JP5380872B2 - 光ゲート素子の監視装置及び方法並びに光スイッチシステム - Google Patents

光ゲート素子の監視装置及び方法並びに光スイッチシステム Download PDF

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Description

本件は、光ゲート素子の監視装置及び方法並びに光スイッチシステムに関する。本件は、例えば、光通信システムにおいて、semiconductor optical amplifier(SOA、半導体光増幅器)等の光ゲート素子を用いて光の方路を切り替えるような装置に適用される場合がある。
従来技術の一例として、光ファイバを伝搬してきた信号光を光中継器により光のまま増幅して中継する光ファイバ中継伝送システムの前記光中継器の監視制御方式が知られている。この監視制御方式においては、信号光に信号ビットレート周波数より低い周波数の正弦波信号を強度変調により重畳して制御信号とする。そして、前記光中継器内の増幅光の一部を分岐し、その分岐光の前記制御信号レベルが一定になるように光中継器の増幅度を制御する。
この監視制御方式によると、光中継器の温度変化および光ファイバの偏波状態の変化に対して、半導体光増幅の利得を一定にすることが可能となり、さらに、半導体光増幅の動作状態、切り替えを遠隔制御監視することが可能となる、とされている。
特公平07−120980号公報
しかしながら、上述した従来技術では、半導体光増幅器の増幅器としての動作状態、切り替えを遠隔制御監視できるに留まる。
本件の目的の一つは、入力光を通過又は遮断する光ゲート素子の入出力特性を監視できるようにすることにある。
なお、前記目的に限らず、後述する実施形態に示す各構成により導かれる作用効果であって、従来の技術によっては得られない作用効果を奏することも本件の他の目的の一つとして位置付けることができる。
例えば、以下の手段を用いる。
(1)入力光を制御情報に従って通過又は遮断する光ゲート素子の監視装置であって、前記光ゲート素子の入出力光パワーを取得する受光部と、前記制御情報と、前記入出力パワーとに基づいて、前記光ゲート素子が通過状態に制御された時間に相当する、前記光ゲート素子の光入出力特性を求める監視部と、をそなえる監視装置を用いることができる。
(2)入力光を通過又は遮断する複数の光ゲート素子をそなえた光スイッチ部と、前記光ゲート素子の前記通過又は遮断状態を制御する制御部と、前記光ゲート素子毎の前記制御に関する情報と、前記光ゲート素子毎の入出力光パワーとに基づいて、前記光ゲート素子が通過状態に制御された時間に相当する、前記光ゲート素子毎の光入出力特性を求める監視部と、をそなえた光スイッチシステムを用いることができる。
(3)入力光を制御情報に従って通過又は遮断する光ゲート素子の監視方法であって、前記光ゲート素子の入出力光パワーを取得する過程と、前記制御情報と、取得した前記入力光パワーとに基づいて、前記光ゲート素子が通過状態に制御された時間に相当する、前記光ゲート素子の光入出力特性を求める過程と、を有する監視方法を用いることができる。
開示の技術によれば、入力光を通過又は遮断する光ゲート素子の入出力特性を監視することが可能である。
以下、図面を参照して実施の形態を説明する。ただし、以下に説明する実施形態は、あくまでも例示であり、以下に明示しない種々の変形や技術の適用を排除する意図はない。即ち、本実施形態は、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変形(各実施例を組み合わせる等)して実施することができる。
〔1〕一実施形態
将来の広帯域で柔軟なネットワーク構成を可能とする技術として、光パケットスイッチング技術がある。光パケットスイッチングは、情報を光のままパケット交換する技術であり、光信号を電気信号に変換してからスイッチングする場合に比して、高速、大容量の伝送が可能である。
光信号をパケット単位でスイッチングする場合、光信号を通過又は遮断(ON/OFF)するために、ゲートスイッチ(光ゲート素子)を用いることができる。電気的な制御によって光信号をON/OFFするゲートスイッチには、例示すると、電界吸収効果を利用するものや、駆動電流により利得を変化させることのできるSOAを利用するもの等がある。
SOAは、光をON/OFFする光ゲートスイッチとしての機能だけでなく、増幅機能も併せもっている。そのため、SOAは、光信号の損失を補償しながら、高速なスイッチングを行なえる光素子として注目されている。また、SOAは、ON/OFF時の消光比が高く、符号誤り率を小さくできる。さらに、SOAは、半導体により形成される光素子であるため、半導体集積技術によって、低コストで小型化が可能であるといった利点もある。
光ゲートスイッチにSOAを用いた分配選択型の光パケットスイッチシステムの一例を図1に示す。この図1に例示するシステムは、4つの入力ポート#1〜#4と、4つの出力ポート#1〜#4とを有する4入力4出力(4×4)の光スイッチ部10をそなえる。
光スイッチ部10は、例示的に、入力ポート#1〜#4に対応する光カプラ(1:4分岐カプラ)11−1〜11−4と、出力ポート#1〜#4に対応する光カプラ(4:1合流カプラ)13−1〜13−4と、入力ポート#i(出力ポート#i)毎に設けられたSOA集積回路12−1〜12−4と、をそなえる。
SOA集積回路12−iは、それぞれ、分岐カプラ11−iの出力ポート数(合流カプラ13−iの入力ポート数)に対応した数(図1では例えば4つ)のSOA12−i−1〜12−i−4(#1〜#4)を要素として含む。SOA集積回路12−iは、それぞれ、各分岐カプラ11−iの出力ポートを1ポートずつ計4ポート分集線しており、その4ポート分の入力が4つの要素SOA12−i−j(j=1〜4)に接続されている。
このような構成において、各入力ポート#iに入力した信号光は、それぞれ、対応する分岐カプラ11−i(以下、単に「分岐カプラ11」と表記することもある)にて、出力ポート#iの数だけ分岐(パワー分岐)される。つまり、同じ信号光が4ポート分出力される。分岐された信号光は、それぞれ、いずれかのSOA12−i−jに入力される。
各SOA12−i−j(以下、単に「SOA12」と表記することがある)は、出力ポート#iに出力させたい信号光が通過する場合にONとなり、それ以外の場合はOFFとなるスイッチング(ゲーティング)制御を受ける。なお、スイッチング制御を行なう制御部の図示は図1において省略している。
各SOA12−i−jを通過した信号光(光パケット信号)は、合流カプラ13−i(以下、単に「合流カプラ13」と表記することもある)にて合流されて、出力ポート#iへ出力される。このようにして、いずれかの入力ポート#iに入力した信号光(光パケット)を、いずれかの出力ポート#iに出力(スイッチング)することが可能となる。
例えば、入力ポート#iにタイミング(時刻)t=1,2,3,…で入力された光パケットを#i−tと表現すると、図1では、入力ポート#1に入力された光パケット#1−2,#1−3,#1−4のうち、光パケット#1−2は出力ポート#2へ、光パケット#1−3は出力ポート#3へ、光パケット#1−4は出力ポート#4へ、それぞれ出力できる様子を例示している。
なお、上述の例では、4×4の光パケットスイッチシステムの構成を示したが、m×n(m=nでもよい)の光パケットスイッチシステムに一般化することは容易である。すなわち、m個の入力ポート#1〜#mに対応したm個の1:m分岐カプラ11と、m×n個のSOA12と、n個の出力ポート#1〜#nに対応したn個のn:1合流カプラ13と、を設ければよい。
ところで、SOA12は、長時間動作(駆動)させると、光利得が劣化する場合がある。SOAの駆動電流対光利得特性の一例を図2に示す。
SOA12は、電流の変化に対して、利得がほとんど変化しないフラットな領域で動作させるのが好ましい。しかし、SOA12を長時間動作させると、利得特性が劣化して(符号100,200,300参照)、このフラットな領域が始まる駆動電流の値が、駆動電流が大きくなる方向にシフトしてフラットな領域が狭くなるという現象が生じる場合がある。この現象が生じると、SOA12の利得特性の劣化が進行しやすい。また、SOA12の動作点を、シフトしたフラットな領域に設定しようとすると、より大きな駆動電流が必要になるため、消費電力の観点からも不利である。
したがって、このような現象をSOA12の運用中に検知することができれば、予備のSOA12に切り替える等の対応を早期にとることが可能となる。前記現象を検知する手法の一例として、SOA12の光利得を監視することが挙げられる。
SOAの動作点が前記フラットな領域にある場合は、SOA12の光利得はほぼ一定となるが、フラットな領域が上述のごとくシフトしてゆき、駆動電流値がフラットな領域から外れてくると、光利得は低下してゆく。そこで、SOA12の光利得を監視することにより、特性劣化の前兆である前記現象を検知することができる。
ここで、SOA12を光ゲートスイッチとしてではなく光増幅器として用いる場合には、入力光のすべてがSOA12にて増幅されて出力されるため、SOA12の入出力パワーをモニタすれば、そのモニタ値から光利得を算出することが可能である。
例えば図3に例示するように、SOA12の入力光及び出力光の一部をそれぞれ光カプラ14,17にて分岐して、各分岐光をフォトダイオード(PD)等の受光器201,202で受光する。光利得算出部203は、各受光器201,202で受光された光パワーに応じた電流値を基に、SOA12の光利得を求めることができる。
すなわち、SOA12の入力側の受光器201でモニタされた光入力パワーレベル(電流値)をPDin[dBm]、出力側の受光器202で受光された光出力パワーレベル(電流値)をPDout[dBm]とすると、光利得算出部203は、下記の式(1)により、SOA12の光利得[dB]を求めることができる。
光利得[dB]=PDout−PDin …(1)
したがって、初期設定時のSOA12の光利得を記憶しておき、定期的に光利得を算出、比較し、SOA12の光利得の劣化量がある値を超えた場合には、例えば、アラームを発生させたり、予備のSOA12に切り替えたりすることができる。なお、光利得の劣化量[dB]は、初期設定時の光利得[dB]から現在の光利得[dB]を差し引くことで求めることができる。
SOA12の冗長構成の例としては、図4に例示するように、現用と予備のSOA12w,12pを用意し、入力側に光(分岐)カプラ15、出力側に光(合流)カプラ16を配置する構成がある。そして、分岐カプラ15の入力側に受光器201を配置し、合流カプラ16の出力側に受光器202を配置することにより、現用のSOA12wと予備のSOA12pとで、受光器201,202を共用することができる。
このような冗長構成を用いれば、現用のSOA12wの利得劣化量が許容範囲を超える等の障害が発生したとしても、予備のSOA12pに切り替えて運用を継続することができる。また、運用を中断することなく、障害の発生したSOA12wを交換することができる。
以上のように、SOAを増幅器として用いる場合には、SOA12の利得特性劣化を監視することができる。しかし、SOA12を光ゲートスイッチとして用いる場合には、上述した監視手法では正確な光利得を求めることができない場合がある。その一例を、図5により説明する。
図5は、4つのSOAにそれぞれ光パケット信号が入力される様子を例示している。各SOA12からは、光ゲートスイッチ制御部234のスイッチング制御によって、通過させたい信号光が選択的に出力され、それ以外はSOA12で遮断されるため、各SOA12からの出力信号光は疎ら(間欠的)となる。
そのため、SOA12の出力信号光パワーを単純にPD等の受光器でモニタしても、正確な光出力パワーレベルを取得することができず、正確な光利得を算出することができない。SOA12がONとなっている時間だけ(つまりは光パケット信号毎に)光出力パワーレベルをモニタできればよいが、SOA12のON/OFFは例えば数100ns(ナノ秒)程度で高速にスイッチングされるため、このように高速に通過する信号光(光パケット信号)を監視しようとしても、明確なパルス強度を認識することは容易ではない。
そこで、本実施形態においては、複数個の光パケット信号が出力されるような、ある程度長い期間での入出力のトータル光パワーを測定することを提案する。
例えば、SOA12への入力タイムスロットに一律に光パケット信号が挿入されているとすれば、入力光のパワーレベルは或る期間(測定期間)の平均パワーから取得することができる。したがって、その測定期間においてどのくらいの割合でSOA12がON状態となって光パケット信号が出力されたかが把握できれば、SOA12のトータル光出力パワーから実際に出力された光パケット信号についての光出力パワーレベルを求めることができる。つまり、前記の式(1)により、SOA12の光利得を求めることができる。
測定期間内にいくつの光パケット信号がSOA12から出力されたかについての情報は、例えば、SOA12がONとなった時間、つまりゲートが開いた時間から得ることができる。したがって、前記情報は、SOA12のスイッチング制御を行なう光ゲートスイッチ制御部234におけるスイッチ制御に関する情報(以下、スイッチ制御情報ともいう)から取得することが可能である。
図6にSOA12の利得監視構成の一例を示す。この図6において、受光器21,22、光出力パワーレベル算出部231及び光利得算出部232は、SOA12の光利得特性(入出力特性)を監視する監視装置の一例として用いられる。
SOA12は、光ゲートスイッチ制御部234からスイッチング制御を受ける。SOA12の入力側には光カプラ14が設けられ、入力信号光(光パケット信号)の一部が受光器21の一例としてのPDに分岐される。また、SOA12の出力側にも光カプラ17が設けられ、SOA12の出力信号光の一部が受光器22の一例としてのPDに分岐される。
PD21は、光カプラ14から受光した、SOA12の入力信号光の分岐光のパワーに応じた電流を生成し、その電流値をSOA12の入力光パワーのモニタ値(測定値)として光利得算出部232に出力する。同様に、PD22は、光カプラ17から受光した、SOA12の出力信号光の分岐光のパワーに応じた電流を生成し、その電流値をSOAの出力光パワーのモニタ値として出力パワーレベル算出部231へ出力する。
光出力パワーレベル算出部231は、光ゲートスイッチ制御部234でのスイッチ制御情報と、PD22からの光出力パワーモニタ値とに基づいて、或る測定期間においてSOA12がONとなり実際に光パケット信号が出力された時間に相当する光出力パワーレベルを求める。すなわち、光出力パワーレベル算出部231は、例示的に、下記の式(2)により、前記光出力パワーレベルを算出する。
Figure 0005380872
なお、平均出力光パワーは、前記PD22によるモニタ値として取得することができ、測定期間内SOA通過光パケット数は、前記スイッチング制御情報から求めることができる。測定期間内タイムスロット数は、システムで既知の値として予め保持しておくことができる。
つまり、光出力パワーレベル算出部231は、光ゲートスイッチ制御部234でのスイッチ制御情報を基に求められる、或る測定期間においてSOA12が通過状態に制御された時間が占める割合と、前記測定期間におけるSOA12の出力光パワーとを基に、SOA12がON状態に制御された時間に相当するSOA12の光出力パワーレベルを算出する。
このようにして得られた光出力パワーレベルは、光利得算出部232に与えられ、光利得算出部(光入出力特性算出部)232は、当該光出力パワーレベルと、前記測定期間においてPD21でモニタされた入力光パワーレベルとを基に、例えば前記式(1)により、SOA12のON/OFFスイッチによらない正確なSOA12の光利得を求めることができる。
つまり、図6において、光出力パワーレベル算出部231及び光利得算出部232は、光ゲートスイッチ制御部234におけるスイッチ制御情報と、受光器21,22で取得されたSOA12の入出力光パワーとに基づいて、SOA12が通過状態に制御された時間に相当する、SOA12の光利得(光入出力特性)を求める監視部の一例として用いられる。
そして、周期的なタイミングでこのような光利得の算出を行ない、初期設定時の光利得との比較を行なえば、光利得の劣化量が許容範囲を超えた場合に、アラームを発生したり、現用のSOA12wを予備のSOA12pへ切り替えたりする等の対応が可能となる。
なお、将来的に、10ギガビット/秒以上のビットレートの信号光を電気信号に変換できるPDが登場する可能性もある。その場合には、前記SOA12がON状態となった時間に相当する、入出力光パワーレベルを精度良く監視(測定)することができるから、上記式(2)によるような換算は不要とすることができる。
〔2〕実施例1
一例として、SOA12を冗長化して予備のSOA12への切り替えを可能にした光パケットスイッチシステムの構成例を図7に示す。
この図7に例示する光パケットスイッチシステムも、図1に例示したシステムと同様に、4つの入力ポート#1〜#4と、4つの出力ポート#1〜#4とを有する4入力4出力(4×4)の光パケットスイッチシステムである。
そのため、この光パケットスイッチシステムは、図1に例示したシステムと同様に、入力ポート#1〜#4に対応する光(分岐)カプラ11−1〜11−4と、出力ポート#1〜#4に対応する光(合流)カプラ13−1〜13−4と、入力ポート#i(出力ポート#i)毎に設けられた現用のSOA集積回路12w−1〜12w−4及び予備のSOA集積回路12p−1〜12p−4と、をそなえる。ただし、図7には、4つのSOA集積回路12w−i(SOA集積回路12p−i)及び分岐カプラ13−iの組のうちの1組、例えば、SOA集積回路12w−1(12p−1)及び分岐カプラ13−1の組に着目した構成を例示している。
現用のSOA集積回路12w−iには、それぞれ、4つ(4チャンネル分)のSOA(#1〜#4)12w−i−1〜12w−i−4が集積されており、予備のSOA集積回路12w−iにも、それぞれ、4つ(4チャンネル分)のSOA(#1〜#4)12p−i−1〜12p−i−4が集積されている。なお、以下の説明において、現用及び予備それぞれ4つのSOA12w−i−1〜12w−i−4,12p−i−1〜12p−i−4を区別しない場合には、単に、SOA12w,12pと表記することがある。また、現用及び予備も区別しない場合には、w及びpの符号を省略することがある。
そして、現用及び予備のSOA12w−1−j,12p−1−jの組は、図4に例示したように、入力が光カプラ(1:2分岐カプラ)15−1−jに、出力が光カプラ(2:1合流カプラ)16−1−jに接続されて、現用と予備との間の切り替えが可能である。
例えば、現用のSOA12wの運用中は、予備のSOA12pをOFF状態に設定することで、現用のSOA12wの出力光が合流カプラ16−1−jから出力される。予備のSOA12pに切り替える場合には、SOA12pを運用状態に設定し、かつ、現用のSOA12wをOFF状態に設定することで、予備のSOA12pの出力光が合流カプラ16−1−jから出力される。
また、分岐カプラ15−1−jの入力ポートそれぞれは、各分岐カプラ11−iの4出力ポートのうちのいずれか1ポートと接続されており、合流カプラ16−1−jの出力ポートのそれぞれは合流カプラ13−1の入力ポートに接続されている。
そして、分岐カプラ11−iから分岐カプラ15−1−jへ至る光路のそれぞれの途中には、SOA12への入力光の一部を取り出すための分岐カプラ14が設けられ、当該分岐カプラ14で分岐されたSOA12への入力光の一部が受光器21に入力される。
また、合流カプラ16−1−jから合流カプラ13−1に至る光路のそれぞれの途中には、SOA12の出力光の一部を取り出すための分岐カプラ17が設けられ、当該分岐カプラ17で分岐されたSOA12の出力光の一部が受光器22に入力される。
受光器21,22は、それぞれ、例えば、各分岐カプラ14,各分岐カプラ17の数に対応した数(本例では4つ)のPDを集積した集積PDであり、入力された各分岐光のパワーに応じた電流値を個別に生成して光パワーのモニタ値として出力することが可能である。もっとも、集積化されないPDを各分岐カプラ14,各分岐カプラ17に対応して設けることも可能である。
なお、受光器21は、分岐カプラ11−iの入力光(つまり、分岐カプラ11−iによる分岐前の光)の一部を受光することとしてもよい。その場合、光利得算出部232は、分岐カプラ11−iの分岐比と挿入損失とを基に、入力光パワーのモニタ値を、分岐カプラ11−iによる分岐後の入力光パワーのモニタ値と同等の値に補正(換算)することができる。前記分岐比及び挿入損失に関する情報は、予め光利得監視制御部23内に保持させておくことができる。
また、図6により説明したように、SOA12の光利得を求めるためにSOA12の入出力光のパワーをモニタする場合、モニタ値は、瞬時値である必要はない。すなわち、モニタ値は、或る測定期間の平均値として求められればよい。したがって、受光器21,22に用いるPDは、応答速度が比較的低い安価なPDでよい。もっとも、コスト面で許されるなら、ビットレートの高い信号光(例えば、数ギガビット/秒)を電気信号に変換できる高価なPDを用いることとしてもよい。
そして、各受光器21,22の出力は、光利得監視制御部23と接続されている。本例の光利得監視制御部23は、SOA12の光利得監視機能とスイッチング制御機能とを兼ね備えている。もちろん、これらの機能は個別の機能部としてそなえられていてもよい。光利得監視制御部23は、例示的に、光出力パワーレベル算出部231と、光利得算出部232と、冗長切替判定部233と、光ゲートスイッチ制御部234と、をそなえる。
光ゲートスイッチ制御部234は、SOA#1〜#4を制御するためのゲート制御信号を生成する。ゲート制御信号は、SOA#1〜#4の利得を制御する信号である。すなわち、SOA#1〜#4は、このゲート制御信号に従ってON/OFF状態が制御される。
光出力パワーレベル算出部231は、図6により説明したように、受光器22から入力される各SOA#1〜#4の出力光パワーのモニタ値と、光ゲートスイッチ制御部234でのスイッチング制御情報とに基づいて、SOA#1〜#4毎の光出力パワーレベルを例えば前記の式(2)を用いて算出する。
光利得算出部232は、受光器21から入力される各SOA#1〜#4の入力光パワーのモニタ値と、光出力パワーレベル算出部231で算出されたSOA#1〜#4毎の光出力パワーレベルとに基づいて、SOA#1〜#4毎の光利得を求める。
冗長切替判定部233は、例えば周期的なタイミングで、光利得算出部232で求められたSOA#1〜#4毎の光利得と、所定の閾値とを比較して、光利得の劣化量が許容範囲にあるか否かをSOA#1〜#4毎に判定する。例えば、光利得算出部232で求められた光利得が所定の閾値を超えていれば、光利得の劣化量が許容範囲にあると判定し、そうでなければ許容範囲にないと判定する。
いずれかのSOA#1〜#4について許容範囲にないと判定した場合、冗長切替判定部233は、その旨を光ゲートスイッチ制御部234に通知し、光ゲートスイッチ制御部234は、現用から予備への切り替えを実施する。その際、光利得の劣化量が許容範囲にないと判定されたSOA#iのみを予備のSOA#iに切り替えてもよいし、各SOA#1〜#4のすべてを予備のSOA#1〜#4に切り替えてもよい。
前者の場合には、劣化したSOAのみを予備のSOAに切り替えればよいので、コスト面で有利である。後者の場合には、いずれかのSOAに光利得劣化が生じれば他のSOAにも同様の劣化が生じる可能性があると考えれば、すべてのSOAを予備のSOAに切り替えることで、信頼性の向上を図ることができる。
つまり、冗長切替判定部233は、光利得算出部232で求められた光利得が所定の閾値を超えて劣化すると、SOA12を現用から予備に切り替える光ゲート素子切替制御部の一例として機能する。
なお、予備のSOA#iに切り替えた後も、光利得監視制御部23は、上記と同様に、各SOA#iの光利得の監視を行なうことができる。
また、冗長切替判定部233の機能は、光利得算出部232又は光ゲートスイッチ制御部234に含めてもよい。また、冗長切替判定部233に代えて、あるいは加えて、前記閾値判定により、光利得の劣化量が許容範囲にないと判定された場合に、アラームを発生してオペレータ端末等に提示する機能をそなえることもできる。
(動作例)
以下、上述した光パケットスイッチシステムの動作例について、図8及び図9を併用して説明する。
各入力ポート#1〜#4には、それぞれ、信号光(光パケット信号)が送られてくる。そして、各光パケット信号は、それぞれ、対応する分岐カプラ11−iにて分岐され、SOA#1〜#4のいずれかに導かれる。その途中で、入力信号光の一部が分岐カプラ14で分岐されて受光器21に入力される。
一例として、図8に示すように、SOA#1〜#4の入力には、各入力ポート#1〜#4からの信号光(光パケット信号)が到達するものとする。ここで、各SOA#1〜#4に入力される信号光のパワーは、一定又は略一定であることが好ましい。
そのためには、例えば、各入力ポート#1〜#4に入力される信号光のタイムスロットに信号光が挿入されないタイムスロットが生じないようにする。一例として、光パケット信号を送信する予定がない期間(タイムスロット)には、ダミーの光パケット信号(以下、ダミー信号ともいう)を挿入する。
ダミー信号は、例えば、ダミーであることを示すデータ列を含む光パケット信号である。一例としてのダミー信号は、光強度およびマーク率が、光パケット信号の光強度およびマーク率と同じになるように生成されたデータ列である。そうすれば、光パケット信号の平均パワー及びダミー信号の平均パワーを互いに同じ又は略同じにすることができる。
すなわち、各SOA#1〜#4への入力光パワーレベルを、一定又は略一定にすることができる。したがって、SOA#1〜#4毎の光入力パワーレベルを、複数タイムスロットで規定される或る測定期間における受光器21によるモニタ値として求めたとしても、精度の良い光入力パワーレベルを取得することができる(図9の処理1001)。
一方、SOA#1〜#4は、それぞれ、光ゲートスイッチ制御部234からのスイッチング制御に従ってON/OFFされて、入力信号光を通過/遮断する。このスイッチング制御により、入力信号光から光パケット信号がSOA#1〜#4からそれぞれ選択出力される。
各SOA#1〜#4の出力は、合流カプラ13−1に導かれ、当該合流カプラ13−1にて合流されて出力ポート#1へ出力される。なお、他の出力ポート#2〜#4についても、上記と同様に、SOA#1〜#4から選択的に出力された光パケット信号が対応する合流カプラ13−2〜13−4にて合流されて出力される。
SOA#1〜#4から出力された信号光のそれぞれの一部は、分岐カプラ17にて分岐されて受光器22に入力される。
ここで、SOA#1〜#4の出力では、光ゲートスイッチ制御部234によるスイッチング制御により、出力(通過)させたい光パケット信号が選択的に出力され、ダミー信号は遮断される。そのため、SOA#1〜#4の出力には、それぞれ、光パケット信号が出力される時間と出力されない時間とがあり、出力光パワーをモニタするだけでは、光出力パワーレベルを取得することはできない。
そこで、光出力パワーレベル算出部231は、或る測定期間、例えば100タイムスロットに相当する期間の平均出力光パワーを受光器22の出力に基づいてモニタする(図9の処理1001)とともに、光ゲートスイッチ制御部234から、その測定期間にどれだけの光パケット信号がSOA#iを通過したかという情報(スイッチング制御情報)を取得する。
そして、光出力パワーレベル算出部231は、前記測定期間の平均出力光パワーと、前記スイッチング制御情報とを基に、例えば前記の式(2)により、SOA#i毎の光出力パワーレベルを求める(図9の処理1002)。求めた光出力パワーレベルは、光利得算出部232に与えられる。
光利得算出部232は、前記SOA#1〜#4毎の光入力パワーレベルと、光出力パワーレベル算出部231で算出されたSOA#1〜#4毎の光出力パワーレベルとに基づいて、SOA#1〜#4毎の光利得を求める(図9の処理1003)。求めたSOA#1〜#4毎の光利得は、冗長切替判定部233に与えられる。
冗長切替判定部233は、例えば周期的なタイミングで、光利得算出部232で求められたSOA#1〜#4毎の光利得と、所定の閾値とを比較して、光利得の劣化量が許容範囲にあるか否かを判定する(図9の処理1004)。
例えば、光利得算出部232で求められたSOA#1〜#4の光利得がいずれも所定の閾値を超えていれば、冗長切替判定部233は、光利得の劣化量が許容範囲にあると判定し、監視を継続する(図9の処理1005のYESルート)。
一方、光利得算出部232で求められたSOA#1〜#4の光利得のいずれかが所定の閾値以下であれば(処理1005でNOであれば)、冗長切替判定部233は、光利得の劣化量が許容範囲にないと判定し、その旨を光ゲートスイッチ制御部234に通知する。
この通知を受けた光ゲートスイッチ制御部234は、例えば、SOA#1〜#4のすべてを予備のSOA#1〜#4に切り替える(図9の処理1006)。
以上のように、本例によれば、光パケットスイッチシステムにおいてSOA12を光スイッチングゲートとして用いる場合にも、前記システムの運用中にSOA12の光利得を正確に監視することが可能となる。したがって、SOA12の利得特性劣化を運用中に検知することができる。
また、利得特性劣化が生じたことを検知した場合には、運用を中断せずに、利得特性劣化の生じたSOA12を予備のSOA12に切り替えることも可能である。したがって、システムの信頼性を向上させることができる。
なお、上述した実施例1では、光パケットの経路を切り替える光パケットスイッチシステムに、本例の光利得監視機能を適用した例について説明したが、当該光利得監視機能は、光信号の経路を切り替える光スイッチに広く適用可能である。その一例として、以下の実施例2、実施例3を開示する。
〔3〕実施例2
上述した実施例1で例示した光パケットスイッチシステムは、例えば、スーパーコンピュータなどに適用される光インターコネクトシステムに適用することが可能である。その一例を図10に示す。この図10において、符号10を付して示すn×n(nは2以上の整数)の光スイッチ部が、例えば、実施例1の図7に示す構成において受光器21,22及び光利得監視制御部23を除いた部分の構成に相当する。光利得監視制御部23に相当する部分は、例えば、符号20を付して示すアービタに含まれる。
各計算ノード#1〜#n(nは2以上の整数)は、光スイッチ部10に接続される。例えば、計算ノード#k(k=1〜n)は、それぞれ、光スイッチ部10の入力ポート#kと出力ポート#kとに接続される。これにより、どの計算ノード#kも、他のどの計算ノードとも通信することが可能である。
各計算ノード#kは、アービタ20に対して接続要求を行ない、アービタ20は、各計算ノード#kからの接続要求を基に、接続を許可する計算ノード#kの調停(スケジュール)を行なう。そして、アービタ20は、スケジュール結果(接続タイミング)を対象の計算ノード#kに通知するとともに、そのスケジュール結果を基に、光ゲートスイッチ制御部234によって、光スイッチ部10におけるSOA12のスイッチング制御を行なう。
各計算ノード#kは、アービタ20から通知されたスケジュール結果に基づいて、光パケット信号を送信するが、送信予定のないタイムスロットにはダミー信号を挿入する。これにより、光スイッチ部10のSOA12への入力信号の光パワーレベルを一定にすることができる。したがって、実施例1と同様にして、各SOA12の光利得を精度良く求めることが可能となる。
〔4〕実施例3
実施例1で述べた光利得監視機能は、optical add-drop multiplexer(OADM、光分岐挿入装置)に適用することも可能である。その一例を図11に示す。図11は、複数の光伝送ノードの一例としてのOADM30−1〜30−N(Nは2以上の整数)が例えばリング状に接続された光ネットワークにおいて、或る1つのOADM30−2に着目した構成を例示している。なお、図11には、N=3台のOADM(#1〜#3)30−1〜30−3(以下、区別しない場合はOADM30と表記する)についてのみ図示している。
OADM30は、それぞれ、光スイッチ部の一例として、光パケット信号をドロップして受信するドロップ機能と、ドロップ光以外の信号光をスルー(通過)させるスルー機能と、他の光伝送ノード30へ送信したい光パケット信号を前記スルーさせた信号光にアドするアド機能と、を有する。
そのため、OADM30は、それぞれ、これらのドロップ、スルー、アド用にそれぞれSOA12を具備する。図11において、12Dが入力ポートへの入力光のうちドロップする受信光のために設けられたドロップ用のSOA、12Tが入力ポートから出力ポートへ通過させる光のために設けられたスルー用のSOA、12Aが出力ポートへアドする送信光のために設けられたアド用のSOAをそれぞれ示している。これらのSOA12T,12A,12Dが、前記光スイッチ部の一例としての光アド/ドロップ/スルー部として機能する。
また、OADM30は、それぞれ、例示的に、光カプラ(1:2分岐カプラ)31,32と、光カプラ(2:1合流カプラ)33と、可変光遅延器34,35と、デコーダ36と、光ゲートスイッチ制御部234と、をそなえる。
分岐カプラ31は、例えば、OADM30−1からの信号光が入力される入力ポートに接続され、当該信号光を2分岐する。一方の分岐光はデコーダ36に入力され、他方の分岐光は、可変光遅延器34で遅延を受けたのち、分岐カプラ32に入力される。
分岐カプラ32は、入力信号光を2分岐して、一方をスルー用のSOA12Tに出力し、他方をドロップ用のSOA12Dに出力する。
可変光遅延器35は、アドする信号光を遅延させてアド用のSOA12Aに出力する。
各可変光遅延器34,35での遅延量は、光ゲートスイッチ制御部234によるスイッチング(ゲーティング)タイミングに合わせて各SOA12T,12A,12Dへ光パケット信号(ダミー信号を含む)が入力されるように決定(制御)される。この制御は、例えば、光ゲートスイッチ制御部234によって行なうことができる。
SOA12Tは、光ゲートスイッチ制御部234からのゲーティング制御を受けて、スルー対象の光パケット信号を選択して合流カプラ33に出力(通過)する。
SOA12Aは、光ゲートスイッチ制御部234からのゲーティング制御を受けて、アド対象の光パケット信号を選択して合流カプラ33に出力(通過)する。
SOA12Dは、光ゲートスイッチ制御部234からのゲーティング制御を受けて、ドロップ対象の光パケット信号を選択して光受信器(図示省略)へ出力する。
ここで、光ゲートスイッチ制御部234による各SOA12T,12A,12Dに対するゲーティング制御は、例えば、デコーダ36で得られた情報を基に行なわれる。デコーダ36は、入力ポートから分岐カプラ31を経由して入力される光パケット信号に含まれるヘッダ情報をデコードする。ヘッダ情報には、例示的に、そのヘッダ情報を付与された光パケット信号が自局30をスルーすべき信号なのか自局30でドロップすべき信号なのかを示す情報が含まれる。
光ゲートスイッチ制御部234は、当該情報を基にしてSOA12T,12A,12DのON/OFFタイミングを制御する。なお、アドすべき光パケット信号を挿入すべきタイミング(タイムスロット)は、ドロップ対象の光パケット信号のタイムスロットが特定されることによって、決定することができる。
合流カプラ33は、スルー用のSOA12Tの出力と、アド用のSOA12Aの出力とを合流して、他の光伝送ノード(例えば、OADM30−3)への出力ポートへ出力する。
このようなOADM30において、各SOA12T,12A,12Dへの入力光パワーレベルを一定にするには、例えば、アド部でダミー信号を生成し、挿入する。
例えば図11中に示すように、OADM#2の入力ポートに、自局(OADM)#2宛の光パケット信号と、光伝送ノード#3宛の光パケット信号と、光伝送ノード30−1で挿入された自局#2宛のダミー信号と、が時分割の各タイムスロットに挿入されて入力される場合を想定する。また、光伝送ノード#3宛に光パケット信号を送信することを想定する。
この場合、自局(OADM)#2宛の光パケット信号は、SOA12Dを通過して前記光受信器にドロップされ、光伝送ノード#3宛の光パケット信号は、SOA12Tを通過して出力ポートへスルーされる。残りの自局#2宛のダミー信号は、各SOA12T,12A,12Dで選択されず遮断される。
つまり、SOA12T及び12Dに関しては、3タイムスロットを通じて光入力パワーレベルが一定となる。したがって、SOA12Aに関しても、3タイムスロットを通じて光入力パワーレベルを一定にするには、アド部において2タイムスロット分のダミー信号を生成し、光伝送ノード#3宛の光パケット信号のタイムスロット以外の2タイムスロットに挿入して、SOA12Aに入力する。なお、2つのダミー信号のうち、1つはSOA12Aで遮断されるダミー信号であり、もう1つは光伝送ノード#3宛のダミー信号である。
後者の光伝送ノード#3宛のダミー信号は、SOA12Aで選択されて光伝送ノード#3への出力ポートに出力される。したがって、光伝送ノード#3においても、各SOA12T,12A,12Dの入力光パワーレベルを一定にすることができる。他の光伝送ノードにおいても同様である。
このようにして、各OADM30における各SOA12T,12A,12Dの入力光パワーレベルを一定にすることで、実施例1で述べた光利得監視を各SOA12T,12A,12Dに適用して、各SOA12T,12A,12Dの光利得を正確に監視することが可能となる。
〔5〕その他
なお、上述した実施形態においては、光ゲート素子の一例としてのSOAの光利得を監視する場合について説明したが、上述した監視手法は、電解吸収型光ゲート素子等のスイッチング機能を具備する光デバイスの入出力特性の監視に適用することも可能である。
以上の〔1〕〜〔5〕に例示した実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
〔6〕付記
(付記1)
入力光を制御情報に従って通過又は遮断する光ゲート素子の監視装置であって、
前記光ゲート素子の入出力光パワーを取得する受光部と、
前記制御情報と、前記入出力パワーとに基づいて、前記光ゲート素子が通過状態に制御された時間に相当する、前記光ゲート素子の光入出力特性を求める監視部と、
をそなえたことを特徴とする、光ゲート素子の監視装置。
(付記2)
前記監視部は、
前記制御に関する情報を基に求められる、或る測定期間において前記光ゲート素子が通過状態に制御された時間が占める割合と、前記測定期間における前記光ゲート素子の出力光パワーとを基に、前記時間に相当する前記光ゲート素子の光出力パワーレベルを算出する光出力算出部と、
前記光出力算出部で算出された光出力パワーレベルと、前記測定期間における前記光ゲート素子の入力光パワーレベルとに基づいて、前記光入出力特性を算出する光入出力特性算出部と、
をさらにそなえたことを特徴とする、付記1記載の光ゲート素子の監視装置。
(付記3)
現用と予備の前記光ゲート素子をそなえるとともに、
前記監視部により求められた光入出力特性が所定の閾値を超えて劣化すると、前記光ゲート素子を現用から予備に切り替える光ゲート素子切替制御部をさらにそなえたことを特徴とする、付記1又は2に記載の光ゲート素子の監視装置。
(付記4)
前記入力光は、前記測定期間において光パワーレベルが一定となるように光信号の送信予定の無い期間にダミーの光信号が挿入された光である、ことを特徴とする、付記2記載の光ゲート素子の監視装置。
(付記5)
前記ダミーの光信号は、前記光信号と同じ光パワーレベル及びマーク率の光信号である、ことを特徴とする、付記4記載の光ゲート素子の監視装置。
(付記6)
前記光ゲート素子は、半導体増幅器であり、
前記光入出力特性は、前記半導体増幅器の光利得特性である、ことを特徴とする、付記1〜5のいずれか1項に記載の光ゲート素子の監視装置。
(付記7)
入力光を通過又は遮断する複数の光ゲート素子をそなえた光スイッチ部と、
前記光ゲート素子の前記通過又は遮断状態を制御する制御部と、
前記光ゲート素子毎の前記制御に関する情報と、前記光ゲート素子毎の入出力光パワーとに基づいて、前記光ゲート素子が通過状態に制御された時間に相当する、前記光ゲート素子毎の光入出力特性を求める監視部と、
をそなえたことを特徴とする、光スイッチシステム。
(付記8)
前記光スイッチ部は、
n個(nは2以上の整数)の入力ポートと、n個の出力ポートと、いずれかの前記入力ポートへの入力光をいずれかの前記出力ポートに出力するためのn×n個の前記光ゲート素子と、を有する、n×n光スイッチ部である、ことを特徴とする、付記7記載の光スイッチシステム。
(付記9)
前記光スイッチ部は、
入力ポートから出力ポートへ通過させる光のために設けられた通過用光ゲート素子と、
前記出力ポートへアドする送信光のために設けられたアド用光ゲート素子と、
前記入力ポートへの入力光のうちドロップする受信光のために設けられた光ゲート素子と、を有する光アド/ドロップ/スルー部である、ことを特徴とする、付記7記載の光スイッチシステム。
(付記10)
前記光ゲート素子は、それぞれ、半導体増幅器であり、
前記光入出力特性は、前記半導体増幅器の光利得特性である、ことを特徴とする、付記7〜9のいずれか1項に記載の光スイッチシステム。
(付記11)入力光を制御情報に従って通過又は遮断する光ゲート素子の監視方法であって、
前記光ゲート素子の入出力光パワーを取得する過程と、
前記制御情報と、取得した前記入力光パワーとに基づいて、前記光ゲート素子が通過状態に制御された時間に相当する、前記光ゲート素子の光入出力特性を求める過程と、
を有することを特徴とする、光ゲート素子の監視方法。
SOAを用いた光パケットスイッチシステムの一例を示す図である。 SOAの電流対光利得特性の一例を示す図である。 SOAの光利得監視構成の一例を示すブロック図である。 SOAの冗長構成例を示すブロック図である。 SOAのスイッチ制御による入出力例を模式的に示す図である。 SOAの光利得監視構成の一例を示すブロック図である。 実施例1に係る光利得監視機能を具備する光パケットスイッチシステムの構成例を示すブロック図である。 図7に示す光パケットスイッチシステムにおけるSOAの入出力例を模式的に示す図である。 図7に示す光パケットスイッチシステムの動作(光利得監視方法)を説明するフローチャートである。 実施例2に係る光インターコネクトシステムの構成例を示すブロック図である。 実施例3に係る光分岐挿入装置(OADM)の構成例を示すブロック図である。
符号の説明
10 光スイッチ部
11−1〜11−4 光カプラ(1:4分岐カプラ)
12−1〜12−4,12w−1〜12w−4,12p−1〜12p−4 SOA集積回路
12,12w,12p,12T,12D,12A,12−1−1〜12−1−4,12−2−1〜12−2−4,12−3−1〜12−3−4,12−4−1〜12−4−4,12w−1−1〜12w−1−4,12p−1−1〜12p−1−4 SOA
13−1〜13−4 光カプラ(4:1合流カプラ)
14,17 光カプラ
15−1−1〜15−1−14 光カプラ(1:2分岐カプラ)
16−1−1〜16−1−14 光カプラ(2:1合流カプラ)
20 アービタ
21,22 受光器(PD)
23 光利得監視制御部
231 光出力パワーレベル算出部
232 光利得算出部
233 冗長切替判定部
234 光ゲートスイッチ制御部
31,32 光カプラ(1:2分岐カプラ)
33 光カプラ(2:1合流カプラ)
34,35 可変光遅延器
36 デコーダ

Claims (10)

  1. 入力光を制御情報に従って通過又は遮断する光ゲート素子の監視装置であって、
    前記光ゲート素子の入出力光パワーを取得する受光部と、
    前記制御情報と、前記入出力パワーとに基づいて、前記光ゲート素子が通過状態に制御された時間に相当する、前記光ゲート素子の光入出力特性を求める監視部と、
    をそなえたことを特徴とする、光ゲート素子の監視装置。
  2. 前記監視部は、
    前記制御情報を基に求められる、或る測定期間において前記光ゲート素子が通過状態に制御された時間が占める割合と、前記測定期間における前記光ゲート素子の出力光パワーとを基に、前記時間に相当する前記光ゲート素子の光出力パワーレベルを算出する光出力算出部と、
    前記光出力算出部で算出された光出力パワーレベルと、前記測定期間における前記光ゲート素子の入力光パワーレベルとに基づいて、前記光入出力特性を算出する光入出力特性算出部と、
    をさらにそなえたことを特徴とする、請求項1記載の光ゲート素子の監視装置。
  3. 現用と予備の前記光ゲート素子をそなえるとともに、
    前記監視部により求められた光入出力特性が所定の閾値を超えて劣化すると、前記光ゲート素子を現用から予備に切り替える光ゲート素子切替制御部をさらにそなえたことを特徴とする、請求項1又は2に記載の光ゲート素子の監視装置。
  4. 前記入力光は、前記測定期間において光パワーレベルが一定となるように光信号の送信予定の無い期間にダミーの光信号が挿入された光である、ことを特徴とする、請求項2記載の光ゲート素子の監視装置。
  5. 前記ダミーの光信号は、前記光信号と同じ光パワーレベル及びマーク率の光信号である、ことを特徴とする、請求項4記載の光ゲート素子の監視装置。
  6. 前記光ゲート素子は、半導体増幅器であり、
    前記光入出力特性は、前記半導体増幅器の光利得特性である、ことを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載の光ゲート素子の監視装置。
  7. 入力光を通過又は遮断する複数の光ゲート素子をそなえた光スイッチ部と、
    前記光ゲート素子の前記通過又は遮断状態を制御する制御部と、
    前記光ゲート素子毎の前記制御に関する情報と、前記光ゲート素子毎の入出力光パワーとに基づいて、前記光ゲート素子が通過状態に制御された時間に相当する、前記光ゲート素子毎の光入出力特性を求める監視部と、
    をそなえたことを特徴とする、光スイッチシステム。
  8. 前記光スイッチ部は、
    n個(nは2以上の整数)の入力ポートと、n個の出力ポートと、いずれかの前記入力ポートへの入力光をいずれかの前記出力ポートに出力するためのn×n個の前記光ゲート素子と、を有する、n×n光スイッチ部である、ことを特徴とする、請求項7記載の光スイッチシステム。
  9. 前記光スイッチ部は、
    入力ポートから出力ポートへ通過させる光のために設けられた通過用光ゲート素子と、
    前記出力ポートへアドする送信光のために設けられたアド用光ゲート素子と、
    前記入力ポートへの入力光のうちドロップする受信光のために設けられた光ゲート素子と、を有する光アド/ドロップ/スルー部である、ことを特徴とする、請求項7記載の光スイッチシステム。
  10. 入力光を制御情報に従って通過又は遮断する光ゲート素子の監視方法であって、
    前記光ゲート素子の入出力光パワーを取得する過程と、
    前記制御情報と、取得した前記入力光パワーとに基づいて、前記光ゲート素子が通過状態に制御された時間に相当する、前記光ゲート素子の光入出力特性を求める過程と、
    を有することを特徴とする、光ゲート素子の監視方法。
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