記憶して、該シンボル出力情報を受信した旨を報知し、オペレータにより該報知に基づいて一覧出力ボタン(図示外)を操作すると、出力手段である予約レシートプリンタ35により、受信したシンボル出力情報に含まれる登録必要景品の各々について、当該登録必要景品に対応する玉数コード6cを内在する玉数情報バーコード6bと当該登録必要景品に対応する交換玉数とが対応付けて一覧形式で記録されている、図30(a)又は(a’)に示す玉数情報バーコード一覧8を出力する(S15)。そしてPOS端末40は、オペレータの操作によって、該玉数情報バーコード一覧8に記録されている玉数情報バーコード6bが内在する玉数コード6cがバーコードリーダ45により読み取られ、該玉数情報バーコード一覧8に記録されている交換玉数が視認されて入力装置44により入力されると、該読み取った玉数コード6cと入力された交換玉数とを、図33に示す交換玉数DBで対応付けて登録する(S16)。
これによれば、景品表示装置(カードユニット20,キオスク端末30)に表示される景品が変更されたときに、POS端末40にて登録する必要がある登録必要景品の交換玉数に対応する玉数コード6cを内在する玉数情報バーコード6bがキオスク端末30において出力されることにより、該出力される玉数情報バーコード6bをPOS端末40において読み取ることで、該玉数情報バーコード6bが内在する玉数コード6cを容易に登録することができるので、玉数コード6cと交換玉数とを対応付けて登録する登録作業の負担が軽減される。また玉数情報バーコード6bが内在する玉数コード6cに対応する交換玉数が視認可能な態様でキオスク端末30において出力されることにより、該交換玉数を容易に把握することができるので、玉数コード6cと交換玉数とを対応付けて登録する登録作業の負担がさらに軽減される。
また景品表示装置において既に表示されていた景品と交換玉数が同じである景品(本例では、図13の景品情報DBにおいて、景品IDがKX−000501である景品「アイスA」)は、当該交換玉数に対応する玉数コード6cが既にPOS端末40で登録されているはずであるため、登録必要景品として特定されないことにより、該景品の交換玉数に対応する玉数コード6cを内在する玉数情報バーコード6bはキオスク端末30において出力されないので、無駄な登録作業が無くなる。
次に景品交換システム1は、遊技場の営業中に、図46に示すS21〜S64の処理を行う。まず予約端末は、図51に示す配送先登録処理を行う(S21)。この予約端末は、図23のD20a,D20b,又はD20b’に示す画面で、「配送先登録」ボタンを操作すると、図51に示すように、会員カード2又は景品交換カード3を受付中であるか否かを判定する(S101)。このS101で会員カード2又は景品交換カード3を受付中である(YES)と判定された場合には、S104に進む。一方、S101で会員カード2又は景品交換カード3を受付中でない(NO)と判定された場合には、図24のD22に示す画面をディスプレイに表示して(S102)、会員カード2又は景品交換カード3の受付を待機し(S103)、会員カード2又は景品交換カード3の受付が有ると(YES)、S104に進む。
S104では、受付中の会員カード2から読み取った会員ID又は受付中の景品交換カード3から読み取った景品会員IDを、景品管理装置70に対して送信する。この会員ID又は景品会員IDを受信した景品管理装置70は、図17(b)に示す配送先DBで、該会員ID又は景品会員IDに対応付けて配送先情報が登録されているか否かを判定し、配送先情報が登録されていなければ、配送先未登録通知通知を予約端末に対して返信し、配送先情報が登録されていれば、配送先登録済通知を予約端末に対して返信する。
S104の処理を行った予約端末は、該景品管理装置70から送信されてくる配送先未登録通知(S105)又は配送先情報(S106)の受信を待機する。このS106で配送先情報の受信が有ると(YES)、該受信した配送先情報を表示すると共に、該配送先情報を変更するか否かの指定を受け付ける画面(図示外)をディスプレイに表示して(S107)、この画面で配送先情報を変更する旨の指定の受付があるか否かを判定する(S108)。このS108で配送先情報を変更する旨の指定の受付が無かった(NO)と判定された場合には、受付中の会員カード2又は景品交換カード3を返却して(S109)、処理を終了する。一方、S105で配送先未登録通知の受信が有るか(YES)、又はS108で配送先情報を変更する旨の指定の受付が有った(YES)と判定された場合には、図24のD23に示す画面をディスプレイに表示して(S110)、前記配送先情報受付手段であるディスプレイにより、配送先情報の入力を待機する(S111)。
このS111で配送先情報の入力が有る(YES)と判定された場合には、前記配送先特定処理手段である通信部により、該入力された配送先情報と、受付中の会員カード2又は景品交換カード3に記録されている配送先特定情報である会員ID又は景品会員IDとを含む配送先登録要求を、景品管理装置70に対して送信し(S112)、受付中の会員カード2又は景品交換カード3を返却して(S113)、処理を終了する。
S112の配送先登録要求を受信した景品管理装置70は、図17(b)に示す配送先DBにおいて、該受信した配送先登録要求に含まれる会員ID又は景品会員IDに対応付けて配送先情報を登録する(図46のS22)。
図46に戻り、予約端末は、図52に示す予約受付処理を行う(S31)。この予約端末は、図23のD20a,D20b,又はD20b’に示す画面で、「配送景品予約」ボタンを操作すると、図52に示すように、図24のD24〜図26のD31に示す画面をディスプレイに表示して(S201)、D31で表示される「配送先指定」ボタンの操作を待機する(S202)。このS202で「配送先指定」ボタンの操作が有ると(YES)、図26のD32に示す画面をディスプレイに表示して(S203)、D32で表示される「遊技場」ボタンの操作(S204)又は「自宅」ボタンの操作(S205)を待機する。
このS204で「遊技場」ボタンの操作,又はS205で「自宅」ボタンの操作が有ると(YES)、会員カード2又は景品交換カード3を受付中であるか否かを判定する(S206)。このS206で会員カード2又は景品交換カード3を受付中である(YES)と判定された場合には、前記配送先特定情報送信手段である通信部により、該受付中の会員カード2又は景品交換カード3に記録されている配送先特定情報である会員ID又は景品会員IDを含む配送先情報要求を、景品管理装置70に対して送信して(S207)、該景品管理装置70から送信されてくる配送先情報(S208)又は使用不可通知(S209)の受信を待機する。
このS209で使用不可通知の受信が有ると(YES)、受付中の会員カード2又は景品交換カード3が使えない旨をディスプレイに表示してから(S218)、後述するS219に進む。またS208で配送先情報の受信が有ると(YES)、図26のD33に示す画面をディスプレイに表示して(S210)、確認操作(決定ボタン24cの操作)を待機し(S211)、このS211で確認操作が有ると(YES)、図26のD34に示す画面をディスプレイに表示して(S212)、配送希望日時の入力を待機し(S213)、このS213で配送希望日時の入力が有ると(YES)、前記予約要求送信手段である通信部により、選択された景品の景品IDと、配送区分が遊技場又は自宅である旨を示す情報と、ユーザ特定情報である会員ID又は景品会員ID及び配送先情報と、配送希望日時を示す情報とを含む予約要求を、景品管理装置70に対して送信して(S214)、S221に進む。これによれば、前記図51に示すように、予約端末において、配送先情報を入力して、該配送先情報を配送先記録媒体から特定可能としておけば、該配送先記録媒体から特定される配送先情報の配送先に景品が配送される(ここでは該配送先に景品が配送されるように予約が行われる)ので、何度も配送先情報を入力する必要がなくなり、遊技者の利便性が向上する。
前記S206で会員カード2又は景品交換カード3を受付中でない(NO)と判定された場合には、図26のD35に示す画面をディスプレイに表示して(S215)、会員カード2又は景品交換カード3の受付(S216)又はD35で表示される「手入力」ボタンの操作(S217)を待機する。このS216で会員カード2又は景品交換カード3の受付が有ると(YES)、前記S207に進む。またS217で「手入力」ボタンの操作が有ると(YES)、図26のD36に示す画面をディスプレイに表示して(S219)、配送先情報の入力を待機し(S220)、配送先情報の入力が有ると(YES)、前記S210〜S213の処理を行い、前記予約要求送信手段である通信部により、選択された景品の景品IDと、配送区分が遊技場又は自宅である旨を示す情報と、ユーザ特定情報である配送先情報と、配送希望日時を示す情報とを含む予約要求を、景品管理装置70に対して送信して(S214)、S221に進む。
S214で予約要求を景品管理装置70に対して送信すると、該景品管理装置70から送信されてくる予約登録完了通知(S221),予約停止情報(S222),在庫零通知(S223),又は上限値超え通知(S224)の受信を待機する。
このS221で予約登録完了通知の受信が有ると(YES)、該予約登録完了通知に含まれる会員ステータス情報(図53で後述)に基づく会員ステータスと、1つの予約ID,景品ID,景品名,交換単価,交換玉数,及び予約個数とを記録した予約レシート6を発行して(S225)、S229に進む。このように、遊技者により予約された複数の景品の各々について予約IDが割り当てられて、該予約IDが出力(即ち該予約IDを記録した予約レシート6が発行)されることにより、当該複数の景品のうち一部の景品の予約確定をやめたい場合には、予約確定させたい景品の予約IDのみを予約確定端末50で受け付けるようにすれば良いので、一旦予約を取り消して再度予約をやり直すという手間が省ける。
またS222で予約停止情報の受信が有ると(YES)、該予約停止情報に含まれる景品IDの景品が予約停止景品である旨をディスプレイに表示して(S226)、S229に進む。またS223で在庫零通知の受信が有ると(YES)、該在庫零通知に含まれる景品IDの景品の在庫がない旨をディスプレイに表示して(S227)、S229に進む。
S229では、予約要求に含まれる全ての景品IDについての予約登録完了通知,予約停止情報,又は在庫零通知の受信を待機し、該受信が有ると(YES)、処理を終了する。さらにS224で上限値超え通知の受信が有ると(YES)、予約可能な上限値を超えている旨をディスプレイに表示して(S228)、処理を終了する。
以上に説明した予約端末(カードユニット20,キオスク端末30)によれば、携帯端末(携帯電話101)の操作に不慣れな遊技者であっても、予約端末において、交換を希望する景品を選択して予約を行うことができるので、遊技者の利便性を向上することができて、景品交換を促進することができる。
図46に戻り、景品管理装置70は、S31の予約受付処理と関連して、図53に示す予約内容登録処理を行う(S32)。この景品管理装置70は、予約端末から送信されてくる、予約要求の受信(S301),又は配送先情報要求の受信(S302)を待機する。このS302で配送先情報要求の受信が有ると(YES)、該配送先情報要求に含まれる会員ID又は景品会員IDに含まれる遊技場IDと、該予約端末が設けられる遊技場の遊技場IDとが、図17(a)に示すグループ店DBで同一グループに属する遊技場IDとして登録されているか否かを判定する(S303)。このS303の判定を行う制御部72は、予約端末で受け付けた会員カード2又は景品交換カード3を発行した遊技場と、当該予約端末が設けられる遊技場とが、予め定められたグループ関係にあるグループ店であるか否かを判定するグループ店判定を行うグループ店判定手段として機能するものである。
このS303で両遊技場が同一グループに属する遊技場でない(NO)と判定された場合には、使用不可通知を予約端末に対して返信して(S304)、処理を終了する。一方、S303で両遊技場が同一グループに属する遊技場である(YES)と判定された場合には、S305に進む。これによれば、予約端末において受け付けた配送先記録媒体が当該予約端末が設けられる遊技場のグループ店で発行された配送先記録媒体であれば、該配送先記録媒体から特定される配送先情報の配送先に景品が配送される(ここでは該配送先に景品が配送されるように予約が行われる)ので、遊技者は各遊技場毎の配送先記録媒体を持つ煩わしさが無くなり、該遊技者の利便性が向上する。また遊技者に対して、配送先記録媒体が使用できる他のグループ店への来店の動機付けを与えることができるので、グループ店での集客の向上に寄与する。
S305では、前記受信した配送先情報要求に含まれる会員ID又は景品会員IDに対応付けて図17(b)に示す配送先DBで配送先情報が登録されているか否かを判定する。このS305で配送先情報が登録されていない(NO)、即ち前記配送先登録処理が行われていないと判定された場合には、使用不可通知を予約端末に対して返信して(S304)、処理を終了する。一方、S305で配送先情報が登録されている(YES)、即ち前記配送先登録処理が行われていると判定された場合には、該配送先情報を予約端末に対して返信して(S306)、S301に戻る。
このS301で予約要求の受信が有ると(YES)、制御部72により、上限値判定処理を行う(S306a)。この上限値判定処理を行う制御部72は、前記未提供予約特定手段(制御部72,未提供予約個数・価格DB)により特定された未提供予約個数又は未提供予約価値(未提供予約価格)と、前記上限値設定手段(制御部72,上限値DB)により設定された上限値とに基づいて、当該予約を行う遊技者について予約が可能であるか否かを判定する上限値判定手段として機能するものである。
この上限値判定処理を行う制御部72は、図54(a)に示すように、まずS350で、上限値DBにおいて上限値判定基準として個数が設定されているか否かを判定する。この第1実施形態では、図16に示すように、上限値判定基準として個数が設定されているので、S350でYESと判定されて、S351に進む。なお第2実施形態では、図68に示すように、上限値判定基準として価格が設定されているので、S350でNOと判定されて、S371に進むが、これについては後述する。
S351では、図16に示す上限値DBにおいて設定されている全体上限値である全体上限個数と、前記予約要求に含まれるユーザ特定情報に対応付けて図19に示す未提供予約個数・価格DBで記憶されている当該遊技者の全体未提供予約個数とが抽出される。具体的には、S301で受信した予約要求が会員予約要求ならば、該会員予約要求に含まれる会員ID又は景品会員IDに対応付けて未提供予約個数・価格DBで記憶されている全体未提供予約個数が抽出され、S301で受信した予約要求がビジタ予約要求ならば、該ビジタ予約要求に含まれる配送先情報に対応付けて未提供予約個数・価格DBで記憶されている全体未提供予約個数が抽出される。なお未提供予約個数・価格DBで当該ユーザ特定情報が記憶されていない場合、即ち当該遊技者について当日に予約内容登録処理が行われていない場合には、当該遊技者の全体未提供予約個数として0が抽出される。
次にS352では、S351で抽出された全体上限個数及び全体未提供予約個数と、前記予約要求に含まれる各景品の予約個数の合算値である全予約個数とに基づいて、全体上限個数−(全体未提供予約個数+全予約個数)≧0の判定式pを満たすか否かで、当該遊技者について予約が可能であるか否かを判定する。このS352の判定を行う制御部72は、前記未提供予約特定手段(制御部72,未提供予約個数・価格DB)により特定された全体未提供予約個数と、前記上限値設定手段(制御部72,上限値DB)により設定された全体上限値とに基づいて、当該予約を行う遊技者について予約が可能であるか否かを判定する前記上限値判定手段として機能するものである。このS352で、判定式pを満たす(YES)、即ち当該遊技者について予約が可能であると判定された場合には、S353に進み、判定式pを満たさない(NO)、即ち当該遊技者について予約が可能でないと判定された場合には、S361に進む。
具体的には、図16に示す上限値DBにおいて、全体上限値として30個が設定されている状態で、図19に示す未提供予約個数・価格DBにおいて、全体未提供予約個数として3個が特定されている、会員IDがAM−00001である遊技者から、全予約個数が1個である予約要求が送信されてきた場合には、全体上限個数30個−(全体未提供予約個数3個+全予約個数1個)≧の判定式pを満たすので、S353に進むが、全体未提供予約個数として30個が特定されている、会員IDがAM−00002である遊技者から、全予約個数が1個以上である予約要求が送信されてきた場合には、全体上限個数30個−(全体未提供予約個数30個+全予約個数1個)≧の判定式pを満たさないので、S361に進む。
S353では、前記予約要求に含まれる一又は複数の景品IDのうちの一の景品IDに対応付けて図16に示す上限値DBにおいて設定されている個別上限値である個別上限個数と、前記予約要求に含まれるユーザ特定情報に対応付けて図19に示す未提供予約個数・価格DBで記憶されている当該景品IDの景品の個別未提供予約個数とが抽出される。具体的には、S301で受信した予約要求が会員予約要求ならば、該会員予約要求に含まれる会員ID又は景品会員IDに対応付けて未提供予約個数・価格DBで記憶されている当該景品の個別未提供予約個数が抽出され、S301で受信した予約要求がビジタ予約要求ならば、該ビジタ予約要求に含まれる配送先情報に対応付けて未提供予約個数・価格DBで記憶されている当該景品の個別未提供予約個数が抽出される。なお未提供予約個数・価格DBで当該景品IDが記憶されていない場合、即ち当該景品IDの景品について当日に予約内容登録処理が行われていない場合には、当該景品の個別未提供予約個数として0が抽出される。
次にS354では、S353で抽出された当該景品の個別上限個数及び個別未提供予約個数と、前記予約要求に含まれる当該景品の予約個数とに基づいて、個別上限個数−(個別未提供予約個数+予約個数)≧0の判定式qを満たすか否かで、当該遊技者について予約が可能であるか否かを判定する。このS354の判定を行う制御部72は、前記未提供予約特定手段(制御部72,未提供予約個数・価格DB)により特定された個別未提供予約個数と、前記上限値設定手段(制御部72,上限値DB)により設定された個別上限値とに基づいて、当該予約を行う遊技者について予約が可能であるか否かを判定する前記上限値判定手段として機能するものである。このS354で、判定式qを満たす(YES)、即ち当該遊技者について予約が可能であると判定された場合には、S355に進み、判定式qを満たさない(NO)、即ち当該遊技者について予約が可能でないと判定された場合には、S361に進む。
具体的には、図16に示す上限値DBにおいて、景品IDがKX−000002の景品の個別上限個数として12個が設定されている状態で、図19に示す未提供予約個数・価格DBにおいて、当該景品の個別未提供予約個数として10個が特定されている、会員IDがAM−00003である遊技者から、当該景品の予約個数が2個以下(例えば2個)である予約要求が送信されてきた場合には、当該景品の個別上限個数12個−(当該景品の未提供予約個数10個+当該景品の予約個数2個)≧0の判定式qを満たすので、S353に進むが、当該遊技者から、当該景品の予約個数が3個以上(例えば3個)である予約要求が送信されてきた場合には、当該景品の個別上限個数12個−(当該景品の未提供予約個数10個+当該景品の予約個数3個)≧の判定式qを満たさないので、S361に進む。
これによれば、未提供予約景品の各種類毎の個数と、個別上限値とに基づいて判定(S354)が行われると共に、全未提供予約景品の個数と、全体上限値とに基づいて判定(S352)が行われ、しかも個別上限値は全体上限値よりも低い値に設定されるので、悪質な遊技者が、複数種類の景品を多量に予約するいたずらや、1種類の景品を多量に予約するいたずらを、効果的に防止できる。ここで個別上限値を全体上限値よりも低い値に設定しているのは、通常、多種類の景品を予約する方が、1種類の景品を予約する方よりも、予約個数が多くなる点を考慮して、いたずらでない正規の遊技者による予約が正常に受け付けられるようにするためである。つまり、1種類の景品について多量に予約が行われると、いたずらの可能性が高いが、多種類の景品について多量に予約が行われても、いたずらでない場合(例えば10種類の景品について各3個ずつ予約が行われる場合)もあるので、景品の種類によらない予約については、1種類の景品の予約よりも、比較的多くの予約を許容する一方で、1種類の景品の予約については、多くの予約を許容しないことにより、当該景品の在庫数が減少して正規の遊技者が予約できないといった事態を効果的に防止するためである。
S355では、予約要求に含まれる全ての景品IDについてS353の判定を行ったか否かを判定する。このS355で全ての景品IDについて判定を行っていない(NO)と判定された場合には、S353に戻る。一方、S355で全ての景品IDについて判定を行った(YES)と判定された場合には、図53に示す予約内容登録処理に戻って、S307に進む。
S361では、上限値超え通知を予約端末に対して返信して、S362に進む。このS361の処理は、上限値判定手段により予約が可能でないと判定されたことを条件として、該判定の対象となった遊技者について予約内容登録処理を不能化するための処理である。これによれば、予約を行う遊技者について特定される未提供予約景品の個数と、遊技者1人あたりについて設定された上限値とに基づいて、該遊技者について予約が可能であるか否かが判定され(S352,S354)、予約が可能でないと判定されると、予約内容登録処理が不能化されるので、悪質な遊技者が交換するつもりのない多量の景品を前記上限値を超えていたずらに予約することを防止でき、当該いたずらの予約により在庫数が減少して正規の遊技者が予約できないといった事態を防止できる。
S362では、S352又はS354で可能でないと判定された遊技者のユーザ特定情報を未提供予約個数・価格DBから抽出して、当該ユーザ特定情報に対応付けて未提供予約個数・価格DBで記憶されている当日報知フラグが0であるか否かを判定する(S363)。このS363で当日報知フラグが0である(YES)と判定された場合には、当該ユーザ特定情報に対応付けて未提供予約個数・価格DBで記憶されている当日報知フラグを1に更新すると共に(S364)、該記憶されている上限値超え回数に1を加算して(S365)、該加算後の上限値超え回数が前記設定された(即ち未提供予約個数・価格DBで記憶されている)上限値超え報知基準(ここでは3回)以上であるか否かを判定し(S366)、このS366で上限値超え回数が上限値超え報知基準以上である(YES)と判定された場合には、S362で抽出した配送先情報と該上限値超え回数とをディスプレイ73に表示して(S367)、図54(a)の上限値判定処理及び図53の予約内容登録処理を終了する。なおS366で上限値超え回数が上限値超え報知基準未満である(NO)と判定された場合には、図54(a)の上限値判定処理及び図53の予約内容登録処理を終了する。またS363で当日報知フラグが1である(NO)、即ち当日に既にS364,S365の処理が行われていると判定された場合にも、S364以下に進まずに、図54(a)の上限値判定処理及び図53の予約内容登録処理を終了する。
ここでS362の処理を行う制御部72は、前記上限値判定手段(制御部72,上限値DB)により予約が可能でないと判定された遊技者のユーザ特定情報を抽出するユーザ特定情報抽出手段として機能するものであり、ここでは予約が可能でないと判定されたことに基づいて、図19に示す未提供予約個数・価格DBで記憶している上限値超え回数を1日1回加算更新し、該上限値超え回数が上限値超え報知基準(ここでは3回)以上となったことを条件として、前記抽出したユーザ特定情報と該上限値超え回数をディスプレイ73で表示する処理を行う。これによれば、いたずらの予約をした可能性がある遊技者のユーザ特定情報を抽出することができるので、該遊技者に対して適切な対処(例えば遊技場に連絡をして注意を促したり、該遊技者について予約を停止したり)をすることができる。
図54(a)に示す上限値判定処理(S306a)が終了して、図53に示す予約内容登録処理に戻ると、前記予約要求に含まれる一又は複数の景品IDの各々について、S307及びS309の判定を行う。具体的には、該予約要求に含まれる一の景品IDから特定される景品が予約停止景品であるか否か、即ち図13に示す景品情報DBにおいて、該景品IDに対応付けて予約停止フラグ1(即ち予約停止景品である旨)が登録されているか否かを判定する(S307)。このS307の判定を行う制御部72は、S306で受信した予約要求に含まれる景品IDから特定される景品が前記予約停止景品受付手段にて指定を受け付けた予約停止景品であるか否かを判定する予約停止景品判定手段として機能するものである。
このS307で予約停止景品である(YES)と判定された場合には、該判定の対象となった景品IDを含む予約停止情報を予約端末に対して返信して(S308)、S322に進む。このS307の処理を行う通信部71は、前記予約停止景品受付手段にて指定を受け付けた景品の予約を停止するための予約停止情報を予約端末に送信する予約停止情報送信手段として機能するものである。これによれば、不良品の発覚に応じて、景品管理装置70において、予約を停止する景品の指定を受け付けて、該景品の予約を迅速に停止することができるので、事後的な対処が必要となる予約の件数を低減でき、景品を提供する側の手間やユーザの迷惑を低減できる。具体的には、景品の予約を停止することにより、該景品に相当する有価価値を返却する必要が無くなるので、遊技場の手間を低減でき、また該景品の代替品を提供する必要が無くなるので、景品提供業者の手間を低減できる。また予約要求を受信したことに基づいて、該予約要求に含まれる景品IDから特定される景品が予約停止景品であれば、受動的に予約停止情報を返信するので、能動的に予約停止情報を送信する場合に比べて、処理の負荷が軽減される。
一方、S307で予約停止景品でない(NO)と判定された場合には、前記予約要求に含まれる一の景品IDに対応付けて図13に示す景品情報DBで記憶している在庫数(以下、「在庫数a」と称する。)と、該景品IDに対応付けて図17(c)に示す予約・確定累計数DBで記憶している予約累計数(以下、「予約累計数b」と称する。)と、該予約要求に含まれる予約個数(以下、「予約個数c」と称する。)とに基づいて、在庫数a−(予約累計数b+予約個数c)≧0の判定式xを満たすか否かで、景品の予約が可能であるか否かを判定する(S309)。このS309の判定を行う制御部72は、在庫数登録手段に登録された在庫数aと、予約個数集計手段により集計された予約個数(予約累計数b)とに基づいて、景品の予約が可能であるか否かを判定すると共に、在庫数変更手段(通信部71)にて在庫数の変更を受け付けたことを条件として、該変更を受け付けた後の在庫数aと、予約個数集計手段により集計された予約個数(予約累計数b)とに基づいて、景品の予約が可能であるか否かを判定する在庫数判定手段として機能するものである。
このS309で判定式xを満たさない(NO)、即ち景品の予約が可能でないと判定された場合には、該判定の対象となった景品IDを含む在庫零通知を予約端末に対して返信して(S310)、S322に進む。このS310の処理は、在庫数判定手段により予約が可能でないと判定されたことを条件として、該判定の対象となった景品について予約内容登録処理を不能化するための処理である。これによれば、景品管理装置70において、予め登録された在庫数aと、予約内容登録処理に供された予約個数の集計値である予約累計数bとに基づいて、景品の予約が可能であるか否かが判定され、予約が可能でないと判定されると、予約内容登録処理が不能化されるので、遊技者が予約をした景品を交換することができないという事態が生ずるおそれがない。
またS310の処理を行う通信部71は、在庫数判定手段により予約が可能でないと判定されたことを条件として、該判定の対象となった景品の予約を停止するための予約停止情報である在庫零通知を予約端末に送信する予約停止情報送信手段として機能するものであり、ここでは予約要求を受信したことに応じて、在庫零通知を予約端末に送信するものである。これによれば、景品の在庫を管理する側において景品の在庫数に不測の変動が生じた場合であっても、景品管理装置70において、図46の後述するS63に示すように、当該景品の在庫数の変更を受け付けて、該変更を受け付けた後の在庫数aと予約累計数bとに基づいて該景品の予約が可能でないと判定されると、該景品の予約を迅速に停止することができるので、事後的な対処が必要となる予約の件数を低減でき、景品を提供する側の手間や遊技者の迷惑を低減できる。具体的には、景品の予約を停止することにより、該景品に相当する有価価値を返却する必要が無くなるので、遊技場の手間を低減でき、また該景品の代替品を提供する必要が無くなるので、景品提供業者の手間を低減できる。また予約要求の受信に応じて、受動的に予約停止情報である在庫零通知を返信するので、能動的に予約停止情報を送信する場合に比べて、処理の負荷が軽減される。
一方、S309で判定式xを満たす(YES)、即ち景品の予約が可能であると判定された場合には、図17(c)に示す予約・確定累計数DBにおいて、前記予約要求に含まれる景品IDに対応付けて記憶している予約累計数bに、該予約要求に含まれる予約個数cを加算して(S311)、S312に進む。このS311の処理を行う制御部72は、各景品について、予約内容登録処理に供された予約個数(即ち予約・確定累計数DBで記憶している予約累計数)を集計する予約個数集計手段として機能するものである。
S312では、予約IDを生成し、図18に示す予約情報DBにおいて、該生成された予約IDに対応付けて、予約情報として、前記予約要求に含まれる景品IDと、該景品IDに対応付けて図13に示す景品情報DBで記憶されている景品名,交換単価,及び交換玉数と、前記予約要求に含まれる予約個数,配送区分,ユーザ特定情報である会員ID又は景品会員IDと配送先情報,及び配送希望日時とを登録し(S313)、図19に示す未提供予約個数・価格DBにおいて、前述した未提供予約個数・価格登録処理を行って(S314)、S315に進む。
このS313の処理を行う制御部72は、予約要求送信手段(予約端末の通信部)から送信されてきた予約要求に含まれる景品IDから特定される景品を遊技者に提供(配送)するための予約処理を行う予約処理手段として機能すると共に、該予約要求に対応する予約を識別可能な予約IDに対応付けて該予約要求に含まれる景品IDを登録する予約内容登録処理を行う予約内容登録手段として機能するものであり、ここでは予約要求に含まれる景品IDから特定される景品が複数であることに基づき、当該複数の景品の各々について予約IDを割り当てて予約内容登録処理を行うものである。またS313の処理を行う制御部72は、ユーザ(遊技者)を特定可能なユーザ特定情報(配送先情報)と予約内容登録処理に供された景品の景品IDとを対応付けて登録するユーザ特定情報登録手段として機能するものである。さらにS314の未提供予約個数・価格登録処理を行う制御部72及び未提供予約個数・価格DBは、前記未提供予約特定手段として機能するものである。
S315では、S313において登録された配送区分が自宅であるか否かを判定し、自宅でない(NO)、即ち配送区分が遊技場であると判定された場合には、会員ステータス情報を含まないと共に、S313において登録された予約ID,景品ID,景品名,交換単価,及び交換玉数を含む予約登録完了通知を予約端末に対して返信して(S316)、S322に進む。このS316の予約登録完了通知を受信した予約端末は、図52のS221で、予約登録完了通知に会員ステータス情報が含まれていないので、会員ステータスを表示しない予約レシート6を発行する。この予約レシート6に基づく予約確定処理を行う際には、景品の配送先が遊技場であるため、配送先情報の確認は不要であり、遊技場の店員は、該配送先情報の確認を行わずに予約確定処理を行う。
S315で配送区分が自宅である(YES)と判定された場合には、S317で、S313において会員ID又は景品会員IDが登録されたか否か(即ち予約を行った遊技者が図17(b)に示す配送先DBで配送先情報を登録している会員又は景品会員であるか否か)を判定し、会員ID又は景品会員IDが登録されていない(NO)、即ち予約を行った遊技者が配送先DBで配送先情報を登録していないビジタであると判定された場合には、会員ステータス情報として「ビジタ」を含むと共に、S313において登録された予約ID,景品ID,景品名,交換単価,及び交換玉数を含む予約登録完了通知を予約端末に対して返信して(S318)、S322に進む。このS318の予約登録完了通知を受信した予約端末は、図52のS221で、予約登録完了通知に会員ステータス情報として「ビジタ」が含まれているので、会員ステータスとして「ビジタ」と表示した予約レシート6を発行する。この予約レシート6に基づく予約確定処理を行う際には、予約を行った遊技者が配送先情報を登録していないビジタであるため、該遊技者の配送先情報の確認が必要であり、遊技場の店員は、該遊技者が身分証明書等の提示により示す配送先情報と図38のD75で示す配送先情報とを照合することにより配送先情報の確認を行った上で予約確定処理を行う。
S317で会員ID又は景品会員IDが登録された(YES)、即ち予約を行った遊技者が配送先DBで配送先情報を登録している会員又は景品会員であると判定された場合には、S319で、図17(b)に示す配送先DBにおいて当該会員ID又は景品会員IDに対応付けられている会員ステータスが「継続」であるか否かを判定し、該会員ステータスが「継続」でない(NO)、即ち会員ステータスが「新規」又は「変更」であると判定された場合には、会員ステータス情報として「新規」又は「変更」を含むと共に、S313において登録された予約ID,景品ID,景品名,交換単価,及び交換玉数を含む予約登録完了通知を予約端末に対して返信して(S320)、S322に進む。このS320の予約登録完了通知を受信した予約端末は、図52のS221で、予約登録完了通知に会員ステータス情報として「新規」又は「変更」が含まれているので、会員ステータスとして「新規」又は「変更」と表示した予約レシート6を発行する。この予約レシート6に基づく予約確定処理を行う際には、予約を行った遊技者の配送先情報が新規に登録されたか、又は変更されているため、該遊技者の配送先情報の確認が必要であり、遊技場の店員は、該遊技者が身分証明書等の提示により示す配送先情報と図42のD72で示す配送先情報とを照合することにより配送先情報の確認を行った上で予約確定処理を行う。
S319で会員ステータスが「継続」である(YES)と判定された場合には、会員ステータス情報を含まないと共に、S313において登録された予約ID,景品ID,景品名,交換単価,及び交換玉数を含む予約登録完了通知を予約端末に対して返信して(S321)、S322に進む。このS321の予約登録完了通知を受信した予約端末は、図52のS221で、予約登録完了通知に会員ステータス情報が含まれていないので、会員ステータスを表示しない予約レシート6を発行する。この予約レシート6に基づく予約確定処理を行う際には、当該予約確定処理よりも前の予約確定処理を行う際に、既に配送先情報の確認が行われているため、遊技場の店員は、該配送先情報の確認を行わずに予約確定処理を行う。このようにすることで、景品交換カウンタにおける処理が簡素化されるので、予約レシート6を受け付けてから予約確定処理を完了するまでの時間を短縮することができる。
S322では、予約要求に含まれる全ての景品IDについてS307及びS309の判定を行ったか否かを判定する。このS322で全ての景品IDについて判定を行っていない(NO)と判定された場合には、S307に戻る。一方、S322で全ての景品IDについて判定を行った(YES)と判定された場合には、予約内容登録処理を終了する。
以上に説明したように、この景品交換システム1では、遊技者が景品を選択して予約する予約端末と、景品管理装置70において該予約を確定して景品をユーザに提供するための景品提供要求(予約確定要求)を送信する予約確定端末50とが別個に設けられていることにより、遊技者がパチンコ玉の獲得に拘わらず気軽に景品を予約しておくことができるので、景品交換を促進できると共に、景品の予約が可能であると判定されたことを条件として、予約内容登録処理が行われるので、遊技者が予約をした景品を交換することができないという事態が生ずるおそれがない。また本実施形態では、該予約確定端末50とPOS端末40とが共に景品交換カウンタに設けられており、POS端末40における減算処理(S41)と予約確定端末50における予約確定処理(S42)とが略同時に行われることから、予約確定端末50で景品の選択をさせると景品交換が滞って遊技者に迷惑がかかるが、予約端末で先に景品を予約(選択)させておくことができるので、景品交換が滞ることもない。
図46に戻り、POS端末40は、図55及び図56に示す減算処理を行う(S41)。このPOS端末40は、計数レシート読取ボタンの操作(S401)又は会員カード読取ボタンの操作(S441)を待機している。このS401で計数レシート読取ボタンの操作が有ると(YES)、バーコードリーダ45による計数レシート5のバーコード5aの読取を待機し(S402)、このS402で計数レシート5のバーコード5aの読取が有ると(YES)、該読み取ったバーコード5aが示す計数IDと計数値とを含む計数値確認要求を、計数値管理装置62に対して送信して(S403)、該計数値管理装置62から送信されてくる確認OK通知(S404)又は確認NG通知(S405)の受信を待機する。
このS405で計数値に異常がある旨を示す確認NG通知の受信が有ると(YES)、計数値に異常がある旨をディスプレイ43に表示して、処理を終了する。またS404で計数値に異常がない旨を示す確認OK通知の受信が有ると(YES)、該計数値を記憶し、図34のD41aに示す画面をディスプレイ43に表示して、D41aで表示される「会員カード無し」ボタンの操作(S408)又はバーコードリーダ45による会員カード2のバーコードの読取(S409)を待機する。
このS408で「会員カード無し」ボタンの操作が有ると(YES)、図34のD42に示す画面をディスプレイ43に表示して(S410)、バーコードリーダ45による予約レシート6の玉数情報バーコード6bの読取(S411),ディスプレイ33及び入力装置34による玉数コード6cの手入力(S412),又は予約レシート無しボタンの操作(S413)を待機する。
このS411で予約レシート6の玉数情報バーコード6bが内在している玉数コード6cの読取が有るか(YES)、S412で玉数コード6cの手入力が有ると(YES)、該玉数コード6cに対応付けて交換玉数DBで登録されている交換玉数を特定して(S414)、前記記憶している計数値が該特定した交換玉数以上であるか否かを判定し(S415)、計数値が交換玉数未満であると(NO)、交換玉数が多すぎる旨をディスプレイ43に表示して(S416)、S411に戻り、計数値が交換玉数以上であると(YES)、該計数値から交換玉数を減算して(S417)、S418に進む。
S418では、図34のD43に示す画面をディスプレイ43に表示して、該D43で表示される「続けて読取」ボタンの操作(S419)又は「読取終了」ボタンの操作(S420)を待機する。このS419で「続けて読取」ボタンの操作が有ると(YES)、S410に戻る。またS420で「読取終了」ボタンの操作が有ると(YES)、図35のD44aに示す画面をディスプレイ43に表示して(S421)、図56に進み、陳列景品のバーコードの読取(S422)又は確定ボタンの操作(S423)を待機する。
このS422で陳列景品のバーコードの読取が有ると(YES)、該読み取ったバーコードが内在するJANコードに対応付けて交換玉数DB登録されている交換玉数を特定して(S424a)、前記記憶している計数値が該特定された交換玉数以上であるか否かを判定し(S424b)、計数値が交換玉数未満であると(NO)、交換玉数が多すぎる旨をディスプレイ43に表示して(S425)、S422に戻り、計数値が交換玉数以上であると(YES)、該計数値から交換玉数を減算すると共に、D44aで交換玉数を加算表示する一方で端玉数を減算表示して(S426)、S422に戻る。またS423で確定ボタンの操作が有ると(YES)、計数IDを含む計数値クリア要求を、計数値管理装置62に対して送信し(S427)、前記記憶している計数値を消去して、処理を終了する。
また図55の前記S413で予約レシート無しボタンの操作が有ると(YES)、図35のD45aに示す画面をディスプレイ43に表示して(S428)、前記図56に示すS422〜S426の処理を行い(S429)、S423でYESならば、S427に進む。また前記S409で会員カード2のバーコードの読取が有ると(YES)、後述するS443〜S444の処理を行い(S430)、S444で受信した貯玉通知が示す貯玉数と前記記憶している計数値との合算値を記憶して、図56のS471に進む。
前記S441で会員カード読取ボタンの操作が有ると(YES)、バーコードリーダ45による会員カード2のバーコードの読取を待機し(S442)、このS442で会員カード2のバーコードの読取が有ると(YES)、該読み取ったバーコードが示す会員IDと当該POS端末40が記憶している交換単価とを含む貯玉要求を、会員管理装置61に対して送信して(S443)、該会員管理装置61から送信されてくる貯玉通知の受信を待機する(S444)。
このS444で貯玉通知の受信が有ると(YES)、該貯玉通知が示す貯玉数を記憶し、図34のD41bに示す画面をディスプレイ43に表示して(S445)、該D41bで表示される「計数レシート無し」ボタンの操作(S446)又はバーコードリーダ45による計数レシート5のバーコード5aの読取(S447)を待機する。
このS446で「計数レシート無し」ボタンの操作が有ると(YES)、図34のD42に示す画面をディスプレイ43に表示して(S448)、前記S411〜S413の処理を行い(S449)、S411又はS412でYESならば、該S411で読取又はS412で入力された玉数コード6cに対応付けて交換玉数DBで登録されている交換玉数を特定して(S450)、前記記憶している貯玉数が該特定した交換玉数以上であるか否かを判定し(S451)、貯玉数が交換玉数未満であると(NO)、交換玉数が多すぎる旨をディスプレイ43に表示して(S452)、S449に戻り、貯玉数が交換玉数以上であると(YES)、該貯玉数から交換玉数を減算して(S453)、S454に進む。
S454では、図34のD43に示す画面をディスプレイ43に表示して、該D43で表示される「続けて読取」ボタンの操作(S455)又は「読取終了」ボタンの操作(S456)を待機する。このS455で「続けて読取」ボタンの操作が有ると(YES)、S448に戻る。またS456で「読取終了」ボタンの操作が有ると(YES)、図35のD44bに示す画面をディスプレイ43に表示して(S457)、図56に進み、陳列景品のバーコードの読取(S461)又は確定ボタンの操作(S462)を待機する。
このS461で陳列景品のバーコードの読取が有ると(YES)、該読み取ったバーコードが内在するJANコードに対応付けて交換玉数DB登録されている交換玉数を特定して(S463a)、前記記憶している貯玉数が該特定された交換玉数以上であるか否かを判定し(S463b)、貯玉数が交換玉数未満であると(NO)、交換玉数が多すぎる旨をディスプレイ43に表示して(S464)、S461に戻り、貯玉数が交換玉数以上であると(YES)、該貯玉数から交換玉数を減算すると共に、D44bで交換玉数を加算表示する一方で交換後の貯玉数を減算表示して(S465)、S461に戻る。またS462で確定ボタンの操作が有ると(YES)、会員IDと交換単価と交換後の貯玉数とを含む貯玉更新要求を、会員管理装置61に対して送信し(S466)、前記記憶している貯玉数を消去して、処理を終了する。
また図55の前記S449において、S413でYESならば、図35のD45bに示す画面をディスプレイ43に表示して(S458)、前記図56に示すS461〜S465の処理を行い(S459)、S462でYESならば、S466に進む。また前記S447で計数レシート5のバーコード5aのバーコードの読取が有ると(YES)、前記S403〜S407の処理を行い(S460)、前記読み取った計数値と前記記憶している貯玉数との合算値を記憶して、図56のS471に進む。
図56のS471では、図34のD41cに示す画面をディスプレイ43に表示して、該D41cで表示される「次へ」ボタンの操作を待機し(S472)、「次へ」ボタンの操作が有ると(YES)、図34のD42に示す画面をディスプレイ43に表示して、前記S411〜S413の処理を行い(S474)、S411又はS412でYESならば、該S411で読取又はS412で入力された玉数コード6cに対応付けて交換玉数DBで登録されている交換玉数を特定して(S475)、前記記憶している計数値と貯玉数との合算値が該特定した交換玉数以上であるか否かを判定し(S476)、合算値が交換玉数未満であると(NO)、交換玉数が多すぎる旨をディスプレイ43に表示して(S477)、S474に戻り、合算値が交換玉数以上であると(YES)、該合算値から交換玉数を減算して(S478)、S479に進む。
S479では、図34のD43に示す画面をディスプレイ43に表示して、該D43で表示される「続けて読取」ボタンの操作(S480)又は「読取終了」ボタンの操作(S481)を待機する。このS480で「続けて読取」ボタンの操作が有ると(YES)、S473に戻る。またS481で「読取終了」ボタンの操作が有ると(YES)、図35のD44cに示す画面をディスプレイ43に表示して(S482)、陳列景品のバーコードの読取(S483)又は確定ボタンの操作(S483)を待機する。
このS483で陳列景品のバーコードの読取が有ると(YES)、該読み取ったバーコードが内在するJANコードに対応付けて交換玉数DB登録されている交換玉数を特定して(S485a)、前記記憶している計数値と貯玉数との合算値が該特定された交換玉数以上であるか否かを判定し(S485b)、合算値が交換玉数未満であると(NO)、交換玉数が多すぎる旨をディスプレイ43に表示して(S486)、S483に戻り、合算値が交換玉数以上であると(YES)、該合算値から交換玉数を減算すると共に、D44cで交換玉数を加算表示する一方で交換後の貯玉数を減算表示して(S487)、S483に戻る。またS484で確定ボタンの操作が有ると(YES)、会員IDと交換後の貯玉数とを含む貯玉更新要求を、会員管理装置61に対して送信すると共に(S488)、計数IDを含む計数値クリア要求を、計数値管理装置62に対して送信し(S489)、前記記憶している合算値を消去して、処理を終了する。
また前記S474において、S413でYESならば、図35のD45cに示す画面をディスプレイ43に表示して(S490)、前記S483〜S487の処理を行い(S491)、S484でYESならば、S488に進む。
なおPOS端末40では、S417の減算を行うときに、S414で特定された交換玉数の表示景品が景品交換された旨を、各交換玉数毎に集計すると共に、S426,S465,及びS487の減算を行うときに、S422,S461,及びS483で読み取ったJANコードの陳列景品が景品交換された旨を、該陳列景品の各ジャンル毎に集計し、該集計結果を出力することができる。これによれば、表示景品の景品交換状況を交換玉数毎に管理して把握することができると共に、陳列景品の景品交換状況をジャンル毎に管理して把握することができる。
図46に戻り、予約確定端末50は、図57に示す予約確定処理を行う(S42)。この予約確定端末50は、図38のD52に示すメニュー画面で、「景品配送(予約確定)」ボタンを操作すると、同D71に示す画面をディスプレイ53に表示して、前記予約識別情報受付手段であるバーコードリーダ55による予約レシート6(予約端末から発行される予約レシート6,又は携帯電話101が記憶している予約内容情報に基づいて画面に表示される予約レシート6)の予約IDバーコード6aの読取(S500),予約識別情報受付手段であるディスプレイ53及び入力装置54による予約IDの手入力(S501),又はICチップR/W57による携帯電話101のICチップからの予約内容情報(予約ID)及び会員IDの読取(S502)を待機する。このS502で予約内容情報及び会員IDの読取が有った場合(YES)については、図62を参照して後述する。
S500で予約レシート6の予約IDバーコード6aの読取が有るか(YES)、S501で予約IDの手入力が有ると(YES)、該予約IDを一時的に記憶して、該予約ID及び遊技場IDを含む予約情報要求を、景品管理装置70に対して送信して(S503)、該景品管理装置70から送信されてくる予約情報(S504),予約無し通知(S505),又は遊技場不一致通知(S505a)の受信を待機する。
このS505で予約無し通知の受信が有ると(YES)、予約が無い旨をディスプレイ53に表示して(S506)、S500に戻る。またS505aで遊技場不一致通知の受信が有ると(YES)、予約を行った遊技場と当該予約確定端末50が設けられている遊技場とが不一致である旨をディスプレイ53に表示して(S506a)、S500に戻る。
S504で予約情報の受信が有ると(YES)、図42のD72に示す画面をディスプレイ53に表示して、該D72で表示される「続けて読取」ボタンの操作(S508a)又は「読取終了」ボタンの操作(S508b)を待機する。ここで予約レシート6に会員ステータス(新規,変更,又はビジタ)が表示されている場合には、予約を行った遊技者の配送先情報の確認が必要であるため、遊技場の店員は、該遊技者が身分証明書等の提示により示す配送先情報とD72で示す配送先情報とを照合することにより配送先情報の確認を行った上で、「続けて読取」ボタン又は「読取終了」ボタンを操作する。
このS508aで「続けて読取」ボタンの操作が有ると(YES)、同D71に示す画面をディスプレイ53に表示して、S500に戻る。またS508bで「読取終了」ボタンの操作が有ると(YES)、前記景品配送要求送信手段及び前記店員識別情報送信手段である通信部51により、前記記憶している一又は複数の予約IDと店員IDとを含む予約確定要求を、景品管理装置70に対して送信して(S509)、該景品管理装置70から送信されてくる配送登録完了通知(S510),予約停止情報(S511),配送処理済通知(S512),又は在庫零通知(S513)の受信を待機する。
このS510で配送登録完了通知の受信が有ると(YES)、該配送登録完了通知に含まれる予約確定IDの各々について、当該予約確定IDと、当該予約確定IDに対応する一又は複数の景品の予約ID,景品ID,景品名,交換単価,交換玉数,及び配送個数と、同一の配送区分,配送先情報,配送希望日時,及び問い合わせ先とを記録した配送レシート7を発行して(S514)、S520に進む。またS511で予約停止情報の受信が有ると(YES)、該予約停止情報に含まれる景品IDの景品が予約停止景品である旨をディスプレイ53に表示して(S515)、S520に進む。またS512で配送処理済通知の受信が有ると(YES)、該配送処理済通知に含まれる景品IDの景品が配送処理済である旨をディスプレイ53に表示して(S516)、S520に進む。さらにS513で在庫零通知の受信が有ると(YES)、該在庫零通知に含まれる景品IDの景品の在庫がない旨をディスプレイに表示して(S517)、S520に進む。S520では、予約確定要求に含まれる全ての予約IDに対応する景品IDについての配送登録完了通知(S510),予約停止情報(S511),在庫零通知(S512),又は在庫零通知(S513)の受信を待機し、該受信が有ると(YES)、処理を終了する。
図46に戻り、景品管理装置70は、S42の予約確定処理と関連して、図58に示す配送情報登録処理を行う(S43)。この景品管理装置70は、予約レシート6の予約IDを受け付けた予約確定端末50から送信されてくる予約情報要求の受信(S601),又は携帯電話101のICチップから予約内容情報及び会員IDを受け付けた予約確定端末50から送信されてくる予約確認要求の受信(S601a)を待機する。このS601aで予約確認要求の受信が有った場合(YES)については、図62を参照して後述する。
S601で予約情報要求の受信が有ると(YES)、該予約情報要求に含まれる予約IDが図18に示す予約情報DBで登録されているか否か、即ち該予約IDから特定される有効期限(本例では当日限り)が有効であるか否かを判定する(S602)。このS602で予約IDが登録されていない(NO)、即ち有効期限が有効でないと判定された場合には、予約無し通知を予約確定端末50に対して返信して(S603)、処理を終了する。このS602の処理を行う景品管理装置70は、予約識別情報受付手段(予約確定端末50)にて受け付けた予約IDから特定される有効期限が有効であるか否かを判定する有効期限判定手段として機能するものであり、予約無し通知を受信したことに基づいて前記506の処理を行う予約確定端末50は、有効期限判定手段にて有効期限が有効でないと判定されたことを条件として、有効期限切れ報知を行う有効期限切れ報知手段として機能するものである。これによれば、予約の有効期限を設けることで、景品を管理する側において、長期間予約されているが提供処理(配送情報登録処理)が行われていない状態を回避できるので、在庫管理が容易になると共に、いたずらに予約を行う行為を防止できる。
S602で予約IDが登録されている(YES)、即ち有効期限が有効であると判定された場合には、前記予約情報要求に含まれる遊技場IDと該予約情報要求に含まれる予約IDに対応付けて予約情報DBで登録されている遊技場IDとが一致するか否かを判定する(S602a)。このS602aで遊技場IDが一致しない(NO)と判定された場合には、遊技場不一致通知を予約確定端末50に対して返信して(S603a)、処理を終了する。このS602aの処理を行う景品管理装置70は、予約識別情報受付手段(予約確定端末50)が設けられている遊技場の遊技場IDと該予約識別情報受付手段にて受け付けた予約IDに対応付けて予約情報DBにて登録された遊技場IDとが一致するか否かを判定する店舗一致判定手段として機能するものであり、遊技場不一致通知を受信したことに基づいて前記S506aの処理を行う予約確定端末50は、店舗一致判定手段にて遊技場IDが一致しないと判定されたことを条件として、店舗不一致報知を行う店舗不一致報知手段として機能するものである。これによれば、各遊技場で選択していない景品の提供を防止できる。
S602aで遊技場IDが一致する(YES)と判定された場合には、前記予約IDに対応付けて図18に示す予約情報DBで登録されている予約情報を予約確定端末50に対して返信して(S604)、該予約確定端末50から送信されてくる予約確定要求の受信を待機する(S605)。
このS605で予約確定要求の受信が有ると(YES)、該予約確定要求に含まれる一又は複数の予約IDの各々について、S606,S608,及びS610の判定を行う。具体的には、該予約確定要求に含まれる一の予約IDに対応付けて登録された景品IDから特定される景品が予約停止景品であるか否か、即ち図13に示す景品情報DBにおいて、該景品IDに対応付けて予約停止フラグ1(即ち予約停止景品である旨)が登録されているか否かを判定する(S606)。このS606の判定を行う制御部72は、予約確定端末50の通信部51から送信されてきた景品配送要求(予約確定要求)に含まれる予約IDに対応付けて登録された景品IDから特定される景品が前記予約停止景品受付手段(ディスプレイ73及び入力装置74)にて指定を受け付けた予約停止景品であるか否かを判定する提供判定手段として機能するものである。
このS606で予約停止景品である(YES)と判定された場合には、該判定の対象となった景品IDを含む予約停止情報を予約確定端末50に対して返信して(S607)、S612aに進む。これによれば、交換する景品の予約内容登録処理が行われた後に、該景品について予約が停止された場合であっても、該景品を遊技者に配送するための配送情報登録処理が行われないので、事後的な対処(有価価値の返却や代替品の提供等)が必要となる件数をさらに低減できる。つまり本実施形態によれば、予約停止景品については、前記S307及びS308で説明したように、予約要求を受信しても予約を受け付けないので、事後的な対処が必要となる件数を低減でき、また予約を受け付けていたとしても、S606及びS607で説明したように、予約確定要求を受信しても配送情報登録処理を行わないので、事後的な対処が必要となる件数をさらに低減できる。なお配送情報登録処理が行われている場合には、後述する図60のS803で配送先情報が抽出されるので、事後的な対処を行うことができる。
一方、S606で予約停止景品でない(NO)と判定された場合には、前記予約確定要求に含まれる予約IDに対応付けて登録された景品IDから特定される景品について配送情報登録処理が行われているか否か、即ち図20に示す配送情報DBにおいて、該予約確定要求に含まれる予約IDが登録されているか否かを判定する(S608)。このS608の判定を行う制御部72は、予約確定端末50の通信部51から送信されてきた景品配送要求(予約確定要求)を受信したことに基づいて、当該予約確定要求に含まれる予約IDに対応付けて登録された景品IDから特定される景品について配送情報登録処理が行われているか否かを判定する配送情報登録済判定手段として機能するものである。
このS608で予約IDが配送情報DBに登録されている(YES)と判定された場合には、該判定の対象となった予約IDに対応付けて登録されている景品IDを含む配送処理済通知を予約確定端末50に対して返信して(S609)、S612aに進む。これによれば、景品提供要求に含まれる予約識別情報に対応付けて登録された景品特定情報から特定される景品について、既に配送情報登録処理が行われていると、新たな配送情報登録処理は行われないので、1つの予約に対して複数回の配送情報登録処理が行われることがなく、遊技者に対して同じ景品が複数回提供されて遊技場が損をしてしまうおそれがない。
一方、S608で予約IDが配送情報DBに登録されていない(NO)と判定された場合には、前記予約確定要求に含まれる予約IDに対応付けて登録された景品IDに対応付けて図13に示す景品情報DBで記憶している在庫数aと、該景品IDに対応付けて図17(c)に示す予約・確定累計数DBで記憶している確定累計数(以下、「確定累計数b’」と称する。)と、配送情報登録処理に供される配送個数c’(即ち予約ID及び景品IDに対応付けて図18に示す予約情報DBで記憶している予約個数)とに基づいて、在庫数a−(確定累計数b’+配送個数c’)≧0の判定式x’を満たすか否かで、景品の予約確定が可能であるか否かを判定する(S610)。このS610の判定を行う制御部72は、在庫数変更手段(通信部71)にて変更を受け付けた後の在庫数aと、提供個数集計手段(配送個数集計手段)にて集計された提供個数(配送個数)である確定累計数b’とに基づいて、景品の提供(配送)が可能であるか否かを判定する提供可否判定手段(配送可否判定手段)として機能するものである。
このS610で判定式x’を満たさない(NO)、即ち在庫数が変更されて減少した結果、景品の配送が可能でないと判定された場合には、該判定の対象となった景品IDを含む在庫零通知を予約確定端末50に対して返信して(S611)、S612aに進む。これによれば、交換する景品の予約内容登録処理が行われた後に、当該景品の在庫数の変更を受け付けた場合であっても、該変更を受け付けた後の在庫数aと確定累計数b’とに基づいて該景品の提供が可能でないと判定されると、該景品を遊技者に配送するための配送情報登録処理が行われないので、事後的な対処が必要となる件数をさらに低減できる。つまり本実施形態によれば、在庫数が変更されて減少した結果、予約や配送ができなくなった場合には、前記S309及びS310で説明したように、予約要求を受信しても予約を受け付けないので、事後的な対処が必要となる件数を低減でき、また予約を受け付けていたとしても、S610及びS611で説明したように、予約確定要求を受信しても配送情報登録処理を行わないので、事後的な対処が必要となる件数をさらに低減できる。なお配送情報登録処理が行われている場合には、後述する図61のS904で配送先情報が抽出されるので、事後的な対処を行うことができる。
一方、S610で判定式x’を満たす(YES)、即ち景品の配送が可能であると判定された場合には、図17(c)に示す予約・確定累計数DBにおいて、前記景品IDに対応付けて記憶している確定累計数b’に、前記配送個数c’を加算して(S612)、S612aに進む。本発明では、前記図53のS309で説明したように、在庫数を超えた予約は受け付けないので、在庫数が変更されていない場合には、S610では常にYESと判定される。
S612aでは、予約確定要求に含まれる全ての予約IDについてS606,S608,及びS610の判定を行ったか否かを判定する。このS612aで全ての予約IDについて判定を行っていない(NO)と判定された場合には、S606に戻る。一方、S612aで全ての予約IDについて判定を行った(YES)と判定された場合には、S613に進む。
S613では、S606,S608,及びS610の判定でYESと判定された各予約IDに対応する各景品を、配送元情報,配送先である配送区分及び配送先情報),及び配送時期である配送希望日時(以下、これらを「配送三条件」と称する。)が同一である景品毎の分類する景品分類処理を行って、S614に進む。このS613の景品分類処理を行う制御部72は、配送元管理手段(図13に示す景品情報DB)で管理している各景品の配送元情報に基づいて、前記景品配送要求送信手段から送信されてきた景品配送要求(予約確定要求)から特定される複数の景品を、配送元情報が同一である景品毎に分類する景品分類手段として機能するものであり、ここでは当該複数の景品を、配送元情報及び配送先が同一である景品毎に分類し、かつ配送元情報及び配送時期が同一である景品毎に分類するものである。
具体的には、図18の予約情報DBに示すように、1回目の予約操作で、配送先(自宅)及び配送時期(9月3日の20〜21時)が同一である3つの景品について予約が行われることにより、各景品に対してY−00001,Y−00002,及びY−00003の3つの予約IDが割り当てられて、各予約IDが記録された3枚の予約レシート6が発行され、次に同一遊技者による2回目の予約操作で、1回目の予約操作とは配送先(遊技場)が異なる景品について予約が行われることにより、該景品に対してY−00004の予約IDが割り当てられて、該予約IDが記録された1枚の予約レシート6が発行され、さらに同一遊技者による3回目の予約操作で、1回目の予約操作とは配送時期(9月5日の18〜20時)が異なる景品について予約が行われることにより、該景品に対してY−00005の予約IDが割り当てられて、該予約IDが記録された1枚の予約レシート6が発行されている状態で、予約確定端末50において、これら5枚のレシートに記録されている各予約IDが受け付けられると、景品管理装置70は、S605で、Y−00001,Y−00002,Y−00003,Y−00004,及びY−00005の5つの予約ID(以下、それぞれを「予約1」,「予約2」,「予約3」,「予約4」,及び「予約5」と略記する。)を含む予約確定要求を受信する。
ここでS606,S608,及びS610の判定において、各予約IDについてYESと判定された場合には、S613で、例えば以下のようにして、景品分類処理を行う。まず予約1と配送三条件が同一のものを予約2〜予約5の中から検索し、ここでは予約3が同一であるので、該予約1の景品と予約3の景品とを分類1とする。次に予約2と配送三条件が同一のものを予約4又は予約5の中から検索し、ここでは同一のものがないので、該予約2を分類2とする。最後に残った予約4と予約5の配送三条件が同一であるか否かを判定し、ここでは同一ではないので、該予約4を分類3とし、該予約5を分類4とする。
S614では、前記予約確定要求を送信した遊技者のユーザ特定情報に対応付けて、S613で分類された各分類の1つについて、当該分類の景品と配送三条件が同一である配送情報が図20に示す配送情報DBで既に登録されているか否かを判定する同一配送元判定を行う。このS614の同一配送元判定を行う制御部72は、景品配送要求送信手段から送信されてきた景品配送要求(予約確定要求)から特定されるユーザ(遊技者)のユーザ特定情報に対応付けて、該景品配送要求から特定される景品と配送元情報が同一である配送情報が既に登録されているか否かを判定する同一配送元判定手段として機能するものであり、ここでは景品配送要求から特定される景品と配送元情報及び配送先が同一である配送情報が既に登録されているか否かを判定し、かつ景品配送要求から特定される景品と配送元情報及び配送時期が同一である配送情報が既に登録されているか否かを判定するものである。
このS614で登録されていない(NO)と判定された場合には、S615で、当該分類について分類識別情報である予約確定IDを生成して割り当て、S616で、図20に示す配送情報DBにおいて、該割り当てた予約確定IDに対応付けて、配送情報登録処理に関する配送情報として、該配送情報登録処理が行われた日時である確定日時と、予約確定要求に含まれる店員IDと、予約確定要求に含まれる当該配送情報登録処理の対象となった一又は複数の予約IDと、該予約IDに対応付けて図18に示す予約情報DBで登録されている各景品の景品ID,景品名,交換単価,交換玉数,及び配送元と、同一の配送区分,ユーザ特定情報である会員ID又は景品会員IDと配送先情報(氏名,郵便番号,住所,及び電話番号),及び配送希望日時とを登録し、かつ配送指示済フラグ0(即ち当該配送情報を配送管理装置80に送信していない旨)を登録して、S618に進む。S618では、S613で分類された全ての分類についてS616又は後述するS617の登録が完了したか否かを判定する。このS618で全ての分類について登録が完了していない(NO)と判定された場合には、S614に戻る。
このS615,S616,及びS618の処理を行う制御部72は、景品分類手段により分類された各分類について、当該分類を識別可能な分類識別情報(予約確定ID)を割り当て、該割り当てた分類識別情報に対応付けて該分類識別情報に対応する景品をユーザ(遊技者)に配送するための配送情報を登録するための配送情報登録処理を前記配送処理として行う配送情報登録手段として機能するものであり、ここでは景品配送要求送信手段から送信されてきた景品配送要求(予約確定要求)に含まれる予約識別情報(予約ID)に対応付けて登録された景品特定情報(景品ID)から特定される景品を対象とした配送情報登録処理を行うものである。なお配送情報登録処理は、予約確定端末50の通信部51から送信されてきた景品配送要求(予約確定要求)に含まれる予約IDに対応付けて登録された景品IDから特定される景品をユーザ(遊技者)に配送するための配送処理でもある。
具体的には、前記S613で分類1〜4に分類された場合には、S615,S616,及びS618で、図20に示す配送情報DBにおいて、以下のようにして、配送情報登録処理を行う。まず分類1について、YK−00001の予約確定IDを生成して割り当て、配送情報DBにおいて、該予約確定IDを登録すると共に、該予約確定IDに対応付けて、確定日時及び店員IDを登録し、分類1に含まれる予約1及び予約3の予約ID(Y−00001及びY−00003)と、当該各予約IDに対応付けて図18に示す予約情報DBで登録されている各景品の景品ID,景品名,交換単価,交換玉数,及び配送元と、同一の配送区分,ユーザ特定情報である会員ID又は景品会員IDと配送先情報(氏名,郵便番号,住所,及び電話番号),及び配送希望日時とを登録し、かつ配送指示済フラグ0を登録する。次に分類2について、YK−00002の予約確定IDを生成して割り当て、配送情報DBにおいて、該予約確定IDを登録すると共に、該予約確定IDに対応付けて、確定日時及び店員IDを登録し、分類2に含まれる予約2の予約ID(Y−00002)と、当該予約IDに対応付けて図18に示す予約情報DBで登録されている景品の景品ID,景品名,交換単価,交換玉数,及び配送元と、同一の配送区分,ユーザ特定情報である会員ID又は景品会員IDと配送先情報(氏名,郵便番号,住所,及び電話番号),及び配送希望日時とを登録し、かつ配送指示済フラグ0を登録する。次に分類3について、YK−00003の予約確定IDを生成して割り当て、配送情報DBにおいて、分類2と同様に各項目を登録し、最後に分類4について、YK−00004の予約確定IDを生成して割り当て、配送情報DBにおいて、分類2と同様に各項目を登録する。
ここで前記配送情報登録手段として機能する制御部72は、前記提供判定手段により予約停止景品である(S606でYES)と判定されたことを条件として、配送情報登録処理を行わず、また前記配送情報登録済判定手段により配送情報登録処理が行われている(S608でYES)と判定されたことを条件として、該判定の対象となった景品について新たに配送情報登録処理を行わず、さらに前記グループ店判定手段によりグループ店である(図53のS302でYES)と判定されたことを条件として、配送先特定情報(会員ID又は景品会員ID)から特定される配送先に景品を配送するための配送情報登録処理を行う(ここでは該配送情報登録処理の前提となる予約内容登録処理を行う)ものである。
またS616の処理を行う制御部72は、前記配送情報登録処理に伴って、景品提供要求(予約確定要求)の送信元である予約確定端末50を操作した店員の店員IDに対応付けて当該配送情報登録処理に関する情報を管理する配送情報管理手段として機能するものである。これによれば、予約確定端末50を不正に操作した店員や誤って操作した可能性のある店員を特定して対処することができる。具体的には、POS端末40で記憶している減算処理の履歴を該POS端末40のディスプレイ43で表示すると共に、景品管理装置70の配送情報DBで記憶している配送情報を予約確定端末50のディスプレイ53で表示して、両者を見比べることにより、ある配送情報の確定日時の近傍において減算処理が行われていないこと、つまりは該配送情報の店員IDから特定される店員が不正又は間違いにより減算処理を行わずに予約確定要求の送信を行ったことを特定して、該店員の処分や事後的な減算処理等の対処をすることができる。
さらにS616の処理を行う制御部72は、ユーザ(遊技者)を特定可能なユーザ特定情報(配送先情報)を配送情報として登録すると共に、該ユーザ特定情報と当該配送情報登録処理に供された景品の景品IDとを対応付けて登録するユーザ特定情報登録手段として機能するものである。
前記S614で既に登録されている(YES)と判定された場合には、S617で、当該既に登録されている配送情報に対応する予約確定IDに対応付けて、S614で判定の対象となった分類の景品の配送情報を登録する配送情報登録処理を行って、前記S618に進む。このS617の処理を行う制御部72は、前記同一配送元判定手段により既に登録されていると判定されたことを条件として、当該既に登録されている配送情報に対応する分類識別情報(予約確定ID)に対応付けて、配送元情報が同一である景品の配送情報を登録する前記配送情報登録処理を行う配送情報登録手段として機能するものである。
具体的には、例えば前記予約1について、YK−00001の予約確定IDが生成されて割り当てられ、配送情報DBにおいて、各項目が既に登録されている状態で、S605で、前記予約3を含む予約確定要求を受信した場合には、該予約3の景品と前記予約1の景品の配送三条件とが同一であることから、S614でYESと判定されるので、S617で、配送情報DBにおいて、予約1に対応する予約確定IDに対応付けて、予約3の予約ID(Y−00003)と、当該予約IDに対応付けて図18に示す予約情報DBで登録されている各景品の景品ID,景品名,交換単価,交換玉数,及び配送元を登録する。
以上に説明したS616及びS617の処理を行う景品管理装置70は、景品提供要求送信手段(予約確定端末50)から送信されてきた景品提供要求(予約確定要求)に含まれる予約IDに対応付けて予約情報DBにて登録された景品IDから特定される景品をユーザに提供(配送)するための提供処理(配送情報登録処理)を行う提供処理手段として機能するものであり、ここでは前記有効期限判定手段(S602)にて有効期限が有効であると判定されたことを条件として提供処理を行い、また前記店舗一致判定手段(S602a)にて遊技場IDが一致すると判定されたことを条件として提供処理を行う。
前記S618で全ての分類について登録が完了した(YES)と判定された場合には、S619で、S616で登録された各予約確定ID及びS617で配送情報が新たに対応付けられた各予約確定IDと、これら各予約確定IDに対応する景品を特定可能な情報として、各予約確定IDに対応付けて図20に示す配送情報DBで登録されている一又は複数の該景品の予約ID,景品ID,景品名,交換単価,交換玉数,及び配送個数と、同一の配送区分,配送先情報,及び配送希望日時とを含む配送登録完了通知を、予約確定端末50に対して送信して、S620に進む。このS620の処理を行う通信部71は、各分類識別情報(予約確定ID)と各分類識別情報に対応する景品を特定可能な情報とを含む配送情報通知(配送登録完了通知)を配送要求端末(予約確定端末50)に対して送信する配送情報通知送信手段として機能するものである。この配送登録完了通知を受信した予約確定端末50では、前記図57のS514で説明したように、該配送登録完了通知に含まれる予約確定IDの各々について、当該予約確定IDと、当該予約確定IDに対応する一又は複数の景品の予約ID,景品ID,景品名,交換単価,交換玉数,及び配送個数と、同一の配送区分,配送先情報,配送希望日時,及び問い合わせ先とを記録した配送レシート7が発行される。
以上に説明したように、遊技者により選択された各景品が配送元情報が同一である景品毎に分類され、該分類された各分類毎に割り当てられた各分類識別情報(予約確定ID)に対応付けて各予約確定IDに対応する景品の景品情報が視認可能に記録された配送レシート7が発行されることにより、遊技者が交換を希望する景品の配送状況を確認する場合には、各予約確定IDに対応する少なくとも1つの景品が到着したか否かを確認し(つまり予約確定ID単位で景品が到着したか否かを確認し)、到着していない景品に対応する予約確定IDにより配送状況の問い合わせを行えば、当該予約確定IDに対応する全ての景品の配送状況を確認することができる(つまり予約確定要求単位で確認を行うだけで良い)ので、遊技者の手間が軽減される。
具体的には、図3(c)に示すように、1つの予約確定IDに対応付けて2つの予約ID(2つの景品)が記録されている配送レシート7が発行されている場合には、遊技者が、当該予約確定IDであるYK−00001により、問い合わせ先である景品センタに配送状況の問い合わせを行えば、該景品センタのオペレータが、当該予約確定IDに対応付けて図20に示す配送情報DBで登録されている配送元に対して、当該予約確定IDに対応する景品(即ち予約IDがY−00001である景品とY−00003である景品)の配送状況の問い合わせを行い、該配送元のオペレータが、これらの景品の配送状況を確認して、景品センタのオペレータに連絡し、該連絡された配送状況が、前記遊技者に対して伝達されるので、当該予約確定IDに対応する全ての景品の配送状況を確認することができる。また遊技者が、当該予約確定IDであるYK−00001により、問い合わせ先である景品提供業者Xに配送状況の問い合わせを行えば、該景品提供業者Xのオペレータが、当該予約確定IDに対応付けて図6(a)に示す配送情報DBで登録されている配送元に対して、当該予約確定IDに対応する景品(即ち予約IDがY−00001である景品とY−00003である景品)の配送状況の問い合わせを行い、該配送元のオペレータが、これらの景品の配送状況を確認して、景品提供業者Xのオペレータに連絡し、該連絡された配送状況が、前記遊技者に対して伝達されるので、当該予約確定IDに対応する全ての景品の配送状況を確認することができる。
また景品配送要求(予約確定要求)から特定される複数の景品について異なる配送先(配送区分)が指定された場合であっても、配送元情報及び該配送先が同一である景品毎に分類され、該分類された各分類毎に予約確定IDが割り当てられて配送レシート7が発行されるので、遊技者に同時に到着する景品の単位で容易に配送状況を確認することができる。
また景品配送要求(予約確定要求)から特定される複数の景品について異なる配送時期(配送希望日時)が指定された場合であっても、配送元情報及び該配送時期が同一である景品毎に分類され、該分類された各分類毎に予約確定IDが割り当てられて配送レシート7が発行されるので、遊技者に同時に到着する景品の単位で容易に配送状況を確認することができる。
さらにS617で説明したように、景品配送要求(予約確定要求)を複数回に分けて送信しても、予約確定要求から特定される景品と配送元情報が同一である配送情報が既に登録されている場合には、該既に登録されている配送情報に対応する予約確定IDに対応付けて当該配送元情報が同一である景品の配送情報が登録されることにより、1つの予約確定IDでより多くの景品の配送状況を確認することができるので、遊技者の手間がさらに軽減される。
S620では、図18に示す予約情報DBにおいて、該予約確定IDが作成された予約IDに対応する予約情報を消去し、S621では、図19に示す未提供予約個数・価格DBにおいて、前述した未提供予約個数・価格減算処理を行う。このS621の未提供予約個数・価格減算処理を行う制御部72及び未提供予約個数・価格DBは、前記未提供予約特定手段として機能するものである。そしてS622で、当該配送情報登録処理の対象となった会員ID又は景品会員IDに対応する会員ステータスが「新規」又は「変更」である場合には、当該会員ステータスとして「継続」と登録することにより、会員ステータス更新処理を行って、配送情報登録処理を終了する。
図46に戻り、景品管理装置70は、図59に示す配送停止処理を行う(S44)。この景品管理装置70は、予約確定端末50から送信されてくる配送取消要求の受信を待機している(S701)。この配送取消要求を受信する通信部71は、前記配送情報登録手段にて登録された配送情報のうち、取消を希望する配送情報の指定を遊技場から受け付ける取消指定受付手段として機能するものである。
このS701で配送取消要求の受信が有ると(YES)、該配送取消要求に含まれる予約確定IDに対応付けて図20に示す配送情報DBで登録されている配送指示済フラグが1であるか否か(即ち当該予約確定IDに対応する配送情報を配送管理装置80に送信しているか否か)を判定する(S702)。
このS702で配送指示済フラグが0である(NO)、即ち当該配送情報を配送管理装置80に送信していないと判定された場合には、配送情報に対応する景品の配送を停止するための処理として、図20に示す配送情報DBにおいて、該配送情報を消去し(S703)、配送停止完了通知を予約確定端末50に対して返信して(S704)、処理を終了する。
一方、S702で配送指示済フラグが1である(YES)、即ち当該配送情報を配送管理装置80に送信したと判定された場合には、配送情報に対応する景品の配送を停止するための処理として、該配送情報の予約確定IDを含む配送停止要求を配送管理装置80に対して送信する(S705)。
この配送停止要求を受信した配送管理装置80は、該配送停止要求に含まれる予約確定IDに対応する景品の配送が行われているか否か、即ち図6(a)に示す配送情報DBにおいて、当該予約確定IDに対応付けて配送開始日時が登録されているか否かを判定する。ここで配送開始日時が登録されていない(即ち景品の配送が未だ行われていない)と判定された場合には、当該予約確定IDに対応する配送情報を消去して、配送停止OK通知を景品管理装置70に対して返信する。一方、配送開始日時が登録されている(即ち景品の配送が既に行われている)と判定された場合には、配送停止NG通知を景品管理装置70に対して返信する。
S705の処理を行った景品管理装置70は、配送管理装置80から送信されてくる配送停止OK通知(S706)又は配送停止NG通知(S707)の受信を待機する。このS706で配送停止OK通知の受信が有ると(YES)、前記S703に進む。またS707で配送停止NG通知の受信が有ると(YES)、配送停止不可通知を予約確定端末50に対して返信して(S708)、処理を終了する。
ここでS703の処理を行う制御部72,及びS705の処理を行う通信部71は、前記取消指定受付手段にて指定を受け付けた配送情報に対応する景品の遊技者への提供(配送)を停止するための処理を行う提供停止手段として機能するものである。これによれば、遊技者が所有する有価価値から、交換する景品に相当する有価価値を減算していないにも拘わらず、景品管理装置70において、景品をユーザに提供するための配送情報を登録する配送情報登録処理が行われてしまっても、取消を希望する配送情報の指定を遊技場から受け付けると、該指定を受け付けた配送情報に対応する景品の配送を停止するための処理が行われて、景品の配送が行われないので、遊技場が損をしてしまうおそれがない。
図46に戻り、景品管理装置70は、図60に示す予約停止景品指定処理を行う(S51)。この景品管理装置70は、予約停止景品の指定を待機しており(S801)、図9(c)のD13bに示す画面で予約停止景品の指定が有ると(YES)、図13に示す景品情報DBにおいて、該指定された景品の景品IDに対応する予約停止フラグ1(即ち予約停止景品である旨)を登録して(S802)、図20に示す配送情報DBにおいて、該景品IDが含まれる配送情報から配送先情報(氏名,郵便番号,住所,電話番号)を抽出し(S803)、該抽出した配送先情報をディスプレイ73に表示して(S804)、処理を終了する。
ここでS803の処理を行う制御部72は、前記予約停止景品受付手段(ディスプレイ73及び入力装置74)にて予約停止景品の指定を受け付けたことに基づいて、前記ユーザ特定情報登録手段(制御部72,配送情報DB)にて該景品の景品IDと対応付けられているユーザ特定情報(配送先情報)を抽出するユーザ特定情報抽出手段として機能するものである。これによれば、予約を停止する景品の指定を受け付ける前に該景品の予約を行った遊技者を特定できるので、該遊技者に対して適切な対処(例えば電話連絡等)をすることができる。
図46に戻り、配送管理装置80は、図4(a)のD02に示すようにして、ある景品について在庫数の変更を受け付けると(S61)、図5(a)に示す景品情報DBにおいて、該景品の景品IDに対応付けて記憶している在庫数を、該受け付けた変更後の在庫数に変更し(S62)、該景品IDと変更後の在庫数とを含む在庫数変更情報を、景品管理装置70に対して送信する(S63)。
この在庫数変更情報を受信した景品管理装置70は、図61に示す在庫数変更処理を行う(S64)。この景品管理装置70は、在庫数変更情報の受信を待機しており(S901)、前記在庫数変更情報の受信が有ると(YES)、図13に示す景品情報DBにおいて、該在庫数変更情報に含まれる景品IDに対応付けて記憶している在庫数を、該在庫数変更情報に含まれる変更後の在庫数に変更して(S902)、該変更後の在庫数aと、前記景品IDに対応付けて図17(c)に示す予約・確定累計数DBで記憶している確定累計数b’とに基づいて、在庫数a−確定累計数b’≧0の判定式x”を満たすか否かで、景品の提供が可能であるか否かを判定する(S903)。このS903の判定を行う制御部72は、在庫数変更手段(通信部71)にて変更を受け付けた後の在庫数aと、提供個数集計手段(配送個数集計手段)にて集計された提供個数(配送個数)である確定累計数b’とに基づいて、景品の提供が可能であるか否かを判定する提供可否判定手段として機能するものである。
このS903で判定式x”を満たす(YES)、即ち景品の提供が可能であると判定された場合には、処理を終了する。一方、S903で判定式x”を満たさない(NO)、即ち景品の提供が可能でないと判定された場合には、図20に示す配送情報DBにおいて、前記景品IDが含まれる配送情報から配送先情報(氏名,郵便番号,住所,電話番号)を抽出し(S904)、該抽出した配送先情報をディスプレイ73に表示して(S905)、処理を終了する。
ここでS904の処理を行う制御部72は、在庫数変更手段により在庫数の変更を受け付けたことに基づいて、提供可否判定手段により提供が可能でないと判定された景品の景品IDと対応付けられているユーザ特定情報(配送先情報)を抽出するユーザ特定情報抽出手段として機能するものである。これによれば、在庫数の変更を受け付ける前に行われた配送情報登録処理に供された景品を選択した遊技者を特定できるので、該遊技者に対して適切な対処(例えば電話連絡等)をすることができる。
最後に景品交換システム1は、遊技場の営業終了後に、図46に示すS71〜S73の処理を行う。まず景品管理装置70は、図20に示す配送情報DBで記憶している配送情報のうち、配送指示済フラグ0が登録されている配送情報を、配送管理装置80に対して送信して(S71)、該送信した配送情報の配送指示済フラグ1を登録する。
また景品管理装置70は、図13に示す景品情報DBで記憶している各景品の在庫数から、図17(c)に示す予約・確定累計数DBで記憶している各景品の確定累計数を減算することにより、該景品情報DBを更新し、また予約・確定累計数DBで記憶している各景品の予約累計数及び確定累計数をすべて消去することにより、該予約・確定累計数DBを更新し、また図18に示す予約情報DBで記憶しているすべての予約情報を消去することにより、該予約情報DBを更新し、さらに図19に示す未提供予約個数・価格DBで記憶している全体未提供予約個数,全体未提供予約価格,景品ID,個別未提供予約個数,個別未提供予約価格,及び当日報知フラグを消去することにより、該未提供予約個数・価格DBを更新する(S72)。ここで予約・確定累計数DB及び予約情報DBの更新は、所定期間毎(ここでは1日毎)に配送情報登録処理が行われずに登録されている予約ID及び景品IDを無効化(ここでは消去)する処理である。これによれば、景品管理装置70において、予約内容登録処理が行われても配送情報登録処理が行われていない景品に対応する予約ID及び景品IDについては、所定期間毎に無効化されるので、該無効化された景品の分だけ新たに予約内容登録処理を行うことができ、無駄に多くの在庫を用意するという不都合が生じない。なお未提供予約個数・価格DBにおいて、上限値超え回数は消去せずに、翌日以降に繰り越す。
S71の配送情報を受信した配送管理装置80は、図6(a)に示す配送情報DBで、該受信した配送情報を登録する(S73)。そして景品提供業者は、該登録された配送情報に基づいて、登録された配送希望日時に景品が配送されるように、景品を配送する処理を行い、配送管理装置80は、オペレータの操作により、配送情報DBにおいて、景品の配送が行われると配送開始日時を登録し、景品の配送が完了すると配送完了日時を登録し、請求済フラグ1を登録して、当該配送情報を図6(b)に示す請求情報DBで登録する。そして景品提供業者は、請求情報DBで記憶している所定期間(例えば1ヶ月)分の請求情報を取り纏めて、各遊技場に対して、合計請求額を請求する。
次に、図62を参照して、携帯電話101を使用した予約確定について説明する。ここで予約確定端末50は、図57に示す予約確定処理を行い(SK42)、それに伴って、景品管理装置70は、図58に示す配送情報登録処理を行い(SK43)、また会員管理装置61は、貯玉減算処理を行う(SK44)。
具体的には、予約確定端末50は、図57に示すように、バーコードリーダ55による予約レシート6の予約IDバーコード6aの読取(S500),ディスプレイ53及び入力装置54による予約IDの手入力(S501),又はICチップR/W57による携帯電話101のICチップからの予約内容情報(予約ID)及び会員IDの読取(S502)を待機している状態で、該S502で予約内容情報及び会員IDの読取が有ると(YES)、該読み取った予約内容情報が示す交換単価及び該読み取った会員IDを含む貯玉要求を会員管理装置61に対して送信して(S551)、該会員管理装置61から送信されてくる貯玉通知の受信を待機する(S552)。貯玉要求を受信した会員管理装置61は、該貯玉要求に含まれる会員ID及び交換単価に対応付けて管理している貯玉数を示す貯玉通知を予約確定端末50に対して返信する。予約確定端末50は、貯玉通知の受信が有ると(S552でYES)、前記読み取った予約内容情報が示す予約IDと当該予約確定端末50が設けられている遊技場の遊技場IDとを含む予約確認要求を景品管理装置70に対して送信して(S553)、該景品管理装置70から送信されてくる予約確認通知の受信を待機する(S554)。
景品管理装置70は、図58に示すように、予約情報要求の受信(S601),又は予約確認要求の受信(S601a)を待機している状態で、該S601aで予約確認要求の受信が有ると(YES)、該予約確認要求に含まれる各予約ID及び遊技場IDに基づいて、前記有効期限判定手段による判定及び前記店舗一致判定手段による判定を行い(S601b)、該判定結果を示す予約確認通知を予約確定端末50に対して返信して(S601c)、該予約確定端末50から送信されてくる予約確定要求の受信を待機する(S605)。具体的には、まず予約確認要求に含まれる各予約IDが図18に示す予約情報DBで登録されているか否か、即ち該予約IDから特定される有効期限(本例では当日限り)が有効であるか否かを判定し、次に有効であると判定された各予約IDについて、前記予約情報要求に含まれる遊技場IDと該各予約IDに対応付けて予約情報DBで登録されている遊技場IDとが一致するか否かを判定する。そして各予約IDについて、有効期限が有効でない旨,遊技場IDが一致しない旨,又は有効期限が有効かつ遊技場IDが一致する旨を示す予約確認通知を予約確定端末50に対して返信する。
予約確定端末50は、図57に示すように、予約確認通知の受信が有ると(S554でYES)、図42のD73に示す予約一覧画面をディスプレイ53に表示する(S555)。このD73では、S502で読み取った各予約内容情報に基づいて、各予約景品の景品名及び交換玉数を示す景品ボタンが表示されると共に、S554で受信した予約確認通知に基づいて、有効期限が有効かつ遊技場IDが一致する旨を示す予約IDの予約景品については、当該予約景品の予約を確定する旨を選択するための選択欄が表示され、有効期限が有効でない旨を示す予約IDの予約景品については「期限切れ」と表示され、遊技場IDが一致しない旨を示す予約IDの予約景品については「遊技場不一致」と表示される。またD73では、S552で受信した貯玉通知が示す貯玉数も表示される。このS555の処理を行う予約確定端末50は、前記有効期限切れ報知手段及び前記店舗不一致報知手段として機能するものである。
このD73で、いずれかの景品ボタンを操作すると、該景品ボタンの予約景品についてS502で読み取った予約内容情報(即ち予約レシート6の内容)が表示される。またD73で、一以上の選択欄をチェックして決定ボタンを操作することにより、予約を確定する予約景品の選択が有ると(S556でYES)、貯玉数が該選択された予約景品の交換玉数の合算値以上であるか否かを判定する(S557)。このS557で貯玉数が交換玉数の合算値未満である(NO)と判定された場合には、貯玉が足りない旨をディスプレイ53に表示して(S558)、S555に戻る。一方、S557で貯玉数が交換玉数の合算値以上である(YES)と判定された場合には、該交換玉数の合算値とS502で読み取った会員IDと交換単価とを含む貯玉減算要求を会員管理装置61に対して送信して(S559)、該会員管理装置61から送信されてくる減算完了通知の受信を待機する(S560)。
貯玉減算要求を受信した会員管理装置61は、図62に示すように、該貯玉減算要求に含まれる会員ID及び交換単価に対応付けて管理している貯玉数から該貯玉減算要求に含まれる交換玉数の合算値を減算する減算処理を行って(SK44)、減算完了通知を予約確定端末50に対して返信する。予約確定端末50は、図57に示すように、減算完了通知の受信が有ると(S560でYES)、予約を確定する予約景品の予約IDを含む予約確定要求を景品管理装置70に対して送信して(S509)、前記S510に進む。このS509の処理を行う予約確定端末50は、前記S502で受け付けた会員IDに対応付けて会員管理装置61にて管理されている貯玉数が該S502で受け付けた予約IDに対応付けて予約情報DBにて登録された景品IDから特定される景品に相当する交換玉数以上であることを条件として、当該予約IDを含む景品提供要求(予約確定要求)を送信する景品提供要求送信手段として機能するものである。そして景品管理装置70は、図58に示すように、予約確定要求の受信が有ると(S605でYES)、前記S608に進む。
以上、図62で説明したように、携帯電話101を使用した予約確定によれば、予約を識別可能な予約IDとユーザが所有する貯玉数を特定可能な会員IDとが該携帯電話101に記憶されることにより、該携帯電話101を使用して一度で予約を確定する処理を済ますことができるので、該処理の時間を短縮できる。
[1’.第1実施形態の変形例に係る景品交換システム1]
次に、第1実施形態の変形例に係る景品交換システム1について、第1実施形態と異なる点についてのみ説明する。
この変形例では、第1実施形態と比較して、景品管理装置70において、制御部72が前記登録必要景品特定手段として機能しないと共に、通信部71がシンボル出力情報送信手段として機能しない一方、景品管理装置70において、通信部71が変更景品特定情報送信手段として機能すると共に、出力端末であるキオスク端末30において、制御部32が登録必要景品特定手段として機能する点が異なる。
この相違点に関し、景品管理装置70において、制御部72は前記登録必要景品特定手段として機能しないので、図13に示す景品情報DBでは、出力フラグが記憶されない。また該景品情報DBでは、追加フラグも記憶されない。また景品管理装置70において、通信部71は変更景品特定情報送信手段の一例であって、景品変更手段(通信部71,ディスプレイ73及び入力装置74)にて受け付けた変更により景品表示装置(カードユニット20,キオスク端末30)に新たに表示される景品(即ち追加景品)を特定するための変更景品特定情報を送信するものである。具体的には、前記景品情報送信手段である通信部71が送信する全表示景品の景品情報(ここでは景品ID,大区分,小区分,景品名,詳細情報,交換単価4円と1円の交換玉数,及び交換単価4円と1円の玉数コード6c)が、追加景品の景品情報も含んでいるので、該追加景品を特定するための変更景品特定情報に相当する。
また出力端末であるキオスク端末30において、制御部32は登録必要景品特定手段の一例であって、前記変更景品特定情報送信手段から送信されてきた変更景品特定情報(追加景品の玉数コード6c及び交換玉数)から特定される景品(追加景品)であって、当該景品の交換有価価値(交換玉数)に対応する有価価値識別情報(玉数コード6c)をPOS端末40にて登録する必要がある登録必要景品を特定するものであり、ここでは変更景品特定情報送信手段から送信されてきた変更景品特定情報から特定される景品のうち、当該景品の交換有価価値が前記既表示景品価値情報から特定される交換有価価値(即ち交換玉数DBで管理している交換玉数)と異なる景品を前記登録必要景品として特定する(図63のS14a)。
この登録必要景品特定手段として機能する制御部32は、図64に示す登録必要景品特定処理を行う。まず変更景品特定情報送信手段から送信されてきた変更景品特定情報に含まれる全表示景品のうち、図22(a)に示す表示景品情報DBで記憶されていない景品を、景品表示装置に新たに表示される追加景品として特定し(S001’)、該特定された追加景品のうちの一の交換玉数と、交換玉数DBで管理している交換玉数とが同一であるか否かを判定する(S002’)。このS002’で交換玉数が同一である(YES)と判定された場合には、S004’に進む。一方、S002’で交換玉数が異なる(NO)と判定された場合には、当該景品を登録必要景品として特定して(S003’)、S004’に進む。S004’では、前記特定された全ての追加景品についてS001’の判定が完了したか否かを判定し、判定が完了していなければ(NO)、S001’に戻り、判定が完了していれば(YES)、処理を終了する。
具体的には、遊技場Aについて、景品パッケージIDがPX−502の景品パッケージ「夏期限定フェア」が新たに選択されると、該景品パッケージ「夏期限定フェア」に含まれる景品IDであるKX−000305,KX−000501,及びKX−020475の各景品を含む景品情報が送信されてきて、前記登録必要景品特定処理が行われると、該景品情報に含まれる景品IDであるKX−000305,KX−000501,及びKX−020475の各景品が追加景品として特定される。そして該特定された追加景品のうち、交換単価4円を例にとると、景品IDがKX−000501の景品「アイスA」については、該「アイスA」の交換玉数75個と、変更前の交換玉数DBで管理されている交換玉数75個とが同一であるため、該「アイスA」は登録必要景品として特定されないが、景品IDがKX−000305の景品「そうめんA」については、該「そうめんA」の交換玉数150個と、変更前の交換玉数DBで管理されている交換玉数とは異なる(即ち交換玉数150個は交換玉数DBで管理されていない)ため、該「そうめんA」は登録必要景品として特定され、また景品IDがKX−020475の景品「浮き輪」についても、該「浮き輪」の交換玉数1800個と、変更前の交換玉数DBで管理されている交換玉数とは異なる(即ち交換玉数1800個は交換玉数DBで管理されていない)ため、該「浮き輪」は登録必要景品として特定される。
また出力端末であるキオスク端末30において、前記出力手段として機能する予約レシートプリンタ35は、前記登録必要景品特定手段にて特定した登録必要景品の交換有価価値(交換玉数)に対応する有価価値識別情報(交換玉数)を内在する情報記録シンボル(玉数情報バーコード6b)をPOS端末40にて読取可能な態様で出力するものであり、ここでは該情報記録シンボルと対応付けて当該情報記録シンボルが内在する有価価値識別情報に対応する交換有価価値を視認可能な態様で出力するものである。
具体的には、図63のS14aに示すように、登録必要景品特定処理が行われて登録必要景品が特定されると、同S15に示すように、制御部32は、前記変更景品特定情報に含まれる当該登録必要景品の玉数コード6cを内在する玉数情報バーコード6bを生成し、出力手段として機能する予約レシートプリンタ35は、図30(a)又は(a’)に示す玉数情報バーコード一覧8を印刷し、予約レシート排出口35aから排出して発行する。この玉数情報バーコード一覧8には、特定された登録必要景品の各々について、制御部32により生成された当該登録必要景品に対応する玉数コード6cを内在する玉数情報バーコード6bと、前記変更景品特定情報に含まれる当該登録必要景品に対応する交換玉数とが対応付けて、一覧形式で記録されている。
次に図63を参照して、第1実施形態の変形例に係る景品交換システム1の作用について、図46に示す第1実施形態と異なる点についてのみ説明する。まず相違点(1)に関し、景品管理装置70は、変更景品特定情報送信手段である通信部71により、追加景品(即ち景品情報DBにおいて追加フラグ1が登録されている景品)の玉数コード6c及び交換玉数を、変更景品特定情報として、キオスク端末30に対して送信する(S13)。このシンボル出力情報を受信したキオスク端末30は、4円用キオスク端末30Aであれば該受信したシンボル出力情報に含まれる交換単価4円の玉数コード6c及び交換玉数を記憶し、1円用キオスク端末30Bであれば該受信したシンボル出力情報に含まれる交換単価1円の玉数コード6c及び交換玉数を記憶して、登録必要景品特定手段である制御部32により、前述の如く、図64に示す登録必要景品特定処理を行って(S14a)、該登録必要景品特定処理を行った旨を報知し、オペレータにより該報知に基づいて一覧出力ボタン(図示外)を操作すると、出力手段である予約レシートプリンタ35により、特定された登録必要景品の各々について、当該登録必要景品に対応する玉数コード6cを内在する玉数情報バーコード6bと当該登録必要景品に対応する交換玉数とが対応付けて一覧形式で記録されている、図30(a)又は(a’)に示す玉数情報バーコード一覧8を出力する(S15)。そしてPOS端末40は、オペレータの操作によって、該玉数情報バーコード一覧8に記録されている玉数情報バーコード6bが内在する玉数コード6cがバーコードリーダ45により読み取られ、該玉数情報バーコード一覧8に記録されている交換玉数が視認されて入力装置44により入力されると、該読み取った玉数コード6cと入力された交換玉数とを、図33に示す交換玉数DBで対応付けて登録する(S16)。
これによれば、景品表示装置(カードユニット20,キオスク端末30)に表示される景品が変更されたときに、POS端末40にて登録する必要がある登録必要景品の交換玉数に対応する玉数コード6cを内在する玉数情報バーコード6bがキオスク端末30において出力されることにより、該出力される玉数情報バーコード6bをPOS端末40において読み取ることで、該玉数情報バーコード6bが内在する玉数コード6cを容易に登録することができるので、玉数コード6cと交換玉数とを対応付けて登録する登録作業の負担が軽減される。また玉数情報バーコード6bが内在する玉数コード6cに対応する交換玉数が視認可能な態様でキオスク端末30において出力されることにより、該交換玉数を容易に把握することができるので、玉数コード6cと交換玉数とを対応付けて登録する登録作業の負担がさらに軽減される。
また景品表示装置において既に表示されていた景品と交換玉数が同じである景品は登録必要景品として特定されないことにより、該景品の交換玉数に対応する玉数コード6cを内在する玉数情報バーコード6bはキオスク端末30において出力されないので、無駄な登録作業が無くなる。
[2.第2実施形態に係る景品交換システム1]
次に、第2実施形態に係る景品交換システム1について説明する。この第2実施形態に係る景品交換システム1の構成としては、図1に示す第1実施形態と比較して、図65に示すように、POS端末40及び予約確定端末50に代えて、両者の機能を併せ持つPOS・予約確定端末50’を備えている点が異なる。また第2実施形態に係る遊技場では、図2に示す第1実施形態と比較して、図66に示すように、交換単価4円用と交換単価1円用に共通の景品交換カウンタにPOS・予約確定端末50’が設けられている点が異なる。そしてPOS・予約確定端末50’では、交換単価4円用の機能又は交換単価1円用の機能を選択可能であって(図71のS500’)、交換単価4円用の機能が選択された場合には、4円用カードユニット20A又は4円用キオスク端末30Aから発行された予約レシート6の予約IDバーコード6a及び玉数情報バーコード6bと、4円用計数機63Aから発行された計数レシート5のバーコード5aとを読取可能となり、交換単価1円用の機能が選択された場合には、1円用カードユニット20B又は1円用キオスク端末30Bから発行された予約レシート6の予約IDバーコード6a及び玉数情報バーコード6bと、4円用計数機63Aから発行された計数レシート5のバーコード5aとを読取可能となる。
以下、第2実施形態に係る景品交換システム1について、第1実施形態と異なる点についてのみ説明する。この第2実施形態では、第1実施形態と比較して、(1)重複判定処理の方法と、(2)上限値の設定方法及び上限値判定処理の方法と、(3)景品管理装置70から予約端末に対する景品情報の送信及び該予約端末における重複景品排除処理の方法と、(4)予約端末における予約停止景品の表示方法と、(5)減算処理端末における有価価値識別情報の登録方法と、(6)減算処理端末及び予約確定端末の構成並びに作用と、(7)景品管理装置70における在庫数の判定方法とが、それぞれ異なる。
まず相違点(1)重複判定処理の方法として、第1実施形態では、図46のS10cに示すように、ハンディ端末65が、共通流通情報記憶手段,重複判定手段,及び重複報知手段として機能することにより、重複判定処理を行うように構成している。これに対し、第2実施形態では、図67のS10c’に示すように、POS・予約確定端末50’が、共通流通情報記憶手段,重複判定手段,及び重複報知手段として機能することにより、重複判定処理を行うように構成している。
この第2実施形態では、ハンディ端末65において、D81’で、「陳列景品バーコード読取」ボタン,及び「陳列景品JANコード転送」ボタンが表示される。このD81’で、「陳列景品バーコード読取」ボタンを操作すると、前記D82と同様に、陳列景品のバーコードの読取を促す旨が表示されて、バーコードリーダ65eによる該陳列景品のバーコードの読取が可能となり、該バーコードリーダ65eにより陳列景品のバーコードを読み取ると、該読み取ったバーコードが示すJANコードを記憶する。このようにして、当日から新たに取り扱いを開始した全ての陳列景品についてバーコードの読取を行う(S10a’)。またD81’で、「陳列景品JANコード転送」ボタンを操作すると、前記記憶している陳列景品のJANコードをPOS・予約確定端末50’に対して転送し(S10a’)、該POS・予約確定端末50’は、制御部52のEEPROMにおいて、陳列景品のJANコードを記憶する。この制御部52のEEPROMは共通流通情報記憶手段の一例であって、景品表示装置で表示される陳列景品を各々特定可能であり当該陳列景品に付与される共通流通情報(JANコード)を記憶するものである。
また景品管理装置70は、通信部71により、各遊技場について選択されている景品から予約停止景品及び選択不能景品を除いた景品(即ち表示フラグ1が登録されている表示景品)の景品ID及びJANコードを、重複判定用の景品情報として、当該遊技場のPOS・予約確定端末50’に対して送信し(S10b’)、該POS・予約確定端末50’は、制御部52のEEPROMにおいて、表示景品の景品ID及びJANコードを記憶する。この制御部52のEEPROMも共通流通情報記憶手段の一例であって、景品表示装置で表示される表示景品を各々特定可能であり当該表示景品に付与される共通流通情報(JANコード)を記憶するものである。
そしてPOS・予約確定端末50’は、重複判定処理を行う(S10c’)。具体的には、制御部52’により、前記記憶している陳列景品のJANコードと前記記憶している表示景品のJANコードとの間で一致しているものが有るか否か、即ち陳列景品と表示景品とが重複しているか否かの重複判定を行う。この制御部52’は重複判定手段の一例であって、共通流通情報記憶手段で記憶された記録情報(JANコード)に基づいて、陳列景品と表示景品とが重複しているか否かを判定するものである。
この重複判定において、陳列景品のJANコードと表示景品のJANコードとの間で一致しているものが無い、即ち陳列景品と表示景品とが重複しないと判定された場合には、重複判定処理を終了する。一方、陳列景品のJANコードと表示景品のJANコードとの間で一致しているものが有る、即ち陳列景品と表示景品とが重複すると判定された場合には、陳列景品が表示景品と重複している旨,及び重複している各表示景品のJANコードに対応付けて制御部52’のEEPROMで記憶している各景品IDを表示する。この表示をするディスプレイ53’は重複報知手段の一例であって、重複判定手段により重複していると判定されたことに基づいて、該重複している旨を報知するものである。
このようにして、当日から新たに取り扱いを開始した全ての陳列景品について重複判定処理を行い、当該陳列景品と重複する表示景品を、前記選択不能景品として指定する連絡景品として特定する。これによれば、陳列景品と表示景品とが重複している場合には、その旨が報知されるので、陳列景品を景品表示装置で表示するという二重の取扱を防止する処理を行うことができ、重複する表示景品を景品表示装置において選択不能とすることにより、該景品表示装置での検索の妨げになることを防止することができる。
次に相違点(2)上限値の設定方法及び上限値判定処理の方法として、第1実施形態では、図11のD16に示すように、上限値判定基準として景品の個数を指定し、同D17aに示すように、全体上限値,個別上限値,及び最少上限値を指定し、図16に示すように、個別上限値を設定し、図54(a)に示すように、上限値判定処理としてS351〜S355の処理を行うように構成している。
これに対し、第2実施形態では、まず図11のD16で、上限値判定基準として景品の価格を指定し、図示しない決定ボタンを操作すると、D17bに示す上限値指定画面がディスプレイ73に表示される。このD17bでは、遊技者が予約する全景品に対応する価格に対する全体上限値,価格に基づく個別上限値,在庫数に基づく個別上限値,及び各景品に対する最少上限値を指定するための入力欄が表示される。ここで全体上限値は、景品の種類によらずに予約を許容する価格(即ち全景品の予約個数分の価格)であり、本例では120000円が指定されている。
また個別上限値は、1種類の景品について予約を許容する価格(即ち各景品の種類毎の予約個数分の価格)である。ここで価格に基づく個別上限値としては、悪質な遊技者がいたずらで当該景品のみを多数予約したときに、在庫数に多大な影響を及ぼさない値が指定され、本例では総価格の40%であるが、そのような値であれば該40%には限定されない。また在庫数に基づく個別上限値としては、正規な遊技者が当該景品のみを多数予約したときに、いたずらではなく正規の予約として考えられる値が指定され、本例では在庫数20個であるが、そのような値であれば該20個には限定されない。ここで価格に基づく個別上限値及び在庫数に基づく個別上限値については、少なくとも一方が指定されるものでも良いが、本例では両方が指定されている。
また最少上限値としては、第1実施形態と同様の理由により、1個以上かつ全体上限値未満の任意の景品個数分の価格が指定される。このD17bで、オペレータが入力装置74を操作して、各入力欄に指定値を入力して、図示しない決定ボタンを操作すると、図16に示す上限値DBにおいて、各入力欄に入力された指定値が登録される。
また第2実施形態では、図68に示すように、個別上限値を設定する。まず前記図11に示すようにして、ディスプレイ73及び入力装置74により、上限値の指定が行われると、制御部72は、該指定された値に基づいて設定した上限値を図68に示す上限値DBに登録する処理を行う。即ち、この制御部72及び上限値DBは、前記上限値設定手段として機能するものである。
この上限値DBでは、図68に示すように、上限値指定受付手段(ディスプレイ73及び入力装置74)により図11のD16で指定された上限値判定基準(ここでは個数)と、同D17bで指定された全体上限値,価格に基づく個別上限値,在庫数に基づく個別上限値,及び最少上限値の各指定値が記憶される。ここで記憶される各指定値のうち、全体上限値及び最少上限値の指定値は、そのまま全体上限値及び最少上限値として設定される。
また上限値DBでは、各景品提供業者毎のデータテーブルが設けられており、各データテーブルでは、景品情報DBで記憶されている各景品の景品IDに対応付けて、当該景品の在庫数と価格,該在庫数×価格の式で演算される総価格,価格に基づく個別上限値の演算値である価格演算値,在庫数に基づく個別上限値の演算値である在庫数演算値,補正パターン,及び個別上限値の補正値が記憶される。
ここで価格演算値は、価格に基づく個別上限値の指定値(ここでは40%)×各景品の総価格の式で演算される値の整数部分である。また在庫数演算値は、在庫数に基づく個別上限値の指定値(ここでは20個)×各景品の価格の式で演算される値である。また補正パターンは、前記設定された全体上限値と、前記演算された価格演算値と、前記演算された在庫数演算値と、前記設定された最少上限値とに基づいて、個別上限値の補正値を特定する各パターンを示す符号であり、該補正パターンにしたがって特定された値が、個別上限値の補正値として記憶され、該記憶された補正値が、個別上限値として設定される。
具体的には、景品IDがKX−000002やKX−000102の景品のように、価格演算値と在庫数演算値の少ない方を個別上限値として設定する場合には、補正パターンとしてAが記憶され、第1実施形態と同様の理由により、該少ない方の演算値が補正値として記憶されて、個別上限値として設定される。また景品IDがKX−000123やKX−020475の景品のように、価格演算値と在庫数演算値の少ない方が全体上限値(ここでは120000円)を超えている場合には、補正パターンとしてBが記憶され、第1実施形態と同様の理由により、該全体上限値が補正値として記憶されて、個別上限値として設定される。
さらに景品IDがKX−000001の景品IDのように、在庫数演算値と価格演算値の少ない方が最少上限値(ここでは景品5個分の価格40000円)に満たない場合には、補正パターンとしてCが記憶され、第1実施形態と同様の理由により、該最少上限値が補正値として記憶されて、個別上限値として設定される。なお景品IDがKX−000101の景品のように、在庫数演算値と価格演算値の少ない方が在庫数分の価格に満たない場合にも、補正パターンとしてCが記憶され、第1実施形態と同様の理由により、該在庫数分の価格が補正値として記憶されて、個別上限値として設定される。
この上限値DBでは、遊技場の営業開始前において、通信部71により、配送管理装置80から送信されてくる在庫数情報を受信し(S11)、制御部72により、景品情報DBの在庫数が更新されると(S12)、該更新された在庫数に基づいて、当該上限値DBで記憶している在庫数が更新されると共に該在庫数に基づいて演算される総価格が更新され、各景品の価格に基づいて演算される在庫数演算値は更新されず、該更新された在庫数演算値と更新されない価格演算値とに基づいて決定される補正パターンと補正値(即ち個別上限値)が更新される(同S12)。
このように、上限値DBにおいて、各景品の種類毎に上限値を設定することができるので、例えば各景品に対応する価格に応じた上限値を設定することで、いたずらの予約により在庫数が減少して正規の遊技者が予約できないといった事態をより効果的に防止できる。また上限値DBにおいて、各景品の在庫数及び/又は各景品に対応する価格に基づいて上限値が自動的に設定されるので、該上限値を設定する手間が省ける。なお上限値DBにおいて、該自動的に設定された上限値を、事後的に手入力で変更することも可能であり、また上限値が自動的に設定される前に、該上限値を手入力で設定することも可能である。
また第2実施形態では、図54(a)に示すように、上限値判定処理としてS371〜S375の処理を行う。即ち、この第2実施形態でも、制御部72が、前記上限値判定手段として機能するが、図68に示すように、上限値判定基準として価格が設定されているので、S350でNOと判定されて、S371に進む。
S371では、図68に示す上限値DBにおいて設定されている全体上限値である全体上限価格と、前記予約要求に含まれるユーザ特定情報に対応付けて図19に示す未提供予約個数・価格DBで記憶されている当該遊技者の全体未提供予約価格とが抽出される。具体的には、S301で受信した予約要求が会員予約要求ならば、該会員予約要求に含まれる会員ID又は景品会員IDに対応付けて未提供予約個数・価格DBで記憶されている全体未提供予約価格が抽出され、S301で受信した予約要求がビジタ予約要求ならば、該ビジタ予約要求に含まれる配送先情報に対応付けて未提供予約個数・価格DBで記憶されている全体未提供予約価格が抽出される。なお未提供予約個数・価格DBで当該ユーザ特定情報が記憶されていない場合、即ち当該遊技者について当日に予約内容登録処理が行われていない場合には、当該遊技者の全体未提供予約価格として0が抽出される。
次にS372では、S371で抽出された全体上限価格及び全体未提供予約価格と、前記予約要求に含まれる各景品の予約個数分の価格の合算値である全予約価格とに基づいて、全体上限価格−(全体未提供予約価格+全予約価格)≧0の判定式p’を満たすか否かで、当該遊技者について予約が可能であるか否かを判定する。このS372の判定を行う制御部72は、前記未提供予約特定手段(制御部72,未提供予約個数・価格DB)により特定された全体未提供予約価値(全体未提供予約価格)と、前記上限値設定手段(制御部72,上限値DB)により設定された全体上限値とに基づいて、当該予約を行う遊技者について予約が可能であるか否かを判定する前記上限値判定手段として機能するものである。このS372で、判定式p’を満たす(YES)、即ち当該遊技者について予約が可能であると判定された場合には、S373に進み、判定式p’を満たさない(NO)、即ち当該遊技者について予約が可能でないと判定された場合には、前記S361に進む。
具体的には、図68に示す上限値DBにおいて、全体上限値として120000円が設定されている状態で、図19に示す未提供予約個数・価格DBにおいて、全体未提供予約価格として90000円が特定されている、会員IDがAM−00002である遊技者から、全予約価格が30000円以下(例えば30000円)である予約要求が送信されてきた場合には、全体上限価格120000円−(全体未提供予約価格90000円+全予約価格30000円)≧の判定式p’を満たすので、S373に進むが、当該遊技者から、全予約価格が30000円を超える(例えば32000円)である予約要求が送信されてきた場合には、全体上限価格120000円−(全体未提供予約価格90000円+全予約価格32000円)≧の判定式p’を満たさないので、S361に進む。
S373では、前記予約要求に含まれる一又は複数の景品IDのうちの一の景品IDに対応付けて図68に示す上限値DBにおいて設定されている個別上限値である個別上限価格と、前記予約要求に含まれるユーザ特定情報に対応付けて図19に示す未提供予約個数・価格DBで記憶されている当該景品IDの景品の個別未提供予約価格とが抽出される。具体的には、S301で受信した予約要求が会員予約要求ならば、該会員予約要求に含まれる会員ID又は景品会員IDに対応付けて未提供予約個数・価格DBで記憶されている当該景品の個別未提供予約価格が抽出され、S301で受信した予約要求がビジタ予約要求ならば、該ビジタ予約要求に含まれる配送先情報に対応付けて未提供予約個数・価格DBで記憶されている当該景品の個別未提供予約価格が抽出される。なお未提供予約個数・価格DBで当該景品IDが記憶されていない場合、即ち当該景品IDの景品について当日に予約内容登録処理が行われていない場合には、当該景品の個別未提供予約価格として0が抽出される。
次にS374では、S373で抽出された当該景品の個別上限価格及び個別未提供予約価格と、前記予約要求に含まれる当該景品の予約個数分の価格である予約価格とに基づいて、個別上限価格−(個別未提供予約価格+予約価格)≧0の判定式q’を満たすか否かで、当該遊技者について予約が可能であるか否かを判定する。このS374の判定を行う制御部72は、前記未提供予約特定手段(制御部72,未提供予約個数・価格DB)により特定された個別未提供予約価値(個別未提供予約価格)と、前記上限値設定手段(制御部72,上限値DB)により設定された個別上限値とに基づいて、当該予約を行う遊技者について予約が可能であるか否かを判定する前記上限値判定手段として機能するものである。このS374で、判定式q’を満たす(YES)、即ち当該遊技者について予約が可能であると判定された場合には、S375に進み、判定式q’を満たさない(NO)、即ち当該遊技者について予約が可能でないと判定された場合には、前記S361に進む。
具体的には、図68に示す上限値DBにおいて、景品IDがKX−000002の景品の個別上限価格として36000円が設定されている状態で、図19に示す未提供予約個数・価格DBにおいて、当該景品の個別未提供予約価格として30000円が特定されている、会員IDがAM−00003である遊技者から、当該景品の予約価格が6000円以下(例えば6000円)である予約要求が送信されてきた場合には、当該景品の個別上限価格36000円−(当該景品の未提供予約価格30000円+当該景品の予約価格6000円)≧0の判定式q’を満たすので、S373に進むが、当該遊技者から、当該景品の予約個数が6000円を超える(例えば12000円)である予約要求が送信されてきた場合には、当該景品の個別上限価格36000円−(当該景品の未提供予約価格30000円+当該景品の予約価格12000円)≧0の判定式q’を満たさないので、S361に進む。
これによれば、各種類毎の未提供予約に対応する価格と、個別上限値とに基づいて判定(S374)が行われると共に、全未提供予約景品に対応する価格と、全体上限値とに基づいて判定(S372)が行われ、しかも個別上限値は全体上限値よりも低い値に設定されるので、第1実施形態と同様の理由により、悪質なユーザが、複数種類の景品を多量に予約するいたずらや、1種類の景品を多量に予約するいたずらを、効果的に防止できる。
S375では、予約要求に含まれる全ての景品IDについてS373の判定を行ったか否かを判定する。このS375で全ての景品IDについて判定を行っていない(NO)と判定された場合には、S373に戻る。一方、S375で全ての景品IDについて判定を行った(YES)と判定された場合には、図53に示す予約内容登録処理に戻って、S307に進む。
S361では、上限値超え通知を予約端末に対して返信して、前記S362に進む。このS361の処理は、上限値判定手段により予約が可能でないと判定されたことを条件として、該判定の対象となった遊技者について予約内容登録処理を不能化するための処理である。これによれば、予約を行う遊技者について特定される未提供予約景品に対応する価格と、遊技者1人あたりについて設定された上限値とに基づいて、該遊技者について予約が可能であるか否かが判定され(S352,S354)、予約が可能でないと判定されると、予約内容登録処理が不能化されるので、悪質な遊技者が交換するつもりのない多量の景品を前記上限値を超えていたずらに予約することを防止でき、当該いたずらの予約により在庫数が減少して正規の遊技者が予約できないといった事態を防止できる。
次に(3)景品管理装置70から予約端末に対する景品情報の送信及び該予約端末における重複景品排除処理の方法として、第1実施形態では、図46に示すように、景品管理装置70から各遊技場の予約端末に対して、当該遊技場で選択された景品パッケージの景品パッケージ情報と、該景品パッケージに含まれる景品から予約停止景品を除いた景品の景品情報とを送信し(S13)、予約端末(カードユニット20,キオスク端末30)において、重複表示排除処理(S14)として、受信した景品パッケージ情報と景品情報とを表示景品情報として図22(a)に示す表示景品情報DBで記憶し、各区分メニューに対応する分類区分が設定されている景品を該記憶した表示景品情報から抽出し、各区分メニューについて抽出した景品のうち重複する景品を特定して、該特定した景品のうち1つを除いて削除し、前記抽出した景品から該削除した景品を除いた景品の景品情報と各区分メニューとを関連付けて図22(b)に示す区分メニューDBで記憶する処理を行うように構成している。
これに対し、第2実施形態では、景品管理装置70の前記景品表示処理手段として機能する制御部72は、前記景品情報送信手段として機能する通信部71により、図67のS13’に示すように、各遊技場の予約端末に対して、景品パッケージDBで記憶している当該遊技場について選択されている景品パッケージの景品パッケージ情報と、景品情報DBで記憶している全景品から予約停止景品及び選択不能景品を除いた景品の景品情報とを、当該遊技場に設けられる予約端末で表示する景品の景品情報として、遊技場の営業開始前に1日1回送信する処理を行う。
そして、予約端末(カードユニット20,キオスク端末30)の前記重複表示排除手段として機能する制御部22,32は、重複表示排除処理(図67のS14’)として、受信した景品パッケージ情報(即ち図14に示す景品パッケージDBの景品パッケージ情報)をEEPROMで記憶すると共に、受信した景品情報(即ち図13に示す景品情報DBの景品情報)を各景品情報が重複していない一覧形式でEEPROMで記憶し、各景品パッケージに含まれる景品(即ち表示フラグ1の景品)の景品情報を該記憶した景品情報から表示景品情報(即ち図13に示す景品情報DBにおける表示景品の景品情報)として抽出して記憶し、各区分メニューに対応する景品を該記憶した表示景品情報から抽出して、図22(a)に示す表示景品情報DBを作成し、該抽出した景品の景品情報と各区分メニューとを関連付けて図22(b)に示す区分メニューDBで記憶する処理を行う。
具体的には、遊技場Aに設けられる予約端末は、景品提供業者Xが提供する水産物A,オススメ食品A,タバコA,アイスクリームフェア,及び夏期限定フェアの各景品パッケージについて、EEPROMで景品パッケージ情報を記憶しており、水産物Aとオススメ食品Aの両景品パッケージには、景品IDがKX−000001である景品「ずわいがに」が重複して含まれ、またアイスクリームフェアと夏期限定フェアの両景品パッケージには、景品IDがKX−000501である景品「アイスA」が重複して含まれているが、EEPROMで記憶している景品情報(即ち各景品情報が重複していない一覧形式の景品情報)から、これら重複して含まれる景品の景品情報を抽出する際に、該景品の景品情報を1つのみ抽出する処理(例えば、まず水産物Aの景品パッケージに含まれる景品IDであるKX−000001の景品情報を抽出すると抽出済フラグを立て、次にオススメ食品Aの景品パッケージに含まれる景品IDであるKX−000001の景品情報を抽出するときには既に抽出済フラグが立っているので抽出しない)を行う。これにより、複数の景品パッケージに含まれている景品であっても、景品情報は1つのみ抽出される。
そして該抽出された景品情報は、当該予約端末で表示する表示景品情報として、図22(a)に示す表示景品情報DBで記憶されると共に、各区分メニューに対応する分類区分が設定されている景品が該表示景品情報から抽出されて(このときに重複する景品が抽出されることはない)、第1実施形態と同様に、該抽出された景品と各区分メニューとが関連付けられて図22(b)に示す区分メニューDBで記憶される。これにより、前記区分景品表示処理においては、区分メニューのいずれかが選択されると、当該区分メニューDBにおいて該選択された区分メニューに関連付けられている景品が表示されるので、遊技場が希望する複数の景品パッケージに同一の景品が重複して含まれている場合であっても、該景品が1つのみ表示され、該景品が重複して表示されることがない。
次に相違点(4)予約端末における予約停止景品の表示方法として、第1実施形態では、遊技場の営業中に予約停止景品が指定されると、図13に示す景品情報DBにおいて、該予約停止景品に対応付けて予約停止フラグ1(即ち予約停止フラグである旨)が登録されるが、予約端末においては、予約停止景品であっても選択可能に表示され続けるので、該予約停止景品が選択されて予約要求が有る毎に、予約停止情報を返信し(図53のS308)、翌日の営業開始前には、当該予約停止景品を除いた景品情報を送信することにより(図46のS13)、その日(つまり予約停止景品が指定された翌日)の営業からは、予約端末において、予約停止景品が表示されないように構成している。
これに対し、第2実施形態では、遊技場の営業中に予約停止景品が指定された後、該予約停止景品が選択された最初の予約要求に対しては、予約停止情報を返信するが(図53のS308)、該予約停止情報を受信した予約端末においては、当該予約停止景品が表示されないように構成している。つまり第2実施形態における景品表示装置である予約端末は、予約停止情報を受信したことに基づいて、予約停止景品を表示手段(ディスプレイ24,34)に表示しない処理を行うものである。なお該予約端末は、予約停止情報を受信したことに基づいて、予約停止景品を選択不能に(例えば「選択できません」という文字を付して)表示手段に表示する処理を行うものであっても良い。
次に相違点(5)減算処理端末における有価価値識別情報の登録方法として、第1実施形態では、図46に示すように、景品管理装置70が、出力端末であるキオスク端末30に対して、登録必要景品の交換有価価値(交換玉数)に対応する有価価値識別情報(玉数コード6c)を内在する情報記録シンボルを当該キオスク端末30が出力するためのシンボル出力情報を送信し(S13)、該キオスク端末30が、図30(a)又は(a’)に示す玉数情報バーコード一覧8を出力し(S15)、減算処理端末であるPOS端末40が、該玉数情報バーコード一覧8に記録されている玉数情報バーコード6bが内在する有価価値識別情報と、該玉数情報バーコード一覧8に記録されている交換玉数とを、図33に示す交換玉数DBで対応付けて登録するように構成している(S16)。
これに対し、第2実施形態では、図67に示すように、景品管理装置70が、減算処理端末であるPOS・予約確定端末50’に対して、登録必要景品の交換有価価値(交換玉数)に対応する有価価値識別情報(ここでは景品コード6c=JANコード)及び当該交換玉数を送信し(S13’)、該POS・予約確定端末50’が、受信した有価価値識別情報と交換玉数とを、図69に示す交換玉数DBで対応付けて登録するように構成している(S16’)。
この第2実施形態では、有価価値識別情報は、景品毎に付与される景品コード6c(即ちJANコード)であり、図3(b)に示す予約レシート6には、該景品コード6cが記録される。また情報記録シンボルである玉数情報バーコード6bは、該景品コード6cを内在するものである。
このように、有価価値識別情報が景品毎に付与される(即ち景品毎に異なる)景品コード6cなので、前記登録必要景品特定手段として機能する制御部72は、景品情報DBにおいて、ある遊技場(例えば遊技場A)について追加フラグ1が登録されている追加景品の全てを、前記登録必要景品として特定する(図67において、Z51に代わるZ51’)。
具体的には、遊技場Aにおいて、景品パッケージIDがPX−001の景品パッケージ「水産物A」,同PX−011の景品パッケージ「オススメ食品A」,同PX−101の景品パッケージ「タバコA」,及び同PX−501の景品パッケージ「アイスクリームフェア」が既に選択されている状態で、景品パッケージIDがPX−502の景品パッケージ「夏期限定フェア」が新たに選択されると、図13に示す景品情報DBにおいて、該景品パッケージ「夏期限定フェア」に含まれる景品IDであるKX−000305,KX−000501,及びKX−020475に対応付けて、該遊技場Aについて表示フラグ及び追加フラグ1が登録される。この状態で、前記登録必要景品特定処理が行われると、該追加フラグ1が登録されている追加景品の全てが、登録必要景品として特定されて、出力フラグ1が登録される。
また第2実施形態では、景品管理装置70において、通信部71がシンボル出力情報送信手段として機能しないと共に、キオスク端末30が出力端末として機能しない(即ち図30(a)又は(a’)に示す玉数情報バーコード一覧8は出力されない)一方、景品管理装置70において、通信部71が有価価値識別情報送信手段として機能する。
即ち景品管理装置70において、通信部71は有価価値識別情報送信手段の一例であって、減算処理端末であるPOS・予約確定端末50’に対して、前記登録必要景品特定手段にて特定した登録必要景品の交換有価価値(交換玉数)に対応する有価価値識別情報(景品コード6c)を送信するものであり、ここでは景品コード6cに対応する交換単価4円の交換玉数と交換単価1円の交換玉数とを示す情報も送信するものである。具体的には、有価価値識別情報送信手段として機能する通信部71は、図67のS13’に示すように、各遊技場のPOS・予約確定端末50’に対して、景品情報DBにおいて当該遊技場について出力フラグ1が登録されている登録必要景品の景品コード6c,及び交換単価4円の交換玉数と交換単価1円の交換玉数を、遊技場の営業開始前に1日1回送信する処理を行う。この景品コード6c及び交換玉数の送信後に、景品情報DBにおいて1として登録されている追加フラグ及び出力フラグは、0として登録される。
また第2実施形態では、減算処理端末であるPOS・予約確定端末50’において、制御部52’のEEPROMでは、図69に示す交換玉数DBを記憶している。この交換玉数DBは、前記景品変更手段(通信部71,ディスプレイ73及び入力装置74)における変更の受付前に景品表示装置(カードユニット20,キオスク端末30)に表示されていた景品の交換玉数を特定可能な既表示景品価値情報を管理するものであり、景品表示装置に表示される表示景品の交換玉数(交換単価4円の交換玉数及び交換単価1円の交換玉数)に対応付けて、該景品毎に付与された景品コード6cが記憶される。この交換玉数DBでは、景品管理装置70から送信されてきた有価価値識別情報である景品コード6c,及び交換単価4円の交換玉数と交換単価1円の交換玉数を受信すると、自動的に表示景品登録モードが実行され、該受信した景品コード6cと交換玉数とが対応付けて登録される(図67のS16’)。具体的には、交換玉数DBにおいて、図69(a)に示す内容が記憶されている状態で、前記登録必要景品特定処理に基づく景品コード6c及び交換玉数の登録が行われると、図69(b)に示す内容に変更される。
これによれば、景品表示装置(カードユニット20,キオスク端末30)に表示される景品が変更されたときに、POS・予約確定端末50’にて登録する必要がある登録必要景品の交換玉数に対応する景品コード6cがPOS・予約確定端末50’に対して送信されることにより、該景品コード6cをPOS・予約確定端末50’において登録することができる(自動的に登録される)ので、景品コード6cと交換玉数とを対応付けて登録する登録作業の負担が軽減される。また景品コード6cに対応する交換玉数がPOS・予約確定端末50’に対して送信されることにより、該交換玉数をPOS・予約確定端末50’において(自動的に)登録することができるので、景品コード6cと交換玉数とを対応付けて登録する登録作業の負担がさらに軽減される。なお交換玉数DBでは、第1実施形態と同様に、陳列景品について、JANコードと交換玉数とジャンルとが対応付けて登録される。
次に相違点(6)減算処理端末及び予約確定端末の構成並びに作用として、第1実施形態では、図1に示すように、減算処理端末であるPOS端末40と、予約確定端末50とが別個に設けられ、図46に示すように、POS端末40における減算処理(S41)と、予約確定端末50における予約確定処理(S42)とが別個に行われて、POS端末40における減算処理が行われたか否かに拘わらず、予約確定端末50から景品管理装置70に予約確定要求が送信されるように構成している。
これに対し、第2実施形態では、図1に示すPOS端末40及び予約確定端末50に代えて、図65に示すように、減算処理端末及び予約確定端末として機能するPOS・予約確定端末50’が設けられ、図46に示す減算処理及び予約確定処理に代えて、図71及び図72に示すように、減算・予約確定処理が行われ、POS・予約確定端末50’における減算処理に伴って、該POS・予約確定端末50’から景品管理装置70に対して予約確定要求が送信されるように構成している。
まずPOS・予約確定端末50’の構成について説明する。POS・予約確定端末50’は、遊技場内における景品交換カウンタに設けられ、図65に示すように接続される通信部51’,制御部52’,ディスプレイ53’,入力装置54’,バーコードリーダ55’,配送レシートプリンタ56’,及びICチップR/W57’等を有するコンピュータであり、図36に示す予約確定端末50と同様の外観を呈する。このPOS・予約確定端末50’は減算処理端末の一例であって、前記POS端末40と同様に、予約端末のディスプレイにて選択された景品に相当する有価価値(交換玉数)を遊技者が所有する有価価値(獲得玉の計数値,貯玉数)から減算するための減算処理を行うものであり、ここでは有価価値識別情報(玉数コード6c)及び交換有価価値(交換玉数)の入力を受け付けて、該受け付けた有価価値識別情報と交換有価価値とを対応付けて予め登録しておき、前記記録媒体である予約レシート6の情報記録シンボル(玉数情報バーコード6b)から有価価値識別情報を読み取ると、該読み取った有価価値識別情報に対応付けて登録されている交換有価価値をユーザが所有する有価価値から減算するものである。またPOS・予約確定端末50’は予約確定端末の一例であって、前記予約確定端末50と同様に、予約識別情報受付手段と景品配送要求送信手段とを有するものである。
通信部51’は、会員管理装置61及び計数値管理装置62と通信可能に接続されていると共に、ルータ64を介して、キオスク端末30の通信部31,及び景品管理装置70の通信部71と通信可能に接続されている。制御部52’は、CPU,RAM,ROM,EEPROM等を備えており、ROMに記憶されている処理プログラムがRAMを作業領域としてCPUで実行されることにより、POS・予約確定端末50’に備えられる各構成要素の動作を制御して各種の処理を行うものである。このEEPROMでは、店員を個々に識別可能な店員識別情報である店員IDと、当該店員の暗証番号とが、対応付けて記憶されている。
ディスプレイ53’は、各種の情報を表示する表示デバイスであって、例えば液晶ディスプレイであり、入力装置54’は、各種の情報の入力を受け付ける入力デバイスであって、例えばキーボードやマウスである。バーコードリーダ55’は、計数レシート5に記録されているバーコード5a,会員カード2に記録されているバーコード,予約レシート6に記録されている玉数情報バーコード6b,及び陳列景品に付されているバーコードを読み取るものである。またバーコードリーダ55’は予約識別情報受付手段の一例であって、予約識別情報である予約IDを受け付けるものであり、ここでは予約レシート6に記録されている予約IDバーコード6aを読み取ることで、該予約IDバーコード6aが内在している予約IDを受け付ける。また配送レシートプリンタ56’は、図3(c)に示す配送レシート7を印刷し、配送レシート排出口から排出して発行するものである。またICチップR/W57’は、近接部に近接された携帯電話101を受け付けて、該受け付けた携帯電話101のICチップから予約内容情報(予約ID)及び会員IDを読み取るものである。
ここで図70を参照して、ディスプレイ53’に表示される画面について説明する。このPOS・予約確定端末50’は、遊技場の店員が操作するものである。まず初期状態では、前記図37のD51に示すログイン画面が表示される。このD51では、当該予約確定端末50を操作する店員の店員IDと暗証番号の入力欄が表示されており、該店員が入力装置54を操作して、店員IDと暗証番号を入力してログインボタン(図示外)を操作すると、該入力された店員ID及び暗証番号と、制御部52のEEPROMで記憶している店員ID及び暗証番号とが照合され、照合OKであれば、ログイン状態となり、遊技場の店員が交換単価4円用の機能の実行又は交換単価1円用の機能の実行のいずれかを選択すると、該選択された機能を実行するPOS・予約確定端末50’となって、入力装置54’に設けられている計数レシート読取ボタン又は会員カード読取ボタンの操作を待機するボタン操作待機状態となる。
このボタン操作待機状態で、入力装置54’に設けられている計数レシート読取ボタン(図示外)を操作して、バーコードリーダ55’により計数レシート5(交換単価4円用のPOS・予約確定端末50’として機能する場合には4円用計数機63Aから発行された計数レシート5であり、交換単価1円用のPOS・予約確定端末50’として機能する場合には1円用計数機63Bから発行された計数レシート5)のバーコード5aを読み取ると、該読み取ったバーコード5aが示す計数ID及び計数値を含む計数値確認要求が計数値管理装置62に送信され、該計数値管理装置62から当該計数値に異常がない旨を示す確認OK通知を受信すると、前記読み取った計数値が記憶され、前記図34に示すD41aと同様に、交換単価と該計数値が表示されると共に、会員カード2のバーコードの読取又は会員カード無しボタンの操作を促す旨が表示される。このD41aで、会員カード無しボタンを操作すると、D51’に進む。
またボタン操作待機状態で、入力装置54’に設けられている会員カード読取ボタン(図示外)を操作して、バーコードリーダ55’により会員カード2のバーコードを読み取ると、該読み取ったバーコードが示す会員IDと当該POS・予約確定端末50’が記憶している交換単価とを含む貯玉要求が会員管理装置61に送信され、該会員管理装置61から当該会員ID及び交換単価に対応付けられている貯玉数を含む貯玉通知を受信すると、該貯玉通知に含まれる貯玉数が記憶され、前記図34に示すD41bと同様に、交換単価と該貯玉数が表示されると共に、計数レシート5のバーコード5aの読取又は計数レシート無しボタンの操作を促す旨が表示される。このD41bで、計数レシート無しボタンを操作すると、D51’に進む。
前記D41aでバーコードリーダ45により会員カード2のバーコードを読み取ると、該読み取ったバーコードが示す会員IDと当該POS・予約確定端末50’が記憶している交換単価とを含む貯玉要求が会員管理装置61に送信され、該会員管理装置61から当該会員ID及び交換単価に対応付けられている貯玉数を含む貯玉通知を受信すると、該貯玉通知に含まれる貯玉数が記憶され、D41cに進む。また前記D41bでバーコードリーダ45により計数レシート5のバーコード5aを読み取ると、該読み取ったバーコード5aが示す計数ID及び計数値を含む計数値確認要求が計数値管理装置62に送信され、該計数値管理装置62から当該計数値に異常がない旨を示す確認OK通知を受信すると、前記読み取った計数値が記憶され、D41cに進む。D41cでは、前記図34に示すのと同様に、交換単価と、前記記憶している計数値及び貯玉数(現在の貯玉数)が表示される。このD41cで、次へボタンを操作すると、D51’に進む。
D51’では、「予約レシート6の予約を確定する場合」には、予約レシート6の予約IDバーコード6aの読取,又は予約レシート6に記録されている予約IDの手入力を促す旨が表示され、「予約レシート6無しの場合」には、予約レシート無しボタンの操作を促す旨が表示されると共に、「貯玉を使用して携帯電話101の予約を確定する場合」には、携帯電話101をICチップR/W57に近接(タッチ)させることを促す旨が表示される。
このD51’で、前記予約識別情報受付手段であるバーコードリーダ55’により、予約レシート6に記録されている予約IDバーコード6aを読み取ることで、該予約IDバーコード6aが示す予約IDを受け付けるか、又は前記予約識別情報受付手段であるディスプレイ53’及び入力装置54’により、予約レシート6に記録されている予約IDを手入力することで、該予約IDを受け付けると、景品管理装置70に対して、該受け付けた予約IDを含む予約情報要求が送信され、該景品管理装置70から、当該予約情報要求に含まれる予約IDに対応付けて図18に示す予約情報DBで登録されている予約情報(景品ID,景品名,交換単価,交換玉数,予約個数,配送区分,配送先情報,及び配送希望日時)を受信すると、D52’で、該受信した予約情報が表示される。
このD52’で、「OK」ボタンを操作すると、D51’で受け付けられた予約IDが一時的に記憶されて、D53’で、予約レシート6の玉数情報バーコード6bの読取,又は予約レシート6に記録されている景品コード6cの手入力を促す旨が表示される。このD53’で、バーコードリーダ55’により、予約レシート6に記録されている玉数情報バーコード6bを読み取ることで、該玉数情報バーコード6bに内在する景品コード6cを受け付けるか、又はディスプレイ53’及び入力装置54’により、予約レシート6に記録されている景品コード6cを手入力することで、該景品コード6cを受け付けると、図69に示す交換玉数DBで該景品コード6cに対応付けて登録されている交換玉数のうち、前記選択された交換単価(4円又は1円)の交換玉数が特定されて、前記記憶している計数値及び/又は貯玉数から該特定された交換玉数が減算され、D54’で、該交換玉数が表示される。
