JP5387067B2 - 表皮付発泡成形部材の成形方法、表皮付発泡成形部材、および表皮付発泡成形部材用の表皮 - Google Patents

表皮付発泡成形部材の成形方法、表皮付発泡成形部材、および表皮付発泡成形部材用の表皮 Download PDF

Info

Publication number
JP5387067B2
JP5387067B2 JP2009057118A JP2009057118A JP5387067B2 JP 5387067 B2 JP5387067 B2 JP 5387067B2 JP 2009057118 A JP2009057118 A JP 2009057118A JP 2009057118 A JP2009057118 A JP 2009057118A JP 5387067 B2 JP5387067 B2 JP 5387067B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
skin
foam
molding
mold
bent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009057118A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010208161A (ja
Inventor
大輔 高田
郁 石井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP2009057118A priority Critical patent/JP5387067B2/ja
Publication of JP2010208161A publication Critical patent/JP2010208161A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5387067B2 publication Critical patent/JP5387067B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

本発明は、表皮付発泡成形部材の成形方法、表皮付発泡成形部材、表皮付発泡成形部材用の表皮に関する。
自動車や家庭で用いられる内装部品として、表皮層−発泡体層−芯材層の3層構造からなる表皮付きの成形部材を多用している。表皮付きの成形部材の製造方法には、種々の方法がある。例えば、表皮および芯材を発泡成形用の型内に配置し、両者の間に形成されたキャビティ内に発泡体を充填させる射出成形方法が知られている。
特許文献1に記載された発明にあっては、表皮用の成形型によって複数の面を備えた立体的な形状に成形した表皮を射出成形用の型内に配置し、キャビティ内に発泡体を充填させている(特許文献1参照)。
特開平10−323846
キャビティ内に充填した発泡体は、発泡し、その後硬化する。発泡体は、発泡する際に、成形型に配置した表皮に対して発泡圧を付与する。上記のような立体的な形状に成形された表皮に対して、型の成形面に押し付けるような発泡圧が付与されると、表皮を構成する各面が成形面に向けて押し広げられるように変形する。表皮を構成する第1の面を基準にすると、その他の面は、成形面に向けて折り曲げられるように変形することになる。ここで、連なって形成された二つの面の関係に着目すると、第1の面に連なる第2の面が、第1の面の折り曲げに対して抵抗を生じさせる面となり、第1の面の折り曲げに伴って第2の面にしわや歪みが発生する。表皮にしわや歪みが発生することによって、表皮付きの成形部材の外観品質が低下するという問題が生じる。
そこで本発明は、発泡体の発泡圧によって表皮の第1の面が折り曲げられるときに、第1の面に連なって形成された第2の面にしわや歪みが発生することを防止した表皮付発泡成形部材の成形方法、表皮付発泡成形部材、および表皮付発泡成形部材の成形に好適に用いることができる表皮付発泡成形部材用の表皮を提供することを目的とする。
本発明の表皮付発泡成形部材の成形方法は、表皮付発泡成形部材の芯材の外形形状に合致した第1の成形面が形成された第1の型と、第1の型に対して相対的に開閉自在に設けられるとともに表皮付発泡成形部材の表皮の外形形状に合致した第2の成形面が形成された第2の型とを有する成形型を、第1と第2の型を開いた状態とし、芯材を第1の型に配置する工程を有している。さらに、表皮付発泡成形部材の外形形状に合わせて折り曲げられる第1の面と、第1の面に連なって形成され第1の面を折り曲げるときに抵抗となる第2の面と、第2の面に形成され抵抗を緩和させるように第2の面を凹状変形させるしわ緩和部と、を有する表皮を、第2の型に配置する工程を有している。そして、第1と第2の型を型締めする工程と、芯材と表皮の間に発泡体を充填し、抵抗を緩和させながら発泡体の発泡圧によって第1の面を第2の成形面に沿って折り曲げる充填工程と、を有している。しわ緩和部は、表皮の他の部位よりも薄肉状に形成されている。第2の面は、表皮付発泡成形部材の外形形状に合わせて折り曲げられる第1の面とは異なる第3の面を折り曲げるときにも抵抗となり、充填工程において、第1と第3の面を第2の成形面に沿って折り曲げるとともに、第2の面を凹状に変形させる。
また、上記の表皮付発泡成形部材の成形方法により成形された、芯材、表皮、および発泡体が一体化された表皮付発泡成形部材は、2の面が、第1と第3の面の折り曲げに伴って、しわ緩和部によって凹状変形されている。
また、上記の表皮付発泡成形部材の成形方法に用いられる表皮は、表皮付発泡成形部材の外形形状に合わせて折り曲げられる第1と第3の面を有している。さらに、第1と第3の面に連なって形成され第1と第3の面を折り曲げるときに抵抗となる第2の面を有している。そして、第2の面に形成され抵抗を緩和させるように第2の面を凹状変形させるしわ緩和部を有している。
本発明によれば、発泡体の発泡圧によって表皮の第1の面が折り曲げられるときに、折り曲げの抵抗となる第2の面に形成したしわ緩和部が、第2の面を凹状または凸状に変形させてその抵抗を緩和させるため、第2の面にしわや歪みが発生することを防止でき、成形品の外観品質が低下することを防止できる。表皮を折り曲げるときにしわや歪みが発生することを防止できるため、表皮からアンダーカット形状を排除することができ、表皮を表皮付発泡成形部材の成形に好適に用いることができる。
実施形態に係る表皮付発泡成形部材の成形方法の工程を示すフローチャートである。 実施形態に係る表皮付発泡成形部材の成形装置を示す断面図である。 図3は、実施形態に係る表皮を示す図であり、図3(A)は、表皮の外観を示す平面図、図3(B)は、図3(A)の3B−3B線に沿う断面図である。 図4は、表皮を折り曲げたときに生じるしわおよび歪みを説明するための図であり、図4(A)は、第1の面を折り曲げる前の表皮を示す斜視図、図4(B)は、図4(A)の矢印4B方向から見た矢視図である。 図5は、表皮を折り曲げたときに生じるしわおよび歪みを説明するための図であり、図5(A)は、第1の面を折り曲げた後の表皮を示す斜視図、図5(B)は、図5(A)の矢印5B方向から見た矢視図である。 図6は、表皮に形成されたしわ緩和部の機能を説明するための図であり、図6(A)は、第1の面を折り曲げる前の表皮を示す斜視図、図6(B)は、図6(A)の矢印6B方向から見た矢視図である。 図7は、表皮に形成されたしわ緩和部の機能を説明するための図であり、図7(A)は、第1の面を折り曲げた後の表皮を示す斜視図、図7(B)は、図7(A)の矢印7B方向から見た矢視図である。 図8は、対比例に係る表皮を示す図であり、図8(A)は、第1の面および第3の面を折り曲げる前の表皮の一部を拡大した図、図8(B)は、第1の面および第3の面を折り曲げた後の表皮の一部を拡大した図である。 図9は、実施形態に係る表皮のしわ緩和部の機能を説明するための図であり、図9(A)は、第1の面および第3の面を折り曲げる前の表皮を示し、図3(A)の破線9Aで示す箇所を拡大した図、図9(B)は、第1の面および第3の面を折り曲げた後の表皮を示し、図3(A)の破線9Aで示す箇所を拡大した図である。 図10は、実施形態に係る表皮の成形方法を説明するための断面図であり、図10(A)は、表皮成形型の断面図、図10(B)は、図10(A)の破線10Bで示す箇所を拡大した図である。 図11は、対比例に係る表皮の成形方法を説明するための断面図であり、図11(A)は、表皮成形型の断面図、図11(B)は、図11(A)の破線11Bで示す箇所を拡大した図である。 図12は、対比例に係る表皮の成形方法を説明するための断面図であり、図12(A)は、表皮成形型の断面図、図12(B)は、図12(A)の破線12Bで示す箇所を拡大した図である。 図13は、成形方法の工程(ステップ11、ステップ12)を説明するための断面図であり、図13(A)は、発泡成形型の断面図、図13(B)は、図13(A)の破線13Bで示す箇所を拡大した図である。 図14は、成形方法の工程(ステップ13)を説明するための断面図であり、図14(A)は、発泡成形型の断面図、図14(B)は、図14(A)の破線14Bで示す箇所を拡大した図である。 図15は、成形方法の工程(ステップ14)を説明するための断面図であり、図15(A)は、発泡成形型の断面図、図15(B)は、図15(A)の破線15Bで示す箇所を拡大した図である。 図16は、成形方法の工程(ステップ15)を説明するための断面図であり、図16(A)は、発泡成形型の断面図、図16(B)は、図16(A)の破線16Bで示す箇所を拡大した図である。 図17は、成形方法の工程(ステップ16)を説明するための断面図であり、図17(A)は、発泡成形型の断面図、図17(B)は、図17(A)の破線17Bで示す箇所を拡大した図である。 図18は、実施形態に係る表皮付発泡成形部材の成形方法によって成形された成形品の外観を示す斜視図である。 変形例に係る表皮付発泡成形部材の成形方法の工程を示すフローチャートである。 図20は、変形例に係る成形方法の工程(ステップ24)を説明するための断面図であり、図20(A)は、発泡成形型の断面図、図20(B)は、図20(A)の破線20Bで示す箇所を拡大した図である。 図21は、変形例に係る成形方法の工程(ステップ25)を説明するための断面図であり、図21(A)は、発泡成形型の断面図、図21(B)は、図21(A)の破線21Bで示す箇所を拡大した図である。
以下、添付した図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。
図2には、本実施形態に係る射出成形装置10を示す。本実施形態にあっては、本発明の表皮付発泡成形部材の成形方法を、発泡成形型100を閉じた状態で芯材310と表皮320との間に発泡体330を充填し、芯材310、表皮320、および発泡体330を一体化させる表皮付発泡成形部材300の射出成形方法に適用している。射出成形装置10は、表皮層−発泡体層−芯材層の3層構造からなる自動車部品のインストルメントパネルの成形に用いている(図18を参照)。
図1〜3、図7、および図9を参照して、発泡成形方法(表皮付発泡成形部材の成形方法に相当する)を概説すれば、成形品300(表皮付発泡成形部材に相当する)の芯材310の外形形状に合致した第1の成形面111が形成された第1の型110と、第1の型110に対して相対的に開閉自在に設けられるとともに成形品300の表皮320の外形形状に合致した第2の成形面121が形成された第2の型120とを有する発泡成形型100(成形型に相当する)を、第1の型110と第2の型120を開いた状態とし、芯材310を第1の型110に配置する工程(ステップ11)と、成形品300の外形形状に合わせて折り曲げられる第1の面321と、第1の面321に連なって形成され第1の面321を折り曲げるときに抵抗となる縦壁面322(第2の面に相当する)と、縦壁面322に形成され抵抗を緩和させるように縦壁面322を凹状に変形させるしわ緩和部324と、を有する表皮320を、第2の型120に配置する工程(ステップ12)と、第1の型110と第2の型120を型締めする工程(ステップ13)と、芯材310と表皮320の間に発泡体330を充填し、抵抗を緩和させながら発泡体330の発泡圧によって第1の面321を第2の成形面121に沿って折り曲げる充填工程(ステップ14)と、発泡成形型100を型開きする工程(ステップ15)と、発泡成形型100から成形品300を取り出す工程(ステップ16)と、を有している。
上記の成形方法において、縦壁面322は、成形品300の外形形状に合わせて折り曲げられる第3の面323を折り曲げるときにも抵抗となり、充填工程(ステップ14)において、第1の面321と第3の面323を第2の成形面121に沿って折り曲げるとともに、縦壁面322を凹状に変形させている(図9を参照)。
図2を参照して、射出成形装置10について説明する。
射出成形装置10は、第1の型110と第2の型120を備えた発泡成形型100と、芯材310と表皮320との間に発泡体330を充填する充填手段130と、装置各部の動作を制御する制御部140と、を有している。
第1の型110は、芯材310の外形形状に合致する形状の第1の成形面111を有している。第1の成形面111は、芯材310の外形形状に合わせて、第2の型120に対して突出した断面形状を有している。
芯材310には、専用の成形型によって予め成形したものを利用している。芯材310の材料には、例えば、硬質のウレタン樹脂や、その他公知の樹脂材料等を用いることが可能である。
第2の型120は、表皮320の外形形状に合致する形状の第2の成形面121を有している。第2の成形面121は、表皮320の外形形状に合わせて、第1の型110に対して窪んだ断面形状を有している。第2の成形面121には、成形品300の外形形状に合わせて表皮320を折り曲げるための折り曲げ形状部125を形成している(図15(B)を参照)。
表皮320には、後述する表皮成形型400によって予め成形したものを利用している(図10を参照)。表皮320の材料には、例えば、エラストマー樹脂や、その他公知の樹脂材料等を用いることが可能である。
第2の型120は、第1の型110に対して接近離反移動自在に設けている。発泡成形型100の型締めは、第2の型120を第1の型110に対して接近移動(図中矢印a)させて行う。第1の型110に芯材310を配置し、第2の型120に表皮320を配置した状態で型締めをし、芯材310と表皮320との間に発泡体330を充填するための充填空間340を形成する(図14を参照)。
発泡成形型100の型開きは、型締めした状態で第2の型120を第1の型110に対して離反移動(図中矢印b)させて行う。型開きは、成形のための各工程が終了した後、実施する。成形品300は、第1の型110に残地させて、型開き後に発泡成形型100から取り出す(図17を参照)。
型締め、および型開きの角度は、成形部材の外形形状に合わせて設定している。第1の型110が成形品300に干渉することを防止し、円滑に型開きを行うことが可能な角度に設定している。型締め、および型開きの角度は成形品の外形形状に合わせて適宜変更することが可能である。
充填手段130には、発泡体330を充填空間340内へ注入するミキシングヘッドを用いている。ミキシングヘッドには、射出成形に用いられる公知のものを採用している。
発泡体330には、例えば、ウレタン、PP、PEなどの樹脂系の発泡材料を用いることが可能である。発泡体330には、その他の公知の材料のものを適宜選択することができる。
充填手段130は、芯材310と表皮320との間に充填空間340が形成された状態で発泡体330を充填する。発泡体330は、充填空間340内において発泡し、芯材310および表皮320に発泡圧を付与する(図15(B)中、矢印pで示す)。発泡体330は、芯材310を第1の成形面111に押し付けるように発泡圧を付与し、表皮320を第2の成形面121に押し付けるように発泡圧を付与する。発泡が終了すると、発泡体330は硬化し、芯材310、表皮320、および発泡体330が一体化した成形品300の取得が可能となる。
制御部140は、予め設定された制御信号sを装置各部に送信し、動作制御を行う。例えば、発泡成形型100の型締め、および型開きのタイミングや、充填手段130による充填工程の開始、および終了のタイミングを制御する。制御部140は、その他にも、型締め、および型開きの速度や、発泡体330の充填量の調整等を制御する。
次に、表皮320について説明する。
図3(A)および(B)を参照して、表皮成形型400によって成形した表皮320は、全体的には、成形品300の外形形状に近似した湾曲形状を有している。
表皮320の先端側の周縁部をなす面を第1の面321に設定し、表皮320の側部側の周縁部をなす面を第3の面323に設定している。図中の一点鎖線fは、発泡成形によって表皮320が折り曲げられる位置を示す折り曲げ線である。なお、表皮320を折り曲げる前のしわ緩和部324は、破線で示し、表皮320を折り曲げた後のしわ緩和部324は、実線で示す。
表皮320は、発泡成形型100の第2の型120に配置し、発泡成形の充填工程において第2の成形面121の折り曲げ形状部125に沿って折り曲げる(図15を参照)。発泡成形後、表皮320は折り曲げ線に沿うように折り曲げられた状態で成形品300の表層部分を形成する。
充填工程において第1の面321、および第3の面323を折り曲げるとき、縦壁面322が第1の面321と第3の面323との間に形成される。縦壁面322は、第1の面321を折り曲げるときに折り曲げの抵抗となり、第3の面323を折り曲げるときにも折り曲げの抵抗となる(図9を参照)。
しわ緩和部324は、表皮320の先端部側の角部を囲むように二つの面からなる多面構造に形成している。しわ緩和部324を構成する各面が撓むことによって縦壁面322を、表皮320の内方に突出するように凹状に変形させる(図7を参照)。
第1の面321、および第3の面323を折り曲げるときに、しわ緩和部324を円滑に撓ませることができるように、しわ緩和部324を他の部位よりも薄肉状に形成したり、切れ込み状に形成したりすることが望ましい。
しわ緩和部324は、表皮320が内方に突出して変形した部位が、成形品300の意匠面に現れない箇所や、製品の組み立て時に邪魔にならないような箇所に形成することが望ましい。
次に、第1の面を折り曲げるときに抵抗となる縦壁面と、その抵抗をしわ緩和部によって緩和させる原理について説明する。
図4(A)および(B)を参照して、図示されるような形状の表皮600において、平坦な形状の第1の面610を所定の方向に折り曲げると、第1の面610に連なって形成された縦壁面620が折り曲げの抵抗となる。
図5(A)および(B)を参照して、例えば、表皮600が可撓性を備えているような場合には、縦壁面620からの抵抗を受けながらも、第1の面610を所定の方向へ折り曲げ続けることは可能である。しかしながら、第1の面610の折り曲げに伴って、縦壁面620全体にしわや歪みが生じ得る。
図6(A)および(B)を参照して、3つの面から構成されたしわ緩和部630を備える表皮の第1の面610を折り曲げると、しわ緩和部630を形成する各面が撓む。この際、しわ緩和部630の撓み量が第1の面610の折り曲げ量に伴って増加し、第1の面610を円滑に折り曲げることが可能になる。
しわ緩和部630を構成する各面が撓むことによって、しわ緩和部630全体が徐々に撓み、縦壁面620においてしわ緩和部630が形成された部位は、表皮600の内方へ突出するように凹状に変形する。
図7(A)および(B)を参照して、縦壁面620を凹状に変形させると、第1の面610を折り曲げるときに生じる抵抗を緩和させることができ、縦壁面620にしわや歪みが生じることを防止できる。
次に、第1の面321、および第3の面323を折り曲げるときに抵抗となる縦壁面322と、その抵抗をしわ緩和部324によって緩和させる方法について説明する。
図8(A)および(B)を参照して、対比例に係る表皮700の第1の面710を所定の方向に折り曲げるとともに、第1の面710の折り曲げ線に交差するように第3の面730を折り曲げる。第1の面710と第3の面730に囲まれるように形成された縦壁面720が、折り曲げの抵抗となる。第1の面710、および第3の面730を折り曲げ続けると、縦壁面720、およびその周辺部にしわや歪みが生じる虞がある。
図9(A)および(B)を参照して、本実施形態に係る表皮320にあっては、縦壁面322となる位置に、しわ緩和部324を形成している。しわ緩和部324は、第1の面321、および第3の面323の折り曲げに伴って、縦壁面322を凹状に変形させる。
折り曲げられる2つの面321、323に対し、縦壁面322を凹状に変形させるため、折り曲げるときに生じる抵抗をより緩和させることができる。このため、縦壁面322にしわや歪みが発生することを防止しながら第1の面321、および第3の面323を折り曲げることが可能になる。
次に、表皮320の成形方法について説明する。
図10を参照して、前述したように、表皮320は、発泡成形型100に配置する前に、表皮成形型400によって予め成形している。しわ緩和部324は、第1の面321、および第3の面323とともに表皮320に一体に形成している。
図11を参照して、対比例に係る表皮700にあっては、折り曲げ時に生じる抵抗を緩和させるためのしわ緩和部324が設けられていない。後工程である発泡成形時に表皮700の一の面710を折り曲げると、一の面710に連なる縦壁面にしわや歪みが生じ得る。後工程によって表皮700を折り曲げることができないため、成形品の外形形状に合致するように表皮700を予め折り曲げて成形する必要がある。
ここで、折り曲げられた形状の表皮700には、アンダーカット形状720が形成されることになる。アンダーカット形状720が形成されると、表皮成形型400の型開きが阻害される。このため、アンダーカット形状720を排除しつつ、折り曲げられた形状の表皮700を成形しなければならない。
図12を参照して、例えば、表皮700に厚肉状の部位730を成形することによって、アンダーカット形状720を排除することが可能になる。この場合、型開きを円滑に行うことは可能になるが、表皮700には、本来不要な駄肉が形成されることになる。表皮に駄肉が形成されることによって、成形に要するコストの増加が招かれたり、駄肉がヒケや反りの発生要因となって成形品質の低下が引き起こされたりする。この駄肉は、表皮700の折り曲げ角度と、厚肉状の部位730を成形せずに型開きを行う場合の型開き角度との角度差θが大きくなると、より増加することになる(図中、対比例の表皮700を実線で示し、本実施形態の表皮320を破線で示す)。
これに対して、本実施形態にあっては、表皮320にしわ緩和部324を形成しているため、後工程で表皮320を折り曲げる場合であっても、縦壁面322にしわや歪みを発生させずに折り曲げを行うことができる。表皮320にはアンダーカット形状を設ける必要がないため、アンダーカット形状を排除するための対策を施す必要がない。駄肉の形成に伴って生じ得るコストの増加や、成形品質の低下を未然に防止することができる。このため、表皮320を成形品300の成形に好適に用いることができる。
次に、発泡成形方法を説明する。
図13を参照して、発泡成形型100の第1の型110と第2の型120を開いた状態とし、予め成形された芯材310を、第1の型110に配置する(ステップ11)。
次に、表皮成形型400によって予め成形された表皮320を、第2の型120に配置する(ステップ12)。表皮320からは、アンダーカット形状が排除されているため、第2の成形面121に形成された折り曲げ形状部125と表皮320との間には隙間が形成された状態になる。
図14を参照して、発泡成形型100を型締めする(ステップ13)。型締めは、第2の型120を第1の型110に対して接近移動させることによって行う。型締めによって、芯材310と表皮320との間に発泡体330を充填する充填空間340を形成する。
図15を参照して、芯材310と表皮320との間に形成された充填空間340に発泡体330を充填する(ステップ14)。ミキシングヘッドによって発泡体330を射出させて、発泡体330を充填空間340内に充填させる。
発泡体330は、充填空間340内において発泡し、芯材310および表皮320に発泡圧を付与する。発泡体330は、発泡圧によって芯材310を第1の成形面111に押し付け、表皮320を第2の成形面121に押し付ける。
表皮320の第1の面321、および第3の面323は、発泡体330の発泡圧によって、第2の成形面121の面形状に沿って折り曲がる。
このとき、しわ緩和部324は、第1の面321、および第3の面323を折り曲げるときに抵抗となる縦壁面322を凹状に変形させる。縦壁面322を凹状に変形させることによって、第1の面321、および第3の面323を折り曲げるときに生じる抵抗が緩和し、縦壁面322にしわや歪みが発生することを防止する(図5、および図9を参照)。
図16を参照して、発泡体330の発泡が終了し、発泡体330が硬化した後、発泡成形型100を型開きする(ステップ15)。型開きは、第2の型120を第1の型110に対して離反移動させて行う。
図17を参照して、芯材310、表皮320、および発泡体330が一体化して成形された成形品300を取得する(ステップ16)。発泡成形型100から取り出し後、成形品300として不要な部位を適宜トリミングする。
図18を参照して、表皮320の第1の面321および第3の面323を折り曲げるときに、縦壁面322にしわや歪みが発生することを防止したため、外観品質を低下させることなく成形された成形品300を取得することができる。
以上説明したように、本実施形態の表皮付発泡成形部材の成形方法によれば、表皮320の第1の面321を発泡体330の発泡圧によって折り曲げるときに、しわ緩和部324が第1の面321に連なる縦壁面322を凹状に変形させて、第1の面321を折り曲げるときに生じる抵抗を緩和させるため、縦壁面322にしわや歪みが発生することを防止でき、成形品300の外観品質の低下を防止することができる。
第1の面321、および第3の面323を発泡体330の発泡圧によって折り曲げるときに抵抗となる縦壁面322を、しわ緩和部324が凹状に変形させることによって、縦壁面322にしわや歪みが発生することを防止でき、成形品300の外観品質の低下を防止することができる。折り曲げられる2つの面321、323に対し、縦壁面322を凹状に変形させるため、折り曲げるときに生じる抵抗をより緩和させることができる。
成形品300の外形形状に合わせて折り曲げられる第1の面321と、第1の面321に連なって形成され第1の面321を折り曲げるときに抵抗となる縦壁面322と、縦壁面322に形成され抵抗を緩和させるように縦壁面322を凹状に変形させるしわ緩和部324と、を有した表皮320と、芯材310と、発泡体330とが一体化されており、縦壁面322が、第1の面321の折り曲げに伴って、しわ緩和部324によって凹状に変形された成形品300を取得することができる。
表皮320は、成形品300の外形形状に合わせて折り曲げられる第1の面321と、第1の面321に連なって形成され第1の面321を折り曲げるときに抵抗となる縦壁面322と、縦壁面322に形成され抵抗を緩和させるように縦壁面322を凹状に変形させるしわ緩和部324と、を有しており、アンダーカット形状が排除されているため成形品300の成形に好適に用いることができる。
(変形例)
図19〜21を参照して、変形例にあっては、表皮320に折り曲げの起点となる折り曲げ部325を形成している。第2の型120には、表皮320を吸引する吸引手段150を配置している。そして、発泡成形型100を型締めする工程(ステップ23)を行った後、吸引手段150によって表皮320を吸引し、折り曲げ部325を介して表皮320を予備的に折り曲げる工程(ステップ24)を実施する。前述した実施形態と同様の部材、および成形工程については、その説明を一部省略する。
折り曲げ部325は、表皮320における他の部位よりも薄肉にして形成されたヒンジ形状を有している。折り曲げ部325は、表皮成形型400によって、表皮320に一体にして成形している。折り曲げ部325は、第1の面321、および第3の面323を折り曲げる位置(図3における一点鎖線で示される位置)に形成している。
吸引手段150は、第2の型120内に設けられた吸気路151と、吸気路151を通じて表皮320を吸引する吸気部152と、吸気を駆動する駆動源(図示せず)と、を有している。吸引手段150は、制御部140から送信される制御信号sに従って、表皮320の吸引を開始、および終了する。
次に変形例に係る発泡成形方法を説明する。
図20を参照して、芯材310を配置した第1の型110と、折り曲げ部325が形成された表皮320を配置した第2の型120とを型締めした後、吸引手段150によって表皮320を吸引し、表皮320を予備的に折り曲げる(ステップ24)。
吸引手段150によって吸引された表皮320は、折り曲げ部325を起点にして折り曲がる。折り曲げ部325を他の部位よりも薄肉にして形成しているため、折り曲げ部325を介して表皮320を容易に折り曲げることができる。
図21を参照して、表皮320を予備的に折り曲げた後、充填空間340内に発泡体330を充填する(ステップ25)。
充填された発泡体330は、充填空間340内において発泡し、芯材310および表皮320に発泡圧を付与する。表皮320は、第2の成形面121に押し付けられることによって、第2の成形面121に沿って折り曲がる。表皮320が予備的に折り曲げられた状態となっているため、第2の成形面121の折り曲げ部125に沿って確実に表皮320を折り曲げることができる。このため、成形品300の外観品質をより向上させて発泡成形を行うことが可能になる。
上述したように、本変形例にあっては、表皮320を第2の成形面121の形状に沿って予備的に折り曲げる工程を行っているため、充填工程において第2の成形面121に沿って確実に表皮320を折り曲げることができ、外観品質をより向上させた成形品300を成形することができる。
折り曲げ部325を、他の部位よりも薄肉にして形成しているため、折り曲げ部325を介して表皮320を容易に折り曲げることができる。
本実施形態は、適宜改変することが可能である。
表皮320を折り曲げる位置は、成形品300の意匠外観の設計に合わせて変更することができ、実施形態で示された位置に限定されるものではない。
しわ緩和部324を形成する位置や、個数、およびその形状は、変更することが可能である。例えば、しわ緩和部324を構成する面の数を増減したり、各面の形状を円形や楕円形状に変更したりすることも可能である。
実施形態に係るしわ緩和部324は、縦壁面322を表皮320の内方に突出させるように凹状に変形させる構成であるが、表皮320を外方に向けて突出させるように凸状に変形させる構成とすることも可能である。表皮320を凸状に変形させる場合であっても、表皮を折り曲げるときに生じる抵抗を緩和させる効果を得ることができる。
折り曲げ部325の形状は、ヒンジ形状のみに限定されるものではない。例えば、表皮320に切り欠き形状を形成して構成することも可能である。
本実施形態にあっては、本発明を、充填工程において第1の面321と第3の面323の二面を折り曲げて表皮320を成形する発泡成形に適用しているが、充填工程において第1の面321のみを折り曲げて表皮320を成形する発泡成形に適用することも可能である。
10 射出成形装置、
100 発泡成形型(成形型)、
110 第1の型、
111 第1の成形面、
120 第2の型、
121 第2の成形面、
125 折り曲げ形状部、
130 充填手段、
140 制御部、
150 吸引手段、
151 吸気路、
152 吸気部、
300 成形品(表皮付発泡成形部材)、
310 芯材、
320 表皮、
321 第1の面、
322 縦壁面(第2の面)、
323 第3の面、
324 しわ緩和部、
325 折り曲げ部、
330 発泡体、
340 充填空間、
400 表皮成形型、
s 制御信号。

Claims (5)

  1. 表皮付発泡成形部材の芯材の外形形状に合致した第1の成形面が形成された第1の型と、前記第1の型に対して相対的に開閉自在に設けられるとともに前記表皮付発泡成形部材の表皮の外形形状に合致した第2の成形面が形成された第2の型とを有する成形型を、前記第1と第2の型を開いた状態とし、芯材を前記第1の型に配置する工程と、
    前記表皮付発泡成形部材の外形形状に合わせて折り曲げられる第1の面と、前記第1の面に連なって形成され前記第1の面を折り曲げるときに抵抗となる第2の面と、前記第2の面に形成され前記抵抗を緩和させるように前記第2の面を凹状変形させるしわ緩和部と、を有する表皮を、前記第2の型に配置する工程と、
    前記第1と第2の型を型締めする工程と、
    前記芯材と前記表皮の間に発泡体を充填し、前記抵抗を緩和させながら前記発泡体の発泡圧によって前記第1の面を前記第2の成形面に沿って折り曲げる充填工程と、を有し、
    前記しわ緩和部は、前記表皮の他の部位よりも薄肉状に形成されており、
    前記第2の面は、前記表皮付発泡成形部材の外形形状に合わせて折り曲げられる前記第1の面とは異なる第3の面を折り曲げるときにも抵抗となり、前記充填工程において、前記第1と第3の面を前記第2の成形面に沿って折り曲げるとともに、前記第2の面を凹状に変形させる、表皮付発泡成形部材の成形方法。
  2. 前記表皮は、折り曲げの起点となる折り曲げ部を有し、前記第1と第2の型を型締めする工程の後、前記第2の型に設けられた吸引手段によって前記表皮を吸引し、前記折り曲げ部を介して前記表皮を予備的に折り曲げる工程をさらに有する請求項1に記載の表皮付発泡成形部材の成形方法。
  3. 前記折り曲げ部は、前記表皮における他の部位よりも薄肉にして形成されたヒンジ形状を有する請求項2に記載の表皮付発泡成形部材の成形方法。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載された表皮付発泡成形部材の成形方法により成形された、芯材、表皮、および発泡体が一体化された表皮付発泡成形部材であって、
    前記第2の面が、前記第1と第3の面の折り曲げに伴って、前記しわ緩和部によって凹状に変形された表皮付発泡成形部材。
  5. 請求項1〜3のいずれか1項に記載された表皮付発泡成形部材の成形方法に用いられる表皮であって、
    前記表皮付発泡成形部材の外形形状に合わせて折り曲げられる第1と第3の面と、前記第1と第3の面に連なって形成され前記第1と第3の面を折り曲げるときに抵抗となる第2の面と、前記第2の面に形成され前記抵抗を緩和させるように前記第2の面を凹状に変形させるしわ緩和部と、を有する表皮。
JP2009057118A 2009-03-10 2009-03-10 表皮付発泡成形部材の成形方法、表皮付発泡成形部材、および表皮付発泡成形部材用の表皮 Expired - Fee Related JP5387067B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009057118A JP5387067B2 (ja) 2009-03-10 2009-03-10 表皮付発泡成形部材の成形方法、表皮付発泡成形部材、および表皮付発泡成形部材用の表皮

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009057118A JP5387067B2 (ja) 2009-03-10 2009-03-10 表皮付発泡成形部材の成形方法、表皮付発泡成形部材、および表皮付発泡成形部材用の表皮

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010208161A JP2010208161A (ja) 2010-09-24
JP5387067B2 true JP5387067B2 (ja) 2014-01-15

Family

ID=42968873

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009057118A Expired - Fee Related JP5387067B2 (ja) 2009-03-10 2009-03-10 表皮付発泡成形部材の成形方法、表皮付発泡成形部材、および表皮付発泡成形部材用の表皮

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5387067B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09234752A (ja) * 1996-02-28 1997-09-09 Sekisui Chem Co Ltd 加飾成形品の製造方法
CA2473649C (en) * 2002-03-15 2010-02-02 Graphic Packaging International, Inc. Container having a rim or other feature encapsulated by or formed from injection-molded material
JP2005305937A (ja) * 2004-04-23 2005-11-04 Inoac Corp 表皮付き発泡成形部材のシール構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010208161A (ja) 2010-09-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3592378B2 (ja) ヘッドレスト及びその製造方法
US7100958B2 (en) Trim element, especially for the interior of a motor vehicle, and a method for the manufacture thereof
JP2834671B2 (ja) 表皮付き発泡体を表面に有するプラスチック成形品の製造方法およびそれに用いる発泡成形型
JP5595866B2 (ja) 車両用内装品および車両用内装品の製造方法
JP5368832B2 (ja) シートパッド成形型およびその成形型を用いたシートパッドの製造方法
JP5387067B2 (ja) 表皮付発泡成形部材の成形方法、表皮付発泡成形部材、および表皮付発泡成形部材用の表皮
JP6215023B2 (ja) 車両用内装材の製造方法
JP5381997B2 (ja) 表皮付発泡成形部材の製造装置、表皮付発泡成形部材の製造方法、および表皮付発泡成形部材
JP7026594B2 (ja) 車両用内装品及びその製造方法
JP3627929B2 (ja) 表皮一体発泡品の製造方法
JP2945559B2 (ja) エアバッグカバー部を有する車両内装部品の製造方法
GB2366230A (en) Plastics moulding
JP3824768B2 (ja) ブロー成形品及びブロー成形型
JP3043921B2 (ja) 発泡成形品の基材および発泡成形品の製造方法
JP5071729B2 (ja) 内装材の製造方法
JP3839186B2 (ja) 車両用パネル部品の成形方法
JP4476673B2 (ja) 発泡成形用金型
WO2017168566A1 (ja) 表皮付き樹脂発泡体の成形方法
JP3776237B2 (ja) 表皮一体発泡成形型
JP3332179B2 (ja) 表皮一体発泡品の製造方法
JPH11188757A (ja) 樹脂成形品の成形方法
JP5013474B2 (ja) 発泡樹脂成形品
JP4359170B2 (ja) 樹脂成形品の成形方法
JP3171669B2 (ja) 可倒式ヘッドレストの製造方法
JP2006205477A (ja) 自動車用内装部品の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120131

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130620

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130625

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130821

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130910

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130923

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees