JP5391635B2 - 解析装置、データ保存方法およびデータ保存プログラム - Google Patents

解析装置、データ保存方法およびデータ保存プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP5391635B2
JP5391635B2 JP2008260175A JP2008260175A JP5391635B2 JP 5391635 B2 JP5391635 B2 JP 5391635B2 JP 2008260175 A JP2008260175 A JP 2008260175A JP 2008260175 A JP2008260175 A JP 2008260175A JP 5391635 B2 JP5391635 B2 JP 5391635B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
result data
boundary
storage unit
result
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008260175A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010092190A (ja
Inventor
健二 長瀬
栄二 大田
祐司 諏訪
敏郎 佐藤
淳 竹内
久美子 寺前
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2008260175A priority Critical patent/JP5391635B2/ja
Priority to DE102009039335A priority patent/DE102009039335A1/de
Priority to US12/569,142 priority patent/US8396702B2/en
Publication of JP2010092190A publication Critical patent/JP2010092190A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5391635B2 publication Critical patent/JP5391635B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F30/00Computer-aided design [CAD]
    • G06F30/20Design optimisation, verification or simulation
    • G06F30/23Design optimisation, verification or simulation using finite element methods [FEM] or finite difference methods [FDM]

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Evolutionary Computation (AREA)
  • Geometry (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Description

この発明は、シミュレーションによる解析結果として計算された結果データを保存し、復元する解析装置、データ保存方法およびデータ保存プログラムに関する。
従来より、規則的に離散化された3次元モデルをシミュレーションにより計算し、電磁波などを解析する技術が実施されている。このような3次元電磁波解析において、Maxwell方程式を時間と空間の差分法で解くFDTD法が知られている。FDTD法では、離散化した各点の電界および磁界を時間変化で計算するために結果をすべての結果データ(つまり、「空間×保存」の結果データ)を保存する。
例えば、100×100×100に離散化した解析モデルの領域を10fsecの時間刻みで10nsecまで計算すると、100×100×100×1,000,000step=1,000,000,000,000個のデータを保存することとなる。
また、各点の結果データは、X,Y,Z軸方向の電界と磁界を保存する必要があり、1データを単精度(float)型4Byteとすると、各点の保存領域は、4Byte×3(方向)×2(電界/磁界)=24Byteが必要になる。先ほどの離散化されたデータの個数と各点の保存領域から計算結果を保存する領域は、24,000,000,000,000Byte=24TByteの領域(資源)が必要となる。
このように、計算結果を全て保存すると、莫大な資源を使うこととなる。このため、解析対象を間引きして解析を行う方法や、解析を行う前に間引きする計算結果の条件を設定する方法が知られている。
例えば、解析対象を間引きして解析を行う方法として、解析対象をその特徴や重要度に注目してデータを間引きする方法が実施されている(特許文献1参照)。また、解析を行う前に間引きする計算結果の条件を設定する方法として、隣接要素を結合して、計算結果を間引きするように設定する方法が実施されている(特許文献2参照)。
特開平5−73649号公報 特開平5−282407号公報
ところで、解析対象を間引きして解析を行う技術では、解析対象であるデータ自体を間引きするので、解析処理の精度が粗くなるという課題があった。また、解析を行う前に間引きする計算結果の条件を設定する技術では、復元処理が困難な計算結果(例えば、異なる媒質の境目に存在するデータなど)を適切に復元することができないという課題があった。
そこで、この発明は、上述した従来技術の課題を解決するためになされたものであり、精度の高い解析処理を行うとともに、データ量を削減しつつ、復元処理において必要性が高い計算結果のみを適切に保存することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、この装置は、解析結果として計算された結果データが線形補できるデータであるか判定し、前記結果データが、異なる物質の境界にある媒質境界のデータ、または、回路素子の存在する境界にある回路素子境界のデータを含む線形補間できないデータであると判定した場合には、結果データを保存する。また、復元時には、保存された結果データを読み出すとともに、読み出された結果データを用いて、線形補間を行って、線形補間できるデータであると判定されて所定の記憶部に保存されていない結果データを復元する。
開示の装置は、精度の高い解析処理を行うとともに、データ量を削減しつつ、復元処理において必要性が高い計算結果のみを適切に保存するという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明に係る解析装置、データ保存方法およびデータ保存プログラムの実施例を詳細に説明する。
以下の実施例では、実施例1に係る電磁波解析装置10の構成および処理の流れを順に説明し、最後に実施例1による効果を説明する。なお、以下では、電磁波解析のためのシミュレーションとして、FDTD法を行う電磁波解析装置の例を説明する。
[電磁波解析装置の構成]
まず最初に、図1を用いて、実施例に係る電磁波解析装置10の構成を説明する。図1は、実施例1に係る電磁波解析装置10の構成を示すブロック図である。図2は、電磁界を保存する範囲を指定する入力処理を説明するための図である。図3は、媒質データを説明するための図である。図4は、回路素子データを説明するための図である。図5は、FDTD法の計算データ例を示す図である。図6は、媒質と回路素子のデータについて説明するための図である。
図7は、電界と磁界のデータについて説明するための図である。図8は、結果データ保存処理を説明するための図である。図9は、結果データ保存処理において間引きできないデータを説明するための図である。図10は、FDTD計算データの一例を示す平面図である。図11〜図13は、保存されるデータの例を説明するための図である。図14〜図16は、復元処理を説明するための図である。図17は、復元されたデータの精度を説明するための図である。
図1に示すように、この電磁波解析装置10は、入力部11、出力部12、制御部13、記憶部14を有する。以下にこれらの各部の処理を説明する。
入力部11は、計算対象である初期データ、電磁界を保存する範囲、間引きの間隔、精度係数などを入力するものであり、キーボードやマウス、マイクなどを有する。具体的には、入力部11は、電磁界を保存する範囲の指定する方法として、図2に示すように、計算のデータのx軸、y軸、z軸の最小番号と最大番号をそれぞれ受け付ける。
つまり、図5の例において、全ての計算データを保存範囲として指定する場合には、入力部11は、x軸の最小番号「1」、y軸の最小番号「1」、z軸の最小番号「1」、x軸の最大番号「m」、y軸の最大番号「n」、z軸の最大番号「o」を入力する。
また、出力部12は、保存された結果データや、復元された復元データを表示するものであり、モニタ(若しくはディスプレイ、タッチパネル)やスピーカを有して構成される。
例えば、入出力装置10では、出力部12が保存された結果データを表示すると、ユーザが表示された結果を見ながら電界や磁界の強い箇所など、詳細に分析する箇所を入力部11から範囲選択する。そして、入出力装置10は、選択された範囲内の結果データを復元し、出力部12に出力する。
記憶部14は、制御部13による各種処理に必要なデータおよびプログラムを格納するが、特に、媒質データ記憶部14a、回路素子データ記憶部14bおよび結果データ記憶部14cを有する。
媒質データ記憶部14aは、計算される初期データにおける媒質に関する情報を記憶する。具体的には、媒質データ記憶部14aは、図3に例示するように、初期データに含まれる「材料数」、各材料を一意に識別する「材料番号」、材料の名前を示す「材料名」、誘電率や導電率を示す「物性値」、初期データにおける「各座標の材料番号」をそれぞれ記憶する。
回路素子データ記憶部14bは、計算される初期データに含まれる回路素子に関する情報を記憶する。具体的には、回路素子データ記憶部14bは、図4に例示するように、初期データに含まれる「回路素子数」、各回路素子を一意に識別する「回路素子番号」、回路素子の名前を示す「回路素子名」、回路の種別(抵抗、コンデンサ、コイルなど)を示す「回路種別」を記憶する。
また、回路素子データ記憶部14bは、図4に例示するように、回路素子の特性(抵抗値など)を示す「値」、回路素子が配置されたx軸、y軸、z軸上における方向と位置を示す「回路素子方向と位置」を記憶する。
結果データ記憶部14cは、電磁界解析の計算により算出された結果データのうち、間引きされた結果データを記憶する。具体的には、結果データ記憶部14cは、後述する結果データ保存部13bによって間引きされた結果データを記憶する(後に説明する図11〜図13参照)。
制御部13は、各種の処理手順などを規定したプログラムおよび所要データを格納するための内部メモリを有し、これらによって種々の処理を実行するが、特に、電磁界計算部13a、結果データ保存部13b、データ復元部13cを有する。
電磁界計算部13aは、計算対象である初期データに対し、FDTD法で電磁界解析の計算を行う。具体的には、電磁界計算部13aは、電磁界解析の計算処理の開始指示を受け付けると、入力部11から入力された初期データの各格子すべてに対し、FDTD法で電磁界解析の計算を行い、計算結果のデータを結果データ保存部13bに通知する。
ここで、電磁界解析の計算を具体的に説明する。FDTD法では、空間の電磁界を、所定の時間間隔で計算する。この所定の時間間隔は、安定な解を得るために、クーラン条件を満たす時間間隔が設定される。
また、計算される初期データは、図5に示すように、直交格子に離散化されており、規則的にデータが並んでいる。そこで、x軸の格子に座標の小さいほうから、1、2、3・・・、i、・・・・mと番号を割り付ける。y軸の格子には、1、2、3・・・、j、・・・・n、1、2、3・・・、k、・・・・oの番号を割り付ける。
図5に例示される初期データに含まれる媒質および回路素子の例について説明する。図6に例示するように、(i、j、k)から(i+1、j+1、k+1)の内部の媒質Dを、D(i、j、k)とする。
また、回路素子については、図6に例示するように、位置(i、j、k)と位置(i、j、k+1)の間に接続されたものをCx(i、j、k)、位置(i、j、k)と位置(i+1、j、k)の間に接続されたものをCy(i、j、k)、位置(i、j、k)と位置(i、j+1、k)の間に接続されたものをCz(i、j、k)とする。
また、電界および磁界のデータについて説明する。図7に例示するように、タイムステップn回目の時刻の電界をEで表し、位置i、j、kにある電界を成分毎にx軸方向の成分をEx (i,j,k)、y軸方向の成分をEy (i,j,k)、z方向の成分をEz (i,j,k)とする。磁界Hについては、電界とタイムステップを半分時間をずらして、位置を半分ずらして、Hx−1/2 (i、j+1/2、k+1/2)、Hyn−1/2 (i+1/2、j、k+1/2)、Hzn−1/2 (i+1/2、j+1/2、k)とする。
結果データ保存部13bは、解析結果として計算された結果データが線形補できるデータであるか判定し、線形補間できないデータ(媒質境界のデータ、解析境界のデータまたは回路素子境界のデータ)であると判定した場合には、結果データを結果データ記憶部14cに保存する。
具体的には、結果データ保存部13bは、電磁界計算部13aから結果データを受信すると、受信した結果データが線形補できない両端(解析境界)のデータであるか否か判定する。その結果、結果データ保存部13bは、解析境界であると判定した場合には、結果データ記憶部14cに結果データを保存する。
また、結果データ保存部13bは、解析境界でないと判定した場合には、結果データが異なる物質の境界である媒質境界であるか否か判定する。ここで、結果データ保存部13bは、媒質境界であるか判定する方法として、媒質データ記憶部14aから結果データの座標に対応する媒質データと隣接するセルの媒質データとを読み出し、材料番号が異なるか判定する。
ここで、解析境界および媒質境界の判定について図8を用いて説明する。図8において、斜線の掛かっている部分が媒質の異なる物質であり、黒い丸が保存するセルの位置であり、白い丸が保存しないセルの位置であり、点のパターンの四角が精度係数の範囲内に媒質境界があるために保存する必要のデータ(後に図9を用いて詳述)であることを示す。
図8の例では、解析境界の結果データは、電磁界を保存する範囲の端にある縦横の結果データ(つまり、図8の端にある縦8横16の黒い丸)を、解析境界の結果データとして、結果データ記憶部14cに保存する。また、図8に示すように、媒質の異なる物質が存在する斜線の掛かっている部分の境界にある結果データを、媒質境界の結果データとして、結果データ記憶部14cに保存する。なお、解析境界および媒質境界以外の黒丸については、間引き間隔によって保存される結果データである(図8の例では、間引き間隔「2」)。
この結果、結果データ保存部13bは、媒質境界であると判定した場合には、結果データ記憶部14cに結果データを保存する。また、結果データ保存部13bは、媒質境界でないと判定した場合には、回路素子が存在する回路素子境界であるか否か判定する。ここで、結果データ保存部13bは、回路素子境界であるか判定する方法として、回路素子データ記憶部14bから結果データの座標に対応する回路素子データが存在するか判定する。
その結果、結果データ保存部13bは、回路素子境界であると判定した場合には、結果データ記憶部14cに結果データを保存する。また、結果データ保存部13bは、回路素子境界であると判定した場合には、間引きできるか判定する間引き判定処理を行う。
結果データ保存部13bは、間引き判定処理として、間引き間隔により間引き出来ないデータであるか否かを判定する。その結果、結果データ保存部13bは、間引き間隔により間引き出来ないデータである場合には、精度係数の範囲内に媒質境界があるか否か判定する。
ここで、精度係数の判定処理について図9を用いて説明する。図9において、斜線の掛かっている部分が媒質の異なる物質であり、黒い丸が保存するセルの位置であり、点のパターンの四角が精度係数の範囲内に媒質境界があるために保存する必要のデータであることを示す。また、図9の例では、精度係数が「1」である場合を示す。
同図に例示するように、(2)における電界および磁界について、(6)の位置で媒質が異なるため、(1)と(4)のデータの補完では復元の精度が十分でない。このように媒質が異なるセルの隣(精度係数が「2」以上であれば、数セル隣)のデータを保存する必要がある。つまり、(2)における電界および磁界は、隣のセルに媒質の異なる境界があるため、保存する。同様に、(7)も(6)が異なる媒質の境界のため、保存する。
図9の例では、隣に媒質境界があるかどうかを判定する精度係数「1」の場合を説明したが、精度係数を大きくすると保存するデータは増え、圧縮率は悪くなる。なお、精度係数の範囲は、0からセル数の上限まで設定可能である。
その結果、結果データ保存部13bは、精度係数の範囲内に媒質境界があると判定した場合には、間引きできないデータであると判断し、結果データ記憶部14cに結果データを保存する。また、結果データ保存部13bは、間引き間隔により間引き出来るデータであると判定した場合、または、精度係数の範囲内に媒質境界がないと判定した場合には、間引きできるデータであると判断し、データの保存を行わない。
ここで、保存されるデータの例を図10〜図13を用いて説明する。FDTD計算データより、「Z軸=1」の平面を図10に示す。同図に示すように、電界/磁界の計算では、各格子をすべて計算する。そして、電磁波解析装置10では、図11〜図13に示すように、計算された全てのデータから間引きして、保存する。
図10の例を用いて保存されるデータを詳しく説明すると、電磁波解析装置10は、Y=1、Z=1の行のX軸方向のデータ保存について、解析境界であるから全ての結果データを保存する。また、電磁波解析装置10は、Y=2、Z=1の行のデータ保存について、図11に示すように、データ圧縮して保存する。
例えば、図10および図11に例示するように、電磁波解析装置10は、Y=2、Z=1の行の結果データについて、(1、2、1)から(20、2、1)まで媒質の変化がないが、X軸方向のみ、近くに媒質境界がある箇所(4、2、1)、(7、2、1)、(11、2、1)、(13、2、1)を線形補間できない結果データとして保存してもよい。
また、電磁波解析装置10は、Y=3、Z=1の行のデータ保存について、図12に示すように、データ圧縮して保存する。つまり、電磁波解析装置10は、Y=3、Z=1の行のX軸方向およびZ軸方向について、媒質境界がある箇所(4、2、1)、(7、2、1)、(11、2、1)、(13、2、1)を保存する。また、電磁波解析装置10は、Y=3、Z=1の行のY軸方向について、(1、2、1)から(20、2、1)まで媒質境界であるので、すべての結果データを保存する。
また、電磁波解析装置10は、Y=6、Z=1の行のデータ保存について、図13に示すように、データ圧縮して保存する。つまり、電磁波解析装置10は、Y=6、Z=1の行のX軸方向、Y軸方向およびZ軸方向について、媒質境界がある箇所(4、6、1)、(13、6、1)を保存するとともに、回路素子(Circuit)がある(5、6、1)を保存する。
このように、Z=1の面の保存について、20×20×6=2400データに対して、境界36×6+X方向30×2+Y方向20×2+Z方向24×2+Circuit1×6=370データを保存することとなり、1/6.5倍の圧縮となる。
データ復元部13cは、結果データ保存部によって保存された結果データを読み出すとともに、読み出された結果データを用いて、線形補間を行って結果データを復元する。具体的には、データ復元部13は、復元開始の指示を受け付けると、復元する位置に媒質の境界があるか判定する。その結果、データ復元部13は、図14に例示するように、復元する位置(図14の例では、E)に媒質の境界がない場合には、下記(1)式を用いて、結果データを復元する。
Figure 0005391635
また、データ復元部13cは、図15に例示するように、復元する位置に媒質の境界がある場合には、結果データ記憶部14cから結果データを読み出して、復元する。その後、データ復元部13は、電界および磁界それぞれについて、指定されたx、y、z方向すべての復元処理が終了するまで処理を繰り返す。
ここで、図16の例を用いて、復元処理を具体的に説明する。図16の例では、電磁波解析装置10は、Y=2、Z=1のデータについて、(1、2、1)と(2、2、1)との距離をl1とし、(2、2、1)と(4、2、1)との距離をl2とすると、上記(1)式を利用して、下記(2)式のように、Ex(2、2、1)を復元する。なお、図16の例では、Y=1、Z=1のデータについては、解析境界なのですべて保存されているので、結果データ記憶部14cから結果データを読み出して復元する。
Figure 0005391635
また、電磁波解析装置10は、(2、1、1)と(2、2、1)との距離をl3とし、(2、2、1)と(2、20、1)との距離をl4とすると、上記(1)式を利用して、下記(3)式のように、Ey(2、2、1)を復元する。
Figure 0005391635
つまり、電磁波解析装置10では、媒質の変わらない箇所について、その間の保存されたデータから上記(1)式を利用して復元することができる。また、データが保存されている位置は、モデルによるもので、保存条件と同様なルールで検索が可能である。このことで、復元するためのデータが保存されている位置を保存する必要がなく、必要なデータは、モデルと間引き間隔、精度係数である。
ここで、復元されたデータを図17に示す。同図に示すように、FDTD法で計算した結果(図17の例では、実線の結果)と復元されたデータの結果(図17の例では、点線の結果)と比較すると、ほぼ等しい結果となる。
[電磁波解析装置による処理]
次に、図18〜20を用いて、実施例1に係る電磁波解析装置10による処理を説明する。図18は、実施例1に係る電磁波解析装置の結果データ保存処理の動作を示すフローチャートである。図19は、実施例1に係る電磁波解析装置の間引き判定処理の動作を示すフローチャートである。図20は、実施例2に係る電磁波解析装置のデータ復元処理の動作を示すフローチャートである。
同図に示すように、電磁波解析装置10は、計算対象である初期データに対し、電磁界解析の計算処理の開始指示を受け付けると、k、j、iをそれぞれカウントし、k>oであるか、j>nであるか、j>mであるかを順に判定する(ステップS101〜S103)。つまり、電磁波解析装置10は、初期データで指定されたx、y、z軸の端まで計算が行われたかを判定しており、後述するS104〜S109に処理が終わると、S101に戻って、x、y、zの番号をカウントアップして、x、y、z軸全ての端まで計算が終了し、「k>o、j>n、j>m」となるまで、処理を繰り返す。
そして、電磁波解析装置10は、電界または磁界を計算すると(ステップS104)、計算された結果データが線形補できない両端(解析境界)のデータであるか否か判定する(ステップS105)。その結果、電磁波解析装置10は、解析境界であると判定した場合には(ステップS105肯定)、結果データ記憶部14cに結果データを保存する(ステップS110)。
また、電磁波解析装置10は、解析境界でないと判定した場合には(ステップS105否定)、結果データが異なる物質の境界にある媒質境界のデータであるか否か判定する(ステップS106)。ここで、電磁波解析装置10は、媒質境界であるか判定する方法として、媒質データ記憶部14aから結果データの座標に対応する媒質データと隣接するセルの媒質データとを読み出し、材料番号が異なるか判定する。
この結果、電磁波解析装置10は、媒質境界であると判定した場合には(ステップS106肯定)、結果データ記憶部14cに結果データを保存する(ステップS110)。また、電磁波解析装置10は、媒質境界でないと判定した場合には(ステップS106否定)、回路素子が存在する回路素子境界であるか否か判定する(ステップS107)。ここで、電磁波解析装置10は、回路素子境界であるか判定する方法として、回路素子データ記憶部14bから結果データの座標に対応する回路素子データが存在するか判定する。
その結果、電磁波解析装置10は、回路素子境界であると判定した場合には(ステップS107)、結果データ記憶部14cに結果データを保存する(ステップS110)。また、電磁波解析装置10は、回路素子境界であると判定した場合には、間引きできるか判定する間引き判定処理(後に、図19を用いて詳述)を行う(ステップS109)。
その結果、電磁波解析装置10は、間引きできないデータであると判定した場合には(ステップS109否定)、結果データ記憶部14cに結果データを保存する(ステップS110)。また、電磁波解析装置10は、間引きできるデータであると判断した場合には(ステップS109肯定)、データの保存を行わずに、ステップS101に戻る。
次に、図19を用いて、間引き判定処理の動作について説明する。同図に示すように、電磁波解析装置10は、間引き間隔により間引き出来ないデータであるか否かを判定する(ステップS201)。その結果、電磁波解析装置10は、間引き間隔により間引き出来ないデータである場合には(ステップS201肯定)、精度係数の範囲内に媒質境界があるか否か判定する(ステップS202)。
その結果、電磁波解析装置10は、精度係数の範囲内に媒質境界があると判定した場合には(ステップS202肯定)、間引きできないデータであると判断する(ステップS203)。また、電磁波解析装置10は、間引き間隔により間引き出来るデータであると判定した場合(ステップS201否定)、または、精度係数の範囲内に媒質境界がないと判定した場合には(ステップS202否定)、間引きできるデータであると判断する(ステップS204)。
次に、図20を用いて、データ復元処理の動作について説明する。同図に示すように、電磁波解析装置10は、復元開始の指示を受け付けると、電界および磁界それぞれについて復元処理が終了したか判定し(ステップS301)、指定されたx、y、z方向すべての復元処理が終了したかを判定する(ステップS302)。つまり、電磁波解析装置10は、復元を指定されたデータ電界および磁界それぞれについて、指定されたx、y、z方向すべての復元処理が終了したかを判定しており、後述するS303〜S305の処理が終わると、S301に戻って処理を繰り返す。
そして、電磁波解析装置10は、復元する位置に媒質の境界があるか判定する(ステップS303)。その結果、電磁波解析装置10は、復元する位置に媒質の境界がない場合には(ステップS303否定)、上記(1)式を用いて、結果データを復元する(ステップS304)。
また、電磁波解析装置10は、復元する位置に媒質の境界がある場合には(ステップS303肯定)、結果データ記憶部14cから結果データを読み出して、復元する(ステップS305)。その後、電磁波解析装置10は、S301に戻って、電界および磁界それぞれについて、指定されたx、y、z方向すべての復元処理が終了するまで処理を繰り返す(ステップS301〜S305)。
[実施例1の効果]
上述してきたように、電磁波解析装置10は、解析結果として計算された結果データが線形補できるデータであるか判定し、線形補間できないデータであると判定した場合には、結果データを結果データ記憶部14cに保存する。そして、電磁波解析装置10は、保存された結果データを読み出すとともに、読み出された結果データを用いて、線形補間を行って結果データを復元する。このため、精度の高い解析処理を行うとともに、データ量を削減しつつ、復元処理において必要性が高い結果データのみを適切に保存することが可能である。
つまり、電磁波解析装置10は、解析対象である初期データを間引きすることなく解析処理を行いつつ、解析結果である解析データの保存をするべきか否かを動的に判断するので、精度の高い解析処理を行うとともに、データ量を削減することができる。
また、電磁波解析装置10は、線形補できるデータであるか否かを判断し、線形補できるデータについては削除し、一方、線形補できないデータについては、復元処理において必要性が高いデータまたは復元処理で復元できないデータとして保存する。このため、保存するデータ量を削減しつつ、復元処理において必要性が高い計算結果のみを適切に保存することが可能である。
また、実施例1によれば、電磁波解析装置10は、結果データが異なる物質の境界にある媒質境界のデータであるか判定し、媒質境界のデータであると判定した場合には、結果データを結果データ記憶部14cに保存する。このため、媒質境界にある結果データを、復元処理において必要性が高く、線形補で復元できない結果データとして保存することができる結果、精度良く復元することが可能である。
また、実施例1によれば、電磁波解析装置10は、結果データが解析対象の端にある解析境界のデータであるか判定し、解析境界のデータであると判定した場合には、結果データを結果データ記憶部14cに保存する。このため、端にあるため線形補で復元できない解析境界にある結果データを保存することができる結果、精度良く復元することが可能である。
また、実施例1によれば、電磁波解析装置10は、結果データが回路素子の存在する境界にある回路素子境界のデータであるか判定し、回路素子境界のデータであると判定した場合には、結果データを結果データ記憶部14cに保存する。このため、回路素子境界にある結果データを、復元処理において必要性が高く、線形補で復元できない結果データとして保存することができる結果、精度良く復元することが可能である。
また、実施例1によれば、媒質境界からいずれの範囲にある結果データまでを保存するかを指定する精度係数を受け付け、受け付けられた精度係数により指定される範囲内に結果データがあるか判定する。その結果、電磁波解析装置10は、範囲内にある結果データであると判定した場合には、結果データを結果データ記憶部14cに保存する。このため、精度係数を大きくして復元精度を上げるか、精度係数を小さくして圧縮率を高めるかを、ユーザが任意に調整することが可能である。
さて、これまで実施例1について説明したが、本発明は上述した実施例1以外にも、種々の異なる形態にて実施されてよいものである。そこで、以下では実施例2として本発明に含まれる他の実施例を説明する。
(1)媒質境界
上記の実施例1では、媒質境界にある結果データを全て保存する場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、媒質境界にある結果データを選択的に保存してもよい。つまり、解析対象に異なる媒質が多数存在して、媒質境界が広範囲にわたる場合に、媒質境界にある結果データをすべて保存してしまうと、データ量を削減できない場合がある。そのため、このような場合には、所定の条件(例えば、似た特性の媒質同士が隣接する場合には、その媒質境界にある結果データを保存しないように設定)に従って、媒質境界にある一部の結果データを保存しないようにしてもよい。
ここで、媒質境界にありながら、保存されていない結果データがある場合の復元処理について、図21〜図23を用いて説明する。図21に示すように、実施例2に係る電磁波解析装置は、図20で説明したのと同様に復元する位置に媒質の境界があるか判定した後(ステップS403)、復元する位置に媒質の境界がある場合には(ステップS403肯定)、復元する一つ前の位置にある媒質境界があるか判定する(ステップS405)。
その結果、電磁波解析装置は、復元する一つ前の位置にある媒質境界がない場合には(ステップS405否定)、図22に示すように、下記(4)式を用いて、結果データを復元する(ステップS406)。つまり、図22に例示するように、iに媒質境界があり、i−2およびi−1の媒質が一様である場合の例である。
Figure 0005391635
また、電磁波解析装置は、復元する一つ前の位置にある媒質境界がある場合には(ステップS406肯定)、復元する一つ先の位置に媒質の境界があるか判定する(ステップS407)。その結果、電磁波解析装置は、復元する一つ先の位置に媒質の境界がない場合には(ステップS407否定)、図23に示すように、下記(5)式を用いて、結果データを復元する(ステップS408)。つまり、図23に例示するように、iおよびi−1に媒質境界がある場合であり、Ei+2を前記した(1)で計算し、計算されたEi+2を用いて下記(5)式で計算する。
Figure 0005391635
また、電磁波解析装置は、復元する一つ先の位置に媒質の境界あるい場合には(ステップS407肯定)、結果データ記憶部14cから結果データを読み出して、復元する(ステップS305)。
このように、媒質境界にある結果データを選択的に保存するので、例えば、解析対象に異なる媒質が多数存在して、媒質境界が広範囲にわたる場合でも、データ量を削減しつつ、適切に復元処理を行うことが可能である。
(2)システム構成等
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。例えば、電磁界計算部13aと結果データ保存部13bを統合してもよい。さらに、各装置にて行なわれる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPUおよび当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
また、本実施例において説明した各処理のうち、自動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を手動的におこなうこともでき、あるいは、手動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的におこなうこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
(3)プログラム
ところで、上記の実施例で説明した各種の処理は、あらかじめ用意されたプログラムをコンピュータで実行することによって実現することができる。そこで、以下では、図24を用いて、上記の実施例と同様の機能を有するプログラムを実行するコンピュータの一例を説明する。図24は、結果データ保存プログラムを実行するコンピュータを示す図である。
同図に示すように、電磁波解析装置としてのコンピュータ600は、HDD610、RAM620、ROM630およびCPU640をバス650で接続して構成される。
そして、ROM630には、上記の実施例と同様の機能を発揮する結果データ保存プログラム、つまり、図24に示すように、電磁界計算プログラム631、結果データ保存プログラム632、データ復元プログラム633が予め記憶されている。なお、プログラム631〜633については、図1に示した電磁波解析装置の各構成要素と同様、適宜統合または分散してもよい。
そして、CPU640が、これらのプログラム631〜633をROM630から読み出して実行することで、図24に示すように、各プログラム631〜633は、電磁界計算プロセス641、結果データ保存プロセス642、データ復元プロセス643として機能するようになる。各プロセス641〜643は、図1に示した電磁界計算部13a、結果データ保存部13b、データ復元部13cにそれぞれ対応する。
また、HDD610には、図24に示すように、結果データテーブル611が設けられる。なお、ウェブデータテーブル611は、図24に示した結果データ記憶部14cに対応する。そして、CPU640は、結果データテーブル611に対してデータを登録するとともに結果データテーブル611から結果データ621を読み出してRAM620に格納し、RAM620に格納されたウェブデータ621に基づいて処理を実行する。
以上の実施例1〜2を含む実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)解析結果として計算された結果データが線形補できるデータであるか判定し、線形補間できないデータであると判定した場合には、当該結果データを所定の記憶部に保存する結果データ保存部と、
前記結果データ保存部によって保存された前記結果データを読み出すとともに、当該読み出された結果データを用いて、線形補間を行って前記結果データを復元するデータ復元部と、
を備えることを特徴とする解析装置。
(付記2)前記結果データ保存部は、前記結果データが異なる物質の境界にある媒質境界のデータであるか判定し、媒質境界のデータであると判定した場合には、当該結果データを所定の記憶部に保存することを特徴とする付記1に記載の解析装置。
(付記3)前記結果データ保存部は、前記結果データが解析対象の端にある解析境界のデータであるか判定し、解析境界のデータであると判定した場合には、当該結果データを所定の記憶部に保存することを特徴とする付記1または2に記載の解析装置。
(付記4)前記結果データ保存部は、前記結果データが回路素子の存在する境界にある回路素子境界のデータであるか判定し、解析境界のデータであると判定した場合には、当該結果データを所定の記憶部に保存することを特徴とする付記1〜3のいずれか一つに記載の解析装置。
(付記5)前記媒質境界からいずれの範囲にある結果データまでを保存するかを指定する精度係数を受け付ける精度係数受付部をさらに備え、
前記結果データ保存部は、前記精度係数受付部によって受け付けられた前記精度係数により指定される範囲内に前記結果データがあるか判定し、当該範囲内にある前記結果データであると判定した場合には、当該結果データを所定の記憶部に保存することを特徴とする付記2〜4のいずれか一つに記載の解析装置。
(付記6)解析結果として計算された結果データが線形補できるデータであるか判定し、線形補間できないデータであると判定した場合には、当該結果データを所定の記憶部に保存する結果データ保存ステップと、
前記結果データ保存ステップによって保存された前記結果データを読み出すとともに、当該読み出された結果データを用いて、線形補間を行って前記結果データを復元するデータ復元ステップと、
を含んだことを特徴とするデータ保存方法。
(付記7)前記結果データ保存ステップは、前記結果データが異なる物質の境界にある媒質境界のデータであるか判定し、媒質境界のデータであると判定した場合には、当該結果データを所定の記憶部に保存することを特徴とする付記6に記載のデータ保存方法。
(付記8)前記結果データ保存ステップは、前記結果データが解析対象の端にある解析境界のデータであるか判定し、解析境界のデータであると判定した場合には、当該結果データを所定の記憶部に保存することを特徴とする付記6または7に記載のデータ保存方法。
(付記9)前記結果データ保存ステップは、前記結果データが回路素子の存在する境界にある回路素子境界のデータであるか判定し、解析境界のデータであると判定した場合には、当該結果データを所定の記憶部に保存することを特徴とする付記6〜8のいずれか一つに記載のデータ保存方法。
(付記10)前記媒質境界からいずれの範囲にある結果データまでを保存するかを指定する精度係数を受け付ける精度係数受付ステップをさらに含み、
前記結果データ保存ステップは、前記精度係数受付ステップによって受け付けられた前記精度係数により指定される範囲内に前記結果データがあるか判定し、当該範囲内にある前記結果データであると判定した場合には、当該結果データを所定の記憶部に保存することを特徴とする付記7〜9のいずれか一つに記載のデータ保存方法。
(付記11)解析結果として計算された結果データが線形補できるデータであるか判定し、線形補間できないデータであると判定した場合には、当該結果データを所定の記憶部に保存する結果データ保存手順と、
前記結果データ保存手順によって保存された前記結果データを読み出すとともに、当該読み出された結果データを用いて、線形補間を行って前記結果データを復元するデータ復元手順と、
をコンピュータに実行させることを特徴とするデータ保存プログラム。
(付記12)前記結果データ保存手順は、前記結果データが異なる物質の境界にある媒質境界のデータであるか判定し、媒質境界のデータであると判定した場合には、当該結果データを所定の記憶部に保存することを特徴とする付記11に記載のデータ保存プログラム。
(付記13)前記結果データ保存手順は、前記結果データが解析対象の端にある解析境界のデータであるか判定し、解析境界のデータであると判定した場合には、当該結果データを所定の記憶部に保存することを特徴とする付記11または12に記載のデータ保存プログラム。
(付記14)前記結果データ保存手順は、前記結果データが回路素子の存在する境界にある回路素子境界のデータであるか判定し、解析境界のデータであると判定した場合には、当該結果データを所定の記憶部に保存することを特徴とする付記11〜13のいずれか一つに記載のデータ保存プログラム。
(付記15)前記媒質境界からいずれの範囲にある結果データまでを保存するかを指定する精度係数を受け付ける精度係数受付手順をさらにコンピュータに実行させ、
前記結果データ保存手順は、前記精度係数受付手順によって受け付けられた前記精度係数により指定される範囲内に前記結果データがあるか判定し、当該範囲内にある前記結果データであると判定した場合には、当該結果データを所定の記憶部に保存することを特徴とする付記12〜14のいずれか一つに記載のデータ保存プログラム。
実施例1に係る電磁波解析装置の構成を示すブロック図である。 電磁界を保存する範囲を指定する入力処理を説明するための図である。 媒質データを説明するための図である。 回路素子データを説明するための図である。 FDTD法の計算データ例を示す図である。 媒質と回路素子のデータについて説明するための図である。 電界と磁界のデータについて説明するための図である。 結果データ保存処理を説明するための図である。 結果データ保存処理において間引きできないデータを説明するための図である。 FDTD計算データの一例を示す平面図である。 保存されるデータの例を説明するための図である。 保存されるデータの例を説明するための図である。 保存されるデータの例を説明するための図である。 復元処理を説明するための図である。 復元処理を説明するための図である。 復元処理の具体的な例を説明するための図である。 復元されたデータの精度を説明するための図である。 実施例1に係る電磁波解析装置の結果データ保存処理の動作を示すフローチャートである。 実施例1に係る電磁波解析装置の間引き判定処理の動作を示すフローチャートである。 実施例1に係る電磁波解析装置のデータ復元処理の動作を示すフローチャートである。 実施例2に係る電磁波解析装置のデータ復元処理の動作を示すフローチャートである。 復元処理を説明するための図である。 復元処理を説明するための図である。 結果データ保存プログラムを実行するコンピュータを示す図である。
符号の説明
10 電磁波解析装置
11 入力部
12 出力部
13 制御部
13a 電磁界計算部
13b 結果データ保存部
13c データ復元部
14 記憶部
14a 媒質データ記憶部
14b 回路素子データ記憶部
14c 結果データ記憶部

Claims (10)

  1. 解析結果として計算された結果データが線形補できるデータであるか判定し、前記結果データが、異なる物質の境界にある媒質境界のデータ、または、回路素子の存在する境界にある回路素子境界のデータを含む線形補間できないデータであると判定した場合には、当該結果データを所定の記憶部に保存する結果データ保存部と、
    前記結果データ保存部によって保存された前記結果データを読み出すとともに、当該読み出された結果データを用いて、線形補間を行って、前記線形補間できるデータであると判定されて前記所定の記憶部に保存されていない結果データを復元するデータ復元部と、
    を備えることを特徴とする解析装置。
  2. 前記結果データ保存部は、前記結果データが異なる物質の境界にある媒質境界のデータであるか判定し、媒質境界のデータであると判定した場合には、当該結果データを所定の記憶部に保存することを特徴とする請求項1に記載の解析装置。
  3. 前記結果データ保存部は、前記結果データが解析対象の端にある解析境界のデータであるか判定し、解析境界のデータであると判定した場合には、当該結果データを所定の記憶部に保存することを特徴とする請求項1または2に記載の解析装置。
  4. 前記結果データ保存部は、前記結果データが回路素子の存在する境界にある回路素子境界のデータであるか判定し、前記回路素子境界のデータであると判定した場合には、当該結果データを所定の記憶部に保存することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の解析装置。
  5. 前記媒質境界からいずれの範囲にある結果データまでを保存するかを指定する精度係数を受け付ける精度係数受付部をさらに備え、
    前記結果データ保存部は、前記精度係数受付部によって受け付けられた前記精度係数により指定される範囲内に前記結果データがあるか判定し、当該範囲内にある前記結果データであると判定した場合には、当該結果データを所定の記憶部に保存することを特徴とする請求項2〜4のいずれか一つに記載の解析装置。
  6. 解析結果として計算された結果データが線形補できるデータであるか判定し、前記結果データが、異なる物質の境界にある媒質境界のデータ、または、回路素子の存在する境界にある回路素子境界のデータを含む線形補間できないデータであると判定した場合には、当該結果データを所定の記憶部に保存する結果データ保存ステップと、
    前記結果データ保存ステップによって保存された前記結果データを読み出すとともに、当該読み出された結果データを用いて、線形補間を行って、前記線形補間できるデータであると判定されて前記所定の記憶部に保存されていない結果データを復元するデータ復元ステップと、
    を含んだことを特徴とするデータ保存方法。
  7. 前記結果データ保存ステップは、前記結果データが異なる物質の境界にある媒質境界のデータであるか判定し、媒質境界のデータであると判定した場合には、当該結果データを所定の記憶部に保存することを特徴とする請求項6に記載のデータ保存方法。
  8. 前記結果データ保存ステップは、前記結果データが解析対象の端にある解析境界のデータであるか判定し、解析境界のデータであると判定した場合には、当該結果データを所定の記憶部に保存することを特徴とする請求項6または7に記載のデータ保存方法。
  9. 前記結果データ保存ステップは、前記結果データが回路素子の存在する境界にある回路素子境界のデータであるか判定し、前記回路素子境界のデータであると判定した場合には、当該結果データを所定の記憶部に保存することを特徴とする請求項6〜8のいずれか一つに記載のデータ保存方法。
  10. 解析結果として計算された結果データが線形補できるデータであるか判定し、前記結果データが、異なる物質の境界にある媒質境界のデータ、または、回路素子の存在する境界にある回路素子境界のデータを含む線形補間できないデータであると判定した場合には、当該結果データを所定の記憶部に保存する結果データ保存手順と、
    前記結果データ保存手順によって保存された前記結果データを読み出すとともに、当該読み出された結果データを用いて、線形補間を行って、前記線形補間できるデータであると判定されて前記所定の記憶部に保存されていない結果データを復元するデータ復元手順と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とするデータ保存プログラム。
JP2008260175A 2008-10-06 2008-10-06 解析装置、データ保存方法およびデータ保存プログラム Expired - Fee Related JP5391635B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008260175A JP5391635B2 (ja) 2008-10-06 2008-10-06 解析装置、データ保存方法およびデータ保存プログラム
DE102009039335A DE102009039335A1 (de) 2008-10-06 2009-08-31 Analysevorrichtung und Datenspeicherverfahren
US12/569,142 US8396702B2 (en) 2008-10-06 2009-09-29 Analyzing apparatus and data storage method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008260175A JP5391635B2 (ja) 2008-10-06 2008-10-06 解析装置、データ保存方法およびデータ保存プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010092190A JP2010092190A (ja) 2010-04-22
JP5391635B2 true JP5391635B2 (ja) 2014-01-15

Family

ID=42035157

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008260175A Expired - Fee Related JP5391635B2 (ja) 2008-10-06 2008-10-06 解析装置、データ保存方法およびデータ保存プログラム

Country Status (3)

Country Link
US (1) US8396702B2 (ja)
JP (1) JP5391635B2 (ja)
DE (1) DE102009039335A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2015052787A1 (ja) * 2013-10-09 2017-03-09 株式会社日立製作所 解析データ表示システムおよび解析データの転送表示方法
JP6380051B2 (ja) * 2014-11-28 2018-08-29 富士通株式会社 有限要素演算プログラム、有限要素演算装置および有限要素演算方法

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5122876A (en) * 1988-12-26 1992-06-16 Canon Kabushiki Kaisha Image signal restoring apparatus
JPH0573649A (ja) 1991-09-13 1993-03-26 Hitachi Ltd 解析支援方法および装置
JPH05282407A (ja) 1992-04-02 1993-10-29 Babcock Hitachi Kk 数値解析用表示方法
US6547364B2 (en) * 1997-07-12 2003-04-15 Silverbrook Research Pty Ltd Printing cartridge with an integrated circuit device
JP3717863B2 (ja) * 2002-03-27 2005-11-16 三洋電機株式会社 画像補間方法
JP4225795B2 (ja) * 2003-01-22 2009-02-18 オリンパス株式会社 撮像システム、画像処理プログラム
EP1617309B1 (en) 2004-07-15 2011-01-12 Fujitsu Limited Simulation technique with local grid refinement

Also Published As

Publication number Publication date
US20100088566A1 (en) 2010-04-08
US8396702B2 (en) 2013-03-12
DE102009039335A1 (de) 2010-04-22
JP2010092190A (ja) 2010-04-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN107480039B (zh) 一种分布式存储系统的小文件读写性能测试方法及装置
US9207289B2 (en) Magnetic property analyzing method and apparatus
CN109753641B (zh) 一种更改对象位置的方法、装置、电子设备及存储介质
US9129075B2 (en) Mesh generation system
JP5915157B2 (ja) 磁性体特性解析プログラム、磁性体特性解析装置、及び磁性体特性解析方法
JP5391635B2 (ja) 解析装置、データ保存方法およびデータ保存プログラム
CN107506485B (zh) 一种基于gis的离散站点分级显示的方法及装置
CN108875901B (zh) 神经网络训练方法以及通用物体检测方法、装置和系统
CN116661856B (zh) Eda软件的数据拼接系统
CN113688552A (zh) 摄像头模组跌落仿真方法、装置、电子设备及介质
JP6221688B2 (ja) 磁性体解析装置、磁性体解析プログラムおよび磁性体解析方法
CN104573339A (zh) 页岩气储层的地质参数确定方法和装置
JP2012083958A (ja) 構造格子を用いたシミュレーション方法
EP4216169A1 (en) Critical points for test data preprocessing
Artina et al. The benefits of anisotropic mesh adaptation for brittle fractures under plane-strain conditions
US8032339B2 (en) Element grouping method for finite element method analysis, and computer-readable storage medium
US20130191071A1 (en) System and method for automatic modal parameter extraction in structural dynamics analysis
CN111815510B (zh) 基于改进的卷积神经网络模型的图像处理方法及相关设备
CN113674810A (zh) 一种原子密排面和二维点阵的计算方法及装置
JP4520822B2 (ja) 電磁波解析装置、電磁波解析方法および電磁波解析プログラム
CN110837707A (zh) 一种有限元分析系统、方法、计算机设备及存储介质
CN106462600A (zh) 一种显示照片的方法及设备
CN113656976B (zh) 一种二维磁梯度张量快速数值模拟方法、装置和设备
CN110750817B (zh) 连接件放置方法、相邻关系确定方法、装置、设备和介质
JP2003167928A (ja) メッシュ作成装置およびメッシュ作成プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110708

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130521

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130716

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130917

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130930

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees