JP5551929B2 - 直列多重電力変換方法、直列多重電力駆動方法、および多重変圧器 - Google Patents
直列多重電力変換方法、直列多重電力駆動方法、および多重変圧器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5551929B2 JP5551929B2 JP2009286016A JP2009286016A JP5551929B2 JP 5551929 B2 JP5551929 B2 JP 5551929B2 JP 2009286016 A JP2009286016 A JP 2009286016A JP 2009286016 A JP2009286016 A JP 2009286016A JP 5551929 B2 JP5551929 B2 JP 5551929B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- phase
- series
- multiple power
- power
- serial
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02M—APPARATUS FOR CONVERSION BETWEEN AC AND AC, BETWEEN AC AND DC, OR BETWEEN DC AND DC, AND FOR USE WITH MAINS OR SIMILAR POWER SUPPLY SYSTEMS; CONVERSION OF DC OR AC INPUT POWER INTO SURGE OUTPUT POWER; CONTROL OR REGULATION THEREOF
- H02M7/00—Conversion of ac power input into dc power output; Conversion of dc power input into ac power output
- H02M7/42—Conversion of dc power input into ac power output without possibility of reversal
- H02M7/44—Conversion of dc power input into ac power output without possibility of reversal by static converters
- H02M7/48—Conversion of dc power input into ac power output without possibility of reversal by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode
- H02M7/483—Converters with outputs that each can have more than two voltages levels
- H02M7/49—Combination of the output voltage waveforms of a plurality of converters
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02M—APPARATUS FOR CONVERSION BETWEEN AC AND AC, BETWEEN AC AND DC, OR BETWEEN DC AND DC, AND FOR USE WITH MAINS OR SIMILAR POWER SUPPLY SYSTEMS; CONVERSION OF DC OR AC INPUT POWER INTO SURGE OUTPUT POWER; CONTROL OR REGULATION THEREOF
- H02M1/00—Details of apparatus for conversion
- H02M1/0067—Converter structures employing plural converter units, other than for parallel operation of the units on a single load
- H02M1/008—Plural converter units for generating at two or more independent and non-parallel outputs, e.g. systems with plural point of load switching regulators
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Control Of Ac Motors In General (AREA)
- Inverter Devices (AREA)
Description
