JP4680046B2 - 動的チャネル割当方法及び動的チャネル割当装置 - Google Patents
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Description
I.Katzela, et. al., "Channel Assignment Schemes for Cellular Mobile Telecommunication Systems: A Comprehensive Survey"、 IEEE Personal Communications、 June 1996
(1)基地局を互いに干渉しない基地局グループにグループ分けする。
(2)各チャネルについて、各基地局グループ毎にことなる使用優先度を設定し、各基地局は、チャネルの使用優先度を示す優先度テーブルを保持する。
(3)各基地局は、自局が要求するチャネルを導出して、隣接する基地局に広報する。
(4)各基地局は、自局の要求チャネルと隣接基地局の要求チャネルが重複した場合、先の優先度テーブルを参照して、当該要求チャネルを利用できるか否かを自律的に判断する。
図1は、無線通信ネットワークの例を示す図である。図1において、X(v,u) (X=A、B、…、G、v、 uは座標軸)は基地局の識別子であり、正六角形は、基地局のカバーエリアを表す。また、AからGは、互いに干渉しない基地局で構成される基地局グループを表す。例えば、基地局A(2,1)について考えると、基地局A(2,1)と干渉する隣接基地局は、基地局A(2,1)を囲む基地局B(3,0)、C(2,0)、D(1,1)、E(1,2)、F(2,2)、G(3,1)となる。基地局A(2,1)は、基地局Aグループの他の基地局A(0,0)、A(5,1)、A(4,2)、A(1,4)とは隣接せず、基地局Aグループの各基地局は互いに干渉しない位置にある。なお、ここでは、BS (Base Station)を基地局と同じ意味で使う。
図3では、1回の要求チャネル情報の交換を行っていた。しかしながら、この交換では、隣接する基地局が隣接する別の基地局の要求チャネル情報によって、隣接基地局の使用可能チャネルが変わってくることに対応できない。
上述の第1及び第2の実施の形態例においては、各基地局が同期した広報時刻を基準にチャネルの使用・不使用を判断していた。そのため、次の広報時刻までにトラフィックの送信を完了してしまうと、新たなチャネル割り当てが行われず、効率的なチャネルの利用できない。また、第2の実施の形態例において、チャネルの使用が終了したときに、チャネルの不使用・確定とした要求チャネル情報を隣接基地局に広報したとしても、別の基地局がチャネルの利用を開始するには、隣接基地局と再度、要求チャネル情報の相互広報が必要となる。
図12で、基地局G(3,1)がチャネルaを使用できることが確定するまでに、最も長い更新処理を必要とするケースを考える。
(1)C(1,3)あるいはA(1,4)がチャネルaを使用する。
(2)B(2,3)がチャネルaを使えない。
(3)E(3,3)がチャネルaを使用する。(E(3,3)は、C(1,3)とA(1,4)と隣接しないので、互いに干渉せずにチャネルaを使用できる。このとき、チャネルaに関してE(3,3)より優先度の高いA(4,2)がチャネルaを使わないことが前提)
(4)D(3,2)がチャネルaを使えない。
E(3,3):距離2
B(2,3):距離2
C(1,3):距離2
A(1,4):距離3
これは、優先度の高い基地局から順に、チャネルの使用可否を判断するため、上記のように4ステップが必要となっている。
(1)基地局B(2,3)は、C(1,3)又はA(1,4)がチャネルaを使用することを知る。
(2)基地局F(2,2)はC(1,3)又はB(2,3)より(1)の結果を知る。さらに、D(3,2)及びE(3,3)は、B(2,3)より(1)の結果を知る。また、D(3,2)はE(3,3)の隣接基地局の要求状況をE(3,3)より知ることで、自局がチャネルaを使用できるか判断する。
(3)基地局D(3,2)は、前ステップで判断した自局におけるチャネルaの使用可否を基地局G(3,1)に通知する。
互いに干渉しない基地局で構成される複数の基地局グループからなる無線通信ネットワークの複数のチャネルを動的に割り当てる動的チャネル割当方法において、各基地局は、
使用要求するチャネル情報を互いに干渉する隣接基地局に広報する広報ステップと、
自局の前記チャネル情報と前記隣接基地局の前記チャネル情報を基にチャネル毎に定義されたチャネルの使用に関する各基地局グループの優先度に従って、使用するチャネルを決定する決定ステップとを有すること特徴とする動的チャネル割当方法。
付記1において、
各基地局は、前記チャネル情報を自局のトラフィック量に基づいて生成するチャネル情報生成ステップを更に有すること特徴とする動的チャネル割当方法。
付記2において、
前記チャネル情報生成ステップは、次の前記チャネル情報を広報するまでの期間内に自局のトラフィックを送信するのに十分なチャネル数を最小要求チャネル数とするステップを含むことを特徴とする動的チャネル割当方法。
付記2において、
前記チャネル情報生成ステップは、トラフィックを送信する時間に比例して、必要なチャネル数を決定するステップを含むことを特徴とする動的チャネル割当方法。
付記2において、
前記チャネル情報生成ステップは、サービスクラス毎のトラフィック量とサービスクラス毎の重み付けに基づいて、前記チャネル数を決定するステップを含むことを特徴とする動的チャネル割当方法。
付記2において、
前記チャネル情報生成ステップは、自局の属する基地局グループにおける優先度の高いチャネルから使用要求するチャネルを選択するステップを含むことを特徴とする動的チャネル割当方法。
付記2において、
前記チャネル情報生成ステップは、自局において比較的特性の良いチャネルを選択するステップを含むことを特徴とする動的チャネル割当方法。
付記2において、
前記チャネル情報生成ステップは、自局の隣接基地局と干渉するチャネルを除いたチャネルを選択するステップを含むことを特徴とする動的チャネル割当方法。
付記1において、
前記チャネル情報は、使用要求したチャネルの使用の可否に関する状態情報を含むことを特徴とする動的チャネル割当方法。
付記1において、
前記チャネル情報は、使用要求したチャネルの使用開始時間を含むことを特徴とする動的チャネル割当方法。
付記1において、
前記チャネル情報は、使用要求したチャネルの使用時間を含むことを特徴とする動的チャネル割当方法。
付記1において、
前記チャネル情報は、上り/下りのいずれか又は両方のチャネル情報であることを特徴とする動的チャネル割当方法。
付記1において、
前記広報ステップに関し、各基地局は、他の基地局と同期して前記チャネル情報を広報することを特徴とする動的チャネル割当方法。
付記9において、
前記広報ステップに関し、各基地局は、前記状態情報に変化が生じたときに、前記状態情報を更新して前記チャネル情報を広報することを特徴とする動的チャネル割当方法。
付記1において、
前記チャネル情報は、自局のチャネル情報に加えて、前記隣接基地局の前記チャネル情報を含むことを特徴とする動的チャネル割当方法。
付記1において、
前記優先度は、各チャネルにおいて,各基地局グループで異なる値となることを特徴とする動的チャネル割当方法。
請求項1において、
任意の2つの基地局グループにおいても、各チャネルにおける前記優先度の優劣の差が最小であることを特徴とする動的チャネル割当方法。
付記1において、
前記チャネル情報を自局のトラフィック量と直前のチャネル割り当て実績に基づいて生成するチャネル情報生成ステップを更に有すること特徴とする動的チャネル割当方法。
互いに干渉しない基地局で構成される複数の基地局グループからなる無線通信ネットワークの複数のチャネルを動的に割り当てる動的チャネル割当装置において、
使用要求したチャネル情報干渉する隣接基地局に広報する広報処理部と、
チャネル毎に各基地局グループの優先度を定義した優先度テーブルを記憶する記憶部と、
自局及び隣接基地局の前記要求チャネル情報を基に前記優先度テーブルに従って使用するチャネルを決定する使用チャネル決定部とを有すること特徴とする動的チャネル割当装置。
Claims (10)
- 互いに干渉しない基地局で構成される複数の基地局グループからなる無線通信ネットワークの複数のチャネルを動的に割り当てる動的チャネル割当方法において、各基地局は、
前記複数のチャネルのうちで使用を要求する1つ以上のチャネルを指定する情報であるチャネル情報を互いに干渉する隣接基地局に広報する広報ステップと、
自局の前記チャネル情報と前記隣接基地局の前記チャネル情報を基にチャネル毎に定義されたチャネルの使用に関する各基地局グループの優先度に従って、使用するチャネルを決定する決定ステップとを有すること特徴とする動的チャネル割当方法。 - 請求項1において、
各基地局は、前記チャネル情報を自局のトラフィック量に基づいて生成するチャネル情報生成ステップを更に有すること特徴とする動的チャネル割当方法。 - 請求項1において、
前記チャネル情報は、使用要求したチャネルの使用の可否に関する状態情報を含むことを特徴とする動的チャネル割当方法。 - 請求項1において、
前記チャネル情報は、使用要求したチャネルの使用開始時間を含むことを特徴とする動的チャネル割当方法。 - 請求項1において、
前記チャネル情報は、使用要求したチャネルの使用時間を含むことを特徴とする動的チャネル割当方法。 - 請求項1において、
前記広報ステップに関し、各基地局は、他の基地局と同期して前記チャネル情報を広報することを特徴とする動的チャネル割当方法。 - 請求項3において、
前記広報ステップに関し、各基地局は、前記状態情報に変化が生じたときに、前記状態情報を更新して前記チャネル情報を広報することを特徴とする動的チャネル割当方法。 - 請求項1において、
前記チャネル情報は、自局のチャネル情報に加えて、前記隣接基地局の前記チャネル情報を含むことを特徴とする動的チャネル割当方法。 - 請求項1において、
前記チャネル情報を自局のトラフィック量と直前のチャネル割り当て実績に基づいて生成するチャネル情報生成ステップを更に有すること特徴とする動的チャネル割当方法。 - 互いに干渉しない基地局で構成される複数の基地局グループからなる無線通信ネットワークの複数のチャネルを動的に割り当てる動的チャネル割当装置において、
前記複数のチャネルのうちで使用を要求する1つ以上のチャネルを指定する情報であるチャネル情報干渉する隣接基地局に広報する広報処理部と、
チャネル毎に各基地局グループの優先度を定義した優先度テーブルを記憶する記憶部と、
自局及び隣接基地局の前記要求チャネル情報を基に前記優先度テーブルに従って使用するチャネルを決定する使用チャネル決定部とを有すること特徴とする動的チャネル割当装置。
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