JP5391544B2 - 画像形成装置並びに像保持体ユニットおよびその組立て方法 - Google Patents

画像形成装置並びに像保持体ユニットおよびその組立て方法 Download PDF

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Description

本発明は、プリンタ装置、複写装置、ファクシミリ装置、あるいはそれらの機能を有する複合機などの電子写真方式の画像形成装置と、当該画像形成装置に使用される感光体ユニットなどとも称されるプロセスカートリッジとその組立て方法に関する。
プリンタ装置、複写装置、ファクシミリ装置、あるいはそれらの機能を有する複合機などの画像形成装置において、電子写真方式を利用する場合、一般的には、光導電性絶縁体や感光体などと称される円筒状の像保持体上に予め帯電装置で一様な静電荷を与え、様々な手段によりこの像保持体上に光像を照射することによって像保持体上に静電潜像を形成する。次いで、形成した潜像を現像装置から供給される粉体(トナー)を用いて現像可視化し、転写装置で紙などの記録媒体にトナー粉像を転写した後に、定着装置でトナー粉像を紙に定着させ、印刷物を得る。転写処理後の像保持体は、清掃装置によりその表面に残留する粉体が清掃(除去)される。
このような電子写真方式の画像形成装置に使用される各種の装置の仕組みとして、たとえば特許文献1〜4に記載のものがある。
特開平02−082283号公報 特開平09−022234号公報 特開2002−278262号公報 特開2002−049231号公報
特許文献1には、画像形成装置用クリーニング装置のクリーニングブレードへの粉体潤滑剤塗布方法として、クリーニングブレードが像保持体に圧接する領域に、揮発性液体に粉体潤滑剤を分散させた潤滑剤液を塗布し、ついて揮発性液体を揮発させることでクリーニングブレードの像保持体に当接する領域に粉体潤滑剤を塗布する方法が開示されている。
特許文献2には、球形粒子を潤滑剤に用いようとすると、粒子自体の潤滑性が非常に高く、潤滑剤としての効果には優れてはいるものの、クリーニングブレードのエッジ部から剥がれ易い性質を有するため、エッジ部の振動によってエッジ部から脱落してしまうことを課題とし、感光ドラム表面のうちの、帯電ローラ端部に対応する領域は、帯電によって表面が荒れて摩擦係数が増加するため、これに対応する不定形潤滑剤塗布域のみエッジ部から剥れにくい不定形の潤滑剤を塗布することで長期の潤滑作用を確保し、他の部分は、球形の潤滑剤で、初期の変音等を防止することが開示されている。
特許文献3には、電子写真感光体と、感光体に加圧接触して感光体に対して従動回転するように構成された接触帯電部材と、現像剤、現像剤担持体及び現像剤規制部材が内部に設けられている現像装置とを有するプロセスカートリッジに用いられる現像装置であって、現像剤を入れて使用を開始する以前に、現像剤が存在しない状態で上記現像剤担持体と現像剤規制部材との接触部に潤滑剤が塗布することが開示されている。
特許文献4には、帯電部材に一般的なウレタンゴム等のゴムローラが使用された場合に、画像形成装置の製造時または初期化動作時に、現像剤のシリカ(SiO2)等の遊離外添剤の微粉末を帯電部材に予め付着蓄積させることで、この外添剤によりゴム特有のタック性がなくし、帯電部材に対する現像剤の付着力を弱め、これにより、清掃部材による帯電部材9の清掃能力が初期時から耐久後までほぼ一定の高い能力に確保することが開示されている。
本発明は、像保持体に接触してその表面の清掃を行なう清掃部材に潤滑剤を予め塗布しておく場合に、清掃部材から潤滑剤が脱落し、像保持体に接触して帯電する帯電部材と像保持体との接触部にすり抜けてきたときに帯電部材に付着することで発生する画像欠陥の発生を抑制することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、像を保持する像保持体、前記像保持体表面に接触して前記像保持体表面を帯電する帯電部材、および、前記像保持体表面に接触して前記像保持体表面に残留する現像剤を清掃する清掃部材を一体的に画像形成装置本体に対して着脱可能とし、前記清掃部材と前記像保持体とが接触する領域に前記清掃部材に対する前記像保持体表面の移動を潤滑する潤滑剤が予め塗布されており、かつ、前記帯電部材の表面には前記潤滑剤が予め塗布されていることを特徴とする像保持体ユニットである。
請求項に記載の発明は、像を保持する像保持体、前記像保持体表面に接触して前記像保持体表面を帯電する帯電部材、および、前記像保持体表面に接触して前記像保持体表面に残留する現像剤を清掃する清掃部材を一体的に画像形成装置本体に対して着脱可能であり、前記清掃部材の前記像保持体と接触する部分が前記帯電部材側となるように前記清掃部材が組み込まれている像保持体ユニットの組立て方法であって、前記像保持体ユニットに前記像保持体が組み込まれた時に前記清掃部材に対して前記像保持体の回転方向で上流側に向いている面と前記帯電部材に対する面とから構成される辺に潤滑剤を保持する潤滑剤保持部材を接触させて潤滑剤を塗布する工程で、前記像保持体の回転方向で上流側に前記潤滑剤保持部材の先端を配置して潤滑剤を塗布する工程を有することを特徴とする像保持体ユニットの組立て方法である。
請求項3に記載の発明は、像を保持する像保持体と、前記像保持体表面に接触して前記像保持体表面を帯電する帯電部材と、前記帯電部材で帯電された前記像保持体に電子写真方式で静電潜像を形成する潜像形成部と、前記像保持体に形成された静電潜像を現像する現像部と、前記像保持体に現像された像を転写部材へ転写する転写部と、前記像保持体表面に接触して前記像保持体表面に残留する現像剤を清掃する清掃部材とを備え、前記清掃部材と前記像保持体とが接触する領域に前記清掃部材に対する前記像保持体表面の移動を潤滑する潤滑剤が予め塗布されており、かつ、前記帯電部材の表面には前記潤滑剤が予め塗布されていることを特徴とする画像形成装置である。
請求項に記載の発明は、像を保持する像保持体と、前記像保持体表面に接触して前記像保持体表面を帯電する帯電部材と、前記帯電部材を清掃する帯電清掃部材、前記帯電部材で帯電された前記像保持体に電子写真方式で静電潜像を形成する潜像形成部と、前記像保持体に形成された静電潜像を現像する現像部と、前記像保持体に現像された像を転写部材へ転写する転写部と、前記像保持体表面に接触して前記像保持体表面に残留する現像剤を清掃する清掃部材とを備え、前記清掃部材と前記像保持体とが接触する領域に前記清掃部材に対する前記像保持体表面の移動を潤滑する潤滑剤が予め塗布されており、かつ、前記帯電清掃部材の表面には前記潤滑剤が塗布され、画像形成動作前に前記帯電清掃部材前記帯電器に接触した状態で前記帯電器を回転させることで前記帯電部材の表面に前記潤滑剤塗布されていることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、像を保持する像保持体、前記像保持体表面に接触して前記像保持体表面を帯電する帯電部材、前記帯電部材表面に接触して前記帯電部材表面を清掃する帯電清掃部材、および、前記像保持体表面に接触して前記像保持体表面に残留する現像剤を清掃する清掃部材を一体的に画像形成装置本体に対して着脱可能で、前記清掃部材と前記像保持体とが接触する領域に前記清掃部材に対する前記像保持体表面の移動を潤滑する潤滑剤が予め塗布されており、かつ、前記帯電清掃部材の表面には前記潤滑剤が塗布されている像保持体ユニットと、前記帯電部材で帯電された前記像保持体に電子写真方式で静電潜像を形成する潜像形成部と、前記像保持体に形成された静電潜像を現像する現像部と、前記像保持体に現像された像を転写部材へ転写する転写部と、前記帯電部材に前記潤滑剤を塗布する必要がある状態を検出したときに、前記帯電清掃部材を前記帯電器に接触した状態で前記帯電器を回転させることで前記帯電部材の表面には前記清掃部材の前記像保持体と接触する領域に塗布した潤滑剤を含む剤を塗布する制御部とを備えたことを特徴とする画像形成装置である。
請求項に記載の発明は、像を保持する像保持体、前記像保持体表面に接触して前記像保持体表面を帯電する帯電部材、前記像保持体表面に現像される現像剤を保持する現像剤保持体、および、前記現像剤保持体表面に保持される現像剤の層の厚さを規制する層厚規制部材を一体的に画像形成装置本体に対して着脱可能とし、前記画像形成装置に装着前には、前記現像剤保持体と前記層厚規制部材とが対向する領域に潤滑剤が塗布されており、かつ、前記帯電部材の表面には前記現像剤保持体と前記層厚規制部材とが対向する領域に塗布した潤滑剤を含む剤が塗布されていることを特徴とする像保持体ユニットである。
請求項に記載の発明は、像を保持する像保持体、前記像保持体表面に接触して前記像保持体表面を帯電する帯電部材、前記帯電部材表面に接触して前記帯電部材表面を清掃する帯電清掃部材、前記像保持体表面に現像される現像剤を保持する現像剤保持体、および、前記現像剤保持体表面に保持される現像剤の層の厚さを規制する層厚規制部材を一体的に画像形成装置本体に対して着脱可能とし、前記画像形成装置に装着前には、前記現像剤保持体と前記層厚規制部材とが対向する領域に潤滑剤が塗布されており、かつ、前記帯電清掃部材の表面には前記現像剤保持体と前記層厚規制部材とが対向する領域に塗布した潤滑剤を含む剤が塗布されていることを特徴とする像保持体ユニットである。
請求項1に記載の発明によれば、本発明を採用しない場合と比較して、像保持体に接触してその表面の清掃を行なう清掃部材に潤滑剤を予め塗布しておく場合に、清掃部材から潤滑剤が脱落し、像保持体に接触して帯電する帯電部材と像保持体との接触部にすり抜けてきたときに帯電部材に付着することで発生する画像欠陥の発生を抑制することができる。
請求項に記載の発明によれば、本発明を採用しない場合と比較して、清掃部材に潤滑剤を塗布する工程における帯電部材に対向する部分への潤滑剤の付着を抑制することができる。
請求項に記載の発明によれば、本発明を採用しない場合と比較して、像保持体に接触してその表面の清掃を行なう清掃部材に潤滑剤を予め塗布しておく場合に、清掃部材から潤滑剤が脱落し、像保持体に接触して帯電する帯電部材と像保持体との接触部にすり抜けてきたときに帯電部材に付着することで発生する画像欠陥の発生を抑制することができる。
請求項に記載の発明によれば、本発明を採用しない場合と比較して、帯電ロール表面に塗布される潤滑剤の量のムラを抑制することができる。
請求項に記載の発明によれば、交換された像保持体ユニットの像保持体に接触してその表面の清掃を行なう清掃部材に潤滑剤を予め塗布しておく場合に、清掃部材から潤滑剤が脱落し、像保持体に接触して帯電する帯電部材と像保持体との接触部にすり抜けてきたときに帯電部材に付着することで発生する画像欠陥の発生を抑制することができる。
請求項に記載の発明によれば、本発明を採用しない場合と比較して、現像剤保持体と層厚規制部材とが対向する領域に潤滑剤を予め塗布しておく場合に、当該領域から潤滑剤が脱落し、像保持体に接触して帯電する帯電部材と像保持体との接触部にすり抜けてきたときに帯電部材に付着することで発生する画像欠陥の発生を抑制することができる。
請求項に記載の発明によれば、本発明を採用しない場合と比較して、帯電ロール表面に塗布される潤滑剤の量のムラを抑制することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。以下では、少なくともトナー粒子を含む1成分現像剤あるいは少なくともキャリア粒子とトナー粒子とを含む2成分現像剤を用いる電子写真方式による画像形成装置について説明する。
<画像形成装置の概要>
図1は、印刷装置(プリンタ)や複写装置(コピー機)などの電子写真方式の画像形成装置の一構成例を示す図(断面図)である。ここで、図1(1)は、画像形成装置1の全体概要を示し、図1(2)は、帯電装置の帯電ロールと帯電ロールクリーナの詳細を示す図である。
図1(1)に示すように、画像形成装置1は、像保持体の一例であり回転軸を中心に回転する円筒(ドラム)状の回転体である感光体10と、感光体10に接触して配配置された帯電装置20、潜像形成の一例でありレーザ光源32やポリゴンミラー34やモータ36を具備した露光装置30、筐体42内に図示しない攪拌機構や現像剤保持体の一例である現像ロール44や層厚規制部材の一例であるスクレーパ46や現像剤粒子102を収容した現像装置40、転写電源52および転写ロール54を具備した転写装置50、および清掃部材の一例であるクリーニングブレード62を持つクリーニング装置60と、用紙搬送路上の後流側の所定位置に配されたロール機構を具備した定着装置70とを備えている。なお、画像形成装置1には、この他にも、たとえば装置の全体を制御する制御部80が設けられる。
クリーニング装置60のクリーニングブレード62は、印刷用紙などの転写部材への転写処理後の感光体10に接触して、感光体10の表面に残留する現像剤を清掃する清掃部材の一例である。
帯電装置20は、直流電源22、交流バイアス電源24、帯電部材の一例であって感光体10に接触してその表面を帯電する円筒状の回転体である帯電ロール26(Bias Charge Roll)、および帯電ロール26に接触してその表面を清掃する円筒状の回転体であって帯電清掃部材の一例である帯電ロールクリーナ28を有する。
画像形成装置1で画像を形成する場合、先ず、帯電装置20によって、直流電源22からの直流電圧に交流バイアス電源24からの交流バイアス電圧を重畳させて帯電電位(初期電位)を生成し、この帯電電位で、感光体10の表面を一様な表面電位に帯電させる。
この後、原稿を図示しない読取装置によってスキャンして得た画像データに従って感光体10の表面に露光装置30に備えられるレーザ光源32から発せられるレーザ・ビームをモータ36により回転駆動されるポリゴンミラー34でスキャンすることによって、感光体10の表面を露光して所望の潜像電位からなる静電潜像を形成する。
続いて、現像装置40は、図示しない攪拌機構において所定色のトナー粒子やキャリア粒子などでなる現像剤粒子102を混合しながら、その現像剤粒子102中のトナー粒子を感光体10の表面に形成されている静電潜像に重畳することでトナー像を感光体10の表面に形成させる。
この後、転写装置50は、感光体10の表面に形成されているトナー像を、外部から搬送されてきた転写部材の一例である印刷用紙上に転写する。感光体10と転写ロール54とが対向する所定範囲を転写領域と称する。
転写済の用紙は定着装置70側に搬送され、定着装置70にて加熱溶融・圧着作用によりトナー像を転写体としての印刷用紙上に定着する。定着済の用紙は、図示しない排出装置によって、画像形成装置1の外に排紙される。
一方、クリーニング装置60は、転写装置50による転写後の感光体10の表面に残留する残留トナーを除去する。清掃後の感光体10の表面には残留電位が残っているので、除電手段(コロトロン、ランプ、など)で該残留電位を除去するか、帯電装置20で初期電位を印加時に同時に除去し、次の電子写真プロセスに利用される。
なお、カラー画像形成用の画像形成装置1を構成する場合、画像形成に関わる主要部の構成としては、たとえば転写装置50にて直接に用紙に感光体10のトナー像を転写体である用紙に転写させるのではなく、たとえば、K(黒),Y(イエロー),M(マゼンタ),C(シアン)の出力色に対応する複数のエンジンを、たとえばK→Y→M→Cの順にインライン状に配列し、K,Y,M,Cの画像を4つのエンジンで並列的(同時進行的)に処理する、すなわち配置位置に応じた時間を隔てて、1色ずつ中間転写ベルトに感光体10のトナー像を転写(特に1次転写という)させ、その後、中間転写ベルト上のトナー像を用紙に転写(特に2次転写という)させるように構成したタンデム型のカラー画像形成装置にしてもよい。
このような電子写真プロセスでは、感光体10に対する帯電、スキャンした原稿イメージの露光、現像すなわち感光体10へのトナー付与、用紙へのトナー転写およびトナー定着、感光体10のクリーニングという複数の工程を有する。
ここで、本実施形態の画像形成装置1は、好ましくは、少なくとも、感光体10と、帯電装置20の帯電ロール26と、クリーニング装置60のブレード機構の一例であるクリーニングブレード62とが一体的に画像形成装置1の本体に対して着脱可能に構成された像保持体ユニットの一例である感光体ユニット3(詳細は図2を用いて後述する)が構成されている。もちろん、このようにカートリッジ交換タイプの構成として、感光体10と、帯電ロール26と、クリーニングブレード62とが一体的に筐体に組み込んで構成することは必須ではなく、各部を別体のもので構成し、それらを各別に筐体に組み込んで装置本体に一体的に組み込むものであってもよい。
帯電ロール26は、その表層が導電性を呈する導電性部材として構成されている(詳細は図1(2)を参照して後述する)。当該帯電ロール26は、その表面が感光体10に当接し、図示しない手段により軸支され感光体10の回転に連れ回り(従動回転と称する)可能となっている。そして、感光体10に接触させることにより、特に駆動手段を有しなくとも感光体10と連れ回りし、帯電手段として機能するようになっている。なお、帯電ロール26に何らかの駆動手段を取り付け、感光体10とは異なる周速度で回転させて帯電させてもよい。
導電性部材として構成されている帯電ロール26を用いて感光体10を帯電させる方法としては、帯電ロール26に電圧を印加するが、印加電圧は直流電源22のみを用いた直流電圧でもよい。あるいは直流電源22から出力された直流電圧に交流バイス電源24で生成された交流バイアス電圧を重畳したものが好ましい。電圧の範囲としては、直流電圧は要求される感光体帯電電位に応じて正または負の50〜2000Vが好ましく、特に100〜1500Vが好ましい。交流電圧を重畳する場合は、ピーク間電圧が400〜1800V、好ましくは800〜1600V、さらに好ましくは1200〜1600Vが好ましい。交流電圧の周波数は50〜20,000Hz、好ましくは 100 〜 5,000 Hzである。その波形としては、Sin波、三角波、方形波のいずれもが選択可能である。
帯電ロールクリーナ28は、帯電ロール26に当接し、帯電ロール26とは図示しない手段により軸支され帯電ロール26の回転に連れ回り(従動回転と称する)可能に保持されている。この帯電ロールクリーナ28としては、たとえば、ブラシ状のものや発泡スポンジ状のものなどを使用することができる。
図1(2)に示すように、帯電装置20を構成する帯電ロール26は、感光体10への静電潜像の形成に先立って感光体10の表面を帯電させる方式として、導電性の帯電部材を感光体10の表面に直接接触させる接触帯電方式を採用するために用いられるものである。この接触帯電方式に用いられる帯電ロール26は、軸体26aと、当該軸体26aの外周に、導電剤を含む特殊な発泡体からなる最内層の弾性層26b(導電性弾性体層)、中間層の抵抗層26cと、最外層の保護層26dを有する。
軸体26aの材質としては、導電性を有するもので、一般には、鉄、銅、真鍮、ステンレス、アルミニウム、ニッケルなどが用いられる。あるいは、その他の導電性粒子などを分散した樹脂成形品などを用いることもできる。
弾性層26bの材質としては、導電性あるいは半導電性を有するもので、一般には、ゴム材に導電性粒子あるいは半導電性粒子を分散したものである。ゴム材としては、EPDM、ポリブタジエン、天然ゴム、ポリイソブチレン、SBR、CR、NBR、シリコンゴム、ウレタンゴム、エピクロルヒドリンゴム、SBS、熱可塑性エラストマー、ノルボーネンゴム、フロロシリコーンゴム、エチレンオキシドゴムなどが用いられる。導電性粒子あるいは半導電性粒子としては、カーボンブラック、亜鉛、アルミニウム、銅、鉄、ニッケル、クロム、チタニウムなどの金属、ZnO−Al23、SnO2−Sb23、In23−SnO2、ZnO−TiO2、MgO−Al23、FeO−TiO2、TiO2、SnO2、Sb23、In23、ZnO、MgOなどの金属酸化物が用いることができ、これらの材料は単独あるいは2種以上混合して用いてもよい。
抵抗層26cおよび保護層26dの材質としては、結着樹脂に導電性粒子あるいは半導電性粒子を分散し、その抵抗を制御したもので、抵抗率としては、10^3〜10^14(“^”はべき乗を示す)Ωcm、好ましくは10^5〜10^12Ωcm、さらに好ましくは10^7〜10^12Ωcmがよい。また膜厚としては、0.01〜1000μm、好ましくは0.1〜500μm、さらに好ましくは0.5〜100μmがよい。結着樹脂としては、アクリル樹脂、セルロース樹脂、ポリアミド樹脂、メトキシメチル化ナイロン、エトキシメチル化ナイロン、ポリウレタン樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリエステル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリビニル樹脂、ポリアリレート樹脂、ポリチオフェン樹脂、PFA、FEP、PETなどのポリオレフィン樹脂、スチレンブタジエン樹脂などが用いられる。
抵抗層26cおよび保護層26dの材質として用いられる導電性粒子あるいは半導電性粒子としては、弾性層26bと同様のカーボンブラック、金属、金属酸化物が用いられる。また必要に応じて、ヒンダードフェノール、ヒンダードアミンなどの酸化防止剤、クレー、カオリンなどの充填剤や、シリコーンオイルなどの潤滑剤を添加することができる。これらの層を形成する手段としては、ブレードコーティング法、マイヤーバーコーティング法、スプレーコーティング法、浸漬コーティング法、ビードコーティング法、エアーナイフコーティング法、カーテンコーティング法などを用いることができる。
帯電ロールクリーナ28は、軸体28aと、当該軸体28aの外周に設けられたクリーニング層28bを有する。軸体28aの材質としては、導電性を有するもので、一般には鉄、銅、真鍮、ステンレス、アルミニウム、ニッケルなどが用いられる。また、その他導電性粒子などを分散した樹脂成形品などを用いることができる。この点は、帯電ロール26用の軸体26aと同様である。
クリーニング層28bは、ポリウレタンフォーム、ポリエチレンフォーム、ゴムスポンジ、マイクロセルポリマー(商品名ポロン)、などの発泡性の弾性体材や、たとえば特開平07−140763号公報に記載のブラシ材が使用可能である。
<感光体ユニットの概要>
図2は、感光体ユニット3の概要を示した図(断面図)である。図のように、基本的には、クリーニング装置60のハウジングと帯電ロール26および帯電ロールクリーナ28のハウジングが同じ部材で構成されている。図1でも示したように、感光体ユニット3は、感光体10と、帯電ロール26、帯電ロールクリーナ28、ブレード機構62が、一体的に、筐体3aに組み込まれている。帯電ロール26を収容する筐体3aのクリーニングブレード62側の内壁面3bと帯電ロール26との間にクリーニングブレード62が配置される。感光体10と帯電ロール26とクリーニングブレード62とで囲まれた領域で空間3cが形成される。
帯電ロール26と帯電ロールクリーナ28は、図示しない支持部材によって筐体3aに回転可能に支持されている。クリーニングブレード62は、支持部材の一例であるブレードホルダ63に取り付けられ、ブレードホルダ63が筐体3aにネジで固定されている。
<粉体潤滑剤のスクレーパへの塗布方法>
図3および図3Aは、クリーニングブレード62に粉体潤滑剤を塗布する手法の一例を模式的に表した図である。ここで、図3は、感光体10側からクリーニングブレード62を見た平面図である。図3A(1)および図3A(2)は、図3に示した矢指方向から見た断面図である。図3A(1)および図3A(2)では、各部材の関係を理解しやすくするために、感光体ユニット3として組み立てた状態での感光体と帯電ロールとを点線で記載している。
電子写真プロセスで使用されるクリーニングブレード62の使用を開始する際には、クリーニングブレード62と感光体10表面の摩擦抵抗が大きいために起動しなかったり、クリーニングブレード62がめくりあがったりして、感光体10やクリーニングブレード62を損傷することがあることが知られている。一旦起動して電子写真プロセスが一巡すると、掻き落とされた現像材粒子(トナー)がクリーニングブレード62の潤滑剤として働くので、この問題は起こらない。
そこで、本実施形態でのクリーニング装置60においても、使用開始時の滑りよくするために、予め粉体潤滑剤をクリーニングブレード62に塗布しておく。ここで使用される粉体潤滑剤としては、たとえば、ポリフッ化ビニリデンやポリテトラフルオロエチレンなどの含フッ素ポリマーや、ポリメチルメタアクリレート(PMMA)などのアクリル系樹脂がある。
図3および図3A(1),(2)に示すように、ブレードホルダ63にクリーニングブレード62が取り付けられており、筐体3aのクリーニングブレード62近傍の3b側のクリーニングブレード62の先端部における感光体10と接触するエッジ部分(端部)であるブレード端部62aが、粉体潤滑剤を塗布する対象となる部分である。
図3に示すように、粉体潤滑剤を塗布すべきブレード端部62aに対して、帯電ロール26が収容されるハウジング(室)である筐体3aのクリーニングブレード62近傍の内壁面3b側となる方向から、筆(ブラシ)90を約30度から45度の角度(図中の矢印Aの方向)で当てて塗布をし、かつ、矢印Bの方向に移動をして、ブレード端部62aの全長に亘って粉体潤滑剤(たとえばPMMA)を塗布する。
感光体ユニット3を組立てる際には、筐体3aにクリーニングブレード62やブレードホルダ63を取り付けた状態、つまり帯電ロール26や帯電ロールクリーナ28を筐体3a内に装着する前に、前記の手法でクリーニングブレード62のブレード端部62aに粉体潤滑剤を潤滑剤保持部材の一例である筆180で筆塗りしていく。そして、粉体潤滑剤の塗布後に、帯電ロール26と帯電ロールクリーナ28を筐体3a内に装着する。クリーニングブレード62およびクリーニングホルダ63を筐体3aに組み込んだ状態でPMMAを塗布する場合には、筐体3aの配置から筆(ブラシ)の先端が帯電ロールが収容される側に配置されることがある。
ここで、クリーニングブレード62に粉体潤滑剤を塗布した場合、クリーニングブレード62に塗布された粉体潤滑剤が脱落することにより、クリーニング対象となる感光体10の表面を帯電させる帯電ロール26に、脱落した粉体潤滑剤が付着すると、その付着部分に対応する部分が帯電異常を起こし、装置稼働初期時には、印刷出力上に黒筋や白筋や色筋の筋状ノイズが発生し画質を悪くする。特に先述のように、粉体潤滑剤を塗布する筆(ブラシ)の先端が帯電ロール26が収容される側に配置されると、粉体潤滑剤を塗布する時に粉体潤滑剤が飛散し易い(ブラシ)の先端から帯電ロール26を収容するハウジングや、帯電ロール2と対抗するブレード端部62a以外の領域に付着しやすくなる。
本実施例においては、感光体ユニット3を組み立てる際には、図3A(2)に示すように、感光体ユニット3として組み立てたときに帯電ロールと対向しない側に筆(ブラシ)の先端が配置されるように粉体潤滑剤を塗布した後に、筐体3aにクリーニングブレード62やブレードホルダ63を取り付け粉体潤滑剤の塗布後に、帯電ロール26と帯電ロールクリーナ28を筐体3a内に装着することで、粉体潤滑剤を塗布するときに筆(ブラシ)の先端から飛散する粉体潤滑剤が帯電ロールに対して付着することを低減している。
粉体潤滑剤がクリーニングブレード62から脱落し、帯電ロール26に付着するメカニズムとしては、帯電ロール26とクリーニングブレード62との配置関係にも左右される。たとえば、クリーニングブレード62が感光体10の表面を帯電する帯電ロール26の上方(重力方向を下とする)に配置される際には、クリーニング装置60の内壁面またはクリーニングブレード62に付着した粉体潤滑剤が重力により落下して、帯電ロール26の表面に直接に付着することが考えられる。
また、たとえば図1に示す配置態様のように、クリーニング装置60の内壁面またはクリーニングブレード62の先端部の配置位置より上方(重力方向を下とする)に帯電ロール26が配置される場合は、クリーニング装置60の内壁面またはクリーニングブレード62に付着した粉体潤滑剤が重力により落下して帯電ロール26の表面に直接に付着することはないが、クリーニングブレード62の先端部に付着した粉体潤滑剤が感光体10との接触により剥離して感光体10上に落下、付着し、感光体10の回転により帯電ロール26へ運ばれ、帯電ロール26の表面を汚染することが考えられる。粉体潤滑剤をクリーニングブレード62の感光体10とのブレード端部62aブレード端部62aのみに塗布するのは困難であり、クリーニング装置60の内壁面やクリーニングブレード62のクリーニング端部62a以外の部分に付着することで、このようなことが発生すると考えられる。
そこで、本実施形態の帯電ロール26、帯電ロールクリーナ28、およびクリーニングブレード62は、クリーニングブレード62に塗布した粉体潤滑剤が脱落し、帯電ロール26に付着しても、極力、筋状のノイズの発生を防ぐ仕組みが採られている。その仕組みの基本的な考え方は、予め帯電ロール26に微量の粉体潤滑剤を塗布しておくものである。このようにすると、詳細は後述するが、たとえ帯電ロール26の表面にクリーニングブレード62から脱落した粉体潤滑剤が付着しようとしても、筋状ノイズの発生を抑制可能なことを見出したことに基づくものである。
予め帯電ロール26に微量の粉体潤滑剤を塗布しておく仕組みとしては、製品出荷前に帯電ロール26に微量の粉体潤滑剤を直接に塗布する第1の手法を採ってもよい。あるいは、製品出荷前に帯電ロールクリーナ28に微量の粉体潤滑剤を塗布しておき、画像形成装置1または感光体ユニット3の初期動作時の画像形成動作前に、帯電ロール26と帯電ロールクリーナ28とを接触した状態で回転させることで、帯電ロールクリーナ28側の粉体潤滑剤が帯電ロール26側に塗布され、帯電ロール26の表面に粉体潤滑剤が塗布された状態を形成する第2の手法を採ってもよい。第2の手法を採る場合、その制御は、たとえば装置の全体を制御する制御部80が行なう。
以下、本願発明者が見出した技術的な知見と、当該知見に基づく筋状ノイズ抑制の仕組みの第1の手法と第2の手法のそれぞれについて、具体的に説明する。
<基礎実験と技術的知見>
図4〜図8は、クリーニングブレード62から脱落した粉体潤滑剤が帯電ロール26に付着することに起因する筋状ノイズに関する実験結果と、当該実験結果に基づく技術的知見を説明する図である。ここで、図4は、実験に当たって、帯電ロール26に粉体潤滑剤が塗布された塗布部262(粉体潤滑剤のまぶし部)と粉体潤滑剤が塗布されていない非塗布部264(粉体潤滑剤の非まぶし部)を形成する手法を説明する図である。図5は、クリーニングブレード62から脱落後に帯電ロール26に付着する粉体潤滑剤の塊(ダマ)を説明する図である。図6および図7は、クリーニングブレード62から脱落した粉体潤滑剤の塊が付着されたものと等価の帯電ロール26を使用しての印字実験の結果を説明する図であり、図6は1回目の実験結果を示し、図7は2回目の実験結果を示す。図8は、実験結果の考察を説明する図である。
先ず、帯電ロール26への事前(通常の画像形成処理前を意味する)の潤滑剤塗布(以下簡単に「事前塗布」とも称する)を次のように行なう。事前塗布に使用される粉体潤滑剤としては、たとえば、ポリフッ化ビニリデン、ポリテトラフルオロエチレンなどの含フッ素ポリマーや、ポリメチルメタアクリレートなどのアクリル系樹脂の他に、カイナーやステアリン酸亜鉛などの、公知のものがある。本実験例では、ポリメチルメタアクリレート(PMMA)を使用した。
予め、筆やブラシを用いて帯電ロール26の約半分にPMMAを塗布する。あるいは、図4に示すように、予め媒体190(たとえば黒紙)上にPMMAを筆塗りし、その媒体190上に帯電ロール26の長手方向の約半分を置き、さらに自重で1回転、転がしてまぶしを行なう。本実験例では、PMMA塗布の効果を確認するために、図4に示す方式を採用し、帯電ロール26の約半分のみにPMMAをまぶした。このようにして、半分にPMMAを塗布した塗布部262、残りの半分にPMMAを塗布しない非塗布部264を意図的に作る。
さらに、図5に示すように、帯電ロールクリーナ28の帯電ロール26の塗布部262に対応する塗布対応部282と非塗布部264に対応する非塗布対応部284にそれぞれに、PMMAの塊(たとえば約φ0.5mm程度)を1個ずつ落とす。さらに、塗布部262および非塗布部264を有する帯電ロール26と塗布対応部282および非塗布対応部284にPMMAの塊を有する帯電ロールクリーナ28を、感光体ユニット3の筐体3aに収容する。帯電ロールクリーナ28上のPMMAの塊は、画像形成動作前に、帯電ロール26と帯電ロールクリーナ28とを接触した状態で回転させることで、帯電ロール26に転着される。
帯電ロール26の表面に粉体潤滑剤の一例としてPMMAの塊を直接落とさずに、帯電ロールクリーナ28の表面に粉体潤滑剤の塊を落とした理由は、帯電ロール26の表面に直接にPMMAを落とした塊が直ぐ離脱することが予想され、本実施形態の仕組みによる筋状ノイズ対策の効果を十分把握できないと考えられるからである。
このようにした感光体ユニット3を、図1に示す画像形成装置1に装着して絵出しを行なった。プリントは、A4サイズ全面マゼンタでハーフトーン(HT)30%の絵柄で行ない、そのときの筋の発生を観察した。プリントスピードはA4毎分15枚とした。なお、印字実験は2回行なった。
図6および図7は、その結果を示すものである。各図の(1)は、塗布部262と非塗布部264のそれぞれについての、ハーフトーン30%濃度推移の比較結果を示した図であり、横軸がプリント枚数、縦軸が濃度である。また、各図の(2)は、(1)の結果に基づき筋状ノイズをクラス分けして示した図であり、横軸がプリント枚数、縦軸が発生した筋(白筋、色筋)のグレードを示すものである。なお、(2)においては、白筋状のノイズの場合はマイナス(−)方向にグレードの大きくなる方向を示し、色筋状のノイズの場合はプラス(+)方向にグレードの大きくなる方向を示し、何れもグレードの絶対値が大きいほど筋状ノイズの視認レベルが大きい状態、つまり、画質の悪い状態を示す。
2回の実験結果から、次のことが言える。
1)PMMAの塗布部262および非塗布部264のどちらも、PMMAの塊を落とした所は、最初は白筋となる。
2)その後、プリント枚数が進むと、PMMAの塗布部262は、白筋が薄くなり、最後は消えてしまう。
3)一方、PMMAの非塗布部264は、白筋から色筋に代わり、そのまま色筋が消滅しない。
次に、図示を割愛するが、最初からPMMAの塊を帯電ロールクリーナ28に落とすのではなく、ある枚数プリント後に落としてから同様にして実験を行なった。具合的には、プリント100枚後に塗布部262(塗布対応部282)および非塗布部264(非塗布対応部284)それぞれに粉体潤滑剤の塊を落とし、筋の発生および遷移を見たものであるが、前述の最初から塊が存在した場合と同様の結果であった。
また、図示を割愛するが、粉体潤滑剤(PMMAなど)の事前塗布を帯電ロール26にではなく帯電ロールクリーナ28に対して、帯電ロール26に対しての場合と同様にして実験を行なった。つまり、帯電ロールクリーナ28の半分にPMMAを塗布した塗布部、残りの半分にPMMAを塗布しない非塗布部を意図的に作る。その後、図5に示したように、塗布対応部282の領域に相当する塗布部と非塗布部264の領域に相当する非塗布部にそれぞれに、PMMAの塊を1個ずつ落とす。さらに、塗布部および非塗布部を有し、それぞれにPMMAの塊を有する帯電ロールクリーナ28と新品の帯電ロール26を、筐体3aに収容する。
この後、このようにした感光体ユニット3を、図1に示す画像形成装置1に装着して、前述と同様にして絵出しを行ない筋の発生を確認した。なお、帯電ロールクリーナ28上の塗布部のPMMAやPMMAの塊は、画像形成動作前に、帯電ロール26と帯電ロールクリーナ28とを接触した状態で回転させることで、帯電ロール26に転着される。このような実験においても、同様な結果が得られた。
これより、帯電ロール26や帯電ロールクリーナ28へのPMMAの事前塗布は、PMMAの塊落下に起因する筋状ノイズの発生に対して、大きな効果を奏することが判った。この点について、さらに図8を参照して考察する。
<実験結果の考察>
図8は、実験後(走行後)の帯電ロール26における筋発生部に着目した図である。実験後の帯電ロール26の表面を確認したところ、以下の点が分った。
1)PMMAを事前に塗布した塗布部262は非塗布部264と比較して光沢がない。
2)PMMAの塊が付着していた部分(PMMAダマ部と称する)は、塗布部262および非塗布部264の何れも円形状に光沢(リング状フィルミングと称する)のある領域になっている。
3)PMMAダマ部のリング状フィルミングは、塗布部262の方が明確である。
これらのことから、帯電ロール26の表面に付着する粉体潤滑剤(ここではPMMA)が、印刷処理を繰り返すことで、光沢を呈するようになることが、筋状ノイズの発生に対する抑制効果に関係すると考えられる。このような現象については、たとえば、さらに以下の2つの観点から、その技術的な裏付け(根拠)があると考えられる。
1)第1の観点では、実験のように、予め帯電ロール26に粉体潤滑剤を塗布しておくと、帯電ロール26の表面に放電作用を妨げない程度の粉体潤滑剤の付着が均一に発生する。このPMMAの付着が起こると、帯電ロール26の表面に、PMMAの極薄い保護層(コーティング層)が形成されると考えられる。このPMMAの付着によるコーティング層の形成が起こると、この後に発生するクリーニングブレード62からの脱落に起因する粉体潤滑剤の多量の付着に対してバリアの役目となり、過剰な付着を防ぎ、結果として、筋の発生を抑制すると考えられる。このとき、帯電ロール26の清掃手段として機能する帯電ロールクリーナ28は、帯電ロール26の表面に粉体潤滑剤が付着する際の均一化を促進する役目を果たすと考えられる。コーティングとしての機能やその機能を阻害する作用度合いに着目すると、クリーニングブレード62から脱落する、つまり、クリーニングブレード62のブレード端部62aに塗布するものと同一の材料の粉体潤滑剤を予め塗布しておくことが好ましいと考えられる。
2)第2の観点では、実験のように、予め帯電ロール26に粉体潤滑剤を塗布しておくと、帯電ロール26の表面に放電作用を妨げない程度の粉体潤滑剤の付着が均一に発生する。このPMMAの付着が起こると、帯電ロール26の表面に、PMMAの極薄い撥水層が形成されると考えられる。このPMMAの付着による撥水層の形成が起こると、この後に発生するクリーニングブレード62から脱落し帯電ロール26の表面に付着しようとする粉体潤滑剤に対して、表面への付着を防止し、弾き飛ばして後流側に流し、後流側で除去してしまい、結果として、筋の発生を抑制すると考えられる。
もちろん、ここで示した筋状ノイズの発生に対する抑制効果に関係する技術的な裏付け(根拠)の考察は一例であるし、確定したものでもない。しかしながら、前記実験とその結果から分るように、帯電ロール26の表面に直接にもしくは帯電ロールクリーナ28を介して間接的に、予め粉体潤滑剤を塗布しておくと、初期動作時に印刷出力物上に発生する筋状に観察されるノイズが抑制されることは事実と考えてよい。
次に、前記の実験とその結果を踏まえて、帯電ロール26の表面に、予め粉体潤滑剤を塗布しておく手法について説明する。
<粉体潤滑剤の帯電ロールへの塗布方法:第1の手法>
帯電ロール26へ微量の粉体潤滑剤を塗布する方法の第1の手法は、製品出荷前に帯電ロール26に微量の粉体潤滑剤を直接に塗布するものである。その際には、前述の実験と同様に、予め、PMMAなどの粉体潤滑剤を筆やブラシを用いて帯電ロール26の全体に塗布する。筆やブラシの材質としては、たとえば、馬毛、豚毛、いたち、テン、狸、羊、などの動物のものから、アクリルやナイロンなどの化学繊維のものまで使用可能である。あるいは、図4に示したように、予め媒体190(たとえば黒紙)上にPMMAを筆塗りし、その媒体190上に帯電ロール26の長手方向の全体を置き、さらに自重で1回転、転がしてまぶしを行なってもよい。
あるいは、特開2006−58442号公報に記載のように、粉体潤滑剤を揮発性液体に混合させた液体を容器に収容し、容器に収容された液体に被塗布部材である帯電ロール26を浸漬させることによって、帯電ロール26の表面に粉体潤滑剤を塗布するようにしてもよい。このとき、粉体潤滑剤を揮発性液体に混合させた液体を収容した容器の温度を一定に保持した状態で、容器に収容された液体に帯電ロール26を浸漬させる。あるいは、温度を一定に保持した貯蔵容器に貯蔵された粉体潤滑剤を揮発性液体に混合させた液体を容器に流し込み、容器に収容された液体に帯電ロール26を浸漬させる。
<粉体潤滑剤の帯電ロールへの塗布方法:第2の手法>
帯電ロール26へ微量の粉体潤滑剤を塗布する方法の第2の手法は、製品出荷前に帯電ロールクリーナ28に微量の粉体潤滑剤を塗布しておく。因みに、帯電ロールクリーナ28へ微量の粉体潤滑剤を塗布する方法は、帯電ロール26へ微量の粉体潤滑剤を塗布する第1の手法を、そのまま同じように適用することができる。
画像形成装置1(つまり感光体ユニット3)の初期動作時の画像形成動作前に、帯電ロール26と帯電ロールクリーナ28とを接触した状態で回転させることで、帯電ロールクリーナ28側の粉体潤滑剤を帯電ロール26に転着(転写して塗布)させるものである。その制御は、たとえば制御部80が行なう。なお、この第2の手法は、帯電部材に潤滑剤を塗布する必要がある状態を検出したときに適用されるもので、たとえば、感光体ユニット3の交換時に、新しい感光体ユニット3が画像形成装置1の本体に対して装着される際に、感光体ユニット3が交換されたことを検知した際にも適用される。具体的には、感光体ユニット3が新品であることを検知したとき、感光体ユニット3の回転数、回転時間、駆動時間などが所定の閾値以下であるとき、インターロックが検知されたとき、着脱が検出されたとき、感光体ユニット3の記憶部に記憶されたIDが変化したときである。
初期動作時の画像形成動作前としては、たとえば、プロセスコントロールやレジストコントロールのためのパッチの作成や、クリーニングブレード62に粉体潤滑剤を供給するためのトナーバンドを形成する際が考えられる。もちろん、これは一例であり、少なくとも通常の画像形成処理前であればどの時点でもよく、この限りにおいて、前記パッチの作成やトナーバンドの形成の後でもよい。
あるいは、製品出荷前に帯電ロールクリーナ28に微量の粉体潤滑剤を塗布しておき、画像形成装置1(つまり感光体ユニット3)の初期動作時の画像形成動作前に、帯電ロール26と帯電ロールクリーナ28とを接触した状態で回転させることで、帯電ロールクリーナ28側の粉体潤滑剤が帯電ロール26側に転写され、帯電ロール26の表面に粉体潤滑剤が塗布された状態を形成する第2の手法を採ってもよい。
前記実施形態においては、クリーニングブレードに塗布したPMMAが帯電器に付着した場合の画像に対する影響を考慮してPMMAを塗布しているが、クリーニングブレードに対してたとえばステアリン酸亜鉛などの潤滑剤を追加して塗布することや、新品の帯電ロールのタック性の影響を低減するために外添剤などを追加することも考えられる。
また、現像ロールとスクレーパとが対向する領域に塗布した潤滑剤(たとえばPMMA)を塗布した場合も同様の課題が生じるが、現像ロールとスクレーパとが対向する領域に塗布した潤滑剤を帯電ロールに塗布する構成を採用することで同様の効果を得られる。
電子写真方式の画像形成装置の一構成例を示す図である。 感光体ユニットの概要を示した図である。 クリーニングブレードに粉体潤滑剤を塗布する手法の一例を模式的に表した図である。 クリーニングブレードに粉体潤滑剤を塗布する手法の一例を模式的に表した図である。 実験に当たって、帯電ロールに粉体潤滑剤の塗布部と非塗布部を形成する手法を説明する図である。 クリーニングブレードから脱落後に帯電ロールに付着する粉体潤滑剤の塊を説明する図である。 クリーニングブレードから脱落した粉体潤滑剤の塊が付着されたものと等価の帯電ロールを使用しての印字実験の結果(1回目)を説明する図である。 クリーニングブレードから脱落した粉体潤滑剤の塊が付着されたものと等価の帯電ロールを使用しての印字実験の結果(2回目)を説明する図である。 実験結果の考察を説明する図である。
符号の説明
1…画像形成装置、102…現像剤粒子、10…感光体(像保持体の一例)、180…筆、190…媒体、20…帯電装置、22…直流電源、24…交流バイス電源、26…帯電ロール、262…塗布部、264…非塗布部、26a…軸体、26b…弾性層、26c…抵抗層、26d…保護層、28…帯電ロールクリーナ(帯電清掃部材の一例)、282…塗布対応部、284…非塗布対応部284、28a…軸体、28b…クリーニング層、3…感光体ユニット(プロセスカートリッジの一例)、30…露光装置、32…レーザ光源、34…ポリゴンミラー、36…モータ、3a…筐体、3b…内壁面、3c…空間、40…現像装置、46…スクレーパ(層厚規制部材の一例)、50…転写装置、52…転写電源、54…転写ロール、60…クリーニング装置、62…クリーニングブレード(清掃部材の一例)、62a…ブレード端部、63…ブレードホルダ、70…定着装置、80…制御部

Claims (7)

  1. 像を保持する像保持体、前記像保持体表面に接触して前記像保持体表面を帯電する帯電部材、および、前記像保持体表面に接触して前記像保持体表面に残留する現像剤を清掃する清掃部材を一体的に画像形成装置本体に対して着脱可能とし、
    前記清掃部材と前記像保持体とが接触する領域に前記清掃部材に対する前記像保持体表面の移動を潤滑する潤滑剤が予め塗布されており、かつ、前記帯電部材の表面には前記潤滑剤が予め塗布されている
    ことを特徴とする像保持体ユニット。
  2. 像を保持する像保持体、前記像保持体表面に接触して前記像保持体表面を帯電する帯電部材、および、前記像保持体表面に接触して前記像保持体表面に残留する現像剤を清掃する清掃部材を一体的に画像形成装置本体に対して着脱可能であり、前記清掃部材の前記像保持体と接触する部分が前記帯電部材側となるように前記清掃部材が組み込まれている像保持体ユニットの組立て方法であって、
    前記像保持体ユニットに前記像保持体が組み込まれた時に前記清掃部材に対して前記像保持体の回転方向で上流側に向いている面と前記帯電部材に対向する面とから構成される辺に潤滑剤を保持する潤滑剤保持部材を接触させて潤滑剤を塗布する工程で、前記像保持体の回転方向で上流側に前記潤滑剤保持部材の先端を配置して潤滑剤を塗布する工程
    を有することを特徴とする像保持体ユニットの組立て方法。
  3. 像を保持する像保持体と、
    前記像保持体表面に接触して前記像保持体表面を帯電する帯電部材と、
    前記帯電部材で帯電された前記像保持体に電子写真方式で静電潜像を形成する潜像形成部と、
    前記像保持体に形成された静電潜像を現像する現像部と、
    前記像保持体に現像された像を転写部材へ転写する転写部と、
    前記像保持体表面に接触して前記像保持体表面に残留する現像剤を清掃する清掃部材と
    を備え、
    前記清掃部材と前記像保持体とが接触する領域に前記清掃部材に対する前記像保持体表面の移動を潤滑する潤滑剤が予め塗布されており、かつ、前記帯電部材の表面には前記潤滑剤が予め塗布されている
    ことを特徴とする画像形成装置。
  4. 像を保持する像保持体と、
    前記像保持体表面に接触して前記像保持体表面を帯電する帯電部材と、
    前記帯電部材を清掃する帯電清掃部材と、
    前記帯電部材で帯電された前記像保持体に電子写真方式で静電潜像を形成する潜像形成部と、
    前記像保持体に形成された静電潜像を現像する現像部と、
    前記像保持体に現像された像を転写部材へ転写する転写部と、
    前記像保持体表面に接触して前記像保持体表面に残留する現像剤を清掃する清掃部材と
    を備え、
    前記清掃部材と前記像保持体とが接触する領域に前記清掃部材に対する前記像保持体表面の移動を潤滑する潤滑剤が予め塗布されており、かつ、前記帯電清掃部材の表面には前記潤滑剤が塗布され、
    画像形成動作前に前記帯電清掃部材が前記帯電器に接触した状態で前記帯電器を回転させることで前記帯電部材の表面には前記潤滑剤が塗布されている
    ことを特徴とする画像形成装置。
  5. 像を保持する像保持体、前記像保持体表面に接触して前記像保持体表面を帯電する帯電部材、前記帯電部材表面に接触して前記帯電部材表面を清掃する帯電清掃部材、および、前記像保持体表面に接触して前記像保持体表面に残留する現像剤を清掃する清掃部材を一体的に画像形成装置本体に対して着脱可能で、前記清掃部材と前記像保持体とが接触する領域に前記清掃部材に対する前記像保持体表面の移動を潤滑する潤滑剤が予め塗布されており、かつ、前記帯電清掃部材の表面には前記潤滑剤が塗布されている像保持体ユニットと、
    前記帯電部材で帯電された前記像保持体に電子写真方式で静電潜像を形成する潜像形成部と、
    前記像保持体に形成された静電潜像を現像する現像部と、
    前記像保持体に現像された像を転写部材へ転写する転写部と、
    前記帯電部材に前記潤滑剤を塗布する必要がある状態を検出したときに、前記帯電清掃部材が前記帯電器に接触した状態で前記帯電器を回転させることで前記帯電部材の表面には前記清掃部材の前記像保持体と接触する領域に塗布した潤滑剤を含む剤を塗布する制御部と
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  6. 像を保持する像保持体、前記像保持体表面に接触して前記像保持体表面を帯電する帯電部材、前記像保持体表面に現像される現像剤を保持する現像剤保持体、および、前記現像剤保持体表面に保持される現像剤の層の厚さを規制する層厚規制部材を一体的に画像形成装置本体に対して着脱可能とし、
    前記画像形成装置に装着前には、前記現像剤保持体と前記層厚規制部材とが対向する領域に潤滑剤が塗布されており、かつ、前記帯電部材の表面には前記現像剤保持体と前記層厚規制部材とが対向する領域に塗布した潤滑剤を含む剤が塗布されている
    ことを特徴とする像保持体ユニット。
  7. 像を保持する像保持体、前記像保持体表面に接触して前記像保持体表面を帯電する帯電部材、前記帯電部材表面に接触して前記帯電部材表面を清掃する帯電清掃部材、前記像保持体表面に現像される現像剤を保持する現像剤保持体、および、前記現像剤保持体表面に保持される現像剤の層の厚さを規制する層厚規制部材を一体的に画像形成装置本体に対して着脱可能とし、
    前記画像形成装置に装着前には、前記現像剤保持体と前記層厚規制部材とが対向する領域に潤滑剤が塗布されており、かつ、前記帯電清掃部材の表面には前記現像剤保持体と前記層厚規制部材とが対向する領域に塗布した潤滑剤を含む剤が塗布されている
    ことを特徴とする像保持体ユニット。
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