JP5392930B2 - 面状光源及び液晶表示装置 - Google Patents

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本発明は、液晶表示パネルなどを照明する面状光源及びこれを備えた液晶表示装置に関する。
薄型テレビジョン装置や薄型モニター等の大型ディスプレイには、画像表示のための液晶表示装置が広く採用されている。この液晶表示装置には、液晶表示パネルの裏面側から光を照射して表示画面の輝度を高めるバックライトユニットが用いられている。
上記バックライトユニットでは、導光板と、該導光板の側端面に配置させたLED等の光源と、を備え、光源からの光を導光して主面全体から液晶表示パネルに向けて出射させている。
近年、液晶テレビジョン装置の大型化に伴って、その軽量化や薄型化がさらに要望されているが、バックライト方式では混色性や輝度ムラが厚みと反比例の関係となり、薄型化が困難であった。また、サイドエッジ面に光源を配した導光板を用いたバックライトユニットであって、大型の導光板を作製する方法として射出成形方式を採用した場合、大面積でかつ薄型のものを作製する際に、形状全体に樹脂が転写、充填され難いという限界があった。また、樹脂を十分に充填するためには、成型機を大型化し、射出圧力を上げることで解決される場合もあるが、大型の成型機は設備費用の多大なコストがかかるため、製品コスト的に採用が難しい。
このため、従来、例えば特許文献1には、配列された複数の楔板形状の導光ブロックにそれぞれ光源として蛍光ランプを設けたタンデム型面光源装置が提案されている。この面光源装置では、大型の導光板を使わず、隣接する導光ブロックの一部を互いに重ねて複数配列することで、広い発光エリアを得ている。なお、この面光源装置では、蛍光ランプから光を入射させる導光ブロック上に段差部を設け、この段差部に後段の導光ブロックの先端部が重なるようにして配列されている。また、段差部には、シート状の反射体が設けられている。
また、特許文献2には、互いに隣り合ってそれぞれブロックを形成する複数の導光板と、各導光板の側部に配置された複数のLEDと、を備えた液晶表示装置用のバックライトユニットが提案されている。このバックライトユニットでは、複数の導光板をマトリクス形態に並べて大型の面光源を得ていると共に、導光板の一側にLEDを収めるための切断部が備えられている。これにより、隣接する導光板同士の隙間をできるだけ縮めて、光の均一性の確保に役立てている。
特開平11−288611号公報 特開2007−293339号公報
しかしながら、上記従来の技術には、以下の課題が残されている。
すなわち、特許文献1に記載の技術のように、光源の前方上部に導光板の段差部及び導光板の先端部がある場合、入射光が段差部や先端部の角部で反射し、輝線が発生してしまう不都合があった。この輝線を消すためには、段差部に反射体を入れる必要があるが、部材点数及び部材コストの増大を招いてしまう問題がある。また、特許文献2に記載の技術のように、LEDの前方上部に導光板同士の隙間がある場合、この隙間から上方に光が洩れ出てしまい、見栄えが悪くなる問題があった。
本発明は、前述の課題に鑑みてなされたもので、複数の導光板を並べても輝線の発生を防ぎ、良好な見栄えを得ることができる大型の面状光源及び液晶表示装置を提供することを目的とする。
本発明は、前記課題を解決するために以下の構成を採用した。すなわち、本発明の面状光源は、LED光源と導光板とを備えた複数のライトユニットが、互いに前記導光板を隣接状態にして並べられて構成された面状光源であって、前記導光板は、前記LED光源の光出射面と対向する基端側端面と、該基端側端面の反対側にある先端側端面とを有し、前記LED光源から前記基端側端面に入射した光を光路変換して主面側から面状に出射し、前記先端側端面には、前記主面側に先端側ひさし部が形成され、前記基端側端面には、前記主面側に基端側ひさし部が形成され、前記先端側ひさし部及び前記基端側ひさし部の端部が、前記先端側端面及び前記基端側端面と平行な平坦面を有し、互いに隣接する前記導光板のうち一方の導光板に含まれる前記先端側ひさし部と、他方の導光板に含まれる前記基端側ひさし部とが突き合わされ、前記先端側ひさし部及び前記基端側ひさし部の下方に前記LED光源が配されていることを特徴とする。
この面状光源では、互いに隣接する導光板のうち一方の導光板に含まれる先端側ひさし部と、他方の導光板に含まれる基端側ひさし部とが突き合わされ、該先端側ひさし部と該基端側ひさし部の下方にLED光源が配されているので、LED光源の前方上部には、輝線を生じさせる段差部や導光板の先端部が無く、輝線の発生を防ぐことができる。また、先端側ひさし部と基端側ひさし部との突き合わせ位置、すなわち隣接する導光板同士の隙間が、LED光源の上方であってLED光源の先端面より後方に位置するので、隙間から光が上方に洩れ出ることを防ぐことができる。
また、本発明の面状光源は、前記先端側ひさし部及び前記基端側ひさし部が突き合うようにして隣接する2つのライトユニットを含む断面において、前記先端側ひさし部及び前記基端側ひさし部の断面が矩形であることを特徴とする。
また、本発明の面状光源は、前記先端側ひさし部の突出量が前記基端側ひさし部の突出量よりも大きいことを特徴とする。
また、本発明の面状光源は、前記基端側端面に、厚さ方向に延在し入射される光を広げる入光プリズムが形成されていることを特徴とする。
この面状光源では、基端側端面に、厚さ方向に延在し入射される光を広げる入光プリズムが形成されているので、導光板の端面近傍において中央部と両端部との輝度差が小さくなり、全体として見栄えが大幅に改善する。
また、本発明の面状光源は、前記入光プリズムが断面V字状であることを特徴とする。
また、本発明の面状光源は、前記先端側端面と前記基端側端面との間にある前記導光板の側面に、断面先細形状で前記主面側が傾斜面となった突出部を有することを特徴とする。
この面状光源では、先端側端面と基端側端面との間にある導光板の側面に、断面先細形状で主面側が傾斜面となった突出部を有するので、傾斜面から出射される光を上方に屈折させ、導光板において輝度が不足しやすい隣接部分近傍の輝度を補正することができる。
本発明の液晶表示装置は、液晶表示パネルと、前記液晶表示パネルの裏面側に配された上記本発明の面状光源と、を備えていることを特徴とする。すなわち、この液晶表示装置では、上記本発明の面状光源を備えているので、輝線が生じず、見栄えが良好な大面積の画像表示が得られる。
本発明によれば、以下の効果を奏する。
すなわち、本発明に係る面状光源によれば、互いに隣接する導光板のうち一方の導光板に含まれる先端側ひさし部と、他方の導光板に含まれる基端側ひさし部とが突き合わされ、先端側ひさし部及び基端側ひさし部の下方にLED光源が配されているので、輝線の発生を防ぐことができると共に、導光板の隙間から光が上方に洩れ出ることを防ぐことができる。また、先端側ひさし部及び基端側ひさし部からも光が出射されるため、LED光源の配置位置が暗くなることを防止でき、高い輝度を得ることができる。したがって、大型成型機や金型加工が不要で、簡単かつ低コストに作製可能な小型サイズの導光板を複数設置することで、大型サイズを実現できると共に、輝線が生じず、見栄えの良好な面状光源を得ることができる。また、この面状光源を備えた液晶表示装置によれば、輝線が発生せず、見栄えの良好な大面積の画像表示を得ることができる。
本発明に係る面状光源及び液晶表示装置の一実施形態において、隣接する2つのライトユニットを示す断面図である。 本実施形態において、面状光源を示す平面図である。 本実施形態において、導光板を示す基端側端面側から見た要部の斜視図である。 本実施形態において、導光板を示す要部の拡大正面図及び拡大背面図である。 本実施形態において、導光板を示す平面図、正面図及び背面図である。 本実施形態において、リジッド基板及びベゼルを示す分解斜視図である。 本実施形態において、ベゼル及びリジッド基板を除く面状光源及びライトユニットを示す要部の拡大縦断面図である。 本発明に係る面状光源及び液晶表示装置の参考例において、ライトユニットにおける輝度の分布画像である。 