JP5381621B2 - 磁気的多段変速機構及び複合磁気的多段変速機構 - Google Patents
磁気的多段変速機構及び複合磁気的多段変速機構 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5381621B2 JP5381621B2 JP2009250455A JP2009250455A JP5381621B2 JP 5381621 B2 JP5381621 B2 JP 5381621B2 JP 2009250455 A JP2009250455 A JP 2009250455A JP 2009250455 A JP2009250455 A JP 2009250455A JP 5381621 B2 JP5381621 B2 JP 5381621B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic
- rotor
- side member
- rotating element
- transmission mechanism
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
Description
なお、本発明に関連する先行技術文献として、非特許文献1がある。
Ns=P1±P2 ・・・(1)
Gr=P2/P1 ・・・(1)
以下において、図面を用いて本発明に係る実施の形態につき詳細に説明する。図1から図5は、本発明の第1の実施の形態を示している。
s=Po3+Pi3のいずれか1が成立するようにしている。ただし、上記と同じ場合に、それぞれの変速部でNs=Po1−Pi1、Ns=Po2−Pi2、Ns=Po3−Pi3のいずれか1が成立するようにすることもできる。例えば、ステータ16の磁気特性変化部44を構成する柱部46の数を、34本とした場合に、第1内側ロータ24の永久磁石の極対数を5とし、第1外側ロータ34の永久磁石の極対数を39とすることもできる。このように構成した場合、入力側部材12の回転は、出力側部材14に、入力側部材12の回転方向と同方向に回転する動力として伝達される。また、この場合、出力側部材14の速度は、入力側部材12の速度に対して、Pi1/Po1の減速比で減速される。すなわち、出力側部材14の速度をVoとし、入力側部材12の速度をViとした場合に、Vo=(Pi1/Po1)×Viとなる。
上記の第1の実施の形態では、変速部70,72,74の数を3として、3段の変速機構を実現できる場合を説明したが、本発明はこのような構成に限定するものではない。例えば、変速部の数を増やして変速機構を、より多段化することもできる。図6は、このように多段化した場合の1例である、本発明に係る第2の実施の形態の磁気的多段変速機構を示す、図4に対応する図である。
上記の図6に示した第2の実施の形態では、1の磁気的多段変速機構を構成する外側ロータ及び内側ロータの数を増やすことで、変速機構を多段化している。ただし、それぞれが3段の変速機構である複数の磁気的多段変速機構を作動的に連結することにより、変速段を多段化することにより、複合磁気的多段変速機構を構成することもできる。図7は、本発明に係る複合磁気的多段変速機構の1例を示す模式図である。
図8は、本発明に係る第3の実施の形態の磁気的多段変速機構の略断面図である。本例の磁気的多段変速機構10aの場合、上記の図1に示した第1の実施の形態の磁気的多段変速機構10に対して、出力側部材14とステータ16との軸方向の向きをそれぞれ逆にしている。すなわち、出力側部材14は、有底筒状の筒部100と、筒部100の片面(図8の左面)に結合した軸部102とを備える。筒部100の軸方向3個所位置に、第1外側ロータ34、第2外側ロータ36及び第3外側ロータ38を設けている。また、軸部102の端部にフランジ部104を設けている。第1外側ロータ34、第2外側ロータ36及び第3外側ロータ38は、それぞれ入力側部材12に設けた第1内側ロータ24、第2内側ロータ26及び第3内側ロータ28に、径方向に対向している。出力側部材14は、回転のみ可能に図示しないハウジングの内側に支持している。
図9は、本発明に係る複合磁気的多段変速機構の別例を示す模式図である。本例の複合磁気的多段変速機構96aは、上記の図7に示した複合磁気的多段変速機構96と異なり、それぞれが上記の図8に示した第3の実施の形態の磁気的多段変速機構10aである、複数の磁気的多段変速機構10aを直線的に作動的に連結することにより構成している。すなわち、それぞれの磁気的多段変速機構10aの入力側部材12と出力側部材14とを、すべて同軸上に配置している。複数の磁気的多段変速機構10aのうち、最も出力側に配置される1の磁気的多段変速機構10a(図9の右端の磁気的多段変速機構10a)を除くそれぞれの磁気的多段変速機構10aを構成する出力側部材14を、別の磁気的多段変速機構10aを構成する入力側部材12にカップリング機構等の軸継手を介して、または直接に連結している。
図10は、本発明に係る第4の実施の形態の磁気的多段変速機構10bを示す略断面図である。本例の場合、上記の図8に示した第3の実施の形態の磁気的多段変速機構10aにおいて、ステータ16だけでなく、出力側部材14も図示しないハウジングに対し軸方向に移動可能としている。このため、出力側部材14を構成する軸部102を鉄等の磁性材製とするとともに、軸部102の径方向外側に第2コイル110を対向配置することにより、第2アクチュエータ112を構成している。第2コイル110へのいずれかの方向への通電により、出力側部材14は軸方向のいずれかの方向へ変位可能とする。また、入力側部材12に第1内側ロータ24及び第2内側ロータ26を設けるとともに、出力側部材14に第1内側ロータ24及び第2内側ロータ26のそれぞれに対向するように、第1外側ロータ34及び第2外側ロータ36を設けている。このような第2アクチュエータ18は、上記の図3(a)(b)に示したいずれかの構成と同様に構成することもできる。
Claims (7)
- 互いに同軸に回転可能に配置された第1回転要素及び第2回転要素と、
前記第1回転要素に設けられた内側ロータであって、外周面にN極とS極とが周方向に交互に配置されるように設けられた複数の内側永久磁石を含む内側ロータと、
前記第2回転要素に設けられた外側ロータであって、内周面にN極とS極とが周方向に交互に配置されるように設けられた複数の外側永久磁石を含む外側ロータと、
前記内側、外側両ロータの間に径方向に離れて回転不能に配置され、周方向複数個所に磁性材製の柱部が配置される磁気特性変化部を含むステータと、を備え、
前記第1回転要素の前記内側ロータの数と、前記第2回転要素の前記外側ロータの数と、前記ステータの前記磁気特性変化部の数とのうち、少なくとも1つの数が、2以上であり、
前記第1回転要素の前記内側ロータの数が2以上である場合に、前記第1回転要素は、軸方向に離れた複数の前記内側ロータを含み、
前記第2回転要素の前記外側ロータの数が2以上である場合に、前記第2回転要素は、軸方向に離れた複数の前記外側ロータを含み、
前記ステータの前記磁気特性変化部の数が2以上である場合に、前記ステータは、軸方向に離れた複数の前記磁気特性変化部を含み、
前記内側ロータ及び前記外側ロータに前記磁気特性変化部を径方向に対向させた部分により、前記第1回転要素及び前記第2回転要素間で動力を変速しながら伝達可能とする変速部が構成され、
前記第1回転要素及び前記第2回転要素及び前記ステータの少なくとも1つを軸方向に移動させることにより、前記第1回転要素及び前記第2回転要素間での変速比を切り換え可能として、前記変速部から前記変速部とは異なる変速比を有する別の前記変速部へ切り換え可能とし、
少なくとも1つの前記磁気特性変化部に設けられた柱部の数をNsとし、少なくとも1つの前記内側ロータに設けられた磁極の極対数をPiとし、少なくとも1つの前記外側ロータに設けられた磁極の極対数をPoとした場合に、切り換え可能なそれぞれの前記変速部でNs=Po+PiまたはNs=Po−Piが成立することを特徴とする磁気的多段変速機構。 - 請求項1に記載の磁気的多段変速機構において、
前記第1回転要素は、軸方向に離れた複数の前記内側ロータを含み、前記各内側ロータは、互いに異なる数の前記内側永久磁石が周方向に並ぶように配置されており、
前記第2回転要素は、軸方向に離れた複数の前記外側ロータを含み、前記各外側ロータは、互いに異なる数の前記外側永久磁石が周方向に並ぶように配置されており、
前記ステータを軸方向に移動させ、1つの前記内側ロータ及び前記外側ロータに前記磁気特性変化部を径方向に対向させた状態から、別の前記内側ロータ及び前記外側ロータに前記磁気特性変化部を径方向に対向させた状態に切り換えることにより、前記第1回転要素及び前記第2回転要素間での変速比を切り換え可能としたことを特徴とする磁気的多段変速機構。 - 請求項2に記載の多段変速機において、
前記第1回転要素または前記第2回転要素と、前記ステータとをそれぞれ軸方向に移動可能とし、
前記ステータは、軸方向に離れた複数の前記磁気特性変化部を含み、前記各磁気特性変化部は、互いに異なる数の前記柱部が周方向に並ぶように配置されていることを特徴とする磁気的多段変速機構。 - 請求項1から請求項3のいずれか1に記載の磁気的多段変速機構において、
前記第1回転要素は、動力が入力される入力側部材であり、
前記第2回転要素は、動力が出力される出力側部材であることを特徴とする磁気的多段変速機構。 - 請求項4に記載の磁気的多段変速機構において、
前記外側ロータは、前記出力側部材において、前記入力側部材の前記内側ロータを設ける側と軸方向に関して同じ側に設けられていることを特徴とする磁気的多段変速機構。 - 請求項4に記載の磁気的多段変速機構において、
前記外側ロータは、前記出力側部材において、前記入力側部材の前記内側ロータを設ける側と軸方向に関して反対側に設けられていることを特徴とする磁気的多段変速機構。 - それぞれ請求項4から請求項6のいずれか1に記載の磁気的多段変速機構である、複数の前記磁気的多段変速機構を作動的に連結することにより構成される複合磁気的多段変速機構であって、
少なくとも1つの前記磁気的多段変速機構を構成する前記出力側部材は、別の前記磁気的多段変速機構を構成する前記入力側部材に、動力伝達部を介して、または直接に作動的に連結され、
それぞれの前記磁気的多段変速機構において、前記入力側部材と前記出力側部材との間での変速比を切り換え可能としていることを特徴とする複合磁気的多段変速機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009250455A JP5381621B2 (ja) | 2009-10-30 | 2009-10-30 | 磁気的多段変速機構及び複合磁気的多段変速機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009250455A JP5381621B2 (ja) | 2009-10-30 | 2009-10-30 | 磁気的多段変速機構及び複合磁気的多段変速機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011094742A JP2011094742A (ja) | 2011-05-12 |
JP5381621B2 true JP5381621B2 (ja) | 2014-01-08 |
Family
ID=44111880
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009250455A Expired - Fee Related JP5381621B2 (ja) | 2009-10-30 | 2009-10-30 | 磁気的多段変速機構及び複合磁気的多段変速機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5381621B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109724728A (zh) * | 2018-12-27 | 2019-05-07 | 中国科学院电工研究所 | 一种具有变速功能的非接触式转矩测量装置 |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5350438B2 (ja) * | 2011-06-29 | 2013-11-27 | 株式会社日立製作所 | 磁気式歯車機構 |
JP5958466B2 (ja) | 2011-07-15 | 2016-08-02 | 日立金属株式会社 | 磁気ギア装置 |
JP5389122B2 (ja) * | 2011-08-29 | 2014-01-15 | 株式会社ニッセイ | 磁気歯車装置 |
JP5789554B2 (ja) * | 2012-03-30 | 2015-10-07 | 株式会社日立産機システム | 電動機 |
DE102014115826B4 (de) * | 2013-12-03 | 2024-10-10 | Osaka University | Fahrrad-Dynamo |
CN108291625B (zh) * | 2015-12-17 | 2020-12-08 | 日立金属株式会社 | 磁变速机 |
CN109698601A (zh) * | 2017-10-22 | 2019-04-30 | 熵零技术逻辑工程院集团股份有限公司 | 一种传动方法及其传动装置 |
KR102084384B1 (ko) * | 2018-11-26 | 2020-03-04 | 현대 파워텍 주식회사 | 토크전달장치 |
CN112968585B (zh) * | 2021-02-05 | 2022-09-23 | 上海理工大学 | 一种具备转矩测量能力的高减速比谐波磁齿轮减速器 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4446061B2 (ja) * | 2004-06-09 | 2010-04-07 | 独立行政法人産業技術総合研究所 | 非接触型負荷感応自動変速機 |
GB2457226B (en) * | 2008-01-11 | 2013-01-09 | Magnomatics Ltd | Drives for sealed systems |
-
2009
- 2009-10-30 JP JP2009250455A patent/JP5381621B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109724728A (zh) * | 2018-12-27 | 2019-05-07 | 中国科学院电工研究所 | 一种具有变速功能的非接触式转矩测量装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2011094742A (ja) | 2011-05-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5381621B2 (ja) | 磁気的多段変速機構及び複合磁気的多段変速機構 | |
CN103427585B (zh) | 筒形直线电机 | |
KR101015183B1 (ko) | 자기식 동력 전달 장치 | |
JP6547009B2 (ja) | 自動変速機 | |
KR102402603B1 (ko) | 액츄에이터 및 이를 포함하는 차량용 변속 장치 | |
KR20130114816A (ko) | 자동화 수동 변속기 | |
KR20140009342A (ko) | 커플링 장치의 작동 모드를 제어하기 위한 전기기계 어셈블리 | |
US20200132165A1 (en) | Reduction gear and electromechanical device | |
JP2005150305A (ja) | 電磁アクチュエータ | |
CN110431736A (zh) | 旋转-线性致动组件 | |
CN106165274B (zh) | 磁耦合组件 | |
JP2004347027A (ja) | 非接触式負荷感応型自動変速機 | |
US20220196083A1 (en) | Dog clutch and drive arrangement | |
EP2602510A1 (en) | Gear change device for a motor-vehicle | |
WO2019135331A1 (ja) | 変速機構 | |
JP4446061B2 (ja) | 非接触型負荷感応自動変速機 | |
KR101371721B1 (ko) | 자동화 수동 변속기 | |
JP2002054706A (ja) | 無段変速機 | |
TWI427225B (zh) | 整合直流無刷馬達之六速內變速器 | |
US8172715B2 (en) | Multiplexed gear actuation system for a dual clutch transmission | |
CN102822571B (zh) | 变速器驱动装置 | |
KR101795734B1 (ko) | 듀얼 클러치 변속기의 구동장치 | |
WO2016047390A1 (ja) | 電磁アクチュエータ | |
KR101637513B1 (ko) | 듀얼 클러치 변속기의 구동장치 | |
JP6414476B2 (ja) | 自動変速機用シフト装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120717 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130409 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130411 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130523 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130903 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130916 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |