JP5381284B2 - ソフトウェア開発支援装置、方法、プログラム及びコンピュータ読取可能な記録媒体 - Google Patents
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Description
まず始めに、ステップ−01(以下、S−01と示す。)における、スタートにおいては、開発過程のソフトウェアがある状態である。このソフトウェアは、開発過程の状態であるが、ソフトウェアを構成する各コンポーネント内の機能は完成した状態であって、その完成したソフトウェア内の機能についての動作確認を、テストとして行うテスト動作確認待ちの状態にある。また、ここでの動作確認とは、従来はWebサービスを使用して、開発過程の状態にあるソフトウェアの機能が正常に動作し、その処理によって、形成される結果を確認することを意味している。
さらに、前記サービス機能情報テーブル112は図8に示されるように、各サービス機能を識別するためのIDと、サービス機能の機能名、サービス機能が利用するサービスのID、サービス機能の処理を収集・加工・出力などの区別をするためのMODE、入力値、テンプレートなどを含むサービス機能に関する情報とを対応付けたものである。
以下順に、その各階層における構成の詳細についての説明を行なう。
図4におけるソフトウェア機能の解析部Aとして示される第一階層は、現在ある開発中のソフトウェアが、どのようなサービス機能情報によって動作が確認できるか解析手段104が解析する部位である。ステップとしては、図4に示されるS−02に相当し、サービス基本情報テーブル111とサービス機能情報テーブル112で管理される情報を参照することで開発中のソフトウェアのサービス機能情報に関する情報を解析し、加えて、前記開発中のソフトウェアが要求しているサービス機能情報について解析し、その解析後の結果を表示させることを主な目的としている。
上記と同様に、プログラミング言語に、例えば、Java(登録商標)を用いている場合であれば、オブジェクトの宣言部は「クラス名 オブジェクト文字列;」という形式が用いられ、文字列から「SampleService service;」が得られた場合は文字列「SampleService」がクラス名として抽出される。一方、ここで前記クラス名が抽出できない場合には、解析手段104の処理を終了する。
図4における実行部Bとして示される第二階層は、前記解析部Aで解析された開発中のソフトウェアの必要とするサービス機能情報に対応するサービスを実行して、開発中のソフトウェアの動作確認結果を取得する部位である。
図13は、XML形式のデータを示すものであるが、例えば<title>、<subtitle>、<link href=”http://example.com/service/”>、<update>、<author>、<name>、<email>、<id>、<entry>、<feed>といったタグから成り立っている。現実のWebサービスの例では、<name>にユーザの名前情報、<email>にはユーザのメールアドレス情報、<id>にはユーザの識別子情報が挿入されることが考えられる。Web上のサービスはアクセスすると、そのサービスが持つ固有の情報などを例えばAtomといったXML形式のデータとして、ネットワークを介して出力する。ここで言及しているAtomとは、IETF(Internet Engineering Task Force)によりRFC4287で定義されたWeb上でのコンテンツ配信のためのXMLフォーマットである。本発明においては、これらAtomのようなデータ構造を文字列として読み取り、解釈することで実現する。
次に、S−05−2のステップでは、サービス基本情報テーブル111に前記サービスIDに対応するWebサービスに関する情報があるかを参照する。Webサービスに関する情報がある場合、S−05−2のステップからS−05−3のステップへと進み、サービス基本情報テーブル111で対応するサービスのURLなどを参考に、通信手段を通じてWebサービスを実行するフローへと進む。ここで、サービスIDに対応するサービスが、サービス基本情報テーブル111内において存在しなかった場合、S−05−2のステップからENDのステップへと進む。
第三階層における、表示部Cは、得られた結果を表示部にて表示することが目的である。図4のステップとしては、S−06である。ここで表示する内容としては上記得られた結果として、図13に示される内容のようにAtomのようなXML形式の場合は,XMLの要素名とXMLの要素の値を対にした文字列「要素名1:要素の値1,要素名2:要素の値2,…」といった形に整形する方法を用いることができる。
各ステップにおける一連の処理を実行するプログラムは、例えば、コンピュータに内蔵されている記録媒体として、ハードディスクを使用し、そのハードディスクにインストールした状態で提供することができる。また、記録媒体に一時的あるいは永続的に格納してコンピュータにユニットとして組み込み、あるいは着脱式の記録媒体として利用することでパッケージソフトウェアとして提供することができる。前記記録媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、CD-ROM(Compact Disc Read Only Memory)、MO(Magneto Optical)ディスク、DVD(Digital Versatile Disc)、磁気ディスク、半導体メモリなどが利用できる。また、各ステップにおける一連の処理を実行するプログラムは、ダウンロードサイトから、LAN(Local Area Network)やインターネットといったネットワークを介して、有線または無線でコンピュータに転送し、そのコンピュータにおいて内蔵するハードディスクなどにダウンロードさせるようにすることができる。
2 サービスサーバ
3 ネットワーク
101 入力手段
102 編集手段
103 表示手段
104 解析手段
105 実行判断手段
106 本実行手段
107 通信手段
108 サービス記憶部
109 仮実行手段
110 サービス処理結果受け取り手段
111 サービス基本情報テーブル
112 サービス機能情報テーブル
A 解析部
B 実行部
C 表示部
Claims (8)
- Webサービスと連携して実行する機能を備えたソフトウェア部品のコンポーネントを利用してソフトウェアの開発を支援するソフトウェア開発支援装置において、
前記コンポーネントの群があらかじめストックされていて、前記コンポーネントのWebサービスと連携して実行する機能に関する情報であるサービス機能情報を管理するサービス機能情報テーブルを記憶するサービス記憶部と、
現開発過程にあるソフトウェアの動作確認に必要な前記サービス機能情報を解析する解析手段と、
前記サービス記憶部内のコンポーネント群で開発過程にあるソフトウェアの動作確認テストを仮の状態で実行する仮実行手段と、
前記Webサービスを利用して前記サービス記憶部内のコンポーネント群で現開発過程にあるソフトウェアの動作確認テストを実行する本実行手段と、
前記解析手段で前記サービス機能情報を解析した結果と前記サービス記憶部に記憶される前記サービス機能情報テーブルとを参照して前記仮実行手段もしくは前記本実行手段の実行方法を判断するための実行判断手段と、
前記実行判断手段によって判断された実行方法によって、前記仮実行手段もしくは本実行手段にて形成された現開発過程にあるソフトウェアの動作確認テスト結果を表示する表示手段と、を具備し、
前記解析手段は、文字列を解析して、必要とする前記サービス機能情報に対応するサービス名と同じクラス名に対応するプログラム言語中の変数を示すオブジェクトを抽出し、
該オブジェクトに対応するクラス名を抽出し、
サービス基本情報テーブルを参照して、前記抽出したクラス名に対応するサービス名がある場合、該サービス名に対応するサービスIDを取得し、
該取得したサービスIDに基づいて前記サービス機能情報テーブルから前記サービスIDに対応する機能名を取得することを特徴とするソフトウェア開発支援装置。 - 前記仮実行手段は、開発するソフトウェアのテスト工程で、前記ソフトウェアのデータ形式を解釈して動作を行い、ソフトウェアの動作確認テストを行うテスト結果データのテンプレートを用いて、仮のテスト結果データを形成し、当該テスト結果データを開発するソフトウェアに解釈させることを特徴とする請求項1に記載のソフトウェア開発支援装置。
- 前記本実行手段は、Webサービスを使用する際に、Webサービス上のデータの加工または新たなデータの保存からなるWebサービス内の状態を物理的に改変させない処理であることを特徴とする請求項1に記載のソフトウェア開発支援装置。
- 前記表示手段は、前記解析手段で解析されたソフトウェアの動作確認に必要なサービス機能情報を表示し、前記表示における方法として、アイコンを表示できるアイコン表示方法と、文字列を表示できる文字列表示方法のうちどちらか一方または両方の表示方法を備えた表示手段であることを特徴とする請求項1に記載のソフトウェア開発支援装置。
- 前記アイコン表示方法が、前記サービス機能情報を一覧表示できるアイコン一覧表示方法と、アイコンをレイアウトするアイコンレイアウト表示方法とを備えたアイコン表示方法であることを特徴とする請求項4に記載のソフトウェア開発支援装置。
- Webサービスと連携して実行する機能を備えたソフトウェア部品のコンポーネントを利用してソフトウェアの開発を支援するソフトウェア開発支援装置のソフトウェア開発支援方法であって、
サービス記憶部が、前記コンポーネントの群があらかじめストックされていて、前記コンポーネントのWebサービスと連携して実行する機能に関する情報を管理するサービス機能情報テーブルを記憶するサービス記憶工程と、
解析手段が、現開発過程にあるソフトウェアの動作確認に必要な前記サービス機能情報を解析する解析工程と、
仮実行手段が、前記サービス記憶部内のコンポーネント群で開発過程にあるソフトウェアの動作確認テストを仮の状態で実行する仮実行工程と、
本実行手段が、前記Webサービスを利用して前記サービス記憶部内のコンポーネント群で現開発過程にあるソフトウェアの動作確認テストを実行する本実行工程と、
実行判断手段が、前記解析手段で前記サービス機能情報を解析した結果と前記サービス記憶部に記憶される前記サービス機能情報テーブルとを参照して前記仮実行手段もしくは前記本実行手段の実行方法を判断するための実行判断工程と、
表示手段が、前記実行判断手段によって判断された実行方法によって、前記仮実行手段もしくは本実行手段にて形成された現開発過程にあるソフトウェアの動作確認テスト結果を表示する表示工程と、を有し、
前記解析工程は、文字列を解析して、必要とする前記サービス機能情報に対応するサービス名と同じクラス名に対応するプログラム言語中の変数を示すオブジェクトを抽出し、
該オブジェクトに対応するクラス名を抽出し、
サービス基本情報テーブルを参照して、前記抽出したクラス名に対応するサービス名がある場合、該サービス名に対応するサービスIDを取得し、
該取得したサービスIDに基づいて前記サービス機能情報テーブルから前記サービスIDに対応する機能名を取得することを特徴とするソフトウェア開発支援方法。 - 請求項6に記載のソフトウェア開発支援方法の各工程をコンピュータに実行させるためのプログラム。
- 請求項6に記載のソフトウェア開発支援方法の各工程をコンピュータに実行させるためのプログラムを記憶したコンピュータにより読み取り可能な記録媒体。
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