JP5384033B2 - 合成樹脂製ブローボトル - Google Patents

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Description

本発明は、合成樹脂製ブローボトルに関し、とくに該ブローボトルの座屈強度の改善を図ろうとするものである。
ペットボトルなどの合成樹脂製の容器は、効率的な生産が可能であるうえ、ガラス製の壜と較べ取り扱いも比較的容易であることから、薬剤、化粧料、酒、飲料あるいは調味料等を入れる容器として多用されており、そのサイズ、形状も多岐にわたっている。
また、最近に至っては資源の有効活用を図る観点から使用材料を所望の強度を確保したうえでいかに削減するかが技術的な課題となっているところ、使用材料を削減すると座屈強度が低下する傾向が認められており、その改善が求められていた。
この点に関する先行技術としては、ボトル本体の周面に設けた複数の環状溝につき、その深さを、把持部の中心部と、把持部の反対側の中心部とに向かうのに従い、徐々に浅くした構造のハンドルボトルが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−29521号公報
ところで、上記の従来ボトルは把持部を備えた大型のボトルを対象としたものであり、異なるタイプ(把手のないものやサイズが異なるもの)のボトルについては何らの考慮も払われていないのが現状であった。
本発明の課題は、把持部の有無やサイズにかかわりなしに座屈強度の改善を図ることができる新規な合成樹脂製ブローボトルを提案するところにある。
本発明は、内容物を排出する口部を有し、この口部につながる肩部を経て胴部、底部を一体的に形成した円形断面をなす合成樹脂製ブローボトルであって、
前記胴部に、口部側から底部側へ向けて伸延する二本の縦溝の相互間に形成されるものであって、該胴部の周りに間隔をおいて配置され容器の口部側から底部側へ向けて伸延し凸状となる複数本の縦リブを設け、
該縦リブの相互間に、縦リブに沿い間隔をおいて配置された凹状となる複数の横リブを形成してなる、ことを特徴とする合成樹脂製ブローボトルである。
上記の構成になる合成樹脂製ブローボトルにおいて胴部は、環状溝部によって区分された上部に、該胴部と一体になる把手又は該胴部とは別体に取り付けられた把手を設けることができる。
また、前記縦リブの外表面は胴部の最外径を形成することが望ましい。また、前記縦溝の開放角は30°以上であることが望ましい。
ボトルの口部側から底部側へ向かう縦リブを、胴部の周囲に複数本設けることによりボトルの座屈強度は格段に改善される。
縦リブの相互間に横リブを設けることによりボトルの径方向における強度も確保される。
把手付きのボトルにあっては、胴部にウエストを形成する環状溝部を設け、その上部に把手を設け、下部については座屈強度の改善に寄与する縦リブを設ける。
以下、図面を用いて本発明をより具体的に説明する。
図1(a)(b)は本発明にしたがう合成樹脂製ブローボトルの実施の形態を把手付きのブローボトルを例として示した図である。
図における1は内容物を排出する口部、2は口部1につながる肩部、3は肩部2につながる胴部、さらに4は胴部3につながる底部である。
また、5は胴部3に設けられ、該胴部3を上下に二分する環状溝部、6は胴部3の上部に設けられた把手、7は胴部3の上部で把手6の前方側に設けられた減圧吸収壁である。
8a、8bは胴部3の下部に設けられ、相互に間隔をおいて配設した縦溝である。この縦溝8a、8bは、口部1側から底部4側へ向けて伸延しており二本で一組になっている。縦溝8a、8bは胴部3の周りに複数組み設けられており縦溝8a、8bの相互間にはブローボトルの座屈強度を改善するための縦リブ9が形成される(縦リブ9は縦溝8a、8bの溝底を基準にすると凸状のリブとなる)。
また、10は縦リブ9の相互間に形成された横リブである。この横リブ10は口部1側から底部4側に向け間隔をおいて複数設けられていて、縦溝8a、8bと同程度の深さを有し(横リブ10は縦リブ9の表面を基準にすると凹状のリブとなる)、ブローボトルの径方向における強度を確保するための機能を有している。
本発明にしたがうブローボトルは、縦リブ9の外表面及び横リブ10の相互間に位置する部分の外表面がブローボトルの最大径を構成するものであり、縦リブ9が設けられていることによりボトルの軸芯に沿うような荷重が加えられても図2(a)(b)に示すような従来型のブローボトルに比較し簡単に座屈することがない。
とくに縦溝8a、8bにより縦リブ9を設けた場合には、容器内が減圧された際の吸収能の低下が懸念されるが、縦リブ9の本数を3〜7本程度、幅寸法を隣合う縦リブ同士の間隔の5〜25%程度とし、縦溝8a、8bの溝深さをボトルの最大径の1.5%以上、溝の開放角(縦リブ9の側壁と横リブ10が形成される領域の側壁とのなす角度θをいうものとする。図1(b)参照)を30°以上とすることにより減圧時における吸収能が減圧吸収壁7とは別途に確保することが可能となる。なお、縦溝8a、8bの断面形状はV字形状のみならず、台形状、半円形状(湾曲形状)等適宜変更し得る。
上掲図1においては把手6を備えたブローボトルを例として示したが、本発明は把手6を有しないブローボトルであってもよくこの点について限定されない。また、縦リブ9は対象とするブローボトルに応じて胴部3の上部あるいは胴部3の上部から下部にわたり連続的に伸延するものを設けることもできる。
本発明にしたがうブローボトルは軸芯に沿う向き(縦方向)の変位量が減少するため胴部3にラベルを貼着する場合において皺の発生頻度を少なくできる利点がある。
ボトルを構成する合成樹脂としては、ポリエチレンテレフタレート樹脂が適用できるが、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂を含むオレフィン系樹脂も適用することができる。積層構造として中間層にバリア層を形成するにあたってはエチレンビニルアルコール共重合体(EVOH)、ナイロン樹脂を適用するのが好ましい。
実施例1
充填容量が1800mlになる上掲図1に示したブローボトルに幅10mm、長さ127mmになる縦リブ9を周方向に等間隔で6本設け、この縦リブ9の相互間に幅15mm、深さ3.5mmの横リブ10を4本設けたボトルについて座屈強度、減圧時における吸収量の調査を行った。なお縦リブ9と横リブ10とを区分する縦溝8a、8bは深さ3.0mm(横リブ10に対応する個所の深さは3.5mm)、傾斜角35°とした。
その結果、減圧吸収量は図2に示したような従来型のボトルに較べ約1.2倍に向上し、座屈強度(耐座屈荷重)については約2.4倍に向上することが確認された。
材料の使用量が少なくても座屈強度の高い合成樹脂製ブローボトルが提供できる。
(a)は本発明にしたがうブローボトルの側面を示した図であり、(b)はA−A断面を示した図である。 (a)は従来型のブローボトルの側面を示した図であり、(b)はB−B断面を示した図である。
符号の説明
1 口部
2 肩部
3 胴部
4 底部
5 環状溝部
6 把手
7 減圧吸収壁
8a溝部
8b溝部
9 縦リブ
10横リブ

Claims (4)

  1. 内容物を排出する口部を有し、この口部につながる肩部を経て胴部、底部を一体的に形成した円形断面をなす合成樹脂製ブローボトルであって、
    前記胴部に、口部側から底部側へ向けて伸延する二本の縦溝の相互間に形成されるものであって、該胴部の周りに間隔をおいて配置され容器の口部側から底部側へ向けて伸延し凸状となる複数本の縦リブを設け、
    該縦リブの相互間に、縦リブに沿い間隔をおいて配置された凹状となる複数の横リブを形成してなる、ことを特徴とする合成樹脂製ブローボトル。
  2. 前記胴部は、環状溝部によって区分された上部に、該胴部と一体になる把手又は該胴部とは別体に取り付けられた把手を有する、請求項1記載の合成樹脂製ブローボトル。
  3. 前記縦リブの外表面は胴部の最外径を形成する、請求項1又は2記載の合成樹脂製ブローボトル。
  4. 前記縦溝の開放角は30°以上である、請求項1〜3の何れかに記載の合成樹脂製ブローボトル。
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