JP5381918B2 - クロップ分別回収装置 - Google Patents

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Description

本発明は、鋼材の圧延ラインにおいて発生するクロップおよび抜き取りサンプル(試験用材料)を分別回収する装置に関する。
熱間圧延後の鋼材(以下、熱間圧延後の鋼材を、「熱延鋼材」という。)は、シャー切断工程において、前後の端部が切り落とされ、所定の長さに整えられて、次工程に搬送される。このときに発生したクロップは、鉄源として製鋼工場で再利用される。
図1(a)に示すように、従来の熱延後のシャー切断工程では、熱延鋼材1が搬送ローラ2によって切断機の所定位置まで搬送され、図1(b)に示すように、保持手段3によって熱延鋼材1を固定した状態で、刃4を上昇させ、熱延鋼材1の先端部分を切り落とす。このとき、発生したクロップ5は、クロップシュート(図示省略)に落とされる。そして、図1(c)に示すように、先端を切り落とされた熱延鋼材1は、所定の位置まで搬送され、所定の長さに切断される。この作業を繰り返し、1本の熱延鋼材から数本の鋼材が切り分けられる。図1(d)に示すように、最後端の熱延鋼材1は、その後端が保持手段3で固定された状態で刃4を上昇させることにより、後端部分が切られ、クロップ5が発生する。図1(e)に示すように、熱延鋼材1は、搬送手段2により次工程に搬送され、クロップ5は、プッシャ6などによりクロップシュート(図示省略)に落とされる。
図2(a)および(b)に示すように、クロップシュート7aに落とされたクロップ5は、クロップピット7c内に用意されたクロップバケツ7dまたはクロップバケツ7eで回収される。クロップピット7c内は水で満たされており、クロップ5は、回収と同時に冷却される。このとき、切替バー7bによって、クロップバケツ7dまたはクロップバケツ7eのいずれにクロップを回収するかを調整できる。通常は、一方のクロップバケツ7eが一杯になると、切替バー7bの向きを変え、他方のクロップバケツ7dにクロップ5を誘導し、その間に、クロップバケツ7eをつり上げ、移動し、空のクロップバケツ(図示省略)を所定位置に載置する。
ところで熱延鋼材には、高価なMoやVを含有する鋼種もあり、このような特殊な鋼種のクロップを、MoやVを含有しない鋼種のクロップと分別して回収できれば、製鋼工場の精錬工程での成分調整に再使用することができ、副原料のコストを抑えることができる。前述の切替バー7bを利用すれば、鋼種によるクロップ5を分別回収することも可能ではある。
しかしながら、図2(b)に示すような位置に切替バー7bを配置すると、通常は、クロップバケツ7eにクロップ5を誘導できるが(破線を参照)、クロップシュート7aからクロップ5が落下した時の衝撃で、稀に、予定のクロップバケツ7eとは異なるクロップバケツ7dにクロップが落下する場合がある(一点鎖線を参照)。クロップ5を単に鉄源として再利用するだけであれば、予定したクロップバケツ7eとは異なるクロップバケツ7dにクロップ5が落下しても、特に問題とはならないが、前述のような高価なMoやVを含有する特殊な鋼種のような小さいロットの熱延鋼材を処理する時には、他の鋼種のクロップが混在すると、製鋼工場の精錬工程での成分調整に再使用する際に成分調整に支障を来たしてしまう虞がある。
クロップの分別回収については、例えば、特許文献1および特許文献2には、切断機からクロップバックへの搬送ラインを設け、搬送ラインからクロップバッグへクロップを落し込み、分別する、クロップ処理装置およびクロップ処理方法が開示されている。
特開2003−25142号公報 特開昭52−156480号公報
特許文献1および2の発明では、クロップを搬送ラインに落とし込む工程およびクロップバックなどに落とし込む工程において、プッシャが用いられるが、高温の熱延鋼材に場合には落とし込み時にクロップがプッシャに溶着する場合がある。熱延鋼材の切断工程は、熱延工程の直後の位置に設置されているため、溶着が生じた結果、切断工程を中断すると、圧延スケジュールに遅延を生じさせる。
本発明は、正確に、また従来よりも容易にクロップの分別回収ができるクロップ分別回収装置を提供することを目的としている。
本発明は、下記の(1)〜(3)に示すクロップ分別回収装置を要旨とする。
(1)熱延鋼材の切断工程直後に配置されたクロップ分別回収装置であって、クロップシュートと、クロップピットと、クロップシュートの上方に配置された抜き取り手段とを有し、抜き取り手段が、抜き差しして特定クロップを分別回収するクロップ分別回収装置。
(2)抜き取り手段の下流に、更に特定クロップを分別する分別手段を備える上記(1)のクロップ分別回収装置。
(3)特定クロップが、試験用材料、または/および、特定元素を含有するクロップである上記(1)または(2)のクロップ分別回収装置。
本発明によれば、高価なMoやV等の特定元素を含有するクロップの分別回収および試験用材料の回収を確実かつ効率的に行うことができる。また、本発明のクロップ分別回収装置は、クロップのプッシャへの溶着機会を減らすことができるので、圧延スケジュールに遅延を生じさせるのを抑止できる。
鋼材の切断工程を示す模式図 (a)〜(e)それぞれの状態を示す図 従来のクロップ回収装置を示す模式図 (a)平面図 (b)側面図 本発明に係るクロップ分別回収装置の例を示す模式図 (a)平面図 (b)側面図 本発明によりクロップ分別回収の例を詳細に表した模式図 (a)〜(e)それぞれの状態を示す図 本発明によりクロップ分別回収の他の例を詳細に表した模式図 (a)〜(c)それぞれの状態を示す図
図3(a)および(b)に示すように、本発明に係るクロップ分別回収装置は、例えば、切断機の刃4の下流に配置され、クロップシュート7aと、クロップピット7cと、クロップシュート7aの上方に配置された抜き取り手段8とを有し、抜き取り手段8が、抜き差しして特定クロップ(図示省略)を分別回収するものである。
通常のクロップ5を回収する場合は、図4(a)に示すように、抜き取り手段8は、クロップシュート7aから外れた位置に配置される。即ち、抜き取り手段8を抜いた状態となる。このため、前掲の図2(a)および(b)の場合と同様、クロップ5は、クロップシュート7aに落とされ、クロップピット7c内に用意されたクロップバケツ7dまたはクロップバケツ7eで回収される。切替バー7bによって、クロップバケツ7dまたはクロップバケツ7eのいずれにクロップを回収するかを調整できる点も前述の例と同様である。
特定クロップ5aを回収する場合には、図4(b)に示すように、抜き取り手段8は、クロップシュート7aを塞ぐ位置に配置される。即ち、抜き取り手段8を差した状態となる。このため、特定クロップ5aは、図4(c)に示すように、抜き取り手段8内に落ち、その後、図4(d)に示すように、抜き取り手段8は、特定クロップ5aを載せた状態で、元の位置に戻される。そして、図4(e)に示すように、特定クロップ5aは、抜き取り手段8が傾転することにより、回収用搬送路9に落とされ、所定の場所まで搬送される。
本発明に係るクロップ分別回収装置は、このような構成を有しているので、通常のクロップと、特定クロップとを確実、かつ効率的に分別回収することができる。
図5に示すように、抜き取り手段の下流に、更に特定クロップを分別する分別手段を備える装置であることが好ましい。即ち、図5(a)に示すように、クロップ受け10を差し(即ち、図面右方向に移動し)、回収用搬送路9の上方に配置しておき、この状態で、抜き取り手段8の一端が傾転することにより、特定クロップ5aをクロップ受け10に落とし込むことができる。その後、図5(b)に示すように、クロップ受け10を抜き(即ち、図面左方向に移動し)、更に、図5(c)に示すように、クロップ受け10が傾転することにより、特定クロップ5aを特定クロップバケツ7fに落とし込むことができる。
このような装置を組み合わせることにより、プッシャを用いることなく、特定クロップ5aを分別回収することが可能となる。
特定クロップとは、成分分析や機械的性質の調査のための試験用材料、または、MoやV等の特定元素を含有するクロップを意味する。
本発明によれば、高価なMoやV等の特定元素を含有するクロップの分別回収および試験用材料の回収を確実かつ効率的に行うことができる。また、本発明のクロップ分別回収装置は、クロップのプッシャへの溶着機会を減らすことができるので、圧延スケジュールに遅延を生じさせるのを抑止できる。
1 熱延鋼材
4 刃
3 保持手段
2 搬送手段
5 クロップ
6 プッシャ
7a クロップシュート
7c クロップピット
7d、7e クロップバケツ
7f 特定クロップバケツ
7b 切替バー
8 抜き取り手段
9 回収用搬送路
10 クロップ受け

Claims (3)

  1. 熱延鋼材の切断工程直後に配置されたクロップ分別回収装置であって、
    クロップシュートと、クロップピットと、クロップシュートの上方に配置された抜き取り手段とを有し、
    抜き取り手段を、抜き差しして特定クロップを分別回収することを特徴とするクロップ分別回収装置。
  2. 抜き取り手段の下流に、更に特定クロップを分別する分別手段を備えることを特徴とする請求項1に記載のクロップ分別回収装置。
  3. 特定クロップが、試験用材料、または/および、特定元素を含有するクロップであることを特徴とする請求項1または2に記載のクロップ分別回収装置。
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