JP5392472B2 - 電力制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電力を供給する電力制御装置に関する。
図9に従来の電力制御装置の概略を示す。
複数の負荷に電力を供給する電力制御装置10は、商用電源9より交流200Vまたは交流100Vが入力される一次巻線11aと、巻線比によって所定の電圧に降下された交流電力を出力する二次巻線11bとを備える入力トランス11を設けている。
入力トランス11の二次巻線側は、複数の負荷毎に電力を供給可能となるように、複数の二次巻線11bが設けられている(例えば特許文献1参照)。
各二次巻線11bには、サイリスタ12が接続されており、サイリスタ12よって各負荷領域における電力の制御が行われる。なお、ここで示す従来例では、逆方向に向けられた2つのサイリスタ12,12が並列に接続されて用いられており、双方向の電流に対して制御がされている。
特開平9−117136号公報
従来のような電力制御装置では、入力トランスが大きいため装置全体が大型化してしまい、装置全体の小型化の要請に対応できないと言う課題がある。
また、サイリスタで制御するとノイズが発生する。したがって、ノイズ除去用のフィルタが必要になってしまうと言う課題もある。
また、力率が低く、高効率が望めないと言う課題もある。
なお、単一の負荷に対して、この負荷を連続したまま複数の領域に分けて、この複数の領域毎に電力の制御を行いたいとする要望もある。
そこで、本発明は上記課題を解決すべくなされ、その目的とするところは、単一の負荷を連続したまま複数の領域に分けて、この複数の連続した領域毎に電力の制御を行える電力制御装置を提供することにある。
さらには、コンパクトな構成となり、また高力率、高効率、低ノイズである電力制御装置が望まれる。
本発明にかかる電力制御装置によれば、一方の出力端子と他方の出力端子とを備える電力制御部が複数設けられ、各電力制御部は、一方の出力端子または他方の出力端子の内の少なくともいずれか一方が、隣接する他の電力制御部の他方の出力端子または一方の出力端子と共有され、複数の電力制御部は、単一の負荷を複数の領域に分けた場合に、それぞれの負荷領域に対して各電力制御部が電力を供給して、個々に電力制御できるように設けられ、隣接する負荷領域が存在しない箇所では、いずれかの電力制御部の出力端子をそのまま単独で負荷領域の一方側または他方側に接続し、隣接する負荷領域が存在する箇所では、隣接する電力制御部の共有した出力端子を共通線として接続するように構成されていることを特徴としている。
また、各前記電力制御部には、入力側と出力側とを絶縁する絶縁トランスが設けられていることを特徴としている。
また、各前記電力制御部には、商用交流電源が入力され、入力された交流電力を直流電力に変換する第1のコンバータが設けられ、第1のコンバータによって変換された直流電力の電力調整をし、交流として出力するインバータが設けられ、一次巻線がインバータの出力側に接続され、二次巻線が前記一方の出力端子および他方の出力端子としてなる絶縁トランスが設けられていることを特徴としている。
この構成を採用したことにより、入力トランスを設けないのでコンパクトな構成とすることができ、またインバータによって電力制御をするので、ノイズの発生を低減し、高効率とすることができ、且つ絶縁トランスを設けたことにより入力側と負荷側とで絶縁されるので、各電力制御部は、一方の出力端子または他方の出力端子の内の少なくともいずれか一方が、隣接する他の電力制御部の他方の出力端子または一方の出力端子と共有されることができる。
また、各前記電力制御部には、絶縁トランスの後段側に、各前記インバータによって出力された交流電力を直流電力に変換する第2のコンバータが設けられており、第2のコンバータの出力端子が、前記一方の出力端子および他方の出力端子としてなることを特徴としてもよい。
この構成によれば、負荷に直流を供給して、1個の負荷を複数領域で個々に電力制御することができる。
なお、前記第1のコンバータまたは前記インバータの少なくともいずれか一方が自己消弧形素子からなることを特徴としてもよい。
さらに、前記自己消弧形素子は、IGBTであることを特徴としてもよい。
なお、前記各電力制御部は、各出力端子から低周波交流電力を出力するように低周波変換回路が設けられていることを特徴としてもよい。
この構成によれば、例えば直流電力を出力している電力制御部においては、出力端子と接続している負荷とが異なる金属であれば、電蝕によって接続部分が劣化するおそれもあるが、低周波の交流を出力することにより、このようなおそれを低減できる。また、交流電力を出力している電力制御部においては、高周波の交流を出力端子から負荷まで流すことによりノイズが発生してしまうおそれもある。しかし、出力を低周波の交流とすることによって、ノイズの発生を防止できる。
本発明にかかる電力制御装置によれば、1個の負荷を複数領域で個々に電力制御することができる。
本発明にかかる電力制御装置の第1の実施形態のブロック図である。 本発明にかかる電力制御装置の第2の実施形態のブロック図である。 本発明にかかる電力制御装置の第3の実施形態のブロック図である。 本発明にかかる電力制御装置の第4の実施形態のブロック図である。 本発明にかかる電力制御装置の第5の実施形態のブロック図である。 低周波変換回路の実施形態を示す回路図である。 低周波変換回路から出力される出力波形を示す説明図である。 低周波変換回路の他の実施形態を示す回路図である。 従来構造の電力制御装置のブロック図である。
以下、本発明の好適な実施形態を添付図面に基づいて説明する。
(第1の実施形態)
電力制御装置30は、複数の電力制御部31を有している。各電力制御部31は、それぞれ各負荷に対して接続され、各負荷へ電力を供給する。ここでは、単一の負荷に対して、負荷が連続した状態で複数の領域に分けた場合に、このそれぞれの負荷領域に対して各電力制御部31が電力を供給し、電力を制御できるように設けられている。
また、本実施形態における電力制御装置30は、負荷に直流を供給して制御するものであるとする。
電力制御装置30を構成する電力制御部31について説明する。
電力制御部31は、商用電源29から、交流100Vまたは交流200Vを入力して直流に変換するIGBTブリッジ32を備えている。このIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor:絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)ブリッジ32が特許請求の範囲でいう第1のコンバータに該当する。IGBTは、大電流を高速でスイッチングできる素子であり、入力信号によってオンオフを制御する自己消弧形素子である。
IGBTブリッジ32の後段には、IGBTインバータ34が設けられている。IGBTインバータ34は、IGBTブリッジ32によって変換された直流を、再度交流に変換する機能を有している。このIGBTインバータ34によって、負荷へ供給する電力の調整が行われる。IGBTインバータ34によって出力される交流は、数kHz〜20kHz程度の高周波を想定している。
IGBTインバータ34の後段には、絶縁トランス36が設けられている。絶縁トランス36の一次巻線は、IGBTインバータ34の出力端子に接続されており、絶縁トランス36の二次巻線は、後述するダイオードブリッジ38の入力側の端子に接続されている。
なお、絶縁トランス36は入力側と負荷側とを絶縁するために設けられているものである。この絶縁トランス36は、上述したようにIGBTインバータ34からの出力が高周波であるので、小型化することができる。
絶縁トランス36の二次巻線に接続されているダイオードブリッジ38は、絶縁トランス36から出力された交流を直流に変換して負荷に供給する機能を有している。このダイオードブリッジ38が特許請求の範囲でいう第2のコンバータに該当する。
ダイオードブリッジ38の出力端子に負荷が接続される。
なお、ダイオードブリッジ38から出る2本の出力端子38a,38bは、隣り合う負荷領域に接続される隣のダイオードブリッジ38の出力端子38a,38bと共通線となるように接続される。
具体的に図1の例で説明すると、一番上のダイオードブリッジ38の一方側の出力端子38aは、一方側に隣接する負荷領域が存在しないのでそのまま単独で第1の負荷領域の一方側に接続される。一番上のダイオードブリッジ38の他方側の出力端子38bは、隣接する第2の負荷領域に電力を供給する中央のダイオードブリッジの一方側の出力端子38aと接続され、第1の負荷領域の他方側と第2の負荷領域の一方側とで共通に用いられる出力端子38c1として設けられる。
さらに、中央のダイオードブリッジ38の他方側の出力端子38bは、隣接する第3の負荷領域に電力を供給する一番下のダイオードブリッジの一方側の出力端子38aと接続され、第2の負荷領域の他方側と第3の負荷領域の一方側とで共通に用いられる出力端子38c2として設けられる。
なお、一番下のダイオードブリッジ38の他方側の出力端子38bは、一方側に隣接する負荷領域が存在しないのでそのまま単独で第3の負荷領域の他方側に接続される。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について、図2に基づいて説明する。なお、上述した第1の実施形態と同一の構成要素については同一の符号を付し、説明を省略する場合もある。
本実施形態では、第1のコンバータであるIGBTブリッジ42が、各電力制御部共通で1つ設けられている。すなわち、このIGBTブリッジ42は、商用電源から、交流100Vまたは交流200Vを入力して直流を出力する出力端子が、分割した負荷領域の数だけ設けられているものである。
この構成であれば、第1の実施形態よりも部品点数の削減を図ることができる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について、図3に基づいて説明する。なお、上述した第1の実施形態および第2の実施形態と同一の構成要素については同一の符号を付し、説明を省略する場合もある。
本実施形態では、絶縁トランス36の後段にダイオードブリッジが設けられておらず、各負荷領域には、交流が供給されるように設けられている。
また、絶縁トランス36から出る2本の出力端子36a,36bは、隣り合う負荷領域に接続される隣の絶縁トランス36の出力端子36a,36bと共通線となるように接続される。
具体的には、一番上の絶縁トランス36の一方側の出力端子36aは、一方側に隣接する負荷領域が存在しないのでそのまま単独で第1の負荷領域の一方側に接続される。一番上の絶縁トランス36の他方側の出力端子36bは、隣接する第2の負荷領域に電力を供給する中央の絶縁トランス36の一方側の出力端子36aと接続され、第1の負荷領域の他方側と第2の負荷領域の一方側とで共通に用いられる出力端子36c1として設けられる。
さらに、中央の絶縁トランス36の他方側の出力端子36bは、隣接する第3の負荷領域に電力を供給する一番下の絶縁トランス36の一方側の出力端子36aと接続され、第2の負荷領域の他方側と第3の負荷領域の一方側とで共通に用いられる出力端子36c2として設けられる。
なお、一番下の絶縁トランス36の他方側の出力端子36bは、一方側に隣接する負荷領域が存在しないのでそのまま単独で第3の負荷領域の他方側に接続される。
(第4の実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態について、図4に基づいて説明する。なお、上述した第1の実施形態〜第3の実施形態と同一の構成要素については同一の符号を付し、説明を省略する場合もある。
本実施形態は、第2の実施形態のように、第1のコンバータであるIGBTブリッジ42が、各電力制御部共通で1つ設けられており、且つ絶縁トランス36の後段にダイオードブリッジが設けられておらず、各負荷領域には、交流が供給されるように設けられている。
(第5の実施形態)
本発明の第5の実施形態について、図5に基づいて説明する。なお、上述した第1の実施形態〜第3の実施形態と同一の構成要素については同一の符号を付し、説明を省略する場合もある。
本実施形態における電力制御装置30は、図3に示した負荷に高周波の直流を供給して制御する形態の装置に対して、低周波の交流を出力するように低周波変換回路44を設けている。低周波変換回路44は、各電力制御部31の絶縁トランス36の後段に設けられている。そして、各低周波変換回路44の出力端子に負荷が接続される。
絶縁トランス36の二次巻線から出力された高周波の交流は低周波変換回路44によって、低周波の交流に変換される。こうして負荷には低周波の交流が出力されることとなる。
このように、低周波の交流を負荷に出力することにより、例えば負荷と出力端子とが異種金属である場合には電蝕によって接続部分が劣化するおそれもあるが、低周波の交流を出力することにより、このようなおそれを低減できる。
また、このように低周波の交流を負荷に出力することにより、ノイズの発生を防止できる。すなわち、絶縁トランス36の二次巻線から負荷までの電線距離が数m程度に長いと、高周波の交流を流すことでノイズが発生してしまうおそれもある。しかし、出力を低周波の交流とすることによって、たとえ絶縁トランス36の二次巻線から負荷までの電線距離が長い場合であってもノイズの発生を防止できる。
ここで、低周波とは0.1Hz〜1Hz程度の周波数を想定している。
なお、このような低周波変換回路を図4に示す電力制御装置30の絶縁トランス36の後段に設けてもよい。この形態でも、低周波の交流を出力することにより、負荷と出力端子の接続部分の電蝕による劣化のおそれを低減でき、またノイズの発生を防止できる。
(低周波変換回路の実施形態)
次に、上述した第5の実施形態の低周波変換回路の例を、図6および図7に基づいて説明する。
図6の低周波変換回路44は、絶縁トランス36から出力される一方の出力線51および他方の出力線52に対して交互にオン−オフさせるスイッチング回路により構成されている。
具体的には、低周波変換回路44は、負荷へ接続される出力端子44aに繋がる一方の負荷出力線50aと、出力端子44bに繋がる他方の負荷出力線50bとの間に、2つのサイリスタが直列に接続されて形成されたスイッチング部A〜Dが4組並列に接続されて構成されている。
一方の負荷出力線50aが他方の負荷出力線50bに対して+となるようにさせるスイッチング部はA,Bの2組あり、それぞれのアノード側が他方の負荷出力線50bに接続され、カソード側が一方の負荷出力線50bに接続されている。
そして、2組のスイッチング部のうちの一方Aは、サイリスタ46aのカソードとサイリスタ46bのアノードとの間で一方の出力線51に接続されている。2組のスイッチング部のうちの他方Bは、サイリスタ46cのカソードとサイリスタ46dのアノードの間で他方の出力線52に接続されている。
他方の負荷出力線50bが一方の負荷出力線50aに対して+となるようにさせるスイッチング部はC,Dの2組あり、それぞれのアノード側が一方の負荷出力線50aに接続され、カソード側が他方の負荷出力線50bに接続されている。
そして、2組のスイッチング部のうちの一方Cは、サイリスタ48bのカソードとサイリスタ48aのアノードとの間で一方の出力線51に接続されている。2組のスイッチング部のうちの他方Dは、サイリスタ48dのカソードとサイリスタ48cのアノードの間で他方の出力線52に接続されている。
各サイリスタ46a〜46d、48a〜48dのゲートには図示しない制御部が接続され、一方の出力端子44aと他方の出力端子44b間から出力される電力が低周波の交流となるように所定のタイミングで各サイリスタへ動作電流を入力している。
図7に、図6で示した低周波変換回路44によって低周波に変換された電力制御部31の出力波形を示す。この出力波形では、一方の負荷出力線50a側に出力される波形および他方の負荷出力線50b側に出力される波形は、それぞれ複数の高周波の半波形が連続して出力されることで形成される。すなわち、出力端子44a,44bから出力される低周波の交流とは、高周波の半波形の包絡線で形成される波形である。ここでは、スイッチング部A,Bの動作で低周波の最初の半波形が形成され、スイッチング部C,Dの動作で低周波の次の半波形が形成される。
なお、本実施形態では、高周波部分の周波数は数kHz〜20kHz程度であり、低周波部分の周波数は0.1Hz〜1Hz程度を想定している。
なお、図6では1つの電力制御部についてのみ説明した。しかし、電力制御装置30が備える電力制御部31全てに低周波変換回路44を備え、各電力制御部31の出力端子は隣接する出力端子同士が接続され、負荷に接続されるように設けるとよい。
(低周波変換回路の他の実施形態)
次に、低周波変換回路の他の実施形態を、図8に基づいて説明する。
本実施形態においても、低周波変換回路44は、負荷へ接続される出力端子44aに繋がる一方の負荷出力線50aと、出力端子44bに繋がる他方の負荷出力線50bとの間に、2つのサイリスタが直列に接続されて形成されたスイッチング部A〜Dが4組並列に接続されて構成されている。
各スイッチング部A〜Dは、IGBTとダイオードまたはFETとダイオードである2つのスイッチング素子が互いのコレクタ側(FETの場合はドレイン側)とエミッタ側(FETの場合はソース側)とが直列に接続されて構成されている。また、各スイッチング素子のエミッタ側(FETの場合はソース側)には順方向にダイオードが接続されている。
一方の負荷出力線50aが他方の負荷出力線50bに対して+となるようにさせるスイッチング部はA,Bの2組あり、それぞれのスイッチング素子54b,54dのエミッタ側(FETの場合はソース側)のダイオード55b,55dのカソードが一方の負荷出力線50aに接続され、それぞれのスイッチング素子54a,54cのコレクタ側(FETの場合はドレイン側)が他方の負荷出力線50bに接続されている。
そして、2組のスイッチング部のうちの一方Aは、スイッチング素子54bのコレクタ側(FETの場合はドレイン側)とダイオード55aのカソードとの間で一方の出力線51に接続されている。また、スイッチング部のうちの他方Bは、スイッチング素子54dのコレクタ側(FETの場合はドレイン側)とダイオード55cのカソードとの間で他方の出力線52に接続されている。
また、他方の負荷出力線50bが一方の負荷出力線50aに対して+となるようにさせるスイッチング部はC,Dの2組あり、それぞれのスイッチング素子56b,56dのエミッタ側(FETの場合はソース側)のダイオード57b,57dのアノードが一方の負荷出力線50aに接続され、それぞれのスイッチング素子56a,56cのコレクタ側(FETの場合はドレイン側)が他方の負荷出力線50bに接続されている。
そして、2組のスイッチング部のうちの一方Cは、スイッチング素子56bのエミッタ側(FETの場合はソース側)とダイオード57aのアノードとの間で一方の出力線51に接続されている。また、スイッチング部のうちの他方Dは、スイッチング素子56dのエミッタ側(FETの場合はソース側)とダイオード57cのアノードとの間で他方の出力線52に接続されている。
各スイッチング素子のベース(FETの場合はゲート)には図示しない制御部が接続され、一方の出力端子44aと他方の出力端子44b間から出力される電力が低周波の交流となるように所定のタイミングで各スイッチング素子54a〜54d、56a〜56dへ動作電流(または動作電圧)を入力している。
図8に示す低周波変換回路の出力波形も図7に示した波形と同様の波形である。
なお、図8も1つの電力制御部についてのみ説明した。しかし、電力制御装置30が備える電力制御部31全てに低周波変換回路44を備え、各電力制御部31の出力端子は隣接する出力端子同士が接続され、負荷に接続されるように設けるとよい。
なお、上述した図1〜図5に示した各実施形態では電力制御部の数は3つであり、単一の負荷を3つの負荷領域に分割制御するものであった。
しかし、電力制御部の数(負荷領域の分割数)は3つに限定されることはない。
以上本発明につき好適な実施例を挙げて種々説明したが、本発明はこの実施例に限定されるものではなく、発明の精神を逸脱しない範囲内で多くの改変を施し得るのはもちろんである。
29 商用電源
30 電力制御装置
31 電力制御部
32 IGBTブリッジ
34 IGBTインバータ
36a,36b 出力端子
36c1,36c2 接続された出力端子
36b 出力端子
36 絶縁トランス
38 ダイオードブリッジ
38a,38b 出力端子
38c1,38c2 接続された出力端子
42 IGBTブリッジ
44 低周波変換回路
44a,44b 出力端子
46a〜46d,48a〜48d サイリスタ
50a,50b 負荷出力線
51,52 出力線
54a〜54d,56a〜56d スイッチング素子
55a〜55d,57a〜57d ダイオード

Claims (7)

  1. 一方の出力端子と他方の出力端子とを備える電力制御部が複数設けられ、
    各電力制御部は、一方の出力端子または他方の出力端子の内の少なくともいずれか一方が、隣接する他の電力制御部の他方の出力端子または一方の出力端子と共有され
    複数の電力制御部は、単一の負荷を複数の領域に分けた場合に、それぞれの負荷領域に対して各電力制御部が電力を供給して、個々に電力制御できるように設けられ、
    隣接する負荷領域が存在しない箇所では、いずれかの電力制御部の出力端子をそのまま単独で負荷領域の一方側または他方側に接続し、隣接する負荷領域が存在する箇所では、隣接する電力制御部の共有した出力端子を共通線として接続するように構成されていることを特徴とする電力制御装置。
  2. 各前記電力制御部には、入力側と出力側とを絶縁する絶縁トランスが設けられていることを特徴とする請求項1記載の電力制御装置。
  3. 各前記電力制御部には、
    商用交流電源が入力され、入力された交流電力を直流電力に変換する第1のコンバータが設けられ、
    第1のコンバータによって変換された直流電力の電力調整をし、交流として出力するインバータが設けられ、
    一次巻線がインバータの出力側に接続され、二次巻線が前記一方の出力端子および他方の出力端子としてなる絶縁トランスが設けられていることを特徴とする請求項1記載の電力制御装置。
  4. 各前記電力制御部には、
    絶縁トランスの後段側に、各前記インバータによって出力された交流電力を直流電力に変換する第2のコンバータが設けられており、
    第2のコンバータの出力端子が、前記一方の出力端子および他方の出力端子としてなることを特徴とする請求項3記載の電力制御装置。
  5. 前記第1のコンバータまたは前記インバータの少なくともいずれか一方が自己消弧形素子からなることを特徴とする請求項3または請求項4記載の電力制御装置。
  6. 前記自己消弧形素子は、IGBTであることを特徴とする請求項5記載の電力制御装置。
  7. 前記各電力制御部は、各出力端子から低周波交流電力を出力するように低周波変換回路が設けられていることを特徴とする請求項1〜3、請求項5〜6のうちのいずれか1項記載の電力制御装置。
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