JP5388129B2 - 無線通信ネットワークの周波数チャネル選択方法及びシステム - Google Patents

無線通信ネットワークの周波数チャネル選択方法及びシステム Download PDF

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Description

通信空間を共有する複数の各無線通信ネットワークが自らの周波数チャネルを選択する無線通信ネットワークの周波数チャネル選択方法及びシステムに関する。
近年において、無線通信システムの加入数が増加や、サービスの高度化や多様化が進展している。このとき、同一の通信空間でしかも同一の周波数チャネルにおいて、複数の無線通信ネットワークが共存する場合に通信干渉を起こすことになる。このため、複数の無線通信ネットワークにおいて、通信空間を共有する複数の各無線通信ネットワークが通信干渉を起こさないように自らの周波数チャネルを選択するシステムが従来求められている。
ISM(Industry Science Medical)帯域で動作している従来のIEEE802.11のシステムにおいて、各無線通信ネットワークは、ランダムな方法により自らの周波数チャネルを選択する。そして、その無線通信ネットワークにおけるアクセスポイント(AP)が一度周波数チャネルを捕捉した場合、そのAPの寿命が尽きるまでその周波数チャネルを利用し続けることが可能となる。しかしながら、TVWS(Television White Space)で動作するIEEE802.11(IEEE 802.11のtask groupである802.11afで標準化されているため、従来のIEEE802.11と区別して本稿では802.11afと呼ぶ)では、利用可能なチャネル数の増加に伴い利用AP数が増加し、チャネルの切り替え頻度も増大するため、上述したランダムな周波数チャネルの選択方法をそのまま適用するのが困難となる。
図4は、FCC(Federal Communications Commission)において規定されたものであって、IEEE802.11afにおいて利用可能な最大46個のチャネルを示している。この図4では、チャネル2〜チャネル51のうち未許可チャネルであるチャネル3、4、37を除く最大46チャネルについてIEEE802.11afにおいて利用可能となっている。また、OFCOM(Office of Communications)によれば、利用可能なチャネル数が最大で32であると言われている。即ち、従来のIEEE802.11と比較して、IEEE802.11afは、利用可能なチャネル数が大きく増加することから、チャネル選択の複雑さもこれに伴って増大することになる。
また、IEEE802.11afは、TVWSチャネルにおいてセカンダリシステムとして動作することになるため、従来のIEEE802.11より頻度の高い周波数チャネルの切り替えを行う。図5に示すように、IEEE802.11afでは、TVシステムの存在を識別した場合には、現在行っている通信のチャネルを即座に切り替えて空の状態とし、これをTVシステムに明け渡さなければならない。かかる場合において、変更すべきチャネルを早急に見つけ出し、チャネルの切り替えをスムーズに実行する必要がある。図5の例では、t0〜t1において、通常の通信を行っているところ、TVシステムに対してチャネルを明け渡す必要が生じたため、t1以降においてチャネルを切り替えた場合を示している。また、一部のIEEE802.11afはTVWSではISM帯域において実現できないような、新たなサービスを一時的に提供する場合もあると予想される。そしてその新たなサービスのためにチャネルをある期間に亘って割り当てなければならない場合もある。かかる場合において、システムをON/OFFすることによる周波数チャネルの切り替えを頻繁に行う必要がある。
上述のIEEE802.11afの特性から、周波数チャネルの選択を行う際には、従来のランダムな選択を行うことは、以下の1)〜2)の問題が生じることとなる。
1)IEEE802.11ではAP(アクセスポイント)がチャネルスキャンを介して各チャネルの干渉状況などを確認し選択できるチャネル(selectable channel)であるかどうかを判断する。チャネルの数が多く増えたためチャネルスキャンに費やす時間も大きく増加し、チャネルの切り替えを行う上で大きく遅れが生じてしまう。
2)チャネル並びにAPの増加に伴って、複数のAPが同時にチャネルの選択を行う際に、ランダムな周波数チャネルの選択方法を実行した場合に、高い割合で多くAPが同じチャネルを選択して干渉を生じることとなり、再選択による遅延が生じてしまい、チャネルリソースを有効活用することもできなくなる。
A. Akella, G. Judd, P. Steenkiste, and S. Seshan, "Self management in chatic wireless developments," ACM MobiCom 2005. M. Yu, H. Luo, and K. Leung, "A dynamic radio resource management technique for multiple APs in WLANs," IEEE Transactions on Wireless Communications, vol. 5, no. 7, pp. 1910-1920, July 2006. J A. Mishra, et al, "A Client-Driven Approach for Channel Management in Wireless LANs," IEEE INFOCOM, 2006. A. Mishra, et al, "Distributed Channel Management in Uncoordinated Wireless Environments," ACM MOB/COM 2006. J B. Kauffmann, et al, "Measurement-Based Self Organization of Interfering 802.11 Wireless Access Networks," IEEE INFOCOM 2007. E. Rozner, et al, "Traffic-Aware Channel Assignment in Enterprise Wireless LANs," IEEE ICNP. 2007. IEEE 802.11 TGaf document, "Meeting minutes for Los Angeles 2010," https://mentor.ieee.org/802.11/documents is_group=00af. JAN 25th, 2010.
そこで、本発明は、上述した問題点に鑑みて案出されたものであり、その目的とするところは、IEEE802.11afシステムにおいて、チャネルスキャンに必要な時間を短縮し、周波数チャネルの選択を行った場合に分散的な選択により選択衝突を減少することができ、より迅速なかつスムーズなチャネル切り替えを行うことが可能な無線通信ネットワークの周波数チャネル選択方法及びシステムを提供することにある。
本発明者は、上述した課題を解決するために、各無線通信ネットワークに対して、各周波数チャネルにおける過去の使用時間に応じた選択傾向の順位を示す選択傾向データをそれぞれ保有させ、一の無線通信ネットワークによる周波数チャネル選択時には、テレビシステムに使用されていない空チャネルの中から最も選択傾向の順位の高い周波数チャネルを選択し、他の無線通信ネットワークとの間で共通する選択衝突時には、所定の優先情報を参照してその共通する周波数チャネルを何れの上記無線通信ネットワークに割り当てるか決定し、上記選択した周波数チャネルの占有時間を記録してこれらのチャネルにおける過去の使用時間を更新し、各チャネルにおける過去の使用時間を比較して各チャネルにおける上記選択傾向データを更新し、この更新した選択傾向データを次回以降の周波数チャネル選択に利用する無線通信ネットワークの周波数チャネル選択方法を発明した。
即ち、本発明に係る無線通信ネットワークの周波数チャネル選択方法は、通信空間を共有する複数の各無線通信ネットワークが自らの周波数チャネルを選択する無線通信ネットワークの周波数チャネル選択方法において、上記各無線通信ネットワークに対して、各周波数チャネルにおける過去の使用時間に応じた各周波数チャネルの選択傾向の順位を示す選択傾向データをそれぞれ保有させ、一の無線通信ネットワークによる周波数チャネルを選択時には、テレビシステムによって使用されていない空チャネルの中から最も選択傾向の順位の高い周波数チャネルを選択し、選択した周波数チャネルが他の無線通信ネットワークとの間で共通する選択衝突時には、当該他の無線通信ネットワークとの間で互いの選択傾向データを上記周波数チャネル毎に比較して、最も選択傾向の順位の高い無線通信ネットワークに対して当該周波数チャネルを割り当て、更に当該他の無線通信ネットワークとの間で最も選択傾向の順位の高い周波数チャネルが共通する場合には、過去の選択衝突時における周波数チャネルの割り当て結果が反映されたクレジットデータを参照して、その共通する周波数チャネルを何れの上記無線通信ネットワークに割り当てるか決定し、上記選択した周波数チャネルの通信への使用時間に基づいて上記選択傾向データを更新し、この更新した選択傾向データを次回以降の周波数チャネル選択に利用することを特徴とする。
また、本発明に係る無線通信ネットワークの周波数チャネル選択システムは、通信空間を共有する複数の各無線通信ネットワークが自らの周波数チャネルを選択する無線通信ネットワークの周波数チャネル選択システムにおいて、上記各無線通信ネットワークは、各周波数チャネルにおける過去の使用時間に応じた各周波数チャネルの選択傾向の順位を示す選択傾向データをそれぞれ保有し、一の無線通信ネットワークによる周波数チャネル選択時に、テレビシステムによって使用されていない空チャネルの中から最も選択傾向の順位の高い周波数チャネルを選択し、選択した周波数チャネルが他の無線通信ネットワークとの間で共通する選択衝突時には、当該他の無線通信ネットワークとの間で互いの選択傾向データを上記周波数チャネル毎に比較して、最も選択傾向の順位の高い無線通信ネットワークに対して当該周波数チャネルを割り当て、更に当該他の無線通信ネットワークとの間で最も選択傾向の順位の高い周波数チャネルが共通する選択衝突場合には、過去の選択衝突時における周波数チャネルの割り当て結果が反映されたクレジットデータを参照して、その共通する周波数チャネルを何れの上記無線通信ネットワークに割り当てるか決定し、上記選択した周波数チャネルの通信への使用時間に基づいて上記選択傾向データを更新し、この更新した選択傾向データを次回以降の周波数チャネル選択に利用することを特徴とする。
上述したように、本発明によれば、各無線通信ネットワークは、各周波数チャネルにおける過去の使用時間に応じた選択傾向の順位を示すSLTをそれぞれ保有し、一の無線通信ネットワークによる周波数チャネル選択時に、TVシステムによって使用されていない空チャネルの中から最も選択傾向の順位の高い周波数チャネルを選択する。そして、この選択した周波数チャネルに基づいてSLTを更新し、この更新したSLTを次回以降の周波数チャネル選択に利用する。また選択衝突時には、クレジットデータを参照して、その共通する周波数チャネルを何れの上記無線通信ネットワークに割り当てるか決定する。
これにより、IEEE802.11af システムにおいて、利用可能なチャネル数が大きく増加する場合であっても、チャネル選択をスムーズに行うことができ、その複雑さが増大するのを防止することが可能となる。
また本発明によれば、IEEE802.11af システムでは、TVシステムの存在を識別した場合には、現在行っている通信のチャネルを即座に切り替えて空の状態とし、これをTVシステムに明け渡さなければならないが、かかる場合において、変更すべきチャネルを早急に見つけ出し、チャネルの切り替えをスムーズに実行することができる。
またISM帯域において実現できないような、新たなサービスのためにチャネルをある期間に亘って割り当てなければならない場合に、システムをON/OFFすることによる周波数の切り替えを頻繁に行う必要があるが、本発明では、かかる周波数チャネルをスムーズに切り替えることが可能となる。
更に本発明によれば、TVWSチャネル並びに他の通信システムの増加に伴って、周波数チャネルの選択を行う際に、干渉状況を満たすチャネルを早期に見つけ出すことができ、チャネルの切り替えを行う上で大きく遅れが生じてしまうのを防止できる。また、ランダムな周波数チャネルの選択方法を実行した場合に選択衝突が高い割合で生じることとなるが、本発明によれば、ランダムな選択を行う機会を減少させることができ、チャネルリソースを有効活用することができる。さらに本発明によれば、クレジットデータを参照するものであることから、チャネル選択時における公平性を確保することができる。
本発明を適用した周波数チャネル選択システムの構成図である。 本発明を適用した周波数チャネル選択方法のフローチャートである。 本発明を適用した周波数チャネル選択方法の他のフローチャートである。 IEEE802.11afにおいて利用可能な最大46個のチャネルを示す図である。 TVシステムの存在を識別した場合には、現在行っている通信のチャネルを即座に切り替える例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態として、通信空間を共有する複数の各無線通信ネットワークが自らの周波数チャネルを選択する無線通信ネットワークの周波数チャネル選択システムについて図面を参照しながら詳細に説明する。
本発明を適用した周波数チャネル選択システム1は、例えば図1に示すような、IEEE802.11afに適用されるものである。この周波数チャネル選択システム1は、複数の無線通信ネットワーク3_1、・・・3_Pを有する。
一の無線通信ネットワーク3_1、・・・3_Pには、それぞれアクセスポイント(AP)4_1、・・・、4_Pと、それぞれのAP4にアクセス可能なデバイス12とを備えている。ちなみに、この周波数チャネル選択システム1では、上述したIEEE802.11afが適用されることから図示しない電波塔からテレビジョン受像機に向けてテレビジョン用の電波が放射されていることが前提となる。
デバイス12は、例えば、ノート型のパーソナルコンピュータ(ノートPC)や、携帯電話等を初めとした各種携帯情報端末等で構成される。このデバイス12は、少なくともAP4との間で無線通信を行うことができ、更にはAP4を介して他のデバイス12との間で無線パケット通信を行うことができる。
AP4も同様に上述した携帯情報端末と構成を同一とするものであってもよい。このAP4は、いわゆる無線基地局としての役割を担う。そして、このAP4は、デバイス12から送信されてくるビーコンを取得し、またデバイス12との間でリンクを確立するために、これらを互いに同期化させる役割を担う。また、このAP4は、テレビジョン受像機に対して割り当てた周波数チャネルを利用し、電波を送信する。
次に、本発明を適用した周波数チャネル選択システム1によるチャネル選択方法について説明をする。
本発明では、周波数チャネルを選択する上で使用するデータとして、新たにSLT(Selection Tendency)を定義する。このSLTは、各AP4がどの周波数チャネルを選択して通信を行えばよいかを示すパラメータである。このSLTは、各周波数チャネルにおける過去の使用時間に応じた選択傾向の順位を示す選択傾向データとして定義される。そして、この過去の使用時間に応じた選択傾向の順位が、これから選択しようとしている周波数チャネルの優先順位となる。即ち、このSLTが“1”のチャネルは、過去において最も使用時間が長いチャネルであり、過去の選択傾向の順位が1位であるチャネルであることを意味し、換言すれば過去においてそのチャネルが最も長い時間に亘り使用されていたことを意味する。またSLTが“2”のチャネルは、過去の選択傾向の順位が2位であるチャネルであることを意味し、過去においてそのチャネルが2番目に長い時間に亘り使用されていたことを意味する。SLTが“N”のチャネルは、従来の選択傾向の順位がN位であるチャネルであり、過去においてそのチャネルがN番目に長い時間に亘り使用されていたことを意味する。
このSLTは、例えば各周波数チャネル(CH1、CH2、CH3、CH4)において、(1、2、3、4)である場合には、過去においてCH1が最も長い時間に亘り使用され、その次にCH2、CH3、CH4が続いたことを意味している。また、SLTが(3、4、1、2)の場合には、過去においてCH3が最も長い時間に亘り使用され、その次にCH4、CH1、CH2が続いたことを意味している。
このようなSLTは、各無線通信ネットワーク3_1、・・・3_P毎に保有されることとなる。より具体的には、その無線通信ネットワーク3_1、・・・3_PにおけるAP4_1、・・・、4_Pが、自らが属する無線通信ネットワーク3_1、・・・3_PのSLTをそれぞれ持つこととなる。ちなみに、このSLTは、各無線通信ネットワーク3が、それぞれのチャネルの使用時間を判別した上で付加される優先順位である。各チャネルの使用時間は、無線通信ネットワークがそのチャネルを、周波数チャネル選択システム1内においてどの期間に亘って占有して通信を行ったか、即ちチャネルの占有時間に基づくものである。無線通信ネットワーク3におけるAP4は、各チャネルにおける占有時間を計測し、チャネル毎の使用時間を求めることができる。そして、このチャネル毎の使用時間の長いものからSLTの順位付けを行っていくこととなる。
そして、各無線通信ネットワーク3による周波数チャネルの選択時には、このSLTを参照し、最も選択傾向の順位の高い周波数チャネルを選択する。例えば各周波数チャネル(CH1、CH2、CH3、CH4)においてSLTが(1、2、3、4)である場合には、最も選択傾向の順位の高い周波数チャネルは、CH1であることからこれを選択する。また、SLTが(3、4、1、2)の場合には、最も選択傾向の順位の高い周波数チャネルは、CH3であることからこれを選択することになる。
実際の周波数チャネルの選択手順は、図2に示すフローチャートにより具体化される。以下の例では、一の無線通信ネットワーク3_1が新たに周波数チャネルを選択する場合を例にとり説明をする。無線通信ネットワーク3_1は、先ずステップS11において、一時的に、又は常時、他のテレビジョン受像機13によるテレビシステムによって使用されていないチャネル(以下、空チャネルという。)が存在するか否か判別する。その結果、空チャネル数が1以上の場合には、ステップS12へ移行する。これに対して、空チャネル数が0の場合には、このステップS11における空チャネルの有無を判別する動作を繰り返し実行する。ちなみに、このステップS11における空チャネルの有無の判別は、FCC(Federal Communications Commission)において管理されているサーバーにアクセスすることにより、実現するようにしてもよい。
次にステップS12へ移行し、空チャネル間でSLTを比較する。そして、その中で最も選択傾向の順位の高いチャネル、即ち最大SLTの空チャネルを識別する。ちなみに、ここでいう最大SLTは、必ずしもSLT=1とは限らない。仮に各周波数チャネル(CH1、CH2、CH3、CH4)においてSLTが(1、2、3、4)である場合であっても、CH1のみが空チャネルでない場合には、SLT=2のCH2が最大SLTとなり、またこのCH1、CH2のみが空チャネルでない場合には、SLT=3のCH3が最大SLTとなる。
次にステップS13へ移行し、空チャネルで、かつ最大SLTのチャネル数の合計Σを
算出する。仮に空チャネル(CH1、CH2、CH3)においてSLTが(1、2、1)である場合には、最大SLT=1が2チャネルあるため、Σ=2となる。また、仮に空チ
ャネル(CH1、CH2、CH3)においてSLTが(2、3、4)である場合には、最大SLT=2が1チャネルあるため、Σ=1となる。
次にステップS14へ移行し、Σ=1であるか否か判別を行う。空のチャネルが少なく
とも1個存在すれば、Σは、少なくとも1となる。このケースでは、最大SLTを持つ空
チャネルが単独で存在するケースである。このステップS14においてΣ=1であるもの
と判別した場合には、ステップS15へ移行する。これに対して、上述のように最大SLTが複数チャネル存在する場合には、Σは2以上となり、換言すればΣ=1ではなくなる
。このようにΣ=1以外の場合には、図3の“C”へ移行する。
ステップS15に移行した場合は、最大SLTを持つ空チャネルが単独で存在するケースである。かかる場合には、その最大SLTの空チャネルを選択することを前提とし、当該空チャネルのスキャニングを行う。
ステップS16では、上述したステップS15において実行したチャネルスキャニングの結果、空チャネルの干渉レベルが所定の閾値以下か否かを判別する。ここでいう所定の閾値とは、干渉レベルが高くて通信に支障が出るか否かの観点から予め決定されるものである。干渉レベルがその閾値以下の場合には、ステップS17へ移行し、干渉レベルが閾値を超える場合には、他の無線通信ネットワーク3によってそのチャネルが使用されている結果、干渉レベルが高くなっていることを意味しているため、ステップS22へ移行する。
ステップS17に移行した場合には、更に他の無線通信ネットワーク3(他のAP4)が、同一チャネルを同時に選択していないかを判別する。他の無線通信ネットワーク3も同様にこのフローチャートを実行していくことになるが、このとき、当該他の無線通信ネットワーク3もほぼ同一のタイミングで同一のチャネルを選択した上でステップS16を実行し、さらにステップS17に移行する場合もある。当該他の無線通信ネットワーク3がほぼ同一のタイミングでS16を実行した場合には、まだ通信を実際に開始していないことから、同一のチャネルを選択した場合であっても干渉レベルが閾値以下となる。しかしながら、このまま一の無線通信ネットワーク3_1が通信を開始した場合には、当該他の無線通信ネットワーク3との間で通信干渉が生じてしまう。このステップS17は、このような他の無線通信ネットワーク3により同一のタイミングで同一のチャネルを選択したか否かを識別することを実際に行う。その結果、他の無線通信ネットワーク3(他のAP4)が同一チャネルを同時に選択していないのであれば、ステップS18へと移行する。これに対して、他の無線通信ネットワーク3(他のAP4)が同一チャネルを同時に選択しているのであれば、ステップS28へ移行する。
ステップS18に移行した場合には、何ら他の無線通信ネットワーク3によって干渉を受けることなく、また選択もされていないチャネルを占有することができたことを意味している。かかる場合には、一の無線通信ネットワーク3_1はその選択したチャネルを使用して実際に通信を開始する。このとき、通信開始時刻をAP4_1が記憶しておくようにする。
通信が終了した場合にはステップS19に移行することになる。このとき、AP4_1は、通信終了時刻を記憶する。そして、当該無線通信ネットワーク3_1は、チャネルの占有時間を求める。チャネル占有時間は、通信終了時刻と通信開始時刻との時間差から求めることとなる。
次にステップS20へ移行し、チャネル占有時間に基づいてチャネル使用時間の更新を行う。即ち、各チャネルについてそれぞれ過去のチャネル使用時間が管理されているが、これに対して、更に上述したチャネル占有時間の分が反映されて更新されることとなる。
次にステップS21へ移行し、SLTの更新を行う。SLTは、上述したように、チャネルの使用時間に対応している。上述したステップS20においてチャネル使用時間が更新される結果、各チャネルに対するSLTの順位が変わる場合もある。SLTの順位が変わった場合には、このSLTの順位を新たに更新する。SLTを更新後、再び“A”即ちステップS11へ戻ることとなる。
また、ステップS16からステップS22へ移行した場合には、先ず空チャネルが残存しているか否かを確認する。その結果、空チャネルが残存していた場合には、ステップS23へ、また空チャネルが残存していなかった場合には、“A”、即ちステップS11へと戻ることになる。
ステップS23へ移行した場合には、残りの空チャネル間でSLTを比較し、そして、その中で最も選択傾向の順位の高いチャネル、即ち最大SLTの空チャネルを識別する。
次にステップS24へ移行し、空チャネルで、かつ最大SLTのチャネル数の合計Σを
算出する。
次にステップS25へ移行し、Σ=1であるか否か判別を行う。このステップS25に
おいてΣ=1であるものと判別した場合には、ステップS26へ移行する。これに対して
、Σ=1以外の場合には、図3の“C”へ移行する。
ステップS26に移行した場合は、最大SLTを持つ空チャネルが単独で存在するケースである。かかる場合には、その最大SLTの空チャネルを選択することを前提とし、当該空チャネルのスキャニングを行う。
ステップS27では、上述したステップS26において実行したチャネルスキャニングの結果、空チャネルの干渉レベルが所定の閾値以下か否かを判別する。干渉レベルがその閾値以下の場合には、ステップS17へ移行し、上述した処理を実行することとなる。これに対して、干渉レベルが閾値を超える場合には、他の無線通信ネットワーク3によってそのチャネルが使用されている結果、干渉レベルが高くなっていることを意味しているため、再びステップS22へ移行して上述した処理を繰り返し実行することになる。
またステップS28に移行した場合には、他の無線通信ネットワーク3(他のAP4)が同一チャネルを同時に選択していることを意味している。かかる場合には、一の無線通信ネットワーク3_1は、その同時の選択があった他の無線通信ネットワーク3のチャネル毎のSLTを識別し、自らのSLTと比較を行う。そして、互いの最大SLTのチャネルが重なっている無線通信ネットワーク3(AP4)の数αを識別する。この重なっているAP4の数αが2以上の場合には、最高SLTが同一チャネルで重複することを意味しており、この重なっているAP4の数αが1の場合には、最高SLTが同一チャネルで重複していないことを意味している。
次にステップS29に移行し、α=1の場合には、ステップS18へ、α≠1の場合いは、複数の無線通信ネットワーク3間において最高SLTが同一チャネルで重複する、いわゆる選択衝突が生じたものと考えることができる。かかる場合には、ステップS30へ移行するように制御する。
ステップS30に移行した場合には、更に周波数チャネルの割り当て結果が反映されたクレジットデータを参照して、その共通する周波数チャネルを何れの上記無線通信ネットワークに割り当てるか決定することとなる。
このクレジットデータとは、選択衝突時にその共通する周波数チャネルが割り当てられた過去の回数や頻度を記録したものである。
例えば、上述したように、周波数チャネル(CH1、CH2、CH3、CH4)において、無線通信ネットワーク3_1のSLTが(1、2、3、4)であり、他の無線通信ネットワーク3のSLTが(1、3、4、2)であったため、互いのSLTが1となるチャネルがCH1となる場合について考えてみる。このとき、互いに共通する周波数チャネルは、CH1となるが、このCH1を無線通信ネットワーク3_1と、他の無線通信ネットワーク3の何れかに割り当てることとなる。このとき、過去において、無線通信ネットワーク3_1と、他の無線通信ネットワーク3との間で同様に選択衝突が起きた結果、この共通するチャネルを何れに割り当てたかの頻度を識別することとなる。過去の選択衝突時に、共通するチャネルを、無線通信ネットワーク3_1側に割り当てた回数や頻度、並びに他の無線通信ネットワーク3側に割り当てられた回数や頻度は、上述したクレジットデータに記録されている。このため、かかるクレジットデータを読み出すことにより、これら無線通信ネットワーク3_1と、他の無線通信ネットワーク3との間で、共通するチャネルを割り当てられた過去の頻度を比較することが可能となる。ちなみに、過去の選択時においてSLT1が共通するチャネルとは、CH1に限らず、以前において他のCH2〜CH4が共通した結果、それを何れかの無線通信ネットワークに割り当てたことがある場合には、それもクレジットデータとして反映するようにしてもよい。
このときクレジットデータを参照して、上記割り当てられた頻度が低い側の無線通信ネットワーク3に共通する周波数チャネルを割り当てるようにしてもよい。例えば、このクレジットデータを参照した結果、選択衝突時において無線通信ネットワーク3_1に、共通するチャネルが割り当てられた回数が少なかった場合、この無線通信ネットワーク3_1は、以前において他の無線通信ネットワーク3に対して、共通するチャネルを譲ったものであることから、他の無線通信ネットワーク3に対して“貸し”があるものと考えることができる。かかる場合には、共通するチャネル(CH1)を無線通信ネットワーク3_1に対して割り当てることにより、他の無線通信ネットワーク3に対して“貸し”を返してもらうことになる。
これに対して、クレジットデータを参照した結果、過去の選択衝突時において無線通信ネットワーク3_1に、共通するチャネルが割り当てられた回数が多かった場合、この無線通信ネットワーク3_1は、以前において他の無線通信ネットワーク3に対して、共通するチャネルを譲ってもらったものであることから、他の無線通信ネットワーク3に対して“借り”があるものと考えることができる。かかる場合には、共通するチャネル(CH1)を他の無線通信ネットワーク3に対して割り当てることにより、他の無線通信ネットワーク3に対して“借り”を返すことになる。
このようにして、過去における選択衝突時において、何れの無線通信ネットワーク3に対して“借り”(“貸し”)があったかを示すパラメータがクレジットデータである。そして、このクレジットデータを参照し、過去において共通するチャネルを譲った頻度の高い側に、これから割り当てようとする共通チャネルを割り当てることとなる。
このクレジットデータとしては、各無線通信ネットワーク3に対して、システム立ち上げ時から同一の数値を割り当て、ステップS18において共通するチャネルが割り当てられる度に、このクレジットデータの数値を1ずつ減らすようにしてもよい。その結果、クレジットデータを比較するときに、数値が小さい無線通信ネットワーク3側が、過去の選択衝突時において頻繁に選択されていたことを知ることができ、数値が大きい無線通信ネットワーク3に対して“借り”があるものと考えることができる。そして、かかる場合には、そのクレジットデータの数値の大きい無線通信ネットワーク3に対して、共通するチャネル(CH1)を割り当てることとなる。
ちなみに、本発明では、上述したクレジットデータに限定されるものではなく、過去の選択衝突時における周波数チャネルの割り当て結果が反映されたものであればいかなるものを用いてもよい。
ここで上述したクレジットデータの数値が重なっているAP4の数βを計算する。クレジットデータの数値が重なっているAP4の数βが2以上の場合には、“D”へ移行する(ステップS31)。これに対して、クレジットデータの数値が重なっているAP4の数βが1の場合には、ステップS18へ移行する。
次に、上述したフローチャートにおいて“C”へ移行した場合について、図3を用いて説明をする。
先ずステップS41に移行してランダムにチャネルを選択する。次にステップS42へ移行し、その選択したチャネルをスキャニングする。次にステップS43へ移行し、スキャニングしたチャネルの干渉レベルが所定の閾値以下か否かを判別する。干渉レベルがその閾値以下の場合には、図2の“B”へ移行する。これに対して、干渉レベルが閾値を超える場合には、他の無線通信ネットワーク3によってそのチャネルが使用されている結果、干渉レベルが高くなっていることを意味しているため、ステップS44へ移行する。
次にステップS44へ移行し、Σ=Σ−1の演算処理を行う。即ち、最大SLTのチャ
ネル数の合計Σから1を引き、これを新たにΣと定義する。
次にステップS45へ移行し、この新たに定義したΣが0を超えているか否かを判別す
る。Σが0を超えている場合には、ステップS46へ移行する。これに対して、Σが0を
超えていない、即ちΣが0の場合には、“D”へ移行する。
次にステップS46へ移行し、ランダムにチャネルを選択する。次にステップS47へ移行し、その選択したチャネルをスキャニングする。次にステップS48へ移行し、スキャニングしたチャネルの干渉レベルが所定の閾値以下か否かを判別する。干渉レベルがその閾値以下の場合には、図2の“B”へ移行する。これに対して、干渉レベルが閾値を超える場合には、他の無線通信ネットワーク3によってそのチャネルが使用されている結果、干渉レベルが高くなっていることを意味しているため、ステップS44へ戻ることになる。
上述したフローにおける主たるステップでは、一の無線通信ネットワーク3_1による周波数チャネル選択時には、使用されていない空チャネルの中から最も選択傾向の順位の高い周波数チャネルを選択することを先ず行っている。次に他の無線通信ネットワーク3との間で共通する選択衝突時には、当該他の無線通信ネットワーク3との間で互いの選択傾向データ(SLT)を周波数チャネル毎に比較して、最も選択傾向の順位の高い(最大SLTの)無線通信ネットワーク3に割り当てる。更に、当該他の無線通信ネットワーク3との間で最も選択傾向の順位の高い周波数チャネルが共通する場合には、最も選択傾向の順位の高い無線通信ネットワーク3が過去の選択衝突時における周波数チャネルの割り当て結果が反映されたクレジットデータを参照して、その共通する周波数チャネルを何れの無線通信ネットワークに割り当てるか決定することを行っている。
上述したように、本発明によれば、各無線通信ネットワーク3は、各周波数チャネルにおける過去の使用時間に応じた選択傾向の順位を示すSLTをそれぞれ保有し、一の無線通信ネットワーク3による周波数チャネル選択時に、TVシステムによって使用されていない空チャネルの中から最も選択傾向の順位の高い周波数チャネルを選択する。そして、この選択した周波数チャネルに基づいてSLTを更新し、この更新したSLTを次回以降の周波数チャネル選択に利用する。また選択衝突時には、クレジットデータを参照して、その共通する周波数チャネルを何れの上記無線通信ネットワークに割り当てるか決定する。
これにより、IEEE802.11afシステムにおいて、利用可能なチャネル数が大きく増加する場合であっても、チャネル選択をスムーズに行うことができ、その複雑さが増大するのを防止することが可能となる。
また本発明によれば、IEEE802.11afシステムでは、TVシステムの存在を識別した場合には、現在行っている通信のチャネルを即座に切り替えて空の状態とし、これをTVシステムに明け渡さなければならないが、かかる場合において、変更すべきチャネルを早急に見つけ出し、チャネルの切り替えをスムーズに実行することができる。
またISM帯域において実現できないような、新なサービスのためにチャネルをある期間に亘って割り当てなければならない場合に、システムをON/OFFすることによる周波数の切り替えを頻繁に行う必要があるが、本発明では、かかる周波数チャネルをスムーズに切り替えることが可能となる。
更に本発明によれば、TVWSチャネル並びに他の通信システムの増加に伴って、周波数チャネルの選択を行う際に、他のIEEE802.11システムによって占有されていない空のチャネルを早期に見つけ出すことができ、チャネルの切り替えを行う上で大きく遅れが生じてしまうのを防止できる。また、ランダムな周波数チャネルの選択方法を実行した場合に選択衝突が高い割合で生じることとなるが、本発明によれば、ランダムな選択を行う機会を減少させることができ、チャネルリソースを有効活用することができる。さらに本発明によれば、クレジットデータを参照するものであることから、チャネル選択時における公平性を確保することができる。
また本発明によれば、それぞれの無線通信ネットワーク3との間で周波数チャネルの選択傾向をより明確化させることが可能となる。表1は、無線通信ネットワーク3_1〜3_4を構成する各AP4_1〜4_4について、実際にチャネルCH1〜CH4毎にSLTを割り当てた例を示している。
Figure 0005388129
表1の傾向からは、AP4_1のSLT1は、CH1であり、AP4_2のSLT1は、CH2であり、AP4_3のSLT1は、CH3であり、AP4_4のSLT1は、CH4である。このようなAP4_1〜4_4間において実際に上述したフローチャートに示される選択方法を実行した場合、AP4_1〜4_4間でSLT1のチャネルが異なることから、それぞれSLT1のチャネルを選択することができる。そして、その選択したSLT1のチャネルが順次更新されることとなり、上述したフローを実行する度に、他のSLT2以下のチャネルよりも、SLT1のチャネルの選択傾向がより強くなる。その結果、無線通信ネットワーク3_1〜3_4を構成する各AP4_1〜4_4間で、チャネルの選択傾向が互いに明確化され、上述したフローを実現することにより、それぞれSLT1のチャネルの棲み分けを自然と実現することが可能となる。
1 周波数チャネル選択システム
3 無線通信ネットワーク
4 アクセスポイント(AP)
12 デバイス

Claims (4)

  1. 通信空間を共有する複数の各無線通信ネットワークが自らの周波数チャネルを選択する無線通信ネットワークの周波数チャネル選択方法において、
    上記各無線通信ネットワークに対して、各周波数チャネルにおける過去の使用時間に応じた各周波数チャネルの選択傾向の順位を示す選択傾向データをそれぞれ保有させ、
    一の無線通信ネットワークによる周波数チャネル選択時には、テレビシステムによって使用されていない空チャネルの中から最も選択傾向の順位の高い周波数チャネルを選択し、
    選択した周波数チャネルが他の無線通信ネットワークとの間で共通する選択衝突時には、当該他の無線通信ネットワークとの間で互いの選択傾向データを上記周波数チャネル毎に比較して、最も選択傾向の順位の高い無線通信ネットワークに対して当該周波数チャネルを割り当て、
    更に当該他の無線通信ネットワークとの間で最も選択傾向の順位の高い周波数チャネルが共通する場合には、過去の選択衝突時における周波数チャネルの割り当て結果が反映されたクレジットデータを参照して、その共通する周波数チャネルを何れの上記無線通信ネットワークに割り当てるか決定し、
    上記選択した周波数チャネルの通信への使用時間に基づいて上記選択傾向データを更新し、
    この更新した選択傾向データを次回以降の周波数チャネル選択に利用すること
    を特徴とする無線通信ネットワークの周波数チャネル選択方法。
  2. 選択衝突時にその共通する周波数チャネルが割り当てられた過去の頻度を上記クレジットデータとして記録し、
    上記クレジットデータを参照して決定する場合、上記割り当てられた頻度が低い側の無線通信ネットワークに上記共通する周波数チャネルを割り当てること
    を特徴とする請求項1記載の無線通信ネットワークの周波数チャネル選択方法。
  3. 通信空間を共有する複数の各無線通信ネットワークが自らの周波数チャネルを選択する無線通信ネットワークの周波数チャネル選択システムにおいて、
    上記各無線通信ネットワークは、各周波数チャネルにおける過去の使用時間に応じた各周波数チャネルの選択傾向の順位を示す選択傾向データをそれぞれ保有し、
    一の無線通信ネットワークによる周波数チャネル選択時に、テレビシステムによって使用されていない空チャネルの中から最も選択傾向の順位の高い周波数チャネルを選択し、選択した周波数チャネルが他の無線通信ネットワークとの間で共通する選択衝突時には、当該他の無線通信ネットワークとの間で互いの選択傾向データを上記周波数チャネル毎に比較して、最も選択傾向の順位の高い無線通信ネットワークに対して当該周波数チャネルを割り当て、
    更に当該他の無線通信ネットワークとの間で最も選択傾向の順位の高い周波数チャネルが共通する場合には、過去の選択衝突時における周波数チャネルの割り当て結果が反映されたクレジットデータを参照して、その共通する周波数チャネルを何れの上記無線通信ネットワークに割り当てるか決定し、
    上記選択した周波数チャネルの通信への使用時間に基づいて上記選択傾向データを更新し、
    この更新した選択傾向データを次回以降の周波数チャネル選択に利用すること
    を特徴とする無線通信ネットワークの周波数チャネル選択システム。
  4. 選択衝突時にその共通する周波数チャネルが割り当てられた過去の頻度が上記クレジットデータとして記録され、
    上記クレジットデータを参照して決定する場合、上記割り当てられた頻度が低い側の無線通信ネットワークに上記共通する周波数チャネルを割り当てること
    を特徴とする請求項3記載の無線通信ネットワークの周波数チャネル選択システム。
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