JP5390041B1 - 未延伸フッ素樹脂繊維及び延伸フッ素樹脂繊維並びに未延伸フッ素樹脂繊維の製造方法及び延伸フッ素樹脂繊維の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】(A)テトラフルオロエチレン/フルオロアルコキシトリフルオロエチレン共重合体を、溶融紡糸することにより得られる未延伸フッ素樹脂繊維であり、該(A)テトラフルオロエチレン/フルオロアルコキシトリフルオロエチレン共重合体のメルトフローレートが60g/10分以上であり、該未延伸フッ素樹脂繊維の繊維径が19μm以下であること、を特徴とする未延伸フッ素樹脂繊維。
【選択図】図1
Description
該(A)テトラフルオロエチレン/フルオロアルコキシトリフルオロエチレン共重合体のメルトフローレートが60g/10分以上であり、
該未延伸フッ素樹脂繊維の繊維径が19μm以下であること、
を特徴とする未延伸フッ素樹脂繊維を提供するものである。
該(B)造核剤を0.01〜10.0質量%含有するテトラフルオロエチレン/フルオロアルコキシトリフルオロエチレン共重合体組成物のメルトフローレートが60g/10分以上であり、
該未延伸フッ素樹脂繊維の繊維径が19μm以下であること、
を特徴とする未延伸フッ素樹脂繊維を提供するものである。
該(A)テトラフルオロエチレン/フルオロアルコキシトリフルオロエチレン共重合体のメルトフローレートが60g/10分以上であること、
を特徴とする未延伸フッ素樹脂繊維を提供するものである。
該(B)造核剤を0.01〜10.0質量%含有するテトラフルオロエチレン/フルオロアルコキシトリフルオロエチレン共重合体組成物のメルトフローレートが60g/10分以上であること、
を特徴とする未延伸フッ素樹脂繊維を提供するものである。
該(A)テトラフルオロエチレン/フルオロアルコキシトリフルオロエチレン共重合体のメルトフローレートが60g/10分以上であり、
該未延伸フッ素樹脂繊維の繊維径が19μm以下であること、
を特徴とする未延伸フッ素樹脂繊維である。
該(B)造核剤を0.01〜10.0質量%含有するテトラフルオロエチレン/フルオロアルコキシトリフルオロエチレン共重合体組成物のメルトフローレートが60g/10分以上であり、
該未延伸フッ素樹脂繊維の繊維径が19μm以下であること、
を特徴とする未延伸フッ素樹脂繊維である。
本発明の第三の形態の未延伸フッ素樹脂繊維は、(A)テトラフルオロエチレン/フルオロアルコキシトリフルオロエチレン共重合体を、溶融紡糸することにより得られる未延伸フッ素樹脂繊維である。
本発明の第四の形態の未延伸フッ素樹脂繊維は、(A)テトラフルオロエチレン/フルオロアルコキシトリフルオロエチレン共重合体を、溶融紡糸することにより得られる未延伸フッ素樹脂繊維であり、
該(A)テトラフルオロエチレン/フルオロアルコキシトリフルオロエチレン共重合体のメルトフローレートが60g/10分以上であること、
を特徴とする未延伸フッ素樹脂繊維である。
本発明の第五の形態の未延伸フッ素樹脂繊維は、(B)造核剤を0.01〜10.0質量%含有するテトラフルオロエチレン/フルオロアルコキシトリフルオロエチレン共重合体組成物を、溶融紡糸することにより得られる未延伸フッ素樹脂繊維である。
本発明の第六の形態の未延伸フッ素樹脂繊維は、(B)造核剤を0.01〜10.0質量%含有するテトラフルオロエチレン/フルオロアルコキシトリフルオロエチレン共重合体組成物を、溶融紡糸することにより得られる未延伸フッ素樹脂繊維であり、
該(B)造核剤を0.01〜10.0質量%含有するテトラフルオロエチレン/フルオロアルコキシトリフルオロエチレン共重合体組成物のメルトフローレートが60g/10分以上であること、
を特徴とする未延伸フッ素樹脂繊維である。
(未延伸フッ素樹脂繊維の製造)
図1に示す製造装置を用いて、以下のようにして、未延伸フッ素樹脂繊維Aを製造した。
<原料>
・ポリテトラフルオロエチレンを含有するテトラフルオロエチレン/フルオロアルコキシトリフルオロエチレン共重合体
・メルトフローレート:70g/10分
<溶融紡糸条件>
・溶融温度:420℃
・紡糸ノズル径:0.4mm
・吐出速度:35mg/分(1ノズルあたり)
・引取ロール速度:500m/分
・延伸用ロール速度:500m/分
・巻き取りロール速度:500m/分
・延伸用加熱ヒーター:OFF
また、図1に示す製造装置において、押出機1を用いずに、引取ロール3の前段に、上記で未延伸フッ素樹脂繊維Aを巻き取った巻き取りロールを設置し、未延伸フッ素樹脂繊維Aを巻き取った巻き取りロールから、未延伸フッ素樹脂繊維Aを引取ロール3に導入し、未延伸フッ素樹脂繊維Aを、160℃に加熱して、延伸倍率5倍で延伸して、延伸フッ素樹脂繊維Bを得た(引取ロール速度:1m/分、延伸用ロール速度:2.5m/分、巻き取りロール速度:5m/分、延伸用加熱ヒーター:160℃)。得られた延伸フッ素樹脂繊維Bを日本電子株式会社製FE―SEM JSM7600で観察し、繊維径を求めところ、繊維径は2.9μmであった。また、延伸フッ素樹脂繊維Bの引張試験を行い、強度と伸びを測定した。その結果、伸びは11%、引張強度は320MPaであった。
<メルトフローレート(MFR)>
ASTM D−3307に準拠して行った。
<繊維径>
フィールドエミッション型走査型電子顕微鏡を用いて観察し、得られたSEM写真中の任意の10箇所に存在している繊維の径を測定し、それら測定値を平均して、繊維径を求めた。
<引張試験>
JIS R7601に準拠して行った。
2 紡糸ノズル
3 引取ロール
4 延伸用加熱ヒーター
5 延伸用ロール
6 巻き取りロール
10 延伸フッ素樹脂繊維の製造装置
11 未延伸フッ素樹脂繊維
12 延伸フッ素樹脂繊維
Claims (7)
- (A)テトラフルオロエチレン/フルオロアルコキシトリフルオロエチレン共重合体を、溶融紡糸することにより得られる未延伸フッ素樹脂繊維であり、
該(A)テトラフルオロエチレン/フルオロアルコキシトリフルオロエチレン共重合体のメルトフローレートが60g/10分以上であり、
該未延伸フッ素樹脂繊維の繊維径が19μm以下であること、
を特徴とする未延伸フッ素樹脂繊維。 - (B)造核剤を0.01〜10.0質量%含有するテトラフルオロエチレン/フルオロアルコキシトリフルオロエチレン共重合体組成物を、溶融紡糸することにより得られる未延伸フッ素樹脂繊維であり、
該(B)造核剤を0.01〜10.0質量%含有するテトラフルオロエチレン/フルオロアルコキシトリフルオロエチレン共重合体組成物のメルトフローレートが60g/10分以上であり、
該未延伸フッ素樹脂繊維の繊維径が19μm以下であること、
を特徴とする未延伸フッ素樹脂繊維。 - 伸びが35%以上であることを特徴とする請求項1又は2いずれか1項記載の未延伸フッ素樹脂繊維。
- 請求項1〜3いずれか1項記載のフッ素樹脂繊維を延伸して得られる繊維であり、繊維径が10μm以下であることを特徴とする延伸フッ素樹脂繊維。
- (A)テトラフルオロエチレン/フルオロアルコキシトリフルオロエチレン共重合体であり且つメルトフローレートが60g/10分以上である共重合体を、溶融温度以上の温度に加熱して、紡糸ノズルと引取手段との間には加熱手段を設けないで、該(A)共重合体を、紡糸ノズルから吐出させつつ、該紡糸ノズルから吐出された(A)共重合体を、引取手段で引取ることにより、繊維径が19μm以下の未延伸フッ素樹脂繊維を紡糸する溶融紡糸工程を有することを特徴とする未延伸フッ素樹脂繊維の製造方法。
- (B)造核剤を0.01〜10.0質量%含有するテトラフルオロエチレン/フルオロアルコキシトリフルオロエチレン共重合体組成物であり且つメルトフローレートが60g/10分以上である共重合体組成物を、溶融温度以上の温度に加熱して、紡糸ノズルと引取手段との間には加熱手段を設けないで、該(B)共重合体組成物を、紡糸ノズルから吐出させつつ、該紡糸ノズルから吐出された(B)共重合体組成物を、引取手段で引取ることにより、繊維径が19μm以下の未延伸フッ素樹脂繊維を紡糸する溶融紡糸工程を有することを特徴とする未延伸フッ素樹脂繊維の製造方法。
- 請求項5又は6いずれか1項記載の未延伸フッ素樹脂繊維の製造方法を行い得られた未延伸フッ素樹脂繊維を、延伸することにより、延伸フッ素樹脂繊維を得る延伸工程を有することを特徴とする延伸フッ素樹脂繊維の製造方法。
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