JP5392212B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
過するメダル通路部と、該メダル通路部に設けられ、投入された1枚のメダルの通過過程
における複数の通過位置でそれぞれ検出信号を出力する検出信号発信手段と、該複数の検
出信号の検知によりメダルの通過を検出するメダル数カウント手段と、該メダル数カウン
ト手段によって検出される相前後するメダルの通過の通過間隔を計測する通過間隔計測手
段と、所定枚数のメダルの通過するトータル時間を計測する経過時間計測手段と、通過間
隔が予め設定された通過基準時間を超えたときに経過時間計測手段によるトータル時間の
計測を終了し、該トータル時間をメダル数カウント手段によってカウントされるメダルの
枚数ごとに対応して予め設定されたトータル基準時間と比較して、該トータル時間が該ト
ータル基準時間以上のときには所定枚数のメダルがメダル通路部を適正に通過したものと
判定し、該トータル時間が該トータル基準時間未満のときには所定枚数のメダルがメダル
通路部を適正に通過していないものと判定するメダル通過判定部とを備えたことを特徴と
する。
ント手段によって検出される通過メダル数ごとに予め設定した閾値であるトータル基準時
間と比較することによって、発光手段を用いて極めて短時間のうちに所定枚数のメダルの
通過と誤認識させるような不正行為が行われたときに計測されるトータル時間は極めて短
いことから、このような不正行為を確実に検出することができる。
された通過基準時間を超えたときに経過時間計測手段によるトータル時間の計測を終了す
るようにしたことにより、トータル時間の計測の終期を明確に設定することができる。こ
こで、通過基準時間とは、メダルの通過間隔について、メダル投入部からメダルが適正に
連続して投入されたときに通過間隔計測手段によって計測される相前後するメダルの通過
間隔を上回るように設定された時間を意味する。メダルの適正投入によって計測される相
前後するメダルの通過間隔は、投入速度に応じて所定の範囲内で計測されるのが一般的で
あることから、通過基準時間は、メダルの適正投入によって計測される上限の通過間隔を
少なくとも上回るように予め設定されるのが好ましい。
を超えた時点をトータル時間の計測の終期とすることができるので、計測したトータル時
間に基づいて、迅速にメダルの適正な通過か否かを判定することができる。
間隔が通過基準時間を超えた時点での通過メダル数およびその通過のトータル時間に基づ
いて通過判定を行うことができるので、トータル時間とトータル基準時間とを比較する構
成と相俟って、より正確なメダルの通過判定を行うことができる。
図1は、スロットマシン1の前面扉3が閉じた状態を示した斜視図、図2は、スロットマシン1の前面扉3が開いた状態を示した斜視図である。スロットマシン1は、図1に示すように本体2と前面扉3とからなる正面視略矩形状の筐体4を有している。
された箱形状を有している。本体2の内部には、各種の図柄等が表示される複数個の回転
ドラム11と、スロットマシン1の遊技動作を制御するメイン制御基板60(図4を参照
)等を収納した制御基板収納ボックス12と、電源スイッチ13a、リセットスイッチ1
3bなどを備える電源ボックス13と、遊技価値媒体であるメダルMを貯留する補助タン
ク14a、及び補助タンク14a内のメダルMを排出用通路7からメダル払出口41に払
い出す支払装置14bを備えたホッパ14等が収容されている。
結されて取り付けられており、本体2の前面開放部分を容易に閉塞及び開放できるように
構成されている。
B、貯留部3Cの3つの部分を備えている。表示部3Aは、前面扉3の上辺に沿って設け
られ遊技の進行に伴って点灯・点滅する上部ランプ28と、上部ランプ28の下方位置で
左右両側に各々配置されて種々の効果音等を発生させる一対のスピーカ21と、これら一
対のスピーカ21の間に配設されて画像・映像などの種々の情報を表示する液晶ディスプ
レイ22を有している。また、表示部3Aの略中央高さ位置には、筐体4内で回転する複
数個の回転ドラム11をそれぞれ視認するための透明窓23が設けられており、透明窓2
3の左側にはメダルMのベット数(賭け数)に応じて点灯するベットランプ24が配設さ
れている。そして、表示部3Aの下部には、左側から右側に向かって順番にクレジット枚
数表示部25、ゲーム数表示部26、払出枚数表示部27が設けられている。
、その平面部分Fの手前側の端部で折曲されて下方に向かって垂下する縦壁部分Hを有し
ており、平面部分Fには、左側位置に1枚用と2枚用のベットボタン31、32が設けら
れ、その右側近傍位置に3枚用のベットボタン33が設けられている。そして、平面部分
Fの右側位置にはメダル投入口36が配設されている。
留するか否かを選択するためのクレジットボタン34、回転ドラム11の回転開始を指示
するためのスタートレバー35、回転ドラム11の回転停止を指示するためのストップボ
タン37が設けられている。
遊技に使用される3枚のメダルに加えて、予め設定されている枚数まで投入可能に設定さ
れている。本実施の形態において、例えば既に投入されたメダルの枚数を含めて最大53
枚まで投入可能に設定されている。一方、クレジットボタン34の操作によってメダルM
を貯留しないように選択した場合、上記の3枚のメダルのみ投入可能に設定され、4枚目
以降のメダルについては、貯留されることなく返却されるように構成されている。
下げる、或いは上方に押し上げることによって操作される。ストップボタン37は、各回
転ドラム11に対応する位置にそれぞれ配設されており、押し動作によって操作される。
また、操作部3Bの下部には、機種名や遊技に関わるキャラクタ等が表示された表示プレ
ート38等が設けられている。
ており、メダル払出口41から払い出されたメダルMを受けて貯留するメダル受け皿42
や灰皿43等が設けられている。
する。図3は、セレクタ50の内部構造を示す図である。
るように配置されており、セレクタボディ51には、メダル投入口36から投入されたメ
ダルMが通過すると共に貯留用通路6に導くメダル通路部としてのメダル通路52が設け
られている。
部分から垂下してセレクタボディ51の高さ位置の略中央でボディ右側に向かってカーブ
し、さらに矢印Bで示すように所定の傾斜角度で右面の下部まで延在しており、投入され
たメダルMが通過できるように形成されている。本実施の形態において、メダル通路52
は、セレクタボディ51から図の手前側に突出する突条52aによって底部が構成されて
おり、投入されたメダルMは、突条52a上を転がりながら矢印Bで示した下流方向に向
かって流れる。
て排出用通路7に連通する分岐通路53が形成されており、メダル通路切替手段54によ
ってメダルを貯留用通路6と排出用通路7のいずれに供給するかを選択できるように構成
されている。
切替片54aを作動させるためのソレノイド(図示せず)とを備えている。ソレノイドの
非励磁時には、メダル通路52内に切替片54aを突出させることによって貯留用通路6
へのメダルMの流れを阻止し、メダルMを突条52aの上から図中の手前側に移動させて
下方に落下させて分岐通路53に誘導し、分岐通路53から排出用通路7に導いて、前面
扉3のメダル払出口41からメダル受け皿42に排出させる。一方、ソレノイドの励磁時
には、メダル通路52外に切替片54aを没入させて、メダルMをメダル通路52に沿っ
て移動させて貯留用通路6に導き、筐体4の内部に収容されたホッパ14に供給する。
過を検出する検出信号発信手段55が設けられている。検出信号発信手段55は、通過す
るメダルMの両側に一対の投光部と受光部(それぞれ図示せず)を有するフォトカプラに
よって構成されており、本実施の形態においては第1投入メダル通過検出センサ55aと
第2投入メダル通過検出センサ55bを備えており、少なくとも通過する1枚のメダルM
を同時に検出しうる程度に近接した状態で上流側と下流側に並設されている。各投入メダ
ル通過検出センサ55a、55bは受光時には「Lo」信号、遮光時には「Hi」信号を
それぞれ出力するように設定されている。
メダルMがメダル通路52の途中で下方に落下して分岐通路53に誘導されたときには、
各投入メダル通過検出センサ55a、55bによるメダルMの通過の検出はない。また、
メダル通路切替手段54のソレノイド励磁時には投入されたメダルMがメダル通路52の
上流側から下流側に移動するので、各投入メダル通過検出センサ55a、55bによりメ
ダルMの通過が検出される。
御基板収納ボックス12の内部に配設されるスロットマシン1のメイン制御基板60等に
ついて同図に基づいて説明する。
のMPU61に接続されると共にセンサ類やスイッチ類等の各種の入出力手段に接続され
た入出力ポート62が搭載されている。
定プログラム等の各種の制御プログラムや通過基準時間およびトータル基準時間等の固定
値データを記憶したROM63と、そのROM63内に記憶される制御プログラムの実行
にあたって各種のデータ等を一時的に記憶するためのメモリであるRAM64(記憶部)
と、各投入メダル通過検出センサ55a、55bから出力された検出信号に基づいて投入
された所定枚数のメダルが通過するトータル時間を計測する経過時間計測手段としてのト
ータル時間計測タイマ65、通過メダル数をカウントするメダル数カウンタ68、相前後
するメダルの通過の通過間隔を計測する通過間隔計測タイマ69等が内蔵されている。
ル通過検出センサ55a、第2投入メダル通過検出センサ55b、1枚〜3枚ベットラン
プ24、クレジット枚数表示部25、ゲーム数表示部26、払出枚数表示部27、サブ制
御基板66、外部集中端子板81等が接続されている。
御処理を行うものであり、本実施の形態において、スピーカ21から効果音および上部ラ
ンプ28の点灯・点滅等の出力制御、表示用制御基板67を制御してLCD22上に演出
表示等を行わせるように構成されている。サブ制御基板66には、上部ランプ28、スピ
ーカ21、表示用制御基板67等が接続されており、表示用制御基板67との間ではデー
タ等を双方向に送受信可能に構成されている。
イン制御基板60の他に、スロットマシン1の各電子機器に駆動電源を供給する電源部7
1と、電源断の発生を監視する停電監視回路72等の各種回路を備えている。スロットマ
シン1の電源オフ後には、電源基板70の電源部71からRAM64にバックアップ電圧
が供給される。
ンサ類、スイッチ類からの検出信号等およびトータル時間計測タイマ65や通過間隔計測
タイマ69の計測等に基づき、ROM63内に格納されているプログラムを実行すること
によって種々の処理を行う制御部を構成する。例えば、セレクタ50のメダル通路52内
をメダルMが通過し、各投入メダル通過検出センサ55a、55bの投光部と受光部との
間の光路がメダルMによって遮蔽されると、検出信号が各投入メダル通過検出センサ55
a、55bから入出力ポート62を介してMPU61に入力される。
定すると、入出力ポート62を介してスピーカ21から効果音を発生させる信号をサブ制
御基板66に出力し、メダルの投入に対応した効果音をスピーカ21から発生させる。
るのか、または不正行為によってメダルの通過と誤認識させたのかについて判定するとき
のメイン制御基板60等の動作について図5に基づいて説明する。
の検出を示すタイミングチャートを示す説明図であり、同図に基づいてメダルMの通過検
出について以下に説明する。なお、図5のt1〜t4はメダルの通過タイミングを示して
いる。
投入口36からメダルMが投入されると、メダル通路切替手段54がメダル通路52内に
没入しているときにメダル通路52の突条52a上を移動して下流方向に流れる。メダル
Mの投入後、第1投入メダル通過検出センサ55aおよび第2投入メダル通過検出センサ
55bを通過するまでは、これらの各投入メダル通過検出センサ55a、55bの光路は
メダルMによって遮蔽されないことから、図5のタイミングチャートで示したように各投
入メダル通過検出センサ55a、55bからの検出信号の出力状態は、それぞれ符号20
0および300で表したものとなる。すなわち、出力信号200および300はそれぞれ
「Lo」のままである。
のメダル)の先端部が第1投入メダル通過検出センサ55aの投光部と受光部の光路を遮
蔽すると(タイミングt1)、第1投入メダル通過検出センサ55aからの出力信号20
0が「Lo」から「Hi」に変化する。すなわち、同図においてP−Aの領域からP−B
の領域へ変化した状態である(このとき、第2投入メダル通過検出センサ55bからの出
力信号に変化はない)。
通過検出センサ55bの投光部と受光部の光路を遮蔽すると(タイミングt2)、第2投
入メダル通過検出センサ55bからの出力信号300が「Lo」から「Hi」に変化する
。すなわち同図のタイミングチャートにおいてP−Bの領域からP−Cの領域へ変化した
状態である。この時点で、先頭のメダルMは未だ第1投入メダル通過検出センサ55aの
光路を遮蔽した状態であり、出力信号200は「Hi」の状態にある。
した状態で第1投入メダル通過検出センサ55aを通り過ぎ、光路の遮蔽状態が終了する
と(タイミングt3)、第1投入メダル通過検出センサ55aからの出力信号200が「
Hi」から「Lo」に変化する。すなわち、同図においてP−Cの領域からP−Dの領域
へ変化した状態である。
ぎ、光路の遮蔽状態が終了すると(タイミングt4)、第2投入メダル通過検出センサ5
5bからの出力信号300が「Hi」から「Lo」に変化する。すなわち、同図において
P−Dの領域からP−Eの領域へ変化した状態である(通常、このt4までのメダルMの
移動動作は連続して一気に行われる)。このとき、MPU61では、メダル通路52を先
頭のメダルMが通過したものと判断し、通過メダル数としてメダル数カウンタ68に「+
1」が加算される。
以降のメダル)についても、先頭のメダルMと同様に各投入メダル通過検出センサ55a
、55bの光路の遮蔽等を繰り返し、検出信号が出力される。これにより、2枚目以降の
メダルMについても、図5に示すタイミングチャートと同様のタイミングチャートを得る
ことができると共に、通過メダル数としてメダル数カウンタ68に順次加算される。
したように、入出力ポート62を介してメイン制御基板60に送信されて記憶部としての
RAM64に一時的に格納される。ここでメダル通過判定手段としてのMPU61により
、ROM63に格納されているメダル通過判定プログラムを実行して、所定枚数のメダル
Mがメダル通路52を通過したのか否かの判断がされる。すなわち、メダルの適正な投入
が行われたものか否かが判定される。
6を参照しつつ説明する。図6は、30枚のメダルMが連続して投入されたときのタイミ
ングチャートを示した説明図である。なお、図中の各検出信号の上部に示した数字はメダ
ルMの枚数を示している。
移動し、第1投入メダル通過検出センサ55aの光路を遮蔽等を行ったタイミングt1の
時点で、メダル通過判定プログラムを実行することによって、トータル時間計測タイマ6
5(図4参照乞う)によるトータル時間P−1の計測を開始する。
ムを実行することによって、相前後するメダルMの通過の通過間隔を通過間隔計測タイマ
69(図4参照乞う)により計測する。具体的には、上記の先頭のメダルMがさらに移動
して、第2投入メダル通過検出センサ55bの光路の遮蔽状態が終了したタイミングt4
(図5参照乞う)の時点で通過間隔計測タイマ69によって通過間隔の計測を開始する。
この時点で、上述したように先頭のメダルMについてはメダル数カウンタ68によって「
+1」が加算される。メダル数カウンタ68によってカウントされたカウント値はRAM
64に一時的に格納される。
部が第1投入メダル通過検出センサ55aの光路を遮蔽等した時点(図5のタイミングチ
ャートに示したt1に対応するタイミング)で通過間隔計測タイマ69による通過間隔の
計測を終了する。これにより、先頭のメダルMと2枚目のメダルMとの間の通過間隔を計
測値として得ることができる。なお、この時点では、トータル時間計測タイマ65による
トータル時間P−1の計測は継続されている。
を予め設定されている通過基準時間と対比して、計測された通過間隔が通過基準時間を超
えているのか否かを判定する。
ダル投入口36から複数枚のメダルMが適正に連続して投入されたときに通過間隔計測タ
イマ69によって計測される相前後するメダルMの通過間隔を上回るように設定された時
間を意味する。このように通過基準時間を設けるのは、従来課題となっていた発光手段等
の不正な手段によってMPU61にメダルの通過と誤認識させるような不正な行為を確実
に検知するためであり、トータル時間の計測と平行して通過間隔を計測することによって
、メダル投入口36から投入されたメダルMが適正にメダル通路52を通過したときだけ
メダルMの通過を認識できるようにするものである。
計測される相前後するメダルMの通過間隔は、投入速度に応じて多少の長短をもっている
ものの、ほぼ一定の範囲に収束して計測されることから、通過基準時間は、このような範
囲の計測値、すなわちメダルMを適正に投入していれば実際に開くであろう通過間隔を少
なくとも上回るように設定される。
の先のメダルと後のメダルとの通過の間隔が離間した状態、すなわち通過間隔が開いた状
態である。これに対し、計測された通過間隔が通過基準時間以下のときには、相前後する
メダルの先のメダルと後のメダルの通過の間隔が密になった状態、すなわち通過間隔が接
近した状態にある。
であり、トータル時間計測タイマ65によるトータル時間P−1の計測の終期とすること
ができ、計測されたトータル時間P−1に基づくメダルの通過判定に迅速に移行すること
ができる。
、メダル通路52の傾斜、各投入メダル通過検出センサ55a、55bの間隔)等に応じ
て異なるので、当初は、メダルの投入を繰り返し行って予め実験的に算出して設定するよ
うにする。その後の遊技の進行の中で、実際の計測によって取得した通過間隔P−2に基
づいて、最初に設定した通過基準時間に修正を加えることも可能である。
合、図6のタイミングチャートに示すように、先頭のメダルMと2枚目のメダルMとの間
の通過間隔は比較的短い間隔で検出される、すなわち先頭のメダルMにかかる検出信号と
2枚目のメダルMにかかる検出信号が比較的接近した状態で検出されていることから、M
PU61は、投入されたメダルMが通過基準時間以下の所定間隔を有してメダル通路52
を連続して通過中であるものと判断し、トータル時間P−1の計測を継続する。
ける30枚目のメダルMと31枚目のメダル(実際の遊技では、次のメダル投入における
先頭のメダルMとして取り扱われる。)との通過間隔P−2は、通過基準時間を上回って
比較的長い間隔で検出される、すなわち30枚目のメダルMにかかる検出信号と次の31
枚目のメダルMにかかる検出信号が比較的離間した状態で検出されていることから、MP
U61は、相前後するメダルMの先のメダルM(30枚目のメダルM)が投入されてから
、後のメダルM(31枚目のメダルM)が投入されるまでに通過基準時間を上回る所定の
投入間隔が空いた状態であると判断し、トータル時間P−1の計測を終了するようにする
。
等を終了した時点(図5のタイミングチャートに示したt4に対応するタイミング)で、
メダル数カウンタ65によって+1が加算されて合計「2」がカウントされると共に、2
枚目のメダルMと次の3枚目のメダルMの通過間隔を同様に通過間隔計測タイマ69によ
って計測開始する。この時点において、トータル時間P−1の計測は未だに継続されてい
る。そして、2枚目のメダルMと3枚目のメダルMとの間の通過間隔を、実際の計測値に
基づき通過基準時間と同様に対比する。
55bの光路の遮蔽等を終了してから、30枚目のメダルMが第1投入メダル通過検出セ
ンサ55aの光路の遮蔽等を開始するまで同様の計測動作が繰り返され、メダルの通過間
隔について通過基準時間との対比が同様に行われる。また、メダル通路52を通過する3
枚目以降の各メダルMについて、各投入メダル通過検出センサ55a、55bからの検出
信号に基づいてメダル数カウンタ68による同様のカウント動作が行われ、29枚目まで
の通過メダル数「3」から「29」までが順番にカウントされる。この時点では、トータ
ル時間計測タイマ65によるトータル時間P−1の計測が継続されている。
蔽状態が終了した時点(図5のタイミングチャートに示すt4に対応するタイミング)で
、メダル数カウンタ68によって+1が加算されて合計して「30」がカウントされると
共に、同様に30枚目のメダルMと次の31枚目のメダルMとの間の通過間隔P−2につ
いて通過間隔計測タイマ69による計測が開始される。この時点でも、トータル時間P−
1の計測は未だに継続されている。メダル数カウンタ68によるカウント値は、上述のよ
うにMPU61のRAM64に一時的に格納される。
力信号が検出されることなく、次のメダルMまでの通過間隔P−2の計測途中で通過基準
時間を上回ることから、MPU61では、トータル時間計測タイマ65によるトータル時
間P−1の計測を終了するようにする。トータル時間P−1の計測の終了は、このように
通過間隔P−2が通過基準時間を上回った時点で終了するのが好ましいが、次のメダルM
にかかる出力信号の検出タイミング(図5のタイミングチャートに示したt1のタイミン
グ)まで待って終了することも可能である。
時間計測タイマ65によるトータル時間P−1およびメダル数カウンタ68による通過メ
ダル数は、MPU61のRAM64に一時的に格納される。なお、本実施の形態において
、メダルの通過間隔P−2が通過基準時間を上回ったことでトータル時間P−1の計測が
終了した場合、トータル時間P−1は、30枚目のメダルMが第2投入メダル通過検出セ
ンサ55bの光路の遮蔽状態が終了した時点(図5のタイミングチャートのt4のタイミ
ング)までの時間を意味し、トータル時間P−1には、30枚目と31枚目の通過間隔P
−2が含まれないものとする。
た時点において、トータル時間計測タイマ65により計測された先のメダルMである30
枚目のメダルMまでのトータル時間P−1と、その計測された通過間隔分の時間とに基づ
いてメダルの適正な通過か否かを判定することもできる。換言すると、トータル時間P−
1にその計測された通過間隔分の時間を加算した時間(トータル時間P−1+計測された
通過間隔)に基づいてメダルの通過の判定を行うことができる。
通過間隔計測タイマ69より次のメダルM(31枚目のメダルM)までの通過間隔の計測
が開始され、そして通過基準時間を上回った時点まで実際に計測された計測値である。よ
って、得られた計測値は、予め設定されている通過基準時間と同一の長さであり、一定の
時間であるので、実際に計測されたトータル時間P−1と共にメダルの通過判定の判断材
料としても正確なメダルの通過判定を確保することができる。この場合、トータル基準時
間に通過基準時間を加算した時間を設定する必要がある。
過メダル数)を基にして予め設定されているトータル基準時間と比較することによって実
際に30枚のメダルMが適正に通過したのか否かを最終的に判定する。
30」がRAM64に格納されているので、30枚に対応したトータル基準時間をROM
63に設定されているトータル基準時間テーブルから取り出し、計測値としてのトータル
時間P−1と比較する。
のメダルMがメダル投入口36から適正に投入され、メダル通路52において、先頭のメ
ダルMが第1投入メダル通過検出センサ55aの光路の遮蔽状態が開始してから30枚目
のメダルMによる第2投入メダル通過検出センサ55bの光路の遮蔽状態が終了するまで
のトータル時間を繰り返し実験的に求めた閾値であり、トータル基準時間テーブルとして
ROM63に格納されている。上述したようにスロットマシン1に投入可能なメダルMの
枚数は53枚に設定されていることから、トータル基準時間は投入枚数(2〜53枚)ご
とに対応してROM63にトータル基準時間テーブルとして設定されている。
路52の傾斜、各投入メダル通過検出センサ55a、55bの間隔)等に応じて、同一の
投入枚数でもトータル時間に差異が生じることもあるので、設定するトータル基準時間に
補正を加え種々のトータル基準時間を設定することも可能である。また、トータル基準時
間は実験的に求められたいわゆるミニマム値を設定することも可能である。
準時間とを比較して、実際のトータル時間P−1がトータル基準時間以上であるとき、計
測されたトータル時間P−1は適正、すなわち実際に30枚のメダルMが通過したものと
判定される。これにより、適正でないと判定された場合には、適正なメダル投入が行われ
ていないものと判定される。
による不正行為の場合、先端側の発光体を点灯した状態で各投入メダル通過検出センサ5
5a、55bのそれぞれの光路に対応した位置まで進入させ、そして最初に第1投入メダ
ル通過検出センサ55a側、その後に第2投入メダル通過検出センサ55b側に対応した
発光体を順番に点滅させて、これを繰り返し、最終的に発光体を再び点灯させた状態で引
き抜くことによって所定枚数のメダルMの通過と誤認識させることができる場合もある。
ように行われることから、発光体の点滅は極めて短時間のうちに繰り返され、本発明の特
徴的構成であるトータル時間判定によるメダル通過判定プログラムの処理により、このよ
うな不正行為を確実に検知することができる。すなわち、発光手段を用いた不正行為の場
合、トータル時間計測タイマ65によって計測されMPU61において演算されるトータ
ル時間P−1は、適正にメダルMが投入されたときに計測されるトータル時間P−1に比
べて極めて短い時間(現実には投入できない速い速度による時間)であり、トータル基準
時間との比較において両者の差が極めて大きくなって、トータル基準時間を大きく下回る
ことから、所定枚数のメダルMの通過ではないと判定され、セレクタゴトを確実に検出す
ることができる。
差は、本実施の形態において投入された30枚のように、メダルMの投入枚数が多くなる
ほど顕著となる傾向にあり、投入枚数の上限として設定されている53枚の投入の場合、
両者の差は更に顕著なものとなる。したがって、トータル基準時間と比較するトータル時
間判定によるメダル通過判定プログラムは、メダル投入口36から投入されるメダルMの
枚数が多いときほど有効である。
プログラムに基づき通過間隔計測タイマ69による通過間隔P−2が通過基準時間を上回
ったタイミングを計測終期とすることから、次のメダルMにかかる出力信号の検出を待つ
必要がないので、MPU61では、通過基準時間を上回ったタイミングをもって迅速にメ
ダル通過の判定を行うことができる。
8によってカウントされているカウント値(30枚)に基づいてのみメダルの通過判定を
行うので、メダルの適正な通過または不正な手段による不正行為の発生をより正確に認識
することができる。
AM64からクリアすることなくそのまま格納しておくことも可能である。これにより、
例えば30枚のメダルMが投入されたときのトータル時間P−1を複数得ることができ、
これらのデータを相互に比較することによって、得られたデータの間で殆ど差がない、す
なわちほぼ同じトータル時間P−1が連続して計測されたときには、セレクタ50に対す
る不正行為の発生を認識することができるので、不正行為の検知精度を高めることができ
る。
することで、MPU61では、トータル時間P−1相互の比較に迅速に移行することがで
きる。
、例えばその中の1つのデータが、トータル基準時間との比較または他のデータとの比較
において、適正なメダルの投入と判定できないような場合、その1つのデータに基づき不
正行為と判定しないようにしても良い。30枚のメダルMを投入した結果、偶発的に不正
の投入と判定されるようなデータを得ることもあるので、複数のデータが得られたうちの
、例えば1つがこのようなデータであるときには不正行為が行われたものと判定しないよ
うにすることができる。
て認識されると、スロットマシン1の以後の通常の動作が開始される。例えば、MPU6
1から入出力ポート62を介して所定の信号が送信されて、全てのベットランプ24が点
灯する(先頭のメダルM〜3枚目のメダルM)と共に、クレジット枚数表示部25に表示
されている数値が加算され(4枚目のメダルM〜30枚目のメダルM)、サブ制御基板6
6を介してスピーカ21からメダルの投入に関する効果音が出力される。そして、スター
トレバー35の操作によって遊技が開始される。
合、MPU61はセレクタ50において不正が行われたものと判断して、入出力ポート6
2を介して外部集中端子板81(不正信号出力手段)からスロットマシン1に外部接続さ
れていると共にスロットマシン1を監理するいわゆるホールコンピュータ(メインコンピ
ュータ)に異常を知らせる信号を送信する。これにより、遊技場側では発生した異常を早
期に認識して、セレクタゴトを迅速に発見することができる。また、遊技場のホールコン
ピュータに送信されるだけであるので、適正にメダルを投入したにもかかわらず、不正と
判定されたような場合に、確認なしで遊技の進行が中断されるようなことは生じない。
準時間との比較において適正なメダルの投入ではないと判断されることもある。このよう
な判定は、遊技の進行中に殆ど発生しないので、信号をホールコンピュータに送信したと
きに遊技の進行を中断するようにしても良い。
して投入された場合、MPU61は、その状態を知らせる信号をホールコンピュータに送
信するようにしても良い。例えば、遊技者がメダル受け皿42等に貯留されているメダル
Mを掴み取ってメダル投入口36から投入する場合、掌の中でメダルMを一列に整列させ
てから投入することが多い。このときに、掌の中で整列させることができるメダルMの枚
数はそれほど多くなく、30枚のような比較的多数のメダルMを掌の中で整列させて投入
することは困難なことが多い。したがって、このような比較的多数のメダルMが一回に連
続して投入されたことを遊技場側が認識することによって、セレクタゴトに対する意識を
高めることができる。
入出力ポート62を介してサブ制御基板66に出力し、サブ制御基板66から上部ランプ
28、スピーカ21および表示用制御基板67を介してLCD22にエラーの発生を報知
するような強行な処理を行わせることも可能である。これにより、不正の発生を早期に開
示できるのでセレクタゴトに迅速に対応することができるだけでなく、不正行為そのもの
の抑止力とすることができる。
Mがメダル通路52を通過するときに検出信号発信手段50の第1投入メダル通過検出セ
ンサ55aの光路の遮蔽が開始されてから、所定枚数後のメダルMがメダル通路52を通
過するときに第2投入メダル通過検出センサ55bの光路の遮蔽状態が終了するまでのト
ータル時間P−1が、トータル時間計測タイマ65によって計測されると共に、各投入メ
ダル通過検出センサ55a、55bからの検出信号の出力に基づいて通過メダル数がメダ
ル数カウンタ68によってカウントされる。
、MPU61ではメダル通過判定プログラムを実行することにより、計測されたトータル
時間P−1をメダル数カウンタ68のカウント値に対応してROM63に予め設定されて
いるトータル基準時間と比較し、トータル時間P−1がトータル基準時間以上であるとき
に、所定枚数のメダルMがメダル通路52を通過したものと判定することから、適正に投
入されたメダルMの通過だけを確実に認識することができる。
て不正行為が行われたものと判定することができる。
ていた先端側に発光体を有する特殊な器具を用いた不正行為の場合、発光体から照射され
る光の点滅は極めて短時間のうちに繰り返されることから、トータル時間計測タイマ65
によってトータル時間P−1を計測し、その計測値としてのトータル時間P−1をトータ
ル基準時間と比較すると、トータル時間P−1はトータル基準時間未満となることから、
セレクタ50に対する不正行為と判定し、このような不正行為を確実に検出することがで
きる。
の差は、メダル数カウンタ68にカウントされたメダルMの枚数が多いときほど顕著とな
るので、トータル時間による判定は、例えば上述の発光体による不正行為で頻繁に行われ
る、上限の投入枚数に対する検出信号発信手段50の誤認識を確実に検出することができ
る。
の通過の通過間隔を通過間隔計測タイマ69によって計測し、その計測値としての通過間
隔(図6のタイミングチャートに示した通過間隔P−2)が通過基準時間を上回ったタイ
ミングで終了するようにしたことにより、MPU61では、計測終了時に得られたトータ
ル時間P−1およびメダル数カウンタ68のカウント値に基づき迅速にメダル通過の判定
に移行することができる。
の投入と認識させようとする場合、最初の29枚については発光手段等の不正な手段によ
ってメダルの投入と認識させ、最後の1枚をメダル投入口36から投入して30枚を適正
に投入したものとすることができることもある。
マ69によって相前後するメダルの通過間隔を計測することによって、最初の29枚と残
りの1枚との通過間隔が比較的開いた状態であれば、最初の29枚のトータル時間の計測
をもって適正な投入ではないと判定することができ、最初の29枚と残りの1枚との通過
間隔が比較的接近した状態であれば30枚のトータル時間の計測をもって適正な投入では
ないと判定することができる。したがって、メダル投入口36からメダルが1枚ずつ投入
されてメダル通路52を適正に通過したときだけMPU61ではメダルの通過と認識する
ことができ、不正な行為によってメダルの通過と誤認識させることを確実に防止すること
ができる。
メダル数カウンタ68のカウント値に基づいてのみ行われるので、正確なメダルの通過判
定を行うことができる。
図7は、本発明の第2実施の形態を説明する30枚のメダルMが投入されたときのタイ
ミングチャートを示した説明図である。
口36から投入されたのに対し、30枚のメダルMを複数回に分割してメダル投入口36
から投入するようにしている。具体的には、本実施の形態において、30枚のメダルMを
20枚と10枚に分割し、2回に分けて投入している。
ら順番にメダルを投入することが多い。ところが、このような多数のメダルは、その全て
を掌の中で整列させて一度に投入することが困難なので、何回かに分割して投入するのが
一般的である。本実施の形態は、このように実際のメダルの投入形態に近い場合について
トータル時間に基づくメダルの通過判定を説明するものである。
通路52を通過し、その先端部が第1投入メダル通過検出センサ55aの光路の遮蔽等を
行った時点(図5のタイミングチャートに示したt1に対応する時点)でトータル時間P
−3の計測をトータル時間計測タイマ65によって開始する。同様に、トータル時間P−
3の計測と平行して、メダル通路52を通過する相前後するメダルの通過の通過間隔を通
過間隔計測タイマ69によって計測する。
検出センサ55bの光路の遮蔽等を終了した時点(図5のタイミングチャートに示したt
4に対応する時点)で、次のメダルMまでの通過間隔P−4を通過間隔計測タイマ69に
よって同様に計測開始する。なお、この時点で、第1実施の形態と同様に、20枚目のメ
ダルMまでのトータル時間P−3の計測は継続されている。
ら、次のメダルMに係る出力信号が検出されるまでは、比較的離間した状態で検出され、
通過間隔P−4は通過基準時間を上回っていることから、MPU61では、20枚目のメ
ダルMまでのトータル時間P−3をもって計測を終了する。そして、MPU61では、メ
ダル数カウンタ68のカウント値「20」とトータル時間P−3に基づいて、メダルの通
過判定を行う。そして、メダルの通過判定への移行をもって、トータル時間計測タイマ6
5およびメダル数カウンタ68のそれぞれの計測値はリセットされる。
ルMがメダル通路52を通過し、その先端部が第1投入メダル通過検出センサ55aの光
路の遮蔽等を行った時点(図5のタイミングチャートに示したt1に対応する時点)でト
ータル時間P−5の計測をトータル時間計測タイマ65によって開始する。同様に、トー
タル時間P−5の計測と平行して、メダル通路52を通過する相前後するメダルの通過の
通過間隔を通過間隔計測タイマ69によって計測する。
検出センサ55bの光路の遮蔽等を終了した時点(図5のタイミングチャートに示したt
4に対応する時点)で、次のメダルMまでの通過間隔P−6を通過間隔計測タイマ69に
よって計測開始する。なお、この時点で、上記と同様に、10枚目のメダルMまでのトー
タル時間P−5の計測は継続されている。
ら、次のメダルMに係る出力信号が検出されるまでは、比較的離間した状態で検出され、
通過間隔P−6は通過基準時間を上回っていることから、MPU61では、10枚目のメ
ダルMまでのトータル時間P−5をもって計測を終了する。そして、MPU61では、メ
ダル数カウンタ68のカウント値「10」とトータル時間P−5に基づいて、メダルの通
過判定を行う。
隔が通過基準時間を上回った時点において、トータル時間計測タイマ65により計測され
たトータル時間P−3およびP−5と、その計測された通過間隔分の時間とに基づいてメ
ダルの適正な通過か否かを判定することもできる。
図8は、本発明の第3実施の形態を説明する23枚のメダルが投入されたときのタイミ
ングチャートを示した説明図である。第3実施の形態は、メダルMの投入の途中で上限の
投入枚数として設定されている53枚に到達したときのトータル時間に基づくメダルの通
過判定について説明するものである。
枚まで投入可能に構成されている。ところが、メダル投入口36から初めてメダルMを投
入する場合等を除いて、遊技の途中であればクレジット枚数表示部25には、スロットマ
シン1に既に投入されている枚数が表示されているのが一般的である。本実施の形態は、
このように実際のメダルの投入形態に近い場合についてトータル時間に基づくメダルの通
過判定を説明するものである。なお、本実施の形態では、既に30枚のメダルMが投入さ
れているものとして説明する。
がメダル通路52を通過し、その先端部が第1投入メダル通過検出センサ55aの光路の
遮蔽等を行った時点(図5のタイミングチャートに示したt1に対応する時点)でトータ
ル時間P−7の計測をトータル時間計測タイマ65によって開始する。同様に、トータル
時間P−7の計測と平行して、メダル通路52を通過する相前後するメダルの通過の通過
間隔を通過間隔計測タイマ69によって計測する。
を終了した時点(図5のタイミングチャートに示したt4に対応する時点)で、同様に先
頭のメダルMについてメダル数カウンタ68によって+1が加算されて「1」がカウント
される。このとき、MPU61では、メダル数カウンタ68上では「1」をカウントして
いるが、既に投入されている30枚を含めメダルMの投入枚数として合計「31」を認識
している。
2を移動して第2投入メダル通過検出センサ55bの光路の遮蔽等を終了した時点(図5
のタイミングチャートに示したt4に対応する時点)で、上記と同様にメダル数カウンタ
68によってさらに+1が加算されて「23」がカウントされる。このとき、上述したよ
うに、MPU61では、既に投入されている30枚を含めメダルMの投入枚数として合計
「53」を認識している。
間隔計測タイマ69による次の24枚目までの通過間隔P−8の通過間隔計測タイマ69
による計測を待たずにトータル時間P−7の計測を終了する。
、MPU61において投入枚数として53枚を認識すると、メダル投入口36からさらに
メダルMを投入しても、投入メダルとして受入できないので、メダル通路52に設けられ
ている切替片54aによって排出用通路7に誘導される。そして、スロットマシン1にお
いて、再びメダルMを投入メダルとして受入可能となるには、少なくとも1回の遊技が行
われて、MPU61において認識している投入メダルの枚数を減らす必要がある。
蔽等を終了した時点(図5のタイミングチャートに示したt4に対応する時点)の後、少
なくとも1回の遊技が行われて新たにメダルMがメダル投入口36から投入され、その先
頭のメダルMがメダル通路52を移動して第1投入メダル通過検出センサ55aの光路の
遮蔽等を開始する時点(図5のタイミングチャートに示したt1に対応する時点)までの
間隔、すなわち通過間隔P−8を通過間隔計測タイマ69によって計測すると、計測値と
しての通過間隔P−8は、通過基準時間を大きく上回るのが明かとなる。
間隔計測タイマ69による通過間隔P−8の計測結果を待つことなくトータル時間計測タ
イマ65によるトータル時間P−7の計測の終期とするように構成されている。これによ
り、MPU61は、メダル通過判定プログラムを早期に開始し、すなわちメダルの通過判
定に迅速に移行し、メダル数カウンタ68によるカウント値の「23」およびトータル時
間計測タイマ65によるトータル時間P−7に基づいてメダルの適正な通過か否かを判断
することができる。
行われないという意味合いでなく、MPU61が投入メダルとして上限の投入枚数を認識
した時点でトータル時間P−7の計測を終了するようにしたことにより、通過間隔P−8
の計測結果を待つことなく迅速にメダルの通過判定に移行することを確保するものである
。
トータル時間計測タイマ65によるトータル時間P−7にのみ基づいて行われることから
、メダルの適正な通過か否かを正確に判断することができる。
てメダルMを貯留しないように選択した場合において用いることができる。上述したよう
に、メダルMを貯留しない場合、メダル投入口36から3枚のメダルが投入可能であり4
枚目以降のメダルについては返却されることから、メダル数カウンタ68によって「3」
がカウントされると、カウント値「3」が得られた時点でのトータル時間に基づいて同様
のメダル通過判定が行われる。
12 基板収納ボックス
21 スピーカ
28 上部ランプ
36 メダル投入口(メダル投入部)
37 スタートレバー
41 メダル払出口
50 セレクタ
52 メダル通路(メダル通路部)
55 検出信号発信手段
55a 第1投入メダル通過検出センサ(検出信号出力手段の一部)
55b 第2投入メダル通過検出センサ(検出信号出力手段の一部)
60 メイン制御基板
61 MPU(メダル通過検出手段、処理手段)
65 トータル時間計測タイマ(トータル時間計測手段)
66 サブ制御基板
68 メダル数カウンタ(メダル数カウント手段)
69 通過間隔計測タイマ(通過間隔計測手段)
81 外部集中端子板
M メダル
Claims (1)
- メダルが投入されるメダル投入部と、
該メダル投入部に投入された前記メダルが通過するメダル通路部と、
該メダル通路部に設けられ、投入された1枚のメダルの通過過程における複数の通過位置に対応した検出信号を出力する検出信号出力手段と、
該検出信号出力手段により出力される検出信号を検知してメダルの通過を検出するメダル通過検出手段と、
該メダル通過検出手段によって検出されるメダルの通過の通過間隔を計測する通過間隔計測手段と、
該通過間隔計測手段によって計測されるメダルの通過の通過間隔が予め設定された通過基準時間を超えることなく連続して投入される複数枚のメダルのうち1枚目のメダルが前記メダル通過検出手段によって検知されてから、2枚目以降のメダルの投入が継続した時間に対応するトータル時間を計測するトータル時間計測手段と、
該トータル時間計測手段が前記トータル時間の計測を実行している間に前記メダル通過検出手段によって通過が検出されたメダルの枚数をカウントするメダル数カウント手段と、
前記トータル時間計測手段によって計測されるトータル時間と、前記メダル数カウント手段によってカウントされるメダルの枚数に対応して予め設定されたトータル基準時間との比較結果に応じて異常状態に対応した処理を行う処理手段とを備えたことを特徴とする遊技機。
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