JP5046704B2 - 基地局装置および端末装置 - Google Patents

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本発明は、通信技術に関し、特に通信チャネルを割り当てることによって通信を実行する基地局装置および端末装置に関する。
近年、無線通信技術、ネットワーク技術、情報技術の発展を背景に、移動通信の高度化が望まれている。このような移動通信によって、リアルタイムな情報提供が可能になり、利便性の大幅な向上が期待されている。このような移動通信における優先制御の方式として、例えば、端末装置から基地局装置への上り通信回線が予約によって確保される技術が提案されている。要求するサービス品質により複数の予約チャネルが予め用意されており、上り通信回線を使用しようとする端末装置は、トラヒックの要求品質をもとに、規定の予約チャネルにアクセスすることによって、上り通信回線を確保する。基地局装置は、アクセスされた予約チャネルによって優先度を直接認識できるので、スケジューリングの効率を向上できる(例えば、特許文献1参照)。
また、別の技術は、確実かつ高速な通信を実現するために、移動通信環境において優先度を定義する(例えば、特許文献2参照)。ここでは、制御局と複数の端末装置によって無線通信システムが構成されており、当該無線通信システムは、通信チャネルを高周波数帯に設定し、優先度に応じた複数の制御チャネルを低周波数帯に設定する。例えば、端末装置が、通信チャネルを利用してユーザ情報を送信する前に、制御局に対して、ユーザ情報の優先度に対応した所定の制御チャネルを用いて、帯域要求を実行する。これに続いて、制御局は、所定の制御チャネル上の受信信号にもとづいて、帯域要求の対象となるユーザ情報の優先度を認識し、優先度に応じた帯域割り当てを実行する。以上の処理によって、上り通信回線のスケジューリングと、下り通信回線のスケジューリングとがなされる。
特開平8−154097号公報 特開2006−352191号公報
各端末装置から要求される通信速度が異なっている場合に、無線通信システムがそれに柔軟に対応できる方が望ましい。例えば、上記の技術のごとく、予め予約チャネルが規定されたり、優先度に応じた制御チャネルが規定されていると、さまざまな通信速度の端末装置の存在によって、無駄な通信帯域が発生したり、通信速度の変更が困難になる。その結果、伝送効率が低下したり、処理が複雑になってしまう。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、複数の端末装置のそれぞれから要求される通信速度が複数種類存在していても、柔軟に対応する通信技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の基地局装置は、報知チャネルを介して報知情報を報知する報知部と、報知部において報知した報知情報を受信した端末装置から、ランダムアクセスチャネルを介して、通信の優先度および必要帯域幅に関する情報が含まれた通信開始の要求を受けつける受付部と、受付部において受けつけた通信開始の要求に含まれた優先度と、既に通信を実行している他の端末装置の優先度とを比較することによって、通信チャネルの帯域幅を必要帯域幅に応じて分割しながら、端末装置に割り当てるべき帯域幅を決定する割当部と、割当部において決定した帯域幅を端末装置に、制御チャネルを介して通知する通知部と、通知部において通知した帯域幅にて、通信チャネルにおける端末装置との通信を実行する通信部と、を備える。割当部は、優先度の高い端末装置から順に必要帯域幅を割り当て、必要帯域幅を割り当て可能ではない端末装置に対して可能なだけ割当てを実行する。
この態様によると、複数の端末装置間の優先度を比較することによって、通信チャネルの帯域幅を必要帯域幅に応じて分割しながら、端末装置に割り当てるべき帯域幅を決定するので、複数の端末装置のそれぞれから要求される通信速度が複数種類存在していても、柔軟に帯域幅を分割できる。
本発明の別の態様は、端末装置である。この装置は、報知チャネルを介して、基地局装置からの報知情報を受けつける第1受付部と、第1受付部において受けつけた報知情報を送信した基地局装置に対して、ランダムアクセスチャネルを介して、通信の優先度および必要帯域幅に関する情報が含まれた通信開始の要求を出力する要求部と、要求部において出力した通信開始の要求を受信した基地局装置において、通信開始の要求に含まれた優先度と、既に通信を実行している他の端末装置の優先度とが比較されることによって、通信チャネルの帯域幅が必要帯域幅に応じて分割されながら、割り当てられる帯域幅が決定され、当該基地局装置から、制御チャネルを介して、決定された帯域幅を受けつける第2受付部と、第2受付部において受けつけた帯域幅にて、通信チャネルにおける基地局装置との通信を実行する通信部と、を備える。要求部において出力した通信開始の要求を受信した基地局装置では、優先度の高い端末装置から順に必要帯域幅が割り当てられ、必要帯域幅を割り当て可能ではない端末装置に対して可能なだけ割当てが実行される。
この態様によると、通信開始の要求に含まれた優先度が、既に通信を実行している他の端末装置の優先度と比較されることによって、通信チャネルの帯域幅が必要帯域幅に応じて分割されながら、帯域幅が決定されるので、複数の端末装置のそれぞれから要求される通信速度が複数種類存在していても、柔軟に帯域幅を分割できる。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、複数の端末装置のそれぞれから要求される通信速度が複数種類存在していても、柔軟に対応できる。
本発明を具体的に説明する前に、概要を述べる。本発明の実施例は、基地局装置と複数の端末装置とによって構成される無線通信システムに関する。ここで、複数の端末装置のそれぞれは、各種のデータ通信を実行しており、データ通信に必要とされる帯域幅や優先度が互いに異なっている。一方、これまでの無線通信システムでは、制御チャネルをユーザ情報の優先度に対応させながら複数の制御チャネルを設け、基地局装置が、各制御チャネル上の受信信号をもとに帯域要求の対象となるユーザ情報の優先度を認識し、優先度に応じた帯域割り当てを実行する。その結果、予め優先度に対応づけた制御チャネルの存在によって、無線通信システム全体での各帯域幅を寄せ集めても、無駄な帯域や、無駄なチャネルが存在するので、伝送効率が低下してしまう。これに対応するために、本実施例に係る通信システムは、以下の処理を実行する。
基地局装置は、下り通信回線を用いて、当該基地局装置の管轄するエリアに向けて報知情報を報知する。報知情報には、基地局装置の属性、チャネル情報、回線状況等の基地局装置と端末装置間において通信を行ううえで有用と思われる情報が含まれており、これは、制御チャネルのひとつとして規定される。基地局装置の管轄エリアであるサービスエリアに存在する端末装置は、ランダムアクセスチャネルを用いて通信要求を送信し、制御チャネルもしくは通信チャネルにて、当該エリア内に在圏することを通知する。通知された端末装置の在圏情報は、複数の基地局装置によって共用されるように、複数の基地局装置に接続されたネットワーク上の在圏エリアリストに端末装置のIDとともに記録される。
このような在圏情報は、基地局装置から端末装置への下り通信回線を接続する際に使用される。なお、前述の通信要求には、通信の必要優先度と必要帯域幅とに関する情報が含まれる。なお、必要帯域幅は、伝送速度、通信の信頼性等に依存し、占有時間を考慮して周波数帯域換算した指示値全般を含む。基地局装置は、端末装置からの必要優先度、必要帯域幅をもとに、優先度の高い通信を優先し接続する。また、全体として帯域幅が不足する場合は、優先度の低い端末装置から帯域幅を制限する。このチャネル情報と帯域幅は、制御チャネルによって、基地局装置から端末装置に通知され、通信チャネルにおいて設定された帯域幅で通信が行われる。
また、下り通信回線からの接続に関しては、ネットワーク上の在圏エリアリストをもとに、基地局装置は、制御チャネルのひとつであるページングチャネルにて特定の端末装置を呼び出し、端末装置からのランダムアクセスチャネルでの通信要求がなされる。基地局装置は、制御チャネルによって、通信チャネルおよび帯域幅設定を通知した後、通信が実行される。ここで、ランダムアクセスチャネル、制御チャネル、通信チャネル、ページングチャネルには、FDMA方式、OFDMA方式、TDMA方式、CDMA方式等が使用される。
図1は、本発明の実施例に係る通信システム100の構成を示す。通信システム100は、基地局装置10、端末装置12と総称される第1端末装置12a、第2端末装置12b、ネットワーク14を含む。
基地局装置10は、一端に有線ネットワークとのインタフェースを有し、他端に無線ネットワークとのインタフェースを有する。基地局装置10は、有線ネットワークとのインタフェースを介して、ネットワーク14に接続する。また、基地局装置10は、無線ネットワークとのインタフェースを介して、端末装置12に接続する。ここで、基地局装置10は、無線ネットワークに対して帯域幅を予め規定しており、複数の端末装置12に対して帯域幅を分割することによって、複数の端末装置12との通信を実行する。なお、基地局装置10による帯域幅の分割方法および端末装置12と基地局装置10との間の無線ネットワークの確立手順については、後述する。また、端末装置12と基地局装置10との間の無線ネットワークの確立後、端末装置12からの信号は、基地局装置10を介してネットワーク14へ送信され、ネットワーク14からの信号は、基地局装置10を介して端末装置12へ送信される。
図2は、基地局装置10の構成を示す。基地局装置10は、通信部20、割当部22、記憶部24、IF部26、制御部28を含む。
通信部20は、無線ネットワークを介して、図示しない端末装置12との通信を実行する。ここでは、端末装置12との間において無線ネットワークを確立させるための処理を説明する。通信部20は、報知チャネルを介して報知情報を報知する。つまり、通信部20は、下り通信回線を用いて、この基地局装置10の管轄するエリアに向けて報知情報を出力する。報知情報は、基地局装置10の属性、チャネル情報、回線状況等の基地局装置10と端末装置12と間において通信を行ううえで有用と思われる情報によって構成されている。また、報知情報を配置する報知チャネルは、制御チャネルのひとつとして規定されており、下り通信回線用のチャネルとして規定される。なお、この報知チャネルは、他の制御チャネルと共用してもよいし、単独で設けてもよいが、ここでは、説明を簡素化するために後者であるとする。また、説明を簡素化するために、報知チャネルは、後述する他のチャネルであるランダムアクセスチャネル、制御チャネル、通信チャネルと周波数分割多重されているとする。報知情報を受信可能な端末装置12が存在する領域が、本基地局装置10の管轄エリア、つまりサービスエリアになる。
通信部20は、報知した報知情報を受信した端末装置12から、ランダムアクセスチャネルを介して、通信の優先度および必要帯域幅に関する情報が含まれた通信開始の要求を受けつける。つまり、サービスエリアに存在する端末装置12は、ランダムアクセスチャネルを使用して通信開始の要求を送信してくる。また、端末装置12が、制御チャネルもしくは通話チャネルにて、このエリア内に在圏することを通知してきてもよい。通信部20は、図示しない複数の基地局装置10の間において、受けつけた端末装置12の在圏情報を共用できるように、ネットワーク14上の在圏エリアリストに端末装置の識別番号と共に記録する。なお、在圏エリアリストは、ネットワーク14に接続された図示しないサーバに格納されていればよい。この在圏エリアリストは、端末装置12宛の着信を受けつけたときに、端末装置12への着呼を出力する際に使用される。
ここで、ランダムアクセスチャネルは、端末装置12から基地局装置10に向けて通信開始の要求を出力するために規定された上り通信回線でのチャネルであり、複数の端末装置12において共有される。ランダムアクセスチャネルでは、複数の端末装置12間でトラヒックが制御されないので、複数の端末装置12からの通信開始の要求が重なったタイミングに送信された場合、衝突が生じる。しかしながら、端末装置12は、ランダム時間待機後に再要求を出力するなどの衝突回避策を備えているものとする。また、前述のごとく、端末装置12が通信開始の要求を送信する際、通信開始の要求は、通信の必要優先度と必要帯域幅とを情報として含む。ここでは、必要帯域幅の情報は、伝送速度、通信の信頼性等に依存して決定されるが、帯域幅と占有時間を積算した情報量の指示値、周波数帯域換算した指示値全般を含む。通信部20は、受けつけた通信の優先度および必要帯域幅に関する情報を記憶部24に記憶する。
図3は、記憶部24に記憶される端末装置に関する情報を示す。図示のごとく、端末装置名欄200、優先順位欄202、必要帯域幅欄204、割当帯域幅欄206が含まれる。端末装置名欄200には、基地局装置10に対して通信開始の要求を送信した端末装置12が示される。優先順位欄202と必要帯域幅欄204には、端末装置名欄200に示された端末装置12からの通信開始の要求に含まれた優先順位と必要帯域幅に関する情報が含まれる。なお、優先順位欄202に含まれる優先順位は、通信開始の要求に含まれた優先順位をもとに、後述の割当部22において再度付与された値であってもよい。割当帯域幅欄206については、後述する。図2に戻る。
割当部22は、記憶部24を参照しながら、通信部20において受けつけた通信開始の要求に含まれた優先度と、既に通信を実行している他の端末装置12の優先度とを比較することによって、通信チャネルの帯域幅を必要帯域幅に応じて分割しながら、端末装置12に割り当てるべき帯域幅を決定する。つまり、割当部22は、新たな端末装置12からの必要優先度、必要帯域幅、既に通信している複数の端末装置12のそれぞれにおける必要優先度、必要帯域幅とを合わせて、優先度の高い端末装置12から優先的に通信を確立させる。割当部22は、例えば、優先度の高い端末装置12から順に、必要帯域幅を割り当てていき、割当可能な帯域幅が無くなった時点で割当を終了する。そのため、全体として帯域幅が不足する場合は、優先度の低いものから帯域幅を制限する。その結果として、優先度の低い端末装置12に対して、切断がなされたり、通信速度が減少したり、通信品質が下がる。
図4(a)−(b)は、基地局装置10によって割り当てられるべきチャネルの構成を示す。図4(a)は、第1端末装置12aと第2端末装置12bとに通信チャネルを割り当てている場合のスペクトルを示す。なお、図の簡略化のために、ここでは、下り通信回線および上り通信回線のうちの一方の通信チャネルを示すが、他方の通信チャネルが時分割複信あるいは周波数分割複信によって規定されていてもよい。低周波数側に、報知チャネル、ランダムアクセスチャネル、制御チャネル、ページングチャネルが配置され、高周波数側に、通信チャネルが配置される。また、通信チャネルは、ふたつの端末装置12における優先度、必要帯域幅に応じて、ふたつに分割される。ここでは、ふたつの端末装置12における必要帯域幅の和が、通信チャネルの帯域幅よりも小さいものとする。
図4(b)は、図4(a)の状態に対して、第3端末装置12cが新たに加わった場合のスペクトルを示す。低周波数側は、図4(a)と同一であるので、ここでは、説明を省略する。図3の優先順位欄202のごとく、第3端末装置12cの優先順位は、第2端末装置12bの優先順位よりも高い。そのため、割当部22は、第2端末装置12bよりも第3端末装置12cに対して、優先的に帯域幅を割り当てる。その結果、図4(b)のごとく、第3端末装置12cの必要帯域幅が割り当てられ、残りに第2端末装置12bが割り当てられる。図4(a)と比較すると、第2端末装置12bに割り当てられる帯域幅が狭くなる。割り当てられた帯域幅が、図3の割当帯域幅欄206に示される。図2に戻る。
通信部20は、割当部22において決定した帯域幅を端末装置12に、制御チャネルを介して通知する。つまり、割り当てられたチャネル情報と帯域幅は、制御チャネルにより端末装置12に通知される。その際、割り当てられた帯域が特定できるような周波数および時間に関する情報が示される。通信部20は、通知した帯域幅にて、通信チャネルにおける端末装置12との通信を実行する。その際、IF部26は、通信部20からの信号をネットワーク14に出力し、ネットワーク14からの信号を通信部20に出力する。通信の終了は、各通信チャネルに付加された制御情報が、通信部20に通知され、割当部22が当該情報をもとに、使用された通信チャネルと帯域幅を解放する。
一方、IF部26が、ネットワーク14から端末装置12宛の着信を受けつけたとき、割当部22は、IF部26を介して、ネットワーク14上の在圏エリアリストを参照する。なお、在圏エリアリストは、図3と同様に構成されている。通信部20は、制御チャネルのひとつであるページングチャネルにて、端末装置12を呼び出す。その後、通信部20は、該当する端末装置12から、ランダムアクセスチャネルでの通信開始の要求を受信する。以後の処理は、これまでと同様であるので、ここでは、説明を省略する。また、端末装置12が複数のサービスエリアをまたいで移動する場合、端末装置12は、複数の基地局装置10間においてハンドオーバー処理を行う。端末装置12は、受信信号のCINR(キャリア対干渉および雑音比)を測定しており、近接するハンドオーバー先の基地局装置10からの信号のCINRと比較する。後者のCNIRが一定のレベル差を持ちながらよくなった場合、端末装置12は、ハンドオーバ先の基地局装置に接続する。その際、ランダムアクセスチャネルを介して、通信開始の要求が出力される。また、制御部28は、基地局装置10の動作を制御する。
なお、図示は省略するが、端末装置12は、以上に説明した動作に対応した処理を実行する。端末装置12の通信部は、報知チャネルを介して、基地局装置10からの報知情報を受けつける。通信部は、受けつけた報知情報を送信した基地局装置10に対して、ランダムアクセスチャネルを介して、通信の優先度および必要帯域幅に関する情報が含まれた通信開始の要求を出力する。また、通信部は、基地局装置10から、制御チャネルを介して、決定された帯域幅および決定された通信チャネルを受けつける。通信部は、帯域幅にて、通信チャネルにおける基地局装置10との通信を実行する。
この構成は、ハードウエア的には、任意のコンピュータのCPU、メモリ、その他のLSIで実現でき、ソフトウエア的にはメモリにロードされた通信機能のあるプログラムなどによって実現されるが、ここではそれらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックがハードウエアのみ、ソフトウエアのみ、またはそれらの組合せによっていろいろな形で実現できることは、当業者には理解されるところである。
以上の構成による通信システム100の動作を説明する。図5は、通信システム100において端末装置から接続がなされる場合の通信手順を示すシーケンス図である。基地局装置10は、報知チャネルにて報知情報を報知する(S10)。第1端末装置12aは、基地局装置10に対して、ランダムアクセスチャネルにて通信開始の要求を送信する(S12)。基地局装置10は、第1端末装置12aにチャネルを割り当てた後、その結果を制御チャネルにて割当通知として送信する(S14)。その後、第1端末装置12aと基地局装置10とは、通信チャネルにて通信を実行する(S16)。
図6は、通信システム100において基地局装置10から接続がなされる場合の通信手順を示すシーケンス図である。基地局装置10は、ページングチャネルにて呼び出しを送信する(S30)。第1端末装置12aは、基地局装置10に対して、ランダムアクセスチャネルにて通信開始の要求を送信する(S32)。基地局装置10は、第1端末装置12aにチャネルを割り当てた後、制御チャネルにてその結果を割当通知として送信する(S34)。その後、第1端末装置12aと基地局装置10とは、通信チャネルにて通信を実行する(S36)。
図7は、基地局装置10における通信チャネルの割当手順を示すフローチャートである。通信部20は、通信開始の要求を受信する(S50)。割当部22は、受信した通信開始の要求から、優先順位と必要帯域幅とを抽出する(S52)。割当部22は、記憶部24に記憶した他の端末装置12の優先順位と必要帯域幅とを参照しながら、一番高い優先順位の端末装置12を選択する(S54)。必要帯域幅を割当可能でなければ(S56のN)、割当部22は、可能なだけ割当を実行する(S58)。一方、必要帯域幅を割当可能であれば(S56のY)、割当部22は、端末装置12に必要帯域幅を割り当てる(S60)。割当対象となる端末装置12が残っていれば、つまり割当が終了していなければ(S62のN)、割当対象とする端末装置12の優先順位を下げ(S64)、ステップ56に戻る。一方、割当が終了すれば(S62のY)、あるいはステップ58の終了後、割当部22が当該端末装置12に通信チャネルを割り当てる場合(S66のY)、通信部20は、割り当てた通信チャネルを端末装置12に通知する(S68)。当該端末装置12に通信チャネルを割り当てない場合(S66のN)、通信部20は、割当拒否を端末装置12に通知する(S70)。
次に、本発明の変形例を説明する。本発明の変形例も、実施例と同様に、基地局装置と複数の端末装置によって構成される無線通信システムに関する。一方、これまでの無線通信システムでは、前述のごとく、無駄な帯域や、無駄なチャネルが存在するので、伝送効率が低下してしまう。また、複数種類の通信速度が規定されており、通信速度の範囲が、低速伝送において予約チャネルと同等程度の場合に、通信接続のプロセスが複雑になる割には通信速度が上げられず、通信に対するオーバーヘッドが増加してしまう。これに対応するために、本実施例に係る通信システムは、以下の処理を実行する。
基地局装置は、下り通信回線を用いて、当該基地局装置の管轄するエリアに向けて報知情報を報知する。報知情報には、基地局装置の属性、チャネル情報、回線状況等の基地局装置と端末装置間において通信を行ううえで有用と思われる情報が含まれており、これは、制御チャネルのひとつとして規定される。基地局装置の管轄エリアであるサービスエリアに存在する端末装置は、ランダムアクセスチャネルを用いて通信要求を送信し、制御チャネルもしくは通信チャネルにて、当該エリア内に在圏することを通知する。通知された端末装置の在圏情報は、複数の基地局装置によって共用されるように、複数の基地局装置に接続されたネットワーク上の在圏エリアリストに端末装置のIDとともに記録される。
このような在圏情報は、端末装置への下り通信回線を接続する際に使用される。なお、前述の通信要求には、通信の必要優先度と必要帯域幅とに関する情報が含まれる。なお、必要帯域幅は、伝送速度、通信の信頼性等に依存し、占有時間を考慮して周波数帯域換算した指示値全般を含む。必要帯域幅が、報知チャネル、制御チャネルと同程度以下の場合、基地局装置は、報知チャネル、制御チャネル、ページングチャネルに併設される狭帯域チャネルを端末装置に割り当てる。また、必要帯域幅が狭帯域チャネルよりも広い場合、基地局装置は、狭帯域チャネルとは別途規定された広帯域チャネルを端末装置に割り当てる。その際、狭帯域チャネルには、広帯域チャネルに関する情報が配置される。
変形例に係る通信システム100は、図1と同様のタイプであり、変形例に係る基地局装置10は、図2と同様のタイプである。ここでは、実施例との際を中心に説明する。割当部22は、通信部20において受信した通信開始の要求に応じて、少なくともひとつの端末装置に通信チャネルを割り当てる。ここで、通信チャネルとして、狭帯域チャネルと、狭帯域チャネルよりも広帯域な広帯域チャネルとが規定されている。図8は、本発明の変形例に係るチャネルの構成を示す。図4(a)−(b)と同様に、低周波数側に、報知チャネル、ランダムアクセスチャネル、制御チャネル、ページングチャネルが配置されており、それらよりも高周波数側に、通信チャネルのうちの第1狭帯域チャネル、第2狭帯域チャネル、第N狭帯域チャネル(以下、「狭帯域チャネル」と総称する)が配置されている。さらにそれらの高周波数側に、第1広帯域チャネル、第2広帯域チャネル、第M広帯域チャネル(以下、「広帯域チャネル」と総称する)が配置される。
割当部22は、実施例と同様に優先度を比較しながら端末装置12に通信チャネルを割り当てるが、通信チャネルのうちの狭帯域チャネルと広帯域チャネルとは、以下のように割り当てられる。説明を明瞭にするために、ここでは、必要帯域幅が割当可能な程度に通信チャネルに空きがあるものとする。必要帯域幅が、しきい値以下であった場合、割当部22は、音声通信等のために、制御チャネルに併設された狭帯域チャネルを割り当てる。なお、しきい値は、報知チャネル、制御チャネルの帯域幅に設定される。また、割当部22は、通話後にも狭帯域チャネルを使用しながら公知の終了処理を実行する。
一方、必要帯域幅が、しきい値よりも大きかった場合、割当部22は、狭帯域チャネルに、広帯域チャネルのチャネル情報を含める。端末装置12は、当該狭帯域チャネルの情報を確認することによって、狭帯域チャネルでの通信、もしくは広帯域チャネルでの新たな通信プロセスを確立できる。つまり、割当部22は、端末装置12に通信チャネルを割り当てる際に、必ず狭帯域チャネルをまず割り当てる。また、端末装置12に広帯域チャネルを割り当てる場合に、既に割り当てた狭帯域チャネルの中に、割り当てた広帯域チャネルに関する情報を含めることによって、割り当てた広帯域チャネルを当該端末装置12に通知する。また、割当部22は、通知した広帯域チャネルを当該端末装置12との通信に使用する。その結果、端末装置12との間において広帯域チャネルを使用した通信が実行される場合、割当部22は、制御信号を配置した狭帯域チャネルと、データ信号を配置した広帯域チャネルとを併用する。一方、端末装置12との間において狭帯域チャネルを使用した通信が実行される場合、割当部22は、制御信号および音声データ等を配置した狭帯域チャネルを使用する。
図9(a)−(b)は、狭帯域チャネルに配置される信号のフォーマットを示す。図9(a)は、狭帯域チャネルのみが使用される場合のフォーマットを示す。プリアンブル、音声データ、狭帯域チャネル情報とが周期的に配置されている。ここで、プリアンブルは、既知の信号であり、音声データが通信対象となるデータの一例であり、狭帯域チャネル情報が制御情報である。図9(b)は、広帯域チャネルも使用される場合のフォーマットを示す。プリアンブル、広帯域チャネル番号、優先度、広帯域チャネル情報とが周期的に配置される。広帯域チャネル番号とは、割当部22によって割り当てられている広帯域チャネル、例えば図8の第2広帯域チャネル等を特定するための識別番号に相当する。構成の説明に戻る。
通信部20は、割当部22において通信チャネルを割り当てた端末装置12との通信を実行する。前述のごとく、端末装置12との通信を実行するために狭帯域チャネルが割り当てられた場合、通信部20は、狭帯域チャネルにデータを含め、端末装置12との通信を実行するために広帯域チャネルが割り当てられた場合、通信部20は、広帯域チャネルにデータ信号を含めながら、使用すべき広帯域チャネルに関する情報を狭帯域チャネルに含める。
以上の構成による通信システム100の動作を説明する。図10は、本発明の変形例に係る基地局装置10における通信手順を示すフローチャートである。割当部22が、広帯域チャネルを割り当てる場合(S80のY)、通信部20は、制御チャネルにて、割り当てた狭帯域チャネルに関する情報を通知する(S82)。また、通信部20は、狭帯域チャネルにて、割り当てた広帯域チャネルに関する情報を通知し(S84)、広帯域チャネルにおいて通信を実行する(S86)。割当部22が、広帯域チャネルを割り当てない場合(S80のN)、つまり狭帯域チャネルを割り当てる場合、通信部20は、制御チャネルにて、割り当てた狭帯域チャネルに関する情報を通知する(S88)。また、通信部20は、狭帯域チャネルにおいて通信を実行する(S90)。
次に、本発明の別の変形例を説明する。本発明の別の変形例も、実施例と同様に、基地局装置と複数の端末装置によって構成される無線通信システムに関する。一方、これまでの無線通信システムでは、前述のごとく、無駄な帯域や、無駄なチャネルが存在するので、伝送効率が低下してしまう。また、複数種類の通信速度が規定されており、通信速度の範囲が、低速伝送において予約チャネルと同等程度の場合に、通信接続のプロセスが複雑になる割には通信速度が上げられず、通信に対するオーバーヘッドが増加してしまう。また、無線通信システムにおいて、報知チャネル、制御チャネル、狭帯域チャネル等、狭帯域信号を周波数軸上に配置した場合、各々のチャネルを復調するためには、独立した復調期を必要とし、これとは別に広帯域チャネルの復調も高速に実現する必要があり、回路構成が複雑になってしまう。これに対応するために、本実施例に係る通信システムは、以下の処理を実行する。
基地局装置は、下り通信回線を用いて、当該基地局装置の管轄するエリアに向けて報知情報を報知する。報知情報には、基地局装置の属性、チャネル情報、回線状況等の基地局装置と端末装置間において通信を行ううえで有用と思われる情報が含まれており、これは、制御チャネルのひとつとして規定される。基地局装置の管轄エリアであるサービスエリアに存在する端末装置は、ランダムアクセスチャネルを用いて通信要求を送信し、制御チャネルもしくは通信チャネルにて、当該エリア内に在圏することを通知する。通知された端末装置の在圏情報は、複数の基地局装置によって共用されるように、複数の基地局装置に接続されたネットワーク上の在圏エリアリストに端末装置のIDとともに記録される。
このような在圏情報は、端末装置への下り通信回線を接続する際に使用される。なお、前述の通信要求には、通信の必要優先度と必要帯域幅とに関する情報が含まれる。なお、必要帯域幅は、伝送速度、通信の信頼性等に依存し、占有時間を考慮して周波数帯域換算した指示値全般を含む。必要帯域幅が、報知チャネル、制御チャネルと同程度以下の場合、基地局装置は、報知チャネル、制御チャネル、ページングチャネルに併設される狭帯域チャネルを端末装置に割り当てる。また、必要帯域幅が狭帯域チャネルよりも広い場合、基地局装置は、狭帯域チャネルとは別途規定された広帯域チャネルを端末装置に割り当てる。その際、狭帯域チャネルには、広帯域チャネルに関する情報が配置される。ここで、広帯域チャネルは、複数のサブキャリアを有したOFDM信号にて規定されており、報知チャネル、制御チャネル、狭帯域チャネルは、広帯域チャネルのOFDM信号のサブキャリアの周波数間隔の2以上の整数倍に配置されている。
別の変形例に係る通信システム100は、図1と同様のタイプであり、別の変形例に係る基地局装置10は、図2と同様のタイプである。ここでは、実施例および変形例との際を中心に説明する。割当部22は、変形例と同様に、複数の狭帯域チャネルと、狭帯域チャネルよりも広帯域な複数の広帯域チャネルとを周波数分割多重するように規定する。ここで、各広帯域チャネルはOFDM信号によって、つまり複数のサブキャリアによって形成されている。ここでは、便宜上、サブキャリアに対応した狭帯域のチャネルを「サブチャネル」という。また、各狭帯域チャネルは、OFDM信号のうちのサブチャネルと同等の帯域幅を有する。さらに、隣接した狭帯域チャネルのピーク間隔は、OFDM信号のうちの隣接したサブチャネルのピーク間隔の2以上の整数倍であるように規定される。つまり、狭帯域チャネルは、OFDM信号のうちの隣接したサブチャネルを使用しないように規定されている。これは、少なくともひとつのサブチャネルが飛ばされるように規定されているともいえる。
図11は、本発明の別の変形例に係るチャネルの構成を示す。報知チャネルの配置は、図8と同様であるので、ここでは図示および説明を省略する。また、図11は、図8と同様に狭帯域チャネルの高周波数側に広帯域チャネルが配置される。また、各広帯域チャネルは、複数のサブチャネルによって形成されており、図示のごとく、隣接したサブチャネルのピーク間隔はΔfと規定されている。一方、狭帯域チャネルのピーク間隔は2Δfと規定されているが、3Δf、4Δfのように、これ以上の値であってもよい。構成の説明に戻る。このような配置によって、報知チャネル、制御チャネル、狭帯域チャネルは、広帯域チャネルのサブキャリア周波数位置に配置される。割当部22は、狭帯域チャネルと広帯域チャネルとの組合せあるいは狭帯域チャネルを端末装置に割り当てる。
したがって、通信部20および広帯域チャネルに対応した端末装置は、報知チャネル等、狭帯域チャネル、広帯域チャネルに対してOFDMAを実行しているので、ひとつのFFT回路を備えることによって、これらを一括して変調および復調できる。つまり、この帯域の周波数チャネル全体を帯域フィルタで抽出して、FFT回路に入力することによって、同時の復調が実現される。一方、狭帯域チャネルに対応した端末装置は、所望のサブチャネルだけを抽出すればよく、かつ所望のサブチャネルは、隣接したサブチャネルとの重なりも小さいので、FFT回路を使用しなくてもよい。つまり、通常のFDMA用の回路を使用可能であり、回路規模の増加が抑制される。
また、位相検波等が不可能であっても、サブチャネルの有無は検出できる。サブチャネルの有無は、通信システム100が複数セルよりなるセルラー構成である場合、効果を生じる。つまり、他セルにおいて既に使用されているサブチャネルには狭帯域チャネルを設定しなくてもよい。同様に制御チャネル、ランダムアクセスチャネル、ページングチャネル等の周波数が、セル間の干渉を低減するように決められればよい。このように決められた信号は、報知情報によってサービスエリア内の端末装置12に通知され、重要な制御チャネル、ランダムアクセスチャネル、ページングチャネル等に対して、セル間干渉の影響が低減される。
通信部20は、狭帯域チャネルと広帯域チャネルとの組合せあるいは狭帯域チャネルを割り当てた端末装置12との通信を実行する。また、通信部20は、端末装置12との通信を実行するために狭帯域チャネルが割り当てられた場合、狭帯域チャネルにデータを含める。一方、通信部20は、端末装置12との通信を実行するために広帯域チャネルが割り当てられた場合、広帯域チャネルにデータを含めながら、使用すべき広帯域チャネルに関する情報を狭帯域チャネルに含める。
本発明の実施例によれば、複数の端末装置間の必要優先度とを比較することによって、通信チャネルの帯域幅を必要帯域幅に応じて分割しながら、端末装置に割り当てるべき帯域幅を決定するので、複数の端末装置のそれぞれから要求される通信速度が複数種類存在していても、柔軟に帯域幅を分割できる。また、必要優先度の高い端末装置から順番に、必要帯域幅を割り当てていくので、処理を簡易に実行できる。また、通信開始の要求に含まれた優先度が、既に通信を実行している他の端末装置の優先度と比較されることによって、通信チャネルの帯域幅が必要帯域幅に応じて分割されながら、帯域幅が決定されるので、複数の端末装置のそれぞれから要求される通信速度が複数種類存在していても、柔軟に帯域幅を分割できる。また、優先度づけされた通信と、通信路としての効率を最大にすることとを実現できる。
また、広帯域チャネルを割り当てる場合であっても、使用すべき広帯域チャネルに関する情報を狭帯域チャネルに含めながら、狭帯域チャネルを使用するので、狭帯域チャネルを使用し続け、複数の端末装置のそれぞれから要求される通信速度が複数種類存在していても、通信速度の切替を容易に実行できる。また、狭帯域チャネルを割り当てた後に、広帯域チャネルを割り当てるので、複数の端末装置のそれぞれから要求される通信速度が複数種類存在していても、通信速度の切替を容易に実行できる。また、広帯域チャネルを割り当てるか否かにかかわらず、狭帯域チャネルを割り当て続けるので、接続を確保できる。また、基地局装置、端末装置とも、報知チャネル、ランダムアクセスチャネル、制御チャネル、狭帯域チャネルを確認するだけで、広帯域チャネルを復調しなくとも、帯域の使用状況が把握できる。また、広帯域チャネルを復調しなくとも、帯域の使用状況が把握されるので、チャネル制御方法を簡素化できる。また、広帯域通信を行わない端末装置は広帯域チャネルを受信復調しなくともサービスエリア内での通信帯域情報を把握できる。
また、各広帯域チャネルはOFDM信号によって形成されており、各狭帯域チャネルは、OFDM信号のうちのサブチャネルと同等の帯域幅を有するので、複数の端末装置のそれぞれから要求される通信速度が複数種類存在していても、通信速度の切替を容易に実行できる。また、広帯域チャネルを割り当てる場合であっても、使用すべき広帯域チャネルに関する情報を狭帯域チャネルに含めながら、狭帯域チャネルを使用するので、狭帯域チャネルを使用し続け、複数の端末装置のそれぞれから要求される通信速度が複数種類存在していても、通信速度の切替を容易に実行できる。また、簡易な復調で、複数チャネルを同時に復調できる。
以上、本発明を実施例をもとに説明した。この実施例は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
本発明の実施例において、割当部22は、報知チャネル等、通信チャネルを周波数分割多重するように規定している。しかしながらこれに限らず、割当部22は、これらのチャネルに対して、複数のサブキャリアを持つOFDMAを実行してもよく、時間的に分離されたTDMAを実行してもよく、複数の符号を使用したCDMAを実行してもよい。本変形例によれば、さまざまな多重化方式に本発明を適用できる。
実施例に記載された発明の特徴は、次の項目によって規定されてもよい。
(項目1−1)
少なくともひとつの端末装置に通信チャネルを割り当てる割当部と、
前記割当部において通信チャネルを割り当てた端末装置との通信を実行する通信部とを備え、
前記割当部は、通信チャネルとして、狭帯域チャネルと、前記狭帯域チャネルよりも広帯域な広帯域チャネルとを規定しており、
前記通信部は、前記端末装置との通信を実行するために狭帯域チャネルが割り当てられた場合、狭帯域チャネルにデータを含め、前記端末装置との通信を実行するために広帯域チャネルが割り当てられた場合、広帯域チャネルにデータを含めながら、使用すべき広帯域チャネルに関する情報を狭帯域チャネルに含めることを特徴とする基地局装置。
(項目1−2)
前記割当部は、端末装置に通信チャネルを割り当てる際に、狭帯域チャネルをまず割り当てる手段と、端末装置に広帯域チャネルを割り当てる場合に、既に割り当てた狭帯域チャネルの中に、割り当てた広帯域チャネルに関する情報を含めることによって、割り当てた広帯域チャネルを当該端末装置に通知する手段とを含むことを特徴とする(項目1−1)に記載の基地局装置。
(項目2−1)
複数の狭帯域チャネルと、狭帯域チャネルよりも広帯域な複数の広帯域チャネルとを周波数分割多重しており、狭帯域チャネルと広帯域チャネルとの組合せあるいは狭帯域チャネルを端末装置に割り当てる割当部と、
前記割当部において狭帯域チャネルと広帯域チャネルとの組合せあるいは狭帯域チャネルを割り当てた端末装置との通信を実行する通信部とを備え、
前記割当部において各広帯域チャネルはOFDM信号によって形成されており、各狭帯域チャネルは、OFDM信号のうちのサブチャネルと同等の帯域幅を有し、かつ隣接した狭帯域チャネルのピーク間隔は、OFDM信号のうちの隣接したサブチャネルのピーク間隔の2以上の整数倍であることを特徴とする基地局装置。
(項目2−2)
前記通信部は、端末装置との通信を実行するために狭帯域チャネルが割り当てられた場合、狭帯域チャネルにデータを含め、端末装置との通信を実行するために広帯域チャネルが割り当てられた場合、広帯域チャネルにデータを含めながら、使用すべき広帯域チャネルに関する情報を狭帯域チャネルに含めることを特徴とする(項目2−1)に記載の基地局装置。
本発明の実施例に係る通信システムの構成を示す図である。 図1の基地局装置の構成を示す図である。 図2の記憶部に記憶される端末装置に関する情報を示す図である。 図4(a)−(b)は、図2の基地局装置によって割り当てられるべきチャネルの構成を示す図である。 図1の通信システムにおいて端末装置から接続がなされる場合の通信手順を示すシーケンス図である。 図1の通信システムにおいて基地局装置から接続がなされる場合の通信手順を示すシーケンス図である。 図2の基地局装置における通信チャネルの割当手順を示すフローチャートである。 本発明の変形例に係るチャネルの構成を示す図である。 図9(a)−(b)は、図8の狭帯域チャネルに配置される信号のフォーマットを示す図である。 本発明の変形例に係る基地局装置における通信手順を示すフローチャートである。 本発明の別の変形例に係るチャネルの構成を示す図である。
符号の説明
10 基地局装置、 12 端末装置、 14 ネットワーク、 20 通信部、 22 割当部、 24 記憶部、 26 IF部、 28 制御部、 100 通信システム。

Claims (2)

  1. 報知チャネルを介して報知情報を報知する報知部と、
    前記報知部において報知した報知情報を受信した端末装置から、ランダムアクセスチャネルを介して、通信の優先度および必要帯域幅に関する情報が含まれた通信開始の要求を受けつける受付部と、
    前記受付部において受けつけた通信開始の要求に含まれた優先度と、既に通信を実行している他の端末装置の優先度とを比較することによって、通信チャネルの帯域幅を必要帯域幅に応じて分割しながら、端末装置に割り当てるべき帯域幅を決定する割当部と、
    前記割当部において決定した帯域幅を端末装置に、制御チャネルを介して通知する通知部と、
    前記通知部において通知した帯域幅にて、通信チャネルにおける端末装置との通信を実行する通信部とを備え、
    前記割当部は、優先度の高い端末装置から順に必要帯域幅を割り当て、必要帯域幅を割り当て可能ではない端末装置に対して可能なだけ割当てを実行することを特徴とする基地局装置。
  2. 報知チャネルを介して、基地局装置からの報知情報を受けつける第1受付部と、
    前記第1受付部において受けつけた報知情報を送信した基地局装置に対して、ランダムアクセスチャネルを介して、通信の優先度および必要帯域幅に関する情報が含まれた通信開始の要求を出力する要求部と、
    前記要求部において出力した通信開始の要求を受信した基地局装置において、通信開始の要求に含まれた優先度と、既に通信を実行している他の端末装置の優先度とが比較されることによって、通信チャネルの帯域幅が必要帯域幅に応じて分割されながら、割り当てられる帯域幅が決定され、当該基地局装置から、制御チャネルを介して、決定された帯域幅を受けつける第2受付部と、
    前記第2受付部において受けつけた帯域幅にて、通信チャネルにおける基地局装置との通信を実行する通信部とを備え、
    前記要求部において出力した通信開始の要求を受信した基地局装置では、優先度の高い端末装置から順に必要帯域幅が割り当てられ、必要帯域幅を割り当て可能ではない端末装置に対して可能なだけ割当てが実行されることを特徴とする端末装置。
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