このD54’で、「続けて読取」ボタンを操作すると、D51’で受け付けられた予約IDが一時的に記憶されて、D51’に戻り、次なる予約IDの読取又は手入力が可能となる。このD54’における「続けて読取」ボタンの操作とD51’における予約IDの受付を繰り返すと、該受け付けられた複数の予約IDが一時的に記憶される。またD54’で、「読取終了」ボタンを操作すると、前記図35(a)で説明したのと同様に、D41aで会員カード無しボタンが操作されている場合にはD44aに進み、D41bで計数レシート無しボタンが操作されている場合にはD44bに進み、D41cで次へボタンが操作されている場合にはD44cに進む。
このD44aで、前記図35(a)で説明したのと同様にして入力を行い、入力装置54’に設けられている確定ボタン(図示外)を操作すると、前記記憶されている一又は複数の予約IDと、D51で入力された店員IDとを含む予約確定要求が、通信部51’から景品管理装置70に対して送信される。この通信部51’は提供要求送信手段の一例であって、予約識別情報受付手段にて受け付けた予約IDを含む景品配送要求(ここでは予約確定要求)を景品管理装置70に送信するものである。また通信部51’は店員識別情報送信手段の一例であって、当該POS・予約確定端末50’を操作する店員を識別可能な店員IDを(ここでは予約確定要求に含めて)景品管理装置70に送信するものである。そして該景品管理装置70から、予約確定要求に含まれる全ての予約IDに対応する景品IDについての予約登録完了通知,予約停止情報,又は在庫零通知の受信が有ると、計数レシート5のバーコード5aから読み取った計数IDを含む計数値クリア要求が、通信部51’から計数値管理装置62に対して送信される。この通信部51’が、前記減算処理を行う減算処理手段である。
またD44bで、前記図35(a)で説明したのと同様にして入力を行い、入力装置54’に設けられている確定ボタン(図示外)を操作すると、前記記憶されている一又は複数の予約IDと、D51で入力された店員IDとを含む予約確定要求が、前記提供要求送信手段及び前記店員識別情報送信手段として機能する通信部51’から景品管理装置70に対して送信される。そして該景品管理装置70から、予約確定要求に含まれる全ての予約IDに対応する景品IDについての予約登録完了通知,予約停止情報,又は在庫零通知の受信が有ると、会員IDと交換単価と交換後の貯玉数とを含む貯玉更新要求が、前記減算処理手段として機能する通信部51’から会員管理装置61に対して送信される。
またD44cで、前記図35(a)で説明したのと同様にして入力を行い、入力装置54’に設けられている確定ボタン(図示外)を操作すると、前記記憶されている一又は複数の予約IDと、D51で入力された店員IDとを含む予約確定要求が、前記提供要求送信手段及び前記店員識別情報送信手段として機能する通信部51’から景品管理装置70に対して送信される。そして該景品管理装置70から、予約確定要求に含まれる全ての予約IDに対応する景品IDについての予約登録完了通知,予約停止情報,又は在庫零通知の受信が有ると、会員IDと交換単価と交換後の貯玉数とを含む貯玉更新要求が、前記減算処理手段として機能する通信部51’から会員管理装置61に対して送信されると共に、計数IDを含む計数値クリア要求が、通信部51’から計数値管理装置62に対して送信される。
またD51’で、「予約レシート無し」ボタンを操作すると、前記図35(b)で説明したのと同様に、D41aで会員カード無しボタンが操作されている場合にはD45aに進み、D41bで計数レシート無しボタンが操作されている場合にはD45bに進み、D41cで次へボタンが操作されている場合にはD45cに進む。
このD45aで、前記図35(b)で説明したのと同様にして入力を行い、確定ボタンを操作すると、計数レシート5のバーコード5aから読み取った計数IDを含む計数値クリア要求が、通信部51’から計数値管理装置62に対して送信される。またD45bで、前記図35(b)で説明したのと同様にして入力を行い、確定ボタンを操作すると、会員IDと交換単価と交換後の貯玉数とを含む貯玉更新要求が、通信部51’から会員管理装置61に対して送信される。またD45cで、前記図35(b)で説明したのと同様にして入力を行い、確定ボタンを操作すると、会員IDと交換単価と交換後の貯玉数とを含む貯玉更新要求が、前記減算処理手段として機能する通信部51’から会員管理装置61に対して送信されると共に、計数IDを含む計数値クリア要求が、通信部51’から計数値管理装置62に対して送信される。
またD51’で、携帯電話101がICチップR/W57に近接(タッチ)されると、前記図42のD73に進む。
なおPOS・予約確定端末50’において、景品パッケージ選択モードが起動されると、前記図38に示すD53〜D55の画面が表示され、配送取消モードが起動されると、前記図38に示すD76の画面が表示される。
次に図71及び図72を参照して、POS・予約確定端末50’が行う減算・予約確定処理について説明する。このPOS・予約確定端末50’は、前記ログイン状態において、交換単価4円用の機能の実行又は交換単価1円用の機能の実行のいずれかの選択を受け付けると(S500’)、該選択された機能を実行するPOS・予約確定端末50’となって、計数レシート読取ボタンの操作(S500’)又は会員カード読取ボタンの操作(S531’)を待機するボタン操作待機状態となる。このS500’で計数レシート読取ボタンの操作が有ると(YES)、前記図55に示すS402〜S407の処理を行って(S501’)、前記図34のD41aで表示される「会員カード無し」ボタンの操作(S503’)又はバーコードリーダ45による会員カード2のバーコードの読取(S504’)を待機する。
このS503’で「会員カード無し」ボタンの操作が有ると(YES)、図70のD51’に示す画面をディスプレイ53’に表示して(S506’)、前記予約識別情報受付手段であるバーコードリーダ55’による予約レシート6の予約IDバーコード6aの読取(S507’),予約識別情報受付手段であるディスプレイ53’及び入力装置54’による予約IDの手入力(S508’),予約レシート無しボタンの操作(S509’),又はICチップR/W57’による携帯電話101のICチップからの予約内容情報(予約ID)及び会員IDの読取(S509a’)を待機する。
ここでS507’で予約レシート6の予約IDバーコード6aの読取が有るか(YES)、S508’で予約IDの手入力が有ると(YES)、該予約IDを一時的に記憶して、前記図57に示すS503〜S506の処理を行い(S510’)、S504でYESならば、図70のD52’に示す画面をディスプレイ53’に表示して(S511’)、該D52’で表示される「NG」ボタンの操作(S512’)又はOKボタンの操作(S513’)を待機する。ここで予約レシート6に会員ステータス(新規,変更,又はビジタ)が表示されている場合には、予約を行った遊技者の配送先情報の確認が必要であるため、遊技場の店員は、該遊技者が身分証明書等の提示により示す配送先情報とD52’で示す配送先情報とを照合することにより配送先情報の確認を行った上で、「NG」ボタン又は「OK」ボタンを操作する。
このS512’でNGボタンの操作が有ると(YES)、S507’に戻る。またS513’でOKボタンの操作が有ると(YES)、図70のD53’に示す画面をディスプレイ53’に表示して(S514’)、バーコードリーダ55’による予約レシート6の玉数情報バーコード6bの読取(S515’),又はディスプレイ53’及び入力装置54’による景品コード6cの手入力(S516’)を待機する。
このS515’で予約レシート6の玉数情報バーコード6bが内在している景品コード6cの読取が有るか(YES)、S516’で景品コード6cの手入力が有ると(YES)、該景品コード6cに対応付けて交換玉数DBで登録されている交換玉数を特定して(S517’)、前記記憶している計数値が該特定した交換玉数以上であるか否かを判定し(S518’)、計数値が交換玉数未満であると(NO)、交換玉数が多すぎる旨をディスプレイ53’に表示して(S519’)、S507’に戻り、計数値が交換玉数以上であると(YES)、該計数値から交換玉数を減算して(S520’)、S521’に進む。
S521’では、図70のD54’に示す画面をディスプレイ53’に表示して、該D54’で表示される「続けて読取」ボタンの操作(S522’)又は「読取終了」ボタンの操作(S523’)を待機する。このS522’で「続けて読取」ボタンの操作が有ると(YES)、S506’に戻る。またS523’で「読取終了」ボタンの操作が有ると(YES)、図35のD44aに示す画面をディスプレイ53’に表示して(S524’)、図72に進んで、前記図56に示すS422〜S426の処理を行い(S525’)、S423でYESならば、前記図57に示すS509〜S520の処理を行って(S526’)、S527’に進む。
S527’では、予約確定要求に含まれる全ての予約IDに対応する全ての景品IDについて配送レシート7の発行が行われたか否かを判定する。このS527’で全ての景品IDについて配送レシート7の発行が行われた(YES)と判定された場合には、計数レシート5のバーコード5aから読み取った計数IDを含む計数値クリア要求を、計数値管理装置62に対して送信し(S528’)、前記記憶している計数値を消去して、処理を終了する。一方、S527’で全ての景品IDについて配送レシート7の発行が行われていない(NO)と判定された場合には、配送レシート7の発行が行われなかった景品IDの景品(即ち予約確定されなかった景品)の交換玉数を前記記憶している計数値に加算して(S528’)、前記図55に示すS428に進む。なお前記S509’で予約レシート無しボタンの操作が有ると(YES)、前記図55に示すS428に進む。また前記S509a’で予約内容情報及び会員IDの読取が有ると、前記図57に示すS551に進む。
前記S541’で会員カード読取ボタンの操作が有ると(YES)、前記図55に示すS422〜S425の処理を行って(S542’)、図34のD41bで表示される「計数レシート無し」ボタンの操作(S543’)又はバーコードリーダ55’による計数レシート5のバーコード5aの読取(S544’)を待機する。
このS543’で「計数レシート無し」ボタンの操作が有ると(YES)、図70のD51’に示す画面をディスプレイ53’に表示して(S546’)、前記S507’〜S509a’の処理を行う(S547’)。ここでS507’又はS508’でYESならば、予約IDを一時的に記憶して、前記図57に示すS503〜S506の処理を行い(S548’)、S504でYESならば、図70のD52’に示す画面をディスプレイ53’に表示して(S549’)、該D52’で表示される「NG」ボタンの操作(S550’)又はOKボタンの操作(S551’)を待機する。ここで予約レシート6に会員ステータス(新規,変更,又はビジタ)が表示されている場合には、予約を行った遊技者の配送先情報の確認が必要であるため、遊技場の店員は、該遊技者が身分証明書等の提示により示す配送先情報とD52’で示す配送先情報とを照合することにより配送先情報の確認を行った上で、「NG」ボタン又は「OK」ボタンを操作する。
このS550’でNGボタンの操作が有ると(YES)、S547’に戻る。またS551’でOKボタンの操作が有ると(YES)、図70のD53’に示す画面をディスプレイ53’に表示して(S552’)、バーコードリーダ55’による予約レシート6の玉数情報バーコード6bの読取(S553’),又はディスプレイ53’及び入力装置54’による景品コード6cの手入力(S554’)を待機する。
このS553’で予約レシート6の玉数情報バーコード6bが内在している景品コード6cの読取が有るか(YES)、S554’で景品コード6cの手入力が有ると(YES)、該景品コード6cに対応付けて交換玉数DBで登録されている交換玉数を特定して(S556’)、前記記憶している貯玉数が該特定した交換玉数以上であるか否かを判定し(S557’)、貯玉数が交換玉数未満であると(NO)、交換玉数が多すぎる旨をディスプレイ53’に表示して(S557’)、S547’に戻り、貯玉数が交換玉数以上であると(YES)、該貯玉数から交換玉数を減算して(S558’)、S559’に進む。
S559’では、図70のD54’に示す画面をディスプレイ53’に表示して、該D54’で表示される「続けて読取」ボタンの操作(S560’)又は「読取終了」ボタンの操作(S561’)を待機する。このS560’で「続けて読取」ボタンの操作が有ると(YES)、S546’に戻る。またS561’で「読取終了」ボタンの操作が有ると(YES)、図35のD44bに示す画面をディスプレイ53’に表示して(S562’)、図72に進んで、前記図56に示すS461〜S465の処理を行い(S563’)、S462でYESならば、前記図57に示すS509〜S520の処理を行って(S564’)、S565’に進む。
S565’では、予約確定要求に含まれる全ての予約IDに対応する全ての景品IDについて配送レシート7の発行が行われたか否かを判定する。このS565’で全ての景品IDについて配送レシート7の発行が行われた(YES)と判定された場合には、会員IDと交換後の貯玉数とを含む貯玉更新要求を、会員管理装置61に対して送信し(S566’)、前記記憶している貯玉数を消去して、処理を終了する。一方、S565’で全ての景品IDについて配送レシート7の発行が行われていない(NO)と判定された場合には、配送レシート7の発行が行われなかった景品IDの景品(即ち予約確定されなかった景品)の交換玉数を前記記憶している貯玉数に加算して(S567’)、S566’に進む。なお前記S547’において、S509’でYESならば(即ち予約レシート無しボタンの操作が有ると)、前記図55に示すS458に進む。また前記S509a’でYESならば(即ち予約内容情報及び会員IDの読取が有ると)、前記図57に示すS551に進む。
前記S504’で会員カード2のバーコードの読取が有ると(YES)、前記図55に示すS423〜S424の処理を行って(S505’)、図72に示すS571’に進む。また前記S544’で計数レシート5のバーコード5aの読取が有ると(YES)、前記図55に示すS403〜S406の処理を行って(S545’)、図72に示すS571’に進む。
図72に示すS571’では、図34のD41cに示す画面をディスプレイ53’に表示して、該D41cで表示される「次へ」ボタンの操作を待機し(S572’)、「次へ」ボタンの操作が有ると(YES)、図70のD51’に示す画面をディスプレイ53’に表示して(S573’)、前記S507’〜S509’の処理を行う(S574’)。ここでS507’又はS508’でYESならば、予約IDを一時的に記憶して、前記図57に示すS503〜S506の処理を行い(S575’)、S504でYESならば、図70のD52’に示す画面をディスプレイ53’に表示して(S576’)、該D52’で表示される「NG」ボタンの操作(S577’)又はOKボタンの操作(S578’)を待機する。このS577’でNGボタンの操作が有ると(YES)、S574’に戻る。またS578’でOKボタンの操作が有ると(YES)、図70のD53’に示す画面をディスプレイ53’に表示して(S579’)、バーコードリーダ55’による予約レシート6の玉数情報バーコード6bの読取(S580’),又はディスプレイ53’及び入力装置54’による景品コード6cの手入力(S581’)を待機する。
このS580’で予約レシート6の玉数情報バーコード6bが内在している景品コード6cの読取が有るか(YES)、S581’で景品コード6cの手入力が有ると(YES)、該景品コード6cに対応付けて交換玉数DBで登録されている交換玉数を特定して(S582’)、前記記憶している計数値と貯玉数との合算値が該特定した交換玉数以上であるか否かを判定し(S583’)、合算値が交換玉数未満であると(NO)、交換玉数が多すぎる旨をディスプレイ53’に表示して(S584’)、S574’に戻り、合算値が交換玉数以上であると(YES)、該合算値から交換玉数を減算して(S585’)、S586’に進む。
S586’では、図70のD54’に示す画面をディスプレイ53’に表示して、該D54’で表示される「続けて読取」ボタンの操作(S587’)又は「読取終了」ボタンの操作(S588’)を待機する。このS587’で「続けて読取」ボタンの操作が有ると(YES)、S573’に戻る。またS588’で「読取終了」ボタンの操作が有ると(YES)、図35のD44bに示す画面をディスプレイ53’に表示して(S589’)、前記図56に示すS483〜S487の処理を行い(S590’)、S484でYESならば、前記図57に示すS509〜S520の処理を行って(S591’)、S592’に進む。
S592’では、予約確定要求に含まれる全ての予約IDに対応する全ての景品IDについて配送レシート7の発行が行われたか否かを判定する。このS592’で全ての景品IDについて配送レシート7の発行が行われた(YES)と判定された場合には、会員IDと交換単価と交換後の貯玉数(即ち前記記憶している合算値)とを含む貯玉更新要求を、会員管理装置61に対して送信すると共に(S593’)、計数レシート5のバーコード5aから読み取った計数IDを含む計数値クリア要求を、計数値管理装置62に対して送信し(S594’)、前記記憶している合算値を消去して、処理を終了する。一方、S592’で全ての景品IDについて配送レシート7の発行が行われていない(NO)と判定された場合には、配送レシート7の発行が行われなかった景品IDの景品(即ち予約確定されなかった景品)の交換玉数を前記記憶している合算値に加算して(S595’)、S593’に進む。なお前記S574’において、S509’でYESならば(即ち予約レシート無しボタンの操作が有ると)、前記図56に示すS490に進む。
以上に説明したように、第2実施形態に係るPOS・予約確定端末50’では、減算処理に伴って、景品管理装置70に対して予約確定要求が送信される。
なおPOS・予約確定端末50’では、S520’の減算を行うときに、S515’で読み取った景品コード6c又はS516’で手入力された景品コード6cの表示景品が景品交換された旨を、各景品コード6c毎に集計すると共に、S525’で引用するS426,S563’で引用するS465,及びS590’で引用するS487の減算を行うときに、S422,S461,及びS483で読み取ったJANコードの陳列景品が景品交換された旨を、該陳列景品の各ジャンル毎に集計し、該集計結果を出力することができる。これによれば、表示景品の景品交換状況を交換玉数毎に管理して把握することができると共に、陳列景品の景品交換状況をジャンル毎に管理して把握することができる。
次に相違点(7)景品管理装置70における在庫数の判定方法として、第1実施形態では、図13に示す景品情報DBで登録されている在庫数aと、図17(c)に示す予約・確定累計数DBで登録されている予約累計数bと、予約個数cとに基づいて、図53のS309に示すように、在庫数a−(予約累計数b+予約個数c)≧0の判定式xを満たすか否かで、景品の予約が可能であるか否かを判定するように構成している。
これに対し、第2実施形態では、景品管理装置70において、図13に示す景品情報DBにおける在庫数が、初期在庫数として管理される。ここで制御部72及び景品情報DBは、各景品の初期在庫数を管理する初期在庫数管理手段として機能するものである。
また第2実施形態では、景品管理装置70において、図17(c)に示す予約・確定累計数DBに代えて、図73に示す在庫数DBが記憶される。この在庫数DBでは、各景品提供業者毎のデータテーブルが設けられており、各データテーブルでは、当該景品提供業者が提供する複数の景品の各々について、現在在庫数と、配送登録後在庫数とが記憶される。
ここで制御部72及び在庫数DBは、初期在庫数から予約処理(予約内容登録処理)に供された予約個数を減算した現在在庫数を管理する現在在庫数管理手段として機能するものであり、具体的には、景品情報DBに初期在庫数が登録されると、該初期在庫数が現在在庫数として在庫数DBに登録され、図53のS313に示す予約内容登録処理に伴って、同S311’に示すように、在庫数DBに登録されている現在在庫数から予約個数が減算される。また制御部72は、前記在庫数変更手段(通信部71)にて初期在庫数(即ち図13に示す景品情報DBで管理している在庫数)の変更を受け付けたことを条件として、該初期在庫数の変動数に基づいて、現在在庫数管理手段(在庫数DB)で管理している現在在庫数を更新する現在在庫数更新手段として機能するものであり、具体的には、図61のS902で、景品情報DBで管理している在庫数が変更されると、同S903a’で、在庫数DBで管理している現在在庫数から初期在庫数の変動数が減算される。例えば初期在庫数が10個で、変更後の初期在庫数が7個である場合には、該初期在庫数の変動数は3個となり、該3個が現在在庫数から減算される。
そして制御部72’は、在庫数DBで管理している現在在庫数に基づいて、景品の予約が可能であるか否かを判定すると共に、現在在庫数更新手段にて現在在庫数が更新されたことを条件として、該更新された後の現在在庫数(即ち在庫数DBで管理している現在在庫数)に基づいて、景品の予約が可能であるか否かを判定する在庫数判定手段として機能するものであり、具体的には、図53のS309及びS311の処理に代えて、S309’及びS311’の処理を行う。このS309’の処理では、在庫数DBで管理している現在在庫数−予約個数≧0の判定式yを満たすか否かで、景品の予約が可能であるか否かが判定され、該S309’で判定式yを満たす(YES)、即ち景品の予約が可能であると判定されると、前記S311’の処理が行われて、前記S313で予約内容登録処理が行われる一方、該S309’で判定式yを満たさない(NO)、即ち景品の予約が可能でないと判定されると、予約停止情報送信手段として機能する通信部71により、前記S310の処理が行われる。
これによれば、景品管理装置70において、予め登録された在庫数aから予約内容登録処理に伴って減算更新された後の現在在庫数に基づいて、景品の予約が可能であるか否かが判定され、予約が可能でないと判定されると、予約内容登録処理が不能化(在庫零通知が送信)されるので、遊技者が予約をした景品を交換することができないという事態が生ずるおそれがない。また、景品の在庫を管理する側において景品の在庫数に不測の変動が生じた場合であっても、景品管理装置70において、当該景品の初期在庫数の変更を受け付けて、該初期在庫数の変動数に基づいて更新される現在在庫数に基づいて該景品の予約が可能でないと判定されると、該景品の予約を迅速に停止することができるので、事後的な対処が必要となる予約の件数を低減でき、景品を提供する側の手間やユーザの迷惑を低減できる。
また制御部72及び在庫数DBは、初期在庫数から提供処理(配送情報登録処理)に供された提供個数(配送個数)を減算した提供後在庫数(配送登録後在庫数)を管理する提供後在庫数管理手段として機能するものであり、具体的には、景品情報DBに初期在庫数が登録されると、該初期在庫数が配送登録後在庫数として在庫数DBに登録され、図58のS616及びS617に示す配送情報登録処理に伴って、同S610’に示すように、在庫数DBに登録されている配送登録後在庫数から配送個数が減算される。また制御部72は、前記在庫数変更手段(通信部71)にて初期在庫数(即ち図13に示す景品情報DBで管理している在庫数)の変更を受け付けたことを条件として、該初期在庫数の変動数に基づいて、提供後在庫数管理手段(在庫数DB)で管理している提供後在庫数(配送登録後在庫数)を更新する提供後在庫数更新手段として機能するものであり、具体的には、図61のS902で、景品情報DBで管理している在庫数が変更されると、同S903a’で、在庫数DBで管理している配送登録後在庫数から初期在庫数の変動数が減算される。
そして制御部72は、提供後在庫数更新手段にて更新された後の提供後在庫数(即ち在庫数DBで管理している配送登録後在庫数)に基づいて、景品の提供(配送)が可能であるか否かを判定する提供可否判定手段として機能するものであり、具体的には、図58のS610及びS612の処理に代えて、S610’及びS612’の処理を行う。このS610’の処理では、在庫数DBで管理している配送登録後在庫数−配送個数≧0の判定式y’を満たすか否かで、景品の配送が可能であるか否かが判定され、該S610’で判定式y’を満たす(YES)、即ち景品の配送が可能であると判定されると、前記S612’の処理が行われて、前記S616又はS617で配送情報登録処理が行われる一方、該S610’で判定式y’を満たさない(NO)、即ち景品の配送が可能でないと判定されると、前記S611の処理が行われて、該判定の対象となった景品を遊技者に配送するための配送情報登録処理を行わない。
これによれば、交換する景品の予約内容登録処理が行われた後に、当該景品の初期在庫数の変更を受け付けた場合であっても、該初期在庫数の変動数に基づいて更新される配送登録後在庫数に基づいて該景品の提供が可能でないと判定されると、該景品を遊技者に配送するための配送情報登録処理が行われないので、事後的な対処が必要となる件数をさらに低減できる。
さらに制御部72は、図61のS903の処理に代えて、S903b’の処理を行う。このS903b’では、前記S903a’で減算された配送登録後在庫数に基づいて、該配送登録後在庫数≧0の判定式y”を満たすか否かで、景品の提供が可能であるか否かを判定する。このS903b’の判定を行う制御部72は、前記提供後在庫数更新手段(制御部72)にて更新された後の提供後在庫数(配送登録後在庫数)に基づいて、景品の提供(配送)が可能であるか否かを判定する提供可否判定手段として機能するものである。このS903b’で判定式y”を満たす(YES)、即ち景品の提供が可能であると判定された場合には、処理を終了する。一方、S903b’で判定式y”を満たさない(NO)、即ち景品の提供が可能でないと判定された場合には、前記S904に進む。
[2’.第2実施形態の変形例に係る景品交換システム1]
次に、第2実施形態の変形例に係る景品交換システム1について、第2実施形態と異なる点についてのみ説明する。
この変形例では、第2実施形態と比較して、景品管理装置70において、制御部72が前記登録必要景品特定手段として機能しないと共に、通信部71が有価価値識別情報送信手段として機能しない一方、景品表示装置であるキオスク端末30において、制御部32が登録必要景品特定手段として機能すると共に、通信部31が有価価値識別情報送信手段として機能する点が異なる。
この相違点に関し、景品管理装置70において、制御部72は前記登録必要景品特定手段として機能しないので、図13に示す景品情報DBでは、出力フラグが記憶されない。また該景品情報DBでは、追加フラグも記憶されない。また景品管理装置70において、景品情報送信手段として機能する通信部71は、図74のS13’に示すように、各遊技場のキオスク端末30に対して、予約停止景品及び選択不能景品を除く全表示景品の景品情報(ここでは景品ID,大区分,小区分,景品名,詳細情報,交換単価4円と1円の交換玉数,及び交換単価4円と1円の玉数コード6c)を送信する。
また景品表示装置であるキオスク端末30において、制御部32は登録必要景品特定手段の一例であって、景品変更手段にて受け付けた変更により該景品表示装置に新たに表示される景品(追加景品)であって、当該景品の交換有価価値(交換玉数)に対応する有価価値識別情報(玉数コード6c)をPOS・予約確定端末50’にて登録する必要がある登録必要景品を特定するものである(図74のS14a’)。この第2実施形態の変形例では、有価価値識別情報が景品毎に付与される(即ち景品毎に異なる)景品コード6cなので、前記登録必要景品特定手段として機能する制御部32は、景品管理装置70から送信されてきた景品情報に含まれる全表示景品のうち、図22(a)に示す表示景品情報DBで記憶されていない景品を、登録必要景品として特定する。
具体的には、遊技場Aについて、景品パッケージIDがPX−502の景品パッケージ「夏期限定フェア」が新たに選択されると、該景品パッケージ「夏期限定フェア」に含まれる景品IDであるKX−000305,KX−000501,及びKX−020475の各景品を含む景品情報が送信されてきて、前記登録必要景品特定処理が行われると、該景品情報に含まれる全景品が登録必要景品として特定される。
また第2実施形態の変形例では、景品表示装置であるキオスク端末30において、通信部31は有価価値識別情報送信手段の一例であって、減算処理端末であるPOS・予約確定端末50’に対して、前記登録必要景品特定手段にて特定した登録必要景品の交換有価価値(交換玉数)に対応する有価価値識別情報(景品コード6c)を送信するものであり、ここでは景品コード6cに対応する交換玉数を示す情報も送信するものである。具体的には、有価価値識別情報送信手段として機能する通信部31は、図74のS14a’に示すように、登録必要景品特定処理が行われて登録必要景品が特定されると、同S16’に示すように、当該遊技場のPOS・予約確定端末50’に対して、該特定された登録必要景品の景品コード6c,及び交換単価4円の交換玉数と交換単価1円の交換玉数を送信する処理を行う。
また第2実施形態の変形例では、減算処理端末であるPOS・予約確定端末50’において、制御部52’のEEPROMでは、前記図69に示す交換玉数DBを記憶している。この交換玉数DBでは、キオスク端末30から送信されてきた有価価値識別情報である景品コード6c,及び交換単価4円の交換玉数と交換単価1円の交換玉数を受信すると、該受信した景品コード6cと交換玉数とが対応付けて登録される(図74のS16’)。
これによれば、景品表示装置(カードユニット20,キオスク端末30)に表示される景品が変更されたときに、POS・予約確定端末50’にて登録する必要がある登録必要景品の交換玉数に対応する景品コード6cがPOS・予約確定端末50’に対して送信されることにより、該景品コード6cをPOS・予約確定端末50’において登録することができる(自動的に登録される)ので、景品コード6cと交換玉数とを対応付けて登録する登録作業の負担が軽減される。また景品コード6cに対応する交換玉数がPOS・予約確定端末50’に対して送信されることにより、該交換玉数をPOS・予約確定端末50’において(自動的に)登録することができるので、景品コード6cと交換玉数とを対応付けて登録する登録作業の負担がさらに軽減される。
[3.第3実施形態に係る景品交換システム1]
次に、第3実施形態に係る景品交換システム1について説明する。この第3実施形態は、第1実施形態及び第2実施形態と比較して、携帯電話101に代えて携帯電話101’が使用される点が異なる。この携帯電話101’は、図76に示すように、予め景品管理装置70から受信して記憶している予約プログラム及び予約確定プログラム(予約・確定アプリ)を実行することにより、予め景品管理装置70から受信して記憶している表示データに基づいて景品を表示して予約を受け付け、当該携帯電話101’において予約を確定するものである。
ここで携帯電話101’は、携帯電話101と同様に、会員IDを記憶している。また予約プログラムは、有価価値(貯玉数)と交換可能な景品を予約するための表示データに基づいて該景品を表示する表示処理(SK78)と、該表示処理にて表示される景品の中から交換を予約する景品の選択をユーザより受け付ける予約受付処理(SK78)と、該予約受付処理にて選択を受け付けた景品を特定可能な景品IDを含む予約要求を送信する予約要求送信処理(SK80)と、を行うものであり、該予約プログラムが実行されることにより、携帯電話101’自らが前記予約端末として機能する。また予約確定プログラムは、予約内容登録処理が行われた予約IDと当該携帯電話101’が記憶している会員IDとを含む景品提供要求(予約確定要求)を送信する景品提供要求送信処理(図77のS509)を行うものであり、該予約確定プログラムが実行されることにより、携帯電話101’自らが前記予約確定端末として機能する。
ここで図76に示すフローチャートを主として、図75に示す携帯電話101’のディスプレイに表示される画面図を参照しつつ、携帯電話101’を使用した事前準備及び景品予約について説明する。なお図75に示す画面のうち、D111〜D112は、景品管理装置70から送信された情報に基づいて表示されるウェブ上の画面であり、D113〜D116は、予約・確定アプリにより表示される画面である。
まず事前準備として、携帯電話101’において、景品管理装置70にアクセスすると(SK51)、景品管理装置70は、該携帯電話101’のIPアドレスを記憶して、予約・確定アプリダウンロード画面を当該携帯電話101’に対して送信し(SK52)、携帯電話101’は、図75のD111に示す予約・確定アプリダウンロード画面を表示する(SK53)。このD111では、予約・確定アプリのダウンロードを促す旨が表示される。
このD111で、「ダウンロード」ボタンを操作すると(SK54)、景品管理装置70は、予約・確定アプリと、図13に示す景品情報DBで記憶している全景品の景品情報を、携帯電話101’に対して送信し(SK55)、携帯電話101’は、該予約・確定アプリを記憶すると共に、全景品の景品情報を表示データとして記憶して(SK56)、該記憶が終了すると、図75のD112に示すダウンロード完了画面を表示する(SK57)。このD112では、予約・確定アプリのダウンロードが完了した旨が表示されると共に、会員IDと配送先を未登録の場合にそれらの登録を促す旨が表示される。このD112で、「配送先登録」ボタンを操作すると、図示しないが、会員IDの入力を促す画面が表示され、会員IDを入力して決定ボタンを操作すると、前記図24のD23と同内容の配送先情報入力画面が表示され、各入力欄に配送先情報(氏名,郵便番号,住所,及び電話番号)と暗証番号を入力して、決定ボタンを操作すると、前記入力された会員IDと該入力された配送先情報及び暗証番号とを含む配送先登録要求が、景品管理装置70に対して送信され、景品管理装置70は、図17(b)に示す配送先DBにおいて、該配送先登録要求に含まれる会員IDから特定される遊技場のデータテーブルで、該会員IDに対応付けて、暗証番号及び配送先情報を登録すると共に、会員ステータスとして「新規」と登録する。
次に景品予約として、携帯電話101’において、予約・確定アプリを起動すると(SK61)、図75のD113に示すログイン画面を表示する(SK62)。このD113では、会員ID及び暗証番号の入力欄が表示される。このように、景品予約や予約確定を受け付けるに先立って会員IDの入力を求めるのは、第3実施形態では貯玉を使用した予約確定が前提であるので、会員IDから遊技場を特定して、当該遊技場の景品を予約させると共に、当該遊技場の貯玉を使用させるためである。このD113で、会員ID及び暗証番号を入力して、「ログイン」ボタンを操作すると(SK63)、該会員ID及び暗証番号を含む照合要求が景品管理装置70に対して送信される(SK64)。
照合要求を受信した景品管理装置70は、該照合要求に含まれる会員ID及び暗証番号が図17(b)に示す配送先DBで登録されているか否かの照合を行い(SK65)、照合OKならば、該会員IDの遊技場について設定されている推奨内容(即ち店舗推奨内容の記憶が有る記憶済店舗については店舗推奨内容であり、店舗推奨内容の記憶が無い未記憶店舗については管理機関推奨内容)を特定して(SK66)、差分の景品情報(即ち当該携帯電話101’のIPアドレスを記憶してから今までの間に変更された景品情報)と、当該遊技場が選択している(即ち図13に示す景品情報DBで当該遊技場について表示フラグ1を記憶している)景品の景品IDと、SK66で特定した当該遊技場の推奨内容を示す推奨内容通知とを、携帯電話101’に対して返信する(SK67)。このSK67で推奨内容通知を送信する処理を行う景品管理装置70は、前記案内通知送信手段として機能するものである。
SK67のデータを受信した携帯電話101’は、前記図46のS14で説明したのと同様にして、重複景品排除処理を行う(SK68)。具体的には、SK56で記憶した全景品の景品情報と、SK67で送信されてきた差分の景品情報及び当該遊技場が選択している景品の景品IDとに基づいて、図22(a)に示す表示景品情報DBを記憶すると共に、区分メニューに対応する景品を抽出し、重複する景品を抽出して削除し、抽出景品から削除景品を除いて区分メニューと関連付けることにより、図22(b)に示す区分メニューDBを記憶する。
次に携帯電話101’は、図75のD114に示すメニュー画面を表示する(SK69)。このD114では、メニューを選択するためのボタンとして、「景品予約」ボタン,「会員メニュー」ボタン,及び「予約確定」ボタンが表示される。
このD114で、「会員メニュー」ボタンを操作すると、図示しないが、前記図27のD37bと同内容の画面が表示され、該D37bでいずれかのボタンが操作されると、景品管理装置70と通信を行うことにより、前記D37c〜D37fと同内容の画面が表示される。ただしD37cで、いずれかの予約確認ボタンを操作すると、該操作された予約確認ボタンに対応する予約情報に基づいて、予約ID,景品ID,景品名,及び交換単価が表示されるが、予約レシート6の再発行は行われない。
またD114で、「景品予約」ボタンを操作すると(SK71)、前記図31のD103に示す交換単価指定画面を表示する(SK71a)。このD103で、いずれかの交換単価を選択して、「指定」ボタンを操作すると(SK71b)、前記図31のD104に示す景品予約画面を表示する(SK72)。このD104では、SK67で送信されてきた推奨内容通知に含まれる店舗推奨指標又は管理機関推奨指標が表示される。このD104で、店舗推奨指標を操作すると(SK73)、SK67で送信されてきた推奨内容通知に含まれる店舗推奨景品に基づいて、前記図23のD21aと同内容の画面を表示する(SK74)。このD21aで、いずれかの景品ボタンを操作すると、前記図24のD28と同内容の画面が表示される。またD104で、管理機関推奨指標を操作すると(SK73)、SK67で送信されてきた推奨内容通知に含まれる管理機関推奨景品に基づいて、前記図23のD21bと同内容の画面を表示する(SK74)。このD21bで、いずれかの景品ボタンを操作すると、前記図24のD28と同内容の画面が表示される。
ここでSK74の処理を行う携帯電話101’は、案内通知(即ちSK67で送信されてきた推奨内容通知)が示す紹介景品(店舗推奨景品又は管理機関推奨景品)の中から予約する景品の選択をユーザより受け付ける紹介景品選択画面(D21a又はD21b)を表示するものである。これによれば、紹介景品については、景品を検索しなくても選択可能なので、ユーザが景品を検索する手間を軽減できる。
D114で、「景品検索」ボタンを操作すると(SK75)、前記図25のD24と同様の配送景品予約画面を表示する(SK76)。そして携帯電話101’の操作に応じて(SK77)、前記カードユニット20で説明したのと同様にして、SK68で記憶した表示景品情報DB及び区分メニューDBの内容に基づいて、前記D25〜D34と同様の各画面が表示される(SK78)。ただし既にログインが行われているので、D32からは、D35には進まずにD33に進む。
D34で、決定ボタンを操作すると(SK79)、当該遊技場の遊技場IDと、D28で選択された景品の景品ID及び予約個数と、D32で選択された配送区分(遊技場又は自宅)を示す情報と、配送先情報と、配送希望日時を示す情報とを含む予約要求が、景品管理装置70に対して送信され(SK80)、景品管理装置70は、該予約要求を受信する(SK81)。このSK81の処理を行う景品管理装置70は、前記予約要求受信手段として機能するものである。
予約要求を受信した景品管理装置70は、後述する図53に示す予約内容登録処理を行って、予約登録完了通知を携帯電話101’に対して送信し(SK82)、携帯電話101’は、該予約登録完了通知を受信すると(SK83)、前記図31のD105に示す予約内容画面を表示する(SK84)。このD105では、予約レシート6の内容が表示される。そして携帯電話101’は、予約レシート6が示す予約内容情報(即ち予約ID,景品ID,景品名,交換単価,交換玉数,予約個数,有効期限,予約IDバーコード6a,玉数情報バーコード6b,及び玉数コード6c)をICチップで記憶する(SK85)。
これによれば、ユーザが所有する携帯電話101’にて景品の予約を受付可能なので、ユーザがいつでも手元で景品の予約を行うことができる。つまり他人が予約端末(カードユニット20,キオスク端末30)を使用中であっても予約ができ、またユーザが該予約端末まで出向かなくても良い。さらには遊技場外であっても予約を行うことができる。
次に、図76を参照して、携帯電話101’を使用した予約確定について説明する。ここで携帯電話101’は、前記D114で「予約確定」ボタンを操作すると(SK91)、図77に示す予約確定処理を行い(SK92)、それに伴って、景品管理装置70は、図78に示す減算・配送情報登録処理を行い(SK93)、また会員管理装置61は、貯玉減算処理を行う(SK94)。なお図77において、前記図57と同じ処理には同じステップ番号を付し、また図78において、前記図58と同じ処理には同じステップ番号を付して、詳細な説明は省略する。
前記D114で「予約確定」ボタンを操作を受け付けた携帯電話101’は、図77に示すように、前記SK85で記憶した各予約内容情報が示す各予約IDを含む予約確認要求を景品管理装置70に対して送信して(S500’)、該景品管理装置70から送信されてくる予約確認通知の受信を待機する(S501’)。
景品管理装置70は、図88に示すように、予約確認要求の受信(S601a)を待機している状態で、該予約確認要求の受信が有ると(YES)、該予約確認要求に含まれる各予約IDに基づいて、前記有効期限判定手段による判定を行い(S601b’)、該判定結果を示す予約確認通知を携帯電話101’に対して返信して(S601c)、該携帯電話101’から送信されてくる予約確定要求の受信を待機する(S605)。具体的には、予約確認要求に含まれる各予約IDが図18に示す予約情報DBで登録されているか否か、即ち該予約IDから特定される有効期限(本例では当日限り)が有効であるか否かを判定する。そして各予約IDについて、有効期限が有効でない旨,又は有効期限が有効である旨を示す予約確認通知を携帯電話101’に対して返信する。なおS601b’では、前記図58に示すS601bとは異なり、店舗一致判定は行わないが、これは、景品を予約する遊技場と貯玉を使用する遊技場とは当然に一致しているからである。このS601cの処理を行う景品管理装置70は、前記有効期限切れ報知手段及び前記店舗不一致報知手段として機能するものである。
携帯電話101’は、図77に示すように、予約確認通知の受信が有ると(S501’でYES)、図75のD115に示す予約一覧画面を表示する(S502’)。このD115では、前記SK85で記憶した各予約内容情報に基づいて、各予約景品の景品名及び交換玉数を示す景品ボタンが表示されると共に、S501’で受信した予約確認通知に基づいて、有効期限が有効である旨を示す予約IDの予約景品については、当該予約景品の予約を確定する旨を選択するための選択欄が表示され、有効期限が有効でない旨を示す予約IDの予約景品については「期限切れ」と表示される。
このD115で、いずれかの景品ボタンを操作すると、該景品ボタンの予約景品について前記SK85で記憶した予約内容情報(即ち予約レシート6の内容)が表示される。またD115で、一以上の選択欄をチェックして決定ボタンを操作することにより、予約を確定する予約景品の選択が有ると(S503’でYES)、予約を確定する予約景品の予約IDとICチップで記憶している会員IDとを含む予約確定要求を景品管理装置70に対して送信して(S509)、前記S510に進む。
景品管理装置70は、図88に示すように、予約確定要求の受信が有ると(S605でYES)、前記S606〜S611,及びS612aの処理を行って、予約確定要求に含まれる会員IDと確定可能景品(即ちS610でYESと判定された景品)の交換単価と該確定可能景品の交換玉数の合算値と含む貯玉減算要求を会員管理装置61に対して送信して(S612b’)、該会員管理装置61から送信されてくる減算OK通知(S612c’)又は減算NG通知(S612d’)の受信を待機する。
貯玉減算要求を受信した会員管理装置61は、図76に示すように、該貯玉減算要求に含まれる会員ID及び交換単価に対応付けて管理している貯玉数が、該貯玉減算要求に含まれる交換玉数の合算値以上であるか否かを判定し、貯玉数が交換玉数の合算値未満である場合には、該貯玉数を示す減算NG通知を景品管理装置70に対して返信する一方、貯玉数が交換玉数の合算値以上である場合には、該貯玉数から交換玉数の合算値を減算して、減算OK通知を景品管理装置70に対して返信する、貯玉減算処理を行う(SK94)。
景品管理装置70は、図78に示すように、減算NG通知の受信が有ると(S612d’でYES)、該減算NG通知を携帯電話101’に対して返信して(S612e’)、処理を終了する。一方、減算OK通知の受信が有ると(S612c’でYES)、前記S612の処理を行ってから、前記S613以下の処理を行う。
予約確定要求を送信した携帯電話101’は、図77に示すように、景品管理装置70から送信されてくる配送登録完了通知(S510),予約停止情報(S511),配送処理済通知(S512),在庫零通知(S513),又は減算NG通知(S513a’)の受信を待機している。このS510で配送登録完了通知の受信が有ると(YES)、図75のD116に示す配送内容画面を表示する(S514’)。このD116では、配送レシート7の内容が表示される。そして該配送内容を記憶する一方(S518’)、該配送内容が示す予約IDの予約内容情報の記憶を消去して(S519’)、S520’に進む。
またS511で予約停止情報の受信が有ると(YES)、該予約停止情報に含まれる景品IDの景品が予約停止景品である旨を表示して(S515)、該景品IDに対応する予約IDの予約内容情報の記憶を消去して(S519’)、S520’に進む。またS512で配送処理済通知の受信が有ると(YES)、該配送処理済通知に含まれる景品IDの景品が配送処理済である旨を表示し(S516)、該景品IDに対応する予約IDの予約内容情報の記憶を消去して(S519’)、S520’に進む。またS513で在庫零通知の受信が有ると(YES)、該在庫零通知に含まれる景品IDの景品の在庫がない旨を表示し(S517)、該景品IDに対応する予約IDの予約内容情報の記憶を消去して(S519’)、S520’に進む。さらにS513a’で減算NG通知の受信が有ると(YES)、貯玉が足りない旨及び該減算NG通知が示す貯玉数を表示して(S517a’)、S502’に戻る。
S520’では、予約確定要求に含まれる全ての予約IDに対応する景品IDについての配送登録完了通知(S510),予約停止情報(S511),在庫零通知(S512),在庫零通知(S513),又は減算NG通知(S513a’)の受信を待機し、該受信が有ると(YES)、処理を終了する。
以上、図76で説明したように、携帯電話101’を使用した予約確定によれば、予約を識別可能な予約IDとユーザが所有する貯玉数を特定可能な会員IDとが該携帯電話101’に記憶されることにより、該携帯電話101’を使用して一度で予約を確定する処理を済ますことができるので、該処理の時間を短縮できる。
[4.その他の変形例]
次に、本発明のその他の変形例について説明する。
上記の実施形態では、ユーザ(遊技者)に対する景品の提供が、景品提供業者からの自宅又は店舗(遊技場)への景品の配送である例について説明したが、これに限らず、ユーザに対する景品の提供は、店舗で在庫管理している景品の提供であっても良い。この場合には、前記「景品配送要求」は「景品提供要求」,前記「配送情報」は「提供情報」,前記「配送処理」は「提供処理」,前記「配送情報登録処理」は「提供情報登録処理」,及び前記「配送個数」は「提供個数」と、それぞれ読み替えるものとし、景品選択装置が、ユーザにより選択された景品の景品特定情報と該ユーザのユーザ特定情報(例えば氏名や、当該選択を識別可能な選択番号等)とを含む景品提供要求を店舗に送信する提供処理を行うと共に、当該選択を特定可能な情報が記録された景品引換券をユーザに対して発行し、該ユーザが景品引換券を店舗に持参することにより、該景品引換券の記録情報から特定される景品が当該店舗の在庫から提供されるようにすれば良い。
上記の実施形態では、景品選択装置が、景品の予約を受け付ける予約端末(カードユニット20,キオスク端末30)と、該予約された景品をユーザに提供するための予約確定要求(景品提供要求又は景品配送要求)を景品管理装置70に送信する予約確定端末50と、からなる例について説明したが、これに限らず、該景品選択装置は、景品の選択を受け付けて、該選択された景品をユーザに提供するための予約要求を景品管理装置70に送信するもの(いわゆるカタログ景品交換装置のようなもの)であっても良い。即ち、この景品選択装置(カタログ景品交換装置)は、店舗に設けられ、ユーザが所有する有価価値と交換可能な複数の景品の中から、交換を予約する景品の選択を前記ユーザから受け付ける予約受付手段と、該予約受付手段にて選択された景品を特定可能な予約要求を送信する予約要求送信手段とを有するものである。
この場合には、カタログ景品交換装置において、景品の選択をユーザから受け付けると、該選択された景品の景品IDとユーザのユーザ特定情報(配送先特定情報)とを含む予約要求が景品管理装置70に対して送信され、景品管理装置70において、該予約要求に含まれる景品IDの景品の在庫が有るか否か、即ち当該景品の予約が可能であるか否かが判定され、該景品の予約が可能であると判定されると、前記予約要求に含まれる景品IDとユーザ特定情報とが提供情報(配送情報)として登録され、該景品の予約が可能でないと判定されると、該景品の予約を停止するための予約停止情報がカタログ景品交換装置に送信される。なお景品管理装置70において、取消を希望する提供情報の指定を受け付けると、景品の提供前であれば、該提供情報の登録が消去される。即ち、この景品管理装置70は、前記予約要求送信手段から送信されてきた予約要求から特定される景品を遊技者に提供(配送)するための提供情報(配送情報)を登録するための提供情報登録処理(配送情報登録処理)を少なくとも含む予約処理を行う予約処理手段と、各景品の在庫数を管理する在庫数管理手段(制御部72,景品情報DB)と、各景品について、前記予約処理に供された予約個数(予約累計数)を集計する予約個数集計手段(制御部72,予約・確定累計数DB)と、前記在庫数管理手段で管理している在庫数と、該予約個数集計手段にて集計された予約個数とに基づいて、前記景品の予約が可能であるか否かを判定する予約可否判定手段(制御部72)と、該予約可否判定手段により景品の予約が可能でないと判定されたことを条件として、該判定の対象となった景品の予約を停止するための予約停止情報(在庫零通知)を前記景品選択装置に送信する予約停止情報送信手段(通信部71)とを有するものである。また景品管理装置70は、前記予約処理手段と、各景品の初期在庫数から前記予約処理に供された予約個数を減算した現在在庫数を管理する現在在庫数管理手段(制御部72,在庫数DB)と、該現在在庫数に基づいて、前記景品の予約が可能であるか否かを判定する予約可否判定手段(制御部72)と、前記予約停止情報送信手段とを有するものである。
また景品管理装置70において、ユーザ特定情報抽出手段として機能する制御部72により、予約停止景品受付手段(ディスプレイ73及び入力装置74)にて予約停止景品の指定を受け付けたことに基づいて、前記図60のS803と同様にして、該予約停止景品の景品IDに対応付けられているユーザ特定情報が抽出される。さらに景品管理装置70において、前記ユーザ特定情報抽出手段として機能する制御部72により、在庫数変更手段(通信部71)にて在庫数又は初期在庫数の変更を受け付けたことに基づいて、前記図61のS904と同様にして、在庫数判定手段(制御部72)により予約が可能でないと判定された景品の景品IDに対応付けられているユーザ特定情報が抽出される。
上記の実施形態において、前記選択された景品をユーザに提供するための提供情報が景品提供業者の配送管理装置80で登録される場合には、前記景品管理装置70と当該配送管理装置80とを合わせたものが、景品管理装置となる。
上記の実施形態では、図1に示すように、店舗が遊技場であり、ユーザである遊技者が所有する有価価値が獲得玉の計数値や貯玉数である例について説明したが、これに限らず、店舗が、商品やサービスを提供する一般店舗であり、ユーザが所有する有価価値が、ポイント数であっても良い。また有価価値は、現金や電子マネー等であっても良い。
上記の実施形態では、図1に示すように、遊技機が、パチンコ玉を遊技媒体とするパチンコ機10である例について説明したが、これに限らず、該遊技機は、メダルを遊技媒体とするスロットマシンであっても良く、この場合における有価価値は、獲得メダルの計数値や貯メダル数である。なお遊技機として、パチンコ機10とスロットマシンとが併存していても良く、また遊技機は、ゲーム機であっても良い。
上記の実施形態において、予約端末(カードユニット20,キオスク端末30)に、景品交換カード3をストックしておくカードストッカを設け、図24のD23に示すように、該予約端末で配送先登録処理が行われたときに、会員カード2又は景品交換カード3が挿入されていなければ、カードストッカにストックされているうちの1枚の景品交換カード3の景品会員IDと、入力された配送先情報とを含む配送先登録要求が、景品管理装置70に対して送信されることにより、配送先特定処理が行われると共に、当該景品交換カード3が発行されるようにしても良い。
上記の実施形態では、図1に示すように、IPアドレスにより個々に特定されるカードユニット20から、ルータ64及びインターネットを介して、景品管理装置70と直接通信が行われる例について説明したが、これに限らず、残額管理装置60と景品管理装置70とがルータ64及びインターネットを介して通信可能に接続され、カードユニット20からは、該残額管理装置60,ルータ64,及びインターネットを介して、景品管理装置70と通信が行われるようにしても良く、これによれば、各カードユニット20にIPアドレス及びインターネット接続機能を持たせる必要が無くなる。
上記の実施形態では、図3(b)に示すように、予約識別情報が、景品管理装置70において生成される予約IDである例について説明したが、これに限らず、該予約識別情報を、会員カード2の会員IDや、景品交換カード3の景品会員IDとしても良い。この場合には、景品管理装置70において、予約IDは生成されず、図18に示す予約情報DBでは、該予約IDに代えて会員ID又は景品会員IDが登録されると共に、該会員ID又は景品会員IDに対応付けて予約情報が登録される。そして予約確定端末50において、会員カード2又は景品交換カード3が受け付けられると、該会員カード2の会員ID又は該景品交換カード3の景品会員IDを含む予約確定要求が景品管理装置70に送信され、景品管理装置70において、該予約確定要求に含まれる会員ID又は景品会員IDに対応付けられている予約情報を図20に示す配送情報DBで配送情報として登録する配送情報登録処理が行われる。
上記の実施形態では、予約内容登録処理を行う予約端末において、図3(b)に示す予約レシート6が発行され(図52のS225)、予約確定処理を行う予約確定端末50において、該予約レシート6の予約IDバーコード6aが読み取られる(図57のS500)例について説明したが、これに限らず、予約端末が行う予約内容登録処理において、予約レシート6を発行しないでディスプレイ24に予約IDを表示し、該予約IDをユーザ(遊技者)がメモ等により記録して予約確定端末50に出向き、該予約確定端末50が行う予約確定処理において、該予約IDがユーザ又は店員により手入力されるようにしても良い。
上記の実施形態では、1つの景品に対して1つの予約IDが割り当てられるので、図3(b)に示す予約レシート6において、予約個数として常に1個が記録され、図3(c)に示す配送レシート7において、各予約IDに対応する配送個数として常に1個が記録される例について説明したが、これら予約個数や配送個数を記録せずに予約レシート6や配送レシート7を発行するようにしても良い。
上記の実施形態では、図3(b)に示すように、1つの予約IDに対して1枚の予約レシート6が発行される例について説明したが、これに限らず、複数の予約IDが記録された予約レシート6が発行されるようにしても良い。
上記の実施形態では、図3(c)に示すように、1つの予約確定IDに対して1枚の配送レシート7が発行される例について説明したが、これに限らず、複数の予約確定IDが記録された配送レシート7が発行されるようにしても良い。
上記の実施形態では、図3(c)に示すように、配送レシート7に、問い合わせ先として、景品センタと、配送対象である景品を提供する景品提供業者(ここでは景品提供業者X)の電話番号が記録される例について説明したが、これに限らず、景品センタ又は当該景品提供業者のいずれか一方のみの電話番号が記録されるようにしても良い。また問い合わせ先は、電話番号のみならず、住所,FAX番号,及び/又は電子メールアドレス等であっても良い。
上記の実施形態では、図4(a)に示すように、在庫数の変更が、配送管理装置80において行われる例について説明したが、これに限らず、該在庫数の変更は、景品管理装置70において行われるようにしても良く、この場合には、該景品管理装置70のディスプレイ73及び入力装置74が在庫数変更手段として機能し、該ディスプレイ73に図4(a)に示す画面が表示され、入力装置74の操作により、在庫数の変更を受け付けるようにすれば良い。
上記の実施形態において、配送管理装置80において、図6(a)に示す配送情報DBで記憶されている配送状況(配送開始日時及び/又は配送完了日時)が、景品管理装置70に対して送信されて、該景品管理装置70において、図20に示す配送情報DBで記憶されるようにしても良く、この場合には、予約端末(カードユニット20又はキオスク端末30)において、図27のD37eに示す配送情報詳細画面で、図20に示す配送情報DBで記憶されている配送状況が表示されるようにしても良い。
上記の実施形態では、図9(a)に示す景品パッケージ設定画面において、異なる大区分に属する景品を景品パッケージに含める場合には、D11aで大区分及び小区分を設定しないで、D11bで全ての景品が含まれる景品リストを表示して、景品の選択を受け付ける例について説明したが、景品リストで全ての景品が表示されると希望する景品を見つけづらいので、D11aで区分(大区分のみ,又は大区分と小区分)を設定し、D11bで該設定された区分に属する景品の景品リストを表示して、景品の選択を受け付けた後、再びD11aに戻って別の区分を設定し、D11bで該設定された別の区分に属する景品の景品リストを表示して、景品の選択を受け付ける、というように、区分の設定と景品の選択を繰り返すことにより、景品パッケージに含める景品を選択できるようにしても良い。
上記の実施形態では、図9(b)に示すように、景品パッケージに含まれる景品の更新が、景品管理装置70において行われる例について説明したが、これに限らず、該景品パッケージに含まれる景品の更新は、配送管理装置80において行われるようにしても良く、この場合には、該配送管理装置80から景品管理装置70に対して、更新された景品パッケージの景品パッケージ情報を送信し、景品管理装置70において、前記景品更新手段として機能する制御部72により、該受信した景品パッケージ情報が景品パッケージ情報DBで登録されようにすれば良い。
上記の実施形態では、図9(c)に示すように、予約停止景品の指定が、景品管理装置70において行われる例について説明したが、これに限らず、該予約停止景品の指定は、配送管理装置80において行われるようにしても良く、この場合には、該配送管理装置80から景品管理装置70に対して、指定された予約停止景品の景品IDを送信し、景品管理装置70において、前記予約停止景品受付手段して機能する制御部72により、該受信した景品IDに対応付けて景品パッケージ情報DBで予約停止フラグ1が登録されようにすれば良い。
上記の実施形態では、図9(c)に示すように、予約停止景品を指定する景品リスト(D13b)を表示する際に、景品提供業者,大区分,及び小区分を設定して(D13a)、該設定した景品提供業者,大区分,及び小区分に合致する景品の景品リストが表示される例について説明したが、これに限らず、図9(b)に示すように、景品提供業者を選択し(D12a)、該景品提供業者が提供する景品パッケージを選択して(D12b)、該景品パッケージに含まれる景品の景品リストが表示されるようにしても良い。
上記の実施形態では、図5(b)や図14の景品パッケージDBで示すように、景品パッケージに含まれる景品の数(種類)が、景品提供業者や遊技場が設定した任意の数である例について説明したが、これに限らず、予め定められた一定数であっても良い。
上記の実施形態では、図14の景品パッケージDBで示すように、複数の景品提供業者の全て(ここではX及びY)について、各々景品パッケージが設定される例について説明したが、これに限らず、景品パッケージが設定されない景品提供業者Z(例えば景品区分が同一で少ない種類の景品を提供する景品提供業者)があっても良い。即ち前記景品パッケージ設定手段は、複数の景品提供業者のうちの少なくとも一部の景品提供業者について、各景品提供業者毎に景品パッケージを設定するものであれば良い。この場合には、例えば図38に示すD53で、当該景品提供業者Zのボタンも表示し、該ボタンを操作すると、前記景品表示処理手段は、該景品提供業者Zが提供する全ての景品を当該遊技場に設けられる景品表示装置で表示するための処理を行うようにすれば良い。
上記の第1実施形態において、図17(c)に示す予約・確定累計数DBにおいて、予約個数を確定累計数b’に加算するときに(図58のS612)、該予約個数を予約累計数bから減算するようにしても良い。この場合における予約累計数bは、予約された景品のうち予約確定されていない景品の数である。また、この場合における判定式x(図53のS309)は、在庫数a−(予約累計数b+確定累計数b’+予約個数c)≧0となる。
上記の第2実施形態では、図73に示す在庫数DBにおいて、現在在庫数が管理されている例について説明したが、これに限らず、図17(c)に示す予約・確定累計数DBと同様に、予約累計数bを管理しておき、予約要求を受信した時点で、図13に示す景品情報DBで登録されている在庫数a−当該予約累計数bの式で現在在庫数が算出され、該算出された現在在庫数に基づいて、在庫数判定手段(制御部72)により、図53のS309’に示す判定が行われるようにしても良い。即ち、この場合における在庫数判定手段は、在庫数登録手段に登録(景品情報DB)された在庫数と、予約個数集計手段により集計された予約個数(予約累計数)とに基づいて、景品の予約が可能であるか否かを判定する、前記第1実施形態に係る在庫数判定手段として機能するものである。
上記の実施形態において、図24に示すように予約端末(カードユニット20,キオスク端末30)で表示される景品検索画面で、D25で大区分ボタンが選択され、D26で小区分ボタンが選択された後に、D29a又はD29a’に示す交換玉数ボタンを区分メニューとして表示し、いずれかの交換玉数ボタンが選択されると、選択された大区分,小区分,及び交換玉数に属する景品が表示されるようにしても良く、これによれば、選択された大区分及び小区分に属する景品が多い場合であっても、交換玉数の区分でさらに絞り込みをかけることができるので、遊技者が希望する景品をスムーズに選択することができる。
同様に、上記の実施形態において、図24に示すように予約端末(カードユニット20,キオスク端末30)で表示される景品検索画面で、D29a又はD29a’に示す交換玉数ボタンが選択された後に、D25に示す大区分ボタンを区分メニューとして表示し、いずれかの大区分ボタンが選択されると、D26に示す小区分ボタンを区分メニューとして表示し、いずれかの小区分ボタンが選択されると、選択された交換玉数,大区分,及び小区分に属する景品が表示されるようにしても良く、これによれば、選択された交換玉数の区分に属する景品が多い場合であっても、大区分及び小区分でさらに絞り込みをかけることができるので、遊技者が希望する景品をスムーズに選択することができる。
上記の実施形態では、図26に示すように、D31で「配送先指定」ボタンを操作すると、D32で配送先として遊技場又は自宅の指定が受け付けられる例について説明したが、これに限らず、D31で「配送先指定」ボタンを操作すると、D33又はD35に進み、D34で決定ボタンが操作された後に、D32に進んで配送先として遊技場又は自宅の指定が受け付けられ、該D32で決定ボタンを操作すると、予約要求が送信されるようにしても良い。
上記の実施形態では、図26のD33に示すように、予約端末にて予約受付処理を行うときに配送先情報の指定も受け付け、該配送先情報が図18に示す予約情報DBで予約情報として登録される例について説明したが、これに限らず、予約端末にて予約受付処理を行うときには、配送先情報の指定は受け付けずに、未提供予約個数・価格DBで予約個数又は予約価格を管理するために必要な当該会員遊技者の会員ID,景品会員ID,又は氏名のみを受け付け、予約確定端末50にて予約確定処理を行うときに、配送先情報の指定を受け付け、該配送先情報が図20に示す配送情報DBで配送情報として登録されるようにしても良い。
上記の実施形態では、図27のD37bで、「予約確認(予約レシート再発行)」ボタンが操作されたことに基づいて、景品管理装置70から予約情報を取得し、「配送情報確認」ボタンが操作されたことに基づいて、景品管理装置70から配送情報を取得する例について説明したが、これに限らず、景品管理装置70から送信されてくる照合OK通知と共に、予約情報及び配送情報を取得するようにしても良い。
上記の実施形態では、図38のD53及びD54に示すように、景品提供業者を選択してから、該景品提供業者が提供する景品パッケージの中から景品パッケージを選択する例について説明したが、これに限らず、景品パッケージが属する区分を選択してから、該選択した区分に属する景品パッケージの中から該景品パッケージを提供する景品提供業者を選択するようにしても良い。また全景品提供業者が提供する全景品パッケージの中から景品パッケージを選択するようにしても良く、この場合には選択操作が1回となる。
上記の実施形態では、図38のD53〜D55に示すように、予約確定端末50,及び遊技場に設けられ景品管理装置70と通信可能なパソコンにて景品パッケージの選択を受け付ける例について説明したが、これに限らず、予約端末(カードユニット20,キオスク端末30)にて該選択を受け付けるようにしても良い。また遊技場が希望する景品パッケージを所定の用紙に記載して景品センタに提出し、オペレータが景品管理装置70の入力装置74を操作して、当該用紙に記載された景品パッケージが入力されるようにしても良く、この場合には入力装置74が景品パッケージ選択受付手段となる。
上記の実施形態では、図42のD76に示すように、予約確定端末50,遊技場に設けられ景品管理装置70と通信可能なパソコンにて取消を希望する提供情報(配送情報)の指定を受け付ける例について説明したが、これに限らず、予約端末(カードユニット20,キオスク端末30)にて該指定を受け付けるようにしても良い。また取消を希望する提供情報を所定の用紙に記載して景品センタに提出し、オペレータが景品管理装置70の入力装置74を操作して、当該用紙に記載された提供情報が入力されるようにしても良く、この場合には入力装置74が取消指定受付手段となる。
上記の第1実施形態では、図46のS13に示すように、景品管理装置70から予約端末(カードユニット20,キオスク端末30)に対して、景品パッケージ情報と景品情報とが関連付けて送信され、予約端末において、該景品パッケージ情報と景品情報とが関連付けられた表示景品情報(図22(a))として記憶される例について説明したが、これに限らず、景品パッケージ情報と景品情報とは別個に送信されるようにしても良く、また該景品パッケージ情報と景品情報とは別個に記憶されるようにしても良い。
上記の実施形態では、図46及び図63のS14や、図67及び図74のS14’に示すように、予約端末(カードユニット20,キオスク端末30)において、区分メニューと該区分メニューに対応する分類区分が設定されている景品の景品情報とを関連付けた区分メニューDB(図22(b))を予め作成して記憶しておき、いずれかの区分メニューが選択されると、該選択された区分メニューに関連付けられている景品が表示される例について説明したが、これに限らず、該区分メニューDBを予め作成しておかずに、いずれかの区分メニューが選択されると、該選択された区分メニューに対応する分類区分が設定されている景品を表示景品情報DB(図22(a))から抽出し、該抽出した景品のうち重複する景品を特定し、該特定した景品のうち1つを除いて削除し、前記抽出した景品から該削除した景品を除いた景品を表示するようにしても良い。
上記の実施形態では、図46及び図63のS14や、図67及び図74のS14’に示すように、予約端末(カードユニット20,キオスク端末30)において、区分メニューDB(図22(b))を作成する例について説明したが、これに限らず、景品管理装置70において、各遊技場毎の区分メニューDBを予め作成して、該作成した区分メニューDBを各遊技場の予約端末に送信し、該予約端末において、受信した区分メニューDBを記憶するようにしても良い。また景品管理装置70は、前記作成した区分メニューDBを予約端末に送信せず、予約端末において、いずれかの区分メニューが選択されると、該選択された区分メニューを示す情報を景品管理装置70に送信し、景品管理装置70において、該送信されてきた区分メニューに関連付けられている景品の景品情報を予約端末に返信し、予約端末において、受信した景品情報の景品を表示するようにしても良い。
上記の実施形態では、図46及び図63のS14や、図67及び図74のS14’に示すように、予約端末(カードユニット20,キオスク端末30)において、区分メニューDB(図22(b))を作成する例について説明し、上記の変形例では、景品管理装置70において、区分メニューDBを作成する例について説明したが、予約端末及び景品管理装置70のいずれにおいても区分メニューDBを作成せず、予約端末において、いずれかの区分メニューが選択されると、該選択された区分メニューを示す情報を景品管理装置70に送信し、景品管理装置70において、当該遊技場が選択している景品パッケージに含まれる景品の中から、該送信されてきた区分メニューに対応する分類区分が設定されている景品を抽出し、該抽出した景品のうち重複する景品を特定し、該特定した景品のうち1つを除いて削除し、前記抽出した景品から該削除した景品を除いた景品の景品情報を予約端末に返信し、予約端末において、受信した景品情報の景品を表示するようにしても良い。
上記の実施形態では、図46及び図63のS14や、図67及び図74のS14’に示すように、予約端末(カードユニット20,キオスク端末30)において、表示景品情報DB(図22(a))を記憶しておき、いずれかのパッケージメニューが選択されると、該選択されたパッケージメニューに対応する景品パッケージに含まれる景品が表示される例について説明したが、これに限らず、予約端末において、景品パッケージ情報は記憶しておくが景品情報は記憶しておかずに、いずれかのパッケージメニューが選択されると、該選択されたパッケージメニューに対応する景品パッケージを示す情報を景品管理装置70に送信し、景品管理装置70において、該送信されてきた情報が示す景品パッケージに含まれる景品の景品情報を予約端末に返信し、予約端末において、受信した景品情報の景品を表示するようにしても良い。