本発明に係る面状光源及び液晶表示装置の従来例において、ライトユニットにおける輝度の分布画像である。 本発明に係る面状光源及び液晶表示装置の参考例において、LED光源の配列方向におけるライトユニットの輝度分布を示すグラフである。 本発明に係る面状光源及び液晶表示装置の従来例において、LED光源の配列方向におけるライトユニットの輝度分布を示すグラフである。 本発明に係る面状光源及び液晶表示装置の実施例において、ライトユニットにおける輝度の分布画像である。 本発明に係る面状光源及び液晶表示装置の従来例において、ライトユニットにおける輝度の分布画像である。 本発明に係る面状光源及び液晶表示装置の実施例及び従来例において、LED光源の配列方向におけるライトユニットの輝度分布を示すグラフである。
以下、本発明に係る面状光源及び液晶表示装置の一実施形態を、図1から図7に基づいて説明する。なお、以下の説明に用いる各図面では、各部材を認識可能な大きさとするために縮尺を適宜変更している。
本実施形態における面状光源1は、液晶表示装置のバックライトユニットであって、図1及び図2に示すように、LED光源2と導光板3とを備えた複数のライトユニット7が、互いに導光板3を隣接状態にして並べられて構成された面状光源である。
上記導光板3は、LED光源2の光出射面と対向する基端側端面3aと、該基端側端面3aの反対側にある先端側端面3bとを有し、LED光源2から基端側端面3aに入射した光を光路変換して主面側から面状に出射している。
上記先端側端面3bには、主面側に先端側ひさし部3cが形成され、基端側端面3aには、前記主面側に基端側ひさし部3dが形成されている。
また、先端側ひさし部3c及び基端側ひさし部3dの端部が、先端側端面3b及び基端側端面3aと平行な平坦面を有し、互いに隣接する導光板3のうち一方の導光板3に含まれる先端側ひさし部3cと、他方の導光板3に含まれる基端側ひさし部3dとが突き合わされ、先端側ひさし部3c及び基端側ひさし部3dの下方にLED光源2が配されている。
すなわち、面状光源1は、複数のLED光源2と、これらLED光源2の光出射面を対向状態にしてLED光源2を基端側端面3aに並べて配しLED光源2から入射され導光した光を光路変換して主面側から面状に出射する導光板3と、該導光板3をLED光源2と共に載置して固定する枠体として機能するベゼル4と、該ベゼル4と導光板3との間に設置された反射シート5と、上記各LED光源2に先端部が接続されたフレキシブルプリント基板6と、を備えた複数のライトユニット7が、互いに導光板3を隣接状態にして並べられて構成されている。
また、図1に示すように、先端側ひさし部3c及び基端側ひさし部3dが突き合うようにして隣接する2つのライトユニット7を含む断面において、先端側ひさし部3c及び基端側ひさし部3dの断面が矩形とされている。
また、先端側ひさし部3cの突出量は、基端側ひさし部3dの突出量よりも大きい設定されている。
複数の上記ライトユニット7は、図2に示すように、主面上方からの平面視で同一の長方形状とされ、縦列及び横列が同数でマトリクス状に配列されている。また、各導光板3は、主面上方からの平面視で同一の長方形状であって、その長辺に対する短辺の比率が、0.5〜0.6に設定されている。なお、本実施形態では、縦横6列にライトユニット7が並べられている。
上記導光板3は、例えば透明なポリカーボネイト樹脂やアクリル樹脂等で形成されている。
互いに隣接する導光板3のうち一方の先端側端面3bには、他方の導光板3の基端側端面3aに配されたLED光源2の上方に突出する先端側ひさし部3cが形成され、互いに隣接する導光板3のうち他方の基端側端面3aには、該基端側端面3aに配されたLED光源2の上方に突出して先端側ひさし部3cに突き合わされる基端側ひさし部3dが形成されている。
この導光板3の基端側端面3aにおけるLED光源2に対向した領域には、図3及び図4に示すように、厚さ方向に延在し入射される光を基端側端面3aの延在方向に広げる断面V字状の入光プリズム3eが複数形成されている。また、導光板3の主面である光出射面3fには、例えば白色ドットパターン(図示略)が形成されている。なお、光出射面3f又はその対向面に、例えばプリズム状やレンチキュラーレンズ状の微細光学形状等の他の光学形状を施しても構わない。例えば、プリズム状の微細光学形状を施した場合、LED光源2から遠いほど、プリズムの頂角が大きく設定される。また、断面不等辺三角形状のプリズムとし、頂角が大きくなるに従い、プリズム形状の深さが深く設定される、又はプリズムピッチが狭く設定される。
導光板3の左右両側面、すなわち先端側端面3bと基端側端面3aとの間にある導光板3の側面には、図3から図5に示すように、断面先細形状とされ主面側の上面が傾斜面とされた突出部3gが形成されている。なお、突出部3gの傾斜面は、光出射面3fに対して45°傾いて形成されている。この突出部3gの上面に傾斜面を形成することで、該傾斜面から出射される光を上方に屈折させ、導光板3において輝度が不足しやすい隣接部分近傍の輝度を補正することができる。
また、突出部3gの先端部には、光出射面と平行な面とされイジェクトピンが当接可能なピン当接部3lが形成されている。
また、突出部3gの下部には、ベゼル4の左右側端部に複数立設された鈎状の導光板用フック4aの先端が嵌って係止される断面V字溝状のベゼルフック係止部3hが形成されている。
なお、導光板用フック4aは、ベゼルフック係止部3hに嵌った状態で、導光板3の主面である光出射面3f側からの平面視で突出部3gの下部に隠れるように設計されている。これにより、導光板3の主面である光出射面3f側からの平面視で導光板用フック4aが突出部3gに隠れて光の暗部とならず、均一なバックライトの照明を得ることができる。
また、導光板用フック4aは、ベゼル4の左右側端部で非対称に設けられている。さらに、突出部3gの上面であってベゼルフック係止部3h及び導光板用フック4aの直上領域(ピン当接部3l上面及びその近傍)には、プリズム状、シボ状又はドット状等の微細光学形状(図示略)が形成されている。この微細光学形状により、突出部3gの下部にベゼルフック係止部3hを設けたと共に導光板用フック4aが配されたことによる輝度の低下を補正することが可能である。
上記LED光源2は、基端側端面3aに光出射面である先端面を対向させて設置された白色LEDである。この白色LEDは、例えば基板上の半導体発光素子を樹脂材で封止したものであり、半導体発光素子として、例えば青色(波長λ:470〜490nm)LED素子又は紫外光(波長λ:470nm未満)LED素子であって、例えばサファイア基板などの絶縁性基板上に窒化ガリウム系化合物半導体(例えばInGaN系化合物半導体)の複数の半導体層が積層されて形成されたものである。
また、この半導体発光素子を封止する樹脂材は、シリコーン樹脂を主剤とし、例えばYAG蛍光体が添加されている。このYAG蛍光体は、半導体発光素子からの青色光又は紫外光を黄色光に変換させて混色効果により白色光を生じさせるものである。なお、LED光源2は、先端面からのみ光が出射されるように先端面以外の樹脂材側面には、反射枠が形成されている。また、白色LEDとしては、上記以外でも種々のものが採用可能である。
上記反射シート5は、光反射機能を有する金属板、フィルム、箔等であって、本実施形態では銀蒸着膜を設けたフィルムが採用されている。なお、上記銀蒸着膜の代わりに、アルミ金属蒸着膜などを採用しても構わない。この反射シート5は、両面テープ8によってベゼル4上に貼られている。
上記ベゼル4は、図6に示すように、実装される装置のリジッド基板9上に設置される。すなわち、ベゼル4の先端側端部、基端側端部及び中央部等に、それぞれ下方に突出した基板用フック4iが複数設けられ、これら基板用フック4iが、リジッド基板9の対応位置に形成された各フック用孔9aにそれぞれ挿通されてベゼル4が固定されている。
また、ベゼル4の基端側端部には、上方に立設状態に折り曲げられたLED支持部4jが設けられている。該LED支持部4jには、放熱シート10を介してフレキシブルプリント基板6と共にLED光源2が支持されている。
上記放熱シート10としては、例えば銅薄板等の金属板、熱伝導性カプトンフィルム、信越シリコーン社製のPCS(フェイズチェンジ)シリーズPCS−TC−20等が採用可能である。
上記LED光源2、フレキシブルプリント基板6、放熱シート10及びLED支持部4jは、隣接した導光板3同士の隙間に配置されている。すなわち、これらLED光源2等は、互いに突き合わされた基端側ひさし部3dと先端側ひさし部3cとの下方に形成された空間に設置されている。
なお、先端部がLED光源2に接続されたフレキシブルプリント基板6の基端部は、ベゼル4に形成されたFPC用孔4kを通してベゼル4の下面まで延ばされ、リジッド基板9に設置された基板側FPC11に接続される。
また、本実施形態の液晶表示装置15は、例えば大型液晶テレビジョン装置等の液晶ディスプレイに適用される表示装置であって、図7に示すように、液晶表示パネル13と、液晶表示パネル13の裏面側に配された上記面状光源1と、を備えている。
すなわち、この液晶表示装置15は、上記複数のライトユニット7からなる面状光源1と、並べられた複数の導光板3上に配され導光板3からの光を拡散させて面内の光強度を均一にする拡散板12Aと、該拡散板12A上に配された拡散シート12Bと、拡散シート12B上に配され拡散シート12Bからの光を液晶表示パネル13に向けた上方向への照射光として出射するプリズムシート14と、該プリズムシート14上に配された上記液晶表示パネル13と、導光板3の下面に配された反射シート5と、を備えている。
なお、本実施形態では、液晶表示パネル13の画面側及び面状光源1の光出射面側を表面側又は上面側として記載している。
上記拡散板12A及び拡散シート12Bは、例えば、アクリル樹脂やポリカーボネイト樹脂などの透明樹脂にシリカ粒子などを分散させた板及びシートである。
上記プリズムシート14は、拡散シート12Bからの光を上面側に集光するための透明シート状の部材であり、平行な複数の稜線を有するプリズム部を上面側に有している。また、プリズムシート14は、LED光源2の光軸に対して、プリズム部の稜線がねじれの位置に設定され、特に、上方への高い指向性が得られる方向として、LED光源2の光軸に直交する方向と平行に設定される。
上記液晶表示パネル13は、透過型又は半透過型の液晶表示パネルが採用される。例えば、透過型の液晶表示パネル13の場合、透明電極、配向膜及び偏光板をそれぞれ有する上基板と下基板との間隙にTN液晶やSTN液晶等の液晶をシール材で封止したパネル本体を備えたものである。
このように本実施形態の面状光源1では、互いに隣接する導光板3のうち一方の導光板3に含まれる先端側ひさし部3cと、他方の導光板3に含まれる基端側ひさし部3dとが突き合わされ、先端側ひさし部3c及び基端側ひさし部3dの下方にLED光源2が配されているので、LED光源2の前方上部には、輝線を生じさせる段差部や導光板3の先端部が無く、輝線の発生を防ぐことができる。また、先端側ひさし部3cと基端側ひさし部3dとの突き合わせ位置、すなわち隣接する導光板3同士の隙間が、LED光源2の上方であってLED光源2の先端面より後方に位置するので、隙間から光が上方に洩れ出ることを防ぐことができる。また、先端側ひさし部3c及び基端側ひさし部3dからも光が出射されるため、LED光源2の配置位置が暗くなることを防止でき、高い輝度を得ることができる。
また、基端側端面3aに、厚さ方向に延在し入射される光を広げる入光プリズム3eが形成されているので、導光板3の端面近傍において中央部と両端部との輝度差が小さくなり、全体として見栄えが大幅に改善する。
さらに、先端側端面3bと基端側端面3aとの間にある導光板3の側面に、断面先細形状で主面側が傾斜面となった突出部3gを有するので、傾斜面から出射される光を上方に屈折させ、導光板3において輝度が不足しやすい隣接部分近傍の輝度を補正することができる。
また、導光板3が、長辺に対する短辺の比率を0.5〜0.6に設定した長方形状であるので、縦列及び横列が同数で導光板3をマトリクス状に配列することで、大型サイズのバックライトで主流の縦横比である16:9を守りながら、大型化することが可能である。
また、本実施形態では、予めLED光源2と導光板3とをベゼル4に配置してライトユニット7にユニット化し、このライトユニット7をリジッド基板9に設置するので、大型基板に直接、LED光源2及び導光板3を実装するよりも、導光板3の基端側端面3aに対してLED光源2の光軸を合わせやすいメリットがある。
さらに、輝度ムラ等が発生していた場合、そのライトユニット7ごと交換することができ、交換作業が容易である。
また、ベゼル4とリジッド基板9とが放熱部材として機能することで、高い放熱特性を得ることができる。
したがって、この面状光源1をバックライトユニットとして採用した液晶表示装置15では、輝線が生じず、見栄えが良好な大面積の画像表示が得られる。
次に、本発明に係る面状光源及び液晶表示装置を、実施例により図8から図11を参照して具体的に説明する。
まず、本発明の参考例として、LED光源2前方の導光板3のみで後方の導光板3が無い状態で、基端側ひさし部3dの下部であって導光板3の基端側端面3aからLED光源2を一定距離(0.5mm)離した位置に設置したライトユニットの場合について、実際の輝度分布を測定した分布画像結果を、図8に示す。また、比較例として基端側ひさし部3dが無く、入光面が鏡面とされた従来の導光板を用いた従来例のライトユニットについて、導光板からLED光源2を一定距離(0.5mm)離した場合についても同様に実際の輝度分布を測定した分布画像結果を、図9に示す。また、これら参考例及び従来例において、LED光源2の配列方向における輝度分布のグラフを図10及び図11にそれぞれ示す。
これらの結果からわかるように、従来例では、各LED光源2の直前近傍における輝度が局所的に高く、配列方向において輝度分布に大きな振幅が生じてしまっているのに対し、参考例では、各LED光源2の直前近傍における輝度が従来例より抑えられ、配列方向において輝度分布の振幅が小さくなって高い輝度均一性を得られていることがわかる。
次に、本発明の実施例として、LED光源2前後に隣接状態に導光板3を配した状態で、先端側ひさし部3c及び基端側ひさし部3dの下部であって導光板3の基端側端面3aからLED光源2を一定距離(0.5mm)離した位置に設置したライトユニット7の場合について、実際の輝度分布を測定した分布画像結果を、図12に示す。また、比較例として先端側ひさし部3cがあるが、基端側ひさし部3dが無く、入光面が鏡面とされた従来の導光板を用いた従来例のライトユニットについて、導光板からLED光源2を一定距離(0.5mm)離した場合についても同様に実際の輝度分布を測定した分布画像結果を、図13に示す。また、これら実施例及び従来例において、LED光源2の配列方向における輝度分布のグラフを図14にそれぞれ示す。
これらの結果からわかるように、従来例では、導光板3の端面近傍において中央部と両端部との輝度差が大きいのに対し、本発明の実施例では、先端側ひさし部3c及び基端側ひさし部3dによる効果と入光面における入光プリズム3eによる効果とによって、導光板3の端面近傍において中央部と両端部との輝度差が小さく、全体として見栄えが大幅に改善していることがわかる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることができる。
例えば、LED光源としてRGB−LEDを用いて、あらゆる色の光を出射させることも可能である。例えば、RGB−LEDとして、一つのパッケージに赤色LED素子(R)、緑色LED素子(G)及び青色LED素子(B)を実装したLEDを光源とする場合や、一つの導光板に互いに発光色の異なるLED光源をそれぞれ配置しても構わない。これらの場合、各LEDにおいて印加電流を制御することで、面状光源全体又はライトユニット毎に、様々な色の光で照明することが可能になる。
また、上記実施形態のバックライトユニットでは、拡散板及び拡散シートを各1枚用いているが、いずれか一方を省略したり、少なくとも一方を複数枚使用したバックライトユニットとしても構わない。さらに、拡散板又は拡散シートを、プリズムシートと液晶表示パネルとの間に配置したバックライトユニットとしても構わない。すなわち、これら拡散板及び拡散シートは、輝度ムラ調整のため、その枚数やヘイズを考慮して適宜、設置位置及び枚数等が設定される。
また、1枚のプリズムシートを用いているが、2枚のプリズムシートを採用したバックライトユニットとしても構わない。
なお、上記実施形態では、液晶表示パネルの大きさに対応した大きさの拡散板、拡散シート及びプリズムシートを採用しているが、これらを導光板のように複数に分割したものを並べて配置する構成を採用しても構わない。
また、上記実施形態では、複数のライトユニットがいずれも同一の長方形状とされてマトリクス状に並べられているが、他の形状のライトユニットを並べても構わない。例えば、複数のライトユニットが、同一の正方形状とされて、マトリクス状に並べられたものでも構わない。
また、複数のライトユニットが、少なくとも2種類の大きさ又は形状のものからなり、これらが組み合わされて並べられているものでも構わない。例えば、平面視で六角形のライトユニットや三角形のライトユニット等の複数種類の多角形状のライトユニットを組み合わせて並べたものや、大型ライトユニットと小型ライトユニットとの大きさ異なるライトユニットを組み合わせて並べたもの等でも構わない。これらの多様な形状及び大きさのライトユニットを採用すれば、様々な形状や大きさの液晶表示パネルに対応する面状光源が可能になる。
1…面状光源、2…LED光源、3…導光板、3a…導光板の基端側端面、3b…導光板の先端側端面、3c…先端側ひさし部、3d…基端側ひさし部、3g…突出部、3h…ベゼルフック係止部、4…ベゼル、4a…導光板用フック、7…ライトユニット、9…リジッド基板、13…液晶表示パネル

Claims (6)

  1. LED光源と導光板とを備えた複数のライトユニットが、互いに前記導光板を隣接状態にして並べられて構成された面状光源であって、
    前記導光板は、前記LED光源の光出射面と対向する基端側端面と、該基端側端面の反対側にある先端側端面とを有し、前記LED光源から前記基端側端面に入射した光を光路変換して主面側から面状に出射し、
    前記先端側端面には、前記主面側に先端側ひさし部が形成され、
    前記基端側端面には、前記主面側に基端側ひさし部が形成され、
    前記先端側ひさし部及び前記基端側ひさし部の端部が、前記先端側端面及び前記基端側端面と平行な平坦面を有し、
    互いに隣接する前記導光板のうち一方の導光板に含まれる前記先端側ひさし部と、他方の導光板に含まれる前記基端側ひさし部とが突き合わされ、前記先端側ひさし部及び前記基端側ひさし部の下方に前記LED光源が配され
    前記先端側端面と前記基端側端面との間にある前記導光板の側面に、断面先細形状で前記主面側が傾斜面となった突出部を有することを特徴とする面状光源。
  2. 請求項1に記載の面状光源において、
    前記先端側ひさし部及び前記基端側ひさし部が突き合うようにして隣接する2つのライトユニットを含む断面において、前記先端側ひさし部及び前記基端側ひさし部の断面が矩形であることを特徴とする面状光源。
  3. 請求項1又は2に記載の面状光源において、
    前記先端側ひさし部の突出量が前記基端側ひさし部の突出量よりも大きいことを特徴とする面状光源。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載の面状光源において、
    前記基端側端面に、厚さ方向に延在し入射される光を広げる入光プリズムが形成されていることを特徴とする面状光源。
  5. 請求項4に記載の面状光源において、
    前記入光プリズムが断面V字状であることを特徴とする面状光源。
  6. 液晶表示パネルと、
    前記液晶表示パネルの裏面側に配された請求項1からのいずれか一項に記載の面状光源と、を備えていることを特徴とする液晶表示装置。
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