JP5381917B2 - 端末装置 - Google Patents
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Description
以下、図1〜図5を参照して本発明の第1実施形態を説明する。
この実施形態は、端末装置として携帯電話機に適用した場合を例示したもので、図1は、この携帯電話機が利用可能な通信ネットワークシステムを示したブロック図である。
携帯電話機1には、通話機能、電子メール機能、インターネット接続機能(Webアクセス機能)、カメラ機能のほか、デジタルテレビ放送(例えば、ワンセグ地上デジタルテレビ放送)を受信して視聴が可能なテレビ機能及び3D(三次元)表示機能、録画機能などが備えられている。3D表示機能は、左右の目の視差を利用した視差バリア方式によって、動画、静止画、テキスト、メニューなどの表示情報(コンテンツ)を2D(二次元)表示させるのではなく、3Dの奥行きあるいは飛び出しの程度を示す3D深度で表示させる機能である。録画機能は、テレビ放送などの受信コンテンツを録画(録音を含む、以下、同様)する機能で、録画に限らず、録音を行うコンテンツ記録機能である。
中央制御部11は、二次電池を備えた電源部12からの電力供給によって動作し、記憶部13内の各種のプログラムに応じてこの携帯電話機1の全体動作を制御する中央演算処理装置やメモリなどを有している。この記憶部13には、プログラム記憶部M1、各種情報一時記憶部M2、表示制御情報記憶部M3、後述する第3実施形態で使用するコンテンツ記憶部M4などが設けられている。なお、記憶部13は、例えば、SDカード、ICカードなど、着脱自在な可搬型メモリ(記録メディア)を含む構成であってもよく、図示しない所定の外部サーバ上にあってもよい。
表示制御情報記憶部M3は、表示対象のコンテンツを受信する際の受信環境としての「受信状況」と、この「受信状況」に基づいて表示部19に当該コンテンツを2D表示させるか3D表示させるかを示すほかに3D表示させる場合にはその適性具合に応じてどの位の深さ(強さ)の3D深度で表示させるかを示す「表示制御情報」とを対応付けて記憶する構成となっている。
“閾値a未満”、“閾値a以上b未満”、“閾値b以上c未満”、“閾値c以上”を有している。なお、各閾値は、a<b<cの関係となっている。この「受信状況」に対応付けられている「表示制御情報」は、現在の「受信状況」に応じて表示制御を決定する際に使用されるもので、2D表示させるか3D表示させるかを示す「2D/3D」を有するほか、3D表示させる場合にはその適性具合に応じてどの位の深さ(強さ)の3D深度で表示させるかを示す「3D深度」を有している。
図4(1)に示す表示制御フラグCFは、上述の受信状況に応じた表示制御の実行可否を選択したり、表示制御を実行する場合には更に3D表示と2D表示との切替を行うか、3D深度の切替を行うかを選択したりするためのフラグで、ユーザ操作によって“0”、“1”、“2”のいずれかを選択可能となっている。ここで、フラグ“0”は、受信状況に応じた表示制御を実行しない状態(オフ)を示し、フラグ“1”又は“2”は、受信状況に応じた表示制御を実行する状態(オン)を示している。また、表示制御の実行を指示するフラグ“1”、“2”のうち、フラグ“1”は、受信状況に応じて3D表示と2D表示との切替を行うことを示し、フラグ“2”は、受信状況に応じて3D深度の切替を行うことを示している。
の“1”、“2”は、上述のように受信状況に応じて3D表示と2D表示との切替を選択することを示しているが、更に細かく、フラグ“1”は受信状況が弱くなった場合に3Dから2Dへの切替を選択することを示し、フラグ“2”は、受信状況が強くなった場合に2Dから3Dへの切替を選択することを示すようにしてもよい。また、表示制御フラグCF
の“3”、“4”は、上述したフラグ“1”、“2”の場合と同様に、受信状況に応じて3D深度の切替を選択することを示したものであるが、更に細かく、フラグ“3”は受信状況が弱くなった場合に3D深度“レベル2”/“レベル3”(中/強)から3D深度“レベル1”(弱)への切替を選択することを示し、フラグ“4”は、受信状況が強くなった場合に3D深度“レベル1”(弱)から3D深度“レベル2”/“レベル3”(中/強)への切替を選択することを示すようにしてもよい。
先ず、中央制御部11は、コンテンツ受信再生操作(リアルタイム再生操作)に応答して、テレビ機能が起動されたかを調べ(ステップA1)、テレビ機能が起動された場合には(ステップA1でYES)、表示対象のコンテンツとして、テレビ放送受信部17から放送コンテンツ(2D表示用コンテンツ)の受信を開始する(ステップA2)。また、インターネット接続機能が起動された場合には(ステップA1でNO)、表示対象のコンテンツとして、無線通信部15からストリーミング用コンテンツ(2D表示用コンテンツ)の受信を開始する(ステップA3)。
先ず、中央制御部11は、テレビ機能の起動操作に応じてテレビ放送の受信を開始すると、位置検出部23から現在の位置情報を取得した後(ステップB1)、現在位置を含む周辺地図に基づいて最寄りの放送局(中継局を含む)を地図上で検索し(ステップB2)、その放送局の位置情報を取得する(ステップB3)。そして、この放送局の位置情報と現在の位置情報に基づいて放送局からの距離(直線距離)を算出する(ステップB4)。
以下、本発明の第2実施形態について図7を参照して説明する。
なお、上述した第1実施形態においては、受信したコンテンツをそのときの受信状況に応じて2D表示/3D表示させる場合に、この受信コンテンツをリアルタイムに再生するようにしたが、この第2実施形態においては、受信した放送コンテンツを録画(録音も含む、以下同様)した後において、その録画内容の再生時に受信状況に応じて2D表示/3D表示させるようにしたものである。ここで、各実施形態において基本的あるいは名称的に同一のものは、同一符号を付して示し、その説明を省略すると共に、以下、第2実施形態の特徴部分を中心に説明するものとする。
先ず、中央制御部11は、放送コンテンツの録画を指示する録画指示操作が行われたかを調べたり(ステップC1)、録画内容の再生を指示する再生指示操作が行われたかを調べたりする(ステップC2)。いま、録画指示操作が行われた場合には(ステップC1でYES)、テレビ放送受信部17を起動させて放送コンテンツの受信を開始すると共に(ステップC3)、その受信状況検出動作を開始する(ステップC4)。そして、受信した放送コンテンツの録画動作を行うほか(ステップC5)、この録画動作に追従して現在の受信状況を検出すると共に検出した現在の受信状況を逐次記録する記録動作を行う(ステップC6)。以下、録画対象の番組終了を検出したり、録画終了がユーザ操作によって指示されたりするまで(ステップC7)、上述のステップC5に戻って録画動作を行う(ステップC5〜C7)。これによって録画内容と受信状況の記憶内容とが対応付けて保存されることになる。
また、上述した第1及び第2実施形態において、表示制御情報記憶部M3の内容は、メーカ側で予め設定されているデフォルト内容の一部をユーザ操作に応じて変更可能としたが、表示制御情報記憶部M3の設定をユーザ操作でのみ行うようにしてもよい。
以下、本発明の第3実施形態について図8を参照して説明する。
なお、上述した第1実施形態においては、2D表示用の受信コンテンツを3D表示用のコンテンツに変換して3D表示させるようにしたが、この第3実施形態においては、同一時間に同一内容の2D表示用コンテンツ(放送コンテンツ)と3D表示用コンテンツ(放送コンテンツ)とを受信可能な携帯電話機1において、サイマル放送としての2D表示用の放送コンテンツと3D表示用の放送コンテンツとを切り替えて2D/3D表示させるようにしたものである。ここで、第1・第3実施形態において基本的あるいは名称的に同一のものは、同一符号を付して示し、その説明を省略すると共に、以下、第3実施形態の特徴部分を中心に説明するものとする。
先ず、中央制御部11は、テレビ放送受信部17から放送コンテンツの受信を開始した後(ステップD1)、受信状況(電波の強さ)を検出し(ステップD2)、その結果、電波の強さが十分で受信状況が良好であれば(ステップD3でYES)、2D表示用の放送コンテンツを受信中かを調べ(ステップD4)、3D表示用のコンテンツを受信中であれば(ステップD4でNO)、後述するステップD7に移るが、2D表示用のコンテンツを受信中であれば(ステップD4でYES)、この番組と同一内容の3D表示用のサイマル放送があることを条件に(ステップD5でYES)、1セグ放送用チューナから12セグ放送用チューナに切り替えることによって受信チャンネルの切り替えを行い、2D放送の受信状態からサイマル3D放送の受信状態に移行させる(ステップD6)。
以下、本発明の第4実施形態について図9〜図11を参照して説明する。
なお、上述した第1実施形態においては、受信したコンテンツを3D表示が可能な表示部19に表示させる場合に、このコンテンツを受信した際の受信状況に基づいて当該コンテンツの3D表示での適性を判別すると共に、この3D表示での適性に応じて決定された表示制御にしたがって当該コンテンツを表示部19に表示させるようにしたが、この第4実施形態においては、表示対象のコンテンツが表示部19に再生される際の現在位置に基づいて当該コンテンツの3D表示での適性を判別すると共に、この3D表示での適性に応じて決定された表示制御にしたがって当該コンテンツを表示部19に表示させるようにしたものである。ここで、第1・第4実施形態において基本的あるいは名称的に同一のものは、同一符号を付して示し、その説明を省略すると共に、以下、第4実施形態の特徴部分を中心に説明するものとする。
表示制御情報記憶部M3は、表示対象のコンテンツを再生する際の現在位置としての「再生場所」と、この「再生場所」に基づいて表示部19に当該コンテンツを2D表示させるか3D表示させるかを示すほかに3D表示させる場合にはその適性具合に応じてどの位の深さ(強さ)の3D深度で表示させるかを示す「表示制御情報」とを対応付けて記憶する構成となっている。この表示制御情報記憶部M3の内容は、ユーザ操作によって任意に設定可能なもので、メーカ側で予め設定されているデフォルト内容の一部をユーザ操作に応じて変更可能となっている。
コンテンツ記憶部M4は、表示部19に表示させるための表示情報(コンテンツ)を記憶するもので、例えば、情報配信装置4から動画、静止画、音楽、ニュースなどの情報をインターネット3、無線通信網2を介してダウンロードしたり、テレビ放送受信部17によって受信した放送番組を録画記録したりした情報をコンテンツとして記憶するようにしている。このコンテンツ記憶部M4は、コンテンツを識別する「情報ID」に対応して「タイトル」、「種別」、「実データ」、「3D深度」などを記憶する構成となっている。
先ず、中央制御部11は、コンテンツ再生操作に応答して、コンテンツ記憶部M4の「タイトル」を読み出してメニュー表示させた後(ステップE1)、そのメニュー画面の中から表示対象として所望するコンテンツがユーザ操作によって選択されると(ステップE2)、その選択コンテンツを表示対象として特定する(ステップE3)。そして、位置検出部23から現在の位置情報を取得した後(ステップE4)、この現在位置とその周辺地図、更に表示制御情報記憶部M3を参照することによって、現在位置に該当する「再生場所」を特定し(ステップE5)、この「再生場所」に対応する「表示制御情報」を読み出す(ステップE6)。
2 無線通信網
3 インターネット
4 情報配信装置
11 中央制御部
13 記憶部
15 無線通信部
17 テレビ放送受信部
18 撮像処理部
19 表示部
20 3D変換処理部
21 操作部
23 位置検出部
CF 表示制御フラグ
M1 プログラム記憶部
M3 表示制御情報記憶部
M4 コンテンツ記憶部
Claims (6)
- 三次元表示が可能な表示部に表示情報を再生させる端末装置であって、
前記表示情報が前記表示部に再生される際の現在の位置情報を取得する位置取得手段と、
この位置取得手段によって取得された位置情報に基づいて、現在の場所が前記表示情報を三次元表示するのに適している環境か否かを特定し、当該表示情報の三次元表示での適性を判別する判別手段と、
この判別手段によって判別された三次元表示での適性に基づいて三次元表示の深度を決定する決定手段と、
この決定手段によって決定された三次元表示の深度で前記表示情報を前記表示部に表示させる表示制御手段と、
を備え、
前記判別手段は、前記位置取得手段によって取得された現在の位置情報が予め設定されている前記表示情報を三次元表示するのに適している環境か否かを示す特定場所に該当するかに応じて前記表示情報の三次元表示での適性を判別することを特徴とする端末装置。 - 前記決定手段は、前記判別手段によって判別された三次元表示での適性に基づいて、前記表示情報を前記表示部に二次元表示させるか三次元表示させるかの表示制御を決定する、
ようにしたことを特徴とする請求項1記載の端末装置。 - 前記判別手段は、前記表示情報の三次元表示での適性として、その適性具合を判別し、
前記決定手段は、前記判別手段によって判別された適性具合に応じて三次元表示の深度を決定する、
ようにしたことを特徴とする請求項1記載の端末装置。 - 前記表示情報の三次元表示での適性を判別するための情報を表示制御情報としてユーザ操作によって任意に設定する設定手段を更に備え、
前記判別手段は、前記表示情報の内容が前記表示制御情報を満たすか否かに基づいて当該表示情報の三次元表示での適性を判別する、
ようにしたことを特徴とする請求項1記載の端末装置。 - 前記三次元表示での適性に応じた表示制御の実行可否をユーザ操作によって任意に選択する第1の選択手段を更に備え、
前記表示制御手段は、前記第1選択手段によって選択された表示制御の実行可否に応じて前記表示制御の実行を制御する、
ようにしたことを特徴とする請求項1記載の端末装置。 - 前記二次元表示と三次元表示との間で表示切替の表示制御を行うか、三次元表示の深度を変更する表示制御を行うかを選択する第2の選択手段を更に備え、
前記表示制御手段は、前記第2の選択手段によって選択された選択結果に応じた表示制御を行う、
ようにしたことを特徴とする請求項2記載の端末装置。
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