上記の第2実施形態では、図67及び図74のS14’に示すように、予約端末(カードユニット20,キオスク端末30)において、重複する景品を排除する(即ち図13に示す景品情報DBで表示フラグ1が登録されているものを抽出する)例について説明したが、これに限らず、景品管理装置70において、重複する景品を排除する処理を行い、該重複を排除した景品の景品情報を各遊技場の予約端末に送信するようにしても良い。この場合において、区分メニューDBは、予約端末で作成されるようにしても良く、また景品管理装置70で作成されて、予約端末に送信され、該予約端末で記憶されるようにしても良い。さらに区分メニューDBは、予約端末及び景品管理装置70のいずれにおいても作成されないようにしても良く、この場合において、前記重複する景品を排除した景品情報を予約端末が記憶していれば、いずれかの区分メニューが選択されると、該選択された区分メニューに対応する分類区分が設定されている景品を当該景品情報から抽出して表示すれば良く、また前記重複する景品を排除した景品情報を景品管理装置70が記憶していれば、いずれかの区分メニューが選択されると、該選択された区分メニューを示す情報を景品管理装置70に送信し、景品管理装置70において、該受信した情報が示す区分メニューに対応する分類区分が設定されている景品を当該景品情報から抽出して予約端末に返信し、予約端末において、受信した景品情報の景品を表示するようにすれば良い。
上記の実施形態では、図51のS111に示すように、配送先記録媒体(会員カード2又は景品交換カード3)から特定される配送先特定情報(会員ID又は景品会員ID)から配送先情報を特定可能とするための配送先特定処理として、配送先特定処理手段である通信部(場外通信部21c,通信部31)により、配送先登録要求を送信する処理が行われる例について説明したが、これに限らず、該配送先特定処理として、配送先情報を配送先記録媒体に記録する処理が行われるようにしても良く、この場合には、カードユニット20の制御部22とカードR/W23,及びキオスク端末30の制御部32とカードR/W33が配送先特定処理手段となり、該配送先情報自体が配送先特定情報となる。
上記の実施形態では、図53のS302に示すように、グループ店判定手段(制御部72)が、景品管理装置70に設けられる例について説明したが、これに限らず、該グループ店判定手段が、予約端末(カードユニット20,キオスク端末30)に設けられるようにしても良く、この場合には、予約端末において、該予約端末が設けられる店舗とグループ関係にあるグループ店(自店を含む)の遊技場IDを記憶しておき、受け付けた会員カード2の会員ID又は景品交換カード3の景品会員IDに含まれる遊技場IDが、前記記憶している遊技場IDに含まれるか否かを判定し、含まれる(即ち受け付けた会員カード2又は景品交換カード3を発行した遊技場がグループ店である)と判定されたことを条件として、予約要求を送信するようにすれば良い。
上記の実施形態では、図53のS307及びS308に示すように、景品管理装置70において予約停止景品が設定された後、予約要求を受信したことに基づいて、予約停止情報が予約端末に対して送信される例について説明したが、これに限らず、景品管理装置70において予約停止景品が設定されたときに、予約停止情報が予約端末に対して送信されるようにしても良い。
上記の第1実施形態では、図53のS309に示すように、景品の予約が可能であるか否かが、在庫数a−(予約累計数b+予約個数c)≧0の判定式xを満たすか否かで判定される例について説明したが、これに代えて、在庫数a≧予約累計数b+予約個数cの判定式x1や、在庫数a−予約累計数b≧予約個数cの判定式x2や、在庫数a−予約個数c≧予約累計数bの判定式x3等、判定式xを変形した各判定式を満たすか否かで判定されるようにしても良い。また予約個数cが常に1であれば、予約内容登録処理の後に在庫数a=予約累計数bとなった時点で予約不可フラグを立てておき、次回以降の予約内容登録処理が行われない(即ち該予約不可フラグが立っていると、予約要求を受信する毎に予約NGを送信するか、又は1回目の予約要求を受信すると予約停止情報を送信する)ようにしても良い。
上記の第2実施形態では、図53のS309’に示すように、景品の予約が可能であるか否かが、現在在庫数−予約個数≧0の判定式yを満たすか否かで判定される例について説明したが、これに代えて、現在在庫数≧予約個数の判定式y1を満たすか否かで判定されるようにしても良い。また予約個数が常に1であれば、予約内容登録処理の後に現在在庫数=0となった時点で、予約不可フラグを立てておき、次回以降の予約内容登録処理が行われない(即ち該予約不可フラグが立っていると、予約要求を受信する毎に予約NGを送信するか、又は1回目の予約要求を受信すると予約停止情報を送信する)ようにしても良い。
上記の実施形態では、図53のS309やS309’に示すように、予約要求を受信したことに基づいて、在庫があるか否かが判定される例について説明したが、これに限らず、景品の在庫が零となった時点で、在庫零通知を予約端末に対して送信し、予約端末において、該在庫零通知を受信した後(図52のS223でYESと判定された後)に、当該景品の選択ができなくなるようにしても良い。
上記の実施形態では、図53のS309やS309’に示すように、予約要求を受信したことに基づいて、在庫数判定手段により、変更された在庫数と予約累計数とに基づいて(又は変更された現在在庫数に基づいて)、景品の予約が可能であるか否かが判定され、景品の予約が可能でなければ、予約停止情報である在庫零通知が予約端末に対して送信される例について説明したが、これに限らず、景品管理装置70において在庫数が変更されたときに、該在庫数判定手段による判定(即ち第1実施形態においては変更後の在庫数−予約累計数≧0?の判定であり、第2実施形態においては現在在庫数−初期在庫数の変動数≧0?の判定)を行い、景品の予約が可能でないと判定された場合に、予め予約停止情報(在庫零通知)を予約端末に対して送信し、予約端末において、該予約停止情報を受信した後(図52のS222でYESと判定された後)に、当該景品の選択ができなくなるようにしても良い。また景品の予約が可能でないと判定された場合に、予約不可フラグを立てておき、次回以降の予約内容登録処理が行われない(即ち該予約不可フラグが立っていると、予約要求を受信する毎に予約NGを送信するか、又は1回目の予約要求を受信すると予約停止情報を送信する)ようにしても良い。
また上記の第1実施形態において、図73に示す在庫数DBを管理しておき、在庫数判定手段による判定として、予約要求の受信時には、図53のS309に示すように、在庫数と予約累計数とに基づく判定を行い、在庫数の変更時(図61)には、変更後の現在在庫数に基づく判定を行い、在庫数の変更後には、図53のS309に示すように、変更後の在庫数と予約累計数とに基づく判定を行うようにしても良い。また提供可否判定手段による判定として、予約確定要求の受信時には、図58のS610に示すように、在庫数と確定累計数とに基づく判定を行い、在庫数の変更時には、図61のS903’に示すように、変更後の配送登録後在庫数に基づく判定を行い、在庫数の変更後には、図61のS610に示すように、変更後の在庫数と確定累計数とに基づく判定を行うようにしても良い。
また上記の第2実施形態において、図17(c)に示す予約・確定累計数DBを管理しておき、在庫数判定手段による判定として、予約要求の受信時には、図53のS309’に示すように、現在在庫数に基づく判定を行い、在庫数の変更時(図61)には、変更後の在庫数と予約累計数とに基づく判定を行い、在庫数の変更後には、図53のS309’に示すように、変更後の現在在庫数に基づく判定を行うようにしても良い。また提供可否判定手段による判定として、予約確定要求の受信時には、図58のS610’に示すように、配送登録後在庫数に基づく判定を行い、在庫数の変更時には、図61のS903に示すように、変更後の配送登録後在庫数と確定累計数とに基づく判定を行い、在庫数の変更後には、図61のS610’に示すように、変更後の配送登録後在庫数に基づく判定を行うようにしても良い。
上記の実施形態では、図53に示すように、予約停止情報と在庫零通知とが別個のものである例について説明したが、これに限らず、本例の如く予約要求を受信する毎に予約停止情報を返信する場合には、該予約停止情報は、予約停止景品の予約を停止する旨の情報である必要はなく、単に予約ができない旨を示す情報(NG通知)でも良く、この場合には、在庫零通知と同一のNG通知としても良い。
上記の第1実施形態では、図58に示すように、S606,S608,S610の判定が、S605で予約確定要求を受信した後に行われる例について説明したが、これに限らず、これらの判定は、S601で予約情報要求を受信した後に行われるようにしても良く、この場合には、これらの判定で全てYESならば、S604で予約情報を送信して、S605で予約確定要求の受信を待機し、予約確定要求の受信が有ると、S612に進む。これによれば、遊技場において、当該S604の予約情報を受信してから減算処理を行うという運用をすることで、減算処理を行った後に予約確定ができなかったために該減算処理を取り消すといった手間を減少することができる。
上記の第2実施形態でも、図58に示すように、S606,S608,S610’の判定が、S605で予約確定要求を受信した後に行われる例について説明したが、これに限らず、これらの判定は、S601で予約情報要求を受信した後に行われるようにしても良く、この場合には、これらの判定で全てYESならば、S604で予約情報を送信して、S605で予約確定要求の受信を待機し、予約確定要求の受信が有ると、S612’に進む。これによれば、遊技場において、当該S604の予約情報を受信してから減算処理を行うという運用をすることで、減算処理を行った後に予約確定ができなかったために図71のS523’やS547’,及び図72のS559’の処理を行う必要が無くなる。
上記の第1実施形態では、図53のS309に示すように、在庫数判定手段が、在庫数変更手段にて変更を受け付けた後の在庫数(即ち景品情報DBで管理している在庫数)と予約個数集計手段にて集計された予約個数(即ち予約・確定累計数DBで管理している予約累計数)とに基づいて、景品の予約が可能であるか否かを判定する例について説明したが、これに限らず、該第1実施形態の景品管理装置70でも、図73に示す在庫数DBを管理して、在庫数判定手段が、S309’に示す判定を行うようにしても良く、この場合には、在庫数変更手段にて在庫数の変更を受け付けたことを条件として、現在在庫数更新手段として機能する制御部72により、在庫数の変動数に基づいて、現在在庫数管理手段で管理している現在在庫数(即ち在庫数DBで管理している現在在庫数)を更新し、在庫数判定手段として機能する制御部72により、該現在在庫数更新手段にて更新された後の現在在庫数(即ち在庫数DBで管理している現在在庫数)に基づいて、景品の予約が可能であるか否かを判定する。
同様に、上記の第2実施形態では、図53のS309’に示すように、在庫数判定手段が、現在在庫数更新手段にて更新された後の現在在庫数(即ち在庫数DBで管理している現在在庫数)に基づいて、景品の予約が可能であるか否かを判定する例について説明したが、これに限らず、該第2実施形態の景品管理装置70でも、図17(c)に示す予約・確定累計数DBを管理して、S309に示すように、在庫数変更手段にて在庫数の変更を受け付けた後の在庫数と、予約個数集計手段にて集計された予約個数(即ち予約・確定累計数DBで管理している予約累計数)とに基づいて、景品の予約が可能であるか否かを判定するようにしても良い。
上記の第1実施形態では、図58のS610に示すように、提供可否判定手段が、在庫数変更手段にて変更を受け付けた後の在庫数(即ち景品情報DBで管理している在庫数)と提供個数集計手段にて集計された提供個数(即ち予約・確定累計数DBで管理している確定累計数)とに基づいて、景品の提供が可能であるか否かを判定する例について説明したが、これに限らず、該第1実施形態の景品管理装置70でも、図73に示す在庫数DBを管理して、提供可否判定手段が、S610’に示す判定を行うようにしても良く、この場合には、在庫数変更手段にて在庫数の変更を受け付けたことを条件として、提供後在庫数更新手段として機能する制御部72により、在庫数の変動数に基づいて、提供後在庫数管理手段で管理している提供後在庫数(即ち在庫数DBで管理している配送登録後在庫数)を更新し、提供可否判定手段として機能する制御部72により、該提供後在庫数更新手段にて更新された後の提供後在庫数(即ち在庫数DBで管理している配送登録後在庫数)に基づいて、景品の提供が可能であるか否かを判定する。
同様に、上記の第2実施形態では、図58のS610’に示すように、提供可否判定手段が、提供後在庫数更新手段にて更新された後の提供後在庫数(即ち在庫数DBで管理している配送登録後在庫数)に基づいて、景品の提供が可能であるか否かを判定する例について説明したが、これに限らず、該第2実施形態の景品管理装置70でも、図17(c)に示す予約・確定累計数DBを管理して、S610に示すように、在庫数変更手段にて在庫数の変更を受け付けた後の初期在庫数と、提供個数集計手段にて集計された提供個数(即ち予約・確定累計数DBで管理している確定累計数)とに基づいて、景品の提供が可能であるか否かを判定するようにしても良い。
上記の実施形態では、図59に示すように、景品管理装置70から配送管理装置80に対して配送情報の送信(配送指示)が行われた後であっても、該景品管理装置70から配送管理装置80に対して配送停止要求が送信され(S805)、景品の配送が未だ行われていなければ、該景品の配送が停止される例について説明したが、これに限らず、配送管理装置80に対する配送停止要求は行われないものであっても良い。
上記の実施形態において、図61のS903,S903b’でNO(即ち景品の提供が可能でない)と判定された場合に、該判定の対象となった景品の提供を停止する旨の提供停止情報を予約確定端末50に送信するようにしても良く、また提供不可フラグを立てておき、次回以降の配送情報登録処理が行われない(即ち該提供不可フラグが立っていると、予約確定要求を受信する毎に確定NGを送信するか、又は1回目の予約確定要求を受信すると提供停止情報を送信する)ようにしても良い。
上記の第2実施形態において、図61のS903a’で現在在庫数から初期在庫数の変動数を減算した結果、該減算後の現在在庫数がマイナスになる場合には、該減算後の現在在庫数を零にしても良い。なお、上記の実施形態では、在庫数が減少する場合について説明したが、在庫数が増加する場合であっても良い。
上記の実施形態では、図61に示すS904において、配送情報DBから配送先情報を抽出するときに、予約停止景品を予約した全てのユーザ(遊技者)の配送先情報が抽出される例について説明したが、これに限らず、変更後の在庫数を超える分だけ、確定日時が新しい予約に対応する配送先情報が抽出されるようにしても良い。例えば、ある景品について、予約確定数が10であり、変更後の在庫数が7になった場合には、確定日時が古い7個についてはそのまま配送し、確定日時が新しい3個の予約に対応する配送先情報を抽出する。
上記の第2実施形態では、図65に示すように、減算処理端末及び予約確定端末として機能する(換言すれば減算処理端末と予約確定端末とが一体である)POS・予約確定端末50’が設けられ、減算処理に伴って予約確定要求が送信される例について説明したが、これに限らず、減算処理端末(仮にPOS端末40’とする)と予約確定端末(仮に予約確定端末50’とする)とが別個に設けられるが、減算処理に伴って予約確定要求が送信されるようにしても良い。
ここで予約確定端末50’と景品管理装置70とが通信可能である場合には、POS端末40’は、計数レシート5から計数IDと計数値を読み取って、計数値管理装置62との間で該計数値の照合を行い、予約確定端末50’は、予約レシート6から予約IDを読み取り、景品管理装置70から該予約IDに対応する交換玉数を取得して、該交換玉数をPOS端末40’に送信し、POS端末40’は、前記計数値≧該交換玉数ならば、減算OK通知を予約確定端末50’に返信し、予約確定端末50’は、前記予約IDを含む予約確定要求を景品管理装置70に送信するようにすれば良い。
一方、POS端末40’と景品管理装置70とが通信可能である場合には、POS端末40’は、計数レシート5から計数IDと計数値を読み取って、計数値管理装置62との間で該計数値の照合を行い、予約確定端末50’は、予約レシート6から予約IDを読み取って、該予約IDをPOS端末40’に送信し、POS端末40’は、景品管理装置70から該予約IDに対応する交換玉数を取得して、前記計数値≧該交換玉数ならば、前記予約IDを含む予約確定要求を景品管理装置70に送信し、景品管理装置70から配送登録完了通知を受信すると、確定OK通知を予約確定端末50’に送信し、予約確定端末50’は、配送レシート7を発行するようにすれば良い。
上記の第2実施形態では、図71に示すように、S500’で計数レシート読取ボタンの操作が有るとS501’に進み、S541’で会員カード読取ボタンの操作が有るとS542’に進む例について説明したが、これに代えて、バーコードリーダ55’による計数レシート5のバーコード5aの読取又は会員カード2のバーコードの読取を待機し、計数レシート5のバーコード5aの読取を検知するとS501’に進み、会員カード2のバーコードの読取を検知するとS542’に進むようにしても良い。
上記の第2実施形態では、図71のS507’で予約レシート6の予約IDバーコード6aを読み取ると、該読み取った予約IDバーコード6aが示す予約IDを含む予約情報要求が景品管理装置70に対して送信され(S503)、該景品管理装置70から当該予約IDに対応する予約情報を受信すると(S504)、該予約情報に含まれる交換玉数が図70のD52’で表示される(S511’)例について説明したが、これに限らず、予約レシート6の予約IDバーコード6aに交換玉数も記録しておき、該予約レシート6の予約IDバーコード6aを読み取ると、景品管理装置70と通信することなく、該読み取った予約IDバーコード6aが示す交換玉数が図70のD52’で表示されるようにしても良い。
上記の第2実施形態では、図72のS525’で引用するS423,同S563’で引用するS462,及び同S590’で引用するS484に示すように、確定ボタンを操作すると、予約確定要求が送信される例について説明したが、これに限らず、予約レシート6の予約IDバーコード6aの読取(S507’)に応じて行われるS518’,S556’,又はS583’の判定でYES(即ち計数値及び/又は貯玉数が当該予約の交換玉数以上である)ならば、確認ボタンの操作無しで、予約確定要求が送信されるようにしても良い。
上記の実施形態では、有価価値識別情報(玉数コード又は景品コード)がJANコードである例について説明したが、これに限らず、該有価価値識別情報は、JANコード以外の当該景品交換システムに独自のコードであっても良い。即ち有価価値識別情報は、交換有価価値(交換玉数)を識別するための情報であれば良い。
上記の第1実施形態及び同変形例では、有価価値識別情報が、交換有価価値(交換玉数)毎に付与される玉数コードである例について説明したが、該有価価値識別情報を、景品毎に付与される景品コードとしても良い。このように、有価価値識別情報が景品毎に付与される(即ち景品毎に異なる)景品コードである場合には、第1実施形態に係る景品管理装置70の登録必要景品特定手段(制御部72)は、追加フラグ1が登録されている追加景品の全てを登録必要景品として特定して出力フラグ1を登録する。従って、この場合には、出力フラグの記憶欄を設けないようにしても良い。また第1実施形態の変形例に係る出力端末(キオスク端末30)の登録必要景品特定手段(制御部32)は、景品管理装置70から送信されてきた景品情報に含まれる全表示景品のうち、図22(a)に示す表示景品情報DBで記憶されていない景品を、登録必要景品として特定する。
逆に上記の第2実施形態及び同変形例では、有価価値識別情報が、景品毎に付与される景品コードである例について説明したが、該有価価値識別情報を、交換有価価値毎に付与される玉数コードとしても良い。このように、有価価値識別情報が交換玉数毎に付与される玉数コードである場合には、第2実施形態に係る景品管理装置70の登録必要景品特定手段(制御部72)は、前記図50と同様にして、追加フラグ1が登録されている追加景品のうち、該追加景品のうちの一の交換玉数と景品情報DBで管理している追加景品以外の表示景品の交換玉数とが同一でない景品を、登録必要景品として特定しても良い。また第2実施形態の変形例に係る出力端末(キオスク端末30)の登録必要景品特定手段(制御部32)は、前記図64と同様にして、景品管理装置70から送信されてきた景品情報に含まれる全表示景品のうち、図22(a)に示す表示景品情報DBで記憶されていない景品を、景品表示装置に新たに表示される追加景品として特定し、該特定された追加景品のうちの一の交換玉数と交換玉数DBで管理している交換玉数とが同一でない景品を、登録必要景品として特定しても良い。即ち、この場合における第2実施形態及び同変形例の登録必要景品特定手段は、景品表示装置に新たに表示される景品のうち、当該景品の交換有価価値が、景品変更手段における変更の受付前に景品表示装置に表示されていた景品の交換有価価値を特定可能な前記既表示景品価値情報(第1実施形態であれば図13に示す景品情報DBの交換玉数,同変形例であれば図33に示す交換玉数DBの交換玉数)から特定される交換有価価値と異なる景品を、登録必要景品として特定する。
上記の実施形態では、図3(b)に示すように、有価価値識別情報を内在する情報記録シンボルがバーコードである例について説明したが、これに限らず、該情報記録シンボルは、該バーコード以外の二次元コード(例えばQRコード(登録商標))や、ホログラム等であっても良い。
上記の実施形態では、図3(b)に示すように、有価価値識別情報を内在する情報記録シンボル(玉数情報バーコード)が予約レシート6に印刷されて出力される例について説明したが、これに限らず、該情報記録シンボルが会員カード2や景品交換カード3に印刷されて出力されるようにしても良い。
上記の実施形態では、出力端末が景品表示装置(キオスク端末30)である例について説明したが、これに限らず、該出力端末は、例えば店舗(遊技場)に設けられるパーソナルコンピュータ等であっても良い。
上記の第1実施形態及び第2実施形態(各変形例を除く)では、景品パッケージ選択受付手段(通信部71)により遊技場が希望する景品パッケージの選択を受け付けると、図13に示す景品情報DBにおいて、該景品パッケージに含まれる各景品の景品IDに対応付けて、常に表示フラグ及び追加フラグ1が登録され、また景品更新手段(ディスプレイ73及び入力装置74)により景品パッケージに含まれる景品が変更されると、追加される景品の景品IDに対応付けて、常に表示フラグ及び追加フラグ1が登録される、即ち景品パッケージに含まれる景品又は追加された景品が当該遊技場で選択されている他の景品パッケージに含まれていて、既に表示フラグ1が登録されている場合にも、追加フラグ1が登録される例について説明したが、これに限らず、景品パッケージに含まれる景品又は追加された景品のうち、表示フラグ0が登録されているもの(即ち該景品が当該遊技場で選択されている他の景品パッケージに含まれていないもの)についてのみ表示フラグ及び追加フラグ1が登録されるようにしても良い。これによれば、遊技場が選択した景品パッケージに含まれる景品又は景品パッケージに追加された景品であっても、景品表示装置において表示される表示景品として既に登録されている景品は登録必要景品として特定されないことにより、該景品の交換有価価値に対応する有価価値識別情報を内在する情報記録シンボルは出力端末において出力されないので、無駄な登録作業が無くなる。
上記の第1実施形態では、図30(a)又は(a’)に示すように、出力端末(キオスク端末30)の出力手段が、玉数情報バーコード一覧8を印刷して出力する予約レシートプリンタ35である例について説明したが、これに限らず、該出力手段が、玉数情報バーコード一覧8をディスプレイ34に表示して出力し、該表示された玉数情報バーコード一覧8を減算処理端末(POS端末40)が読み取るようにしても良い。この場合には、出力端末を減算処理端末の近傍に設けるか、あるいは減算処理端末のバーコードリーダ45がワイヤレスのものが良い。
上記の第1実施形態では、図30(a)又は(a’)に示す玉数情報バーコード一覧8のように、登録必要景品の情報記録シンボル(玉数情報バーコード)が、一覧形式で出力(印刷又は表示)される例について説明したが、これに限らず、該情報記録シンボルは、1つずつ出力されるようにしても良い。
上記の第1実施形態では、図30(a)又は(a’)に示す玉数情報バーコード一覧8のように、登録必要景品の情報記録シンボル(玉数情報バーコード)と対応付けて交換有価価値(交換玉数)が視認可能な態様で出力される例について説明したが、これに限らず、情報記録シンボルのみが出力されるようにしても良く、この場合には、減算処理端末(POS端末40)において、該出力される情報記録シンボルを読み取って登録すると共に、別途出力される情報記録シンボルと交換有価価値との対応付けを参照して交換有価価値を登録すれば良い。
上記の実施形態では、図46等のZ00cで示すように、景品パッケージに含まれる景品が変更された場合に、該変更により追加された景品のみが登録必要景品として特定される例について説明したが、これに限らず、該変更された全ての景品が登録必要景品として特定されるようにしても良い。
上記の第1実施形態では、図46に示すように、景品管理装置70から出力端末(キオスク端末30)に対して、シンボル出力情報として、有価価値識別情報である玉数コードが送信され(S13)、出力端末において、該玉数コードを内在する情報記録シンボル(玉数情報バーコード)が作成されて出力される(S15)例について説明したが、これに限らず、景品管理装置70において、玉数コードを内在する情報記録シンボルが作成され、シンボル出力情報として、該作成された情報記録シンボルが送信されるようにしても良い。即ちシンボル出力情報は、情報記録シンボルを出力端末が出力するための情報であれば良い。
上記の第1実施形態では、図46のS13に示すように、景品管理装置70から出力端末(キオスク端末30)に対して、シンボル出力情報として、登録必要景品のみの玉数コード6c及び交換玉数が送信される例について説明したが、これに限らず、該シンボル出力情報としては、登録必要景品を含む追加景品の玉数コード6c及び交換玉数や、登録必要景品を含む全表示景品の玉数コード6c及び交換玉数が送信されるようにしても良い。
上記の第1実施形態では、図50に示すように、追加景品のうち、該追加景品の交換玉数と図13に示す景品情報DBで登録されている表示景品の交換玉数とが異なる景品のみが、登録必要景品として特定され、同変形例では、図64に示すように、追加景品のうち、該追加景品の交換玉数と図33に示す交換玉数DBで登録されている交換玉数とが異なる景品のみが、登録必要景品として特定される例について説明したが、これに限らず、該追加景品の全てが登録必要景品として特定されるようにしても良い。この場合には、出力端末(キオスク端末30)において、該登録必要景品である追加景品の全てについて、玉数コード6cを内在する玉数情報バーコード6bと交換玉数とが記録された玉数情報バーコード一覧8が出力されるが、POS端末40において、該玉数情報バーコード一覧8から玉数コード6cが読み取られたときに、当該玉数コード6cが図33に示す交換玉数DBにおいて既に登録されていれば、当該玉数コード6cを重複して登録しないようにすれば良い。
上記の第1実施形態では、図50に示す登録必要景品特定処理において、追加景品のうち、該追加景品の交換玉数と図13に示す景品情報DBで登録されている表示景品と交換玉数とが異なる景品が、登録必要景品として特定される例について説明したが、これに限らず、景品管理装置70において、各遊技場において表示される表示景品の景品情報を登録しておく表示景品DBを各遊技場毎に設け、追加景品のうち、該追加景品の交換玉数と当該表示景品DBに登録されている景品情報に含まれている交換玉数とが異なる景品が、登録必要景品として特定されるようにしても良く、また景品管理装置70において、各遊技場において表示される表示景品の交換玉数を重複無く登録しておく交換玉数DBを各遊技場毎に設け、追加景品のうち、該追加景品の交換玉数と当該交換玉数DBに登録されている交換玉数とが異なる景品が、登録必要景品として特定されるようにしても良い。
上記の第1実施形態では、図50に示す登録必要景品特定処理において、追加景品のうち、図13に示す景品情報DBで表示フラグ1が登録されている表示景品(即ち景品表示装置において現在表示される景品)と交換玉数が異なる景品が、登録必要景品として特定される例について説明したが、これに限らず、景品変更手段により景品表示装置に表示される景品が変更された場合には、景品情報DBにおいて、当該変更により景品表示装置に表示されないこととなった景品について、表示フラグ0を登録すると共に、過去に表示されていた景品である旨を示す過去表示フラグ1を登録し、前記登録必要景品特定処理において、追加景品のうち、表示フラグ1が登録されている表示景品及び過去表示フラグ1が登録されている景品と交換玉数が異なる景品が、登録必要景品として特定されるようにしても良い。つまり、景品表示装置において過去に表示されていた景品と交換玉数が同じ景品は、当該交換玉数に対応する玉数コード6cが既に減算処理端末(POS端末40)で登録されているはずであるため、登録必要景品として特定されないことにより、該景品の交換玉数に対応する玉数コード6cを内在する玉数情報バーコード6bはキオスク端末30において出力されないので、無駄な登録作業が無くなる。
上記の実施形態では、陳列景品の交換玉数を入力する場合において、図56のS422,S461,及びS483に示すように、該陳列景品に付されているバーコードが内在している有価価値識別情報(JANコード)が読み取られると、該JANコードに対応付けて登録されている交換玉数が特定されて入力される例について説明したが、これに限らず、該陳列景品に付されているJANコードが手入力されると、該JANコードに対応付けて登録されている交換玉数が特定されて入力されるようにしても良く、また減算処理端末(POS端末40又はPOS・予約確定端末50’)に、複数種類の交換玉数に対応する交換玉数入力ボタン(例えば100玉ボタン,200玉ボタン,500玉ボタン等)を設け、該交換玉数入力ボタンを操作すると、交換玉数が入力されるようにしても良く、複数種類の交換玉数に対応するバーコードの読取により入力されるようにしても良く、さらに予約レシート6に記載されている交換玉数を読み取った店員により手入力されるようにしても良い。
上記の第1実施形態の変形例では、図63のS13に示すように、景品管理装置70から出力端末(キオスク端末30)に対して、変更景品特定情報として、全表示景品の景品情報が送信される例について説明したが、これに限らず、追加景品の景品情報のみが送信されるようにしても良い。この場合において、上述の如く、追加景品の全てを登録必要景品として特定する例では、登録必要景品特定手段が、当該送信されてきた景品の全てを、単に登録必要景品として特定する処理を行うことになる。
上記の第1実施形態では、減算処理端末(POS端末40,POS・予約確定端末50’)において、有価価値識別情報(玉数コード又は景品コード)と交換有価価値(交換玉数)とを初期登録する場合にも、それらを追加登録する場合と同様に、出力端末(キオスク端末30)で出力される玉数情報バーコード一覧8の玉数情報バーコードを読み取って、有価価値識別情報を登録する例について説明したが、初期登録の場合には登録の対象となる有価価値識別情報の数が多くて登録作業が大変なので、例えばCD−R等の記録媒体に有価価値識別情報と交換有価価値との対応付けを記録し、該記録された有価価値識別情報と交換有価価値との対応付けを読み取って登録するようにしても良い。
上記の第2実施形態では、図67に示すように、登録必要景品特定手段(Z51’)と有価価値識別情報送信手段(S13’)の両方を、景品管理装置70が備え、同変形例では、図73に示すように、登録必要景品特定手段(S14a’)と有価価値識別情報送信手段(S15’)の両方を、景品表示装置(キオスク端末30)が備える例について説明したが、これに限らず、登録必要景品特定手段は景品管理装置70が備え、有価価値識別情報送信手段は景品表示装置が備えるようにしても良く、この場合には、該景品管理装置70において、図67のZ51’に示す登録必要景品特定処理を行い、これにより特定された登録必要景品を示す情報を景品表示装置に対して送信し、該景品表示装置から減算処理端末(POS端末40,POS・予約確定端末50’)に対して、当該登録必要景品の交換有価価値に対応する有価価値識別情報を送信する。
上記の第1実施形態では、POS端末40において、表示景品の景品交換状況を交換玉数毎に集計する例について説明したが、これに限らず、図33に示す交換玉数DBにおいて、表示景品についても、陳列景品と同様にして、各表示景品の交換玉数及びジャンルを登録しておき、図55に示すS417の減算を行うときに、S411で読み取った玉数コード6c又はS412で手入力された玉数コード6cの表示景品が景品交換された旨を、該表示景品の各ジャンル毎に集計するようにしても良い。これによれば、表示景品の景品交換状況をジャンル毎に管理して把握することができる。
上記の実施形態では、POS端末40,又はPOS・予約確定端末50’において、陳列景品の景品交換状況をジャンル毎に集計する例について説明したが、これに限らず、図56に示すS426,S465,及びS487の減算を行うときに、S424a,S463a,及びS485aで特定された交換玉数の陳列景品が景品交換された旨を、交換玉数毎に集計するようにしても良い。
上記の実施形態では、図18に示す予約情報DBにおいて、予約識別情報(予約ID)とユーザ特定情報である会員ID又は景品会員ID及び配送先情報とが対応付けて登録される例について説明したが、該予約情報DBにおいては会員ID又は景品会員IDを登録しないようにしても、図17(b)に示す配送先DBにおいて会員ID又は景品会員IDと配送先情報(氏名等)とが対応付けて登録されているので、景品管理装置70においては、予約識別情報とユーザ特定情報である会員ID又は景品会員IDとが対応付けて登録されていることになる。つまり、一のDB(予約情報DB)において、データA(予約ID)とデータB(配送先情報)とが対応付けて登録されており、他のDB(配送先DB)において、データB(配送先情報)とデータC(会員ID又は景品会員ID)とが対応付けて登録されている場合には、両DBに共通のデータBをキーにして、データAとデータCとが対応付けて登録されていることになる。
同様に、上記の実施形態では、図18に示す予約情報DBにおいて、予約識別情報(予約ID)と景品特定情報(景品ID)と景品名が対応付けて登録される例について説明したが、該予約情報DBにおいては景品IDを登録しないようにしても、図13に示す景品情報DBにおいて景品IDと景品名とが対応付けて登録されているので、景品管理装置70においては、予約識別情報と景品特定情報とが対応付けて登録されていることになる。つまり、一のDB(予約情報DB)において、データA(予約ID)とデータB(景品名)とが対応付けて登録されており、他のDB(景品情報DB)において、データB(景品名)とデータC(景品ID)とが対応付けて登録されている場合には、両DBに共通のデータBをキーにして、データAとデータCとが対応付けて登録されていることになる。
上記の実施形態では、図11のD16に示すように、上限値超え報知基準が設定され、図19の未提供予約個数・価格DBに示すように、上限値超え回数が集計され、図54のS366に示すように、上限値超え回数が上限値超え報知基準以上であることを条件として、ユーザ特定情報抽出手段により抽出されたユーザ特定情報(配送先情報)と該上限値超え回数とが表示される例について説明したが、これに限らず、上限値超え報知基準を設定せず、上限値超え回数を集計せず、ユーザ特定情報抽出手段によりユーザ特定情報が抽出されると、該抽出されたユーザ特定情報が表示されるようにしても良い。
上記の実施形態では、図11に示すD17a,D17bにおいて、全体上限値及び個別上限値を設定している例について説明したが、これに限らず、個別上限値のみを設定して全体上限値は設定しないようにしても良い。この場合には、図16に示す上限値DBにおける景品IDがKX−000305,KX−000501の景品や、図68に示す上限値DBにおける景品IDがKX−000123やKX−020475の景品については、補正パターンBの処理は行われずに補正パターンAの処理が行われて、在庫数演算値と価格演算値の少ない方が、そのまま個別上限値として設定される。これによれば、1種類の景品を多量に予約するいたずらを、最低限防止することができる。
上記の実施形態では、図11に示すD17a,D17bにおいて、全体上限値及び個別上限値を設定している例について説明したが、これに限らず、全体上限値のみを設定して個別上限値は設定しないようにしても良い。この場合には、図54に示すS353〜S355の処理は省略される。これによれば、複数種類の景品を多量に予約するいたずらを、最低限防止することができると共に、1種類の景品を多量に予約する場合であっても全体上限値以上の予約はできないので、1種類の景品を多量に予約するいたずらも効果的に防止することができる。
上記の第1実施形態では、図11に示すD17aにおいて、在庫数に基づく個別上限値として、各景品の在庫数に応じた個別上限値を演算するための値(ここでは在庫数の40%)を設定する例について説明したが、D17a’の★印に示すように、全体上限値(ここでは30個)よりも低い値であって一定の在庫数(ここでは20個)を個別上限値として設定するようにしても良い。このD17a’に示すように、個別上限値として、在庫数に基づく個別上限値(ここでは在庫数の40%)と、一定の在庫数の個別上限値の2つを設定すると、図16に示す上限値DBにおいて、補正パターンAの処理が行われる場合には、在庫数演算値と該設定した一定の在庫数の少ない方が個別上限値として設定され、また該一定の在庫数は常に全体上限値よりも低い(即ち在庫数演算値と前記設定した一定の在庫数の少ない方が全体上限値を超えることは無い)ので、補正パターンBの処理が行われることは無い。また図示しないが、個別上限値として、価格に基づく個別上限値(例えば合計額80000円)と、一定の在庫数の個別上限値の2つを設定すると、図16に示す上限値DBにおいて、補正パターンAの処理が行われる場合には、価格演算値と該設定した一定の在庫数の少ない方が個別上限値として設定され、また該一定の在庫数は常に全体上限値よりも低い(即ち価格演算値と前記設定した一定の在庫数の少ない方が全体上限値を超えることは無い)ので、補正パターンBの処理が行われることは無い。さらに図示しないが、個別上限値として、在庫数に基づく個別上限値と、価格に基づく個別上限値と、一定の在庫数の個別上限値の3つを設定すると、図16に示す上限値DBにおいて、補正パターンAの処理が行われる場合には、在庫数演算値と価格演算値と該設定した一定の在庫数のうちの最も少ない値が個別上限値として設定され、また該一定の在庫数は常に全体上限値よりも低い(即ち在庫数演算値と価格演算値と前記設定した一定の在庫数のうちの最も少ないものが全体上限値を超えることは無い)ので、補正パターンBの処理が行われることは無い。
同様に、上記の第2実施形態では、図11に示すD17bにおいて、価格に基づく個別上限値として、各景品の総価格に応じた個別上限値を演算するための値(ここでは総価格の40%)を設定する例について説明したが、D17b’の★印に示すように、全体上限値(ここでは120000円)よりも低い値であって一定の価格(ここでは80000円)を個別上限値として設定するようにしても良い。このD17b’に示すように、個別上限値として、価格に基づく個別上限値(ここでは総価格の40%)と、一定の価格の個別上限値の2つを設定すると、図68に示す上限値DBにおいて、補正パターンAの処理が行われる場合には、価格演算値と該設定した一定の価格の少ない方が個別上限値として設定され、また該一定の価格は常に全体上限値よりも低い(即ち価格演算値と前記設定した一定の価格の少ない方が全体上限値を超えることは無い)ので、補正パターンBの処理が行われることは無い。また図示しないが、個別上限値として、在庫数に基づく個別上限値(例えば在庫数20個分の価格)と、一定の価格の個別上限値の2つを設定すると、図68に示す上限値DBにおいて、補正パターンAの処理が行われる場合には、在庫数演算値と該設定した一定の価格の少ない方が個別上限値として設定され、また該一定の在庫数は常に全体上限値よりも低い(即ち在庫数演算値と前記設定した一定の価格の少ない方が全体上限値を超えることは無い)ので、補正パターンBの処理が行われることは無い。さらに図示しないが、個別上限値として、価格に基づく個別上限値と、在庫数に基づく個別上限値と、一定の価格の個別上限値の3つを設定すると、図68に示す上限値DBにおいて、補正パターンAの処理が行われる場合には、価格演算値と在庫数演算値と該設定した一定の価格のうちの最も少ない値が個別上限値として設定され、また該一定の価格は常に全体上限値よりも低い(即ち価格演算値と在庫数演算値と前記設定した一定の価格のうちの最も少ないものが全体上限値を超えることは無い)ので、補正パターンBの処理が行われることは無い。
上記の実施形態では、図11に示すD17a,D17bにおいて、在庫数に基づく個別上限値及び価格に基づく個別上限値の両方を設定しているが、これに限らず、在庫数に基づく個別上限値又は価格に基づく個別上限値のいずれか一方のみを単独で設定するようにしても良く、ここで図16に示す上限値DBにおいて、補正パターンAの処理が行われる場合には、該設定された方の在庫数演算値又は価格演算値がそのまま個別上限値として設定される。即ち上限値設定手段は、各景品の在庫数及び/又は各景品に対応する価格に基づいて上限値を設定するものであれば良い。またD17a’,D17b’の★印に示す一定の在庫数又は価格の個別上限値を単独で設定するようにしても良く、ここで図16に示す上限値DBにおいて、補正パターンAの処理が行われる場合には、該設定された一定の在庫数又は価格がそのまま個別上限値として設定され、また該一定の在庫数は常に全体上限値よりも低いので、補正パターンBの処理が行われることは無い。
上記の実施形態では、図11に示すD17a,D17bにおいて、最少上限値を設定しているが、これに限らず、該最少上限値は設定しないようにしても良く、この場合において、図16及び図68に示す補正パターンCの処理は行われずに、在庫数演算値と価格演算値の少ない方が、そのまま個別上限値として設定される。
上記の実施形態では、図16及び図68に示す上限値DBにおいて、在庫数がNULLである景品についても個別上限値が設定される例について説明したが、これに限らず、在庫数がNULLである景品については個別上限値が設定されないようにしても良い。在庫数がNULLである景品は、在庫数が十分に多いため、当該景品について多量の予約が行われても在庫数に多大な影響を及ぼすことが無く、また全体上限値が設定されていれば、該全体上限値以上の予約はできないので、当該景品を多量に予約するいたずらも必然的に防止することができるからである。なお、在庫数がNULLである景品については、全体上限値が設定されていても、該全体上限値に基づく上限値判定で常に予約が可能であると判定されるように設定又は制御する(即ち全体上限値が適用されない)ようにして、無制限に予約ができるようにしても良い。
上記の実施形態では、図16及び図68に示す上限値DBにおいて、補正パターンBの処理として、全体上限値が個別上限値として設定される例について説明したが、これに限らず、該補正パターンBの処理として、全体上限値から所定値(例えば5個又は5個分の価格)を減算した値が個別上限値として設定されるようにしても良く、これによれば、常に個別上限値は全体上限値よりも低い値に設定されるので、悪質な遊技者が、複数種類の景品を多量に予約するいたずらや、1種類の景品を多量に予約するいたずらを、効果的に防止することができる。
上記の第1実施形態では、図16に示す上限値DBにおいて、在庫数演算値の演算基準となる在庫数が、初期在庫数で不変である例について説明したが、これに限らず、該演算基準となる在庫数は、初期在庫数から予約累計数を減算した現在在庫数であっても良く、この場合には、予約内容登録処理や配送情報登録処理により予約累計数が変動する毎に、在庫数演算値が演算されることになる。具体的には、上限値DBにおいて、図79に示すように、前記在庫数(初期在庫数)に代えて現在在庫数が登録されるように構成する。ここで、例えば景品IDがKX−000501の景品について、現在在庫数として100個が登録され、個別上限値として補正パターンBの処理に基づく30個が設定されている状態で、該30個の予約内容登録処理が行われると、現在在庫数として該30個が減算された70個が登録され、在庫数演算値として該70個の40%である28個が演算され、個別上限値として補正パターンAの処理に基づく該28個が設定される。この状態で、該28個の予約内容登録処理が行われると、現在在庫数として該28個が減算された42個が登録され、在庫数演算値として該42個の40%である16個(整数部分)が演算され、個別上限値として補正パターンAの処理に基づく該16個が設定される。以下、説明は省略するが、同様の処理が行われることにより、現在在庫数の減少に応じて、個別上限値が新たに設定される。
同様に、上記の第2実施形態では、図68に示す上限値DBにおいて、価格演算値の演算基準となる総価格が、初期在庫数分の総価格で不変である例について説明したが、これに限らず、該演算基準となる総価格は、現在在庫数分の総価格であっても良く、この場合には、予約内容登録処理や配送情報登録処理により現在在庫数が変動する毎に、価格演算値が演算されることになる。具体的には、上限値DBにおいて、図80に示すように、前記在庫数(初期在庫数)に代えて現在在庫数が登録され、該現在在庫数に基づく総価格が登録されるように構成する。ここで、例えば景品IDがKX−000501の景品について、現在在庫数として100個,総価格として30000円が登録され、個別上限値として補正パターンAの処理に基づく6000円(在庫数演算値)が設定されている状態で、該6000円に対応する20個の予約内容登録処理が行われると、現在在庫数として該20個が減算された80個が登録され、総価格として該80個分の24000円が登録され、価格演算値として該24000円の40%である9600円が演算され、個別上限値として補正パターンAの処理に基づく6000円(在庫数演算値)が設定される。この状態で、該6000円に対応する20個の予約内容登録処理が行われると、現在在庫数として該20個が減算された60個が登録され、総価格として該60個分の18000円が登録され、価格演算値として該18000円の40%である7200円が演算され、個別上限値として補正パターンAの処理に基づく6000円(在庫数演算値)が設定される。以下、説明は省略するが、同様の処理が行われることにより、総価格の減少に応じて、個別上限値が新たに設定される。
上記の実施形態では、図19に示すように、未提供予約特定手段である制御部72及び未提供予約個数・価格DBが、全ての遊技者について、未提供予約個数や未提供予約価格を予め特定しておく例について説明したが、これに限らず、該未提供予約個数・価格DBを設けずに、予約要求を受信した時点で、図18に示す予約情報DBの記憶内容に基づいて、当該予約を行った遊技者についてのみ、未提供予約個数や未提供予約価格を特定するようにしても良い。この場合において、予約要求に含まれる各景品について、各種類毎の個別未提供予約個数又は個別未提供予約価値(個別未提供予約価格)を全て特定するようにしても良く、また全て特定するのではなく、まず1種類の景品について個別未提供予約個数又は個別未提供予約価値を特定して上限値判定処理を行い、予約が可能であると判定されたならば、次の種類の景品について個別未提供予約個数又は個別未提供予約価値を特定して上限値判定処理を行い、予約が可能でないと判定されたならば、次の種類の景品について個別未提供予約個数又は個別未提供予約価値を特定しないようにしても良い。即ち、全種類の個別未提供予約景品又は個別未提供予約価値を予め特定しておく場合,予約要求を受信した時点で全種類の個別未提供予約景品又は個別未提供予約価値を特定する場合,及び予約要求を受信した時点で各種類の個別未提供予約景品又は個別未提供予約価値を一つずつ特定する場合(最終的に全種類の個別未提供予約景品又は個別未提供予約価値が特定される場合と、一部の種類についてのみ個別未提供予約景品又は個別未提供予約価値が特定されるが全種類の個別未提供予約景品又は個別未提供予約価値は特定されない場合の、両方を含む)のいずれについても、未提供予約特定手段は、未提供予約景品の各種類毎の未提供予約個数又は未提供予約価値を特定していることになる。
また予約要求に含まれる予約個数が常に1である場合には、予約内容登録処理が終了した時点で、図18に示す予約情報DBの記憶内容に基づいて、当該予約を行った遊技者についてのみ、未提供予約個数や未提供予約価格を特定し、該未提供予約個数や未提供予約価格が上限値となった時点で上限値到達フラグを立てておき、次回以降の予約内容登録処理が行われない(即ち該上限値到達フラグが立っていると、予約要求を受信する毎に予約NGを送信する)ようにしても良い。
上記の実施形態では、図53に示す予約内容登録処理において、まず上限値判定処理(S306a)が行われ、該上限値判定処理で予約が可能であると判定されてから、在庫数判定処理(S309)が行われる例について説明したが、これに限らず、まず在庫数判定処理が行われ、該在庫数判定処理で予約が可能であると判定されてから、上限値判定処理が行われるようにしても良く、また在庫数判定処理が行われ、該在庫数判定処理で予約が可能でないと判定されても、いたずらの予約を発見するために、上限値判定処理が行われるようにしても良い。
上記の実施形態では、図54(a)に示す上限値判定処理において、上限値判定基準として景品の個数が設定されている場合には、S351〜S355の処理が行われ、上限値判定基準として景品の価格が設定されている場合には、S371〜S375の処理が行われる例について説明したが、上限値判定基準を設定せずに、S351〜S355の処理とS371〜S375の処理の両方が行われるようにしても良い。
上記の実施形態では、図54(a)に示す上限値判定処理において、まず全体上限値に基づく上限値判定(S352,S372)が行われ、該上限値判定処理で予約が可能であると判定されてから、個別上限値に基づく上限値判定(S354,S374)が行われる例について説明したが、これに限らず、まず個別上限値に基づく上限値判定が行われ、該上限値判定処理で予約が可能であると判定されてから、全体上限値に基づく上限値判定が行われるようにしても良い。
上記の実施形態では、図54(a)に示す上限値判定処理において、S353,S373に示すように、1つの景品について個別上限値に基づく上限値判定が終了する毎に、次の景品について個別未提供予約個数又は個別未提供予約価格が抽出される例について説明したが、これに限らず、個別上限値に基づく上限値判定が行われる前に、予約要求に含まれる全ての景品について個別未提供予約個数又は個別未提供予約価格が抽出されるようにしても良く、また全体未提供予約個数又は全体未提供予約価格の抽出(S351,S371)と同時に、予約要求に含まれる全ての景品について個別未提供予約個数又は個別未提供予約価格が抽出されるようにしても良い。
上記の実施形態では、図54(a)のS352に示すように、遊技者について予約が可能であるか否かが、全体上限個数−(全体未提供予約個数+全予約個数)≧0の判定式pを満たすか否かで判定される例について説明したが、これに代えて、全体上限個数≧全体未提供予約個数+全予約個数の判定式p1や、全体上限個数−全体未提供予約個数≧全予約個数の判定式p2や、全体上限個数−全予約個数≧全体未提供予約個数の判定式p3等、判定式pを変形した各判定式を満たすか否かで判定されるようにしても良い。また全予約個数が常に1(即ち各予約では予約個数として1個のみを指定でき、かつ予約要求には予約IDとして1つのみを含む)であれば、予約内容登録処理の後に全体上限個数=全体未提供予約個数となった時点で、上限値到達フラグを立てておき、次回以降の予約内容登録処理が行われない(即ち該上限値到達フラグが立っていると、予約要求を受信する毎に予約NGを送信する)ようにしても良い。
同様に、上記の実施形態では、図54(a)のS372に示すように、遊技者について予約が可能であるか否かが、全体上限価格−(全体未提供予約価格+全予約価格)≧0の判定式p’を満たすか否かで判定される例について説明したが、これに代えて、全体上限価格≧全体未提供予約価格+全予約価格の判定式p1’や、全体上限価格−全体未提供予約価格≧全予約価格の判定式p2’や、全体上限価格−全予約価格≧全体未提供予約価格の判定式p3’等、判定式p’を変形した各判定式を満たすか否かで判定されるようにしても良い。
上記の実施形態では、図54(a)のS354に示すように、遊技者について予約が可能であるか否かが、ある景品の個別上限個数−(当該景品の個別未提供予約個数+当該景品の予約個数)≧0の判定式qを満たすか否かで判定される例について説明したが、これに代えて、個別上限個数≧個別未提供予約個数+予約個数の判定式q1や、個別上限個数−個別未提供予約個数≧予約個数の判定式q2や、個別上限個数−予約個数≧個別未提供予約個数の判定式q3等、判定式qを変形した各判定式を満たすか否かで判定されるようにしても良い。また予約個数が常に1(即ち各予約では予約個数として1個のみを指定でき、かつ予約要求には予約IDとして1つのみを含む)であれば、予約内容登録処理の後に個別上限個数=個別未提供予約個数となった時点で、当該景品について上限値到達フラグを立てておき、次回以降の予約内容登録処理が行われない(即ち該上限値到達フラグが立っていると、当該景品の予約要求を受信する毎に予約NGを送信する)ようにしても良い。
同様に、上記の実施形態では、図54(a)のS374に示すように、遊技者について予約が可能であるか否かが、ある景品の個別上限価格−(当該景品の個別未提供予約価格+当該景品の予約価格)≧0の判定式q’を満たすか否かで判定される例について説明したが、これに代えて、個別上限価格≧個別未提供予約価格+予約価格の判定式q1’や、個別上限価格−個別未提供予約価格≧予約価格の判定式q2’や、個別上限価格−予約価格≧個別未提供予約価格の判定式q3’等、判定式q’を変形した各判定式を満たすか否かで判定されるようにしても良い。
上記の実施形態では、図54(a)のS363〜S366に示すように、上限値DBにおいて当日報知フラグ0が記憶されている場合(即ち上限値判定処理において、当日に未だ予約が可能でないと判定されていない場合)にのみ、抽出されたユーザ特定情報が表示される例について説明したが、これに限らず、上限値DBにおいて当日報知フラグを記憶せず、上限値判定処理において予約が可能でないと判定される毎に、抽出されたユーザ特定情報が表示されるようにしても良い。
上記の実施形態では、予約の有効期間が当日限りで、図46及び図67のS72に示すように、遊技場の営業終了後に(即ち1日毎)、図18に示す予約情報DBで記憶しているすべての予約情報を消去(無効化)することにより、該予約情報DBを更新し、図19に示す未提供予約個数・価格DBで記憶している全体未提供予約個数,全体未提供予約価格,景品ID,個別未提供予約個数,個別未提供予約価格,及び当日報知フラグを消去することにより、該未提供予約個数・価格DBを更新する例について説明したが、これに限らず、予約の有効期間を数日間(例えば3日間)とし、これら予約情報DB及び未提供予約個数・価格DBの更新は、当該数日間毎に行われるようにしても良い。即ち、提供処理が行われずに登録されている予約識別情報(予約ID)及び景品特定情報(景品ID)を無効化する処理は、所定期間毎に行われれば良い。
上記の実施形態では、配送要求端末が、予約端末(カードユニット20,キオスク端末30)と予約確定端末50とからなる例について説明したが、これに限らず、該配送要求端末は、選択受付手段,景品配送要求送信手段,及び記録媒体発行手段を有する1つの端末であっても良い。
上記の実施形態では、図13に示すように、配送元管理手段である景品情報DBにおいて、配送元を示す配送元情報として、配送元である倉庫の名称を管理している例について説明したが、これに限らず、該配送元情報として、配送元の住所や、配送元毎に割り当てられた配送元番号等を管理するようにしても良い。即ち配送元情報は、配送元を示す情報であれば良い。
上記の実施形態では、図13の景品情報DBに示すように、1つの景品に対して1つの配送元が管理されている例について説明したが、これに限らず、1つの景品に対して複数の配送元情報(例えば秋田倉庫及び埼玉倉庫)が管理されるようにしても良く、この場合には、配送先(例えば東京)に近い方の配送元(この場合には埼玉倉庫)から当該景品が配送されるよう構成し、当該近い方の配送元が、図58のS613で景品毎に分類する際の判定対象となる。
上記の実施形態では、1つの景品に対して1つの予約IDが割り当てられるので、図18に示す予約情報DBにおいて、予約個数として常に1個が登録され、図6(a)に示す配送情報DB,図6(b)に示す請求情報DB,及び図20に示す配送情報DBにおいて、配送個数として常に1個が登録される例について説明したが、これら予約個数や配送個数を各DBにおいて登録しないようにしても良い。
上記の実施形態では、1つの景品に対して1つの予約IDが割り当てられる例について説明したが、1種類の景品に対して1つの予約IDが割り当てられる(即ち同一種類の景品について複数予約された場合には、該複数の当該景品に対して1つの予約ID)が割り当てられるようにしても良く、この場合には、図3(b)に示す予約レシート6において、該予約IDに対応する個数(1個又は複数個)が予約個数として記録され、図3(c)に示す配送レシート7において、各予約IDに対応する個数(1個又は複数個)が配送個数として記録され、図18に示す予約情報DBにおいて、該予約IDに対応する個数(1個又は複数個)が予約個数として登録され、図6(a)に示す配送情報DB,図6(b)に示す請求情報DB,及び図20に示す配送情報DBにおいて、該予約IDに対応する個数(1個又は複数個)が配送個数として登録される。これによれば、ユーザにより予約された複数の景品について、該景品の種類毎に予約IDが割り当てられ、該予約IDが予約レシート6に記録されて出力されることにより、一部の種類の景品の予約確定をやめたい場合には、予約確定させたい種類の景品の予約IDのみを予約確定端末50で受け付けるようにすれば良い(換言すれば、景品の種類毎に予約確定を行うことができる))ので、一旦予約を取り消して再度予約をやり直すという手間が省ける。即ち予約内容登録処理において、「予約要求送信手段から送信されてきた予約要求に含まれる景品特定情報から特定される景品が複数であることに基づき、当該複数の景品の各々について前記予約識別情報を割り当てて前記予約内容登録処理を行う」には、上記の実施形態の如く、景品の種類によらずに予約IDを割り当てる場合のみならず、本変形例の如く、景品の種類毎に予約IDを割り当てる場合も含まれる。
上記の実施形態では、図24のD24に示すように、1回の予約で、配送先と配送希望日時が同一である複数の景品について予約が可能である例について説明したが、これに限らず、1回の予約で、配送先と配送希望日時が異なる複数の景品について予約が可能であるようにしても良く、この場合には、図26のD31に示す各々の景品について、D32に示す配送先の指定,及びD34に示す配送希望日時の指定を受け付けるようにすれば良い。
上記の実施形態では、図26のD32に示すように、配送先として遊技場又は自宅の何れかを指定可能である例について説明したが、これに限らず、該配送先として自宅のみあるいは遊技場のみを指定可能であるようにしても良く、この場合には、各景品の配送先は常に同一となるので、前記景品分類手段(制御部72)は、景品分類処理を行う際に、配送先が同一であるか否かは分類の基準としない。
上記の実施形態では、図26のD34に示すように、ユーザ(遊技者)から配送希望日と配送希望時間帯の指定が受け付けられる例について説明したが、これに限らず、配送希望日のみの指定が受け付けられるようにしても良い。
上記の実施形態では、図26のD34に示すように、ユーザ(遊技者)から配送希望日時の指定が受け付けられる例について説明したが、これに限らず、配送される日時が固定されている景品(例えば予約から10日後に配送される景品)や、配送される日時が不明な景品(例えば入荷次第配送される景品)については、ユーザから配送希望日時の指定が受け付けられないようにしても良い。また全ての景品について一律に配送される日時が固定されている場合(例えば全ての景品について予約から10日後に配送される場合)にも、ユーザから配送希望日時の指定が受け付けられないようにしても良く、この場合には、各景品の配送時期は常に同一となるので、前記景品分類手段(制御部72)は、景品分類処理を行う際に、配送時期が同一であるか否かは分類の基準としない。
上記の実施形態では、図58のS605に示す景品配送要求(予約確定要求)に予約IDが含まれることにより、該予約IDに対応付けて図18に示す予約情報DBで登録されている景品IDの景品が、選択受付手段にて選択された景品(即ち予約景品)として特定される例について説明したが、これに限らず、予約景品の景品IDを予約レシート6に記録しておき、該予約レシート6から読み取った景品IDを景品配送要求を含め、該景品IDに対応付けて図18に示す予約情報DBで登録されている予約景品が特定されるようにしても良く、また予約を行ったユーザのユーザ特定情報(会員ID若しくは景品会員ID,又は配送先情報)を予約レシート6に記録しておき、該予約レシート6から読み取ったユーザ特定情報を景品配送要求に含め、該ユーザ特定情報に対応付けて図18に示す予約情報DBで登録されている予約景品が特定されるようにしても良い。さらに、配送要求端末が、予約端末(カードユニット20,キオスク端末30)と予約確定端末50とからなるものではなく、選択受付手段,景品配送要求送信手段,及び記録媒体発行手段を有する1つの端末である場合には、選択受付手段にて選択された景品の景品IDを景品配送要求に含め、該景品IDから予約景品が特定されるものであっても良い。即ち景品配送要求は、選択受付手段にて選択された景品を特定可能なものであれば良い。
上記の実施形態では、選択受付手段にて選択された景品(即ち予約景品)を特定可能な景品配送要求が、図58のS605に示す予約確定要求であり、該予約確定要求を受信すると、同S613の景品分類処理が行われて、同S616の配送情報登録処理が行われる例について説明したが、該景品配送要求は予約確定要求以外であっても良い。例えば図58のS601に示す予約情報要求には、予約確定要求と同様に、予約景品の景品IDに対応付けて図18に示す予約情報DBで登録されている予約IDが含まれているので、当該予約情報要求を景品配送要求とし、複数の該予約情報要求を受信すると、同S613の景品分類処理が行われ、その後に予約確定要求を受信すると、同S616の配送情報登録処理が行われるようにしても良い。
上記の実施形態では、景品配送要求が、予約IDを含む予約確定要求単独で構成されており、該予約IDに対応付けて、図18に示す予約情報DBで、予約景品の景品ID,配送先情報,及び配送希望日時が登録されていることから、当該予約確定要求のみで、予約景品,配送先,及び配送時期が特定される例について説明したが、これに限らず、景品配送要求は、複数回に分けて送信される情報により構成しても良い。
例えば予約端末(カードユニット20,キオスク端末30)と予約確定端末50とが別体であり、予約端末において、景品の予約及び配送先の指定が行われて、予約された景品の景品IDと該指定された配送先を特定可能な配送先IDとがバーコードとして記録された予約レシート6が発行され、予約確定端末において、まず景品IDが読み取られて該景品IDを含む第1の情報が景品管理装置70に送信され、次に配送先IDが読み取られて該配送先IDを含む第2の情報が景品管理装置70に送信されるような場合には、予約景品を特定可能な第1の情報と、配送先を特定可能な第2の情報とを併せたものが、景品配送要求となる。
また予約端末と予約確定端末とが一体であり、該一体の端末において、まず景品の予約が行われて、該景品の景品IDを含む第1の情報が景品管理装置70に送信され、次に配送先が指定されて、該配送先を特定可能な配送先IDを含む第2の情報が景品管理装置70に送信されるような場合には、予約景品を特定可能な第1の情報と、配送先を特定可能な第2の情報とを併せたものが、景品配送要求となる。
さらに景品配送要求は、予約景品を特定可能な第1の情報と、配送時期を特定可能な第2の情報とを併せたものや、予約景品を特定可能な第1の情報と、配送先及び配送時期を特定可能な第2の情報とを併せたものや、予約景品及び配送先を特定可能な第1の情報と、配送時期を特定可能な第2の情報とを併せたものや、予約景品及び配送時期を特定可能な第1の情報と、配送先を特定可能な第2の情報とを併せたものや、予約景品を特定可能な第1の情報と、配送先を特定可能な第2の情報と、配送時期を特定可能な第3の情報とを併せたもの等であっても良い。
上記の実施形態では、図58のS605において、Y−00001〜Y−00005(予約1〜予約5)の5つの予約IDを含む景品配送要求(予約確定要求)を受信し、各予約IDから特定される5つの景品が分類1〜分類4の4つに分類されて、各分類について分類識別情報(予約確定ID)が割り当てられる例について説明したが、例えばY−00001とY−00003の2つの予約IDをを含む景品配送要求を受信すると、両予約IDから特定される2つの景品が1つに分類されて、当該分類について分類識別情報が割り当てられる。このように、景品分類手段により分類された複数の分類の各々について分類識別情報を割り当てる処理のみならず、景品分類手段により分類された1つの分類について分類識別情報を割り当てる処理も、配送情報登録手段が行う、「景品分類手段により分類された各分類について分類識別情報を割り当てる」処理に該当する。
上記の実施形態では、図58のS605に示すように、一の景品配送要求(予約確定要求)を受信すると、S613の景品分類処理が行われる例について説明したが、これに限らず、例えば一の景品配送要求には1つの予約ID(景品)のみが含まれるように構成し、予約確定端末50から複数の景品配送要求を受信した後に要求終了通知を受信すると、S613の景品分類処理が行われるようにしても良い。
上記の実施形態では、図58のS615に示すように、各分類毎に割り当てられる分類識別情報(予約確定ID)が、該割り当ての時に生成される例について説明したが、これに限らず、該分類識別情報を予め生成しておき、該生成されている分類識別情報を各分類毎に割り当てるようにしても良い。
上記の実施形態では、景品管理装置70が図20に示す配送情報DBを記憶しており、図38のS616に示す配送情報登録処理として、該景品管理装置70が記憶している配送情報DBに予約確定ID及び配送情報を登録する処理を行う例について説明したが、これに限らず、景品管理装置70が配送情報DBを記憶しないように構成し、配送情報登録処理として、配送管理装置80が記憶している配送情報DB(図6(a))に予約確定ID及び配送情報を登録するために、該予約確定ID及び配送情報を配送管理装置80に対して送信する処理を行うようにしても良く、この場合には、配送レシート7における問い合わせ先として、景品センタは記録せず、当該配送管理装置80を備えている景品提供業者のみを記録すれば良い。即ち配送情報登録処理は、予約確定IDに対応付けて該予約確定IDに対応する景品をユーザに配送するための配送情報を登録するための処理であれば良い。
上記の実施形態では、図58のS619に示すように、S616の配送情報登録処理が行われた後に、配送情報通知(配送登録完了通知)が配送要求端末(予約確定端末50)に対して送信される例について説明したが、これに限らず、S616の配送情報登録処理が行われる前に、配送情報通知が配送要求端末に対して送信されるようにしても良い。
上記の実施形態では、予約要求に含まれる景品IDから特定される景品が複数であることに基づき、当該複数の景品の各々について予約IDが割り当てられて予約内容登録処理が行われる例について説明したが、これに限らず、当該複数の景品について1つの予約IDが割り当てられて予約内容登録処理が行われるようにしても良く、この場合には、図58において、該予約IDを含む予約確定要求を受信して(S605)、景品分類処理を行う際に(S613)、該予約確定要求に含まれる予約IDから特定される前記複数の景品について、配送元情報が同一である景品毎に分類しても良い。
上記の実施形態では、予約要求に含まれる景品IDから特定される景品が複数であることに基づき、当該複数の景品の各々について予約IDが割り当てられて予約内容登録処理が行われる例について説明したが、これに限らず、当該複数の景品について1つの予約IDが割り当てられて予約内容登録処理が行われるようにしても良く、この場合には、該予約内容登録処理を行う際に、当該複数の景品について、配送元情報が同一である景品毎に分類しても良い。ここで分類された各分類に含まれる景品についてはまとめて配送することができるので、配送料に相当する玉数を割り引いた交換玉数を含む予約登録完了通知を予約端末に対して送信し(図53のS314)、該予約端末において、該割り引いた交換玉数を予約レシート6に記録して発行するようにしても良い(図52のS225)。この配送料に相当する玉数の割引は、配送の対象となる景品の各々の交換玉数から一定の玉数を割り引くようにしても良く、また配送の対象となる全景品の交換玉数の合算値から一定の玉数を割り引くようにしても良い。
上記の実施形態では、図2や図66に示すように、遊技場が、貸与単価及び交換単価が2種類(4円及び1円)の営業を行う例について説明したが、これに限らず、貸与単価及び交換単価が1種類(例えば4円のみ又は1円のみ)の営業や、貸与単価及び交換単価が3種類(例えば4円,2円,及び1円)以上の営業であっても良い。また上記の実施形態では、遊技場が、貸与単価と交換単価とが同一(いわゆる等価交換)の営業を行う例について説明したが、これに限らず、貸与単価と交換単価とが異なる(例えば貸与単価が4円で交換単価が3.5円の)営業であっても良い。
上記の実施形態では、図2や図66に示すように、予約端末として機能するカードユニット20及びキオスク端末30が、4円用と1円用で別個のものである例について説明したが、これに限らず、該予約端末が、4円用と1円用で共通のものであっても良く、この場合には、遊技者から予め交換単価(4円又は1円)の選択を受け付け、該選択を受け付けた交換単価に応じた交換玉数が、図24及び図25に示す画面や図3(b)に示す予約レシート6で表示されるようにすれば良い。
上記の実施形態では、図2や図66に示すように、計数機63が、4円用と1円用で別個のものである例について説明したが、これに限らず、該計数機63が、4円用と1円用で共通のものであっても良く、この場合には、遊技場の店員から予め交換単価(4円又は1円)の選択を受け付け、該選択を受け付けた交換単価が、図3(a)に示す計数レシート5で表示されるようにすれば良い。
上記の第1実施形態では、図2に示すように、POS端末40及び予約確定端末50が、4円用と1円用で別個のものである例について説明したが、これに限らず、該POS端末40及び予約確定端末50が、4円用と1円用で共通のものであっても良く、この場合には、遊技場の店員から予め交換単価(4円又は1円)の選択を受け付け、該選択を受け付けた交換単価が表示されている計数レシート5や予約レシート6を受け付けるようにすれば良い。
上記の第2実施形態では、図66に示すように、POS・予約確定端末50’が、4円用と1円用で共通のものである例について説明したが、これに限らず、該POS・予約確定端末50’が、4円用と1円用で別個のものであっても良く、この場合には、4円用のPOS・予約確定端末50’では、4円用計数機63Aから発行された計数レシート5並びに4円用カードユニット20A及び4円用キオスク端末30Aから発行された予約レシート6のみを受け付け、1円用のPOS・予約確定端末50’では、1円用計数機63Bから発行された計数レシート5並びに1円用カードユニット20B及び1円用キオスク端末30Bから発行された予約レシート6のみを受け付けるようにすれば良い。
上記の実施形態において、予約端末として機能するカードユニット20及びキオスク端末30,POS端末40,予約確定端末50,POS・予約確定端末50’,及び計数機63で、玉数に代えて該玉数に相当する金額(即ち交換単価に玉数を乗じて算出される値)を取り扱うようにし、各構成要素の全てを4円用と1円用で共通のものとしても良い。
上記の実施形態では、図3(b)に示す予約レシート6において、予約を行った遊技者の本人確認が必要な場合には、会員ステータスとして新規,変更,又はビジタと表示される例について説明したが、これに限らず、これら新規,変更,又はビジタを区別せずに、会員ステータスとして、例えば「確認必要」のように共通の表示が行われるようにしても良い。また本人確認が不要な場合には、会員ステータスが表示されない例について説明したが、これに限らず、この場合であっても、会員ステータスとして、「遊技場に配送」や「継続」の表示が行われるようにしても良い。
上記の実施形態では、図46,図63,図67,及び図74のS13又はS13’に示すように、景品管理装置70の選択不能処理手段(制御部72,通信部71)が、選択不能景品を除いた景品情報を景品表示装置(カードユニット20,キオスク端末30)に対して送信することにより、該景品表示装置で当該選択不能景品を表示せずに選択不能(即ち予約不能)とする例について説明したが、これに限らず、選択不能処理手段は、選択不能景品の予約を不能とするための処理を行うものであれば良い。
即ち選択不能処理手段は、選択不能景品を予約するための予約要求が景品表示装置から送信されないための処理として、前述の如く選択不能景品を除いた景品情報を景品表示装置に対して送信する処理を行うものでも良く、また選択不能景品を識別可能な態様で当該選択不能景品を含む景品情報を景品表示装置に対して送信する処理を行うものでも良い。この後者の処理が行われる場合の景品表示装置は、当該選択不能景品について、景品ボタン(図24のD27,図25のD29b又はD29b’,D30又はD30’)の表示はするが選択不能とする(例えば「選択できません」という文字を付して表示する)ことにより予約不能(即ち予約要求が送信されない)としたり、また該景品ボタンを操作すると図24のD28で詳細情報の表示はするが図26のD31で「配送景品予約」ボタンを表示しないしないことにより予約不能とすれば良い。
また選択不能処理手段は、選択不能景品を予約するための予約要求が景品表示装置から送信されてきても、当該選択不能景品について予約内容登録処理を行わない処理を行わずに、景品表示装置に対して選択不能情報を返信する処理を行うものでも良い。この場合の景品表示装置は、当該選択不能景品の選択を無効とすれば良い。
上記の実施形態では、図10に示すように、景品管理装置70が選択不能景品受付手段,解除受付手段,及び選択不能処理手段を備え、図46,図63,図67,及び図74のS13又はS13’に示すように、景品管理装置70は、選択不能景品受付手段により選択不能景品の指定を受け付けると、当該選択不能景品の景品IDについて表示フラグ0,選択不能フラグ1とする選択不能景品指定処理を行い、また解除受付手段により選択不能景品の指定の解除を受け付けると、当該選択不能景品の景品IDについて表示フラグを1,選択不能フラグを0とする選択不能景品解除処理を行い、選択不能処理手段が、選択不能フラグ1の選択不能景品を除いた景品情報を景品表示装置(カードユニット20,キオスク端末30)に対して送信することにより選択不能処理を行い、景品表示装置が、受信した景品情報に基づいて景品を表示することにより、当該選択不能景品を選択不能とする例(タイプ1)について説明したが、該タイプ1に代えて、下記のタイプ2,タイプ3,又はタイプ4のいずれかとしても良い。
まずタイプ2では、景品管理装置70が選択不能景品受付手段及び解除受付手段を備えると共に、景品表示装置が選択不能処理手段を備えるように構成する。この場合において、景品管理装置70は、選択不能景品受付手段により選択不能景品の指定を受け付けると、前記選択不能景品指定処理を行う。また景品管理装置70は、解除受付手段により選択不能景品の指定の解除を受け付けると、前記選択不能景品解除処理を行う。そして景品管理装置70は、選択不能フラグ1の選択不能景品を識別可能な態様で当該選択不能景品を含む景品情報を景品表示装置に対して送信し、景品表示装置は、選択不能処理手段が、受信した景品情報に基づいて当該選択不能景品を除いた景品を表示することにより選択不能処理を行って、当該選択不能景品を選択不能とする。
またタイプ3では、景品管理装置70が選択不能処理手段を備えると共に、景品表示装置が選択不能景品受付手段及び解除受付手段を備えるように構成する。この場合において、景品表示装置は、選択不能景品受付手段により選択不能景品の指定を受け付けると、指定された選択不能景品の景品IDを景品管理装置70に対して送信し、景品管理装置70は、前記選択不能景品指定処理を行う。また景品表示装置は、解除受付手段により選択不能景品の指定の解除を受け付けると、解除された選択不能景品の景品IDを景品管理装置70に対して送信し、景品管理装置70は、前記選択不能景品解除処理を行う。そして景品管理装置70は、選択不能処理手段が、選択不能フラグ1の選択不能景品を除いた景品情報を景品表示装置に対して送信する選択不能処理を行い、景品表示装置は、受信した景品情報に基づいて景品を表示することにより、当該選択不能景品を選択不能とする。
さらにタイプ4では、景品表示装置が選択不能景品受付手段,解除受付手段,及び選択不能処理手段を備えるように構成する。この場合において、景品表示装置は、選択不能景品受付手段により選択不能景品の指定を受け付けると、指定された選択不能景品の景品IDを景品管理装置70に対して送信し、景品管理装置70は、前記選択不能景品指定処理を行う。また景品表示装置は、解除受付手段により選択不能景品の指定の解除を受け付けると、解除された選択不能景品の景品IDを景品管理装置70に対して送信し、景品管理装置70は、前記選択不能景品解除処理を行う。そして景品管理装置70は、選択不能フラグ1の選択不能景品を識別可能な態様で当該選択不能景品を含む景品情報を景品表示装置に対して送信し、景品表示装置は、選択不能処理手段が、受信した景品情報に基づいて当該選択不能景品を除いた景品を表示することにより選択不能処理を行って、当該選択不能景品を選択不能とする。
ここで上記のタイプ1〜4では、選択不能景品受付手段及び解除受付手段が同じ装置にある例について説明したが、これらは別の装置にあっても良く、具体的には、下記のタイプ5,タイプ6,タイプ7,又はタイプ8のいずれかとしても良い。
まずタイプ5では、景品管理装置70が選択不能景品受付手段及び選択不能処理手段を備えると共に、景品表示装置が解除受付手段を備えるように構成する。この場合において、景品管理装置70は、選択不能景品受付手段により選択不能景品の指定を受け付けると、前記選択不能景品指定処理を行う。また景品表示装置は、解除受付手段により選択不能景品の指定の解除を受け付けると、該解除された選択不能景品の景品IDを景品管理装置70に対して送信し、景品管理装置70は、前記選択不能景品解除処理を行う。そして景品管理装置70は、選択不能処理手段が、選択不能フラグ1の選択不能景品を除いた景品情報を景品表示装置に対して送信する選択不能処理を行い、景品表示装置は、受信した景品情報に基づいて景品を表示することにより、当該選択不能景品を選択不能とする。
またタイプ6では、景品管理装置70が解除受付手段及び選択不能処理手段を備えると共に、景品表示装置が選択不能景品受付手段を備えるように構成する。この場合において、景品表示装置は、選択不能景品受付手段により選択不能景品の指定を受け付けると、指定された選択不能景品の景品IDを景品管理装置70に対して送信し、景品管理装置70は、前記選択不能景品指定処理を行う。また景品管理装置70は、解除受付手段により選択不能景品の指定の解除を受け付けると、前記選択不能景品解除処理を行う。そして景品管理装置70は、選択不能処理手段が、選択不能フラグ1の選択不能景品を除いた景品情報を景品表示装置に対して送信する選択不能処理を行い、景品表示装置は、受信した景品情報に基づいて景品を表示することにより、当該選択不能景品を選択不能とする。
またタイプ7では、景品管理装置70が選択不能景品受付手段を備えると共に、景品表示装置が解除受付手段及び選択不能処理手段を備えるように構成する。この場合において、景品管理装置70は、選択不能景品受付手段により選択不能景品の指定を受け付けると、前記選択不能景品指定処理を行う。また景品表示装置は、解除受付手段により選択不能景品の指定の解除を受け付けると、解除された選択不能景品の景品IDを景品管理装置70に対して送信し、景品管理装置70は、前記選択不能景品解除処理を行う。そして景品管理装置70は、選択不能フラグ1の選択不能景品を識別可能な態様で当該選択不能景品を含む景品情報を景品表示装置に対して送信し、景品表示装置は、選択不能処理手段が、受信した景品情報に基づいて当該選択不能景品を除いた景品を表示することにより選択不能処理を行って、当該選択不能景品を選択不能とする。
さらにタイプ8では、景品管理装置70が解除受付手段を備えると共に、景品表示装置が選択不能景品受付手段及び選択不能処理手段を備えるように構成する。この場合において、景品表示装置は、選択不能景品受付手段により選択不能景品の指定を受け付けると、指定された選択不能景品の景品IDを景品管理装置70に対して送信し、景品管理装置70は、前記選択不能景品指定処理を行う。また景品管理装置70は、解除受付手段により選択不能景品の指定の解除を受け付けると、前記選択不能景品解除処理を行う。そして景品管理装置70は、選択不能フラグ1の選択不能景品を識別可能な態様で当該選択不能景品を含む景品情報を景品表示装置に対して送信し、景品表示装置は、選択不能処理手段が、受信した景品情報に基づいて当該選択不能景品を除いた景品を表示することにより選択不能処理を行って、当該選択不能景品を選択不能とする。
ここで上記のタイプ1〜タイプ8では、景品管理装置70が選択不能景品指定処理及び選択不能景品解除処理を行うことにより、選択不能景品であるか否か(即ち選択不能フラグ)を管理する例について説明したが、景品表示装置が選択不能処理手段を備えるタイプ2,タイプ4,タイプ7,及びタイプ8では、該景品表示装置が選択不能景品であるか否かを管理するようにしても良く、具体的には、下記のタイプ2’,タイプ4’,タイプ7’,又はタイプ8’のいずれかとしても良い。
まずタイプ2と同様に、景品管理装置70が選択不能景品受付手段及び解除受付手段を備えると共に、景品表示装置が選択不能処理手段を備えるタイプ2’では、景品管理装置70は、選択不能景品受付手段により選択不能景品の指定を受け付けると、指定された選択不能景品の景品IDを景品表示装置に対して送信し、景品表示装置は、当該景品IDを選択不能景品として管理する。また景品管理装置70は、解除受付手段により選択不能景品の指定の解除を受け付けると、解除された選択不能景品の景品IDを景品管理装置70に対して送信し、景品表示装置は、当該景品IDについて選択不能景品としての管理を解除する。そして景品管理装置70は、予約停止景品以外の全ての景品を含む景品情報を景品表示装置に対して送信し、景品表示装置は、選択不能処理手段が、受信した景品情報から前記管理している選択不能景品を除いた景品を表示することにより選択不能処理を行って、当該選択不能景品を選択不能とする。
またタイプ4と同様に、景品表示装置が選択不能処理手段,選択不能景品受付手段,及び解除受付手段を備えるタイプ4’では、景品表示装置は、選択不能景品受付手段により選択不能景品の指定を受け付けると、指定された景品の景品IDを選択不能景品として管理する。また景品表示装置は、解除受付手段により選択不能景品の指定の解除を受け付けると、解除された景品の景品IDについて選択不能景品としての管理を解除する。そして景品管理装置70は、予約停止景品以外の全ての景品を含む景品情報を景品表示装置に対して送信し、景品表示装置は、選択不能処理手段が、受信した景品情報から前記管理している選択不能景品を除いた景品を表示することにより選択不能処理を行って、当該選択不能景品を選択不能とする。
またタイプ7と同様に、景品管理装置70が選択不能景品受付手段を備えると共に、景品表示装置が解除受付手段及び選択不能処理手段を備えるタイプ7’では、景品管理装置70は、選択不能景品受付手段により選択不能景品の指定を受け付けると、指定された選択不能景品の景品IDを景品表示装置に対して送信し、景品表示装置は、当該景品IDを選択不能景品として管理する。また景品表示装置は、解除受付手段により選択不能景品の指定の解除を受け付けると、解除された景品の景品IDについて選択不能景品としての管理を解除する。そして景品管理装置70は、予約停止景品以外の全ての景品を含む景品情報を景品表示装置に対して送信し、景品表示装置は、選択不能処理手段が、受信した景品情報から前記管理している選択不能景品を除いた景品を表示することにより選択不能処理を行って、当該選択不能景品を選択不能とする。
さらにタイプ8と同様に、景品管理装置70が解除受付手段を備えると共に、景品表示装置が選択不能景品受付手段及び選択不能処理手段を備えるタイプ8’では、景品表示装置は、選択不能景品受付手段により選択不能景品の指定を受け付けると、指定された景品の景品IDを選択不能景品として管理する。また景品表示装置は、解除受付手段により選択不能景品の指定の解除を受け付けると、解除された景品の景品IDについて選択不能景品としての管理を解除する。そして景品管理装置70は、予約停止景品以外の全ての景品を含む景品情報を景品表示装置に対して送信し、景品表示装置は、選択不能処理手段が、受信した景品情報から前記管理している選択不能景品を除いた景品を表示することにより選択不能処理を行って、当該選択不能景品を選択不能とする。
なお上記の各タイプにおいて、景品表示装置が備える選択不能景品受付手段及び解除受付手段の操作には、遊技場の店員による特定操作(例えば暗証番号の入力等)を必要とするように構成するのが好ましい。また選択不能景品受付手段及び解除受付手段を、景品表示装置以外の他の装置(例えば予約確定端末50若しくはPOS・予約確定端末50’,又は景品パッケージの選択を受け付けることが可能であると共に取消を希望する提供情報の指定を受け付けることが可能な前記パソコン)が備えるように構成しても良く、この場合において、タイプ1〜タイプ8については、指定された選択不能景品の景品IDや解除された選択不能景品の景品IDを当該他の装置から景品管理装置70に対して送信すれば良く、またタイプ2’,タイプ4’,タイプ7’,又はタイプ8’については、指定された選択不能景品の景品IDや解除された選択不能景品の景品IDを当該他の装置から景品表示装置に対して送信すれば良い。
上記の実施形態では、図46,図63,図67,及び図74に示すように、選択不能景品指定処理及び選択不能景品解除処理が、遊技場の営業開始前に行われる例について説明したが、これに限らず、これら選択不能景品指定処理及び選択不能景品解除処理が、遊技場の営業中に行われるようにしても良い。この場合には、図13に示す景品情報DBにおいて、選択不能景品に対応付けて選択不能フラグ1が登録されるが、景品表示装置においては、選択不能景品であっても選択可能に表示され続けるので、該選択不能景品が選択された予約要求を受信した景品管理装置70は、当該予約要求の受信が有る毎に、当該選択不能景品について予約内容登録処理を行わずに、景品表示装置に対して選択不能情報を返信することにより、該選択不能情報を受信した景品表示装置は、当該選択不能景品の選択を無効とし、また景品管理装置70は、翌日の営業開始前には、当該選択不能景品を除いた景品情報を送信することにより(図46のS13)、その日(つまり選択不能景品が指定された翌日)の営業からは、景品表示装置において、選択不能景品が表示されないように構成すれば良い。なお選択不能情報を受信した景品表示装置は、それ以降、当該選択不能景品を表示しない(即ち選択不能とする)ように構成しても良い。
上記の実施形態では、図1及び図65に示すように、携帯端末が携帯電話101である例について説明したが、これに限らず、該携帯端末は、インターネット接続機能を備えるものであれば、例えばPDA等であっても良い。
上記の実施形態では、図5(a)等に示すように、共通流通情報がJANコードである例について説明したが、これに限らず、該共通流通情報は、例えばSKUコードや、店舗が独自に付したコードであっても良い。即ち共通流通情報は、陳列景品と表示景品を各々特定可能な情報であれば良い。
上記の実施形態では、図31のD102に示すように、携帯端末(携帯電話101)において、遊技をする遊技場を指定し、該指定した遊技場に設けられる景品表示装置(カードユニット20,キオスク端末30)にて表示する景品の中から予約を希望する景品の選択を受け付ける例について説明したが、これに限らず、遊技をする遊技場を指定せずに、景品管理装置70が管理しているすべての景品の中から予約を希望する景品の選択を受け付けるようにしても良い。
上記の実施形態では、図38のD52に示すように、遊技場に設けられる予約確定端末50又はPOS・予約確定端末50’において、景品表示装置(カードユニット20,キオスク端末30)にて表示を希望する単品の景品の選択及び景品パッケージの選択が可能である例について説明したが、これに限らず、単品の景品の選択のみ,あるいは景品パッケージの選択のみを可能としても良い。
上記の実施形態では、図44のD92に示すように、グループ店本部に設けられる本部PC90において、グループ店の景品表示装置において表示を希望する単品の景品の選択及び景品パッケージの選択が可能である例について説明したが、これに限らず、単品の景品の選択のみ,あるいは景品パッケージの選択のみを可能としても良い。またグループ店本部に設けられる本部PC90ではなく、遊技場に設けられる予約確定端末50又はPOS・予約確定端末50’において、当該遊技場が属するグループの他のグループ店の景品表示装置において表示を希望する単品の景品の選択及び/又は景品パッケージの選択が可能としても良い。
上記の第1実施形態及び同変形例では、図46及び図63のS10cに示すように、ハンディ端末65による重複判定処理が行われ、第2実施形態及び同変形例では、図67及び図74のS10c’に示すように、POS・予約確定端末50’による重複判定処理が行われる例について説明したが、これに限らず、第1実施形態及び同変形例で予約確定端末50による重複判定処理を行い、第2実施形態及び同変形例でハンディ端末65による重複判定処理が行われるようにしても良い。また第1実施形態及び同変形例では、共通流通情報記憶手段,重複判定手段,及び重複報知手段が、ハンディ端末65に全て設けられる例について説明したが、共通流通情報記憶手段及び/又は重複報知手段が予約確定端末50に設けら、該予約確定端末50とハンディ端末65とで重複判定処理が行われるようにしても良い。さらに第2実施形態及び同変形例では、共通流通情報記憶手段,重複判定手段,及び重複報知手段が、POS・予約確定端末50’に全て設けられる例について説明したが、共通流通情報記憶手段及び/又は重複報知手段がハンディ端末65に設けられ、が員は他とPOS・予約確定端末50’都で重複判定処理が行われるようにしても良い。
上記の実施形態では、景品選択端末が予約確定端末50である例について説明したが、これに限らず、該景品選択端末は、予約確定端末50と別体のものであっても良い。
上記の実施形態では、図7(a)に示す選択方式設定画面で選択方式の設定や変更を行う際に、店舗(遊技場)から送付されてくる選択方式設定書面や選択方式変更書面の記載内容に基づいて、必要事項が手入力される例について説明したが、これに限らず、必要事項のデータを店舗から受信して、該受信したデータに基づいて自動的に選択方式の設定や変更が行われるようにしても良い。
上記の実施形態では、図7(a)のD05eに示すように、準備期間の終了日が設定可能であり、準備期間の長さを任意に設定可能である例について説明したが、これに限らず、準備期間の長さは予め設定された一律の長さとしても良い。この場合において、パッケージ選択方式から単品選択方式に変更する場合には、単品を個別に選択するのに手間がかかるため、比較的長めの準備期間とする一方、単品選択方式からパッケージ選択方式に変更する場合には、景品パッケージを選択するのにはあまり手間がかからないため、比較的短めの準備期間としても良い。
上記の実施形態では、図7(a)のD05eに示すように、景品選択方式を変更する場合について、準備期間が設定される例について説明したが、これに限らず、D05cにおいて景品選択方式を設定する場合にも、準備期間が設定されるようにしても良く、この場合には、該設定された準備期間中に単品又は景品パッケージを選択し、該準備期間中は、当該店舗についてシステムが稼働しないので、前記選択された単品又は景品パッケージに含まれる景品は表示されず、該準備期間の経過後に、当該店舗についてシステムの稼働が開始して、前記選択された単品又は景品パッケージに含まれる景品が表示される。
上記の実施形態では、図7(b)のD06aに示すように、準備品目不足時処理方式として、準備期間延長方式又は不足品目補充方式による処理が行われる例について説明したが、これに限らず、準備品目が不足していてもシステムの稼働を開始し、該システムの稼働後に、準備品目が不足している旨を景品選択端末(予約確定端末50)で報知して、図45のZ24又はZ24aで景品パッケージ又は単品を選択させるようにしても良い。
上記の実施形態で、景品選択方式を変更した場合において、準備パッケージや準備景品を選択する際の目安として、図38のD54に示す景品パッケージ選択画面や、図39のD57aやD59aに示す単品選択画面で表示して、希望品目数や準備品目数や不足品目数を表示するようにしても良い。
上記の実施形態では、図8(a)のD07aに示すように、案内通知設定画面で遊技場及び指定景品又は指定景品パッケージを設定すると、前記設定された遊技場に対して、該設定された指定景品又は指定景品パッケージを示す案内通知が送信される例について説明したが、これに限らず、案内通知設定画面で遊技場を設定せずに指定景品又は指定景品パッケージを設定すると、全遊技場のうちの、該指定景品又は指定景品パッケージが選択されていない遊技場(即ち該指定景品が単品選択DBで登録されていない単品選択方式の遊技場,又は該指定景品パッケージについて選択フラグ1が登録されていないパッケージ選択方式の遊技場)に対して、当該指定景品又は指定景品パッケージを示す案内通知が送信されるようにしても良い。
上記の実施形態では、図12に示す店舗情報DBにおいて、陳列品目数が記憶され、提供品目数から陳列品目数を減算して希望品目数が算出される例について説明したが、これに限らず、陳列品目数を記憶せずに、提供品目数=希望品目数としても良い。
上記の実施形態では、選択景品記憶手段(単品選択DB)と選択パッケージ記憶手段(景品パッケージDB)とが別個である例について説明したが、これに限らず、これらは同一であっても良く、この場合には、例えば単品選択DBを設けずに、単品選択受付手段により選択を受け付けた単品の集合体を当該店舗についての景品パッケージとみなして、該景品パッケージを景品パッケージDBで記憶するようにしても良い。
上記の実施形態では、選択景品記憶手段と準備景品記憶手段とが同一(単品選択DB)である例について説明したが、これらを別個に設けるようにしても良い。また上記の実施形態では、選択景品記憶手段と準備景品記憶手段とが同一(単品選択DB)である例について説明したが、これらを別個に設けるようにしても良い。
上記の実施形態では、図37に示すように、予約確定端末50において、D51のログイン画面でログインが行われると、D52又はD52aのメニュー画面が表示される例について説明したが、これに限らず、D51のログイン画面でログインが行われると、図40のD61aに示す案内通知表示画面が表示されるようにしても良く、これによれば、遊技場の店員に対して案内通知を確実に閲覧させることができる。
上記の実施形態において、図40に示すように、D61aで第1〜第4の各案内が選択されると、直ちにD62a〜D65aの指定景品選択画面が表示される例について説明したが、これに限らず、D61aで第1〜第4の各案内が選択されると、例えば管理機関が設定した景品群の一覧等(例えば今月のおすすめ景品の案内等)が表示された後に、指定景品選択画面が表示されるようにしても良い。つまり案内通知が示す指定景品の選択画面が最終的に表示されるものであれば良い。
上記の実施形態では、図40に示すように、D63a及びD64aの指定景品選択画面において、指定景品を選択する旨又は選択しない旨が予め選択入力領域に入力された状態で表示される例について説明したが、これに限らず、D62a及びD65aの指定景品選択画面においても、指定景品を選択する旨が予め選択入力領域に入力された状態で表示されるようにしても良い。
上記の実施形態において、図40のD64aで、削除を促す指定景品を表示と共に、代わりに追加を促す指定景品を表示し、該指定景品を選択可能としても良い。
上記の実施形態において、図40のD64aで指定景品の削除を行う際に、該削除後の選択品目数が表示品目数を上回っているか否かを判定し、上回っている場合に限り削除を行い、上回っていない場合には削除を行わないようにしても良い。この場合において、上回っていない場合には、削除を認める一方、表示品目数に達する数の景品の選択を強制するようにしても良い。
上記の実施形態において、図40のD64aで、削除欄に代えて選択欄を表示すると共に、該選択欄が予めチェックされていない状態で表示し、該選択欄がチェックされていない景品の景品IDを含む単品削除要求が送信されるようにしても良い。
上記の実施形態では、図48に示すように、S021の判定及びS023の判定を両方とも行う例について説明したが、これに限らず、希望品目数が最低品目数を超えている場合にはS023の判定を行わず、最低品目数が希望品目数を超えている場合にはS021の判定を行わないようにしても良い。
上記の実施形態では、図23(a)に示すように、記憶済店舗において、店舗推奨指標及び店舗推奨景品が表示されると共に、管理機関推奨指標及び管理機関推奨景品も表示される例について説明したが、これに限らず、店舗推奨指標及び店舗推奨景品のみが表示され、管理機関推奨指標及び管理機関推奨景品は表示されない(即ちD20aに示すトップ画面で「配送景品予約」ボタンが操作されると、D20bを飛ばして、D24に進む)ようにしても良い。即ち記憶済店舗においては、少なくとも店舗推奨指標及び店舗推奨景品が表示されれば良い。
上記の実施形態では、図23(a)に示すように、記憶済店舗において、先に店舗推奨指標が表示され、後に管理機関推奨指標が表示されることにより、店舗推奨指標が管理機関推奨指標よりも優先して表示される例について説明したが、これに限らず、例えばD20aに示すトップ画面において、両者を同時に表示するが店舗推奨指標を管理機関推奨指標よりも大きく表示したり、両者を交互に表示するが店舗推奨指標を管理機関推奨指標よりも長時間表示したりすることにより、店舗推奨指標を管理機関推奨指標よりも優先して表示するようにしても良い。
上記の実施形態では、未記憶店舗において、図23(b)に示すD20b’のトップ画面が表示される例について説明したが、これに限らず、D20aのトップ画面で店舗推奨指標に代わる画像(例えばイメージキャラクタ等)を表示し、該画像が選択されたこと又は「配送景品予約」ボタンが操作されたことに基づいて、D20bの画面が表示されるようにしても良く、これによれば、未記憶店舗においてD20b’のトップ画面を表示する必要が無くなるので、記憶済店舗と未記憶店舗とで同一の取り扱いとすることができて便利であると共に、トップ画面を表示させるためのプログラムも記憶済店舗と未記憶店舗とで同一にすることができるので、該プログラムを簡素化することができる。
上記の実施形態では、予約の有効期限が当日限りである例について説明したが、これに限らず、該予約の有効期限は、1週間等の複数日であっても良い。
上記の第1実施形態では、図31のD102に示すように、携帯電話101において遊技場を指定すると、該遊技場が選択している景品が表示される例について説明したが、これに限らず、例えばユーザが交換を希望する景品を検索すると、該景品を選択している遊技場が表示されるようにしても良く、これによれば、ユーザが交換を希望する景品を目当てにして遊技場を探すことができる。
上記の実施形態では、図62のSK22及び図76のSK67に示すように、景品を予約する遊技場が特定された後に、案内通知(推奨内容通知)が送信される例について説明したが、これに限らず、該案内通知が不定期に送信されるようにしても良い。
上記の第1実施形態及び第2実施形態では、図58のS603a,S601bに示すように、景品管理装置70が店舗一致判定手段として機能する例について説明したが、これに限らず、予約確定端末50又はPOS・予約確定端末50’が店舗一致判定手段として機能するようにしても良く、この場合には、予約確定端末50又はPOS・予約確定端末50’は、予約IDと共に該予約IDに対応する遊技場IDを受け付け、該受け付けた遊技場IDと当該予約確定端末50又はPOS・予約確定端末50’が記憶している遊技場IDとが一致するか否かを判定する。これによれば、景品管理装置70と通信を行うことなく、店舗一致判定を行うことができるので、処理に要する時間を短縮できる。
上記の第1実施形態及び第2実施形態では、図62のSK44に示すように、貯玉減算処理が会員管理装置61で行われる例について説明したが、これに限らず、該貯玉減算処理は予約確定端末50で行われるようにしても良く、この場合には、図57のS557でYESと判定された後に、予約確定端末50において、S552で受信した貯玉通知に含まれる貯玉数から予約を確定する景品の交換玉数の合算値を減算する貯玉減算処理を行って、該貯玉減算処理後の貯玉数と会員IDとを含む貯玉更新要求を会員管理装置61に対して送信し、該会員管理装置61が、該貯玉更新要求に含まれる会員IDに対応付けて管理している貯玉数を該貯玉更新要求に含まれる貯玉数に更新するようにすれば良い。
上記の第1実施形態及び第2実施形態では、図57のS560に示すように、会員管理装置61から減算完了通知を受信すると、S509で予約確定要求を送信する例について説明したが、これに限らず、S557でYESと判定された後に、S559の貯玉減算要求を送信する前,又はS560の減算完了通知を受信する前に、S509の予約確定要求を送信するようにしても良い。即ち前記景品提供要求送信手段は、貯玉数が交換玉数の合算値以上であることを条件として予約確定要求を送信するものであれば良い。
上記の第3実施形態では、図76のSK55及びSK67に示すように、携帯電話101’において、表示データとして、全景品の景品情報を予め受信しておくと共に、遊技場が選択されると当該遊技場が選択している景品の景品IDを受信することにより、予約プログラムによる表示処理が行われる例について説明したが、これに限らず、表示データとして、全景品の景品情報を予め受信しておくと共に、全遊技場が選択している景品の景品IDも予め受信しておき、遊技場が選択されると、当該遊技場が選択している景品の景品IDに基づいて、表示処理が行われるようにしても良く、また表示データとして、遊技場が選択されると、当該遊技場が選択している景品の景品IDと、当該景品IDの景品情報とを受信することにより、表示処理が行われるようにしても良い。即ち表示処理は、表示データに基づいて有価価値と交換可能な景品を表示する処理であれば良く、該表示データを受信するタイミングは特に限定されない。
上記の第3実施形態では、図76のSK94に示すように、貯玉減算処理が会員管理装置61で行われる例について説明したが、これに限らず、該貯玉減算処理は景品管理装置70で行われるようにしても良く、この場合には、図78のS612b’に代えて、会員IDを含む貯玉要求を会員管理装置61に対して送信し、該会員管理装置61から送信されてくる貯玉通知を受信すると、該貯玉通知が示す貯玉数から交換玉数の合算値を減算する貯玉減算処理を行って、該貯玉減算処理の貯玉数と会員IDとを含む貯玉更新要求を会員管理装置61に対して送信し、該会員管理装置61が、該貯玉更新要求に含まれる会員IDに対応付けて管理している貯玉数を該貯玉更新要求に含まれる貯玉数に更新するようにすれば良い。また、この場合には、貯玉通知を受信した後に、該貯玉通知が示す貯玉数が交換玉数の合算値以上であれば、貯玉減算処理や貯玉更新要求の送信を行う前に、S612以下の処理を行うようにしても良い。即ち前記提供処理手段は、貯玉数が交換玉数の合算値以上であることを条件として提供処理を行うものであれば良い。
上記の第3実施形態では、図78のS612b’に示すように、景品管理装置70が各遊技場の会員管理装置61に対して貯玉減算要求を送信する例について説明したが、これに限らず、各遊技場の会員管理装置61で管理している貯玉数を集中的に管理する貯玉集中管理装置を設けて、会員管理装置61における貯玉数の変動をリアルタイムで該貯玉集中管理装置に反映するように構成して、景品管理装置70が該貯玉集中管理装置に対して貯玉減算要求を送信するようにしても良く、これによれば、貯玉減算要求の送信先を一本化することができる。
[5.実施形態に記載した発明]
最後に、上記の実施形態に記載した発明に対応する「従来技術」,「発明が解決しようとする課題」,及び「発明の効果」を説明する。なお、以下に掲げる各発明は、適宜組み合わせることが可能である。
[5−1.第1の発明]
まず従来技術1として、特開平10−146434号公報(段落0021,0022,0044,0045)を示す。この従来技術1には、前記ユーザの一例である遊技者が所有する前記有価価値の一例である獲得玉との交換を希望する景品の予約を受け付けるカタログ景品情報装置において、景品の在庫数に関係なく予約を受け付けて、該予約に係る景品の景品コード等が記録されたチケットを遊技者に対して発行し、景品交換を行うときに、景品交換装置において、該チケットから景品コード等を読み取り、遊技者の獲得玉数から該景品コードの景品に相当する玉数を減算すると共に、該景品の在庫数から1を減算する景品交換システムが記載されている。
しかしながら、従来技術1に示す景品交換システムでは、景品の在庫数に関係なく予約ができ、景品交換を行うときに在庫数の減算が行われるため、遊技者が予約をした景品を交換するときには該景品の在庫数が零になっていて、交換することができないという事態が生ずるおそれがある。
そこで、上記の実施形態に記載した第1の発明では、ユーザが予約をした景品を交換することができないという事態が生ずるおそれがないような、景品交換システムを提供することを目的として、以下の発明を構成した。
即ち第1の発明として、店舗(遊技場)に設けられ、ユーザ(遊技者)が所有する有価価値(獲得玉の計数値,貯玉数)と交換可能な複数の景品の中から、交換を予約する景品の選択を前記ユーザから受け付ける予約受付手段(ディスプレイ24,34)と、該予約受付手段にて選択された景品を特定可能な景品特定情報(景品ID)を含む予約要求を送信する予約要求送信手段(場外通信部21c,通信部31)と、を有する予約端末(カードユニット20,キオスク端末30)と、前記予約要求送信手段から送信されてきた予約要求に対応する予約を識別可能な予約識別情報(予約ID)に対応付けて該予約要求に含まれる景品特定情報を登録する予約内容登録処理を行う予約内容登録手段(制御部72,予約情報DB)を有する景品管理装置(70)と、店舗に設けられ、前記予約識別情報を受け付ける予約識別情報受付手段(バーコードリーダ55)と、該予約識別情報受付手段にて受け付けた予約識別情報を含む景品提供要求(予約確定要求)を前記景品管理装置に送信する景品提供要求送信手段(通信部51)と、を有する予約確定端末(50)と、を備え、前記景品管理装置は、前記景品提供要求送信手段から送信されてきた景品提供要求に含まれる予約識別情報に対応付けて登録された景品特定情報から特定される景品を前記ユーザに提供するための提供処理(配送情報登録処理)を行う提供処理手段(制御部72,配送情報DB)を有する景品交換システム(1)であって、前記景品管理装置は、各景品の在庫数を登録する在庫数登録手段(制御部72,景品情報DB)と、各景品について、前記予約内容登録処理に供された予約個数(予約累計数)を集計する予約個数集計手段(制御部72,予約・確定累計数DB)と、前記在庫数登録手段に登録された在庫数と、該予約個数集計手段により集計された予約個数とに基づいて、前記景品の予約が可能であるか否かを判定する在庫数判定手段(制御部72)と、をさらに有し、該在庫数判定手段により予約が可能でないと判定されたことを条件として、該判定の対象となった景品について前記予約内容登録処理を不能化するための処理(在庫零通知の返信)を行うことを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品管理装置において、予め登録された在庫数と、予約内容登録処理に供された予約個数の集計値とに基づいて、景品の予約が可能であるか否かが判定され、予約が可能でないと判定されると、予約内容登録処理が不能化されるので、ユーザが予約をした景品を交換することができないという事態が生ずるおそれがない。
また別の第1の発明として、店舗(遊技場)に設けられ、ユーザ(遊技者)が所有する有価価値(獲得玉の計数値,貯玉数)と交換可能な複数の景品の中から、交換を予約する景品の選択を前記ユーザから受け付ける予約受付手段(ディスプレイ24,34)と、該予約受付手段にて選択された景品を特定可能な景品特定情報(景品ID)を含む予約要求を送信する予約要求送信手段(場外通信部21c,通信部31)と、を有する予約端末(カードユニット20,キオスク端末30)と、前記予約要求送信手段から送信されてきた予約要求に対応する予約を識別可能な予約識別情報(予約ID)に対応付けて該予約要求に含まれる景品特定情報を登録する予約内容登録処理を行う予約内容登録手段(制御部72,予約情報DB)を有する景品管理装置(70)と、店舗に設けられ、前記予約識別情報を受け付ける予約識別情報受付手段(バーコードリーダ55)と、該予約識別情報受付手段にて受け付けた予約識別情報を含む景品提供要求(予約確定要求)を前記景品管理装置に送信する景品提供要求送信手段(通信部51)と、を有する予約確定端末(50)と、を備え、前記景品管理装置は、前記景品提供要求送信手段から送信されてきた景品提供要求に含まれる予約識別情報に対応付けて登録された景品特定情報から特定される景品を前記ユーザに提供するための提供処理(配送情報登録処理)を行う提供処理手段(制御部72,配送情報DB)を有する景品交換システム(1)であって、前記景品管理装置は、各景品の在庫数を登録する在庫数登録手段(制御部72,在庫数DB)と、前記予約内容登録処理に伴って、前記在庫数登録手段に登録された在庫数を減算更新する在庫数更新手段(制御部72)と、該在庫数更新手段により更新された在庫数に基づいて、前記景品の予約が可能であるか否かを判定する在庫数判定手段(制御部72)と、をさらに有し、該在庫数判定手段により予約が可能でないと判定されたことを条件として、該判定の対象となった景品について前記予約内容登録処理を不能化するための処理(在庫零通知の返信)を行うことを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品管理装置において、予め登録された在庫数から予約内容登録処理に伴って減算更新された後の在庫数に基づいて、景品の予約が可能であるか否かが判定され、予約が可能でないと判定されると、予約内容登録処理が不能化されるので、ユーザが予約をした景品を交換することができないという事態が生ずるおそれがない。
また前記第1の発明において、前記景品管理装置(70)は、所定期間毎(1日毎)に前記提供処理(配送情報登録処理)が行われずに登録されている予約識別情報(予約ID)及び景品特定情報(景品ID)を無効化する処理を行うことを特徴とする景品交換システムとしても良い。これによれば、景品管理装置において、予約内容登録処理が行われても提供処理が行われていない景品に対応する予約識別情報及び景品特定情報については、所定期間毎に無効化されるので、該無効化された景品の分だけ新たに予約内容登録処理を行うことができ、無駄に多くの在庫を用意するという不都合が生じない。
また前記第1の発明において、前記景品管理装置(70)は、各景品の在庫数を示す在庫数情報を受け付ける在庫数情報受付手段(通信部71)をさらに有し、該在庫数情報受付手段により受け付けた在庫数情報が示す各景品の在庫数を前記在庫数登録手段(制御部72,景品情報DB,在庫数DB)により登録することを特徴とする景品交換システムとしても良い。これによれば、景品管理装置において、受け付けた在庫数情報に基づいて在庫数の登録が行われるので、該登録作業の負担が軽減される。
また前記第1の発明において、前記予約端末(カードユニット20,キオスク端末30)は、景品の配送先を示す配送先情報の入力を受け付ける配送先情報受付手段(ディスプレイ24,34)と、該配送先情報受付手段により入力を受け付けた配送先情報を、当該予約端末が設けられている店舗(遊技場)において前記ユーザ(遊技者)に対して発行される配送先記録媒体(会員カード2,景品交換カード3)に記録される配送先特定情報(会員ID,景品会員ID)から特定可能とするための処理(配送先登録要求の送信)を行う配送先特定処理手段(場外通信部21c,通信部31)と、前記配送先記録媒体を受け付けたことに基づいて、当該受け付けた配送先記録媒体に記録された前記配送先特定情報を前記景品管理装置に送信する配送先特定情報送信手段(場外通信部21c,通信部31)と、をさらに有し、前記景品管理装置(70)は、該配送先特定情報送信手段から送信されてきた配送先特定情報から特定される配送先に前記景品を配送するための配送処理(配送情報登録処理)を前記提供処理として前記提供処理手段(制御部72,配送情報DB)により行うことを特徴とする景品交換システムとしても良い。これによれば、予約端末において、配送先情報を入力して、該配送先情報を配送先記録媒体から特定可能としておけば、該配送先記録媒体から特定される配送先情報の配送先に景品が配送されるので、何度も配送先情報を入力する必要がなくなり、ユーザの利便性が向上する。
また前記第1の発明において、前記予約端末(カードユニット20,キオスク端末30)又は前記景品管理装置(70)は、該予約端末で受け付けた配送先記録媒体(会員カード2,景品交換カード3)を発行した店舗(遊技場)と、当該予約端末が設けられる店舗とが、予め定められたグループ関係にあるグループ店であるか否かを判定するグループ店判定手段(制御部72)をさらに有し、前記景品管理装置は、該グループ店判定手段によりグループ店であると判定されたことを条件として、前記配送先特定情報(会員ID,景品会員ID)から特定される配送先への前記配送処理(配送情報登録処理)を前記提供処理手段(制御部72,配送情報DB)により行うことを特徴とする景品交換システムとしても良い。これによれば、予約端末において受け付けた配送先記録媒体が当該予約端末が設けられる店舗のグループ店で発行された配送先記録媒体であれば、該配送先記録媒体から特定される配送先情報の配送先に景品が配送されるので、ユーザは各店舗毎の配送先記録媒体を持つ煩わしさが無くなり、該ユーザの利便性が向上する。
さらに前記第1の発明において、前記予約確定端末(50)は、当該予約確定端末を操作する店員を識別可能な店員識別情報(店舗ID)を前記景品管理装置(70)に送信する店員識別情報送信手段(通信部51)をさらに有し、前記景品管理装置は、前記提供処理(配送情報登録処理)に伴って、前記景品提供要求の送信元である予約確定端末を操作した店員の店員識別情報に対応付けて当該提供処理に関する情報を管理する提供情報管理手段(制御部72,配送情報DB)をさらに有することを特徴とする景品交換システムとしても良い。これによれば、予約確定端末を不正に操作した店員や誤って操作した可能性のある店員を特定して対処することができる。
[5−2.第2の発明]
次に従来技術2として、特開平10−146434号公報(段落0021,0022,0054,0055)を示す。この従来技術2には、店舗の一例である遊技場に設けられ、前記ユーザの一例である遊技者が所有する前記有価価値の一例である獲得玉との交換を希望する景品の予約を受け付けるカタログ景品情報装置と、該予約した景品を交換するための処理を行う景品交換装置と、からなり、該景品交換装置において、遊技者の獲得玉数から交換する景品に相当する玉数を減算する減算処理を行うと共に、管理装置において、該景品の予約IDを消去して予約を確定させる予約確定処理を行って、遊技者に対して景品の提供が行われる景品交換システムが記載されている。
しかしながら、従来技術2に示す景品交換システムにおいて、前記減算処理と、景品を遊技者に提供するための処理である前記予約確定処理とが、相互に連動しないものとした場合(例えば既に前記減算処理を行うPOS端末が導入されている遊技場に、前記予約確定処理を行う予約確定端末を新たに導入する場合)には、減算処理を行わずに予約確定処理を行ってしまう(つまりは、遊技者に対して景品の提供が行われてしまう)事態が生ずるおそれがあり、遊技場が損をしてしまうおそれがあった。
そこで、上記の実施形態に記載した第2の発明では、ユーザが所有する有価価値から、交換する景品に相当する有価価値を減算することなく、該景品をユーザに提供するための処理を行ってしまっても、店舗が損をしてしまうおそれがないような、景品交換システムを提供することを目的として、以下の発明を構成した。
即ち第2の発明として、店舗(遊技場)に設けられ、ユーザ(遊技者)が所有する有価価値(獲得玉の計数値,貯玉数)と交換可能な複数の景品の中から、前記ユーザが所有する有価価値との交換を希望する景品の選択を受け付ける選択受付手段(ディスプレイ24,34)と、該選択受付手段にて選択された景品を当該ユーザに提供するための景品提供要求(予約確定要求)を送信する景品提供要求送信手段(通信部51)と、を有する景品選択装置(カードユニット20又はキオスク端末30と、予約確定端末50)と、該景品提供要求送信手段から送信されてきた景品提供要求の対象である景品を前記ユーザに提供するための提供情報(配送情報)を登録する提供情報登録処理(配送情報登録処理)を行う提供情報登録手段(制御部72,配送情報DB)を有する景品管理装置(70)と、を備え、前記景品選択装置は、前記選択受付手段にて選択された景品に相当する有価価値(交換玉数)を前記ユーザが所有する有価価値から減算するための減算処理を行う減算処理端末(POS端末40)と別個に設けられ、該減算処理が行われたか否かに拘わらず、前記景品提供要求を送信する景品交換システム(1)であって、前記景品管理装置は、前記提供情報登録手段にて登録された提供情報のうち、取消を希望する提供情報の指定を前記店舗から受け付ける取消指定受付手段(通信部71)と、該取消指定受付手段にて指定を受け付けた提供情報に対応する景品の前記ユーザへの提供を停止するための処理を行う提供停止手段(制御部72)と、をさらに有することを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、ユーザが所有する有価価値から、交換する景品に相当する有価価値を減算していないにも拘わらず、景品管理装置において、景品をユーザに提供するための提供情報を登録する提供情報登録処理が行われてしまっても、取消を希望する提供情報の指定を店舗から受け付けると、該指定を受け付けた提供情報に対応する景品の提供を停止するための処理が行われて、景品の提供が行われないので、店舗が損をしてしまうおそれがない。
また前記第2の発明において、前記景品選択装置(カードユニット20又はキオスク端末30と、予約確定端末50)は、景品の配送先を示す配送先情報の入力を受け付ける配送先情報受付手段(ディスプレイ24,34)と、該配送先情報受付手段により入力を受け付けた配送先情報を、当該景品選択装置が設けられている店舗(遊技場)において前記ユーザ(遊技者)に対して発行される配送先記録媒体(会員カード2,景品交換カード3)に記録される配送先特定情報(会員ID,景品会員ID)から特定可能とするための処理(配送先登録要求の送信)を行う配送先特定処理手段(場外通信部21c,通信部31)と、前記配送先記録媒体を受け付けたことに基づいて、当該受け付けた配送先記録媒体に記録された前記配送先特定情報を前記景品管理装置に送信する配送先特定情報送信手段(場外通信部21c,通信部31)と、をさらに有し、前記景品管理装置(70)は、該配送先特定情報送信手段から送信されてきた配送先特定情報から特定される配送先に前記景品を配送するための配送情報を前記提供情報として登録する処理(配送情報登録処理)を前記提供情報登録処理として前記提供情報登録手段(制御部72,配送情報DB)により行うことを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品選択装置において、配送先情報を入力して、該配送先情報を配送先記録媒体から特定可能としておけば、該配送先記録媒体から特定される配送先情報の配送先に景品が配送されるので、何度も配送先情報を入力する必要がなくなり、ユーザの利便性が向上する。
また前記第2の発明において、前記景品選択装置(カードユニット20又はキオスク端末30と、予約確定端末50)又は前記景品管理装置(70)は、該景品選択装置で受け付けた配送先記録媒体(会員カード2,景品交換カード3)を発行した店舗(遊技場)と、当該景品選択装置が設けられる店舗とが、予め定められたグループ関係にあるグループ店であるか否かを判定するグループ店判定手段(制御部72)をさらに有し、前記景品管理装置は、該グループ店判定手段によりグループ店であると判定されたことを条件として、前記配送情報を前記提供情報として登録する処理(配送情報登録処理)を前記提供情報登録処理として前記提供情報登録手段(制御部72,配送情報DB)により行うことを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品選択装置において受け付けた配送先記録媒体が当該予約端末が設けられる店舗のグループ店で発行された配送先記録媒体であれば、該配送先記録媒体から特定される配送先情報の配送先に景品が配送されるので、ユーザは各店舗毎の配送先記録媒体を持つ煩わしさが無くなり、該ユーザの利便性が向上する。
また前記第2の発明において、前記景品提供要求送信手段(通信部51)は、前記店舗(遊技場)の店員の操作により前記景品提供要求(予約確定要求)を送信し、前記景品選択装置(カードユニット20又はキオスク端末30と、予約確定端末50)は、当該景品選択装置を操作する前記店員を識別可能な店員識別情報(店員ID)を前記景品管理装置(70)に送信する店員識別情報送信手段(通信部51)をさらに有し、前記景品管理装置は、前記提供情報登録処理(配送情報登録処理)に伴って、前記景品提供要求の送信元である景品選択装置を操作した店員の店員識別情報に対応付けて当該提供情報登録処理に関する情報を管理する提供情報管理手段(制御部72,配送情報DB)をさらに有することを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品選択装置を不正に操作した店員や誤って操作した可能性のある店員を特定して対処することができる。
また前記第2の発明において、前記景品選択装置は、前記選択受付手段(ディスプレイ24,34)を有する予約端末(カードユニット20,キオスク端末30)と、前記景品提供要求送信手段(通信部51)を有する予約確定端末(50)と、からなり、前記予約端末は、前記選択受付手段にて選択された景品を特定可能な景品特定情報(景品ID)を含む予約要求を前記景品管理装置(70)に送信する予約要求送信手段(場外通信部21c,通信部31)をさらに有し、前記景品管理装置は、前記予約要求送信手段から送信されてきた予約要求に対応する予約を識別可能な予約識別情報(予約ID)に対応付けて該予約要求に含まれる景品特定情報を登録する予約内容登録処理を行う予約内容登録手段(制御部72,予約情報DB)をさらに有し、前記予約確定端末は、前記予約識別情報を受け付ける予約識別情報受付手段(バーコードリーダ55)をさらに有し、該予約識別情報受付手段にて受け付けた予約識別情報を含む前記景品提供要求(予約確定要求)を前記景品提供要求送信手段により前記景品管理装置に送信し、前記景品管理装置は、前記景品提供要求送信手段から送信されてきた景品提供要求に含まれる予約識別情報に対応付けて登録された景品特定情報から特定される景品を対象とした前記提供情報登録処理(配送情報登録処理)を前記提供情報登録手段(制御部72,配送情報DB)により行うことを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、ユーザが景品を選択して予約する予約端末と、景品管理装置において該予約を確定して景品をユーザに提供するための景品提供要求を送信する予約確定端末とが別個に設けられていることにより、ユーザが有価価値の獲得に拘わらず気軽に景品を予約しておくことができるので、景品交換を促進できる。
さらに前記第2の発明において、前記景品管理装置(70)は、前記景品提供要求送信手段(通信部51)から送信されてきた景品提供要求(予約確定要求)を受信したことに基づいて、当該景品提供要求に含まれる予約識別情報(予約ID)に対応付けて登録された景品特定情報(景品ID)から特定される景品について前記提供情報登録処理(配送情報登録処理)が行われているか否かを判定する提供情報登録済判定手段(制御部72)をさらに有し、該提供情報登録済判定手段により提供情報登録処理が行われていると判定されたことを条件として、該判定の対象となった景品について新たに前記提供情報登録処理を行わないことを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品提供要求に含まれる予約識別情報に対応付けて登録された景品特定情報から特定される景品について、既に提供情報登録処理が行われていると、新たな提供情報登録処理は行われないので、1つの予約に対して複数回の提供情報登録処理が行われることがなく、ユーザに対して同じ景品が複数回提供されて店舗が損をしてしまうおそれがない。
[5−3.第3の発明]
次に従来技術3として、特開2001−334053号公報(段落0015)を示す。この従来技術3には、店舗の一例である遊技場に設けられ、複数の景品を表示し、該景品の中からユーザが交換を希望する景品の選択を受け付ける景品表示装置の一例である端末機器と、遊技場の外部に設けられ、該端末機器に表示される景品に関する情報を管理する景品管理装置の一例であるサーバ機器と、を備え、サーバ機器から端末機器に対して、前記表示される景品に関する情報を含む景品データを送信する景品交換システムが記載されている。
しかしながら、従来技術3に示した景品交換システムでは、サーバ機器から端末機器に対して送信される景品データは、遊技場によらず一律であるため、各遊技場の客層や土地柄や季節に応じた景品を提供できず、遊技者に対して景品交換を促進できないという問題があった。
そこで、上記の実施形態に記載した第3の発明では、店舗が希望する景品を提供でき、ユーザに対して景品交換を促進できるような、景品交換システムを提供することを目的として、以下の発明を構成した。
即ち第3の発明として、店舗(遊技場)に設けられ、ユーザ(遊技者)が所有する有価価値(獲得玉の計数値,貯玉数)と交換可能な複数の景品を表示する表示手段(ディスプレイ24,34)と、該表示手段に表示される景品の中から、前記ユーザが所有する有価価値との交換を希望する景品の選択を受け付ける選択受付手段(ディスプレイ24,34)と、を有する景品表示装置(カードユニット20,キオスク端末30)と、該景品表示装置に表示される景品に関する情報を(景品情報DBで)管理する景品管理装置(70)と、を備える景品交換システム(1)であって、前記景品管理装置は、所定数の景品が含まれる景品パッケージを複数設定する景品パッケージ設定手段(制御部72,ディスプレイ73及び入力装置74)と、該景品パッケージ設定手段により設定された前記複数の景品パッケージのうち、前記店舗が希望する景品パッケージの選択を受け付ける景品パッケージ選択受付手段(通信部71)と、該景品パッケージ選択受付手段にて選択された景品パッケージに含まれる景品を当該店舗に設けられる前記景品表示装置で表示するための処理(景品情報の送信)を行う景品表示処理手段(制御部72,通信部71)と、を有することを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品管理装置において、予め設定された複数の景品パッケージのうち、店舗が希望する景品パッケージの選択を受け付け、該選択された景品パッケージに含まれる景品が当該店舗に設けられる景品表示装置で表示するための処理が行われるので、店舗の客層や土地柄や季節に応じて、該店舗が希望する景品を提供でき、ユーザに対して景品交換を促進することができる。
また前記第3の発明において、景品交換システム(1)は、前記景品パッケージ選択受付手段にて選択された景品パッケージに含まれる景品のうち前記景品表示装置で選択不能とする選択不能景品の指定を受け付ける選択不能景品受付手段(景品管理装置70のディスプレイ73及び入力装置74)と、該選択不能景品受付手段にて指定を受け付けた選択不能景品を前記景品表示装置で選択不能とするための処理(選択不能景品を除いた景品情報の送信)を行う選択不能処理手段(景品管理装置70の制御部72,通信部71)と、をさらに備えることを特徴とする景品交換システムとしても良い。これによれば、前記選択された景品パッケージに含まれる景品のうち指定を受け付けた選択不能景品を景品表示装置で選択不能とするための処理が行われるので、店舗が希望しない景品は提供しないようにすることができ、店舗側の利便性を向上することができる。
また前記第3の発明において、景品交換システム(1)は、前記選択不能景品の指定の解除を受け付ける解除受付手段(景品管理装置70のディスプレイ73及び入力装置74)をさらに備えることを特徴とする景品交換システムとしても良い。これによれば、選択不能景品の指定を解除することにより、該選択不能景品を景品表示装置で選択可能とすることができるので、店舗側の利便性をさらに向上することができる。
また前記第3の発明において、前記景品管理装置(70)は、前記景品パッケージ設定手段(制御部72,ディスプレイ73及び入力装置74)により設定された前記景品パッケージに含まれる景品を更新する景品更新手段(ディスプレイ73及び入力装置74)をさらに有し、該景品更新手段により更新された景品を前記景品表示装置(カードユニット20,キオスク端末30)で表示するための処理(景品情報の送信)を前記景品表示処理手段(制御部72,通信部71)により行うことを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品管理装置において、景品の交換状況等に応じて、景品パッケージに含まれる景品を更新することができるので、景品交換をより促進することができる。
また前記第3の発明において、前記景品管理装置(70)は、複数の景品提供業者から提供される景品に関する情報を(景品情報DBで)管理し、前記景品パッケージ設定手段(制御部72,ディスプレイ73及び入力装置74)は、前記複数の景品提供業者のうちの少なくとも一部の景品提供業者について、各景品提供業者毎に前記景品パッケージを設定し、前記景品パッケージ選択受付手段(通信部71)は、前記店舗(遊技場)が希望する景品提供業者及び景品パッケージの選択を受け付けることを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品管理装置において、店舗が希望する景品提供業者の景品パッケージの選択を受け付けることができるので、景品交換をより促進することができる。
また前記第3の発明において、前記景品表示装置(カードユニット20,キオスク端末30)は、景品の配送先を示す配送先情報の入力を受け付ける配送先情報受付手段(ディスプレイ24,34)と、該配送先情報受付手段により入力を受け付けた配送先情報を、当該景品表示装置が設けられている店舗(遊技場)において前記ユーザ(遊技者)に対して発行される配送先記録媒体(会員カード2,景品交換カード3)に記録される配送先特定情報(会員ID,景品会員ID)から特定可能とするための処理(配送先登録要求の送信)を行う配送先特定処理手段(場外通信部21c,通信部31)と、前記配送先記録媒体を受け付けたことに基づいて、当該受け付けた配送先記録媒体に記録された前記配送先特定情報を前記景品管理装置に送信する配送先特定情報送信手段(場外通信部21c,通信部31)と、をさらに有し、前記景品管理装置(70)は、該配送先特定情報送信手段から送信されてきた配送先特定情報から特定される配送先に前記景品を配送するための配送処理(配送情報登録処理)を行う配送処理手段(制御部72,配送情報DB)をさらに有することを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品表示装置において、配送先情報を入力して、該配送先情報を配送先記録媒体から特定可能としておけば、該配送先記録媒体から特定される配送先情報の配送先に景品が配送されるので、何度も配送先情報を入力する必要がなくなり、ユーザの利便性が向上する。
また前記第3の発明において、前記景品表示装置(カードユニット20,キオスク端末30)又は前記景品管理装置(70)は、該景品表示装置で受け付けた配送先記録媒体(会員カード2,景品交換カード3)を発行した店舗(遊技場)と、当該景品表示装置が設けられる店舗とが、予め定められたグループ関係にあるグループ店であるか否かを判定するグループ店判定手段(制御部72)をさらに有し、前記景品管理装置は、該グループ店判定手段によりグループ店であると判定されたことを条件として、前記配送先特定情報(会員ID,景品会員ID)から特定される配送先への前記配送処理(配送情報登録処理)を前記配送処理手段(制御部72,配送情報DB)により行うことを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品表示装置において受け付けた配送先記録媒体が当該予約端末が設けられる店舗のグループ店で発行された配送先記録媒体であれば、該配送先記録媒体から特定される配送先情報の配送先に景品が配送されるので、ユーザは各店舗毎の配送先記録媒体を持つ煩わしさが無くなり、該ユーザの利便性が向上する。
さらに前記第3の発明において、前記景品表示装置(カードユニット20,キオスク端末30)は、前記選択受付手段(ディスプレイ24,34)にて選択された景品を特定可能な景品特定情報(景品ID)を含む予約要求を前記景品管理装置(70)に送信する予約要求送信手段(場外通信部21c,通信部31)をさらに有し、前記景品管理装置は、前記予約要求送信手段から送信されてきた予約要求に対応する予約を識別可能な予約識別情報(予約ID)に対応付けて該予約要求に含まれる景品特定情報を登録する予約内容登録処理を行う予約内容登録手段(制御部72,予約情報DB)をさらに有し、前記景品交換システムは、店舗(遊技場)に設けられ、前記予約識別情報を受け付ける予約識別情報受付手段(バーコードリーダ55)と、該予約識別情報受付手段にて受け付けた予約識別情報を含む景品提供要求(予約確定要求)を前記景品管理装置に送信する景品提供要求送信手段(通信部51)と、を有する予約確定端末(50)をさらに備え、前記景品管理装置は、前記景品提供要求送信手段から送信されてきた景品提供要求に含まれる予約識別情報に対応付けて登録された景品特定情報から特定される景品を前記ユーザに提供するための提供処理(配送情報登録処理)を行う提供処理手段(制御部72,配送情報DB)をさらに有することを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、ユーザが景品を選択して予約する景品表示装置と、景品管理装置において該予約を確定して景品をユーザに提供するための景品提供要求を送信する予約確定端末とが別個に設けられていることにより、ユーザが有価価値の獲得に拘わらず気軽に景品を予約しておくことができるので、景品交換を促進できる。
[5−4.第4の発明]
次に従来技術4として特開2001−334053号公報(段落0015)を示す。この従来技術4には、店舗の一例である遊技場に設けられ、複数の景品を表示し、該景品の中からユーザが交換を希望する景品の選択を受け付ける景品表示装置の一例である端末機器と、遊技場の外部に設けられ、該端末機器に表示される景品に関する情報を管理する景品管理装置の一例であるサーバ機器と、を備え、サーバ機器から端末機器に対して、前記表示される景品に関する情報を含む景品データを送信する景品交換システムが記載されている。
しかしながら、従来技術4に示した景品交換システムでは、端末機器で表示する景品の中に不良品が発覚した場合であっても、該不良品の選択を受け付けてしまうので、当該不良品を選択した遊技者に対する有価価値の返却や代替品の提供等の、事後的な対処が必要となる件数が多くなってしまい、遊技場の手間や遊技者の迷惑が多くなるという問題があった。
そこで、上記の実施形態に記載した第4の発明では、予約を受け付ける景品の中に不良品が発覚した場合であっても、事後的な対処が必要となる予約の件数を低減でき、景品を提供する側の手間やユーザの迷惑を低減できるような、景品交換システムを提供することを目的として、以下の発明を構成した。
即ち第4の発明として、店舗(遊技場)に設けられ、ユーザ(遊技者)が所有する有価価値(獲得玉の計数値,貯玉数)と交換可能な複数の景品を表示する表示手段(ディスプレイ24,34)と、該表示手段に表示される景品の中から、交換を予約する景品の選択を前記ユーザから受け付ける予約受付手段(ディスプレイ24,34)と、該予約受付手段にて選択された景品を特定可能な景品特定情報(景品ID)を含む予約要求を送信する予約要求送信手段(場外通信部21c,通信部31)と、を有する景品表示装置(カードユニット20,キオスク端末30)と、該景品表示装置に表示される景品に関する情報を(景品情報DBで)管理すると共に、前記予約要求送信手段から送信されてきた予約要求に含まれる景品特定情報から特定される景品を前記ユーザに提供するための提供処理(配送情報登録処理)を行う提供処理手段(制御部72,配送情報DB)を有する景品管理装置(70)と、を備える景品交換システム(1)であって、前記景品管理装置は、前記複数の景品のうち、予約を停止する景品の指定を受け付ける予約停止景品受付手段(ディスプレイ73及び入力装置74)と、該予約停止景品受付手段にて指定を受け付けた景品の予約を停止するための予約停止情報を前記景品表示装置に送信する予約停止情報送信手段(通信部71)と、をさらに有することを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、不良品の発覚に応じて、景品管理装置において、予約を停止する景品の指定を受け付けて、該景品の予約を迅速に停止することができるので、事後的な対処が必要となる予約の件数を低減でき、景品を提供する側の手間やユーザの迷惑を低減できる。
また前記第4の発明において、前記景品管理装置(70)は、前記予約要求を受信したことに基づいて、該予約要求に含まれる景品特定情報(景品ID)から特定される景品が前記予約停止景品受付手段(ディスプレイ73及び入力装置74)にて指定を受け付けた景品であるか否かを判定する予約停止景品判定手段(制御部72)をさらに有し、該予約停止景品判定手段により前記指定を受け付けた景品であると判定されたことを条件として、前記予約停止情報を前記予約停止情報送信手段(通信部71)により送信することを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品管理装置は、予約要求を受信したことに基づいて、該予約要求に含まれる景品特定情報から特定される景品が予約を停止する景品であれば、受動的に予約停止情報を返信するので、能動的に予約停止情報を送信する場合に比べて、処理の負荷が軽減される。
また前記第4の発明において、前記景品表示装置(カードユニット20,キオスク端末30)は、前記予約停止情報を受信したことに基づいて、前記予約停止景品受付手段(ディスプレイ73及び入力装置74)にて指定を受け付けた景品を、前記表示手段(ディスプレイ24,34)に表示しないか、又は、選択不能に該表示手段に表示する処理を行うことを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品表示装置において、予約停止情報を受信した後は、予約を停止する景品を選択できなくなるので、ユーザによる無駄な操作が無くなり、ユーザの利便性を向上できる。
また前記第4の発明において、前記景品管理装置(70)は、前記景品表示装置(カードユニット20,キオスク端末30)に景品を表示するための景品情報を所定期間毎(1日毎)に該景品表示装置に送信する景品情報送信手段(通信部71)をさらに有し、該景品情報送信手段は、前記予約停止景品受付手段(ディスプレイ73及び入力装置74)にて指定を受け付けた景品の景品情報を除いた前記景品情報を送信することを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品管理装置から景品表示装置に送信される景品情報から、予約を停止する景品の景品情報が除かれ、景品表示装置において、該景品情報を受信した後は、予約を停止する景品を選択できなくなるので、ユーザによる無駄な操作が無くなり、ユーザの利便性を向上できる。
また前記第4の発明において、前記景品表示装置(カードユニット20,キオスク端末30)は、景品の配送先を示す配送先情報の入力を受け付ける配送先情報受付手段(ディスプレイ24,34)と、該配送先情報受付手段により入力を受け付けた配送先情報を、当該景品表示装置が設けられている店舗(遊技場)において前記ユーザ(遊技者)に対して発行される配送先記録媒体(会員カード2,景品交換カード3)に記録される配送先特定情報(会員ID,景品会員ID)から特定可能とするための処理(配送先登録要求の送信)を行う配送先特定処理手段(場外通信部21c,通信部31)と、前記配送先記録媒体を受け付けたことに基づいて、当該受け付けた配送先記録媒体に記録された前記配送先特定情報を前記景品管理装置(70)に送信する配送先特定情報送信手段(場外通信部21c,通信部31)と、をさらに有し、前記景品管理装置は、該配送先特定情報送信手段から送信されてきた配送先特定情報から特定される配送先に前記景品を配送するための配送処理(配送情報登録処理)を前記提供処理として前記提供処理手段(制御部72,配送情報DB)により行うことを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品表示装置において、配送先情報を入力して、該配送先情報を配送先記録媒体から特定可能としておけば、該配送先記録媒体から特定される配送先情報の配送先に景品が配送されるので、何度も配送先情報を入力する必要がなくなり、ユーザの利便性が向上する。
また前記第4の発明において、前記景品表示装置(カードユニット20,キオスク端末30)又は前記景品管理装置(70)は、該景品表示装置で受け付けた配送先記録媒体(会員カード2,景品交換カード3)を発行した店舗(遊技場)と、当該景品表示装置が設けられる店舗とが、予め定められたグループ関係にあるグループ店であるか否かを判定するグループ店判定手段(制御部72)をさらに有し、前記景品管理装置は、該グループ店判定手段によりグループ店であると判定されたことを条件として、前記配送先特定情報(会員ID,景品会員ID)から特定される配送先への前記配送処理(配送情報登録処理)を前記提供処理として前記提供処理手段(制御部72,配送情報DB)により行うことを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品表示装置において受け付けた配送先記録媒体が当該予約端末が設けられる店舗のグループ店で発行された配送先記録媒体であれば、該配送先記録媒体から特定される配送先情報の配送先に景品が配送されるので、ユーザは各店舗毎の配送先記録媒体を持つ煩わしさが無くなり、該ユーザの利便性が向上する。
また前記第4の発明において、前記景品管理装置(70)は、前記予約要求送信手段(場外通信部21c,通信部31)から送信されてきた予約要求に対応する予約を識別可能な予約識別情報(予約ID)に対応付けて該予約要求に含まれる景品特定情報(景品ID)を登録する予約内容登録処理を行う予約内容登録手段(制御部72,予約情報DB)をさらに有し、前記景品交換システムは、店舗(遊技場)に設けられ、前記予約識別情報を受け付ける予約識別情報受付手段(バーコードリーダ55)と、該予約識別情報受付手段にて受け付けた予約識別情報を含む景品提供要求(予約確定要求)を前記景品管理装置に送信する景品提供要求送信手段(通信部51)と、を有する予約確定端末(50)をさらに備え、前記景品管理装置は、前記景品提供要求送信手段から送信されてきた景品提供要求に含まれる予約識別情報に対応付けて登録された景品特定情報から特定される景品を前記ユーザに提供するための前記提供処理(配送情報登録処理)を前記提供処理手段(制御部72,配送情報DB)により行うことを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、ユーザが景品を選択して予約する景品表示装置と、景品管理装置において該予約を確定して景品をユーザに提供するための景品提供要求を送信する予約確定端末とが別個に設けられていることにより、ユーザが有価価値の獲得に拘わらず気軽に景品を予約しておくことができるので、景品交換を促進できる。
また前記第4の発明において、前記景品管理装置(70)は、前記景品提供要求送信手段(通信部51)から送信されてきた景品提供要求(予約確定要求)に含まれる予約識別情報(予約ID)に対応付けて登録された景品特定情報(景品ID)から特定される景品が前記予約停止景品受付手段(ディスプレイ73及び入力装置74)にて指定を受け付けた予約を停止する景品であるか否かを判定する提供判定手段(制御部72)をさらに有し、該提供判定手段により予約を停止する景品であると判定されたことを条件として、該景品を前記ユーザに提供するための前記提供処理(配送情報登録処理)を行わないことを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、交換する景品の予約内容登録処理が行われた後に、該景品について予約が停止された場合であっても、該景品をユーザに提供するための提供処理が行われないので、事後的な対処が必要となる件数をさらに低減できる。
さらに前記第4の発明において、前記景品管理装置(70)は、前記予約要求送信手段(場外通信部21c,通信部31)から送信されてきた予約要求に含まれる景品特定情報(景品ID)と当該予約を行ったユーザを特定可能なユーザ特定情報(配送先情報)とを対応付けて登録するユーザ特定情報登録手段(制御部72,配送情報DB)をさらに有し、前記予約停止景品受付手段(ディスプレイ73及び入力装置74)にて予約を停止する景品の指定を受け付けたことに基づいて、前記ユーザ特定情報登録手段にて該景品の景品特定情報と対応付けられているユーザ特定情報を抽出するユーザ特定情報抽出手段(制御部72)をさらに有することを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、予約を停止する景品の指定を受け付ける前に該景品の予約を行ったユーザを特定できるので、該ユーザに対して適切な対処をすることができる。
[5−5.第5の発明]
次に従来技術5として、特開2001−334053号公報(段落0015)を示す。この従来技術5には、店舗の一例である遊技場に設けられ、複数の景品を表示し、該景品の中からユーザが交換を希望する景品の予約を受け付ける景品表示装置の一例である端末機器と、遊技場の外部に設けられ、該端末機器に表示される各景品の在庫数を管理する景品管理装置の一例であるサーバ機器と、を備え、サーバ機器から端末機器に対して、前記表示される景品に関する情報を含む景品データを送信する景品交換システムが記載されている。
しかしながら、上記の従来技術51に示した景品交換システムでは、サーバ機器において、各景品の在庫数が登録された後に、景品の在庫を管理する側(例えば倉庫)において、ある景品の在庫数に不測の変動(例えば当該景品の破損や入荷停止による在庫数の減少)が生じたときに、当初に登録された在庫数に基づいて当該景品の予約を受け付けてしまうと、該景品を提供できない予約、つまりは該景品を選択したユーザに対する有価価値の返却や代替品の提供等の事後的な対処が必要となる予約の件数が多くなってしまい、景品を提供する側の手間や遊技者の迷惑が多くなるという問題があった。
そこで、上記の実施形態に記載した第5の発明では、予約を受け付ける景品の在庫数に不測の変動が生じた場合であっても、事後的な対処が必要となる予約の件数を低減でき、景品を提供する側の手間やユーザの迷惑を低減できるような、景品交換システムを提供することを目的として、以下の発明を構成した。
即ち第5の発明として、店舗(遊技場)に設けられ、ユーザ(遊技者)が所有する有価価値(獲得玉の計数値,貯玉数)と交換可能な複数の景品を表示する表示手段(ディスプレイ24,34)と、該表示手段に表示される景品の中から、交換を予約する景品の選択を前記ユーザから受け付ける予約受付手段(ディスプレイ24,34)と、該予約受付手段にて選択された景品を特定可能な景品特定情報(景品ID)を含む予約要求を送信する予約要求送信手段(場外通信部21c,通信部31)と、を有する景品表示装置(カードユニット20,キオスク端末30)と、前記予約要求送信手段から送信されてきた予約要求に含まれる景品特定情報から特定される景品を前記ユーザに提供するための予約処理(予約内容登録処理)を行う予約処理手段(制御部72,予約情報DB)と、各景品の在庫数を管理する在庫数管理手段(制御部72,景品情報DB)と、各景品について、前記予約処理に供された予約個数(予約累計数)を集計する予約個数集計手段(制御部72,予約・確定累計数DB)と、前記在庫数管理手段で管理している在庫数と、該予約個数集計手段にて集計された予約個数とに基づいて、前記景品の予約が可能であるか否かを判定する在庫数判定手段(制御部72)と、該在庫数判定手段により景品の予約が可能でないと判定されたことを条件として、該判定の対象となった景品の予約を停止するための予約停止情報(在庫零通知)を前記景品表示装置に送信する予約停止情報送信手段(通信部71)と、を有する景品管理装置(70)と、を備える景品交換システム(1)であって、前記景品管理装置は、前記在庫数管理手段で管理している在庫数の変更を受け付ける在庫数変更手段(通信部71)をさらに有し、前記在庫数判定手段は、該在庫数変更手段にて在庫数の変更を受け付けたことを条件として、該変更を受け付けた後の在庫数と、前記予約個数集計手段にて集計された予約個数とに基づいて、前記景品の予約が可能であるか否かを判定することを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品の在庫を管理する側において景品の在庫数に不測の変動が生じた場合であっても、景品管理装置において、当該景品の在庫数の変更を受け付けて、該変更を受け付けた後の在庫数と予約個数とに基づいて該景品の予約が可能でないと判定されると、該景品の予約を迅速に停止することができるので、事後的な対処が必要となる予約の件数を低減でき、景品を提供する側の手間やユーザの迷惑を低減できる。
また別の第5の発明として、店舗(遊技場)に設けられ、ユーザ(遊技者)が所有する有価価値(獲得玉の計数値,貯玉数)と交換可能な複数の景品を表示する表示手段(ディスプレイ24,34)と、該表示手段に表示される景品の中から、交換を予約する景品の選択を前記ユーザから受け付ける予約受付手段(ディスプレイ24,34)と、該予約受付手段にて選択された景品を特定可能な景品特定情報(景品ID)を含む予約要求を送信する予約要求送信手段(場外通信部21c,通信部31)と、を有する景品表示装置(カードユニット20,キオスク端末30)と、前記予約要求送信手段から送信されてきた予約要求に含まれる景品特定情報から特定される景品を前記ユーザに提供するための予約処理(予約内容登録処理)を行う予約処理手段(制御部72,予約情報DB)と、各景品の初期在庫数を管理する初期在庫数管理手段(制御部72,景品情報DB)と、該初期在庫数から前記予約処理に供された予約個数を減算した現在在庫数を管理する現在在庫数管理手段(制御部72,在庫数DB)と、該現在在庫数に基づいて、前記景品の予約が可能であるか否かを判定する在庫数判定手段(制御部72)と、該在庫数判定手段により予約が可能でないと判定されたことを条件として、該判定の対象となった景品の予約を停止するための予約停止情報(在庫零通知)を前記景品表示装置に送信する予約停止情報送信手段(通信部71)と、を有する景品管理装置(70)と、を備える景品交換システム(1)であって、前記景品管理装置は、前記初期在庫数管理手段で管理している初期在庫数の変更を受け付ける在庫数変更手段(通信部71)と、該在庫数変更手段にて初期在庫数の変更を受け付けたことを条件として、初期在庫数の変動数に基づいて、前記現在在庫数管理手段で管理している現在在庫数を更新する現在在庫数更新手段(制御部72)と、をさらに有し、前記在庫数判定手段は、該現在在庫数更新手段にて現在在庫数が更新されたことを条件として、該更新された後の現在在庫数に基づいて、前記景品の予約が可能であるか否かを判定することを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品の在庫を管理する側において景品の在庫数に不測の変動が生じた場合であっても、景品管理装置において、当該景品の初期在庫数の変更を受け付けて、該初期在庫数の変動数に基づいて更新される現在在庫数に基づいて該景品の予約が可能でないと判定されると、該景品の予約を迅速に停止することができるので、事後的な対処が必要となる予約の件数を低減でき、景品を提供する側の手間やユーザの迷惑を低減できる。
また第5の発明において、前記景品管理装置(70)は、前記在庫数判定手段(制御部72)により景品の予約が可能であると判定されたことを条件として、前記予約要求送信手段(場外通信部21c,通信部31)から送信されてきた予約要求に対応する予約を識別可能な予約識別情報(予約ID)に対応付けて該予約要求に含まれる景品特定情報(景品ID)を登録する予約内容登録処理を前記予約処理として前記予約処理手段(制御部72,予約情報DB)により行い、前記景品交換システムは、店舗(遊技場)に設けられ、前記予約識別情報を受け付ける予約識別情報受付手段(バーコードリーダ55)と、該予約識別情報受付手段にて受け付けた予約識別情報を含む景品提供要求(予約確定要求)を前記景品管理装置に送信する景品提供要求送信手段(通信部51)と、を有する予約確定端末(50)をさらに備え、前記景品管理装置は、前記景品提供要求送信手段から送信されてきた景品提供要求に含まれる予約識別情報に対応付けて登録された景品特定情報から特定される景品を前記ユーザに提供するための提供処理(配送情報登録処理)を行う提供処理手段(制御部72)をさらに有することを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、ユーザが景品を選択して予約する景品表示装置と、景品管理装置において該予約を確定して景品をユーザに提供するための景品提供要求を送信する予約確定端末とが別個に設けられていることにより、ユーザが有価価値の獲得に拘わらず気軽に景品を予約しておくことができるので、景品交換を促進できると共に、景品の予約が可能であると判定されたことを条件として、予約内容登録処理が行われるので、ユーザが予約をした景品を交換することができないという事態が生ずるおそれがない。
また第5の発明において、前記景品管理装置(70)は、各景品について、前記提供処理(配送情報登録処理)に供された提供個数(確定累計数)を集計する提供個数集計手段(制御部72,予約・確定累計数DB)と、前記在庫数変更手段(ディスプレイ73及び入力装置74)にて変更を受け付けた後の在庫数又は初期在庫数と、前記提供個数集計手段にて集計された提供個数とに基づいて、該景品の提供が可能であるか否かを判定する提供可否判定手段(制御部72)と、をさらに有し、該提供可否判定手段により景品の提供が可能でないと判定されたことを条件として、該判定の対象となった景品を前記ユーザに提供するための前記提供処理を行わないことを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、交換する景品の予約内容登録処理が行われた後に、当該景品の在庫数又は初期在庫数の変更を受け付けた場合であっても、該変更を受け付けた後の在庫数又は初期在庫数と提供個数とに基づいて該景品の提供が可能でないと判定されると、該景品をユーザに提供するための提供処理が行われないので、事後的な対処が必要となる件数をさらに低減できる。
また第5の発明において、前記景品管理装置(70)は、前記在庫数又は前記初期在庫数から前記提供処理(配送情報登録処理)に供された提供個数を減算した提供後在庫数(配送登録後在庫数)を管理する提供後在庫数管理手段(制御部72,在庫数DB)と、前記在庫数変更手段(ディスプレイ73及び入力装置74)にて在庫数又は初期在庫数の変更を受け付けたことを条件として、在庫数又は初期在庫数の変動数に基づいて、前記提供後在庫数管理手段で管理している提供後在庫数を更新する提供後在庫数更新手段(制御部72)と、該提供後在庫数更新手段にて更新された後の提供後在庫数に基づいて、前記景品の提供が可能であるか否かを判定する提供可否判定手段(制御部72)と、をさらに有し、該提供可否判定手段により景品の提供が可能でないと判定されたことを条件として、該判定の対象となった景品を前記ユーザに提供するための前記提供処理を行わないことを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、交換する景品の予約内容登録処理が行われた後に、当該景品の在庫数又は初期在庫数の変更を受け付けた場合であっても、該在庫数又は初期在庫数の変動数に基づいて更新される提供後在庫数に基づいて該景品の提供が可能でないと判定されると、該景品をユーザに提供するための提供処理が行われないので、事後的な対処が必要となる件数をさらに低減できる。
また第5の発明において、前記景品管理装置(70)は、前記予約要求を受信したことに応じて、前記予約停止情報送信手段(通信部71)により前記予約停止情報(在庫零通知)を前記景品表示装置(カードユニット20,キオスク端末30)に送信することを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品管理装置は、予約要求の受信に応じて、受動的に予約停止情報を返信するので、能動的に予約停止情報を送信する場合に比べて、処理の負荷が軽減される。
また第5の発明において、前記景品表示装置(カードユニット20,キオスク端末30)は、前記予約停止情報(在庫零通知)を受信したことに基づき、前記在庫数判定手段(制御部72)により予約が可能でないと判定された景品を、前記表示手段(ディスプレイ24,34)に表示しないか、又は、選択不能に該表示手段に表示する処理を行うことを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品表示装置において、予約停止情報を受信した後は、予約が可能でないと判定された景品を選択できなくなるので、ユーザによる無駄な操作が無くなり、ユーザの利便性を向上できる。
さらに第5の発明において、前記景品管理装置(70)は、前記ユーザ(遊技者)を特定可能なユーザ特定情報(配送先情報)と前記予約処理(予約内容登録処理)及び/又は前記提供処理(配送情報登録処理)に供された景品の景品特定情報(景品ID)とを対応付けて登録するユーザ特定情報登録手段(制御部72,予約情報DB,配送情報DB)と、前記在庫数変更手段(ディスプレイ73及び入力装置74)により在庫数又は初期在庫数の変更を受け付けたことに基づいて、前記在庫数判定手段(制御部72)により予約が可能でないと判定された景品及び/又は前記提供可否判定手段(制御部72)により提供が可能でないと判定された景品の景品特定情報と対応付けられているユーザ特定情報を抽出するユーザ特定情報抽出手段(制御部72)と、をさらに有することを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、在庫数又は初期在庫数の変更を受け付ける前に行われた予約処理及び/又は提供処理に供された景品を選択したユーザを特定できるので、該ユーザに対して適切な対処をすることができる。
[5−6.第6の発明]
次に従来技術6として、特開2001−334053号公報(段落0015)を示す。この従来技術6には、店舗の一例である遊技場に設けられ、複数の景品を表示し、該景品の中からユーザが交換を希望する景品の選択を受け付ける景品表示装置の一例である端末機器と、遊技場の外部に設けられ、該端末機器に表示される景品に関する情報を管理する景品管理装置の一例であるサーバ機器と、を備え、サーバ機器から端末機器に対して、前記表示される景品に関する情報を含む景品データを送信する景品交換システムが記載されている。
しかしながら、上記の従来技術6に示した景品交換システムでは、サーバ機器から端末機器に対して送信される景品データは、遊技場によらず一律であるため、各遊技場の客層や土地柄や季節に応じた景品を提供できず、遊技者に対して景品交換を促進できないという問題があった。
そこで、上記の実施形態に記載した第6の発明では、店舗が希望する景品を提供でき、ユーザに対して景品交換を促進できるような、景品交換システムを提供することを目的として、以下の発明を構成した。
即ち第6の発明として、店舗(遊技場)に設けられ、ユーザ(遊技者)が所有する有価価値(獲得玉の計数値),貯玉数)と交換可能な複数の景品を表示する表示手段(ディスプレイ24,34)と、該表示手段に表示される景品の中から、前記ユーザが所有する有価価値との交換を希望する景品の選択を受け付ける選択受付手段(ディスプレイ24,34)と、を有する景品表示装置(カードユニット20,キオスク端末30)と、該景品表示装置に表示される前記複数の景品に関する情報を(景品情報DBで)管理する景品管理装置(70)と、を備える景品交換システム(1)であって、前記景品管理装置は、前記複数の景品の各々について、各景品を分類するための分類区分(大区分,小区分,交換玉数)を設定する分類区分設定手段(制御部72,景品情報DB)と、所定数の景品が含まれる景品パッケージを複数設定する景品パッケージ設定手段(制御部72,ディスプレイ73及び入力装置74)と、該景品パッケージ設定手段により設定された前記複数の景品パッケージのうち、前記店舗が希望する景品パッケージの選択を受け付ける景品パッケージ選択受付手段(通信部71,ディスプレイ73及び入力装置74)と、を有し、前記景品表示装置は、前記景品の分類区分の各々に対応する区分メニューを表示する区分メニュー表示処理と、該区分メニューのいずれかが選択されたことに基づいて、前記景品パッケージ選択受付手段にて選択された景品パッケージに含まれる景品のうち、前記選択された区分メニューに対応する分類区分が設定されている景品を表示する区分景品表示処理とを行い、前記景品表示装置又は前記景品管理装置は、前記景品パッケージ選択受付手段にて複数の景品パッケージが選択されたことに基づき、該選択された複数の景品パッケージに重複して含まれる景品を前記区分景品表示処理において1つのみ表示させるための処理を行う重複表示排除手段をさらに有することを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品管理装置において、予め設定された複数の景品パッケージのうち、店舗が希望する景品パッケージの選択を受け付け、当該店舗に設けられる景品表示装置において、各景品の分類区分に対応する区分メニューが選択されると、前記選択された景品パッケージに含まれる景品のうち、該選択された区分メニューに対応する分類区分が設定されている景品が表示されるので、店舗の客層や土地柄や季節に応じて、該店舗が希望する景品を提供でき、ユーザに対して景品交換を促進することができると共に、店舗が希望する複数の景品パッケージに同一の景品が重複して含まれている場合であっても、該景品が1つのみ表示されるので、該景品が重複して表示されることがない。
また第6の発明において、前記景品表示装置(カードユニット20,キオスク端末30)は、前記景品パッケージ選択受付手段(通信部71)にて選択された景品パッケージの各々に対応するパッケージメニューを表示するパッケージメニュー表示処理と、該パッケージメニューのいずれかが選択されたことに基づいて、該選択されたパッケージメニューに対応する景品パッケージに含まれる景品を表示するパッケージ景品表示処理とを行うことを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品表示装置において、店舗が希望する景品パッケージに対応するパッケージメニューが選択されると、該選択されたパッケージメニューに対応する景品パッケージに含まれる景品が表示されるので、景品を選択する方法が増えて、ユーザの利便性が向上する。
また第6の発明において、前記景品管理装置(70)は、前記景品パッケージ設定手段(制御部72,ディスプレイ73及び入力装置74)により設定された前記景品パッケージに含まれる景品を更新する景品更新手段(ディスプレイ73及び入力装置74)をさらに有し、該景品更新手段により更新された景品を前記景品表示装置(カードユニット20,キオスク端末30)で表示するための処理(景品情報の送信)を行うことを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品管理装置において、景品の交換状況等に応じて、景品パッケージに含まれる景品を更新することができるので、景品交換をより促進することができる。
また第6の発明において、前記景品管理装置(70)は、複数の景品提供業者から提供される景品に関する情報を(景品情報DBで)管理し、前記景品パッケージ設定手段(制御部72,ディスプレイ73及び入力装置74)は、前記複数の景品提供業者のうちの少なくとも一部の景品提供業者について、各景品提供業者毎に前記景品パッケージを設定し、前記景品パッケージ選択受付手段(通信部71)は、前記店舗(遊技場)が希望する景品提供業者及び景品パッケージの選択を受け付けることを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品管理装置において、店舗が希望する景品提供業者の景品パッケージの選択を受け付けることができるので、景品交換をより促進することができる。
また第6の発明において、前記景品表示装置(カードユニット20,キオスク端末30)は、景品の配送先を示す配送先情報の入力を受け付ける配送先情報受付手段(ディスプレイ24,34)と、該配送先情報受付手段により入力を受け付けた配送先情報を、当該景品表示装置が設けられている店舗(遊技場)において前記ユーザ(遊技者)に対して発行される配送先記録媒体(会員カード2,景品交換カード3)に記録される配送先特定情報(会員ID,景品会員ID)から特定可能とするための処理(配送先登録要求の送信)を行う配送先特定処理手段(場外通信部21c,通信部31)と、前記配送先記録媒体を受け付けたことに基づいて、当該受け付けた配送先記録媒体に記録された前記配送先特定情報を前記景品管理装置に送信する配送先特定情報送信手段(場外通信部21c,通信部31)と、をさらに有し、前記景品管理装置(70)は、該配送先特定情報送信手段から送信されてきた配送先特定情報から特定される配送先に前記景品を配送するための配送処理(配送情報登録処理)を行う配送処理手段(制御部72,配送情報DB)をさらに有することを特徴とする景品交換システムを構成した。景品表示装置において、配送先情報を入力して、該配送先情報を配送先記録媒体から特定可能としておけば、該配送先記録媒体から特定される配送先情報の配送先に景品が配送されるので、何度も配送先情報を入力する必要がなくなり、ユーザの利便性が向上する。
また第6の発明において、前記景品表示装置(カードユニット20,キオスク端末30)又は前記景品管理装置(70)は、該景品表示装置で受け付けた配送先記録媒体(会員カード2,景品交換カード3)を発行した店舗(遊技場)と、当該景品表示装置が設けられる店舗とが、予め定められたグループ関係にあるグループ店であるか否かを判定するグループ店判定手段(制御部72)をさらに有し、前記景品管理装置は、該グループ店判定手段によりグループ店であると判定されたことを条件として、前記配送先特定情報(会員ID,景品会員ID)から特定される配送先への前記配送処理(配送情報登録処理)を前記配送処理手段(制御部72,配送情報DB)により行うことを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品表示装置において受け付けた配送先記録媒体が当該予約端末が設けられる店舗のグループ店で発行された配送先記録媒体であれば、該配送先記録媒体から特定される配送先情報の配送先に景品が配送されるので、ユーザは各店舗毎の配送先記録媒体を持つ煩わしさが無くなり、該ユーザの利便性が向上する。
さらに第6の発明において、前記景品表示装置(カードユニット20,キオスク端末30)は、前記選択受付手段(ディスプレイ24,34)にて選択された景品を特定可能な景品特定情報(景品ID)を含む予約要求を前記景品管理装置(70)に送信する予約要求送信手段(場外通信部21c,通信部31)をさらに有し、前記景品管理装置は、前記予約要求送信手段から送信されてきた予約要求に対応する予約を識別可能な予約識別情報(予約ID)に対応付けて該予約要求に含まれる景品特定情報を登録する予約内容登録処理を行う予約内容登録手段(制御部72,予約情報DB)をさらに有し、前記景品交換システムは、店舗(遊技場)に設けられ、前記予約識別情報を受け付ける予約識別情報受付手段(バーコードリーダ55)と、該予約識別情報受付手段にて受け付けた予約識別情報を含む景品提供要求(予約確定要求)を前記景品管理装置に送信する景品提供要求送信手段(通信部51)と、を有する予約確定端末(50)をさらに備え、前記景品管理装置は、前記景品提供要求送信手段から送信されてきた景品提供要求に含まれる予約識別情報に対応付けて登録された景品特定情報から特定される景品を前記ユーザに提供するための提供処理(配送情報登録処理)を行う提供処理手段(制御部72,配送情報DB)をさらに有することを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、ユーザが景品を選択して予約する景品表示装置と、景品管理装置において該予約を確定して景品をユーザに提供するための景品提供要求を送信する予約確定端末とが別個に設けられていることにより、ユーザが有価価値の獲得に拘わらず気軽に景品を予約しておくことができるので、景品交換を促進できる。
[5−7.第7の発明]
次に従来技術7として、特開平10−146434号公報(段落0021,0053,0054)を示す。この従来技術7には、店舗の一例である遊技場に設けられ、前記ユーザの一例である遊技者が所有する前記有価価値の一例である獲得玉数との交換を希望する景品の予約を受け付けるカタログ景品情報装置と、該予約した景品を交換するための減算処理を行う減算処理端末の一例である景品交換装置と、からなり、カタログ景品情報装置において、遊技者が交換を希望する景品を予約すると、該景品の景品コードや交換有価価値の一例である交換玉数が記録されたチケットが発行され、景品交換装置において、該チケットの記録情報が読み取られると、該読み取った交換玉数が遊技者の獲得玉数から減算されて、景品交換の決済が行われる景品交換システムが記載されている。
また現状の遊技場において、陳列景品との景品交換を行う場合には、前記減算処理端末において、該陳列景品に付されているバーコードが内在している景品IDと該陳列景品の交換玉数とを対応付けて登録しておき、該陳列景品のバーコードから景品IDを読み取ると、該読み取った景品IDに対応付けて登録されている交換玉数が遊技者の獲得玉数から減算されて、景品交換の決済が行われる。
ここで上記の従来技術7に示すカタログ景品情報装置において発行されるチケットに前記予約した景品の景品IDを内在するバーコードを記録し、現状の陳列景品と同様の景品交換を減算処理端末で行おうとする場合には、カタログ景品情報装置で表示される景品が追加される毎に、該追加された景品の景品IDと交換玉数とを対応付けて減算処理端末において登録する必要があるが、該登録作業の負担が大きいという問題があった。
そこで、上記の実施形態に記載した第7の発明では、減算処理端末において前記交換有価価値を識別するための有価価値識別情報と該交換有価価値とを対応付けて登録する登録作業の負担を軽減できるような景品交換システムを提供することを目的として、以下の発明を構成した。
即ち第7の発明として、店舗(遊技場)に設けられ、ユーザ(遊技者)が所有する有価価値(獲得玉の計数値,貯玉数)と交換可能な複数の景品を表示する表示手段(ディスプレイ24,34)と、該表示手段に表示される景品の中から、前記ユーザが所有する有価価値との交換を希望する景品の選択を受け付ける選択受付手段(ディスプレイ24,34)と、該選択受付手段にて選択された景品に相当する有価価値である交換有価価値(交換玉数)を識別するための有価価値識別情報(玉数コード)を内在する情報記録シンボル(玉数情報バーコード)が記録された記録媒体(予約レシート6)を発行する発行手段(予約レシートプリンタ25,35)と、を有する景品表示装置(カードユニット20,キオスク端末30)と、該景品表示装置に表示される景品に関する景品情報を管理する景品管理装置(70)とを備え、前記有価価値識別情報及び前記交換有価価値の入力を受け付けて、該受け付けた有価価値識別情報と交換有価価値とを対応付けて登録する減算処理端末(POS端末40)において、前記記録媒体の情報記録シンボルから有価価値識別情報が読み取られ、該読み取られた有価価値識別情報に対応付けて登録されている交換有価価値が前記ユーザが所有する有価価値から減算される景品交換システム(第1実施形態に係る景品交換システム1)であって、前記景品管理装置は、前記景品表示装置に表示される景品の変更を受け付ける景品変更手段(通信部71,ディスプレイ73及び入力装置74)と、該景品変更手段にて受け付けた変更により前記景品表示装置に新たに表示される景品であって、当該景品の交換有価価値に対応する有価価値識別情報を前記減算処理端末にて登録する必要がある登録必要景品を特定する登録必要景品特定手段(制御部72)と、店舗に設けられ、前記情報記録シンボルを前記減算処理端末にて読取可能な態様で出力する出力端末(キオスク端末30)に対して、前記登録必要景品特定手段にて特定した登録必要景品の交換有価価値に対応する有価価値識別情報を内在する情報記録シンボルを当該出力端末が出力するためのシンボル出力情報を送信するシンボル出力情報送信手段(通信部71)と、を有することを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品表示装置に表示される景品が変更されたときに、減算処理端末にて登録する必要がある登録必要景品の交換有価価値に対応する有価価値識別情報を内在する情報記録シンボルが出力端末において出力されることにより、該出力される情報記録シンボルを減算処理端末において読み取ることで、該情報記録シンボルが内在する有価価値識別情報を容易に登録することができるので、有価価値識別情報と交換有価価値とを対応付けて登録する登録作業の負担が軽減される。
また第7の発明において、前記シンボル出力情報送信手段(通信部71)は、前記出力端末(キオスク端末30)に対して、前記情報記録シンボル(玉数情報バーコード)と対応付けて当該情報記録シンボルが内在する有価価値識別情報(玉数コード)に対応する交換有価価値(交換玉数)を視認可能な態様で当該出力端末が出力するための情報を送信することを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、情報記録シンボルが内在する有価価値識別情報に対応する交換有価価値が視認可能な態様で出力端末において出力されることにより、該交換有価価値を容易に把握することができるので、有価価値識別情報と交換有価価値とを対応付けて登録する登録作業の負担がさらに軽減される。
また第7の発明において、前記有価価値識別情報(玉数コード)は、前記交換有価価値(交換玉数)毎に付与される情報であり、前記登録必要景品特定手段(制御部72)は、前記景品表示装置(カードユニット20,キオスク端末30)に新たに表示される景品のうち、前記景品変更手段(通信部71,ディスプレイ73及び入力装置74)における変更の受付前に該景品表示装置に表示されていた景品と交換有価価値が異なる景品を前記登録必要景品として特定することを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品表示装置において既に表示されていた景品と交換有価価値が同じである景品は登録必要景品として特定されないことにより、該景品の交換有価価値に対応する有価価値識別情報を内在する情報記録シンボルは出力端末において出力されないので、無駄な登録作業が無くなる。
また別の第7の発明として、店舗(遊技場)に設けられ、ユーザ(遊技者)が所有する有価価値(獲得玉の計数値,貯玉数)と交換可能な複数の景品を表示する表示手段(ディスプレイ24,34)と、該表示手段に表示される景品の中から、前記ユーザが所有する有価価値との交換を希望する景品の選択を受け付ける選択受付手段(ディスプレイ24,34)と、該選択受付手段にて選択された景品に相当する有価価値である交換有価価値(交換玉数)を識別するための有価価値識別情報(玉数コード)を内在する情報記録シンボル(玉数情報バーコード)が記録された記録媒体(予約レシート6)を発行する発行手段(予約レシートプリンタ25,35)と、を有する景品表示装置(カードユニット20,キオスク端末30)と、該景品表示装置に表示される景品に関する景品情報を管理する景品管理装置(70)とを備え、前記有価価値識別情報及び前記交換有価価値の入力を受け付けて、該受け付けた有価価値識別情報と交換有価価値とを対応付けて登録する減算処理端末(POS端末40)において、前記記録媒体の情報記録シンボルから有価価値識別情報が読み取られ、該読み取られた有価価値識別情報に対応付けて登録されている交換有価価値が前記ユーザが所有する有価価値から減算される景品交換システム(第1実施形態の変形例に係る景品交換システム1)であって、前記景品管理装置は、前記景品表示装置に表示される景品の変更を受け付ける景品変更手段(通信部71,ディスプレイ73及び入力装置74)と、該景品変更手段にて受け付けた変更により前記景品表示装置に新たに表示される景品を特定するための変更景品特定情報を送信する変更景品特定情報送信手段(通信部71)と、を有し、店舗に設けられ、前記変更景品特定情報送信手段から送信されてきた変更景品特定情報から特定される景品であって、当該景品の交換有価価値に対応する有価価値識別情報を前記減算処理端末にて登録する必要がある登録必要景品を特定する登録必要景品特定手段(制御部32)と、該登録必要景品特定手段にて特定した登録必要景品の交換有価価値に対応する有価価値識別情報を内在する情報記録シンボルを前記減算処理端末にて読取可能な態様で出力する出力手段(予約レシートプリンタ35)と、を有する出力端末(キオスク端末30)をさらに備えることを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品表示装置に表示される景品が変更されたときに、減算処理端末にて登録する必要がある登録必要景品の交換有価価値に対応する有価価値識別情報を内在する情報記録シンボルが出力端末において出力されることにより、該出力される情報記録シンボルを減算処理端末において読み取ることで、該情報記録シンボルが内在する有価価値識別情報を容易に登録することができるので、有価価値識別情報と交換有価価値とを対応付けて登録する登録作業の負担が軽減される。
また第7の発明において、前記出力手段(予約レシートプリンタ35)は、前記情報記録シンボル(玉数情報バーコード)と対応付けて当該情報記録シンボルが内在する有価価値識別情報(玉数コード)に対応する交換有価価値(交換玉数)を視認可能な態様で出力することを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、情報記録シンボルが内在する有価価値識別情報に対応する交換有価価値が視認可能な態様で出力端末において出力されることにより、該交換有価価値を容易に把握することができるので、有価価値識別情報と交換有価価値とを対応付けて登録する登録作業の負担がさらに軽減される。
また第7の発明において、前記有価価値識別情報(玉数コード)は、前記交換有価価値(交換玉数)毎に付与される情報であり、前記出力端末(キオスク端末30)は、景品の交換有価価値を管理する交換有価価値管理手段(制御部32)をさらに有し、前記登録必要景品特定手段(制御部32)は、前記変更景品特定情報送信手段(通信部71)から送信されてきた変更景品特定情報から特定される景品のうち、該景品の交換有価価値と前記交換有価価値管理手段で管理している交換有価価値とが異なる景品を前記登録必要景品として特定することを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品表示装置において既に表示されていた景品と交換有価価値が同じである景品は登録必要景品として特定されないことにより、該景品の交換有価価値に対応する有価価値識別情報を内在する情報記録シンボルは出力端末において出力されないので、無駄な登録作業が無くなる。
また第7の発明において、前記出力端末は前記景品表示装置(キオスク端末30)であることを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品表示装置が出力端末の機能を備えるので、出力端末を別途用意する必要が無い。
また別の第7の発明として、店舗(遊技場)に設けられ、ユーザ(遊技者)が所有する有価価値(獲得玉の計数値,貯玉数)と交換可能な複数の景品を表示する表示手段(ディスプレイ24,34)と、該表示手段に表示される景品の中から、前記ユーザが所有する有価価値との交換を希望する景品の選択を受け付ける選択受付手段(ディスプレイ24,34)と、該選択受付手段にて選択された景品に相当する有価価値である交換有価価値(交換玉数)を識別するための有価価値識別情報(景品コード)を内在する情報記録シンボル(玉数情報バーコード)が記録された記録媒体(予約レシート6)を発行する発行手段(予約レシートプリンタ25,35)と、を有する景品表示装置(カードユニット20,キオスク端末30)と、該景品表示装置に表示される景品に関する景品情報を管理する景品管理装置(70)とを備え、前記有価価値識別情報及び前記交換有価価値の入力を受け付けて、該受け付けた有価価値識別情報と交換有価価値とを対応付けて登録する減算処理端末(POS・予約確定端末50’)において、前記記録媒体の情報記録シンボルから有価価値識別情報が読み取られ、該読み取られた有価価値識別情報に対応付けて登録されている交換有価価値が前記ユーザが所有する有価価値から減算される景品交換システム(第2実施形態及び同変形例に係る景品交換システム1)であって、前記景品管理装置は、前記景品表示装置に表示される景品の変更を受け付ける景品変更手段(通信部71,ディスプレイ73及び入力装置74)を有し、前記景品表示装置又は前記景品管理装置は、該景品変更手段にて受け付けた変更により前記景品表示装置に新たに表示される景品であって、当該景品の交換有価価値に対応する有価価値識別情報を前記減算処理端末にて登録する必要がある登録必要景品を特定する登録必要景品特定手段(制御部72,32)と、前記減算処理端末に対して、該登録必要景品特定手段にて特定した登録必要景品の交換有価価値に対応する有価価値識別情報を送信する有価価値識別情報送信手段(通信部71,31)と、を有することを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品表示装置に表示される景品が変更されたときに、減算処理端末にて登録する必要がある登録必要景品の交換有価価値に対応する有価価値識別情報が減算処理端末に対して送信されることにより、該有価価値識別情報を減算処理端末において登録することができるので、有価価値識別情報と交換有価価値とを対応付けて登録する登録作業の負担が軽減される。
また第7の発明において、前記有価価値識別情報送信手段(通信部71,31)は、前記減算処理端末(POS・予約確定端末50’)に対して、前記有価価値識別情報(景品コード)に対応する交換有価価値(交換玉数)を示す情報を送信することを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、有価価値識別情報に対応する交換有価価値が減算処理端末に対して送信されることにより、該有価価値識別情報を減算処理端末において登録することができるので、有価価値識別情報と交換有価価値とを対応付けて登録する登録作業の負担がさらに軽減される。
さらに第7の発明において、前記景品表示装置(カードユニット20,キオスク端末30)は、前記選択受付手段(ディスプレイ24,34)にて選択された景品を特定可能な景品特定情報(景品ID)を含む予約要求を前記景品管理装置(70)に送信する予約要求送信手段(場外通信部21c,通信部31)をさらに有し、前記景品管理装置は、前記予約要求送信手段から送信されてきた予約要求に対応する予約を識別可能な予約識別情報(予約ID)に対応付けて該予約要求に含まれる景品特定情報を登録する予約内容登録処理を行う予約内容登録手段(制御部72,予約情報DB)をさらに有し、前記景品交換システムは、店舗(遊技場)に設けられ、前記予約識別情報を受け付ける予約識別情報受付手段(バーコードリーダ55,55’)と、該予約識別情報受付手段にて受け付けた予約識別情報を含む景品提供要求(予約確定要求)を前記景品管理装置に送信する景品提供要求送信手段(通信部51,51’)と、を有する予約確定端末(予約確定端末50,POS・予約確定端末50’)をさらに備え、前記景品管理装置は、前記景品提供要求送信手段から送信されてきた景品提供要求に含まれる予約識別情報に対応付けて登録された景品特定情報から特定される景品を前記ユーザに提供するための(配送情報登録処理)を行う提供処理手段(制御部72,配送情報DB)をさらに有することを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、ユーザが景品を選択して予約する景品表示装置と、景品管理装置において該予約を確定して景品をユーザに提供するための景品提供要求を送信する予約確定端末とが別個に設けられていることにより、ユーザが有価価値の獲得に拘わらず気軽に景品を予約しておくことができるので、景品交換を促進できる。
[5−8.第8の発明]
次に従来技術8として、特開平10−146434号公報(段落0021,0022,0044,0045)を示す。この従来技術8には、前記ユーザの一例である遊技者が所有する前記有価価値の一例である獲得玉との交換を希望する景品の予約を受け付けるカタログ景品情報装置において、景品の在庫数に関係なく予約を受け付けて、該予約に係る景品の景品コード等が記録されたチケットを遊技者に対して発行し、景品交換を行うときに、景品交換装置において、該チケットから景品コード等を読み取り、遊技者の獲得玉数から該景品コードの景品に相当する玉数を減算すると共に、該景品の在庫数から1を減算する景品交換システムが記載されている。
しかしながら、従来技術8に示す景品交換システムでは、景品の在庫数に関係なく予約ができ、景品交換を行うときに在庫数の減算が行われるため、遊技者が予約をした景品を交換するときには該景品の在庫数が零になっていて、交換することができないという事態が生ずるおそれがある。
そこで、上記の実施形態に記載した第8の発明では、ユーザが予約をした景品を交換することができないという事態が生ずるおそれがないような、景品交換システムを提供することを目的として、以下の発明を構成した。
即ち第8の発明として、店舗(遊技場)に設けられ、ユーザ(遊技者)が所有する有価価値(獲得玉の計数値,貯玉数)と交換可能な複数の景品の中から、交換を予約する景品の選択を前記ユーザから受け付ける予約受付手段(ディスプレイ24,34)と、該予約受付手段にて選択された景品を特定可能な景品特定情報(景品ID)及び該ユーザを特定可能なユーザ特定情報(会員ID,景品会員ID,配送先情報)を含む予約要求を送信する予約要求送信手段(場外通信部21c,通信部31)と、を有する予約端末(カードユニット20,キオスク端末30)と、前記予約要求送信手段から送信されてきた予約要求に対応する予約を識別可能な予約識別情報(予約ID)に対応付けて該予約要求に含まれる景品特定情報及びユーザ特定情報を登録する予約内容登録処理を行う予約内容登録手段(制御部72,予約情報DB)を有する景品管理装置(70)と、店舗に設けられ、前記予約識別情報を受け付ける予約識別情報受付手段(バーコードリーダ55)と、該予約識別情報受付手段にて受け付けた予約識別情報を含む景品提供要求(予約確定要求)を前記景品管理装置に送信する景品提供要求送信手段(通信部51)と、を有する予約確定端末(50)と、を備え、前記景品管理装置は、前記景品提供要求送信手段から送信されてきた景品提供要求に含まれる予約識別情報に対応付けて登録された景品特定情報から特定される景品を前記ユーザ特定情報から特定されるユーザに提供するための提供処理(配送情報登録処理)を行う提供処理手段(制御部72,配送情報DB)を有する景品交換システム(1)であって、前記景品管理装置は、各景品の在庫数を登録する在庫数登録手段(制御部72,景品情報DB)と、各景品について、前記予約内容登録処理に供された予約個数(予約累計数)を集計する予約個数集計手段(制御部72,予約・確定累計数DB)と、前記在庫数登録手段に登録された在庫数と、該予約個数集計手段により集計された予約個数とに基づいて、前記景品の予約が可能であるか否かを判定する在庫数判定手段(制御部72)と、前記ユーザ1人あたりが予約可能な景品の個数又は前記ユーザ1人あたりが予約に供することが可能な有価価値(価格)に対する上限値を設定する上限値設定手段(制御部72,上限値DB)と、前記予約を行うユーザについて、前記予約内容登録処理に供されたが前記提供処理に未だ供されていない景品である未提供予約景品の個数である未提供予約個数又は当該未提供予約景品に対応する有価価値である未提供予約価値を特定する未提供予約特定手段(制御部72,未提供予約個数・価格DB)と、該未提供予約特定手段により特定された未提供予約個数又は未提供予約価値と、前記上限値設定手段により設定された上限値とに基づいて、前記ユーザについて予約が可能であるか否かを判定する上限値判定手段(制御部72)と、をさらに有し、前記在庫数判定手段により予約が可能でないと判定されたことを条件として、該判定の対象となった景品について前記予約内容登録処理を不能化するための処理(在庫零通知の返信)を行うと共に、前記上限値判定手段により予約が可能でないと判定されたことを条件として、該判定の対象となったユーザについて前記予約内容登録処理を不能化するための処理(上限値超え通知の返信)を行うことを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品管理装置において、予め登録された在庫数と、予約内容登録処理に供された予約個数の集計値とに基づいて、景品の予約が可能であるか否かが判定され、予約が可能でないと判定されると、予約内容登録処理が不能化されるので、ユーザが予約をした景品を交換することができないという事態が生ずるおそれがない。また景品管理装置において、予約を行うユーザについて特定される未提供予約景品の個数又は未提供予約景品に対応する有価価値と、ユーザ1人あたりについて設定された上限値とに基づいて、該ユーザについて予約が可能であるか否かが判定され、予約が可能でないと判定されると、予約内容登録処理が不能化されるので、悪質なユーザが交換するつもりのない多量の景品を前記上限値を超えていたずらに予約することを防止でき、当該いたずらの予約により在庫数が減少して正規のユーザが予約できないといった事態を防止できる。
また別の第8の発明として、店舗(遊技場)に設けられ、ユーザ(遊技者)が所有する有価価値(獲得玉の計数値,貯玉数)と交換可能な複数の景品の中から、交換を予約する景品の選択を前記ユーザから受け付ける予約受付手段(ディスプレイ24,34)と、該予約受付手段にて選択された景品を特定可能な景品特定情報(景品ID)及び該ユーザを特定可能なユーザ特定情報(会員ID,景品会員ID,配送先情報)を含む予約要求を送信する予約要求送信手段(場外通信部21c,通信部31)と、を有する予約端末(カードユニット20,キオスク端末30)と、前記予約要求送信手段から送信されてきた予約要求に対応する予約を識別可能な予約識別情報(予約ID)に対応付けて該予約要求に含まれる景品特定情報及びユーザ特定情報を登録する予約内容登録処理を行う予約内容登録手段(制御部72,予約情報DB)を有する景品管理装置(70)と、店舗に設けられ、前記予約識別情報を受け付ける予約識別情報受付手段(バーコードリーダ55)と、該予約識別情報受付手段にて受け付けた予約識別情報を含む景品提供要求(予約確定要求)を前記景品管理装置に送信する景品提供要求送信手段(通信部51)と、を有する予約確定端末(50)と、を備え、前記景品管理装置は、前記景品提供要求送信手段から送信されてきた景品提供要求に含まれる予約識別情報に対応付けて登録された景品特定情報から特定される景品を前記ユーザ特定情報から特定されるユーザに提供するための提供処理(配送情報登録処理)を行う提供処理手段(制御部72,配送情報DB)を有する景品交換システム(1)であって、前記景品管理装置は、各景品の在庫数を登録する在庫数登録手段(制御部72,在庫数DB)と、前記予約内容登録処理に伴って、前記在庫数登録手段に登録された在庫数を減算更新する在庫数更新手段(制御部72)と、該在庫数更新手段により更新された在庫数に基づいて、前記景品の予約が可能であるか否かを判定する在庫数判定手段(制御部72)と、前記ユーザ1人あたりが予約可能な景品の個数又は前記ユーザ1人あたりが予約に供することが可能な有価価値(価格)に対する上限値を設定する上限値設定手段(制御部72,上限値DB)と、前記予約を行うユーザについて、前記予約内容登録処理に供されたが前記提供処理に未だ供されていない景品である未提供予約景品の個数である未提供予約個数又は当該未提供予約景品に対応する有価価値である未提供予約価値を特定する未提供予約特定手段(制御部72,未提供予約個数・価格DB)と、該未提供予約特定手段により特定された未提供予約個数又は未提供予約価値と、前記上限値設定手段により設定された上限値とに基づいて、前記ユーザについて予約が可能であるか否かを判定する上限値判定手段(制御部72)と、をさらに有し、前記在庫数判定手段により予約が可能でないと判定されたことを条件として、該判定の対象となった景品について前記予約内容登録処理を不能化するための処理(在庫零通知の返信)を行うと共に、前記上限値判定手段により予約が可能でないと判定されたことを条件として、該判定の対象となったユーザについて前記予約内容登録処理を不能化するための処理(上限値超え通知の返信)を行うことを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品管理装置において、予め登録された在庫数から予約内容登録処理に伴って減算更新された後の在庫数に基づいて、景品の予約が可能であるか否かが判定され、予約が可能でないと判定されると、予約内容登録処理が不能化されるので、ユーザが予約をした景品を交換することができないという事態が生ずるおそれがない。また景品管理装置において、予約を行うユーザについて特定される未提供予約景品の個数又は未提供予約景品に対応する有価価値と、ユーザ1人あたりについて設定された上限値とに基づいて、該ユーザについて予約が可能であるか否かが判定され、予約が可能でないと判定されると、予約内容登録処理が不能化されるので、悪質なユーザが交換するつもりのない多量の景品を前記上限値を超えていたずらに予約することを防止でき、当該いたずらの予約により在庫数が減少して正規のユーザが予約できないといった事態を防止できる。
また第8の発明において、前記上限値設定手段(制御部72,上限値DB)は、前記上限値として、前記ユーザが予約する景品の全個数又は前記ユーザが予約する全景品に対応する有価価値(価格)に対する全体上限値と、該全体上限値よりも低い値であって前記ユーザが予約する1種類の景品の個数又は前記ユーザが予約する1種類の景品に対応する有価価値に対する個別上限値とを設定し、前記未提供予約特定手段(制御部72,未提供予約個数・価格DB)は、前記未提供予約景品の全個数である全体未提供予約個数又は全未提供予約景品に対応する有価価値である全体未提供予約価値(全体未提供予約価格)と、未提供予約景品の各種類毎の個数である個別未提供予約個数又は各種類毎の未提供予約景品に対応する有価価値である個別未提供予約価値(個別未提供予約価格)とを特定し、前記上限値判定手段(制御部72)は、前記未提供予約特定手段により特定された全体未提供予約個数又は全体未提供予約価値と、前記上限値設定手段により設定された全体上限値とに基づいて、前記判定を行うと共に、前記未提供予約特定手段により特定された個別未提供予約個数又は個別未提供予約価値と、前記上限値設定手段により設定された個別上限値とに基づいて、前記判定を行うことを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、未提供予約景品の各種類毎の個数又は各種類毎の未提供予約景品に対応する有価価値と、個別上限値とに基づいて判定が行われると共に、全未提供予約景品の個数又は全未提供予約景品に対応する有価価値と、全体上限値とに基づいて判定が行われ、しかも個別上限値は全体上限値よりも低い値に設定されるので、悪質なユーザが、複数種類の景品を多量に予約するいたずらや、1種類の景品を多量に予約するいたずらを、効果的に防止できる。
また第8の発明において、前記上限値設定手段(制御部72,上限値DB)は、各景品の種類毎に、前記上限値を設定し、前記未提供予約特定手段(制御部72,未提供予約個数・価格DB)は、前記未提供予約景品の各種類毎の個数である個別未提供予約個数又は各種類毎の未提供予約景品に対応する有価価値である個別未提供予約価値(個別未提供予約価格)を特定し、前記上限値判定手段(制御部72)は、前記未提供予約特定手段により特定された個別未提供予約個数又は個別未提供予約価値と、前記上限値設定手段により設定された上限値とに基づいて、前記判定を行うことを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、各景品の種類毎に上限値を設定することができるので、各景品の種類に応じた上限値を設定することで、いたずらの予約により在庫数が減少して正規のユーザが予約できないといった事態をより効果的に防止できる。
また第8の発明において、前記上限値設定手段(制御部72,上限値DB)は、前記在庫数登録手段(制御部72,在庫数DB)に登録された各景品の在庫数及び/又は各景品に対応する有価価値に基づいて、前記上限値を設定することを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、各景品の在庫数及び/又は各景品に対応する有価価値に基づいて上限値が設定されるので、該上限値を設定する手間が省ける。
また第8の発明において、前記景品管理装置(70)は、前記上限値判定手段(制御部72)により予約が可能でないと判定されたユーザのユーザ特定情報(会員ID,景品会員ID,配送先情報)を抽出するユーザ特定情報抽出手段(制御部72)をさらに有することを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、いたずらの予約をした可能性があるユーザのユーザ特定情報を抽出することができるので、該ユーザに対して適切な対処をすることができる。
また第8の発明において、前記景品管理装置(70)は、所定期間毎(1日毎)に前記提供処理(配送情報登録処理)が行われずに登録されている予約識別情報(予約ID)及び景品特定情報(景品ID)を無効化する処理を行うことを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品管理装置において、予約内容登録処理が行われても提供処理が行われていない景品に対応する予約識別情報及び景品特定情報については、所定期間毎に無効化されるので、該無効化された景品の分だけ新たに予約内容登録処理を行うことができ、無駄に多くの在庫を用意するという不都合が生じない。
また第8の発明において、前記景品管理装置(70)は、各景品の在庫数を示す在庫数情報を受け付ける在庫数情報受付手段(通信部71)をさらに有し、該在庫数情報受付手段により受け付けた在庫数情報が示す各景品の在庫数を前記在庫数登録手段(制御部72,景品情報DB,在庫数DB)により登録することを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品管理装置において、受け付けた在庫数情報に基づいて在庫数の登録が行われるので、該登録作業の負担が軽減される。
また第8の発明において、前記予約端末(カードユニット20,キオスク端末30)は、景品の配送先を示す配送先情報の入力を受け付ける配送先情報受付手段(ディスプレイ24,34)と、該配送先情報受付手段により入力を受け付けた配送先情報を、当該予約端末が設けられている店舗(遊技場)において前記ユーザ(遊技者)に対して発行される配送先記録媒体(会員カード2,景品交換カード3)に記録される配送先特定情報(会員ID,景品会員ID)から特定可能とするための処理(配送先登録要求の送信)を行う配送先特定処理手段(場外通信部21c,通信部31)と、前記配送先記録媒体を受け付けたことに基づいて、当該受け付けた配送先記録媒体に記録された前記配送先特定情報を前記景品管理装置に送信する配送先特定情報送信手段(場外通信部21c,通信部31)と、をさらに有し、前記景品管理装置(70)は、該配送先特定情報送信手段から送信されてきた配送先特定情報から特定される配送先に前記景品を配送するための配送処理(配送情報登録処理)を前記提供処理として前記提供処理手段(制御部72,配送情報DB)により行うことを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、予約端末において、配送先情報を入力して、該配送先情報を配送先記録媒体から特定可能としておけば、該配送先記録媒体から特定される配送先情報の配送先に景品が配送されるので、何度も配送先情報を入力する必要がなくなり、ユーザの利便性が向上する。
また第8の発明において、前記予約端末(カードユニット20,キオスク端末30)又は前記景品管理装置(70)は、該予約端末で受け付けた配送先記録媒体(会員カード2,景品交換カード3)を発行した店舗(遊技場)と、当該予約端末が設けられる店舗とが、予め定められたグループ関係にあるグループ店であるか否かを判定するグループ店判定手段(制御部72)をさらに有し、前記景品管理装置は、該グループ店判定手段によりグループ店であると判定されたことを条件として、前記配送先特定情報(会員ID,景品会員ID)から特定される配送先への前記配送処理(配送情報登録処理)を前記提供処理手段(制御部72,配送情報DB)により行うことを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、予約端末において受け付けた配送先記録媒体が当該予約端末が設けられる店舗のグループ店で発行された配送先記録媒体であれば、該配送先記録媒体から特定される配送先情報の配送先に景品が配送されるので、ユーザは各店舗毎の配送先記録媒体を持つ煩わしさが無くなり、該ユーザの利便性が向上する。
さらに第8の発明において、前記予約確定端末(50)は、当該予約確定端末を操作する店員を識別可能な店員識別情報(店舗ID)を前記景品管理装置(70)に送信する店員識別情報送信手段(通信部51)をさらに有し、前記景品管理装置は、前記提供処理(配送情報登録処理)に伴って、前記景品提供要求の送信元である予約確定端末を操作した店員の店員識別情報に対応付けて当該提供処理に関する情報を管理する提供情報管理手段(制御部72,配送情報DB)をさらに有することを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、予約確定端末を不正に操作した店員や誤って操作した可能性のある店員を特定して対処することができる。
[5−9.第9の発明]
次に従来技術9として、特開2006−184号公報(段落0118,0123,0138)を示す。この従来技術9には、遊技機に対応して設けられたカードユニットにおいて、ユーザが所有する有価価値の一例であるカードの残額を使用して購入を希望する商品が選択されると、該選択された全ての商品に対して1つの受注番号が表示され、該選択された商品がユーザに対して配送される遊技用システムが記載されている。
しかしながら、上記の従来技術9に示す遊技用システムでは、配送元が異なる複数の商品が選択されると、該配送元毎に異なるタイミングで前記選択された商品がユーザに対して配送されることになるが、ユーザが商品の配送状況を確認する場合には、全ての商品に対して1つの受注番号が付与されていて配送毎(つまり商品がユーザに同時に到着する配送単位毎)に確認することができないため、全ての商品について到着したか否かを確認した上で、到着していない商品の各々について配送状況の問い合わせをしなければならず、ユーザの手間がかかるという問題があった。
そこで、上記の実施形態に記載した第9の発明では、ユーザが所有する有価価値と交換可能な複数の景品の中から選択された、該ユーザが交換を希望する景品の配送状況を確認する場合に、該ユーザの手間が軽減されるような、景品交換システムを提供することを目的として、以下の発明を構成した。
即ち第9の発明として、店舗(遊技場)に設けられ、ユーザ(遊技者)が所有する有価価値(獲得玉の計数値,貯玉数)と交換可能な複数の景品の中から、前記ユーザが所有する有価価値との交換を希望する景品の選択を受け付ける選択受付手段(ディスプレイ24,34)と、該選択受付手段にて選択された景品を特定可能な景品配送要求(予約要求,及び予約確定要求)を送信する景品配送要求送信手段(場外通信部21c又は通信部31,及び通信部51)と、を有する配送要求端末(カードユニット20又はキオスク端末30,及び予約確定端末50)と、前記景品配送要求送信手段から送信されてきた景品配送要求から特定される景品を前記ユーザに配送するための配送処理(配送情報登録処理)を行う景品管理装置(70)と、を備える景品交換システム(1)であって、前記景品管理装置は、前記複数の景品の各々について配送元を示す配送元情報を管理する配送元管理手段(景品情報DB)と、該配送元管理手段で管理している各景品の配送元情報に基づいて、前記景品配送要求送信手段から送信されてきた景品配送要求から特定される複数の景品を、配送元情報が同一である景品毎に分類する景品分類手段(制御部72)と、該景品分類手段により分類された各分類について、当該分類を識別可能な分類識別情報(予約確定ID)を割り当て、該割り当てた分類識別情報に対応付けて該分類識別情報に対応する景品を前記ユーザに配送するための配送情報を登録するための配送情報登録処理を前記配送処理として行う配送情報登録手段(制御部72,配送情報DB)と、前記各分類識別情報と各分類識別情報に対応する景品を特定可能な情報とを含む配送情報通知(配送登録完了通知)を前記配送要求端末に対して送信する配送情報通知送信手段(通信部71)と、を有し、前記配送要求端末は、前記配送情報通知送信手段から送信されてきた配送情報通知に含まれる各分類識別情報に対応付けて各分類識別情報に対応する景品の景品情報が視認可能に記録された記録媒体(配送レシート7)を発行する記録媒体発行手段(配送レシートプリンタ56)を有することを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、ユーザにより選択された各景品が配送元情報が同一である景品毎に分類され、該分類された各分類毎に割り当てられた各分類識別情報に対応付けて各分類識別情報に対応する景品の景品情報が視認可能に記録された記録媒体が発行されることにより、ユーザが交換を希望する景品の配送状況を確認する場合には、各分類識別情報に対応する少なくとも1つの景品が到着したか否かを確認し、到着していない景品に対応する分類識別情報により配送状況の問い合わせを行えば、当該分類識別情報に対応する全ての景品の配送状況を確認することができる(つまり分類識別情報単位で確認を行うだけで良い)ので、ユーザの手間が軽減される。
また第9の発明において、前記配送要求端末(カードユニット20,キオスク端末30)は、前記選択受付手段(ディスプレイ24,34)にて選択された景品の配送先の指定を受け付ける配送先受付手段(ディスプレイ24,34)をさらに有し、該配送先受付手段は、前記選択受付手段にて選択された複数の景品について異なる配送先の指定を受付可能であり、前記景品配送要求送信手段(場外通信部21c,通信部31)は、該配送先受付手段にて指定を受け付けた配送先を特定可能な前記景品配送要求(予約要求)を前記景品管理装置(70)に対して送信し、前記景品分類手段(制御部72)は、該景品配送要求送信手段から送信されてきた景品配送要求から特定される複数の景品を、配送元情報が同一であり、かつ該景品配送要求から特定される配送先が同一である景品毎に分類することを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品配送要求から特定される複数の景品について異なる配送先が指定された場合であっても、配送元情報及び該配送先が同一である景品毎に分類され、該分類された各分類毎に前記分類識別情報が割り当てられて前記記録媒体が発行されるので、ユーザに同時に到着する景品の単位で容易に配送状況を確認することができる。
また第9の発明において、前記配送要求端末(カードユニット20,キオスク端末30)は、前記選択受付手段(ディスプレイ24,34)にて選択された景品の配送時期の指定を受け付ける配送時期受付手段(ディスプレイ24,34)をさらに有し、該配送時期受付手段は、前記選択受付手段にて選択された複数の景品について異なる配送時期の指定を受付可能であり、前記景品配送要求送信手段(場外通信部21c,通信部31)は、該配送時期受付手段にて指定を受け付けた配送時期を特定可能な前記景品配送要求(予約要求)を前記景品管理装置(70)に対して送信し、前記景品分類手段(制御部72)は、該景品配送要求送信手段から送信されてきた景品配送要求から特定される複数の景品を、配送元情報が同一であり、かつ該景品配送要求から特定される配送時期が同一である景品毎に分類することを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品配送要求から特定される複数の景品について異なる配送時期が指定された場合であっても、配送元情報及び該配送時期が同一である景品毎に分類され、該分類された各分類毎に前記分類識別情報が割り当てられて前記記録媒体が発行されるので、ユーザに同時に到着する景品の単位で容易に配送状況を確認することができる。
また第9の発明において、前記配送要求端末は、前記選択受付手段(ディスプレイ24,34)を有する予約端末(カードユニット20,キオスク端末30)と、前記景品配送要求送信手段(通信部51)及び前記記録媒体発行手段(配送レシートプリンタ56)を有する予約確定端末(50)と、からなり、前記予約端末は、前記選択受付手段にて選択された景品を特定可能な景品特定情報(景品ID)を含む予約要求を前記景品管理装置(70)に対して送信する予約要求送信手段(場外通信部21c,通信部31)をさらに有し、前記景品管理装置は、前記予約要求送信手段から送信されてきた予約要求に対応する予約を識別可能な予約識別情報(予約ID)に対応付けて該予約要求に含まれる景品特定情報を登録する予約内容登録処理を行う予約内容登録手段(制御部72,予約情報DB)をさらに有し、前記予約確定端末は、前記予約識別情報を受け付ける予約識別情報受付手段(バーコードリーダ55)をさらに有し、該予約識別情報受付手段にて受け付けた予約識別情報を含む前記景品配送要求(予約確定要求)を前記景品配送要求送信手段により前記景品管理装置に対して送信し、前記景品管理装置は、前記景品配送要求送信手段から送信されてきた景品配送要求に含まれる予約識別情報に対応付けて登録された景品特定情報から特定される景品を対象とした前記配送情報登録処理を前記配送情報登録手段(制御部72,配送情報DB)により行うことを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、ユーザが景品を選択して予約する予約端末と、景品管理装置において該予約を確定して景品をユーザに配送するための景品配送要求を送信する予約確定端末とが別個に設けられていることにより、ユーザが有価価値の獲得に拘わらず気軽に景品を予約しておくことができるので、景品交換を促進できる。
また第9の発明において、前記予約内容登録手段(制御部72,予約情報DB)は、前記予約要求送信手段(場外通信部21c,通信部31)から送信されてきた予約要求に含まれる景品特定情報(景品ID)から特定される景品が複数であることに基づき、当該複数の景品の各々について前記予約識別情報(予約ID)を割り当てて前記予約内容登録処理を行い、前記予約端末(カードユニット20,キオスク端末30)は、該予約内容登録処理にて各景品について割り当てられた予約識別情報を出力する予約識別情報出力手段(予約レシートプリンタ25,35)をさらに有することを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、ユーザにより予約された複数の景品の各々について予約識別情報が割り当てられて、該予約識別情報が出力されることにより、当該複数の景品のうち一部の景品の予約確定をやめたい場合には、予約確定させたい景品の予約識別情報のみを予約確定端末で受け付けるようにすれば良いので、一旦予約を取り消して再度予約をやり直すという手間が省ける。
さらに第9の発明において、前記景品配送要求送信手段(通信部51)は、前記ユーザを特定可能な前記景品配送要求(予約確定要求)を前記景品管理装置(70)に対して送信し、前記配送情報登録手段(制御部72,配送情報DB)は、該景品配送要求送信手段から送信されてきた景品配送要求から特定されるユーザを特定可能なユーザ特定情報(会員ID若しくは景品会員ID,配送先情報)を前記配送情報として登録し、前記景品管理装置は、前記景品配送要求送信手段から送信されてきた景品配送要求から特定されるユーザのユーザ特定情報に対応付けて、該景品配送要求から特定される景品と配送元情報が同一である配送情報が既に登録されているか否かを判定する同一配送元判定手段(制御部72)をさらに有し、前記配送情報登録手段は、該同一配送元判定手段により既に登録されていると判定されたことを条件として、当該既に登録されている配送情報に対応する分類識別情報(予約確定ID)に対応付けて、前記配送元情報が同一である景品の配送情報を登録する前記配送情報登録処理を行うことを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品配送要求を複数回に分けて送信しても、景品配送要求から特定される景品と配送元情報が同一である配送情報が既に登録されている場合には、該既に登録されている配送情報に対応する分類識別情報に対応付けて当該配送元情報が同一である景品の配送情報が登録されることにより、1つの分類識別情報でより多くの景品の配送状況を確認することができるので、ユーザの手間がさらに軽減される。
[5−10.第10の発明]
次に従来技術10として、特開2001−334053号公報(段落0015)を示す。この従来技術10には、店舗の一例である遊技場に設けられ、複数の景品を表示し、該景品の中からユーザが交換を希望する景品の選択を受け付ける景品表示装置の一例である端末機器と、遊技場の外部に設けられ、該端末機器に表示される景品に関する情報を管理する景品管理装置の一例であるサーバ機器と、を備え、サーバ機器から端末機器に対して、前記表示される景品に関する情報を含む景品データを送信する景品交換システムが記載されている。
しかしながら、上記の従来技術10に示した景品交換システムでは、サーバ機器から端末機器に対して送信される景品データは、遊技場によらず一律であるため、各遊技場の客層や土地柄や季節に応じた景品を提供できず、遊技者に対して景品交換を促進できないという問題があった。
そこで、上記の実施形態に記載した第10の発明では、店舗が希望する景品を提供でき、ユーザに対して景品交換を促進できるような、景品交換システムを提供することを目的として、以下の発明を構成した。
即ち第10の発明として、店舗(遊技場)に設けられ、ユーザ(遊技者)が所有する有価価値(獲得玉の計数値,貯玉数)と交換可能な複数の景品を表示する表示手段(ディスプレイ24,34)と、該表示手段に表示される景品の中から、交換を予約する景品の選択を前記ユーザから受け付ける予約受付手段(ディスプレイ24,34)と、該予約受付手段にて選択された景品を特定可能な景品特定情報(景品ID)を含む予約要求を送信する予約要求送信手段(場外通信部21c,通信部31)と、を有する景品表示装置(カードユニット20,キオスク端末30)と、前記予約要求送信手段から送信されてきた予約要求に含まれる景品特定情報から特定される景品を前記ユーザに提供するための予約処理(予約内容登録処理)を行う予約処理手段(制御部72,予約情報DB)と、各景品の在庫数を管理する在庫数管理手段(制御部72,景品情報DB)と、各景品について、前記予約処理に供された予約個数(予約累計数)を集計する予約個数集計手段(制御部72,予約・確定累計数DB)と、前記在庫数管理手段で管理している在庫数と、該予約個数集計手段にて集計された予約個数とに基づいて、前記景品の予約が可能であるか否かを判定する予約可否判定手段(制御部72)と、該予約可否判定手段により景品の予約が可能でないと判定されたことを条件として、該判定の対象となった景品の予約を停止するための予約停止情報(在庫零通知)を前記景品表示装置に送信する予約停止情報送信手段(通信部71)と、を有する景品管理装置(70)と、を備える景品交換システム(1)であって、前記景品管理装置は、所定数の景品が含まれる景品パッケージを複数設定する景品パッケージ設定手段(制御部72,ディスプレイ73及び入力装置74)と、該景品パッケージ設定手段により設定された前記複数の景品パッケージのうち、前記店舗が希望する景品パッケージの選択を受け付ける景品パッケージ選択受付手段(通信部71)と、該景品パッケージ選択受付手段にて選択された景品パッケージに含まれる景品を当該店舗に設けられる前記景品表示装置で表示するための処理を行う景品表示処理手段(制御部72,通信部71)と、をさらに有することを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品管理装置において、予め設定された複数の景品パッケージのうち、店舗が希望する景品パッケージの選択を受け付け、該選択された景品パッケージに含まれる景品が当該店舗に設けられる景品表示装置で表示するための処理が行われるので、店舗の客層や土地柄や季節に応じて、該店舗が希望する景品を提供でき、ユーザに対して景品交換を促進することができる。
また第10の発明において、前記景品管理装置(70)は、前記在庫数管理手段(制御部72,景品情報DB)で管理している在庫数の変更を受け付ける在庫数変更手段(通信部71)をさらに有し、前記予約可否判定手段(制御部72)は、該在庫数変更手段にて在庫数の変更を受け付けたことを条件として、該変更を受け付けた後の在庫数と、前記予約個数集計手段にて集計された予約個数とに基づいて、前記景品の予約が可能であるか否かを判定することを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品の在庫を管理する側において景品の在庫数に不測の変動が生じた場合であっても、景品管理装置において、当該景品の在庫数の変更を受け付けて、該変更を受け付けた後の在庫数と予約個数とに基づいて該景品の予約が可能でないと判定されると、該景品の予約を迅速に停止することができるので、事後的な対処が必要となる予約の件数を低減でき、景品を提供する側の手間やユーザの迷惑を低減できる。
また別の第10の発明として、店舗(遊技場)に設けられ、ユーザ(遊技者)が所有する有価価値(獲得玉の計数値,貯玉数)と交換可能な複数の景品を表示する表示手段(ディスプレイ24,34)と、該表示手段に表示される景品の中から、交換を予約する景品の選択を前記ユーザから受け付ける予約受付手段(ディスプレイ24,34)と、該予約受付手段にて選択された景品を特定可能な景品特定情報(景品ID)を含む予約要求を送信する予約要求送信手段(場外通信部21c,通信部31)と、を有する景品表示装置(カードユニット20,キオスク端末30)と、前記予約要求送信手段から送信されてきた予約要求に含まれる景品特定情報から特定される景品を前記ユーザに提供するための予約処理(予約内容登録処理)を行う予約処理手段(制御部72,予約情報DB)と、各景品の初期在庫数から前記予約処理に供された予約個数を減算した現在在庫数を管理する現在在庫数管理手段(制御部72,在庫数DB)と、該現在在庫数に基づいて、前記景品の予約が可能であるか否かを判定する予約可否判定手段(制御部72)と、該予約可否判定手段により景品の予約が可能でないと判定されたことを条件として、該判定の対象となった景品の予約を停止するための予約停止情報(在庫零通知)を前記景品表示装置に送信する予約停止情報送信手段(通信部71)と、を有する景品管理装置(70)と、を備える景品交換システム(1)であって、前記景品管理装置は、所定数の景品が含まれる景品パッケージを複数設定する景品パッケージ設定手段(制御部72,ディスプレイ73及び入力装置74)と、該景品パッケージ設定手段により設定された前記複数の景品パッケージのうち、前記店舗が希望する景品パッケージの選択を受け付ける景品パッケージ選択受付手段(通信部71)と、該景品パッケージ選択受付手段にて選択された景品パッケージに含まれる景品を当該店舗に設けられる前記景品表示装置で表示するための処理を行う景品表示処理手段(制御部72,通信部71)と、をさらに有することを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品管理装置において、予め設定された複数の景品パッケージのうち、店舗が希望する景品パッケージの選択を受け付け、該選択された景品パッケージに含まれる景品が当該店舗に設けられる景品表示装置で表示するための処理が行われるので、店舗の客層や土地柄や季節に応じて、該店舗が希望する景品を提供でき、ユーザに対して景品交換を促進することができる。
また第10の発明において、前記景品管理装置(70)は、各景品の初期在庫数を管理する初期在庫数管理手段(制御部72,景品情報DB)と、該初期在庫数管理手段で管理している初期在庫数の変更を受け付ける在庫数変更手段(通信部71)と、該在庫数変更手段にて初期在庫数の変更を受け付けたことを条件として、初期在庫数の変動数に基づいて、前記現在在庫数管理手段(制御部72,在庫数DB)で管理している現在在庫数を更新する現在在庫数更新手段(制御部72)と、をさらに有し、前記予約可否判定手段(制御部72)は、該現在在庫数更新手段にて現在在庫数が更新されたことを条件として、該更新された後の現在在庫数に基づいて、前記景品の予約が可能であるか否かを判定することを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品の在庫を管理する側において景品の在庫数に不測の変動が生じた場合であっても、景品管理装置において、当該景品の初期在庫数の変更を受け付けて、該初期在庫数の変動数に基づいて更新される現在在庫数に基づいて該景品の予約が可能でないと判定されると、該景品の予約を迅速に停止することができるので、事後的な対処が必要となる予約の件数を低減でき、景品を提供する側の手間やユーザの迷惑を低減できる。
また第10の発明において、前記景品管理装置(70)は、前記景品パッケージ設定手段(制御部72,ディスプレイ73及び入力装置74)により設定された前記景品パッケージに含まれる景品を更新する景品更新手段(ディスプレイ73及び入力装置74)をさらに有し、該景品更新手段により更新された景品を前記景品表示装置(カードユニット20,キオスク端末30)で表示するための処理を前記景品表示処理手段(制御部72,通信部71)により行うことを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品管理装置において、景品の交換状況等に応じて、景品パッケージに含まれる景品を更新することができるので、景品交換をより促進することができる。
また第10の発明において、前記景品管理装置(70)は、複数の景品提供業者から提供される景品に関する情報を(景品情報DBで)管理し、前記景品パッケージ設定手段(制御部72,ディスプレイ73及び入力装置74)は、前記複数の景品提供業者のうちの少なくとも一部の景品提供業者について、各景品提供業者毎に前記景品パッケージを設定し、前記景品パッケージ選択受付手段(通信部71)は、前記店舗(遊技場)が希望する景品提供業者及び景品パッケージの選択を受け付けることを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品管理装置において、店舗が希望する景品提供業者の景品パッケージの選択を受け付けることができるので、景品交換をより促進することができる。
また第10の発明において、前記景品表示装置(カードユニット20,キオスク端末30)は、景品の配送先を示す配送先情報の入力を受け付ける配送先情報受付手段(ディスプレイ24,34)と、該配送先情報受付手段により入力を受け付けた配送先情報を、当該景品表示装置が設けられている店舗(遊技場)において前記ユーザ(遊技者)に対して発行される配送先記録媒体(会員カード2,景品交換カード3)に記録される配送先特定情報(会員ID,景品会員ID)から特定可能とするための処理(配送先登録要求の送信)を行う配送先特定処理手段(場外通信部21c,通信部31)と、前記配送先記録媒体を受け付けたことに基づいて、当該受け付けた配送先記録媒体に記録された前記配送先特定情報を前記景品管理装置(70)に送信する配送先特定情報送信手段(場外通信部21c,通信部31)と、をさらに有し、前記景品管理装置は、該配送先特定情報送信手段から送信されてきた配送先特定情報から特定される配送先に前記景品を配送するための配送処理(配送情報登録処理)を(制御部72,配送情報DBにより)行うことを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品表示装置において、配送先情報を入力して、該配送先情報を配送先記録媒体から特定可能としておけば、該配送先記録媒体から特定される配送先情報の配送先に景品が配送されるので、何度も配送先情報を入力する必要がなくなり、ユーザの利便性が向上する。
また第10の発明において、前記景品管理装置(70)は、前記予約要求送信手段場外通信部21c,通信部31)から送信されてきた予約要求に対応する予約を識別可能な予約識別情報(予約ID)に対応付けて該予約要求に含まれる景品特定情報(景品ID)を登録する予約内容登録処理を前記予約処理として前記予約処理手段(制御部72,予約情報DB)により行い、前記景品管理システムは、店舗(遊技場)に設けられ、前記予約識別情報を受け付ける予約識別情報受付手段(バーコードリーダ55)と、該予約識別情報受付手段にて受け付けた予約識別情報を含む景品提供要求(予約確定要求)を前記景品管理装置に送信する景品提供要求送信手段(通信部51)と、を有する予約確定端末(50)をさらに備え、前記景品管理装置は、前記景品提供要求送信手段から送信されてきた景品提供要求に含まれる予約識別情報に対応付けて登録された景品特定情報から特定される景品を前記ユーザに提供するための提供処理(配送情報登録処理)を行う提供処理手段(制御部72,配送情報DB)をさらに有することを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、ユーザが景品を選択して予約する景品表示装置と、景品管理装置において該予約を確定して景品をユーザに提供するための景品提供要求を送信する予約確定端末とが別個に設けられていることにより、ユーザが有価価値の獲得に拘わらず気軽に景品を予約しておくことができるので、景品交換を促進できると共に、景品の予約が可能であると判定されたことを条件として、予約内容登録処理が行われるので、ユーザが予約をした景品を交換することができないという事態が生ずるおそれがない。
さらに第10の発明において、前記予約確定端末(50)は、当該予約確定端末を操作する店員を識別可能な店員識別情報(店舗ID)を前記景品管理装置(70)に送信する店員識別情報送信手段(通信部51)をさらに有し、前記景品管理装置は、前記提供処理(配送情報登録処理)に伴って、前記景品提供要求(予約確定要求)の送信元である予約確定端末を操作した店員の店員識別情報に対応付けて当該提供処理に関する情報を管理する提供情報管理手段(制御部72,配送情報DB)をさらに有することを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、予約確定端末を不正に操作した店員や誤って操作した可能性のある店員を特定して対処することができる。
[5−11.第11の発明]
次に従来技術11として、特開2001−334053号公報(段落0015)を示す。この従来技術11には、店舗の一例である遊技場に設けられ、複数の景品を表示し、該景品の中からユーザが交換を希望する景品の選択を受け付ける景品表示装置の一例である端末機器と、遊技場の外部に設けられ、該端末機器に表示される景品に関する情報を管理する景品管理装置の一例であるサーバ機器と、を備え、サーバ機器から端末機器に対して、前記表示される景品に関する情報を含む景品データを送信する景品交換システムが記載されている。
しかしながら、上記の従来技術11に示す景品交換システムでは、端末機器で表示する景品の中に不良品が発覚した場合であっても、該不良品の選択を受け付けてしまうので、当該不良品を選択した遊技者に対する有価価値の返却や代替品の提供等の、事後的な対処が必要となる件数が多くなってしまい、遊技場の手間や遊技者の迷惑が多くなるという問題があった。
そこで、上記の実施形態に記載した第11の発明では、予約を受け付ける景品の中に不良品が発覚した場合であっても、事後的な対処が必要となる予約の件数を低減でき、景品を提供する側の手間やユーザの迷惑を低減できるような、景品交換システムを提供することを目的として、以下の発明を構成した。
即ち第11の発明として、店舗(遊技場)に設けられ、ユーザ(遊技者)が所有する有価価値(獲得玉の計数値,貯玉数)と交換可能な複数の景品を表示する表示手段(ディスプレイ24,34)と、該表示手段に表示される景品の中から、交換を予約する景品の選択を前記ユーザから受け付ける予約受付手段(ディスプレイ24,34)と、該予約受付手段にて選択された景品を特定可能な景品特定情報(景品ID)を含む予約要求を送信する予約要求送信手段(場外通信部21c,通信部31)と、を有する景品表示装置(カードユニット20,キオスク端末30)と、前記予約要求送信手段から送信されてきた予約要求に含まれる景品特定情報から特定される景品を前記ユーザに提供するための予約処理(予約内容登録処理)を行う予約処理手段(制御部72,予約情報DB)と、各景品の在庫数を管理する在庫数管理手段(制御部72,景品情報DB)と、各景品について、前記予約処理に供された予約個数(予約累計数)を集計する予約個数集計手段(制御部72,予約・確定累計数DB)と、前記在庫数管理手段で管理している在庫数と、該予約個数集計手段にて集計された予約個数とに基づいて、前記景品の予約が可能であるか否かを判定する予約可否判定手段(制御部72)と、該予約可否判定手段により景品の予約が可能でないと判定されたことを条件として、該判定の対象となった景品の予約を停止するための予約停止情報(在庫零通知)を前記景品表示装置に送信する予約停止情報送信手段(通信部71)と、を有する景品管理装置(70)と、を備える景品交換システム(1)であって、前記景品管理装置は、前記複数の景品のうち、予約を停止する景品の指定を受け付ける予約停止景品受付手段(ディスプレイ73及び入力装置74)をさらに有し、該予約停止景品受付手段にて指定を受け付けた景品の予約を停止するための予約停止情報を前記予約停止情報送信手段により前記景品表示装置に送信することを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、不良品の発覚に応じて、景品管理装置において、予約を停止する景品の指定を受け付けて、該景品の予約を迅速に停止することができるので、事後的な対処が必要となる予約の件数を低減でき、景品を提供する側の手間やユーザの迷惑を低減できる。
また第11の発明において、前記景品管理装置(70)は、前記在庫数管理手段(制御部72,景品情報DB)で管理している在庫数の変更を受け付ける在庫数変更手段(通信部71)をさらに有し、前記予約可否判定手段(制御部72)は、該在庫数変更手段にて在庫数の変更を受け付けたことを条件として、該変更を受け付けた後の在庫数と、前記予約個数集計手段にて集計された予約個数とに基づいて、前記景品の予約が可能であるか否かを判定することを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品の在庫を管理する側において景品の在庫数に不測の変動が生じた場合であっても、景品管理装置において、当該景品の在庫数の変更を受け付けて、該変更を受け付けた後の在庫数と予約個数とに基づいて該景品の予約が可能でないと判定されると、該景品の予約を迅速に停止することができるので、事後的な対処が必要となる予約の件数を低減でき、景品を提供する側の手間やユーザの迷惑を低減できる。
また別の第11の発明として、店舗(遊技場)に設けられ、ユーザ(遊技者)が所有する有価価値(獲得玉の計数値,貯玉数)と交換可能な複数の景品を表示する表示手段(ディスプレイ24,34)と、該表示手段に表示される景品の中から、交換を予約する景品の選択を前記ユーザから受け付ける予約受付手段(ディスプレイ24,34)と、該予約受付手段にて選択された景品を特定可能な景品特定情報(景品ID)を含む予約要求を送信する予約要求送信手段(場外通信部21c,通信部31)と、を有する景品表示装置(カードユニット20,キオスク端末30)と、前記予約要求送信手段から送信されてきた予約要求に含まれる景品特定情報から特定される景品を前記ユーザに提供するための予約処理(予約内容登録処理)を行う予約処理手段(制御部72,予約情報DB)と、各景品の初期在庫数から前記予約処理に供された予約個数を減算した現在在庫数を管理する現在在庫数管理手段(制御部72,在庫数DB)と、該現在在庫数に基づいて、前記景品の予約が可能であるか否かを判定する予約可否判定手段(制御部72)と、該予約可否判定手段により景品の予約が可能でないと判定されたことを条件として、該判定の対象となった景品の予約を停止するための予約停止情報(在庫零通知)を前記景品表示装置に送信する予約停止情報送信手段(通信部71)と、を有する景品管理装置(70)と、を備える景品交換システム(1)であって、前記景品管理装置は、前記複数の景品のうち、予約を停止する景品の指定を受け付ける予約停止景品受付手段(ディスプレイ73及び入力装置74)をさらに有し、該予約停止景品受付手段にて指定を受け付けた景品の予約を停止するための予約停止情報を前記予約停止情報送信手段により前記景品表示装置に送信することを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、不良品の発覚に応じて、景品管理装置において、予約を停止する景品の指定を受け付けて、該景品の予約を迅速に停止することができるので、事後的な対処が必要となる予約の件数を低減でき、景品を提供する側の手間やユーザの迷惑を低減できる。
また第11の発明において、前記景品管理装置(70)は、各景品の初期在庫数を管理する初期在庫数管理手段(制御部72,景品情報DB)と、該初期在庫数管理手段で管理している初期在庫数の変更を受け付ける在庫数変更手段(通信部71)と、該在庫数変更手段にて初期在庫数の変更を受け付けたことを条件として、初期在庫数の変動数に基づいて、前記現在在庫数管理手段(制御部72,在庫数DB)で管理している現在在庫数を更新する現在在庫数更新手段(制御部72)と、をさらに有し、前記予約可否判定手段(制御部72)は、該現在在庫数更新手段にて現在在庫数が更新されたことを条件として、該更新された後の現在在庫数に基づいて、前記景品の予約が可能であるか否かを判定することを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品の在庫を管理する側において景品の在庫数に不測の変動が生じた場合であっても、景品管理装置において、当該景品の初期在庫数の変更を受け付けて、該初期在庫数の変動数に基づいて更新される現在在庫数に基づいて該景品の予約が可能でないと判定されると、該景品の予約を迅速に停止することができるので、事後的な対処が必要となる予約の件数を低減でき、景品を提供する側の手間やユーザの迷惑を低減できる。
また第11の発明において、前記景品管理装置(70)は、前記予約要求を受信したことに基づいて、該予約要求に含まれる景品特定情報(景品ID)から特定される景品が前記予約停止景品受付手段(ディスプレイ73及び入力装置74)にて指定を受け付けた景品であるか否かを判定する予約停止景品判定手段(制御部72)をさらに有し、該予約停止景品判定手段により前記指定を受け付けた景品であると判定されたことを条件として、前記予約停止情報を前記予約停止情報送信手段(通信部71)により送信することを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品管理装置は、予約要求を受信したことに基づいて、該予約要求に含まれる景品特定情報から特定される景品が予約を停止する景品であれば、受動的に予約停止情報を返信するので、能動的に予約停止情報を送信する場合に比べて、処理の負荷が軽減される。
また第11の発明において、前記景品表示装置(カードユニット20,キオスク端末30)は、前記予約停止情報を受信したことに基づいて、前記予約停止景品受付手段(ディスプレイ73及び入力装置74)にて指定を受け付けた景品を、前記表示手段(ディスプレイ24,34)に表示しないか、又は、選択不能に該表示手段に表示する処理を行うことを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品表示装置において、予約停止情報を受信した後は、予約を停止する景品を選択できなくなるので、ユーザによる無駄な操作が無くなり、ユーザの利便性を向上できる。
また第11の発明において、前記景品管理装置(70)は、前記景品表示装置(カードユニット20,キオスク端末30)に景品を表示するための景品情報を所定期間毎(1日毎)に該景品表示装置に送信する景品情報送信手段(通信部71)をさらに有し、該景品情報送信手段は、前記予約停止景品受付手段(ディスプレイ73及び入力装置74)にて指定を受け付けた景品の景品情報を除いた前記景品情報を送信することを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品管理装置から景品表示装置に送信される景品情報から、予約を停止する景品の景品情報が除かれ、景品表示装置において、該景品情報を受信した後は、予約を停止する景品を選択できなくなるので、ユーザによる無駄な操作が無くなり、ユーザの利便性を向上できる。
また第11の発明において、前記景品表示装置(カードユニット20,キオスク端末30)は、景品の配送先を示す配送先情報の入力を受け付ける配送先情報受付手段(ディスプレイ24,34)と、該配送先情報受付手段により入力を受け付けた配送先情報を、当該景品表示装置が設けられている店舗(遊技場)において前記ユーザ(遊技者)に対して発行される配送先記録媒体(会員カード2,景品交換カード3)に記録される配送先特定情報(会員ID,景品会員ID)から特定可能とするための処理(配送先登録要求の送信)を行う配送先特定処理手段(場外通信部21c,通信部31)と、前記配送先記録媒体を受け付けたことに基づいて、当該受け付けた配送先記録媒体に記録された前記配送先特定情報を前記景品管理装置(70)に送信する配送先特定情報送信手段(場外通信部21c,通信部31)と、をさらに有し、前記景品管理装置は、該配送先特定情報送信手段から送信されてきた配送先特定情報から特定される配送先に前記景品を配送するための配送処理(配送情報登録処理)を(制御部72,配送情報DBにより)行うことを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品表示装置において、配送先情報を入力して、該配送先情報を配送先記録媒体から特定可能としておけば、該配送先記録媒体から特定される配送先情報の配送先に景品が配送されるので、何度も配送先情報を入力する必要がなくなり、ユーザの利便性が向上する。
また第11の発明において、前記景品管理装置(70)は、前記予約要求送信手段場外通信部21c,通信部31)から送信されてきた予約要求に対応する予約を識別可能な予約識別情報(予約ID)に対応付けて該予約要求に含まれる景品特定情報(景品ID)を登録する予約内容登録処理を前記予約処理として前記予約処理手段(制御部72,予約情報DB)により行い、前記景品管理システムは、店舗(遊技場)に設けられ、前記予約識別情報を受け付ける予約識別情報受付手段(バーコードリーダ55)と、該予約識別情報受付手段にて受け付けた予約識別情報を含む景品提供要求(予約確定要求)を前記景品管理装置に送信する景品提供要求送信手段(通信部51)と、を有する予約確定端末(50)をさらに備え、前記景品管理装置は、前記景品提供要求送信手段から送信されてきた景品提供要求に含まれる予約識別情報に対応付けて登録された景品特定情報から特定される景品を前記ユーザに提供するための提供処理(配送情報登録処理)を行う提供処理手段(制御部72,配送情報DB)をさらに有することを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、ユーザが景品を選択して予約する景品表示装置と、景品管理装置において該予約を確定して景品をユーザに提供するための景品提供要求を送信する予約確定端末とが別個に設けられていることにより、ユーザが有価価値の獲得に拘わらず気軽に景品を予約しておくことができるので、景品交換を促進できると共に、景品の予約が可能であると判定されたことを条件として、予約内容登録処理が行われるので、ユーザが予約をした景品を交換することができないという事態が生ずるおそれがない。
さらに第11の発明において、前記予約確定端末(50)は、当該予約確定端末を操作する店員を識別可能な店員識別情報(店舗ID)を前記景品管理装置(70)に送信する店員識別情報送信手段(通信部51)をさらに有し、前記景品管理装置は、前記提供処理(配送情報登録処理)に伴って、前記景品提供要求(予約確定要求)の送信元である予約確定端末を操作した店員の店員識別情報に対応付けて当該提供処理に関する情報を管理する提供情報管理手段(制御部72,配送情報DB)をさらに有することを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、予約確定端末を不正に操作した店員や誤って操作した可能性のある店員を特定して対処することができる。
[5−12.第12の発明]
次に従来技術12として、特開2006−184号公報(段落0118,0123,0138)を示す。この従来技術12には、遊技機に対応して設けられたカードユニットにおいて、ユーザが所有する有価価値の一例であるカードの残額を使用して購入を希望する商品が選択されると、該選択された全ての商品に対して1つの受注番号が表示され、該選択された商品がユーザに対して配送される遊技用システムが記載されている。
しかしながら、上記の従来技術12に示す遊技用システムでは、配送元が異なる複数の商品が選択されると、該配送元毎に異なるタイミングで前記選択された商品がユーザに対して配送されることになるが、ユーザが商品の配送状況を確認する場合には、全ての商品に対して1つの受注番号が付与されていて配送毎(つまり商品がユーザに同時に到着する配送単位毎)に確認することができないため、全ての商品について到着したか否かを確認した上で、到着していない商品の各々について配送状況の問い合わせをしなければならず、ユーザの手間がかかるという問題があった。
そこで、上記の実施形態に記載した第12の発明では、ユーザが所有する有価価値と交換可能な複数の景品の中から選択された、該ユーザが交換を希望する景品の配送状況を確認する場合に、該ユーザの手間が軽減されるような、景品交換システムを提供することを目的として、以下の発明を構成した。
即ち第12の発明として、店舗(遊技場)に設けられ、ユーザ(遊技者)が所有する有価価値(獲得玉の計数値,貯玉数)と交換可能な複数の景品の中から、交換を予約する景品の選択を前記ユーザから受け付ける予約受付手段(ディスプレイ24,34)と、該予約受付手段にて選択された景品を特定可能な予約要求を送信する予約要求送信手段(場外通信部21c,通信部31,通信部51)と、を有する景品選択装置(カードユニット20又はキオスク端末30,及び予約確定端末50)と、前記予約要求送信手段から送信されてきた予約要求から特定される景品を前記ユーザに配送するための配送情報を登録するための配送情報登録処理を少なくとも含む予約処理(予約内容登録処理)を行う予約処理手段(制御部72,予約情報DB,配送情報DB)と、各景品の在庫数を管理する在庫数管理手段(制御部72,景品情報DB)と、各景品について、前記予約処理に供された予約個数(予約累計数)を集計する予約個数集計手段(制御部72,予約・確定累計数DB)と、前記在庫数管理手段で管理している在庫数と、該予約個数集計手段にて集計された予約個数とに基づいて、前記景品の予約が可能であるか否かを判定する予約可否判定手段(制御部72)と、該予約可否判定手段により景品の予約が可能でないと判定されたことを条件として、該判定の対象となった景品の予約を停止するための予約停止情報(在庫零通知)を前記景品選択装置に送信する予約停止情報送信手段(通信部71)と、を有する景品管理装置(70)と、を備える景品交換システム(1)であって、前記景品管理装置は、前記複数の景品の各々について配送元を示す配送元情報を管理する配送元管理手段(景品情報DB)と、該配送元管理手段で管理している各景品の配送元情報に基づいて、前記予約要求送信手段から送信されてきた予約要求から特定される複数の景品を、配送元情報が同一である景品毎に分類する景品分類手段(制御部72)と、を有し、該景品分類手段により分類された各分類について、当該分類を識別可能な分類識別情報(予約確定ID)を割り当て、該割り当てた分類識別情報に対応付けて該分類識別情報に対応する景品を前記ユーザに配送するための配送情報を登録するための配送情報登録処理を前記予約処理手段(制御部72,配送情報DB)により行い、前記各分類識別情報と各分類識別情報に対応する景品を特定可能な情報とを含む配送情報通知(配送登録完了通知)を前記景品選択装置に対して送信する配送情報通知送信手段(通信部71)をさらに有し、前記景品選択装置は、前記配送情報通知送信手段から送信されてきた配送情報通知に含まれる各分類識別情報に対応付けて各分類識別情報に対応する景品の景品情報が視認可能に記録された記録媒体(配送レシート7)を発行する記録媒体発行手段(配送レシートプリンタ56)を有することを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、ユーザにより選択された各景品が配送元情報が同一である景品毎に分類され、該分類された各分類毎に割り当てられた各分類識別情報に対応付けて各分類識別情報に対応する景品の景品情報が視認可能に記録された記録媒体が発行されることにより、ユーザが交換を希望する景品の配送状況を確認する場合には、各分類識別情報に対応する少なくとも1つの景品が到着したか否かを確認し、到着していない景品に対応する分類識別情報により配送状況の問い合わせを行えば、当該分類識別情報に対応する全ての景品の配送状況を確認することができる(つまり分類識別情報単位で確認を行うだけで良い)ので、ユーザの手間が軽減される。
また第12の発明において、前記景品管理装置(70)は、前記在庫数管理手段(制御部72,景品情報DB)で管理している在庫数の変更を受け付ける在庫数変更手段(通信部71)をさらに有し、前記予約可否判定手段(制御部72)は、該在庫数変更手段にて在庫数の変更を受け付けたことを条件として、該変更を受け付けた後の在庫数と、前記予約個数集計手段にて集計された予約個数とに基づいて、前記景品の予約が可能であるか否かを判定することを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品の在庫を管理する側において景品の在庫数に不測の変動が生じた場合であっても、景品管理装置において、当該景品の在庫数の変更を受け付けて、該変更を受け付けた後の在庫数と予約個数とに基づいて該景品の予約が可能でないと判定されると、該景品の予約を迅速に停止することができるので、事後的な対処が必要となる予約の件数を低減でき、景品を提供する側の手間やユーザの迷惑を低減できる。
また別の第12の発明として、店舗(遊技場)に設けられ、ユーザ(遊技者)が所有する有価価値(獲得玉の計数値,貯玉数)と交換可能な複数の景品の中から、交換を予約する景品の選択を前記ユーザから受け付ける予約受付手段(ディスプレイ24,34)と、該予約受付手段にて選択された景品を特定可能な予約要求を送信する予約要求送信手段(場外通信部21c,通信部31,通信部51)と、を有する景品選択装置(カードユニット20又はキオスク端末30,及び予約確定端末50)と、前記予約要求送信手段から送信されてきた予約要求から特定される景品を前記ユーザに配送するための配送情報を登録するための配送情報登録処理を少なくとも含む予約処理(予約内容登録処理)を行う予約処理手段(制御部72,予約情報DB,配送情報DB)と、各景品の初期在庫数から前記予約処理に供された予約個数を減算した現在在庫数を管理する現在在庫数管理手段(制御部72,在庫数DB)と、該現在在庫数に基づいて、前記景品の予約が可能であるか否かを判定する予約可否判定手段(制御部72)と、該予約可否判定手段により景品の予約が可能でないと判定されたことを条件として、該判定の対象となった景品の予約を停止するための予約停止情報(在庫零通知)を前記景品選択装置に送信する予約停止情報送信手段(通信部71)と、を有する景品管理装置(70)と、を備える景品交換システム(1)であって、前記景品管理装置は、前記複数の景品の各々について配送元を示す配送元情報を管理する配送元管理手段(景品情報DB)と、該配送元管理手段で管理している各景品の配送元情報に基づいて、前記予約要求送信手段から送信されてきた予約要求から特定される複数の景品を、配送元情報が同一である景品毎に分類する景品分類手段(制御部72)と、を有し、該景品分類手段により分類された各分類について、当該分類を識別可能な分類識別情報(予約確定ID)を割り当て、該割り当てた分類識別情報に対応付けて該分類識別情報に対応する景品を前記ユーザに配送するための配送情報を登録するための配送情報登録処理を前記予約処理手段(制御部72,配送情報DB)により行い、前記各分類識別情報と各分類識別情報に対応する景品を特定可能な情報とを含む配送情報通知(配送登録完了通知)を前記景品選択装置に対して送信する配送情報通知送信手段(通信部71)をさらに有し、前記景品選択装置は、前記配送情報通知送信手段から送信されてきた配送情報通知に含まれる各分類識別情報に対応付けて各分類識別情報に対応する景品の景品情報が視認可能に記録された記録媒体(配送レシート7)を発行する記録媒体発行手段(配送レシートプリンタ56)を有することを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、ユーザにより選択された各景品が配送元情報が同一である景品毎に分類され、該分類された各分類毎に割り当てられた各分類識別情報に対応付けて各分類識別情報に対応する景品の景品情報が視認可能に記録された記録媒体が発行されることにより、ユーザが交換を希望する景品の配送状況を確認する場合には、各分類識別情報に対応する少なくとも1つの景品が到着したか否かを確認し、到着していない景品に対応する分類識別情報により配送状況の問い合わせを行えば、当該分類識別情報に対応する全ての景品の配送状況を確認することができる(つまり分類識別情報単位で確認を行うだけで良い)ので、ユーザの手間が軽減される。
また第12の発明において、前記景品管理装置(70)は、各景品の初期在庫数を管理する初期在庫数管理手段(制御部72,景品情報DB)と、該初期在庫数管理手段で管理している初期在庫数の変更を受け付ける在庫数変更手段(通信部71)と、該在庫数変更手段にて初期在庫数の変更を受け付けたことを条件として、初期在庫数の変動数に基づいて、前記現在在庫数管理手段(制御部72,在庫数DB)で管理している現在在庫数を更新する現在在庫数更新手段(制御部72)と、をさらに有し、前記予約可否判定手段(制御部72)は、該現在在庫数更新手段にて現在在庫数が更新されたことを条件として、該更新された後の現在在庫数に基づいて、前記景品の予約が可能であるか否かを判定することを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品の在庫を管理する側において景品の在庫数に不測の変動が生じた場合であっても、景品管理装置において、当該景品の初期在庫数の変更を受け付けて、該初期在庫数の変動数に基づいて更新される現在在庫数に基づいて該景品の予約が可能でないと判定されると、該景品の予約を迅速に停止することができるので、事後的な対処が必要となる予約の件数を低減でき、景品を提供する側の手間やユーザの迷惑を低減できる。
また第12の発明において、前記景品選択装置(カードユニット20,キオスク端末30)は、前記予約受付手段(ディスプレイ24,34)にて選択された景品の配送先の指定を受け付ける配送先受付手段(ディスプレイ24,34)をさらに有し、該配送先受付手段は、前記予約受付手段にて選択された複数の景品について異なる配送先の指定を受付可能であり、前記予約要求送信手段(場外通信部21c,通信部31)は、該配送先受付手段にて指定を受け付けた配送先を特定可能な前記予約要求を前記景品管理装置(70)に対して送信し、前記景品分類手段(制御部72)は、該予約要求送信手段から送信されてきた予約要求から特定される複数の景品を、配送元情報が同一であり、かつ該景品配送要求から特定される配送先が同一である景品毎に分類することを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品配送要求から特定される複数の景品について異なる配送先が指定された場合であっても、配送元情報及び該配送先が同一である景品毎に分類され、該分類された各分類毎に前記分類識別情報が割り当てられて前記記録媒体が発行されるので、ユーザに同時に到着する景品の単位で容易に配送状況を確認することができる。
また第12の発明において、前記景品選択装置(カードユニット20,キオスク端末30)は、前記予約受付手段(ディスプレイ24,34)にて選択された景品の配送時期の指定を受け付ける配送時期受付手段(ディスプレイ24,34)をさらに有し、該配送時期受付手段は、前記予約受付手段にて選択された複数の景品について異なる配送時期の指定を受付可能であり、前記予約要求送信手段(場外通信部21c,通信部31)は、該配送時期受付手段にて指定を受け付けた配送時期を特定可能な前記予約要求を前記景品管理装置(70)に対して送信し、前記景品分類手段(制御部72)は、該予約要求送信手段から送信されてきた予約要求から特定される複数の景品を、配送元情報が同一であり、かつ該予約要求から特定される配送時期が同一である景品毎に分類することを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品配送要求から特定される複数の景品について異なる配送時期が指定された場合であっても、配送元情報及び該配送時期が同一である景品毎に分類され、該分類された各分類毎に前記分類識別情報が割り当てられて前記記録媒体が発行されるので、ユーザに同時に到着する景品の単位で容易に配送状況を確認することができる。
また第12の発明において、前記景品選択装置(カードユニット20,キオスク端末30)は、景品の配送先を示す配送先情報の入力を受け付ける配送先情報受付手段(ディスプレイ24,34)と、該配送先情報受付手段により入力を受け付けた配送先情報を、当該景品選択装置が設けられている店舗(遊技場)において前記ユーザ(遊技者)に対して発行される配送先記録媒体(会員カード2,景品交換カード3)に記録される配送先特定情報(会員ID,景品会員ID)から特定可能とするための処理(配送先登録要求の送信)を行う配送先特定処理手段(場外通信部21c,通信部31)と、前記配送先記録媒体を受け付けたことに基づいて、当該受け付けた配送先記録媒体に記録された前記配送先特定情報を前記景品管理装置(70)に送信する配送先特定情報送信手段(場外通信部21c,通信部31)と、をさらに有し、前記景品管理装置は、該配送先特定情報送信手段から送信されてきた配送先特定情報から特定される配送先に前記景品を配送するための前記配送情報登録処理を前記予約処理手段(制御部72,配送情報DB)により行うことを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品選択装置において、配送先情報を入力して、該配送先情報を配送先記録媒体から特定可能としておけば、該配送先記録媒体から特定される配送先情報の配送先に景品が配送されるので、何度も配送先情報を入力する必要がなくなり、ユーザの利便性が向上する。
また第12の発明において、前記予約要求送信手段は、前記予約受付手段(ディスプレイ24,34)にて選択された景品を特定可能な景品特定情報(景品ID)を含む予約登録要求を前記予約要求として送信する予約登録要求送信手段(場外通信部21c,通信部31)と、前記景品の配送を要求する景品配送要求(予約確定要求)を前記予約要求として送信する景品配送要求送信手段(通信部51)と、を有し、前記景品選択装置は、前記予約受付手段及び前記予約登録要求送信手段を有する予約端末(カードユニット20,キオスク端末30)と、前記景品配送要求送信手段及び前記記録媒体発行手段(配送レシートプリンタ56)を有する予約確定端末(50)と、からなり、前記景品管理装置は、前記予約登録要求送信手段から送信されてきた予約登録要求に対応する予約を識別可能な予約識別情報(予約ID)に対応付けて該予約登録要求に含まれる景品特定情報を登録する予約内容登録処理を前記予約処理として前記予約処理手段(制御部72,予約情報DB)により行い、前記予約確定端末は、前記予約識別情報を受け付ける予約識別情報受付手段(バーコードリーダ55)を有し、該予約識別情報受付手段にて受け付けた予約識別情報を含む景品配送要求を前記景品配送要求送信手段により送信し、前記景品管理装置は、前記景品配送要求送信手段から送信されてきた景品配送要求に含まれる予約識別情報に対応付けて登録された景品特定情報から特定される複数の景品を対象とした前記景品分類処理を前記景品分類手段(制御部72)により行うことを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、ユーザが景品を選択して予約する予約端末と、景品管理装置において該予約を確定して景品をユーザに配送するための景品配送要求を送信する予約確定端末とが別個に設けられていることにより、ユーザが有価価値の獲得に拘わらず気軽に景品を予約しておくことができるので、景品交換を促進できる。
また第12の発明において、前記予約個数は、前記予約内容登録処理に供された個数であることを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、在庫数と予約内容登録処理に供された予約個数,又は初期在庫数から予約内容登録処理に供された予約個数を減算した現在在庫数に基づいて景品の予約が可能であると判定されたことを条件として、予約内容登録処理が行われるので、ユーザが予約をした景品を交換することができないという事態が生ずるおそれがない。
さらに第12の発明において、前記予約確定端末(50)は、当該予約確定端末を操作する店員を識別可能な店員識別情報(店舗ID)を前記景品管理装置(70)に送信する店員識別情報送信手段(通信部51)をさらに有し、前記景品管理装置は、前記配送情報登録処理に伴って、前記景品配送要求(予約確定要求)の送信元である予約確定端末を操作した店員の店員識別情報に対応付けて当該配送情報登録処理に関する情報を管理する配送情報管理手段(制御部72,配送情報DB)をさらに有することを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、予約確定端末を不正に操作した店員や誤って操作した可能性のある店員を特定して対処することができる。
[5−13.第13の発明]
次に従来技術13として、特開平10−146434号公報(段落0021,0022,0054,0055)を示す。この従来技術13には、店舗の一例である遊技場に設けられ、前記ユーザの一例である遊技者が所有する前記有価価値の一例である獲得玉との交換を希望する景品の予約を受け付けるカタログ景品情報装置と、該予約した景品を交換するための処理を行う景品選択装置と、からなり、該景品選択装置において、遊技者の獲得玉数から交換する景品に相当する玉数を減算する減算処理を行うと共に、管理装置において、該景品の予約IDを消去して予約を確定させる予約確定処理を行って、遊技者に対して景品の提供が行われる景品交換システムが記載されている。
しかしながら、上記の従来技術13に示す景品交換システムにおいて、前記減算処理と、景品を遊技者に提供するための処理である前記予約確定処理とが、相互に連動しないものとした場合(例えば既に前記減算処理を行うPOS端末が導入されている遊技場に、前記予約確定処理を行う予約確定端末を新たに導入する場合)には、減算処理を行わずに予約確定処理を行ってしまう(つまりは、遊技者に対して景品の提供が行われてしまう)事態が生ずるおそれがあり、遊技場が損をしてしまうおそれがあった。
そこで、上記の実施形態に記載した第13の発明では、ユーザが所有する有価価値から、交換する景品に相当する有価価値を減算することなく、該景品をユーザに提供するための処理を行ってしまっても、店舗が損をしてしまうおそれがないような、景品交換システムを提供することを目的として、以下の発明を構成した。
即ち第13の発明として、店舗(遊技場)に設けられ、ユーザ(遊技者)が所有する有価価値(獲得玉の計数値,貯玉数)と交換可能な複数の景品の中から、交換を予約する景品の選択を前記ユーザから受け付ける予約受付手段(ディスプレイ24,34)と、該予約受付手段にて選択された景品を特定可能な予約要求を送信する予約要求送信手段(場外通信部21c,通信部31,通信部51)と、を有する景品選択装置(カードユニット20又はキオスク端末30,及び予約確定端末50)と、前記予約要求送信手段から送信されてきた予約要求から特定される景品を前記ユーザに提供するための提供情報(配送情報)を登録するための提供情報登録処理(配送情報登録処理)を少なくとも含む予約処理(予約内容登録処理)を行う予約処理手段(制御部72,予約情報DB,配送情報DB)と、各景品の在庫数を管理する在庫数管理手段(制御部72,景品情報DB)と、各景品について、前記予約処理に供された予約個数(予約累計数)を集計する予約個数集計手段(制御部72,予約・確定累計数DB)と、前記在庫数管理手段で管理している在庫数と、該予約個数集計手段にて集計された予約個数とに基づいて、前記景品の予約が可能であるか否かを判定する予約可否判定手段(制御部72)と、該予約可否判定手段により景品の予約が可能でないと判定されたことを条件として、該判定の対象となった景品の予約を停止するための予約停止情報(在庫零通知)を前記景品選択装置に送信する予約停止情報送信手段(通信部71)と、を有する景品管理装置(70)と、を備え、前記景品選択装置は、前記予約受付手段にて選択された景品に相当する有価価値(交換玉数)を前記ユーザが所有する有価価値から減算するための減算処理を行う減算処理端末(POS端末40)と別個に設けられ、該減算処理が行われたか否かに拘わらず、前記予約要求を送信する景品交換システム(1)であって、前記景品管理装置は、前記提供情報登録処理にて登録された提供情報のうち、取消を希望する提供情報の指定を前記店舗から受け付ける取消指定受付手段(通信部71)と、該取消指定受付手段にて指定を受け付けた提供情報に対応する景品の前記ユーザへの提供を停止するための処理を行う提供停止手段(制御部72)と、をさらに有することを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、ユーザが所有する有価価値から、交換する景品に相当する有価価値を減算していないにも拘わらず、景品管理装置において、景品をユーザに提供するための提供情報を登録する提供情報登録処理が行われてしまっても、取消を希望する提供情報の指定を店舗から受け付けると、該指定を受け付けた提供情報に対応する景品の提供を停止するための処理が行われて、景品の提供が行われないので、店舗が損をしてしまうおそれがない。
また第13の発明において、前記景品管理装置(70)は、前記在庫数管理手段(制御部72,景品情報DB)で管理している在庫数の変更を受け付ける在庫数変更手段(通信部71)をさらに有し、前記予約可否判定手段(制御部72)は、該在庫数変更手段にて在庫数の変更を受け付けたことを条件として、該変更を受け付けた後の在庫数と、前記予約個数集計手段にて集計された予約個数とに基づいて、前記景品の予約が可能であるか否かを判定することを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品の在庫を管理する側において景品の在庫数に不測の変動が生じた場合であっても、景品管理装置において、当該景品の在庫数の変更を受け付けて、該変更を受け付けた後の在庫数と予約個数とに基づいて該景品の予約が可能でないと判定されると、該景品の予約を迅速に停止することができるので、事後的な対処が必要となる予約の件数を低減でき、景品を提供する側の手間やユーザの迷惑を低減できる。
また別の第13の発明として、店舗(遊技場)に設けられ、ユーザ(遊技者)が所有する有価価値(獲得玉の計数値,貯玉数)と交換可能な複数の景品の中から、交換を予約する景品の選択を前記ユーザから受け付ける予約受付手段(ディスプレイ24,34)と、該予約受付手段にて選択された景品を特定可能な予約要求を送信する予約要求送信手段(場外通信部21c,通信部31,通信部51)と、を有する景品選択装置(カードユニット20又はキオスク端末30,及び予約確定端末50)と、前記予約要求送信手段から送信されてきた予約要求から特定される景品を前記ユーザに提供するための提供情報(配送情報)を登録するための提供情報登録処理(配送情報登録処理)を少なくとも含む予約処理(予約内容登録処理)を行う予約処理手段(制御部72,予約情報DB,配送情報DB)と、各景品の初期在庫数から前記予約処理に供された予約個数を減算した現在在庫数を管理する現在在庫数管理手段(制御部72,在庫数DB)と、該現在在庫数に基づいて、前記景品の予約が可能であるか否かを判定する予約可否判定手段(制御部72)と、該予約可否判定手段により景品の予約が可能でないと判定されたことを条件として、該判定の対象となった景品の予約を停止するための予約停止情報(在庫零通知)を前記景品選択装置に送信する予約停止情報送信手段(通信部71)と、を有する景品管理装置(70)と、を備え、前記景品選択装置は、前記予約受付手段にて選択された景品に相当する有価価値(交換玉数)を前記ユーザが所有する有価価値から減算するための減算処理を行う減算処理端末(POS端末40)と別個に設けられ、該減算処理が行われたか否かに拘わらず、前記予約要求を送信する景品交換システム(1)であって、前記景品管理装置は、前記提供情報登録処理にて登録された提供情報のうち、取消を希望する提供情報の指定を前記店舗から受け付ける取消指定受付手段(通信部71)と、該取消指定受付手段にて指定を受け付けた提供情報に対応する景品の前記ユーザへの提供を停止するための処理を行う提供停止手段(制御部72)と、をさらに有することを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、ユーザが所有する有価価値から、交換する景品に相当する有価価値を減算していないにも拘わらず、景品管理装置において、景品をユーザに提供するための提供情報を登録する提供情報登録処理が行われてしまっても、取消を希望する提供情報の指定を店舗から受け付けると、該指定を受け付けた提供情報に対応する景品の提供を停止するための処理が行われて、景品の提供が行われないので、店舗が損をしてしまうおそれがない。
また第13の発明において、前記景品管理装置(70)は、各景品の初期在庫数を管理する初期在庫数管理手段(制御部72,景品情報DB)と、該初期在庫数管理手段で管理している初期在庫数の変更を受け付ける在庫数変更手段(通信部71)と、該在庫数変更手段にて初期在庫数の変更を受け付けたことを条件として、初期在庫数の変動数に基づいて、前記現在在庫数管理手段(制御部72,在庫数DB)で管理している現在在庫数を更新する現在在庫数更新手段(制御部72)と、をさらに有し、前記予約可否判定手段(制御部72)は、該現在在庫数更新手段にて現在在庫数が更新されたことを条件として、該更新された後の現在在庫数に基づいて、前記景品の予約が可能であるか否かを判定することを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品の在庫を管理する側において景品の在庫数に不測の変動が生じた場合であっても、景品管理装置において、当該景品の初期在庫数の変更を受け付けて、該初期在庫数の変動数に基づいて更新される現在在庫数に基づいて該景品の予約が可能でないと判定されると、該景品の予約を迅速に停止することができるので、事後的な対処が必要となる予約の件数を低減でき、景品を提供する側の手間やユーザの迷惑を低減できる。
また第13の発明において、前記景品選択装置(カードユニット20,キオスク端末30)は、景品の配送先を示す配送先情報の入力を受け付ける配送先情報受付手段(ディスプレイ24,34)と、該配送先情報受付手段により入力を受け付けた配送先情報を、当該景品選択装置が設けられている店舗(遊技場)において前記ユーザ(遊技者)に対して発行される配送先記録媒体(会員カード2,景品交換カード3)に記録される配送先特定情報(会員ID,景品会員ID)から特定可能とするための処理(配送先登録要求の送信)を行う配送先特定処理手段(場外通信部21c,通信部31)と、前記配送先記録媒体を受け付けたことに基づいて、当該受け付けた配送先記録媒体に記録された前記配送先特定情報を前記景品管理装置(70)に送信する配送先特定情報送信手段(場外通信部21c,通信部31)と、をさらに有し、前記景品管理装置は、該配送先特定情報送信手段から送信されてきた配送先特定情報から特定される配送先に前記景品を配送するための配送情報を前記提供情報として登録する処理を前記提供情報登録処理(配送情報登録処理)として前記予約処理手段(制御部72,配送情報DB)により行うことを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品選択装置において、配送先情報を入力して、該配送先情報を配送先記録媒体から特定可能としておけば、該配送先記録媒体から特定される配送先情報の配送先に景品が配送されるので、何度も配送先情報を入力する必要がなくなり、ユーザの利便性が向上する。
また第13の発明において、前記予約要求送信手段は、前記予約受付手段(ディスプレイ24,34)にて選択された景品を特定可能な景品特定情報(景品ID)を含む予約登録要求を前記予約要求として送信する予約登録要求送信手段(場外通信部21c,通信部31)と、前記景品の提供を要求する景品提供要求を前記予約要求として送信する景品提供要求送信手段(通信部51)と、を有し、前記景品選択装置は、前記予約受付手段及び前記予約登録要求送信手段を有する予約端末(カードユニット20,キオスク端末30)と、前記景品提供要求送信手段を有する予約確定端末(50)と、からなり、前記景品管理装置は、前記予約登録要求送信手段から送信されてきた予約登録要求に対応する予約を識別可能な予約識別情報(予約ID)に対応付けて該予約登録要求に含まれる景品特定情報を登録する予約内容登録処理を前記予約処理として前記予約処理手段(制御部72,予約情報DB)により行い、前記予約確定端末は、前記予約識別情報を受け付ける予約識別情報受付手段(バーコードリーダ55)を有し、該予約識別情報受付手段にて受け付けた予約識別情報を含む景品提供要求を前記景品提供要求送信手段により送信し、前記景品管理装置は、前記景品提供要求送信手段から送信されてきた景品提供要求に含まれる予約識別情報に対応付けて登録された景品特定情報から特定される景品を対象とした前記提供情報登録処理(配送情報登録処理)を前記予約処理手段(制御部72,配送情報DB)により行うことを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、ユーザが景品を選択して予約する景品選択装置と、景品管理装置において該予約を確定して景品をユーザに提供するための景品提供要求を送信する予約確定端末とが別個に設けられていることにより、ユーザが有価価値の獲得に拘わらず気軽に景品を予約しておくことができるので、景品交換を促進できる。
また第13の発明において、前記予約個数は、前記予約内容登録処理に供された個数であることを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、在庫数と予約内容登録処理に供された予約個数,又は初期在庫数から予約内容登録処理に供された予約個数を減算した現在在庫数に基づいて景品の予約が可能であると判定されたことを条件として、予約内容登録処理が行われるので、ユーザが予約をした景品を交換することができないという事態が生ずるおそれがない。
また第13の発明において、前記予約確定端末(50)は、当該予約確定端末を操作する店員を識別可能な店員識別情報(店舗ID)を前記景品管理装置(70)に送信する店員識別情報送信手段(通信部51)をさらに有し、前記景品管理装置は、前記提供情報登録処理(配送情報登録処理)に伴って、前記景品提供要求(予約確定要求)の送信元である予約確定端末を操作した店員の店員識別情報に対応付けて当該提供情報登録処理に関する情報を管理する提供情報管理手段(制御部72,配送情報DB)をさらに有することを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、予約確定端末を不正に操作した店員や誤って操作した可能性のある店員を特定して対処することができる。
さらに第13の発明において、前記景品管理装置(70)は、前記景品提供要求送信手段(通信部51)から送信されてきた景品提供要求(予約確定要求)を受信したことに基づいて、当該景品提供要求に含まれる予約識別情報(予約ID)に対応付けて登録された景品特定情報(景品ID)から特定される景品について前記提供情報登録処理(配送情報登録処理)が行われているか否かを判定する提供情報登録済判定手段(制御部72)をさらに有し、該提供情報登録済判定手段により提供情報登録処理が行われていると判定されたことを条件として、該判定の対象となった景品について新たに前記提供情報登録処理を行わないことを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品提供要求に含まれる予約識別情報に対応付けて登録された景品特定情報から特定される景品について、既に提供情報登録処理が行われていると、新たな提供情報登録処理は行われないので、1つの予約に対して複数回の提供情報登録処理が行われることがなく、ユーザに対して同じ景品が複数回提供されて店舗が損をしてしまうおそれがない。
[5−14.第14の発明]
次に従来技術14として、特開2001−334053号公報(段落0015)を示す。この従来技術14には、店舗の一例である遊技場に設けられ、複数の景品を表示し、該景品の中からユーザが交換を希望する景品の選択を受け付ける景品表示装置の一例である端末機器と、遊技場の外部に設けられ、該端末機器に表示される景品に関する情報を管理する景品管理装置の一例であるサーバ機器と、を備え、サーバ機器から端末機器に対して、前記表示される景品に関する情報を含む景品データを送信する景品交換システムが記載されている。
しかしながら、上記の従来技術14に示す景品交換システムでは、サーバ機器から端末機器に対して送信される景品データは、遊技場によらず一律であるため、各遊技場の客層や土地柄や季節に応じた景品を提供できず、遊技者に対して景品交換を促進できないという問題があった。
そこで、上記の実施形態に記載した第14の発明では、店舗が希望する景品を提供でき、ユーザに対して景品交換を促進できるような、景品交換システムを提供することを目的として、以下の発明を構成した。
即ち第14の発明として、店舗(遊技場)に設けられ、ユーザ(遊技者)が所有する有価価値(獲得玉の計数値,貯玉数)と交換可能な複数の景品を表示する表示手段(ディスプレイ24,34)と、該表示手段に表示される景品の中から、交換を予約する景品の選択を前記ユーザから受け付ける予約受付手段(ディスプレイ24,34)と、該予約受付手段にて選択された景品を特定可能な景品特定情報(景品ID)を含む予約要求を送信する予約要求送信手段(場外通信部21c,通信部31)と、を有する景品表示装置(カードユニット20,キオスク端末30)と、該景品表示装置に表示される景品に関する情報を(景品情報DBで)管理すると共に、前記予約要求送信手段から送信されてきた予約要求に含まれる景品特定情報から特定される景品を前記ユーザに提供するための提供処理(配送情報登録処理)を(制御部72,配送情報DBにより)行う景品管理装置(70)と、を備える景品交換システム(1)であって、前記景品管理装置は、所定数の景品が含まれる景品パッケージを複数設定する景品パッケージ設定手段(制御部72,ディスプレイ73及び入力装置74)と、該景品パッケージ設定手段により設定された前記複数の景品パッケージのうち、前記店舗が希望する景品パッケージの選択を受け付ける景品パッケージ選択受付手段(通信部71)と、該景品パッケージ選択受付手段にて選択された景品パッケージに含まれる景品を当該店舗に設けられる前記景品表示装置で表示するための処理を行う景品表示処理手段(制御部72,通信部71)と、前記複数の景品のうち、予約を停止する景品の指定を受け付ける予約停止景品受付手段(ディスプレイ73及び入力装置74)と、該予約停止景品受付手段にて指定を受け付けた景品の予約を停止するための予約停止情報を前記景品表示装置に送信する予約停止情報送信手段(通信部71)と、をさらに有することを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品管理装置において、予め設定された複数の景品パッケージのうち、店舗が希望する景品パッケージの選択を受け付け、該選択された景品パッケージに含まれる景品が当該店舗に設けられる景品表示装置で表示するための処理が行われるので、店舗の客層や土地柄や季節に応じて、該店舗が希望する景品を提供でき、ユーザに対して景品交換を促進することができる。また不良品の発覚に応じて、景品管理装置において、予約を停止する景品の指定を受け付けて、該景品の予約を迅速に停止することができるので、事後的な対処が必要となる予約の件数を低減でき、景品を提供する側の手間やユーザの迷惑を低減できる。
また第14の発明において、前記景品管理装置(70)は、前記景品パッケージ設定手段(制御部72,ディスプレイ73及び入力装置74)により設定された前記景品パッケージに含まれる景品を更新する景品更新手段(ディスプレイ73及び入力装置74)をさらに有し、該景品更新手段により更新された景品を前記景品表示装置(カードユニット20,キオスク端末30)で表示するための処理を前記景品表示処理手段(制御部72,通信部71)により行うことを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品管理装置において、景品の交換状況等に応じて、景品パッケージに含まれる景品を更新することができるので、景品交換をより促進することができる。
また第14の発明において、前記景品管理装置(70)は、複数の景品提供業者から提供される景品に関する情報を(景品情報DBで)管理し、前記景品パッケージ設定手段(制御部72,ディスプレイ73及び入力装置74)は、前記複数の景品提供業者のうちの少なくとも一部の景品提供業者について、各景品提供業者毎に前記景品パッケージを設定し、前記景品パッケージ選択受付手段(通信部71)は、前記店舗(遊技場)が希望する景品提供業者及び景品パッケージの選択を受け付けることを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品管理装置において、店舗が希望する景品提供業者の景品パッケージの選択を受け付けることができるので、景品交換をより促進することができる。
また第14の発明において、前記景品管理装置(70)は、前記予約要求を受信したことに基づいて、該予約要求に含まれる景品特定情報(景品ID)から特定される景品が前記予約停止景品受付手段(ディスプレイ73及び入力装置74)にて指定を受け付けた景品であるか否かを判定する予約停止景品判定手段(制御部72)をさらに有し、該予約停止景品判定手段により前記指定を受け付けた景品であると判定されたことを条件として、前記予約停止情報を前記予約停止情報送信手段(通信部71)により送信することを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品管理装置は、予約要求を受信したことに基づいて、該予約要求に含まれる景品特定情報から特定される景品が予約を停止する景品であれば、受動的に予約停止情報を返信するので、能動的に予約停止情報を送信する場合に比べて、処理の負荷が軽減される。
また第14の発明において、前記景品表示装置(カードユニット20,キオスク端末30)は、前記予約停止情報を受信したことに基づいて、前記予約停止景品受付手段(ディスプレイ73及び入力装置74)にて指定を受け付けた景品を、前記表示手段(ディスプレイ24,34)に表示しないか、又は、選択不能に該表示手段に表示する処理を行うことを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品表示装置において、予約停止情報を受信した後は、予約を停止する景品を選択できなくなるので、ユーザによる無駄な操作が無くなり、ユーザの利便性を向上できる。
また第14の発明において、前記景品管理装置(70)は、前記景品表示装置(カードユニット20,キオスク端末30)に景品を表示するための景品情報を所定期間毎(1日毎)に該景品表示装置に送信する景品情報送信手段(通信部71)をさらに有し、該景品情報送信手段は、前記予約停止景品受付手段(ディスプレイ73及び入力装置74)にて指定を受け付けた景品の景品情報を除いた前記景品情報を送信することを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品管理装置から景品表示装置に送信される景品情報から、予約を停止する景品の景品情報が除かれ、景品表示装置において、該景品情報を受信した後は、予約を停止する景品を選択できなくなるので、ユーザによる無駄な操作が無くなり、ユーザの利便性を向上できる。
また第14の発明において、前記景品表示装置(カードユニット20,キオスク端末30)は、景品の配送先を示す配送先情報の入力を受け付ける配送先情報受付手段(ディスプレイ24,34)と、該配送先情報受付手段により入力を受け付けた配送先情報を、当該景品表示装置が設けられている店舗(遊技場)において前記ユーザ(遊技者)に対して発行される配送先記録媒体(会員カード2,景品交換カード3)に記録される配送先特定情報(会員ID,景品会員ID)から特定可能とするための処理(配送先登録要求の送信)を行う配送先特定処理手段(場外通信部21c,通信部31)と、前記配送先記録媒体を受け付けたことに基づいて、当該受け付けた配送先記録媒体に記録された前記配送先特定情報を前記景品管理装置(70)に送信する配送先特定情報送信手段(場外通信部21c,通信部31)と、をさらに有し、前記景品管理装置は、該配送先特定情報送信手段から送信されてきた配送先特定情報から特定される配送先に前記景品を配送するための配送処理(配送情報登録処理)を(制御部72,配送情報DBにより)前記提供処理として行うことを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品表示装置において、配送先情報を入力して、該配送先情報を配送先記録媒体から特定可能としておけば、該配送先記録媒体から特定される配送先情報の配送先に景品が配送されるので、何度も配送先情報を入力する必要がなくなり、ユーザの利便性が向上する。
さらに第14の発明において、前記景品管理装置(70)は、前記予約要求送信手段場外通信部21c,通信部31)から送信されてきた予約要求に対応する予約を識別可能な予約識別情報(予約ID)に対応付けて該予約要求に含まれる景品特定情報(景品ID)を登録する予約内容登録処理を行う予約内容登録手段(制御部72,予約情報DB)をさらに有し、前記景品管理システムは、店舗(遊技場)に設けられ、前記予約識別情報を受け付ける予約識別情報受付手段(バーコードリーダ55)と、該予約識別情報受付手段にて受け付けた予約識別情報を含む景品提供要求(予約確定要求)を前記景品管理装置に送信する景品提供要求送信手段(通信部51)と、を有する予約確定端末(50)をさらに備え、前記景品管理装置は、前記景品提供要求送信手段から送信されてきた景品提供要求に含まれる予約識別情報に対応付けて登録された景品特定情報から特定される景品を前記ユーザに提供するための前記提供処理(配送情報登録処理)を(制御部72,配送情報DBにより)行うことを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、ユーザが景品を選択して予約する景品表示装置と、景品管理装置において該予約を確定して景品をユーザに提供するための景品提供要求を送信する予約確定端末とが別個に設けられていることにより、ユーザが有価価値の獲得に拘わらず気軽に景品を予約しておくことができるので、景品交換を促進できる。
[5−15.第15の発明]
次に従来技術15として、特開2001−334053号公報(段落0015)を示す。この従来技術15には、店舗の一例である遊技場に設けられ、複数の景品を表示し、該景品の中からユーザが交換を希望する景品の選択を受け付ける景品表示装置の一例である端末機器と、遊技場の外部に設けられ、該端末機器に表示される景品に関する情報を管理する景品管理装置の一例であるサーバ機器と、を備え、サーバ機器から端末機器に対して、前記表示される景品に関する情報を含む景品データを送信するもの景品交換システムが記載されている。
しかしながら、上記の従来技術15に示す景品交換システムでは、サーバ機器から端末機器に対して送信される景品データは、遊技場によらず一律であるため、各遊技場の客層や土地柄や季節に応じた景品を提供できず、遊技者に対して景品交換を促進できないという問題があった。
そこで、上記の実施形態に記載した第15の発明では、店舗が希望する景品を提供でき、ユーザに対して景品交換を促進できるような、景品交換システムを提供することを目的として、以下の発明を構成した。
即ち第15の発明として、店舗(遊技場)に設けられ、ユーザ(遊技者)が所有する有価価値(獲得玉の計数値,貯玉数)と交換可能な複数の景品を表示する表示手段(ディスプレイ24,34)と、該表示手段に表示される景品の中から、前記ユーザが所有する有価価値との交換を希望する景品の選択を受け付ける選択受付手段(ディスプレイ24,34)と、を有する景品表示装置(カードユニット20,キオスク端末30)と、該景品表示装置に表示される景品に関する情報を(景品情報DBで)管理する景品管理装置(70)と、を備える景品交換システム(1)であって、前記景品管理装置は、前記管理している景品のうち、前記店舗が前記景品表示装置にて表示を希望する景品の選択を受け付ける景品選択受付手段(通信部71)と、該景品選択受付手段にて選択を受け付けた景品を当該店舗に設けられる前記景品表示装置で表示するための処理(景品情報の送信)を行う景品表示処理手段(制御部72,通信部71)と、を有することを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品管理装置において、管理している景品のうち、店舗が景品表示装置にて表示を希望する景品の選択を受け付けると、該選択された景品を当該店舗に設けられる景品表示装置で表示するための処理が行われることにより、店舗の客層や土地柄や季節に応じて、該店舗が希望する景品を提供できるので、ユーザに対して景品交換を促進することができる。
また第15の発明において、前記景品管理装置(70)は、複数の景品提供業者から提供される景品に関する情報を管理し、前記景品選択受付手段(通信部71)は、前記店舗が前記景品表示装置にて表示を希望する景品の景品提供業者及び当該景品の選択を受け付けることを特徴とする景品交換システム(1)を構成した。これによれば、景品管理装置において、店舗が景品表示装置にて表示を希望する景品提供業者の景品の選択を受け付けることができるので、景品交換をより促進することができる。
また第15の発明において、前記景品管理装置(70)は、所定数の景品が含まれる景品パッケージを複数設定する景品パッケージ設定手段(制御部72,ディスプレイ73及び入力装置74)と、該景品パッケージ設定手段により設定された前記複数の景品パッケージのうち、前記店舗が前記景品表示装置にて表示を希望する景品を含む景品パッケージの選択を受け付ける景品パッケージ選択受付手段(通信部71)と、をさらに有し、該景品パッケージ選択受付手段にて選択を受け付けた景品パッケージに含まれる景品を当該店舗に設けられる前記景品表示装置(カードユニット20,キオスク端末30)で表示するための処理(景品情報の送信)を前記景品表示処理手段(制御部72,通信部71)により行うことを特徴とする景品交換システム(1)を構成した。これによれば、景品管理装置において、予め設定された複数の景品パッケージのうち、店舗が景品表示装置にて表示を希望する景品を含む景品パッケージの選択を受け付けると、該選択された景品パッケージに含まれる景品を当該店舗に設けられる景品表示装置で表示するための処理が行われることにより、店舗が各々の景品を選択する必要が無いので、店舗の利便性を向上することができる。
また第15の発明において、前記景品管理装置(70)は、前記景品パッケージ設定手段(制御部72,ディスプレイ73及び入力装置74)により設定された前記景品パッケージに含まれる景品を更新する景品更新手段(制御部72,ディスプレイ73及び入力装置74)をさらに有し、該景品更新手段により更新された景品を前記景品表示装置(カードユニット20,キオスク端末30)で表示するための処理(景品情報の送信)を前記景品表示処理手段(制御部72,通信部71)により行うことを特徴とする景品交換システム(1)を構成した。これによれば、景品管理装置において、景品の交換状況等に応じて、景品パッケージに含まれる景品を更新することができるので、景品交換をより促進することができる。
また第15の発明において、前記景品選択受付手段(通信部71)及び/又は前記景品パッケージ選択受付手段(通信部71)は、予め定められたグループ関係にあるグループ店における前記景品表示装置(カードユニット20,キオスク端末30)での表示を希望する景品及び/又は景品パッケージの選択を受け付けることを特徴とする景品交換システム(1)を構成した。これによれば、グループ店で同一の景品を表示したい場合には、各々の店舗で景品及び/又は景品パッケージを選択する必要がないので、店舗の利便性を向上することができる。
さらに第15の発明において、前記店舗(遊技場)において陳列される陳列景品を各々特定可能であり当該陳列景品に付与される共通流通情報(JANコード)及び/又は当該店舗に設けられる前記景品表示装置(カードユニット20,キオスク端末30)で表示される表示景品を各々特定可能であり当該表示景品に付与される共通流通情報を記憶する共通流通情報記憶手段(ハンディ端末65又はPOS・予約確定端末50’)と、該共通流通情報記憶手段で記憶された共通流通情報に基づいて、前記陳列景品と前記表示景品とが重複しているか否かを判定する重複判定手段(ハンディ端末65又はPOS・予約確定端末50’)と、該重複判定手段により重複していると判定されたことに基づいて、該重複している旨を報知する重複報知手段(ハンディ端末65又はPOS・予約確定端末50’)と、をさらに備えることを特徴とする景品交換システム(1)を構成した。これによれば、陳列景品と表示景品とが重複している場合には、その旨が報知されるので、陳列景品を景品表示装置で表示するという二重の取扱を防止する処理を行うことができる。
[5−16.第16の発明]
次に従来技術16として、特開2001−334053号公報(段落0015)を示す。この従来技術16には、店舗の一例である遊技場に設けられ、複数の景品を表示し、該景品の中からユーザが交換を希望する景品の選択を受け付ける景品表示装置の一例である端末機器と、遊技場の外部に設けられ、該端末機器に表示される景品に関する情報を管理する景品管理装置の一例であるサーバ機器と、を備え、サーバ機器から端末機器に対して、前記表示される景品に関する情報を含む景品データを送信する景品交換システムが記載されている。
しかしながら、上記の従来技術16に示す景品交換システムでは、景品管理装置から景品表示装置に対して送信される景品データは、店舗によらず一律であるため、各店舗の客層や土地柄や季節に応じた景品を提供できず、ユーザに対して景品交換を促進できないという問題があった。
そこで、上記の実施形態に記載した第16の発明では、店舗が希望する景品を提供でき、ユーザに対して景品交換を促進できるような、景品交換システムを提供することを目的として、以下の発明を構成した。
即ち第16の発明として、店舗(遊技場)に設けられ、ユーザ(遊技者)が所有する有価価値(獲得玉の計数値,貯玉数)と交換可能な景品を表示可能な表示手段(ディスプレイ24,34においてD21a,D21b,D27,D29b,D29b’,D30,D30’の画面を表示する部分)と、該表示手段に表示された景品の中から前記ユーザが所有する有価価値との交換を希望する景品の選択を当該ユーザより受け付けるユーザ選択受付手段(ディスプレイ24,34においてD28の画面を表示する部分)と、を有する景品表示装置(カードユニット20,キオスク端末30)と、前記店舗外の管理機関(景品センタ)に設けられ、前記表示手段にて表示可能な景品を含む複数の景品である管理景品に関する景品情報を(景品情報DBで)管理する景品管理装置(70)と、を備える景品交換システム(1)であって、前記景品管理装置は、前記管理景品の中から前記表示手段にて表示可能な景品の選択を個別に受け付ける単品選択受付手段(Z04a,Z24aで選択された単品を示す単品記憶要求を受信する通信部71)と、前記管理景品のうちの複数の景品が属する景品パッケージを複数設定する景品パッケージ設定手段(Z00aで配送管理装置80から景品パッケージ情報を受信する通信部71及びZ00bで該景品パッケージを記憶する景品パッケージ情報DB,並びにZ00cで景品パッケージを設定するディスプレイ73と入力装置74及び該景品パッケージを記憶する景品パッケージ情報DB)と、該景品パッケージ設定手段により設定された前記複数の景品パッケージの中から前記表示手段にて表示可能な景品を含む景品パッケージの選択を受け付ける景品パッケージ選択受付手段(Z04,Z24で選択された景品パッケージを示すパッケージ記憶要求を受信する通信部71)と、前記単品選択受付手段による単品選択方式又は前記景品パッケージ選択受付手段によるパッケージ選択方式のいずれか一方を設定する選択方式設定手段(Z01で選択方式を設定するディスプレイ73及び入力装置74)と、前記選択方式設定手段により前記単品選択方式が設定されたことに基づいて、前記単品選択受付手段により選択を受け付けた景品を記憶する選択景品記憶手段(Z05a,Z25aで選択フラグ1を記憶する単品選択DB及び表示フラグ1を記憶する景品情報DB)と、前記選択方式設定手段により前記パッケージ選択方式が設定されたことに基づいて、前記景品パッケージ選択受付手段により選択を受け付けた景品パッケージを記憶する選択パッケージ記憶手段(Z05,Z25で選択フラグ1を記憶する景品パッケージDB及び表示フラグ1を記憶する景品情報DB)と、前記選択方式設定手段により前記単品選択方式が設定されたことに基づいて、前記選択景品記憶手段により記憶している景品を前記表示手段にて表示可能とするための処理を行う一方、前記選択方式設定手段により前記パッケージ選択方式が設定されたことに基づいて、前記選択パッケージ記憶手段により記憶している景品パッケージに含まれる景品を前記表示手段にて表示可能とするための処理を行う景品表示処理手段(S13の処理を行う制御部72)と、前記選択方式設定手段により設定されている選択方式が前記パッケージ選択方式から前記単品選択方式に変更されたこと(Z11で選択方式の変更を受け付けたこと)に基づいて、予め定められた準備期間中に前記単品選択受付手段により選択を受け付けた景品を記憶する準備景品記憶手段(Z15aで準備フラグ2を記憶する単品選択DB)と、前記準備期間の経過時において、該準備景品記憶手段により記憶している景品を前記選択景品記憶手段に記憶させる(S003の処理を行う)と共に、前記選択パッケージ記憶手段により記憶している景品パッケージに含まれる景品を前記表示手段にて表示不能とするための処理を行う(S004の処理を行う)準備期間経過時処理手段(制御部72)と、を有し、前記景品表示処理手段は、前記準備期間中は、前記選択パッケージ記憶手段により記憶している景品パッケージに含まれる景品を前記表示手段にて表示可能とするための処理を行い、前記準備期間の経過後は、前記選択景品記憶手段により記憶している景品を前記表示手段にて表示可能とするための処理を行うことを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品管理装置において、管理景品の中から景品表示装置にて表示可能とする景品又は該景品を含む景品パッケージの選択を受け付けると、当該景品又は当該景品パッケージに含まれる景品を景品表示装置で表示可能とするための処理が行われることにより、店舗の客層や土地柄や季節に応じて、該店舗が希望する景品を提供できるので、ユーザに対して景品交換を促進することができる。またパッケージ選択方式から単品選択方式に変更する際に、予め定められた準備期間中に景品を選択すれば良いので、店舗は選択する景品を十分に検討することができると共に、準備期間中は、単品選択方式に変更する前に選択されている景品パッケージに含まれる景品が表示されるので、システムの運用に支障をきたすことがない。
また第16の発明において、前記景品管理装置(70)は、前記準備景品記憶手段により記憶している景品の数(単品選択DBにより準備フラグ2を記憶している景品の数)である準備品目数を管理する準備品目数管理手段(店舗情報DB)と、前記表示手段にて表示を希望する景品の数である希望品目数を管理する希望品目数管理手段(店舗情報DB)と、前記準備期間の経過時において、前記準備品目数が前記希望品目数に達しているか否かを判定する希望品目数判定手段(S001の処理を行う制御部72)と、該希望品目数判定手段により希望品目数に達していないと判定されたことを条件として、前記準備期間を延長する処理を行う準備期間延長処理手段(S018の処理を行う制御部72)と、をさらに有することを特徴とする景品交換システム(1)を構成した。これによれば、準備品目数が希望品目数に達していない場合に、準備期間が延長されるので、該延長された準備期間中に景品を充足することができる。
また第16の発明において、前記景品管理装置(70)は、前記準備景品記憶手段により記憶している景品の数(単品選択DBにより準備フラグ2を記憶している景品の数)である準備品目数を管理する準備品目数管理手段(店舗情報DB)と、前記表示手段にて表示を希望する景品の数である希望品目数を管理する希望品目数管理手段(店舗情報DB)と、前記準備期間の経過時において、前記準備品目数が前記希望品目数に達しているか否かを判定する希望品目数判定手段(S001の処理を行う制御部72)と、該希望品目数判定手段により希望品目数に達していないと判定されたことを条件として、前記管理景品の中から該希望品目数に不足している景品の数である不足品目数分の景品を選択して当該景品を前記準備景品記憶手段に記憶させる処理を行う不足品目補充処理手段(S014及びS015の処理を行う制御部72)と、をさらに有することを特徴とする景品交換システム(1)を構成した。これによれば、準備品目数が希望品目数に達していない場合に、不足品目数分の景品が準備景品として自動的に選択されるので、希望品目数に達した状態でシステムを稼働することができる。
また第16の発明において、前記景品管理装置(70)は、前記店舗において陳列される景品の数である陳列品目数を管理する陳列品目数管理手段(店舗情報DB)と、前記店舗において提供を希望する景品の数から前記陳列品目数を減算して前記希望品目数を算出する希望品目数算出手段(制御部72)と、をさらに有し、前記希望品目数管理手段(店舗情報DB)は、該希望品目数算出手段により算出された希望品目数を管理することを特徴とする景品交換システム(1)を構成した。これによれば、店舗が提供を希望する景品の数から当該店舗において陳列される景品の数を減算して希望品目数が算出されるので、店舗は希望品目数に達するための最低限の景品を選択すれば良く、景品の選択を行う店舗の手間を軽減することができる。
さらに第16の発明において、前記景品管理装置(70)は、前記選択方式設定手段により設定されている選択方式が前記単品選択方式から前記パッケージ選択方式に変更されたこと(Z11で選択方式の変更を受け付けたこと)に基づいて、予め定められた準備期間中に前記景品パッケージ選択受付手段により選択を受け付けた景品パッケージを記憶する準備パッケージ記憶手段(Z15で準備フラグ2を記憶する景品パッケージDB)をさらに有し、前記準備期間経過時処理手段は、前記準備期間の経過時において、該準備パッケージ記憶手段により記憶している景品パッケージを前記選択パッケージ記憶手段に記憶させる(S007の処理を行う)と共に、前記選択景品記憶手段により記憶している景品を前記表示手段にて表示不能とするための処理を行い(S008の処理を行い)、前記景品表示処理手段は、前記準備期間中は、前記選択景品記憶手段により記憶している景品を前記表示手段にて表示可能とするための処理を行い、前記準備期間の経過後は、前記選択パッケージ記憶手段により記憶している景品パッケージに含まれる景品を前記表示手段にて表示可能とするための処理を行うことを特徴とする景品交換システム(1)を構成した。これによれば、単品選択方式からパッケージ選択方式に変更する際に、予め定められた準備期間中に景品パッケージを選択すれば良いので、店舗は選択する景品パッケージを十分に検討することができると共に、準備期間中は、パッケージ選択方式に変更する前に選択されている景品が表示されるので、システムの運用に支障をきたすことがない。
[5−17.第17の発明]
次に従来技術17として、特開2001−334053号公報(段落0015)を示す。この従来技術17には、店舗の一例である遊技場に設けられ、複数の景品を表示し、該景品の中からユーザが交換を希望する景品の選択を受け付ける景品表示装置の一例である端末機器と、遊技場の外部に設けられ、該端末機器に表示される景品に関する情報を管理する景品管理装置の一例であるサーバ機器と、を備え、サーバ機器から端末機器に対して、前記表示される景品に関する情報を含む景品データを送信する景品交換システムが記載されている。
しかしながら、上記の従来技術17に示す景品交換システムでは、景品管理装置から景品表示装置に対して送信される景品データは、店舗によらず一律であるため、各店舗の客層や土地柄や季節に応じた景品を提供できず、ユーザに対して景品交換を促進できないという問題があった。
そこで、上記の実施形態に記載した第17の発明では、店舗が希望する景品を提供でき、ユーザに対して景品交換を促進できるような、景品交換システムを提供することを目的として、以下の発明を構成した。
即ち第17の発明として、店舗(遊技場)に設けられ、ユーザ(遊技者)が所有する有価価値(獲得玉の計数値,貯玉数)と交換可能な景品を表示可能な表示手段(ディスプレイ24,34においてD21a,D21b,D27,D29b,D29b’,D30,D30’の画面を表示する部分)と、該表示手段に表示された景品の中から前記ユーザが所有する有価価値との交換を希望する景品の選択を当該ユーザより受け付けるユーザ選択受付手段(ディスプレイ24,34においてD28の画面を表示する部分)と、を有する景品表示装置(カードユニット20,キオスク端末30)と、前記店舗に設けられる景品選択端末(予約確定端末50)と、前記店舗外の管理機関(景品センタ)に設けられ、前記表示手段にて表示可能な景品を含む複数の景品である管理景品に関する景品情報を(景品情報DBで)管理する景品管理装置(70)と、を備える景品交換システム(1)であって、前記景品管理装置は、前記管理景品の中から前記表示手段にて表示可能とする景品の選択を前記店舗の店員から受け付ける景品選択画面(景品パッケージの選択を受け付けるD55の画面,又は単品の選択を受け付けるD57a,D59aの画面)を前記景品選択端末にて表示可能とするための処理を行う景品選択画面表示処理手段(Z23の処理を行う制御部72)を有し、前記景品選択端末は、前記景品選択画面で景品の選択を受け付けたことに基づいて、当該景品を特定可能な景品記憶要求を前記景品管理装置に対して送信する景品記憶要求送信手段(Z24で選択された景品パッケージを示すパッケージ記憶要求,又はZ24aで選択された単品を示す単品記憶要求を送信する通信部51)を有し、前記景品管理装置は、前記景品記憶要求から特定される景品を記憶する選択景品記憶手段(Z25で記憶する景品パッケージDB及び景品情報DB,又はZ25aで記憶する単品選択DB及び景品情報DB)と、該選択景品記憶手段により記憶している景品を前記表示手段にて表示可能とするための処理を行う景品表示処理手段(S13の処理を行う制御部72)と、前記管理景品のうち前記管理機関が指定した指定景品を示す案内通知を前記景品選択端末に対して送信する案内通知送信手段(Z31の処理を行う制御部72)と、をさらに有し、前記景品選択画面表示処理手段は、前記案内通知が示す指定景品の選択を受け付ける指定景品選択画面(D62a,D63a,D64a,D65aの画面)を前記景品選択端末にて表示可能とするための処理(Z32の処理)を行い、前記景品記憶要求送信手段は、前記指定景品選択画面で前記案内通知が示す指定景品の選択を受け付けたことに基づいて、当該指定景品を特定可能な前記景品記憶要求(Z24で選択された景品パッケージを示すパッケージ記憶要求,又はZ24aで選択された単品を示す単品記憶要求)を前記景品管理装置に対して送信することを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品選択端末において、管理景品の中から景品表示装置にて表示可能とする景品の選択を店舗の店員から受け付ける景品選択画面が表示され、該景品選択画面で景品の選択を受け付けると、当該景品を景品表示装置で表示可能とするための処理が行われることにより、店舗の客層や土地柄や季節に応じて、該店舗が希望する景品を提供できるので、ユーザに対して景品交換を促進することができる。また景品選択端末において、案内通知が示す指定景品の選択を受け付ける指定景品選択画面が表示され、該指定景品選択画面で指定景品の選択を受け付けると、当該指定景品を景品表示装置で表示可能とするための処理が行われるので、指定景品については迅速に選択して表示可能とすることができる。
また第17の発明において、前記景品管理装置(70)は、前記管理景品の中から前記表示手段(ディスプレイ24,34)にて表示可能とする景品の検索を前記店舗の店員より受け付ける景品検索画面(D54a,D55a,D56a,D58aの画面)を前記景品選択端末(予約確定端末50)にて表示可能とするための処理を行う景品検索画面表示処理手段(Z23の処理を行う制御部72)をさらに有し、前記景品選択画面表示処理手段は、前記景品検索画面で検索された景品の選択を受け付ける前記景品選択画面(D57a,D59aの画面)を前記景品選択端末にて表示可能とするための処理を行うことを特徴とする景品交換システム(1)を構成した。これによれば、景品選択端末において、指定景品以外については、景品検索画面で検索した景品の選択を受け付ける景品選択画面が表示されるのに対し、指定景品については、直ちに当該指定景品の選択を受け付ける指定景品選択画面が表示されるので、指定景品についてはそれ以外の景品よりも迅速に選択して表示可能とすることができる。
また第17の発明において、前記景品選択画面表示処理手段(Z32の処理を行う制御部72)は、前記指定景品を選択するか否かを入力する選択入力領域が設けられた前記指定景品選択画面(D62a,D63a,D64a,D65aの画面)を前記景品選択端末(予約確定端末50)にて表示可能とするための処理を行い、前記景品記憶要求送信手段(Z24又はZ24aの処理を行う通信部51)は、前記指定景品選択画面で指定景品を選択する旨が前記選択入力領域に入力された(D62a,D63a,D65aの画面で選択欄がチェックされた)指定景品の選択を受け付けたことに基づいて、当該指定景品を特定可能な前記景品記憶要求を前記景品管理装置に対して送信し、前記景品選択端末は、前記指定景品選択画面で指定景品を選択しない旨が前記選択入力領域に入力された(D64aの画面で削除欄がチェックされた)指定景品の選択を受け付けたことに基づいて、当該指定景品を特定可能な景品削除要求を前記景品管理装置に対して送信する景品削除要求送信手段(通信部51)をさらに有し、前記景品管理装置は、前記景品削除要求から特定される景品を前記選択景品記憶手段(景品パッケージDB及び景品情報DB,又は単品選択DB及び景品情報DB)により記憶していることを条件として、該景品の記憶を削除し、前記案内通知送信手段は、前記表示手段にて表示可能とする景品への追加を促す前記指定景品を示す前記案内通知である追加景品案内通知を前記景品選択端末に対して送信し(S026の処理を行い)、前記景品選択画面表示処理手段は、前記追加景品案内通知が示す指定景品を選択する旨が前記選択入力領域に予め入力された状態の前記指定景品選択画面(選択欄が予めチェックされた状態のD63aの画面)を前記景品選択端末にて表示可能とするための処理を行うことを特徴とする景品交換システム(1)を構成した。これによれば、案内通知が追加を促す指定景品を示す場合には、景品選択端末において、当該指定景品を選択する旨が選択入力領域に予め入力された状態の指定景品選択画面が表示されることにより、景品表示装置で表示可能とする景品に追加しない指定景品についてのみ、選択しない旨を選択入力領域に入力すれば良く、追加する指定景品については、そのまま状態で当該指定景品を選択すれば良いので、指定景品の追加を行う店舗の手間を軽減できる。
また第17の発明において、前記景品選択画面表示処理手段(Z32の処理を行う制御部72)は、前記指定景品を選択するか否かを入力する選択入力領域が設けられた前記指定景品選択画面(D62a,D63a,D64a,D65aの画面)を前記景品選択端末(予約確定端末50)にて表示可能とするための処理を行い、前記景品記憶要求送信手段(Z24又はZ24aの処理を行う通信部51)は、前記指定景品選択画面で指定景品を選択する旨が前記選択入力領域に入力された(D62a,D63a,D65aの画面で選択欄がチェックされた)指定景品の選択を受け付けたことに基づいて、当該指定景品を特定可能な前記景品記憶要求を前記景品管理装置に対して送信し、前記景品選択端末は、前記指定景品選択画面で指定景品を選択しない旨が前記選択入力領域に入力された(D64aの画面で削除欄がチェックされた)指定景品の選択を受け付けたことに基づいて、当該指定景品を特定可能な景品削除要求を前記景品管理装置に対して送信する景品削除要求送信手段(通信部51)をさらに有し、前記景品管理装置は、前記景品削除要求から特定される景品を前記選択景品記憶手段(景品パッケージDB及び景品情報DB,又は単品選択DB及び景品情報DB)により記憶していることを条件として、該景品の記憶を削除し、前記案内通知送信手段は、前記表示手段にて表示可能とする景品からの削除を促す前記指定景品を示す前記案内通知である削除景品案内通知を前記景品選択端末に対して送信し(S028の処理を行い)、前記景品選択画面表示処理手段は、前記削除景品案内通知が示す指定景品を選択しない旨が前記選択入力領域に予め入力された状態の前記指定景品選択画面(削除欄が予めチェックされた状態のD64aの画面)を前記景品選択端末にて表示可能とするための処理を行うことを特徴とする景品交換システム(1)を構成した。これによれば、案内通知が削除を促す指定景品を示す場合には、景品選択端末において、当該指定景品を選択しない旨が選択入力領域に予め入力された状態の指定景品選択画面が表示されることにより、景品表示装置で表示可能な景品から削除しない指定景品についてのみ、削除しない旨を選択入力領域に入力すれば良く、削除する指定景品については、そのまま状態で当該指定景品を選択すれば良いので、指定景品の削除を行う店舗の手間を軽減できる。
また第17の発明において、前記景品管理装置(70)は、前記選択景品記憶手段により記憶している景品の数(景品情報DBにより表示フラグ1を記憶している景品の数)である表示品目数を管理する表示品目数管理手段(店舗情報DB)と、前記表示手段にて表示を希望する景品の数である希望品目数を管理する希望品目数管理手段(店舗情報DB)と、前記表示品目数が前記希望品目数に達しているか否かを判定する希望品目数判定手段(S023の処理を行う制御部72)と、をさらに有し、前記案内通知送信手段は、該希望品目数判定手段により希望品目数に達していないと判定されたことを条件として、少なくとも該希望品目数に達する数の前記指定景品を示す前記案内通知を送信する(S024の処理を行う)ことを特徴とする景品交換システム(1)を構成した。これによれば、表示品目数が希望品目数に達していない場合に、少なくとも希望品目数に達する数の指定景品を示す案内通知が送信され、景品選択端末において、該希望品目数に達する数の指定景品の選択を受け付ける指定景品選択画面が表示されるので、希望品目数に達しているか否かを確認しながら、達していない場合には容易に指定景品を充足することができる。
さらに第17の発明において、前記景品管理装置は、前記選択景品記憶手段により記憶している景品の数(景品情報DBにより表示フラグ1を記憶している景品の数)である表示品目数を管理する表示品目数管理手段(店舗情報DB)と、前記表示品目数が予め定められた閾値(D06bの画面で設定された最低品目数)に達しているか否かを判定する閾値判定手段(S021の処理を行う制御部72)と、をさらに有し、前記案内通知送信手段は、該閾値判定手段により閾値に達していないと判定されたことを条件として、少なくとも該閾値に達する数の前記指定景品を示す前記案内通知を送信する(S022の処理を行う)ことを特徴とする景品交換(1)を構成した。これによれば、表示品目数が閾値に達していない場合に、少なくとも閾値に達する数の指定景品を示す案内通知が送信され、景品選択端末において、該閾値に達する数の指定景品の選択を受け付ける指定景品選択画面が表示されるので、該閾値に達する数の指定景品を容易に選択することができて、表示品目数が閾値に達した状態でシステムを稼働することができる。
[5−18.第18の発明]
次に従来技術18として、特開2001−334053号公報(段落0015)を示す。この従来技術18には、店舗の一例である遊技場に設けられ、複数の景品を表示し、該景品の中からユーザが交換を希望する景品の選択を受け付ける景品表示装置の一例である端末機器と、遊技場の外部に設けられ、該端末機器に表示される景品に関する情報を管理する景品管理装置の一例であるサーバ機器と、を備え、サーバ機器から端末機器に対して、前記表示される景品に関する情報を含む景品データを送信する景品交換システムが記載されている。
このように、上記の従来技術18に示した景品交換システムでは、景品管理装置から送信されてくる景品データに基づいて、景品表示装置で景品の表示が行われていたが、ユーザが交換を希望する景品を選択する際の参考情報として、店舗が推奨する店舗推奨景品の情報を提供することについては、考慮されていなかった。ここで店舗推奨景品の情報を提供することにすれば、ユーザの利便性が向上するが、店舗によっては、店舗推奨景品を選択することが煩わしいという場合があり、この点について検討する余地が残されている。
そこで、上記の実施形態に記載した第18の発明では、ユーザが交換を希望する景品を選択する際の参考情報を安定して提供することができるような、景品交換システムを提供することを目的として、以下の発明を構成した。
即ち第18の発明として、店舗(遊技場)に設けられ、ユーザ(遊技者)が所有する有価価値(獲得玉の計数値,貯玉数)と交換可能な景品を表示可能な表示手段(ディスプレイ24,34においてD21a,D21b,D27,D29b,D29b’,D30,D30’の画面を表示する部分)と、該表示手段に表示された景品の中から前記ユーザが所有する有価価値との交換を希望する景品の選択を当該ユーザより受け付けるユーザ選択受付手段(ディスプレイ24,34においてD28の画面を表示する部分)と、を有する景品表示装置(カードユニット20,キオスク端末30)と、前記店舗外の管理機関(景品センタ)に設けられ、前記表示手段にて表示可能な景品を含む複数の景品である管理景品に関する景品情報を(景品情報DBで)管理する景品管理装置(70)と、を備える景品交換システム(1)であって、前記景品管理装置は、前記管理景品の中から前記表示手段にて店舗が推奨する景品である店舗推奨景品の選択を受け付ける店舗推奨景品選択受付手段(Z43で選択された店舗推奨景品を示す店舗推奨内容記憶要求を受信する通信部71)と、前記店舗推奨景品選択受付手段により選択を受け付けた店舗推奨景品を各店舗毎に記憶する店舗推奨景品記憶手段(Z44で記憶する店舗推奨内容DB)と、前記管理景品の中から前記表示手段にて管理機関が推奨する景品である管理機関推奨景品の選択を受け付ける管理機関推奨景品選択受付手段(Z41で選択を受け付けるディスプレイ73及び入力装置74)と、 前記管理機関推奨景品選択受付手段により選択を受け付けた管理機関推奨景品を記憶する管理機関推奨景品記憶手段(Z41で記憶する管理機関推奨内容DB)と、前記店舗推奨景品記憶手段により店舗推奨景品を記憶している店舗である記憶済店舗について、前記表示手段にて前記店舗推奨景品を表示可能とするための処理(S032の処理)を行う一方、前記店舗推奨景品記憶手段により店舗推奨景品を記憶していない店舗である未記憶店舗について、前記表示手段にて前記管理機関推奨景品を表示可能とするための処理(S033の処理)を行う景品表示処理手段(制御部72)と、を有することを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、店舗推奨景品を選択した店舗については、該店舗推奨景品が景品表示装置で表示可能とされる一方、店舗推奨景品を選択しなかった店舗についても、管理機関推奨景品が景品表示装置で表示可能とされるので、いずれの店舗についても、ユーザが交換を希望する景品を選択する際の参考情報を安定して提供することができる。
また第18の発明において、前記記憶済店舗の前記表示手段(ディスプレイ24,34)は、ユーザが選択可能な店舗推奨指標を表示する店舗推奨指標表示処理(D20aの画面を表示する処理)を行うと共に、該店舗推奨指標を介して前記店舗推奨景品の表示要求を受け付けたことに基づいて、前記店舗推奨景品の選択を前記ユーザより受け付ける景品選択画面を表示する店舗推奨景品表示処理(D21a及びD28の画面を表示する処理)を行い、前記未記憶店舗の前記表示手段(ディスプレイ24,34)は、ユーザが選択可能な管理機関推奨指標を表示する管理機関推奨指標表示処理(D20b’の画面を表示する処理)を行うと共に、該管理機関推奨指標を介して前記管理機関推奨景品の表示要求を受け付けたことに基づいて、当該管理機関推奨景品の選択を前記ユーザより受け付ける景品選択画面を表示する管理機関推奨景品表示処理(D21b及びD28の画面を表示する処理)を行うことを特徴とする景品交換システム(1)を構成した。これによれば、店舗推奨景品を選択した店舗の景品表示装置において、ユーザが選択可能な店舗推奨指標が表示され、該店舗推奨指標を介して店舗推奨景品の表示要求を受け付けると、該店舗推奨景品の選択をユーザより受け付ける景品選択画面が表示されるので、ユーザが店舗推奨景品を容易に選択することができる。また店舗推奨景品を選択しなかった店舗の景品表示装置において、ユーザが選択可能な管理機関推奨指標が表示され、該管理機関推奨指標を介して管理機関推奨景品の表示要求を受け付けると、該管理機関推奨景品の選択をユーザより受け付ける景品選択画面が表示されるので、ユーザが管理機関推奨景品を容易に選択することができる。
また第18の発明において、前記景品表示処理手段(制御部72)は、前記記憶済店舗について、前記店舗推奨指標を前記表示手段にて表示可能とするための処理(S032の処理)を行うと共に、前記管理機関推奨指標を前記表示手段にて表示可能とするための処理(S033の処理)を行い、前記記憶済店舗の前記表示手段(ディスプレイ24,34)は、前記店舗推奨指標を前記管理機関推奨指標よりも優先して表示する処理(D20aの画面をD20bの画面よりも先に表示する処理)を行うことを特徴とする景品交換システム(1)を構成した。これによれば、店舗推奨景品を選択した店舗の景品表示装置において、店舗推奨指標が管理機関推奨指標よりも優先して表示されるので、店舗推奨景品を選択した店舗の意向が、より反映される。
また第18の発明において、前記景品表示処理手段(制御部72)は、前記記憶済店舗について、前記店舗推奨指標を前記表示手段にて表示可能とするための処理(S032の処理)を行うと共に、前記管理機関推奨指標を前記表示手段にて表示可能とするための処理(S033の処理)を行い、前記記憶済店舗の前記表示手段(ディスプレイ24,34)は、前記店舗推奨指標を含むトップ画面を表示する前記店舗推奨指標表示処理(D20aの画面を表示する処理)を行い、該店舗推奨指標を介して前記店舗推奨景品の表示要求を受け付けなかったこと(「配送景品予約」ボタンの操作を受け付けたこと)に基づいて、前記管理機関推奨指標表示処理(D20bの画面を表示する処理)を行い、前記管理機関推奨指標を介して前記管理機関推奨景品の表示要求を受け付けなかったこと(「配送景品予約」ボタンの操作を受け付けたこと)に基づいて、景品の検索をユーザより受け付ける景品検索画面を表示する処理(D24以下の画面を表示する処理)を行い、前記未記憶店舗の前記表示手段は、前記管理機関推奨指標を含むトップ画面を表示する前記管理機関推奨指標表示処理(D20b’の画面を表示する処理)を行い、該管理機関推奨指標で前記管理機関推奨景品の表示要求を受け付けなかったこと(「配送景品予約」ボタンの操作を受け付けたこと)に基づいて、前記景品検索画面を表示する処理(D24以下の画面を表示する処理)を行うことを特徴とする景品交換システム(1)を構成した。これによれば、店舗推奨景品を選択した店舗の景品表示装置において、店舗推奨指標がトップ画面で表示され、該店舗推奨指標を介して店舗推奨景品の表示要求を受け付けないと、管理機関推奨指標が表示され、該管理機関推奨指標を介して管理機関推奨景品の表示要求を受け付けないと、景品検索画面が表示される一方、店舗推奨景品を選択しなかった店舗の景品表示装置において、管理機関推奨指標がトップ画面で表示され、該管理機関推奨指標を介して管理機関推奨景品の表示要求を受け付けないと、景品検索画面が表示されるので、店舗推奨景品を選択しなかった店舗においては、管理機関推奨指標の効果が店舗推奨指標の効果と同様の効果を得られることが期待できる。
また第18の発明において、前記店舗推奨景品選択受付手段(通信部71)は、前記店舗推奨景品の選択を当該店舗推奨景品を優先的に表示する順位と共に受け付け(D66aの画面で選択された店舗推奨景品及び当該店舗推奨景品の順位を示す店舗推奨内容記憶要求を受信し)、前記店舗推奨景品記憶手段(店舗推奨内容DB)は、該店舗推奨景品選択受付手段により受け付けた順位と共に前記店舗推奨景品を記憶し、前記景品表示処理手段(制御部72)は、該店舗推奨景品記憶手段により記憶している順位に従って前記店舗推奨景品を前記表示手段にて表示可能とするための処理(S032の処理)を行い、前記記憶済店舗の前記表示手段(ディスプレイ24,34)は、前記店舗推奨景品記憶手段により記憶している順位に従って前記店舗推奨景品を示す前記景品選択画面を表示する前記店舗推奨景品表示処理(D21aの画面を表示する処理)を行い、前記景品管理装置(70)は、前記店舗推奨景品記憶手段により記憶している順位の再設定を受け付ける順位再設定受付手段(D67aの画面で再設定された順位を示す順位変更要求を受信する通信部71)と、該順位再設定受付手段により再設定を受け付けた順位に前記店舗推奨景品を割り込ませ、該割り込ませた順位よりも下位の店舗推奨景品の順位を下げることにより、前記店舗推奨景品記憶手段により記憶している順位を変更する順位変更手段(制御部72)と、をさらに有し、該順位変更手段は、前記順位再設定手段により同じ順位に複数の店舗推奨景品が再設定された場合に、該再設定される前の順位に従って当該再設定された順位に当該複数の店舗推奨景品を割り込ませることにより、前記店舗推奨景品記憶手段により記憶している順位を変更することを特徴とする景品交換システム(1)を構成した。これによれば、誤って同じ順位に複数の店舗推奨景品が再設定された場合であっても、さらに再設定をし直す必要が無いので、再設定を行う店舗の店員の負担を軽減できる。
また第18の発明において、前記景品管理装置(70)は、前記管理景品の中から前記表示手段にて表示可能な景品の選択を個別に受け付ける単品選択受付手段(Z24aで選択された単品を示す単品記憶要求を受信する通信部71)と、該単品選択受付手段により選択を受け付けた景品を記憶する選択景品記憶手段(Z25aで記憶する単品選択DB及び景品情報DB)と、をさらに有し、前記景品表示処理手段(制御部72)は、該選択景品記憶手段により表示している景品を前記表示手段(ディスプレイ24,34)にて表示可能とするための処理(S13の処理)を行うことを特徴とする景品交換システム(1)を構成した。これによれば、店舗推奨景品として選択することができる景品が、管理景品の中から店舗が個別に選択した景品となるので、実質的に店舗推奨景品を適宜選択することができる。
さらに第18の発明において、前記店舗(遊技場)において陳列される陳列景品を各々特定可能であり当該陳列景品に付与される共通流通情報及び/又は当該店舗に設けられる前記景品表示装置(カードユニット20,キオスク端末30)で表示される表示景品を各々特定可能であり当該表示景品に付与される共通流通情報を記憶する共通流通情報記憶手段(S10bで記憶するハンディ端末65,又はS10a’で記憶するPOS・予約確定端末50’)と、該共通流通情報記憶手段で記憶された共通流通情報に基づいて、前記陳列景品と前記表示景品とが重複しているか否かを判定する重複判定手段(S10cの処理を行うハンディ端末65,又はS10c’の処理を行うPOS・予約確定端末50’)と、該重複判定手段により重複していると判定されたことに基づいて、該重複している旨を報知する重複報知手段(ハンディ端末65,又はPOS・予約確定端末50’)と、をさらに備えることを特徴とする景品交換システム(1)を構成した。これによれば、陳列景品と表示景品とが重複している場合には、その旨が報知されるので、陳列景品を景品表示装置で表示するという二重の取扱を防止する処理を行うことができる。
[5−19.第19の発明]
次に従来技術19として、特開2008−259975号公報(請求項1)を示す。この従来技術19には、店舗に設けられる予約端末において、有価価値(獲得玉数,貯玉数)と交換可能な景品を表示し、該表示された景品の中から交換を予約する景品の選択をユーザより受け付けて、該選択を受け付けた予約景品の予約IDを記録した予約レシートを発行し、景品交換を行う際に、予約景品に相当する交換有価価値の大きさが該ユーザが所有する有価価値の大きさから減算されると、店舗に設けられる予約確定端末において、予約レシートに記録された予約IDを読み取って前記予約を確定し、予約景品を提供する景品交換システムが記載されている。
上記の従来技術19に示した景品交換システムにおいて、キオスク端末等の固定の予約端末で景品の予約を行う場合には、他人が該キオスク端末を使用中の場合には予約ができず、またユーザが該キオスク端末まで出向かなければならないという問題があった。
そこで、上記の実施形態に記載した第19の発明では、ユーザがいつでも手元で景品の予約を行うことができるような、景品交換システムを提供することを目的として、以下の発明を構成した。
即ち第19の発明として、有価価値(獲得玉数の計数値,貯玉数)と交換可能な景品を予約するための表示データをユーザ(遊技者)が所有する携帯端末(携帯電話101)に送信するデータ送信処理を行うデータ送信処理手段(景品管理装置70においてSK28の処理を行う部分)と、該データ送信処理により送信される前記表示データに基づいて表示される景品の中からユーザにより選択された交換を予約する景品を特定可能な景品特定情報(景品ID)を含む予約要求を前記携帯端末から受信する予約要求受信手段(景品管理装置70においてSK32の処理を行う部分)と、該予約要求受信手段にて受信した予約要求に対応する予約を識別可能な予約識別情報(予約ID)に対応付けて該予約要求に含まれる景品特定情報を登録する予約内容登録処理を行う予約内容登録手段(景品管理装置70においてS313の処理を行う部分)と、該予約内容登録処理が行われた予約識別情報を前記携帯端末から受け付ける予約識別情報受付手段(予約確定端末50においてS500,S501,S502の処理を行う部分、又はPOS・予約確定端末50’においてS507’,S508’,S509a’の処理を行う部分)と、該予約識別情報受付手段にて受け付けた予約識別情報を含む景品提供要求(予約確定要求)を送信する景品提供要求送信手段(予約確定端末50又はPOS・予約確定端末50’においてS509の処理を行う部分)と、該景品提供要求送信手段から送信されてきた景品提供要求に含まれる予約識別情報に対応付けて前記予約内容登録手段にて登録された景品特定情報から特定される景品を前記ユーザに提供するための提供処理(配送情報登録処理)を行う提供処理手段(景品管理装置70においてS616,S617の処理を行う部分)と、を備える景品交換システム(1)を構成した。これによれば、ユーザが所有する携帯端末にて景品の予約を受付可能なので、ユーザがいつでも手元で景品の予約を行うことができる。
また別の第19の発明として、ユーザ(遊技者)が所有する携帯端末(携帯電話101’)により実行され、有価価値(獲得玉数の計数値,貯玉数)と交換可能な景品を予約するための表示データに基づいて該景品を表示する表示処理(携帯電話101’においてSK78の処理を行う部分)と、該表示処理にて表示される景品の中から交換を予約する景品の選択を前記ユーザより受け付ける予約受付処理(携帯電話101’においてSK78の処理を行う部分)と、該予約受付処理にて選択を受け付けた景品を特定可能な景品特定情報(景品ID)を含む予約要求を送信する予約要求送信処理(携帯電話101’においてSK80の処理を行う部分)と、を行う予約プログラム(予約・確定アプリ)と、前記予約要求送信処理にて送信されてきた予約要求に対応する予約を識別可能な予約識別情報(予約ID)に対応付けて該予約要求に含まれる景品特定情報を登録する予約内容登録処理を行う予約内容登録手段(景品管理装置70においてS313の処理を行う部分)と、該予約内容登録処理が行われた予約識別情報を前記携帯端末から受け付ける予約識別情報受付手段(予約確定端末50においてS500,S501,S502の処理を行う部分、又はPOS・予約確定端末50’においてS507’,S508’,S509a’の処理を行う部分)と、該予約識別情報受付手段にて受け付けた予約識別情報を含む景品提供要求(予約確定要求)を送信する景品提供要求送信手段(予約確定端末50又はPOS・予約確定端末50’においてS509の処理を行う部分)と、該景品提供要求送信手段から送信されてきた景品提供要求に含まれる予約識別情報に対応付けて前記予約内容登録手段にて登録された景品特定情報から特定される景品を前記ユーザに提供するための提供処理(配送情報登録処理)を行う提供処理手段(景品管理装置70においてS616,S617の処理を行う部分)と、を備える景品交換システム(1)を構成した。これによれば、ユーザが所有する携帯端末にて景品の予約を受付可能なので、ユーザがいつでも手元で景品の予約を行うことができる。
また第19の発明において、前記携帯端末(携帯電話101,携帯電話101’)にて表示可能な景品を含む複数の景品である管理景品に関する景品情報を管理する景品情報管理手段(景品管理装置70の景品情報DB)と、前記複数の店舗(遊技場)の各々に設けられ、前記管理景品の中から前記携帯端末にて表示可能とする景品の選択を当該店舗の店員より受け付ける表示景品選択手段(予約確定端末50又はPOS・予約確定端末50’においてD55の画面で景品パッケージを選択する部分、又はD57a,D59a,D62a,D63a,D65aの画面で単品を選択する部分)と、各店舗の前記表示景品選択手段にて選択された景品(表示フラグ1の景品)を各店舗毎に管理する表示景品管理手段(景品管理装置70の景品情報DB)と、をさらに備え、前記表示データは、前記ユーザ(遊技者)より選択された一の店舗について前記表示景品管理手段にて管理している景品を予約するためのデータであり、前記予約要求は、前記ユーザより選択された前記一の店舗を特定可能な店舗特定情報(遊技場ID)を含み、前記予約内容登録手段は、前記予約識別情報に対応付けて該予約要求に含まれる店舗特定情報を登録(遊技場毎のデータテーブルで予約IDを登録)し、前記予約識別情報受付手段(予約確定端末50又はPOS・予約確定端末50’)は、前記店舗に設けられ、該予約識別情報受付手段が設けられている店舗の店舗特定情報と該予約識別情報受付手段にて受け付けた予約識別情報に対応付けて前記予約内容登録手段にて登録された店舗特定情報とが一致するか否かを判定する店舗一致判定手段(景品管理装置70においてS602a,S601bの処理を行う部分)と、該店舗一致判定手段にて店舗特定情報が一致しないと判定されたことを条件として、店舗不一致報知を行う店舗不一致報知手段(予約確定端末50又はPOS・予約確定端末50’においてS506a,S555の処理を行う部分)と、をさらに備え、前記提供処理手段は、前記店舗一致判定手段にて店舗特定情報が一致すると判定されたことを条件として、前記提供処理を行う(予約確定要求には遊技場IDが一致する予約IDのみが含まれ、該予約IDについて配送情報登録処理を行う)ことを特徴とする景品交換システム(1)を構成した。これによれば、各店舗毎の景品揃えを実現できると共に、各店舗で選択していない景品の提供を防止できる。
また第19の発明において、前記予約識別情報(予約ID)は、前記予約の有効期限(当日限り)を特定可能であり、前記予約識別情報受付手段(予約確定端末50又はPOS・予約確定端末50’)にて受け付けた予約識別情報から特定される有効期限が有効であるか否かを判定する有効期限判定手段(景品管理装置70においてS602,S601bの処理を行う部分)と、該有効期限判定手段にて有効でないと判定されたことを条件として、有効期限切れ報知を行う有効期限切れ報知手段(予約確定端末50又はPOS・予約確定端末50’においてS506,S555の処理を行う部分)と、をさらに備え、前記提供処理手段は、前記有効期限判定手段にて有効であると判定されたことを条件として、前記提供処理を行う(予約確定要求には有効期限が有効な予約IDのみが含まれ、該予約IDについて配送情報登録処理を行う)ことを特徴とする景品交換システム(1)を構成した。これによれば、予約の有効期限を設けることで、景品を管理する側において、長期間予約されているが提供処理が行われていない状態を回避できるので、在庫管理が容易になると共に、いたずらに予約を行う行為を防止できる。
また第19の発明において、前記携帯端末(携帯電話101,携帯電話101’)は、該携帯端末にて表示させる景品の検索を前記ユーザより受け付ける表示景品検索画面(D24〜D27,D29,D30)と、該表示景品検索画面で検索された景品の中から前記予約する景品の選択を前記ユーザより受け付ける予約景品選択画面(D28)とを表示し(SK29,SK76の処理を行い)、前記携帯端末にて紹介する紹介景品を示す案内通知(推奨内容)を該携帯端末に対して送信する案内通知送信手段(景品管理装置70においてSK22,SK67の処理を行う部分)をさらに備え、前記携帯端末は、前記案内通知が示す紹介景品の中から前記予約する景品の選択を前記ユーザより受け付ける紹介景品選択画面(D21a,D21b)を表示する(SK23,SK74の処理を行う)ことを特徴とする景品交換システム(1)を構成した。これによれば、紹介景品については、景品を検索しなくても選択可能なので、ユーザが景品を検索する手間を軽減できる。
さらに第19の発明において、前記携帯端末(携帯電話101,携帯電話101’)にて表示可能な景品を含む複数の景品である管理景品に関する景品情報を管理する景品情報管理手段(景品管理装置70の景品情報DB)と、前記管理景品の中から前記携帯端末にて表示可能な景品の選択を個別に受け付ける単品選択受付手段(Z04a,Z24aで選択された単品を示す単品記憶要求を受信する景品管理装置70の通信部71)と、前記管理景品のうちの複数の景品が属する景品パッケージを複数設定する景品パッケージ設定手段(Z00aで配送管理装置80から景品パッケージ情報を受信する景品管理装置70の通信部71及びZ00bで該景品パッケージを記憶する景品管理装置70の景品パッケージ情報DB,並びにZ00cで景品パッケージを設定する景品管理装置70のディスプレイ73と入力装置74及び該景品パッケージを記憶する景品管理装置70の景品パッケージ情報DB)と、該景品パッケージ設定手段により設定された前記複数の景品パッケージの中から前記携帯端末にて表示可能な景品を含む景品パッケージの選択を受け付ける景品パッケージ選択受付手段(Z04,Z24で選択された景品パッケージを示すパッケージ記憶要求を受信する景品管理装置70の通信部71)と、前記単品選択受付手段による単品選択方式又は前記景品パッケージ選択受付手段によるパッケージ選択方式のいずれか一方を設定する選択方式設定手段(Z01で選択方式を設定する景品管理装置70のディスプレイ73及び入力装置74)と、前記選択方式設定手段により前記単品選択方式が設定されたことに基づいて、前記単品選択受付手段により選択を受け付けた景品を記憶する選択景品記憶手段(Z05a,Z25aで選択フラグ1を記憶する単品選択DB及び表示フラグ1を記憶する景品管理装置70の景品情報DB)と、前記選択方式設定手段により前記パッケージ選択方式が設定されたことに基づいて、前記景品パッケージ選択受付手段により選択を受け付けた景品パッケージを記憶する選択パッケージ記憶手段(Z05,Z25で選択フラグ1を記憶する景品管理装置70の景品パッケージDB及び表示フラグ1を記憶する景品管理装置70の景品情報DB)と、前記選択方式設定手段により前記単品選択方式が設定されたことに基づいて、前記選択景品記憶手段により記憶している景品を前記携帯端末にて表示可能とするための処理を行う一方、前記選択方式設定手段により前記パッケージ選択方式が設定されたことに基づいて、前記選択パッケージ記憶手段により記憶している景品パッケージに含まれる景品を前記携帯端末にて表示可能とするための処理を行う景品表示処理手段(SK28,SK55,SK67の処理を行う景品管理装置70の制御部72)と、前記選択方式設定手段により設定されている選択方式が前記パッケージ選択方式から前記単品選択方式に変更されたこと(Z11で選択方式の変更を受け付けたこと)に基づいて、予め定められた準備期間中に前記単品選択受付手段により選択を受け付けた景品を記憶する準備景品記憶手段(Z15aで準備フラグ2を記憶する景品管理装置70の単品選択DB)と、前記準備期間の経過時において、該準備景品記憶手段により記憶している景品を前記選択景品記憶手段に記憶させる(S003の処理を行う)と共に、前記選択パッケージ記憶手段により記憶している景品パッケージに含まれる景品を前記携帯端末にて表示不能とするための処理を行う(S004の処理を行う)準備期間経過時処理手段(景品管理装置70の制御部72)と、を有し、前記景品表示処理手段は、前記準備期間中は、前記選択パッケージ記憶手段により記憶している景品パッケージに含まれる景品を前記携帯端末にて表示可能とするための処理を行い、前記準備期間の経過後は、前記選択景品記憶手段により記憶している景品を前記携帯端末にて表示可能とするための処理を行うことを特徴とする景品交換システム(1)を構成した。これによれば、管理景品の中から携帯端末にて表示可能とする景品又は該景品を含む景品パッケージの選択を受け付けると、当該景品又は当該景品パッケージに含まれる景品を携帯端末で表示可能とするための処理が行われることにより、店舗の客層や土地柄や季節に応じて、該店舗が希望する景品を提供できるので、ユーザに対して景品交換を促進することができる。またパッケージ選択方式から単品選択方式に変更する際に、予め定められた準備期間中に景品を選択すれば良いので、店舗は選択する景品を十分に検討することができると共に、準備期間中は、単品選択方式に変更する前に選択されている景品パッケージに含まれる景品が表示されるので、システムの運用に支障をきたすことがない。
[5−20.第20の発明]
次に従来技術20として、特開2008−259975号公報(請求項1)を示す。この従来技術20には、店舗に設けられる予約端末において、有価価値(獲得玉数,貯玉数)と交換可能な景品を表示し、該表示された景品の中から交換を予約する景品の選択をユーザより受け付けて、該選択を受け付けた予約景品の予約IDを記録した予約レシートを発行し、景品交換を行う際に、予約レシートに記録された予約IDの予約景品に相当する交換有価価値の大きさが、該ユーザが所有する有価価値媒体(計数レシート,会員カード)から特定される有価価値の大きさから減算されると、店舗に設けられる予約確定端末において、予約レシートに記録された予約IDを読み取って前記予約を確定し、予約景品を提供する景品交換システムが記載されている。
上記の従来技術20に示した景品交換システムにおいて、キオスク端末等の固定の予約端末で景品の予約を行う場合には、他人が該キオスク端末を使用中の場合には予約ができず、またユーザが該キオスク端末まで出向かなければならないという問題があった。さらに予約IDが記録された予約レシートとユーザが所有する有価価値の大きさを特定可能な有価価値媒体とが別媒体であるため、予約を確定する処理に時間がかかるという問題もあった。
そこで、上記の実施形態に記載した第20の発明では、ユーザがいつでも手元で景品の予約を行うことができると共に、予約を確定する処理に時間がかからないような、景品交換システムを提供することを目的として、以下の発明を構成した。
即ち第20の発明として、所有するユーザ(遊技者)を個々に識別可能なユーザ識別情報(会員ID)を記憶している携帯端末(携帯電話101)に対して、有価価値(貯玉数)と交換可能な景品を予約するための表示データを送信するデータ送信処理を行うデータ送信処理手段(景品管理装置70においてSK28の処理を行う部分)と、該データ送信処理により送信される前記表示データに基づいて表示される景品の中からユーザにより選択された交換を予約する景品を特定可能な景品特定情報(景品ID)を含む予約要求を前記携帯端末から受信する予約要求受信手段(景品管理装置70においてSK32の処理を行う部分)と、該予約要求受信手段にて受信した予約要求に対応する予約を識別可能な予約識別情報(予約ID)に対応付けて該予約要求に含まれる景品特定情報を登録する予約内容登録処理を行う予約内容登録手段(景品管理装置70においてS313の処理を行う部分)と、該予約内容登録処理が行われた予約識別情報と前記携帯端末が記憶しているユーザ識別情報とを当該携帯端末から受け付ける予約識別情報受付手段(予約確定端末50においてS502の処理を行う部分、又はPOS・予約確定端末50’においてS509a’の処理を行う部分)と、ユーザが遊技により獲得した有価価値の大きさを前記ユーザ識別情報に対応付けて管理する有価価値管理手段(会員管理装置61)と、前記予約識別情報受付手段にて受け付けたユーザ識別情報に対応付けて前記有価価値管理手段にて管理されている有価価値の大きさが該予約識別情報受付手段にて受け付けた予約識別情報に対応付けて前記予約内容登録手段にて登録された景品特定情報から特定される景品に相当する交換有価価値の大きさ以上であること(予約確定端末50又はPOS・予約確定端末50’においてS557でYESと判定されたこと)を条件として、当該予約識別情報を含む景品提供要求を送信する景品提供要求送信手段(予約確定端末50又はPOS・予約確定端末50’においてS509の処理を行う部分)と、該景品提供要求送信手段から送信されてきた景品提供要求に含まれる予約識別情報に対応付けて前記予約内容登録手段にて登録された景品特定情報から特定される景品を前記ユーザに提供するための提供処理(配送情報登録処理)を行う提供処理手段(景品管理装置70においてS616,S617の処理を行う部分)と、を備える景品交換システム(1)を構成した。これによれば、ユーザが所有する携帯端末にて景品の予約を受付可能なので、ユーザがいつでも手元で景品の予約を行うことができると共に、該予約を識別可能な予約識別情報とユーザが所有する有価価値の大きさを特定可能なユーザ識別情報とが前記携帯端末に記憶されることにより、該携帯端末を使用して一度で予約を確定する処理を済ますことができるので、該処理の時間を短縮できる。
また第20の発明において、前記携帯端末(携帯電話101)にて表示可能な景品を含む複数の景品である管理景品に関する景品情報を管理する景品情報管理手段(景品管理装置70の景品情報DB)と、前記複数の店舗(遊技場)の各々に設けられ、前記管理景品の中から前記携帯端末にて表示可能とする景品の選択を当該店舗の店員より受け付ける表示景品選択手段(予約確定端末50又はPOS・予約確定端末50’においてD55の画面で景品パッケージを選択する部分、又はD57a,D59a,D62a,D63a,D65aの画面で単品を選択する部分)と、各店舗の前記表示景品選択手段にて選択された景品(表示フラグ1の景品)を各店舗毎に管理する表示景品管理手段(景品管理装置70の景品情報DB)と、をさらに備え、前記表示データは、前記ユーザ(遊技者)より選択された一の店舗について前記表示景品管理手段にて管理している景品を予約するためのデータであり、前記予約要求は、前記ユーザより選択された前記一の店舗を特定可能な店舗特定情報(遊技場ID)を含み、前記予約内容登録手段は、前記予約識別情報に対応付けて該予約要求に含まれる店舗特定情報を登録(遊技場毎のデータテーブルで予約IDを登録)し、前記予約識別情報受付手段(予約確定端末50又はPOS・予約確定端末50’)は、前記店舗に設けられ、該予約識別情報受付手段が設けられている店舗の店舗特定情報と該予約識別情報受付手段にて受け付けた予約識別情報に対応付けて前記予約内容登録手段にて登録された店舗特定情報とが一致するか否かを判定する店舗一致判定手段(景品管理装置70においてS601bの処理を行う部分)と、該店舗一致判定手段にて店舗特定情報が一致しないと判定されたことを条件として、店舗不一致報知を行う店舗不一致報知手段(予約確定端末50又はPOS・予約確定端末50’においてS555の処理を行う部分)と、をさらに備え、前記提供処理手段は、前記店舗一致判定手段にて店舗特定情報が一致すると判定されたことを条件として、前記提供処理を行う(予約確定要求には遊技場IDが一致する予約IDのみが含まれ、該予約IDについて配送情報登録処理を行う)ことを特徴とする景品交換システム(1)を構成した。これによれば、各店舗毎の景品揃えを実現できると共に、各店舗で選択していない景品の提供を防止できる。
また別の第20の発明として、所有するユーザ(遊技者)を個々に識別可能なユーザ識別情報(会員ID)を記憶している携帯端末(携帯電話101’)により実行され、有価価値(貯玉数)と交換可能な景品を予約するための表示データに基づいて該景品を表示する表示処理(携帯電話101’においてSK78の処理を行う部分)と、該表示処理にて表示される景品の中から交換を予約する景品の選択を前記ユーザより受け付ける予約受付処理(携帯電話101’においてSK78の処理を行う部分)と、該予約受付処理にて選択を受け付けた景品を特定可能な景品特定情報を含む予約要求を送信する予約要求送信処理(携帯電話101’においてSK80の処理を行う部分)と、を行う予約プログラム(予約・確定アプリ)と、前記予約要求送信処理にて送信されてきた予約要求に対応する予約を識別可能な予約識別情報(予約ID)に対応付けて該予約要求に含まれる景品特定情報を登録する予約内容登録処理を行う予約内容登録手段(景品管理装置70においてS313の処理を行う部分)と、前記携帯端末により実行され、該予約内容登録処理が行われた予約識別情報と当該携帯端末が記憶しているユーザ識別情報とを含む景品提供要求(予約確定要求)を送信する景品提供要求送信処理(携帯電話101’においてS509の処理を行う部分)を行う予約確定プログラム(予約・確定アプリ)と、ユーザが遊技により獲得した有価価値の大きさを前記ユーザ識別情報に対応付けて管理する有価価値管理手段(会員管理装置61)と、前記景品提供要求送信処理にて送信されてきた景品提供要求に含まれるユーザ識別情報に対応付けて前記有価価値管理手段にて管理されている有価価値の大きさが該景品提供要求に含まれる予約識別情報に対応付けて前記予約内容登録手段にて登録された景品特定情報から特定される景品に相当する交換有価価値の大きさ以上であること(景品管理装置70においてS612c’でYESと判定されたこと)を条件として、当該景品を前記ユーザに提供するための提供処理(配送情報登録処理)を行う提供処理手段(景品管理装置70においてS616,S617の処理を行う部分)と、を備える景品交換システム(1)を構成した。これによれば、ユーザが所有する携帯端末にて景品の予約を受付可能なので、ユーザがいつでも手元で景品の予約を行うことができると共に、該予約を識別可能な予約識別情報とユーザが所有する有価価値の大きさを特定可能なユーザ識別情報とが前記携帯端末に記憶されることにより、該携帯端末を使用して一度で予約を確定する処理を済ますことができるので、該処理の時間を短縮できる。
また第20の発明において、前記予約識別情報(予約ID)は、前記予約の有効期限(当日限り)を特定可能であり、前記予約識別情報受付手段(予約確定端末50又はPOS・予約確定端末50’)にて受け付けた予約識別情報又は前記景品提供要求送信処理(携帯電話101’におけるS509の処理)にて送信される景品提供要求に含まれる予約識別情報から特定される有効期限が有効であるか否かを判定する有効期限判定手段(景品管理装置70においてS601b,S601b’の処理を行う部分)と、該有効期限判定手段にて有効でないと判定されたことを条件として、有効期限切れ報知を行う有効期限切れ報知手段(予約確定端末50又はPOS・予約確定端末50’においてS555の処理を行う部分、又は携帯電話101’においてS502’の処理を行う部分)と、をさらに備え、前記提供処理手段は、前記有効期限判定手段にて有効であると判定されたことを条件として、前記提供処理を行う(予約確定要求には有効期限が有効な予約IDのみが含まれ、該予約IDについて配送情報登録処理を行う)ことを特徴とする景品交換システム(1)を構成した。これによれば、予約の有効期限を設けることで、景品を管理する側において、長期間予約されているが提供処理が行われていない状態を回避できるので、在庫管理が容易になると共に、いたずらに予約を行う行為を防止できる。
また第20の発明において、前記携帯端末(携帯電話101,携帯電話101’)は、該携帯端末にて表示させる景品の検索を前記ユーザより受け付ける表示景品検索画面(D24〜D27,D29,D30)と、該表示景品検索画面で検索された景品の中から前記予約する景品の選択を前記ユーザより受け付ける予約景品選択画面(D28)とを表示し(SK29,SK76の処理を行い)、前記携帯端末にて紹介する紹介景品を示す案内通知(推奨内容)を該携帯端末に対して送信する案内通知送信手段(景品管理装置70においてSK22,SK67の処理を行う部分)をさらに備え、前記携帯端末は、前記案内通知が示す紹介景品の中から前記予約する景品の選択を前記ユーザより受け付ける紹介景品選択画面(D21a,D21b)を表示する(SK23,SK74の処理を行う)ことを特徴とする景品交換システム(1)を構成した。これによれば、紹介景品については、景品を検索しなくても選択可能なので、ユーザが景品を検索する手間を軽減できる。
さらに第20の発明において、前記携帯端末(携帯電話101,携帯電話101’)にて表示可能な景品を含む複数の景品である管理景品に関する景品情報を管理する景品情報管理手段(景品管理装置70の景品情報DB)と、前記管理景品の中から前記携帯端末にて表示可能な景品の選択を個別に受け付ける単品選択受付手段(Z04a,Z24aで選択された単品を示す単品記憶要求を受信する景品管理装置70の通信部71)と、前記管理景品のうちの複数の景品が属する景品パッケージを複数設定する景品パッケージ設定手段(Z00aで配送管理装置80から景品パッケージ情報を受信する景品管理装置70の通信部71及びZ00bで該景品パッケージを記憶する景品管理装置70の景品パッケージ情報DB,並びにZ00cで景品パッケージを設定する景品管理装置70のディスプレイ73と入力装置74及び該景品パッケージを記憶する景品管理装置70の景品パッケージ情報DB)と、該景品パッケージ設定手段により設定された前記複数の景品パッケージの中から前記携帯端末にて表示可能な景品を含む景品パッケージの選択を受け付ける景品パッケージ選択受付手段(Z04,Z24で選択された景品パッケージを示すパッケージ記憶要求を受信する景品管理装置70の通信部71)と、前記単品選択受付手段による単品選択方式又は前記景品パッケージ選択受付手段によるパッケージ選択方式のいずれか一方を設定する選択方式設定手段(Z01で選択方式を設定する景品管理装置70のディスプレイ73及び入力装置74)と、前記選択方式設定手段により前記単品選択方式が設定されたことに基づいて、前記単品選択受付手段により選択を受け付けた景品を記憶する選択景品記憶手段(Z05a,Z25aで選択フラグ1を記憶する単品選択DB及び表示フラグ1を記憶する景品管理装置70の景品情報DB)と、前記選択方式設定手段により前記パッケージ選択方式が設定されたことに基づいて、前記景品パッケージ選択受付手段により選択を受け付けた景品パッケージを記憶する選択パッケージ記憶手段(Z05,Z25で選択フラグ1を記憶する景品管理装置70の景品パッケージDB及び表示フラグ1を記憶する景品管理装置70の景品情報DB)と、前記選択方式設定手段により前記単品選択方式が設定されたことに基づいて、前記選択景品記憶手段により記憶している景品を前記携帯端末にて表示可能とするための処理を行う一方、前記選択方式設定手段により前記パッケージ選択方式が設定されたことに基づいて、前記選択パッケージ記憶手段により記憶している景品パッケージに含まれる景品を前記携帯端末にて表示可能とするための処理を行う景品表示処理手段(SK28,SK55,SK67の処理を行う景品管理装置70の制御部72)と、前記選択方式設定手段により設定されている選択方式が前記パッケージ選択方式から前記単品選択方式に変更されたこと(Z11で選択方式の変更を受け付けたこと)に基づいて、予め定められた準備期間中に前記単品選択受付手段により選択を受け付けた景品を記憶する準備景品記憶手段(Z15aで準備フラグ2を記憶する景品管理装置70の単品選択DB)と、前記準備期間の経過時において、該準備景品記憶手段により記憶している景品を前記選択景品記憶手段に記憶させる(S003の処理を行う)と共に、前記選択パッケージ記憶手段により記憶している景品パッケージに含まれる景品を前記携帯端末にて表示不能とするための処理を行う(S004の処理を行う)準備期間経過時処理手段(景品管理装置70の制御部72)と、を有し、前記景品表示処理手段は、前記準備期間中は、前記選択パッケージ記憶手段により記憶している景品パッケージに含まれる景品を前記携帯端末にて表示可能とするための処理を行い、前記準備期間の経過後は、前記選択景品記憶手段により記憶している景品を前記携帯端末にて表示可能とするための処理を行うことを特徴とする景品交換システム(1)を構成した。これによれば、管理景品の中から携帯端末にて表示可能とする景品又は該景品を含む景品パッケージの選択を受け付けると、当該景品又は当該景品パッケージに含まれる景品を携帯端末で表示可能とするための処理が行われることにより、店舗の客層や土地柄や季節に応じて、該店舗が希望する景品を提供できるので、ユーザに対して景品交換を促進することができる。またパッケージ選択方式から単品選択方式に変更する際に、予め定められた準備期間中に景品を選択すれば良いので、店舗は選択する景品を十分に検討することができると共に、準備期間中は、単品選択方式に変更する前に選択されている景品パッケージに含まれる景品が表示されるので、システムの運用に支障をきたすことがない。