従来技術としては、1台の直列多重電力変換器を用いて電動機を駆動する技術が、特許文献1に開示されている。
また、この方法を2台の多重変圧器と直列多重電力変換器とで用いる場合について示したのが図19である。図19においては多重変圧器2から3相交流を直列多重電力変換器30に供給し、直列多重電力変換器30によって任意の周波数の近似的な3相交流電力を生成し、電動機4を駆動している。また、多重変圧器2bから3相交流を直列多重電力変換器130に供給し、直列多重電力変換器130によって任意の周波数の近似的な3相交流電力を生成し、電動機5を駆動している。
この場合は2台の電動機を駆動するために、2台の多重変圧器と2台の直列多重電力変換器が必要となっている。多数の台数を用意すると、その台数分の多重変圧器と直列多重電力変換器が必要となり、設備に多大な費用がかかるという問題がある。
そこで、本発明はこのような問題点を解決するもので、その目的とするところは、多重変圧器に係る設備コストと設備占有面積と容積の低減、および信頼性の向上の図れる直列多重電力変換方法を提供することである。
すなわち、本発明の直列多重電力変換方法は、互いに高調波を相殺する複数個の3相交流セル電源を備えた多重変圧器と、該多重変圧器に備えられた前記複数個の3相交流セル電源からそれぞれ交流電力を入力して直流電力に変換する複数個の直流ユニットが直列接続されて備えられる直列多重電力変換器と、による直列多重電力変換方法であって、1台の前記多重変圧器の出力に複数台の前記直列多重電力変換器が接続され、該複数台の前記直列多重電力変換器の相互間において、前記直流ユニットの直列接続された段数が異なるものがあることを特徴とする。
(第1の実施形態(その1))
図1は本発明の第1の実施形態を示す機能ブロックの構成図である。図1において、3相交流電源1から主遮断器3を経由して、多重変圧器2の一次側3相交流電源111に3相交流電源が供給され、電圧と位相を変換した多重変圧器2の二次側の3相交流セル電源121〜129にそれぞれ3相交流が出力される。この3相交流出力は3相配線群6を経由して、直列多重電力変換器30、130にそれぞれ直列多重電力変換器入力103、203を経て入力する。
直列多重電力変換器30においては、入力した前記3相交流は整流されて、一度、直流に変換された後、周波数や電圧の異なる別の3相の交流として再発生され、直列多重電力変換器出力(Vacm)104から3相の交流電動機(ACM:AC Motor、以下、単に電動機と略すこともある。)4に電力を供給して、駆動する。
また、直列多重電力変換器130においても、入力した前記3相交流は整流されて、一度、直流に変換された後、周波数や電圧の異なる別の3相の交流として再発生され、直列多重電力変換器出力(Vacm)204から電動機5に電力を供給して、駆動する。
図1における多重変圧器2は3相交流用の3相の一次側巻線と3相の複数本の二次側巻線を備えた変圧器である。なお、よく知られている3相交流の電圧波形を図3に示す。各相の電圧は正弦波形の交流であって、3相からなる各相(相1、相2、相3)が120度ずつ位相の異なる組み合わせによって構成されている。
また、第1型の3相交流セル電源121の二次巻線1211、1212、1213と第2型の3相交流セル電源124の二次巻線1241、1242、1243は同じ構造で形成し、第2型の3相交流セル電源124の出力端子1244(u)、1245(v)、1246(w)を第1型の3相交流セル電源121の出力端子1215(u)、1216(v)、1214(w)として取り出せば第1型の3相交流セル電源121の各相の関係が得られる。
にもかかわらず、多重変圧器2の二次側に第1型、第2型、第3型の3相交流セル電源を用いるのは、多重変圧器2の一次側における高調波が、前記第1型、第2型、第3型の3相交流セル電源を同じ数だけ揃えたときに、相殺されて、少なくなることが知られているからである。
図1において、直列多重電力変換器30は9個の直流ユニット31〜39と各直流ユニットを制御する直流ユニット制御回路40からなっている。直流ユニット31(U11)、34(U12)、37(U13)を直列にしてU相を形成している。また、直流ユニット32(V11)、35(V12)、38(V13)を直列にしてV相を形成している。また、直流ユニット33(W11)、36(W12)、39(W13)を直列にしてW相を形成している。これらのU相、V相、W相は直流ユニット31(U11)、直流ユニット32(V11)、直流ユニット33(W11)のa側の直流ユニット出力端子4025(図4)で接続され、Y結線(スター結線)を構成している。
なお、この3相出力は交流電動機(ACM)4に供給されている。
また、後記するように直流ユニット制御回路40は直流ユニット31〜39を制御している。直列多重電力変換器30がどのような機能を持ち、動作するかに直流ユニットの説明が必要であるので、先に直列多重電力変換器30の主構成要素である直流ユニット400(図4)について説明する。
