JP5388770B2 - ネットワークシステム、ハブ装置および障害ノード特定方法 - Google Patents

ネットワークシステム、ハブ装置および障害ノード特定方法 Download PDF

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Description

この発明は、ARCNET(Attached Resource Computer Network)(登録商標)に準拠するネットワークシステムと、このシステムで用いられるハブ装置、および障害ノード特定方法に関する。
近年では旧来のアナログ放送設備の多くがデジタル化されてきており、この傾向は今後ますます進展することが確実である。このような背景から、種々の放送機器を制御するための設備もデジタル化されるようになってきている。この種の番組自動送出制御設備は、映像素材を蓄積したレコーダや、複数の映像を切り替えるスイッチャなどといった被制御機器をLAN(Local Area Network)で接続して形成される。このような用途には、リアルタイム制御に強みを持つARCNET(登録商標)が一般に用いられる。
ARCNET(登録商標)の特徴は、トークンパッシング方式を採用するネットワークであることと、ネットワークトポロジが変化するとただちに物理層レベルでのコンフィギュレーションデータの再構築処理が起動することである。このような機能を備えることにより、ARCNET(登録商標)はトポロジの自由度が比較的高いといえる。
その反面、何らかの障害により再構築要求信号(バースト信号)を繰り返し出し続けるノードが生じると、LAN上のノードはトークン(使用権)を次のノードに受け渡す(トークンパスする)ことができず、ネットワーク内におけるトークンの回周が停止してしまう。このような状況に陥ればLAN全体がダウンしてしまい、一切の通信ができなくなってしまうおそれがある。
例えばトークンリング方式を採用する光LANにおいてネットワークのダウンを防止しようとする技術は知られているが(特許文献1を参照)、この技術をARCNET(登録商標)に応用することはできない。ARCNET(登録商標)の仕様のゆえに生じるバースト信号の発生に対処でき、ARCNET(登録商標)−LANのダウンを防止可能な技術が要望されている。
特開平11−261618号公報
以上述べたようにARCNET(登録商標)においては、バースト信号を出し続けるノードが現れると、ネットワークの仕様のゆえに、ノード間でトークンの受け渡しができなくなる。このような状況に陥ればシステム全体がダウンするおそれがあり、何らかの対策が求められている。
この発明は上記事情によりなされたもので、その目的は、システムダウンへの耐性を高めたネットワークシステム、ハブ装置および障害ノード特定方法を提供することにある。
実施形態によれば、ネットワークシステムは、それぞれ固有のノード識別子を有する複数のノードがハブ装置を介して接続されるネットワークをARCNET(Attached Resource Computer Network)で運用する。複数のノードは、再構築要求手段と、再構築手段とを備える。再構築要求手段は、ARCNET(登録商標)で使用されるトークンが未達の状態が一定期間にわたり継続すると、トークンの回周ルートの再構築を要求するバースト信号をネットワークに送出する。再構築手段は、バースト信号を検出すると回周ルートをリセットしたのち再構築する。ハブ装置は、監視ノードと、複数のポートと、モニタ手段と、特定手段と、遮断手段とを備える。監視ノードは、複数のノードのうち最大のノード識別子を付与される。複数のポートは、複数のノードに個別に接続される。モニタ手段は、トークンに記される宛先ノード識別子をモニタする。特定手段は、モニタの結果からバースト信号を送出したノードを特定する。遮断手段は、特定手段により特定されたノードに接続されるポートを遮断する。そして再構築手段は、バースト信号を検出するとARCNET(登録商標)の規定に従ってトークンを送出し、当該トークンへの応答を受信するまで宛先ノード識別子を#00から#256の範囲で一巡すべくインクリメントさせる。
このような手段を講じることによりノードIDとして、ARCNET(登録商標)に既定される#01〜#255および#00、#256をも含め、再構築が進行するにつれトークンの宛先ノードIDがインクリメントされてゆく。よって、その規定期間にわたる変化をモニタすれば、再構築の発生の有無、さらにはバースト信号を送出したノード(障害ノード)を特定することが可能になる。
この発明によれば、システムダウンへの耐性を高めたネットワークシステム、ハブ装置および障害ノード特定方法を提供することができる。
この発明に係わるネットワークシステムの実施の形態を示す図。 図1のネットワークシステムの論理的な接続関係を示す模式図。 Active−Hub100に各ノードが接続された状態の一例を示す図。 Active−Hub100の実施の形態を示す機能ブロック図。 制御ユニット200の実施の形態を示す機能ブロック図。 トークンと管理レジスタ40aの内容との対応を説明する図。 バースト信号が送出された後の管理レジスタ40aの内容の一例を示す図。
以下、図面を参照してこの発明の実施の形態につき説明する。まず、ARCNET(登録商標)について説明する。ARCNET(登録商標)はトークンと呼ばれる[使用権]を受け渡すことにより、トークンを持ったノード(通信端末)のみが、ネットワーク上に電文を送信することができるネットワークシステムである。ネットワーク上のノードは番号で示されるネットワークID(識別子)を持ち、トークンはID順にノードを回周する。
電文を送信しないノードは、すぐに次のノードにトークンを渡す(トークンパスと称する)。電文を送信するノードは、トークンを受け取ったときにのみ電文を送信し、その後に次のノードへトークンを渡す。このトークンにより、複数のノードが同時に送信することがなく、ネットワーク上の衝突を防ぐことができる。トークンは同時に全てのノードで受信できるが、電文を送信できるのはトークンに記載される番号の次の順番のID番号を持つノードだけである。
ARCNET(登録商標)では、ネットワークに新しいノードが加わる場合、新しいノードは[バースト]と呼ばれる信号をネットワーク上に送出する。これによりトークンを持っているノードからの送信が妨害され、どこにも使用権(トークン)の存在しない状態が作り出される。その後、ARCNET(登録商標)プロトコルに基づく手順によりトークンの周回する経路が再設定される。このような処理を再構築(リコンフィグレーション)と称する。
再構築は、なんらかの原因でトークンが消失した場合にも行われる。また、ネットワーク上のノードに障害が発生し、バースト信号を出し続けるようになると、ネットワーク上のノードはトークンを次のノードに受け渡すことができなくなり、一切の通信ができなくなる。以下ではこのような問題を解決することの可能な実施の形態につき説明する。
図1は、この発明に係わるネットワークシステムの実施の形態を示す図である。図1のシステムは複数のノードをハブ装置(Active−Hub)100を介して接続して構成される。各ノードには#01〜#255までの識別子(ID)がユニークに割り当てられる。
言い換えれば、ARCNET(登録商標)では最大で255台のノードが同じネットワークに存在(ログオン)することが可能である。実際にネットワークにログオンするノードには#01〜#255のうちから固有のIDが割り当てられる。この実施形態では、識別子#00を異常ノードを特定するためのIDとして特に利用する。また、Active−Hub100にノードID#255を与え、このActive−Hub100もノードとして機能させる。
ARCNET(登録商標)では再構築処理におけるトークン回周に際して、IDの大きいノードから順に送信権を得るようになっている。よってIDの最大値である#255をActive−Hub100に与えることで、Active−Hub100は常に最初にトークンの送信権を得られるようになり、その結果としてネットワークの監視機能を与えることができる。
図2は、図1のネットワークシステムの論理的な接続関係を示す模式図である。ARCNET(登録商標)はトークンパッシング型のプロトコルであり、トークンの回周する順序でみればノード間の論理的な接続形態はリング状になる。ネットワークの状態が安定していれば、トークンはこのリングのノードを順番に伝達される。この実施形態では、Active−Hub100も一つのノードとしてネットワークに参加する。
何らかの障害によりトークンを受信できないノード(図2では#02)が生じたとする。トークンを受信できない状態が一定期間、すなわちARCNET(登録商標)では840ミリ秒が経過すると、ノード#02の内部タイマ(ネットワーク状態監視タイマ)がタイムアウトする。そうするとノード#02は直ちにバースト信号をネットワークに送出してネットワークの再構築(リコンフィグレーション)を要求する。リコンフィグレーションとは、端的に言えば、トークンの回周するルートをリセットしたのち再設定しなおす処理である。バースト信号を検出したノードはただちに再構築処理を開始する。
図3は、Active−Hub100に各ノードが接続された状態の一例を示す図である。図3においてActive−Hub100は複数のポート1〜8を備え、このうちポート1,2,4,5,8に、それぞれノード#05、ノード#02、ノード#10、ノード#01、ノード#212が接続されるとする。Active−Hub100はポート番号とノードIDとの対応関係を予め認識(記憶)している。
図4は、Active−Hub100の実施の形態を示す機能ブロック図である。図4において、Active−Hub100の各ポート1,2,3,…はそれぞれ遮断部11,21,31,…に接続されて装置内に引き込まれる。遮断部11,21,31,…は制御ユニット200により制御され、ポートの遮断/接続を行う。
ここで、制御ユニット200にはIDの最大値#256より1つ少ないIDである#255が割り当てられる。制御ユニット200はノードの1つとして機能することにより各ポートから導入される信号をモニタし、図1のネットワークの状態を把握する。特に制御ユニット200は後述の手法により障害の生じたノード(障害ノード)を特定し、この障害ノードに接続されるポートを遮断する。
さらに、Active−Hub100はリセットボタン20と、発光ダイオード(LD)30とを備える。リセットボタン20は遮断されたポートを再接続するためのもので、ノード障害の復旧後に操作されることで、復旧したノードはネットワークに再接続される。LD30は例えばその表示色を変更して、遮断ポートの生じたことをネットワークの管理者などに通知する。
図5は、Active−Hub100の制御ユニット200の実施の形態を示す機能ブロック図である。制御ユニット200は、ハードウェア(H/W)インタフェース部10、メモリ40、CPU(Central Processing Unit)50、およびARCNET(登録商標)チップセット60を備える。このうちH/Wインタフェース部10はリセットボタン20およびLD60に接続され、CPU50からの指示を電気信号に変換する。
CPU50はメモリ40に記憶されるプログラムに基づく処理機能として、トークンキャプチャ部50a、モニタ処理部50b、特定処理部50c、遮断処理部50d、通知処理部50e、およびこれらの機能を物理層に近いレベルでサポートするファームウェア50fを備える。
メモリ40は、この実施形態に特有の一時記憶手段として管理レジスタ40aを備える。管理レジスタ40aはノード間を周回するトークンの宛先ノードID(NID:Next Node ID)を記録するもので、障害ノードの特定を始めとして、ノードのネットワークへの参加(ログオン)状態の監視などに用いられる。
トークンキャプチャ部50aは、ネットワーク内で回周するトークンをキャプチャする。モニタ処理部50bは、キャプチャされたトークンに記される宛先ノードIDをモニタし、その結果をメモリ40の管理レジスタ40aに書き込む。特定処理部50cは、管理レジスタ40aの内容から、バースト信号を送出したノードを特定する。
遮断処理部50dは、特定処理部50cで特定されたノードに接続されたポートを遮断する。つまり遮断処理部50dは、遮断すべきポートに繋がる遮断部をオープン/クローズして、当該ポートを介して接続されるノードをネットワークから隔離する。通知処理部50eは、遮断処理部50dにより遮断されたポートが生じるとLD30(図4)を点灯し、その旨をユーザあるいはネットワークの管理者などに通知する。なお遮断ポートの生じたことをネットワークを介して外部のサーバ装置などに通知するようにしてもよい。
次に、ARCNET(登録商標)チップセット60はARCNET(登録商標)に準拠するノード装置に搭載される既存のチップセットであり、トークン処理部60a、再構築処理部60b、内部タイマ60c、およびバースト信号送出部60dを備える。すなわちこの実施形態では制御ユニット200はノードとしての機能も併せ持つ。
トークン処理部60aはトークンの送受に関わる処理を行う。再構築処理部60bはトークンが未達の状態でネットワーク状態監視タイマがタイムアウトするとバースト信号送出部60dに指示を与え、バースト信号をネットワークに送出してネットワークの再構築を要求する。また、他のノードからのバースト信号を検出すると、再構築処理部60bはネットワークの再構築処理を開始する。
内部タイマ60cはARCNET(登録商標)に準拠するノードが備える計時機能であり、840ミリ秒でタイムアウトするネットワーク状態監視タイマのほか、ネットワーク応答監視タイマ(78マイクロ秒でタイムアウト)と、アイドル状態監視タイマ(86マイクロ秒でタイムアウト)とがある。次に上記構成における作用を説明する。
図6は、トークンと管理レジスタ40aの内容との対応を説明する図である。図6はトークンパケットの構成およびその中身を示す。トークンパケットはAlert、EOT、および2つのNIDフィールドを備える。Alertはこのパケットがトークン等の制御情報であることを示すヘッダで、6ビットの(1)が書き込まれる。EOTにはトークンであることを示す(04H)が書き込まれ、NIDはトークンの宛先ノードIDである。
図6はネットワークの安定している状態(つまり正常状態)での管理レジスタ40aの内容の一例を示し、NIDが(01)、(02)・・・(255)のノードをトークンが周回している状態を示す。管理レジスタ40aは25ビットのレジスタであり、キャプチャしたトークンのNIDに対応するビットにフラグ1を立てることにより、ネットワークに存在するノードのIDを管理することができる。
ファームウェア50fは管理レジスタ40aの内容を、トークン受信状況を監視できる間隔で定期的にサンプリングする。サンプリングした状態が2回連続で同じであれば、ワークメモリ(図示せず)にそのデータが記録される。サンプリングデータが前回のサンプリングデータと一致しなければ、その時の時刻と、変化したビット番号とが記録される。換言すれば、ワークメモリは管理レジスタ40aの動作履歴を記憶する。
この管理レジスタ40aは、一度フラグ1がセットされればファームウェア50fからクリア指示を受けるまでその状態を保つ。ファームウェア50fはレジスタをサンプリングし、同じ状態が2回続けば管理レジスタ40aをクリアする。
図7はバースト信号の送出された後の管理レジスタ40aの内容の一例を示す図である。図7(a)は、ノード#1、ノード#2・・・ノード#255というように、繰り返し予定されたノード順にトークンが回る状態を示す。図7(b)は、バースト発生直後にノード#255からノード#256に向けてトークンが送信されたタイミングでの管理レジスタ40aである。
ここで、ARCNET(登録商標)におけるバースト受信後のトークン処理手順について要約する。バーストを受信した全ノードは、トークンの宛先をクリアすると共に一旦トークン送出を停止する。各ノードは、(255−ノードのID値)×146マイクロ秒のタイマをスタートし、最も先にタイムアウトしたノードから次のID番号のノードを宛先ID(図6のNID)としたトークンを送信する。最初のトークンが送信された後は、ID番号の順にトークンが各ノード間で受け渡される。
再構築開始時、ここでは、一番大きいIDを割り当てられた制御ユニット200のノード(#255)のチップセット60が最も早くトークンを次の番号の(#256)宛てに送信することになる。CPU50はこのトークン送信を監視し、管理レジスタ40aの(#256)には図7(b)のようにビット(1)が立つ。
しかし、ID番号(#256)のノードは存在しないので、ノード(#255)は応答時間の78マイクロ秒が経過してもトークン応答を受信することができない。そこでチップセット60は宛先IDをさらにインクリメントし、次の番号である一巡した先頭の(#00)を宛先(NID)にして送信する(図7(c))。
ARCNET(登録商標)では本来、NIDの(#00)はブロードキャスト用にリザーブされているのでノードには割り当てられないが、この実施形態では再構築処理における仮宛先として使用する。すなわちこの実施形態では#00をIDとして割り当てた仮想的なノードを設け、このID(#00)を、障害ノードを特定するために用いる。
図7(c)では(#00)が仮想的アドレスであることからトークン応答が無く、制御ユニット200、即ちノード(#255)は更に次のノード(#01)へトークンを送信する。ここで、ノード(#255)では初めてノード(#01)からのトークン応答を受信し、制御ユニット200のチップセット60は、次回からのトークン宛先(NID)を(#01)に設定する。
続いて、ノード(#01)も同様にトークンをノード(#02)へ送信するが、異常があり(前回トークンを受信できずに)バーストを送信したノード(#2)は、今回も応答をノード(#1)へは返送できない。そこでノード(#01)は、宛先ID番号(NID)をインクリメントして、次にトークン応答が得られるまで次々とノード(#3)(図7(d)(図7(e)・・・)とトークンを送信する。ここでは、ノード(#5)からトークン応答があり、ノード(#01)は次回からのトークン宛先を(#05)に設定する(図7(f))。
ノード(#05)も同様にこのトークンをインクリメントして送信する動作を繰り返し(図7(g))、その結果、トークンが一巡して制御ユニット200のノード(#255)に到着すると管理レジスタ40aの全てのビットが(1)となる。つまり、管理レジスタ40aも図7(b)〜図7(g)のように書き換えられる。その後は、各ノードからはそれぞれで設定されたノード宛先へトークンが送信されるのでビット0を含めてオール(1)が繰り返す安定状態になる(図7(h))。
管理レジスタ40aを監視しているCPU50は、この状態になると、管理レジスタ40aをクリアする(図7(i))。クリア後、各ノードで設定された宛先のトークンが管理レジスタ40aに新たに書き込まれて行く。そして、制御ユニット00のノード(#255)は前述の通り、設定先のノード(#01)にトークンを送信し、(#00)はスキップされているのでトークンは送信されなくなる。一旦クリアされた後、管理レジスタ40aにおいては実際にトークンが送信されるノードに対応するビットのみが(1)になる。
以上の手順により、再構築後の正常動作にはビット0は常に(0)となり、図7(j)が保たれるようになる。そこで、ファームウェア50fはビット0を監視し、(0)であれば正常(一定の)なネットワーク動作中であり、(1)であればバーストが発生した後の再構築中であると判断する。
この管理レジスタ40aの状態の履歴をメモリ40、もしくは他の図示しないワークメモリに記憶しておき、現在の状態と比較すれば、トークンの宛先として使用されているノードの有無(各ノードに相当するビットXが1か、0か)からネットワークに参加又は、離脱したノードを判読することが可能になる。
すなわち、ファームウェア50fは、管理レジスタ40aのビット0が(0)で、かつビットXが(0)から(1)へと変化すると、ノードXがネットワークに参加した旨をワークメモリに記録する。またビット0が(0)で、かつビットXが(1)から(0)へと変化すると、ノードXがネットワークから離脱した旨をワークメモリに記録する。
以上の手順では、制御ユニット200によりトークンに記される宛先ノードIDを管理レジスタ40aを用いて常に監視する。そして管理レジスタ40aを定期的にサンプリングして管理レジスタ40aの状態を記録しているワークメモリと比較参照してその変化をモニタし、モニタの結果、から、ビット0の(1)を検出することによりバーストの発生の有無を検出する。
さらに、再構築の生じる前にどのノードにまでトークンがまわったか、を検出することができる。ここでは、例えば、図7(a)と図7(j)とを比較すれば、ノード(#02)に該当するビットは(1)から(0)に変わっており、ネットワークから離脱しバースト信号を送出したノード、すなわち障害を起こしたノード(#02)を特定することができる。
次にこの実施形態では、特定した障害ノードに接続されるポートを遮断する。すなわち制御ユニット200の特定処理部50cにより障害ノード(#02)が特定されると、遮断処理部50dはノード#02に接続されるポート2の遮断部21をオフとし、障害発生要因となるノード(#02)をネットワークから隔離する。
以上をまとめるとこの実施形態では、ARCNET(登録商標)を用いて形成されるネットワークにおいて、ノードが接続されるActive−Hub100にノードID(#255)を与えてノードとして機能させるとともに、トークンパスの状態を監視する機能を実装する。すなわち再構築処理時に、トークンキャプチャ部50aによりトークンをキャプチャし、モニタ処理部50bによりモニタしたトークンの宛先ノードIDを、管理レジスタ40aに記録する。その結果から特定処理部50cにより障害ノードを特定する。
特にこの実施形態では、再構築処理に際して(#00)を宛先ノードIDとして使用する。すなわち、最初に送信権を得たActive−Hub100(ID(#255))は、ARCNET(登録商標)に規定のトークン送信手順を、本来では存在しない(#00)も宛先として実施する。よって再構築時には、管理レジスタ40aの0ビットに(1)が書き込まれる一方、IDの昇順に各ノードにトークンが回り、アクティブハブのノードにトークンが回周してくると管理レジスタ40aの全ビットが1になる。
全ビット(1)になると、この状態はワークメモリに記憶されたのち、管理レジスタ40aは一旦クリアされ、それ以降のトークン回周時には、実際にネットワークに存在するノードに該当するビットにだけフラグ(1)が立つ。特定処理部50cはワークメモリに記録された管理レジスタ40aの内容と、その後の管理レジスタ40aの内容とを比較照合することにより障害ノードを判定する。すなわち再構築処理の前後で管理レジスタ40aに管理されるネットワーク状態(1)から(0)に変化したノードを、障害ノードとして特定することができる。障害ノードを特定すると、そのノードに接続されるポートを遮断し、障害ノードをネットワークから隔離するようにする。すなわち障害の検知とともに障害ノードが自動的にネットワークから遮断されるので、システム全体のダウン時間を最小限に抑えることができるようになり、システムダウンへの耐性を高めたネットワークシステム、ハブ装置および障害ノード特定方法を提供することが可能となる。
なお、この発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。
100…Active−Hub、1〜8…ポート、11,21,31…遮断部、200…制御ユニット、20…リセットボタン、30…発光ダイオード(LD)、10…ハードウェア(H/W)インタフェース部、40…メモリ、50…CPU(Central Processing Unit)、60…ARCNET(登録商標)チップセット、50a…トークンキャプチャ部、50b…モニタ処理部、50c…特定処理部、50d…遮断処理部、50e…通知処理部、50f…ファームウェア、40a…管理レジスタ、60a…トークン処理部、60b…再構築処理部、60c…内部タイマ、60d…バースト信号送出部

Claims (8)

  1. それぞれ固有のノード識別子を有する複数のノードがハブ装置を介して接続されるネットワークをARCNET(Attached Resource Computer Network)運用するネットワークシステムにおいて
    前記複数のノードは、
    前記ARCNET(登録商標)で使用されるトークンが未達の状態が一定期間にわたり継続すると、前記トークンの回周ルートの再構築を要求するバースト信号を前記ネットワークに送出する再構築要求手段と、
    前記バースト信号を検出すると前記回周ルートをリセットしたのち再構築する再構築手段とを備え、
    前記ハブ装置は、
    前記複数のノードのうち最大のノード識別子を付与される監視ノードと、
    前記複数のノードに個別に接続される複数のポートと、
    前記トークンに記される宛先ノード識別子をモニタするモニタ手段と、
    前記モニタの結果から前記バースト信号を送出したノードを特定する特定手段と、
    この特定手段により特定されたノードに接続されるポートを遮断する遮断手段とを備え、
    前記再構築手段は、前記バースト信号を検出すると前記ARCNET(登録商標)の規定に従って前記トークンを送出し、当該トークンへの応答を受信するまで前記宛先ノード識別子を#00から#256の範囲で一巡すべくインクリメントさせることを特徴とするネットワークシステム。
  2. 前記ハブ装置は、さらに、前記遮断したポートを再接続するためのリセットボタンを備えることを特徴とする請求項1に記載のネットワークシステム。
  3. 前記ハブ装置は、さらに、前記ポートが遮断されたことを前記ネットワークの管理者に通知する通知手段を備えることを特徴とする請求項1に記載のネットワークシステム。
  4. ARCNET(Attached Resource Computer Network)で運用されるネットワークを形成する複数のノードを接続するハブ装置であって、
    前記複数のノードのうち最大のノード識別子を付与される監視ノードと、
    前記複数のノードに個別に接続される複数のポートと、
    前記トークンに記される宛先ノード識別子をモニタするモニタ手段と、
    前記モニタの結果から前記バースト信号を送出したノードを特定する特定手段と、
    この特定手段により特定されたノードに接続されるポートを遮断する遮断手段とを備え、
    前記監視ノードは、
    前記ARCNET(登録商標)で使用されるトークンが未達の状態が一定期間にわたり継続すると、前記トークンの回周ルートの再構築を要求するバースト信号を前記ネットワークに送出する再構築要求手段と、
    前記バースト信号を検出すると前記回周ルートをリセットしたのち再構築する再構築手段とを備え、
    前記再構築手段は、前記バースト信号を検出すると前記ARCNET(登録商標)の規定に従って前記トークンを送出し、当該トークンへの応答を受信するまで前記宛先ノード識別子を#00から#256の範囲で一巡すべくインクリメントさせることを特徴とするハブ装置。
  5. さらに、前記遮断したポートを再接続するためのリセットボタンを備えることを特徴とする請求項4に記載のハブ装置。
  6. さらに、前記ポートが遮断されたことを前記ネットワークの管理者に通知する通知手段を備えることを特徴とする請求項4に記載のハブ装置。
  7. それぞれ固有のノード識別子を有する複数のノードがハブ装置を介して接続されるネットワークをARCNET(Attached Resource Computer Network)で運用するネットワークシステムの障害ノード特定方法であって、
    前記ハブ装置に、前記複数のノードのうち最大のノード識別子を付与される監視ノードと、前記複数のノードに個別に接続される複数のポートとを備え、
    前記複数のノードは、
    前記ARCNET(登録商標)で使用されるトークンが未達の状態が一定期間にわたり継続すると、前記トークンの回周ルートの再構築を要求するバースト信号を前記ネットワークに送出し、
    前記バースト信号を検出すると前記回周ルートをリセットしたのち再構築し、
    前記ハブ装置は、
    前記トークンに記される宛先ノード識別子をモニタし、
    前記モニタの結果から前記バースト信号を送出したノードを特定し、
    前記特定されたノードに接続されるポートを遮断し、
    前記再構築することは、前記バースト信号を検出すると前記ARCNET(登録商標)の規定に従って前記トークンを送出し、当該トークンへの応答を受信するまで前記宛先ノード識別子を#00から#256の範囲で一巡すべくインクリメントさせることを特徴とする障害ノード特定方法。
  8. 前記ハブ装置は、さらに、前記ポートが遮断されたことを前記ネットワークの管理者に通知することを特徴とする、請求項7に記載の障害ノード特定方法。
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