JP5059709B2 - ゲートウェイ、ipマルチキャスト放送配信システム、およびipマルチキャスト放送配信方法 - Google Patents

ゲートウェイ、ipマルチキャスト放送配信システム、およびipマルチキャスト放送配信方法 Download PDF

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Description

本発明は、IPマルチキャスト放送の配信技術に関する。
既存のIP(Internet Protocol)網やNGN(Next Generation Network)等の通信品質が保証されたIP網の提供サービスであるIPマルチキャスト放送を受信して、セットトップボックス等の配下の端末に配信するIPマルチキャスト放送対応のゲートウェイが提案されている。
図25は、従来のIPマルチキャスト放送対応のゲートウェイの動作例を説明するためのシーケンス図である。ここで、STB92はセットトップボックス、GW93はゲートウェイ、ER94はエッジルータである。
この例では、IPv4を前提とし、マルチキャストグループを認識するためのプロトコルとして、WAN側(図25においてER94より右側)ではPIM(Protocol Independent Multicast)を用い、LAN側(STB92とGW93との間、およびGW93とER94との間)ではIGMP(Internet Management Protocol)を用いている。なお、IPv6の場合は、LAN側のプロトコルとして、IGMPの代わりにMLD(Multicast Listener Discovery)が用いられる。
さて、図25において、視聴者91が、視聴を希望するIPマルチキャスト放送としてチャネルAを選択し(S901)、STB92にチャネルAの選択を指示する(S902)。これを受けて、STB92は、チャネルAのマルチキャストグループに加入するために、チャネルAの放送データの送信元アドレスSaおよびマルチキャストアドレスGaの指定を伴うIGMP Report(Sa,Ga)をGW93に送信する(S903)。
GW93は、STB92からIGMP Report(Sa,Ga)を受信すると、これをER94に転送する(S904)。これを受けて、ER94は、チャネルAのマルチキャストグループの加入者を確認するために、チャネルAの放送データの送信元アドレスSaおよびマルチキャストアドレスGaの指定を伴うIGMP Query(Sa,Ga)をGW93に送信する(S905)。
GW93は、ER94からIGMP Query(Sa,Ga)を受信すると、これをSTB92に転送する(S906)。これを受けて、STB92は、IGMP Query(Sa,Ga)に対する応答としてIGMP Report(Sa,Ga)をGW93に再度送信する(S907)。
GW93は、STB92からIGMP Report(Sa,Ga)を受信すると、これをER94に転送する(S908)。これを受けて、ER94は、チャネルAのマルチキャストグループへのGW93の加入を確認する。そして、ER94は、チャネルAの放送データを受信中であるならば、この放送データをGW93に送信する。一方、チャネルAの放送データを受信していないならば、チャネルAのマルチキャストグループに加入するために、IP網に対して、チャネルAの放送データの送信元アドレスSaおよびマルチキャストアドレスGaの指定を伴うPIM Join(Sa,Ga)を送信して(S909)、チャネルAの放送データの受信を開始する。それから、この放送データをGW93に送信する。
以上のようにして、ER94からGW93に送られたチャネルAの放送データは、視聴者91に提供されるべく、STB92を介してTVに送られる(S910)。
次に、視聴者91が、視聴を希望するIPマルチキャスト放送をチャネルAからチャネルBに切り替え(S911)、STB92にチャネルBの選択を指示する(S912)。これを受けて、STB92は、チャネルBのマルチキャストグループに加入するために、チャネルBの放送データの送信元アドレスSbおよびマルチキャストアドレスGbの指定を伴うIGMP Report(Sb,Gb)をGW93に送信する(S913)。GW93は、STB92からIGMP Report(Sb,Gb)を受信すると、これをER94に転送する(S914)。
また、STB92は、それまで加入していたチャネルAのマルチキャストグループから脱退するために、チャネルAの放送データの送信元アドレスSaおよびマルチキャストアドレスGaの指定を伴うIGMP Leave(Sa,Ga)をGW93に送信する(S915)。GW93は、STB92からIGMP Leave(Sa,Ga)を受信すると、これをER94に転送する(S916)。
ER94は、GW93からIGMP Leave(Sa,Ga)を受信すると、チャネルAのマルチキャストグループの加入者を確認するために、チャネルAの放送データの送信元アドレスSaおよびマルチキャストアドレスGaの指定を伴うIGMP Group−Specific Query(Sa,Ga)(図中では、IGMP GSQ(Sa,Ga)と表記)をGW93に送信する(S917)。
GW93は、ER94からIGMP Group−Specific Query(Sa,Ga)を受信すると、これをSTB92に転送する(S918)。これを受けて、STB92は、IGMP Group−Specific Query(Sa,Ga)に対して応答することなく放置する。その結果、ER94は、IGMP Group−Specific Query(Sa,Ga)に対する応答を所定の時間受信することなくタイムアウトし、これにより、チャネルAのマルチキャストグループから脱退するために、IP網に対して、チャネルAの放送データの送信元アドレスSaおよびマルチキャストアドレスGaの指定を伴うPIM Leave(Sa,Ga)を送信して(S919)、チャネルAの放送データの受信を終了する。
また、ER94は、GW93からIGMP Report(Sb,Gb)を受信すると、チャネルBのマルチキャストグループの加入者を確認するために、チャネルBの放送データの送信元アドレスSbおよびマルチキャストアドレスGbの指定を伴うIGMP Query(Sb,Gb)をGW93に送信する(S920)。
GW93は、ER94からIGMP Query(Sb,Gb)を受信すると、これをSTB92に転送する(S921)。これを受けて、STB92は、IGMP Query(Sb,Gb)に対する応答として、IGMP Report(Sb,Gb)をGW93に再度送信する(S922)。
GW93は、STB92からIGMP Report(Sb,Gb)を受信すると、これをER94に転送する(S923)。これを受けて、ER94は、チャネルBのマルチキャストグループへのGW93の加入を確認する。そして、ER94は、チャネルBの放送データを受信中であるならば、この放送データをGW93に送信する。一方、チャネルBの放送データを受信していないならば、チャネルBのマルチキャストグループに加入するために、IP網に対して、チャネルBの放送データの送信元アドレスSbおよびマルチキャストアドレスGbの指定を伴うPIM Join(Sb,Gb)を送信して(S924)、チャネルBの放送データの受信を開始する。それから、この放送データをGW93に送信する。
以上のようにして、ER94からGW93に送られたチャネルBの放送データは、視聴者91に提供されるべく、STB92を介してTVに送られる(S925)。
なお、IPマルチキャスト放送対応の端末として例えば特許文献1に記載の端末がある。
特開2003−143587号公報
近年の情報家電の普及に伴い、家庭内の様々な機器をネットワークに接続することが可能となってきている。しかしながら、従来、これらの機器の状態を監視するためには、ネットワークにパーソナルコンピュータ(PC)等の監視端末を接続し、この監視端末を用いて、ネットワークに接続された各機器から情報を取得して表示する必要があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、PC等の監視端末を用いることなく、ネットワークに接続された様々な機器の情報を監視することが可能なIPマルチキャスト放送の配信技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、配下の端末から視聴要求チャネルを受信した場合に、視聴要求チャネルが所定のチャネルでないならば、IP網から視聴要求チャネルに対応するIPマルチキャスト放送データを受信して、当該IPマルチキャスト放送データを配下の端末に配信する。一方、視聴要求チャネルが所定のチャネルであるならば、所定の情報源から受信した情報に基づいてIPマルチキャスト放送データを生成し、このIPマルチキャスト放送データを、視聴要求チャネルに対するIPマルチキャスト放送データとして、配下の端末に配信する。
例えば、本発明のゲートウェイは、配下の端末にIPマルチキャスト放送を配信するゲートウェイであって、
前記配下の端末を接続するための端末インターフェース手段と、
情報源を接続するための情報源インターフェース手段と、
前記情報源インターフェース手段を介して前記情報源から受信した情報に基づいてIPマルチキャスト放送データを生成するIPマルチキャスト放送データ生成手段と、
前記IPマルチキャスト放送データ生成手段が生成した前記IPマルチキャスト放送データを前記端末インターフェース手段から配信するIPマルチキャスト放送配信手段と、を有する。
また、例えば、本発明のゲートウェイは、配下の端末にIPマルチキャスト放送を配信するゲートウェイであって、
IP網に接続するためのIP網インターフェース手段と、
前記配下の端末を接続するための端末インターフェース手段と、
情報源を接続するための情報源インターフェース手段と、
前記IP網インターフェース手段を介して前記IP網から、前記配下の端末の視聴要求チャネルに対応するIPマルチキャスト放送データを受信して、当該IPマルチキャスト放送データを前記端末インターフェース手段から配信するIPマルチキャスト放送配信手段と、
前記情報源インターフェース手段を介して前記情報源から受信した情報に基づいて、IPマルチキャスト放送データを生成するIPマルチキャスト放送データ生成手段と、を有し、
前記IPマルチキャスト放送配信手段は、
前記配下の端末の視聴要求チャネルが所定のチャネルである場合に、前記IPマルチキャスト放送データ生成手段により生成されたIPマルチキャスト放送データを、前記視聴要求チャネルに対応するIPマルチキャスト放送データとして、前記端末インターフェース手段から配信する。
本発明によれば、PC等の監視端末を用いることなく、ネットワークに接続された様々な機器の情報を監視することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を説明する。
[第一実施の形態]
図1は、本発明の第一実施の形態が適用されたIPマルチキャスト放送ネットワークシステムの概略図である。
図示するように、本実施の形態に係るIPマルチキャスト放送ネットワークシステムは、ゲートウェイ(GW)1、およびIPマルチキャスト放送の放送データを配信する少なくとも一つの配信サーバ2が、それぞれ、IP網等のWAN3内に設けられた最寄りのエッジルータ(ER)4に接続されて構成されている。
GW1には、LAN8を介して少なくとも一つのセットトップボックス(STB)5および少なくとも一つの情報源7が接続されている。情報源7は、ネットワーク対応の情報家電(エアコン、冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ等)、あるいはネットワーク対応のカメラ、マイク等が該当する。なお、図1において、配信サーバ2、ER4、STB5、TV6、および情報源7には既存の装置を利用できるので、それらの詳細な説明を省略する。
本図において、STB5や情報源7はLAN8を介してGW1に収容されているが、USBケーブル、電力線搬送通信(PLC)等で直接接続されていてもよい。
図2は、本発明の第一実施の形態に係るGW1の概略構成図である。
図示するように、GW1は、WANインターフェース(IF)部11と、LANインターフェース(IF)部12と、主制御部13と、記憶部14と、を有する。
WANIF部11は、WAN3に接続するためのインターフェースである。
LANIF部12は、LAN8に接続するためのインターフェースである。
主制御部13は、少なくとも一つのIPマルチキャスト放送データ生成部131と、IPマルチキャスト放送配信部132と、チャネル管理部133と、を有する。
IPマルチキャスト放送データ生成部131は、LANIF部12を介して所定の情報源7から情報(テキストデータ、イメージデータ等)を取得する。そして、取得した情報に基づいてTV出力用のAV(Audio Viedo)データを生成し、さらに、このAVデータのIPマルチキャスト放送データを生成する。このAVデータは、映像データ、音声データ、テキストデータのいずれか一つでもよい。
なお、情報源7との通信には、DLNA(Digital Living Network Alliance)、UPnP(Universal Plug and Play)、ECHONET、UOPF(Ubiquitous Open Platform Forum)、ZigBee、HAVi(Home Audio/Video Interoperability)、Jini、PLC(Power Line Communications)等の様々な通信規格を用いることができる。
IPマルチキャスト放送配信部132は、LANIF部12を介してSTB5から受信した視聴要求(マルチキャストグループへの加入要求)に従い、この視聴要求で指定されているチャネル(視聴要求チャネルと呼ぶ)に対応するIPマルチキャスト放送データをLANIF部12から配信する。
ここで、視聴要求チャネルが所定のチャネル(情報源チャネルと呼ぶ)でない場合、IPマルチキャスト放送配信部132は、WANIF部11を介して配信サーバ2から、視聴要求チャネルに対応するIPマルチキャスト放送データを受信して、LANIF部12から配信する。一方、視聴要求チャネルが情報源チャネルである場合、この視聴要求チャネルに対応するIPマルチキャスト放送データ生成部131で生成されたIPマルチキャスト放送データをLANIF部12から配信する。
チャネル管理部133は、LANIF部12から配信中のIPマルチキャスト放送データのチャネルを管理する。
記憶部14には、少なくとも一つのIPマルチキャスト放送データ記憶部141と、情報源チャネル管理テーブル(TB)142と、配信チャネル管理テーブル(TB)143と、を有する。
IPマルチキャスト放送データ記憶部141は、IPマルチキャスト放送データ生成部131毎に設けられ、対応するIPマルチキャスト放送データ生成部131により生成されたIPマルチキャスト放送データが記憶される。
情報源チャネル管理TB142は、情報源チャネルを管理するためのテーブルである。
図3(A)は、情報源チャネル管理TB142の登録内容例を模式的に表した図である。図示するように、情報源チャネル管理TB142には、情報源チャネル毎にレコード1420が登録される。レコード1420は、情報源チャネルのチャネル番号を登録するフィールド1421と、このチャネル番号に対応するIPマルチキャスト放送データ生成部131の識別情報である生成部IDを登録するフィールド1422と、このIPマルチキャスト放送データ生成部131によって生成されたIPマルチキャスト放送データが記憶されるIPマルチキャスト放送データ記憶部141の識別情報である記憶部IDを登録するフィールド1423と、を有する。
配信チャネル管理TB143は、LANIF部12から配信中のIPマルチキャスト放送データのチャネルを管理するためのテーブルである。
図3(B)は、配信チャネル管理TB143の登録内容例を模式的に表した図である。図示するように、配信チャネル管理TB143には、LANIF部12から配信中のIPマルチキャスト放送データ毎にレコード1430が登録される。レコード1430は、配信中のIPマルチキャスト放送データのチャネル番号を登録するフィールド1431を有する。
図4は、本発明の第一実施の形態に係るGW1の動作を説明するためのフロー図である。
IPマルチキャスト放送配信部132は、LANIF部12を介して何れかのSTB5から受信した要求が視聴要求であれば(S101でYES)、後述する配信開始処理を開始する(S103)。また、IPマルチキャスト放送配信部132は、LANIF部12を介して何れかのSTB5から受信した要求が視聴終了要求(マルチキャストグループからの脱退要求)であれば(S102でYES)、後述する配信停止処理を開始する(S104)。
図5は、図4のS103で開始される配信開始処理を説明するためのフロー図である。
先ず、IPマルチキャスト放送配信部132は、配信チャネル管理TB143を参照し、視聴要求チャネルを配信中であるか否かを調べる(S1031)。視聴要求チャネルが配信中である場合は(S1031でYES)、このフローを終了する。一方、視聴要求チャネルが配信中でない場合(S1031でNO)、IPマルチキャスト放送配信部132は、情報源チャネル管理TB142を参照し、視聴要求チャネルが情報源チャネルであるか否かをさらに調べる(S1032)。
視聴要求チャネルが情報源チャネルでない場合(S1032でNO)、IPマルチキャスト放送配信部132は、WANIF部11を介して最寄りのER4に、視聴要求を転送して、視聴要求チャネルの受信を開始するとともに(S1033)、LANIF部12からの、視聴要求チャネルのIPマルチキャスト放送データの配信を開始する(S1035)。
視聴要求チャネルが情報源チャネルである場合(S1032でYES)、IPマルチキャスト放送配信部132は、情報源チャネル管理TB142を参照し、視聴要求チャネルに対応するIPマルチキャスト放送データ生成部131に視聴要求チャネルの生成を指示する。これを受けて、IPマルチキャスト放送データ生成部131は、LANIF部12を介して所定の情報源7から情報を取得し、この情報に基づいてAVデータを生成する。
例えば、情報源7がネットワーク対応の情報家電であるならば、情報源7から使用履歴、設定内容等のテキストデータを取得して、このテキストデータが示すテキストをTV6に表示するためのビデオデータを生成する。また、情報源7がネットワーク対応のカメラであるならば、情報源7から撮像データを取得して、この撮像データが示す映像をTV6に表示するためのビデオデータを生成する。また、情報源7がネットワーク対応のマイクであるならば、情報源7から集音データを取得して、この集音データが示す音声をTV6から出力するためのオーディオデータを生成する。
また、IPマルチキャスト放送データ生成部131は、生成したAVデータのIPマルチキャスト放送データを生成して、このIPマルチキャスト放送データを、自IPマルチキャスト放送データ生成部131に対応するIPマルチキャスト放送データ記憶部141に記憶する(S1034)。IPマルチキャスト放送配信部132は、このIPマルチキャスト放送データ記憶部141からIPマルチキャスト放送データを読み出し、これを視聴要求チャネルのIPマルチキャスト放送データとして、LANIF部12からの配信を開始する(S1035)。
以上のようにして、視聴要求チャネルの配信を開始したならば、チャネル管理部133は、配信チャネル管理TB143に視聴要求チャネルのレコード1430を追加し、このレコード1430の各フィールド1421〜1423に、対応する情報を登録する(S1036)。
図6は、図4のS104で開始される配信停止処理を説明するためのフロー図である。
先ず、IPマルチキャスト放送配信部132は、LANIF部12を介して各STB5に対して、停止対象チャネル(視聴終了要求で指定されているチャネル)のマルチキャストグループの加入者を問い合わせる(S1041)。
停止対象チャネルのマルチキャストグループの加入者がいないことを確認した場合(S1042でYES)、IPマルチキャスト放送配信部132は、情報源チャネル管理TB142を参照し、停止対象チャネルが情報源チャネルであるか否かを調べる(S1043)。停止対象チャネルが情報源チャネルでない場合(S1043でNO)、IPマルチキャスト放送配信部132は、WANIF部11を介して最寄りのER4に視聴終了要求を転送して、停止対象チャネルの受信を停止するとともに、停止対象チャネルの配信を終了する(S1044)。一方、停止対象チャネルが情報源チャネルである場合(S1043でYES)、IPマルチキャスト放送配信部132は、情報源チャネル管理TB142を参照し、停止対象チャネルに対応するIPマルチキャスト放送データ生成部131による停止対象チャネルの生成を停止するとともに、停止対象チャネルの配信を終了する(S1045)。
以上のようにして、停止対象チャネルの配信が終了したならば、チャネル管理部133は、配信チャネル管理TB143から停止対象チャネルのレコード1430を削除する(S1046)。
一方、停止対象チャネルのマルチキャストグループの加入者がいることを確認した場合(S1042でNO)、IPマルチキャスト放送配信部132は、停止対象チャネルの配信を終了させることなく、このフローを終了する。
次に、本実施の形態が適用されたIPマルチキャスト放送ネットワークシステムの動作例を説明する。
図7は、本発明の第一実施の形態が適用されたIPマルチキャスト放送ネットワークシステムの動作例を説明するためのシーケンス図である。
この例では、IPv4を前提とし、マルチキャストグループを認識するためのプロトコルとして、WAN3側(図7においてER4より右側)ではPIMを用い、LAN8側(STB5とGW1との間、およびGW1とER4との間)ではIGMPを用いている。なお、IPv6の場合は、LAN8側のプロトコルとして、IGMPの代わりにMLDが用いられる。
STB5は、自身に接続されたTV6の視聴者によりチャネル001が選択されると(S200)、チャネル001のマルチキャストグループに加入するために、チャネル001の放送データの送信元アドレスS001およびマルチキャストアドレスG001の指定を伴うIGMP Report(S001,G001)をGW1に送信する(S201)。
GW1は、STB5からIGMP Report(S001,G001)を受信すると、チャネル001のIPマルチキャスト放送データを配信中か否かを判断する。ここでは、チャネル001のIPマルチキャスト放送データが配信中でないものとする。この場合、GW1は、チャネル001が情報源チャネルであるか否かをさらに判断する。ここでは、チャネル001が情報源チャネルでないものとする。この場合、GW1は、IGMP Report(S001,G001)をER4に転送する(S202)。これを受けて、ER4は、チャネル001のマルチキャストグループの加入者を確認するために、チャネル001の放送データの送信元アドレスS001およびマルチキャストアドレスG001の指定を伴うIGMP Query(S001,G001)をGW1に送信する(S203)。
GW1は、ER4からIGMP Query(S001,G001)を受信したならば、これをLAN8上に転送する(S204)。これを受けて、STB5は、IGMP Query(S001,G001)に対する応答として、IGMP Report(S001,G001)をGW1に再度送信する(S205)。
GW1は、STB5からIGMP Report(S001,G001)を再度受信すると、これをER4に転送する(S206)。これを受けて、ER4は、チャネル001のIPマルチキャスト放送データをGW1に送信する(S207)。
GW1は、ER4からチャネル001のIPマルチキャスト放送データを受信すると、これをLAN8上に配信する(S208)。STB5は、LAN8上に配信されたチャネル001のIPマルチキャスト放送データを受信して、自身に接続されたTV6へ出力する(S209)。
次に、STB5は、自身に接続されたTV6の視聴者によりチャネル100が選択されると(S210)、チャネル100のマルチキャストグループに加入するために、チャネル100の放送データ送信元アドレスS100およびマルチキャストアドレスG100の指定を伴うIGMP Report(S100,G100)をGW1に送信する(S211)。
また、STB5は、それまで加入していたチャネル001のマルチキャストグループから脱退するために、チャネル001の放送データの送信元アドレスS001およびマルチキャストアドレスG001の指定を伴うIGMP Leave(S001,G001)をGW1に送信する(S212)。
GW1は、STB5からIGMP Leave(S001,G001)を受信すると、チャネル001のマルチキャストグループの加入者を確認するために、チャネル001の放送データの送信元アドレスS001およびマルチキャストアドレスG001の指定を伴うIGMP Group−Specific Query(S001,G001)をLAN8上に送信する(S213)。これを受けて、STB5は、IGMP Group−Specific Query(S001,G001)に対して応答することなく放置する。その結果、GW1は、IGMP Group−Specific Query(S001,G001)に対する応答を所定の時間受信することなくタイムアウトし、チャネル001のマルチキャストグループの加入者なしと判断する。そして、チャネル001のマルチキャストグループから脱退するために、IGMP Leave(S001,G001)をER4に送信する(S214)。
ER4は、GW1からIGMP Leave(S001,G001)を受信すると、チャネル001のマルチキャストグループの加入者を確認するために、IGMP Group−Specific Query(S001,G001)をGW1に送信する(S215)。これを受けて、GW1は、IGMP Group−Specific Query(S001,G001)に対して応答することなく放置する。その結果、ER4は、IGMP Group−Specific Query(S001,G001)に対する応答を所定の時間受信することなくタイムアウトし、チャネル001のマルチキャストグループの加入者なしと判断する。そして、チャネル001のマルチキャストグループから脱退するために、WAN3に対してPIM Leave(S001,G001)を送信して、チャネル001のIPマルチキャスト放送データの受信を終了する。
また、GW1は、STB5がS211で送信したIGMP Report(S100,G100)を受信すると、チャネル100のIPマルチキャスト放送データを配信中か否かを判断する。ここでは、チャネル100のIPマルチキャスト放送データが配信中でないものとする。この場合、GW1は、チャネル100が情報源チャネルであるか否かをさらに判断する。ここでは、チャネル100が情報源チャネルであるとする。この場合、GW1は、チャネル100のマルチキャストグループの加入者を確認するために、チャネル100の放送データの送信元アドレスS100およびマルチキャストアドレスG100の指定を伴うIGMP Query(S100,G100)をLAN8上に送信する(S216)。これを受けて、STB5は、IGMP Query(S100,G100)に対する応答としてIGMP Report(S100,G100)をGW1に再度送信する(S217)。
GW1は、STB5からIGMP Report(S100,G100)を再度受信すると、情報源チャネルであるチャネル100のIPマルチキャスト放送データの生成を開始し(S218)、LAN8上に配信する(S219)。STB5は、LAN8上に配信されたチャネル100のIPマルチキャスト放送データを受信して、自身に接続されたTV6へ出力する(S220)。
次に、STB5は、自身に接続されたTV6の視聴者によりチャネル002が選択されると(S230)、チャネル002のマルチキャストグループに加入するために、チャネル002の放送データの送信元アドレスS002およびマルチキャストアドレスG002の指定を伴うIGMP Report(S002,G002)をGW1に送信する(S231)。
また、STB5は、それまで加入していたチャネル100のマルチキャストグループから脱退するために、チャネル100の放送データの送信元アドレスS100およびマルチキャストアドレスG100の指定を伴うIGMP Leave(S100,G100)をGW1に送信する(S232)。
GW1は、STB5からIGMP Leave(S100,G100)を受信すると、チャネル100のマルチキャストグループの加入者を確認するために、チャネル100の放送データの送信元アドレスS100およびマルチキャストアドレスG100の指定を伴うIGMP Group−Specific Query(S100,G100)をLAN8上に送信する(S233)。これを受けて、STB5は、IGMP Group−Specific Query(S100,G100)に対して応答することなく放置する。その結果、GW1は、IGMP Group−Specific Query(S100,G100)に対する応答を所定の時間受信することなくタイムアウトし、チャネル100のマルチキャストグループの加入者なしと判断する。ここで、チャネル100は情報源チャネルである。この場合、GW1は、情報源チャネルであるチャネル100のIPマルチキャスト放送データの生成を停止して、LAN8上への配信を終了する(S234)。
また、GW1は、STB5がS231で送信したIGMP Report(S002,G002)を受信すると、チャネル002のIPマルチキャスト放送データを配信中か否かを判断する。ここでは、チャネル002のIPマルチキャスト放送データが配信中(別のSTBに配信する為、GW1が放送データを受信しLAN上に送信している)であるものとする(図中では、便宜上、S237、S238として表示)。この場合、GW1は、チャネル002のマルチキャストグループの加入者を確認するために、チャネル002の放送データの送信元アドレスS002およびマルチキャストアドレスG002の指定を伴うIGMP Query(S002,G002)をLAN8上に送信する(S235)。これを受けて、STB5は、IGMP Query(S002,G002)に対する応答としてIGMP Report(S002,G002)をGW1に再度送信する(S236)。
これにより、STB5は、LAN8上に配信されているチャネル002のIPマルチキャスト放送データを受信して、それを、自身に接続されたTV6へ出力する(S237、S238、S239)。
なお、図7に示す例では、視聴者が、チャネルの選択をSTB5に指示するようにしているが、STB5に接続されたTV6が、チャネルの選択をSTB5に指示するようにしてもよい。また、図7においては、IGMP ReportおよびIGMP Leaveを受け付けたGW1がIGMP Leaveを優先的に処理するように表記しているが、例えば、IGMP ReportおよびIGMP Leaveを並列的に処理するようにしてもよい(以下の他の実施の形態においても同様)。
以上、本発明の第一実施の形態について説明した。
本実施の形態において、GW1は、STB5から視聴要求を受信した場合に、視聴要求チャネルが情報源チャネルでないならば、ER4から、視聴要求チャネルに対応するIPマルチキャスト放送データを受信して、このIPマルチキャスト放送データをSTB5に配信する。一方、視聴要求チャネルが情報源チャネルであるならば、GW1は、所定の情報源7から受信した情報に基づいてIPマルチキャスト放送データを生成し、このIPマルチキャスト放送データを、視聴要求チャネルに対するIPマルチキャスト放送データとしてSTB5に配信する。
したがって、本実施の形態によれば、PC等の監視端末を用いることなく、ネットワークに接続された様々な機器(情報源7)の情報をTV6で監視することが可能となる。
なお、本実施の形態では、情報源7がLAN8側に接続されている場合を例にとり説明したが、本発明はこれに限定されない。情報源7は、GW1と通信可能であればWAN3側に接続されていてもよい。
また、本実施の形態において、IPマルチキャスト放送データ生成部131は、複数の情報源7から情報を取得して、これらの情報に基づいてTV出力用のAVデータを生成し、このAVデータのIPマルチキャスト放送データを生成するものでもよい。
例えば、DLNA等の通信規格を用いてネットワーク対応の複数の情報家電(情報源7)から仕様情報、設定内容、使用履歴、消費電力データ等のテキストデータを取得して、これらのテキストデータが示す各情報家電の仕様、設定内容、仕様履歴、消費電力等をTV6に表示するためのビデオデータを生成する。そして、このビデオデータのIPマルチキャスト放送データを生成する。
また、本実施の形態において、情報源7は、後述する消費電力を測定する電力測定アダプタであってもよい。そして、この電力測定アダプタを冷蔵庫、エアコン、掃除機、テレビ等の家電あるいは配電盤に取り付けて対象機器の消費電力を測定し、測定データをGW1に送信するようにしてもよい。
図8は、情報源7として利用可能な電力測定アダプタ7Aの概略構成図である。
図示するように、電力測定アダプタ7Aは、電源側のコンセントに接続するためのプラグ71と、対象機器のプラグを接続するためのコンセント72と、電力測定部73と、測定情報記憶部74と、機種設定部75と、通信部76と、測定情報送信部77とを有する。
電力測定部73は、プラグ71に接続された電源側から、コンセント72に接続された対象機器に供給される電力量(例えば当月の消費電力量)を測定して、測定データを測定情報記憶部74に記憶する。
機種設定部75は、例えば複数のディップスイッチで構成され、これらのスイッチのオンオフにより対象機種の種別IDを設定する。本実施の形態は、簡単に機種設定を行うために単純な構成を示したものであり、対象機種の設定をGW1やパーソナルコンピュータ(PC)より実施したり、操作パネルや設定スイッチを設け詳細に設定できるようにしたりしてもよい。
通信部76は、GW1と通信を行うためのインターフェースであり、この通信部76には、例えば、有線LAN、無線LAN、Bluetooth、短距離無線通信規格(Zigbee)、赤外線通信規格IrDA、IrBurst等が用いられる。また、無線通信を行う場合のセキュリティについては、暗号化通信や外部からのネットワーク名の検索に応じないようにするSSIDの隠蔽等を実施している。なお、通信部76に無線LANを用いる場合、LAN8にアクセスポイントを追加するか、あるいは、GW1にアクセスポイントの機能を追加する必要がある。電力線搬送通信(PLC)を用いてGW1と接続する場合は、電力測定部73内に通信部76を備えていればよい。
測定情報送信部77は、通信部76を介してGW1から受信した測定結果通知の送信要求に従い、測定情報記憶部74に記憶されている測定データと、機種設定部75に設定されている種別IDとを含む測定結果通知を、GW1に送信する。
図9は、複数の電力測定アダプタ7Aから測定結果通知を取得してIPマルチキャスト放送データを生成するIPマルチキャスト放送データ生成部131の動作例を説明するためのフロー図である。
IPマルチキャスト放送データ生成部131は、LANIF部12を介してLAN8上に測定結果通知の送信要求を例えばマルチキャストで送信する(S1111)。そして、所定時間T1が経過するまでの間、各電力測定アダプタ7Aから測定結果通知が送られてくるのを待つ(S1112、S1113)。
次に、IPマルチキャスト放送データ生成部131は、所定時間T1が経過するまでに受信した各測定結果通知に含まれている種別IDおよび測定データを用いて、報告用の画面データを生成する(S1114)。
図10(A)は、図9のS1114において生成される報告用の画面データの一例を示す図である。この例では、測定結果通知毎に、測定結果通知に含まれている種別ID1331と、この種別IDに対応する家電種別1332と、測定結果通知に含まれている測定データが示す消費電力量1333と、この消費電力量の予想料金1334とが表示されている。また、消費電力量1333および予想料金1334各々の合計値1335が表示されている。
ここで、家電種別1332は、IPマルチキャスト放送データ生成部131が、例えば予め保持する種別IDと家電種別との対応関係を示すテーブルを用いて特定する。また、予想料金1334は、IPマルチキャスト放送データ生成部131が、例えば予め設定された単価を用いて計算する。
図10(B)は、図9のS1114において生成される報告用の画面データの他の例を示す図である。この例では、測定結果通知毎に、測定結果通知に含まれている種別ID1341と、この種別IDに対応する家電種別1342と、消費電力量を表すグラフ1343とが表示されている。また、消費電力量の合計値を表すグラフ1344が表示されている。
ここで、グラフ1343は、測定結果通知に含まれている測定データが示す消費電力量を表すグラフ1343aを、所定の消費電力量(標準消費電力:例えば目標とすべき消費電力量等)を表すグラフ1344bに重ねることで形成されている。また、グラフ1344は、各測定結果通知に含まれている測定データが示す消費電力量の合計値を表すグラフ1344aを、所定の消費電力量(標準消費電力:例えば目標とすべき消費電力量の合計値等)を表すグラフ1344bに重ねることで形成されている。なお、消費電力量のグラフ1343、1344に代わりに予想料金のグラフを用いてもよい。
次に、IPマルチキャスト放送データ生成部131は報告用の画面データのIPマルチキャスト放送データを生成し、これを、自IPマルチキャスト放送データ生成部131に対応するIPマルチキャスト放送データ記憶部141に記憶する(S1115)。
そして、IPマルチキャスト放送データ生成部131は、上記S1111〜S1115の処理を所定間隔T2毎に繰り返す(S1116)。
このようにすることで、ネットワーク対応でない通常の家電についても、電力の使用状況、節約の必要性等を容易にTV6で監視することが可能となる。
なお、家電毎の電力使用状況ではなく、戸建住宅全体やマンションの一室単位で電力使用状況を把握したい場合には、配電盤に電力測定アダプタを設置するように構成する(図8のプラグ71、コンセント72を端子台等に変更が必要)。若しくは、配電盤自身がネットワーク通信機能を持ち、GW1に電力使用量を通知するようにすればよい。
[第二実施の形態]
本発明の第二実施の形態が適用されたIPマルチキャスト放送ネットワークシステムが、図1に示す本発明の第一実施の形態が適用されたIPマルチキャスト放送ネットワークシステムと異なる点は、GW1に代えてGW1Aを設けたことである。
GW1Aは、STB5の視聴要求チャネルが情報源チャネル以外のチャネルから情報源チャネルに変更された場合に、このSTB5に対して情報源チャネル変更直前に配信していたチャネル(直前配信チャネルと呼ぶ)のIPマルチキャスト放送データが示す映像と、情報源チャネルのIPマルチキャスト放送データが示す映像とを含むIPマルチキャスト放送データを生成する。そして、この生成したIPマルチキャスト放送データを、視聴要求チャネルのIPマルチキャスト放送データとしてLAN8に配信する。
図11は、本発明の第二実施の形態に係るGW1Aの概略構成図である。なお、本実施の形態において、図2に示す第一実施の形態のGW1と同じ機能を有するものには、同じ符号を付している。
図示するように、本実施の形態のGW1Aが、図2に示す第一実施の形態のGW1と異なる点は、記憶部14に直前配信チャネル管理テーブル(TB)144を追加したこと、IPマルチキャスト放送配信部132に代えてIPマルチキャスト放送配信部132Aを設けたこと、および、チャネル管理部133に代えてチャネル管理部133Aを設けたことである。その他の構成は、第一実施の形態のGW1と同様である。
直前配信チャネル管理TB144は、配信中の情報源チャネルのIPマルチキャスト放送データに利用されている直前配信チャネルを管理するためのテーブルである。
図12(A)は、直前配信チャネル管理TB144の登録内容例を模式的に表した図である。図示するように、直前配信チャネル管理TB144には、直前配信チャネルを利用する情報源チャネル毎にレコード1440が登録されている。レコード1440は、情報源チャネルのチャネル番号を登録するフィールド1441と、この情報源チャネルのIPマルチキャスト放送データに利用されている直前配信チャネルのチャネル番号を登録するフィールド1442と、を有する。
IPマルチキャスト放送配信部132Aは、LANIF部12を介してSTB5から受信した視聴要求に従い、IPマルチキャスト放送データをLANIF部12から配信する。
ここで、STB5の視聴要求チャネルが情報源チャネルでない場合、IPマルチキャスト放送配信部132Aは、WANIF部11を介して配信サーバ2から視聴要求チャネルに対応するIPマルチキャスト放送データを受信して、このIPマルチキャスト放送データをLANIF部12から配信する。
一方、STB5の視聴要求チャネルが情報源チャネルである場合、IPマルチキャスト放送配信部132Aは、このSTB5に対する直前配信チャネルが情報源チャネルであるならば、この視聴要求チャネルに対応するIPマルチキャスト放送データ生成部131で生成されたIPマルチキャスト放送データをLANIF部12から配信する。このSTB5に対する直前配信チャネルが情報源チャネルでないならば、この直前配信チャネルのIPマルチキャスト放送データが示す映像と、この視聴要求チャネルに対応するIPマルチキャスト放送データ生成部131で生成されたIPマルチキャスト放送データが示す映像とを含むIPマルチキャスト放送データを生成し、これを視聴要求チャネルのIPマルチキャスト放送データとしてLANIF部12から配信する。
チャネル管理部133Aは、LANIF部12から配信中のIPマルチキャスト放送データのチャネルを管理する。さらに、チャネル管理部133Aは、配信中の情報源チャネルに利用している直前配信チャネルを管理する。
本実施の形態に係るGW1Aの動作は、図4に示す本発明の第一実施の形態に係るGW1の動作フローにおいて、S103で開始される配信開始処理、およびS104で開始される配信停止処理が異なる。
図12は、本発明の第二実施の形態に係るGW1Aの配信開始処理を説明するためのフロー図である。
先ず、IPマルチキャスト放送配信部132Aは、配信チャネル管理TB143を参照し、視聴要求チャネルを配信中であるか否かを調べる(S1131)。視聴要求チャネルが配信中である場合は(S1131でYES)、このフローを終了する。一方、視聴要求チャネルが配信中でない場合(S1131でNO)、IPマルチキャスト放送配信部132Aは、情報源チャネル管理TB142を参照し、視聴要求チャネルが情報源チャネルであるか否かをさらに調べる(S1132)。
視聴要求チャネルが情報源チャネルでない場合(S1132でNO)、IPマルチキャスト放送配信部132Aは、WANIF部11を介して最寄りのER4に視聴要求を転送して、視聴要求チャネルの受信を開始するとともに(S1133)、LANIF部12からの、視聴要求チャネルのIPマルチキャスト放送データの配信を開始する(S1135)。また、チャネル管理部133Aは、配信チャネル管理TB143に視聴要求チャネルのレコード1430を追加し、このレコード1430の各フィールド1421〜1423に、対応する情報を登録する(S1136)。
一方、視聴要求チャネルが情報源チャネルである場合(S1132でYES)、IPマルチキャスト放送配信部132Aは、情報源チャネル管理TB142を参照し、視聴要求チャネルに対応するIPマルチキャスト放送データ生成部131に視聴要求チャネルの生成を指示する。これを受けて、IPマルチキャスト放送データ生成部131は、LANIF部12を介して所定の情報源7から情報を取得し、この情報に基づいてAVデータを生成する。そして、このAVデータのIPマルチキャスト放送データを生成して、自IPマルチキャスト放送データ生成部131に対応するIPマルチキャスト放送データ記憶部141に記憶する(S1134)。
それから、IPマルチキャスト放送配信部132Aは、視聴要求の送信元のSTB5から、この視聴要求と前後して所定の時間内に視聴終了要求を受信したか否かにより、このSTB5に対する直前配信チャネルがあるか否かを判断する(S1137)。所定の時間内に視聴終了要求を受信した場合、つまり、直前配信チャネルがある場合(S1137でYES)、IPマルチキャスト放送配信部132Aは、情報源チャネル管理TB142を参照して、直前配信チャネル(視聴終了要求で指定されている停止対象チャネル)が情報源チャネルであるか否かをさらに判断する(S1138)。
所定の時間内に視聴終了要求を受信していない場合、つまり、直前配信チャネルがない場合(S1137でNO)、あるいは直前配信チャネルが情報源チャネルの場合(S1138でYES)、IPマルチキャスト放送配信部132Aは、情報源チャネル管理TB142を参照し、視聴要求チャネルに対応するIPマルチキャスト放送データ記憶部141からIPマルチキャスト放送データを読み出し、これを視聴要求チャネルのIPマルチキャスト放送データとして、LANIF部12からの配信を開始する(S1135)。また、チャネル管理部133Aは、配信チャネル管理TB143に視聴要求チャネルのレコード1430を追加し、このレコード1430の各フィールド1421〜1423に、対応する情報を登録する(S1136)。
一方、直前配信チャネルが情報源チャネルでない場合(S1138でNO)、IPマルチキャスト放送配信部132Aは、情報源チャネル管理TB142を参照し、視聴要求チャネルに対応するIPマルチキャスト放送データ記憶部141からIPマルチキャスト放送データを読み出し、このIPマルチキャスト放送データが示す映像と、WANIF部11を介して最寄りのER4から受信中である直前配信チャネルのIPマルチキャスト放送データが示す映像とを合成して、新たな合成映像データを生成する(S1139)。
例えば、図13(A)に示すように、視聴要求チャネルに対応するIPマルチキャスト放送データ記憶部141から読み出したIPマルチキャスト放送データが示す映像1351と、最寄りのER4から受信中である直前配信チャネルのIPマルチキャスト放送データが示す映像1352とを並べて合成映像データ1350を生成する。
あるいは、図13(B)に示すように、最寄りのER4から受信中である直前配信チャネルのIPマルチキャスト放送データが示す映像1352の上に、視聴要求チャネルに対応するIPマルチキャスト放送データ記憶部141から読み出したIPマルチキャスト放送データが示す映像1351を重ねて合成映像データ1350を生成する。
放送チャネルと情報源チャネルとが合成された場合の音量については、GW1において複数のチャネルの音量をダイナミック若しくはスタティックに制御できるように構成している。例えば、情報源チャネルの音声出力を予めミュート(消音)設定しておいたり、情報源チャネルの音声出力レベルを放送チャネルと比較して低めに設定したりするものである。
次に、IPマルチキャスト放送配信部132Aは、新たに生成した合成映像データ1350のIPマルチキャスト放送データを生成する。そして、このIPマルチキャスト放送データを視聴要求チャネルのIPマルチキャスト放送データとして、LANIF部12からの配信を開始する(S1140)。また、チャネル管理部133Aは、配信チャネル管理TB143に視聴要求チャネルのレコード1430を追加し、このレコード1430の各フィールド1421〜1423に、対応する情報を登録する。また、直前配信チャネル管理TB144にレコード1440を追加し、このレコード1440のフィールド1441に、情報源チャネルである視聴要求チャネルのチャネル番号を、そしてフィールド1442に直前配信チャネルのチャネル番号を登録する(S1141)。
図14は、本発明の第二実施の形態に係るGW1Aの配信停止処理を説明するためのフロー図である。
先ず、IPマルチキャスト放送配信部132Aは、LANIF部12を介して各STB5に対して、視聴終了要求で指定されている停止対象チャネルのマルチキャストグループの加入者を問い合わせる(S1241)。
この問合せにより停止対象チャネルのマルチキャストグループの加入者がいることを確認した場合は(S1242でNO)、停止対象チャネルの配信を停止することなく、このフローを終了する。
一方、停止対象チャネルのマルチキャストグループの加入者がいないことを確認した場合(S1242でYES)、IPマルチキャスト放送配信部132Aは、情報源チャネル管理TB142を参照し、停止対象チャネルが情報源チャネルであるか否かを調べる(S1243)。停止対象チャネルが情報源チャネルでない場合は(S1243でNO)、S1244に進み、停止対象チャネルが情報源チャネルである場合は(S1243でYES)、S1247に進む。
S1244において、IPマルチキャスト放送配信部132Aは、情報源チャネル管理TB142を参照し、視聴終了要求の送信元のSTB5から、この視聴終了要求の前後所定時間以内に受信した新たな視聴要求で指定されている視聴要求チャネルが情報源チャネルであるか否かを調べる(S1244)。
視聴終了要求の前後所定時間以内に新たな視聴要求を受信していない場合、あるいは、視聴終了要求の前後所定時間以内に受信した新たな視聴要求で指定されている視聴要求チャネルが情報源チャネルでない場合は(S1244でNO)、IPマルチキャスト放送配信部132Aは、WANIF部11を介して最寄りのER4に視聴終了要求を転送して、停止対象チャネルの受信を停止するとともに、停止対象チャネルの配信を終了する(S1245)。また、チャネル管理部133Aは、配信チャネル管理TB143から停止対象チャネルのレコード1430を削除する(S1246)。
一方、視聴終了要求の前後所定時間以内に受信した新たな視聴要求で指定されている視聴要求チャネルが情報源チャネルである場合(S1244でYES)、配信開始処理において、この停止対象チャネルが直前配信チャネルとして情報源チャネルに利用されるため、停止対象チャネルの配信を停止することなく、このフローを終了する。
S1247において、IPマルチキャスト放送配信部132Aは、情報源チャネル管理TB142を参照し、停止対象チャネルに対応するIPマルチキャスト放送データ生成部131による停止対象チャネルの生成を停止するとともに、停止対象チャネルの配信を終了する。また、チャネル管理部133Aは、配信チャネル管理TB143から停止対象チャネルのレコード1430を削除する(S1248)。
次に、IPマルチキャスト放送配信部132Aは、直前配信チャネル管理TB144を参照し、停止対象チャネルに利用されていた直前配信チャネルがあるか否かを調べる(S1249)。停止対象チャネルに利用されていた直前配信チャネルがない場合は(S1249でNO)、このフローを終了する。一方、停止対象チャネルに利用されていた直前配信チャネルがある場合は(S1249でYES)、IPマルチキャスト放送配信部132Aは、LANIF部12を介して各STB5に対して、この直前配信チャネルのマルチキャストグループの加入者を問い合わせる(S1250)。
この問い合わせにより直前配信チャネルのマルチキャストグループの加入者がいることを確認した場合は(S1251でNO)、直前配信チャネルの配信を停止することなく、このフローを終了する。一方、直前配信チャネルのマルチキャストグループの加入者がいないことを確認した場合(S1251でYES)、IPマルチキャスト放送配信部132Aは、WANIF部11を介して最寄りのER4に直前配信チャネルの視聴終了要求を送信して直前配信チャネルの受信を停止するとともに、直前配信チャネルの配信を終了する(S1252)。また、チャネル管理部133Aは、直前配信チャネル管理TB144からこの直前配信チャネルを利用する停止対象チャネルのレコード1440を削除する(S1253)。
次に、本実施の形態が適用されたIPマルチキャスト放送ネットワークシステムの動作例を説明する。
図15は、本発明の第二実施の形態が適用されたIPマルチキャスト放送ネットワークシステムの動作例を説明するためのシーケンス図である。
この例では、IPv4を前提とし、マルチキャストグループを認識するためのプロトコルとして、WAN3側(図15においてER4より右側)ではPIMを用い、LAN8側(STB5とGW1Aとの間、およびGW1AとER4との間)ではIGMPを用いている。なお、IPv6の場合は、LAN8側のプロトコルとしてIGMPの代わりにMLDが用いられる。
STB5は、自身に接続されたTV6の視聴者によりチャネル001が選択されると(S300)、チャネル001のマルチキャストグループに加入するために、チャネル001の放送データの送信元アドレスS001およびマルチキャストアドレスG001の指定を伴うIGMP Report(S001,G001)をGW1Aに送信する(S301)。
GW1Aは、STB5からIGMP Report(S001,G001)を受信すると、チャネル001のIPマルチキャスト放送データを配信中か否かを判断する。ここでは、チャネル001のIPマルチキャスト放送データが配信中でないものとする。この場合、GW1Aは、チャネル001が情報源チャネルであるか否かをさらに判断する。ここでは、チャネル001が情報源チャネルでないものとする。この場合、GW1Aは、IGMP Report(S001,G001)をER4に転送する(S302)。これを受けて、ER4は、チャネル001のマルチキャストグループの加入者を確認するために、チャネル001の放送データの送信元アドレスS001およびマルチキャストアドレスG001の指定を伴うIGMP Query(S001,G001)をGW1Aに送信する(S303)。
GW1Aは、ER4からIGMP Query(S001,G001)を受信したならば、これをLAN8上に転送する(S304)。これを受けて、STB5は、IGMP Query(S001,G001)に対する応答としてIGMP Report(S001,G001)をGW1Aに再度送信する(S305)。
GW1Aは、STB5からIGMP Report(S001,G001)を再度受信すると、これをER4に転送する(S306)。これを受けて、ER4は、チャネル001のIPマルチキャスト放送データをGW1Aに送信する(S307)。
GW1Aは、ER4からチャネル001のIPマルチキャスト放送データを受信すると、これをLAN8上に配信する(S308)。STB5は、LAN8上に配信されたチャネル001のIPマルチキャスト放送データを受信して、これを、自身に接続されたTV6へ出力する(S309)。
次に、STB5は、自身に接続されたTV6の視聴者によりチャネル100が選択されると(S310)、チャネル100のマルチキャストグループに加入するために、チャネル100の放送データ送信元アドレスS100およびマルチキャストアドレスG100の指定を伴うIGMP Report(S100,G100)をGW1Aに送信する(S311)。
また、STB5は、それまで加入していたチャネル001のマルチキャストグループから脱退するために、チャネル001の放送データの送信元アドレスS001およびマルチキャストアドレスG001の指定を伴うIGMP Leave(S001,G001)をGW1Aに送信する(S312)。
GW1Aは、STB5からIGMP Leave(S001,G001)を受信すると、チャネル001のマルチキャストグループの加入者を確認するために、チャネル001の放送データの送信元アドレスS001およびマルチキャストアドレスG001の指定を伴うIGMP Group−Specific Query(S001,G001)をLAN8上に送信する(S313)。これを受けて、STB5は、IGMP Group−Specific Query(S001,G001)に対して応答することなく放置する。その結果、GW1Aは、IGMP Group−Specific Query(S001,G001)に対する応答を所定の時間受信することなくタイムアウトし、チャネル001のマルチキャストグループの加入者なしと判断する。この場合、GW1Aは、IGMP Leave(S001,G001)に先立ってSTB5から受信したIGMP Report(S100,G100)で指定されているチャネル100が情報源チャネルであるか否かをさらに判断する。ここでは、チャネル100が情報源チャネルであるとする。この場合、チャネル001をチャネル100の直前配信チャネルとして利用するため、GW1Aは、チャネル001のマルチキャストグループから脱退しない。
また、GW1Aは、STB5からIGMP Leave(S001,G001)に先立って受信したIGMP Report(S100,G100)に応じて、チャネル100のIPマルチキャスト放送データを配信中か否かを判断する。ここでは、チャネル100のIPマルチキャスト放送データが配信中でないものとする。この場合、GW1は、チャネル100のマルチキャストグループの加入者を確認するために、チャネル100の放送データの送信元アドレスS100およびマルチキャストアドレスG100の指定を伴うIGMP Query(S100,G100)をLAN8上に送信する(S314)。これを受けて、STB5は、IGMP Query(S100,G100)に対する応答としてIGMP Report(S100,G100)をGW1Aに再度送信する(S315)。
GW1Aは、STB5からIGMP Report(S100,G100)を再度受信すると、情報源チャネルであるチャネル100のIPマルチキャスト放送データの生成を開始する(S316)。また、このIPマルチキャスト放送データが示す映像と、直前配信チャネルであるチャネル001のIPマルチキャスト放送データが示す映像とを合成して、新たな合成映像データを生成し(S317)、この合成映像データのIPマルチキャスト放送データをチャネル100のIPマルチキャスト放送データとして、LAN8上に配信する(S318)。STB5は、LAN8上に配信されたチャネル100のIPマルチキャスト放送データを受信して、これを、自身に接続されたTV6へ出力する(S319)。
次に、STB5は、自身に接続されたTV6の視聴者により視聴終了要求(例えば視聴終了ボタンの押下、あるいは同じチャネルボタンの二度押し等)が選択されると(S320)、チャネル100のマルチキャストグループから脱退するために、チャネル100の放送データの送信元アドレスS100およびマルチキャストアドレスG100の指定を伴うIGMP Leave(S100,G100)をGW1Aに送信する(S321)。
GW1Aは、STB5からIGMP Leave(S100,G100)を受信すると、チャネル100のマルチキャストグループの加入者を確認するために、チャネル100の放送データの送信元アドレスS100およびマルチキャストアドレスG100の指定を伴うIGMP Group−Specific Query(S100,G100)をLAN8上に送信する(S322)。これを受けて、STB5は、IGMP Group−Specific Query(S100,G100)に対して応答することなく放置する。その結果、GW1Aは、IGMP Group−Specific Query(S100,G100)に対する応答を所定の時間受信することなくタイムアウトし、チャネル100のマルチキャストグループの加入者なしと判断する。ここで、チャネル100は情報源チャネルである。この場合、GW1Aは、情報源チャネルであるチャネル100のIPマルチキャスト放送データの生成を停止して、LAN8上への配信を終了する(S323)。
また、GW1Aは、直前配信チャネルとしてチャネル100に利用されていたチャネル001のマルチキャストグループの加入者を確認するために、チャネル001の放送データの送信元アドレスS001およびマルチキャストアドレスG001の指定を伴うIGMP Group−Specific Query(S001,G001)をLAN8上に送信する(S324)。これを受けて、STB5は、IGMP Group−Specific Query(S001,G001)に対して応答することなく放置する。その結果、GW1Aは、IGMP Group−Specific Query(S001,G001)に対する応答を所定の時間受信することなくタイムアウトし、チャネル001のマルチキャストグループの加入者なしと判断する。そこで、GW1Aは、チャネル001のマルチキャストグループから脱退するために、IGMP Leave(S001,G001)をER4に送信する(S325)。
ER4は、GW1AからIGMP Leave(S001,G001)を受信すると、チャネル001のマルチキャストグループの加入者を確認するために、IGMP Group−Specific Query(S001,G001)をGW1Aに送信する(S326)。これを受けて、GW1Aは、IGMP Group−Specific Query(S001,G001)に対して応答することなく放置する。その結果、ER4は、IGMP Group−Specific Query(S001,G001)に対する応答を所定の時間受信することなくタイムアウトし、チャネル001のマルチキャストグループの加入者なしと判断する。そして、チャネル001のマルチキャストグループから脱退するために、WAN3に対してPIM Leave(S001,G001)を送信して、チャネル001のIPマルチキャスト放送データの受信を終了する。
なお、図15に示す例では、視聴者が、チャネルの選択、視聴終了をSTB5に指示するようにしているが、STB5に接続されたTV6が、チャネルの選択、視聴終了をSTB5に指示するようにしてもよい。
以上、本発明の第二実施の形態について説明した。
本実施の形態において、GW1Aは、STB5の視聴要求チャネルが情報源チャネル以外のチャネルから情報源チャネルに変更された場合に、このSTB5に対してチャネル変更直前に配信していた情報源チャネル以外のチャネルである直前配信チャネルのIPマルチキャスト放送データが示す映像と、視聴要求チャネルである情報源チャネルのIPマルチキャスト放送データが示す映像とを含むIPマルチキャスト放送データを生成し、この生成したIPマルチキャスト放送データを、視聴要求チャネルのIPマルチキャスト放送データとしてSTB5に配信する。
したがって、本実施の形態によれば、上記第一実施の形態の効果に加え、配信サーバ2が配信するコンテンツを楽しみながら、ネットワークに接続された様々な機器(情報源7)の情報を監視することが可能となる。
[第三実施の形態]
本発明の第三実施の形態が適用されたIPマルチキャスト放送ネットワークシステムが、図1に示す本発明の第一実施の形態が適用されたIPマルチキャスト放送ネットワークシステムと異なる点は、GW1に代えてGW1Bを設けたことである。
GW1Bは、STB5の視聴要求チャネルが情報源チャネルから情報源チャネル以外のチャネルに変更された場合に、この情報源チャネル(直前配信情報源チャネルと呼ぶ)のIPマルチキャスト放送データが示す映像と、変更後のチャネルのIPマルチキャスト放送データが示す映像とを含むIPマルチキャスト放送データを生成する。そして、この生成したIPマルチキャスト放送データを、変更後のチャネルのIPマルチキャスト放送データとしてLAN8に配信する。
図16は、本発明の第三実施の形態に係るGW1Bの概略構成図である。なお、本実施の形態において、図2に示す第一実施の形態のGW1と同じ機能を有するものには、同じ符号を付している。
図示するように、本実施の形態のGW1Bが、図2に示す第一実施の形態のGW1と異なる点は、記憶部14に直前配信情報源チャネル管理テーブル(TB)145を追加したこと、IPマルチキャスト放送配信部132に代えてIPマルチキャスト放送配信部132Bを設けたこと、および、チャネル管理部133に代えてチャネル管理部133Bを設けたことである。その他の構成は、第一実施の形態のGW1と同様である。
直前配信情報源チャネル管理TB145は、配信中のチャネルに利用されている直前配信情報源チャネルを管理するためのテーブルである。
図17(B)は、直前配信情報源チャネル管理TB145の登録内容例を模式的に表した図である。図示するように、直前配信情報源チャネル管理TB145には、直前配信情報源チャネルを利用するチャネル毎にレコード1450が登録されている。レコード1450は、配信中のチャネルのチャネル番号を登録するフィールド1451と、このチャネルに利用されている直前配信情報源チャネルのチャネル番号を登録するフィールド1452とを有する。
IPマルチキャスト放送配信部132Bは、LANIF部12を介してSTB5から受信した視聴要求に従い、IPマルチキャスト放送データをLANIF部12から配信する。
ここで、STB5の視聴要求チャネルが情報源チャネルである場合、IPマルチキャスト放送配信部132Bは、この視聴要求チャネルに対応するIPマルチキャスト放送データ生成部131で生成されたIPマルチキャスト放送データをLANIF部12から配信する。
一方、STB5の視聴要求チャネルが情報源チャネル以外のチャネルである場合、IPマルチキャスト放送配信部132Bは、このSTB5に対する直前配信チャネルが情報源チャネルでないならば、WANIF部11を介して配信サーバ2から、視聴要求チャネルに対応するIPマルチキャスト放送データを受信して、これをLANIF部12から配信する。このSTB5に対する直前配信チャネルが情報源チャネルつまり直前配信情報源チャネルであるならば、この視聴要求チャネルのIPマルチキャスト放送データが示す映像と、この直前配信情報源チャネルに対応するIPマルチキャスト放送データ生成部131で生成されたIPマルチキャスト放送データが示す映像とを含むIPマルチキャスト放送データを生成し、これを視聴要求チャネルのIPマルチキャスト放送データとしてLANIF部12から配信する。
チャネル管理部133Bは、LANIF部12から配信中のIPマルチキャスト放送データのチャネル、および配信中のチャネルに利用している直前配信情報源チャネルを管理する。
本実施の形態に係るGW1Bの動作は、図4に示す本発明の第一実施の形態に係るGW1の動作フローにおいて、S103で開始される配信開始処理、およびS104で開始される配信停止処理が異なる。
図18は、本発明の第三実施の形態に係るGW1Bの配信開始処理を説明するためのフロー図である。
先ず、IPマルチキャスト放送配信部132Bは、配信チャネル管理TB143を参照し、視聴要求チャネルを配信中であるか否かを調べる(S1331)。視聴要求チャネルが配信中である場合は(S1331でYES)、このフローを終了する。一方、視聴要求チャネルが配信中でない場合(S1331でNO)、IPマルチキャスト放送配信部132Bは、情報源チャネル管理TB142を参照し、視聴要求チャネルが情報源チャネルであるか否かをさらに調べる(S1332)。
視聴要求チャネルが情報源チャネルである場合(S1332でYES)、IPマルチキャスト放送配信部132Bは、情報源チャネル管理TB142を参照し、視聴要求チャネルに対応するIPマルチキャスト放送データ生成部131に視聴要求チャネルの生成を指示する。これを受けて、IPマルチキャスト放送データ生成部131は、LANIF部12を介して所定の情報源7から情報を取得し、この情報に基づいてAVデータを生成する。そして、このAVデータのIPマルチキャスト放送データを生成して、これを、自IPマルチキャスト放送データ生成部131に対応するIPマルチキャスト放送データ記憶部141に記憶する(S1333)。
それから、IPマルチキャスト放送配信部132Bは、情報源チャネル管理TB142を参照し、視聴要求チャネルに対応するIPマルチキャスト放送データ記憶部141からIPマルチキャスト放送データを読み出し、これを視聴要求チャネルのIPマルチキャスト放送データとして、LANIF部12からの配信を開始する(S1334)。また、チャネル管理部133Bは、配信チャネル管理TB143に視聴要求チャネルのレコード1430を追加し、このレコード1430の各フィールド1421〜1423に、対応する情報を登録する(S1335)。
一方、視聴要求チャネルが情報源チャネルでない場合(S1332でNO)、IPマルチキャスト放送配信部132Bは、WANIF部11を介して最寄りのER4に視聴要求を転送して、視聴要求チャネルの受信を開始する(S1336)。
それから、IPマルチキャスト放送配信部132Bは、視聴要求の送信元のSTB5から、この視聴要求と前後して所定の時間内に視聴終了要求を受信したか否かにより、このSTB5に対する直前配信チャネルがあるか否かを判断する(S1337)。
所定の時間内に視聴終了要求を受信している場合、つまり、直前配信チャネルがある場合(S1337でYES)、IPマルチキャスト放送配信部132Bは、情報源チャネル管理TB142を参照して、この直前配信チャネル(視聴終了要求で指定されている停止対象チャネル)が情報源チャネルであるか否かをさらに判断する(S1338)。
所定の時間内に視聴終了要求を受信していない場合、つまり、直前配信チャネルがない場合(S1337でNO)、あるいは、直前配信チャネルが情報源チャネルでない場合、つまり、直前配信情報源チャネルが存在しない場合(S1138でNO)、IPマルチキャスト放送配信部132Bは、WANIF部11を介して最寄りのER4から受信中である視聴要求チャネルのIPマルチキャスト放送データの、LANIF部12からの配信を開始する(S1334)。また、チャネル管理部133Bは、配信チャネル管理TB143に視聴要求チャネルのレコード1430を追加し、このレコード1430の各フィールド1421〜1423に、対応する情報を登録する(S1335)。
一方、直前配信チャネルが情報源チャネルである場合、つまり直前配信情報源チャネルが存在する場合(S1338でYES)、IPマルチキャスト放送配信部132Bは、情報源チャネル管理TB142を参照し、直前配信情報源チャネルに対応するIPマルチキャスト放送データ記憶部141からIPマルチキャスト放送データを読出し、このIPマルチキャスト放送データが示す映像と、WANIF部11を介して最寄りのER4から受信中である視聴要求チャネルのIPマルチキャスト放送データが示す映像とを合成して、新たな合成映像データを生成する(S1339)。
例えば、図19(A)に示すように、直前配信情報源チャネルに対応するIPマルチキャスト放送データ記憶部141から読み出したIPマルチキャスト放送データが示す映像1354と、最寄りのER4から受信中である視聴要求チャネルのIPマルチキャスト放送データが示す映像1355とを並べて合成映像データ1353を生成する。
あるいは、図19(B)に示すように、最寄りのER4から受信中である視聴要求チャネルのIPマルチキャスト放送データが示す映像1355の上に、直前配信情報源チャネルに対応するIPマルチキャスト放送データ記憶部141から読み出したIPマルチキャスト放送データが示す映像1354を重ねて合成映像データ1353を生成する。
次に、IPマルチキャスト放送配信部132Bは、新たに生成した合成映像データのIPマルチキャスト放送データを生成する。そして、このIPマルチキャスト放送データを視聴要求チャネルのIPマルチキャスト放送データとして、LANIF部12からの配信を開始する(S1340)。
また、チャネル管理部133Bは、配信チャネル管理TB143に視聴要求チャネルのレコード1430を追加し、このレコード1430の各フィールド1421〜1423に、対応する情報を登録する。また、直前配信情報源チャネル管理TB145にレコード1450を追加し、このレコード1450のフィールド1451に視聴要求チャネルのチャネル番号を、そしてフィールド1452に直前配信情報源チャネルのチャネル番号データを登録する(S1341)。
図20は、本発明の第三実施の形態に係るGW1Bの配信停止処理を説明するためのフロー図である。
先ず、IPマルチキャスト放送配信部132Bは、LANIF部12を介して各STB5に対して、視聴終了要求で指定されている停止対象チャネルのマルチキャストグループの加入者を問い合わせる(S1441)。
この問合せにより停止対象チャネルのマルチキャストグループの加入者がいることを確認した場合は(S1442でNO)、停止対象チャネルの配信を停止することなく、このフローを終了する。
一方、停止対象チャネルのマルチキャストグループの加入者がいないことを確認した場合(S1442でYES)、IPマルチキャスト放送配信部132Bは、情報源チャネル管理TB142を参照し、停止対象チャネルが情報源チャネルであるか否かを調べる(S1443)。停止対象チャネルが情報源チャネルでない場合は(S1443でNO)、S1447に進み、停止対象チャネルが情報源チャネルである場合は(S1443でYES)、S1444に進む。
S1444において、IPマルチキャスト放送配信部132Bは、情報源チャネル管理TB142を参照し、視聴終了要求の送信元のSTB5から、この視聴終了要求の前後所定時間以内に受信した視聴要求で指定されている視聴要求チャネルが情報源チャネルであるか否かを調べる(S1444)。
視聴終了要求の前後所定時間以内に新たな視聴要求を受信していない場合、あるいは、視聴終了要求の前後所定時間以内に受信した新たな視聴要求で指定されている視聴要求チャネルが情報源チャネルでない場合(S1444でNO)、この停止対象チャネルが直前配信情報源チャネルとして視聴要求チャネルに利用されるため、停止対象チャネルの配信を停止することなく、このフローを終了する。
一方、視聴終了要求の前後所定時間以内に受信した新たな視聴要求で指定されている視聴要求チャネルが情報源チャネルである場合は(S1444でYES)、IPマルチキャスト放送配信部132Bは、情報源チャネル管理TB142を参照し、停止対象チャネルに対応するIPマルチキャスト放送データ生成部131による停止対象チャネルの生成を停止するとともに、停止対象チャネルの配信を終了する(S1445)。また、チャネル管理部133Bは、配信チャネル管理TB143から停止対象チャネルのレコード1430を削除する(S1446)。
S1447において、IPマルチキャスト放送配信部132Bは、WANIF部11を介して最寄りのER4に視聴終了要求を転送して停止対象チャネルの受信を停止するとともに、停止対象チャネルの配信を終了する。また、チャネル管理部133Bは、配信チャネル管理TB143から停止対象チャネルのレコード1430を削除する(S1448)。
次に、IPマルチキャスト放送配信部132Bは、直前配信情報源チャネル管理TB145を参照し、停止対象チャネルに利用されていた直前配信情報源チャネルがあるか否かを調べる(S1449)。停止対象チャネルに利用されていた直前配信情報源チャネルがない場合は(S1449でNO)、このフローを終了する。一方、停止対象チャネルに利用されていた直前配信情報源チャネルがある場合は(S1449でYES)、IPマルチキャスト放送配信部132Bは、LANIF部12を介して各STB5に対して、この直前配信情報源チャネルのマルチキャストグループの加入者を問い合わせる(S1450)。
この問い合わせにより直前配信情報源チャネルのマルチキャストグループの加入者がいることを確認した場合は(S1451でNO)、直前配信情報源チャネルの配信を停止することなく、このフローを終了する。一方、直前配信情報源チャネルのマルチキャストグループの加入者がいないことを確認した場合(S1451でYES)、IPマルチキャスト放送配信部132Bは、情報源チャネル管理TB142を参照し、直前配信情報源チャネルに対応するIPマルチキャスト放送データ生成部131による直前配信情報源チャネルの生成を停止するとともに、直前配信情報源チャネルの配信を終了する(S1452)。また、チャネル管理部133Bは、直前配信情報源チャネル管理TB145から、この直前配信情報源チャネルを利用する停止対象チャネルのレコード1450を削除する(S1453)。
次に、本実施の形態が適用されたIPマルチキャスト放送ネットワークシステムの動作例を説明する。
図21は、本発明の第三実施の形態が適用されたIPマルチキャスト放送ネットワークシステムの動作例を説明するためのシーケンス図である。
この例では、IPv4を前提とし、マルチキャストグループを認識するためのプロトコルとして、WAN3側(図21においてER4より右側)ではPIMを用い、LAN8側(STB5とGW1Bとの間、およびGW1BとER4との間)ではIGMPを用いている。なお、IPv6の場合は、LAN8側のプロトコルとしてIGMPの代わりにMLDが用いられる。
STB5は、自身に接続されたTV6の視聴者によりチャネル100が選択されると(S400)、チャネル100のマルチキャストグループに加入するために、チャネル100の放送データの送信元アドレスS100およびマルチキャストアドレスG100の指定を伴うIGMP Report(S100,G100)をGW1Bに送信する(S401)。
GW1Bは、STB5からIGMP Report(S100,G100)を受信すると、チャネル100のIPマルチキャスト放送データを配信中か否かを判断する。ここでは、チャネル100のIPマルチキャスト放送データが配信中でないものとする。この場合、GW1Bは、チャネル100が情報源チャネルであるか否かをさらに判断する。ここでは、チャネル100が情報源チャネルであるとする。この場合、GW1Bは、チャネル100のマルチキャストグループの加入者を確認するために、チャネル100の放送データの送信元アドレスS100およびマルチキャストアドレスG100の指定を伴うIGMP Query(S100,G100)をLAN8上に送信する(S402)。これを受けて、STB5は、IGMP Query(S100,G100)に対する応答としてIGMP Report(S100,G100)をGW1Bに再度送信する(S403)。
GW1Bは、STB5からIGMP Report(S100,G100)を再度受信すると、情報源チャネルであるチャネル100のIPマルチキャスト放送データの生成を開始し(S404)、このIPマルチキャスト放送データをLAN8上に配信する(S405)。STB5は、LAN8上に配信されたチャネル100のIPマルチキャスト放送データを受信して、このIPマルチキャスト放送データを、自身に接続されたTV6へ出力する(S406)。
STB5は、自身に接続されたTV6の視聴者によりチャネル001が選択されると(S410)、チャネル001のマルチキャストグループに加入するために、チャネル001の放送データ送信元アドレスS001およびマルチキャストアドレスG001の指定を伴うIGMP Report(S001,G001)をGW1Bに送信する(S411)。
また、STB5は、それまで加入していたチャネル100のマルチキャストグループから脱退するために、チャネル100の放送データの送信元アドレスS100およびマルチキャストアドレスG100の指定を伴うIGMP Leave(S100,G100)をGW1Bに送信する(S413)。
GW1Bは、STB5からIGMP Leave(S100,G100)を受信すると、チャネル100のマルチキャストグループの加入者を確認するために、チャネル100の放送データの送信元アドレスS100およびマルチキャストアドレスG100の指定を伴うIGMP Group−Specific Query(S100,G100)をLAN8上に送信する(S414)。これを受けて、STB5は、IGMP Group−Specific Query(S100,G100)に対して応答することなく放置する。その結果、GW1Bは、IGMP Group−Specific Query(S100,G100)に対する応答を所定の時間受信することなくタイムアウトし、チャネル100のマルチキャストグループの加入者なしと判断する。この場合、GW1Bは、IGMP Leave(S100,G100)に先立ってSTB5から受信したIGMP Report(S001,G001)で指定されているチャネル001が情報源チャネル以外のチャネルであるか否かをさらに判断する。ここでは、チャネル001が情報源チャネル以外のチャネルであるとする。この場合、チャネル100をチャネル001の直前配信情報源チャネルとして利用するため、GW1Bは、チャネル100のIPマルチキャスト放送データの生成を終了しない。
一方において、GW1Bは、STB5からIGMP Leave(S100,G100)に先立ってIGMP Report(S001,G001)を受信すると、チャネル001のIPマルチキャスト放送データを配信中か否かを判断する。ここでは、チャネル001が配信中でないものとする。この場合、GW1Bは、IGMP Report(S001,G001)をER4に転送する(S412)。これを受けて、ER4は、チャネル001のマルチキャストグループの加入者を確認するために、チャネル001の放送データの送信元アドレスS001およびマルチキャストアドレスG001の指定を伴うIGMP Query(S001,G001)をGW1Bに送信する(S415)。
次に、GW1Bは、ER4からIGMP Query(S001,G001)を受信したならば、これをLAN8上に転送する(S416)。これを受けて、STB5は、IGMP Query(S001,G001)に対する応答としてIGMP Report(S001,G001)をGW1Bに再度送信する(S417)。
GW1Bは、STB5からIGMP Report(S001,G001)を再度受信すると、これをER4に転送する(S418)。これを受けて、ER4は、チャネル001のIPマルチキャスト放送データをGW1Bに送信する(S419)。
GW1Bは、チャネル001のIPマルチキャスト放送データが示す映像と、直前配信情報源チャネルであるチャネル100のIPマルチキャスト放送データが示す映像とを合成して、新たな合成映像データを生成し(S420)、この合成映像データのIPマルチキャスト放送データをチャネル001のIPマルチキャスト放送データとして、LAN8上に配信する(S421)。STB5は、LAN8上に配信されたチャネル001のIPマルチキャスト放送データを受信して、これを、自身に接続されたTV6へ出力する(S422)。
次に、STB5は、自身に接続されたTV6の視聴者により視聴終了要求(例えば視聴終了ボタンの押下、あるいは同じチャネルボタンの二度押し等)が選択されると(S430)、チャネル001のマルチキャストグループから脱退するために、チャネル001の放送データの送信元アドレスS001およびマルチキャストアドレスG001の指定を伴うIGMP Leave(S001,G001)をGW1Bに送信する(S431)。
GW1Bは、STB5からIGMP Leave(S001,G001)を受信すると、チャネル001のマルチキャストグループの加入者を確認するために、チャネル001の放送データの送信元アドレスS001およびマルチキャストアドレスG001の指定を伴うIGMP Group−Specific Query(S001,G001)をLAN8上に送信する(S432)。これを受けて、STB5は、IGMP Group−Specific Query(S001,G001)に対して応答することなく放置する。その結果、GW1Bは、IGMP Group−Specific Query(S001,G001)に対する応答を所定の時間受信することなくタイムアウトし、チャネル001のマルチキャストグループの加入者なしと判断する。そこで、GW1Bは、チャネル001のマルチキャストグループから脱退するために、IGMP Leave(S001,G001)をER4に送信する(S433)。
ER4は、GW1BからIGMP Leave(S001,G001)を受信すると、チャネル001のマルチキャストグループの加入者を確認するために、IGMP Group−Specific Query(S001,G001)をGW1Bに送信する(S434)。これを受けて、GW1Bは、IGMP Group−Specific Query(S001,G001)に対して応答することなく放置する。その結果、ER4は、IGMP Group−Specific Query(S001,G001)に対する応答を所定の時間受信することなくタイムアウトし、チャネル001のマルチキャストグループの加入者なしと判断する。そして、チャネル001のマルチキャストグループから脱退するために、WAN3に対してPIM Leave(S001,G001)を送信して、チャネル001のIPマルチキャスト放送データの受信を終了する。
また、GW1Bは、直前配信情報源チャネルとしてチャネル001に利用されていたチャネル100のマルチキャストグループの加入者を確認するために、チャネル100の放送データの送信元アドレスS100およびマルチキャストアドレスG100の指定を伴うIGMP Group−Specific Query(S100,G100)をLAN8上に送信する(S435)。これを受けて、STB5は、IGMP Group−Specific Query(S100,G100)に対して応答することなく放置する。その結果、GW1Bは、IGMP Group−Specific Query(S100,G100)に対する応答を所定の時間受信することなくタイムアウトし、チャネル100のマルチキャストグループの加入者なしと判断する。そこで、GW1Bは、チャネル100のIPマルチキャスト放送データの生成を終了する(S436)。
なお、図21に示す例では、視聴者が、チャネルの選択、視聴終了をSTB5に指示するようにしているが、STB5に接続されたTV6が、チャネルの選択、視聴終了をSTB5に指示するようにしてもよい。
以上、本発明の第三実施の形態について説明した。
本実施の形態において、GW1Bは、STB5の視聴要求チャネルが情報源チャネルから情報源チャネル以外のチャネルに変更された場合に、このSTB5に対してチャネル変更直前に配信していた情報源チャネルである直前配信情報源チャネルのIPマルチキャスト放送データが示す映像と、視聴要求チャネルのIPマルチキャスト放送データが示す映像とを含むIPマルチキャスト放送データを生成し、この生成したIPマルチキャスト放送データを、視聴要求チャネルのIPマルチキャスト放送データとしてSTB5に配信する。
したがって、本実施の形態によれば、上記第一実施の形態の効果に加え、配信サーバ2が配信するコンテンツを楽しみながら、ネットワークに接続された様々な機器(情報源7)の情報を監視することが可能となる。
なお、本実施の形態のGW1Bに、上記第二実施の形態のGW1Aの機能を追加することで、情報源チャネル以外のチャネルから情報要求チャネルへ、あるいは、情報源チャネルから情報源チャネル以外のチャネルに切り替えられた場合に、情報源チャネルのIPマルチキャスト放送データが示す映像と、情報源チャネル以外のチャネルのIPマルチキャスト放送データが示す映像とを含む合成映像のIPマルチキャスト放送データが、視聴要求チャネルのIPマルチキャスト放送データとして配信されるようにしてもよい。
[第四実施の形態]
本発明の第四実施の形態が適用されたIPマルチキャスト放送ネットワークシステムが、図1に示す本発明の第一実施の形態が適用されたIPマルチキャスト放送ネットワークシステムと異なる点は、GW1に代えてGW1Cを設けたことである。
GW1Cは、STB5の視聴要求チャネルが情報源チャネル以外のチャネルに変更された場合に、所定のチャネル切り替え時間t中、所定の情報源チャネル(常用情報源チャネルと呼ぶ)のIPマルチキャスト放送データを、視聴要求チャネルのIPマルチキャスト放送データとしてLAN8に配信する。
図22は、本発明の第四実施の形態に係るGW1Cの概略構成図である。なお、本実施の形態において、図2に示す第一実施の形態のGW1と同じ機能を有するものには、同じ符号を付している。
図示するように、本実施の形態のGW1Cが、図2に示す第一実施の形態のGW1と異なる点は、IPマルチキャスト放送配信部132に代えてIPマルチキャスト放送配信部132Cを設けたこと、および、所定のIPマルチキャスト放送データ生成部131およびIPマルチキャスト放送データ記憶部141を、常用情報源チャネルの常用IPマルチキャスト放送データ生成部131Cおよび常用IPマルチキャスト放送データ記憶部141Cに設定したことである。その他の構成は、第一実施の形態のGW1と同様である。
常用IPマルチキャスト放送データ生成部131Cは、常時もしくは定期的に、LANIF部12を介して所定の情報源7から情報を取得し、この取得した情報に基づいてTV出力用のAVデータを生成する。そして、AVデータのIPマルチキャスト放送データを常用IPマルチキャスト放送データ記憶部141Cに記憶する。
IPマルチキャスト放送配信部132Cは、LANIF部12を介してSTB5から受信した視聴要求に従い、IPマルチキャスト放送データをLANIF部12から配信する。
ここで、STB5の視聴要求チャネルが情報源チャネル以外のチャネルである場合、IPマルチキャスト放送配信部132Cは、WANIF部11を介して配信サーバ2から、視聴要求チャネルに対応するIPマルチキャスト放送データを受信して、これをLANIF部12から配信する。一方、視聴要求チャネルが情報源チャネルである場合、この視聴要求チャネルに対応するIPマルチキャスト放送データ生成部131で生成されたIPマルチキャスト放送データをLANIF部12から配信する。
また、STB5の視聴要求チャネルが情報源チャネル以外のチャネルに変更された場合、IPマルチキャスト放送配信部132Cは、所定のチャネル切り替え時間t中、常用IPマルチキャスト放送データ生成部131Cで生成されたIPマルチキャスト放送データを、視聴要求チャネルのIPマルチキャスト放送データとしてLANIF部12から配信し、それから、WANIF部11を介して配信サーバ2から受信した視聴要求チャネルのIPマルチキャスト放送データをLANIF部12から配信する。
本実施の形態に係るGW1Cの動作は、図4に示す本発明の第一実施の形態に係るGW1の動作フローにおいて、S103で開始される配信開始処理が異なる。
図23は、本発明の第四実施の形態に係るGW1Cの配信開始処理を説明するためのフロー図である。
先ず、IPマルチキャスト放送配信部132Cは、配信チャネル管理TB143を参照し、視聴要求チャネルを配信中であるか否かを調べる(S1531)。視聴要求チャネルが配信中である場合は(S1531でYES)、このフローを終了する。一方、視聴要求チャネルが配信中でない場合(S1531でNO)、IPマルチキャスト放送配信部132Cは、情報源チャネル管理TB142を参照し、視聴要求チャネルが情報源チャネルであるか否かをさらに調べる(S1532)。
視聴要求チャネルが情報源チャネルである場合(S1532でYES)、IPマルチキャスト放送配信部132Cは、情報源チャネル管理TB142を参照し、視聴要求チャネルに対応するIPマルチキャスト放送データ生成部131に視聴要求チャネルの生成を指示する。これを受けて、IPマルチキャスト放送データ生成部131は、LANIF部12を介して所定の情報源7から情報を取得し、この情報に基づいてAVデータを生成する。そして、このAVデータのIPマルチキャスト放送データを生成して、これを、自IPマルチキャスト放送データ生成部131に対応するIPマルチキャスト放送データ記憶部141に記憶する(S1533)。
次に、IPマルチキャスト放送配信部132Cは、情報源チャネル管理TB142を参照し、視聴要求チャネルに対応するIPマルチキャスト放送データ記憶部141からIPマルチキャスト放送データを読み出し、これを視聴要求チャネルのIPマルチキャスト放送データとして、LANIF部12からの配信を開始する(S1534)。その後、S1539に進む。
一方、視聴要求チャネルが情報源チャネルでない場合(S1532でNO)、IPマルチキャスト放送配信部132Cは、WANIF部11を介して最寄りのER4に視聴要求を転送して、視聴要求チャネルの受信を開始する(S1535)。また、IPマルチキャスト放送配信部132Cは、常用IPマルチキャスト放送データ記憶部141Cから常用情報源チャネルのIPマルチキャスト放送データを読み出し、これを視聴要求チャネルのIPマルチキャスト放送データとして、LANIF部12からの配信を開始する(S1536)。
次に、IPマルチキャスト放送配信部132Cは、所定の切り替え時間tが経過するのを待つ(S1537)。ここで、切り替え時間tは、IPマルチキャスト放送のチャネル切り替えにかかる時間(チャネル切り替えの際に、本実施の形態の適用がなければTV6の画面に何も表示されない時間)を考慮して定めるとよい。
次に、IPマルチキャスト放送配信部132Cは、所定の切り替え時間tが経過したならば(S1537でYES)、常用IPマルチキャスト放送データ記憶部141Cからの常用情報源チャネルのIPマルチキャスト放送データの読み出しおよび配信を停止する。そして、WANIF部11を介して最寄りのER4から受信した視聴要求チャネルのIPマルチキャスト放送データのLANIF部12からの配信を開始する(S1538)。その後、S1539に進む。
S1539において、チャネル管理部133は、配信チャネル管理TB143に視聴要求チャネルのレコード1430を追加し、このレコード1430の各フィールド1421〜1423に、対応する情報を登録する(S1539)。
次に、本実施の形態が適用されたIPマルチキャスト放送ネットワークシステムの動作例を説明する。
図24は、本発明の第四実施の形態が適用されたIPマルチキャスト放送ネットワークシステムの動作例を説明するためのシーケンス図である。
この例では、IPv4を前提とし、マルチキャストグループを認識するためのプロトコルとして、WAN3側(図24においてER4より右側)ではPIMを用い、LAN8側(STB5とGW1Cとの間、およびGW1CとER4との間)ではIGMPを用いている。なお、IPv6の場合は、LAN8側のプロトコルとしてIGMPの代わりにMLDが用いられる。
STB5は、自身に接続されたTV6の視聴者によりチャネル001が選択されると(S500)、チャネル001のマルチキャストグループに加入するために、チャネル001の放送データの送信元アドレスS001およびマルチキャストアドレスG001の指定を伴うIGMP Report(S001,G001)をGW1Cに送信する(S501)。
GW1Cは、STB5からIGMP Report(S001,G001)を受信すると、チャネル001のIPマルチキャスト放送データを配信中か否かを判断する。ここでは、チャネル001のIPマルチキャスト放送データを配信中でないものとする。この場合、GW1Cは、チャネル001が情報源チャネルであるか否かをさらに判断する。ここでは、チャネル001が情報源チャネルでないものとする。この場合、GW1Cは、IGMP Report(S001,G001)をER4に転送する(S502)。これを受けて、ER4は、チャネル001のマルチキャストグループの加入者を確認するために、チャネル001の放送データの送信元アドレスS001およびマルチキャストアドレスG001の指定を伴うIGMP Query(S001,G001)をGW1Cに送信する(S503)。
次に、GW1Cは、ER4からIGMP Query(S001,G001)を受信したならば、これをLAN8上に転送する(S504)。これを受けて、STB5は、IGMP Query(S001,G001)に対する応答としてIGMP Report(S001,G001)をGW1Cに再度送信する(S505)。
GW1Cは、STB5からIGMP Report(S001,G001)を再度受信すると、これをER4に転送する(S506)。これを受けて、ER4は、チャネル001のIPマルチキャスト放送データをGW1Cに送信する(S507)。
GW1Cは、ER4からチャネル001のIPマルチキャスト放送データを受信すると、これをLAN8上に配信する(S508)。STB5は、LAN8上に配信されたチャネル001のIPマルチキャスト放送データを受信して、これを、自身に接続されたTV6へ出力する(S509)。
次に、STB5は、自身に接続されたTV6の視聴者によりチャネル002が選択されると(S510)、チャネル002のマルチキャストグループに加入するために、チャネル002の放送データ送信元アドレスS002およびマルチキャストアドレスG002の指定を伴うIGMP Report(S002,G002)をGW1Cに送信する(S511)。
また、STB5は、それまで加入していたチャネル001のマルチキャストグループから脱退するために、チャネル001の放送データの送信元アドレスS001およびマルチキャストアドレスG001の指定を伴うIGMP Leave(S001,G001)をGW1Cに送信する(S513)。
GW1Cは、STB5からIGMP Leave(S001,G001)を受信すると、このIGMP Leave(S001,G001)に先立ってSTB5から受信したIGMP Report(S002,G002)で指定されているチャネル002が配信中でないこと、および情報源チャネルでないことを確認して、常用情報源チャネルのIPマルチキャスト放送データを常用IPマルチキャスト放送データ記憶部141Cから読出し(S514)、チャネル002のIPマルチキャスト放送データとしてLAN8上に配信する(S515)。STB5は、LAN8上に配信されたチャネル002のIPマルチキャスト放送データを受信して、これを、自身に接続されたTV6へ出力する(S516)。
また、GW1Cは、チャネル001のマルチキャストグループの加入者を確認するために、チャネル001の放送データの送信元アドレスS001およびマルチキャストアドレスG001の指定を伴うIGMP Group−Specific Query(S001,G001)をLAN8上に送信する(S517)。これを受けて、STB5は、IGMP Group−Specific Query(S001,G001)に対して応答することなく放置する。その結果、GW1Cは、IGMP Group−Specific Query(S001,G001)に対する応答を所定の時間受信することなくタイムアウトし、チャネル001のマルチキャストグループの加入者なしと判断する。そして、チャネル001のマルチキャストグループから脱退するために、IGMP Leave(S001,G001)をER4に送信する(S518)。
ER4は、GW1CからIGMP Leave(S001,G001)を受信すると、チャネル001のマルチキャストグループの加入者を確認するために、IGMP Group−Specific Query(S001,G001)をGW1Cに送信する(S519)。これを受けて、GW1Cは、IGMP Group−Specific Query(S001,G001)に対して応答することなく放置する。その結果、ER4は、IGMP Group−Specific Query(S001,G001)に対する応答を所定の時間受信することなくタイムアウトし、チャネル001のマルチキャストグループの加入者なしと判断する。そして、チャネル001のマルチキャストグループから脱退するために、WAN3に対してPIM Leave(S001,G001)を送信して、チャネル001のIPマルチキャスト放送データの受信を終了する。
一方において、GW1Cは、IGMP Leave(S001,G001)に先立ってSTB5から受信したIGMP Report(S002,G002)に対して、このIGMP Report(S002,G002)をER4に転送する(S512)。これを受けて、ER4は、チャネル002のマルチキャストグループの加入者を確認するために、チャネル002の放送データの送信元アドレスS002およびマルチキャストアドレスG002の指定を伴うIGMP Query(S002,G002)をGW1Cに送信する(S520)。
GW1Cは、ER4からIGMP Query(S002,G002)を受信したならば、これをLAN8上に転送する(S521)。これを受けて、STB5は、IGMP Query(S002,G002)に対する応答としてIGMP Report(S002,G002)をGW1Cに再度送信する(S522)。
GW1Cは、STB5からIGMP Report(S002,G002)を再度受信すると、これをER4に転送する(S523)。これを受けて、ER4は、チャネル002のIPマルチキャスト放送データをGW1Cに送信する(S524)。
GW1Cは、常用情報源チャネルのIPマルチキャスト放送データがチャネル002のIPマルチキャスト放送データとして配信開始されてから所定の切り替え時間tを経過したならば、ER4から受信中のチャネル002のIPマルチキャスト放送データをLAN8上に配信する(S525)。STB5は、LAN8上に配信されたチャネル002のIPマルチキャスト放送データを受信して、これを、自身に接続されたTV6へ出力する(S526)。
以上、本発明の第四実施の形態について説明した。
本実施の形態において、GW1Cは、STB5の視聴要求チャネルが情報源チャネル以外のチャネルに変更された場合に、所定のチャネル切り替え時間t中、常用情報源チャネルのIPマルチキャスト放送データを、視聴要求チャネルのIPマルチキャスト放送データとしてLAN8に配信する。
したがって、本実施の形態によれば、上記第一実施の形態の効果に加え、チャネル切り替えの際にTV6の画面が無表示になる時間を利用して情報源7の情報を知らせることができる。
なお、本実施の形態のGW1Cに、上記第二実施の形態のGW1Aの機能および上記第三実施の形態のGW1Bの機能の少なくとも一方を追加することで、本実施の形態においても、情報源チャネル以外のチャネルから情報要求チャネルへ、あるいは、情報源チャネルから情報源チャネル以外のチャネルに切り替えられた場合に、情報源チャネルのIPマルチキャスト放送データが示す映像と、情報源チャネル以外のチャネルのIPマルチキャスト放送データが示す映像とを含む映像のIPマルチキャスト放送データが、視聴要求チャネルのIPマルチキャスト放送データとして配信されるようにしてもよい。
以上、本発明の各実施の形態について説明した。
なお、本発明は上記の各実施の形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で数々の変形が可能である。
例えば、上記の各実施の形態において、GW1、1A〜1Cを、配下のSTB5と同じ筐体に収めて一体化しても構わない。
また、上記の各実施の形態においては、情報源チャネルのTVへの表示を視聴者のチャネル選択により行っているが、GW1(1A〜1C)の設定により固定若しくは任意の情報源チャネルをSTB経由でTVに表示するようにしてもよい。
例えば、GW1に情報源チャネル出力のボタンを設け、それを押下(ON)することで固定の情報源チャネルを視聴中の放送チャネルに合成してTV表示させ、再押下(OFF)することで、情報源チャネルの合成を解除するというものである。
また、上記の各実施の形態において、GW1、1A〜1Cの構成は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などの集積ロジックICによりハード的に実行されるものでもよい。あるいは、DSP(Digital Signal Processor)によりソフト的に実行されるものでもよい。もしくは、CPU、メモリ、HDD、DVD−ROM等の補助記憶装置、およびNIC(Network Interface Card)を備えたPC(Personal Computer)等の汎用コンピュータにおいて、CPUが所定のプログラムを補助記憶装置からメモリ上にロードして実行することにより実現されるものでもよい。
図1は、本発明の第一実施の形態が適用されたIPマルチキャスト放送ネットワークシステムの概略図である。 図2は、本発明の第一実施の形態に係るGW1の概略構成図である。 図3(A)は、情報源チャネル管理TB142の登録内容例を模式的に表した図であり、図3(B)は、配信チャネル管理TB143の登録内容例を模式的に表した図である。 図4は、本発明の第一実施の形態に係るGW1の動作を説明するためのフロー図である。 図5は、図4のS103で開始される配信開始処理を説明するためのフロー図である。 図6は、図4のS104で開始される配信停止処理を説明するためのフロー図である。 図7は、本発明の第一実施の形態が適用されたIPマルチキャスト放送ネットワークシステムの動作例を説明するためのシーケンス図である。 図8は、情報源7として利用可能な電力測定アダプタ7Aの概略構成図である。 図9は、複数の電力測定アダプタ7Aから測定結果通知を取得してIPマルチキャスト放送データを生成するIPマルチキャスト放送データ生成部131の動作例を説明するためのフロー図である。 図10(A)は、図9のS1114において生成される報告用の画面データの一例を示す図であり、図10(B)は、図9のS1114において生成される報告用の画面データの他の例を示す図である。 図11は、本発明の第二実施の形態に係るGW1Aの概略構成図である。 図12は、本発明の第二実施の形態に係るGW1Aの配信開始処理を説明するためのフロー図である。 図13(A)および図13(B)は、本発明の第二実施の形態における画面例を説明するための図である。 図14は、本発明の第二実施の形態に係るGW1Aの配信停止処理を説明するためのフロー図である。 図15は、本発明の第二実施の形態が適用されたIPマルチキャスト放送ネットワークシステムの動作例を説明するためのシーケンス図である。 図16は、本発明の第三実施の形態に係るGW1Bの概略構成図である。 図17(A)は、直前配信チャネル管理TB144の登録内容例を模式的に表した図であり、図17(B)は、直前配信情報源チャネル管理TB145の登録内容例を模式的に表した図である。 図18は、本発明の第三実施の形態に係るGW1Bの配信開始処理を説明するためのフロー図である。 図19(A)および図19(B)は、本発明の第三実施の形態における画面例を説明するための図である。 図20は、本発明の第三実施の形態に係るGW1Bの配信停止処理を説明するためのフロー図である。 図21は、本発明の第三実施の形態が適用されたIPマルチキャスト放送ネットワークシステムの動作例を説明するためのシーケンス図である。 図22は、本発明の第四実施の形態に係るGW1Cの概略構成図である。 図23は、本発明の第四実施の形態に係るGW1Cの配信開始処理を説明するためのフロー図である。 図24は、本発明の第四実施の形態が適用されたIPマルチキャスト放送ネットワークシステムの動作例を説明するためのシーケンス図である。 図25は、従来のIPマルチキャスト放送対応のゲートウェイの動作例を説明するためのシーケンス図である。
符号の説明
1、1A、1B、1C:GW、2:配信サーバ、3:WAN、4:ER、5:STB、6:TV、7:情報源、7A:電力測定アダプタ、11:WANIF部、12:LANIF部、13:主制御部、14:記憶部、71:プラグ、72:コンセント、73:電力測定部、74:測定情報記憶部、75:機種設定部、76:通信部、77:測定情報送信部、131:IPマルチキャスト放送データ生成部、131C:常用IPマルチキャスト放送データ生成部、132、132A、132B、132C:IPマルチキャスト放送配信部、133、133A、133B:チャネル管理部、141:IPマルチキャスト放送データ記憶部、141C:常用IPマルチキャスト放送データ記憶部、142:情報源チャネル管理TB、143:配信チャネル管理TB、144:直前配信チャネル管理TB、145:直前配信情報源チャネル管理TB

Claims (7)

  1. 配下の端末にIPマルチキャスト放送を配信するゲートウェイであって、
    IP網に接続するためのIP網インターフェース手段と、
    前記配下の端末を接続するための端末インターフェース手段と、
    情報源を接続するための情報源インターフェース手段と、
    前記IP網インターフェース手段を介して前記IP網から、前記配下の端末の視聴要求チャネルに対応するIPマルチキャスト放送データを受信して、当該IPマルチキャスト放送データを前記端末インターフェース手段から配信するIPマルチキャスト放送配信手段と、
    前記情報源インターフェース手段を介して前記情報源から受信した情報に基づいてIPマルチキャスト放送データを生成するIPマルチキャスト放送データ生成手段と、を有し、
    前記IPマルチキャスト放送配信手段は、
    前記配下の端末の視聴要求チャネルが所定のチャネルである場合に、前記IPマルチキャスト放送データ生成手段により生成されたIPマルチキャスト放送データを、前記視聴要求チャネルに対応するIPマルチキャスト放送データとして前記端末インターフェース手段から配信する
    ことを特徴とするゲートウェイ。
  2. 配下の端末にIPマルチキャスト放送を配信するゲートウェイであって、
    IP網に接続するためのIP網インターフェース手段と、
    前記配下の端末を接続するための端末インターフェース手段と、
    情報源を接続するための情報源インターフェース手段と、
    前記IP網インターフェース手段を介して前記IP網から、前記配下の端末の視聴要求チャネルに対応するIPマルチキャスト放送データを受信して、当該IPマルチキャスト放送データを前記端末インターフェース手段から配信するIPマルチキャスト放送配信手段と、
    前記情報源インターフェース手段を介して前記情報源から受信した情報に基づいてIPマルチキャスト放送データを生成するIPマルチキャスト放送データ生成手段と、を有し、
    前記IPマルチキャスト放送配信手段は、
    前記配下の端末の視聴要求チャネルが所定のチャネル以外の任意のチャネルから前記所定のチャネルに変更された場合に、前記IP網インターフェース手段を介して前記IP網から受信した任意のチャネルに対応するIPマルチキャスト放送データが示す映像と、前記IPマルチキャスト放送データ生成手段により生成されたIPマルチキャスト放送データが示す映像とを含むIPマルチキャスト放送データを生成し、生成したIPマルチキャスト放送データを、前記配下の端末の視聴要求チャネルに対応するIPマルチキャスト放送データとして前記端末インターフェース手段から配信する
    ことを特徴とするゲートウェイ。
  3. 請求項1又は2に記載のゲートウェイであって、
    前記IPマルチキャスト放送配信手段は、
    前記配下の端末の視聴要求チャネルが前記所定のチャネルから前記所定のチャネル以外の任意のチャネルに変更された場合に、前記IP網インターフェース手段を介して前記IP網から受信した当該任意のチャネルに対応するIPマルチキャスト放送データが示す映像と、前記IPマルチキャスト放送データ生成手段により生成されたIPマルチキャスト放送データが示す映像とを含むIPマルチキャスト放送データを生成し、生成したIPマルチキャスト放送データを前記視聴要求チャネルに対応するIPマルチキャスト放送データとして、前記端末インターフェース手段から配信する
    ことを特徴とするゲートウェイ。
  4. 請求項1乃至3の何れか一項に記載のゲートウェイであって、
    前記配下の端末が一体化されていることを特徴とするゲートウェイ。
  5. 請求項1乃至4の何れか一項に記載のゲートウェイと、当該ゲートウェイに情報を提供する情報源と、を有するIPマルチキャスト放送配信システムであって、
    前記情報源は、
    測定対象の電気機器の消費電力を計測する電力計測手段と、
    前記電力計測手段の計測情報を前記ゲートウェイに通知する情報通知手段と、を有する
    ことを特徴とするIPマルチキャスト放送配信システム。
  6. 請求項5に記載のIPマルチキャスト放送配信システムであって、
    前記IPマルチキャスト放送データ生成手段は、
    前記情報源インターフェース手段を介して前記情報源から受信した計測情報に基づいて、前記測定対象の電気機器の消費電力量と所定の標準電力量とが対比された映像を示すIPマルチキャスト放送データを生成する
    ことを特徴とするIPマルチキャスト放送配信システム。
  7. 配下の端末にIPマルチキャスト放送を配信するIPマルチキャスト放送配信方法であって、
    前記配下の端末から視聴要求チャネルを受信した場合に、当該視聴要求チャネルが所定のチャネルでないならば、IP網から、当該視聴要求チャネルに対応するIPマルチキャスト放送データを受信して、当該IPマルチキャスト放送データを前記配下の端末に配信し、当該視聴要求チャネルが所定のチャネルであるならば、所定の情報源から受信した情報に基づいてIPマルチキャスト放送データを生成し、当該IPマルチキャスト放送データを、当該視聴要求チャネルに対するIPマルチキャスト放送データとして、前記配下の端末に配信する
    ことを特徴とするIPマルチキャスト放送配信方法。
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