JP5379889B1 - ノード装置、パス接続制御方法、及びプログラム - Google Patents
ノード装置、パス接続制御方法、及びプログラム Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】終点ノード装置として用いられるノード装置において、複数の始点ノード装置の中の特定の始点ノード装置とのパス接続を要求する命令に基づいて、前記特定の始点ノード装置に接続要求メッセージを送信する要求処理手段と、前記接続要求メッセージに応じて前記特定の始点ノード装置から送信されるシグナリングメッセージを受信することにより、パスの生成を行うパス接続制御手段とを備える。
【選択図】図7
Description
図3は、第1の手法を説明するための説明図である。図3には、複数のIngressノード装置としてIngressノード装置AとIngressノード装置Bが示されており、外部システムにより各装置への制御が行われる。
図4は、第2の手法を説明するための説明図である。第2の手法では、どのIngressノード装置からのデータを下流に転送する必要があるかの要求に基づいて、その都度、Ingressノード装置からEgressノード装置へのパスを生成し、データを転送する。
第1の手法(図3)では、Ingressノード装置AからEgressノード装置へのパスの帯域と、Ingressノード装置BからEgressノード装置へのパスの帯域の両方を確保しておくが、実際に下流に転送されるデータは、一方のパスのデータであるので、中継回線の帯域利用が非効率であるという問題がある。第1の手法では、使用帯域がリニアに増加するため、この問題は、Ingressノード装置の数が多くなるに従って顕著となる。また、広帯域占有アプリケーションには帯域不足がボトルネックとなる。
複数の始点ノード装置の中の特定の始点ノード装置とのパス接続を要求する命令に基づいて、前記特定の始点ノード装置に接続要求メッセージを送信する要求処理手段と、
前記接続要求メッセージに応じて前記特定の始点ノード装置から送信されるシグナリングメッセージを受信することにより、パスの生成を行うパス接続制御手段とを備えたことを特徴とするノード装置として構成される。
まず、図6を参照して、本実施の形態に係るMPLS通信システムの基本的な動作例を説明する。本実施の形態における通信システムの全体構成は、図3、図4等で示した構成と同様であり、1つのEgressノード装置10に対して複数のIngressノード装置が存在する構成である。また、外部システムが備えられており、ネットワークを介してEgressノード装置10と制御情報の送受信が可能であるものとする。本実施の形態に係る技術では、従来技術により考えられる手法と異なり、Egressノード装置10がパス生成やパス削除(帯域解放)の起点となるとともに、状態管理を行っている。
次に、本実施の形態に係る装置の機能構成を説明する。図7はEgressノード装置の機能構成を示し、図9はIngressノード装置の機能構成を示す。なお、実際には、Egressノード装置やIngressノード装置として使用されるノード装置は、同じ構成を有し、Egressノードの機能とIngressノードの機能の両方を含む。ただし、本実施の形態では、Egressノード装置については、Egressノードとしての機能を示し、Ingressノード装置についてはIngressノードとしての機能を示す。
まず、Egressノード装置10について説明する。図7に示すように、Egressノード装置10は、制御用インタフェース部11、オンデマンド制御部12、パス接続制御部13、データ転送制御部14、ユーザデータI/Oインタフェース部15、接続状態情報格納部16、データ転送用情報格納部17を有する。また、図7には、パス設定時の機能部間での主要な情報のやりとりが示されている。なお、図7に示す機能部は、MPLS通信ノードを実現するにあたり必要な既存技術を含む全機能のうち、本実施の形態に関わる機能のみを示すものである。
次に、Ingressノード装置(Ingressノード装置20とする)について説明する。図9に示すように、Ingressノード装置20は、オンデマンド制御部21、パス接続制御部22、データ転送制御部23、ユーザデータI/Oインタフェース部24、データ転送用情報格納部25を有する。また、図9には、パス設定時の機能部間での主要な情報のやりとりが示されている。なお、図9に示す機能部は、MPLS通信ノードを実現するにあたり必要な既存技術を含む全機能のうち、本実施の形態に関わる機能のみを示すものである。
次に、図10を参照して、障害時の動作例を説明する。この例では、図6の場合と同様に、パスAからパスBに切り替えようとするが、図示する場所の伝送路で障害が発生したため、Egressノード装置10から送信された切断要求メッセージが、Ingressノード装置Aに届かない場合の例を示している。また、障害が発生したときに、管理上の帯域確保は継続されるが、データAはEgressノード装置10に届かなくなるものとする。
本実施の形態において、オンデマンド制御部12から送信される制御メッセージ(接続要求メッセージ、切断要求メッセージ等)は特定の形式に限定されるわけではないが、例えば以下の第1の例、第2の例のようなメッセージ形式を使用できる。
上記のとおり、本実施の形態では、Egressノード装置を制御点とし、Egressノード装置が制御メッセージ(接続要求メッセージまたは切断要求メッセージ)を制御目的のIngressノード装置に対して送信する。Ingressノード装置は、Egressノード装置からの制御メッセージ受信を契機にRSVPシグナリングによってパスを生成もしくは削除し、データ配信はパスの生成・削除と連動させられる。通信の状態管理はEgressノード装置で行い、外部システムは主にEgressノード装置へのユーザ指示伝達を行う。また、使用帯域はIngress・Egressで各自管理される。
2、10 Egressノード装置
11 制御用インタフェース部
12 オンデマンド制御部
13 パス接続制御部
14 データ転送制御部
15 ユーザデータI/Oインタフェース部
16 接続状態情報格納部
17 データ転送用情報格納部
21 オンデマンド制御部
22 パス接続制御部
23 データ転送制御部
24 ユーザデータI/Oインタフェース部
25 データ転送用情報格納部
Claims (11)
- 始点ノード装置と終点ノード装置とを備え、始点ノード装置と終点ノード装置間でシグナリングメッセージを送受信することにより、始点ノード装置から終点ノード装置へのパスを生成する通信システムにおいて、前記終点ノード装置として用いられるノード装置であって、
複数の始点ノード装置の中の特定の始点ノード装置とのパス接続を要求する命令に基づいて、前記特定の始点ノード装置に接続要求メッセージを送信する要求処理手段と、
前記接続要求メッセージに応じて前記特定の始点ノード装置から送信されるシグナリングメッセージを受信することにより、パスの生成を行うパス接続制御手段とを備え、
前記パスの接続がなされている状態で、前記要求処理手段が、前記特定の始点ノード装置と異なる他の始点ノード装置とのパス接続を要求する命令を受信したことに応じて、前記要求処理手段は、前記パスを削除することを要求する切断要求メッセージを前記特定の始点ノード装置に送信し、当該パスが削除されたことを確認した後に、前記他の始点ノード装置に接続要求メッセージを送信する
ことを特徴とするノード装置。 - 始点ノード装置と終点ノード装置とを備え、始点ノード装置と終点ノード装置間でシグナリングメッセージを送受信することにより、始点ノード装置から終点ノード装置へのパスを生成する通信システムにおいて、前記終点ノード装置として用いられるノード装置であって、
複数の始点ノード装置の中の特定の始点ノード装置とのパス接続を要求する命令に基づいて、前記特定の始点ノード装置に接続要求メッセージを送信する要求処理手段と、
前記接続要求メッセージに応じて前記特定の始点ノード装置から送信されるシグナリングメッセージを受信することにより、パスの生成を行うパス接続制御手段とを備え、
前記ノード装置は、接続状態情報を格納する格納手段を備え、前記要求処理手段は、前記パス接続を要求する命令を受信したときに、当該命令に含まれる制御情報を前記格納手段に格納し、
前記パス接続制御手段は、前記シグナリングメッセージから取得した制御情報と、前記格納手段に格納した制御情報とを照合し、これらが一致した場合に、帯域予約用シグナリングメッセージを始点ノード装置に送信することによりパスの生成を行う
ことを特徴とするノード装置。 - 前記ノード装置は、接続状態情報を格納する格納手段を備え、前記要求処理手段は、前記格納手段を参照することにより、前記パスが削除されたことを確認することを特徴する請求項1に記載のノード装置。
- 前記通信システムは、MPLS通信システムであることを特徴とする請求項1ないし3のうちいずれか1項に記載のノード装置。
- 前記MPLS通信システムは、RSVPシグナリングプロトコルによってパス生成を行うMPLS通信システムであることを特徴とする請求項4に記載のノード装置。
- 始点ノード装置と終点ノード装置とを備え、始点ノード装置と終点ノード装置間でシグナリングメッセージを送受信することにより、始点ノード装置から終点ノード装置へのパスを生成する通信システムにおいて、前記終点ノード装置として用いられるノード装置が実行するパス接続制御方法であって、
複数の始点ノード装置の中の特定の始点ノード装置とのパス接続を要求する命令に基づいて、前記特定の始点ノード装置に接続要求メッセージを送信する要求処理ステップと、
前記接続要求メッセージに応じて前記特定の始点ノード装置から送信されるシグナリングメッセージを受信することにより、パスの生成を行うパス接続制御ステップとを備え、
前記パスの接続がなされている状態で、前記ノード装置が、前記特定の始点ノード装置と異なる他の始点ノード装置とのパス接続を要求する命令を受信したことに応じて、前記ノード装置は、前記パスを削除することを要求する切断要求メッセージを前記特定の始点ノード装置に送信し、当該パスが削除されたことを確認した後に、前記他の始点ノード装置に接続要求メッセージを送信する
ことを特徴とするパス接続制御方法。 - 始点ノード装置と終点ノード装置とを備え、始点ノード装置と終点ノード装置間でシグナリングメッセージを送受信することにより、始点ノード装置から終点ノード装置へのパスを生成する通信システムにおいて、前記終点ノード装置として用いられるノード装置が実行するパス接続制御方法であって、
複数の始点ノード装置の中の特定の始点ノード装置とのパス接続を要求する命令に基づいて、前記特定の始点ノード装置に接続要求メッセージを送信する要求処理ステップと、
前記接続要求メッセージに応じて前記特定の始点ノード装置から送信されるシグナリングメッセージを受信することにより、パスの生成を行うパス接続制御ステップとを備え、
前記ノード装置は、接続状態情報を格納する格納手段を備え、前記要求処理ステップにおいて、前記ノード装置は、前記パス接続を要求する命令を受信したときに、当該命令に含まれる制御情報を前記格納手段に格納し、
前記パス接続制御ステップにおいて、前記ノード装置は、前記シグナリングメッセージから取得した制御情報と、前記格納手段に格納した制御情報とを照合し、これらが一致した場合に、帯域予約用シグナリングメッセージを始点ノード装置に送信することによりパスの生成を行う
ことを特徴とするパス接続制御方法。 - 前記ノード装置は、接続状態情報を格納する格納手段を備え、当該格納手段を参照することにより、前記パスが削除されたことを確認することを特徴する請求項6に記載のパス接続制御方法。
- 前記通信システムは、MPLS通信システムであることを特徴とする請求項6ないし8のうちいずれか1項に記載のパス接続制御方法。
- 前記MPLS通信システムは、RSVPシグナリングプロトコルによってパス生成を行うMPLS通信システムであることを特徴とする請求項9に記載のパス接続制御方法。
- コンピュータを備える通信装置を、請求項1ないし5のうちいずれか1項に記載のノード装置における各手段として機能させるためのプログラム。
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JP2012158103A JP5379889B1 (ja) | 2012-07-13 | 2012-07-13 | ノード装置、パス接続制御方法、及びプログラム |
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