JP5390080B2 - 医用画像表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、医用診断画像を読影する際に用いられる医用画像表示装置に係り、特に撮影された画像の異常領域を複数の領域に区分し、各々の領域を異なる表示形態で表示して読影を容易にした医用画像表示装置に関する。
一般に、病院等の機関では、X線CT装置やX線撮影装置等の医用画像診断装置で撮影して得た画像情報を、ネットワークに接続された医用画像サーバに保管・管理し、医師等が必要に応じて画像観察端末等を通じて医用画像サーバにアクセスし、画像情報を画像観察端末に表示して観察できるようにしている。
ところで、肺がん等の疑いを持つ患者に対するCT検査にあっては、1回のCT検査では結節(腫瘤)が悪性か良性かの判断がつかない場合が多く、数ヶ月後に再度CT検査を行い、結節領域の変化を調べるようにしている。これは、時間経過によって結節領域に拡大傾向が見られた場合、悪性と判断する重要な材料となるためであり、肺がんの診断では時間を追った結節領域の体積の比較が、鑑別診断において重要な役割を持つ。
このような結節領域の変化を調べる方法としては、目視で比較する方法のほかに、直径や体積値の変化を調べる方法が用いられている。この方法は客観的な指標として重要である。
また特許文献1には、筒状構造に沿って組織種別を解析するための装置及び方法について記載されており、画像中の特定領域を複数の領域に分類し色分けして表示する例が示されている。この例では、血管中心の連結領域を抽出し、画素値により複数の領域に分類している。
特許文献1の例では、複数の領域の判別に閾値処理を用いているが、肺の結節領域は高輝度領域が血管と連続していることが多いため、このような閾値処理では血管を結節領域と誤認識してしまうため、正確な体積を提示できないという問題がある。
一方、肺がんのCT検査では、結節領域を判断する際、結節全体のみならず、ソリッド(Solid)領域の拡大の有無も重要な判断材料となり、上記従来の方法及び特許文献1の例では、このような判断材料を提示できないという欠点がある。
CT画像では、空気は−1000HU、肺の実質領域は−900〜−700HU、胸壁,心臓,血管などは0付近のCT値を持つ。また結節領域の画素値を凡そ分類すると−800〜−300のGGO領域、−500から0付近のソリッド領域、−1000〜−600付近の空気領域に分類される。
尚、GGO (Ground Glass Opacity) 領域は、すりガラス状の半透明の画像領域である。またソリッド(Solid:充実性)領域は、結節の本体部分である。またHUは、CT値(Hounsfield Unit)を表す。
しかしながら、従来及び特許文献1に記載の例では、血管とGGO領域の画素値が重複する等の理由から、GGO領域とソリッド領域を正確に区分して表示することができないという不具合があった。また複数の領域の判別に閾値処理を用いた場合、ソリッド領域の中に複数の泡状の小孔が形成されるという不具合もある。
特開2006−110341号公報
CT検査における結節領域の判断では、結節全体の変化を診るだけではなく、ソリッド領域の拡大の有無も重要な判断材料であるが、GGO領域、ソリッド領域を区分して表示することができないという欠点があった。
本発明は、上記事情に鑑み、結節領域を複数の領域に分離して表示し、それぞれの体積を提示することにより、読影を容易にした医用画像表示装置を提供することを目的とする。
請求項第1記載の本発明の医用画像表示装置は、医用画像撮影部によって取得した撮影画像のうち観察対象部分の画像から、核領域を含む注目領域の画像を抽出する第1の領域抽出部と、前記抽出された注目領域の画像から前記抽出処理によって派生して生成される付随領域の画像を抽出する第2の領域抽出部と、前記第1の領域抽出部によって抽出した注目領域の画像から前記付随領域の画像を除去する付随領域除去部と、前記付随領域の画像が除去された前記注目領域の画像を、前記核領域を含む複数の異常構造領域に区分して、それぞれの異常構造領域の体積値を算出するとともに、前記付随領域の体積値を算出する体積算出部と、前記体積算出部で算出したそれぞれの領域の体積値を表示する表示部と、を具備してなることを特徴とする。
本発明では、結節の複数の領域を区分して識別可能に表示することができ、また各々の領域の体積値を画像上で提示することができ、診断する上で正確に良性悪性を判断することができる。
以下、この発明の一実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明の医用画像表示装置が適用された医用システムの構成を示す構成図である。
図1の医用システムは、医用画像診断装置として、X線CT装置100、X線撮影装置200等のモダリティがネットワークNWに接続され、このネットワークNWには医用画像データを保管するファイルサーバ300が接続されている。さらにネットワークNWには入出力端末400、画像観察端末500等が接続されている。
X線CT装置100、X線撮影装置200は、医用画像を生成するものであり、画像観察端末500はファイルサーバ300に保管された医用画像データや患者情報を取り込んで処理し、各種の情報を表示するものである。また入出力端末400は、ネットワークNW上の各装置にログインして情報の入出力を行うPC(Personal Computer)である。
図1のシステムにおいて、医師は、入出力端末400を利用して例えば放射線検査のオーダを出し、技師は、オーダに基づきX線CT装置100等のモダリティを操作して検査を実施し、これらモダリティで撮影された医用画像データは、ファイルサーバ300に格納される。またファイルサーバ300には、患者ID、患者名、年齢、性別、検査部位等の付帯情報が付されて保存され、付帯情報を基に検索が可能になっている。
また画像観察端末500は、例えば、医用画像リストや患者リストの作成処理のほか、ユーザ(医師、技師等)の要求によって医用画像データ等の各種情報を表示部に表示する。
画像観察端末500は、表示部501、入力部502、及びデータ処理部503を有し、X線CT装置100等で取得した画像データを処理して、結節部を表示する際に、結節に接続する血管等の正常構造を切り離して表示し、結節を複数の区分された領域に分割して重畳表示する。また、それぞれの領域毎の体積値を数値表示する点に特徴がある。データ処理部503によるデータ処理の詳細については、後述する。
図2は、X線CT装置100の一実施形態を示す全体構成図である。図2において、X線CT装置100は、架台(ガントリ)11を有し、この架台11内には回転リング12が設けられ、図示しない回転機構によって回転する。回転リング12内には、有効視野領域内に載置された被検体Pに対してX線を発生するX線管13が取り付けられている。
また、X線管13に対向して放射線検出器14が配置されており、回転リング12の中心部分は開口して、そこに寝台の天板15に載置された被検体Pが挿入される。被検体Pを透過したX線は放射線検出器14で検出されて電気信号に変換され、データ収集部(以下DASと称す)16で増幅され、デジタルデータに変換される。
DAS16からのデジタルデータ(投影データ)は、非接触データ伝送装置17を介してコンピュータシステム20に伝送される。また、架台11には、架台駆動部18及びスリップリング19が設けられている。
コンピュータシステム20はコンソールに設けられ、非接触データ伝送装置17からの投影データは、前処理部21に供給される。前処理部21では投影データに対してデータ補正等の前処理を行いバスライン201上に出力する。
バスライン201には、システム制御部22、入力部23、データ記憶部24、再構成処理部25、画像データ処理部26、表示部27等が接続されている。
システム制御部22はホストコントローラとして機能し、コンピュータシステム20の各部の動作や、架台駆動部18及び高電圧発生部28を制御する。データ記憶部24は断層画像等のデータを記憶するものであり、再構成処理部25は投影データから3D画像データを再構成する。画像データ処理部26はデータ記憶部24に保存されたデータ、または再構成したあとの画像データを処理する。表示部27は画像データ処理によって得られた画像等を表示する。
入力部23はキーボード、マウス等を有し、ユーザ(医師、オペレータ等)によって操作され、データ処理する上で各種の設定を行う。また、患者の状態や検査方法等の各種情報を入力するものである。
高電圧発生部28は、スリップリング19を介してX線管13に電力を供給し、X線の曝射に必要な電力(管電圧、管電流)を与える。X線管13は、被検体Pの体軸方向に平行なスライス方向Sと、それに直交するチャンネル方向Cの2方向に広がるビームX線を発生する。
また、バスライン201には、ネットワークインターフェース29が設けられ、X線CT装置100はネットワークNW(図1)に接続可能になっている。
X線CT装置100によって撮影した画像データは、画像観察端末500によって処理され、結節等の画像を表示部501に表示することができる。
画像観察端末500のデータ処理部503は、例えば胸部CT検査のためのソフトウェアに基づいて動作し、結節に接続する血管などの正常構造の切り離し処理や、閾値処理等により結節を複数の領域に区分する分離処理、及び複数の領域に区分された結節を異なる色等で識別して重畳表示するとともに、それぞれの領域毎の体積値を数値表示する表示処理、を実行可能である。
即ち、本発明の医用画像表示装置では、結節領域(注目領域)を複数の異常構造領域、即ちソリッド領域、GGO領域、突起領域に区分し、各々の異常構造領域を画像上で識別表示し、さらに結節の各領域の体積値を提示することかできる。
図3(a)は、肺がん診断において取得した注目領域の画像の一例を示した図であり、患者の肺部分の結節と思われる部位を拡大して示したものである。CT画像では、空気は−1000HU、肺の領域は−900〜−700HU、胸壁,心臓,血管などは0付近のCT値を持つ。また結節領域は、画素値で区分すると、−500から0付近の核領域(ソリッド領域)31と、−800〜−300のGGO領域32と、−1000〜−600付近の空気領域33に分類される。尚、ソリッド領域31内又はGGO領域32内には、孔領域34,35が見受けられる。
孔領域34は例えば気管支等の孔であり、孔領域35は、閾値処理によって派生して生じた小孔である。GGO領域32はCT値が均一でないために、所定の閾値によって領域を分離した際に小孔が付随領域として散在する。またソリッド領域31には線状構造体である血管36が含まれる。これは血管とGGO領域の画素値が重複するためである。
また結節の中には、ソリッド領域31のみから成りGGO領域を持たないものが多い。このような結節では、図3(b)で示すように、実際にはGGO領域が存在しないにもかかわらず、閾値処理の結果、それに派生してソリッド領域31の周りに薄い面状にぼやけた付随領域37(面構造)が形成されてしまう。これは、ソリッド領域31と肺実質領域の境界部がその中間の画素値を持っていることに起因する。
図3(c)は、結節領域をCT値で示すグラフの一例であり、CT値を横軸にとり、画素数を縦軸にとって示す図である。結節領域は、ソリッド領域(−500から0付近)と、このソリッド領域と空気領域(−1000〜−600付近)の2つの閾値に挟まれたGGO領域(−800〜−300)に分類される。
図4は、データ処理部503の動作を説明するフローチャートと、表示画面の一例を示した説明図である。
図4(a)のフローチャートにおいて、ステップS1は、結節の位置を特定する位置決定ステップである。このステップでは、従来から提案されているCAD技術により、肺がんの候補である結節領域の位置を特定する。
医師はこれらの結節領域が正常構造であるか異常構造であるか、また異常であれば良性であるか悪性であるかを判断し、その判断結果に基づいて今後どのような検査・治療を実施すべきか等を決定していく。このステップS1では、医師が目視で画像上の結節の位置を見つけ、マウスでポイントして位置を特定するようにしても良い。
次のステップS2は、閾値の決定ステップである。最も単純には、次の2つの固定した閾値Tgl,Tslを用いる。
Tglは、GGO領域の下限の閾値であり、例えば−700HUに設定する。また、Tslは、ソリッド領域の下限の閾値であり、例えば−300HUに設定する。こうしてソリッド領域下限閾値(Tsl)とGGO領域下限閾値(Tgl)を設定することにより、ソリッド領域、GGO領域、空気領域の3領域に分割することができる。
あるいは、固定値(例えば0)とTglを固定比率で分割してTslを設定しても良い。例えばTslを0とTglの中間(Tsl=Tgl/2)とする。この方法は、高速に閾値を決定でき、分割精度もある程度満足できるものであり実用的に有意義である。
尚、より高度な分割方法として、CADなどに用いられる各種手法、例えばP-tile thresholding法、Mode method法、Optimal threshold法等を用いることもできる。
次のステップS3は、結節領域の抽出ステップであり、ステップS2で決定した閾値を用いて、結節領域をソリッド領域、GGO領域、孔領域に分割する処理を行う。結節領域の抽出ステップS3の詳細フローについては後述する。
ステップS4は、抽出した各領域の体積をカウントするステップであり、ステップS5は、ステップS4でカウントした体積値を表示するステップである。
これにより、ソリッド領域、GGO領域、孔領域、突起領域(spicula)の体積および全体体積を求めることができる。尚、突起(spicula)は、結節の発生過程においてソリッド領域から周囲に向かって成長して生じる異常線状構造である。これらの体積計測結果は例えば図4(b)で示すように表示される。
さらに、ステップS6はステップS3で抽出した各領域をそれぞれ識別可能に表示するステップである。例えば図4(c)で示すように、複数の異常構造領域、即ちソリッド領域、GGO領域、突起領域ごとに色分けして表示することができる。こうして、結節の各区分の抽出結果を色で表示することにより、目視で確認できるようになる。また、色分け表示と体積値表示を併せて表示すればより有効である。
次に図4(a)のステップS2,S3の詳細な動作を図5のフローチャートを用いて説明する。図5は、閾値を用いて結節領域をソリッド領域、GGO領域、孔領域等に分割する処理フローを示したものである。
図5において、ステップS10はX線CT装置100で撮影した画像データを取得するステップであり、ステップS11は第1の閾値処理を行う。第1の閾値処理では、ステップS12で決定されたGGO領域下限閾値Tgl(例えば−700HU)を用いて、画素値V≧Tglの領域を抽出する。この処理で注目領域の画像、即ち凡その結節領域全体が抽出される。ステップS12は、図4のステップS2に相当する。
ステップS13では、血管・気管支壁の切り離し処理を行う。第1の閾値処理ステップS12で抽出した領域には、血管などの線状構造体が含まれ、その一部は結節本体と連結しているものもある。一方、類似の線状構造体であるが結節に連結する異常構造(前述した突起)が存在する場合もある。ステップ13ではこれら線状構造を分類し、異常でないと判断される線状構造を取り除く。詳細は後述する。
次にステップS14では、第2の閾値処理を行う。ステップS14では、結節全体からソリッド候補領域を得るために、血管・気管支壁の切り離し処理ステップS13で得られた領域のうち、画素値V<Tslの領域を抽出する。TSlは例えば−300HUである。
ステップS14の閾値処理により、画素値V<Tslの領域は、ソリッド候補領域Aとして抽出され(ステップS15)、画素値V≧Tslでない領域は、GGO候補領域Aとして抽出される(ステップS16)。
またステップS17では、肺領域の抽出処理が行われる。肺領域の抽出は、胸部CT画像の中から胸壁内部の肺の存在する領域を抽出する。肺領域の抽出に関しては、例えば「Shiying Hu et al., Automatic Lung Segmentation for Accurate Quantitation of Volumetric X-Ray CT Images, IEEE TRANSACTIONS ON MEDICAL IMAGING, VOL. 20, NO. 6, JUNE 2001」に記載されている。
次のステップS18では、ソリッド候補領域Aと肺領域の論理積をとり、肺領域にあるソリッド候補領域Bを抽出する(ステップS20)。胸壁や心臓などはソリッド領域と同程度の画素値をもち、ソリッド候補領域Aに含まれてしまっているが、本処理により、これらを取り除くことができる。またステップS19も同様に、GGO候補領域Aと肺領域の論理積をとり、肺領域にあるGGO候補領域Bを抽出する(ステップS21)。
尚、これらの論理積処理(ステップS18,S19)は、第1の閾値処理ステップS11の直後に適用することも可能であり、領域抽出の品質は同等である。
次のステップS22,S23は、小孔除去のステップである。特にGGO領域は、画素値の均一性が低く、閾値処理の結果、小さな孔が派生して生じることが多い。ステップS22,S23では、このような小孔除去処理を行う。最も簡単な方法は、膨張処理(dilation)と、縮小処理(erosion)を利用して実行することができる。
例えば、図6(a)で示すように、GGO領域32に複数の小孔領域35が生じている場合、この画像を膨張(太らせ)処理することにより、図6(b)で示すように、小孔は周囲から埋められ小孔が除去される。膨張処理させる距離としては、1画素程度の小さな距離だけ膨張させる。これにより、気管等の大きな孔は埋まることなく再現できる。ただし、この方法では元の画像に対して外形が若干変形する。
そのため、図7に示すような小孔除去手法を用いても良い。即ち、図7(a)で示すように、GGO領域32に複数の小孔領域35が生じている場合、この画像を膨張処理することにより、小孔は周囲から埋められ、図7(b)で示すように小孔が除去される。
さらに膨張処理後、図7(c)のように元の画像よりも小さくなるように縮小処理を行う。そして元の画像(a)と縮小画像(c)の論理和を取ることにより図7(d)で示すような小孔の除去された画像を得ることができる。図7の小孔除去処理によれば、膨張、縮小処理により変形した外形を復元できるため、より正確な体積計測が可能になる利点がある。
こうして、ソリッド候補領域Bから小孔領域が除去された領域は、ステップS24においてソリッド領域と判定される。またGGO候補領域Bから小孔領域が除去された領域は、次の面構造除去ステップS25において面構造が除去され、次のステップS26においてGGO領域と判定される。
結節の中にはソリッド領域31のみからなり、GGO領域32を持たないものが多いが、閾値処理の結果、図3(b)で説明したようにソリッド領域31の周りに薄い面状にぼやけた領域37(面構造)が形成されてしまう。面構造除去ステップS25は、この面構造を除去するステップである。
面構造除去ステップS25は、先ずソリッド候補領域Bから小孔除去した領域Cと、GGO候補領域Bから小孔を除去した領域Dの和領域を求める(これを領域Eとする)。次に領域Eに対して縮小処理(erosion)と、膨張処理(dilation)を実施する(これを領域Fとする)。尚、この際、膨張の距離を縮小の距離より大きくする。そして、領域Fのうち、ソリッド候補領域Bの小孔除去領域Cに含まれない領域を求める。これにより、面構造を除去することができる。こうして得られた領域が最終的なGGO領域である。
また小孔除去ステップS22のあとは、孔抽出ステップS27に進む。孔抽出ステップS27では、小孔除去と同様の方法を用いて、孔を除去し、除去した孔の部分を抽出する。これは、図7の(a)と(d)の差分をとることに相当する。膨張処理(dilation)させる距離としては小孔除去の際よりも大きな値を用いるとよい。
次のステップS28では、孔の種別を判定する。臨床上CT画像の結節領域に見られる孔には、様々なタイプがあり、それぞれ悪性を示唆するものや良性を示唆するものがある。従って単に孔があることだけではなく、孔の種別を区別することが重要である。
ステップS28では孔の種別を図8の基準により判定する。例えば、孔に含まれる画素の平均画素値と体積値によって孔の種別を判別する。
図8は、平均画素値をTa以上Tb未満と、Tb以上Tc未満に区分し、体積値をVa以上Vb未満と、Vb以上Vc未満に区分し、それらのマトリクスにより、孔領域1、孔領域2、孔領域3を種別する例を示している。
例えば空洞であれば、空気であるため小さな画素値を有し、泡沫状の気泡であれば空洞よりも高い画素値を有するため、画素平均値から孔の種類を判別できる。また体積値の大きさから気管支等を判別することができる。
こうしてステップS29,S30では、孔の種別(例えば孔領域1、孔領域2)を判別し、図4のステップS4,S5を介して孔の体積値を表示部に表示する。図4(b)では、Volume of air in solidとして表示されている。
次に図5のステップS13の血管・気管支壁の切り離し処理について詳細に説明する。
ステップS13では、基本的に血管あるいは気管支壁(正常線状構造)と、結節の異常線状構造(突起)とを区別し、正常線状構造を結節領域から切り離す処理を行う。
つまり、異常線状構造である突起は、結節と連結しており、結節から一定の長さ以内にある。逆に、正常線状構造は結節と連結しないか、連結しても一定長さを超えるという判定基準を基に異常線状構造の区別と、正常線状構造の結節領域からの切り離し処理を行う。
上記の判定基準は、経験から導出したものであり、異常線状構造は結節の発生過程で生じ、結節から周囲に向かって成長すること、及びその成長の長さはほとんど一定値を超えないという経験則に基づいている。
この判定基準に従って正常線状構造(血管等)を結節領域から切り離す具体的な方法を図9、図10を用いて説明する。
図9(a)は、結節の候補領域を抽出した図である。斜線を施した部分41は結節部分であり、結節から成長した突起42が複数ある。また結節41に連結した血管43がある。図9(b)では、結節41に連結した領域を領域a〜領域dとして示している。
次に領域a〜領域dが、突起42であるか、血管43であるかを判別するため、モーフォロジーフィルタを適用して結節領域を設定する。即ち、図9(b)の太線51の内部領域を設定する。太線で示される領域51は結節の本体領域より若干大きめになるように設定すると良い。
次に図9(c)で示すように、太線51の領域を球52(又は楕円体)等で近似し、その半径を求める。楕円体の場合は3つの半径を求める。さらに求めた半径に一定値を加えた球53(又は楕円体)の領域を求める。
そして、領域a〜領域dの内、突起42の成長の長さはほとんど一定値を超えないため、球53(又は楕円体)よりも外にある部分(領域d)は血管であると判断し、球52と球53の範囲内にある部分(領域a〜領域c)は突起と判断する。
次に、球53(又は楕円体)の外の部分に存在する領域(領域d)を求め、その領域をもとの領域(図9(a))から削除する。これによって図9(d)に示すように結節41とそれに連結する突起42のみを抽出することができる。
図10は、正常線状構造(血管等)を結節領域から切り離す別の方法を示している。図10(a)は、結節の候補領域を抽出した図である。斜線を施した部分41は結節部分であり、結節から成長した突起42が複数ある。また結節41に連結した血管43がある。また図10(b)では、結節41に連結した領域を領域a〜領域dとして示している。
次に領域拡張法を用い、結節本体領域の外の部分の長さを判定する。これは、先ず図9(b)と同様に太線51の内部領域を設定し、太線51の内部領域を求める。そして、太線51に接する領域をシードとし、シード領域に連結する部分の距離を求めていく。図10(b)では矢印で示すシード領域からの距離を10mm単位で示しており、領域a〜dの内、所定距離以上の領域(領域d)があれば血管領域として削除する。
これによって図10(c)に示すように結節41とそれに連結する突起42のみを抽出することができる。
こうして、結節に連結する異常構造領域(突起)を削除することなく、血管や気管支などの正常構造を削除することが可能になり、あとは図5のステップS14以降の処理により、結節領域をソリッド領域、GGO領域、孔領域に区分して抽出することができる。
また、図5のステップS24のあとに突起領域の抽出ステップS31を設けることにより、突起領域を区分する。ステップS31では、図9(c)又は図10(c)の画像から太線領域51の外にある領域を突起領域として抽出する。尚突起領域の抽出は、論理積ステップS18の後段にて行うこともできる。
そして、ソリッド領域、GGO領域、孔領域、突起領域を識別可能に(例えば異なる色を用いて)表示することにより、図4(c)のように各領域の変化を的確に把握することが可能となる。また併せて、各領域の体積値を図4(b)のように表示することにより、数値で体積変化を観察することができ、より一層診断を容易に行うことができる。
例えば、結節41に接続する突起42が成長したり太さが増えたり、本数が増加する現象は、悪性の結節を示唆するが、本発明によれば、数ヶ月の後に撮影した画像での体積変化を図と数値で知ることができる。従って、良性/悪性をより正しく判定することができる。
特に、図4(b)では、突起部分の体積が"Volume of spicula"の項目として表示されるため、全体の体積を比較するよりも、突起部分の体積の増加がより明確な差となって表れ、良性/悪性の判定を助けることができる。当然のことではあるが、図4(b)で示す各領域の体積値は、図4(c)で色表示した各領域に対応したものでなければならない。
また、数値表示としてはdoubling rateを表示しても良い。doubling rateは、突起42の体積が2倍になるのに要する日を表すもので、この数値を利用すれば良性/悪性をより早く判定することができる。
尚、図4(c)の色表示は、原画像に半透明で重畳表示することもできる。具体的には、画像のグレイスケール値と各色のRGB値を、例えば1対1でブレンドすることで半透明表示とすることができ、抽出の間違いを発見することが容易になる。
このように、本発明の実施形態では、結節の複数の領域を分離して識別可能に表示することができる。また各々の領域の体積値を画像上で提示することができ、診断する上で正確に良性悪性を判断できるようになる。
また、図2のX線CT装置100の画像データ処理部26に、画像観察端末500のデータ処理部503と同様の機能を持たせてもよい。これにより、図2の表示部27を用いて図4(b),(c)の医用画像を観察可能な医用画像診断装置を提供することができる。尚、以上の説明した実施形態に限られず、特許請求の範囲を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。
本発明の一実施形態に係る医用画像表示装置が適用された医用システムを示すシステム構成図。 同医用システムに用いられるX線CT装置を示すブロック図。 本発明の動作説明に係る結節領域の説明図。 本発明の一実施形態に係る医用画像表示装置の動作を説明するフローチャート及び表示画面の一例を示す説明図。 同実施形態に係る医用画像表示装置の動作をより詳細に説明するフローチャート。 同実施形態に係る医用画像表示装置の小孔除去の動作を説明する説明図。 同実施形態に係る医用画像表示装置の小孔除去の別の動作を説明する説明図。 同実施形態に係る医用画像表示装置の孔領域の判定基準の一例を説明する説明図。 同実施形態に係る医用画像表示装置の結節と血管の分離動作の一例を説明する説明図。 同実施形態に係る医用画像表示装置の結節と血管の分離動作の他の例を説明する説明図。
符号の説明
100…X線CT装置(医用画像診断装置)
500…画像観察端末装置(医用画像表示装置)
501…表示部
502…入力部
503…データ処理部
13…X線管
14…X線検出器
15…天板
16…データ収集部
17…データ伝送装置
22…システム制御部
23…入力部
24…データ記憶部
25…再構成処理部
26…画像データ処理部
27…表示部
28…高電圧発生部
29…ネットワークインターフェース

Claims (5)

  1. 医用画像撮影部によって取得した撮影画像のうち観察対象部分の画像から、核領域を含む注目領域の画像を抽出する第1の領域抽出部と、
    前記抽出された注目領域の画像から前記抽出処理によって派生して生成される付随領域の画像を抽出する第2の領域抽出部と、
    前記第1の領域抽出部によって抽出した注目領域の画像から前記付随領域の画像を除去する付随領域除去部と、
    前記付随領域の画像が除去された前記注目領域の画像を、前記核領域を含む複数の異常構造領域に区分して、それぞれの異常構造領域の体積値を算出するとともに、前記付随領域の体積値を算出する体積算出部と、
    前記体積算出部で算出したそれぞれの領域の体積値を表示する表示部と、
    を具備してなる医用画像表示装置。
  2. 前記複数の異常構造領域のうち前記核領域は、結節のソリッド(Solid)領域であり、他の異常構造領域としてGGO(Ground Glass Opacity)領域、及び前記核領域から成長した突起領域を含むことを特徴とする請求項1記載の医用画像表示装置。
  3. 前記付随領域は、前記第1の領域処理部での抽出処理によって形成される孔領域であることを特徴とする請求項1記載の医用画像表示装置。
  4. さらに、前記孔領域の画素値及び体積値をもとに前記孔領域の種類を判定する判定部を有することを特徴とする請求項3記載の医用画像表示装置。
  5. 前記体積算出部は、前記核領域に連結する所定の長さ以内の線状構造体を前記突起領域と判別し、この突起領域の体積値を算出することを特徴とする請求項2記載の医用画像表示装置。
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