JP5388747B2 - トレーニング装置 - Google Patents

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Description

本発明は、アクチュエータの動作により生じる力を、装具を介してエージェントの身体に伝達させるように構成されているトレーニング装置に関する。
エージェント(人間)に力を作用させて、その脚体等の動作を補助する技術が提案されている(特許文献1および2参照)。
特開2007−054086号公報 特開2007−259175号公報
しかし、力の作用形態が一定であるためにエージェントに違和感を覚えさせる可能性がある。
そこで、本発明は、さまざまな形態でエージェントに力を作用させることができるトレーニング装置を提供することを解決課題とする。
前記課題を解決するための本発明のトレーニング装置は、エージェントの上体および脚体のそれぞれに装着される第1装着要素および第2装着要素と、アクチュエータと、前記アクチュエータの動作を制御する制御装置とを備え、前記第1装着要素および前記第2装着要素を介して前記アクチュエータの動作により生じる力を前記エージェントに伝達させるように構成されているトレーニング装置であって、前記エージェントにその上体および脚体の相対運動に対する補助力を作用させるアシストモードと、前記エージェントにその上体および脚体の相対運動に対する抵抗力を作用させるトレーニングモードとを使い分けて動作し、前記制御装置が、前記エージェントの上体に対する脚体の相対姿勢を表わす姿勢変数が第1アシスト基準値以上であり、かつ、前記姿勢変数の1階時間微分である姿勢変化速度が負であって前記姿勢変数が極大値に近づくほど前記姿勢変化速度が0に近づく第1アシスト定義域において、前記姿勢変数が極大値に近づくほど0に近づく一方、前記姿勢変数が前記第1アシスト基準値に近づくほど極小値に近づく変化特性を有する関数にしたがって前記補助力を制御し、前記姿勢変数が前記第1アシスト基準値未満であり、かつ、前記姿勢変化速度が負であって前記姿勢変数が極小値に近づくほど前記姿勢変化速度が0に近づく第2アシスト定義域において、前記姿勢変数が極小値に近づくほど0に近づく一方、前記姿勢変数が前記第1アシスト基準値に近づくほど極小値に近づく変化特性を有する関数にしたがって前記補助力を制御し、前記姿勢変数が第2アシスト基準値未満であり、かつ、前記姿勢変化速度が正であって前記姿勢変数が極小値に近づくほど前記姿勢変化速度が0に近づく第3アシスト定義域において、前記姿勢変数が極小値に近づくほど0に近づく一方、前記姿勢変数が前記第2アシスト基準値に近づくほど極大値に近づく変化特性を有する関数にしたがって前記補助力を制御し、前記姿勢変数が前記第2アシスト基準値以上であり、かつ、前記姿勢変化速度が正であって前記姿勢変数が極大値に近づくほど前記姿勢変化速度が0に近づく第4アシスト定義域において、前記姿勢変数が極大値に近づくほど0に近づく一方、前記姿勢変数が前記第2アシスト基準値に近づくほど極大値に近づく変化特性を有する関数にしたがって前記補助力を制御するように構成されていることを特徴とする(第1発明)。
本発明のトレーニング装置によれば、モードの使い分けにより、エージェントにその上体および脚体の相対運動の方向に対して順方向の力(補助力)が作用する状況と、エージェントにその上体および脚体の相対運動の方向に対して逆方向の力(抵抗力)が作用する状況とが実現される。これにより、エージェントがその上体および脚体の相対運動を伴う歩行運動等をしている際、さまざまな形態でエージェントに力を作用させることができる。
当該構成のトレーニング装置によれば、エージェントの上体および脚体の相対姿勢および相対姿勢の時系列的な変化態様のうち少なくとも1つに応じて、当該エージェントに作用させる力の強さおよび方向を変化させることができる。
当該構成のトレーニング装置によれば、エージェントが歩行運動しており、その姿勢変数および姿勢変化速度のそれぞれの測定値が第1アシスト定義域、第2アシスト定義域、第3アシスト定義域および第4アシスト定義域の順で循環的に遷移する場合、次のようにその動作が制御される。当該測定値が第iアシスト定義域(i=1〜4)に含まれる期間が第iアシスト期間と定義される。
「第1アシスト期間」においては、補助力が0からその極小値まで連続的に低下するように制御される。「第2アシスト期間」においては、補助力がその極小値から0まで連続的に上昇するように制御される。「第3アシスト期間」においては、補助力が0からその極大値まで連続的に上昇するように制御される。「第4アシスト期間」においては、補助力がその極大値Fから0まで連続的に低下するように制御される。
これにより、エージェントの歩行運動時における上体に対する脚体の相対的な動きを補助する力が、姿勢変数および姿勢変化角度の測定値により表わされるエージェントの運動状態に鑑みて適当な変化形態でエージェントに与えられる。
発明のトレーニング装置において、前記制御装置が、前記補助力および前記姿勢変数により定義される平面において、前記補助力の変化態様を表わす曲線の近似式と、前記姿勢変数および前記姿勢変化速度の測定値とを用いて前記補助力を制御するように構成されていてもよい(第発明)。
当該構成のトレーニング装置によれば、歩行運動等、姿勢変数および姿勢変化速度のそれぞれが連続的に変化している状態で、エージェントに与えられる補助力が連続的に変化するように調節されうる。
第1または第2発明のトレーニング装置において、前記制御装置が、前記姿勢変数が第1トレーニング基準値以上であり、かつ、前記姿勢変数の1階時間微分である姿勢変化速度が負であって前記姿勢変数が極大値に近づくほど前記姿勢変化速度が0に近づく第1トレーニング定義域において、前記姿勢変数が極大値に近づくほど0に近づく一方、前記姿勢変数が前記第1トレーニング基準値に近づくほど極大値に近づく変化特性を有する関数にしたがって前記抵抗力を制御し、前記姿勢変数が前記第1トレーニング基準値未満であり、かつ、前記姿勢変化速度が負であって前記姿勢変数が極小値に近づくほど前記姿勢変化速度が0に近づく第2トレーニング定義域において、前記姿勢変数が極小値に近づくほど0に近づく一方、前記姿勢変数が前記第1トレーニング基準値に近づくほど極大値に近づく変化特性を有する関数にしたがって前記抵抗力を制御し、前記姿勢変数が第2トレーニング基準値未満であり、かつ、前記姿勢変化速度が正であって前記姿勢変数が極小値に近づくほど前記姿勢変化速度が0に近づく第3トレーニング定義域において、前記姿勢変数が極小値に近づくほど0に近づく一方、前記姿勢変数が前記第2トレーニング基準値に近づくほど極小値に近づく変化特性を有する関数にしたがって前記抵抗力を制御し、前記姿勢変数が前記第2トレーニング基準値以上であり、かつ、前記姿勢変化速度が正であって前記姿勢変数が極大値に近づくほど前記姿勢変化速度が0に近づく第4トレーニング定義域において、前記姿勢変数が極大値に近づくほど0に近づく一方、前記姿勢変数が前記第2トレーニング基準値に近づくほど極小値に近づく変化特性を有する関数にしたがって前記抵抗力を制御するように構成されていてもよい(第発明)。
当該構成のトレーニング装置によれば、エージェントが歩行運動しており、その姿勢変数および姿勢変化速度のそれぞれの測定値が第1トレーニング定義域、第2トレーニング定義域、第3トレーニング定義域および第4トレーニング定義域の順で循環的に遷移する場合、次のようにその動作が制御される。当該測定値が第iトレーニング定義域(i=1〜4)に含まれる期間が第iトレーニング期間と定義される。
「第1トレーニング期間」においては、抵抗力が0からその極大値まで連続的に上昇するように制御される。「第2トレーニング期間」においては、抵抗力がその極大値から0まで連続的に低下するように制御される。「第3トレーニング期間」においては、抵抗力が0からその極小値まで連続的に低下するように制御される。「第4トレーニング期間」においては、抵抗力がその極小値から0まで連続的に上昇するように制御される。
これにより、エージェントの歩行運動時における上体に対する脚体の相対的な動きに抵抗する力が、姿勢変数および姿勢変化角度の測定値により表わされるエージェントの運動状態に鑑みて適当な変化形態でエージェントに与えられる。
発明のトレーニング装置において、前記制御装置が、前記抵抗力および前記姿勢変数により定義される平面において、前記抵抗力の変化態様を表わす曲線の近似式と、前記姿勢変数および前記姿勢変化速度の測定値とを用いて前記抵抗力を制御するように構成されていてもよい(第発明)。
当該構成のトレーニング装置によれば、歩行運動等、姿勢変数および姿勢変化速度のそれぞれが連続的に変化している状態で、エージェントに与えられる抵抗力が連続的に変化するように調節されうる。
第1〜第発明のうちいずれか1つのトレーニング装置において、前記制御装置が、前記エージェントの上体に対する脚体の相対姿勢を表わす姿勢変数に対する、前記アクチュエータの動作により前記エージェントに作用する力の位相差を制御することにより、前記力を前記補助力および前記抵抗力のうち一方として前記エージェントに作用させるように構成されていてもよい(第発明)。
第1〜第発明のうちいずれか1つのトレーニング装置において、前記制御装置が、前
記エージェントの脚体のそれぞれの立脚状態および遊脚状態の別を判定し、当該判定結果の別に応じて前記補助力および前記抵抗力のそれぞれの変化形態が相違するように、前記アクチュエータの動作を制御するように構成されていてもよい(第発明)。
当該構成のトレーニング装置によれば、脚体の立脚状態(脚体が着床している状態)および遊脚状態(脚体が離床している状態)の別に応じて、エージェントの上体および当該脚体の相対運動に対して作用する補助力および抵抗力のそれぞれの変化形態を相違させることができる。
発明のトレーニング装置において、前記制御装置が、前記エージェントの脚体が立脚状態であると判定された場合、前記エージェントの脚体が遊脚状態であると判定された場合と比較して、前記補助力および前記抵抗力のそれぞれが強くなるように、前記アクチュエータの動作を制御するように構成されていてもよい(第発明)。
当該構成のトレーニング装置によれば、脚体の立脚状態および遊脚状態の別に応じて、エージェントの上体および当該脚体の相対運動に対して作用する補助力および抵抗力のそれぞれの強弱を相違させることができる。ここでの力の強弱とは、立脚状態および遊脚状態の別以外の因子が同一である状況における力の強弱を意味する。
第1〜第発明のうちいずれか1つのトレーニング装置において、前記制御装置が、前記エージェントの歩行面の姿勢を認識し、当該認識結果の相違に応じて前記補助力および前記抵抗力のそれぞれの変化形態が相違するように、前記アクチュエータの動作を制御するように構成されていてもよい(第発明)。
発明のトレーニング装置において、前記制御装置が、前記歩行面の姿勢が上昇傾斜姿勢であると認識した場合、前記歩行面の姿勢が平坦姿勢または下降傾斜姿勢であると認識した場合と比較して、前記補助力が強くなるように前記アクチュエータの動作を制御するとともに、前記歩行面の姿勢が平坦姿勢であると認識した場合、前記歩行面の姿勢が下降傾斜姿勢であると認識した場合と比較して、前記補助力が強くなるように前記アクチュエータの動作を制御するように構成されていてもよい(第発明)。
発明のトレーニング装置において、前記制御装置が、前記歩行面の姿勢が下降傾斜姿勢であると認識した場合、前記歩行面の姿勢が平坦姿勢または上昇傾斜姿勢であると認識した場合と比較して、前記抵抗力が強くなるように前記アクチュエータの動作を制御するとともに、前記歩行面の姿勢が平坦姿勢であると認識した場合、前記歩行面の姿勢が上昇傾斜姿勢であると認識した場合と比較して、前記抵抗力が強くなるように前記アクチュエータの動作を制御するように構成されていてもよい(第10発明)。
当該構成のトレーニング装置によれば、エージェントが歩行する地面または床面(歩行面)の姿勢の別に応じた、歩行に要する上体および脚体の相対運動の力の強弱の相違に鑑みて、強弱が適当に調節された抵抗力をエージェントに作用させることができる。
第1〜第10発明のうちいずれか1つのトレーニング装置において、前記制御装置が、前記アシストモードの開始時点から終了時点にかけて前記補助力が0から連続的に変化した上で0に戻るように前記アクチュエータの動作を制御するとともに、前記トレーニングモードの開始時点から終了時点にかけて前記抵抗力が0から連続的に変化した上で0に戻るように前記アクチュエータの動作を制御するように構成されていてもよい(第11発明)。
第1〜第11発明のうちいずれか1つのトレーニング装置において、前記アシストモードおよび前記トレーニングモードのうち1つの前記エージェントによる指定を可能とする第1インターフェースを備え、前記制御装置が、前記第1インターフェースから出力される当該指定に応じた信号に基づき、前記アシストモードおよび前記トレーニングモードのうち1つにしたがって前記アクチュエータの動作を制御するように構成されていてもよい(第12発明)。
当該構成のトレーニング装置によれば、エージェントの意思に応じてアシストモードおよびトレーニングモードの間で動作モードが切り替えられる。これにより、エージェントがその上体および脚体の相対運動を伴う歩行運動等をしている際、当該エージェントの意思が反映されたさまざまな形態でエージェントに力を作用させることができる。
第1〜第12発明のうちいずれか1つのトレーニング装置において、同一条件下における前記補助力の変化形態が異なる複数の前記アシストモードを、動作モードの選択肢として有し、前記複数のアシストモードのうち1つの前記エージェントによる指定を可能とする第2インターフェースを備え、前記制御装置が、前記第2インターフェースから出力された当該指定に応じた信号に基づき、前記複数のアシストモードのうち1つにしたがって前記アクチュエータの動作を制御するように構成されていてもよい(第13発明)。
当該構成のトレーニング装置によれば、エージェントの意思に応じて複数のアシストモードのうち一のアシストモード方のアシストモードに切り替えられる。これにより、エージェントがその上体および脚体の相対運動を伴う歩行運動等をしている際、当該エージェントの意思が反映されたさまざまな形態でエージェントに補助力を作用させることができる。
第1〜第13発明のうちいずれか1つのトレーニング装置において、同一条件下における前記抵抗力の変化形態が異なる複数の前記トレーニングモードを、動作モードの選択肢として有し、前記複数のトレーニングモードのうち1つの前記エージェントによる指定を可能とする第3インターフェースを備え、前記制御装置が、前記第3インターフェースから出力された当該指定に応じた信号に基づき、前記トレーニングモードのうち1つにしたがって前記アクチュエータの動作を制御するように構成されていてもよい(第14発明)。
当該構成のトレーニング装置によれば、エージェントの意思に応じて複数のトレーニングモードのうち1つのトレーニングモードに切り替えられる。これにより、エージェントがその上体および脚体の相対運動を伴う歩行運動等をしている際、当該エージェントの意思が反映されたさまざまな形態でエージェントに抵抗力を作用させることができる。
第1〜第14発明のうちいずれか1つのトレーニング装置において、前記制御装置が、前記エージェントの疲労度を測定し、当該測定結果に基づいて前記アシストモードおよび前記トレーニングモードを切り替えるように構成されていもよい(第15発明)。
当該構成のトレーニング装置によれば、エージェントの疲労度の高低に応じて、当該エージェントにその上体および脚体の相対運動の方向に対して補助力が作用する状況と、当該エージェントにその上体および脚体の相対運動の方向に対して抵抗力が作用する状況とが実現される。
第1〜第15発明のうちいずれか1つのトレーニング装置において、前記アクチュエータの構成要素としてのモータの出力軸から減速機構を介して前記補助力および前記抵抗力のそれぞれを前記エージェントに伝達させるように構成され、前記制御装置が、前記減速機構の減速比を切り替えることにより前記補助力および前記抵抗力のそれぞれを調節するように構成されていてもよい(第16発明)。
当該構成のトレーニング装置によれば、減速機構の減速比が調節されることにより、強弱の異なる補助力および抵抗力をエージェントに作用させることができる。
第1〜第16発明のうちいずれか1つのトレーニング装置において、前記アクチュエータの構成要素としてのモータの回生制動またはフリクションにより前記抵抗力を前記エージェントに伝達させるように構成され、前記モータの回生制動により生成された電気エネルギーを蓄える蓄電システムを備えていてもよい(第17発明)。
当該構成のトレーニング装置によれば、モータのフリクションおよびモータの回生制動という仕組みの相違に応じて、エージェントに作用させる抵抗力の変化形態を相違させることができる。また、モータの回生制動により生成された電気エネルギーが蓄電システムに蓄えられる。
17発明のトレーニング装置において、前記蓄電システムから電気エネルギーを外部電子機器に供給するための接続端子を備えていてもよい(第18発明)。
当該構成のトレーニング装置によれば、前記のようにモータの回生制動により生成され、蓄電システムに蓄えられた電気エネルギーを外部電子機器に利用させることができる。
第1〜第18発明のうちいずれか1つのトレーニング装置において、前記制御装置が、前記エージェントの歩行周期、歩幅、歩行率および歩行比のうち少なくとも1つを歩行状態変数として測定し、前記歩行状態変数の測定値が目標値に一致するように前記アクチュエータの動作を制御するように構成されていてもよい(第19発明)。
当該構成のトレーニング装置によれば、エージェントがその上体および脚体の相対運動を伴う歩行運動をしている際、さまざまな形態でエージェントに力を作用させることができるとともに、その歩行形態を目標形態に近づけることができる。
本発明のトレーニング装置の構成説明図。 本発明のトレーニング装置の制御装置の構成説明図。 アシストトルクの決定方法に関する説明図。 アシストトルクの変化形態に関する説明図。 エージェントの歩行状態の変化形態に関する説明図。 トレーニングトルクの決定方法に関する説明図。 トレーニングトルクの変化形態に関する説明図。 エージェントの歩行状態の変化形態に関する説明図。 ハイブリッドモードにおけるトルクの決定方法に関する説明図。 ハイブリッドモードにおけるトルクの変化形態に関する説明図。 エージェントの歩行状態の変化形態に関する説明図。 回生電流に関する説明図。
本発明のトレーニング装置の実施形態について図面を用いて説明する。
(トレーニング装置の構成)
本発明の一実施形態としてのトレーニング装置の構成について説明する。
図1に示されているトレーニング装置1は、第1装着要素11と、第2装着要素12と、アクチュエータ22とを備えている。図2に示されているようにトレーニング装置1は、状態センサ202と、操作用のインターフェース204と、制御装置20と、バッテリ21とを備えている。
第1装着要素11はエージェント(人間)の腰部の後側に押し当てられる腰当111と、腰当を腰部に固定するために腹部に巻き付けられるバンド112とを備えている。腰当111はたとえば可撓性のある適度に硬質の樹脂により形成されている。腰当111の左右両側のそれぞれの下端部には、アクチュエータ22がロール軸回りの回動自由度を持って取り付けられている。
第2装着要素12はエージェントの脚体のうち大腿部に巻き付けられるバンドを備えている。第2装着要素22のうち、大腿部前側にはアクチュエータ22の出力を第2装着要素12に伝達するためのリンク部材13がロール軸回りの回動自由度を持って取り付けられている。リンク部材13は硬質樹脂により、エージェントの腰部左右両側のそれぞれから、左右それぞれの大腿部の前側に向かって湾曲した形状に形成されている。
制御装置20は第1装着要素11の腰当111に内蔵されているコンピュータ(CPU,ROM,RAM,I/O回路,A/D変換回路等により構成されている。)により構成されている。制御装置20は状態センサ202からの出力信号およびインターフェース204からの出力信号を対象として、適宜メモリから読み出したプログラムにしたがって演算処理を実行する。これにより、制御装置20は、バッテリ21の充電および放電、ならびに、アクチュエータ22の動作を制御する。
バッテリ21も第1装着要素11の腰当111に内蔵されている。バッテリ21は電源として制御装置20およびアクチュエータ22のそれぞれに対して電力を供給する。バッテリ21はインバータ(図示略)とともに蓄電システムを構成し、アクチュエータ22を構成するモータ221により生成された電気エネルギーをインバータ経由で受け取った上で蓄える。
アクチュエータ22はモータ221および減速機構222を備えている。モータ221の動作および減速機構222の減速比のそれぞれは制御装置20により制御される。減速機構222を経た後のモータ221の出力がアクチュエータ22の出力に該当する。アクチュエータ22の出力は、第1装着要素11を介してエージェントの腰部に伝達されるとともに、リンク部材13および第2装着要素12を介してエージェントの脚体(直接的には大腿部)に伝達される。
状態センサ202はエージェントのさまざまな状態に応じた信号を出力するように構成されている。たとえば、エージェントの腰部および大腿部(脚体)の相対角度(以下「脚体角度」という。)に応じた信号を出力する、エージェントの腰部の左右両側のそれぞれに配置されたロータリーエンコーダが状態センサ202に該当する。そのほか、アクチュエータ22を構成するモータのロータ角度が脚体角度の算出基礎となるような場合、当該ロータ角度に応じた信号を出力する、当該モータに設けられたホール素子が状態センサ22として採用されうる。
インターフェース204はエージェントにより指定されたモードに応じた信号を出力するように構成されている。第1装着要素11に取り付けられた手動式のモード指定ボタン、タッチパネル式のモード指定ボタン、または、音声認識装置などがインターフェース204に該当する。
(トレーニング装置の機能)
前記構成のトレーニング装置の機能について説明する。
ON/OFFスイッチ(図示略)がOFFからONに切り替えられることにより、バッテリ21から制御装置20への電力供給が開始される。制御装置20は、サンプリング周期または演算周期ごとに状態センサ202としてのロータリーエンコーダまたはホール素子からの出力信号を受け取り、エージェントの脚体角度φおよびその1階時間微分である脚体角速度φ’を算出する。
脚体角度φは、基本前額面に対する大腿部の傾斜角度を表わしている(図5および図8参照)。脚体角度φは、大腿部が基準前額面よりも前方にある状況では「正」であると定義される。その一方、脚体角度φは、大腿部が基準前額面よりも後方にある状況では「負」であると定義される。基本前額面は、エージェントの腰部を含み、エージェントの上体の傾斜に応じて前後に傾斜した姿勢で定義される。
脚体角速度φ’は、大腿部が基準前額面に対して後方から近づいている、または、大腿部が基準前額面に対して前方に遠ざかっている状況では「正」であると定義される。その一方、脚体角速度φ’は、大腿部が基準前額面に対して前方から近づいている、または、大腿部が基準前額面に対して後方に遠ざかっている状況では「負」であると定義される。
制御装置20は、当該算出結果に基づき、インターフェース204を通じてエージェントにより指定されているモードにしたがってアクチュエータ22の動作を制御することにより、エージェントに作用させる力を調節する。この際、モータ221の出力および減速機構222の減速比(ギヤ比)のうち一方または両方が制御されることにより力の強弱が調節されうる。
この力は、エージェントの大腿部を股関節回りに上体を基準として前後に揺動させるためのトルクFと考えられる。トルクFは、脚体角度φを上昇させるようにエージェントに作用する場合には「正」として定義される一方、脚体角度φを低下させるようにエージェントに作用する場合には「負」として定義される。
(アシストモードの場合)
エージェントによりアシストモードが指定されている場合、脚体角度φおよび脚体角速度φ’の測定値に基づき、アシスト関数F1(φ,φ’)にしたがってエージェントに作用させるトルクFが調節される。
アシスト関数F1は、図3(a)に示されている第1アシスト定義域[α1<φ]×[φ’<0]、第2アシスト定義域[φ<α1]×[φ’<0]、第3アシスト定義域[φ<α2]×[0<φ’]および第4アシスト定義域[α<φ]×[0<φ’]のそれぞれにおいて次に説明するように異なる特性を示すように定義されている。
なお、第1アシスト定義域および第2アシスト定義域の境界位置を定める第1アシスト基準角度α1、ならびに、第3アシスト定義域および第4アシスト定義域の境界位置を定める第2アシスト基準角度α2は任意の値(たとえば「0」)に設定されうる。
第1アシスト定義域において、アシスト関数F1は脚体角速度φ’が0に近づくほど(脚体角度φが極大値φmaxに近づくほど)「0」に近づく一方、脚体角度φが第1アシスト基準角度α1に近づくほど「極小値Fmin」に近づく変化特性を有している。第1アシスト定義域において、アシスト関数F1の脚体角度φによる偏微分関数∂F1/∂φは「正」であり、脚体角度φが第1アシスト基準角度α1に近づくほど「0」に近づく変化特性を有している。
第2アシスト定義域において、アシスト関数F1は脚体角速度φ’が0に近づくほど(脚体角度φが極小値φminに近づくほど)「0」に近づく一方、脚体角度φが第1アシスト基準角度α1に近づくほど「極小値Fmin」に近づく変化特性を有している。第2アシスト定義域において、アシスト関数F1の脚体角度φによる偏微分関数∂F1/∂φは「負」であり、脚体角度φが第1アシスト基準角度α1に近づくほど「0」に近づく変化特性を有している。
第3アシスト定義域において、アシスト関数F1は脚体角速度φ’が0に近づくほど(脚体角度φが極小値φminに近づくほど)「0」に近づく一方、脚体角度φが第2アシスト基準角度α2に近づくほど「極大値Fmax」に近づく変化特性を有している。第3アシスト定義域において、アシスト関数F1の脚体角度φによる偏微分関数∂F1/∂φは「正」であり、脚体角度φが第2アシスト基準角度α2に近づくほど「0」に近づく変化特性を有している。
第4アシスト定義域において、アシスト関数F1は脚体角速度φ’が0に近づくほど(脚体角度φが極大値φmaxに近づくほど)「0」に近づく一方、脚体角度φが第2アシスト基準角度α2に近づくほど「極大値Fmax」に近づく変化特性を有している。第4アシスト定義域において、アシスト関数F1の脚体角度φによる偏微分関数∂F1/∂φは「負」であり、脚体角度φが第2アシスト基準角度α2に近づくほど「0」に近づく変化特性を有している。
図3(b)には、アシスト関数F1および脚体角度φにより定義されるF1−φ平面におけるアシストトルクの変化態様を示す軌跡が示されている。この軌跡は、第1〜第4アシスト定義域のそれぞれに対応する矢印as1〜as4が環状に連なって構成されている。F1−φ平面における矢印as1〜as4のそれぞれの形状は、たとえば、F1i=A1iφ2+B1iφ+C1i(i=1,2,3,4)のように近似曲線式により表現されうる。
ここで、エージェントが図4に破線で示されているように左右それぞれの脚体角度φを周期的に変化させながら歩行している状況を考える。この状況で前記のような特性を有するアシスト関数F1にしたがうことにより、図4に一点鎖線で示されているようにアシストトルク(補助力)がエージェントに作用するようにアクチュエータ22の動作が制御される。
すなわち、この状況においては第1アシスト期間→第2アシスト期間→第3アシスト期間→第4アシスト期間の順序で当該4つの期間が周期的に変遷する。第iアシスト期間(i=1〜4)とは、測定値(φ,φ’)が第iアシスト定義域に属する期間を意味する。
「第1アシスト期間」においては、アシストトルクが0からその極小値Fminまで連続的に低下するように制御される(図4参照)。すなわち、エージェントが立脚状態の脚体を支えとして上体を前方に並進させるような上体および当該脚体の相対運動(図5(a)→(b)参照)に対する補助力が、最初は0で、その後徐々に強くなるような変化形態でエージェントに与えられる。
「第2アシスト期間」においては、アシストトルクがその極小値Fminから0まで連続的に上昇するように制御される(図4参照)。すなわち、エージェントが立脚状態の脚体を支えとして上体を前方に並進させるような上体および当該脚体の相対運動(図5(b)→(c)参照)に対する補助力が、最初は強く、その後徐々に弱くなって最後は0になるような変化形態でエージェントに与えられる。
「第3アシスト期間」においては、アシストトルクが0からその極大値Fmaxまで連続的に上昇するように制御される(図4参照)。すなわち、エージェントが主に遊脚状態の脚体を前方に並進させるような上体および当該脚体の相対運動(図5(c)→(d)参照)に対する補助力が、最初は0で、その後徐々に強くなるような変化形態でエージェントに与えられる。
「第4アシスト期間」においては、アシストトルクがその極大値Fmaxから0まで連続的に低下するように制御される(図4参照)。すなわち、エージェントが主に遊脚状態の脚体を前方に並進させるような上体および当該脚体の相対運動(図5(d)→(a)参照)に対する補助力が、最初は強く、その後徐々に弱くなって最後は0になるような変化形態でエージェントに与えられる。
(トレーニングモードの場合)
エージェントによりトレーニングモードが指定されている場合、脚体角度φおよび脚体角速度φ’の測定値に基づき、トレーニング関数F2(φ,φ’)にしたがってエージェントに作用させるトルクFが調節される。
トレーニング関数F2は、図6(a)に示されている、第1トレーニング定義域[β1<φ]×[φ’<0]、第2トレーニング定義域[φ<β1]×[φ’<0]、第3トレーニング定義域[φ<β2]×[0<φ’]および第4トレーニング定義域[β2<φ]×[0<φ’]のそれぞれにおいて次に説明するように異なる特性を示すように定義されている。
なお、第1トレーニング定義域および第2トレーニング定義域の境界位置を定める第1トレーニング基準角度β1、ならびに、第3トレーニング定義域および第4トレーニング定義域の境界位置を定める第2トレーニング基準角度β2は任意の値(たとえば「0」)に設定されうる。
第1トレーニング定義域において、トレーニング関数F2は脚体角速度φ’が0に近づくほど(脚体角度φが極大値φmaxに近づくほど)「0」に近づく一方、脚体角度φが第1トレーニング基準角度β1に近づくほど「極大値Fmax」に近づく変化特性を有している。また、第1トレーニング定義域において、トレーニング関数F2の脚体角度φによる偏微分関数∂F2/∂φは「負」であり、脚体角度φが第1トレーニング基準角度β1に近づくほど「0」に近づく変化特性を有している。
第2トレーニング定義域において、トレーニング関数F2は脚体角速度φ’が0に近づくほど(脚体角度φが極小値φminに近づくほど)「0」に近づく一方、脚体角度φが第1トレーニング基準角度β1に近づくほど「極大値Fmax」に近づく変化特性を有している。第2トレーニング定義域において、トレーニング関数F2の脚体角度φによる偏微分関数∂F2/∂φは「正」であり、脚体角度φが第1トレーニング基準角度β1に近づくほど「0」に近づく変化特性を有している。
第3トレーニング定義域において、トレーニング関数F2は脚体角速度φ’が0に近づくほど(脚体角度φが極小値φminに近づくほど)「0」に近づく一方、脚体角度φが第2トレーニング基準角度β2に近づくほど「極小値Fmin」に近づく変化特性を有している。第3トレーニング定義域において、トレーニング関数F2の脚体角度φによる偏微分関数∂F2/∂φは「負」であり、脚体角度φが第2トレーニング基準角度β2に近づくほど「0」に近づく変化特性を有している。
第4トレーニング定義域において、トレーニング関数F2は脚体角速度φ’が0に近づくほど(脚体角度φが極大値φmaxに近づくほど)「0」に近づく一方、脚体角度φが第2トレーニング基準角度β2に近づくほど「極小値Fmin」に近づく変化特性を有している。第4トレーニング定義域において、トレーニング関数F2の脚体角度φによる偏微分関数∂F2/∂φは「正」であり、脚体角度φが第2トレーニング基準角度β2に近づくほど「0」に近づく変化特性を有している。
図6(b)には、トレーニング関数F2および脚体角度φにより定義されるF2−φ平面におけるトレーニングトルクの変化態様を示す軌跡が示されている。この軌跡は、第1〜第4トレーニング定義域のそれぞれに対応する矢印tr1〜tr4が環状に連なって構成されている。F2−φ平面における矢印tr1〜tr4のそれぞれの形状は、たとえば、F2i=A2iφ2+B2iφ+C2i(i=1,2,3,4)のように近似曲線式により表現されうる。
ここで、エージェントが図7に破線で示されているように左右それぞれの脚体角度φを周期的に変化させながら歩行している状況を考える。この状況で前記のような特性を有するトレーニング関数F2にしたがうことにより、図7に二点鎖線で示されているようにトレーニングトルク(抵抗力)がエージェントに作用するようにアクチュエータ22の動作が制御される。
すなわち、この状況においては第1トレーニング期間→第2トレーニング期間→第3トレーニング期間→第4トレーニング期間の順序で当該4つの期間が周期的に変遷する。第iトレーニング期間(i=1〜4)とは、測定値(φ,φ’)が第iトレーニング定義域に属する期間を意味する。
「第1トレーニング期間」においては、トレーニングトルクが0からその極大値Fmaxまで連続的に上昇するように制御される(図7参照)。すなわち、エージェントが立脚状態の脚体を支えとして上体を前方に並進させるような上体および当該脚体の相対運動(図8(a)→(b)参照)に対する抵抗力が、最初は0で、その後徐々に強くなるような変化形態でエージェントに与えられる。
「第2トレーニング期間」においては、トレーニングトルクがその極大値Fmaxから0まで連続的に低下するように制御される(図7参照)。すなわち、エージェントが立脚状態の脚体を支えとして上体を前方に並進させるような上体および当該脚体の相対運動(図8(b)→(c)参照)に対する抵抗力が、最初は強く、その後徐々に弱くなって最後は0になるような変化形態でエージェントに与えられる。
歩行しているエージェントの脚体が立脚状態にある間、抵抗力は、最初は無力で、徐々に強くなった後、徐々に弱くなって最後に再び無力になるように変化する(図8(a)→(b)→(c)参照)。
「第3トレーニング期間」においては、トレーニングトルクが0からその極小値Fminまで連続的に低下するように制御される(図7参照)。すなわち、エージェントが主に遊脚状態の脚体を前方に並進させるような上体および当該脚体の相対運動(図8(c)→(d)参照)に対する抵抗力が、最初は0で、その後徐々に強くなるような変化形態でエージェントに与えられる。
「第4トレーニング期間」においては、トレーニングトルクがその極小値Fminから0まで連続的に上昇するように制御される(図7参照)。すなわち、エージェントが主に遊脚状態の脚体を前方に並進させるような上体および当該脚体の相対運動(図8(d)→(a)参照)に対する抵抗力が、最初は強く、その後徐々に弱くなって最後は0になるような変化形態でエージェントに与えられる。
歩行しているエージェントの脚体が遊脚状態にある間、抵抗力は、最初は無力で、徐々に強くなった後、徐々に弱くなって最後に再び無力になるように変化する(図8(c)→(d)→(a)参照)。
トレーニングモードにおいて、モータ221の回生制動によりエージェントに抵抗力が作用している場合、モータ221が発電機として機能して電気エネルギーを生成し、この電気エネルギーがバッテリ21に蓄えられる。図12に示されているように右脚体角度(一点鎖線)および左脚体角度(二点鎖線)が変化するようにエージェントが歩行している過程で、左右のモータ221の回生制動により生じた回生電流(実線)がインバータに供給されて、電気エネルギーとしてバッテリ21に蓄えられる。
トレーニング装置1に携帯電話機等の外部電子機器用の接続端子が設けられることにより、バッテリ21から当該接続端子を介して電気エネルギーを外部電子機器に供給して利用させることができる。
(ハイブリッドモードの場合)
エージェントによりハイブリッドモードが指定されている場合、脚体角度φおよび脚体角速度φ’の測定値に基づき、ハイブリッド関数F3(φ,φ’)にしたがってエージェントに作用させるトルクFが調節される。ハイブリッドモードは、エージェントの各歩行周期において、アシストモードおよびトレーニングモードを使い分けるモードであるといえる。
ハイブリッド関数F3は、図9(a)に示されている第1ハイブリッド定義域[γ1<φ<γ2]×[0<φ’]、第2ハイブリッド定義域[γ2<φ]×[0<φ’]+[γ3<φ]×[φ’<0]、第3ハイブリッド定義域[γ4<φ<γ3]×[φ’<0]および第4ハイブリッド定義域[φ<γ4]×[φ’<0]+[φ<γ1]×[0<φ’]のそれぞれにおいて次に説明するように異なる特性を示すように定義されている。
なお、各ハイブリッド定義域の境界位置を定める第1ハイブリッド基準角度γ1、第2ハイブリッド基準角度γ2、第3ハイブリッド基準角度γ3および第4ハイブリッド基準角度γ4は任意の値に設定されうる。
第1ハイブリッド定義域において、ハイブリッド関数F3は脚体角度φが第1ハイブリッド基準角度γ1に近づくほど「0」に近づく一方、脚体角度φが第2ハイブリッド基準角度γ2に近づくほど「極大値Fmax」に近づく変化特性を有している。第1ハイブリッド定義域において、ハイブリッド関数F3の脚体角度φによる偏微分関数∂F3/∂φは「正」である。
第2ハイブリッド定義域において、ハイブリッド関数F3は脚体角速度φ’が負の状態で脚体角度φが第3ハイブリッド基準角度γ3に近づくほど「0」に近づく一方、脚体角速度φ’が正の状態で脚体角度φが第2ハイブリッド基準角度γ2に近づくほど「極大値Fmax」に近づく変化特性を有している。第2ハイブリッド定義域において、ハイブリッド関数F3の脚体角度φによる偏微分関数∂F3/∂φはφ’が正である場合は「負」であり、φ’が負である場合は「正」である。
第3ハイブリッド定義域において、ハイブリッド関数F3は脚体角度φが第3ハイブリッド基準角度γ3に近づくほど「0」に近づく一方、脚体角度φが第4ハイブリッド基準角度γ4に近づくほど「極小値Fmin」に近づく変化特性を有している。第3ハイブリッド定義域において、ハイブリッド関数F3の脚体角度φによる偏微分関数∂F3/∂φは「正」である。
第4ハイブリッド定義域において、ハイブリッド関数F3は脚体角速度φ’が正の状態で脚体角度φが第1ハイブリッド基準角度γ1に近づくほど「0」に近づく一方、脚体角速度φ’が負の状態で脚体角度φが第4ハイブリッド基準角度γ4に近づくほど「極小値Fmin」に近づく変化特性を有している。また、第4ハイブリッド定義域において、ハイブリッド関数F3の脚体角度φによる偏微分関数∂F3/∂φは脚体角速度φ’が負の場合は「負」であり、脚体角速度φ’が正の場合は「正」である。
図9(b)には、ハイブリッド関数F3および脚体角度φにより定義されるF3−φ平面におけるトルクの変化態様を示す軌跡が示されている。この軌跡は、第1ハイブリッド定義域に対応する矢印has1と、第2ハイブリッド定義域におけるアシストモードおよびトレーニングモードのそれぞれに対応する矢印has2およびhtr2と、第3ハイブリッド定義域に対応する矢印has3と、第4ハイブリッド定義域におけるアシストモードおよびトレーニングモードのそれぞれに対応する矢印has4およびhtr4とが、環状に連なって構成されている。F3−φ平面における矢印has1〜has4、htr2およびhtr4のそれぞれの形状は、たとえば、F3k=A3kφ2+B3kφ+C3k(k=as1〜as4,tr2,tr4)のように近似曲線式により表現されうる。
ここで、エージェントが図10に破線で示されているように左右それぞれの脚体角度φを周期的に変化させながら歩行している状況を考える。この状況で前記のような特性を有するハイブリッド関数F3にしたがうことにより、図10に実線で示されているようにトルクがエージェントに作用するようにアクチュエータ22の動作が制御される。
すなわち、この状況においては第1ハイブリッド期間→第2ハイブリッド期間→第3ハイブリッド期間→第4ハイブリッド期間の順序で当該4つの期間が周期的に変遷する。第iハイブリッド期間(i=1〜4)とは、測定値(φ,φ’)が第iハイブリッド定義域に属する期間を意味する。
「第1ハイブリッド期間」においては、トルクが0からその極大値Fmaxまで連続的に上昇するように制御される(図10参照)。すなわち、エージェントが主に遊脚状態の脚体を前方に並進させるような上体および当該脚体の相対運動(図11(a)→(b)参照)に対する「補助力」が最初は0で徐々に強くなるような変化形態でエージェントに与えられる。
「第2ハイブリッド期間」においては、トルクがその極大値Fmaxから0まで連続的に低下するように制御される(図10参照)。すなわち、まず、エージェントが主に遊脚状態の脚体を前方に並進させるような上体および当該脚体の相対運動(図11(b)→(c)参照)に対する「補助力」が、最初は強く、その後徐々に弱くなるような変化形態でエージェントに与えられる。そして、エージェントが立脚状態の脚体を支えとして上体を前方に並進させるような上体および当該脚体の相対運動(図11(c)→(d)参照)に対する「抵抗力」が、最初は強く、その後徐々に弱くなって最後に0になるような変化形態(初動負荷形態)でエージェントに与えられる。
「第3ハイブリッド期間」においては、トルクが0からその極小値Fminまで連続的に低下するように制御される(図10参照)。すなわち、エージェントが立脚状態の脚体を支えとして上体を前方に並進させるような上体および当該脚体の相対運動(図11(d)→(e)参照)に対する「補助力」が、最初は0で、その後徐々に強くなるような変化形態でエージェントに与えられる。
「第4ハイブリッド期間」においては、トルクがその極小値Fminから0まで連続的に上昇するように制御される(図10参照)。すなわち、まず、エージェントが立脚状態の脚体を支えとして上体をさらに前方に並進させるような上体および当該脚体の相対運動(図11(e)→(f)参照)に対する「補助力」が、最初は強く、その後徐々に弱くなるような変化形態でエージェントに与えられる。そして、エージェントが主に遊脚状態の脚体を前方に並進させるような上体および当該脚体の相対運動(図11(f)→(a)参照)に対する「抵抗力」が最初は強く、その後徐々に弱くなって最後に0になるような変化形態(初動負荷形態)でエージェントに与えられる。
前記のようにハイブリッドモードにおいて、エージェントの各歩行周期の間にアシスト期間およびトレーニング期間が混在している(図10参照)。
なお、ハイブリッド基準角度γi(i=1〜4)を変更することにより、アシスト期間からトレーニング期間への切替タイミングを変更することができる。また、ハイブリッド基準角度γiを変更することにより、トレーニング期間においてエージェントに与えられる抵抗力の変化形態を初動負荷形態のほか、終動負荷形態等、さまざまな形態に変化させることができる。
ハイブリッドモードにおいても、モータ221の回生制動によりエージェントに抵抗力が作用している間、モータ221が発電機として機能して電気エネルギーを生成し、この電気エネルギーがバッテリ21に蓄えられる(図12参照)。
(トレーニング装置の作用効果)
前記機能を発揮するトレーニング装置1によれば、モードの使い分けにより、エージェントにその上体および脚体の相対運動の方向に対して順方向の力(補助力)が作用する状況と、エージェントにその上体および脚体の相対運動の方向に対して逆方向の力(抵抗力)が作用する状況とが実現される。これにより、エージェントがその上体および脚体の相対運動を伴う歩行運動等をしている際、さまざまな形態でエージェントに力を作用させることができる。
また、インターフェース204を通じたモード指定により、エージェントの意思に応じてアシストモードおよびトレーニングモードが切り替えられる。これにより、エージェントがその上体および脚体の相対運動を伴う歩行運動等をしている際、当該エージェントの意思が反映されたさまざまな形態でエージェントに力を作用させることができる。
たとえば、エージェントがトレーニングモードでトレーニング装置1を使用している途中で、インターフェース204を通じてアシストモードまたはハイブリッドモードを指定することにより、トレーニングモードに代えて当該指定モードでトレーニング装置1を使用することができる。
アシストモードの開始時点から終了時点にかけて補助力が0から連続的に変化した上で0に戻るようにアクチュエータ22の動作が制御され、トレーニングモードの開始時点から終了時点にかけて抵抗力が0から連続的に変化した上で0に戻るようにアクチュエータ22の動作が制御される。
たとえば、トレーニング装置1がトレーニングモードにしたがって動作している状況でエージェントによりアシストモードが指定された場合、トレーニングトルクが0になってからトルクが0に維持され、アシストトルクの初期値が0となるようなタイミングでアシストモードによる動作が開始される。トレーニング装置1がアシストモードにしたがって動作している状況でエージェントによりトレーニングモードが指定された場合等においても同様である。
これにより、エージェントに作用させる補助力および抵抗力のそれぞれを円滑に変化させることができる。また、アシストモードおよびトレーニングモードの切替時点において、エージェントに作用させる力の極性または方向を円滑に反転させることができる。
また、トレーニング装置1によれば、エージェントの上体および脚体の相対姿勢(脚体角度φ)および相対姿勢の時系列的な変化態様(脚体角速度φ’)のうち少なくとも1つに応じて、モータ221の回生制動により、当該エージェントに作用させる抵抗力の強さおよび方向を変化させることができる(図7および図10参照)。これにより、上体および脚体の相対姿勢等により表わされるエージェントの歩行運動形態に鑑みて、当該エージェントに適当な抵抗力を作用させながら、モータ221の回生制動により当該運動エネルギーが電気エネルギーに変換されうる(図12参照)。
(他の実施形態)
制御装置20が、エージェントの脚体のそれぞれの立脚状態および遊脚状態の別を判定し、当該判定結果の別に応じて補助力および抵抗力のそれぞれの変化形態が相違するように、アクチュエータ22の動作を制御してもよい。特に、エージェントの脚体が立脚状態であると判定された場合、エージェントの脚体が遊脚状態であると判定された場合と比較して、補助力および抵抗力のそれぞれが強くなるように調節されてもよい。ここでの力の強弱とは、立脚状態および遊脚状態の別以外の因子が同一である状況における力の強弱またはトルクの振幅を意味する(図4、図7および図10参照)。
当該構成のトレーニング装置によれば、脚体の立脚状態(脚体が着床している状態)および遊脚状態(脚体が離床している状態)の別に応じて、エージェントの上体および当該脚体の相対運動に対して作用する補助力および抵抗力のそれぞれの変化形態を相違させることができる。
また、脚体の立脚状態および遊脚状態の別に応じて、上体および当該脚体の相対姿勢を変化させる運動エネルギーの高低に差があることに鑑みて、抵抗力の強弱、すなわち、回生制動による電気エネルギーの多少が調節されうる。具体的には、脚体が立脚状態にある場合、脚体が遊脚状態にある場合と比較して、上体の並進力または並進慣性力により上体および当該脚体の相対姿勢を変化させる運動エネルギーは高い。この点に鑑みて、立脚状態ではエージェントに作用させる抵抗力を強くして多くの電気エネルギーが得られる。その一方、遊脚状態ではエージェントに作用させる力を弱くして得られる電気エネルギーが少なめに抑制される。これにより、遊脚および立脚の別により表わされるエージェントの歩行運動形態に鑑みて、当該エージェントに適当な抵抗力を作用させながら、モータ221の回生制動により当該運動エネルギーが電気エネルギーに変換されうる。
脚体角度φおよび脚体角速度φ’の測定値のほか、エージェントの上体の鉛直方向の加速度を測定するための加速度センサの出力信号、または、エージェントの足裏(好ましくはかかとおよびつまさきの両方)に取り付けられた圧力センサの出力信号などに基づき、立脚状態および遊脚状態の別が判定されうる。
制御装置20が、エージェントの歩行面の姿勢を認識し、当該認識結果の相違に応じて補助力および抵抗力のそれぞれの変化形態が相違するように、アクチュエータ22の動作を制御してもよい。
たとえば、歩行面の姿勢が上昇傾斜姿勢であると認識された場合、歩行面の姿勢が平坦姿勢または下降傾斜姿勢であると認識された場合と比較して、補助力が強くなるように調節されてもよい。また、歩行面の姿勢が平坦姿勢であると認識された場合、歩行面の姿勢が下降傾斜姿勢であると認識された場合と比較して、補助力が強くなるように調節されてもよい。
さらに、歩行面の姿勢が下降傾斜姿勢であると認識された場合、歩行面の姿勢が平坦姿勢または上昇傾斜姿勢であると認識された場合と比較して、抵抗力が強くなるように調節されてもよい。また、歩行面の姿勢が平坦姿勢であると認識された場合、歩行面の姿勢が上昇傾斜姿勢であると認識された場合と比較して、抵抗力が強くなるように調節されてもよい
当該構成のトレーニング装置によれば、エージェントが歩行する地面または床面(歩行面)の姿勢の別に応じた、歩行に要する上体および脚体の相対運動の力の強弱の相違に鑑みて、強弱が適当に調節された補助力および抵抗力のそれぞれをエージェントに作用させることができる。
また、エージェントが歩行している地面または床面(歩行面)の姿勢の相違に応じて、エージェントの上体および脚体の相対運動に対する抵抗力の変化形態、すなわち、回生制動により得られる電気エネルギーの変化形態が調節されうる。
具体的には、エージェントが歩行する地面または床面(歩行面)の姿勢の別に応じた、歩行に要する上体および脚体の相対運動の力の強弱の相違に鑑みて、強弱が適当に調節された抵抗力をエージェントに作用させることができる。これにより、エージェントが歩行している面の姿勢に鑑みて、当該エージェントに適当な抵抗力を作用させながら、モータ221の回生制動により当該運動エネルギーが電気エネルギーに変換されうる。
歩行面の姿勢は、たとえば、特許第3833921号公報または特許第3908735号公報に記載されている手法にしたがって、エージェントの脚体の動きのパターンに基づいて判定されうる。エージェントが坂または階段を上っている状態は、歩行面が上昇傾斜姿勢である状態に相当する。エージェントが平坦な地面を歩行している状態は、歩行面が平坦姿勢である状態に相当する。エージェントが坂または階段を下っている状態は、歩行面が下降傾斜姿勢である状態に相当する。なお、歩行面の姿勢の種類ではなく、実際の傾斜角度が歩行面の姿勢として認識されてもよい。
制御装置20が、エージェントの疲労度を測定し、当該測定結果に基づいてアシストモードおよびトレーニングモードを切り替えるように構成されていてもよい。
当該構成のトレーニング装置によれば、エージェントの疲労度の高低に応じて、当該エージェントにその上体および脚体の相対運動の方向に対して補助力が作用する状況と、当該エージェントにその上体および脚体の相対運動の方向に対して抵抗力が作用する状況とが実現される。
エージェントの疲労度は、たとえば、当該エージェントによるトレーニング装置1の使用継続時間(ON/OFFスイッチがONに維持されている時間)が長いほど高く評価されうる。エージェントの歩行速度(歩行速度は脚体角速度により求められる。)が遅いほど、疲労度が高く評価されてもよい。また、トレーニングモードにおけるトレーニング装置1の累積使用時間が長いほど疲労度が高く評価されてもよい。トレーニングトルク(抵抗力)による累積仕事量(仕事量=トレーニングトルク×角度変位)が大きいほど疲労度が高く評価されてもよい。エージェントの心拍数または血圧が高いほど疲労度が高く評価されてもよい。
トレーニング装置1が、同一条件下における補助力の変化形態が異なる複数のアシストモードのうち1つのエージェントによる指定を可能とする第2インターフェースを備えていてもよい。また、制御装置20が、第2インターフェースから出力された当該指定に応じた信号に基づき、アシストモードのうち1つにしたがってアクチュエータ22の動作を制御してもよい。
当該構成のトレーニング装置によれば、エージェントの意思に応じて複数のアシストモードのうち一のアシストモード方のアシストモードに切り替えられる。これにより、エージェントがその上体および脚体の相対運動を伴う歩行運動等をしている際、当該エージェントの意思が反映されたさまざまな形態でエージェントに補助力を作用させることができる。
トレーニング装置1が、同一条件下における抵抗力の変化形態が異なる複数のトレーニングモードのうち1つのトレーニングモードのエージェントによる指定を可能とする第3インターフェースを備えていてもよい。また、制御装置20が、第3インターフェースから出力された当該指定に応じた信号に基づき、複数のトレーニングモードのうち1つにしたがってアクチュエータ22の動作を制御してもよい。
当該構成のトレーニング装置によれば、エージェントの意思に応じて複数のトレーニングモードのうち1つのトレーニングモードに切り替えられる。これにより、エージェントがその上体および脚体の相対運動を伴う歩行運動等をしている際、当該エージェントの意思が反映されたさまざまな形態でエージェントに抵抗力を作用させることができる。
制御装置20が、エージェントの歩行周期、歩幅、歩行率および歩行比のうち少なくとも1つを歩行状態変数として測定し、歩行状態変数の測定値が目標値に一致するようにアクチュエータ22の動作を制御するように構成されていてもよい。
当該構成のトレーニング装置によれば、エージェントがその上体および脚体の相対運動を伴う歩行運動をしている際、さまざまな形態でエージェントに力を作用させることができるとともに、その歩行形態を目標形態に近づけることができる。
「歩幅」はエージェントの脚の長さ(メモリに格納されている。)と、脚体角度φの正および負の最大値とに基づいて算定されうる。「歩行率(単位時間当たりの歩数)」は、脚体角度φの時間変化パターンにより認識されうる歩行周期またはエージェントの鉛直方向の加速度を測定する加速度センサの出力信号の時間変化パターンにより把握される左右の脚の着床タイミングに基づいて算定されうる。「歩行比」は「歩行率」に対する「歩幅」の比率として算定される。
トルクFの位相が、脚体角度φに対する位相差が目標位相差に一致するように制御されてもよい。このような制御を実現するためのトレーニング装置1として、たとえば、特許第3930399号、特許第3950149号、特許第4008464号、特許第4008465号、特許第4220567号、特許第4234765号、特許第4271711号および特許第4271713号のそれぞれに記載されている歩行補助装置(運動補助装置または運動誘導装置)が採用されてもよい。
当該歩行補助装置において、エージェントによりインターフェース204を通じて指定されたモードに応じて、目標位相差が自動的に調節される。
(アシストモードにおける位相差制御方法)
目標位相差が、少なくとも脚体角度φが極大値φmaxおよび極小値φminのそれぞれを示す時刻において(π/2)になるように調節されることにより、アシストモードが実現される(図4参照)。
脚体角度φが極小値φminを示す時刻(第2アシスト期間から第3アシスト期間への遷移時点)において、脚体角度φに対するトルクF(F’>0)の位相差は目標位相差と同じく(π/2)になっている。脚体角度φが極大値φmaxを示す時刻(第4アシスト期間から第1アシスト期間への遷移時点)において、脚体角度φに対するトルクF(F’<0)の位相差は目標位相差と同じく(π/2)になっている。
目標位相差は(π/2)の近傍で流動的に調節されるため、トルクFの位相が、脚体角度φに対する位相差が変動するように制御される。トルクFが極小値Fminを示す時刻(第1アシスト期間から第2アシスト期間への遷移時点)において、脚体角度φ(φ<0、φ’<0)に対するトルクFの位相差は約(π/2)(1−α1/φmin)になっている。トルクFが極大値Fmaxを示す時刻(第3アシスト期間から第4アシスト期間への遷移時点)において、脚体角度φ(φ>0、φ’>0)に対するトルクFの位相差は約(π/2)(1−α2/φmax)になっている。
(トレーニングモードにおける位相差制御方法)
目標位相差が、少なくとも脚体角度φが極大値φmaxおよび極小値φminのそれぞれを示す時刻において−(π/2)になるように調節されることにより、トレーニングモードが実現される(図7参照)。
脚体角度φが極小値φminを示す時刻(第2トレーニング期間から第3トレーニング期間への遷移時点)において、脚体角度φに対するトルクF(F’<0)の位相差は目標位相差と同じく−(π/2)になっている。脚体角度φが極大値φmaxを示す時刻(第4トレーニング期間から第1トレーニング期間への遷移時点)において、脚体角度φに対するトルクF(F’>0)の位相差は目標位相差と同じく−(π/2)になっている。
目標位相差は−(π/2)の近傍で流動的に調節されるため、トルクFの位相が、脚体角度φに対する位相差が変動するように制御される。トルクFが極大値Fmaxを示す時刻(第1トレーニング期間から第2トレーニング期間への遷移時点)において、脚体角度φ(φ>0、φ’<0)に対するトルクFの位相差は約−(π/2)(1−β1/φmax)になっている。トルクFが極小値Fminを示す時刻(第3トレーニング期間から第4トレーニング期間への遷移時点)において、脚体角度φ(φ<0、φ’>0)に対するトルクFの位相差は約−(π/2)(1−β2/φmin)になっている。
(ハイブリッドモードにおける位相差制御方法)
目標位相差が、脚体角度φが極大値φmaxおよび極小値φminのそれぞれを示す時刻において−(π/2)より大きく、かつ、(π/2)より小さくなるように調節されることにより、ハイブリッドモードが実現される(図10参照)。
脚体角度φが極大値φmaxを示す時刻(第2ハイブリッド期間の中間時点)において、脚体角度φに対するトルクF(F>0,F’<0)の位相差は目標位相差と同じく(π/2)より低い正値になっている。脚体角度φが極小値φminを示す時刻(第4ハイブリッド期間の中間時点)において、脚体角度φに対するトルクFの位相差は目標位相差と同じく(π/2)より低い正値になっている。
目標位相差は流動的に調節されるため、トルクFの位相が、脚体角度φに対する位相差が変動するように制御される。トルクFが0(F’>0)を示す時刻(第4ハイブリッド期間から第1ハイブリッド期間への遷移時点)において、脚体角度φ(φ<0、φ’>0)に対するトルクFの位相差は約(π/2)(1−γ1/φmin)になっている。トルクFが極大値Fmaxを示す時刻(第1ハイブリッド期間から第2ハイブリッド期間への遷移時点)において、脚体角度φ(φ>0、φ’>0)に対するトルクFの位相差は約(π/2)(1−γ2/φmax)になっている。トルクFが0(F’<0)を示す時刻(第2ハイブリッド期間から第3ハイブリッド期間への遷移時点)において、脚体角度φ(φ>0、φ’<0)に対するトルクFの位相差は約(π/2)(1−γ3/φmax)になっている。トルクFが極小値Fminを示す時刻(第3ハイブリッド期間から第4ハイブリッド期間への遷移時点)において、脚体角度φ(φ<0、φ’<0)に対するトルクFの位相差は約(π/2)(1−γ4/φmin)になっている。
1‥トレーニング装置、11‥第1装着要素、12‥第2装着要素、20‥制御装置、21‥バッテリ、22‥アクチュエータ、221‥モータ、222‥減速機構

Claims (19)

  1. エージェントの上体および脚体のそれぞれに装着される第1装着要素および第2装着要素と、アクチュエータと、前記アクチュエータの動作を制御する制御装置とを備え、前記第1装着要素および前記第2装着要素を介して前記アクチュエータの動作により生じる力を前記エージェントに伝達させるように構成されているトレーニング装置であって、
    前記エージェントにその上体および脚体の相対運動に対する補助力を作用させるアシストモードと、前記エージェントにその上体および脚体の相対運動に対する抵抗力を作用させるトレーニングモードとを使い分けて動作し、
    前記制御装置が、
    前記エージェントの上体に対する脚体の相対姿勢を表わす姿勢変数が第1アシスト基準値以上であり、かつ、前記姿勢変数の1階時間微分である姿勢変化速度が負であって前記姿勢変数が極大値に近づくほど前記姿勢変化速度が0に近づく第1アシスト定義域において、前記姿勢変数が極大値に近づくほど0に近づく一方、前記姿勢変数が前記第1アシスト基準値に近づくほど極小値に近づく変化特性を有する関数にしたがって前記補助力を制御し、
    前記姿勢変数が前記第1アシスト基準値未満であり、かつ、前記姿勢変化速度が負であって前記姿勢変数が極小値に近づくほど前記姿勢変化速度が0に近づく第2アシスト定義域において、前記姿勢変数が極小値に近づくほど0に近づく一方、前記姿勢変数が前記第1アシスト基準値に近づくほど極小値に近づく変化特性を有する関数にしたがって前記補助力を制御し、
    前記姿勢変数が第2アシスト基準値未満であり、かつ、前記姿勢変化速度が正であって前記姿勢変数が極小値に近づくほど前記姿勢変化速度が0に近づく第3アシスト定義域において、前記姿勢変数が極小値に近づくほど0に近づく一方、前記姿勢変数が前記第2アシスト基準値に近づくほど極大値に近づく変化特性を有する関数にしたがって前記補助力を制御し、
    前記姿勢変数が前記第2アシスト基準値以上であり、かつ、前記姿勢変化速度が正であって前記姿勢変数が極大値に近づくほど前記姿勢変化速度が0に近づく第4アシスト定義域において、前記姿勢変数が極大値に近づくほど0に近づく一方、前記姿勢変数が前記第2アシスト基準値に近づくほど極大値に近づく変化特性を有する関数にしたがって前記補助力を制御するように構成されていることを特徴とするトレーニング装置。
  2. 請求項記載のトレーニング装置において、
    前記制御装置が、前記補助力および前記姿勢変数により定義される平面において、前記補助力の変化態様を表わす曲線の近似式と、前記姿勢変数および前記姿勢変化速度の測定値とを用いて前記補助力を制御するように構成されていることを特徴とするトレーニング装置。
  3. 請求項1または2記載のトレーニング装置において、
    前記制御装置が、
    前記姿勢変数が第1トレーニング基準値以上であり、かつ、前記姿勢変数の1階時間微分である姿勢変化速度が負であって前記姿勢変数が極大値に近づくほど前記姿勢変化速度が0に近づく第1トレーニング定義域において、前記姿勢変数が極大値に近づくほど0に近づく一方、前記姿勢変数が前記第1トレーニング基準値に近づくほど極大値に近づく変化特性を有する関数にしたがって前記抵抗力を制御し、
    前記姿勢変数が前記第1トレーニング基準値未満であり、かつ、前記姿勢変化速度が負であって前記姿勢変数が極小値に近づくほど前記姿勢変化速度が0に近づく第2トレーニング定義域において、前記姿勢変数が極小値に近づくほど0に近づく一方、前記姿勢変数が前記第1トレーニング基準値に近づくほど極大値に近づく変化特性を有する関数にしたがって前記抵抗力を制御し、
    前記姿勢変数が第2トレーニング基準値未満であり、かつ、前記姿勢変化速度が正であって前記姿勢変数が極小値に近づくほど前記姿勢変化速度が0に近づく第3トレーニング定義域において、前記姿勢変数が極小値に近づくほど0に近づく一方、前記姿勢変数が前記第2トレーニング基準値に近づくほど極小値に近づく変化特性を有する関数にしたがって前記抵抗力を制御し、
    前記姿勢変数が前記第2トレーニング基準値以上であり、かつ、前記姿勢変化速度が正であって前記姿勢変数が極大値に近づくほど前記姿勢変化速度が0に近づく第4トレーニング定義域において、前記姿勢変数が極大値に近づくほど0に近づく一方、前記姿勢変数が前記第2トレーニング基準値に近づくほど極小値に近づく変化特性を有する関数にしたがって前記抵抗力を制御するように構成されていることを特徴とするトレーニング装置。
  4. 請求項記載のトレーニング装置において、
    前記制御装置が、前記抵抗力および前記姿勢変数により定義される平面において、前記抵抗力の変化態様を表わす曲線の近似式と、前記姿勢変数および前記姿勢変化速度の測定値とを用いて前記抵抗力を制御するように構成されていることを特徴とするトレーニング装置。
  5. 請求項1〜のうちいずれか1つに記載のトレーニング装置において、
    前記制御装置が、前記エージェントの上体に対する脚体の相対姿勢を表わす姿勢変数に対する、前記アクチュエータの動作により前記エージェントに作用する力の位相差を制御することにより、前記力を前記補助力および前記抵抗力のうち一方として前記エージェントに作用させるように構成されていることを特徴とするトレーニング装置。
  6. 請求項1〜のうちいずれか1つに記載のトレーニング装置において、
    前記制御装置が、前記エージェントの脚体のそれぞれの立脚状態および遊脚状態の別を判定し、当該判定結果の別に応じて前記補助力および前記抵抗力のそれぞれの変化形態が相違するように、前記アクチュエータの動作を制御するように構成されていることを特徴とするトレーニング装置。
  7. 請求項記載のトレーニング装置において、
    前記制御装置が、前記エージェントの脚体が立脚状態であると判定された場合、前記エージェントの脚体が遊脚状態であると判定された場合と比較して、前記補助力および前記抵抗力のそれぞれが強くなるように、前記アクチュエータの動作を制御するように構成されていることを特徴とするトレーニング装置。
  8. 請求項1〜のうちいずれか1つに記載のトレーニング装置において、
    前記制御装置が、前記エージェントの歩行面の姿勢を認識し、当該認識結果の相違に応じて前記補助力および前記抵抗力のそれぞれの変化形態が相違するように、前記アクチュエータの動作を制御するように構成されていることを特徴とするトレーニング装置。
  9. 請求項記載のトレーニング装置において、
    前記制御装置が、前記歩行面の姿勢が上昇傾斜姿勢であると認識した場合、前記歩行面の姿勢が平坦姿勢または下降傾斜姿勢であると認識した場合と比較して、前記補助力が強くなるように前記アクチュエータの動作を制御するとともに、前記歩行面の姿勢が平坦姿勢であると認識した場合、前記歩行面の姿勢が下降傾斜姿勢であると認識した場合と比較して、前記補助力が強くなるように前記アクチュエータの動作を制御するように構成されていることを特徴とするトレーニング装置。
  10. 請求項記載のトレーニング装置において、
    前記制御装置が、前記歩行面の姿勢が下降傾斜姿勢であると認識した場合、前記歩行面の姿勢が平坦姿勢または上昇傾斜姿勢であると認識した場合と比較して、前記抵抗力が強くなるように前記アクチュエータの動作を制御するとともに、前記歩行面の姿勢が平坦姿勢であると認識した場合、前記歩行面の姿勢が上昇傾斜姿勢であると認識した場合と比較して、前記抵抗力が強くなるように前記アクチュエータの動作を制御するように構成されていることを特徴とするトレーニング装置。
  11. 請求項1〜10のうちいずれか1つに記載のトレーニング装置において、
    前記制御装置が、前記アシストモードの開始時点から終了時点にかけて前記補助力が0から連続的に変化した上で0に戻るように前記アクチュエータの動作を制御するとともに、前記トレーニングモードの開始時点から終了時点にかけて前記抵抗力が0から連続的に変化した上で0に戻るように前記アクチュエータの動作を制御するように構成されていることを特徴とするトレーニング装置。
  12. 請求項1〜11のうちいずれか1つに記載のトレーニング装置において、
    前記アシストモードおよび前記トレーニングモードのうち1つの前記エージェントによる指定を可能とする第1インターフェースを備え、前記制御装置が、前記第1インターフェースから出力される当該指定に応じた信号に基づき、前記アシストモードおよび前記トレーニングモードのうち1つにしたがって前記アクチュエータの動作を制御するように構成されていることを特徴とするトレーニング装置。
  13. 請求項1〜12のうちいずれか1つに記載のトレーニング装置において、
    同一条件下における前記補助力の変化形態が異なる複数の前記アシストモードを、動作モードの選択肢として有し、
    前記複数のアシストモードのうち1つの前記エージェントによる指定を可能とする第2インターフェースを備え、前記制御装置が、前記第2インターフェースから出力された当該指定に応じた信号に基づき、前記複数のアシストモードのうち1つにしたがって前記アクチュエータの動作を制御するように構成されていることを特徴とするトレーニング装置。
  14. 請求項1〜13のうちいずれか1つに記載のトレーニング装置において、
    同一条件下における前記抵抗力の変化形態が異なる複数の前記トレーニングモードを、動作モードの選択肢として有し、
    前記複数のトレーニングモードのうち1つの前記エージェントによる指定を可能とする第3インターフェースを備え、前記制御装置が、前記第3インターフェースから出力された当該指定に応じた信号に基づき、前記トレーニングモードのうち1つにしたがって前記アクチュエータの動作を制御するように構成されていることを特徴とするトレーニング装置。
  15. 請求項1〜14のうちいずれか1つに記載のトレーニング装置において、
    前記制御装置が、前記エージェントの疲労度を測定し、当該測定結果に基づいて前記アシストモードおよび前記トレーニングモードを切り替えるように構成されていることを特徴とするトレーニング装置。
  16. 請求項1〜15のうちいずれか1つに記載のトレーニング装置において、
    前記アクチュエータの構成要素としてのモータの出力軸から減速機構を介して前記補助力および前記抵抗力のそれぞれを前記エージェントに伝達させるように構成され、
    前記制御装置が、前記減速機構の減速比を切り替えることにより前記補助力および前記抵抗力のそれぞれを調節するように構成されていることを特徴とするトレーニング装置。
  17. 請求項1〜16のうちいずれか1つに記載のトレーニング装置において、
    前記アクチュエータの構成要素としてのモータの回生制動またはフリクションにより前記抵抗力を前記エージェントに伝達させるように構成され、前記モータの回生制動により生成された電気エネルギーを蓄える蓄電システムを備えていることを特徴とするトレーニング装置。
  18. 請求項17記載のトレーニング装置において、
    前記蓄電システムから電気エネルギーを外部電子機器に供給するための接続端子を備えていることを特徴とするトレーニング装置。
  19. 請求項1〜18のうちいずれか1つに記載のトレーニング装置において、
    前記制御装置が、前記エージェントの歩行周期、歩幅、歩行率および歩行比のうち少なくとも1つを歩行状態変数として測定し、前記歩行状態変数の測定値が目標値に一致するように前記アクチュエータの動作を制御するように構成されていることを特徴とするトレーニング装置。
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