図4に示したのが、直流ユニット400(31〜39(図1))の回路構成である。直流ユニット入力端子411(u)、412(v)、413(w)から2次側の3相交流セル電源(121〜129)のどれかひとつの3相交流を入力している。入力した3相交流はヒューズ(遮断器)403を経由してダイオード整流器401に入力する。ダイオード整流器401は、入力した3相交流を全波整流して、交流を直流(平均電圧がVdc)に変換する。ダイオード整流器401の出力は平滑コンデンサ(C)404を経て、単相変換器402に供給され、直流ユニット出力端子4025(a)、4026(b)間に+Vdc、0、−Vdcの直流電圧を直流ユニット制御回路40(図1)の制御状況に応じて出力する。
以下に、直流ユニット400の主構成要素であるダイオード整流器401と単相変換器402について詳しく述べる。
ダイオード整流器401はダイオード4111、4112、4121、4122、4131、4132から構成されている。ダイオード4111のカソードは正極端子4001に接続され、アノードはダイオード4112のカソードに接続されている。ダイオード4112のアノードは負極端子4002に接続されている。また、ダイオード4111のアノードとダイオード4112のカソードの接続点には、直流ユニット端子411(u)から3相交流の1相分が入力されている。ダイオード4111のアノードとダイオード4112のカソードの接続点に入力した正弦波の電圧が正であればダイオード4111を通り正極端子4001に到達する。また、負であればダイオード4112を通り負極端子4002に到達する。
以上から、直流ユニット端子411(u)から3相交流の1相分の入力はダイオード4111とダイオード4112によって全波整流され正極端子4001と負極端子4002に到達し、かつ平滑コンデンサ(C)404によって蓄積され、かつ平滑化される。
図4において、単相変換器402は半導体スイッチとなる絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT:Insulated Gate Bipolar Transistor 以下、IGBTと略すこともある。)4021〜4024で構成される。
IGBT(UP)4021はコレクタが正極端子4001に接続され、エミッタは直流ユニット出力端子(a)4025に接続されている。IGBT(UN)4022はエミッタが負極端子4002に接続され、コレクタは直流ユニット出力端子4025(a)に接続されている。IGBT(VP)4023はコレクタが正極端子4001に接続され、エミッタは直流ユニット出力端子4026(b)に接続されている。IGBT(VN)4024はエミッタが負極端子4002に接続され、コレクタは直流ユニット出力端子4026(b)に接続されている。また、IGBT4021〜4024の各ベースには直流ユニット制御回路40(図1)の制御信号がそれぞれ接続されている。
なお、半導体スイッチは必ずしもIGBTで構成する必要はないが、IGBTが比較的に絶縁性と耐圧性に優れ、直流ユニット400(31〜39(図1))、あるいは直列多重電力変換器30(図1)として、高電圧を容易に得やすい。
0と+Vdcの発生期間を等しくとった場合の出力電圧波形を示したのが図6(a)であり、0の発生期間よりも、+Vdcの発生期間を長くとった場合の出力電圧波形を示したのが図6(b)である。出力電圧の絶対値としては、ともに0と+Vdcしか出力していないが、出力電圧の平均値としては図6(b)の方が高くなる。
したがって、直流ユニット制御回路40(図1)による直流ユニット400(図4)の制御を単にオン(ON)、オフ(OFF)のみならず、オン(ON)、オフ(OFF)の期間を制御すれば出力電圧の平均値として電圧値を設定する場合には、更に選択の自由度が高まる。
図7は図1の直列多重電力変換器30において、直流ユニット31(U11)、34(U12)、37(U13)を直列に接続した状態で、直流ユニット34(U12)、37(U13)はともに+Vdcを発生させ、直流ユニット31(U11)を0と+Vdcの間で出力した場合におけるU相の電圧波形を示したものである。図7においてはU相の電圧波形を+2Vdcと+3Vdcとで発生させることができることを示している。また、0、+Vdc、+2Vdc、+3Vdc、およびこれらの負極性の電圧の階段状の波形(不図示)も発生できる。なお、これらの電圧を発生させる制御は直流ユニット制御回路40(図1)が行う。また、U相のみならずV相(V11、V12、V13)やW相(W11、W12、W13)でも同様に制御し、階段状の波形を発生させることができる。
なお、幾ら直流ユニットの段数を増やしても電圧波形の段差は完全には解消されないが、負荷が電動機の場合には電動機を構成する巻線(コイル)のインダクタンスが大きく、電流は滑らかに変化するので電動機の回転は電圧波形の段差の影響をあまり受けない。
再び、図1に戻る。以上において、説明した多重変換器2と2台の直列多重電力変換器30、130を図1で用いている。これにより、1台で2台の直列多重電力変換器を駆動しているので、変圧器の設備費(コスト)と、これらの機器の設置場所の占有する面積や容積が減少する。また、これらを制御する盤の数も少なくできる。
図9において、3相交流電源1から主遮断器3を経由して多重変圧器2の一次側3相交流電源111に3相交流電源を供給し、電圧と位相を変換した多重変圧器2の二次側の3相交流セル電源121〜126、127n、128n、129nによる出力を直列多重電力変換器30に入力し、直列多重電力変換器30から電動機4に電力を供給し、駆動している。
以上の基本的な構成は図1と同じである。しかし、図9では直列多重電力変換器30の直流ユニット(U11〜U1n、V11〜V1n、W11〜W1n)の段数が異なっている。段数nを増やせば、より高電圧、もしくはより滑らかな3相交流波形に近い電圧が交流電動機4に供給できる。
また、直列多重電力変換器30からの出力電圧が、同じ高い電圧を発生させる方法として、直流ユニットの1段当たりの電圧を高くする方法と、直流ユニットの1段当たりの電圧はそのままにして、直列の段数を増やす方法がある。直流ユニット400(図4)のなかの単相変換器402(図4)を構成する半導体スイッチのIGBT(4021〜4024(図4))に加わる電圧をIGBTの耐圧以下にする必要があるので、直流ユニットの1段当たりの電圧を高くする方法には限界がある。この場合には図9において、直流ユニット(U11〜U1n、V11〜V1n、W11〜W1n)のnの段数を増やすことで実現する。
なお、図9において、多重変圧器2の二次側の3相交流セル電源121〜126、127n、128n、129nにおいては、前記した第1型、第2型、第3型の3相交流セル電源を同数個で使用する。これは前記したように多重変圧器2の一次側において、高調波の発生を抑えるためである。
また、図9においては、直列多重電力変換器30の構造を拡大して示すために、直列多重電力変換器130を不図示としたが、多重変圧器2は2台の直列多重電力変換器30、130に電力を供給している。
図10に直列段数をn段、相をm相とした構成例を示す。図10において、3相交流電源1から主遮断器3を経由して多重変圧器2の一次側3相交流電源111に3相交流電源を供給し、電圧と位相を変換した多重変圧器2の二次側の3相交流セル電源121〜126、127n、128n、129nによる出力を直列多重電力変換器30に入力し、直列多重電力変換器30で周波数や電圧の異なる別の3相の交流を再発生して、電動機4に電力を供給し、駆動している。
また、図10においては、直列多重電力変換器30の構造を拡大して示すために、直列多重電力変換器130を不図示としたが、多重変圧器2は2台の直列多重電力変換器30、130に電力を供給している。
図11は本発明の第2の実施形態を示す機能ブロックの構成図である。図11において、3相交流電源1から主遮断器3を経由して、多重変圧器2の一次側3相交流電源111に3相交流電源が供給され、電圧と位相を変換した多重変圧器2の二次側の3相交流セル電源121〜129にそれぞれ3相交流が出力される。この3相交流出力は3相配線群6を経由して、直列多重電力変換器30、130にそれぞれ直列多重電力変換器入力103、203を経て入力する。
直列多重電力変換器30においては、入力した前記3相交流は整流されて、一度、直流に変換された後、周波数や電圧の異なる別の3相の交流として再発生され、直列多重電力変換器出力104から3相の交流電動機4に電力を供給して、駆動する。
また、直列多重電力変換器130においても、入力した前記3相交流は整流されて、一度、直流に変換された後、周波数や電圧の異なる別の3相の交流として再発生され、直列多重電力変換器出力204から電動機5に電力を供給して、駆動する。
図12は本発明の第3の実施形態を示す機能ブロックの構成図である。図12において、3相交流電源1から主遮断器3を経由して多重変圧器2の一次側3相交流電源111に3相交流電源を供給し、電圧と位相を変換した多重変圧器2の二次側の3相交流セル電源121〜129による出力に直列多重電力変換器30、130、・・・、n30をそれぞれ直列多重電力変換器入力103、203、・・・、n03により接続している。直列多重電力変換器30の直列多重電力変換器出力104には電動機4を接続し、直列多重電力変換器130の直列多重電力変換器出力204には電動機5を接続し、一般に直列多重電力変換器n30の直列多重電力変換器出力n04には電動機n+3を接続している。
この構成により、1台の多重変圧器2から、n台の直列多重電力変換器30、130、・・・、n30に電力を供給し、これらの直列多重電力変換器30、130、・・・、n30が電動機4、5、・・・、n+3をそれぞれ駆動している。
なお、直列多重電力変換器をn台に拡張した以外、機能、動作などは図1に準じているので、詳細な説明は省略する。
また、3相配線群6は図12において、簡略化をして表示しているが、図1における3相配線群6と同じ意味の構成である。
図13は本発明の第4の実施形態を示す機能ブロックの構成図である。図13において、3相交流電源1から主遮断器3を経由して多重変圧器2の一次側3相交流電源111に3相交流電源を供給し、電圧と位相を変換した多重変圧器2の二次側の主巻線によって発生する主出力の3相交流セル電源121〜129に直列多重電力変換器30を直列多重電力変換器入力103により接続し、直列多重電力変換器30の直列多重電力変換器出力(Vacm)104には電動機4を接続している。
一般に多重変圧器2の二次側の独立巻線によって発生する部分出力の3相交流セル電源121n、124n、127nに直列多重電力変換器n30を直列多重電力変換器入力n03により接続し、直列多重電力変換器n30の直列多重電力変換器出力n04には電動機n+3を接続している。
以上の構成により、1台の多重変圧器2から、主出力である3相交流セル電源121〜129による直列多重電力変換器30と電動機4を駆動する以外にも、部分出力である3相交流セル電源121b、124b、127bや3相交流セル電源121n、124n、127n等により、n−1台の直列多重電力変換器130、・・・、n30に電力を供給し、これらの直列多重電力変換器が2台以上の複数台の電動機5、・・・、n+3をそれぞれ駆動している。
なお、図13においては、多重変圧器に巻線を追加して、主出力(3相交流セル電源121〜129)以外に部分出力である3相交流セル電源121b、124b、127b、・・・、121n、124n、127nを設け、そこから得た複数の3相交流セル電源で直列多重電力変換器(130、・・・、n30)と電動機(5、・・・、n+3)を駆動している例を示している。このとき二次側巻線は増加するが、同等の機能、効果となり、かつ、変圧器の一次側配線工数と、多重変圧器の台数が低減できる。さらには設備の占有面積と容積、および制御する盤の低減も図れる。
なお、図13において、多重変圧器2の二次側の3相交流セル電源121〜129、121b、124b、127b、121n、124n、127nにおいては前記した第1型、第2型、第3型の3相交流セル電源を同数個で使用する。これは前記したように多重変圧器2の一次側において、高調波の発生を抑えるためである。
また、直列多重電力変換器をn−1台の部分出力を設けた以外についての機能、動作は図1、図12に準じているので、詳細な説明は省略する。
図14において、3相交流電源1から主遮断器3を経由して、多重変圧器2の一次側3相交流電源111に3相交流電源が供給され、電圧と位相を変換した多重変圧器2の二次側の3相交流セル電源121〜129にそれぞれ3相交流が出力される。この3相交流出力は3相配線群6を経由して、直列多重電力変換器30、130にそれぞれ直列多重電力変換器入力103、203を経て入力する。直列多重電力変換器30の直列多重電力変換器出力104には切替器7を経由して電動機4を接続して駆動する。また、直列多重電力変換器130の出力204には切替器8を経由して、電動機4を接続し、駆動している。
なお、3相配線群6は図14において、簡略化をして表示しているが、図1における3相配線群6と同じ意味の構成である。
A系の直列多重電力変換器30が正常なときには切替器7を経由して電動機4には正常な電圧が印加されていて、電動機4はn0という電動機速度(回転速度)で動作している。ここで時刻t0という時点で何らかの原因、例えば直列多重電力変換器30内の直流ユニットの故障などで、直列多重電力変換器30が故障したと仮定する。A系故障信号(不図示)によりまず切替器7が「入」状態から「切」状態に変移する。そこである一定時間tsw経過後、切替器8が「切」状態から「入」状態に変移する。B系の直列多重電力変換器130はこの時点t1で同期検出動作を開始し、電動機速度(回転速度)n1に見合った同期点(直列多重電力変換器130の出力電圧、および周波数が電動機速度(回転速度)n1に同期)を時刻t2で検出する。時刻t2で直列多重電力変換器130は出力運転を開始し、電動機4の電動機速度(回転速度)は以前のA系の直列多重電力変換器30で運転していた状態の電動機速度(回転速度)n0に復帰する。
したがって、図14に示した本発明の実施形態では1台の多重変圧器2に2台の直列多重電力変換器30、130を接続し、前記2台の直列多重電力変換器30、130を切り替えて使用することによって、2台分の多重変圧器コストを必要とせずに、また、設備占有面積と容積が低減し、信頼性の低下もなく、待機二重系の直列多重電力変換方法を提供できる。
図16は第6の実施形態を示す機能ブロックの構成図である。図16において、3相交流電源1から主遮断器3を経由して、多重変圧器2の一次側3相交流電源111に3相交流電源が供給され、電圧と位相を変換した多重変圧器2の二次側の3相交流セル電源121〜129にそれぞれ3相交流が出力される。この3相交流出力は3相配線群6を経由して、直列多重電力変換器30、130にそれぞれ直列多重電力変換器入力103、203を経て入力する。直列多重電力変換器30の直列多重電力変換器出力104には切替器7を経由して電動機4を接続して駆動する。また、直列多重電力変換器130の出力204には切替器8を経由して、電動機4を接続し、駆動している。
図18は第7の実施形態を示す機能ブロックの構成図である。図18において、3相交流電源1から主遮断器3を経由して多重変圧器2の一次側3相交流電源111に3相交流電源を供給し、電圧と位相を変換した多重変圧器2の二次側の主巻線によって発生する主出力の3相交流セル電源121〜129に直列多重電力変換器30を直列多重電力変換器入力103により接続し、直列多重電力変換器30の直列多重電力変換器出力104には切替器7を経由して電動機4を接続し、駆動している。
なお、図18において、多重変圧器2の二次側の3相交流セル電源121〜129、121n、124n、127nにおいては前記した第1型、第2型、第3型の3相交流セル電源を同数個で使用する。これは前記したように多重変圧器2の一次側において、高調波の発生を抑えるためである。
多重変圧器の電力容量は複数台の直列多重電力変換器の電力容量の合計値を目安として設定することが一般的である。しかし、前記複数台の直列多重電力変換器に駆動される複数の電動機などの負荷の用途によっては、負荷の電力容量の単純な合計値よりも、少なくてもよい場合や、より多くの電力容量を必要とする場合がともにある。したがって、多重変圧器の電力容量は複数台の直列多重電力変換器の電力容量の合計値よりも小さい場合や、大きい場合にも本発明は適用される。
111、1111 一次側3相交流電源
121、122、123、124、125、126、127、128、129、121b、124b、127b、121n、124n、127n、128n、129n、1121、1122、1123、1124、1125、1126、1127、1128、1129 3相交流セル電源
1211、1212、1213、1241、1242、1243、1271、1272、1273 二次側巻線
1214、1215、1216、1244、1245、1246、1274、1275、1276 二次側出力端子
103、203、n03 直列多重電力変換器入力
104、204、n04 直列多重電力変換器出力
2、2b 多重変圧器
3 主遮断器
4、5 電動機、交流電動機(ACM)
6 3相配線群
7、8 切替器
30、130、n30 直列多重電力変換器
31、32、33、34、35、36、37、38、39、131、132、133、134、135、136、137、138、139、3n、3m、3m+1、3m+n、U11、U12、U13、U1n、U11〜1m、U11〜1n、U11〜1i、V11、V12、V13、V1n、V11〜1m、V11〜1n、V11〜1i、W11、W12、W13、W1n、W11〜1m、W11〜1n、W11〜1i、400 直流ユニット
40、140、n40 直流ユニット制御回路
4001 正極端子
4002 負極端子
401 ダイオード整流器
402 単相変換器
403 ヒューズ(遮断器)
404 平滑コンデンサ
411(u)、412(v)、413(w) 直流ユニット入力端子
4021(UP)、4022(UN)、4023(VP)、4024(VN) 半導体スイッチ(IGBT)
4111、4112、4121、4122、4131、4132 ダイオード
4025(a)、4026(b) 直流ユニット出力端子
Claims (7)
- 互いに高調波を相殺する複数個の3相交流セル電源を備えた多重変圧器と、該多重変圧器に備えられた前記複数個の3相交流セル電源からそれぞれ交流電力を入力して直流電力に変換する複数個の直流ユニットが直列接続されて備えられる直列多重電力変換器と、による直列多重電力変換方法であって、
1台の前記多重変圧器の出力に複数台の前記直列多重電力変換器が接続され、該複数台の前記直列多重電力変換器の相互間において、前記直流ユニットの直列接続された段数が異なるものがあることを特徴とする直列多重電力変換方法。 - 前記直列多重電力変換器において、前記複数個の直列接続された直流ユニットからなる出力線が3相からなることを特徴とする請求項1に記載の直列多重電力変換方法。
- 前記直列多重電力変換器において、前記複数個の直列接続された直流ユニットからなる出力線が4相以上からなることを特徴とする請求項1に記載の直列多重電力変換方法。
- 主巻線によって主出力となる第1群の複数個の3相交流セル電源と独立並列巻線によって部分出力となる第2群の複数個の3相交流セル電源とを備えた多重変圧器と、複数個の直列接続された直流ユニットを備えた直列多重電力変換器と、による直列多重電力変換方法であって、
1台の前記多重変圧器の前記主出力に1台の前記直列多重電力変換器を接続し、前記部分出力に他の直列多重電力変換器を接続したことを特徴とする直列多重電力変換方法。 - 互いに高調波を相殺する複数個の3相交流セル電源を備えた多重変圧器と、該多重変圧器に備えられた前記複数個の3相交流セル電源からそれぞれ交流電力を入力して直流電力に変換する複数個の直流ユニットが直列接続されて備えられる複数台の直列多重電力変換器と、負荷への供給電力源を切り替える切替器と、によって負荷を駆動する方法であって、
