JP5389600B2 - 液体急結剤及びこれと共に使用されるセメント混合物ならびにそれらの施工方法 - Google Patents

液体急結剤及びこれと共に使用されるセメント混合物ならびにそれらの施工方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5389600B2
JP5389600B2 JP2009236903A JP2009236903A JP5389600B2 JP 5389600 B2 JP5389600 B2 JP 5389600B2 JP 2009236903 A JP2009236903 A JP 2009236903A JP 2009236903 A JP2009236903 A JP 2009236903A JP 5389600 B2 JP5389600 B2 JP 5389600B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
setting agent
cement
liquid quick
slurry
liquid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009236903A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011084416A (ja
Inventor
泰輔 赤座
正勝 尾藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kikusui Kagaku Kogyo KK
Original Assignee
Kikusui Kagaku Kogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kikusui Kagaku Kogyo KK filed Critical Kikusui Kagaku Kogyo KK
Priority to JP2009236903A priority Critical patent/JP5389600B2/ja
Publication of JP2011084416A publication Critical patent/JP2011084416A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5389600B2 publication Critical patent/JP5389600B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B28/00Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements
    • C04B28/02Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements containing hydraulic cements other than calcium sulfates

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Ceramic Engineering (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
  • Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)

Description

本発明は、セメント混合物と、そのセメント混合物からなるスラリーを速やかに硬化させる液体急結剤と、それらの施工方法に関する。
従来、セメント混合物からなるスラリーを速やかに硬化させる方法をして、液体急結剤を用いる方法が知られている。
特許文献1には、コンクリートの打設直前に、液体急結剤である珪酸ナトリウム(水ガラス)等をコンクリートに混和してからコンクリートを打設するコンクリートの打設方法が記載されている。
そして、特許文献2には、液体急結剤とセメントコンクリートとを吐出後に合流、混合する方法が記載されている。
また、本出願人は特願2009−212143の出願において、セメント及び樹脂発泡体を含有する軽量モルタルとなるスラリーと、液体急結剤を施工直前に混合することによって、それらの混合物を速やかに硬化させる方法を提案している。
一方、特許文献3には、珪酸リチウムおよび珪酸ナトリウム水溶液の混合液をベースとし、これに非反応性あるいは不活性フィラーおよび着色用ピグメントを配合してなる塗膜材が記載されている。しかし、この塗膜材はコンクリート構造物、鉄鋼等の表面に塗膜を形成するために用いるものであって、セメント混合物を速やかに硬化させる液体急結剤として用いるものではない。
特開平05−171805号公報(特許請求の範囲等) 特開2002−129895号公報(特許請求の範囲等) 特開2001−207118号公報(特許請求の範囲等)
しかしながら、セメント混合物からなるスラリーの施工直前に、スラリーと液体急結剤とを混合する方法は、液体急結剤が無色透明又は略無色透明であるために、スラリーと液体急結剤とが混合されているか否かを容易に識別することが困難であるという問題があった。
本発明は、上記問題点を解決するものであって、スラリーと液体急結剤とが混合されていることを目視によって容易に確認できる、液体急結剤及びこれと共に使用されるセメント混合物ならびにそれらの施工方法を提供することを目的としている。
上記の課題を解決する方法として、請求項1に記載の発明は、セメント混合物からなるスラリーを速やかに硬化させる液体急結剤であって、着色剤として酸塩基指示薬を含有することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の着色剤としての酸塩基指示薬がフェノールフタレイン又はチモールフタレインであることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の着色剤の配合量が、液体急結剤のうち0.00001質量%〜1質量%であることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載の液体急結剤と共に使用されるセメント混合物であって、セメント混合物からなるスラリーのマンセル表色系における明度が5.0〜9.5の範囲であることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載の液体急結剤と共に使用されるセメント混合物であって、セメント混合物からなるスラリーの比重が0.1〜1.0であることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載の液体急結剤を請求項4または5に記載のセメント混合物からなるスラリーと同時に吹付けて、液体急結剤とセメント混合物からなるスラリーとを混合することを特徴とする。
請求項1に記載の液体急結剤によれば、施工の際に、セメント混合物からなるスラリーと液体急結剤とが混合されていることを着色剤の色により識別することができる。
請求項2に記載の液体急結剤によれば、請求項1の効果に加え、施工から十分な期間が経過することで、着色剤による色を目立たなくすることができる。
請求項3に記載の液体急結剤によれば、請求項1及び2の効果に加え、セメント混合物からなるスラリーと液体急結剤とが混合されていることをより明確に識別することができる。
請求項4に記載のセメント混合物によれば、施工の際に、着色された液体急結剤が混合されることを色の変化により容易且つ明確に識別することができる。
請求項5に記載のセメント混合物によれば、酸塩基指示薬による色を変化させやすくなる。
請求項6に記載の施工方法によれば、吹付け施工と共に液体急結剤とセメント混合物からなるスラリーとを好適に混合することができる。
本発明は、着色剤にて着色されている液体急結剤とセメント混合物からなるスラリー(セメント混合物に水を加えて混練したもの。以下、単に「セメントスラリー」ともいう)とを混合して施工するものである。
液体急結剤とは、セメントスラリーと混合することによって、スラリーの流動性をなくし、更には液体急結剤とスラリーの混合物を硬化させることができる物質または水溶液である。具体的には、ケイ酸ナトリウム(水ガラス)、ケイ酸カリウムなどのケイ酸塩、アルミン酸ナトリウム、アルミン酸カリウム、アルミン酸カルシウムなどのアルミン酸塩、硫酸ナトリウム、硫酸カリウム、硫酸マグネシウムなどの硫酸塩、CaO・Al23、12CaO・7Al23、CaO・2Al23、3CaO・Al23、3CaO・3Al23・CaF2、11CaO・7Al23・CaF2などのカルシウムアルミネート類、酸化カルシウム、水酸化カルシウム、塩化カルシウムなどのカルシウム塩、またはコロイダルシリカから選ばれる1種以上が好ましく使用される。これらの中で、ケイ酸ナトリウム(水ガラス)、ケイ酸カリウムなどのケイ酸塩、コロイダルシリカは市販状態で液体であるため、そのまま使用することができる。また、アルミン酸ナトリウム、アルミン酸カリウム、アルミン酸カルシウムなどのアルミン酸塩、硫酸ナトリウム、硫酸カリウム、硫酸マグネシウムなどの硫酸塩、CaO・Al23、12CaO・7Al23、CaO・2Al23、3CaO・Al23、3CaO・3Al23・CaF2、11CaO・7Al23・CaF2などのカルシウムアルミネート類、酸化カルシウム、水酸化カルシウム、塩化カルシウムなどのカルシウム塩は、水溶液として使用することができる。
なお、液体急結剤から水等の揮発分に相当するものを除いたものを液体急結剤の有効成分とする。この有効成分の濃度は、液体急結剤中に20〜60質量%が好ましく、30〜50質量%がより好ましい。濃度が薄すぎると、セメントスラリーと混合することによって、スラリーの流動性をなくすことができず、硬化に時間がかかってしまう。逆に、濃度が濃すぎると、液体急結剤とセメントスラリーとを十分に混合できない恐れがある。
これらの液体急結剤の中でも、ケイ酸ナトリウム(水ガラス)、ケイ酸カリウムなどのケイ酸塩は、一定添加量でセメントスラリーと混合した際のスラリーの流動性がなくなるまでの時間が早いため好ましい。表1にセメントスラリーに、セメントスラリー中のセメント100質量部に対して液体急結剤の有効成分25質量部となるようにセメントスラリーと液体急結剤とを混合した際に、それらの混合物の流動性がなくなるまでの時間を示す。なお、この時間を計測する際に、セメントスラリーは、セメントとして白色ポルトランドセメント100容量部と発泡ポリスチレン(見かけ比重0.1、平均粒子径2mm)200容量部と水とを混合し、攪拌したものを使用した。このとき、セメントスラリーに添加する水の量は、白色ポルトランドセメント100質量部に対して、セメントスラリーに添加する水と各液体急結剤に含有される水の合計量が100質量部となるように調整した。
Figure 0005389600
表1からも分かるように、ケイ酸塩を液体急結剤として使用したものは、セメントスラリーと液体急結剤との混合物の流動性がなくなるまでの時間が短く、好ましい。なお、ケイ酸塩の中でも、ケイ酸ナトリウム(水ガラス)が化学的に安定であるため、より好適に使用することができる。
着色剤とは、液体急結剤に可視的に色を付けるための添加剤である。具体的には、着色顔料、酸塩基指示薬などがある。これらを液体急結剤に含有させて、予め液体急結剤に着色することによって、セメントスラリーに液体急結剤が混合されているか否かを、混合物の色により識別することができる。なお、セメントスラリーはpHが高いアルカリ性であるため、アルカリ環境下で有色となる酸塩基指示薬を使用する必要がある。着色顔料としては、例えば、酸化チタン、亜鉛華、弁柄、カーボンブラックなどが挙げられる。また、酸塩基指示薬としては、メチルバイオレット、マラカイトグリーン、チモールブルー、メチルイエロー、ブロモフェノールブルー、コンゴーレッド、メチルオレンジ、ブロモクレゾールグリーン、メチルレッド、リトマス、ブロモクレゾールパープル、パラニトロフェノール、ブロモチモールブルー、フェノールレッド、ニュートラルレッド、ナフタロールフタレイン、クレゾールレッド、フェノールフタレイン、チモールフタレイン、アリザリンイエローRなどが挙げられる。これら酸塩基指示薬の変色域と変色域より高いpH領域での色と低いpH領域での色の一覧を表2に示す。なお、着色顔料、酸塩基指示薬は上記したものに限らず、液体急結剤に着色できるものを用いればよい。
Figure 0005389600
これらの酸塩基指示薬の中でも、変色域のpHが7〜12(好ましくは8〜11)の間にあり、かつ、アルカリ性において有色であるものが好ましい。具体的には、チモールブルー、フェノールフタレイン、チモールフタレイン、アリザリンイエローR等を挙げることができる。これらは、施工の際にセメント混合物からなるセメントスラリーに液体急結剤が混合されていることをこれら指示薬の色によって識別することができ、そして、セメントスラリーが硬化したモルタルまたはコンクリート等が空気中の二酸化炭素を吸収して中性化して、pHが下がることによって色が変化して指示薬の色が目立たなくなる。
変色域のpHが7〜12の間にあるものの中でも、フェノールフタレイン、チモールフタレインは、アルカリ性ではそれぞれ赤色、青色を示すが、pHが下がることによって無色となるため、特に好適に使用することができる。着色顔料やモルタルまたはコンクリートが空気中の二酸化炭素を吸収して中性化してpHが下がっても有色である指示薬では、硬化後のモルタルまたはコンクリートにも色を付与してしまうという問題点がある。しかし、フェノールフタレイン、チモールフタレインでは、施工の際には有色を示しつつも、モルタルまたはコンクリートの硬化後においては無色とすることができ、硬化後のモルタルまたはコンクリートの色に指示薬の色が影響しない。
なお、着色剤の配合量は、液体急結剤に対して0.00001質量%〜1質量%であることが好ましい。この量の着色剤を配合することによりセメントスラリーに液体急結剤が混合されているか否かを色により容易且つ明確に識別することができる。配合量が1質量%を超えると、着色剤が添加された液体急結剤が混合されたセメント混合物からなるスラリーが硬化してモルタルまたはコンクリートとなった際に、モルタルまたはコンクリートが着色剤を保持できず、着色剤がモルタルまたはコンクリートから流出する恐れがある。一方、配合量が0.00001質量%未満だと液体急結剤の色が薄く、セメント混合物からなるスラリーに液体急結剤が混合されているか否かを色によって識別するのが困難になる恐れがある。より好ましい着色剤の配合量は、0.0001質量%〜0.1質量%である。
セメント混合物とは、セメント、充填材、及びその他の添加剤を混合して得られる粉体であり、その粉体を水と混合することによってスラリー(セメントスラリー)となる。そして、セメントスラリーが硬化してモルタルまたはコンクリートとなる。セメント混合物と水との混合割合は、セメント混合物中のセメント100質量部に対して水50〜200質量部程度が好ましい。水が50質量部未満だとモルタルまたはコンクリートの流動性が悪く、吹付け時の作業性が良くない恐れがある。一方、水が200質量部を越えると過剰に水が加えられているために、液体急結剤とセメントスラリーを混合した際に流動性が残ってしまい、硬化に時間を要する恐れがある。
なお、セメントスラリーの比重は、0.1〜1.0が好ましい。比重がこの範囲のセメントスラリーが硬化してできたモルタルまたはコンクリートは、モルタルまたはコンクリート中のセメントの割合(容量%)が少なく、また、モルタルまたはコンクリート中に多くの気泡が形成されやすい。そのため、モルタルまたはコンクリートに空気中の二酸化炭素が入りやすく、また、セメントの割合が少ないため中性化の進行が早く、モルタルまたはコンクリート表面のpHが下がって、着色剤である指示薬の色が変化しやすい。なお、比重が0.1未満だとセメントスラリーが硬化してできたモルタルまたはコンクリートの強度が弱くなる恐れがあり、一方、比重が1.0を越えるとコンクリート表面のpHが下がりにくく、指示薬の色の変化が遅くなる。表3に、温度20℃、湿度50%、二酸化炭素濃度300〜400ppmの環境下において、各比重のセメントスラリーから形成されたモルタルの表層0.05mmのpHが8.3以下になるまでの時間を記載する。
Figure 0005389600
また、セメントスラリーは、スラリー状態でのマンセル表色系における明度が5.0〜9.5の範囲でることが好ましい。明度がこの範囲にあるとセメントスラリーの色の変化を確認しやすい。従って、明度がこの範囲にあることによって、施工の際に、セメントスラリーに着色された液体急結剤が混合されたことを色の変化により容易に識別することができる。明度が5.0未満だと着色された液体急結剤が混合された際に色の変化を識別することが困難になる恐れがある。一方、明度が9.5を超えるセメントスラリーを作製するには白顔料での着色を要し、白色顔料を含有することで少量の着色剤による色の変化が確認し難くなるため好ましくない。より好ましいセメントスラリーの明度は7.0〜9.5、特に好ましくは8.0〜9.5である。なお、セメントスラリーの明度は被接触タイプの色彩計などを用いて測定することができる。
セメントとは、本発明においては、水と反応して硬化する水硬性セメント、及び二酸化炭素等と反応して硬化する気硬性セメントをいう。水硬性セメントとして、例えば、普通ポルトランドセメント、早強ポルトランドセメント、超早強ポルトランドセメント、中庸熱ポルトランドセメント、低熱ポルトランドセメント、耐硫酸塩ポルトランドセメント、高炉セメント、フライアッシュセメント、白色ポルトランドセメント、超微粒子セメント、高ビーライト系セメント、超速硬セメント、アルミナセメント、エコセメント等の各種セメントを用いることができる。水硬性セメントとしては、例えば、石膏、消石灰、ドロマイトプラスター等を用いることができる。なお、これらのセメントの中でも、白色ポルトランドセメント等の白色セメントを用いれば、明度5.0〜9.5のセメントスラリーを容易に得ることができる。
充填材とは、セメントスラリーが含有するセメント以外の粉状または粒子状の物質である。充填材としては、珪砂、炭酸カルシウム、陶磁器粉砕物、ガラス粉砕物、軽量骨材などを使用することができるが、これらに限定されるものではない。軽量骨材としては、樹脂発泡体、パーライト、バーミキュライト、シラスバルーン、ガラス発泡体、珪藻土などを用いることができるが、これらに限定されるものではない。
前記樹脂発泡体とは、合成樹脂を発泡させて得られる多孔質体である。例えば、発泡ポリスチレン、発泡ウレタン、発泡フェノール、発泡ポリエチレン、発泡ポリプロピレンなどを用いることができる。樹脂発泡体のなかでも、本発明の施工方法で施工されるモルタルまたはコンクリートには、発泡ポリスチレンを用いることが好ましい。発泡ポリスチレンを用いれば、セメント混合物と水との混合時、又は液体急結剤とセメントスラリーとの混合時に樹脂発泡体が変形や破損することが少ない。特に、セメントスラリーを導入管で圧送する際に樹脂発泡体が圧力で収縮することを抑制することができる。また、これらの樹脂発泡体が見かけ比重0.015〜0.5のものであれば、比重0.1〜1.0の軽量モルタルを容易に得ることができる。
なお、発泡ポリスチレンは、発泡させたポリスチレンであれば、発泡手段、成形方法等は特に限定されない。例えば、ビーズ法発泡ポリスチレン(EPS) 、押出発泡ポリスチレン(XPS)等を用いることができる。これらは所定の粒子径にするために、成型体を破砕して用いても良いし、成型前の予備発泡ビーズを用いても良い。また、発泡倍率10倍未満の低発泡のものや発泡倍率10〜70倍の高発泡のものを用いることができる。
また、前記樹脂発泡体は、粒子状のものであることが好ましく、その平均粒子径は、0.5〜15mmの範囲にあるものが好ましい。より好ましくは1〜10mmの範囲にあるもので、特に好ましいのは、2〜8mmの範囲にあるものである。平均粒子径が小さすぎると、樹脂発泡体の比表面積が大きくなることで、セメント混合物と水との混合時、又は液体急結剤とセメントスラリーとの混合時に、混合物の流動性が悪く混練が困難になる恐れがある。このような場合は、水を多く加えるなどして流動性をよくして混練し易くすることもできるが、そのような処置を行うと、液体急結剤とセメントスラリーを混合した際に流動性が残ってしまい、硬化に時間を要する恐れがある。また、セメントスラリーが硬化して得られるモルタルまたはコンクリートの強度が弱くなってしまう恐れがある。一方、平均粒子径が大きすぎると、液体急結剤とセメントスラリーとを短時間で十分に混合しにくくなる恐れがある。特に、液体急結剤をセメントスラリーと同時に吹付けて、液体急結剤とセメントラリーとを混合する場合には、液体急結剤とセメントスラリーとを十分に混合できなくなる恐れがある。また、樹脂発泡体の平均粒子径が大きすぎると、セメントスラリーを管で圧送する際に管内で樹脂発泡体の詰まりが起こりやすくなる恐れもある。
また、前記セメント混合物からなるスラリーに占める樹脂発泡体の含有量は、セメントスラリー100容量部に対して、樹脂発泡体50〜90容量部が好ましい。樹脂発泡体の含有量がこの範囲にあれば、比重0.1〜1.0のモルタルまたはコンクリートを容易に得ることができるためである。
添加剤としては、通常、モルタルやコンクリートの添加剤として用いられるものを適宜で用いることができる。例えば、結合材となる合成樹脂(合成樹脂エマルション、再乳化型粉末樹脂等)、粘性調整剤、気泡剤、吸水防止剤、撥水剤、減水剤、流動化剤、保水剤、各種繊維などを用いることができる。
前記液体急結剤とセメントスラリーとを混合する方法としては、液体急結剤とセメントスラリーとを同じ容器に投入して攪拌する方法がある。また、液体急結剤をセメントスラリーと同時に吹付けて、液体急結剤とセメントラリーとを混合する方法もある。
液体急結剤とセメント混合物からなるスラリーとを同じ容器に投入して攪拌する方法としては、例えば、モルタルミキサー等の攪拌機を用いる方法がある。しかし、このような混合方法は、一度に大量の材料を混合するのに適しているが、少量の材料を混合するには適していない。この方法で、液体急結剤とセメントスラリーとを混合した場合には、液体急結剤とセメントスラリーとを混合したら硬化する前に短時間で施工する必要があるが、一度に大量に混合してしまうと、混合したものを短時間で施工することが困難である。
従って、液体急結剤とスラリーとを混合する方法は、短時間で施工可能な量のだけを混合するのに適した方法を採用することが好ましい。そのような方法として、液体急結剤をセメントスラリーと同時に吹付けて、液体急結剤とセメントラリーとを混合する方法がある。この方法では、液体急結剤とセメントスラリーとを別々に圧送するため、それぞれの圧送する量を調整することによって、液体急結剤とセメントスラリーとの混合を調整することができる。また、液体急結剤とセメントスラリーを圧送する量を調整して必要な量を随時混合することもできる。
液体急結剤をセメントスラリーと、同時に吹付けて混合する施工方法としては、例えば、図1や図2に示す施工装置を使用し、モルタルガンのエアーに液体急結剤を混合し、液体急結剤が混合されたエアーによってセメントスラリーを吹付ける方法がある。
以下に、図1や図2に示す施工装置を使用した施工方法の詳細を説明する。なお、本願の液体急結剤やセメント混合物の施工方法は、この施工方法に限定されるものではなく、本願の要旨を損なわない方法であればよい。
図1に施工装置の概要を示し、図2にはこの施工装置のモルタルガン10及びその周辺部の概略を示す。この施工装置を用いれば、液体急結剤やセメントスラリーは以下のように混合される。
容器40に入れられた液体急結剤をエアレスポンプ41でホース42に圧送してY字管13の導入管14に液体急結剤を送る。同時に、吹付けに用いる圧縮エアーをコンプレッサー30からホース32に送って、Y字管13の導入管15に圧縮エアーを送る。そして、Y字管13で導入管14と導入管15が合流することによって液体急結剤と圧縮エアーが混合される。そして、液体急結剤と圧縮エアーが一体となってモルタルガン10のエアー芯12に送り込まれ、エアー芯12の先端より噴出される。このとき、セメントスラリーは、ホッパー20からモルタルポンプ21によってホース22を通ってモルタルガン10に圧送されて圧送されており、圧送されたセメントスラリーは、エアー芯12先端から噴出される液体急結剤と圧縮エアーによってモルタルガン10のチップ11の先端より噴出される。それによって、液体急結剤及びセメントスラリーが被施工物50に吹き付けられる。この施工装置によって施工することによって、液体急結剤とセメントスラリーを好適に混合することができる。
なお、このような施工装置においては、液体急結剤を圧送する量はニードルバルブ又はマスフローコントローラ16を用いて調整するのが好ましい。液体急結剤は液体であるため、エアレスポンプ41によって圧力を掛けて圧送するのが好ましく、圧力が掛かった状態での圧送する量の微調整はニードルバルブ又はマスフローコントローラ16で容易に調整できる。より好ましくは、ニードルバルブ又はマスフローコントローラ16とボールバルブ17を併用する方法である。ニードルバルブ又はマスフローコントローラ16を用いて圧送する量を固定し、ボールバルブ17によって圧送の開始・停止を制御することによって、圧送する量を常に一定に保つことができるからである。
セメントスラリーを圧送する量を調整するにはモルタルポンプ21の回転数にて調整するのが好ましい。モルタルポンプは圧力にかかわらず回転数にて圧送する量を調整することが容易であるからである。
なお、このように、液体急結剤をセメントスラリーと同時に吹付けることによって、液体急結剤とセメントスラリーとを混合する場合には、セメントスラリー中のセメント100質量部に対して液体急結剤の有効成分が1〜100質量部の範囲となるように、液体急結剤とセメントスラリーの圧送する量を調整して吹付けすることが好ましい。この範囲で液体急結剤とセメントスラリーとを混合すれば、液体急結剤とセメントスラリーの混合物が垂れることなく、被施工物に密着するからである。セメント100質量部に対する液体急結剤の有効成分が1未満だと、液体急結剤とセメントスラリーの混合物の流動性がなくなるまでに10分以上要し、液体急結剤とセメントスラリーの混合物が垂れる恐れがある。また、液体急結剤の量が少なすぎるために、セメントスラリーが十分に着色されず、セメントスラリーに液体急結剤が混合されているか否かを、混合物の色により識別し難くなる恐れがある。逆に、セメント100質量部に対する液体急結剤の有効成分が100を超えると過剰な液体急結剤が被施工物の表面上に液体状に存在し、液体急結剤とセメントスラリーの混合物が垂れる恐れがある。より好ましくは、セメントスラリー中のセメント100質量部に対して液体急結剤の有効成分が5〜50質量部の範囲である。
実施例および比較例には、表4に示す、液体急結剤とセメントスラリーを用いた。なお、表4に示す各材料の配合量を質量部で示したものである。
Figure 0005389600
実施例および比較例では、急結剤として、珪酸ナトリウム、珪酸カリウム、コロイダルシリカを用いた。
なお、珪酸ナトリウムには、日本工業規格(JIS K1408−1966)に規定されている珪酸ナトリウム3号(有効成分37.0〜40.0重量%)を用いた。
珪酸カリウムには、日本化学工業株式会社製の1K珪酸カリ(有効成分48.5〜52.0重量%)を用いた。
コロイダルシリカには、日産化学工業株式会社製のスノーテックス30(有効成分30.0重量%)を用いた。
これらは市販状態で液体であるため、そのまま使用できるものである。また、これらの材料は、上気したものに限定されることなく、発明の目的を達成し得るものであれば使用することができる。なお、表4に示す急結剤の配合量は、これらの添加量を示したものである。
また、着色剤として、酸塩基指示薬であるフェノールフタレインおよびチモールフタレインを用い、着色顔料としてカーボンブラックおよび酸化チタンを用いた。
なお、フェノールフタレインおよびチモールフタレインは、和光純薬工業株式会社製のものを用いた。これらは粉末状のであるが、前記液体急結剤の珪酸ナトリウム、珪酸カリウムおよびコロイダルシリカに直接添加して分散することができる。
また、カーボンブラックを液体急結剤に添加する際には、予め水に分散させたカーボンブラック分散液(固形分20質量%)を用いた。また、酸化チタンを液体急結剤に添加する際には、予め水に分散させた酸化チタン分散液(固形分50質量%)を用いた。
また、セメントスラリーには、充填材として、発泡ポリスチレン(見かけ比重0.02)、パーライト(見かけ比重0.2)、炭酸カルシウム(見かけ比重2.7)を用い、添加剤として、増粘剤、気泡剤を用いた。
セメントスラリーは、表4に示す配合量に従ってセメントと充填材と添加剤を混合してセメント混合物を製造し、そのセメント混合物と水とをモルタルミキサーを用いて混合して製造した。
製造した各実施例および比較例の液体急結剤とセメントスラリーの施工には、図1に示す施工装置を使用した。なお、モルタルガンには友定建機製TGP−40を、エアレスポンプには精和産業株式会社製スーパー60Lを、モルタルポンプには新明和工業製MM301を用いた。そして、液体急結剤とセメントスラリーの圧送量が、セメントスラリー中のセメント100重量部に対して液体急結剤の有効成分が25重量部となるように調整し、液体急結剤およびセメントスラリーを基材であるスレート板(1m×2m×厚み6mm)に吹付けた。それにより、液体急結剤とセメントスラリーは、圧縮エアーによってモルタルガンから同時に噴出されて十分に混合されて基材に施工された。
(実施例1)
珪酸ナトリウム水溶液にフェノールフタレインを添加して赤色透明に着色して液体急結剤とした。また、白色ポルトランドセメント、発泡ポリスチレン、増粘剤および起泡剤からなるセメント混合物を水と混合してセメントスラリーとした。セメントスラリーは比重0.5であり、その色は白色で、マンセル表色系における明度9.0であった。これらを吹付け施工して液体急結剤とセメントスラリーとが混合された混合物は、赤色を示し、液体急結剤が混合されていることを色により識別することができた。また、この混合物は10分以内に流動性がなくなり、硬化したモルタルは、翌日にはフェノールフタレインによる色が消えて白色に変化した。また、このモルタルの表面を湿らせたタオルで軽く拭いても、タオルに色は付かなかった。
(実施例2)
液体急結剤は赤色透明を示した。また、セメントスラリーは比重0.5であり、その色は白色で、マンセル表色系における明度9.0であった。これらを吹付け施工して液体急結剤とセメントスラリーとが混合された混合物は、薄い赤色を示し、液体急結剤が混合されていることを色により識別することができた。また、急結剤とスラリーの混合物は10分以内に流動性がなくなり、硬化したモルタルは、翌日にはフェノールフタレインによる色が消えて白色に変化した。また、このモルタルの表面を湿らせたタオルで軽く拭いても、タオルに色は付かなかった。
(実施例3)
液体急結剤は青色透明を示した。また、セメントスラリーは比重0.7であり、その色は灰色で、マンセル表色系における明度8.0であった。これらを吹付け施工して液体急結剤とセメントスラリーとが混合された混合物は、青みがかた灰色を示し、液体急結剤が混合されていることを色により識別することができた。また、急結剤とスラリーの混合物は10分以内に流動性がなくなり、硬化したモルタルは、翌日にはチモールフタレインによる色が消えて灰色に変化した。また、このモルタルの表面を湿らせたタオルで軽く拭いても、タオルに色は付かなかった。
(実施例4)
液体急結剤は青色透明を示した。また、セメントスラリーは比重0.5であり、その色は白色で、マンセル表色系における明度9.0であった。これらを吹付け施工して液体急結剤とセメントスラリーとが混合された混合物は、薄い青色を示し、液体急結剤が混合されていることを色により識別することができた。また、急結剤とスラリーの混合物は10分以内に流動性がなくなり、硬化したモルタルは、翌日にはチモールフタレインによる色が消えて白色に変化した。また、このモルタルの表面を湿らせたタオルで軽く拭いても、タオルに色は付かなかった。
参考例1)液体急結剤は黒色半透明を示した。また、セメントスラリーは比重0.5であり、その色は白色で、マンセル表色系における明度9.0であった。これらを吹付け施工して液体急結剤とセメントスラリーとが混合された混合物は、薄い灰色を示し、液体急結剤が混合されていることを色により識別することができた。また、急結剤とスラリーの混合物は20分以内に流動性がなくなったが、硬化したモルタルは、1週間が経過しても薄い灰色のままであった。着色剤であるカーボンブラックは色の変化を伴わないからである。また、このモルタルの表面を湿らせたタオルで軽く拭いても、タオルに色は付かなかった。
参考例2) 液体急結剤は白色を示した。また、セメントスラリーは比重0.7であり、その色は薄い灰色で、マンセル表色系における明度8.7であった。これらを吹付け施工して液体急結剤とセメントスラリーとが混合された混合物は、セメントスラリーよりやや白色を示し、液体急結剤が混合されていることを色により識別することができた。また、急結剤とスラリーの混合物は20分以内に流動性がなくなったが、硬化したモルタルは、1週間が経過しても色の変化がなかった。着色剤である酸化チタンは色の変化を伴わないからである。また、このモルタルの表面を湿らせたタオルで軽く拭いても、タオルに色は付かなかった。
(比較例1)
液体急結剤の代わりに水を使用した。水はカーボンブラック分散液によって着色されて黒色を示した。セメントスラリーは比重0.5であり、その色は灰色で、マンセル表色系における明度8.0であった。これらを吹付け施工してカーボンブラックによって着色した水とセメントスラリーとが混合された混合物は、灰色を示し、液体急結剤が混合されていることを色により識別することができた。しかし、この混合物は60分経過しても流動性を有した。水に急結剤の効果がないためである。また、硬化したモルタルは、1週間が経過しても灰色のままであった。着色剤であるカーボンブラックは色の変化を伴わないからである。また、このモルタルの表面を湿らせたタオルで軽く拭くと、タオルが僅かに黒くなった。付かなかった。着色剤であるカーボンブラックの配合量が多すぎたものと考えられる。
(実施例7)
液体急結剤は薄い赤色透明を示した。また、セメントスラリーは比重が0.5であり、その色は灰色で、マンセル表色系における明度は8.0であった。これらを吹付け施工して液体急結剤とセメントスラリーとが混合された混合物は、セメントスラリーよりかすかに赤色を帯びた灰色を示し、液体急結剤が混合されていることを色により識別することはできたが、その差は僅かで識別は困難であった。着色剤の配合量が少なかったものと考えられる。また、液体急結剤とセメントスラリーの混合物は10分以内に流動性がなくなった。硬化したモルタルは、翌日にはフェノールフタレインによる色の影響はなかった。また、このモルタルの表面を湿らせたタオルで軽く拭いても、タオルに色は付かなかった。
(実施例8)
液体急結剤は赤色を示した。また、セメントスラリーは比重2.0であり、その色は灰色で、マンセル表色系における明度9.0であった。これらを吹付け施工して液体急結剤とセメントスラリーとが混合された混合物は、赤色を示し、液体急結剤が混合されていることを色により識別することができた。また、急結剤とスラリーの混合物は10分以内に流動性がなくなったが、硬化したモルタルは、翌日も赤色を呈したままであった。硬化したモルタルが密であるため、早期に空気中の二酸化炭素を吸収せず、硬化したモルタル表面はアルカリ性を維持したままであると考えられる。また、このモルタルの表面を湿らせたタオルで軽く拭くと、タオルが僅かに赤くなった。
施工装置の概要を示す概略模式図 図1に示す施工装置のモルタルガン周辺部の概要を示す概略模式図
10 モルタルガン
11 チップ
12 エアー芯
13 Y字管
14 導入管(液体急結剤導入用)
15 導入管(圧縮エアー導入用)
16 液体急結剤の圧送する量を固定するニードルバルブ
17 液体急結剤の圧送の開始・停止を制御するボールバルブ
18 圧縮エアーの圧送の開始・停止を制御するボールバルブ
20 ホッパー
21 モルタルポンプ
22 ホース(モルタル用)
30 エアーコンプレッサー
32 ホース(圧縮エアー用)
40 容器(液体急結剤用)
41 エアレスポンプ
42 ホース(液体急結剤用)
50 被施工物

Claims (6)

  1. セメント混合物からなるスラリーを速やかに硬化させる液体急結剤であって、着色剤として酸塩基指示薬を含有することを特徴とする液体急結剤。
  2. 着色剤としての酸塩基指示薬がフェノールフタレイン又はチモールフタレインであることを特徴とする請求項1に記載の液体急結剤。
  3. 着色剤の配合量が液体急結剤のうち0.00001質量%〜1質量%であることを特徴とする請求項1又は2に記載の液体急結剤。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の液体急結剤と共に使用されるセメント混合物であって、セメント混合物からなるスラリーのマンセル表色系における明度が5.0〜9.5の範囲であることを特徴とするセメント混合物。
  5. 請求項〜3のいずれかに記載の液体急結剤と共に使用されるセメント混合物であって、セメント混合物からなるスラリーの比重が0.1〜1.0であることを特徴とするセメント混合物。
  6. 請求項1〜3のいずれかに記載の液体急結剤を、請求項4または5に記載のセメント混合物からなるスラリーと同時に吹付けることによって、液体急結剤とセメント混合物からなるスラリーとを混合することを特徴とする液体急結剤及びセメント混合物の施工方法。
JP2009236903A 2009-10-14 2009-10-14 液体急結剤及びこれと共に使用されるセメント混合物ならびにそれらの施工方法 Expired - Fee Related JP5389600B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009236903A JP5389600B2 (ja) 2009-10-14 2009-10-14 液体急結剤及びこれと共に使用されるセメント混合物ならびにそれらの施工方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009236903A JP5389600B2 (ja) 2009-10-14 2009-10-14 液体急結剤及びこれと共に使用されるセメント混合物ならびにそれらの施工方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011084416A JP2011084416A (ja) 2011-04-28
JP5389600B2 true JP5389600B2 (ja) 2014-01-15

Family

ID=44077665

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009236903A Expired - Fee Related JP5389600B2 (ja) 2009-10-14 2009-10-14 液体急結剤及びこれと共に使用されるセメント混合物ならびにそれらの施工方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5389600B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5744702B2 (ja) * 2011-10-26 2015-07-08 花王株式会社 水硬性組成物用添加剤
JP2013095615A (ja) * 2011-10-28 2013-05-20 Taiheiyo Materials Corp 高耐久仕上材
JP6300734B2 (ja) * 2013-01-15 2018-03-28 デンカ株式会社 高強度セメント混和材およびコンクリート製品の製造方法
JP7315252B2 (ja) * 2021-09-07 2023-07-26 株式会社日東コンクリート工業 水硬性組成物用の硬化前材料の製造方法、及び水硬性組成物の製造方法

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10323819A (ja) * 1997-05-26 1998-12-08 Denki Kagaku Kogyo Kk 発泡モルタルの連続製造方法、急結性発泡モルタルの連続製造方法、及びそれを用いた急結施工方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011084416A (ja) 2011-04-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI411592B (zh) Quick - setting agents and their use of spray construction
JP5389600B2 (ja) 液体急結剤及びこれと共に使用されるセメント混合物ならびにそれらの施工方法
CN106278093A (zh) 快硬防水瓷砖胶粘剂
JPH02107542A (ja) 液状添喰組成物
JP2011527277A (ja) スラグサンドを含有する混合物、特に建築材料混合物
US20200270181A1 (en) Multi-component mortar system in a mixing bag
JP7234001B2 (ja) ポリマーセメントモルタル及び鉄筋コンクリートの補修方法
KR100952646B1 (ko) 중합체 변형 석고막 및 그 용도
CN101171209A (zh) 涂料组合物
JP2007177077A (ja) 地盤注入材
JPH01261250A (ja) 高吸水性樹脂を用いたセメント・コンクリートおよびモルタルの混和材料
JPH0710739B2 (ja) エポキシ樹脂含有セメントモルタル組成物
ES2959565T3 (es) Pasta de enlucido interior y procedimiento de aplicación
JP2012184127A (ja) 軽量モルタルの施工方法、及び軽量モルタル
JP6312298B2 (ja) 速硬コンクリート及びその製造方法
JPH1128717A (ja) モルタル又はコンクリート製造用セメント調合セット並びにそれにより製造されたモルタル又はコンクリート
JP3957459B2 (ja) 可塑性注入材の製造方法
JP2005272173A (ja) 自己流動性水硬性組成物
JP5422316B2 (ja) 軽量モルタルの施工方法、及び軽量モルタル
JPH0364464B2 (ja)
JPH0565427A (ja) セメント系被覆組成物
JPH0610116B2 (ja) 超厚付け塗材
JP5041503B2 (ja) 急結剤
JP7355953B1 (ja) 液体急結剤、補修材料、硬化体
JPH0256296B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120906

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130718

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130730

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130902

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131001

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131009

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5389600

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees