JP5389310B2 - 光変調素子またはディスプレイ - Google Patents
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Description
a)2.000msまたはそれ以下の連続的なアドレッシング時間を有する、または
b)4msecより短いパルス幅を有し、および10msecまたはそれ以上のパルスの間にタイムリーセパレーションを有する、パルスされたアドレッシングを有する、または
c)作動電圧の水平な空間分布を有する、または
d)作動電圧の垂直な空間分布を有する、または
e)過度に駆動されたアドレッシング、最初と最後のスイッチング電圧の間の高い電圧を駆動中に適用する、
f)光学的に等方な相が最初に現れるまで温度を上昇させて、遷移温度より少なくとも3度高い作動温度で、または
a)、b)それぞれと、c)からf)までから選択される2つまたはそれ以上のいかなる条件の組み合わせでもアドレスされることを特徴とする。
このアドレッシング方法で変調媒体に電圧が実際に適用される、時間制限は、好ましくは、ディプレイのエリアにわたって変調素子に適用される電圧の空間分布により、実現される。この空間分布は、ディスプレイの主要な面に関して水平または垂直のいずれかであるか、または同時に双方となっていてもよい。
本発明の他の態様は、より低い温度で存在する相、例えばキラルネマチック相(ここではコレステリック相と呼ぶ)からブルー相への遷移温度より、好ましくは4°またはそれ以上、より好ましくは6°またはそれ以上、および最も好ましくは10°またはそれ以上の温度での、光変調素子、ディスプレイそれぞれの作動である。
“主に〜から成る”は、本明細書中、言及される実在物が、当該化合物を80%またはそれ以上、好ましくは90%またはそれ以上、および最も好ましくは95%またはそれ以上含有することを意味する。
“完全に〜から成る”は、本明細書中、言及する実在物が、当該化合物を98%またはそれ以上、好ましくは99%またはそれ以上、および最も好ましくは100.0%含有することを意味する。
20℃の測定温度でネマチック相を有する成分もそのように測定され、他のすべても化合物同様に処理される。
本明細書で用いられるパラメーターの範囲は、明示しない場合、限界値を含むすべてである。
本明細書および以下の例で、液晶化合物の構造は、頭文字で呼ばれる略称で示される。略称の対応する構造への変換は、以下の2つの表AおよびBに従って行われる。CnH2n+1およびCmH2m+1のすべての基は、それぞれnおよびm個の炭素原子を有する直鎖状アルキルである。表Bの解釈は自明である。表Aは、構造コアに対する略称のみが示されている。個々の化合物は、コアの略称で表示され、ハイフン、および置換基R1、R2、L1およびL2に対するコードが後に続く。
−表AおよびBの化合物群から選択される6つまたはそれ以上の化合物
−表Bの化合物群から選択される5つまたはそれ以上の化合物
を含有する。
以下の例は、本発明を限定することなく説明する。
しかしながら、とりわけ化合物の物理データは、どの範囲でどの性質が達成され得るかを専門家に説明する。とりわけ、好ましくは達成され得る様々の性質の組み合わせは明確である。
メソゲン性混合物である、混合物Aは以下の構成でなっている:
コレステリック相からブルー相への遷移温度は33℃である。
この媒体は、1つだけの基板上にインターデジタル(interdigital)電極を有するテストセルに導入される。セル中のメソゲン性層の厚さは、10μmである。電極の幅は10μmであり、電極間の距離も10μmである。
このテストセルは、いくつかの固定温度での応答挙動について調査される。光学的に等方性の相の35℃、37℃、39℃で調査される。
結果を表1に示す。
Claims (16)
- 素子の作動温度で、光学的に等方性のブルー相である液晶変調媒体を用いた光変調素子またはディスプレイであって、
以下のa)、または、b)、または、a)およびe)、または、b)およびe)でアドレスされ、
以下のc)またはd)のアドレス電圧分布、および
以下のf)において作動することを特徴とし、ならびに
100%相対コントラスト(V 100 )の、温度依存性が1℃あたり1Vである温度範囲が4度またはそれ以上であるか、または、100%相対コントラスト電圧から0Vにスイッチングした際の、10%の相対的コントラストに至るためのスイッチング応答時間が、5%の相対的コントラストに至るためのスイッチング応答時間の60%以上であること
を特徴とする、前記光変調素子またはディスプレイ:
a)2000msまたはそれ以下の連続的なアドレッシング時間;
b)4msecより短いパルス幅、およびこれらのパルスの間に、10msecまたはそれ以上のタイムリーセパレーションを有する、パルスされたアドレッシング;
c)ディスプレイの領域にわたって分布されるピクセルまたはピクセル群におけるアドレッシング電圧の分布;
d)光変調素子またはディスプレイの主要面に互いに垂直な方向に位置しており、誘電体により互いに分離されている電極対を有する光変調セルを有する電極構造を含む光変調素子における相互に異なるアドレッシング電圧の垂直方向の分布;
e)駆動中に、スタート電圧と最終電圧との間に、スタート電圧および最終電圧より高い電圧を経由する、オーバードライビングアドレッシング;
f)最初に発生する光学的に等方性の相まで昇温しながら、コレステリック相からブルー相への遷移温度より少なくとも3度高い作動温度。 - 100%相対コントラスト(V100)の、温度依存性が1℃あたり1Vである温度範囲が4度またはそれ以上であることを特徴とする、請求項1に記載の光変調素子またはディスプレイ。
- 100%相対コントラスト電圧から0Vにスイッチングした際の、10%の相対的コントラストに至るためのスイッチング応答時間が、5%の相対的コントラストに至るためのスイッチング応答時間の60%以上であることを特徴とする、請求項1に記載の光変調素子またはディスプレイ。
- 作動温度で、90%またはそれ以上の電圧保持率を有することを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の光変調素子またはディスプレイ。
- 請求項1〜4のいずれか一項に記載の1つまたは2つ以上の光変調素子を含む電気光学的ディスプレイ。
- 光変調素子またはディスプレイの作動方法であって、
以下のa)、または、b)、または、a)およびe)、または、b)およびe)でアドレスされ、
以下のc)またはd)のアドレス電圧分布、および
以下のf)において作動することを特徴とし、ならびに
100%相対コントラスト(V 100 )の、温度依存性が1℃あたり1Vである温度範囲が4度またはそれ以上であるか、または、100%相対コントラスト電圧から0Vにスイッチングした際の、10%の相対的コントラストに至るためのスイッチング応答時間が、5%の相対的コントラストに至るためのスイッチング応答時間の60%以上であることを特徴とする、前記方法:
a)2000msまたはそれ以下の連続的なアドレッシング時間;
b)4msecより短いパルス幅、およびこれらのパルスの間に、10msecまたはそれ以上のタイムリーセパレーションを有する、パルスされたアドレッシング;
c)ディスプレイの領域にわたって分布されるピクセルまたはピクセル群におけるアドレッシング電圧の分布;
d)光変調素子またはディスプレイの主要面に互いに垂直な方向に位置しており、誘電体により互いに分離されている電極対を有する光変調セルを有する電極構造を含む光変調素子における相互に異なるアドレッシング電圧の垂直方向の分布;
e)駆動中に、スタート電圧と最終電圧との間に、スタート電圧および最終電圧より高い電圧を経由するオーバードライビングアドレッシング;
f)最初に発生する光学的に等方性の相まで昇温しながら、コレステリック相からブルー相への遷移温度より少なくとも3度高い作動温度。 - 光変調素子またはディスプレイの作動温度時に、変調媒体が光学的に等方性の相であることを特徴とする、請求項6に記載の、光変調素子またはディスプレイの作動方法。
- 作動温度時にブルー相を示すことを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載の光変調素子またはディスプレイに用いられる液晶変調媒体。
- 以下の式から選択される少なくとも1つの化合物を含有することを特徴とする、請求項8に記載の液晶変調媒体:
- 以下の式から選択される少なくとも1つの化合物を含有することを特徴とする、請求項8または9に記載の液晶変調媒体:
- 以下の式から選択される少なくとも1つの化合物を含有することを特徴とする、請求項8〜10のいずれか一項に記載の液晶変調媒体:
- 以下の式から選択される少なくとも1つの化合物を含有することを特徴とする、請求項8〜11のいずれか一項に記載の液晶変調媒体:
- 以下の式から選択される少なくとも1つの化合物を含有することを特徴とする、請求項8〜12のいずれか一項に記載の液晶変調媒体:
- 以下の式から選択される少なくとも1つの化合物を含有することを特徴とする、請求項8〜13のいずれか一項に記載の液晶変調媒体:
- 以下の式から選択される少なくとも1つの化合物を含有することを特徴とする、請求項8〜14のいずれか一項に記載の液晶変調媒体:
- 以下の式から選択される少なくとも1つの化合物を含有することを特徴とする、請求項8〜15のいずれか一項に記載の液晶変調媒体:
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