JP5386235B2 - シリンジ容器 - Google Patents

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Description

本発明は、内容液を吐出させるシリンジ容器に関するものである。
この種のシリンジ容器として、従来、筒状のシリンダと、シリンダ内に挿入されたピストン(プランジャ)と、シリンダの先端に装着されたノズル部材と、を備えた構成が知られている。このようなシリンダ容器では、上述したノズル部材が取り外され、シリンダとピストンとが組み合わされた状態で市場に流通する場合がある。
上記したシリンダ及びピストンとしては、従来、例えば下記特許文献1に記載されているように、内容液が内部に充填される摺動筒部とその摺動筒部の先端に配設されたノズル装着部とをそれぞれ有するシリンダ、及び、前記した摺動筒部の基端側から摺動筒部の内側に挿入されたピストン、が知られている。このようなシリンダ及びピストンを備えるシリンジ容器では、ノズル装着部にノズル部材を装着させた後、ピストンをシリンダ内に押し込んで軸方向先端側に向けて摺動させることで、シリンダの内圧が上昇し、シリンダ内の内容液が、ノズル部材に備えられたノズルの先端から吐出される。
特開2004−24768号公報
しかしながら、上記した従来のシリンジ容器では、ピストンの押し込む際の押圧力が弱くても、シリンダの内圧上昇に伴い、その押圧力に応じた吐出速度で内容液が吐出されるため、内容液の吐出状態が不安定であるという問題が存在する。すなわち、使用時において、ピストンの押圧力が強いとシリンダの内圧が大きく上昇するため、内容液が勢いよく吐出されるが、ピストンの押圧力が弱いとシリンダの内圧上昇が小さいため、内容液の吐出の勢いが弱くなり、内容液が十分に吐出されない場合がある。
そこで、本発明は、上記事情を鑑みてなされたものであり、内容液の吐出状態の安定化を図ることができるシリンジ容器を提供するものである。
本発明に係るシリンジ容器は、内容液が内部に充填される摺動筒部、および、該摺動筒部の軸方向先端側に配設されたノズル装着部をそれぞれ有するシリンダと、前記摺動筒部の軸方向基端側から該摺動筒部の内側に挿入されたピストンと、を備えるシリンジ容器において、前記内容液の流通路の一部を閉塞するとともに、前記シリンダの内圧上昇に伴って開放される流通路開閉部を備え、該流通路開閉部が、前記シリンダの内周面に形成された係止凸部と、前記シリンダの内側に軸方向に移動可能に配設された開閉部材と、を備え、該開閉部材は、径方向に弾性変形可能な弾性筒部を有し、該弾性筒部には前記係止凸部に係止可能で、かつ前記シリンダの内周面に軸方向に摺動自在に嵌合された係止片が形成され、前記弾性筒部は、前記摺動筒部の軸方向に沿う先端側から基端側に向かうに従い漸次拡径された筒部とされ、前記係止片は、前記弾性筒部の基端部に形成され径方向外側に突出していることを特徴としている。
このような特徴により、内容液を吐出させる際には、ピストンをシリンダ内に押し込んで軸方向先端側に移動させる。このとき、シリンダの内圧が所定の高さに達するまでの間は、内容液の流通路の一部が流通路開閉部によって閉塞されているため、内容液が吐出されることがなく、シリンダの内圧は上昇する。そして、シリンダの内圧が所定の高さまで上昇すると、開閉部材の弾性筒部に形成された係止片がシリンダの内周面に形成された係止凸部に乗り上げることで、流通路が開放され、シリンダの内圧によってシリンダ内の内容液が圧送されて吐出される。したがって、内容液の吐出状態の安定化を図ることができる。
また、本発明に係るシリンジ容器は、前記ノズル装着部の内周面に、径方向内側に突出した複数の係止部が周方向に間隔をおいて配設されるとともに、該係止部に係合可能な係止段部が前記開閉部材に形成されていることが好ましい。
これにより、内容液をシリンダ内に充填する際に、係止部間に形成される隙間を空気および内容液が通過することができる。つまり、シリンダ内にピストンを挿入する際には、シリンダ内の空気をノズル装着部の先端側の開口から外部に放出することができるため、ピストンをスムーズに挿入することができる。また、シリンダ内に内容液を充填する際には、ピストンを引き出すように移動させることで、内容液を吸い上げることができる。したがって、内容液をスムーズに充填することができるとともに、所定量の内容液を確実にシリンダ内に充填することができる。
また、本発明に係るシリンジ容器は、前記ノズル装着部に装着されるノズル部材に、前記開閉部材の軸方向先端側への移動を規制する規制部が形成されていることが好ましい。
これにより、シリンダの内圧が所定の高さまで上昇すると流通路開閉部が開放されるが、その後、開閉部材の軸方向先端側への移動がノズル部材に形成された規制部により規制されることとなる。つまり、開閉部材の係止片とシリンダの内周面との間に形成される流通路の断面積が所定の大きさ以上にならないように規制されることとなる。したがって、内容液の吐出状態をより安定化することができる。
あるいは、本発明に係るシリンジ容器は、前記シリンダの内周面に、前記開閉部材の軸方向先端側への移動を規制する規制部が形成されていることが好ましい。
これにより、シリンダの内圧が所定の高さまで上昇すると流通路開閉部が開放されるが、その後、開閉部材の軸方向先端側への移動がシリンダの内周面に形成された規制部により規制されることとなる。つまり、開閉部材の係止片とシリンダの内周面との間に形成される流通路の断面積が所定の大きさ以上にならないように規制されることとなる。したがって、内容液の吐出状態をより安定化することができる。
本発明に係るシリンジ容器によれば、シリンダの内圧が所定の高さに達していない状態では、内容液が吐出されず、シリンダの内圧が所定の高さまで達したところで内容液が吐出されるため、シリンダの内圧が低い状態での内容液の吐出が抑制され、内容液が所定の吐出速度以上でのみ吐出されることとなり、内容液の吐出状態の安定化を図ることができる。
本発明の実施形態におけるシリンジ容器の側面図である。 図1のA−A線に沿う断面図である。 本発明の実施形態における開閉部材の斜視図である。 本発明の実施形態におけるシリンジ容器に内溶液を充填する状態を示す部分断面図である。 本発明の実施形態におけるシリンジ容器にキャップ部材を取り付けた状態を示す側面図である。 図5のB−B線に沿う断面図である。 図6のキャップ部材周辺の部分拡大図である。 本発明の実施形態におけるシリンジ容器から内容液を吐出させる際の開閉部材の動きを説明する半断面図(1)である。 本発明の実施形態におけるシリンジ容器から内容液を吐出させる際の開閉部材の動きを説明する半断面図(2)である。 本発明の実施形態におけるシリンジ容器から内容液を吐出させる際の開閉部材の動きを説明する半断面図(3)である。 図10の状態を示す部分断面図である。 本発明の実施形態におけるシリンジ容器の別の態様を示す断面図である。
以下、本発明に係るシリンジ容器の実施形態について、図面に基づいて説明する。なお、本実施形態では、シリンダ2からみたノズル部材4側(図1における上側)を軸方向先端側(以下、単に「先端側」と記す。)とし、その反対側(図1における下側)を軸方向基端側(以下、単に「基端側」と記す。)とする。また、図1に示す符号Oは、シリンジ容器1の中心軸線を示しており、以下、単に「軸線O」と記す。さらに、この軸線Oに沿った方向を「軸方向」とし、軸線Oに直交する方向を「径方向」とし、軸線O回りの方向を「周方向」とする。
図1、図2に示すように、シリンジ容器1は、例えば口腔内に薬剤(内容液X)を点薬するために用いられる吐出容器であり、その概略構成としては、筒状のシリンダ2と、シリンダ2に挿入されたピストン3と、シリンダ2の先端に着脱可能に装着されたノズル部材4と、シリンダ2の内側に配設され、内容液Xの流通路を開閉する開閉部材6と、を備えている。
シリンダ2は、内容液Xが内部に充填される摺動筒部20と、摺動筒部20の先端側に配設されたノズル装着部21と、摺動筒部20の軸方向略中間部に配設されたフランジ22と、を備えている。
摺動筒部20は、軸線Oを中心軸にして延設された円筒形状の直筒部である。摺動筒部20の基端部の内周面は、基端側に向かうに従い漸次拡径されている。
フランジ22は、ピストン3をシリンダ2内に押し込んで内容液Xを吐出させる際に指などを引っ掛けるための指掛け部であり、摺動筒部20の外周面から径方向外側に向かって突出されていると共に、摺動筒部20の外周面の周りに全周に亘って延設されている。
ノズル装着部21は、ノズル部材4を装着させるための装着部であり、軸線Oを中心軸にして延設されていると共に、外径が摺動筒部20よりも拡径された二重筒構造の筒部である。このノズル装着部21には、拡径部24と外筒部25と内筒部26とが備えられている。拡径部24は、摺動筒部20の先端部に連設され、摺動筒部20の先端から先端側に向かうに従い漸次拡径されている。外筒部25は、拡径部24の外縁から先端側に向けて突設された円筒形状の筒部であり、その内周面には雌ねじ27が形成されている。内筒部26は、外筒部25の内側に配設されていると共に、軸線Oを共通軸にして外筒部25と同軸上に配設された円筒形状の筒部であり、拡径部24の内周面から先端側に向けて突設されている。
上記した内筒部26の内周面には、開閉部材6の係止段部61に係合する係止部28が形成されている。係止部28は、内筒部26の内周面から径方向内側に向かって膨出されたリブ状の凸部であり、内筒部26の内周面に周方向に沿って略等間隔に複数形成されている。また、係止部28は、内筒部26の基端側に形成されている。
さらに、摺動筒部20の内周面におけるノズル装着部21との境界部近傍には、径方向内側に突出した係止凸部29が形成されている。係止凸部29は、摺動筒部20の内周面に周方向に沿って略等間隔に複数形成されている。係止凸部29の断面形状は、基端側から先端側に向かって縮径するテーパー状に形成された第一テーパー部29aと、第一テーパー部29aの先端側の端部に連接され、軸線Oと平行に形成された直線部29bと、直線部29bの先端側の端部に連接され、基端側から先端側に向かって拡径するテーパー状に形成された第二テーパー部29cと、を備えている。なお、第一テーパー部29aには、開閉部材6の係止片65が係止されるように構成されている。
ピストン3は、摺動筒部20の基端側から摺動筒部20の内側に挿入される棒状の部材であり、シリンダ2に対して相対的に軸方向に沿って往復移動可能であると共に、軸線O回りに軸回転可能である。このピストン3の概略構成としては、軸方向に沿って延設された軸部30と、軸部30の基端に設けられた基端部31と、軸部30の先端に設けられた摺動部32と、を備えている。
軸部30は、軸方向に延在する凸リブを平断面視十字状に配設させた形状からなる棒状部材であり、摺動筒部20の内側に軸方向に沿って往復移動可能に挿入されている。
基端部31は、ピストン3をシリンダ2内に押し込む際に指等で押圧したり、ピストン3をシリンダ2内から引張る際に指等を掛けたり摘んだりする操作部であり、軸線Oに対して垂直に配設された板部である。この基端部31は、平面視においてその外径が少なくとも軸部30よりも大きく、軸部30の基端から径方向外側に向けて突出されている。
摺動部32は、先端面が略テーパー状に形成された略円柱形状の部材であり、摺動筒部20の内側に軸方向に沿って往復移動可能に収容されている。摺動部32の外周面には、断面視凹形状の周溝34が周方向に沿って全周に亘って形成されており、この周溝34の内側には、例えばゴムや樹脂等からなるOリング35が嵌め込まれている。このOリング35は、摺動筒部20の内周面に摺動可能に密接されており、このOリング35によって摺動部32が摺動筒部20の内周面に対して液密に摺接されている。
ノズル部材4は、ノズル装着部21の先端側に配設される基板部40と、基板部40から基端側に向けて突設された装着筒部41と、基板部40から先端側に向けて突設されたノズル42と、ノズル42の内側に収容された流路形成部材43と、が備えられている。
基板部40は、軸線Oに対して垂直に配設された板部であり、平面視長方円形状に形成され、全周に亘って外筒部25の径方向外側に突出されている。また、基板部40の中央部分には、内筒部26が挿通される平面視円形の挿通孔40aが形成されている。
装着筒部41は、ノズル部材4をシリンダ2に装着させるための装着部であり、基板部40の基端側の面(図2における下面)から基端側に向けて突出された円筒形状の筒部である。この装着筒部41は、外筒部25と内筒部26との間に配置されて軸線Oを共通軸にして上記した外筒部25と同軸上に延設されている。また、装着筒部41の外周面には、外筒部25の雌ねじ27に螺合される雄ねじ45が形成されており、装着筒部41は外筒部25に螺着されている。
ノズル42は、内容液Xを吐出させるための吐出部であり、軸線Oを中心軸にして軸方向に沿って延設された略円筒形状の筒部である。このノズル42は、基板部40の挿通孔40aの内縁から先端側に向けて突設されている。また、ノズル42の中間部47は、ノズル42の基端部46よりも縮径された直筒形状を成している。
また、ノズル42の先端部48は、軸線Oに沿って形成されている。この先端部48の周壁部には、外部と先端部48の内側とを連通して先端部48の内側に空気を供給する空気孔48aが形成されている。また、先端部48の先端開口部には、後述する気液混合体を発泡させる発泡部材44が設けられている。発泡部材44は、複数の微小孔を有する部材であり、例えば先端部48の先端開口部に張設されたメッシュシート等からなる。また、ノズル42の先端部48と中間部47との間には、先端部48の内側と中間部47の内側とを区画する隔壁部49が設けられている。この隔壁部49の中央部分には、先端部48の内側と中間部47の内側とを連通して内容液Xを中間部47の内側から先端部48の内側へ流入させる連通孔49aが形成されている。そして、上記した先端部48の内側、つまり、先端部48の周壁部と隔壁部49と発泡部材44とで囲まれた内部空間は、上記した連通孔49aを通って流入した内容液Xと上記した空気孔48aを通って流入した空気とを混合させて気液混合体を生成する気液混合室10となっている。
流路形成部材43は、ノズル42の中間部47の内側に収納された棒状部材であり、この流路形成部材43には、内容液Xの流通路を所定断面に形成するための切欠き面43aが形成されており、この切欠き面43aとノズル42の中間部47の内周面とにより、所定断面形状の流通路が形成されている。また、流路形成部材43の先端面43bと隔壁部49の基端側の面(図2における下面)との間には、微小な隙間があけられており、この隙間において内容液Xが旋回される構成となっている。
また、シリンダ2内には開閉部材6が配されている。開閉部材6は、シリンダ2の内側に軸方向に沿って移動可能に挿入された部材である。ここで、シリンジ容器1の未使用時で内溶液Xが充填されている状態において、この開閉部材6は軸方向先端側への移動は規制されており(詳細は後述する。)、使用状態においてこの開閉部材6を先端側に移動させることによって流通路が開放される。
図3に示すように、開閉部材6の概略構成としては、内筒部26の内側に配設されていると共に、軸線Oを共通軸にして内筒部26と同軸上に配設された略円柱状の棒状部60と、棒状部60の基端側の面(図3における下面)から基端側に向けてテーパー状に形成された弾性筒部62と、を備えている。また、弾性筒部62の先端側の面の直径は、棒状部60の直径よりも大きくなっている。つまり、棒状部61と弾性筒部62との境界部に係止段部61が形成されている。
棒状部60は、内筒部26の内側に配設されている。また、棒状部60の外周面には、軸方向に沿ってスリット64が複数(本実施形態では4箇所)形成されている。スリット64は、棒状部60の先端面から基端側に向かって形成されており、基端面よりも先端側の所定の位置まで形成されている。つまり、棒状部60の基端側にはスリット64が形成されていない領域がある。このスリット64が、内容液Xの流路として構成されている。なお、棒状部60の外周面は、内筒部26の係止部28に摺動可能に当接されており、内容液Xの吐出時などに棒状部60の軸芯がずれないように構成されている。
係止段部61は、シリンダ2内に内容液Xを充填する際に、内筒部26の内周面に形成された係止部28が係合されるように構成されている。つまり、係止段部61と係止部28とが係合している状態が、開閉部材6の軸方向の移動範囲の上端位置になる。
弾性筒部62は、軸線Oを共通軸にして内筒部26と同軸上に配設された外形テーパー形状に形成された筒部である。弾性筒部62の先端部は棒状部60より拡径されており、先端側から基端側に向かうに従い漸次拡径されている。また、弾性筒部62の基端部には、径方向外側に突出された係止片65が形成されている。係止片65は、周方向に沿って全周に形成されている。係止片65は、摺動筒部20の内周面に形成された係止凸部29に係止可能に構成されている。そして、弾性筒部62は、シリンダ2の内圧上昇に伴って弾性変形し、縮径可能に構成されている。この弾性筒部62を有する開閉部材6と、係止凸部29とで内容液Xの流通路開閉部11を構成している。
つまり、開閉部材6は、シリンダ2(摺動筒部20)の内圧が所定値よりも低いときには内容液Xの流通を規制し、シリンダ2(摺動筒部20)の内圧が所定値以上になると内容液Xの流通を許容するものである。なお、上記した「流通路」は、内容液Xが流通する流通路であり、摺動筒部20内と、開閉部材6の外周面と内筒部26の内周面との隙間と、ノズル42内と、によって形成される流路である。
ここで、シリンダ2の内周面における係止凸部29の軸方向先端側と基端側の内径は異なっている。具体的には、係止凸部29の基端側の内径をφ1とし、係止凸部29の先端側の内径をφ2とすると、φ1<φ2になるように構成されている。また、開閉部材6の弾性筒部62が弾性変形していない状態における係止片65が形成されている箇所の外径をD1とすると、φ1<D1<φ2になるように構成されている。
つまり、内容液Xの充填時に、開閉部材6の係止段部61とシリンダ2の係止部28とが係合している状態では、係止片65は係止凸部29の先端側に位置している。したがって、係止片65はシリンダ2の内周面に接触せず、係止片65とシリンダ2の内周面との間に隙間が形成される。一方、内容液Xを充填した後、キャップ7またはノズル部材4を装着した状態では、係止片65は係止凸部29の基端側に位置している。したがって、係止片65はシリンダ2の内周面に摺動可能に当接され、シリンダ2内に充填された内容液Xを液密に保持することができる。
次に、上記した構成からなるシリンジ容器1に内容液Xを充填する方法について説明する。
まず、開閉部材6の係止段部61を係止部28に当接させた状態のシリンダ2内に、ピストン3を挿入する。このとき、ピストン3の先端側への移動によってシリンダ2内の空気が係止片65とシリンダ2の内周面との隙間、および係止部28間に形成される隙間を通過して、ノズル装着部21の先端側開口から外部に放出されるため、ピストン3の前記移動が阻害されることはない。さらに、図4に示すように、シリンダ2の先端側を下向きにした状態で、ノズル装着部21の先端を内容液Xに浸漬させ、ピストン3を引き出す(基端側に移動させる)ことで、内容液Xをシリンダ2内へ充填する。このとき、内容液Xは、係止部28間に形成される隙間、及び係止片65とシリンダ2の内周面との隙間を通過して、シリンダ2内に吸い上げられる。この後、ノズル部材4やキャップ7が装着される。
続いて、図5〜図7に示すように、ノズル装着部21にキャップ7を装着させる。このキャップ7は、ノズル部材4が取り外された状態で流通する際に、シリンダ2からの液漏れを防止するとともに、開閉部材6を使用時における所定位置に移動させるための部材であり、ノズル装着部21の外筒部25の内側に螺着されるキャップ部材である。キャップ7には、ノズル装着部21の先端側に配設される基板部70と、基板部70から基端側に向けて突設された装着筒部71と、が備えられている。また、キャップ7の基端側の面における平面視略中央には基端側へ突出した押下部72が形成されている。
装着筒部71は、キャップ7をシリンダ2に装着させるための装着部であり、基板部70の基端側の面(図7における下面)から基端側に向けて突出された円筒形状の筒部である。この装着筒部71は、外筒部25と内筒部26との間に配置されて軸線Oを共通軸にして外筒部25と同軸上に延設されている。また、装着筒部71の外周面には、外筒部25の雌ねじ27に螺合される雄ねじ75が形成されており、装着筒部71は外筒部25に螺着されている。
押下部72は、開閉部材6の先端部に当接可能に構成されており、開閉部材6の係止片65が係止凸部29を乗り越えるまで押下げることができる。つまり、キャップ7をシリンダ2に螺着することにより、押下部72は基端側へ移動し、開閉部材6を基端側へ移動させる。キャップ7をノズル装着部21に装着した状態で、開閉部材6の係止片65は係止凸部29を基端側へ完全に乗り越えた位置で、かつ係止片65がシリンダ2の内周面に当接された状態で保持される。この状態で製品の運搬などを行う。
次に、上記したシリンジ容器1の使用方法について説明する。
まず、キャップ7をノズル装着部21から取り外した後、図1、図2に示すように、ノズル装着部21にノズル部材4を装着させる。このとき、開閉部材6の係止片65と係止凸部29との位置関係は、図8に示すように、軸方向に離間している。
続いて、ノズル42の先端を患部に向けた状態で、図9に示すように、ピストン3をシリンダ2内に押し込んでシリンダ2に対して相対的に先端側に移動させる。詳しく説明すると、まず、シリンダ2のフランジ22に指等を掛けた状態でシリンダ2を支持し、ノズル42を例えば口腔内等の患部に挿入する。続いて、ピストン3の基端部31を先端側に向けて指等で押圧し、ピストン3を軸方向に沿ってシリンダ2の内側に押し込む。これにより、ピストン3の摺動部32が摺動筒部20の内周面に沿って先端側に移動する。また、開閉部材6が内容液Xに押されるように軸方向に沿って先端側に移動し、係止片65が係止凸部29の第一テーパー部29aに当接する。この状態では流通路は閉塞されている。したがって、さらにピストン3をシリンダ2の先端側へ押し込むと、内容液Xが収容された摺動筒部20の内圧が上昇する。
そして、図10、図11に示すように、摺動筒部20の内圧が、開閉部材6の弾性筒部62の弾性力を超えた時点で、弾性筒部62は自身の弾性力に抵抗しながら弾性筒部62は縮径する。また、弾性筒部62が縮径すると係止片65も変形し、係止片65は係止凸部29に乗り上げるように、つまり係止片65が係止凸部29の第一テーパー部29aを摺動するように先端側へ移動する。係止凸部29はシリンダ2の内周面に周方向に沿って略等間隔に複数形成されており、係止凸部29の近辺に形成される隙間(係止凸部29とシリンダ2の内周面との連設部分を中心に形成される)が内容液Xの流通路となる。つまり、この時点で内容液Xの流通路が開放される。なお、開閉部材6が軸方向先端側に移動して流通路が開放された直後に、開閉部材6の先端面が流路形成部材43の基端面に当接し、開閉部材6の軸方向先端側への移動が規制される。つまり、流路形成部材43の基端部が開閉部材6の規制部として機能している。
その結果、摺動筒部20内の内容液Xは、開閉部材6とシリンダ2の内周面との隙間を通ってノズル42内に流入する。そして、この内容液Xは、流路形成部材43の切欠き面43aとノズル42の中間部47の内周面との間に形成された流通路を通って先端側に向かって流通し、流路形成部材43の先端面43bとノズル42の隔壁部49との間の隙間に流入し、この隙間において軸線O回りに旋回する。その後、上記した隙間で旋回した内容液Xは、隔壁部49の連通孔49aを通ってノズル42の先端部48の内側の気液混合室10に霧状となって流入する。一方、ノズル42の先端部48の空気孔48aを通って外部の空気が気液混合室10内に流入する。そして、この気液混合室10内において内容液Xに空気が混合されて気液混合体が生成され、この気液混合体は発泡部材44によって発泡されて泡状になった後、ノズル42の先端部48の先端から吐出される。
上記したシリンジ容器1によれば、内容液Xを吐出させる際には、ピストン3をシリンダ2内に押し込んで軸方向先端側に移動させる。このとき、シリンダ2の内圧が所定の高さに達するまでの間は、内容液Xの流通路が、係止片65を備えた開閉部材6とシリンダ2の係止凸部29とで構成される流通路開閉部11によって閉塞されているため、内容液Xが吐出されることがなく、シリンダ2の内圧は上昇する。そして、シリンダ2の内圧が所定の高さまで上昇すると、開閉部材6の弾性筒部62に形成された係止片65がシリンダ2の内周面に形成された係止凸部29に乗り上げ、流通路が開放され、シリンダ2の内圧によってシリンダ2内の内容液Xが圧送されて吐出される。したがって、内容液Xの吐出状態の安定化を図ることができる。
また、内容液Xの吐出圧が最適な状態で保持されるように開閉部材6の軸方向の位置を固定できるようにした。具体的には、ノズル装着部21に装着されるノズル部材4の流路形成部材43の基端面が、開閉部材6の先端面と当接されるように構成し、開閉部材6の軸方向先端側への移動を規制するようにした。これにより、シリンダ2の内圧が所定の高さまで上昇すると流通路開閉部11が開放されるが、その後、開閉部材6の軸方向先端側への移動がノズル部材4に形成された流路形成部材43により規制されることとなる。つまり、開閉部材6の係止片65とシリンダ2の内周面との間に形成される流通路の断面積が所定の大きさ以上にならないように規制されることとなる。したがって、内容液Xの吐出状態をより安定化することができる。
また、ノズル装着部21の内筒部26内周面に、径方向内側に突出した複数の係止部28を形成するとともに、開閉部材6には係止部28に当接可能な係止段部61を形成したため、内容液Xをシリンダ2内に充填する際に、係止部28間に形成される隙間を空気および内容液が通過することができる。つまり、シリンダ2内にピストン3を挿入する際には、シリンダ2内の空気をノズル装着部21の先端側の開口から外部に放出することができるため、ピストン3をスムーズに挿入することができる。また、シリンダ2内に内容液Xを充填する際には、ピストン3を引き出すように移動させることで、内容液Xを吸い上げることができる。したがって、内容液Xをスムーズに充填することができるとともに、所定量の内容液Xを確実にシリンダ内に充填することができる。
以上、本発明に係るシリンジ容器の実施の形態について説明したが、本発明は上記した実施の形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、上記した実施形態では、係止部28が内筒部26の内周面から径方向内側に突出するようにシリンダ2に一体成形されているが、本発明は、係止部をシリンダ2と別体にして配設させることも可能である。
具体的には、図12に示すように、シリンジ容器101は、ノズル装着部121の内筒部126のさらに内周側に係止部128が形成された係止部材108を設け、この係止部128と開閉部材6の係止段部61とが内容液Xの充填時に係合するように構成してもよい。このとき、係止部材108は、軸線Oを中心軸にして延設される円筒状の部材であり、係止部材108の内周面の基端側に係止部128が周方向に沿って略等間隔に複数形成されている。
また、係止部材108の外周面には、係止部材108をシリンダ102(ノズル装着部121)に2段階で係止させるための第一、第二係合部151,152が形成されている。第一、第二係合部151,152は、それぞれ径方向外側に向けて膨出された凸部であり、係止部材108の外周面に沿って全周に亘って形成されている。また、第一、第二係合部151,152は、軸方向に間隔をあけて形成されており、基端側の第一係合部151は、係止部材108の基端よりも先端側の部分に形成され、先端側の第二係合部152は、第一係合部151よりも先端側であって係止部材108の先端よりも基端側に形成されている。また、内筒部126の内周面には第一、第二係合部151,152と係合される係合部が形成されている。つまり、係止部材108を先端側からシリンダ102に挿入することにより、係止部材108をシリンダ102に支持固定することができるようになっている。
また、係止部材108の第二係合部152の先端側には径方向外側に突出形成された係止部153が形成されている。係止部153の基端側の面が、内筒部126の先端側の面に当接可能に構成され、係止部材108の軸方向基端側への移動を規制できるようになっている。
さらに、係止部材108における係止部153が形成された箇所のさらに先端側には、軸方向先端側へ向けて延設された円筒部154が形成されている。円筒部154は、ノズル部材104の基板部140に形成された挿通孔140a内に配設可能に構成されている。
このように構成しても、内容液Xをシリンダ102内に充填する際に、シリンダ102の軸方向先端側から液漏れするのを防止することができ、所定量の内容液Xを確実にシリンダ102内に充填することができる。また、ノズル装着部121に複雑な加工を施すことなく、係止部材108をノズル装着部121の内周面に配設するだけで構成することができる。
また、上記した実施の形態では、開閉部材6の軸方向先端側への移動をノズル部材4の流路形成部材43により規制した構成となっているが、本発明は、シリンダ2の内周面に開閉部材6の軸方向先端側への移動を規制する規制部を形成してもよい。例えば、シリンダ2の係合凸部29の第一テーパー部29aに、さらに径方向内側に突出した規制部を形成し、開閉部材6の係止片65が乗り越えられないようにしてもよい。このように構成しても、開閉部材6の係止片65とシリンダ2の内周面との間に形成される流通路の断面積が所定の大きさ以上にならないように規制することができる。したがって、内容液Xの吐出状態を安定化することができる。
また、上記した実施の形態では、ノズル装着部21にノズル部材4が装着されず、キャップ7を装着させた状態で搬送されたり保管されたりするシリンジ容器1について説明しているが、本発明は、ノズル装着部21にノズル部材4が装着された状態で搬送されたり保管されたりするシリンジ容器であってもよい。
さらに、係止部28を段差で形成し、この段差に開閉部材6の棒状部60外面から突設された複数の係止凸部を係合させてもよい。つまり、前述の係合状態において、空気および内容液Xが通過可能であれば、その形態は適宜変更可能である。
その他、本発明の主旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
1, 101 シリンジ容器
2,102 シリンダ
3 ピストン
4 ノズル部材
6,106 開閉部材
11 流通路開閉部
20 摺動筒部
21,121 ノズル装着部
28,128 係止部
29 係止凸部
43 流路形成部材
61 係止段部
62 弾性筒部
65 係止片
108 係止部材
X 内容液

Claims (4)

  1. 内容液が内部に充填される摺動筒部、および、該摺動筒部の軸方向先端側に配設されたノズル装着部をそれぞれ有するシリンダと、
    前記摺動筒部の軸方向基端側から該摺動筒部の内側に挿入されたピストンと、
    を備えるシリンジ容器において、
    前記内容液の流通路の一部を閉塞するとともに、前記シリンダの内圧上昇に伴って開放される流通路開閉部を備え、
    該流通路開閉部が、
    前記シリンダの内周面に形成された係止凸部と、
    前記シリンダの内側に軸方向に移動可能に配設された開閉部材と、を備え、
    該開閉部材は、径方向に弾性変形可能な弾性筒部を有し、該弾性筒部には前記係止凸部に係止可能で、かつ前記シリンダの内周面に軸方向に摺動自在に嵌合された係止片が形成され
    前記弾性筒部は、前記摺動筒部の軸方向に沿う先端側から基端側に向かうに従い漸次拡径された筒部とされ、
    前記係止片は、前記弾性筒部の基端部に形成され径方向外側に突出していることを特徴とするシリンジ容器。
  2. 前記ノズル装着部の内周面に、径方向内側に突出した複数の係止部が周方向に間隔をおいて配設されるとともに、該係止部に係合可能な係止段部が前記開閉部材に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のシリンジ容器。
  3. 前記ノズル装着部に装着されるノズル部材に、前記開閉部材の軸方向先端側への移動を規制する規制部が形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のシリンジ容器。
  4. 前記シリンダの内周面に、前記開閉部材の軸方向先端側への移動を規制する規制部が形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のシリンジ容器。
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