JP5385726B2 - データ処理装置、そのプログラム、そのプログラムを記憶した記憶媒体及びデータ処理方法 - Google Patents

データ処理装置、そのプログラム、そのプログラムを記憶した記憶媒体及びデータ処理方法 Download PDF

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Description

本発明は、ユーザの嗜好を解析するためのデータ処理技術に関する。
従来、ユーザの嗜好を解析する技術として協調フィルタリング技術(例えば、特許文献1参照)が知られている。
具体的には、この協調フィルタリング技術では、所定の商品にアクセスしてきたユーザ(以下、「推薦対象ユーザ」という。)に対して、データベースに登録してある不特定多数のユーザの嗜好情報(商品購入履歴情報など)に基づいて推測される当該推薦対象ユーザの嗜好に合った商品を推薦するものである。
特開2006−302097号公報(段落0002)
しかしながら、前記した協調フィルタリング技術では、ネットワーク上をリアルタイムに転送されるユーザのデータからユーザの嗜好を解析する場合については想定されていない。
即ち、従来の技術では、ネットワーク上をリアルタイムに転送されるデータの量が膨大であることから、抽出したデータを記憶装置などに一旦蓄積し、所定時間経過後などに蓄積したデータの解析を行う必要があるとともに、蓄積されるデータ量も膨大であることから解析時間が長くなってしまうことによりリアルタイム(短時間)に処理することができない。
ところで、ネットワーク上をリアルタイムで転送されるデータから、ユーザの嗜好を解析するのに有効と考えられるデータとしては、ユーザが閲覧したWebページのHTMLデータ(HTTPレスポンスのメッセージボディのBODYに挿入されているテキストデータ)が考えられる。
しかし、前記HTMLデータは大量であり、そのHTMLデータからユーザの嗜好を解析するのに必要なデータ(単語)を抽出する場合、従来の技術では、当該HTMLデータの全てに対して形態素解析を行って個々の単語を抽出しなければならないため、処理時間が長くなってしまう。
即ち、従来では、ネットワーク上をリアルタイムで転送されるWebページのHTMLデータから、ユーザの嗜好を解析するのに有効と考えられるデータのみを高速に抽出して、該抽出したデータを基にユーザの嗜好を解析することができる技術は提供されていない。
そこで、本発明は前記した問題を解決するものであり、ユーザの嗜好を解析するのに必要なデータ(嗜好解析用データ)のみを高速に抽出し、該抽出したデータを基にユーザ毎の嗜好を高速に判別することができるデータ処理技術を提供することを目的とする。
前記した課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、WWWブラウザを有するユーザ端末装置と、WWWサーバであるサーバ装置との間で送受信されるHTTPリクエスト及び/又はHTTPレスポンスを抽出するデータ抽出手段を備えるデータ処理装置であって、前記データ抽出手段で抽出された前記HTTPリクエストのリクエスト行に設定されるパス、及び/又は、前記データ抽出手段で抽出された前記HTTPレスポンスのメッセージボディのHEADに含まれるタグで設定されるテキストを前記ユーザ端末装置のユーザ毎に抽出する嗜好解析用データ抽出手段と、前記嗜好解析用データ抽出手段で抽出された前記パス、及び/又は、前記テキストを少なくとも含む嗜好解析用データに基づいて、ユーザ単位の嗜好を判別するデータを算出する嗜好解析手段と、を備え、前記嗜好解析用データ抽出手段は、前記ユーザ端末装置から前記パスを参照元とするHTTPリクエストを所定時間内に複数連続して受信した場合、当該パスを前記ユーザが閲覧したWebページの遷移データとして抽出する遷移データ抽出手段を有する構成とした。
請求項5に記載の発明は、WWWブラウザを有するユーザ端末装置と、WWWサーバであるサーバ装置との間で送受信されるHTTPリクエスト及び/又はHTTPレスポンスを抽出するデータ抽出手段を備えるデータ処理装置が、前記データ抽出手段で抽出された前記HTTPリクエストのリクエスト行に設定されるパス、及び/又は、前記データ抽出手段で抽出された前記HTTPレスポンスのメッセージボディのHEADに含まれるタグで設定されるテキストを前記ユーザ端末装置のユーザ毎に抽出する嗜好解析用データ抽出ステップと、前記嗜好解析用データ抽出ステップで抽出された前記パス、及び/又は、前記テキストを少なくとも含む嗜好解析用データに基づいて、ユーザ毎の嗜好を判別するデータを算出する嗜好解析ステップと、を実行し、前記嗜好解析用データ抽出ステップは、前記ユーザ端末装置から前記パスを参照元とするHTTPリクエストを所定時間内に複数連続して受信した場合、当該パスを前記ユーザが閲覧したWebページの遷移データとして抽出する遷移データ抽出ステップを有することを特徴とした。
このようにすることで、ユーザの嗜好を解析するのに必要な、パス(URI又はURIの一部)やWebページ(文書)を説明するテキスト(単語)などの嗜好解析用データのみを高速に抽出し、該抽出した前記嗜好解析用データを基にユーザ毎の嗜好を高速に判別することができる。
請求項2に記載の発明は、前記遷移データ抽出手段が、リクエスト行のメソッドがGETである前記HTTPリクエストの当該リクエスト行のパス名に設定されている絶対パス(URI)又は相対パス(URIの一部)を抽出し、該絶対パス又は相対パスを抽出した後の所定時間内に当該絶対パス又は相対パスを参照元とするHTTPリクエストを複数連続して入力した場合、当該絶対パス又は相対パスに遷移したものとして当該絶対パス又は相対パスを、前記ユーザが閲覧したWebページの遷移データとして抽出する構成とした。
このようにすることで、スクリプトの自動更新などの、Webページを遷移しなくともリクエストが発生するケースを排除し、ユーザの閲覧したWebページの遷移データのみを的確に抽出することができる。
請求項3に記載の発明は、前記嗜好解析用データ抽出手段は、前記HTTPレスポンスのメッセージヘッダのコンテンツタイプがtext/htmlであるHTTPレスポンスのみを前記テキストの抽出処理対象とし、前記コンテンツタイプが前記text/html以外のHTTPレスポンスを前記テキストの抽出処理対象外とし、前記抽出処理対象となる前記HTTPレスポンスのメッセージボディのHEADに含まれるMETAタグのkeywordsに設定されているテキストを、前記ユーザが閲覧したWebページの概要データとして抽出する概要データ抽出手段を有する構成とした。
このようにすることで、HTTPレスポンスのメッセージボディのBODYに設定されている大量のテキストデータ(本文)を形態素解析しなくともWebページの概要を示す概要データを高速に抽出することができるとともに、処理時間及びリソースの削減を図ることが可能となる。
請求項4に記載の発明は、前記遷移データ抽出手段及び前記概要データ抽出手段で抽出された前記遷移データ及び前記概要データを少なくとも含む前記嗜好解析用データを前記ユーザ及び所定時間単位で蓄積する嗜好解析用データ蓄積手段を更に備え、前記嗜好解析手段は、種々様々な広告に関する広告データを蓄積する広告データ蓄積手段と、前記嗜好解析用データ蓄積手段で蓄積される嗜好解析用データに基づいて前記ユーザ毎の嗜好を解析する嗜好解析処理手段と、前記嗜好解析処理手段の解析結果に基づいて、前記ユーザ毎の嗜好に適した広告データを前記広告データ蓄積手段から検索し、該検索した広告データを当該ユーザに推薦する処理を実行する広告推薦手段と、を更に備える構成とした。
このようにすることで、ユーザ毎のターゲッティング広告などのサービスを提供することができる。
請求項5に記載のユーザ処理方法を、データ処理装置であるコンピュータに実行させるためのユーザ嗜好解析処理プログラムとした。
このようなプログラムによれば、一般的なコンピュータに請求項6に記載のユーザ嗜好解析方法を実行させることができる。
請求項6に記載の発明は、請求項6に記載のデータ処理プログラムを記憶したことを特徴とするプログラムを記憶した記憶媒体とした。
このようなプログラムを記憶した記憶媒体によれば、請求項7に記載のプログラムを一般的な記憶媒体に記憶させて提供することができる。
本発明によれば、ユーザの嗜好を解析するのに必要となる、パス(URI又はURIの一部)やWebページ(文書)を説明するテキスト(単語)などの嗜好解析用データのみを高速に抽出し、該抽出した前記嗜好解析用データを基にユーザ毎の嗜好を高速に判別することができるとともに、ユーザ毎に適切な広告を行うことができるようにしたデータ処理技術を提供することができる。
本発明が適用された嗜好データ処理装置が設置されるネットワークシステムの概略構成を示す構成図である。 嗜好データ処理装置のハードウェアの構成を示すブロック図である。 本発明のプログラムが適用された嗜好データ処理プログラムを記憶装置のRAM上において展開、実行することにより実現される嗜好データ処理部の機能構成を示す機能ブロック図である。 各ユーザ端末装置からサーバ装置に向けて送信されるHTTPリクエストの一構造例を示すデータ構造図である。 サーバ装置から各ユーザ端末装置に返信されるHTTPレスポンスの一構造例を示すデータ構造図である。 遷移データ抽出部における処理の手順を示すフローチャートである。 概要データ抽出部における処理の手順を示すフローチャートである。 嗜好解析用データ蓄積部における処理の手順を示すフローチャートである。 嗜好解析部における処理の手順を示すフローチャートである。 ユーザ端末装置とサーバ装置との間で送受信されるHTTPリクエスト及びHTTPレスポンスの一例を示す図である。 ユーザ端末装置で表示されるWebページの一構成例を示す図である。 嗜好解析用データ蓄積部に蓄積される嗜好解析用データの一構成例を示す図である。 ユーザに係る抽出単語の出現頻度を示す表図である。 ユーザが閲覧するWebページ上に推薦したい広告を挿入させた様子を示す図である。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して説明する。
なお、本発明は、WWWブラウザを有する複数のユーザ端末装置と、WWWサーバであるサーバ装置との間に配置され、各ユーザ端末装置のWWWブラウザ機能によりWebページを閲覧するユーザ毎の嗜好を解析することが可能なデータ処理装置に適用されるものであるが、以下の実施形態では、インターネットサービスプロバイダ(ISP:Internet Service Provider)に設置されるゲートウェイ装置に適用した場合について説明する。
(構成)
まず、本発明が適用されるデータ処理装置1の構成について図1〜図3を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明が適用されるデータ処理装置1が設置されるネットワークシステムの概略構成を示す構成図である。
図示のように、本実施形態のデータ処理装置1は、インターネットサービスプロバイダのネットワークに設置され、種々のデータを中継する中継装置である。
より具体的には、本実施形態のデータ処理装置1は、Webブラウザソフトをインストールした複数のユーザ端末装置2(2A、・・・、2B)と、Webサーバソフトをインストールしたサーバ装置3との間に配置され、各ユーザ端末装置2(2A、・・・、2B)とサーバ装置3間で送受信されるHTTP(Hypertext Transfer Protocol)リクエスト及びHTTPレスポンスを中継する機能を有するとともに、前記HTTPリクエスト及びHTTPレスポンスを抽出して、後記するユーザ毎の嗜好データを処理する機能を有するデータ処理装置である。
各ユーザ端末装置2(2A、・・・、2B)は、前記ISPと契約した各ユーザA、・・・、Bの自宅(ユーザ宅A、・・・、ユーザ宅B)に設置されるパーソナルコンピュータ(PC:Personal Computer)などの端末であり、加入者線や交換機などから構成される加入者網4を介してサーバ装置3と通信接続される。
そして、各ユーザ端末装置2(2A、・・・、2B)は、各ユーザA、・・・、Bによるインターネット5上のWeb(World Wide Webの略)ページを閲覧(ブラウズ)する指示に応じてサーバ装置3にWebページに関するデータを要求するHTTPリクエストを送信するとともに、サーバ装置3から返信されるHTTPレスポンスを解析してWebページの表示処理を実行する。
サーバ装置3は、各ユーザ端末装置2(2A、・・・、2B)からのアクセスを受け付けるパーソナルコンピュータ(PC:Personal Computer)などの装置であり、各ユーザ端末装置2(2A、・・・、2B)から受信したHTTPリクエストを解析して該当するWebページを検索し、検索したWebページに関するデータを含むHTTPレスポンスを該当するユーザ端末装置2(2A、・・・、2B)に返信する。
図2は、データ処理装置1のハードウェアの構成を示すブロック図である。
図示のように、このデータ処理装置1は、制御装置11、記憶装置12、データ抽出装置13、通信インターフェース装置14、電源装置15などを備え、システムバスSB1を介して各構成要素間でデータの送受信が行われる。
ここで、制御装置11は、このデータ処理装置を統括的に制御するものであり、例えば、CPU(Central Processing Unit)などで構成される。そして、この制御装置11は、記憶装置12に記憶されている中継処理プログラムP1や嗜好データ処理プログラムP2などを解釈実行することにより、各ユーザ端末装置2(2A、・・・、2B)とサーバ装置3間で送受信されるHTTP(Hypertext Transfer Protocol)リクエスト及びHTTPレスポンスを中継する処理を実行するとともに、HTTPリクエスト及びHTTPレスポンスを抽出して、後記するユーザ毎の嗜好を解析するための処理を実行する。
記憶装置12は、制御装置11で解釈実行される各種プログラムやそのプログラムで使用される各種データなどを記憶保持するものであり、HDD(Hard Disk Drive)や、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read-Only Memory)、フラッシュメモリなどで構成される。本実施形態では、記憶装置12は、中継処理プログラムP1や嗜好データ処理プログラムP2を記憶するとともに、嗜好解析用データや広告データなどを記憶する領域(後記嗜好解析用データ蓄積部114や広告データ蓄積部123)を形成する。
データ抽出装置13は、市販のProxyやファイアウォールなどに用いられるディープパケットインスペクション(DPI:Deep Packet Inspection)製品などで実現され、中継する種々のパケットデータのペイロード内部までを展開し、フローパターンやパケットの振る舞いを分析することで、アプリケーションの識別を行う機器である。そして、本実施形態のデータ抽出装置13は、中継する種々のパケットデータのうちHTTPリクエスト及びHTTPレスポンスを構成するIPパケットデータのみを抽出する。
通信インタフェース装置14は、加入者網4を介して、各ユーザ端末装置2(2A、・・・、2B)とサーバ装置3との間で送受信されるHTTPリクエスト及びHTTPレスポンスを入出力する通信インタフェースである。
電源装置15は、商業用電流を各構成要素に必要な電流に変換して供給するための装置である。
なお、本実施形態のデータ処理装置1は、データ中継機能を有する既存のゲートウェイ装置に後記嗜好データ処理部の機能を追加して実現している。
図3は、データ処理装置1の制御装置11が、本発明のプログラムが適用された嗜好データ処理プログラムP2を記憶装置12のRAM上において展開、実行することにより実現される嗜好データ処理部100の機能構成を示す機能ブロック図である。
図示のように、嗜好データ処理部100は、HTTPリクエスト及びHTTPレスポンスを基に、各ユーザの閲覧したWebページの遷移データ{HTTPリクエストのリクエスト行に設定されるパス、即ち、絶対パス(URI:Uniform Resource Identifier)又は相対パス(URIの一部)(図4参照)。}や概要データ{HTTPレスポンスのメッセージボディのHEADに含まれるタグに設定されている単語や説明文(図5参照)などの嗜好解析用データを抽出する嗜好解析用データ抽出部110と、嗜好解析用データ抽出部110で抽出された嗜好解析用データを基に、各ユーザの嗜好を解析する嗜好解析部120とを主体に構成される。
なお、前記「絶対パス」及び前記「相対パス」の定義としては、例えば、URIが「HTTP://autO−one.jp/hybrid/」である場合には、「絶対パス」は、スキーム名(HTTP)及びホスト名(autO−one.jp)及びパス名(hybrid/)の全てを含むパスのことであり、一方、「相対パス」は、パス名(hybrid/)だけのパスのことである。また、URIは、URL(:Uniform Resource locator)とも呼ばれる。
ここで、嗜好解析用データ抽出部110は、HTTPリクエスト及びHTTPレスポンスを入力してそれらを振り分けて出力するHTTPデータ入力部111と、HTTPデータ入力部111から入力したHTTPリクエストを基に前記遷移データを抽出して出力する遷移データ抽出部112と、HTTPデータ入力部111から入力したHTTPレスポンスを基に前記概要データを抽出して出力する概要データ抽出部113と、遷移データ抽出部112及び概要データ抽出部113から入力した遷移データ及び概要データを、ユーザ単位で蓄積する嗜好解析用データ蓄積部114から構成される。
なお、HTTPデータ入力部111は、HTTPリクエスト及びHTTPレスポンスを振り分ける際に、HTTPリクエストの入出力専用ネットワークインタフェースと、HTTPレスポンスの入出力専用ネットワークインタフェースを用いて振り分けることとしてもよい。
また、嗜好解析部120は、所定のタイミングで嗜好解析用データ蓄積部114に蓄積されているユーザ単位の嗜好解析用データを取得し、ユーザ端末装置2のユーザ毎の嗜好を解析して嗜好解析結果を出力する嗜好解析処理部121と、嗜好解析処理部121から入力した嗜好解析結果を基に、ユーザ毎の嗜好に応じた広告データを広告データ蓄積部123から検索して所定の広告推薦処理を実行する広告推薦部122と、ユーザに推薦する種々様々な広告データを予め蓄積する広告データ蓄積部123から構成される。
なお、嗜好解析処理部121が、嗜好解析用データ蓄積部114から嗜好解析用データを取得する所定のタイミングとしては、例えば、嗜好解析用データ蓄積部114にユーザ単位の嗜好解析用データが蓄積される毎や、所定時間が経過する毎などの種々のタイミングを設定することが可能である。
なお、HTTPデータ入力部111、遷移データ抽出部112及び概要データ抽出部113は、遷移データ抽出部112、概要データ抽出部113、嗜好解析用データ蓄積部114などの後段側へのデータ出力が完了後、それぞれ出力したデータに対応した入力データ(HTTPリクエストやHTTPレスポンスなど)を消去したり、又は、入力データの上書きを許可する処理を実行する。
また、嗜好解析用データ蓄積部114は、嗜好解析用データ抽出部110が取得した、HTTPリクエスト及びHTTPレスポンスを構成するIPパケットのヘッダに含まれるIPアドレスなどのユーザを一意に識別可能なIDのようなものを、ユーザを識別する識別子として利用することで、嗜好解析用データをユーザ単位で蓄積する(図12参照)。また、嗜好解析用データ蓄積部114は、蓄積しているユーザ単位の嗜好解析用データを所定のタイミング(例えば、広告推薦部122で所定の広告推薦を行った場合や所定時間が経過した場合など)で消去したり、又は、上書きを許可したりする処理を実行する。
また、広告データ蓄積部123に蓄積される広告データは、自動車、家具、バック、時計、スポーツ用品、衣服などの商品や、マッサージ、美容などのサービスなどの種々様々な広告を示すデータであり、ISPのシステム管理者などによって任意に設定されるものであり、前記システム管理者などによって最新の広告データを含むように日々更新することも可能である。これにより、各ユーザに対して、最新の商品などを推薦することが可能となる。
また、ユーザ端末装置2から送信されるHTTPリクエストのリクエスト行のパス名に設定されるパスが前記相対パス(URIの一部)である場合には、その相対パスからサーバ装置3で管理する前記絶対パス(URI)を導出するためのデータを予め遷移データ抽出部112に蓄積管理することが好ましい。
図4は、各ユーザ端末装置2(2A、・・・、2B)からサーバ装置3に向けて送信されるHTTPリクエストの一構造例を示すデータ構造図であり、特に、この場合、ユーザがWebブラウザで表示される表示画面のアドレス欄にURI(URL)を入力した場合、又は、或るWebページのリンク部分をクリックした場合に送信されるHTTPリクエストの一構造例を示している。
図示のように、HTTPリクエストは、最低限の情報をサーバ装置3に通知するためのリクエスト行RQ1と、サーバ装置3に通知するWebブラウザでサポートするデータのタイプ、データ圧縮の方法、Webブラウザの種類などの詳細な情報を含むメッセージヘッダRQ2と、メッセージヘッダRQ2の終わりを伝える1行の空白行RQ3と、Webページの入力欄などに記入したテキストをサーバ装置3に送信する場合に使用する領域であるメッセージボディ(エンティティボディともいう。)RQ4とを主体に構成される。
また、リクエスト行RQ1は、サーバ装置3に対する要求を示すコマンドであるメソッドq1と、リクエストの対象となるデータを指す情報、即ち、Webサーバ上のパスを示す情報であるパス名(URI又はURIの一部)と検索キーワードを含むq2と、WebブラウザがサポートするHTTPのバージョン情報(主に1.0又は1.1)であるバージョンq3とから構成される。
なお、図4に示すメソッドq1の「GET」は、データを返信するように要求するコマンドを示すものである。
図5は、サーバ装置3から各ユーザ端末装置2(2A、・・・、2B)に返信されるHTTPレスポンスの一構造例を示すデータ構造図であり、特に、この場合、後記する図11(b)のWebページBのHTMLデータを含む場合のHTTPレスポンスの一構造例を示している。
図示のように、HTTPレスポンスは、ユーザ端末装置2(Webブラウザ)にサーバ装置3での処理結果を通知するステータス行RP1と、ユーザ端末装置2に通知するサーバの種類、実際に返信するデータのコンテンツタイプ(content−type)(MIME(Multipurpose internet mail extensions)タイプp4)、データの圧縮方法などの詳細な情報を含むメッセージヘッダRP2と、メッセージヘッダRP2の終わりを伝える1行の空白行RP3と、HTMLデータを格納する領域であるメッセージボディ(エンティティボディともいう。)RP4とを主体に構成される。
また、ステータスRP1は、サーバ装置3(Webサーバ)がサポートするHTTPのバージョン(主に1.0又は1.1)を示すバージョンp1と、リクエストに対するサーバ装置3(Webサーバ)の処理結果を表す3ケタの番号であるステータスコードp2と、ステータスコードp2の意味を簡単に説明したテキストである説明文p3とから構成される。
なお、MIMEタイプp4には、例えば、HTTPレスポンスのデータ形式がテキストデータであることを示す「text/html」や、データ形式がGIF形式の画像データであることを示す「image/gif」や、データ形式がJPEG形式の画像データであることを示す「image/jpeg」などがある。なお、MIMEタイプp4が「image/gif」や「image/jpeg」のHTTPレスポンスとしては、Webページに表示される広告(商品写真など)の画像データを含むものがある。
また、メッセージボディRP4のHEADには、Webページ(文書)のタイトルが設定されるTITLEタグp5と、Webページ(文書)の種々の説明をするテキストが設定されるMETAタグp6〜p9などが含まれる。
ここで、METAタグにおける「author」タグp6は、Webページ(文書)の作者名などのテキスト(単語)が設定されるタグである。
METAタグにおける「description」タグp7は、Webページ(文書)の内容を簡単に説明するテキスト(説明文)が設定される。なお、図5の例では、「description」タグp7に「ハイブリッドカーの車種一覧。価格別にハイブリッドカーを探すことができます。最新スペックや詳細情報のコンテンツをお届け。・・・。」などのテキスト(説明文)が設定されている様子を示している。
METAタグにおける「keywords」タグp8及び「robots」タグp9は、Webページ(文書)の概要を示すとともに、このWebページを検索エンジンによる検索結果画面の表示順位を上位にするためのテキスト(単語)が設定される。なお、図5の例では、「keywords」タグp8に「ハイブリッドカー、車、自動車」などのテキスト(単語)が設定されている様子を示している。
(処理動作)
以下、本発明が適用されるデータ処理装置1の処理動作について図6〜図14を用いて詳細に説明する。
ここで、図6は、遷移データ抽出部112におけるユーザ単位の遷移データ抽出処理の手順を示すフローチャートであり、図7は、概要データ抽出部113におけるユーザ単位の概要データ抽出処理の手順を示すフローチャートであり、図8は、嗜好解析用データ蓄積部114における処理の手順を示すフローチャートであり、図9は、嗜好解析部120におけるユーザ単位の嗜好解析処理の手順を示すフローチャートであり、図10は、ユーザ端末装置2Aとサーバ装置3との間で送受信されるHTTPリクエスト及びHTTPレスポンスの一例を示す図であり、図11は、ユーザ端末装置2で表示されるWebページの一構成例を示す図であり、図12は、嗜好解析用データ蓄積部114に蓄積される嗜好解析用データの一構成例を示す図であり、図13は、ユーザAに係る抽出単語の出現頻度を示す表示図であり、図14は、ユーザAが閲覧するWebページC上に推薦したい広告Aを挿入させた様子を示す図である。
なお、図6〜図9の説明においては、ユーザ端末装置2Aとサーバ装置3との間で、図10に示すようなHTTPリクエスト及びHTTPレスポンスの送受信が行われる場合を例にして説明する。
図10は、ユーザAが、検索サイト(Gxxgle)で「ハイブリッドカー」を検索し、その検索結果のWebページA{図11参照(a)}(S100)から、Webブラウザの処理(S101〜S107)及びWebサーバの処理(S201〜S206)などを経て、WebページB{図11参照(b)}へ遷移し、次いで、そのWebページBからWebページAに戻り(S108)、そのWebページAから、Webブラウザの処理(S110など)及びWebサーバの処理(S207など)を経てWebページC{図11参照(c)}に遷移するなどのページ遷移動作を行う場合の通信手順を示している。
また、図11においては、図11(b)のWebページBは、図11(a)のWebページAの「ハイブリッドカー[自動車カタログ]車種一覧」のリンクR1をクリックした場合に表示されるものであり、他方、図11(c)のWebページCは、図11(a)のWebページAの「ハイブリッドカーという自動車を学ぶ」のリンクR2をクリックした場合に表示されるものである。
(遷移データ抽出部112の処理)
まず、図6を用いて遷移データ抽出部112の処理手順について説明する。
図6に示すように、遷移データ抽出部112は、HTTPデータ入力部111からHTTPリクエストを入力すると(ステップS11)、ここでの処理を開始する。
遷移データ抽出部112は、ステップS11でHTTPリクエストを入力すると、続いて、ステップS12において、入力された(メソッドq1がGETの)HTTPリクエストのリクエスト行RQ1のパス名q2に設定されているパス(URI又はURIの一部)を、ユーザの閲覧したWebページの遷移データとしてユーザ単位(ユーザ端末装置2を識別するIPアドレス単位)で抽出する処理を実行する。
具体的には、このステップS12のパス抽出処理では、遷移データ抽出部112は、ユーザが閲覧(遷移)したWebページのパス(URI又はURIの一部)のみを抽出するために、ユーザ別(ユーザ端末装置2を識別するIPアドレス別)に、新たなWebページのデータを要求する最初のHTTPリクエストから前記のようにしてHTTPリクエストに含まれるパス(URI又はURIの一部)を抽出し、フラグなどを用いて、前記パス抽出後の所定時間内に当該パス(URI又はURIの一部)を参照元とするHTTPリクエストを複数連続で入力したと判定した場合、そのパス(URI又はURIの一部)へ遷移したものと判断し、当該パス(URI又はURIの一部)を遷移データとして抽出する。
続いて、遷移データ抽出部112は、前記ステップS12で抽出したパス(URI又はURIの一部)を嗜好解析用データ蓄積部114に出力する。
なお、図10の例では、ステップS104又はステップS106の処理により、最初のHTTPリクエスト(B)の後に、そのHTTPリクエスト(B)の参照元パス(URI又はURIの一部)と同一のパス(URI又はURIの一部)を参照元とするHTTPリクエスト(B−1)や、HTTPリクエスト(B−2)が出現した場合に、遷移データ抽出部112が、前記ステップS122の判定処理においてYESと判定する。
即ち、このような処理を行うことにより、ユーザ単位のHTTPリクエストを基に、ユーザの閲覧したWebページの遷移データを抽出することができる。
(概要データ抽出部113の処理)
次に、図7を用いて概要データ抽出部113の処理手順について説明する。
図7に示すように、概要データ抽出部112は、HTTPデータ入力部111からHTTPレスポンスを入力すると(ステップS21)、ここでの処理を開始する。
遷移データ抽出部112は、ステップS21でHTTPレスポンスを入力すると、続いて、ステップS22において、入力されたHTTPレスポンスのメッセージヘッダRP2のMIMEタイプ(Content−Type)p4がtext/htmlであるか否かの判定を行う。
この判定の結果、MIMEタイプp4がtext/html(データ形式がテキストであることを示すもの)であると判定された場合(ステップS22:YES)、概要データの抽出処理対象のHTTPレスポンスとして、続くステップS23において、概要データ抽出部113が、そのHTTPレスポンスのメッセージボディRP4のHEAD中のMETAタグp8のkeywordsに設定されている単語を抽出する。
なお、図10の例では、ステップS202の処理によってサーバ装置3から返信されたHTTPレスポンス(B)のメッセージヘッダRP2のMIMEタイプ(Content−Type)p4がtext/htmlであるので、概要データ抽出部113は、そのHTTPレスポンス(B)を入力した場合に、前記ステップS22の判定処理においてYESと判定し、ステップS23において、当該HTTPレスポンス(B)のメッセージボディRP4のHEAD中のMETAタグp8のkeywordsに設定されている単語「ハイブリッドカー」、「車」、「自動車」など(図5参照)を抽出する。
続いて、ステップS24において、概要データ抽出部113が、前記ステップS23で抽出した単語を嗜好解析用データ蓄積部114に出力する。
一方、前記ステップS22の判定の結果、MIMEタイプがtext/htmlでないと判定された場合、即ち、MIMEタイプがtext/html以外のimage/gif(データ形式がGIF形式の画像データであることを示すもの)や、image/jpeg(データ形式がJPEG形式の画像データであることを示すもの)などであると判定された場合(ステップS22:NO)、概要データの抽出処理対象外のHTTPレスポンスとして、続くステップS25において、概要データ抽出部113は、この処理で作業中であり、記憶装置12のRAM上に一時記憶されているHTTPレスポンスのデータ消去処理を実行する。
なお、図10の例では、ステップS204又はステップS206の処理によってサーバ装置3から返信されたHTTPレスポンス(B−1)又はHTTPレスポンス(B−2)のメッセージヘッダRP2のMIMEタイプ(Content−Type)p4がimage/gifであるので、概要データ抽出部113は、そのHTTPレスポンス(B−1)又はHTTPレスポンス(B−2)を入力した場合に、前記ステップS22の判定処理においてNOと判定し、ステップS25において、当該HTTPレスポンス(B−1)又はHTTPレスポンス(B−2)のデータ消去処理を実行する。
即ち、このような処理を行うことにより、ユーザ単位のHTTPレスポンスを基に、ユーザの閲覧したWebページの概要データを抽出することができる。
(嗜好解析用データ蓄積部114の処理)
次に、図8を用いて嗜好解析用データ蓄積部114の処理手順について説明する。
図8に示すように、嗜好解析用データ蓄積部114は、遷移データ抽出部112及び概要データ抽出部113から遷移データ{パス(URI又はURIの一部)}及び概要データ(METAタグのkeywordsに設定されているテキスト)を入力すると(ステップS31)、続いて、ステップ32において、嗜好解析用データ抽出部110が取得した、HTTPリクエスト及びHTTPレスポンスを構成するIPパケットのヘッダに含まれるIPアドレスを、ユーザを識別する識別子として利用することで、前記遷移データ及び概要データをユーザ単位で蓄積する。
なお、嗜好解析用データ蓄積部114に蓄積される遷移データ及び概要データの一構成例を図12に示す。図12では、ユーザA(ユーザ端末装置2AのIPアドレス:「aaa.aaa.aaa.aaa」)に関連付けて、遷移データとして「autO−one.jp/hybrid」及び「hybrid−car−kaisetsu.com/」が、概要データとして「ハイブリッド」、「ハイブリッドカー」、「×××自動車」、「カタログ」、「セダン」などが蓄積された一構成例を示している。
ここで、各ユーザ端末装置2(2A、・・・、2B)が複数のユーザに利用される形態においては、嗜好解析用データ蓄積部114に蓄積される嗜好解析用データ(遷移データ及び概要データ)は、各ユーザ端末装置2(2A、・・・、2B)のユーザ毎の嗜好解析用データを蓄積するものである。
(嗜好解析部120の処理)
次に、図9を用いて嗜好解析部120の処理手順について説明する。
図9のステップS41に示すように、嗜好解析部120では、所定のタイミングで嗜好解析処理部121が動作し、嗜好解析用データ蓄積部114からユーザ単位の嗜好解析用データを取得する。
続いて、ステップS42において、嗜好解析処理部121が、ユーザ単位の嗜好を解析する処理を実行する。具体的には、例えば、図12に示すユーザAの概要データを基に、各抽出単語の所定時間における頻度(抽出回数)を算出し、その算出結果(解析結果)(図13参照)を示す嗜好解析データを広告推薦部122に出力する。
続いて、ステップS43において、広告推薦部122が動作して、入力した前記解析結果データを基に、当該ユーザの嗜好に適した広告データを広告データ蓄積部123から検索する。具体的には、例えば、前記嗜好解析データから、抽出回数が最も多い抽出単語(図13の例では、「ハイブリッド」)に関連した広告を示す広告データのみを広告データ蓄積部123から検索したり、又は、抽出回数が上位(1〜3位)の抽出単語(図13の例では、「ハイブリッド」、「ハイブリッドカー」、「×××自動車」など)に関連した広告データ{例えば、広告A(図14参照)を表示するデータなど}を広告データ蓄積部123から検索する。なお、広告データ蓄積部123に蓄積される各広告データ(画像データやテキストデータ)には、前記抽出単語で検索できるように1又は複数の検索用キーワード(単語)が対応付けられている。
続いて、ステップS44において、広告推薦部122が、検索された広告データを当該ユーザに推薦する処理を実行する。具体的には、例えば、データ抽出装置13が、ユーザが閲覧したWebページのHTTPレスポンスのメッセージボディRP4などに前記検索された広告データに基づき広告Aを表示するための画像データのパス(URI又はURIの一部)などを挿入する。これにより、例えば、図14に示すように、ユーザが閲覧するWebページC上に推薦したい広告Aなどを掲載することが可能となる。
即ち、このような構成によれば、嗜好解析用データ蓄積部114に蓄積されている嗜好解析用データを基に、ユーザ毎の嗜好(趣味)などを判別することができ、判別した嗜好に応じた広告を当該ユーザが閲覧しているWebページに掲載することにより、ユーザ毎のターゲッティング広告などのサービスを提供することが可能である。
なお、前記した実施形態では、嗜好解析部120が、嗜好解析用データ蓄積部114に蓄積される概要データに基づいて検索された広告データをユーザに推薦する場合の処理について説明したが、これ以外にも、例えば、嗜好解析部120が、嗜好解析用データ蓄積部114に蓄積される遷移データ(URI又はURIの一部)に基づいて検索された広告データをユーザに推薦する処理(1)を行うようにしても良いし、嗜好解析部120が、前記概要データ及び前記遷移データの両方に基づいて検索された広告データをユーザに推薦する処理(2)を行うようにしても良い。
具体的には、前記処理(1)としては、例えば、嗜好解析部120の嗜好解析処理部121が、嗜好解析用データ蓄積部114に蓄積される遷移データ(URI又はURIの一部)のドメイン名やパス名を含む他のWebページを算出し、その算出結果(解析結果)を示す嗜好解析データを広告推薦部122に出力し、広告推薦部122が、入力した前記嗜好解析データを基に、ユーザの嗜好に適した広告データを広告データ蓄積部123から検索し、該検索された広告データを当該ユーザに推薦する処理を行うことで実現する。
前記した実施形態によれば、HTMLデータの中からユーザ毎の嗜好を解析するのに必要なデータ(嗜好解析用データ)として、HTTPリクエストのリクエスト行に設定されるパス、及び/又は、HTTPレスポンスのメッセージボディのHEADに含まれるタグで設定されるテキストに的を絞って抽出するような構成としたため、抽出処理するデータ容量を低減させることができ、これにより、前記嗜好解析用データを短時間で抽出でき、ユーザ毎の嗜好を高速に判別することが可能である。
前記した実施形態によれば、ユーザ端末装置2のWebブラウザにプラグインのインストールなどを行わずに済むので、インストールしていないユーザ端末装置から嗜好解析用データが取得できないなどにより嗜好解析用データの取得範囲が限定されてしまうなどの不都合も解消できる。
また、従来では、Proxyを用いたユーザのWeb閲覧履歴からユーザの類似度を求める非特許文献1(丹英之他, 「Proxy Logに基づいたコンテンツ自動推薦による知識共有支援システムの提案」,情報処理学会 第68回全国大会, 6C-2, 2006)の技術が知られている。
この非特許文献1の技術では、予め閲覧履歴を取得する参照先URI(URL)のドメイン名を予め手動で複数(例えば、10個など)を指定しておくことで、指定されたドメイン名に対応したWebページの閲覧履歴を抽出できるものの、指定されていないドメイン名のWebページの閲覧履歴は抽出することができないなどの不都合がある。
これに対して、前記した実施形態によれば、前記非特許文献1の技術のように、予めドメイン名を指定しなくとも、ユーザが閲覧したWebページの閲覧履歴(遷移データ)を抽出することが可能である。
以上、例示的な実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明は前記した実施形態により限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載により表される技術的思想の範囲内において種々の変更、改変を行うことが可能である。
例えば、前記した実施形態では、嗜好解析用データ抽出部110が遷移データ抽出部112及び概要データ抽出部113を備え、それら両抽出部(112及び113)によりHTTPリクエストのリクエスト行RQ1のパス名q2に設定されるURI又はURIの一部、及び、HTTPレスポンスのメッセージボディRP4のHEADに含まれるタグ(例えば、METAタグ「keywords」p8など)に設定されているテキスト(単語)を抽出する形態について説明したが、これ以外にも、嗜好解析用データ抽出部110が遷移データ抽出部112及び概要データ抽出部113のいずれか一方のみを備え、URI(又はURIの一部)又はテキスト(単語)のいずれか一方のみを抽出するような形態としても良い。なお、そのような形態にした場合には、実装する抽出部(遷移データ抽出部112及び概要データ抽出部113)に合わせて、HTTPリクエスト、HTTPレスポンスのいずれか一方のIPパケットデータのみを抽出するように設定するのが好ましい。
また、前記した実施形態では、ユーザの閲覧したWebページの遷移データとして、HTTPリクエストのリクエスト行RQ1のパス名q2に設定されている参照元URI(又はURIの一部)を抽出し、その直後の所定時間内にそのURI(又はURIの一部)を参照元とするHTTPリクエストが複数連続で出現した場合に、そのURI(又はURIの一部)を前記遷移データとして抽出する形態について説明したが、これ以外にも、例えば、リクエスト行RQ1のメソッドq1がGETであるHTTPリクエストを入力する度に、そのリクエスト行RQ1のパス名q2に設定されているURI(又はURIの一部)を抽出するような形態としても良い。
また、前記した実施形態では、ユーザの閲覧したWebページの概要データとして、HTTPレスポンスのメッセージボディ(エンティティボディ)RP4内のHEADのMETAタグ「keywords」p8に設定されている単語(テキスト)を抽出する形態について説明したが、これ以外にも、例えば、同じくメッセージボディRP4内のHEADの、TITLEタグ「TITLE」p5や、METAタグ「description」p7又はMETAタグ「robots」p9などに設定されているテキスト(単語や説明文)を概要データとして抽出するような形態としても良い。
また、前記した実施形態では、嗜好解析用データ蓄積部114に蓄積される嗜好解析用データとして、ユーザ(ユーザを識別するIPアドレスなど)に関連付けられた所定時間毎の遷移データ{ユーザが閲覧したWebページのURI(又はURIの一部)}及び概要データ(ユーザが閲覧したWebページのHTMLデータのHEADに含まれるテキスト)を蓄積する形態について説明したが、これ以外にも、例えば、遷移データ及び/又は概要データの出現回数や出現時刻などを追加した態様の嗜好解析用データを蓄積する形態としても良い。
また、前記した実施形態では、嗜好解析用データ蓄積部114に蓄積される嗜好解析用データとしては、遷移データ{ユーザが閲覧したWebページのURI(又はURIの一部)}及び概要データ(ユーザが閲覧したWebページのHTMLデータのHEADに含まれるテキスト)を蓄積する形態について説明したが、これ以外にも、例えば、メソッドq1がPOSTであるHTTPリクエストのメッセージボディRQ4などに挿入された検索キーワードや投稿文章なども抽出し、この抽出した検索キーワードや投稿文章も前記遷移データ及び前記概要データと合わせて蓄積するような形態としても良い。
また、前記した実施形態では、データ処理装置1を、既存のゲートウェイ装置に嗜好データ処理機能を追加する形態の場合について説明したが、これ以外にも、前記ゲートウェイ装置以外の既存の装置であって、Webブラウザを有する各ユーザ端末装置とWebサーバであるサーバ装置との間に配置され、両者間で送受信されるHTTPリクエスト及びHTTPレスポンスを中継する中継装置(ルータやProxyサーバ装置など)に適用したデータ処理装置とすることもできるし、その他、前記中継装置とは別に、専用に新設したデータ処理装置とすることもできる。
また、前記した実施形態では、データ処理装置1が、本発明のプログラムが適用された嗜好データ処理プログラムP2のインストール方法については特に説明していないが、例えば、CD−ROM(Compact Disc Read-Only Memory )やUSB(Universal Serial Bus)メモリなどの外部記憶媒体や、USBケーブルや無線LANなどの通信手段を介して嗜好データ処理プログラムP2をインストールすることが可能である。
また、前記した実施形態では、加入者網4を介してサーバ装置3と交換接続されるユーザ端末装置2について説明したが、これ以外にも、専用線を介してサーバ装置3と固定接続される企業LAN(Local Area Network)内に設置されたユーザ端末装置2であっても良い。
また、前記した実施形態では、ユーザ端末装置がパーソナルコンピュータ(PC:Personal Computer)である場合について示したが、ユーザ端末装置は、前記PC以外にも、サーバ装置3と無線通信網を介して通信接続されるWebブラウザを有する携帯電話機や携帯情報端末(PDA:Personal digital assistant)などの他の装置であっても良いものとする。
その他、前記した実施形態における装置構成、機能構成及び記憶テーブルの構成や、表示画面の態様などは単なる例として記載したものであり、本発明はこれらにより限定されない。
1 データ処理装置(ゲートウェイ装置)
2(2A、・・・、2B) ユーザ端末装置
3 サーバ装置
4 加入者網
5 インターネット
11 制御装置(CPU)
12 記憶装置(HDD、RAM)
13 データ抽出装置
14 通信インタフェース装置
15 電源装置
SB1 システムバス
P2 嗜好データ処理プログラム
100 嗜好データ処理部
110 嗜好解析用データ抽出部
111 HTTPデータ入力部
112 遷移データ抽出部
113 概要データ抽出部
114 嗜好解析用データ蓄積部
120 嗜好解析部
121 嗜好解析処理部
122 広告推薦部
123 広告データ蓄積部

Claims (7)

  1. WWWブラウザを有するユーザ端末装置と、WWWサーバであるサーバ装置との間で送受信されるHTTPリクエスト及び/又はHTTPレスポンスを抽出するデータ抽出手段を備えるデータ処理装置であって、
    前記データ抽出手段で抽出された前記HTTPリクエストのリクエスト行に設定されるパス、及び/又は、前記データ抽出手段で抽出された前記HTTPレスポンスのメッセージボディのHEADに含まれるタグで設定されるテキストを前記ユーザ端末装置のユーザ毎に抽出する嗜好解析用データ抽出手段と、
    前記嗜好解析用データ抽出手段で抽出された前記パス、及び/又は、前記テキストを少なくとも含むユーザ毎の嗜好解析用データに基づいて、ユーザ毎の嗜好を判別するデータを算出する嗜好解析手段と、
    を備え、
    前記嗜好解析用データ抽出手段は、
    前記ユーザ端末装置から前記パスを参照元とするHTTPリクエストを所定時間内に複数連続して受信した場合、当該パスを前記ユーザが閲覧したWebページの遷移データとして抽出する遷移データ抽出手段を有することを特徴とするデータ処理装置。
  2. 前記遷移データ抽出手段は、
    リクエスト行のメソッドがGETである前記HTTPリクエストの当該リクエスト行のパス名に設定されている絶対パス(URI)又は相対パス(URIの一部)を抽出し、該絶対パス又は相対パスを抽出した後の所定時間内に当該絶対パス又は相対パスを参照元とするHTTPリクエストを複数連続して入力した場合、当該絶対パス又は相対パスに遷移したものとして当該絶対パス又は相対パスを、前記ユーザが閲覧したWebページの遷移データとして抽出することを特徴とする請求項1に記載のデータ処理装置。
  3. 前記嗜好解析用データ抽出手段は、
    前記HTTPレスポンスのメッセージヘッダのコンテンツタイプがtext/htmlであるHTTPレスポンスを前記テキストの抽出処理対象とし、
    前記抽出処理対象となる前記HTTPレスポンスのメッセージボディのHEADに含まれるMETAタグのkeywordsに設定されているテキストを、前記ユーザが閲覧したWebページの概要データとして抽出する概要データ抽出手段を有することを特徴とする請求項1又は2に記載のデータ処理装置。
  4. 前記遷移データ抽出手段及び前記概要データ抽出手段で抽出された前記遷移データ及び前記概要データを少なくとも含む前記嗜好解析用データを前記ユーザ及び所定時間単位で蓄積する嗜好解析用データ蓄積手段を更に備え、
    前記嗜好解析手段は、
    広告に関する広告データを蓄積する広告データ蓄積手段と、
    前記嗜好解析用データ蓄積手段で蓄積される嗜好解析用データに基づいて前記ユーザ毎の嗜好を解析する嗜好解析処理手段と、
    前記嗜好解析処理手段の解析結果に基づいて、前記ユーザ毎の嗜好に適した広告データを前記広告データ蓄積手段から検索し、該検索した広告データを当該ユーザに推薦する処理を実行する広告推薦手段と、
    を更に備えることを特徴とする請求項3に記載のデータ処理装置。
  5. WWWブラウザを有するユーザ端末装置と、WWWサーバであるサーバ装置との間で送受信されるHTTPリクエスト及び/又はHTTPレスポンスを抽出するデータ抽出手段を備えるデータ処理装置が、
    前記データ抽出手段で抽出された前記HTTPリクエストのリクエスト行に設定されるパス、及び/又は、前記データ抽出手段で抽出された前記HTTPレスポンスのメッセージボディのHEADに含まれるタグで設定されるテキストを前記ユーザ端末装置のユーザ毎に抽出する嗜好解析用データ抽出ステップと、
    前記嗜好解析用データ抽出ステップで抽出された前記パス、及び/又は、前記テキストを少なくとも含む嗜好解析用データに基づいて、ユーザ毎の嗜好を判別するデータを算出する嗜好解析ステップと、
    を実行し、
    前記嗜好解析用データ抽出ステップは、
    前記ユーザ端末装置から前記パスを参照元とするHTTPリクエストを所定時間内に複数連続して受信した場合、当該パスを前記ユーザが閲覧したWebページの遷移データとして抽出する遷移データ抽出ステップを有することを特徴とするデータ処理方法。
  6. 請求項5に記載のデータ処理方法を、データ処理装置であるコンピュータに実行させるためのデータ処理プログラム。
  7. 請求項6に記載のデータ処理プログラムを記憶したことを特徴とするプログラムを記憶した記憶媒体。
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