前記多重変圧器と、前記複数台の直列多重電力変換器とを接続し、複数台の中の1台の直列多重電力変換器を常時使用系、残りの台数の直列多重電力変換器を予備使用系として、複数台の直列多重電力変換器の出力を前記切替器にて常時使用と予備使用とに切り替えて、1台または複数台の負荷を駆動することを特徴とする直列多重電力駆動方法。 - 主巻線によって主出力となる第1群の複数個の3相交流セル電源と独立並列巻線を設け部分出力となる第2群の複数個の3相交流セル電源とを備えた多重変圧器と、複数個の直列接続された直流ユニットを備えた複数台の直列多重電力変換器と、負荷への供給電力源を切り替える切替器と、によって負荷を駆動する方法であって、
1台の前記多重変圧器の前記主出力に1台の前記直列多重電力変換器を接続し、前記部分出力に他の直列多重電力変換器を接続し、前記主出力に接続された1台の前記直列多重電力変換器を常時使用系、前記部分出力に接続された他の前記直列多重電力変換器を予備使用系として、複数台の直列多重電力変換器の出力を前記切替器によって常時使用と予備使用とに切り替えて、1台または複数台の負荷を駆動することを特徴とする直列多重電力駆動方法。 - 複数個の直列接続された直流ユニットを備えた直列多重電力変換器に接続される多重変圧器であって、
主巻線によって主出力となる第1群の複数個の3相交流セル電源と、
独立並列巻線を設け部分出力となる第2群の複数個の3相交流セル電源と、
を備え、
前記第1群の複数個の3相交流セル電源と前記第2群の複数個の3相交流セル電源の出力は、それぞれ異なる直列多重電力変換器に接続され、
前記第1群の複数個の3相交流セル電源と前記第2群の複数個の3相交流セル電源の1次側巻線は共通であることを特徴とする多重変圧器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009286016A JP5551929B2 (ja) | 2009-12-17 | 2009-12-17 | 直列多重電力変換方法、直列多重電力駆動方法、および多重変圧器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009286016A JP5551929B2 (ja) | 2009-12-17 | 2009-12-17 | 直列多重電力変換方法、直列多重電力駆動方法、および多重変圧器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011130567A JP2011130567A (ja) | 2011-06-30 |
JP5551929B2 true JP5551929B2 (ja) | 2014-07-16 |
Family
ID=44292515
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009286016A Active JP5551929B2 (ja) | 2009-12-17 | 2009-12-17 | 直列多重電力変換方法、直列多重電力駆動方法、および多重変圧器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5551929B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6111031B2 (ja) * | 2012-08-22 | 2017-04-05 | 東芝三菱電機産業システム株式会社 | 自励式電力変換装置 |
JP6093683B2 (ja) * | 2013-10-15 | 2017-03-08 | 東芝三菱電機産業システム株式会社 | 交流電動機駆動装置 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002071869A (ja) * | 2000-08-25 | 2002-03-12 | Hitachi Ltd | 原子炉再循環ポンプの電源システム |
JP2008092651A (ja) * | 2006-09-29 | 2008-04-17 | Mitsubishi Electric Corp | 電力変換装置および電力変換システム |
JP4512117B2 (ja) * | 2007-05-23 | 2010-07-28 | 株式会社日立製作所 | 多重電力変換装置、及び多重変圧器 |
-
2009
- 2009-12-17 JP JP2009286016A patent/JP5551929B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2011130567A (ja) | 2011-06-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10008953B2 (en) | Power conversion device and power conversion method for power conversion device | |
EP0852425B1 (en) | Power converter and power converting method | |
US8476859B2 (en) | DC power for SGCT devices using a high frequency current loop with multiple current transformers | |
US10177684B2 (en) | Converter for an AC system | |
US9722505B2 (en) | Wind power conversion system with plural first converting circuits and a second converting circuit | |
US9621100B2 (en) | Vehicular AC electric generator | |
JP2014533487A (ja) | Hブリッジに基づく電力変換器 | |
JP2012514969A (ja) | 航空機エンジンを始動させるための電気システム | |
US9276457B2 (en) | Electric drivetrain of a device, and gas compression equipment including such a drivetrain | |
US20120025609A1 (en) | Very high efficiency uninterruptible power supply | |
US8248828B2 (en) | Medium voltage inverter system | |
EP2719888A1 (en) | Dual-DC bus starter/generator | |
KR20160040378A (ko) | 다상 구조의 dab 컨버터 | |
EP3123606B1 (en) | Electrical converter with high machine side common mode voltage | |
JP2015133779A (ja) | 鉄道車両用電力変換装置 | |
JP5551929B2 (ja) | 直列多重電力変換方法、直列多重電力駆動方法、および多重変圧器 | |
CN104795917A (zh) | 一种多相电机绕组机构 | |
US6125045A (en) | Power converter having first and second power conversion units with thyristors | |
JP4178331B2 (ja) | 直列多重パルス幅変調サイクロコンバータ装置およびその制御方法 | |
KR20160117675A (ko) | H-브리지 멀티 레벨 인버터 | |
JP2016140137A (ja) | 直列多重インバータ装置 | |
US20130258729A1 (en) | Medium voltage power apparatus | |
KR100651698B1 (ko) | 입출력 전력 품질을 고려한 고전압 전동기 가변속 시스템 | |
JP2003324990A (ja) | 可変速駆動装置 | |
JP2014007854A (ja) | 電力変換装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20111214 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130319 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130321 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130517 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20131015 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20131212 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140513 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140523 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5551929 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |